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Ⅲ.前年度までの調査との比較分析
Ⅲ.前年度までの調査との比較分析 Ⅲ.前年度までの調査との比較分析 1.前年度までの調査との比較分析方法及び項目 (1) 前年度までの調査との比較分析方法 ・本調査は、新築評価住宅の居住者を対象として、住宅性能表示制度の認知状況や住宅の性能 等に対する満足度等が年を追うごとにどのように変化しているかを分析・整理することによ り、住宅性能表示制度の普及状況等の実態を把握することを目的のひとつとしている。 ・平成 13 年度調査については、住宅性能表示制度のスタートから日が浅いこともあり、すべ ての評価住宅を対象とすることができた。 ・しかし、平成 14 年度及び本年度の調査においては、建設住宅性能評価書の交付実績が伸び てきたため、一定のルールに従った抽出調査とすることにより、評価住宅の実態等を捉える ことを試みた。 ・このため、前年度までの調査との比較を行うに当たっては、アンケートサンプルから得られ たデータを、母集団(この場合、建設住宅性能評価書の交付実績戸数)とアンケートサンプ ルの関係から補正することが必要になる。 ・ここでは、住宅の建て方別実績値を用いたウェイトバックを行うことにより、前年度までの 調査と本年度調査の比較分析を試みることとした。 ・ウェイトバックに用いたウェイト値は次のとおりである。 ■各年度調査のアンケートサンプルと母集団 (戸) アンケート 母集団 ウェイト値 サンプル (実績値) [A] [B] [B/A] ■平成13年度調査のアンケートサンプルと母集団 総数 住宅数 712 4,873 6.84 構成比 100.0% 100.0% 1.00 戸建住宅 住宅数 608 3,748 6.16 構成比 85.4% 76.9% 0.90 共同住宅等 住宅数 104 1,125 10.82 構成比 14.6% 23.1% 1.58 ■平成14年度調査のアンケートサンプルと母集団 総数 住宅数 1,550 28,625 18.47 構成比 100.0% 100.0% 1.00 戸建住宅 住宅数 799 10,296 12.89 構成比 51.5% 36.0% 0.70 共同住宅等 住宅数 751 18,329 24.41 構成比 48.5% 64.0% 1.32 ■平成15年度調査のアンケートサンプルと母集団 総数 住宅数 1,473 72,379 49.14 構成比 100.0% 100.0% 1.00 戸建住宅 住宅数 830 26,135 31.49 構成比 56.3% 36.1% 0.64 共同住宅等 住宅数 643 46,244 71.92 構成比 43.7% 63.9% 1.46 −39− ※1)アンケートサンプルは、調査票の回収戸 数である。 ※2)母集団は、各調査対象期間における建設 住宅性能評価書の交付実績戸数である。 ○平成13年度調査の調査対象期間 :評価住宅供給開始時(平成12年10月) ∼平成13年12月末 ○平成14年度調査の調査対象期間 :平成14年1月∼平成14年10月末 ○平成15年度調査の調査対象期間 :平成15年1月∼平成15年12月末 (2) 前年度までの調査との比較分析項目 ・経年変化の傾向を把握するための比較分析の必要性について検討したうえで、次表の「前年 度までの調査結果の比較の有無」欄に●印及び○印のある項目について比較分析を行った。 ■前年度までの調査結果との比較分析の有無と判断理由 (凡例) ●印:前年度までの結果と比較分析する項目 ○印:平成14年度と平成15年度調査の比較分析のみ行う項目 ×印:前年度までの結果と比較分析しない項目 前年度までの 判断理由 「Ⅱ.平成15年度調査結果」における整理項目 調査結果の比 (比較分析しない項目についてのみ、その理由を表記) 較の有無 平成15年度 調査票 問番号 世帯主の年齢 ● 問18 世帯人員 ● 問18 世帯の年収(平成15年) ● 問19 高齢者等の同居状況 ● 問18 居住形態(住宅の建て方・形式) × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 注文住宅の建築費 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 分譲住宅の購入価格 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 2(1) 住宅性能評価書の保持状況 ● 問8(ア) 2(2) 紛争処理手続き案内等資料の授受状況 ● 問8(イ) 住宅性能表示制度の認知度 ● 問1 住宅性能表示を知った情報源 × 住宅性能評価料金の認知度・料金に対する 評価 ● 評価住宅のメリットの認知度 ● 評価住宅のメリットの魅力度 ● 現在の住宅が評価住宅であることの認識度 ○ ・H13年度は設問形式が異なるため、比較できない。 問3 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 問5 1(1) 1(2) 1(3) 3(1) 3(2) ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 4(1) 4(2) 4(3) 問2 問4 本制度について住宅供給者等から説明を受 けた内容 住宅取得時における各性能表示項目の重視 度 性能表示項目以外に重視したいと思った性 能項目 ● 問10 ● 問11 住宅取得時に重視した項目 ● 問9 現在の住宅に対する満足度(総合評価) ● 各性能表示項目の満足度(+9つの各性能 項目の総合評価) ● 住宅性能表示制度の知人等への勧誘意向 ○ ・H13年度はこの設問が採用されていないため、比較で きない。 室内化学物質濃度測定の有無 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 室内化学物質濃度測定に対する意向 ○ ・H13年度は設問形式が異なるため、比較できない。 不具合の発生状況 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 不具合の発見時期、部位、内容 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 × ・経年変化の違いを把握する必要性が低い項目であるた め、比較しない。 問12 4(4) 5(1) 5(2) 問16 問6 3(3) 3(4) 問15 初期不良(不具合)の処理状況 その他 居住地 −40− 問7 問13 問14 問17 2.主な調査項目における本年度調査と前年度までの調査との比較分析 (1) 対象とした評価住宅に居住する世帯の属性 ■世帯主の年齢では、若い層が増加傾向にある ■世帯人員では、世帯規模の小さな世帯の割合が増加傾向にある ■「世帯の年収」と「65 歳以上の高齢者・要介護者の同居状況」には、顕著な傾向は見られ ない ■対象とした評価住宅に居住する世帯の属性の経年比較 (平成13年度−平成15年度) 30代(33.1%) 4.9 平成13年度調査対象 14.9 (∼H13.12末まで) 4.8 平成14年度調査対象 【世帯主の年齢】 1.2 18.2 12.8 11.9 10.8 10.0 ∼29歳 50∼54歳 15.2 30∼34歳 55∼59歳 2.8 35∼39歳 60歳以上 40∼44歳 無回答 (36.4%) 15.5 (H14.1∼H14.10末まで) 20.9 14.2 9.7 10.2 6.9 15.0 (38.8%) 平成15年度調査対象 (H15.1∼H15.12末まで) 6.8 18.4 0 20.4 20 45∼49歳 0.7 13.3 40 8.9 9.1 8.4 60 14.0 80 100(%) 【世帯人員】 1.1 平成13年度調査対象 (∼H13.12末まで) 5.7 平成14年度調査対象 21.2 8.4 (H14.1∼H14.10末まで) 27.2 30.9 30.8 24.6 24.1 1人 4人 14.1 2人 5人以上 2.9 3人 無回答 9.2 0.8 平成15年度調査対象 11.8 (H15.1∼H15.12末まで) 32.1 0 20 40 7.5 (∼H13.12末まで) 21.1 60 80 3.1 22.3 31.7 20.9 2.2 1.2 平成15年度調査対象 24.1 29.8 21.2 27.6 400∼500万円未満 2.3 4.0 19.5 15.9 200∼300万円未満 300∼400万円未満 6.3 3.5 5.4 8.7 (H15.1∼H15.12末まで) 2.3 3.1 8.7 (H14.1∼H14.10末まで) 100(%) 200万円未満 2.5 4.9 1.2 平成14年度調査対象 8.4 【世帯の年収】 1.1 2.8 2.1 平成13年度調査対象 25.7 500∼700万円未満 700∼1,000万円未満 1.9 1,000∼1,500万円未満 12.4 1,500∼2,000万円未満 2,000万円以上 0 20 40 60 80 100 (%) 無回答 【65歳以上の高齢者・要介護者の同居状況】 1.1 平成13年度調査対象 16.6 (∼H13.12末まで) 住んでいる 82.3 住んでいない 無回答 3.0 平成14年度調査対象 15.9 (H14.1∼H14.10末まで) 81.1 0.6 平成15年度調査対象 15.3 (H15.1∼H15.12末まで) 0 84.1 20 40 60 −41− 80 100(%) (2)住宅性能評価書の保持状況等 ■設計住宅性能評価書、建設住宅性能評価書ともに、 「受け取った」割合が8割前後で推移し ている ・設計住宅性能評価書を「持っている」割合は、平成 13 年度が 78.0%、平成 14 年度が 80.4 %、平成 15 年度が 76.0%となっており、平成 14 年度は平成 13 年度に比べて 2.4 ポイント 増加したのに対して、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 4.4 ポイント減少している。 ・建設住宅性能評価書を「持っている」割合は、平成 13 年度が 80.1%、平成 14 年度が 81.9 %、平成 15 年度が 74.9%となっており、平成 14 年度は平成 13 年度に比べて 1.8 ポイント 増加したのに対して、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 7.0 ポイント減少している。 ■住宅性能評価書の保持状況の経年比較(平成13年度−平成15年度) 【設計住宅性能評価書】 持っている 平成13年度調査対象 78.0 (∼H13.12末まで) 16.4 5.6 持っていない 無回答 平成14年度調査対象 80.4 (H14.1∼H14.10末まで) 平成15年度調査対象 14.1 76.0 (H15.1∼H15.12末まで) 0 20 40 5.5 14.2 60 9.8 100 (%) 80 【建設住宅性能評価書】 4.9 平成13年度調査対象 80.1 (∼H13.12末まで) 14.9 4.7 平成14年度調査対象 81.9 (H14.1∼H14.10末まで) 平成15年度調査対象 13.4 74.9 (H15.1∼H15.12末まで) 0 20 40 15.1 60 80 10.0 100 (%) ■『住宅紛争処理支援センターからのご案内』、『指定住宅紛争処理機関のご案内』ともに、 「受け取った」割合が5∼6割で推移している ・『住宅紛争処理支援センターからのご案内』を「受け取った」割合は、平成 13 年度が 55.7 %、平成 14 年度が 59.8%、平成 15 年度が 52.7%となっており、平成 14 年度は平成 13 年 度に比べて 4.1 ポイント増加したのに対して、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 7.1 ポイ ント減少している。 −42− ・ 『指定住宅紛争処理機関のご案内』を「受け取った」割合は、平成 13 年度が 55.4%、平成 14 年度が 59.2%、平成 15 年度が 52.7%となっており、平成 14 年度は平成 13 年度に比べ て 3.8 ポイント増加したのに対して、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 6.5 ポイント減 少している。 ■紛争処理手続き案内等資料の授受状況の経年比較(平成13年度−平成15年度) 【住宅紛争処理支援センターからのご案内】 4.5 平成13年度調査対象 55.7 (∼H13.12末まで) 受け取った 39.9 受け取っていない 無回答 平成14年度調査対象 59.8 (H14.1∼H14.10末まで) 平成15年度調査対象 34.7 52.7 (H15.1∼H15.12末まで) 0 36.4 20 40 60 5.4 10.9 80 100(%) 【指定住宅紛争処理機関のご案内】 平成13年度調査対象 55.4 (∼H13.12末まで) 平成14年度調査対象 38.4 59.2 (H14.1∼H14.10末まで) 平成15年度調査対象 34.4 35.3 52.7 (H15.1∼H15.12末まで) 0 20 6.2 40 60 6.5 12.0 80 100 (%) (3) 住宅性能表示制度の認知度 ■平成 15 年度は平成 14 年度に比べて、住宅性能表示制度の「内容もだいたい知っている」 割合は約 11 ポイント増加しており、住宅性能表示制度を知っている( 「内容もだいたい知 っている」+「名前くらいは知っている」 )割合も6ポイント増加している ・住宅性能表示制度の「名前くらいは知っている」の割合は、平成 13 年度が 40.3%、平成 14 年度が 43.6%と、平成 14 年度は平成 13 年度に比べて 3.3 ポイント増加しているが、 「内容も だいたい知っている」割合は、平成 13 年度が 43.7%、平成 14 年度が 37.9%であり、5.8 ポイント減少している。しかし、平成 15 年度においては、「内容もだいたい知っている」 の割合が 49.1%、「名前くらいは知っている」の割合が 38.4%となっており、平成 14 年度 と平成 15 年度を比較すると、「内容もだいたい知っている」の割合が 11.2 ポイント増加し た一方、「名前くらいは知っている」の割合が 5.2 ポイント減少したことになる。 ・ 「内容もだいたい知っている」と「名前くらいは知っている」をあわせた住宅性能表示制度 −43− を知っている割合をみると、平成 13 年度が 84.0%、平成 14 年度が 81.5%、平成 15 年度が 87.5%となっており、 平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 6.0 ポイント増加したことになる。 ■住宅性能表示制度の認知度の経年比較(平成13年度−平成15年度) 84.0% 平成13年度調査対象 2.8 40.3 43.7 (∼H13.12末まで) 1.3 37.9 (H14.1∼H14.10末まで) 43.6 17.2 49.1 (H15.1∼H15.12末まで) 0 20 まったく知らない 無回答 2.7 87.5% 平成15年度調査対象 名前くらいは 知っている 13.2 81.5% 平成14年度調査対象 内容もだいたい 知っている 38.4 40 60 9.7 100(%) 80 (4) 住宅性能評価料金の認知度 ■平成 15 年度は平成 14 年度に比べて、住宅性能評価料金を「知っている」割合は約5ポイ ント増加している ・住宅性能評価料金を「知っている」割合は、平成 13 年度が 33.1%、平成 14 年度が 17.5%、 平成 15 年度が 22.1%となっており、平成 14 年度は平成 13 年度に比べて 15.6 ポイント減 少したのに対して、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 4.6 ポイント増加している。 ■住宅性能評価料金の認知度の経年比較(平成13年度−平成15年度) 知っている 4.5 平成13年度調査対象 知らない 62.5 33.1 (∼H13.12末まで) 無回答 3.2 平成14年度調査対象 79.3 17.5 (H14.1∼H14.10末まで) 0.6 平成15年度調査対象 22.1 (H15.1∼H15.12末まで) 0 77.4 20 40 60 80 100(%) (5) 住宅性能表示制度を活用した住宅のメリットの認知度・魅力度 ■平成 15 年度の住宅性能表示制度を活用した住宅のメリットの認知度は、すべての項目で平 成 14 年度に比べて増加しており、 「資産価値への反映が期待できること」と「民間住宅ロ ーンの金利や地震保険の保険料などで優遇措置が用意されていること」で認知度の増加率 が高くなっている −44− ■住宅性能表示制度を活用した住宅のメリットの魅力度は、 「民間住宅ローンの金利や地震保 険の保険料などで優遇措置が用意されていること」が増加傾向にある ・住宅性能表示制度を活用した住宅のメリットの認知度では、平成 15 年度で平成 14 年度に比 べて、 「資産価値への反映が期待できること」が 6.6 ポイント増加(平成 14 年度が 50.9%、 平成 15 年度が 57.5%)しているとともに、「民間住宅ローンの金利や地震保険の保険料な どで優遇措置が用意されていること」が 4.4 ポイント増加(平成 14 年度が 29.3%、平成 15 年度が 33.7%)しているなど、すべての項目で増加している。 ・魅力度では、 「第三者機関による評価を受けているので安心できること(平成 13 年度が 70.8 %、平成 14 年度が 67.8%、平成 15 年度が 67.2%)」と「住宅供給者との紛争は発生した 場合、安価で迅速な紛争処理が受けられること(平成 13 年度が 55.0%、平成 14 年度が 54.1 %、平成 15 年度が 52.7%)」が減少傾向にある一方、「民間住宅ローンの金利や地震保険 の保険料などで優遇措置が用意されていること(平成 13 年度が 34.4%、平成 14 年度が 43.1 %、平成 15 年度が 45.3%)」が増加傾向にある。 ■住宅性能表示制度を活用した住宅のメリットの認知度・魅力度の経年比較(平成13年度−平成15年度) 【認知度】 【魅力度】 《マルチアンサー》 《マルチアンサー》 42.4 37.0 37.6 79.1 70.7 71.0 住宅の性能が、住宅性能評価書により明確に 表示され、相互に比較できること 70.8 67.8 67.2 87.0 86.8 87.7 第三者機関による評価を受けているので安心 できること 55.0 54.1 52.7 53.7 45.9 48.0 住宅供給者との紛争が発生した場合、安価で 迅速な紛争処理が受けられること 45.2 53.6 53.4 52.0 50.9 57.5 資産価値への反映が期待できること 34.4 43.1 45.3 30.2 29.3 33.7 民間住宅ローンの金利や地震保険の保険料 などで優遇措置が用意されていること 0 20 40 60 80 100 0 (%) 平成13年度調査対象(∼H13年12月末まで) 平成14年度調査対象(H14年1月∼10月末まで) 平成15年度調査対象(H15年1月∼12月末まで) −45− 20 40 60 80 100 (%) (6) 現在の住宅が評価住宅であることの認識度 ■平成 15 年度は平成 14 年度に比べて、現在の住宅が評価住宅であることを「知っていた」 割合は 1.5 ポイント増加している ・現在の住宅が評価住宅であることを「知っていた」割合は、平成 14 年度が 90.5%、平成 15 年度が 92.0%となっており、平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 1.5 ポイント増加してい る。 ■現在の住宅が評価住宅であることの認識度の経年比較(平成14年度−平成15年度) 0.9 平成14年度調査対象 (H14.1∼H14.10末まで) 知っている 8.7 90.5 0.5 平成15年度調査対象 0 20 40 無回答 7.5 92.0 (H15.1∼H15.12末まで) 知らない 60 80 100(%) 【参考】 分譲住宅居住者に限定して質問した結果 知っている 4.1 平成13年度調査対象 70.9 (∼H13.12末まで) 知らない 25.1 無回答 0 20 40 60 80 100(%) (7) 評価住宅を取得した際の性能表示項目の重視度と、現在の住宅に対する満足度 ■「①構造の安定に関すること」「③劣化の軽減に関すること」「⑤温熱環境に関すること」 「⑥空気環境に関すること」 「⑨高齢者等への配慮に関すること」で、重視度が減少傾向に ある ・評価住宅を取得した際の性能表示項目の重視度について平成 14 年度と平成 15 年度を比較す ると、すべての性能表示項目で減少しており、「①構造の安定に関すること(平成 13 年度 が 95.3%、平成 14 年度が 92.3%、平成 15 年度が 87.8%)」「③劣化の軽減に関すること (平成 13 年度が 79.2%、平成 14 年度が 76.8%、平成 15 年度が 67.5%)」「⑤温熱環境 に関すること(平成 13 年度が 73.8%、平成 14 年度が 65.7%、平成 15 年度が 60.1%)」 「⑥空気環境に関すること(平成 13 年度が 80.5%、平成 14 年度が 74.8%、平成 15 年度が 70.7%)」「⑨高齢者等への配慮に関すること(平成 13 年度が 66.4%、平成 14 年度が 65.2 %、平成 15 年度が 59.6%)」では、徐々に重視度が減少している。 −46− ■現在の住宅を建築又は購入した際の性能表示項目の重視度 の経年比較 (平成13年度−平成15年度) ①構造の安定に関すること ②火災時の安全に関すること ③劣化の軽減に関すること 平成13年度 95.3 78.6 79.2 平成14年度 92.3 79.7 76.8 平成15年度 87.8 0 50 100 0 50 (%) 100 0 74.8 70.7 50 (%) ⑦光・視環境に関すること 100 0 50 (%) ⑧-1 音環境に関すること(外部騒音) 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 平成14年度 80.1 75.7 87.7 平成15年度 79.6 74.7 83.9 100 0 (%) ⑧-3 音環境に関すること(隣戸音) 平成14年度 81.8 平成15年度 81.7 0 50 100 0 50 (%) あまり重視しなかった+全く重視しなかった 無回答 ※ ⑧-2、⑧-3は、共同住宅等に関する 性能表示項目であるため、共同住宅 等の居住者にのみ尋ねた結果である。 59.6 100 0 50 100 (%) 【参考】 「音環境に関すること」の重視度(H14年度調査より、3区分して尋ねている) 重視した+やや重視した 75.6 あまり重視しなかった+全く重視しなかった 無回答 0 50 (%) 重視した+やや重視した 66.4 65.2 (%) 平成13年度 100 ⑨高齢者等への配慮に関すること 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 平成13年度 50 (%) 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 76.6 50 100 ⑧-2 音環境に関すること(上下階音) 平成13年度 0 (%) 80.5 60.1 50 100 ⑥空気環境に関すること 65.7 65.9 0 50 73.8 72.7 平成15年度 0 ⑤温熱環境に関すること 64.4 平成14年度 100 (%) ④維持管理への配慮に関すること 平成13年度 67.5 70.9 100 (%) −47− ■現在の住宅(評価住宅)に対する総合評価、9つの性能表示項目の総合評価ともに、満足 度が減少傾向にある ■「①構造の安定に関すること」、 「③劣化の軽減に関すること」 、 「⑤温熱環境に関すること」 、 「⑥空気環境に関すること」、「⑨高齢者等への配慮に関すること」で、満足度が減少傾向 にある ・現在の住宅に対する総合評価は、平成 14 年度で平成 13 年度に比べて 3.9 ポイント、平成 15 年度で平成 14 年度に比べて 3.9 ポイント減少 (平成 13 年度が 89.1%、 平成 14 年度が 85.2 %、平成 15 年度が 81.3%)している。 ・9つの性能表示項目の総合評価は、平成 14 年度で平成 13 年度に比べて 4.8 ポイント、平成 15 年度で平成 14 年度に比べて 3.2 ポイント減少 (平成 13 年度が 86.9%、 平成 14 年度が 82.1 %、平成 15 年度が 78.9%)している。 ・ 現在の住宅に対する満足度を性能表示項目別にみると、 「①構造の安定に関すること」、「③ 劣化の軽減に関すること」、「⑤温熱環境に関すること」、「⑥空気環境に関すること」、 「⑨高齢者等への配慮に関すること」で、徐々に満足度が減少している。 満足している+まあ満足している ■現在の住宅に対する満足度の経年比較(平成13年度−平成15年度) 多少不満がある+非常に不満がある わからない ●9つの性能表示項目の総合評価 ●現在の住宅に対する総合評価 89.1 平成13年度 平成13年度 86.9 82.1 平成14年度 85.2 平成14年度 平成15年度 81.3 平成15年度 50 0 ●9つの性能表示項目別の評価 78.9 50 0 100 (%) ③劣化の軽減に関すること ②火災時の安全に関すること 71.2 平成13年度 86.6 75.2 平成14年度 82.7 76.3 67.8 74.7 63.6 79.8 50 0 100 50 0 (%) 100 50 0 ⑤温熱環境に関すること ⑥空気環境に関すること 73.5 71.8 84.5 平成14年度 71.0 70.5 78.5 平成15年度 69.0 68.3 78.2 0 50 100 0 50 100 (%) (%) −48− 100 (%) (%) ④維持管理への配慮に関すること 平成13年度 100 (%) ①構造の安定に関すること 平成15年度 無回答 0 50 100 (%) ⑦光・視環境に関すること ⑧-1 音環境に関すること(外部騒音) ⑧-2 音環境に関すること(上下階音) 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 82.1 平成13年度 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 平成14年度 77.8 68.2 64.7 平成15年度 79.5 66.3 66.3 50 0 100 50 0 (%) ⑧-3 音環境に関すること(隣戸音) ⑨高齢者等への配慮に関すること 多少不満がある+非常に不満がある 77.0 76.8 平成15年度 78.8 73.9 50 満足している+まあ満足している 78.9 平成14年度 0 100 (%) わからない 50 0 100 (%) 満足している+まあ満足している 65.5 多少不満がある+非常に不満がある わからない 0 50 100 (%) −49− 無回答 ※ ⑧-2、⑧-3は、共同住宅等に関する 性能表示項目であるため、共同住宅 等の居住者にのみ尋ねた結果である。 【参考】 「音環境に関すること」の満足度(H14年度調査より、3区分して尋ねている) 平成13年度 100 (%) (%) 平成13年度は、問い方が異なる ため、比較できない。 平成13年度 50 0 100 無回答 (8)住宅性能表示項目以外に重視したいと思った性能項目 ■「住宅設備の省エネルギー性」 「風通しの良さ」 「収納量」において、 「重視したいと思った」 割合が減少している ・平成 13 年度から平成 15 年度までを比較すると、「住宅設備の省エネルギー性」「風通しの 良さ」「収納量」において、「重視したいと思った」割合が減少している。 ・また、平成 15 年度と平成 14 年度を比較すると、すべての性能項目について、「重視したい と思った」割合が減少しており、「重視したいと思った」割合が5ポイント以上減少した性 能項目は、「振動の伝わりにくさ(6.4 ポイント減少)」「日当たりの良さ(6.2 ポイント 減少)」「風通しの良さ(5.7 ポイント減少)」「給排水音の伝わりにくさ(5.4 ポイント 減少)」となっている。 ■現制度の性能表示項目以外に重要視したいと思った性能項目の経年比較 (平成13年度−平成15年度) 《マルチアンサー》 64.3 防犯性 72.9 71.1 36.4 28.8 27.0 20.8 21.6 15.2 17.2 23.6 18.2 住宅設備の省エネルギー性 振動の伝わりにくさ 給排水の騒音の伝わりにくさ 平成13年度調査対象 (∼H13年12月末まで) 平成14年度調査対象 (H14年1月∼10月末まで) 平成15年度調査対象 (H15年1月∼12月末まで) 62.6 62.0 58.6 収納量 31.9 36.1 34.6 インターネット環境 53.2 52.2 46.5 風通しの良さ 78.2 78.9 72.7 日当たりの良さ 6.6 5.8 4.1 その他 0 20 40 60 80 100 (%) (9)住宅取得時に重視した項目 ■「価格」、 「住宅の広さ・間取りプラン」を重視する傾向が依然として高くなっている ■「生活の利便性」についての重視度が増加している一方、 「住宅の性能」は3割程度で横ば い、 「住宅周辺の環境・景観」や「住宅供給者の信頼性」、 「住宅供給者のアフターサービス」 については減少している −50− ・「価格」、「住宅の広さ・間取りプラン」は、依然として重視した割合が高い状況にある。 ・平成 13 年度から平成 15 年度までを比較すると、「生活の利便性」についての重視度が増加 している(平成 13 年度が 41.5%、平成 14 年度が 53.5%、平成 15 年度が 57.3%)一方、 「住宅の性能」は3割程度で横ばい(平成 13 年度が 33.2%、平成 14 年度が 28.2%、平成 15 年度が 31.4%)となっている。また、「住宅周辺の環境・景観」や「住宅供給者の信頼 性」、「住宅供給者のアフターサービス」については重視度が減少している。 ・平成 15 年度と平成 14 年度を比較すると、平成 15 年度では、平成 14 年度に比べて「生活の 利便性」が 3.8 ポイント増加(平成 14 年度が 53.5%、平成 15 年度が 57.3%)、 「住宅の性 能」が 3.2 ポイント増加(平成 14 年度が 28.2%、平成 15 年度が 31.4%)、 「住宅性能表示 制度の活用」が 1.4 ポイント増加(平成 14 年度が 5.9%、平成 15 年度が 7.3%)、「価格」 が 0.6 ポイント増加(平成 14 年度が 58.4%、平成 15 年度が 59.0%)している。 ■現在の住宅を建築又は購入した際の重視項目の経年比較 (平成13年度−平成15年度) 《マルチアンサー》 48.2 価格 住宅の広さ・間取りプラン 58.4 59.0 57.2 64.0 60.5 33.2 28.2 31.4 住宅の性能 7.9 11.4 9.4 8.4 5.9 7.3 住宅設備の仕様 住宅性能表示制度の活用 41.5 生活の利便性 住宅周辺の環境・景観 29.5 40.5 39.3 38.8 32.2 31.2 住宅供給者の信頼性 9.9 7.5 7.2 2.6 2.4 2.5 1.0 2.8 0.7 住宅供給者のアフターサービス その他 無回答 0 53.5 57.3 平成13年度調査対象 (∼H13年12月末まで) 平成14年度調査対象 (H14年1月∼10月末まで) 平成15年度調査対象 (H15年1月∼12月末まで) 20 40 60 80 (%) (10)住宅性能表示制度の知人等への勧誘意向 ■平成 14 年度と平成 15 年度では顕著な傾向は見られず、知人等へ「勧めたい」と考える割 合は約半数となっている ・住宅性能表示制度を知人等に「勧めたい」と考える者の割合は、平成 14 年度と平成 15 年度 で同程度である(平成 14 年度が 47.4%、平成 15 年度が 47.2%)。 −51− ■住宅性能表示制度の知人等への勧誘意向の経年比較(平成14年度−平成15年度) 1.2 平成14年度調査対象 47.4 (H14.1∼H14.10末まで) 1.3 どちらともいえない 1.2 平成15年度調査対象 47.2 (H15.1∼H15.12末まで) 0 勧めたい 50.1 勧めたくない 0.7 50.9 20 40 60 無回答 80 100(%) 注)平成13年度調査には、この設問は含まれていない。 (11)室内化学物質濃度測定に対する意向 ■平成 15 年度は平成 14 年度に比べて、費用が自己負担であるかどうかにかかわらず「測定 しなくてよい」と考える者の割合が増加している ・室内化学物質濃度の測定に対する意向について、「費用が自己負担になっても、測定したい と思う」と考える者の割合は、平成 14 年度が 17.0%、平成 15 年度が 15.0%となっており、 平成 15 年度は平成 14 年度に比べて 2.0 ポイント減少している。 ・これに対して、「費用が自己負担でなくても、測定しなくてよい」と考える者の割合は、平 成 14 年度が 15.6%、平成 15 年度が 19.0%となっており、平成 15 年度は平成 14 年度に比 べて 3.4 ポイント増加しており、平成 15 年度において費用が自己負担であるかどうかにか かわらず「測定しなくてよい」と考える者の割合は、平成 14 年度に比べて 4.7 ポイント増 加している(「費用が自己負担であれば、測定しなくてよい」+「費用が自己負担でなくて も、測定しなくてよい」と考える者の割合:平成 14 年度が 78.5%、平成 15 年度が 83.2%)。 ■室内化学物質濃度測定に対する意向の経年比較(平成14年度−平成15年度) 4.4 平成14年度調査対象 17.0 (H14.1∼H14.10末まで) 62.9 15.6 1.8 平成15年度調査対象 15.0 (H15.1∼H15.12末まで) 64.2 費用が自己負担になっても、 測定したいと思う 費用が自己負担であれば、 測定しなくてよい 費用が自己負担でなくても、 測定しなくてよい 19.0 無回答 0 20 40 60 80 100(%) 【参考】 測定していないと答えた者の測定意向(選択肢がH14年度以降と異なる) 平成13年度調査対象 21.1 (∼H13.12末まで) 0 費用が自己負担になっても、 測定したいと思う 費用が自己負担であれば、 測定しなくてよい 78.9 20 40 60 −52− 80 100(%) ※ 「無回答」を除く