...

日野自動車(株)プレゼン資料(PDF形式:410KB)

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

日野自動車(株)プレゼン資料(PDF形式:410KB)
1/11
日野自動車のFCバスへの
取組みと課題
2014-3-26 日野自動車㈱
2/11
商用車の環境技術開発の前提
商用車の使命
人や物を目的地に届ける
低コストで
(車両価格、燃費、
メンテナンスetc)
確実に
積載量を確保し
環境にやさしく
環境対応
両立
商用車ならではの
顧客ニーズに対応
環境性能と商用車機能の両立が必要
2014-3-26 日野自動車㈱
3/11
日野の環境対応
多様な燃料への対応
燃料消費量の低減
の改良
ハイブリッド
天然ガス・代替燃
システムの改良
料対応
従来パワートレーンの改良
車両電動化
ディーゼルエンジン
排出ガスの削減
(低CO2・NOx・PM)
HV・PHV
EV
FCV
次世代パワートレーンの開発
空力性能向上
車両軽量化
 タイヤの転がり
抵抗低減
:
車両改良
パワートレーン技術が環境対応の要
2014-3-26 日野自動車㈱
4/11
環境対応車の棲み分けイメージ
積載量
低燃費ディーゼル車
FCV
PHV
EV
HV
乗用車
EV化 可能領域
HV・PHV
EV
移動距離
FCV
低燃費ディーゼル車
積載量、移動距離、使用場所・用途に応じ、適材適所
2014-3-26 日野自動車㈱
5/11
大型商用車の特徴
 多様な車種
• 用途に応じて車両の種類が多く、少量多種生産。
• 使われ方が多様であり、走行パターン、条件も相違が大きい。
• 同時に多くの車型のFC化は困難であるが、一方路線バス等走行範囲が
限定されており、インフラ普及度の影響を受けにくい車種も存在。
 耐久性、信頼性
• 一般に走行距離が長く、耐用年数も長い。
• 高速走行主体の大型トラック等では10万キロ/年以上走行。
• 特定の走行パターンを継続する車種も多い。
 経済原則が基本
• 運行経費、積載効率、輸送効率等のメリットで選択される。
• 一部ユーザーでは環境性能でアピールのため導入されるケースもある。
• 燃費は大手を中心に管理ツールの導入が進み、詳細な比較をされる。
2014-3-26 日野自動車㈱
6/11
燃料電池車普及初期の車両選択
◎:非常に高い ○:高い △:課題あり
インフラ
連携
走行距離
大型路線バス
都市内から郊
外まで使われ
台数が多い
◎
○
120km/日
コミュータバス
狭い道路幅、
少人数の路線
に使用
◎
○
100km/日
リムジンバス
都市と空港間
で利用
○
○
300km/日
都市間高速バス
高速道路を利
用する大都市
間の搬送
○
○
1000km/日
大型観光バス
△
400~1000
Km/日
都市から山間
部まで様々なエ
リアで利用
◎
信頼性、搭載性の難易度増加
環境性能
ニーズ
使われ方
6
インフラが少ない普及初期には商用燃料電池車は路線バスが適している。
2014-3-26 日野自動車㈱
7/11
環境対応車の特徴と取組み
環境性能
CO2排出量※1
排出ガス
静粛性
車両性能
都市走行
山間部走行
走行距離
インフラ
積載量
軽油
充電
水素
取組み
低燃費
ディーゼル車
△
△
△
◎
◎
◎
◎
◎
ー
ー
燃費向上
排出ガス低減
HV
PHV
EV
FCV
○
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
ー
ー
○~◎
○~◎
○~◎
◎
◎
◎
△
◎
△
ー
◎
◎
◎
○
△
△
◎
ー
△
ー
◎
◎
◎
○
△
◎
○
ー
ー
△(※2)
市場導入済
燃費性能の向上
実証実験中
(東北地区)
コミュニティーバス
導入済
2016年
市場導入
※1:走行時 ※2:東京五輪開催などにより、今後急速に普及が進む可能性大
2014-3-26 日野自動車㈱
8/11
FCバス開発から市場導入における課題
ディーゼル同等の能力が求められる
開発段階
市場
導入後
耐久性
バス平均車歴12年60万㌔
信頼性
勾配発進能力
安全性
最大安定傾斜角度35°以上
定時性・安全性を支えるサポート体制
2014-3-26 日野自動車㈱
9/11
FCバス開発の取組み
平成25年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
交通低炭素化技術開発分野
事業名
代表事業者
大型路線用 日野自動車
燃料電池バ (株)
スの開発
共同実施者
概要
トヨタ自動車 将来の燃料電池搭載車両の普及に向けて、公共性、
環境性の観点からニーズの大きい大型路線燃料電池
(株)
バスの開発を実施する。燃料電池を商用車に適用する
際の大きな課題として動力性能、信頼性、耐久性
等の確保があげられる。
これらに対して燃料電池システム単体、それを搭載した
大型路線バスを製作し、性能、信頼性、耐久性を評価
し、市場投入に必要とされるこれらに関する技術開発を
実施する。
※環境省発表資料より
2016年市場導入を目標に開発を進める
2014-3-26 日野自動車㈱
10/11
FCバス市場導入に向けたロードマップ
技術
技術
開発
開発
アフター
アフター
サービス
サービス
2013
2014
FCシステム
FCシステム
開発
開発
FCシステム
FCシステム
評価改善
評価改善
バス車両
バス車両
基本設計
基本設計
バス車両試作
バス車両試作
走行試験
走行試験
2015
2016~2020
2021~
市場限定導入
市場限定導入
第2世代
第2世代
バス導入
バス導入
FCシステム
FCシステム
評価改善
評価改善
バス車両改良
バス車両改良
実証評価
実証評価
サービス体制
サービス体制
準備
準備
メーカー/販売店
メーカー/販売店
一体のサービス
一体のサービス
販売店主体の
販売店主体の
サービス体制
サービス体制
サービス技術の確立
サービス技術の確立
2014-3-26 日野自動車㈱
11/11
FCバス普及向けた課題
➢
➢ 動力性能・信頼性・耐久性の確保と制御技術の改良
動力性能・信頼性・耐久性の確保と制御技術の改良
⇒高性能燃料電池(FCシステム)・高性能バッテリーの開発
⇒高性能燃料電池(FCシステム)・高性能バッテリーの開発
⇒各ユニットの能力を最大限に生かしたフェールセーフ制御技術
⇒各ユニットの能力を最大限に生かしたフェールセーフ制御技術
技術開発
技術開発
➢
➢ バスとしての使用環境に適合した品質保証
バスとしての使用環境に適合した品質保証
⇒12年60万㌔使用に耐えられるユニットの開発
⇒12年60万㌔使用に耐えられるユニットの開発
⇒都市部以外でも走行できる性能の確保
⇒都市部以外でも走行できる性能の確保
インフラの
インフラの
整備
整備
➢
➢ バスの水素充填に対応できる水素ステーションの整備と、促進に向けた
バスの水素充填に対応できる水素ステーションの整備と、促進に向けた
国の支援
国の支援
➢
➢ バス事業者のランニングコストがディーゼル車以下となる水素価格
バス事業者のランニングコストがディーゼル車以下となる水素価格
導入補助
導入補助
➢
➢ バス事業者車両購入価格の補助(ディーゼル車との差金補助など)
バス事業者車両購入価格の補助(ディーゼル車との差金補助など)
2014-3-26 日野自動車㈱
Fly UP