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決算説明資料
決算説明資料 株式会社タダノ 2011年04月 ~ 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して ~ ※予測に関する注意事項 ・本資料(業績計画を含む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて作成して おりますが、リスクや不確実性を含んでおります。 会社概要 【会社名】 【代表者】 【本社】 【主な事業】 【事業所】 【拠点】 【関係会社】 株式会社タダノ(1948年8月24日設立)創業者 多田野 益雄 1955年国内初の油圧式トラッククレーンを開発 代表取締役社長(CEO)多田野 宏一 香川県高松市新田町甲34番地 建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車の製造販売 東京事務所(墨田区)、高松工場(高松市)、志度工場(さぬき市)、多度津工場(多度津町)、 千葉工場(千葉市) (国内) 3支社、10支店、23営業所(海外)北京事務所、中東事務所(UAE・ドバイ) 国内子会社 11社、国内関連会社 1社、海外子会社 13社、海外関連会社 2社 (10年4月1日付で国内サービス子会社3社を合併したため、国内子会社は11社となっております。) 【資本金】 【売上高】 【従業員数】 13,021百万円 【株式】発行済 89,807百万円(10年度) 連結 3,091名、単独 1,424名(11年3月末) 【主要な子会社】 (10年度末) 129百万株 株主数 売上高 9,534名 (11年3月末) 従業員数 ファウン(独・バイエルン州) 建設用クレーン等の製造 16,924百万円 477人 (90年に買収) タダノ・ファウン(同上) 建設用クレーン等の販売 19,741百万円 106人 (91年設立) タダノ・アメリカ(米・テキサス州) 建設用クレーン等の販売 6,885百万円 48人 (98年子会社化) ㈱タダノアイメス(東京都墨田区) 建設用クレーン等の販売(中古クレーン) 7,924百万円 18人 (00年子会社化) 四国機工㈱(香川県多度津町) 2,957百万円 118人 (89年子会社化) 建設用クレーン等の部品の製造 1 10年度決算のポイント 【当社の現況】 ●世界総需要がピーク時の半分以下となり、 10年度 売上高は3年間で半減した。(07年度比51.5%) 増減率 ●「雇用と協力工場を維持する」方針のもと、 金額 比率 次の回復局面に備えているが、急激かつ大幅 89,807 100.0% -13.9% な売上減少により、固定費を賄えず、赤字を 余儀なくされた。 -3,733 -4.2% ●遅行性のあるクレーン市場は、10年12月より 需要回復が鮮明になりつつある。 -3,886 -4.3% (単位:百万円) 09年度 金額 売上高 比率 104,251 100.0% 営業利益 612 0.6% 経常利益 297 0.3% -895 -0.9% 当期純利益 1株当たり配当金 -6,722 -7.5% 中間 5.00円 中間 0.00円 期末 3.00円 期末 3.00円 年間 8.00円 年間 3.00円 09年度 - 10年度 設備投資額 1,583百万円 964百万円 減価償却費 3,060百万円 2,696百万円 為替レート(EUR) 130.20円 116.39円 為替レート(US$) 93.57円 87.81円 ※設備投資額にはリース資産分を含んでおります。 ◆ 3年連続の減収、2年連続の最終赤字 ・シェアアップにより売上確保に努め、引続きSVE 活動による原価低減、総人件費圧縮と諸経費 削減、たな卸資産適正化に取り組んだ。 ◆国内売上は増加、海外売上は大幅減少 ⇒建設用クレーン(国内)187億円 → 198億円(+ 6.2%) 弱いながらも需要回復 ⇒建設用クレーン(海外) 470億円 → 275億円(△41.3%) 主力の欧米市場で需要概ね半減 ◆海外売上高比率 53.9% → 42.6% ◆売上減少に伴い、収益が悪化 経常利益 当期純利益 2億円 → △38億円 △8億円 → △67億円 ※為替レートは1-12月期中平均レート(海外子会社12月決算のため) 2 損益計算書(対前期比較) (単位:百万円) 09年度 金額 売上高 売上原価 10年度 比率 104,251 100.0% 金額 比率 89,807 100.0% 比較増減 -14,443 83,756 80.3% 74,474 82.9% -9,282 607 0.6% 411 0.5% -195 売上総利益 21,102 20.3% 15,745 17.6% -5,357 販管費 20,490 19.7% 19,478 21.7% -1,011 612 0.6% -3,733 -4.2% -4,346 割賦販売利益 営業利益 営業外損益 -315 -0.3% -152 -0.1% 162 経常利益 297 0.3% -3,886 -4.3% -4,183 特別損益 -469 -0.5% -4,955 -5.5% -4,485 税引前当期純利益 -172 -0.2% -8,841 -9.8% -8,669 法人税等 594 0.6% -2,112 -2.4% -2,707 少数株主利益 129 0.1% -6 0.0% -135 -895 -0.9% -6,722 -7.5% -5,826 当期純利益 【増減のポイント】 ◆売上原価率 80.3% → 82.9% ・売上減少に伴う粗利低下、販売価格の低下、 原材料価格や操業度低下による原価の上昇 売上原価率は前期比 2.6%悪化 ◆販管費 10億円減少 ・変動費増加 ・人件費減少 ・その他諸経費減少 +351百万円 △301百万円 △1,061百万円 ◆営業外損益 ・営業外収益 ・営業外費用 1,089百万円 1,404百万円 → 954百万円 → 1,107百万円 ・特別利益 382百万円 ・特別損失 852百万円 ※主な特別損失の項目 投資有価証券評価損 減損損失 退職給付制度改定損 → 297百万円 → 5,252百万円 ◆特別損益 1,981百万円 1,689百万円 1,239百万円 ◆経常利益増減要因 ⇒売上144億円減により ⇒売上原価率2.6%悪化により ⇒割賦利益の減少により ⇒販管費の減少により ⇒営業外損益の改善により △28億円 △23億円 △2億円 +10億円 +2億円 3 貸借対照表(対前期末比較) (単位:百万円) 09年度末 10年度末 比較 増減 金額 比率 金額 比率 手許資金 30,832 19.3% 30,378 20.8% -454 売上債権 31,710 19.8% 30,498 20.9% -1,211 たな卸資産 39,132 24.5% 30,771 21.1% -8,361 6,291 3.9% 5,000 3.3% -1,290 107,966 67.5% 96,648 66.1% -11,317 有形固定資産 36,934 23.1% 34,565 23.6% -2,368 無形固定資産 2,615 1.6% 827 0.6% -1,788 投資その他の資産 12,358 7.7% 14,124 9.7% 1,765 固定資産計 51,908 32.5% 49,516 33.9% -2,391 その他 流動資産計 資産合計 159,875 100.0% 146,165 100.0% -13,709 仕入債務 11,825 7.4% 14,425 9.9% 2,600 有利子負債 46,553 29.1% 40,189 27.5% -6,363 その他 16,888 10.6% 15,956 10.9% -931 負債計 75,266 47.1% 70,571 48.3% -4,694 純資産計 84,608 52.9% 75,594 51.7% -9,014 負債・純資産計 【増減のポイント】 ◆売上債権は減少 317億円 → 304億円 ⇒売上債権回転期間は悪化 (09年度:111.0日→10年度:124.0日) ◆たな卸資産は減少 391億円 → 307億円 (307億円のうちFAUNグループ分71億円) ⇒たな卸資産回転期間は改善 (09年度:137.0日→10年度:125.1日) ◆有利子負債は減少 465億円 → 401億円 ⇒短期 20.8億円減少、長期 42億円減少 リース債務 0.8億円減少 ※R&I格付け(11年1月28日付) A-維持 (理由)カスタマーサポート体制重視の営業戦略のもと ブランド力は高い。 大胆な生産調整のもと在庫削減を進め、比較的 良好な財務バランスを維持し続けている。 159,875 100.0% 146,165 100.0% -13,709 4 キャッシュ・フローの概要 たな卸資産減少及び仕入債務の増加等により、借入金返済を進め、総合キャッシュ・フローは4億円の減少 たな卸資産減少 57億 仕入債務増加 37億 営業活動CF プラス 64億 税引前当期純損失 88億 減価償却費 26億 投資有価証券評価損他 32億 有形固定資産の取得 3億 投資活動CF マイナス 8億 投資有価証券の取得 2億 その他 3億 短期借入金純減 4億 財務活動CF マイナス 57億 長期借入金返済 46億 配当金支払他 7億 総合CF マイナス4億 5 製品別売上高 (単位:百万円) ( 百万円) 150,000 建設用クレーン 車両搭載型クレーン 高所作業車 建機事業その他 09年度 金額 建設用 クレーン 23,447 8,283 6,808 6,808 6.5% 89,807 高所作業車 8,283 24,141 その他 10,088 合計 8,137 50,000 65,712 63.0% 車両搭載型 クレーン 104,251 100,000 比率 65,712 10年度 金額 比率 比較増減 金額 増減率 47,440 52.8% -18,271 -27.8% 9.1% 1,328 19.5% 8.0% 10,088 11.2% 1,804 21.8% 23,447 22.5% 24,141 26.9% 694 3.0% 104,251 ◆海外売上高比率 100% 8,137 89,807 100% -14,443 -13.9% 53.9% → 42.6% ※建設用クレーン、国内及び海外の内訳 47,440 国内 18,699 19,866 海外 47,012 27,574 -19,438 -41.3% 1,166 6.2% 0 09年度 10年度 6 海外仕向地別売上高推移 ( 百万円) 海外売上は、 02年度以降08年度まで7年連続の増加(年度ベース)で あったが、08年度後半より、各仕向地で需要急減 100,000 80,000 オールテレーンクレーン 60,000 ATF130G 40,000 20,000 0 00年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 11,435 9,754 10,893 11,978 12,000 16,292 欧州 3,619 3,325 3,042 3,859 5,413 11,519 米州 4,368 5,362 5,185 4,888 4,749 アジア(中国含む) 4,225 2,142 3,098 3,602 5,663 7,347 8,507 中東 956 1,524 2,066 3,696 4,634 5,790 アフリカ他 22,379 22,072 24,968 30,384 34,285 46,859 合計 99.63 108.80 118.41 131.03 134.47 136.92 為替レート(EUR) 107.83 121.54 125.35 115.99 108.24 110.21 為替レート(US$) 23.8% 25.0% 30.1% 31.4% 33.7% 38.8% 海外売上比率 ※為替レートは期中平均レート(海外子会社12月決算のため、通期1-12月平均) 01年度以前はDMをEURに換算したものを表示しております。 米州のうち、北米 09年度 15,301百万円 → 10年度 6,616百万円 19,170 14,744 7,861 11,708 7,409 60,894 146.14 116.38 42.1% 25,566 20,884 12,069 13,878 9,158 81,557 161.24 117.84 46.8% 29,630 22,867 10,954 15,836 10,063 89,354 152.44 103.46 54.9% 19,196 16,188 9,680 5,948 5,177 56,191 130.20 93.57 53.9% 12,739 8,307 6,603 6,686 3,939 38,277 116.39 87.81 42.6% 7 建設用クレーン 建設用クレーン売上高(海外) (百万円) 80,000 40,000 下期 上期 44,184 120,000 73,815 62,650 34,219 36,325 23,728 47,012 21,399 27,574 25,613 14,610 12,963 20,455 28,430 37,489 海外台数シェア 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 (暦年ベース) 13.2% 14.1% 14.2% 16.2% 14.4% 0 建設用クレーン売上高 ( 百万円) 下期 上期 109,906 105,003 100,000 80,000 50,626 78,150 56,516 65,712 60,000 41,535 建設用クレーン売上高(国内) 31,717 (百万円) 40,000 80,0 00 下期 上期 40,0 00 33,965 17,806 26,027 59,280 42,353 22,297 36,091 20,000 14,301 1 8,699 1 9,866 10,318 11,416 16,159 20,056 21,790 国内台数シ ェア 06年度 07年度 (年度ベース) 46.4% 51.3% 0 47,440 48,486 36,614 33,994 21,413 8,381 8,449 08年度 09年度 10年度 49.6% 53.6% 51.5% (暦年ベース) 0 世界台数シェ ア 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 21.0% 22.3% 21.5% 21.2% 22.7% 8 国内建設投資の推移と見通し (兆円) 90 政府投資: 政府建設投資 民間投資: 民間建設投資 80 70 民間投資は、11年度増加 60 50 40 30 20 10 0 08年 09年 10年 11年 85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 度見 度見 度見 度見 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 込み 通し 通し 通し 政府投資 1 9 .3 2 0 .7 2 2 .5 2 3 .3 2 4 .2 2 5 .7 2 8 .6 3 2 .3 3 4 .2 3 3 .2 3 5 .1 3 4 .5 3 2 .9 3 3 .9 3 1 .9 2 9 .9 2 8 .1 2 5 .9 2 3 .4 2 0 .8 1 8 .9 1 7 .7 1 6 .9 1 6 .2 1 6 .9 1 3 .9 1 3 .2 民間投資 3 0 .6 3 2 .7 3 8 .9 4 3 .2 4 8 .8 5 5 .6 5 3 .7 5 1 .6 4 7 .4 4 5 .4 4 3 .8 4 8 .2 4 2 .2 3 7 .4 3 6 .5 3 6 .2 3 3 .0 3 0 .9 3 0 .2 3 1 .9 3 2 .5 3 3 .5 3 0 .7 3 1 .4 2 5 .2 2 5 .1 2 6 .9 建設投資 4 9 .9 5 3 .5 6 1 .5 6 6 .6 7 3 .1 8 1 .4 8 2 .4 8 3 .9 8 1 .6 7 8 .7 7 9 .0 8 2 .8 7 5 .1 7 1 .4 6 8 .5 6 6 .1 6 1 .2 5 6 .8 5 3 .7 5 2 .8 5 1 .5 5 1 .3 4 7 .6 4 7 .6 4 2 .1 3 9 .1 4 0 .2 ※ 数字はすべて名目建設投資。予測は、(財)建設経済研究所の「建設投資の見通し」(11年01月25日発表)による。 9 建設用クレーンの国内総需要の推移 (08年11月発売:動態管理 システム搭載のラフテレーンクレーン) ( 台) 8 ,0 0 0 ピーク時 90年度 6,755台 7 ,0 0 0 GR-600N 6 ,0 0 0 総需要は、07年度まで5年連続増加したが 5 ,0 0 0 08年度後半より急減。 09年度は、直近のボトム02年度を割り込む。 4 ,0 0 0 3 ,0 0 0 2 ,0 0 0 1 ,0 0 0 0 85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 下期総需要 1,314 1,390 1,849 2,755 3,039 3,489 3,173 2,276 1,749 1,788 1,933 2,327 1,417 913 812 上期総需要 1,302 1,383 1,653 2,467 2,609 3,266 3,367 2,766 2,035 1,737 1,863 2,247 1,821 1,019 792 762 569 530 607 740 907 1,071 1,311 685 697 644 536 571 642 811 541 556 982 1,148 1,237 415 499 通期総需要 2,616 2,773 3,502 5,222 5,648 6,755 6,540 5,042 3,784 3,525 3,796 4,574 3,238 1,932 1,604 1,459 1,213 1,066 1,178 1,382 1,718 2,053 2,459 1,922 956 1,055 ※ 数字は当社調べ 01年度から10年間の平均年間総需要は、1,603台。 10 建設用クレーン 国内シェア 53.6%→51.5%で1位 油圧式建設用クレーン国内総需要 1,055台(10年度、当社調べ) 前期比10.4%増 ⇒弱いながらも需要が回復するなか、需要の掘り起こしに努め、 国内売上高は198億6千6百万円 (前期比 106.2%) 【オールテレーンクレーン】 【ラフテレーンクレーン 】 ・国内建設用クレーンの中心機種 国内総需要の92%(北米総需要の71%) ・市街地の建築工事に欠かせない都市型クレーン ・コンパクトな車体で、挟小地でも性能発揮 (前輪、後輪共にステアリング可能) ・クレーンの運転席と自動車の運転席が兼用 ・国内向け12~60t吊り 4機種 (排ガス対応、動態管理システム搭載) ・海外向け12~90t吊り 5機種 (国内海外向け共にタダノ製造) ・国内は一般道走行 北米はトレーラー輸送 (写真製品:08年7月発売 軽量化で通行条件改善) GR-250N ・国内では都市開発、高架・橋梁工事向けの大型クレーン 国内総需要の7% ATF360G (欧州総需要の77%) ・遠距離走行性に加え 小回り性にも優れる。 (写真製品:10年2月発売 ファウン製造日本向け機種 第3弾 6軸中6軸全てステアリング可能) ・国内向け60~550t吊り 6機種 (タダノ製造;キャリヤは独ファウン製) ・海外向け40~220t吊り 8機種(独ファウン製造) ・国内一般道走行時には分解搬送が必要 欧州では分解走行不要 11 建設用クレーン 【トラッククレーン】 ・走行性に優れたトラックに架装したクレーン。国内総需要は数台、主に海外向け GT-600EX ・遠距離走行性に優れる。 ・国内向け20t吊り2機種(タダノで製造) ・海外向け30~90t吊り8機種(タダノと独ファウンで製造) 【建設用クレーンの共通事項】 ・監督官庁:国土交通省(自動車の規制)及び厚生労働省(クレーンの規制) 排ガス規制、騒音規制の強化、走行規制(オールテレーンクレーン等大型機種の分解搬送)の取締り強化 ・国内販売先:クレーン工事業(ゼネコンの一次・二次下請で、クレーン免許を有するオペレーター付でクレーンを現場派遣) ・販売特徴:90年代迄は業界慣行で手形による割賦販売が多かったが、現在はファイナンスリース会社経由へシフト ・国土交通省直轄工事における排ガス規制:2012年4月から第2次基準値適合車の使用原則化。 →国内RCの約2/3が持ち込み不可。 ・日本向けRC 3.5次排ガス規制 原動機出力130kW以上 2013年 4月以降 130kW未満 2013年11月以降 ・北米向けRC排ガス規制 ①Tier4 Interim 2011年1月以降 ②Tier4 2014年1月以降 ・欧州向けAC排ガス規制 ①EuromotoⅢB 2011年1月以降 ②EuromotoⅣ 2014年1月以降 12 世界クレーン業界の再編図(油圧式クレーンメーカー・クローラクレーンメーカー) American Crane(米) 石川島建機 98年 住友重機械 86年 99年 Demag (独) 01年 日立建機 02年 01年 日立住友 Link‐Belt (米) コベルコ クレーン 02年 00年 Compact Truck (スイス) MANITOWOC (米) 03年 02年 08年 LIEBHERR (独) Shuttlelift(米) TADANO GROVE(米) 08年 78年 00年 07年 90年 TEREX(米) FAUN(独) 99年 TADANO Mantis(米) 03年 83年 National(米) 北起多田野(中) 95年 Krupp(独) Coles(英) 95年 Franna(豪) PPM(仏) 中国現地国産 06年 長江 87年 NA P&H(米) 泰安起重機 Lorain(米) NA Bendini(伊) NA Gottwald(独) 03年 京城重工 08年 馬尼托瓦克東岳 三一重工 中聯重科 安徽柳工 徐州 遼寧撫挖 徐州=XCMG Xuzhou Construction Machinery Group、 *日本建設機械工業会資料より、当社作成 中聯重科 =Zoom Lion、三一重工=Sany Autogru(伊) 加藤製作所 Locatelli(伊) ロシア現地生産 Marchetti(伊) Avtokran Luna(西) GAKZ Sennebogen(独) KAZ 買収を示す。(数値はその年度) 提携を示す。(数値はその年度) 出資・JVを示す。 13 建設用クレーンの世界総需要の推移 ※折れ線は、各市場の直近需要ボトムの基準年を1とし、各年の 比率推移を表す。(北米は2010年、欧州は2010年、日本は2009 年) ピーク年 ボトム年 (台) 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 No r t h Ame r ic a 1 5 1 8 2 6 8 3 2 4 0 7 1 2 5 1 1 0 7 0 1 1 2 4 1 1 5 9 1 3 7 2 1 7 7 7 1 9 9 8 2 6 1 4 2 4 7 2 2 2 8 1 1 4 9 0 1 1 7 5 9 5 4 1 1 0 1 1 6 1 4 2 3 9 8 2 9 8 8 3 5 7 7 1 4 2 8 9 0 5 1728 1939 2470 2248 2009 1238 1120 1272 1502 1702 2110 2268 2392 2290 2031 1995 1941 2053 2116 2485 3002 1997 1067 Eu r o pe Oth e rs 449 Japan 5244 5684 6755 6619 5042 3831 3505 3711 4384 3821 2151 1667 1493 1378 1085 1154 1350 1614 1961 2345 2317 T o t al 8939 10842 1220311036 9437 7138 6488 7223 8689 8900 7770 6961 6725 5970 5048 4999 5465 6551 8093 10091 11730 6153 4840 北米 1 .6 8 536 2 .9 6 571 2 .6 6 918 1 .3 8 1316 1 .1 8 945 1 .2 4 704 1 .2 8 868 1 .5 2 1026 1379 1 .9 6 2 .2 1 895 2 .8 9 554 2 .7 3 559 2 .5 2 812 1 .6 5 757 1 .3 896 1 .0 5 1073 1270 1618 2273 2834 1827 1796 1 .2 2 1 .7 8 2 .6 5 3 .3 1 .6 2 1 .8 2 2 .3 1 2 .1 1 1 .8 8 1 .1 6 1 .0 5 1 .1 9 1 .4 1 1 .6 92年以降はCIMA/CEMA/FEMの統計データより当社推計 1 .9 8 2 .1 3 2 .2 4 2 .1 5 1 .9 1 .8 7 1 .8 2 1 .9 2 1 .9 8 2 .3 3 欧州 1.海外市場の89~91年はSYSTEMATIC及びCIMAの統計データより当社推計。 5 .8 2 6 .3 1 7 .5 7 .3 5 5 .6 4 .2 5 3 .8 9 4 .1 2 4 .8 7 4 .2 4 2 .3 9 1 .8 5 1 .6 6 1 .5 3 1 .2 1 .2 8 1 .5 1 .7 9 2 .1 8 2 .6 日本 2.中国・CIS産の建設用クレーンは上記に含まず。また、北米市場のブームトラックは含まず。(スライド19の下段参照) 901 1072 3 .9 5 1 .5 8 1 2 .8 1 1 .8 7 1 2 .5 7 1 1 .1 9 14 建設用クレーン 地域別需要機種構成(10年1-12月暦年ベース) 世界シェア 21.2%→22.7%で1位(世界総需要に中国・ロシア国産含まず。) 油圧式建設用クレーン 世界総需要 4,840台(10年1-12月、当社調べ) 前期比21.3%減 TC RC AC 欧州 総需 1,997台→ 1,067台(△46.6%) (当社シェア 13.5%→ 14.2%) TC 42台・RC 202台・AC 823台 北米 総需 1,428台→ 905台(△36.6%) (当社シェア 14.1%→ 13.5%) TC 146台・RC 641台・AC118台 アジア(日本含む) 総需 1,123台→ 1,317台(+17.3%) (当社シェア 49.6%→ 46.5%) TC 19台・RC 1,122台・AC 176台 中東・アフリカ 総需 1,069台→ 764台(△28.5%) (当社シェア 20.8%→ 17.5%) TC 36台・RC 445台・AC 283台 ※TCはトラッククレーン、RCはラフテレーンクレーン、ACはオールテレーンクレーンを表す。 数値は、当社推計。その他は、中南米、CIS、オセアニア。 台数・シェアは、前年同期からの変化を示す。 その他 総需 536台→ 787台(+46.8%) (当社シェア 9.7%→ 9.9%) TC 44台・RC 378台・AC 365台 15 欧州事業 ~オールテレーンクレーンのフルレンジ化~ ●FAUNグループの概要 【 FAUN GmbH 】 90年に買収、資本金:45百万EUR 当社100%出資 所在地:ドイツ国バイエルン州、事業内容:建設用クレーンの開発・製造 代表者:社長 アレクサンダー・クネヒト、従業員:477名 【 TADANO FAUN GmbH 】 資本金:5百万EUR FAUN社100%出資、所在地:FAUN社と同じ 事業内容:建設用クレーンの販売 代表者:社長 大屋敷 智、従業員:106名 【 TADANO FAUN Holland B.V. 】 資本金:908千EUR TADANO FAUN GmbH社100%出資 所在地:オランダ国ヴェーネンダール、事業内容:建設用クレーンの販売 代表者:社長 大屋敷 智、従業員:6名 FAUN GmbH ●グループ売上高の推移 04年:114百万EUR/206台、05年:175百万EUR/271台、06年:218百万EUR/331台、 07年:266百万EUR/373台、 08年:309百万EUR/502台、09年:270百万EUR/381台、10年:178百万EUR/213台 ●FAUNグループの再編 グループの業務効率向上を目指して10年11月にTADANO FAUN Hollandを解散、 12年1月にはFAUN GmbHとTADANO FAUN GmbHを合併予定。 ●部品製造合弁会社 設立:08年9月、所在地:ドイツ国バイエルン州FAUN社工場内 会社名:【TADANO FAUN Stahlbau GmbH(タダノファウンシュタールバウ)】 資本金:650千EUR(出資比率 FAUN社 80%、アムロン10%、香西鉄工所10%) 事業内容:FAUN社向け建設用クレーン部品(ジブ等)の製造 TADANO FAUN Stahlbau 代表者:社長 作田 実(当社)、従業員:4名 16 米州事業 ~北米でのシェアアップと南米への取り組み~ ●米州グループ会社の概要 【 TADANO America Holdings, Inc. 】 資本金:51百万USD 当社100%出資 所在地:米国テキサス州、事業内容:米州持株会社 代表者:社長 柿沼 陽 【 TADANO America Corp. 】 資本金:2.5百万USD TAHI社100%出資、所在地:TAHIと同じ 事業内容:建設用クレーンの販売 TADANO America Corp. 代表者:社長 柿沼 陽、従業員:48名 売上高の推移:04年 30百万USD、05年 80百万USD、06年 95百万USD、07年 142百万USD、 08年145百万USD、09年105百万USD、10年78百万USD ・11年3月パナマ事務所新設(ブラジルを除く中南米を担当) 【 TADANO Mantis Corp. 】 08年に買収、資本金:287千USD TAHI社100%出資 所在地:米国テネシー州、事業内容:油圧伸縮ブーム式クローラクレーンの製造・販売 代表者:社長 森田 士朗 、従業員:89名 主要製品:伸縮ブーム式クローラクレーン(履帯式の足回りを持つキャリヤに油圧伸縮するブームを 持つクレーンを組み合わせた製品)。主に土木・建設工事に使われ、不整地や泥濘地、 トンネル内での作業などに適する。 売上高の推移:08年 41百万USD、09年 33百万USD、10年 16百万USD TADANO Mantis社 主要製品である 伸縮ブーム式クローラー クレーン 【 TADANO Brasil 】 所在地:ブラジル共和国サンパウロ州、事業内容:建設用クレーン等の製造・販売・サービス 資本金:5.9百万USD 当社51%出資 当社販売代理店TDB及びカンポス氏49%出資 11年4月設立、6月工場竣工、7月稼動の予定。 17 中国事業 ~価格差1.2倍の実現と中国域外への輸出~ ●油圧式クレーンの中国市場の状況 10年暦年の油圧式クレーン総需要は35,000台(+30%)、中国国産のトラッククレーンがほとんど(当社調べ) 05年10,800台(▲6%)→06年14,100台(+30%)→07年19,500台(+38%)→08年21,500台(+10%)→09年27,000台(+26%) なお、吊り上げ能力25t以下の小振りのクレーンが、09年総需要の87%→10年89%と大半を占める。個人ユーザー増加と推定。 ●建設用クレーン合弁会社【北起多田野(北京)起重機有限公司】の概要 資本金:30百万USD 当社50%、北京京城重工機械有限責任公司50%出資(設立03年3月) 所在:北京市順義区林河(北京市街から約25km北西) 工場3.6万㎡、工場用地12万㎡ 事業内容:トラッククレーン等の製造販売、8~75t吊りTC 8機種 総経理 内田 秀三(当社)、従業員 308名 08年 売上337台 シェア1.4% 売上高3.6億元、09年 売上212台 シェア0.8% 売上高2.2億元 10年 売上254台 シェア0.7% 売上高2.5億元 ◆06年1月に当社 追加出資1千万US$を実施。 ・目的:「高性能・高品質のタダノブランド」の地位を中国市場で確立する。 ・トラッククレーン製造を自動車産業該当との当局見解を踏まえ、上限の50%まで追加出資 ※現時点では、連結対象とはならず、グループ業績に与える影響はほとんどない。 北起多田野 ●油圧部品合弁会社【京城多田野(北京)液圧機器有限公司】の概要 資本金4百万USD:当社65%、三村鉄工5%、村上製作所5%、京城重工25%(設立07年9月) 所在:北京市通州区(北京市街から約20㎞東) 、工場0.8万㎡、工場用地1.3万㎡ 総経理 中柄 清行(当社)、従業員92名、09年1月製造開始 事業内容:建機用油圧部品(バルブ、ロータリージョイント、小型シリンダ、配管等)の製造販売 (香川県の協力工場の出資や協力を得る合弁は初。) 京城多田野 ●金属加工部品合弁会社【金天利多田野(河北)金属加工有限公司】の概要 資本金5.5百万USD:当社56%、アムロン5%、カワニシ5%、河北金天利34%(設立10年1月) 所在:河北省涿州市開発区(北京市街から約60㎞南西)、工場1万㎡、工場用地3.3万㎡ 総経理 村上 照幸(当社)、従業員95名 10年7月本格稼動 事業内容:建機用金属加工部品(ブーム・ジブ・アウトリガ等)の製造販売。 金天利多田野 18 車両搭載型クレーン 【カーゴクレーン】国内シェア 46.4%→47.2%で1位 国内総需要 7,232台(10年度,当社調べ) 前期比11.2%増 ⇒排ガス対応等に伴いトラック需要が回復するなか、モデルチェンジ製品の拡販に努め、 売上高は、81億3千7百万円(前期比 119.5%) ZE364 ・通常のトラックに架装した小型クレーン、貨物の積載・運搬・設置作業等が1台で可 ・物流用途、造園業や建設業用途、トラックディーラーの間接販売 ・小型・中型・大型トラック架装用に多数の機種 0.49t~4.9t吊り ~監督官庁~ ~主な販売先と特徴~ ・主に厚生労働省(クレーンの規制) ・国内トラックディーラー ・トラック需要に左右される傾向 ・ここ数年、カーゴクレーンの輸出に注力。クレーン部を輸出し、現地にて トラックに架装。 09年度売上:4億3千2百万円→10年度:9億8千8百万円 TM20110 (写真製品:北米向け20t吊りブームトラック) SS-38 ZR560 (写真製品:輸出カーゴクレーンZR560) (写真製品:11年4月発売予定 業界初のハイブリッド仕様スライドキャリヤ) 19 車両搭載型クレーン カーゴクレーン総需要(当社調べ) ( 台) 30,000 ( 台) 120,000 20,000 下期 上期 普通トラック上半期総需要 普通トラック年間総需要 105,430 15,250 15,000 20,000 80,000 56,430 15,360 7,520 10,000 43,150 8,970 7,840 7,524 10,610 36,860 3,920 60,000 10,000 6,510 8,137 4,420 6,808 7,230 26,140 17,860 3,580 3,670 2,930 3,560 09年度 10年度 40,000 4,221 5,000 8,964 20,000 3,782 7,725 6,664 6,690 3,025 0 07年度 11,084 41,620 0 前年同期 06年度 増減率 -0.7% 8,271 62,960 51,420 8,310 下期 上期 17,235 100,000 85,110 17,280 車両搭載型クレーン売上高 ( 百万円) 08年度 -11.1% -30.9% -38.6% +11.2% 3,915 0 国内台数シェ ア (年度ベース) 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 48.8% 48.3% 46.2% 46.4% 47.2% (年度ベース) 20 高所作業車 国内シェア 33.4%→38.0%で2位 トラック搭載タイプ国内総需要 2,319台(10年度、当社調べ) 前期比19.8%増 ⇒通信向け需要は厳しいものの、電力電工需要は横ばい、レンタル需要が増加に転じるなか、シェアアップ を図り、売上高は、100億8千8百万円(前期比 121.8%) ・電気・通信工事用 ~監督官庁~ (通信用6機種、電工用3機種) ・看板や内外装等の一般工事用 (一般用12機種、ホイール3機種) ・足回りはトラックだけでなく、 ホイール、クローラもあり ・主に厚生労働省(高所作業車の規制) スーパー デッキ ~主な販売先と特徴~ ・電力電工、通信、レンタル、一般、国土交通 省や旧道路公団等。 ・電力電工・通信・レンタル全てにおいて設備 投資抑制の動き ・高度な制御技術を装備した 独自製品「スーパーデッキ」 5機種 ・当社は、高付加価値のスーパーデッキ及び 高架橋梁点検車の販売に注力 ・高架道路や橋梁点検のための 「高架橋梁点検車」 3機種 21 高所作業車 (台) 8,000 国内高所作業車総需要(当社調べ) 20,000 下期 上期 高所作業車売上高 ( 百万円) 下期 上期 6,114 6,000 14,957 15,000 5,476 12,965 11,957 3,197 10,088 8,136 2,267 10,000 4,000 7,190 5,818 8,283 2,967 5,812 2,319 1,399 2,000 2,917 3,209 1,936 973 1,568 963 0 前年同期 06年度 07年度 増減率 +34.1% -10.4% (年度ベース) 4,737 5,000 1,233 5,774 6,820 6,139 3,545 1,086 4,275 0 10年度 国内台数シ ェア 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 -45.8% -34.7% +19.8% (年度ベース) 22.4% 27.2% 32.7% 33.4% 38.0% 08年度 09年度 22 その他 ⇒部品、修理、中古車等のその他売上高は、241億4千1百万円(前期比 103.0%) 【中古クレーン】 ・08年度後半に、円高と需要急減により中古車価格 が急落したが、09年度に入り落ち着く。 ・09年度以降、国内新車への代替えが進まず、 玉不足の状態続く。 【部品修理】 ・当社は、修理用の部品売上を計上 (修理は、主に国内指定サービス工場や海外代理店 が担当し、サービス工場や海外代理店で売上計上) ・当期は、お客様の稼働率低下でサービス工場や海外 代理店の修理減少し、当社部品売上は国内横ばい 海外減少。 オールテレーンクレーンブーム着脱作業例 CL-500 【オールテレーンクレーン着脱リフター】 ・公道走行に際して、法令に基づき分解・搬送を必要 とする国内オールテレーンクレーンの着脱用リフター 23 その他 その他売上高 (中古クレーン等) ( 百万円) 2 0 ,0 0 0 ( 百万円) 20,000 下期 上期 1 5 ,8 5 7 その他売上高 (部品、修理、建機周辺商品他) 下期 上期 15,539 17,939 18,524 15,468 15,000 1 5 ,0 0 0 14,164 9,683 8 ,2 1 1 7,798 1 0 ,0 0 0 11,294 3 ,8 6 4 8,139 10,496 10,000 9,282 13,6 45 10,170 7,364 6,639 6,800 7,005 0 9 年度 1 0 年度 5 ,7 7 4 4,990 5 ,0 0 0 5 ,0 0 0 7 ,6 4 5 7,740 7 ,4 2 9 7,329 4,291 8,255 8,353 0 7 年度 0 8 年度 4 ,7 2 3 0 0 0 6 年度 0 7 年度 08 年度 0 9 年度 1 0 年度 0 6 年度 24 【ご参考】 11年度業績予想 ※東日本大震災の影響を一切勘案しない前提での業績予想 (調達難による生産面への影響、復旧・復興に伴う需要増加の影響等) (単位:百万円) 10年度 11年度予想 金額 比率 売上高 89,807 100.0% 110,000 営業利益 -3,733 -4.2% 経常利益 -3,886 当期純利益 -6,722 1株当たり配当金 金額 比率 比較増減 100.0% 20,193 3,300 3.0% 7,033 -4.3% 2,900 2.6% 6,786 -7.4% 1,800 1.6% 8,522 中間 0.00円 中間 0.00円 期末 3.00円 期末 3.00円 年間 3.00円 年間 3.00円 10年度 11年度計画 設備投資額 964百万円 1,640百万円 減価償却費 2,696百万円 2,890百万円 為替レート(EUR) 116.39円 120.00円 為替レート(US$) 87.81円 85.00円 【11年度の経営方針】 ①コアバリューの追求「安全・品質・効率」 ②収益力の回復 ③中計(11-13)初年度への取り組み 【中期経営計画(11-13)の7つの戦略】 ●事業戦略 ①戦略市場の攻略 ②環境対応製品の開発 ③超大型LE製品の開発 ●競争力強化 ①コスト競争力の強化 ②品質とサービスの強化 ●基盤強化 ①ものづくり力の強化 ②組織と人財のグローバル化 ※設備投資額にはリース資産分を含んでおります。 25 【ご参考】 11年度業績予想(製品別売上高) ※東日本大震災の影響を一切勘案しない前提での業績予想 (調達難による生産面への影響、復旧・復興に伴う需要増加の影響等) (百万円) 建設用クレーン 車両搭載型クレーン 高所作業車 その他 120,000 110,000 80,000 89,807 25,518 24,141 10,705 7,215 10,088 8,137 40,000 66,562 47,440 0 10年度 11年度予想 10年度 金額 (単位:百万円) 11年度予想 金額 比率 金額 66,562 60.5% 19,122 9.1% 7,215 6.6% 高所作業車 10,088 11.2% 10,705 9.7% 617 6.1% その他 24,141 26.9% 25,518 23.2% 1,377 5.7% 110,000 100% 20,193 22.5% 建設用 クレーン 車両搭載型 クレーン 合計 比率 比較増減 47,440 52.8% 8,137 89,807 100% 増減率 40.3% -922 -11.3% 【製品別ポイント】 ◆建設用クレーン +191億円 (国内)老朽化による買い替えで、売上増 34億円 (海外)市場の反転で売上増 157億円 ◆車両搭載型クレーン △9億円 国内需要は減少と見込む ◆高所作業車 +6億円 国内需要の回復を見込む ◆その他 +13億円 部品他で売上増 26 【ご参考】 11年度業績予想(仕向地別売上高) ※東日本大震災の影響を一切勘案しない前提での業績予想 (調達難による生産面への影響、復旧・復興に伴う需要増加の影響等) (百万円) アフリカ他 中東 米州 欧州 アジア 10年度 金額 60,000 16,778 38,277 12,739 20,000 8,307 6,603 14,313 比率 金額 比率 比較増減 金額 増減率 3,939 10年度 12,739 14.2% 16,778 15.3% 4,039 31.7% 14,313 13.0% 6,006 72.3% 米州 8,307 9.2% アジア 6,603 7.4% 8,470 7.7% 1,867 28.3% 中東 6,686 7.4% 8,379 7.6% 1,693 25.3% アフリカ他 3,939 4.4% 7,610 6.9% 3,671 93.2% 8,470 8,379 6,686 0 11年度予想 55,550 欧州 40,000 (単位:百万円) 7,610 11年度予想 小計(海外計) 38,277 42.6% 55,550 50.5% 17,273 45.1% 日本 51,530 57.4% 54,450 49.5% 2,920 5.7% 合計 89,807 20,193 22.5% 100% 110,000 100% ※左のグラフには、日本を含んでおりません。 27 TOPICS ◆「世界3大建機展 CONEXPO 2011」出展 11年3月22日~26日(5日間)、米ラスベガスにて開催。 約2,000社参加、来場者数は世界130ヶ国から14万人以上。 AC2機種 ATF220G-5:220t吊り、 ATF130G-5:130t吊り RC2機種 GR-1000XL:100t吊り、GR-750XL:75t吊り TCC1機種 GTC-700EX:70t吊り BT1機種 TM-30115:30t吊り (アンダーライン部は新製品) 写真は、GR-1000XL(HELLO-NET搭載の新型ラフテレーンクレーン) 28 - 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して - タダノグループ 中期経営計画 (11-13) INDEX 中期経営計画(11-13) スタートにあたって Ⅰ部 経営理念とビジョン Ⅱ部 中期経営計画(11-13) -1.経営理念と基本構成 -1.テーマと位置づけ -2.事業目的 -2.現状認識 -3.ビジョン -3.7つ(3+2+2)の戦略 -4.長期目標 -4.経営目標 Ⅰ部 経営理念とビジョン Ⅰ-1. 経営理念と基本構成 Ⅰ-2. 事業目的 経営理念の実現 経営理念の実現 私たちタダノグループは、企業の行動指針「CSR憲章」と共通の価値観「コアバリュー」 に則って事業活動を行い、「経営理念」を実践します。 経営理念 創 造 工夫による前進と誇りうる品質のために創造しましょう 奉 仕 顧客の利益と住みよい社会の建設のために奉仕しましょう 協 力 私達の幸福と堅い心の結びつきのために協力しましょう Ⅰ-3. ビジョン 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して 全てのステークホルダーの期待に 応え、企業価値を最大化することで、 「世界に、そして未来に誇れる企業」となります。 企業価値の最大化 学習し、成長しつづける組織文化の構築 事業活動の安定的な成長を図 り、企業価値の最大化に努め ます。 自らが起点となり、競争力を高 め、企業と共に成長します。 安全と環境を常に考え、 社会に役立つ製品を提供 します。 よりよい製品・サービス の創造のために、切磋琢 磨し、共に成長します。 常にお客様の視点に立ち、製 品・サービスを通じてお客様 の事業価値向上に努めます。 Ⅰ-4. 長期目標 LE世界No.1を目指す LE世界No.1を目指す 事業領域を (移動機能付) 抗重力・空間作業機械 =( LE ) Lifting Equipment と定義します。 Ⅱ部 中期経営計画(11-13) Ⅱ-1. テーマと位置づけ 市場変動への対応・構造変化への適応 市場変動への対応・構造変化への適応 新たな成長軌道へ 新たな成長軌道へ Ⅱ-2. 現状認識 ― 市場変動への対応 - 確固たる収益体質の構築 確固たる収益体質の構築 市場環境(売上)が最悪の状況でも 利益を確保できる構造に Ⅱ-2. 現状認識 ― 構造変化への適応 - 市場環境の変化 市場環境の変化 ・戦略市場の伸長と基幹市場の相対的なプレゼンスの低下 ・円高傾向が継続 基幹市場と戦略市場 GDP推移 為替レートの推移 建設用クレーン 世界総需要推移(台数ベース) ※当社調べ 中国国産を含む世界総需要 各市場での平均吊り上げ能力(日本 47t、欧州 98t、北米 81t、中国 25t) Ⅱ-2. 現状認識 ― 構造変化への適応 ― 環境意識の高まり 環境意識の高まり 増え続けるCO2と加速 する環境対応 世界のCO2 排出量の推移 超大型機へのシフト 超大型機へのシフト 継続的な成長が見込ま れる超大型市場 AC 総需要とトン数別構成比 ※当社調べ 環境ニーズに対する各業界の取組み RC 総需要とトン数別構成比 ※当社調べ ※当社調べ Ⅱ-3. 7つ(3+2+2)の戦略 ― 市場の括り方 ― 構造変化に適応した的確な戦略を推進するために、市場を定義する。 Strategic Market 戦 略 市 場 Core Market 基 幹 市 場 日本市場 欧州市場 Japanese Market European Market North American Market ACが約80%を占める市場 ⇒マーケットシェアを拡大 RCが約70%を占める市場 ⇒マーケットシェアを拡大 RCが約90%を占める市場 ⇒マーケットシェア50%以上を維持 北米市場 基幹市場は、サイクリカルだが安定的な需要があり、タダノグループの事業を支える重要な市場 特に日本はマザーマーケットであり、車両搭載型クレーン・高所作業車にとっても、最も重要な市場 進出市場 拡販市場 開拓市場 Embarking Market Promoting Market Exploring Market 最も潜在的・顕在的な可能性を持つ ⇒販売+生産も含めて進出すべき市場 ■BRICsの4か国 (ブラジル・ロシア・インド・中国) 継続的な販売実績・ルートがある ⇒拡販を強化しシェアを高めるべき市場 ■中東、アジア(中国・インドを除く)、 オセアニア、アルジェリア・南アフリカ 継続的な販売実績・ルートが未確立 ⇒新たに開拓すべき市場 ■中南米(ブラジルを除く)、 アフリカ(アルジェリア・南アフリカを除く) 基幹市場で強固な基盤を築き、戦略市場で更なる飛躍を遂げることで「LE世界No.1 基幹市場で強固な基盤を築き、戦略市場で更なる飛躍を遂げることで「LE世界No.1 」を目指す。 」を目指す。 Ⅱ-3. 7つ(3+2+2)の戦略 スピードと実行 スピードと実行 市 場 変 動 へ の 対 応 構 造 変 化 へ の 適 応 Ⅱ-3. 7つ(3+2+2)の戦略 事業戦略 戦略市場の攻略 環境対応製品の開発 超大型LE製品の開発 競争力強化 コスト競争力の強化 品質とサービスの強化 基盤強化 ものづくり力の強化 組織と人財のグローバル化 ・戦略市場における拠点構築・強化 ・戦略市場向け製品の開発 ・業界トップの「CO2排出量の削減」「低燃費」「低騒音」を実現 する製品開発 ・環境訴求型マーケティングの推進 ・超大型ACの新規開発 ・超大型RCの市場投入・拡販 ・原価の低減(SVE活動の推進) ・経費の削減 ・品質No.1製品の提供 ・世界5極のCS体制構築 ・最適地調達・生産体制の構築 ・フレキシブルな生産体制の構築 ・組織のグローバル化 ・グローバル人財の育成・強化 Ⅱ-4.経営目標 経営目標 2013年度 営業利益率 10.0% ROA 10.0% (経常利益ベース) ■前提条件 売上高 1,500 億円 為替レート USD 85円 EUR 120円 ※ ▲4.2% (2010年度) ※ ▲2.7% (2010年度)