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第4章 住居【PDF:2.4MB】

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第4章 住居【PDF:2.4MB】
■ 第4章 ■
住居
第4章
第 1 節 幸福であるために住居が重要なのはなぜか . .............................. 96
第 2 節 住居の評価 ............................................................................... 98
第 3 節 住居の幸福度指標 ..................................................................... 99
第 4 節 住居の平均的傾向 .................................................................. 102
第 5 節 住居の人口集団間の格差 . ...................................................... 110
第 6 節 統計上の今後の課題 .............................................................. 115
第 7 節 結び ...................................................................................... 116
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第4章
住居
はじめに
住居は人の物質的な生活基準の主たる要素であり、雨風をしのぐ場所など、基本的なニーズ
を満たすうえでも、個人的な安心感やプライバシー、私的な空間を得るためにも欠かすこと
ができない。また、良好な住居は健康維持にも不可欠であり、子どもの発育にも影響を及ぼす。
第4章
さらに、住居費は家計の大部分を占め、家計資産の主たる要素でもある。本章では、利用可能
な生活空間、基本的な衛生設備の有無、家計にかかる住居費の負担、住居に対する人々の満足
度といった指標を用いて、住居について論じる。現在のところ中核となるべき住居関連の指標
はなく、この分野にはもっと比較可能性の高いデータが必要なことは明白である。ほとんどの
OECD 加盟国では、全般に居住状況は良好なようだが、生活空間の広さに関しては、世帯構成
を考慮すると満足度は低い。OECD 加盟国では、平均するとほとんどすべての家庭用住居に基
本的な衛生設備が備わっているものの、各国間で相当な差異もあり、また、過密状態の住居で
暮らす人々の割合も見過ごすことができないほど大きい。住居費は家計にとって重要な問題で
あり、所得は居住状況を左右する主たる要因となっている。
第 1 節 幸福であるために住居が重要なのはなぜか
だれもが適切な住居に住む権利を持っている。適切な住居とは、単に四方を壁に囲まれ、頭
上に屋根があるというだけのものではない1。住居は、雨風から身を守り暑さ寒さをしのぐとい
った基本的なニーズを満たすのに不可欠であり、また、安全に眠ったり休んだりするのに適し
た場所でなければならず、安心感やプライバシー、私的空間を得られる場所でもなければなら
ない。さらに住居は、家庭を持つなど、その他の欠かすことのできないニーズを満たすのにも
重要な役割を果たす 2。こうした要素のすべてによって、単なる「住居」は「わが家」となり、
そうした要素のすべてが人にとって本質的な価値を持つのである。
こうした本質的な価値に加えて、住居は広い範囲に影響をもたらすと考えられる。住居費は
家計の大きな部分を占めるので(OECD, 2007b)
、食費や医療費、教育費といった必要不可欠な
支出に充てるべき金額次第では、しばしば切迫感を生み、特に低所得層ではその可能性が高い。
したがって高額な住居費は、世帯の物質的幸福や経済的安定を脅かしかねないのである。あげ
くに、世帯構成員間の関係に重大な障害をもたらしたり、子どもの発育を妨げたりするような、
4
住居ストレス3というべきものを生み出す場合もある(コラム 4.4 参照)
。
住居の質が悪いこと(例えば、基本的な衛生設備や機能的な電気・ガス・水道設備の欠如、
過密状態など)は、肉体的及び精神的な健康状態に大きく影響する要因である(OECD, 2008a,
2009, 2011b)。場合によっては、家庭内暴力や児童の学力低下につながることもある(OECD,
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2009)。また、家に人を招くといった基本的な社会活動に従事する能力も、住居の質が悪いこ
とによって脅かされる可能性もある。研究によれば、住居の質が悪いことと民主的な政治参
加の水準の低さ、もっと一般的にいえば、社会関係資本の水準の低さとは関連があるという
(Glaeser and Sacerdote, 2000)。
住居はまた、世帯の正味資産の構成要素の中で最大のものであり、住宅ローンの条件や利用
の可能性という意味での住居市場の変化、あるいは住居価格の変化は、世帯の物質的幸福に多
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大な影響を及ぼすと考えられる(OECD, 2007b, 2011a)
。家を所有することによって、住居投資
に対する経済的理由に加え、借家住まいにはない資産管理の意識と安心感、そして、家の外観
についての決定権を得ることができる(Foley, 1980)
。
住居とそれが人の幸福に及ぼす影響を測定するのは、比較可能な指標がほとんどなく、国際
的に統一された住居調査も存在しないため、難しい課題である。公的な住居調査は、すべての
国で 10 年ごとに実施されているが、住居に関する比較可能な情報の提供ということになると国
によって大きなちがいがある。そのため、本章で示す証拠には二つの重要な点で限界がある。
一つは、ほとんどの場合、欧州諸国のデータのみに依存していることである5。二つ目は、国際
的に合意された定義を欠くため、極度の住居困窮状態にある人、つまりホームレスが考慮の対
象から外れている点である(コラム 4.1)
。つまり、住居に関する国際的な統計基準の整備が最
優先課題であり、そうした基準ができれば、より良い住居政策、特に極度の住居困窮者のため
の政策の策定が可能になると思われる。
コラム 4.1 ホームレス状態の評価の困難さ
ホームレスになることは、物質的貧窮の最も深刻な状態の一つであり、人が恒久的な居
住場所を持てないことをいう。ホームレス状態になると、他の基本的人権(労働、保健医
療や社会保障、プライバシーや教育といった諸権利)も守られない可能性が高くなる。と
いうのも、恒久的な住所こそが、こうした権利の多くを行使するための前提条件となって
いるからである。ホームレスの人々の多くは、生活空間を他の人と「共有」したり、滞在
する保護施設をたびたび変更したりしなければならず、人としての尊厳を傷つけられるこ
とにもなる。
ホームレスをどのように定義し、評価するかについては、まだ国際的合意は得られてい
ない。ホームレス状態という場合、
「路上生活」(路上で寝泊りすること)から、不適切ま
たは不十分な住居(テントやトレーラーハウスなど)での生活まで、さまざまな生活状態
が含まれる。「路上生活」という定義には強い批判がある。固定観念にとらわれすぎており、
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ホームレスの中のかなりの人数を見落としているという理由によるものである(Ryabchuk,
2007)。
標準的な世帯調査では、各国のホームレスの人数について適切なデータが示されていな
い可能性がある。「見えない」ホームレス(人目につかない地域の路上で寝泊りしている、
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あるいは住居状態が極端に悪いなど)は、羞恥心からホームレスであることを自己申告し
なかったり、単に調査から漏れてしまったりすることが考えられる。さらに、OECD 加盟
各国では、ホームレスに関して異なる定義が適用されている。例えば、オーストラリアの
ホームレスの定義は幅広く、路上生活者(「絶対的ホームレス」)だけではなく、臨時住居
の供給プログラムや緊急収容施設の利用者、一時的に友人や家族と同居中、もしくは宿泊
施設を利用している人(
「相対的ホームレス」
)までを含む。それに対して、日本では、路
上生活者と緊急収容施設にいる人のみが、ホームレスとして数えられている。
それ以外の国でも、ホームレスの定義にはちがいがある。南欧諸国(ポルトガル、スペ
イン、イタリア)では、ホームレスの定義は狭い(路上生活者のみ)のに対し、北欧諸国(デ
ンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)では、一時的に友人や家族と同居
中の場合もホームレスに含めている。
資料:リチャードソン(Richardson, 2009)を編集。
第 2 節 住居の評価
住居を評価するうえで望ましい指標とは、住居の物理的特徴(例えば、電気や水道が利用可
能かどうか、屋内水洗トイレ・浴室・調理設備の有無、建築資材や工事の質、住居の部分的な
劣化や損傷の有無など)と、住居周辺地域のさまざまな環境的特徴(例えば、騒音、屋内の空
気汚染など)について、ともに情報を提供するものといえるだろう6。こうした基本的な側面以
外に社会的に必要とみなされる条件を満たすとなれば、さらに広範な居住状況が問題になると
思われるが、一方、住居へのアクセスがよくない(公共交通機関がない、あるいは車が利用で
きない)場合は、高齢者や障害者、乳幼児のいる母親の不満はきわめて大きくなる可能性があ
る7。また本章の指標は、住居の保有状況と、それが心理的及び物質的幸福度に与える影響につ
いての情報も取り上げる。
実際のところ、住居とそれが人の幸福に及ぼす影響を測ることは容易ではない。それは、国
際的な統計基準がないからというだけではなく、人の住居を左右する要因は種々雑多で、し
ばしば相互に関連しており、複数の要因が同時発生して影響が拡大することも多いためである
(Saegert and Evans, 2003)。住居の良し悪しは、住居の物理的特徴から、社会的に必要とみな
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される条件の達成度まで、多様な要因によって決まると考えられる。その結果、満たされるべ
き基本的ニーズが何かについては、国ごとで、また同じ国の中でも考え方にちがいがある可能
性もある。
本章で、住居について提供する情報は、生活空間の要件に関するものと、必要最小限の衛生
設備(屋内水洗トイレと浴室)の有無に関するものである。後者は、人々の快適な生活と基本
的ニーズに(少なくとも OECD の住居評価の観点からは)不可欠だと考えられる。これらの指
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標は、収入に対する住居費の負担という客観的指標と、住居についての満足度という主観的指
標で補完されている。本章で用いる住居の指標の質についての評価は、表 4.1 にまとめている。
表 4.1 住居の指標の質
指標
対象となる概念
幸福度を測定及びモニターするうえでの妥当性
表面的な
解釈の明瞭度
政策への
妥当性 (高い/低い) 活用度
統計の質
細分化の
可能性
データ収集法
の実績の有無
定義の
比較可能性
対象国数
データ
更新の有無
住居
HOⅠ 1 人当たり
部屋数
ho1
住居費の
過剰負担率
HOⅡ 基本的な衛生
設備の欠如
ho2
住居に対する
満足度
住居の質
○
◎
◎
△
◎
○
○
○
住居の購入
しやすさ
◎
◎
◎
◎
△
◎
◎
△
住居の質
○
◎
○
△
◎
○
○
○
住居に対する
満足度
◎
○
○
◎
△
◎
◎
△
注:記号「◎」は当該指標が表中の基準をほぼ完全に満たしていることを示し、記号「○」は当該指標が表中の基準をかなり
満たしていること、記号「△」は当該指標が基準をほとんど、またはまったく満たしていないことを示す。
第 3 節 住居の幸福度指標
1 人当たり部屋数(HOⅠ)
この指標は、過密住居に関する情報を提供するが、この問題は以前から大きな住居問題と考
えられてきた(Myers et al., 1996)
。十分な空間があるということは、プライバシーを確保し、
家で快適に過ごせるという、人の基本的ニーズを満たすうえで欠かすことができない。過密な
住居は、子どもの健康や学業成績に悪影響を及ぼすことも考えられる。
住居の過密の度合いは、住居内の部屋数(居間を含み、台所と浴室は除く)を居住者数
で除した数値で表す。欧州の OECD 加盟国のデータは、
「欧州連合所得・生活状況統計調査
(European Union Statistics on Income and Living Conditions, EU-SILC)
」から得ている。EUSILC は欧州連合による公的統計調査であり、生活状態に関する比較可能で適時性のある横断的
かつ長期的な情報収集を目的としている。そのため、データの質は高く、調査対象国間での比
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較も容易にできる。一方、他の OECD 加盟国のデータは各国の統計局から得たものである。欧
州以外の国々の情報源は人口調査であるのが一般的であるため、EU-SILC のデータとは大まか
な比較しかできない。
この指標には、いくつかの限界がある。第一に、この指標では、住居の広さと立地条件との
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間でバランスがとられる可能性が考慮されていないことである。住環境(例えば、何らかのリ
スクの有無、学校や病院といった公共施設が近いか遠いかなど)もまた、人の幸福にとって大
きな意味を持つことから、この点は重要である。実際、条件の悪い地域の大きな家よりも、公
共サービスを利用しやすい地域の比較的狭い家やアパートに住むことを選択する世帯もある。
第二に、1 人当たりの利用可能な居住空間の優れた指標は、単に利用可能な部屋数だけではなく、
全体的な広さ(例えば、1 人当たりの平米数)についても考慮すると思われる。例えば都市部では、
一般に農村地域と比べて住居面積が狭い。したがって、地域の人口分布が、この指標の国際比
較に何らかの影響を与えることも考えられるのである。最後に、1 人当たりの十分な空間という
概念は、世帯構成者の年齢や性別によっても大いに影響されることが挙げられる。例えば、10
代の子どもが 2 人(男子と女子)いる夫婦と、ほぼ同年齢の幼児が 2 人いる夫婦では、必要とす
る利用可能な空間にちがいがあることが考えられる。欧州連合統計局(Eurostat)は、住居の
過密状態に関する指標を開発して、この問題を打開しようと試みている(コラム 4.2)
。
住居費の過剰負担率(ho1)
ここでいう住居費の過剰負担率は、住居費の負担がどの程度重いかの指標であり、総住居費
(住居手当を差し引いたもの)が、等価可処分所得の 40% 以上を占める世帯で暮らす人口の割合
として測定される8。つまりこれは、家計によって問題なく支払われる住居費の指標ということ
もできる。この指標は、対象が欧州諸国に限定されており、欧州連合所得・生活状況統計調査
(EU-SILC)のデータに依拠している。EU-SILC の定義では、住居費とは毎月支払われる経費で
あり、実際に支払われる家賃、公共料金(水道代、ガス代、電気代及び暖房費)
、住居税及び強
制保険、さらに、住居所有者が支払う住宅ローンの利子(ただし、住宅ローンの元本返済を除
く)と通常の維持・修理費などを含む。この指標による調査結果について述べる以下の項目では、
ごく一部の非欧州諸国(オーストラリア、カナダ、アメリカ)についても、住居費の負担の程
度に関する情報を提供しているが、そこでの所得基準は EU-SILC とは異なる9。
この指標は、住居費の家計負担に関する指標として完全とはいえない。実際のところ、中所
得及び高所得の世帯の中には、何らの物質的欠乏を招くことなく、等価可処分所得の多く(40%
以上)を住居費に充てることが可能な世帯も存在するからである。
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基本的な衛生設備の欠如(HOⅡ)
この指標は、住居の不備の一部要素について評価するものである。焦点を当てているのは各
戸の衛生設備の欠如であるが、これは、衛生設備の欠如が人の健康と尊厳の維持にとって明ら
かに有害なためである。この指標は、住居の質とは何かを明らかにし、
「ディーセント・ハウジ
ング」という概念の代理尺度を示すことになる。
第4章
ここでは、二つの基本的な衛生設備の欠如について検討している。屋内水洗トイレ(世帯専
用の屋内水洗トイレを持たない人口の割合として測定)と、浴室(風呂もシャワーも持たない
人口の割合として測定)である。欧州諸国のデータは、欧州連合所得・生活状況統計調査(EUSILC)のデータに基づいており、それを、その他の国の統計局による全国調査に基づくデータで
補完するようになっている。これ以外の指標と同じく、情報源が異なるため各国間のデータの
比較可能性は限定的である。
「ディーセント・ハウジング」という概念にはこれ以外にも、屋根や床、ドア、窓枠などの質
といった、人の健康状態や快適性に影響を及ぼしかねない基本的な要素がある10。
「ディーセン
ト・ハウジング」という概念を把握するため、コラム 4.3 に「その他の基本的な住居の不備」の
指標を示す。
住居に対する満足度(ho3)
住居に対する満足度とは、「回答者が、自分のニーズや願望と現在の住居状態との間に感じる
ギャップの程度」と定義することができるだろう(Galster, 1987)
。自分の住居に対する満足度は、
他の人の場合や過去の自分の経験、将来への期待との関係で測られるということは、すでに証
明されている。そのため、この主観的指標は、既存の客観的指標では測定できない状況との関
わりで、住居への潜在的不満を把握するのに役立つ。この指標は、住居に対して人々が感じて
いるニーズが、実際にどの程度満たされているかを把握するものである。
この指標は、「現在の住居もしくは居住場所に満足しているか、それとも満足していない
か」という質問をもとにしており、その回答は「満足している」と「満足していない」の二
つに分けられている。データは、ギャラップ世論調査(Gallup World Poll)から得たものであ
る。回答による個々の満足度は、実際の満足度を表す順序尺度として用いることができるもの
の(Vera-Toscano and Ateca-Amestoy, 2008)
、文化的規範のちがいが、満足できる住居につい
ての認識に影響を及ぼすことは考えられる。ギャラップ世論調査のデータはすべての OECD 加
盟国から入手できるが、サンプル数が少ないなど、調査に方法上の問題があることから、この
指標による分析結果の扱いには注意が必要である。
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第 4 節 住居の平均的傾向
ほとんどの OECD 加盟国では、生活空間の要件は満たされている
すべての OECD 加盟国では、平均すると生活空間の要件、すなわち自室を持っているという
要件は満たされている。しかし、1 人当たり部屋数では OECD 加盟国間で大きな差があり、東欧
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諸国及びイスラエルは 1 人当たり 1.2 部屋にすぎず、生活空間の要件に関しては状況が最もよく
ないと思われる。一方、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ニュージーランドでは、平均で 1
人当たり 2 部屋を上回っている(図 4.1)
。また、欧州諸国を対象に欧州連合統計局が開発した住
居の過密状態に関する指標(世帯構成を考慮に入れている)も、東欧諸国では、かなりの割合
の人口が過密状態で生活していることを示している(コラム 4.2)
。
アメリカ国勢調査局(US Census Bureau)が実施した「アメリカ住居調査(The American
Housing Survey)」は、住居の過密状態に関する報告スタイルが異なるため、図 4.2 のデータと
直接比較することはできない。アメリカ住居調査では、1 部屋当たりの人数が 0.50 人以下、0.51
~ 1 人、1.01 ~ 1.50 人、1.51 人以上の住居に住んでいる人の割合で示されている。つまり、
「1 部
屋当たり 1 人」という基準が満たされるのは、1 部屋当たりの人数が 1 人以下の住居に住んでい
図 4.1 1 人当たり部屋数
平均の部屋数、2009 年または最新のデータの得られた年
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
カナダ
ニュージーランド
ベルギー
オーストラリア
アイルランド
オランダ
ノルウェー
ルクセンブルク
フィンランド
スペイン
デンマーク
スウェーデン
日本
イギリス
フランス
スイス
ドイツ
OECD加盟国平均
オーストリア
アイスランド
ポルトガル
イタリア
韓国
チェコ
チリ
ギリシャ
エストニア
トルコ
イスラエル
スロベニア
スロバキア
ポーランド
ハンガリー
0.0
最新のデータの得られた年:チリは 2001 年;韓国は 2005 年;オーストラリア、カナダ、ニュージーランドは 2006 年;イスラ
エル、日本は 2008 年。
注:オーストラリアのデータは、1 人当たり寝室数(すなわち、居間を除く)。オーストラリア、カナダ、イスラエル、ニュー
ジーランドは、各国統計局のデータに基づき OECD が算定している。
資料:欧州連合所得・生活状況統計調査(European Union Statistics on Income and Living Conditions, EU-SILC)。各国統計局。
OECD 事務局算定。
StatLink:http://dx.doi.org/10.1787/888932492321
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