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Backup ユーティリティ ユーザマニュアル
Windows CE .NET Unitech Backup ユーティリティ ユーザマニュアル バージョン : 1.2 2006 年 5 月 ユニテック・ジャパン株式会社 -1- 目 次 1. 概要 ......................................................................................................................................................... 3 1. 1 AUTO INSTALLER........................................................................................................................................3 2. バックアップの作成................................................................................................................................. 4 3. バックアップの復元................................................................................................................................. 6 4. コマンドラインパラメータ ........................................................................................................................ 8 4. 1 コマンドラインパラメータ使用時の追加機能 ...........................................................................................8 5. コールドブート後の自動スタート........................................................................................................ 9 -2- 1. 概要 Unitech Backup ユーティリティは Windows CE.NET データターミナルを速やかかつ簡単に現在の状態のま ま完全にバックアップすることのできます。 通常の状態では、Windows CE .NET データターミナルはバッテリが空になると、バッテリは RAM メモリの内 容を保持しているためすべてのソフトウェアと設定を失います。 そして、データターミナルのバッテリが再充電 されるとデータターミナルはコールドブートします。この時 Backup ユーティリティはソフトウェアと設定を復元 することができますので、エンドユーザはそのままデータターミナルを使うことができます。 Backup ユーティリティは以下のいずれかにバックアップを作成することができます。 ・ Flash Storage: データターミナルの Flash ROM フォルダ。 ・ メモリカード: モデルによります。CF または SD メモリカード。 Backup ユーティリティは以下のバックアップが可能です。 ・ ファイル: すべてのファイルとフォルダのバックアップが作成されます。隠しファイルとシステムファイルも含まれ ます。 ・ レジストリ: レジストリ全体のバックアップが作成されます。 1. 1 AUTO INSTALLER Backup ユーティリティは AUTO INSTALLER ソフトウェアを置き換えるものではありません。別なやりかたを 提供するということです。Backup ユーティリティは完全バックアップを簡単に行う方法ですが、AUTO INSTALLER は特定の設定を、バックアップのサイズを小さく、そして自由度の高いバックアップと復元を行う ことができます。AUTO INSTALLER は設定に時間を必要とします。 Auto Installer と Monitor アプリケーション -3- 2. バックアップの作成 バックアップを作成するには、Backup.exe を起動します。以下のスクリーンが現れます。 Backup ユーティリティのメインスクリーン バックアップを作成したい場所を選択します。 ・ Flash Storage: Flash ROM フォルダを使用します。 ・ Storage card: CF または SD メモリカードを使用します。 場所を変更するたびに、Backup ユーティリティは指定した場所の空き容量を表示します。 Backup ユーティリティのバックアップ機能を使用するために「Backup」を選択します。 バックアップしたい項目を選択します。 ・ File System (ファイル) ・ Registry (レジストリ) バックアップの作成を開始するために「Start」をタップします。Backup ユーティリティはバックアップしている間 進行状況を表示します。 この表示はバックアップの処理時間や残り時間を示すものではありません。これ は Backup ユーティリティが動作しており、バックアップ作業中であることのみを示しています。Backup ユー ティリティは Flash Storage フォルダまたはメモリカードのファイルやフォルダのバックアップは行いません。 -4- バックアップ処理 終了すると、バックアップ完了を示すメッセージが表示されます。 バックアップ終了 -5- 3. バックアップの復元 バックアップを復元するには、Backup.exe を起動します。以下のメインスクリーンが表示されます。 Backup ユーティリティのメインスクリーン バックアップのある場所を選択します。 ・ Flash Storage: Flash ROM フォルダを使用します。 ・ Storage card: CF または SD メモリカードを使用します。 Backup ユーティリティの復元機能を使用するために「Restore」を選択します。 復元したい項目を選択します。 ・ File System (ファイル) ・ Registry (レジストリ) バックアップを復元するために「Start」をタップします。Backup ユーティリティは復元している間進行状況を 表示します。 この表示は復元の処理時間や残り時間を示すものではありません。これは Backup ユーテ ィリティが動作しており、復元作業中であることのみを示しています。Backup ユーティリティは Backup ユー ティリティのある Flash Storage フォルダまたはメモリカードからのみファイルやフォルダの復元を行います。 他 の Flash Storage またはメモリカードは使用されません。 -6- 復元処理中 終了すると、復元完了を示すメッセージが表示されます。 復元終了 「OK」をタップすると、Backup ユーティリティはすべての変更が確実に適用されるようにするために自動的に ウォームブートします。 -7- 4. コマンドラインパラメータ Backup ユーティリティはコマンドラインパラメータを使用することができます。これは Backup ユーティリティを 自動的に実行するために使用します。以下のオプションを使用することができます。 . -f = Flash Storage から . -s = メモリカードから . -b = バックアップ . -r = 復元 . -x = ファイル、フォルダ . -y = レジストリ . -z = ファイル、フォルダとレジストリ コマンドラインパラメータは以下の様に表記します。 backup.exe -[f/s] -[b/r] -[x/y/z] コマンドラインの例: backup.exe -f -r -z 4. 1 コマンドラインパラメータ使用時の追加機能 コマンドラインから Backup ユーティリティを起動した場合、追加機能があります。 ・ デスクトップとタスクバーはユーザが触らないようにするために隠されます。 ・ Backup ユーティリティは最上位のウインドウとしてセットされます。これは Backup ユーティリティウイン ドウの上に他のポップアップウインドウがくるのを防ぐためです。 ・ 処理が終わったとき、メッセージボックスは表示されません。 コマンドラインを使用した自動復元 (タスクバーとスタートメニューは隠されていることに注意) -8- 5. コールドブート後の自動スタート Backup ユーティリティはコードブート後に自動スタートすることができます。この機能はコールドブート後に 自動的にバックアップを復元するために使用することができます。 こ れ を 行 う に は 、 \Flash Storage フ ォ ル ダ に Autoexec.txt フ ァ イ ル と InitBackup.exe を 置 い て Backup.exe をスタートする必要があります。以下はどのように動くかを説明しています。 1. バックアップを作成するために Backup.exe を使用します。 2. テキストファイル \Flash Storage\Autoexec.txt をエディタ等で作成します。 3. テキストファイルに InitBackup.exe を呼び出す行を適当なコマンドラインパラメータを付けて書きます。 (注 1) 例えば: \Flash Storage\InitBackup.exe -f -r .z 4. nitBackup.exe を \Flash Storage フォルダにコピーします。(注 2) 5. Backup.exe を\Flash Storage フォルダにコピーします。(注 2) (注 1) コマンドラインパラメータについては、本書のセクション 3 をご覧下さい。 (注 2) ステップ 3 と 4 については、Flash Storage フォルダまたは CF、SD メモリカードの他のフォルダも使 用可能です。 -9-