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日本食・食文化の普及支援事業実施要領

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日本食・食文化の普及支援事業実施要領
日本食・食文化の普及支援事業実施要領(案)
制定
平成26年
月
日26食産第
号
農林水産省食料産業局長通知
第1
目的
農山漁村6次産業化対策事業実施要綱(平成24年4月20日付け23食産第4049号
農林水産事務次官依命通知。以下「実施要綱」という。)別表1の事業の種類の欄
の2の(4)の日本食・食文化の普及支援事業(以下「本事業」という。)の実施に
ついては、実施要綱及び農山漁村6次産業化対策事業補助金交付要綱(平成24年
4月20日付け23食産第4051号農林水産事務次官依命通知。以下「交付要綱」とい
う。)に定めるところによるほか、本要領に定めるところによるものとする。
第2
1
事業実施主体
実施要綱別表1の事業実施主体の欄の6の食料産業局長が別に定める者は、次に
掲げるとおりとする。
農林漁業者の組織する団体、商工業者の組織する団体、第三セクター、民間事業
者、公益社団法人、公益財団法人、一般社団法人、一般財団法人、特例民法法人、
特定非営利活動法人、企業組合、事業協同組合、消費生活協同組合、特殊法人、認
可法人、公社、独立行政法人、その他法人格を有さない団体で事業承認者(実施要
綱第5の1の事業承認者をいう。以下同じ。)が特に必要と認める団体(以下「特
認団体」という。)
2
特認団体は、次に掲げる要件を全て満たす団体とする。
(1) 主たる事務所の定めがあること。
(2) 代表者の定めがあること。
(3) 定款、組織規程、経理規程等の組織運営に関する規程があること。
(4) 各年度ごとに事業計画、収支予算等が総会において承認されていること。
3
特認団体の申請をする団体は、事業実施計画(実施要綱第5の1の事業実施計画
をいう。以下同じ。)を提出する際、別記様式1を併せて事業承認者に提出して、
その承認を受けるものとする。
第3
事業の内容等
本事業は、日本食・食文化の一層の理解深化と日本産農林水産物・食品の輸出
促進に向けて行う、以下の(1)から(5)に掲げる全ての事業を実施する取組を支援
するものとし、本事業の内容及び交付要綱第1の事業に要する経費のうち補助対
象となる経費の範囲は、次に掲げるとおりとする。
(1)
海外の料理学校等を活用した日本食・食文化等の普及事業
日本食・食文化の魅力及びその調理法を一般消費者等に広めるため、海外教育機
関等と連携した日本食講座等の開設、カリキュラム・テキストの作成、講師派遣等
を実施する。
(補助対象経費)
旅費、謝金、賃金、役務費、資料作成費、消耗品費、会場賃借料、メニュー開発
費、テキスト作成費、通信運搬費、食材等購入運搬費
(2)
海外のシェフ等を活用した日本食・食文化等の普及事業
海外の著名なシェフ・ソムリエや外食事業者等を日本国内に招聘し、これら招聘
者を対象に、地域の生産者の取組紹介や日本食・食文化の魅力の理解深化に資する
セミナー等を開催する。
(補助対象経費)
旅費、謝金、賃金、役務費、資料作成費、消耗品費、会場賃借料、自動車借上料、
通信運搬費、食材等購入運搬費
(3)
日本食レストランウィーク実施事業
海外の主要都市において、複数の日本食レストラン等が連携して、一般消費者に
対する日本食・食文化の魅力を伝えるパネルディスカッションや日本食材の輸出促
進につながる料理の提供等の取組を、一定期間複数組み合わせて実施する。
また、海外の主要都市において、日本食・日本食材を紹介するための情報発信
や日本食材を活用しているレストランのマップを作成する等の取組を行う。
(補助対象経費)
旅費、謝金、賃金、役務費、資料作成費、消耗品費、会場賃借料、会場装飾費、
メニュー開発費、レストランマップ作成費、販促資材費、広告宣伝費、通信運搬費、
食材等購入運搬費
(4)
百貨店等における料理、日本産食材等の紹介デモ等実施事業
海外の主要都市の百貨店等において、一般消費者を対象とした日本食・食文化及
び日本食材の魅力を伝える料理デモンストレーション、日本産食材を活用した料理
レシピコンテスト、セミナー、試食・試飲会等を一定期間実施する。
(補助対象経費)
旅費、謝金、賃金、役務費、資料作成費、消耗品費、会場賃借料、会場装飾費、
メニュー開発費、販促資材費、広告宣伝費、通信運搬費、食材等購入運搬費
(5)
海外の外食事業者等への先進的取組事例発信事業
海外の外食事業者団体等が主催する見本市等に、輸出に意欲のある国内の先進的
な生産者や食品事業者等を出展させ、日本国内の先進的な取組事例を海外の業界関
係者やメディア関係者等へ発信するとともに、出展者の商談をサポートする取組等
を行う。
(補助対象経費)
旅費、謝金、賃金、役務費、資料作成費、消耗品費、会場賃借料、会場装飾費、
自動車借上料、販促資材費、広告宣伝費、通信運搬費、食材等購入運搬費
第4
事 業 の実 施期間
本 事 業の 実施期 間 は、平成26年度とする。
第5
1
採択基準等
実施要綱第4の採択基準は、次に掲げるとおりとする。
(1) 事業実施計画が、事業の目的に照らし適切なものであり、かつ、事業の確実
な遂行が見込まれるものであること。
(2) 事業実施主体が事業実施及び会計手続を適正に行い得る体制を有しているこ
と。
(3) 事業費について、適正な資金調達が可能であること。
2
事業実施主体は、以下の事業ごとに掲げる地域・国の中から指定の地区数以上を
選定して事業を実施することとする。
(1) 海外の料理学校等を活用した日本食・食文化等の普及事業
アジア、欧州、米州の各地域からそれぞれ1地区
(2) 海外のシェフ等を活用した日本食・食文化等の普及事業
招聘者の地域として、アジア、欧州、米州からそれぞれ1地域以上を選定し、
当該地域ごとに日本国内から2地区
(3) 日本食レストランウィーク実施事業
ア パネルディスカッションや料理提供等の取組
アジア、欧州、米州の3地域から2地区(ただし、異なる地域から選定す
ること)
イ レストランマップの作成等の取組
アジア、欧州、米州の3地域から1地区
(4) 百貨店等における料理、日本産食材等の紹介デモ等実施事業
アジア、欧州、米州の各地域からそれぞれ1地区と、その他の地域も含めた
地域から1地区
(5) 海外の外食事業者等への先進的取組事例発信事業
アジア、欧州、米州の3地域から2地区(ただし、異なる地域から選定する
こと)
第6
1
事業実施手続
事業実施計画の作成及び承認
事業実施計画は、別記様式2により作成し、事業承認者に承認申請するものとす
る。ただし、事業実施計画の変更(2の重要な変更に限る。)又は中止若しくは廃
止の承認申請については、交付要綱第8の規定に基づく「補助金変更承認申請書」
の提出をもって、これに代えることができる。
2
事業実施計画の重要な変更
実施要綱第5の2の食料産業局長が別に定める重要な変更は、次に掲げるとおり
とする。
(1) 事業の内容の追加又は削除
(2) 事業目的の変更
(3) 交付要綱別表1の日本食・食文化の普及支援事業の項の重要な変更の欄に掲
げる変更
(4) 3により委託する事業の新設又は内容の変更
3
事業の委託
事業実施主体は、他の者に本事業の一部を委託して行わせる場合は、次に掲げる
事項を事業実施計画の別記様式2の別添の「第1 総括表」の「事業の委託」の欄
に記載することにより事業承認者の承認を得るものとする。ただし、委託して行わ
せる範囲は事業費の2分の1を超えてはならない。
(1) 委託先が決定している場合は委託先名
(2) 委託する事業の内容及びそれに要する経費
第7
事業実施状況等の報告
事業実施主体は、実施要綱第7の規定に基づき、事業終了後速やかに事業実施計
画(別記様式2)に準じて事業実施結果に係る報告書を作成し、事業の一環として
作成した報告書を添付の上、事業承認者に提出するものとする。ただし、農林畜水
産業関係補助金等交付規則(昭和31年農林省令第18号)第6条第1項の規定に基づ
く実績報告書の提出をもって、これに代えることができる。
第8
補助金遂行状況の報告
交付要綱第12に定める補助金遂行状況の報告については、補助金の交付決定に係
る年度の12月末日現在において補助金遂行状況報告書を作成し、翌月末までに正副
2部を交付決定者(交付要綱第3の2の交付決定者をいう。)に提出するものとす
る。ただし、交付要綱第11の規定に基づき概算払を受けようとする場合は、交付
要綱別記様式第3号の概算払請求書の提出をもって、これに代えることができる。
第9
1
留意事項
事業実施主体は、事業を実施する都市の日本食レストランや日本企業等との連携
により、事業効果を高めるよう工夫を行うこととする。また、事業の実施に当たっ
ては参加者の募集を行うなど幅広い事業者の参加が可能となるように努めることと
する。
2
事業実施主体は、事業遂行に当たり、農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略
(平成25年8月農林水産省公表)を考慮するとともに、他の日本食・食文化を普及
する取組と事前の調整段階から連携を図り、それぞれの事業が、相乗効果を発揮で
きるよう努めること。
また、事業の実施に当たっては、事業実施後の日本産食材の輸出促進に繋がる取
組となるよう、海外において日本産食材を取り扱う流通事業者と連携すること。
3
事業の中で制作した情報コンテンツ等については、事業終了後も、農林水産省に
おいてウェブ等で情報発信を行うこととして、その提供を求めた場合には、農林水
産省に対する無条件での提供に協力すること。
附 則
1 この要領は、平成26年 月
日から施行する。
2 日本食・食文化普及推進事業実施要領(平成25年5月16日付け25食産第649号)
は廃止する。
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