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データ主導社会の実現に向けて
データ主導社会の実現に向けて 2016年12月14日 総務省情報通信国際戦略局長 谷 脇 康 彦 1 “データ主導社会の実現”に向けて サイバー空間 データを基に分析 AI 現実世界の データを送信 データが蓄積 分析結果や 結果に基づく制御 ビッグデータ センシング、デジタル化、データの変換・抽出等 ヘルスケア 利活用サービス スマート ファクトリー 自動運転 EMS 現実世界へのフィードバッ ク(新たな価値の創造) 現実世界 IoT 様々なモノ・機械・ヒト 労働力不足 医療費増大 社会課題 介護負担増大 資源枯渇 社会的課題の解決 Syetem of Systems (SoS)としてのIoT 2 System of Systems (SoS) オープンイノベーショ ンによる課題解決 サービス層 プラットフォーム層 Systemic Riskへの 対応の必要性 ネットワーク層 機器層 Multi stakeholderに よる協調 IoTシステム IoTシステム IoTシステム IoTシステム 2 ICTスマートシティ整備推進事業 ≪概要≫ ○ 地域が抱える様々な課題の解決や地域活性化・地方創生を目的として、防災、医療・健康、観光、教育等各分野における 成功モデルの普及展開を推進するとともに、ICTを活用した分野横断的なスマートシティ型の街づくりを推進する。 ≪目標≫ ○ 平成32年度までに100自治体以上(自主財源によるものを含む。)への成功モデルの自立的な普及展開を目指す(日本再 興戦略2016(平成28年6月2日閣議決定))。 都市が抱える多様な課題解決を実現 大企業やベンチャー 企業など、多様な 主体が参画 近隣自治体等へ 横展開し、波及 効果を最大化 データ連携基盤 (モジュール&クラウドによる共通化) 様々なデータを収集 農林水産 行政 気象 健康・医療 交通 観光 データ活用型スマートシティ IoTサービス創出支援事業(身近なIoTプロジェクト、H27補正~) 4 5 情報取引市場 パーソナルデータを活用する事業者等 情報取引市場 パーソナルデータ (匿名加工情報)の 蓄積 個人のポリシーに 基づくデータ利用の 許諾 情報取引銀行 個人・事業者 データの取引 ポリシーに基づく データの提供 6 IoTおもてなしクラウド事業 ○ ICカード内のIDやパスポート情報等と任意のサービスのIDをひもづける機能を提供 (IDや情報の登録等は空港やホテル等で実施) ○ 平成28年度及び29年度において地域実証を行い、2020年までの社会実装を目指す。 28年度:先行実証① おもてなしサービスを「面的」に展開 ・・・ Wi-Fi認証との 競技場への 連携 スムーズな入場 競技場内等で 座席まで案内 スマートな 移動 属性(言語等)に 応じた情報提供 ID等 <ID連携基盤> 災害情報 サーバ 翻訳 サーバ 個人ID DB 地域情報 サーバ 連携 オリパラ情報等 ・・・・ サーバ 属性情報 DB (千葉・幕張地区、渋谷地区、港区地区) 29年度:先行実証② ・競技場周辺 ・観光地 ・地方都市 等 継続的、持続的な 展開を後押し 2020年までに社会実装 共通クラウド基盤 ICカードが決済 インフラとして普及 3地区 ○誰もが一人歩きできる環境の実現 鉄道等の乗車 コンビニ決済 ※電子マネー利用可能箇所:全国のべ約233万か所(H28.3末) ○インバウンドの拡大 ○経済の活性化・持続的成長 7 IoTおもてなしクラウドの社会実装イメージ • バリアフリーに配慮した • 多言語に対応した • 混雑・工事状況等を踏まえた 競技場内の最適な移動 経路の表示 最適な経路情報の表示 • ICカードで本人確認と チケット入場処理を実施 通常時 災害情報の一斉配信 災害発生時 目的地 • タッチポイントがWi-Fiの Earthquake! Please evacuate! アクセスポイントに 混雑 現在地 現在地 Wi-Fi AP • チケット購入時にチケット情報と ICカード情報をクラウド上で紐付け チケット番号 パスポート番号 氏名 生年月日 ○○ ・・・・ ☓☓ ・・・・ □□ パスポート番号 国籍 食の禁忌 ・・・・ ・・・・ ・・ ・・・ チケット番号 ・・・ ・・ ・・・ IoTおもてなしクラウド 宿泊宿 宿泊施設 チケット番号 (座席番号) 目的地 • 宿泊先のホテルを表示 生年月日・国籍 宿泊宿 競技会場 母国語 食の禁忌情報 • メニューを母国語で表示 • 食の禁忌情報を表示 Wi-Fi AP • 競技終了後、街なか周遊中に、 飲食施設 Wi-Fi AP 宿泊宿への最適経路を表示 • 帰宅途中のおすすめ情報等を プッシュ通知 8 IoTを取り巻く政策課題 ■データ連携環境の整備 ■データ取引市場の整備 ■データ流通のための国 際的な制度の整合性の 確保 System of Systems (SoS) サービス層 ■認証連携基盤の構築 ■個人の情報コントロール 権の確保 (privacy by design) ■systemic riskへの対応 (security by design) (データ流通層) プラットフォーム層 ネットワーク層 ■SDN/NFVの実装化 ■5Gの早期実現 ■IT人材の育成(OTとITの 一体化) 機器層 IoTシステム IoTシステム ■研究開発の促進(AI等) ■規制制度見直し(シェアリングエコノミー) ■ベンチャー支援 IoTシステム IoTシステム ■機器間連携のための標 準化の推進 ■脆弱性対策の強化 ■AIの活用による端末制 御の高度化 Any Question?