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平成24年度事業報告書 - 一般財団法人 長寿社会開発センター
平 成 24 年 事 業 報 告 度 書 一般財団法人長寿社会開発センター 平成24年度事業報告書 目 次 第1 センターの運営等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 第2 センターの事業 1 高齢者の生きがい健康づくりを推進するための事業・・・・・・・2 2 高齢者福祉に関する従事者の養成研修事業・・・・・・・・・・・5 3 地域包括ケア・介護予防研修センター運営事業・・・・・・・・・6 4 国際長寿センター(ILC-Japan)運営事業・・・・・・・・・・・8 5 調査研究事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 6 出版事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 第1 1 センターの運営等 理事会・評議員会等の開催 (1)第1回理事会 日 時 平成24年6月12日 場 所 KKRホテル東京 議決事項 ① 平成23年度事業報告について ② 平成23年度収支決算について ③ 平成23年度公益目的支出計画実施報告について ④ 平成24年度第1回評議員会の開催について (2)第1回評議員会 日 時 平成24年6月28日 場 所 KKRホテル東京 議決事項 ① 平成23年度事業報告について ② 平成23年度収支決算について ③ 評議員の補欠選任について ④ 理事の選任について (3)第2回理事会 定款第50条に基づき書面表決による開催とした。 書面表決日 平成24年6月28日 議決事項 ① 理事長(代表理事)の選定について ② 副理事長(業務執行理事)の選定について (4)第3回理事会 定款第50条に基づき書面表決による開催とした。 書面表決日 平成25年3月5日 議決事項 平成24年度第2回評議員会の開催について (5)第4回理事会 日 時 平成25年3月26日 場 所 東海大学校友会館 議決事項 ① 平成25年度事業計画について ② 平成25年度収支予算について ③ 組織規程の一部改正について ④ 就業規則の一部改正について ⑤ 職員給与規程の一部改正について - 1 - (6) 第2回評議員会 日 時 平成25年3月26日 場 所 東海大学校友会館 議決事項 第2 1 ① 平成25年度事業計画について ② 平成25年度収支予算について センターの事業 高齢者の生きがい健康づくりを推進するための事業 (1)啓発普及事業 高齢者の生きがい健康づくりを推進するため、次の啓発普及事業を実施した。 ① 研究紀要「生きがい研究(19号)」の発行 高齢者の生きがいについての理論的基盤の整備を目標とする研究紀要「生 きがい研究」第19号を発刊した。創刊号から第18号までの「生きがい研 究」に掲載された論文について、生きがい研究の成果と課題をテーマに編集 委員が分野ごとに整理・分析を行い、全国の公立図書館、大学図書館及び関 係機関等に配布した。 発行回数 年1回 発行部数 5,000部 ② 情報誌「PORTA」の発行 高齢者の生きがい健康づくりを啓発普及するための情報誌「PORTA」 を発行し、関係機関及び高齢者大学学生等に配布した。 4月、7月、10月、1月発行 発行部数 合計25,000部 (2)高齢者の生きがい健康づくり活動推進事業 高齢者の生きがい健康づくり活動を推進するため、次の事業を実施した。 ① 都道府県明るい長寿社会づくり推進機構(以下「推進機構」とい う。)との連絡調整及び活動支援 推進機構間の連携強化及び当センターと推進機構との連携強化を図るため に、推進機構連絡協議会総会(2回)、全国7ブロックの代表による幹事会 (3回)等の開催について支援を行ったほか、実務担当者による会議(3回) を設けて効果的・効率的に活動が展開できるよう支援を行った。 ② 高齢者の生きがい健康づくり活動支援及び普及 - 2 - 生きがい健康づくり活動に取り組む高齢者グループの活動の支援と普及及び 推進機構と活動グループとの連携・強化を図ることを目的に助成を行った。ま た、パソコンお絵描き教室、ふまねっと、おもちゃ病院等の活動に対して全国 普及に向けた支援を行った。 <助成団体> 1)館林観光ボランティアガイドの会(群馬県) 「まちなか散策ガイドブックの製本と配布事業」 2)公益財団法人 群馬県長寿社会づくり財団 「シニア傾聴ボランティア育成支援事業」 3)ハートケアメイク(埼玉県) 「人生の最後まで自分らしく生きるための『健康メイク』事業」 4)民話の会どんとはれ 「民話語りの研鑽と出前口演のボランティア活動事業」 5)健やか交流塾(奈良県) 「おもちゃ病院ドクター養成事業」 6)みほのせき花咲きの会(島根県) 「生きがい健康づくりを通じて高齢者と子どもの世代間交流を推進する事業」 7)社会福祉法人 鹿児島県社会福祉協議会 「鹿児島県おもちゃ病院連絡協議会設置事業」 8)豊町クローバーサロン(鹿児島県) 「生きがい健康づくり活動を通じて高齢者の介護予防事業」 (3)全国健康福祉祭(ねんりんピック)開催事業 第25回全国健康福祉祭宮城・仙台大会(ねんりんピック宮城・仙台2012) を厚生労働省、宮城県、仙台市とともに開催した。 ① 全国健康福祉祭の開催 第25回全国健康福祉祭宮城・仙台大会の開催 会 開 催 期 平成24年10月13日~16日(4日間) 地 宮城県(7市6町) 延参加者数 約51万人 経済波及効果 約8,218百万円 18種目 ② シンポジウム(独立行政法人福祉医療機構助成金事業) 「楽しまずんばこれいかん~人生を愉しむ伊達な生き方」をテーマに、基調 講演とパネルディスカッションを実施した。 開 会 催 地 平成24年10月16日 場 東京エレクトロンホール宮城(仙台市) - 3 - 参加者数 1,280名 基 調 講 演 伊達泰宗(仙台伊達家十八代当主) パネリスト 伊達泰宗(仙台伊達家十八代当主) ジェームス三木(脚本家) 服部幸應(服部学園理事長) 沢田亜矢子(女優) コーディネーター 板橋恵子 ③ 音楽文化祭(独立行政法人福祉医療機構助成金事業) 高齢者をはじめ幅広い世代の出演者による音楽文化祭を開催した。 開 催 日 平成24年10月14日 会 東京エレクトロンホール宮城(仙台市) 場 観覧者総数1,339名 出演団体 宮城県多賀城高等学校吹奏楽部他7団体 ゲ ス ト 加藤登紀子 ④ シニアと子どもふれあい教室(独立行政法人福祉医療機構助成金事 業) 高齢者が有する知識、技術を生かして子どもたちとの交流を図るとともに、 「つくる喜び」を発見してもらう機会を提供することを目的に実施した。 開 催 日 平成24年10月13日~15日 会 場 夢メッセ宮城(仙台市) 観覧者総数1,339名 内 容 パソコンお絵かき教室 ペイントを使いパソコンで絵を描くおもしろさを体験してもらっ た。 ⑤ 心と身体を元気にするハートケアメイク(独立行政法人福祉医療機 構助成金事業) シニアによる生きがい健康づくり活動の実施例として、脳や気持ちを活性化 させ、シニア女性に生きがいと自信を持っていただく「健康メイク」を紹介し た。 開 催 日 平成24年10月13日~15日 会 夢メッセ宮城(仙台市) 場 観覧者総数1,339名 内 容 素肌をきれいに保つスキンケアやマッサージの仕方の健康メイク 講座を開催した。また口紅の色あわせなど、メークアップのこつ を伝えた。 - 4 - ⑥ 大会助成金交付事業(民間寄付金) 中央企業等16社、1団体より協賛金を募り、宮城・仙台大会運営のため実行 委員会に助成した。 2 高齢者福祉に関する従事者の養成研修事業 ホームヘルパー等の量的確保及び質的向上に資するため、ホームヘルパー等を 対象として、次の事業を実施した。 (1)介護技術指導者研修事業 介護職員初任者研修カリキュラムに準拠する介護技術指導者の養成を目的に 実施した。 期 日 第1回 平成24年9月20日~23日(4日間) 第2回 平成25年3月17日~20日(4日間) 会 場 戸山サンライズ(東京都) 講 師 柴田範子(東洋大学ライフデザイン学部 木下尚久(医療法人社団れいめい会 設 つくしの里 准教授) 新百合ヶ丘介護老人保健施 リハビリテーション部 白井孝子(東京福祉専門学校 ケアワーク学部 本間久恵(口腔機能支援センターさいわい 参加者数 部長) 教務主任) センター長) 105名(第1回47名、第2回58名) (2)ホームヘルパー現任研修事業 ホームヘルパー中央・ブロック研修会(日本ホームヘルパー協会に共催) ホームヘルプ活動の重要性を再認識し、ホームヘルパーの資質の向上を図る ことを目的に実施した。 〈中央研修会〉 期 日 平成25年3月23日~24日(2日間) 会 場 東京グランドホテル(東京都) 講 師 稲葉 好晴 (厚生労働省老健局振興課 課長補佐) 因 (日本ホームヘルパー協会 会長) 利恵 井上 千津子(京都女子大学大学院 教授) 境野 みね子(日本ホームヘルパー協会 清村 幸弘 (日本ホームヘルパー協会 石垣 栄一 (日本薬剤師会 君島 (厚生労働省社会・援護局 淳二 企画課 原 雄亮 東京都支部理事) 理事) 障害保健福祉部 自立支援振興室長) (厚生労働省社会・援護局 - 5 - 副会長) 障害保健福祉部 障害福祉課 受講者数 評価・基準係長) 93名 〈ブロック研修会〉 ○ 北部ブロック研修会 期 日 平成24年11月17日~18日 会 場 ゆうぽうと五反田(東京都) 講 師 千田 透 高砂 裕子 助川 未枝保(日本介護支援専門員協会 因 受講者数 利恵 (厚生労働省老健局総務課介護保険指導室長) (全国訪問看護事業者協会 理事) 副会長) (日本ホームヘルパー協会 会長) 副会長) 青木 文江 (日本ホームヘルパー協会 酒井 雅子 (函館市ホームヘルパー連絡協議会 仁平 明美 (栃木県ホームヘルパー協議会 境野 みね子(日本ホームヘルパー協会 会長) 会長) 副会長) 81名 ○ 中部ブロック研修会 期 日 平成24年10月20日 会 場 じばさん三重(三重県) 講 師 西田 寿美(三重県立こども心療センター 松山 政司(厚生労働省老健局振興課 基準第一係長) 真鈴川 聡 (真鈴川神経内科クリニック 松枝 受講者数 あすなろ学園) 院長) 桂子(ai NURSE㈱) 75名 ○ 南部ブロック研修会 期 日 平成24年12月15日~16日 会 場 パルメイト出雲(島根県) 講 師 鈴木 貴士 (厚生労働省老健局振興課 佐藤 力 (法テラス島根地方事務所) 岩崎 東 受講者数 3 人材研修係長) 一人 (島根県立中央病院 医療局技術アドバイザー) 美奈子(精神障害者支援センターふあっと精神科認定看護師) 63名 地域包括ケア・介護予防研修センター運営事業 地域包括ケア及び介護予防を推進し、もって地域で暮らす高齢者が自立した生 活を営めるよう支援することを目的に、その中核機関である地域包括支援センタ - 6 - ーに従事する者等に対し、地域包括支援センターの業務に関する研修を、次のと おり実施した。 (1)地域包括支援センター職員基礎研修 期 間 平成24年6月18日~7月24日 開催回数 6回 会 場 京都テルサ他3か所 講 師 山本繁樹(立川市南部西ふじみ地域包括支援センター センター 長) 川端伸子((公財)東京都福祉保健財団高齢者権利擁護支援センタ ー センター長) 大澤愛子(田浦・逸見地域包括支援センター 施設長) 他 受講者数 737名 (2)地域包括支援センター職員課題別研修(地域力との協働、セルフネ グレクト事例への支援) 期 間 平成24年11月14日~12月18日 開催回数 7回 会 場 KKRホテル博多他3か所 講 師 木内健太郎(大磯町地域包括支援センター 髙橋智子 ター 統括管理者) ((公財)東京都福祉保健財団高齢者権利擁護支援セン 専門相談員) 他 受講者数 1,055名 (3)介護予防ケアマネジメント入門研修 期 間 平成24年10月16日~10月26日 開催回数 2回 会 場 Learning Square新橋他1か所 講 師 岩本朋子(大磯町地域包括支援センター センター長) 佐藤奈奈子(すみよし地域包括支援センター 他 受講者数 169名 (4)地域包括ケア担当保険者職員セミナー - 7 - センター長) 期 間 開催回数 平成24年10月5日 1回 会 場 Learning Square新橋 講 師 岡島さおり(厚生労働省老健局振興課地域包括ケア推進官) 土屋幸己(富士宮市地域包括支援センター センター長) 水村美穂子(青梅市地域包括支援センターすえひろ 東内京一(和光市 受講者数 センター長) 保健福祉部長) 121名 4 国際長寿センター(ILC-Japan)運営事業 ILCグローバル・アライアンスの一員として、他の13カ国(アメリカ・フランス・ イギリス・ドミニカ共和国・インド・南アフリカ・アルゼンチン・オランダ・イスラ エル・シンガポール・チェコ共和国・ブラジル・中国)との友好・協力関係を中心に して、国内外で積極的な事業を行った。 (1)国際的なネットワークを活用した調査研究、情報分析・広報・啓発 活動 ① 「Profile of Older Japanese 2013」(英文版)刊行 国際的に注目度の高い日本の高齢者の実像を、海外に正確に紹介するデータ ブック「Profile of Older Japanese 2013」を刊行した。「寿命と人口構成」 「家計と家族」「住まい」「健康」「栄養」「介護」「経済状況」「社会との 関わり」の関連データと解説に加え、リタイア後の高齢者の日常生活に関する 国際比較調査の結果を掲載した。 ② 「長寿社会グローバル・インフォメーションジャーナル」の刊行 通算19号と20号を刊行、配布した。19号は「プロダクティブ・エイジ ング」、20号は「老いと死」について特集を組んだ。 (2)国際的な交流推進と情報提供 ① 国際シンポジウムの開催と参加 平成24年5月28日、チェコのプラハで行われたIFA(International Federation on Aging)世界大会において、ILCグローバル・アライアンスは 「世界のProductive Agingの現状と課題」をテーマに国際シンポジウムを開催 した。 併せてILCグローバル・アライアンス年次総会を平成24年5月26、27 日の両日、プラハのカレル大学で開催した。 ② 国際会議・学会への参加 - 8 - 平成24年10月、シンガポールの国際緩和ケア会議において、「理想の看 取りと死に関する国際比較研究」の成果を発表した。 ③ その他 新聞雑誌への情報提供やインタビュー、教育関連企業への寄稿、YouTube出 演など、様々な媒体を通じて長寿社会に対する意識と理解(長寿リテラシー) の向上を目指す取り組みを重ねた。 (3)企業との協働による長寿リテラシーの普及 長寿社会ライフスタイル研究会準備会を立ち上げ、勉強会を 4 回開催した。 また、企業の顧客向けのセミナーでレクチャーを行うなど、協働の可能性を 検討した。 5 調査研究事業 長寿社会に関する次の調査研究事業を実施した。 (1)地域ケア会議運営マニュアル作成事業(国の補助事業) 平成23年6月の改正介護保険法第115条の46第5項により、地域 包括支援センターは多職種協働による地域包括支援センターネットワーク の構築が努力義務化されたことに伴い、新たに関係課長通知に規定された 「地域ケア会議」について、その具体的な運営方法についてとりまとめる とともに、先駆的に取り組んでいる事例を紹介した「地域ケア会議運営マ ニュアル」を作成し配布した。 委員長 高良 麻子(東京学芸大学 准教授) 委 員 江田 佳子(佐々町地域包括支援センター 係長) 他9名 (2)初任訪問介護員に対するOJTの手引き検証事業 平成23年度に作成した「初任者訪問介護員に対するOJTの手引き」を検証 及び見直しをすることにより、実用性の高い手引きを作成することを目的と した検討委員会を設置した。 委員長 藤井賢一郎(日本社会事業大学専門職大学院 委 阿部智子(訪問看護ステーションけせら 員 他9名 協力事業者8名 - 9 - 准教授) 所長) (3)プロダクティブ・エイジングと健康増進に関する国際比較調査研究 事業(国の補助事業) 本調査・研究では、各国で行われてきたプロダクティブ・エイジングに関 する調査研究の総括を行うとともに、国内外において高齢者の社会参加を進 めている機関へのインタビューを実施し、日本型のプロダクティブ・エイジ ングのあり方を模索した。 ① 調査・研究委員会 鈴木隆雄(国立長寿医療研究センター研究所長) 秋山弘子(東京大学高齢社会総合研究機構特任教授) 柴田博(人間総合科学大学保健医療学部長) 他6名 ② 国際比較調査 1)国内外プロダクティブ・エイジング調査 日本(横浜・川崎)とイギリス(ロンドン、ベルファスト)、オランダ(ラ イデン、ハーグ)6都市でのインタビュー調査実施。 2)プロダクティブ・エイジングに関する各国の法制・制度調査 ILCフランス、オランダ、イギリス、シンガポールから回答を得た。 ③ ラウンドテーブルミーティングの開催と東京宣言の採択 開 催 日:平成25年2月8日 テ ー マ:「世界の高齢者のプロダクティブ・エイジング」 基 調 講 演:バロネス・グリーングロス (ILCグローバル・アライアンス共同理事長、ILC-UK理事長) プログラム:研究の中間報告と議論 6 出版事業 (1) 図書出版・販売事業 ①「介護職員基礎研修テキスト」(全12巻)の作成、販売 ②「訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修テキスト」(1級課程、2級課程) の作成、販売 ③「介護職員初任者研修テキスト」(全3巻+DVD冊子)の作成、販売 ④「介護職員実務者研修テキスト」(全12巻)の作成、販売 ⑤「<六訂>介護支援専門員基本テキスト」の作成、販売 ⑥「<五訂>介護支援専門員実務研修テキスト」の作成、販売 ⑦ 「<四訂>「居宅サービス計画書作成の手引」の作成、販売 ⑧ その他関係図書等の作成、販売 - 10 - (2) 健康手帳作成・販売事業 健康増進法に基づく健康手帳の作成、販売 - 11 -