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FOMAモジュールの即時性で 利用者にリアルな運行情報を提供 通信
東京都交通局(都営バス) 都営バスが目指した、 リアルタイムの運行管理 運行管理システムに FOMAモジュールを導入すること で、バスの現在地や停留所への到着時間がリアルタイム に提供できるようになり、 「バスは時間が読みづらい」 というイメージは過去のものとなった。 1 FOMA モジュールの即時性で 利用者にリアルな運行情報を提供 都営バスでは、以前よりバスロケーションシステムを導入 しているが車両の現在位置とシステム側が感知するデータ の間に生じるタイムラグがあり、停留所に接近情報が表示 される段階で、「すでにバスが行ってしまっていた」という 問題が起こることがあった。そこで、都営バスは、車載装置 を FOMA モジュールにリプレイス。GPS により測位され たバスの位置情報は、FOMAモジュールを介して即時にセ ンターサーバーに送られると同時に、各停留所に内蔵の情 報表示装置に反映される。 このシステムの導入により、リア ルタイムなバスの接近情報を利用者に届けることが可能と なり、バスの利便性を向上させることに成功した。 2 通信エリアの拡大により 全路線に最新システムを導入 これまでは通信環境の整備が追い付かず、運行管理サー ビスが提供できていなかった青梅を中心とした多摩地域 に、23区内と同様の最新システムを導入。広く通信エリア をカバーする FOMA 網により、都営バスを利用するすべ ての人々に、快適さと利便性を提供できる環境が整った。 1/2 ページ 3 高セキュリティで安定的な システム運用が可能に 路 線 バ スは、常 に 交 通 渋 滞と隣り合 わ せ。都 営 バ ス が FOMA モジュールに求めたのは、正確な運行情報を発信 するための最新システム。都営バスが導入した『ビジネス mopera アクセスプレミアム FOMA タイプ』は、都バス 運 行 管 理システム とF OMA網を 専用線 でダイレクトに つなぐため、高いセキュリティとともに、 安定したシステム 運用 が可能 となった。 4 問題解決から新たな施策へ FOMAで広がる可能性に期待 東京都交通局では、1982 年に初めて バスロケーション システムを導入 。以来、運行管理システムを刷新すること で常に利便性を追求してきた。そして、FOMAモジュール を搭 載した最新システムの構 築 により、旧来の運行 管理 システムが抱えていた課題を克服。 「バスは時間が読みづ らい」という固定観念を払拭することに成功した。今後 も通信を使った新たなサービスを考え、利便性の向上を 追及していく。 お客様の声 東京都交通局 自動車部 営業課 結城 穂高 様 FOMAモジュールを搭載した現行の運行管理システムは、Googleマップ上でリアル タイムに車両 位 置を把 握することができます。あまり想 定したくはありませんが、 車両が止まってしまった際にも詳しい場所が分かるので、素早く対処することができ ますね。システムの切り替えにあたってはいくつかの選択肢がありましたが、今振り 返ってみると、FOMAモジュールでなければ実現できなかったことが多かったよう に思います。都営バスでは、これから青梅を中心とした多摩地区での運行管理が スタートしますが、FOMA のカバーエリアの広さがなければ、多摩地区でのサービス インは 実現できませんでした。頻 回 運 行が常となっている都 心 部と比べて、運 行 頻度の低い郊外では、バス一本が大きな意味を持ちます。都営バスを利用されるす べてのお客様に『都バスをもっと便利に!』活用いただけたら、 とてもうれしく思います。 ※会社名、所属等はすべて取材当時のものです 本ページに掲載されている会社名、商品名などは各社の商標および登録商標です 2/ 2 ページ