...

平成25年 8月

by user

on
Category: Documents
30

views

Report

Comments

Transcript

平成25年 8月
平成25年8月
普及活動月報
西臼杵支庁・各農林振興局(農業改良普及センター)の主な普及活動を紹介します。
I 主な普及指導活動等の取組
1(中部)
「みんなで取り組む鳥獣被害対策プロジェクト」
23日、宮崎市加江田萩原集落において、事業により電
気柵を設置予定の集落代表者や関係機関等の参加により
電気柵設置研修会を開催しました。
普及センターから「電気柵の基礎と効果的な設置方法」
と題して講演や現地研修を行いました。
2(中部)中部地区女性農業者サポート協議会「一歩踏み出す女性経営者研修会」の開
催
22日、平成25年度女性経営者発展支援事業を活用し宮
崎県担い手育成総合支援協議会と共催で行いました。西
諸県地域からも参加があり、中部管内と合わせ78名の参
加がありました。パネルディスカッションでは担い手担
当専門技術担当をコーディネーターに管内の6名のリー
ダーをパネラーとしてそれぞれの経験や意見を交えた発
言を聞き、参加者と今後の課題について共有しました。
また、私の夢2分間スピーチでは、各組織の代表者1名ずつが一歩踏み出すをテーマに
夢を語りました。今回の研修内容は今後のサポート協議会の活動充実につながるものと
なりました。
3(南那珂)早期水稲後作の活用による飼料生産プロジェクト推進会議を開催
9日、南那珂農業改良普及センターで、市・県・民間
の農業機械リースメーカーの出席のもと、早期水稲収穫
後の水田を活用した飼料作物の生産推進会議を行いまし
た。
会議では水田の有効活用を図り、自給飼料増産につな
がるように、水田活用の現状や今後解決すべき課題が協
議されました。
その後、本年度に実証を行う水田において現地検討
現地検討の様子
を行いました。
- 1 -
4(北諸県)肉用牛肥育における産地改革支援活動に係る検討会の開催
16日、JA都城肥育牛課の営農指導班会議において産地改革支援活動に係る検討会を
行いました。
2年目の分析となりますが、本格的な農家指導は本年度からです。当面はJAで選定
した重点指導農家17戸を中心に、指導対象者の選定や現地指導等に連携して取り組む
こととなりました。
5(北諸県)施設きゅうり部会施肥設計検討会の開催
19日に部会全体、20日に高崎支部、21日に安久支部の
施肥設計検討会を実施し、土壌分析結果に基づき施肥設
計を行いました。
施肥設計は、3段階に区分した目標収量(15t・20t・
25t/10a)に応じた施肥量となり、大半の生産者が20
t目標にしています。
土壌分析結果としては、全体としてリン酸・カリが過
剰となっている圃場が多く見受けられました。
6(西諸県)地区SAP会議自主勉強会を支援
27日、普及センターで自主勉強会が開催されました。地区会員15名、新規就農者2名
が参加し、堆肥の作り方・使い方の基礎について、畜産試験場川南支場と普及センター
が講義を行いました。その後の質疑応答では堆肥の施用や、堆肥の切り返しについての
質問がありました。
7(西諸県)JAこばやしマンゴー部会定例会の支援
12日、16日、20日、JAこばやしマンゴー部会定例会
が開催されました。
定例会では、剪定後の新梢管理(温度、水管理及び病
害虫対策等)について説明を行ない、更に、平成24
年産マンゴー出荷実績についてマトリックス分析結果の
説 明を行ないました。
8(児湯)都南営農生産組合の設立
7日、都農町にて、都南営農生産組合の設立 総会が
開催され、組合規約及び事業計画・収支予算が承認さ
れました。組合員は12名で、飼料用稲(WCS)の作
業受委託を行っていきます。今年度は1.9haの栽培を行
っており、今後、都南地区の90haを対象に事業を展開
していく計画です。
- 2 -
9(児湯)茶の巡回指導の実施
9日、新富町にて、県営農支援課専技と全国茶品評会出品茶園の巡回指導を行い、こ
れからの茶園の管理等について指導を行いました。
また、全国茶品評会出品茶園の土壌分析結果を生産者13戸にフィードバックし、今後
の土壌改良を指導しました。
10(児湯)JA尾鈴いちご青年部学修会の開催
18日、JA尾鈴中央事業所にて、炭酸ガスの効果に関するいちご青年部学修会が開催
されました。JA尾鈴管内で昨年実施されたトマトやいちご栽培における炭酸ガス施用
試験で良好な成果が得られたため、今年度も引き続き実証試験を行い、現地検討会を行
うことになりました。この成果を受けて、数名の生産者が新たに炭酸ガス発生装置を導
入する事となりました。
11(東臼杵南部)いきいき女性社会参画支援事業の取り組みを支援
各市町村、組織ごとに女性のパワーアップを目的にし
た研修会の企画を進めています。
諸塚村では、1日に農泊組合のメンバーで、トマトや
夏野菜を使ったスローフードの勉強会が行われ、普及セ
ンターからも情報提供や助言をしました。宿泊者の食事
メニューや、生活体験について情報交換が行われました。
観光協会からは、フェイスブックで逐次、地元の魅力が
発信されています。受入農家は現在8戸ですが、メンバ 完熟トマトでピューレを加工しまし た
ーの拡大が課題のようです。
12(東臼杵北部)農村女性リーダー会「アグレディス」の活動を支援
28日、7月に発足した農村女性リーダー会が、今年度の活動計画を具体的に検討しま
した。
県の農山漁村女性いきいき社会参画支援事業を活用し、5つの研修会等(経営学修会
・和牛女性部交流会・女性農業者との現地交流会・家族経営協定研修会・販売力アップ
研修会)に取り組み、地域の農村女性の経営や社会参画及び資質向上などの支援に向け
て活動を充実させて行くことになりました。
- 3 -
13(東臼杵北部)ダリア栽培講習会で栽培管理技術を指導
20日、普及センターにて、生産者4名と関係機関担当
者が出席し、ダリアの栽培講習会を開催しました。
管内では、今年度から初めて栽培が行われる品目であ
るため、原産地の気候から見る栽培特性を始めとして、
ほ場準備・定植後の管理・病害虫防除・収穫後の鮮度保
持技術等、延岡版の栽培指針を用いて基礎的な部分から
詳しく栽培講習を行いました。
生産者からは定植後の管理や病害虫防除等について熱
心に質問があり、有意義な講習会となりました。
講習会の様子
14(東臼杵北部)延岡地域稲作研究会普通期水稲現地検討会を支援
26日、JA延岡塩浜倉庫及び現地にて延岡地域稲作研究会の現地検討会が開催されま
した。
塩浜倉庫では、早期水稲の集荷及び検査結果について、JAの担当者による説明があ
り、集荷量は昨年対比3割増となり、品質については1等米が7割、格下げ要因はカメム
シによる斑点米という結果でした。
沖田地区の現地では、普及センターの担当者が、早期型緩効性肥料の普通期水稲での
効果確認及び多収品種比較試験について、また、野地地区では、奨励品種現地決定試験
について、試験内容と生育状況の説明を行いました。
会員は新品種に関心が強く、熱心な意見交換が行われました。
15(西臼杵)三ヶ所中学校・鞍岡中学校合同鳥獣被害対策教室の開催
20日、五ヶ瀬町の鞍岡中学校にて、当中学校と鞍岡中学校の3年生を対象として、鳥
獣被害対策教室を開催しました。
この教室は、地域学習として鳥獣被害対策を学ばせたいという学校側の考えから、普
及センターへ要請があり、昨年から実施しているものです。2年目の今回は、県の鳥獣
被害対策スペシャリストの井上氏も講師に迎えました。
教室では、西臼杵地区の鳥獣被害の現状や被害の原因と対策について講習した後、ロ
ケット花火を使用した追い払い実習をしました。研修後の感想文には、鳥獣被害対策の
ポイントが上手にまとめられ、「農作物被害がでているので家族にも教えたい」との意
見も書かれていました。
井上氏による講習
追い払い実習
- 4 -
16(西臼杵)肉用牛生産性向上巡回指導の実施
22日、23日に延岡家畜保健衛生所、JA高千穂地区、普及センターで管内の肉用牛飼
養農家において、生産性向上巡回指導(4回目)を実施しました。
新規就農者など若手農家6戸について、それぞれの代表子牛4頭の生育調査(体重、
体高、胸囲の測定)及び母牛の繁殖検診(妊娠確認、繁殖障害早期発見)を実施し、今
後の飼養管理の注意点等について指導を行いました。
妊娠鑑定
II
生育調査
管内農業・農村の出来事や新たな動き
1(中部)綾町果樹生産者大会が開催
2日に開催され、生産販売実績が優秀であった個人及
び集団の表彰されました。大会決議が満場一致で可決さ
れ、参加者の意識高揚が図られました。また宮崎大学医
学部の山口氏により「ロコモティブシンドロームと日向
夏」と題した講演会も行われ、盛会のうちに終了しまし
た。
2(中部)中部地域農作物少雨対策会議が開催
7日、関係機関の他、各地域の土地改良区も出席し開催されました。ダムの貯水量や
農作物生育の現況、今後の対策等について検討が行われました。露地野菜・果樹等につ
いては、可能な限り畑かん等を利用した散水に努めるとともに、水利用の大半を占める
水稲については、必要な灌水は行いながらも節水を呼びかけることとなりました。
3(南那珂)串間市塩屋原農用地利用改善団体設立総会が開催
24日、串間市塩屋原農用地利用改善団体の設立総会が開催されました。串間市では7
地区目で、本年度に入って3地区目となりました。
塩屋原地区は、地区外の地権者が多い地区ですが、集落営農等により農地を守らなけ
ればならないという強い意志があり、設立に至りました。
普及センターでは、今後とも関係機関と連携して集落ビジョン策定等で支援していく
予定です。
- 5 -
4(南那珂)にちなんオリーブプロジェクト園地巡回を実施
8~9日、にちなんオリーブプロジェクトの研修会が開
催されました。
今回は、小豆島から講師を招き、日南市内12ヶ所のオ
リーブ試験栽培園地を巡回しながら栽培指導を受けまし
た。
今年は、若木でも花がつきやすい品種でわずかに結果
がみられます。また、今年度から新たに8品種が導入され、
オリーブの巡回の様子
合計20品種で試験栽培に取り組んでいます。
5(北諸県)6次産業化推進大会の開催
9日、都城市での6次産業化を推進するため、「はばた
け都城!6次産業化推進大会」が開催されました。
大会は3部構成で開催され、最後に都城市長をはじめ、
地元高校生、生産者、商工業者の代表による大会宣言が
なされました。大会には多くの農林水産業関係者や国、
県の関係者、6次産業化関係者が出席し、取り組み拡大
を考える契機となりました。
6(北諸県)みやざきサルサミットの開催
2、3日、県内の鳥獣被害防止対策モデル集落に指定さ
れている5集落の住民と関係者が参加し、野生鳥獣によ
る農作物などへの被害対策を話し合い「みやざきサルサ
ミット」が開催されました。
2日には、モデル集落の事例発表と現地視察、集落間
の意見交換会、3日には、酪農公社のシカ被害対策展示
圃の視察が行われ、県内の鳥獣被害対策について各集落
間、関係機関での情報共有が図られました。
7(西諸県)女性経営者研修会が開催
22日、中部農業改良普及センターにおいて、女性農業
者を対象とした研修会が開催され、西諸県地区から9名が
参加しました。
「一歩踏み出す」をテーマにパネルディスカッション
や2分間スピーチが行われ、西諸県地区からの参加者も積
極的に質問する等、活発な意見交換により、有意義な研
修会になりました。
- 6 -
8(児湯)宮崎県花き生産連児湯地区総会及び研修会の開催
20日、高鍋総合庁舎にて、花き生産連児湯地区総会及び研修会が開催されました。
総会では全ての議事が承認され、平成25年度も引き続き花育活動に取り組むことなど
が確認されました。また、総会後に開催された研修会では、県農産園芸課担当から「み
やざき花の日」に関する取り組みについての説明がありました。
9(東臼杵南部)へべす豚プロジェクト会議が始動!
26日にへべす豚プロジェクト会議の設立総会が行われ
ました。この会議は日向市の特産へべすの絞り粕を豚に
給与し、新たなブランドを確立することにより養豚経営
の活性化を図ることを目的としています。
すでにへべすの搾り粕の給与試験を行っており、10月
上旬には肉質分析の結果が判明する予定です。あくまで
予備試験の段階ですが、地域養豚の活性化が期待されま
す。
設立総会の様子
10(東臼杵南部)JA日向のホオズキを知事に贈呈
1日に宮崎県花き協議会を代表して、JA日向ほうず
き部会の柳田部会長ほか関係者が出席し、ホオズキの知
事贈呈を行いました。知事との懇談では栽培するうえで
の苦労話や、品質(今年は色つきが悪い)の事などを話
されました。知事からは「ホオズキは宮崎のイメージカ
ラーそのもので、今後も期待したい。」とのコメントを
いだだきました。
知事贈呈の様子
11(東臼杵北部)JA延岡玉ネギ部会研修会・総会が開催
23日、延岡市内において、JA延岡玉ネギ部会研修
会及び総会が開催されました。
研修会では普及センターの担当者が、「平成26年産
玉ねぎ栽培でもっと儲けるためには」と題して講演を
行い、展示ほ結果を基に高単価が期待できる新作型「葉
付き玉ねぎのトンネル栽培」を推進しました。
総会では、販売金額が過去2番目となったことが報告
され、26年産での1億円達成に向けて一層の努力の呼び
かけがありました。
- 7 -
研修会・総会の様子
12(東臼杵北部)技術員会で産地戦略の策定等について検討
20日、普及センターにて、第5回目の延岡地区営農
振興協議会定例技術員会を開催し、関係者17名が参加
しました。
今回は、産地戦略(産地ビジョン)の策定や少雨・
高温の農作物への影響等について検討を行いました。
特に、産地戦略については、これまで市・JA・県が
共通認識のもとに策定した主力品目の戦略(ビジョン)
が無かったため、策定に向け内容とスケジュールの検
討を行いました。
その結果、スケジュールについては、各機関の事業計画等との整合を図るために提案
よりも前倒しする意見が出る技術員会の様子など、積極的な議論が行われました。
13(西臼杵)高千穂町花き生産組合夏季品目展示品評会の開催
8日、高千穂役場のロビーで花きの展示品評会が
開かれました。品評会では高千穂町内で生産された
キクやトルコギキョウ、ホオズキなど計27点が出品
されました。
出品された花はいずれも甲乙つけがたいものでし
たが、審査の結果、最優秀賞には馬原至さんの大輪
ギク「サンライム」が選ばれました。
また、優秀賞には馬原久光さんのホオズキ、後
藤慶生さんのトルコギキョウ「エクレア」、佐藤順市
花き展示品評会
さんの小菊「ささやき」、佐藤朝生さんの小菊「せあら」、桐木善大さんの小菊「はるな」
(順不同)の5点が選ばれました。
また、10日には町内の直売所「鬼八の蔵」で花の即売会が行われ、お盆に向けてキク
などを買い求めるお客さんでにぎわいました。
- 8 -
Fly UP