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就 業 規 則 - エススタッフサービス株式会社

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就 業 規 則 - エススタッフサービス株式会社
派遣社員
就
業
規
1
則
目
第1章
総
第2章
登録及び採用
第3賞
勤
次
則
(第 1 条∼第 4 条)
(第 5 条∼第 8 条)
務
第1節
服
務
(第9条∼第 14 条)
第2節
勤務時間・休憩・休日・休暇
(第 15 条∼第 24 条)
第3節
出勤、退勤及び欠勤
(第 25 条∼第 28 条)
第4章
人
第5章
賃
第6章
安 全 衛 生
(第 43 条∼第 47 条)
第7章
災 害 補 償
(第 48 条)
第8章
懲戒及び損害賠償
(第 49 条∼第 51 条)
第9章
派遣の中止・登録取消
(第 52 条∼第 56 条)
第 10 章
慶
付
事
金
(第 29 条∼第 33 条)
等
(第 34 条∼第 42 条)
弔
(第 57 条)
則
(第 58 条∼第 59 条)
派遣社員就業規則
2
第1章
総則
(目的)
第 1 条(1)この規則は、エススタッフサービス株式会社(以下「会社」という。)の労働者
派遣事業の派遣社員の服務規律、労働条件その他の就業に関する事項を定めた
ものである。
(2)この規則の定めのない事項については労働基準法、労働者派遣法、労働者
災害補償保険法、労働者男女雇用均等法の法令の定めるところによる。
(定義)
第2条 この規則において派遣社員とは、会社の指示により親会社又は関連企業及びその
企業などに派遣され、当該企業等の指揮命令を受けて就業する期間だけ雇用され
る者をいう。
(規則の遵守)
第3条 派遣社員は雇入れに際し、会社が交付する雇用契約書(兼)就業条件明示書(以下
「個別契約書」という。)等を遵守し、業務命令に従い自己の業務に専念し、作業
能率向上に努めるとともに互いに協力して、職場の秩序を維持しなければならな
い。
(派遣社員の雇用管理)
第4条(1)会社は、派遣社員の雇用に際しては、派遣社員であることを明示するほか
派遣先、従事すべき業務の内容等を記載した個別契約書を交付し、所定の
手続きを経た者を雇い入れるものする。(以下「雇用契約」という)
(2)会社は、派遣社員の雇用に関し、派遣先での就業における適正な就業条件
の確保等を図るため、派遣元責任者を選任する等、必要な措置を講ずるほか、
必要に応じ教育訓練等を実施するものとする。
第2章
登録及び採用
(登録手続き)
第 5 条(1)派遣社員として会社に登録を希望するものは、次の書類を提出しなければ
ならない。
①
写 真
1 葉
② 履 歴 書
1 通
③ その他会社が必要とする書類
(2)会社は、登録を希望する者の中から、前項の書類及び面接による選考筆記試験
等を実施の上、適格者を登録者とする。
(採用)
第 6 条(1)会社は雇い入れ通知書の発行をもって採用とし、採用後は速やかに次の
書類を提出しなければならない。
①誓約書 ②派遣就業に関する同意書 ③健康調査書
④その他会社が必要とする書類
(2)前項の提出書類の記載事項に異動があった時は、その都度所定の様式
により、速やかに会社に届け出なければならない。
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(試用期間)
第 7 条(1)会社は、前条により派遣社員と雇用契約を結ぶときに、最長 14 日間の
試用期間を設けることがある。
(2)前項により試用期間を設けて派遣社員と雇用契約を結んだ場合において、
会社が、当該試用期間中に、派遣社員が業務遂行上または派遣社員として
不適格であると判断した場合、会社は雇用契約を即時に終了することが
ある。
(雇用期間)
第 8 条(1)派遣社員の雇用期間は、原則として 1 年を超えないものとし、雇用契約
により定める。
(2)前(1)項の雇用期間は、会社が次の基準に基づき必要と判断した場合に、
派遣社員に事前に通知し、派遣社員の同意を得た上で更新することがあるが、
自動更新はしない。
① 派遣先との契約更新の有無
② 派遣業務の内容又は契約の条件変更の有無
③ 契約期間中の勤務成績、態度又は勤怠状況
④ 業務遂行能力、又は業務効率性
⑤ 派遣業務の進捗状況
⑥ 派遣業務量の変更の有無
⑦ 派遣人員の変更の有無
⑧ その他上記各号に相当する状況、または準じる状況の有無
(3)派遣社員と会社の雇用契約は期間を定めた契約であり、前(2)項の会社から
の通知が派遣社員におこなわれない限り、派遣社員と会社の雇用契約(更新し
た場合は更新後の雇用契約)の期間が終了した日で、派遣社員と会社との雇用
関係は期間満了により終了するものとする。
第3章
第1節
服
勤
務
務
規
律
(服務の基本原則)
第 9 条(1)派遣社員は、派遣就業に際しては会社があらかじめ 明示する派遣先における
就業条件に従い、勤務しなければならない。
(2)派遣社員は、派遣就業に際しては会社の指揮命令に従うほか、派遣先の指揮
命令に従わなければならない。ただし派遣先の指揮命令が派遣先における
就業条件として会社が,あらかじめ雇用契約書によって明示した内容に反する
場合は,この限りでない。
(3)派遣社員は、派遣先における就業条件に関わる指揮命令が、前(2)項で会社が
あらかじめ明示した条件と異なる場合は、派遣先責任者又は直接の指揮命令者、
その他派遣先に於ける苦情処理の申出先に対し苦情を申し出る事ができる。
申し出た苦情につき適切な処置が講じられない場合は、遅滞なく会社に連絡しな
ければならない。
(遵守事項)
第 10 条 派遣社員は、就業に関し次の事項を遵守しなければならない。
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①会社又は派遣先の指示に従い、職場の秩序維持又は施設利用上の遵守事項を
尊重すること。
②会社又は派遣先の機密等を漏らさないこと。退職後においても同様である。
③会社又は派遣先の信用又は名誉を傷つけないこと。
④勤務に関し立ち入る必要のない場所に許可なく出入りしないこと。
⑤勤務場所又は会社施設内において、業務以外の行為をしないこと。
⑥欠勤、遅刻、早退もしくは勤務時間の途中に勤務を離れようとする時は、事前
にその理由を明らかにして派遣先又は会社の許可を受けること。
⑦派遣先における勤務に際しては、派遣先の指示に従い所定の名札及び身分証明
などを携帯し、又は着用すること。
⑧会社又は派遣先が実施する健康診断その他の安全及び衛生に関する措置に従
い、災害予防等のための指示命令を遵守すること。
⑨出退勤・遅刻・早退に際しては、所定の方法に従って、その時刻の記録を行う
こと。
⑩就業中は、清潔で正しい服装をし、勝手に職場を離れたり、私用面会をしない
こと。
⑪日常携行品以外の私物をみだりに派遣先に持ち込まないこと。
⑫派遣先の施設・什器備品を大切に扱い、消耗品を節約して使用すること。
⑬職場の整理整頓に努め、退出するときは、あと片付けをすること。
⑭前各号のほか派遣社員の遵守すべき事項として明示されたことに従うこと。
(禁止事項)
第 11 条 派遣社員は、次の各事項の行為をしてはならない。
①会社及び派遣先の信用を傷付け、又は不名誉な行為をすること。
②会社及び派遣先において知りえた秘密を漏らすこと。
③会社及び派遣先において知りえた個人情報の不正利用や漏洩、改ざん
などをしないこと。
④会社及び派遣先を欺き或いは業務上に損害を与えるような行為を
しないこと。
⑤会社及び派遣先の構内でビラの配布、掲示、署名運動その他これらに
類する行為をすること。
⑥派遣先の秩序、風紀を乱したり、酒気を帯びたりしないこと
(セクシャルハラスメントの場合を含む)
⑦派遣先の許可なしに派遣先の物品を持ち出さないこと。
⑧その他前各号のほか、不適切と認められる行為をすること。
(派遣先情報管理事項)
第 12 条 派遣社員は派遣先の情報管理について、次の事項を遵守して就業しなければな
らない。
①情報を記載された帳票類を FAX する場合、必ず FAX の前後に番号確認を
すること
②情報が記載された帳票類を破棄する場合、派遣先の指揮命令者に確認の上、
必ず破棄すること。
③情報が記載された帳票類は常に整理整頓に努め、紛失に注意し、余分な
コピーをとらないこと。
④派遣先の管理規定に従い、外部からの問い合わせに関しては、派遣先の
上司に確認し判断を仰ぐこと。
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⑤プリント出力した帳票は放置せず、速やかに回収すること。
⑥自己のパスワードは、他人に絶対教えてはならない。
⑦インターネットやメールを私的に流用しないこと。
⑧ドアの鍵及び電子キーの扱いには充分配慮する。紛失事故が発生した場合は、
即時に派遣先及び派遣元に連絡を行うこと。
(勤務時間の報告)
第 13 条 派遣社員は勤務した日につき派遣先において所定の用紙に出勤および勤務
時間の確認を受け、所定の期日までに会社に提出しなければならない。
(届出義務)
第 14 条 派遣社員は、氏名、現住所、その他予め会社に届け出た事項に関し、変更
があった時は、その都度速やかに会社に届出なければならない。
第2節
勤務時間・休憩・休日・休暇
(勤務時間及び休憩時間)
第 15 条(1)派遣社員の就業時間及び休憩時間は、労働基準法第32条、第34条による
ものとし、始業時間、就業時間、休憩時間の配置については、派遣先の事業所
の事情を勘案して定める。ただし、派遣先との労働者派遣契約においてこれと異
なる定めをした場合において、本人と合意した場合は、これと異なる定めをする
ことがある。
(2)業務の都合により必要ある場合は、予め前(1)項の時刻を繰り上げ、又は
繰り下げることがある。但し勤務時間数は前(1)項と同一とする。
(3)派遣社員の就業する労働時間が前 1 項但し書きによる時、1 ヶ月単位の
変形労働時間制である時は、1ヵ月以内の一定期間を平均して1週間の
労働時間が、40 時間を超えない範囲でこれを変更することがある。
但し 18 歳未満に満たない者については、適用しない。
①変形労働時間における就業時間割及び休日は、遅くとも変形期間に入る1週
間前までに各人に通知する。
(4)本条(1)項の定めるにもかかわらず、会社は派遣社員にフレックスタイム制を適
用することがある。この場合、法の定める労使協定を締結し、始業、終業の時
刻をその派遣社員の決定に委ねる。
(5)妊産婦から請求があった場合は、フレックスタイム制を除く変形労働時間を
適用しない。また、時間外、休日労働も命じない。
(出張者の勤務時間及び出張期間)
第 16 条(1)派遣社員が派遣先事業所の命により出張、その他事業所外で勤務する場合
において、勤務時間を算定しがたい時は、個別契約書により定める所定就業時
間を労働したものとみなす。
ただし、あらかじめ特段の指示をしたときはこの限りではない。
(2)前項の場合であって、出張時の労働に要する時間が通常、所定就業時間を超
える場合には、これに必要と認められる時間外労働したものとみなす。
(3)派遣社員が出張の命令を受け、派遣先事業所又は自宅を出発したときより、
業務を終了し派遣先事業所又は自宅に帰着するまでを出張期間とする。但し
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次の各号に該当する場合は出張中の業務に従事する期間としない。
①業務が終了し、所定の宿泊先に帰着したときより業務先に向けて
出発するまでの時間、又宿泊先と業務先を移動する場合、その途中
で食事をする時間。
②出張期間中に休日があるときはその日。
③出張期間中に私的用件で途中に滞在し又は経路を逸脱迂回した
場合の期間、当然この期間の宿泊料、交通費は支給しない。
(出張の承認及びその費用)
第 17 条(1)出張する派遣社員は、事前に会社に FAX 等で連絡し、承認を得ること。
(2)出張の費用は、派遣先企業毎に基準・規則が異なるが、会社は、基本的
に派遣先企業の社員と同条件での出張が可能になるよう派遣先企業と
条件交渉をし、その結果決定した内容を出張者本人に個別に明示する。
(3)出張に係る費用(交通費、宿泊費など)は、派遣先の所定の手続きにより
直接派遣先に請求するものとする。
(4)派遣社員が出張の費用を立て替えた場合は、派遣社員と派遣先との間で
清算を行うものとする。
派遣先より仮払いを受けた派遣社員は、出張終了日の翌日より5日以内に
清算をしなければならない。
(休日)
第 18 条(1)派遣社員には、すくなくとも毎週1日又は4週に4日の休日を与えるもの
とし,各人毎に雇用契約書に定めるものとする。
(2)派遣先の創立記念日、臨時休業日、年休計画付与日、年末年始休暇日、
及び夏季休暇日等、会社が1ヶ月前までに派遣社員に指定した日は、休日
とする。
(3)休日は業務の都合により変更することがある。
(勤務日および勤務時間の変更)
第 19 条(1)会社は派遣先の要請を受け、業務上必要がある場合は、前条(3)項の休日を
定め、指定した他の勤務日と振り替える事がある。
(2)派遣先における勤務に関する前(1)項の振替の指示は、派遣先責任者等が
これを行う。
(時間外勤務、休日出勤)
第 20 条(1)業務上必要がある場合は、所定の勤務時間を超えまたは休日に勤務を
させることがある。
(2)前項の超過勤務が法定の時間外・休日労働に当たる場合は、労基法第36
協定の範囲内とする。
(3)派遣先における勤務に関する時間外、休日勤務に関しては、派遣先責任者
の指示に従うものとする。
(年次有給休暇)
第 21 条(1)派遣社員が就労開始日から起算して6ヶ月を超えて引き続き雇用される
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場合は、労働基準法所定の年次有給休暇を与える。但し6ヶ月継続勤務し
全労働日の8割以上出勤した者に限る。年次有給休暇の日数は(別表1)
記載の通りとする。
(2)年次有給休暇は、派遣社員が指定した時期に与える。但し、事業の都合に
よりやむを得ない場合には他の時期に変更することがある。
(3)年次有給休暇の時期指定は、派遣先事業所に対する代替え要員確保の必要性
から、原則として休暇日数が4日以内の場合は7日前までに、5日以上の
場合は14日前迄に派遣元責任者に届け出ること。
(4)当該年度に行使しなかった年次有給休暇は、次年度に限り繰り越すことが
できる。
(5)年次有給休暇により休んだ期間の支給額は、次の算式によって算出する。
時間給×一日の実働契約期間×年休利用数=支給額
但し利用日が土・日曜日・祝日であってもその日の支給額は、25%割り増し
とはならない。
(6)起算日は、登録後初めて派遣終業した日の翌日とする。
(7)前項の起算日、出勤日数、勤続年数は未就労期間が1ヶ月に達したときは、
一旦消滅し、次の就労日を基に改めて起算日と勤続年数を設定し直し、以後
も同様とする。
(8)年次有給休暇の有効期間は2年間とする。ただし、登録を取消された
場合または未就労期間が1ヶ月に達した場合は、以降無効とする。
(その他の休暇等)
第 22 条(1)派遣社員は、法の定めるところにより産前・産後休暇等、生理休業、育児
時間、育児・介護休暇、公民権行使の時間を請求することができる。休暇の日
数等は別表2記載のとおりとする。
〈2)前項の休暇は、産前・産後休暇、育児・介護休暇を除き、派遣就業期間中
派遣先に対して申請するものとする。
(3)本条の規定により休んだ期間については、原則として無給とする。
(特別休暇)
第 23 条 (1)派遣社員が次の各号のいずれかに該当するときは、それぞれに定める範囲内
で特別休暇を与える。
①本人の結婚
5日
②子女の結婚
2日
③本人の父母、配偶者及び子女の死亡
4日
④祖父母、配偶者の父母、本人及び配偶者の兄弟姉妹の死亡 2日
(2)特別休暇を請求する場合は、原則として事前に届け出なければならない。
(3)特別休暇は無給とする。但し、前 21 条 1 項の年次有給休暇付与条件は、
出勤扱いとし計算するものとする。
(育児・介護休業等)
第 24 条 派遣社員の適用については、育児休業・介護休業等育児又は家族介護を
行う労働者の福祉に関する法律に従う。
第3節
出勤・退勤及び欠勤
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(出勤・退勤)
第 25 条 派遣社員は出勤・退勤について、次の事項を守らねばならない。
①就業に適する服装を整える等就業の準備をして、始業時間と同時に執務を
開始できるように出勤しなければならない。
②出退勤の際は他人に依頼することなく、本人自ら(予め指定された方法で)
就業時刻の記録をしなければならない。
③派遣社員は就業時刻後原則としてすみやかに退勤するものとし、退勤
に際しては書類帳票類等を整理格納しなければならない。又終業時刻前に
退勤の用意をしては成らない。
(遅刻・早退)
第 26 条(1)派遣社員は、
社用・公用その他やむを得ない理由により始業時刻に遅れるとき、
又は,病気その他やむを得ない理由により,始業時刻に遅れるとき、及び病気
その他やむを得ない理由により終業時刻前に退勤しようとするときは、派遣先
責任者に届け出なければならない。
(2)前項の届出は、原則として事前に行わなければならないが、緊急やむを得ない
場合は、事後すみやかに届け出、承認を得るものとする。
(外出・面会)
第 27 条 派遣社員は、就業時間中に私用外出してはならない。但し、やむを得ない事由が
ある場合は,予め派遣先責任者に許可を得た上で行うものとする。
(欠勤)
第 28 条(1)派遣社員は、病気またはその他やむを得ない事情により欠勤する場合,事前に
その事由を派遣先責任者等に申し出て承認を得なければならない。
事前の届出が不可能な場合には、事後,直ちに所定の手続きを取らなければなら
ない。
第4章
人
事
(退職)
第 29 条(1)派遣社員は、次の一つに該当するときは、その雇用を終了するものとする。
① 派遣期間が満了したとき。
② 本人が退職願を提出し、受理されたとき
③ 死亡したとき。
(2)派遣社員は、前(1)項の②により退職の申出をするときは、退職を希望する
14 日前までに口頭、または文書で会社に申出なければならない。
但し、退職願提出後 14 日を経過した場合はこの限りではない。
(3)退職願を提出した者は、退職日までは誠実に業務に従事し、必要な事務
引継ぎを完了しなければならない。
(4)現に企業に派遣中の派遣社員においては、退職希望日の 30 日前までに
退職意思の表明をすること。
(解雇)
第 30 条(1)派遣社員が次の各号に該当する場合は、30 日前に予告するか又は 30 日分の平
均賃金を支給して解雇する。
但し行官庁の認定を受けた場合は、この限りでない。
①精神又は身体上の障害のため、業務に堪えられないと認められたとき。
②技術、能力又は労働能率が劣悪で、改善の見込みがなく就業に適さな
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いと認められたとき。
③事業の継続が不可能で、その他やむを得ない事由により剰員と
なったとき
④勤務状況が著しく不良で就業に適さないと認められるとき。
⑤その他前各号に準ずる事由があると認められたとき。
(3)次の各号に該当する場合は、平均賃金を支給せず即時解雇する。
①日々雇用する者(引き続き1ヶ月を超えて使用した者を除く)
②2 ヶ月以内の期間を定めて雇用された者
(所定の期間を超えて雇用された者を除く)
(解雇制限)
第 31 条(1)前条の規定に関わらず、次の期間は解雇することはない。
①業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及び
その後30日間。
②産前産後の女子が第 16 条(労働基準法第 65 条)の規定によって
休業する期間及びその後 30 日間。
(2)会社が労働基準法第 81 条の規定によって打ち切り補償を支払う場合、 又は
天災事変その他やむを得ない事由のため事業の継続が不可能となった場合に、
その事由について行政官庁の認定を受けたときはこの限りではない。
(返還義務)
第 32 条(1)派遣社員が退職又は解雇されたときは、会社から交付又は貸与された物品及び
その会社に帰属するものを速やかに返還し、会社に債務のある者は当該日まで
に精算しなければならない。
(2)会社は派遣社員が退職又は解雇されたときは、原則として退職又は解雇の日
から1ヶ月以内に到来する賃金支払い日に賃金を支払い、派遣社員の権利に属
する金品を返還する。但し、権利者からの請求があった場合においては,労働
基準法第 23 条の規定により7日以内に賃金を支払う。
(業務引継)
第 33 条 派遣社員は、退職、解雇、または期間満了等により、会社との雇用契約関係が
終了するときは、雇用継続中に、派遣先及び会社が指定する者に対し、業務上
必要な引継ぎを完全に行わなければならない。
第5章
賃
金
等
(賃金の構成)
第 34 条 賃金の構成は次のとおりとする。
所定内給与
①
基本給与(月給・時間給制)
②
雑給与
時間外勤務手当 通勤手当 休日勤務手当
(賃金締切日および支払日)
第 35 条 賃金は前月 21日から起算し、当月 20 日に締め切って計算し、当月末日(支払
日が休日の場合はその前日。)に通貨で直接本人に支払う。ただし、あらかじめ
同意を得た場合は本人名義の預貯金口座に振り込むことによって支払うものと
する。
(基本給与)
第 36 条 基本給与は、原則として時間給とする。派遣先との間で日給月給制を契約した
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場合は、日給月給制を採用するものとし、個別契約書において定める。
(基本給与の決定)
第 37 条(1)基本給与は、本人の能力、経験、技能および作業内容等を勘案して各人ごと
決定する。
(2)基本給与は個別契約書に定めた所定就業時間内の実働時間に対して支給する。
(通勤手当)
第 38 条 通勤手当を次のとおり支給する。
①派遣社員の住居から会社までの通勤距離が 2km以上の者が交通機関
(汽車・電車・バス等をいう。以下同じ)を利用して通勤する場合。
②交通機関を利用して通勤する場合の通勤手当は会社が認めた方法に
よって通勤する場合に必要とされる通勤定期券購入代金とする。
③自家用車両を利用して通勤する場合の通勤手当は、通勤距離に応じて
別表 3 のとおり支給する。ただし、自動二輪、原付自動車にて通勤す
る場合は別表支給額の 2 分の1とする。自転車については1/3 とする。
④派遣先会社の所定日数に満たない場合は、契約就労日数を勘案して決定
する。
(超過勤務手当)
第 39 条 超過勤務手当ては,法定労働時間を越えた場合、超過勤務時間数に時間給と
下記の割増率を乗じたものとする。
①時間外労働の場合
2割5分
②法定休日労働の場合
3割5分
③深夜労働の場合
2割5分
④時間外労働が深夜の時間帯に及んだ場合
5割
⑤法定の休日労働が深夜の時間帯に及んだ場合
6割
(欠勤等の取扱い)
第 40 条 派遣社員が、欠勤、遅刻、早退等により勤務時間の全部または一部を勤務
しなかった場合は、その時間に対する基本給与は支給しない。
(昇降給)
第 41 条(1)会社は、社会経済情勢の変化、または個別契約書に定める業務内容の変更など
賃金の見直しを行う必要があると認めた場合には、派遣社員の賃金の昇給又は
降給等の改定を行うことがある。
(2)第7条の試用期間及び第8条の2項の更新(新たな雇用契約の締結も含む)
の場合の賃金については、その都度協議して決める。
(賞与・退職金)
第 42 条 この就業規則において定める派遣社員には賞与・退職金を支払わないものと
する。
第6章
安
全
衛
生
(安全衛生)
第 43 条 派遣社員は、会社または派遣先の行う安全衛生に関する指示等を守り、災害の
防止に努め、日常、健康の管理に留意しなければならない.
(健康診断)
第 44 条(1)会社は、雇用期間が6ヶ月以上の派遣社員に対して、1年に1回、定期
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健康診断を行う。又、特定の有害業務従事者に対しては、特殊健康診断を
併せて行う。
(2) 派遣社員は前(1)項の健康診断を受診しなければならない。
(衛生上の就業禁止)
第 45 条 派遣社員が法定伝染病・精神病・その他安全衛生法規に定める疾病に罹患
もしくはその疑いありと医師の診断を受けた場合、就業を禁止することが
ある。
(伝染病予防措置)
第 46 条 派遣社員は同居又は近隣者が法定伝染病に罹り、又はその疑いがある場合
は直ちにその旨を会社に届け出なければならない。
(安全衛生訓練)
第 47 条 派遣社員は、派遣先の会社業務に必要かつ安全な衛生についての教育訓練
を行う場合、派遣社員は進んでこれに参加しなければならない。
第7章
災
害
補
償
(災害補償等)
第 48 条(1)派遣社員が業務災害又は通勤災害により負傷し又は疾病にかかった場合は、
労働基準法、労働者災害補償保険法等により補償等を受けることができる。
(2)派遣社員が前(1)項に定める補償等を受けようとする場合は、その旨を会社に
申し出るものとする。
第9章
懲戒及び損害賠償
(制裁)
第 49 条 会社は、派遣社員の就業を保障し、業務の遂行上の秩序を保持するため
第 3 章第1節の「服務」に関する条文に抵触し派遣先及び会社に損害を与えた時
及び刑法その他法令に規定する刑に服することが確定したとき制裁に処す。
(制裁の種類)
第 50 条 制裁の種類は次の各号の通りとする。但し、制裁の事犯の内容によっては、
次の二つ以上を併せて行うことがある。
(1)譴責
始末書をとり将来を戒める。
(2)減給
1 回の減額を平均賃金の(労働基準法第 12 条)の 2 分の 1
以内とする。但し、総額は当該給与計算期間の総支給額の1/10
にとどめる。
(3)出勤停止
7 日以内において出勤を停止し、その期間の給与は支給しない。
(4)諭旨免職
退職願を提出するよう勧告する。なお、勧告した日から 3 日
以内にその提出がないときは、懲戒解雇とする。
(5)懲戒解雇 即時解雇する。労働基準監督署長の認定を受けたときは予告
手当てを支給しない。
(損害賠償)
第 51 条(1)派遣社員が会社に損害を与えたときは、会社は派遣社員にその損害額を賠償
させる。また、派遣社員が損害を賠償したとしても、会社は、原則として、
懲戒等を免じることはないものとする。
(2)派遣社員が派遣先または第三者に損害をあたえたときは、派遣社員は
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その損害を賠償しなければならない。
(3)派遣社員の損害賠償の義務は、退職または解雇後においても免責または
軽減されるものではない。
第 10 章
派遣の中止、登録取消
(派遣期間終了前の派遣中止)
第 52 条(1)派遣社員が明示された派遣期間の終了前に派遣先のやむを得ない事由で、
派遣先から業務処理の終了の申し出があった場合には、会社は派遣期間が終了
したものとみなして、その派遣先への派遣社員の派遣を中止する。
この場合会社は可及的速やかに派遣社員を別の派遣先に派遣するよう努力す
るものとする。
(2)前項の派遣期間内に派遣が終了したときは、契約期間の残余日数について
下記の計算式で休業手当(労基法第26条の規定による)を支給する。
ただし契約期間内に別の派遣先で就労した場合は、就労日前日までとする。
休業手当は原則として次の計算式で支給する。
休業前3ヶ月間に支払われた賃金総額 ×0.6 × 休業日数
この間の暦の総日数
なお、就労日数が3ヶ月に満たないときは、雇い入れ後の期間とする。
(派遣社員からの派遣就業の辞退の申し出)
第 53 条(1)会社は派遣先で就業中の派遣社員から、派遣就業を辞退したい旨の申し出が
あり、その申し出にやむを得ない事由があると認めた時は、派遣就業をさせな
いことがある。ただし、この申し出は派遣就業を辞退する日の14日前にしな
ければならない。この場合、契約期間の残余日の休業補償は行わない。
(2)前項の辞退で、派遣先との契約履行に重大な支障が発生し、会社が損害賠償の
請求を受けたときは、事情によりその全額又は一部について、派遣社員に損害
賠償を請求することがある。
(派遣先からの解約)
第 54 条 派遣先の会社が派遣社員の仕事能力や仕事技能の不足、勤務態度の不良を理由
として、派遣契約の解約を求めた時は、会社は充分その事情を調査し、理由があ
ると認めた時に派遣を停止する。この場合、契約期間の残余日については、
第 52 条第 1 項を準用する。但し、派遣契約の解約を求められた理由が本人に重
大な責任があると認められる時には労基法第20条及び第21条の規定にもと
づき解雇することがある。なお、下記の各号のいずれかに該当する者の残余日の
休業補償は行わない。
①日々雇用する者(引き続き 1 ヶ月を超えて使用した者を除く。)
②2 ヶ月以内の期間を定めて雇用した者(所定の期間を超え使用した者
を除く。)
③季節的業務に4ヶ月以内の期間を定めて雇用する者
④試用期間中の者(採用後 14 日を超えて使用した者を除く。)
(登録取消)
第 55 条 会社は、派遣社員が次の各号のいずれか一つに該当する場合は、派遣社員の
登録を取消す。
① 派遣社員からの登録取り消しの申出があったとき。
② 派遣社員の責に帰すべき事由で雇用契約が解除、解約、又は終了
13
した場合などで、会社が必要と判断したとき。
③ 会社が、派遣就業が困難である、または適当でないと判断したとき。
④ 登録時、または採用時に、経歴、職能、資格を詐称した場合、または
その他の事項について虚偽の申告をしたとき。
⑤ 故意又は過失により会社、派遣先、派遣先関係者、または第三者
に損害を与えたとき。
⑥ 会社、派遣先もしくは派遣先関係者に不利益を与える行為、または、
名誉、信用を損なうような行為があったとき。
⑦ その他、「派遣従業員就業規則」に違反したとき。
(清算)
第 56 条(1)派遣社員は、退職しようとする場合(懲戒解雇又は解雇された場合を含む。以
下同じ。)は、速やかに会社から支給された物品を返還し、その他会社に対する
債務を清算しなければならない。
(2)会社は、派遣社員が退職した場合は、権利者の請求があってから7日以内にそ
の者の権利に属する金品を返還する。
第 11 章
慶
弔
(慶弔)
第 57 条(1)会社は派遣社員の慶弔について、下記の通りその意を表する。
種
類
条
件
金
額
結婚祝い金
本人の結婚
10,000円
弔慰金
本人の死亡
10,000円
配偶者の死亡
5,000円
父母子女の死亡
5,000円
傷病見舞金
業務上の傷病
10,000円
5,000円
業務外(但し、1 ヶ月以上の休務)
災害見舞金
災害の程度に応じて決定する。
(2)前項の慶弔金の適用条件は次の通りとする。
①原則として派遣社員として 6 ヶ月以上就業し、かつ勤務成績優秀な者。
②6 ヶ月未満の者であっても、契約が 6 ヶ月以上の長期にわたる者及び
長期雇用が確実と認められる成績優秀者。
③上記の規定にかかわらず実績に応じて増額することがある。
第 12 章
付
則
(派遣元、派遣先の責任の区分)
第 58 条 派遣社員の派遣元、派遣先の主な責任の区分は次表のとおりである。
労働者派遣契約
労働基準法の使用者責任
【派遣元が責任を負う事項】
【派遣先が責任を負う事項】
① 労働契約
② 賃金(時間外等の割増賃金を含む)
① 労働時間、休憩、休暇、深夜残業
② 育児時間
14
【派遣元が責任を負う事項】
③ 変形労働時間を定め時間外・
休日労働の協定の締結・届出
④ 年次有給休暇
⑤ 産前産後休業
⑥ 災害補償
⑦ 就業規則
⑧ 一般的健康管理(定期健康診断等)
のための衛生管理体制
⑨ 雇入れ時安全衛生教育
【派遣先が責任を負う事項】
③ 生理日の就業が著しく困難な女性に
対する措置
④ 安全衛生管理体制(一般的健康管理を
除く)
⑤ 労働者の危険または健康障害を防止す
る措置
⑥ 就業制限等
(施行)
第 59 条 この就業規則は平成 15 年 8 月1日から施行する。
(制定 平成 15 年 7 月 29 日)
(改定 平成 15 年 10 月 29 日)
(改定 平成 16 年 5 月 26 日)
(改定 平成 18 年 6 月 1 日)
15
派遣社員の年次休暇日数
〔別表1〕
派遣社員に対し、勤続 6 ヶ月経過後、次のとおり年次有給休暇を与える。
(1)週所定勤務日が 5 日以上の者、1 年間の所定勤務日数が 217 日以上の者、週所定
勤務時間が 30 時間以上の者
勤務年数に応じ、前 1 年間(採用当初は前 6 ヶ月)の所定勤務日の 8 割以上出勤し
た場合、次の日数
継続勤務年数
付
与
日
数
6 ヶ月
1 年
6 ヶ月
2 年
6 ヶ月
3 年
6 ヶ月
4 年
6 ヶ月
5 年
6 ヶ月
6 年
6 ヶ月
10
11
12
14
16
18
20
(2)親会社及び関連企業の定年退職者を、退職した会社で再雇用する条件で受け入れた
派遣社員は、その会社の「定年退職者再雇用規定」による。
(3)所定勤務日数および所定勤務時間が(1)に達しない者
勤 続 年 数
週 所 定
1 年 間 の
6 年
1 年
2 年 3 年 4 年 5 年
労働日数
所定労働日数
6 ヶ月
6 ヶ月
6ヶ月 6 ヶ月 6 ヶ月 6 ヶ月 6 ヶ月
以上
4日
169 日∼216 日
7日
8日
9日
10 日 12 日 13 日 15 日
3日
121 日∼168 日
5日
6日
6日
8日
9 日 10 日 11 日
2日
73 日∼120 日
3日
4日
4日
5日
6日
6日
7日
1日
48 日∼ 72 日
1日
2日
2日
2日
3日
3日
3日
〔別表 2〕
その他法の定める休暇
休 暇 等
産前・産後休暇
生理休業
育児時間
育児休業
介護休業
内
容
産前6週(多胎妊娠 14 週)、産後 8 週
著しく就業の困難な者、必要日数
生後 3 年以内、1 日 2 回各 30 分
生後 3 歳までの子を養育する社員が申出た期間
要介護状態にある家族を介護する社員が申し出た場
合は、3 ヶ月以内
選挙権の行使等、必要時間
公民権行使時間
但し、申出の時点で会社に引き続き雇用された期間が1年以上である者
16
申請先
会 社
派遣先
派遣先
会 社
会 社
派遣先
自家用車両による通勤手当
〔別表3〕
片道
距離
2km
未満
2km
以上
手 当
(円)
円
0
片道
距離
11
km
手 当
(円)
8,100
片道
距離
21
km
手 当
(円)
片道
距離
31
14,100
km
手 当
(円)
20,100
片道
距離
41
km
手 当
(円)
26,100
2,700
12
8,700
22
14,700
32
20,700
42
26,700
3
3,300
13
9,300
23
15,300
33
21,300
43
27,300
4
3,900
14
9,900
24
15,900
34
21,900
44
27,900
5
4,500
15
10,500
25
16,500
35
22,500
45
28,500
6
5,100
16
11,100
26
17,100
36
23,100
46
29,100
7
5,700
17
11,700
27
17,700
37
23,700
47
29,700
8
6,300
18
12,300
28
18,300
38
24,300
48
30,300
9
6,900
19
12,900
29
18,900
39
24,900
49
30,900
10
7,500
20
13,500
30
19,500
40
25,500
50
31,500
[別表4] 親会社の定年退職者を再雇用する条件で受け入れた派遣社員の雇用期間
生年月日別雇用期間満了年齢
生年月日
昭和 21 年 4 月 2 日から昭和 22 年 4 月 1 日まで
昭和 22 年 4 月 2 日から昭和 24 年 4 月 1 日まで
昭和 24 年4月2日以降
17
再雇用期間
満了年齢
満 63 歳
満 64 歳
満 65 歳
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