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地域社会・国際社会への責任(PDF 1.2MB)
ス テ ー ク ホ ル ダ ー へ の 責 任 を 果 た す 地域社会・国際社会への責任 地域に密着した社会貢献活動 社員による社会貢献活動 福祉・医療・環境など あいおいの社会貢献の考え方 の活動を行っている団 “良き企業市民”として、少子高齢化社会を支え、安全 体に寄付するととも で豊かな社会の実現をめざすとともに、文化・芸術・スポ に、全国5地域の社会 ーツの振興や国際交流を通じ、地域社会・国際社会に貢献 福祉関連の団体等へ車 します。 椅子の寄贈を行いまし た。 あいおいの月地域貢献活動 社名ロゴ“IOI”にちなみ、毎年10月1日を「あいおい の日」、10月を「あいおいの月」としてあいおい生命保険 (株)をはじめとするグループ企業とともに、さまざまな 全社取り組みを実施しました。 4年目を迎えた2006年度は、全国で約85の活動、延べ フィジーで児童の植林授業を支援(オイ スカ:途上国の環境保護活動や環境保護 担当者の育成等を行っているNGO) 4,800名の有志社員・家族、代理店・扱者が参加し、地域清 掃活動のほか救命講習受講や交通安全の取り組み、本業に 社 員 へ の 責 任 / 地 域 社 会 ・ 国 際 社 会 へ の 責 任 関連した取り組みが増えた年となりました。 また、社員アンケートを実施し評価を行うとともに、東 チャリティBOX「まごコロ」 京地区での富士山清掃活動や、北陸地区での植林活動など に対して社長表彰を行いました。 各職場に設置した「まごコロ」BOXに使用済みの切手と プリペイドカードを集め、(財)ジョイセフ(家族計画国 際協力財団)に寄付しています。 ●使用済みプリペイドカード 開発途上国に対する医薬品の提供や生活改善のための物 資援助および草の根の人材養成等の資金として活用され ます。2006年度の実績は、プリペイドカード39,250枚 (無医村の出産介助の指導のための、助産婦のトレーニ 熊野古道 道普請活動(和歌山) 社長表彰 ング費用に充当)となりました。 ●使用済み切手 ゆにぞん募金 開発途上国への再 生自転車の寄贈に 任意団体「ゆにぞん募金」は、グループ企業を含む役職 伴う、自転車の補 員が気軽にできる寄付活動です。主旨に賛同した有志社員 修と修理、部品の が加入し、口数×101円(あいおい=IOIにちなんで)、 購入、海外輸送費 最大30口の寄付を毎月積立て、年1回の寄付を行っていま などに活用されま す。その際、会社からも参加人数×12カ月×101円をマッ す。2006年度の実 チングギフトとして寄付します。 績は、切手136.67 2006年度は、日本赤十字社、日本ユニセフ協会、日本交 キロ(約110,000円 通遺児育成基金、骨髄移植推進財団、日本環境フォーラム、 に換金)でした。 点字図書館、結核予防会、オイスカ、中央共同募金会など まごコロBOX 高齢化社会への対応 バリアフリーの取り組み 当社は、建物の新築もしくは改修工事に合わせて、身体 次実施しています。現在、本社ビルなど19棟が何らかの設 障害者・高齢者の皆様が当社に来店された場合に備えて、 備対応を実施しており、今後も新築・改修工事の実施に合 出入口や廊下の幅の確保・車椅子用のトイレの設置等を順 わせて順次設備工事の実施を予定しています。 Web掲載項目: 「ふれ愛ドゥライフサービス社の取り組み」 「高齢者疑似体験」 51 ステークホルダーへの責任を果たす 地域社会・国際社会への責任 地域に密着した社会貢献活動 お取引先や地域企業と連携した地域貢献活動 地域 IOI 倶楽部での地域貢献活動 無事故推進運動の全国展開 当社では地域単位で企業にご参画いただく 「IOI倶楽部」を 「事故のない、健全なクルマ社会づくり」は保険会社が担う 設立しています。地域に密着したクルマ、住まい、飲食など 重要な社会的役割です。「本業に近い部分での社会貢献」の のきめ細やかな情報提供やサービスを行う 「情報ネットワーク」 一環として、当社ノウハウを活用しつつ、企業や団体の交通安 を構築するとともに、参画企業のご協力を得ながら地域貢献 全意識向上や自動車事故防止活動を支援する取り組みを 活動を展開しています。 2005年度より全国で展開しています。また、無事故推進、安 全運転の啓発・教育に関するさまざまなノウハウやツールを 地域 IOI 倶楽部の主な活動 提供しています。 埼玉県では地域の交通安全協議会や金融機関・新聞社の 各地域において、企業をネットワークで結ぶ活動として、講演 会・交流会等を開催しています。また、当社で推進している 「無 協力のもと、 「無事故推進運動」を展開、2006年8月時点で 2,037社の地域事業所にご参加いただきました。 事故推進運動」や「エコ安全ドライブ運動」を地域の企業の皆 2007年度は「あいおいの日・月」の取り組みとして、全国の 様にご紹介し、参加のご提案を行っています。参加者からは 企業・団体に参加を募り、10月より全国一斉無事故推進運動 「自社のネットワークづくりに役立った」 「あいおいのコンセプトが を展開します。 よくわかった」など感謝の声をいただきました。今後も地域貢 献を含めた継続的な取り組みを展開していきます。 地域での主な活動 ●防災活動 ・地震災害を考え、備える 「防災塾」の開催(新聞社、生協共催) ・子供たちと防災マップづくりを行う 「ぼうさい探検隊」 ・地域参画企業への無事故推進運動の提案 ・警察署・交通安全協会とタイアップした秋の交通安全街頭支 援活動 ・無保険車による交通事故被害者の作文(文部科学大臣省受賞)の ご紹介による無保険車撲滅運動 ●セミナー・交流会 ・経営者向けセミナー、業種別セミナー ・BCP(事業継続計画)セミナー ・交通事故防止、エコドライブセミナー ・各セミナーの後に、参加者の交流会を実施 ・チャリティコンサートの開催 バンコクあいおい倶楽部の設立 当社関連会社であるあいおいバンコク社およびバンコク チャヨラ社の主催により、 「バンコクあいおい倶楽部」を設立 しました。 この会の趣旨は、お客様との関係の緊密化と情報の提供 地域IOI倶楽部に取り組む地域 宮城、福島、群馬、埼玉、千葉、神奈川、長野、愛知、大阪、広島 であり、お客様を対象に皆様のお役に立つセミナーを開催す ると同時に、お客様同士のご紹介など貴重な情報交換の場 にもなっています。 これまでに2006年11月と2007年3月の2回開催し、当社の お客様・提携先を中心として延べ200名以上の方々にご参加 いただきました。「タイ国の保険市場について」 「ジェネラルリ スクマネジメント」 「タイ国における自動車保険の将来像」等を テーマとし た 講 演 も 行 チャリティコンサートの様子 い、好評を博しています。 今後も安全対策講習会 等の開催などを検討し、 「より身近なあいおい」を めざしていきます。 セミナー風景 ぼうさい探検隊の支援 52 ス テ ー ク ホ ル ダ ー へ の 責 任 を 果 た す 文化・芸術・スポーツの振興 「日本の四季写真コンテスト」の開催 ニューイヤーコンサートの開催 写真文化への貢献と環境保 音楽をとおして地域文化の向上に役立ちたいとの願いか 全への意識啓発を目的として、 ら、1987年からニューイヤーコンサートを主催しています。 「日本の四季 写真コンテスト」 を 開催しています。プロカメラマン 2007年は、1月24日に名古屋フィルハーモニー交響楽団の演 奏が愛知県芸術劇場コンサートホールで開催されました。 をめざす学生や写真愛好家な ど、一般の方々を対象に写真を 車椅子バスケットボールへの支援 募集するもので、第4回となる 2006年度のコンテストには1,521点の応募をいただきました。入 ハンディを背負いながらも自らの可能性に挑戦する選手 賞作品は、あいおい保険グループのカレンダーに採用され、たく たちをサポートするため、日本車椅子バスケットボール連 さんの皆様にご覧いただいています。 盟の公式スポンサーとして、日本代表チームの競技活動を 地 域 社 会 ・ 国 際 社 会 へ の 責 任 応援しています。日本車椅子バスケットボール連盟の公式 ユネスコ絵画展の共催 スポンサーを務めることは、スポーツ振興とともに、自動 車事故などで障害を負った方の自立や社会復帰の支援につ (社) 日本ユネスコ協会連盟が主催する 「絵で伝えよう! 私 ながるものと考えています。 の町のたからもの」絵画展を共催しています。この絵画展は、 「わたしの町のたからもの」をテーマに小・中学生から作品を 募集するもので、子どもたちが地域の文化や自然を見つめ直 し、それを大切に思う心を育んでもらいたいとの願いが込め られています。 第9回を迎えた2006年度の 2006年度に協賛した大会 ●デンソー・あいおい損保杯 WAFCA車椅子バスケットボ ール東アジア交流大会 ●2007国際親善女子車椅子バスケットボール大阪大会 ●第21回車椅子ツインバスケットボール選手権大会 絵画展には、全国61のユネス コ協会が参加し、応募総数は 23,402点にのぼりました。 椿絵展の開催 当社が所蔵する椿に関連する美術工芸品を、全国各地の 美術館で公開しています。2006年度は、茨城県天心記念五 浦美術館において「椿絵名作展」が開催され、たくさんの皆様 大阪実業団駅伝競走大会への協賛 にご鑑賞いただきました。また、当社のホームページではネ ットでお楽しみいただける 「椿絵美術館」のサイトを公開してい スポーツ振興の一環として、2004年度から「大阪実業団 ます。 駅伝競走大会」に協賛しています。この大会は、戦後間も 椿絵美術館URL: http://www.ioi-sonpo.co.jp/socialaction/tsubaki-e/index.asp ない1948年にスタートし、大阪の街とともに歴史を重ねて きた伝統ある駅伝大会です。第60回の記念大会となった 2006年度は436チーム、約3,900人が参加しました。 大学運動部の活動を支援します スポーツ振興の一環として、2006年10月より当社の社員1名 が早稲田大学競技スポーツセンター客員准教授としてスキー部 専任監督に就任し、スキー部の指導をしています。現在の目標 は全日本学生スキー選手権 (イ ンカレ) での2連覇とナショナル チーム指定選手のワールドカッ プ表彰台入りです。 写真提供:サンケイスポーツ 冬季ユニバシアード日本代表 クロスカントリー30kmフリー 銀メダリストと人事企画部課長 倉田秀道(左) 53 ステークホルダーへの責任を果たす 地域社会・国際社会への責任 地域に密着した社会貢献活動 海外拠点での地域貢献 中部ジャワ地震被害者への寄付 上海ペンタゴン経営者クラブ・セミナー あいおいインドネシア社では、中部ジャワ地震(2006年5月 上海駐在員事務所では、上海日系企業の経営トップ層を対 24日発生、死者3,788名、負傷者20,000名以上、3,824軒の建 象に法律・財務・戦略 (リスク管理) ・人材など企業トップが抱え 物崩壊の被害)の被害者を支援するため、社内従業員 (60名) る諸問題に対する検討の場を提供するため、現地の法律事 に寄付を募りました。その結果、44名から1,750,000ルピア 務所・税務会計事務所等と共催で2005年10月に「上海ペンタ (約21,500円) の募金が集まり、インドネシアの日刊紙であるコ ゴン経営者クラブ」を設立しました。 ンパス紙の指定口座に寄付しました。 あいおいインドネシア社では、2004年12月のスマトラ島沖地 震でも社内で募金活動を行っています。 当クラブでは、 「法令トピックス」 「交通事故対応」などをテ ーマとするセミナーの開催や無料法律相談の実施などを通じ てお客様に貢献していきます。 2007年1月30日に開催した「第7 NY商工会議所とのセミナー開催 回上海ペンタゴン経営者クラブ・セ ミナー」には47名の企業トップが参 あいおいアメリカ社では、 ニューヨーク商工会議所と連携し、 日系企業向けの「第2回危機管理セミナー」を2007年3月7日に 加され、これまでに延べ300名の企 業トップに参加いただいております。 開催しました。 ホノルルAdopt-A-Highway セミナーは「緊急時における事業継続プラン (Business Continuity Plan : BCP) 」をテーマに、当社提携先であるアメ リカ大手損保チャブ社やKPMGの専門家を招き、BCPプラン 子会社であるハワイのDTRIC社では、毎年、ボランティア 作成のポイントや全社的リスク管理手法についての解説を行 社員と家族により、ハイウェイ脇のごみ拾いを実施しています。 いました。あいにくの吹雪にもかかわらず50名もの方々が参 2006年度は計5回実施し、毎回約20名が参加しました。 加され、熱心に耳を傾けてくださいました。本セミナーは、 ハイウェイ脇を3キロ以上にわたりごみ収集することから回 「日系損保として地域に貢献したい」との希望をトヨタ自動車 収されるごみ袋は毎回100袋以上に及びます。地域の関心も (株)の仲介で商工会議所に申し出たことから始まりました。 高く、ハイウェイを走っているドライバーからもクラクションで 今後も継続的にセミナーを開催し、日系企業にとって有益な 激励を受けることもあります。2007年度はすでに3回実施し、 情報を提供していきます。 年度末までにはあと2回の実施を予定しています。 活動に参加したDTRIC社のみなさん VOICE ホノルルのハイウェイをきれいに 会社として社会に貢献できるとてもうれしいイベントです。ごみを回収すれば道がきれいに なり、社名入りゴミ袋で社会貢献のアピールもできます。他の社員と協力して仕事以外のこと をする良い機会であり、歩行者やドライバーから激励を受けることもあり、誇りを持って参加 しています。 DTRIC社 Ms.トレーシー・チャン 54 「環境を守り、育てる人をはぐくむ」取り組み(「環境」をテーマとした社会貢献) あいおいの森づくり ス テ ー ク ホ ル ダ ー へ の 責 任 を 果 た す 環境落語・学校への環境出前寄席 愛媛県松山市の 日本最大級の環境関連イベントである「エコプロダクツ展 水源、 「石手川ダム (東京ビッグサイト、2006年12月) 」に参加し、三遊亭京楽師匠 上流域水源かん養 のチャリティー寄席「スーパー環境落語:大江戸区2030年」を 林」保全の趣旨に賛 開催しました。 同し、2005年より環 京楽師匠は、三遊亭円楽師匠一門で鍛えた話芸を、防 境NGOオイスカ愛媛 災・環境・人権・福祉など社会問題として取り上げ、笑いと涙 支局の植林活動を で欧米まで幅広くメッセージを送り出す活動を続けています。 支援しています。2007年3月には、地元の皆様を中心に、愛 媛支店や東京から参加したメンバーを含む当社関係者が参加 し、山の斜面に赤松や黒松などの苗木を植えました。 2006年10月には、本社所在地域住民の方々などを対象に、 「防災落語(防災をテーマとする落語) 」を、当社主催で地元消 地 域 社 会 ・ 国 際 社 会 へ の 責 任 防署の協賛を得て開催しました。 2007年度は、東京都内の小・中学校等において京楽師匠の キッズISO14000の支援 「スーパー環境落語:ヒマラヤの北斗七星」を上演しています。 昨今、小・中学校等の総合教育において環境問題に係る学習 2005年度より、 「子供のための環境教育プログラム」である の必要性が高まっており、京楽師匠の環境落語を出前寄席と 「キッズISO14000」を支援しています。これは、東京都が都内 して開催することとしました。現在、NPO法人全国環境学習 小学校に普及している事業です。2005年度は約500名分のテ 支援ネットの協力のもと、都内約10校を対象に計画を進めて キストを都内小学校に提 います。 供し、2006年度は本社 ●「環境出前寄席」の2007年度の実施校 近隣の小学校へのテキ <開催済の学校> スト提供と、 「キッズISO ・6月 多摩市立東落合小学校 推進のための解説 約300名 (3∼6年生の生徒さんおよび学校公開来訪者) DVD」の提供支援を行 ・7月 渋谷区立加計塚小学校 いました。また、全国の 約360名 (1∼6年生の生徒さん) 社 員 子 弟 を 対 象とし た 練馬区立大泉学園中学校 取り組みも行っています。 約460名 (1∼3年生の生徒さん) <今後の開催予定校> ・10月 江戸川区立第四葛西小学校 渋谷シニアいきいき大学 品川区立大原小学校 キッズISO取り組み 参加者と推移の内容 年度 2005 2006 参加人数 豊島区立池袋第三小学校 渋谷区立本町小学校 内 容 その他、数校と開催日程等を調整中。 59名 入門編を終了 27名 初級編の取り組み 39名 入門編の取り組み VOICE 三遊亭京楽師匠 「環境出前寄席」をNPO法人と共催 NPO法人「全国環境学習支援ネット」は、全国小・中学校環境教育研究会の役員やOB、 大学の先生、民間企業の方々などで構成され、国内外の環境学習の支援を行っています。 今年度は御社と共催で、小・中学校の子供たちに楽しい「環境出前寄席」を提供していま す。ともすれば難しいテーマと感じられる「環境学習」を、三遊亭京楽師匠の巧みな話術 に音楽・映像を加え、笑いながら環境について考える新しい形の環境学習です。遠い江戸 時代に自分たちの環境は自分たちで守る庶民の活動があったことを、落語をとおして学ん NPO法人 全国環境学習支援ネット理事 で欲しいと思います。 吉川 光子さん Web掲載項目: 「環境保護団体・学会への活動を支援」 「「素敵な宇宙地球号」番組提供」 「地球環境大賞の協賛」 55