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落語家

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落語家
第3学年3組
英語科学習指導案
指導者
1
題材名
Unit4
○○
○○
○○
○○
An American Rakugo-ka
2 題材の目標
(1) 疑問詞+不定詞や,It is ∼ (for 人) to +動詞の原形を用いて意欲的にインタビューに取り
組んだり,英文を書こうとする。
(コミュニケーションへの関心・意欲・態度)
(2)
疑問詞+不定詞や,It is ∼(for 人) to +動詞の原形を用いて,自分のことや人のことについ
て英文を作成することができる。また,場面や人物の心情を意識して対話文を音読することが
できる。
(表現の能力)
(3) 英語落語を読み取り,日米の文化の違いについて知ることができる。
(理解の能力)
(4) 疑問詞+不定詞や,It is ∼ (for 人) to +動詞の原形の文の形・意味・用法を理解している。
(言語や文化についての知識・理解)
3 題材と生徒
(1) 本題材では,英語の落語を扱う。落語の存在は知ってるものの,じっくり聞いたことがないと
いう生徒が多い。本題材の落語は,アメリカ人落語家のビル・クラウリーによるものである。ア
メリカ人の落語を読むことで,日本に古くから伝わる伝統芸能の良さを改めて知るきっかけにな
ると思われる。また,この落語を通して,日米の文化の違いについて考えることもできる。
言語材料は,疑問詞+不定詞とIt is ∼ (for 人)+to+動詞の原形を扱う。この学習に入る
前に,疑問詞の意味を再確認したい。It is ∼(for 人) +動詞の原形の文は,非常に長い文構
造なので,口頭練習を多くし,いろいろなパターンの文を言わせたり書かせたりしながら定着を
図る必要がある。
(2)
昨年から,音読活動が単調にならないようにするため,登場人物の心情や場面を意識した音読
読を継続している。登場人物の心情を考えさせたり,場面に応じた読み方を考えさせたりする活
動を行ってきたところ,ジェスチャーや声の調子を工夫して生き生きと取り組む生徒が増え,音
読の授業に活気が出てきた。しかし,一方で「恥ずかしい」「感情のこめ方が分からない」など
の理由から,なかなか活動に意欲的に取り組めない生徒もいた。声の強弱をつける部分やイント
ネーションについては,「Yes, Noで答える疑問文は文末を上げる」「疑問詞で始まる疑問文は文
末を下げる」といった基本的なルールは分かっている。しかし「最も伝えたい部分を強く読む」
ということに関しては,まだ定着が不十分な生徒が多い。一人で学習を進めていくことが困難な
生徒がいるため,授業ではペア活動による教え合いを多く取り入れることによって,自信をもっ
て取り組めるようにしている。
(3)
本時は,慎とエレンが週末の予定について話している場面を音読するという活動を行う。登場
人物の心情は,大胆な演技がなくても,最低限の声の強弱やイントネーションを押さえれば伝え
ることができる。そこで2学期は,始めから登場人物の心情や場面を設定したうえで,それらを
伝えるためにはどの部分に強弱をつけたらよいか,文末のイントネーションで気をつけるべき点
はどこかを考えさせている。文の中で最も強く読む場所や,文末の上げ下げなどといった音読の
基本的なポイントを事前に確認し,スムーズに考えることができるようにしたい。暗唱はペアで
行うが,練習の際にはグループを組ませて,音読のしかたについて意見交換をさせることで,よ
り良い音読を目指していきたい。
TTでの授業なので,T1とT2の役割分担をしっかり行うことで,常に生徒の活動から目を
離さないようにしたい。また,TTの利点を生かして,思考の場ではきめ細かい支援を行い,発
表では全てのペアを見届けるようにしたい。
4
題材の指導と評価計画
題材名
Unit4 An American Rakugo-ka
総時数
8時間
観点別評価規準と評価方法
時間
学習内容
コミュニケーショ
ンへの関心・意欲
・態度
表現の能力
1
疑問詞+不定詞 ○疑問詞+不定詞 ○疑問詞+不定詞
を用いて,相手
を用いて相手に
を用いて相手の
にインタビュー
積極的にインタ
ことについてイ
する。
ビューしようと
ンタビューする
(ペア)
している。
ことができる。
(観察) (観察・学習シート)
2
It is ~ (for +
人) to +動詞
の原形を用い
て,自分のこと
や人のことにつ
いて英文を作成
する。
(ペア・個)
3
︵
︶
本
時
3/8
登場人物の心情
や場面を意識し
ながら対話文を
暗唱する。
(ペア)
理解の能力
○ It is~(for +人)
to + 動 詞の 原
形を用いて英文
を書くことがで
きる。
(観察・学習シート)
○登場人物の心情
や場面を意識し
声の強弱,イン
トネーションに
変化をつけなが
ら対話を暗唱す
ることができ
る。
(観察・発表)
4
英語落語の内容
を読み取る。
(個)
○日米のレストラ
ンでの注文の仕
方の違いは何か
を読み取ること
ができる。
(学習シート)
5
英語落語の内容
を読み取る。
(個)
○ビル・クラウリ
ーさんの友人が
した失敗は何か
を読み取ること
ができる。
(学習シート)
6
教科書本文を音
読する。
7
英語が通じない ○様々な工夫をし ○既習表現やジェ
状況で,様々な
て自分の意志を
スチャーを用い
工夫をして自分
相手に伝えよう
て自分の意志を
の意志を相手に
としている。
相手に伝えるこ
伝える。
(観察)
とができる。
(ペア)
(観察・発表)
8
Unit4のま
とめ
(個)
言語や文化につ
いての知識・理
解
○発音やイントネ
ーションに気を
をつけながら本
文を音読するこ
とができる。
(観察)
○疑問詞+不定
詞,It is ~(for
人)to +動詞
原形の用法を
理解している。
(学習シート)
5 本時の計画
(3/8)
(1) ねらい
登場人物の心情や場面を意識し,声の強弱やイントネーションに変化をつけながら対話を暗唱するこ
とができる。
(2) 学習過程
段階
学
習
活
動
学習形態
発問・指示
○教師の指導の手立て
評価規準
T1
1
制限時間内で基本文をい
くつ言えるか確認する。
2
教師の対話を聞き,本時
の学習課題を確認する。
導
入
ペア
理解しやすいように,黒板に聞き取りのポイントを
提示する。
○ T1とT2で役割を決めて対話をする。
対話文をより豊かに表現するにはどのようにすればよいだろうか。
3
4
対話の内容を読み取る。
ペア
声の強弱をつける部分,
ペア
文末のイントネーションに
気をつける部分はどこかを
考える。
(思考の場)
(言語活動)
展
開
5
対話文の音読練習をする。 一斉
慎とエレンはどんなことについて対話をしているだろ
うか。
○ 対話の内容を把握しやすいように,ピクチャーカー
ドを黒板に提示しておく。
声の強弱をつける部分,イントネーションに気をつけ
るべき点はどこか。
○
声の強弱や文末のイントネーションを考えやすいよ
うにするため,登場人物の心情や場面をある程度設定
する。
○ 進みが早いペアには,対話の際の間のとり方,声の
音量,目線,ジェスチャーなども工夫させる。
○ 机間指導を行い,明らかな考え違いについては,指
摘して指導する。
○
35
分
終
末
10
分
自信を持って取り組むことができるように,始めに
全体で発音練習をする。
○
一斉
5
分
○
T2
つまずきやすい部分を
把握し,ゆっくり区切っ
てモデル対話文を読む。
○ 暗唱ができるように,
本文のセンテンスカードを
黒板に提示し,慣れてきた
ら少しずつはがしていく。
6
役割を決めて意見交換を
しながら暗唱練習をする。
(言語活動)
ペア
役割を決め,グループで意見交換をしながら暗唱練習
をしよう。
7
教師の前で発表をする。
ペア
登場人物の心情や場面を意識し,声の強弱やイントネ
ーションに変化をつけながら対話を暗唱することができ
る。
(観察・発表)
8
対話を全体の前で発表す
る。
一斉
9
まとめとして,対話文と
類似した文を用いて,並べ
かえ英作文をする。
個
○
発表ができたペアには ○ T1とともに,発表を
対話文の前の部分や続き
聞いて,工夫ができている
を考えさせる。
かどうかをチェックする。
○
暗唱ができない生徒に対しては,最初の語だけを
印刷したプリントを渡し,それを見て発表してもいい
ことを伝える。
○発表する姿勢,聞く姿勢に気をつけて聞くよう促す。
○生徒の発表に,賞賛のコメントやアドバイスを与える。
暗唱した文をヒントに,並べかえ英作文をしよう。
○
英作文ができない生徒には,黒板のセンテンスカー
ドを手がかりにして書かせる。
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