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気が効く モバイルソリューションで成長
生んだ。 最初の事例は「関 マーケティ 西圏の釣具屋」で、携帯 ングの多く CMSで販促コンテンツ は〝にぎや を配信。年間三千~四千 かし〟に過 万枚、コストとして二~ ぎなかった。 三億円がかかっていたチ そんな中で、 ラシを、一千万円以下の 吉田社長は 競争する 帯電話のマーケットはま ませんでした。そもそも、成功。広告効果はそのま こだわり続 たが、PCと比較して携 運営することは頭にあり にリプレースすることに テンツ化に 「 一 億 台 ピ ー シ ー フ ェ ー ズ は、 だまだ成長の伸びしろが 当時、ケータイのデジタ まで、コストの大幅削減 けた。 Flash・Flash ジェネレーター〈CMS〉 ミドルウェア「フラッシュジェネレーター 」は大手キ ャリアのニュース配信サービスにも採用されている 既に成熟しており、飽和 「こ の 釣 具 屋 さ ん の 場 に到達しようとしている ず、ニーズに対して、A なコンテンツを実現する 吉田社長の実兄が創業し あるということを感じて ルコンテンツビジネスは に成功したのである。 企画から開発運営までワンストップでバランスの取 れたサイクルを構築可能。技術発想力が活きる ただ中、一四年間勤めた た の で す」 。そ ん な 携 帯 田社長。成長路線のまっ アを提供し急成長してい マンと評価されてきた吉 るようにするミドルウェ 技術的発想力が生む タクトフルなサービス インテルを退社してピー という成長しているマー シーフェーズに参画した ケットに身を置き、自分 その一心でピーシーフェ で考えついたのが〝企業 開発実行力でクリアにし 注目していた携帯F la 理由をこのように説明す で 何 か 挑 戦 し て み た い、 顧 客 目 線、開 発 者 目 線、 とは てくる。吉田社長は「面 (tactful) 才ない、機転のきく(出 る」というのだが何故だ 「人の気をそらさない、如 白 い 人 材 が 集 ま っ て く えられているというのだ。 界としては非常に低く抑 典 研究者 新英和中辞 ろうか。離職率もこの業 典)」という意味だ。 することで、良い技術者 ビションを積極的に発表 ■面白い人材が集まって 「 社 内 外 を 含 め 新 し い くる企業 当していたOEM営業は ことで、広いマーケット 例を持って営業活動がで 担当しましたが、その後 た対個人のサービスなど、常に社内でも刺激しあっ れらをコンテンツ化する そして常にこういった事 ユーザーを超える頃まで 舗における携帯を利用し ス ピ ー ド 感 を 大 切 に し、 いった販促情報です。こ ラ イ ア ン ト と の 出 会 い、 〇八年四月まで、一千万 の理由により、リアル店 〝すぐ出してしまえ〟と 〝営業〟といっても物を ■チラシやクーポンを ―ぎました」。 ようになるでしょう。コ このようにコメントす も同様の引き合いが相次 多様なニーズが発生する ています」。 で競争に打ち勝てるので きたことといえます」。 は な い か と 思 っ た の で 販促のコンテンツ化 こ ―の試みが結実するの ピーシーフェーズの強 ンテンツだけでは限られ る吉田社長だが、一方で PUのスペックを考えた だわりはどうしても強い ピーシーフェーズによ が、マクドナルドが提供 みは、機転のきく開発体 た市場が、一気に膨大な 「独 り よ が り に な っ て は (吉田社長) でした。そんな当時、C 「テ ク ノ ロ ジ ー へ の こ す」 ジェリストという雰囲気 売るというよりはエバン コンテンツ化 を生み出す会社です。担 だ。 Tの最先端、新しい発想 京で再スタートをしたの る、チラシやクーポンと 原動力は、このようなク ェアを応用。結局、二〇 やRFID等の普及など ます。発想できたことは 「イ ン テ ル と い え ばI ーズを兄から引き継ぎ東 の販促〟でした。いわゆ ていく。私たちの成長の shに対応するミドルウ 「今後、スマートフォン との出会いが生まれてい る。 : ムを率いるなど敏腕営業 画像を変換して閲覧でき 業でトップセールスチー たiモードに、それらの うすればいいか? そこ めるものを技術発想力と ていく。そして早期から タクトフル インテルではOEM営 示することができなかっ ーションが必要です。ど もなく、マーケットが求 あるコンテンツを配信し ンピューティングという。となる人材が重要になっ テル〟に勤務していた。 ーネット向けの画像を表 かすサービスやアプリケ することにこだわるので 析しつつ、適時、効果の クトフル〟なモバイルコ 当然、企業活動の原動力 手半導体メーカー〝イン の実績を応用し、インタ 売るためには、それを活 です。優れた技術を使用 きました。ユーザーを分 これを吉田社長は〝タ 営業マン的目線が必要だ。 の吉田社長は外資系の大 ーズは、制御系技術開発 アやプラットフォームを を更新してもらったわけ マクドナルドの仕事を頂 企業。 きいわけではない。一方 で、当時のピーシーフェ とはいえ、ミドルウェ んに携帯からコンテンツ ないかと思っている中で、ップで開発してしまえる な専門スキルだけでなく、 年大阪で設立、規模が大 ードがスタートした直後 む隙はなかったのです。 ありませんから、みなさ りやすいものを構築でき ェアで対応し、ワンスト が求められる。さまざま る会社だった。一九九八 時代は、ちょうどiモ 仕掛けていたので入り込 合、店頭にはパソコンは 携帯市場に、もっとわか SPサービスやミドルウ にはある意味万能な資質 た制御系の技術開発をす いました。 ケータイ Web システム り、家電系デバイスにC ので、受託開発やコンテ る企業販促のコンテンツ する携帯サイト〝トクす 制にあった。技術力はあ 数に登るリアルな店舗に いけない」という。ニー 代表取締役社長 吉田 和弘 氏 よしだ・かずひろ ピーシーフェーズ株式会社 (http://www.pcp.co.jp/) 技術も高度化 で走ってしまってはその タクトフル います」。 智子) (増 田 真 樹、写 真=更 科 ありたいと思 続けている。 できる組織で きたい」と将来像を描き 実行力を発揮 きるような会社にしてい き、かつ開発 一人一人に利益を享受で 軟な発想がで 重 要 さ を 提 唱 し、「社 員 到来にも、柔 受けいれられる姿勢」の ような時代の 常に社員に対し「批判を します。この 先 が な い。だ か ら こ そ、 Flash 自動生成エンジンと高い技術をもった Flash エンジニアリングによるFlashコンテンツの提供と、 ケータイを使った会員ビジネスからキャンペーン、 E−コマースまで、企業様のご要望に合わせたフル カスタマイズ ASP システムサービスが事業の軸 リアル店舗で拡大目指す インテル株式会社入社後、IBM PC 向け CPU デザインを担当。 その後、富士通、日立、東芝といったナショナルクライア ントを担当し、トップセールスチームを率いる。大阪営業 所長に就任後、PC と家電の融合を模索し、家電向けプロセ ッサの仕様策定に貢献した PUを埋め込むことを提 ンツプロバイダービジネ 化は、予想以上の反響を る〟である。当時の携帯 っても独りよがりになら も拡がるわけです。当然 ズを度外視し、技術だけ ピーシーフェーズ株式会社 イ ン タ ビュ ー 成 長 を 続 け る モ バ イ ル 市 場 で、注 目 さ れ て い る ケ ー タ イ 販 促。企 業 販 促 を に ノ ミ ネ ー ト さ れ る な ど、そ の 成 長 性 か 新たな発想でケータイコンテンツ化するという新ジャンルを開拓しているピ ーシーフェーズは、昨年 Fas t とピーシーフェーズ代表取締役社長の吉田和弘氏はあくまで強気だ。 世 界 で「マ ネ を さ れ る? そ ん な 心 配 を す る な ら、す ぐ に 出 し た ほ う が い い」 ら 存 在 が 高 く 評 価 さ れ て い る。競 争 の 激 し い モ バ イ ル ソ リ ュ ー シ ョ ン 開 発 の 50 ■成長するマーケットで 案する仕事をしていまし スのような形態で会社を コストで済む携帯CMS 販促のコン 気が効く モバイルソリューションで成長 interview 8 2009年(平成21年) 7月 14日(火曜日) 販 促 情 報 のコンテンツ化 で 新 境 地 を 開 拓