Comments
Description
Transcript
Title 自由23 霊長類小脳の生後発達における成長関連遺伝子発 現の研究
Title Author(s) Citation Issue Date URL 自由23 霊長類小脳の生後発達における成長関連遺伝子発 現の研究(VI 共同利用研究 2.研究成果) 大石, 高生; 近藤, 哲朗; 肥後, 範行 霊長類研究所年報 (2001), 31: 151-151 2001-10-01 http://hdl.handle.net/2433/165616 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 自由 22 T J T I Wt 極の行動抑制の研究 原 愛子 (日本福祉大 ・情報経営開発) 久保四 奴 ( 京都大 ・霊長研 ・行動神経、 日本福祉大 ・I 嗣r L 経営開発) 0野)については神経生理学的研究が行われてこなかった。 従来、荊Wl 極( プロー トマ ンの 1 しか し位近 ヒ トの PETの研究で、複数の前頭前野性課題 を主副に分けて行 うときにのみこの部 分が働 くことが解った ( Ko e c hl i ne tal . 一 1999) .そこで従来か ら研究 してきた遅延反応課祖 とゴ ー ・ノーゴー課題 をそれぞれ主課題及び副課題 とする課題をコザルに教え、どのように学習する かを調べた上で、前頭極にギヤバ、ノルア ドレナ リン、 ドーパ ミンの阻害剤 を注入 し、その課題 遂行への影響 を調べた.生後間 もない 2流のアカゲザルに従来 と同様の方法で遅延反応課週と ゴー ・ノーゴー課題 を教えた。生後約 83日で学習できた.その後ゴー ・ノーゴー課題の遅延期 20 日で学習で きた。学習成 間の間に遅延反応課題を挿入 した課題 を行わせた。 これは生後約 1 立後、プロー トマ ンの 1 0野にビククリン ( ギヤバA阻害剤)、77クロフェン ( ギ ヤバ B阻害 i T 一 剤)を注入 刺)、ヨヒンビン (α2ア ドレノセプター阻害剤)、SCH23397 (ドーパ ミン Dl阻! し、それぞれの課題遂行への影響 を調べるとともに、誘発 される多動の性質 も調べた。いずれの 薬品によって も、課題の成績が低下 し、様々な多動が誘発 された.特定の薬品によって特定の多 0野がゴー ・ノーゴーの主謀週、 動が誘発 されることはなかった。この結果は、プロー トマ ンの 1 遅延反応の副課題か らなる課題の遂行 に必要であることを示 している0 自由 23 霊長規小脳の生後発達における成長関連遺伝子発現の研究 大石高生 1 )・近藤菅朗 l )・肥後範行 1 、 2 ) 1 )電子技術総合研 ・2)筑波大 ・医 マカタの小脳は基本回路の形成が遅 く、生後三 ケ月まで細胞移動が持続するo花々は新生児 期 と成熟期の小脳 における GAp43( 代表的な成長関連 タンパ ク質)の遺伝子発現を非放射性 in s i t u ハ イブリダイゼーシ ョン法で検討 し、発現細胞種 と分布 を調べた。新生児期にも成熟期 に も GAP・ 43mRNA発現細胞は類粒細胞層 と分子層で観察 された。 また、新生児期には外塀粒細 43mRNA発現細胞が観察された.外顕粒層か ら額粒層 に移動中の細胞 に関 しては 胞層 にもGApGAp43mRNA発現量が少な く見えるので、その理由を検討中である。、 さらに、成熟期の小脳虫 部で小乗毎の GAp43mRNA発現強度を比較 したところ、第-、第九、第十小葉では残 りの小葉 に比べ、発現強度が強かった。小葉間に可塑性の大小の違いがあるのか もしれない。今後、可塑 性 に関わると考 えられる他の成長関連 タンパ ク ( SCGI O など)やプロテインキナーゼ C 基質 ( MARCKS, n e u r o gr a n i nなど)について も同様の解析 を進め、その可能性 を検討 してい く予定であ る。 自由 2 4 サル心臓 自動能のイオンチ ャネル機序 野間昭典 ( 京都大 ・医 ・生理)・佐藤広庚 ( 奈良医大 ・薬理) 本年皮、利用で きたサルの頭数が少ないため、ほとんどは洞房結節細胞の分離法の確立に時 間を鞭や したo細胞分離 までを当研究所でや らせて頂 き、分粧 した細胞 を戎大学 に持 ちかえ り電 気生理学的実験 を行なったO上大静脈、下大静脈、および右心房一心重間を結紫後、右心房内へ -1 51 -