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京 丹 後 市 白 書

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京 丹 後 市 白 書
平成 23年度版
京 丹 後 市
KYOTANGO
京 丹 後 市
白 書
京丹後市白書 <目次>
第1次京丹後市総合計画・基本計画の体系
1
はじめに/白書コラム執筆担当職員
2
京丹後市の沿革/新・丹後王国の
創造に向けて
4
基本計画に基づく個別計画一覧
6
TOPICS(平成22年度の主要な取り組み/
視察・講演実績)
第1章
生涯学習都市
1 子育ての支援
88
2 学校教育の充実
94
3 若者の育成
101
4 社会教育・スポーツの充実
102
5 歴史文化遺産の保全と活用
110
8
ひと・もの・ことが行き交う
第5章
交流経済都市
1 定住の促進
2
2 農林業の振興
7
3 漁業・海業の振興
27
4 商工業の振興
30
5 観光の振興
39
6 京丹後ブランドの販売戦略
45
第2章
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
暮らしの中でいのちが輝く
パートナーシップ都市
1 地域コミュニティの強化
114
2 協働と共創のまちづくりの推進
117
3 人権の尊重
120
4 男女共同参画の推進
122
5 国際交流と地域間交流の推進
123
6 文化芸術活動の振興
124
第6章
環境循環都市
共に築き、結び合う
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
1 自然環境の保全と創造
48
1 適正な土地利用の推進
128
2 新しいエネルギーの導入と活用
51
2 道路ネットワークの整備
129
3 ごみ・廃棄物対策
53
3 河川・海岸・港湾の整備
133
4 循環型社会の構築
56
4 住宅の供給と安心できる住環境の整備
135
5 地域交通の確保
137
6 上下水道の整備
141
7 防犯・交通安全の推進
150
8 消防・防災体制の強化
152
9 地域情報化の推進
157
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安心都市
1 市民主体の健康づくりの推進
58
2 医療保険制度の一層の充実
63
3 患者本位の医療体制の充実
67
4 支えあい、助けあいの地域福祉の推進
72
5 共に生きる障害者福祉の充実
75
6 安心して暮らせる高齢者福祉の充実
79
第7章
計画推進のために
1 効率的な行財政運営の推進
資料編
160
163
第1次京丹後市総合計画・基本計画の体系
将来像と基本理念
基 本 方 針
計 画 項 目
定住の促進
農林業の振興
ひと・もの・ことが行き交う
漁業・海業の振興
商工業の振興
観光の振興
地域力
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
生きる喜びを共有できる
健やか安心都市
安心力
ともに支え合い、安
心して暮らせる健康・
福祉のまちづくりを
めざします
次代を担う若い力が活躍できる
生涯学習都市
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
活性力
ひとが育ち、夢がふ
くらみ、未来に飛躍
するまちづくりをめ
ざします
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
自然環境の保全と創造
新・丹後王国の創造に向けて
豊かな自然や歴史・
文化の恵みを活かし、
世界に誇れるまちづ
くりをめざします
京丹後ブランドの販売戦略
ひとづくり・ものづくり・交流の先進地
ひと みず みどり 歴史と文化が織りなす交流のまち
交流経済都市
学校教育の充実
新しいエネルギーの導入と活用
ごみ・廃棄物対策
循環型社会の構築
市民主体の健康づくりの推進
医療保険制度の一層の充実
患者本位の医療体制の充実
支えあい、助けあいの地域福祉の推進
共に生きる障害者福祉の充実
安心して暮らせる高齢者福祉の充実
子育ての支援
若者の育成
社会教育・スポーツの充実
歴史文化遺産の保全と活用
地域コミュニティの強化
協働と共創のまちづくりの推進
人権の尊重
男女共同参画の推進
国際交流と地域間交流の推進
文化芸術活動の振興
適正な土地利用の推進
道路ネットワークの整備
河川・海岸・港湾の整備
住宅の供給と安心できる住環境の整備
地域交通の確保
上下水道の整備
防犯・交通安全の推進
消防・防災体制の強化
計画推進のために
1
地域情報化の推進
効率的な行財政運営の推進
はじめに
京丹後市は、平成16年4月1日、6つの町がひとつになり誕生し、豊かな観光
と自然環境、古代日本創成以来の伝統と歴史にあふれた、ふんだんな魅力や恵
みに満ちたさとです。
昨今は、行政がかつてのように財政的物量でもって産業や社会の活性化をけ
ん引していくには制約を余儀なくされる中、各地域の特色と魅力を一層活かして、
地域の将来を展望した主体的で責任あるまちづくりを発展させていくことがますます求められています。
ひら
地域が主役の新しい時代を拓いていくには、各分野において何より市民の皆さんの立ち位置に立脚
し生活の現場から広く市民の皆さんとともに心と力を合わせていく、「市民がど真ん中」のまちの歩
みを進め重ねていくことがますます大切であります。市民の皆さんがど真ん中に座り、心をともに力
を合わせて歩んでいく。このためには、市民の皆さんのまちづくりをお支えする市政の状況について、
まずは、広く市民の皆さんをはじめ関係者の皆さんに市政を広く開いて、知っていただいて、そして
参加していただき、これを出発点として市民によるまちづくりが進んでいく。
この白書は、平成22年度の一年間を中心に、これまでの間、新市として皆で一生懸命に取り組ん
できた課題、成果について、できるだけ広くわかりやすく市民の皆さんをはじめ関係者の皆さんにお
伝えすることを目的に、作成したものです。
京丹後市の市役所には、現在1,062人の職員が働いています。市役所の力を最大限に発揮していく
ため、職員一人ひとりの力を活性化し千人の力を合わせていく。市役所が成長を続ける“大きなエン
ジン”なることを本市は目指しています。このため、職員一人ひとりの主体性を大切にするため、今
回は担当職員(51人)が市民の皆さんに正面から向き合って書き下ろす内容を中心とした編集としま
した。
本書を通じ市民の皆さんをはじめ多くの方に本市市政やまちづくりへの関心、理解をより一層深め
ていただき、市民の皆さんがど真ん中の本市のまちづくりが今後ますます育まれ、本市の発展へと末
永く開拓されていきますよう心から祈念しています。
平成24年3月 京丹後市長 中山 泰 2
まちづくりの現場から、私たちがお伝えします。
白書コラム執筆担当職員
3
京丹後市の沿革
京丹後市は、京都府の最北端、京都市から直線
のひとつともいわれる鏡、日本海側最大規模の前
距離で約90㎞に位置しています。東西に約35㎞、
方後円墳、準構造船をかたどった船形埴輪の出土、
南北に約30㎞、面積501.84㎢の広がりをもって
農耕・機織・造酒技術の伝来をうかがわせる羽衣
います。
伝説、古代の開化天皇や垂仁天皇との婚姻関係な
標高400∼600mの山々から流れる竹野川など
ど、古代丹後王国を思わせる発展の跡が残されて
の流域に盆地が形成され、山陰海岸国立公園と丹
います。
後天橋立大江山国定公園に指定されています。
その勢力は、大陸と大和政権の交流の動脈上に
また、海岸線は数々の激しい地殻変動や火山活
あって、丹後の海辺と川の流域を結び、独自の経
動、海蝕によって生じた奇岩・怪岩・洞窟を形成
済文化圏を形成していたといえます。
しており、日本海と日本列島誕生時のさまざまな
やがて中世を経て近世に入り、海を舞台にした
地球の歴史を学ぶことができる貴重な海岸として、
廻船業や丹後の気候と先人の努力が生んだちりめ
平成22年10月に、
「山陰海岸ジオパーク」が「世界
んの活況をはじめとして、この地域は発展を続け
ジオパークネットワーク」への加盟を果たしました。
てきました。
丹後は、この海を通して古代より大陸・朝鮮半
丹後の自然と人々の努力によって、このように
島との交流が活発で、弥生時代の先進技術を示す
古くから一体的に発展してきたこの地域は、平成
水晶玉造工房跡、約2,000年も前の中国貨幣、女
の合併では京都府最初の市「京丹後市」として平
王卑弥呼が魏に使者を送って銅鏡百枚を得たうち
成16年4月1日に誕生しました。
日本海
4
新・丹後王国の創造に向けて
「京丹後市総合計画」
(平成17年12月策定) 序章
「丹後王国」は、かつて丹後地域を中心に、大陸文化の窓口として経済的・文化的に他地域に優
る卓越性や先導性を持ち、独自の歴史文化を形成する中で技術や文化の発信地としての役割を果
たしていました。この「丹後王国」の繁栄を現代的にとらえ直し、新しい時代の新たな価値を豊
かに育み、他地域にこれらを魅力的に発信できるような「新・丹後王国」の創造を目指します。
丹後には、3世紀∼5世紀にかけて、邪馬台国
地方交付税の伸びを期待することは難しく、市の
や大和朝廷とは別に、独自の文化をもった「丹後
財政は厳しい状況にあります。また、本市を取り
王国」が存在したといわれています。この「丹後
巻く社会情勢も大きく変化しており、国際化、少
王国」は、日本海を介した中国大陸や朝鮮半島と
子高齢化、高度情報化、地方分権の推進など時代
の交易により優れた技術や文化を取り入れた一大
の転換期にあります。
先進地でありました。このことは、数多くの遺跡
そのため、徹底した行財政改革の取り組みはも
や古墳の存在、またそこから出土した優良な品々
ちろん、本市の豊かな自然環境や伝統産業を基礎
が証明してくれています。まず、王の存在は、網
にして、総合的かつ集中的な地域産業政策の展開
野銚子山古墳や神明山古墳といった200㍍級の巨
が必要とされています。
大古墳から明らかですし、交易の証としては、中
京丹後市は、「丹後王国」や先人たちが残して
国・新の「貨泉」や中国・魏の青龍三年の年号が
くれた自然環境・遺産や歴史文化など新しい時代
入った「方格規矩四神鏡」などが市内の遺跡から
に求められる魅力的な価値、恵みをふんだんに有
出土しており、古代の港の存在からも物流拠点で
しています。そこで、これらの地域資源を生かす
あったことが分かります。また、わが国でも最も
取り組みを行い、合併のメリットを最大限に活用
早い時期の鉄器加工技術、非常に硬い水晶さえも
しながら、現代における先導的な地域としての、
加工できた玉つくり技術などのほか、古代製鉄コ
ひとづくり・ものづくり・交流の先進地「新・丹
ンビナートの存在や古代の絹織物である「あしぎ
後王国」の創造を目指します。
ぬ」、「赤米」を朝廷に献上した記録が残っている
その実現のために、「京丹後市まちづくり基本
など、「丹後王国」は卓越した技術によるものづ
条例」に基づいて市民が心を一つにし、市民や他
くりの先進地でした。
地域に住む本市出身者、さらには後世の人々が豊
一方、平成16年4月に旧6町が合併し誕生した
かな心と誇りを持てるようなまちづくりに取り組
京丹後市を巡っては、国の三位一体改革や長引く
みます。
ほう かく き く し しんきょう
景気の低迷など厳しい経済情勢のなかで、税収や
5
京丹後市総合計画の7つの基本方針に基づく個別計画一覧
■7つの基本方針に基づく計画
 ひと・もの・ことが行き交う交流経済都市
京丹後市観光振興計画 (平成21年6月策定)
京丹後市鳥獣被害防止計画 (平成23年4月策定)
京丹後市農業農村振興ビジョン (平成20年3月策定)
京丹後地区活性化計画 (平成20年2月策定)
京丹後地区活性化計画-情報通信基盤施設整備- (平成19年8月策定)
京丹後市農村環境計画 (平成19年3月策定)
京丹後市生物多様性を育む農業推進計画 (平成23年6月策定)
京丹後市農業経営基盤強化の促進に関する基本構想 (平成17年4月策定)
京丹後農業振興地域整備計画 (平成18年8月策定)
京丹後市森林整備計画 (平成23年4月策定)
 暮らしの中でいのちが輝く環境循環都市
京丹後市環境基本計画 (平成22年2月策定)
京丹後市バイオマスタウン構想 (平成19年11月策定)
京丹後市一般廃棄物処理基本計画 (平成19年3月策定)
第2次京丹後市合理化事業計画 (平成23年12月策定)
京丹後市地球温暖化対策実行計画 (平成18年2月策定)
 生きる喜びを共有できる健やか安心都市
京丹後市ひとり親家庭等自立促進計画 (平成21年4月策定)
京丹後市立病院改革プラン (平成21年3月策定)
第4期京丹後市高齢者保健福祉計画 (平成21年3月策定)
京丹後市地域福祉計画 (平成19年3月策定)
京丹後市障害者計画 (平成19年3月策定)
京丹後市健康増進計画 (平成19年3月策定)
 次代を担う若い力が活躍できる生涯学習都市
京丹後市スポーツ振興計画 (平成20年3月策定)
京丹後市子どもの読書活動推進計画 (平成20年3月策定)
京丹後市公立学校施設整備計画 (平成19年11月策定)
京丹後市学校施設耐震化計画 (平成22年11月策定)
京丹後市学校再配置基本計画 (平成22年12月策定)
京丹後市保育所再編等推進計画 (平成18年10月策定・平成23年3月一部変更)
京丹後市文化財マスタープラン (平成18年10月策定)
京丹後市特定事業主行動計画 (平成17年4月策定)
6
京丹後市特定事業主行動計画-後期計画 (平成22年7月策定)
京丹後市次世代育成支援対策行動計画 (平成17年3月策定)
京丹後市次世代育成支援対策行動計画-後期計画 (平成22年3月策定)
 共に築き、結び合うパートナーシップ都市
京丹後市人権教育・啓発推進計画 (平成21年3月策定)
京丹後市男女共同参画計画-デュエットプラン21- (平成18年3月策定)
京丹後市男女共同参画計画<後期>-デュエットプラン21- (平成23年6月策定)
 災害に強く、快適で暮らしやすいうるおい安全都市
京丹後市建築物耐震改修促進計画 (平成20年3月策定)
京丹後市公営住宅ストック総合活用計画 (平成23年3月策定)
京丹後市危機管理指針 (平成20年3月策定)
京丹後市国民保護計画 (平成19年2月策定)
第3次京丹後市交通安全計画 (平成23年12月策定)
京丹後市水道事業基本計画 (平成22年3月策定)
京丹後市水洗化計画 (平成22年3月策定)
京丹後市地域情報化計画 (平成18年3月策定)
京丹後市地域防災計画 (平成18年2月策定・平成20年2月一部変更)
 計画推進のために
第2次京丹後市行財政改革大綱 (平成21年12月議決)
行財政改革推進計画 (平成22年3月議決)
■複数の基本方針に基づく計画
京丹後市過疎地域自立促進市町村計画 (平成22年10月策定・平成23年9月一部変更)
辺地に係る総合整備計画 (平成23年9月策定)
7
TOPICS
トピックス
◆山陰海岸が世界ジオパークに認定 地質や自然を海外へも発信
山陰海岸ジオパークの世界加盟を受け、
行政や観光関係者らが万歳三唱で祝いました。
京丹後市経ヶ岬から鳥取市白兎海岸までの東西110km、南北最大30kmに及ぶ「山陰海岸ジオパーク」。
現地時間平成22年10月3日、ギリシャのレスボス島で開催された「ヨーロピアンジオパーク会議」で最
終審査が行われ、ついに「世界ジオパークネットワーク」への加盟が認定されました。平成19年に、エ
リア内の3府県3市3町などが「山陰海岸ジオパーク推進協議会」を設立してから3年。世界認定に向けた
地道な取り組みの実を結ぶ日が訪れました。
地域振興への期待が高まる「世界ジオパーク」
関連内容…42ページ
ジオパークとは、地質学的に重要な地質遺産を多数含む自然公園のこと。その中でも、特にユネスコが支援
する「世界ジオパークネットワーク(GGN)」への加盟を認められた地域が「世界ジオパーク」です。
ユネスコの「世界遺産」が“保護”を重視するのに対して、ジオパークは保護と同時に教育や地域振興への“活
用”を重視します。再審査が4年ごとにあり、取り組みが不十分と判断された場合は、認定を取り消されてし
まいます。
山陰海岸ジオパークが加盟を果たした世界ジオパークネットワーク(GGN)には、平成23年9月末で27カ
とう や
こ
う
す ざん
い と い がわ
国87地域が加盟しています。日本国内では、洞爺湖・有珠山(北海道)
、糸魚川(新潟県)
、島原半島(長崎県)
に次いで、山陰海岸が4番目に世界の仲間入りを果たし、平成23年度には室戸ジオパーク(高知)の加盟が認
められました。
〈祝賀報告会で関係者ら万歳三唱〉
世界認定の知らせを受けた10月4日の朝、市役所峰山庁舎のロビーで報告会が開かれ、行政や観光関係者
など約100人が集まりました。同協議会の副会長を務める中山市長は「心からうれしい。大切なの
はこれから。山陰海岸の素晴らしい魅力を日本中、世界中に届けて、多くの人に訪れてほしい」と
あいさつ。くす玉を割り、長濱孝次市観光協会長の音頭で万歳三唱をして祝いました。
※報告会の様子はインターネットで配信中→ 京丹後市ジオパーク
8
検索
山陰海岸は、「約2300万年前にさかのぼる日本海形成にかかわる多様な火成岩類や地層などを多数観察でき
こと ひき はま
る貴重な海岸」と評されています。
“鳴き砂”で全国的に有名な琴引浜(網野町)や、地磁気の逆転が発見された“玄
武洞”(兵庫県豊岡市)など国の天然記念物も多く含みます。この海岸の魅力を世界に発信しようという取り
組みは平成13年に始まりました。兵庫県但馬地域の有志らが進めたといいます。
そして、同19年には本市をはじめ3府県3市3町や観光関係団体など38団体が「山陰海岸ジオパーク推進協
議会」を設立。同20年には世界ジオパークの“国内候補地”に申請しましたが惜しくも落選。同年「日本ジ
オパーク」として認定されました。
その後も地質見学会の開催やジオサイト案内板の設置、地元住民らによる海岸清掃など地道な活動が続けら
れ、同21年10月、世界ジオパーク国内候補地に選定。同22年8月のGGN委員による現地審査を経て、ついに、
世界ジオパーク認定の栄光を手にしました。
久美浜町の箱石海岸でガイド養成
講座を受ける市民たち(平成23
年8月4日)
山陰海岸ジオパークGGN加盟認定
記念国際シンポジウム。ギリシャ
の「レスボス島ジオパーク」との
姉妹提携協定調印式の様子(平成
23年2月12日、兵庫県公館(神戸
市)で)
9
山陰海岸ジオパークの
世界認定を記念したシ
ンポジウムを開催。放
送大学鳥取学習センターの西田良
平所長が「山陰海岸ジオパークの
課題」と題して基調講演(平成
23年3月13日、アグリセンター大
宮で)
TOPICS
トピックス
◆観光業者ら外国人旅行客誘致へ商談会 インバウンド推進
市内観光事業者18者と台湾旅行社10社が商談
関連内容…40ページ
四季型滞在型観光を目指すため、季節・曜日を限定しない外
国からの旅行客を増やすことが有効であることから、本市と市
観光協会は連携して、外国人旅行客を誘致するための「インバ
ウンド推進事業」に取り組んでいます。
本年度は、モデル的に台湾の現地旅行社を招へいし、市内視
察や商談会などを実施。本市をコースに含む旅行商品をつくっ
てもらう取り組みを行いました。
商談会は、平成22年6月8日に市内宿泊施設で開催。事前に
応募のあった市内の観光事業者18者が、台湾旅行社10社との
商談会に臨みました。参加した市内事業者らは、パンフレット
積極的な意見交換が行われた商談会
など資料を提示し、サービス内容や施設の特徴を積極的にアピ
ール。商談成立に向け、熱心に意見交換を行っていました。ある台湾旅行社のスタッフは、「英語や韓国語が
話せるスタッフがいたら魅力的」「一人旅のプランも考えていきたい」と話していました。
招へい後、本市を含む旅行商品を造成した旅行社が3社、招へい時に収集した京丹後市の観光情報を自社ブ
ログで発信した旅行社が1社あり、台湾国内において京丹後市
への誘客につながる情報発信が行われました。
また、広域的な取り組みとしては、丹後広域観光キャンペー
ン協議会による「京都舞鶴港を活用した観光客誘致事業」として、
中国・上海のメディアを招聘し、中国でブームとなっている北
海道と丹後を結ぶフェリーを紹介するファムトリップ(現地視
察旅行)の受入れを行いました。協議会構成団体である各市町
の見所を巡ったのち、海路で北海道に移動できるという「舞鶴
-小樽間の船旅」の魅力をPRし、フェリーを活用した新たな
ツアー造成の提案を行いました。
音を出す砂の仕組みを視察する関係者
(平成22年7月6日、琴引浜鳴き砂文化館で)
丹後広域観光キャンペーン協議会構成団体
舞鶴市、宮津市、京丹後市、与謝野町、伊根町
インバウンドとは
観光、旅行業界において海外から日本に観光客を誘致することと、その受け入れを目指す用語
台湾について
日本への入国査証(ビザ)免除措置国・地域であり、ビザなしで90日以内の旅行ができる
10
◆ものづくりの発展に弾み
造成工事が完了した森本工業団地
市内最大規模の森本工業団地が完成
関連内容…37ページ
市内で6番目となる森本工業団地(大宮町森本)の造成工事
が完了し、竣工式が平成22年11月7日、同団地内で行われました。
本市のものづくりの発展に弾みがつくものと期待されます。
〈高速道路や自然に恵まれた立地環境〉
本市にある5カ所の工業団地は全て完売し、すでに22企業が
立地。このため市は、地元企業などから新たな工場用地整備の
要望を受けるとともに、若者定住と新規雇用の創出を図るため、
平成20年3月から造成工事を進めてきました。
当初は、平成21年春の完成を目指していましたが、第1工区
で巨大岩盤が見つかるなどしたため工期を延長。平成22年10
月の完成となりました。
テープカットで完成を祝う関係者。この後、
くす玉割りが行われました
用地面積は約7.2㌶で、谷工業団地(6.2㌶)を超える市内最大規模。総事業費約25億7,200万円(地方債23
億3,800万円、国や府の補助金1億5,200万円、市の一般財源8,200万円)をかけ造成してきたものです。
周囲を森林に囲まれた緑豊かな自然環境に恵まれ、平成28年度の完成が見込まれる鳥取豊岡宮津自動車道・
大宮森本インターチェンジ(仮称)に隣接する立地条件。機械金属業や織物業など既存産業との連携、農林水
産物などの資源を活用した業種の立地が期待されます。
〈全区画の立地に向け努力〉
竣工式には、太田昇府副知事(府知事代理)をはじめとする
行政関係者や工事関係業者、地元区民ら約150人が出席。
中山市長は「待望の団地が完成した。本市のものづくりの発
展を一層押し上げてもらえるものと期待している。企業誘致を
積極的に進めながら、一日も早く全区画への立地を果たすべく
努力したい」と力強く式辞。さらに団地完成までの関係者への
尽力に感謝の言葉を述べました。
来賓祝辞に引き続き、工事関係業者や地元区長の矢野義則さ
んへの感謝状贈呈を行いました。
その後、テープカットやくす玉割り、地元区の子どもたちに
地元・森本区の子どもたちが、太刀振りを
披露し完成を祝いました
よる太刀振りの披露(写真)が行われ、関係者らが完成を祝い
ました。
総事業費:25億7,200万円
工事別事業費:団地造成17億5,300万円、道路整備4億7,300万円、上水道整備2億4,800万円、
下水道整備9,800万円
11
TOPICS
トピックス
◆資源を有効活用して循環型社会を目指す
家庭の生ごみをバイオ発電や肥料へ
関連内容…52・56ページ
NEDO技術開発機構からバイオガス発電施設を平成21年
10月に本市が譲り受け、京丹後市エコエネルギーセンター(以
下エコエネセンター)として運用開始。資源循環を促進する拠
点に位置付け、持続可能な循環型社会を目指すため、平成22
年度は、国の交付金を活用して、エコエネセンターで製造され
る食品リサイクル液肥の普及を図る「液肥利用栽培モデル実証
事業」や、市内の家庭から出された生ごみを分別収集してエコ
エネセンターで資源化を行う「生ごみ資源化モデル実証事業」
に取り組みました。
液肥利用栽培モデル実証事業では、水稲の食味や収量は慣行
散布車によるほ場表面散布の様子
栽培と遜色ない結果を得ることができましたが、液肥によるモ
デル栽培は初年度であったため、液肥に対する農家の理解が進まなかったことから、22年度の利用量は287㌧
にとどまりました。しかし、利用した農家からは、肥料代の削減や作業の省力化につながったなどの評価を受け、
次年度からの利用拡大に向けた可能性を見いだすことができました。
また、生ごみ資源化モデル実証事業は、市内の3地区、約80
世帯が参加しました。モデル地区の参加世帯には、市から分
別用の水切りバケツを貸与し、エコエネセンターでの資源化
に適する野菜くずや果物の皮、茶がら、残飯などを分別して
いただいた上で回収。週2回の回収日にステーションにある指
定の収集バケツに出していただきました。
モデル地区では、アンケート調査にも協力してもらい、分
別収集による効果や課題などをあげていただきました。この
モデル事業は取り組み世帯を拡大して引続き実施することと
しています。
家庭で分別した生ごみは週2回
収集バケツに搬出
○生ごみ資源化モデル地区世帯数 3集落約80世帯
生ごみ収集量 1,466㌔(平成23年1月~3月)
※1世帯1日約200㌘
○液肥利用 水稲、畑作など28ほ場 287㌧の利用
液肥利用のメリット
◎有機質肥料であるため、環境保全型農業の推進となります。
◎環境保全型農作物としてブランド化することで有利販売を目指します。
12
地球温暖化対策を推進します
関連内容…51ページ
温室効果ガスの排出を抑制する取り組みの一つとして、京丹後市の地域特性に
適した風力発電システムの導入を推進するため、平成17~19年度の3か年間小型
風力発電施設の設置に対して支援を行い、市内で36基の導入がありました。
平成22年度は、温暖化対策とともに地域資源の有効活用を図るため、薪ストー
ブおよびペレットストーブの設置に対して支援を行いました。
薪ストーブまたはペレットストーブ設置者 18人
温室効果ガスの総排出量を
抑制する薪ストーブ
「次世代農業プロジェクト推進協議会」発足
液肥を活用した農業振興へ
関連内容…56ページ
エコエネセンターで製造される液肥を活用した農業振興を図る
ため、関係機関が連携し情報交換や調査研究などに取り組む「京
丹後市次世代農業プロジェクト推進協議会」が発足しました。
同協議会は、本市や京都府、市農業経営者会議、JA西利加工
契約野菜部会、京都農業協同組合、アミタ株式会社で構成。オブ
ザーバーとして、府内では先進的に液肥の利用普及に取り組む南
丹市と八木町農業公社(南丹市八木バイオエコロジーセンター)
にも参加していただいています。
同協議会の設立総会は、平成22年6月29日に市役所で開催され、 市次世代農業プロジェクト推進協議会の初会合
役員の選出のほか平成22年度の事業計画を決定しました。液肥の
利用については、平成24年度末までに全量(2万㌧)とする目標を設定。平成22年度は3,000㌧の利用を目指し、
農家を対象とした研修会の実施、利用の目安となる栽培ごよみや施肥基準の検討、加工米(多収米)や緑肥作
物への利用拡大を進めるための仕組みづくりなどを検討することとしました。
協議会の議事終了後には、液肥利用の先進地である南丹市における液肥利用の取り組みが報告されました。
同市では、農家や農業関係団体などで液肥利用協議会を設立し、液肥利用の普及を推進。主に水稲栽培での利
用が進んでおり、平成21年度は1,797㌧(前年度比約2倍)にまで普及拡大していることなどが紹介されました。
◆多様な生物が息づくふるさとづくり
生物多様性を育む農業推進計画の策定を目指します
持続可能な農業の発展と、豊かな自然・農村環境の維持・継続を
目指す「生物多様性を育む農業推進計画」の策定に向け、検討を行
いました。
多様な生物が息づく実り豊かなふるさとづくりに向けた具体的施
策や目標数値を示した「生物多様性を育む農業推進計画」について、
有機農業計画検討委員会(18人)により、合計4回の委員会を行い、
推進計画内容についてまとめました。
13
関連内容…10ページ
TOPICS
トピックス
◆海の見える滞在型市民農園オープン
蒲井シーサイドクラインガルテンが完成
関連内容…12ページ
「蒲井・旭地域振興計画」に基づき、平成20年10月から久美
浜町蒲井地内で整備を進めていた滞在型の市民農園「蒲井シー
サイドクラインガルテン」が平成23年3月に完成しました。
蒲井海岸近くに10区画を整備。1区画の広さは約250平方㍍
で、約50平方㍍の専用農園とラウベ(宿泊施設)、1台分の専
用駐車場を備えています。
宿泊施設は2階建てで、建築延床面積は約43平方㍍。1LDK
の1階と、2階部分にロフト(屋根裏部屋)が付いています。バス、
トイレ、キッチンを完備。1区画の年間使用料は42万円。平成
22年11月の公募により全区画の使用者が決定しました。
完成式でテープカットを行う関係者
(平成23年3月27日、蒲井地区で)
平成23年3月27日に現地で完成式を実施。地元区と市、京都
府などの関係者でテープカットや施設見学が行われました。
クラインガルテンとは
ドイツ語で「小さな庭」。日本では「市民農園」
「滞在型市民農
園」という意味で使われている
クラインガルテン宿泊施設内
◆国営農地で大規模畑作農業を展開
フード・アクション・ニッポンアワード
市が製造・流通・システム部門で優秀賞
食料自給率向上につながる事業者や団体などの優れた取り組みを表彰する
「フード・アクション・ニッポンアワード2010」(同アワード実行委員会主催、
農林水産省共催)の製造・流通・システム部門で、本市が「優秀賞」を受賞しました。
国営開発農地への市外企業の積極的な誘致により、野菜卸業や漬物製造小売
業などの企業が入植。野菜産地の形成や雇用の確保、担い手の育成につながっ
たものとして、本市の取り組みが評価されました。
フード・アクション・ニッポン
アワード2010 受賞マーク
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◆地域産品PRの新たな拠点に
サ ン カ イ カ ン
くみはまSANKAIKAN「道の駅」に登録
関連内容…12ページ
久美浜町浦明の総合交流販売施設「くみはまSANKAIKAN」
が平成23年3月3日、国土交通省が認定する休憩施設「道の駅」
に登録されました。同施設は、生産者と消費者の交流、都市
農村交流、地産地消の推進などの拠点として、平成11年、旧
久美浜町やJAなどが開設。現在は、㈱くみはま縣が指定管理
者として運営しており、地元農家などが生産した農林水産物
や地酒など、地域の特産物を販売しています。
道の駅への登録は、弥栄町の「丹後あじわいの郷」、丹後町
の「てんきてんき丹後」に続き市内3カ所目。今回の登録により、 「道の駅」に登録された「くみはまSANKAIKAN」
ドライブガイドマップなどへも掲載され、交流人口の増加な
(久美浜町浦明)
どが期待できます。
また、周辺地域の魅力ある自然や食べ物をPRした散策マップの看板をくみはま
SANKAIKANに設置しました。
道の駅=休憩機能、情報発信機能、地域の連携機能の3つの機能を併せ持つ休憩施設。
国土交通省が認定し、全国に970カ所ある(平成23年8月25日現在)
道の駅の登録証
◆1年目の販売好調。ジビエメニューの開発も
イノシシ・シカ肉処理施設の運営はじまる
関連内容…23ページ
平成22年3月に完成した「京たんご ぼたん・もみじ比治の里」では、
施設運営などを受託している中郡支部猟友会が、イノシシ・シカ肉に
かかる衛生管理ガイドラインに基づいた衛生管理を行って食肉処理し、
安心、安全な食肉販売を行っています。
平成22年度、当施設で処理をした獣の頭数は、イノシシが90頭、
シカが236頭となりました。
当初想定よりも肉として加工できる割合や処理頭数が少なかったた
め、イノシシ・シカ肉販売代金が当初見込みを下回りましたが、販売
は好調であり、イノシシ・シカ肉を活用したメニュー開発も進んでい
ることから、今後、処理頭数の増加に向けた対策を講じていきます。
平成22年5月10日、竣工式が行われ、市内猟友会や地元区、市、京
都府などの関係者らで施設の完成を祝いました。竣工式参加者にはぼ
たん鍋などが振る舞われました。
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シカ肉を整形処理する施設スタッフ
TOPICS
トピックス
◆私たちの足「地域鉄道」の利用でまちを元気に
KTR利用促進運動を推進
関連内容…138ページ
北近畿タンゴ鉄道(KTR)は、平成2年の営業開始以来、安心・
安全な運行の確保を基本に、通勤・通学をはじめ地域の人々の
生活の足として、また、ビジネス、観光、レジャーなど都市部
と丹後地方を結ぶ交通の大動脈として幅広く利用されています。
しかし、利用者数は平成5年度の303万人をピークに年々減
少し、それに伴い会社の収支も厳しい状況が続いています。平
成21年度では赤字額が7億円を超えました。この赤字額の一部
を京都府や兵庫県、沿線の市町から補助金などの支援を受けて
鉄道の運行を維持しています。
市は、駅舎の維持管理や駐車場・駐輪場の整備、分かりやす
丹後のイメージをイラストにした
ラッピング列車
い時刻表の発行などKTRの利便性の向上に向けた取り組みを
強力に進めてきました。
平成22年度には、70歳以上の高齢者を対象に運転免許証の自主返納を促し、KTRシルバー全線定期券を23
人に進呈したり、従業員の公共交通利用を促進している市内企業を「公共交通利用促進優良企業」として認定
したり、公共交通の利用促進の取り組みを拡大しています。また、都市部の在住者を対象に、KTRを利用す
ると丹後産コシヒカリなど地場産品が当たるキャンペーンを展開。600人を超える応募があり、当選者から「ま
た丹後を訪れたい」といった意見をいただくなど、成果を上げることができました。
しかし、KTRにとって乗客の減少や車両の老朽化など複数の要因が経営を圧迫しています。
自動車などの移動手段を持たない高校生などにとって、KTRは日々の生活を送る上で絶対に欠かせません。
平成22年4月現在、市内の高校に通う生徒は1,693人。うち17
㌫にあたる291人がKTRで通学しています。
丹後は観光地が豊富で、KTRと「上限200円バス」とのネ
ットワーク化など、他の地域にはない取り組みが期待できる地
域。鉄道という地域財産を生かしたまちづくりを、みんなで考
えていくことが大切であり、利用促進によって鉄道運行の安定
につなげていくことが必要です。
※平成23年2月、京都府では、平成23年に関係自治体を集
めて、KTRをはじめとする北部地域の公共交通の総合的な
あり方を検討する委員会を設置。現在、真剣に討論されて
います。
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鉄道で通学する高校生
宮津線開業20周年記念 KTR公開シンポジウム
関連内容…138ページ
北近畿タンゴ鉄道(KTR)の宮津線開業20周年を記念した
公開シンポジウムが、平成22年7月14日、みやづ歴史の館(宮
津市)で開催されました。KTRの経営状況の報告や沿線関係
者によるパネルディスカッションが行われ、約100人の来場者
が熱心に耳を傾けました。
テーマは「将来とも存続しうるKTRへ」。宮津商工会議所の
今井一雄会頭を進行役に沿線自治体や舞鶴市の自治会、地元高
等学校、企業などから6人のパネリストが将来にわたり地域に
親しまれ、主要な交通手段となるためにはどうするべきか、指
摘や提案などを交えて活発な議論が展開されました。
宮津線開業20周年を記念して行われたシンポジウム
(平成22年7月14日、みやづ歴史の館で)
北近畿タンゴ鉄道(KTR)とは
京都府北部の丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を走る第三セクター鉄道のこと。京都府の福知山市と宮津市を
結ぶ「宮福線」と、京都府の舞鶴市から宮津市、与謝野町、京丹後市を経て、兵庫県の豊岡市とを結ぶ「宮津線」
の2線を運営しています。
◆上限200円バス 実証運行から本運行へ
10月1日から路線バスも市営バスも本運行へ移行
関連内容…137~139ページ
路線バスは、平成18年10月、市と丹後海陸交通㈱が協働し、丹海バスの4路線について上限200円バスの実
証運行をスタート。翌19年にはさらに市内全8路線に拡大し、利用が着実に広まっていることなどから、平成
22年10月1日に本運行へ移行となりました。
また、市営バスは、市営バスの統一的な運営を図るための必要事項を定めた「京丹後市営バス運行事業に関
する条例」が平成22年9月定例市議会で可決され、同年10月1日から施行されました。
この条例は、上限200円バスの実証運行の結果を踏まえ、市営バスの運行事業を本格的に制度化するもの。
弥栄町と久美浜町で異なっていた市営バスの運賃体系を見直し、80円から200円まで(身体障害者と小学生は
半額)の距離制運賃に統一し、本運行へ移行しました。これにより、市内のバス交通は定額運賃による運行が
体系的に整備されました。
〈開始から100万人の利用者〉
上限200円バスの取り組みは、開始から平成22年で4年目。同
年5月19日には、利用者が100万人を突破するなど、多くの市民
に親しまれ、利用者も定着してきました。輸送人員は増加傾向が
続いており、丹海バス路線の平成22年度実績では、実証前(平成
18年度)と比べて約2.1倍の増。運賃収入も前年度比約1.2倍に増
加しました。
市が、丹後海陸交通㈱に対して拠出する補助金額は、運賃収入
の増加などにより平成21年度は、実証前の18年度と比べて約
100万人目となった山本充枝さん(左)に
松下英秋丹海社長から花束が贈呈されま
した
11.5㌫の削減となりました。
17
TOPICS
トピックス
◆児童・生徒の教育環境を最優先に
学校再配置基本計画決まる
市内の30小学校を19校、9中学校を6校に
関連内容…94ページ
本市の学校再配置基本計画では、市内の小中学校の再配置に
ついて、平成23~32年度までの10年以内に小学校を30校から
19校に、中学校を9校から6校にする方針となりました。
再配置が進められる小中学校は、【峰山町域】五箇小【大宮
町域】大宮第三小【網野町域】三津小、郷小、橘中【丹後町域】
宇川中【弥栄町域】溝谷小、野間小、黒部小【久美浜町域】高龍中、
川上小、海部小、佐濃小、田村小、湊小の15校。五箇小は後
期計画期間(平成28~32年度)内に、そのほかは前期計画期
間(平成23~27年度)内に再配置を実施する方針としています。
※基本計画→ 京丹後市学校再配置
市内15カ所の小学校が再配置の対象
写真は黒部小(弥栄町)
検索
◆安心して子どもを預けられる保育環境の整備
保育所の再編計画 5年間で27から16に
耐震化と保育ニーズに対応
関連内容…90ページ
平成18年10月に策定した市保育所再編等推進計画の計画期間が平成22年度をもって終了します。このため
同推進計画を見直し、地域の実情を踏まえて、耐震化方針と保育ニーズに対応した施設整備と保育環境の整備
を行うために、平成23年度から27年度までの計画を策定しました。
平成22年4月、市は、子ども未来まちづくり審議会(蒲田淳会長)に計画の見直しについて諮問。平成23年
1月27日の答申に基づき、平成23年3月定例市議会に提案。可決されました。見直し計画の主な内容は次のと
おりです。
▼
▼
①耐震化方針を受けての整備計画
▼
【峰山町域】 吉原、長岡、新山、丹波保育所を統合して町内適地に新設 【大宮町域】 口大野、河辺、善
▼
▼
王寺を統合して平成24年4月に(仮称)大宮北保育所を新設 【網野町域】 島津保育所は耐震補強を施工 ▼
【丹後町域】 現状のまま 【弥栄地域】 和田野、鳥取、黒部、溝谷、吉野保育所を統合して町内適地に新設
【久美浜地域】 湊、神野、田村保育所を統合して町内適地に新設
②幼保一体化・一元化の運営
3歳以上児に対する教育と保育の提供の体制を確立します。対象は大宮南、統合後の保育所。
③民間事業者による保育運営
保育サービスの提供に弾力的に対応し雇用機会の創出のため、多様な事業主体の参入を検討します。
18
◆地域に開かれた学校づくり
学校支援ボランティア、地域ぐるみで子どもを育む
関連内容…99ページ
市では、学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子ど
もを育てる体制を整え、教員や地域の大人が子どもと向き合う
時間の増加を促進するとともに、住民などの学習成果の活用機
会を拡充し、学校を核とした地域の教育力の向上を図ることを
目的に、平成20年度から「学校支援地域本部事業」に取り組
んでいます。
市内全域から学校支援ボランティアを募り、平成22年度末
では270人が登録。学習支援やクラブ活動、子どもたちの登下
校の安全確保など、学校の求めに応じ協力していただいていま
す。
ボランティアの登録者も随時、増えており学校での活動内容
学校支援ボランティアによるお茶会
体験の様子(丹後幼稚園で)
も多様化しています。今後も、学校を核とした地域の教育力向上の一環として本事業の定着を図っていきます。
◆未来を担う児童・生徒・園児のいのちを第一に
耐震化が必要な学校施設は49棟
関連内容…97・100ページ
現在本市には、小学校30校、中学校9校、幼稚園3園の計42施設・
145棟の非木造の学校施設があります。このうち76棟が、昭和56年
以前の旧耐震基準に基づいて建築されていたことから、耐震診断(耐
震化優先度調査・耐震2次診断)を実施。結果、耐震化が必要な学校
施設は49棟と判明しました。
市では、学校施設の現状や耐震化の進行具合、耐震診断結果を踏ま
えた「京丹後市立学校施設耐震化計画」を公表。同計画に基づき児童
の安全を確保していきます。
耐震化が必要な保育所は11カ所
平成22年9月に耐震化が完了した
橘小学校体育館
関連内容…93ページ
保育所は、木造保育所11カ所と非木造保育所16カ所、計27カ所あ
ります。このうち、旧耐震基準による設計で建築された保育所は、木
造6カ所と非木造7カ所。市は、これら旧耐震基準で建築された11カ
所の保育所(河辺・善王寺の2保育所を除く)について、耐震診断を実施。
結果、11カ所全ての施設の耐震化が必要であることが判明しました。
市では、耐震診断結果を踏まえた「京丹後市立保育所施設の耐震化
方針(案)」を公表。同計画に基づきできる限りの対策を講じ安全性
の確保に努めていきます。
(仮称)大宮北保育所完成イメージ
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TOPICS
トピックス
◆世界初・バイオ繊維の丹後ちりめんなどアピール
素材の豊かさに評価や期待の声
関連内容…32・37ページ
「丹後ファッションウィーク開催委員会」(丹後織物工業組合
や丹後2市2町などで組織)は平成22年10月13日から15日ま
での3日間、丹後産地の合同展示商談会「TANGO FABRICS
COLLECTION 2011」を平成21年に引き続き実施しました。
東京国際展示場で開催された国内最大の繊維総合見本市
「JFWジャパン・クリエーション2011A/W」の会場を舞台に、
丹後織物のアピールに取り組みました。
この総合見本市には、新規の販路開拓や用途開拓などを目指
す本市と与謝野町の織物事業者16企業が参加。地域と帝人グ
ループとの共同開発で生まれた世界初・バイオ繊維(植物由来
高い技術力と商品力が評価された
商談会の様子
耐熱性バイオプラスチック繊維)を活用した新しい丹後ちりめ
んのほか、丹後のオリジナル生地を使ったバッグやマフラー、スーツ、コートなどの完成品を出展しました。
出展者たちは、和・洋装生地の用途の多様性や丹後織物の高い技術力をアピールしながら、積極的に商談。
来場者からは、丹後産地のバラエティー豊かな素材を高く評価する意見や、世界に誇れるシルクとして期待す
る声が上がっていました。
APEC首脳会議で世界へアピール 首脳夫人に丹後ちりめん製ガウンドレスを進呈
横浜市で平成22年11月13、14日に開催された
APEC首脳会議の参加国・地域の首脳夫人に対し、
“日本のおもてなし”として、「バイオファイバー
丹後ちりめんのガウンドレス」が進呈されました。
丹後ちりめんの魅力的な価値を世界に向けてアピ
ールできる絶好の機会となり、関係者らは期待を
寄せています。
〈市内業者と帝人グループが共同開発〉
生地は、帝人グループが開発したバイオ繊維と
丹後ちりめん製のガウンドレス
を着るAPEC参加国の首脳夫人ら
(横浜市・三溪園の鶴翔閣で。
代表撮影)
絹を混ぜ合わせ、市内織物事業者が丹後ちりめん
の伝統技術で織り上げた共同開発製品を使用。こ
の“新・丹後ちりめん”は、中国で平成22年5月
から6カ月の会期で開催された上海国際博覧会(上
海万博)で、日本産業館内に出店された料亭の着物生地としても採用されました。
〈デザインはコシノヒロコさん〉
同会議の主要議題である「成長戦略」に対し、環境に配慮したバイオ繊維の新技術と丹後ちりめんの伝統技
術を組み合わせた取り組みが、テーマにマッチするとされ選定。世界的ファッションデザイナーのコシノヒロ
コさんが、「ガウンドレス」としてデザインしました。色は紫、青、緑、赤、黄色の5種類。全て市内の職人に
よる手染めで、美しいぼかしの加工が施されています。
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◆シルク関連総合情報誌「知・る・く」を創刊
シルクのまちづくり市区町村協議会 多角的な連携へ
関連内容…37ページ
シルクに関連する産業や歴史、文化を持つ全国25の自治体でつく
る「シルクのまちづくり市区町村協議会」
(会長・中山泰京丹後市長)
が平成23年1月、シルク関連総合情報誌「知・る・く」を創刊しました。
会員自治体のほか国の関係機関、ファッション業界などに配布し、
国内のシルクに関する情報を共有することが目的。
創刊号はA4版カラーで68㌻。会員自治体それぞれのシルクに関
わる取り組みなどが紹介されています。同協議会は「関係者で多角
的な連携を進め、新たな需要の掘り起こしや関連製品の開発、シル
クを活用したまちづくりにつなげたい」としています。
※
「知・る・く」は、同協議会のホームページに掲載されています。
シルクのまちづくり市区町村協議会
全国シルクのまち情報誌「知・
る・く」を創刊(平成23年1月)
検索
◆技術と知恵のものづくりを世界へ発信
「丹後ものづくり企業ナビ」オープン
関連内容…33ページ
丹後機械工業協同組合(峰山町長岡)と丹後織物工業組合(大
宮町河辺)は、丹後地域の機械金属業と織物業の事業所を動画
WEBサイトで紹介することにより、“丹後ものづくり”を情報
発信する「丹後ものづくり企業ナビ」を平成23年3月30日に開
設しました。
〈機械金属業・織物業98社を掲載〉
同サイトでは、機械金属業と織物業に関連した事業所98社
を紹介。機械金属関係では72社のうち29社が、織物関係26社
のうち3社が動画配信しています。動画では、ものづくりの現
場や技術、社長のコメントなどを1社当たり3分程度で紹介。
丹後ものづくり企業ナビ
検索
動画投稿・閲覧サイトの「You Tube」を通して公開しています。
技術力で新たな販路拡大を目指すこのサイトでは、丹後に集積する“高度な技術レベルを誇る「機械金属産
業」”や“伝統と革新で新分野へ挑戦する「織物産業」”を紹介しており、各分野で業界をリードするような、
高い水準にある事業所も数多く紹介しています。織物産業と機械金属産業に携わる各事業所の技術や製品の
PRや新たな販路の開拓を目的に、両組合が共同で開設したもので、同サイトの総事業費は477万円(市補助
金440万円)です。
21
TOPICS
トピックス
◆雇用の維持・創出と経営の安定化に向けた取り組みを充実実施
雇用対策・経営安定化対策を実行
関連内容…5・34ページ
平成20年度に世界同時不況が発生し、京丹後市内経済も大きな打
撃を受けました。平成22年度に入り一部回復の動きが見られたもの
の、依然として厳しい状況が続く中、平成21年度に引き続き雇用対
策と経営安定化対策を充実して実施しました。
就業機会を提供する「地域雇用環境整備特別対策事業」や「福祉
就職フェア」、雇用維持や経営安定化を図るための「あんしん雇用
環境づくり事業(中小企業緊急雇用安定助成金)」「あんしん借換資
金利子補給事業」「信用保証料補助事業」などを実施し、市民と中
地域雇用環境整備特別対策(放置竹林の伐採)
小企業の皆さんの就業・雇用と経営を支援しました。
【主な施策の今年度実績】
◆就業機会の提供
地域雇用環境整備特別対策事業(緊急雇用事業) ○実施事業数 32事業 ○雇用者数 114人
福祉就職フェア i n 京丹後 ○参加者数 96人 ○採用者数 22人
◆雇用維持と経営安定化対策
中小企業緊急雇用安定助成金(制度の継続)、あんしん借換資金等利子等補給金(一部特例利子補給を実施)
、
信用保証料補助金を交付 ○合計交付件数 3,242件 ○合計交付金額 2億5,285万円
◆市民ニーズに合った職業訓練機会を維持・拡充
訓練センター廃止に伴い市内2施設で継続
関連内容…5・6ページ
独立行政法人「雇用・能力開発機構」の丹後地域職業訓練センタ
ー(大宮町河辺)が、平成23年3月末で廃止されるのを受け、丹後
地域職業訓練協会(理事長・中山泰京丹後市長)は、平成23年4月
から別の2施設に場所を移して職業訓練事業を維持・継続すること
を決めました。
同センターは昭和56年に開設。丹後2市2町などで構成する丹後
地域職業訓練協会が同機構から運営委託を受け、中小企業従業員や
平成23年4月から職業訓練が実施されて
いる京都府立丹後勤労者福祉会館(大宮
しかし、平成21年12月、国の“事業仕分け”により廃止の方向へ。 町河辺)
平成22年8月には機構からセンターの無償譲渡が本市に提示された
離職者などを対象にさまざまな職業訓練を行ってきました。
ものの、市は「維持費が高額になる上、国の責任と財源措置が不明確」として拒否。また、府市長会や全国市
長会で議題にあげ、国への重点要望事項に盛り込むなど、関係機関が一丸となってセンターの存続を強く要望
してきました。ところが平成23年2月23日、センターの廃止が正式に決定しました。
平成23年4月からは、同センターに隣接する府立丹後勤労者福祉会館と峰山地域公民館(峰山町)で職業訓
練事業を継続。簿記講座など既存のものに加え、グラフィックデザインなど、専門性の高い講座を新設します。
同協会は「センターの“施設”は廃止されるが、引き続き丹後地域の皆さんのニーズに合った職業訓練機会
を提供していく。中小企業従業員や離職者などに、スキルアップに活用してもらいたい」と話しています。
22
◆簡易水道の料金改定を実施
水道水の安定した供給と経営改善へ
関連内容…144ページ
安心・安全な水道水を安定的に供給するために、簡易水道事業特別会計の収支状況を見据えて、経営改善を
図る必要があることから簡易水道料金の改定(平均13.6㌫の値上げ)を平成23年4月1日から施行しました。
今回の改定にあたっては、平成22年5月に「簡易水道事業の経営改善のための利用者負担のあり方」につい
て市長から京丹後市上下水道事業審議会(高野繁一会長・9人)に諮問。同年7月に「簡易水道料金の値上げ
はやむを得ず、上水道料金と同額とすることが望ましい」との答申を受けました。
答申では、簡易水道事業特別会計の収支状況について、現状の事業収入では平成24年度に経営収支が赤字
に陥ることが見込まれると指摘。また、給水人口の減少に伴う料金収入の減収見込みが今後も続く一方で、老
朽化した施設の整備にかかる公債費(返済金)が大きな負担になっており、経営状況が悪化すると予測してい
ます。
市では、答申を受けて簡易水道料金の関係条例改定案を平成22年9月定例市議会に提案。同年12月定例市議
会で可決されました。
安全で安定した水道水の供給のために、3年ごとに料金見直しの検討や経費削減や未収料金対策に取り組み、
効率的な経営体制の確立を進めています。
◆携帯電話で楽しみながら在宅血圧管理
血圧サポート事業がスタート
関連内容…60ページ
市は、自動血圧計と高機能携帯電話「スマートフォン」を使い、
在宅で血圧測定などの健康管理が行える事業「血圧サポート
倶楽部」を、平成22年12月1日から始めました。平成23年3
月末では160人の方が活用し、毎日の健康管理に役立ててい
ただいています。
〈保健師が測定値を確認 メールで健康アドバイスも〉
市民の健康に対する関心を高め、生活習慣病の予防に役立
ててもらうことが目的。市が登録者に自動血圧計と専用スマ
ートフォンを無料で貸与。登録者は、このセットを使って血
圧を測定し、スマートフォンを通して測定値を市のコンピュ
無償で貸与する専用スマートフォン(右)
と自動血圧計
ーターに送信。市の保健師が受信した測定値を確認し、個々
に健康アドバイスを電子メールで送ったり、電話や訪問指導を行ったりします。
飽きずに取り組めるよう、測定値の送信日数に応じてコシヒカリをデザインしたキャラクターが苗から稲穂
に成長していく過程を楽しめる機能も付属。希望により、離れて暮らしている家族に測定値をメールで送信す
ることも可能です。
〈事業費3370万円 200セット整備〉
事業費は3370万円で、国の地域情報通信技術利活用推進交付金を活用。200セットを整備しました。
利用対象者は、直近の健康診断で血圧が正常高値以上(収縮期血圧が130以上または拡張期血圧85以上)の人。
利用期間は最長1年間で、利用するには事前の申し込みが必要です。
23
TOPICS
トピックス
◆
「地域包括医療の大切さ」をアピール
「全国国保地域医療学会」に市立病院の医師や医療関係者が参加
「悠久の都で地域包括医療・ケアの真髄を極める」を主テー
マに、第50回全国国保地域医療学会(学会長・奥田聖介久美
浜病院長、
(社)全国国民健康保険診療施設協議会など主催)が
平成22年10月8、9の両日、奥田学会長の下、国立京都国際会
館(京都市)で開催されました。中山市長をはじめ弥栄・久美
浜両病院の医師や看護師など医療関係職員が参加し、2日間に
わたって、
「地域包括医療の大切さ」を全国にアピールしました。
「地域包括医療で住民の健康度がアップした」 奥田院長
同学会には、全国から医師や医療関係者など約1,600人が参
平成22年10月8日、京都国際会館で開催
された「国保直診開設者サミット」
集。特別講演やシンポジウム、研究発表などが行われ、地域包
括医療(注)の推進策や医師確保などについて議論しました。
奥田学会長は開会のあいさつの中で、「地域包括医療・ケアの実践により、地域住民の健康度が向上するな
ど好ましい成果が得られた」と報告。「地域住民の信頼をさらに高め、地域づくりに貢献していくことが重要」
と述べ、一層の推進を訴えました。
「
“人”が中心の国保直診の原点に戻るべき」 中山市長
初日に開催された「国保直診開設者サミット」では、中山市長が登壇。同サミットは、国民健康保険直営診
療施設(国保直診)の役割と進むべき道を探ることが目的。市長は、弥栄、久美浜両病院が進める市民に開か
れ支えられる特色ある病院づくりの取り組みを紹介しました。さらに「医師不足という厳しい経営環境である
からこそ、『“人”が中心』という国保直診の原点に戻る必要がある」と強調。「両病院とも救急病院としての
使命の下で積極的に患者を受け入れている。医師は専門領域を越えて連携し診療に当たるなど、患者本位の診
療体制を確立している。本市の医師は、専門性と総合性を兼ね備えた、まさに“スーパードクター”として献
身的に活躍いただいている」と発表しました。
地域包括医療は「長寿社会を支える大きな柱」
また、本市の地域包括医療の取り組みについて、総合検診の実施や健康づくり推進員の設置のほか、弥栄病
院の丹後地域リハビリテーション支援センターの指定や「もの忘れ外来」の設置、久美浜病院の小児科医療体
制や院外健康教室の実施成果などを紹介。「長寿社会の活性化は、まちづくりのみならず国づくりの上でも大
変重要だが、医療を中心とした保健や福祉と連携した地域の包括医療が大きな柱になると思う」と締めくくり
ました。
(注)地域包括医療とは
地域住民に対し保健サービス(健康づくり)、医療サービスおよび在宅ケア、リハビリテーションなどの介護を含
む福祉サービスを関係者が連携、協力して一体的、体系的に提供する仕組み
24
◆
「病院改革プラン」に基づく改革改善
経常収支は約2億円の黒字。2年連続
関連内容…68ページ
2つの市立病院(弥栄病院、久美浜病院)では、平成21年3
月に策定した「京丹後市立病院改革プラン」(平成20年度から
4カ年計画)に基づき、公立病院として期待される医療機能を
高めるとともに積極的な経営の効率化を目指して各種の取り組
みを展開しています。
経営面において平成22年度は、両病院ともに前年度に続き
経常収支の黒字化を達成し、2病院あわせた経常収支は約2億
円の黒字と前年度(約9,000万円の黒字)を大きく上回る成果
をあげました。
医療提供の面では、引き続き厳しい医師、看護師体制のもと
オーダリングシステムの導入により、より細
かな患者対応ができるようになりました
ですが、医師の診療科を越えた協力や多様な職種の連携を深め、
プランに掲げている予防医療をはじめ救急医療、産科医療、小児科医療、透析医療、あるいは、リハビリテー
ション医療、在宅医療、福祉施設における医療支援や過疎地域の診療所支援など、保健、医療、福祉が一体と
なった地域包括医療に取り組みました。
また、患者さんの待ち時間短縮や院内の業務効率の向上のための医療系情報システム(オーダリングシステ
ム)を稼動させるとともに、診療機能を高めるための各種医療機器等の導入などの環境整備にも努めました。
病院ボランティアで「温かい医療のかたち」
市立病院では、より良い療養環境の中、患者の皆さんがやすらぎや
温もりを感じ、安心して医療を受けていただける病院づくりを目指し、
「院内ボランティア事業」を行っています。
平成22年度、弥栄病院においては、写真の展示や院内の移動およ
び食事介助、クリスマスコンサートイベントなどを70回、延べ144人
の方に行っていただきました。また、久美浜病院では、植栽せん定や
除草作業、音楽演奏、紙芝居などを69回、延べ155人の方に行ってい
ただきました。
市民ボランティアの方が、さまざまなかたちで病院の運営にかかわ
ることで、患者さんの心が和み、便利にな
地元コーラスグループによる
クリスマスコンサート
(平成22年12月24日、
弥栄病院で)
るなど、「温かい医療のかたち」として医
師や看護師などとは違った役割を果たしていただいています。
個人でできるボランティアの例
受診案内・患者さんの話し相手・散歩の付き添い・庭木のせん定など
団体でできるボランティアの例
歌や踊りなど、芸能披露・花壇の整備・写真やちぎり絵、絵画などの院内展示など
患者さんの食事の介護を
行う院内ボランティア
25
TOPICS
トピックス
◆ともに感じ支え合う、誰もが安心して暮らせるまちづくり
「自殺のない社会づくり市区町村会」の設立へ
同会の設立は、「自殺に決して至らせない社会づくりをみんなで目指そう」と平成22年11月に本市が全国の
自治体へ提案。当初は86の自治体が参画を表明し設立に向けての準備会を立ち上げました。
平成23年2月、東京都内で開催した設立準備会には、20の自治体が集まり、会の運営にあたっての基本方針
や規約などを協議。同年7月に「いのちささえる真心あふれる社会づくり市区町村連絡協議会(通称、自殺の
ない社会づくり市区町村会)」の設立総会を開催。38都道府県の市区町村(123自治体)が参画しました。
目指す自殺予防対策
関連内容…59・121ページ
本市では「自殺対策を行政の重点課題」と位置づけて、自殺者ゼロを目指して取り組んでいます。
①京丹後市自殺ゼロ実現推進協議会
平成18年11月、労働基準監督署など16団体で構成する「京丹後市自殺ゼロ実現推進協議会」を設立し、
自殺対策の総合的な取り組みの推進と関係機関との情報交換や連絡調整、啓発事業を行っています。
京丹後市自殺ゼロ実現推進協議会(構成団体など)
構成
団体
丹後労働基準監督署
京都地方法務局京丹後支局
京都府京丹後警察署
北丹医師会
京丹後法律事務所
京都府丹後保健所
参与
社会福祉法人京都いのちの電話
京丹後市商工会
京丹後市民生児童委員協議会
京丹後市
京丹後市教育委員会
京丹後市消防本部
京丹後市老人クラブ連合会
京丹後市連合婦人会
京都司法書士会京丹後支部
京丹後人権擁護委員協議会
社会福祉法人京丹後市社会福祉協議会
―
―
■自殺予防街頭啓発
平成22年12月27日 ショッピングセンターマイン(峰山町)
平成23年3月14日 Aコープあみの(網野町)
・Aコープくみはま
(久美浜町)
②相談窓口「多重債務相談・支援室」 多重債務者の救済
自殺対策の重要な対策として、平成19年4月に大宮庁舎に「多重債
啓発用の各種パンフレットを作成
務相談・支援室」を開設し、専任の市職員が弁護士や司法書士などと
連携して、市民の債務問題の解決あたるとともに生活再建に向けた支
援をしています。
「多重債務相談・支援室」…月曜日~金曜日(午前9時~午後4時)
③こころの健康づくり講演会およびこころの健康相談会
平成22年10月15日 講演「うつ病の理解と対応」
参加人数:128人
④心の相談事業(毎月1回)
大宮庁舎1階に設置している
多重債務相談・支援室
臨床心理士によるこころの健康相談日開設
平成22年10月~平成23年3月(相談者延べ17件)
⑤電話相談のフリーアクセス 相談支援体制の整備
京都市内で行っている心の悩みの電話相談への通話料を本市が負担する「フリーアクセス電話」を平成
20年度に開始。
「こころの電話相談」
(京都府精神保健福祉総合センター)と社会福祉法人「京都いのちの電話」
への通話料を無料にし、相談者の費用負担の軽減を図っています。
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◆誰一人として置き去りにしないまちづくり オールフォーワン・ワンフォーオール
「くらし」と「しごと」の寄り添い支援センター開所に向け
関連内容…6ページ
「くらし」と「しごと」の寄り添い支援センターは、「仕事が
決まらない」「生活が苦しい」などさまざまな問題を抱えてい
る人を対象に、ケースワーカーや就労支援員などの経験者たち
が、パーソナル・サポーター(支援員)として、ハローワーク
や社会福祉協議会、民生児童委員、府などと連携し問題解決を
目的に国の「パーソナル・サポート・サービス」のモデル・プ
ロジェクトとして、平成22年度から本市で取り組んでいます。
今日の社会環境の変化を背景に、経済的な問題や人間関係を
生活や就労の支援にあたるスタッフたち
(市社会福祉協議会峰山支所前)
めぐる問題、精神保健をめぐる問題など他領域にわたる要因が
絡み合い、さまざまな問題を抱えた方が増加しています。特に
本市においては、織物業の不振やリーマンショック以降の景気
低迷などが生活の厳しさに拍車をかけています、また、対象や制度別に構築された支援体制では、問題の全体
的な構造を把握し受け止めることが難しく、各種制度やサービスの対象からもれたり活用ができなかったりす
る方も少なくありません。
き去りにしないまち、オール・フォー・ワンのまちづくり」を
目指して、社会的支援を必要としている人を放置することなく、
京都銀行
峰山支店○
至 網野町
こうした状況の中で、この事業を実施し、「誰一人として置
京都北都信用金庫
○峰山支店
至 弥栄町・丹後町
至 久美浜町
駐車スペース
個別的、包括的、継続的に支援し、自立に結び付けていくために、
峰山総合福祉センター
→
「くらし」と「しごと」の寄り添い支援センターの開設に向け
所しました。
至 大宮町
て準備を行いました。同センターは、平成23年4月20日から開
京丹後市
と
『しごと』の
○丹後中央病院 『くらし』
寄り添い支援センター
→
一方通行
京丹後市役所
(峰山庁舎)
小西川
市営駐車場
〈モデル事業実施都道府県および市区町村〉
平成22年度:全国5カ所(北海道釧路市、神奈川県横浜市、京都府、福岡県福岡市、沖縄県)
平成23年度:22年度実施5カ所+全国14カ所(岩手県、千葉県野田市、長野県、岐阜県、静岡県浜松市、
滋賀県野洲市、京都府京丹後市、大阪府および豊中市・吹田市、大阪府大阪市、大阪府箕面市、
島根県、山口県、徳島県)
27
TOPICS
トピックス
◆被災者への支援へ こころを一つに 助け合いの輪と和が広がる
東北地方太平洋沖地震 東日本を襲う 全力で震災被災地を支援
関連内容…154・156ページ
平成23年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖
を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が
発生、東北地方などに甚大な被害をもたらしま
した。これを受けて、市は消防職員らで組織す
る救援隊や市職員ら給水支援隊の派遣、救援物
資の提供などあらゆる方法で被災地を支援。今
後も、被災地の一刻も早い復興を願い、全力を
あげて応援していくこととしています。
〈発生5時間で救援隊を派遣〉
地震発生から約5時間後の3月11日午後7時
15分、市消防職員5人が現地に向け出発。京都
府内他本部の消防隊とともに、主に宮城県南三
市消防本部から第1次派遣隊が出動。京都府隊として宮城県
南三陸町で救急活動などを展開(平成23年3月11日)
陸町で急病人などの救急活動を展開しました。その後、人員を交代しな
がら懸命な救命活動を行いました。
3月16日早朝には、市職員4人と給水車を現地に派遣(右写真)。岩手
県盛岡市を拠点に、被災者への給水支援を行いました。
〈米8千㌔など大量の物資を輸送〉
市は地震発生の翌日から市役所各庁舎、福祉事務所に募金箱を設置。
給水車を派遣し被災者を支援
(岩手県大槌町で3月19日)
20日足らずの間に2,100万円を超える義援金を市民の皆さんからお寄せ
いただきました。
また、福島県相馬市からの緊急要請を受け、3月17日に市民の皆さん
からの救援物資の受け入れを開始。大量の物資が寄せられ、同月19日に
職員らが相馬市に輸送。3月25日までに3便にわたり輸送し、届けた物資は、
白米8,257㌔、タオル2,841枚、毛布263枚のほか、カイロや食料、衣服
など多数に及びました。
平成23年3月31日までに多くの市民
の方から支援物資が届けられました
(峰山市民局受け付けの様子)
市民から寄せられた支援物資
(大宮社会体育館で3月22日)
28
視察受け入れ実績と講演実績
■視察内容と件数
No.
視察内容
件数
No.
4
視察内容
件数
27 森本工業団地視察
2
28 中小企業支援について
2
1
29 織物業対策について
1
議会の広報広聴活動について
2
30 自殺予防対策について
1
議会だよりの編集について
1
31 多重債務相談支援室について
1
6
総合計画策定における議会の関わり方について
1
32 ジオパーク拠点施設視察(琴引浜鳴き砂文化館)
1
7
常任委員会審査における議員間の自由討論について
1
33 観光サイン整備計画について
1
8
開かれた議会活動について
1
34 環境循環都市について
9
委員会・協議会会議録のホームページでの公開について
1
35 京丹後市エコエネルギーセンターについて
10 議会活性化について
1
36 バイオマスタウン構想について
4
11 まちづくり出前講座について
2
37 新エネ実証研究と資源環境の取り組みについて
1
12 まちづくり基本条例について
3
38 幼保一体施設「丹後こども園」について
1
13 予算編成過程での情報公開と市民参加について
6
39 橘浄水場RO幕視察
1
14 まちづくりへの市民参加について
1
40 水と緑の里づくり支援員について
1
15 京丹後市白書について
1
41 集落支援について
1
16 ふるさと応援団について
1
42 獣害対策について
1
17 防災対策について
1
43 京丹後ぼたん・もみじ比治の里
18 一般行政について
1
44 「ふるさとづくり・まちづくり」の取り組みについて
1
19 行政評価制度について
1
45 滞在型市民農園(クラインガルテン)について
1
20 「わかりやすいことしの予算」について
1
46 交流経済都市構想について
1
21 京丹後・まち・未来債について
1
47 農商工連携支援人材育成研修
1
22 公共交通について
2
48 グリーンツーリズムの取り組み
1
1
議会運営について
2
議会改革の取り組みについて
3
議会報告会について
4
5
33
15
2
22
26
49 常吉村営百貨店、農あるくらしづくりの取り組み
2
24 京丹後市総合サービス株式会社について
1
50 京丹後市製茶工場視察
1
25 産業振興について
1
51 農業・加工・販売視察研修
1
26 企業誘致の取り組みについて
1
52 6次産業プロジェクトについて
1
23 上限200円バスについて
合 計
164
〈議会改革の取り組み〉
平成22年2月に、日本経済新聞社産業地域研究所が地方議会の改革の現状を
把握するため、全国807市区議会の議長にアンケート調査を実施。その結果、
京丹後市(京都府)が議会改革度で全国トップの評価をいただきました。
本市は、平成19年12月に「京丹後市議会基本条例」を制定しました。
この条例は、自主自立の分権時代にふさわしい市民に身近な議会および議
員の活動の活性化と充実のために必要な議会運営の基本事項を定めることに
より、市民が安心して生活できる豊かなまちづくりの実現に寄与すること
を目的としています。
この条例の中では、議会の一般質問などで市長らが議員の質問に対して 京丹後市議会の議会改革が取り
上げられた「日経グローカル」
逆質問ができる「反問権」を明記しています。
本市の議会では、市長をはじめとする執行機関の長が、議員と一問一答形式で向き合い議論を交わ
し、住民福祉の向上とより住みやすいまちづくりを目指しています。
29
TOPICS
トピックス
■主な講演などの実績
講演月
講演等先
講演等内容
対応者
全国市町村国際文化研修所(JIAM)
「自治体の財政入門」
事例紹介「自治体の予算編成」
財政課長
丹波市議会丹政クラブ他
農業生産法人の誘致等について
農政課長
京都府退職女性校長会
丹後七姫伝説
文化財保護課主任
事前現地調査
ジオパークについて
観光振興課長
国土交通省中部運輸局「地域公共交通活性化研修」
上限200円バスについて
企画政策課主任
JTB研修会
ジオパークについて
観光振興課長
大阪教育大学付属池田中学校1年
網野銚子山古墳
文化財保護課主任
立地条件のハンディを克服して進める企業誘致と地域基盤整備
京丹後市長
4月
5月
6月
(財)日本立地センター産業立地実務研修会
7月
京丹後市、京丹後市観光協会、京丹後市商工会
主催観光まちづくりフォーラム
パネル討論「山陰海岸ジオパークの可能性とは?」 京丹後市長
京都府埋蔵文化財研究会
網野銚子山古墳の調査
文化財保護課主任
兵庫県土整備部主催「第1回公共交通勉強会」
上限200円バスについて
企画政策課主任
京都工芸繊維大学生
京丹後市の農業とサンカイカン
農政課長
京都大学大学院工学研究低炭素都市圏政策ユニット
京丹後市の公共交通の取り組みについて
京丹後市長
京都府海岸協会
ジオパークについて
観光振興課長
京都工芸繊維大学生
京丹後市の農業について
農政課長
全国ふるさと大使連絡会議 ふるさと大使全国大会2010
パネル討論「ふるさとの再生に向けて」
京丹後市長
京丹後市青年会議所
パネル討論「みんなで考えよう!京丹後市の
京丹後市長
未来予想図~「価値ある京丹後」に向かって~」
全国国保地域医療学会 国保直診開設者サミット
国保直診が輝くために ~目指すもの、期待されること~
京丹後市長
京都府中学校社会科部会
古代丹後について
文化財保護課長
滋賀県立精神保健福祉総合センター
平成22年度高齢者うつ・自殺対策研修会
京丹後市における自殺対策の取り組み
健康推進課主任
保健師
おおさかATCグリーンエコプラザ 特別連続セミナー
地域資源の活用・循環による環境配慮型農業の取り組みについて
農林水産環境部長
京丹後市文化協会 京丹後市文化協会指導者研修会
市の文化行政について
京丹後市長
第30回地名フォーラム(京都地名研究会)
寺の名前と地名について
文化財保護課主任
観光芸術推進倶楽部 丹後力再生シンポジウム
パネル討論「丹後の観光と東アジアの交流」
京丹後市長
京都工芸繊維大学長もちの科学シンポジウム 特別講演
永もち発展まちづくり ―永く発展を続けるために―
京丹後市長
京都府丹後振興局「自殺対策相談機関研修会」
京丹後市の自殺予防対策の取り組みについて
健康推進課主任
保健師
経営研究会
市の現状や課題、これからの展望等について
京丹後市長
内閣府 第4回「一人ひとりを包摂する社会」特命チーム
自殺のないまち、自殺に決して至らせない社会を目指して
京丹後市長
8月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
30
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
KYOTANGO
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
1 定住の促進
■施策の方針
1.
定住・移住対策の推進 2.
雇用促進対策の推進
人口減少に歯止め
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◆企画総務部長:新井 清宏
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平成22年の国勢調査結果が公表され、本市の人口は、前回調査時(平成17年)
の62,723人より3,685人少ない59,038人となっています。市の前身である6町
(峰山・大宮・網野・丹後・弥栄・久美浜町)がほぼ形成された、昭和の大合
併の時の80,106人(昭和35年国勢調査)から比べても50年間で約2万人強の
人口減少となっています。
この間、昭和40年代の高度経済成長とともに、生産人口である若年層が都
会を目指して上京する中、基幹産業である農業、織物業では農産物輸入自由化
や生活習慣の変化などの影響で、価格の下落や生産量の低下により就業者や事業所が減少し、また
戦後、成長を続けてきた機械金属加工業については、平成20年のリーマンショックに端を発する
世界同時不況、東日本大震災、超円高により生産が国内から海外にシフトする中、現在では厳しい
状況となっています。進学や就職などにより都会に出た若者にとって、帰ってくるための受け皿と
なる「働き場」が少なく、また少子高齢化もあいまって地域の「結い」も保てなくなってきています。
こうした中、定住には「仕事と雇用の確保」が重要課題と考え、各種の支援や振興策を講じてい
るところです。また、都会からのUIJターンなどを促進するよう、情報発信や受入対策なども行
っています。
市の魅力を発信し定住推進
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◆企画総務部企画政策課長:下岡 啓二郎
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本市では、定住、移住を推進するため、「地域おこし協力隊」(平成22年か
ら23年事業)を招致しました。隊員に地域再生、活性化活動に従事してもら
う中で、住民との触れ合いを通じ地域力の維持強化を図るのが目的です。地域
での活動を通じ、隊員は定住の意向を示されています。このことは、全国的に
も潜在的な需要があると考えられます。
さらに、本市の魅力情報を全国へ発信するとともに相談窓口の一本化など、
体制の強化を図っていく必要があります。
また、京丹後市定住空き家情報バンクシステムの運用により、本市への移住を希望される方々か
らの問い合わせに対応する基盤が整い、平成22年度には成約件数5件の成果がありました。この制
度が市民をはじめ全国の方にもっと理解を得られ、登録物件の増加につながるために、パンフレッ
トやホームページなどで制度の周知を図っていきたいと考えています。
引き続き、定住施策を着実に推進し、市外からの転入者の増加を図っていくよう、各種事業に取
り組みます。
『くらし』と『しごと』の寄り添い支援事業
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◆健康長寿福祉部生活福祉課長:中村 八寿子
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市では、消費生活や多重債務、健康相談など、対象や制度別にそれぞれ分野
で相談窓口を設置し市民の相談を受けてきました。しかし、複数の問題や課題
を併せ持った方への支援では、問題の全体的な構造を把握し受け止めることが
難しく、結果的に各種制度やサービスが十分に活用できなかったりすることが
少なくないのではないかと考えていたとき、国のモデル事業として、「パーソ
ナル・サポート・モデルプロジェクト事業」の公募がありました。これは、暮
らしや仕事に関するさまざまな問題を抱えた方に対して、幅広く相談を受け相
2
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
談者と一緒に問題解決まで寄り添って支援を行う事業であり、すぐに応募しました。
本事業にかかる意見聴取は、政府緊急雇用対策本部・セーフティ・ネットワーク実現チームの湯
浅誠さん(内閣府参与)たちに行っていただきました。湯浅さんたち内閣府の方が本市へ到着した
のは、大雪警報が発令されていた平成23年1月30日でした。
湯浅さんたちに市の熱い思いを十分に説明した結果、事業採択されました。それから、年度末ま
で短期間でしたが、新年度開設に向け準備を整え、
「誰一人として置き去りにしないまち」を目指し、
市民に寄り添った問題解決の窓口開設に職員共々大きな期待を寄せています。
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◆商工観光部産業雇用総合振興課長:高橋 尚義
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318人
204人
49店舗(平成23年3月末現在)
京丹後ふるさと応援団交流会
(平成22年11月21日、京都市内で)
3
第7章
計画推進のために
※京丹後ふるさと応援団:本市の魅力を全国に発信し、交流人口の増加と定住の促進を図ることを目的に、本市に愛着、興味
または関心を持つ本市以外の在住者を対象に、申込者を団員として登録。
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
○会報誌作成委託料 1,176千円
○その他経費 657千円
【応援団員交流会】
開 催 日:平成22年11月21日
場 所:ホテルセントノーム京都(京都市)
参加人数:30人
共に築き、結び合う
応援団員数
ふるさと応援大使数
市内協賛店数
第5章
パートナーシップ都市
団員に年4回の会報誌などの送付により本市の情報を発信。また、本市への訪問機会を増やしてもらう
ため、団員証を提示することで、割引などの優待を受けることのできる市内協賛店の拡大を図りました。
団員の中から「京丹後ふるさと応援大使」を委嘱し、本市PRと団員の拡大に努めました。また、団
員との交流と意見交換を目的に、京都市で団員の集い「団員交流会」を開催しました。
生涯学習都市
所管課:企画総務部企画政策課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
京丹後ふるさと応援団運営事業 決算額1,833千円 健やか安心都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
第3章
生きる喜びを共有できる
平成20年秋の世界同時不況以降、景気が低迷し雇用不安が広がる中、市と
しては徹底して雇用を守る観点から、平成22年度もさまざまな雇用安定化対
策や雇用創出対策に取り組みました。
雇用安定化対策では、平成20年12月に国の「中小企業緊急雇用安定助成金」
制度の創設にあわせて開始した市独自の上乗せ制度を引き続き運用し、620件、
約2,800万円の交付を行い従業員解雇の徹底予防に努めてきました。また、雇
用創出対策においては、国の緊急雇用対策事業を活用し、市役所での直接雇用
や民間委託により、114人の雇用を創出したところです。さらに、求職者の早期就職に向け、図書館・
図書室など市内63カ所の公共施設で、本市はもとより、府北部(福知山市・綾部市以北)および
豊岡市の最新の求人情報をご覧いただけるようにするとともに、福祉職場の人材不足と求職者との
マッチングを図るため、一般求職者や大学などの未就職卒業者の方などを対象に、福祉職場の魅力
を伝える就職フェアを開催いたしました。
今後も、安定した雇用の場の確保に向け、必要な対策を迅速・的確に講じていきたいと考えてい
ます。
環境循環都市
徹底した雇用促進対策を推進
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
空き家情報バンク運営事業 決算額50千円 所管課:企画総務部企画政策課
移住希望者などに対して定住空き家情報バンクを広くPRするた
めのパンフレットを作成しました。市内の宅地建物取引事業者に
呼びかけ、定住空き家情報バンクの運営に関する協定を締結し、
物件の問い合わせにも対応できるようにしています。
○定住空き家情報バンクパンフレット印刷 7,500部 50千円
設置場所=企画政策課窓口、各市民局、ふるさと応援団協賛店
空き家情報登録件数 21件(住宅18件、宅地3件) (平成23年3月末現在)
平成22年度成約件数 5件
京丹後市空家情報バンク制度パンフレット
水と緑の里活性化推進事業 決算額143千円 所管課:企画総務部企画政策課
「百歳長寿京丹後市水と緑の里連絡会」を構成する集落などを
中心に、農村漁村活性化のための勉強会を実施しました。
具体的には、総務省の制度を活用した水と緑の里づくり支援員
による集落支援活動や、地域おこし協力隊による地域おこし活動
事例を紹介することにより、地域活性化のための人的支援制度の
理解を深めるとともに制度の活用を促すことができました。また、
専門家によるコミュニティビジネスなどの講演を行うことにより、
ビジネス手法の活用により地域課題を克服することに対する理解
農村漁村活性化推進地勉強会
を深め、集落の再生・活性化に取り組むためのきっかけづくりを
行うことができました。
【農村漁村活性化先進地勉強会】
開 催 日:平成23年2月28日
場 所:京丹後市役所峰山庁舎
参加人数:36人(連絡会会員、水と緑の里づくり支援員、地域おこし協力隊員等)
地域力創造事業 決算額8,339千円 所管課:企画総務部企画政策課
地域の活性化および定住促進を図るため、総務省の「地域おこ
し協力隊」制度を活用して地域おこし協力隊員を2人招致し、そ
の定住・定着を図るとともに、地域総合整備財団「地域再生マネ
ージャー助成」制度を活用した地域再生マネージャーの招致を行
うなど、本市定住促進政策の充実・強化を図りました。
○地域おこし協力隊人件費(賃金・社会保険料) 2,367千円
【地域おこし協力隊の活動】
活動地域:丹後町上山地区、大宮町明田地区
地域おこし協力隊員の活動風景
活動内容:農作業補助や市外部への農産品の販売、地区行
事への参加、前職を活かした雑木の伐採や地元
NPOへの意見提案など幅広い活動を行いました。
○地域再生マネージャー業務委託料 5,846千円
【地域再生マネージャーの活動】
地域おこし協力隊員の受入体制づくりや、隊員の人材育成のため、隊員の活動に対するアド
バイスや隊員自身が自主的に情報を発信するための各種研修を実施しました。また、地域の特
産物の販売による交流を行うため、都市部でのイベントへの参加機会の創出などの提案、助言
を行いました。
○地域おこし協力隊募集経費 126千円
求人情報サービス事業 決算額310千円 所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
公共職業安定所が発行する求人情報誌に掲載される情報(府北部地域および豊岡市)をデータ化し、
市内公共施設などに設置する「タッチパネル式情報端末機」などにて公開することにより、市民が身
近に求人情報を閲覧・検索できるようにし、求職者の早期就職を支援しました。また、データ化業務
を京丹後市内職友の会に委託し、内職希望者への就業機会を提供しました。
4
○求人情報データ更新作業委託料 310千円
(データ更新件数:10,722件)
○求人情報の提供場所
市内公共施設など 57施設
タッチパネル式情報端末機で公開
市内図書館および図書室 6施設【平成22年8月から提供】
求人情報一覧をバインダーにとじて紙面にて公開
豊岡市役所 【平成22年4月から提供】
2市間提携業務の一環としての求人情報の共有
豊岡市では、求人情報を一覧にし、市役所にて求人情報を紙面提供
交流経済都市
トピックス
5
第7章
計画推進のために
〈主な事業〉
地域農林水産物流通対策事業(ふるさと/委託/農林水産業分野対策)
体験・滞在型観光振興メニュー開発事業(ふるさと/委託/観光分野対策)
生活空間環境保全対策事業(緊急雇用/委託/環境・不法投棄対策)
うるおい安全都市
備 考
継続的事業創出
短期的機会創出
短期的機会創出
重点対策事業
重点対策事業
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
道路の維持管理作業
実施事業数 失業者雇用
5
10
3
27
13
32
7
41
4
4
32事業
114人
共に築き、結び合う
継続的な雇用機会の創出(観光・農業分野など)のための委託
事業や市の直接雇用を事業化し、緊急雇用対策として、雇用の受
け皿の確保および多くの雇用機会を提供することができました。
第5章
パートナーシップ都市
地域雇用環境整備特別対策事業 決算額決114,801千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
生涯学習都市
トピックス
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
受注減少などに伴う事業活動の縮小を余儀なくされた事業者に対し、国の中小企業緊急雇用安定助
成金とあわせ、市独自の助成金を交付しました。
また、国が行うトライアル雇用制度を活用して、離職者(市民)を雇用した市内事業者に対して、
トライアル雇用終了後に当該者を常用雇用に移行させ、継続して3カ月以上雇用した場合に奨励金(労
働者1人につき10万円)を交付しました。
○京丹後市中小企業緊急雇用安定助成金
交付決定件数 620件
交付決定額 28,033千円
利用事業所数 91社
○積極雇用実施事業所奨励金
申請件数 5件
奨励金交付額 500千円
利用事業所数 5社
健やか安心都市
トピックス
生きる喜びを共有できる
第3章
あんしん雇用環境づくり事業 決算額28,533千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
方法
委託
委託
直接
委託
直接
環境循環都市
所管課:商工観光部商工振興課
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
労働関係団体に対して補助金を交付し、活動を支援しました。
○丹後地域職業訓練協会運営費補助金 2,408千円
○職業訓練校補助金 1,576千円
○内職友の会運営費補助金 660千円
○丹後地区労働者福祉協議会補助金 49千円
事業区分
ふるさと雇用再生特別事業
緊急雇用事業
緊急雇用事業
重点分野・地域人材育成事業
重点分野・地域人材育成事業
合 計
ひと・もの・ことが行き交う
労働団体等支援事業 決算額4,693千円
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
就労支援事業 決算額381千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
一般求職者、大学などの未就職卒業者および来春卒業予定者、
Uターン希望者などを対象に、福祉職場の魅力を直接伝える就職
フェアを開催。京丹後市内での就職を促進しました。
開 催 日:平成22年11月19日
場 所:アミティ丹後
参 加 者:96人
採 用 者:22人
参加事業所:17事業所
就職フェア(平成22年11月19日、
アミティ丹後)
くらしとしごと寄り添い支援事業 決算額1,160千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
国のパーソナル・サポート・サービス・モデルプロジェクト事
業の採択を受け、暮らしや仕事に関するさまざまな問題を抱えた
方に対して幅広く相談を受け付け、相談者と一緒になって問題解
決に向けた活動を行う「京丹後市『くらし』と『しごと』の寄り
添い支援センター」の開設準備を行いました。
○「京丹後市『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センター」
開設準備経費
開設場所:京丹後市社会福祉協議会峰山支所内
※平成23年4月開所
くらしと仕事の寄り添い支援
センター事務所
労働諸費一般経費 決算額1,869千円
所管課:商工観光部商工振興課/産業雇用総合振興課
<職業能力向上支援>
丹後地域職業訓練センターなどが実施する知識・技能習得のた
めの研修を受講する受講者に対し研修費用の一部(1人あたり年
度内2万円が上限)を補助しました。これに伴い、商工業に従事
する労働者の知識や技能の養成を支援し、雇用の安定を図りまし
た。
○京丹後市職業能力向上支援補助金 470千円
交付件数:95件
○丹後地域職業訓練センター借地料ほか 1,399千円
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
6
トピックス
トピックス
コンピューター講座の受講風景
2 農林業の振興
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◆農林水産環境部長:緒方 和之
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◆農林水産環境部農政課長:小森 康弘
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うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
7
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
平成22年度は、戸別所得補償モデル対策が全国的に実施されました。
この制度は、水田利活用自給率向上事業と米所得補償モデル事業の2本柱で
構成されており、特に米所得補償モデル事業については、意欲ある農家が水田
農業を継続できる環境を整えることを目的に、米の生産数量目標に即した生産
を行った販売農家に対して、標準的な生産に要する費用と販売価格との差額を
全国一律単価として交付する内容になっています。交付単価については、定額
部分として10㌃当たり1万5千円、また、変動部分として22年産の販売価格が、
過去3年の販売価格を下回った場合にその差額を基に算定した額となっています。
市としても、説明会を実施して制度を周知し、米の生産数量を守っていただき、定額部分の交付
を受けていただくよう努めました。
一方で農家が定額部分の交付を受けることにより、全国的に農家の米販売は低い価格での取引と
なったようです。
平成22年度、2,181人の農家に定額部分と変動部分の交付金として国から4億8千万円が交付され
たとうかがっており、農家の経営安定に寄与できたものと感じています。今後、本格実施される戸
別所得補償制度に積極的に取り組んでいきます。
共に築き、結び合う
●
第5章
パートナーシップ都市
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生涯学習都市
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第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
戸別所得補償モデル対策の実施
第3章
生きる喜びを共有できる
平成22年度は、春の低温、夏の記録的な猛暑、冬の豪雪と気象条件が大き
く変動し、農林業には厳しい年となりました。このため、野菜や果樹などで品
質低下や収量の減少、生育不良などの被害が発生し、丹後産コシヒカリは、平
成19年度からの4年連続「特A」を目指しましたが、残念ながらA評価になっ
てしまいました。
野生鳥獣対策については、猟友会の方の協力のもと捕獲対策を強化してイノ
シシとシカ合せて約3千頭を捕獲するとともに、防除施設の設置を推進しまし
たが、被害が減少するどころか増加してしまいました。また、22年度は熊の出没が急増し、農作
物に大きな被害をもたらすとともに、市民生活にも影響を与えました。
一方、新たな動きとして、米の戸別所得補償モデル対策が創設されて、農家に一定の所得補償が
なされ、特に昨年は全国的な米価が下落したことから、農家経営の安定に寄与したと思います。また、
製茶工場が完成し、茶の摘採から乾燥、出荷までを一貫して行い質と量を確保することで、京丹後
産宇治茶の産地形成を目指しています。
イノシシ・シカ肉処理施設である「京たんご ぼたん・もみじ比治の里」の完成により、逆転の
発想で有害獣を地域振興に生かしていきます。まだ、搬入・処理に課題はありますが、肉の質が良
いとの評判で徐々に販路も広がり、加工品やメニュー開発にも取り組んでいただいており、関係者
と連携して取り組んでいきたいです。
環境循環都市
自然と野生鳥獣との闘いの1年
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
<1> 農業の振興
1.
担い手対策の推進 2.
水田農業の振興と米の有利販売対策の強化 3.
中山間地域
の保全対策の推進 4.
国営開発営農の振興 5.
畜産の振興 6.
特産品とブランド
化の推進 7.
快適な農村生活環境の創造 8.
都市農村交流の推進 9.
足腰の強い
農業・農村の基盤づくり 10.
有害鳥獣対策の強化 11.
地域資源の利活用
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
一向に減らないイノシシ・シカ・農作物被害
●
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
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◆農林水産環境部農林整備課長:増馬 孝之
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市では有害鳥獣による農作物被害を減らすため、平成22年度に「京丹後市
鳥獣害被害防止計画(第2期)」を策定し、
「個体数調整(捕獲)」、
「被害防除」、
「生
息地管理(人と野生鳥獣の共生の環境づくり)」の3視点から総合的に対策を
行ってきました。
平成22年度の野生鳥獣による農作物などの被害額は約1億3,700万円であり、
前年度の8,800万円に比べ1.5倍の増となっており、中でもイノシシが約4,100
万円、次にシカが約3,800万円で、これだけで被害全体の58㌫を占めています。
次にカラスとクマによる被害が多く、特に久美浜や網野の果樹園の被害が最も大きいです。
クマによる農作物被害は、平成21年度に比べ22年度は約6.5倍増加し、民家周辺での出没も多く
精神的被害も大きくなりました。
有害鳥獣捕獲事業として、有害捕獲期間については、猟友会へ捕獲業務を委託しており、くくり
わな、捕獲檻を使った捕獲をメインに活動を行っています。
平成22年度の捕獲実績はイノシシが1,880頭、シカが1,083頭となっていて合わせて2,963頭とな
り昨年度2,220頭と比べて、約1.3倍の増となっています。
捕獲檻についても、要望のあった地区へ補助を行っており、平成22年度までに約300基の檻を補
助で購入していただきました。各地域が猟友会と協力しながら捕獲活動に関わっていただいたこと
も、捕獲増につながっている要因の1つと考えられます。
新たな農地行政に臨む
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第4章
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◆農業委員会事務局長:引野 都夫
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国の農業施策の基本方針である『食料・農業・農村基本計画』
(以下基本計画)
の見直しに基づいて、平成21年6月に「農地法等の一部を改正する法律」が公
布され、農地の確保が農業委員会の業務となりました。
「改正農地法」において、
農地の利用状況調査および耕作放棄地とみなされる農地の所有者への指導など
の業務が法律化されました。
これは、国が基本計画の中で食料自給率を現在の41㌫から50㌫に引き上げ
ることを目標としたことを反映したものであり、重く受け止める必要があると
考えておりますが、余りにも大きなテーマであり戸惑っているのが現状です。
平成22年度から、「改正農地法」の円滑な推進を図るために、国の補助制度である「農地制度実
施円滑化事業」を活用して、耕作放棄地対策に取り組むこととなりました。同年度は、まず、耕作
放棄地調査に取り組むこととし、事務局に、耕作放棄地対策の専門員を設置しました。主な活動と
しては、農地利用状況調査、農地の所有者と耕作者との利用調整活動および広報誌(農業委員会だ
より)による啓発などを実施し、今後は、耕作放棄地所有者への指導という段階になります。
農地が耕作放棄されている背景には、米価の下落、米の生産調整、作業効率の重視、有害鳥獣被
害の拡大などさまざまな原因があります。指導などということではなく、これらのマイナス要因を
軽減する中で、農地の所有者および耕作者の理解を得ながら、少しずつでも前進していきたいと考
えています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
農業委員会活動事業 決算額9,689千円
所管課:農業委員会事務局
農地法などに基づき許認可の審査を行うと
ともに、農政活動に取り組みました。
農業委員数37人
(選挙委員30人・選任委員7人)
(平成23年3月末現在)
○農業委員報酬 6,615千円
○
「農業委員会だより」発行経費 533千円
年3回(8月・11月・2月 全戸配布)
○その他経費 2,541千円
8
申請などの種類
3条申請(農地の権利移転)
4条申請(自己所有農地の転用)
5条申請(権利移転を伴う農地転用)
形状変更届
非農地証明
農地法の許可を要しない転用の届出
(平成22年4月~平成23年3月)
申請件数
84件
15件
60件
43件
120件
7件
所管課:農業委員会事務局
環境循環都市
死亡届
未支給年金請求書
現況届(経営移譲年金・老齢年金)
第2章
件 数
30件
29件
624件
■京丹後市内の国有農地など(平成23年3月末)
種 類
国有農地
(既墾地)
農業振興地域整備計画書と関連資料
うるおい安全都市
所管課:農林水産環境部農政課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
第7章
計画推進のために
農業振興地域整備計画に関する基礎調査として、農林水産省令の定めるところにより、農用地など
の面積、土地利用、農業就業人口の規模、人口規模、農業生産などに関する現況について調査を行い
ました。
○農業振興地域整備計画基礎調査委託料 4,620千円
基礎資料(A4版簡易製本、59ページ)
(地域の概況、土地利用の動向など、農業生産基盤の現状、農業近代化施設整備の状況など)
基礎資料付図(土地利用状況図、農業生産基盤状況図など)
意向調査(アンケート)結果集計・分析とりまとめ資料
9
共に築き、結び合う
農業振興地域整備計画策定事業(繰越) 決算額4,620千円
第5章
パートナーシップ都市
京丹後農業振興地域整備計画を変更するため、京丹後市農業振
興地域整備計画策定協議会を設置し、計画変更の方針および手順
などについて協議しました。
○京丹後市農業振興地域整備計画策定協議会委員謝金 120千円
【協議会の開催回数】
2回
【協議会の組織】
関係団体5人(市農業委員会2人、JA京都、京都府、市農業
経営者会議)
集落代表12人(各町2人)
【協議会の所掌事項】
農振計画の変更案の検討及び立案に関すること。
農振計画の変更に係る集落調整事項に関すること。
その他農振計画の変更に関し必要な事項
○その他の経費 587千円
所管課:農林水産環境部農政課
第4章
生涯学習都市
農業振興地域整備計画策定事業 決算額707千円
台帳面積
198㎡
2,370㎡
2,568㎡
1,943㎡
9,375㎡
11,318㎡
13,886㎡
次代を担う若い力が活躍できる
開拓財産
(未墾地)
地 区
峰山町泉地区
網野町島津地区
計
峰山海軍航空隊第1区
碇地区
計
合 計
第3章
健やか安心都市
市内にある国有農地・開拓財産の適正な管理
を行いました。
○国有農地などの管理および処分関係事務費
36千円
所管課:農業委員会事務局
生きる喜びを共有できる
農業経営基盤強化事業 決算額36千円 暮らしの中でいのちが輝く
種 類
第1章
交流経済都市
農業者年金加入者および受給者の適正な資格管理などの事務を行いました。
○農業者年金の裁定請求、加入促進、受給者の資格管理などに関する事務費 635千円
■加入者・受給者の状況(平成23年3月末現在)
①新制度の加入者の状況
政策支援加入者数 38人
通常加入者数 22人
②受給者の状況
経営移譲年金・老齢年金受給者数 608人
■年金資格および保険料関係・給付関係書類の処理状況(平成22年4月~平成23年3月)
ひと・もの・ことが行き交う
農業者年金事務 決算額635千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
茶の極み塾支援事業 決算額1,000千円 所管課:農林水産環境部農政課
国営開発農地における茶生産の振興を図るため、生産者の栽培および製茶技術の研修指導、先進地
の視察などを行う「極み塾」の運営にかかる負担金を京都府、京都府茶業会議所とともに支出し支援
しました。
○茶の極み塾の運営にかかる負担金 1,000千円
講義指導:16回 (茶業経営・栽培個別指導・緑茶審査技術研修会など)
参加延人数:104人
実地研修:19回 (赤焼病防除講習・被覆資材管理実習など)
参加延人数:141人
その他
茶商との交流会(10月・3月)宇治市 参加人数:45人
優良茶園振興事業 決算額3,678千円 所管課:農林水産環境部農政課
お茶の一大産地となるよう茶園の拡大ならびに機械の導入による省力化を進め、茶生産の振興を図
りました。
○茶生産振興対策事業費補助金 3,678千円
事業実施主体
京丹後製茶株式会社
福喜農園株式会社
京丹後市茶生産組合
事 業 名
共同製茶等省力化推進事業(乗用型摘採機 1台)
共同製茶等省力化推進事業(肥料散布機械 1台)
優良茶園振興事業(新規植栽 0.3ha)
パイプハウス整備事業 決算額10,953千円 補助額
2,450千円
1,075千円
153千円
所管課:農林水産環境部農政課
水菜・九条ねぎを中心とした京野菜振興を図るため、京都農業協同組合を通じてパイプハウスの整
備を補助し、産地の形成に取り組みました。
○パイプハウス整備事業補助金 10,953千円
事業主体:京都農業協同組合
事業内容:パイプハウス 14棟
内 訳:丹後 2棟、弥栄 2棟、久美浜 10棟
有機農業推進事業 決算額3,347千円
所管課:農林水産環境部農政課
トピックス
生物多様性を育む農業推進計画策定に向けた検討を行うととも
に、環境に配慮した地域循環型農業の推進に有効な資材購入の支
援を行いました。
○有機農業推進計画検討委員会(4回) 124千円
(委員数:18人)
○地域循環型農業支援事業費補助金 3,223千円
区 分
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
たい肥など
対象件数
補助金額
8件
299千円
7件
237千円
3件
187千円
3件
111千円
6件
518千円
18件
715千円
45件
2,067千円
マルチなど
対象件数
補助金額
2件
29千円
1件
100千円
0件
0千円
0件
0千円
0件
0千円
21件
1,027千円
24件
1,156千円
10
生分解性マルチの利用
所管課:農林水産環境部農政課
開催日
事業費 補助金額
505
9月12日
(日)
263
967
11月21日
(日)
786
750
11月14日
(日)
666
616
10月31日
(日)
577
2,838
2,292
第2章
京都府農林水産業フェスティバルへ
出店(平成22年11月27日)
先進地視察研修会(1回)
77千円
視察実施日:平成23年3月1日~3日
視 察 先:白川郷(岐阜県)
・五箇山(富山県)
参 加 者 数:7人
11
第7章
農家漁家民宿に関する研修会
(平成22年11月18日)
計画推進のために
参加者数
18人
28人
15人
28人
うるおい安全都市
袖志農民研修所
開 催 日
平成22年7月5日(月)
平成22年11月18日(木)
平成22年12月8日(水)
平成23年2月27日(日)
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
農家民宿や農業体験などを提供しているグリーン・ツーリズム
の先進地への視察研修会を実施するとともに、農家漁家民宿起業
を促す研修会を開催しました。
○農家漁家民宿開業研修会開催経費 85千円
農家漁家民宿に関する研修会(4回)
8千円
共に築き、結び合う
農家・漁家民宿説明会(袖志区)
パートナーシップ都市
第5章
農村コミュニティ再生・活性化事業 決算額85千円 所管課:農林水産環境部農政課
開催場所
生涯学習都市
農林漁業体験交流、農家漁家民宿起業支援、魅力ある農山漁村
づくり、子ども農山漁村交流などを行うため、京丹後市農山漁村
体験型旅行協議会の会員同士のネットワーク強化と各施設が提供
している体験手順などの見直しを行いました。
○子ども農山漁村交流プロジェクト推進経費 25千円
○都市農村交流支援事業補助金 250千円
事業主体
京丹後市農山漁村体験型旅行協議会(会員数:団体8、個人6)
事業内容
会員施設での体験メニューや農家民宿開業の取り組みの検討
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
所管課:農林水産環境部農政課
健やか安心都市
都市農村交流推進事業 決算額275千円
第3章
生きる喜びを共有できる
○都市農村交流推進事業補助金(農産物販路開拓活動助成)
228千円
摂津市農業祭 32千円
日 時:平成22年11月13日、14日
場 所:摂津市役所駐車場
参 加:2団体
京都府農林水産業フェスティバル 196千円
日 時:平成22年11月27日、28日
場 所:京都府総合見本市会館(パルスプラザ)
参 加:14団体
○その他経費 23千円
環境循環都市
イベント名
パンプキンフェスタ
気張るふるさと祭り
秋の祭典
まるかじりまつり
合 計
暮らしの中でいのちが輝く
地 域
大 宮 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
第1章
交流経済都市
市内の農業イベントを通して、市内外の消費者に対し京丹後産
農作物と農業・農村の活力をPRする取り組みに支援しました。都
市の農業イベントへ参加し、京丹後産農産物を販売して販路開拓
と広報活動を行う農業団体などを支援しました。
○元気な農村地域づくりイベント事業補助金 2,292千円
(単位:千円)
ひと・もの・ことが行き交う
元気な農村地域づくり事業 決算額2,543千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
農山村環境を生かした観光交流事業 決算額299千円
本市を訪れた観光客が、地域の魅力ある自然や食
べ物などを歩いて楽しめるように、散策マップの看
板をくみはまSANKAIKANに設置しました。
看板作成委託料 299千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
トピックス
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
「くみはま」エリアの散策マップ看板
地産地消取組支援事業 決算額166千円
所管課:農林水産環境部農政課
京丹後市内で生産・加工された農林水産品の合同販売やPRイベ
ントなどを支援することにより、丹後地域の農林水産業の活性化
を図り、地産地消を促進しました。
○朝市直売マーケット「きょうたんご」実施経費 166千円
朝市直売マーケット「きょうたんご」
開催時期:平成22年11月14日
場 所:JA京都峰山支店駐車場(峰山町新町)
出店者数:19団体
参加者数:約3,000人
ふるさと共援活動支援事業 決算額2,600千円 朝市直売マーケット「きょうたんご」
(平成22年11月14日)
所管課:農林水産環境部農政課
過疎化・高齢化の進んだ農村集落と、大学や企業、NPOなどの地域外の協力者で構成する「ふるさ
と共援組織」の活動を支援することにより、過疎化・高齢化の進んだ農村集落の再生活動に取り組み
ました。
○ふるさと共援活動支援事業補助金 2,600千円
丹後町上山地区(3カ年事業のうち3年目)
500千円
京都大学大学院生との協働による集落再生計画に基づき、
放置竹林の整備、農業体験や京都大学農学部学生食堂での
古代米の提供などを実施しました。
丹後町矢畑地区(3カ年事業のうち3年目)
500千円
立命館大学学生との協働による集落再生計画に基づき、
依遅ヶ尾山登山道整備や遊休農地の活用などを行いました。 ふるさと共演活動(弥栄町田中地区)
弥栄町田中地区(3カ年事業のうち2年目)
500千円
同志社大学学生との協働による集落再生計画に基づき、間伐材を利用したログハウス作り、
伝統芸能の調査などを実施しました。
久美浜町甲坂地区(3カ年事業のうち3年目)
500千円
龍谷大学学生との協働による集落再生計画に基づき、甲坂区史の編さん、特産品の研究や炭
焼きなどを実施しました。
久美浜町箱石区(3カ年事業のうち1年目)
600千円
小天橋観光協会、果樹観光協会や㈱日進製作所との協働による集落再生計画を策定し、防潮
保安林の整備として、都市部のボランティアを募集し、松苗の植林を実施しました。
クラインガルテン整備事業 決算額41,322千円
所管課:農林水産環境部農政課
トピックス
クラインガルテン整備にかかる農園付宿泊施設(ラウベ)およ
び有害鳥獣防止設備などの建築工事を行い、10棟の施設使用者を
募集し決定を行いました。
○委託料 976千円
(施工監理委託料、竣工式運営委託料) ○工事請負費 38,968千円
(宿泊施設(3棟)建築工事、電気設備工事、有害鳥獣防止設備
建築工事)
京丹後市蒲井シーサイドクラインガルテン
○その他経費 1,378千円
12
補助金
267千円
1,588千円
213千円
3,086千円
5,154千円
導入資材
肥料
肥料
肥料
肥料、茶樹ほか
13
第7章
計画推進のために
事 業 主 体
網野町果樹生産協議会
久美浜町梨生産協議会
産直組合京たんご
京丹後市茶生産組合
合 計
うるおい安全都市
事業費
535千円
3,176千円
426千円
6,174千円
10,311千円
茶・果樹樹勢回復、改植事業 5,154千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
導入資材
遮光資材
遮光資材
遮光資材
灌水用資材
遮光資材
遮光資材
遮光資材・灌水用資材・灌水用ポンプ
共に築き、結び合う
補助金
289千円
1,112千円
443千円
563千円
1,664千円
452千円
891千円
5,414千円
第5章
パートナーシップ都市
事業費
578千円
2,225千円
887千円
1,127千円
3,329千円
906千円
1,783千円
10,835千円
生涯学習都市
事 業 主 体
JA京都京野菜部会峰山支部
丹後町施設園芸生産組合
弥栄町施設園芸部会
弥栄町加工契約野菜生産部会
JA京都京野菜部会久美浜支部水田施設園芸組合
久美浜町砂丘特産研究会
AFグループ
合 計
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
秋冬野菜や茶、果樹の収量減や品質低下、生育不良などが発生したため、農業経営の安定を図るこ
とを目的として、被害を受けた農家組織の必要な資材などの購入に対して補助金を交付しました。
○農作物等猛暑関連被害緊急対策事業補助金 10,568千円
秋冬野菜初期成育安定事業 5,414千円
健やか安心都市
農産物等猛暑関連被害緊急対策事業 決算額10,568千円 所管課:農林水産環境部農政課
第3章
生きる喜びを共有できる
過疎・高齢化が進む農村地域の複数集落による「地域連携組織」が実施する、里力再生計画の策定
や活動を支援することにより、過疎・高齢化の進んだ農村地域の再生に取り組みました。
大宮町五十河地域(3カ年事業のうち2年目)
1,500千円
里力再生計画に基づき体験民泊施設・民家苑などの有効活
用検討および民家苑を市民に開放して見学会を開催。
丹後町宇川地域(3カ年事業のうち2年目)
1,500千円
里力再生計画に基づき地元の素材を生かした「美味しんぼ
大会」の開催、レシピ集の作成、街歩きイベント、河川清掃、
子どもたちが活動する「うかわくらぶ」、「袖志棚田プロジェ
クト」などの活動を実施。
神野地域(3カ年事業のうち1年目)
1,500千円
里力再生事業地域説明会(神野地域)
ワークショップなどを開催し、話し合いを重ねて地域の実
情を把握し、里力再生計画を策定。
その他、地域づくりについての視察研修、子育て支援として「神野ひよこサロン」の準備を進
めました。
環境循環都市
所管課:農林水産環境部農政課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
里力再生事業 決算額4,500千円
第1章
交流経済都市
クラインガルテンの施設整備を行うために平成21年度から繰り越しした農園付宿泊施設(ラウベ)
7棟、農機具倉庫1棟の建築工事および水道施設工事などを実施しました。
○委託料 2,339千円
(施工監理委託料、水質検査等委託料) ○工事請負費 61,423千円
(宿泊施設7棟、農機具倉庫1棟、水道施設建築工事)
○その他経費 68千円
ひと・もの・ことが行き交う
クラインガルテン整備事業(繰越) 決算額63,830千円 所管課:農林水産環境部農政課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
雪害支援緊急対策事業 決算額73千円
所管課:農林水産環境部農政課
平成22年12月から平成23年1月の大雪により被害を受けた農業
用施設の復旧や農作業に必要な道路の除雪などに要した費用の一
部を助成し農業者の経営安定を図りました。
○雪害支援緊急対策事業費補助金 73千円
事業主体
国営壱分団地管理組合
国営大井団地管理組合
合 計
事業費
75千円
73千円
148千円
補助金
37千円
36千円
73千円
備 考
道路除雪
道路除雪
農業技術者協議会活動促進事業 決算額5,218千円
雪に埋もれる農業用施設
所管課:農林水産環境部農政課
農業経営基盤強化促進法に基づく、認定農業者の審査機関としての機能をもった農業技術者協議会
において、総合的かつ個別具体的な経営基盤強化の推進について検討を行いました。また、認定農業者・
集落営農などの担い手育成のため、経営相談、経営改善計画の作成指導を行う農業経営改善支援セン
ターを設置し、経営基盤強化の促進に資する活動を行いました。
○農業技術者協議会負担金 3,000千円
認定農業者育成数(通年)
71人(新規10人、更新61人)
農業法人育成数(通年)
1法人
経営改善相談活動
相談活動日数(延べ)
90日
対象人数(延べ)
72人
認定農業者等研修会
開催時期:平成23年3月9日
会 場:アグリセンター大宮(大宮町)
参加者数:約100人
○農業経営改善支援センター嘱託員報酬(1人)
1,827千円
○その他経費 391千円
中山間地域等直接支払制度事業 決算額57,768千円 所管課:農林水産環境部農政課
耕作放棄地の増加などにより多面的機能の低下が特に懸念されている中山間地域などにおいて、農
業生産活動などの維持を通じて、耕作放棄の発生を防止し、多面的機能を確保する観点から、農振農
用地区域内の1㌶以上の農地に対して、5カ年(平成22年度~26年度)の協定を基に中山間地域などに
直接交付金を支払いました。
○中山間地域等直接支払制度推進事業 544千円
○中山間地域等直接支払制度事業補助金 57,224千円
区 分
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
協 定 数
1集落協定
6集落協定
1個人協定
7集落協定
3集落協定
23集落協定
40集落協定・1個人協定
交付額
521千円
9,882千円
688千円
6,637千円
5,191千円
34,305千円
57,224千円
新規就農等拡大のための遊休農地利活用推進事業 決算額657千円 所管課:農林水産環境部農政課
新規就農者および農家へ市内の遊休農地などの紹介・斡旋などの調整を行い、遊休農地の利活用お
よび解消に向けた取り組みを行いました。
■農地保有合理化事業実績
売渡
借入・貸付
2件
126件
峰山町、網野町
大宮町、網野町、弥栄町、久美浜町
14
3,770㎡
229,865㎡
所管課:農林水産環境部農政課
第2章
環境循環都市
械導入に対して補助金を交付しました。
○農業団体等育成強化事業補助金 475千円
地域農業担い手活動支援事業(1団体)
175千円
京丹後市有機農業推進協議会(除草機)
集落営農団体等活動活性化事業(1団体)
300千円
岩木営農組合(歩行型田植機)
暮らしの中でいのちが輝く
農業団体等育成強化事業 決算額475千円 所管課:農林水産環境部農政課
高齢化が進み、担い手が不足する中、集落・地域営農組織へ農地集約や作業受託を促進するため機
第1章
交流経済都市
地域における意欲ある農業者に対する農地の利用集積を促進することを目的として、農地の利用集
積を行った農業者に対して交付金を交付しました。
実施地区:国営永留6団地(久美浜町)
15.3ha
交 付 額:交付単価20千円/10a×15.3ha=3,060千円
ひと・もの・ことが行き交う
農地利用集積円滑化事業 決算額3,060千円
認定農業者対策事業 決算額2,925千円 所管課:農林水産環境部農政課
認定農業者へ地域内の農地集約や作業受託が進むよう営農改善計画に
よる機械導入にかかる費用を支援しました。
また、認定農業者間の交流・情報交換の場として設置した「経営者会議」
の活動を支援し積極的な事業の推進と円滑な組織運用を図るため、補助
金を交付しました。
2件
峰山町
○認定農業者支援事業補助金 2,825千円
2件
網
野
町
経営規模拡大支援事業 8件
1件
丹後町
○農業経営者会議支援事業補助金 100千円
3件
弥栄町
健やか安心都市
導入したトラクター
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
農業法人誘致対策事業 決算額509千円 所管課:農林水産環境部農政課
所管課:農林水産環境部農政課
京都府就農研修資金を借り受け就農研修を行った後、条件不利地域に就農する者に対し、研修資金
の償還に対し助成し、新規就農者の確保・育成を支援しました。
○就農研修資金償還金助成金
対象者数
1人
4人
1人
0人
5人
1人
12人
助成額
550千円
2,880千円
720千円
0千円
3,168千円
720千円
8,038千円
15
第7章
計画推進のために
区 分
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
うるおい安全都市
就農研修資金償還金助成事業 決算額8,038千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
農地有効活用と地域農業振興を図るため入植した農業法人ワタミファームの機械導入に伴うリース
料の一部を助成しました。
○担い手経営展開支援リース事業(平成18年度~平成22年度)
509千円
有限会社ワタミファーム
共に築き、結び合う
認定農業者による農作業
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
農産物集出荷貯蔵施設等整備支援事業(繰越) 決算額4,411千円 所管課:農林水産環境部農政課
農業法人が、国営開発農地で農作物を生産するためのビニールパイプハウスや灌水施設導入に対
して補助金を交付しました。
○経営構造対策事業費補助金 4,411千円
事業主体:㈱かね正アグリシステム
事業内容:ビニールパイプハウス(5棟)
灌水施設(ほ場内0.86ha分)
水田農業振興推進事業 決算額25,606千円
所管課:農林水産環境部農政課
水田農業の振興を図るため、戸別所得補償モデル対策を推進するとともに、売れる米づくり推進の
ため、特別栽培米と良質米への取り組みに助成しました。また、水稲有機栽培実証事業を行いブラン
ド力強化や品質基準の研究に取り組みました。
○水田農業振興推進補助金 24,449千円
特別栽培米産地化育成事業
良質米生産奨励助成事業
16,973千円
7,476千円
○数量円滑化推進事業の円滑な推進に係る経費 42千円
○臨時職員経費 731千円
○食味計点検経費 100千円
○水稲有機栽培実証事業(トライアル農地=久美浜町女布) 284千円
中山間地域等特産物育成事業 決算額2,612千円
トライアル農地(久美浜町女布)
所管課:農林水産環境部農政課
黒大豆の生産拡大を推進する市内農業団体に対し、農作業の効率化・生産安定に必要な農業機械の
導入を支援し、黒大豆産地の維持強化を図りました。
○中山間地域等特産物育成事業補助金 2,612千円
(京の黒大豆・小豆等産地づくり事業)
市場営農組合 黒大豆脱粒機1台 612千円
誠農海部株式会社 乗用防除機1台 2,000千円
畜産振興一般経費 決算額283千円
所管課:農林水産環境部農政課
繁殖技術経費を助成し、畜産経営の安定化、生産基盤の強化を図りました。
○受胎向上対策補助金 199千円
和牛・乳用牛の人工授精および授精卵移植に対する補助
受精卵移植
人工授精
乳牛: 24回
乳牛:367回、和牛:190回
○その他経費 84千円
小規模土地改良事業補助金 決算額5,332千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
農地・農業用施設の適切な保全と農業経営の安定を図るため、地元が行う小規模な土地改良事業、
維持補修などに要する原材料、機械借上経費について補助金による支援を行いました。
○小規模土地改良事業補助金 5,332千円
区 分
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
箇所数
3
1
19
2
3
13
41
補助金額
782千円
300千円
1,684千円
545千円
269千円
1,752千円
5,332千円
16
所管課:農林水産環境部農林整備課
老朽化などにより、機能が低下した土地改良施設の改修および改良を行いました。また、国道482
号バイパス工事の補償工事として農道の新設工事を行いました。
○小規模土地改良工事(市単独)測量業務委託 399千円
峰山町二箇水路平面図作成業務
○小規模土地改良工事(市単独)
(8件)
8,924千円
網 野 町
丹 後 町
第4章
生涯学習都市
合 計
和田野地区農道新設工事
○国道482号バイパス関連工事(府補償工事)
15,221千円
和田野地区農道新設工事(2路線)
○その他経費 132千円
工 事 名
国営女布団地内排水路改修工事
事業費
2,394千円
受益者負担金
12,943千円
844千円
13,787千円
○丹後土地改良区賦課金 84千円
17
合 計
30,644千円
83,144千円
113,788千円
第7章
計画推進のために
規定償還額
繰上償還額
合 計
市負担金
17,701千円
82,300千円
100,001千円
うるおい安全都市
国営土地改良事業(丹後西部地区、丹後東部地区)の市および受益者の負担金について、規定償還
と一部繰上償還を行いました。また、丹後土地改良区の運営および国営開発農地で整備された施設の
維持管理費に充当されている賦課金を丹後土地改良区に対して支払いました。
○国営丹後土地改良事業負担金 113,788千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
国営丹後土地改良事業負担金 決算額113,872千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
共に築き、結び合う
老朽化などにより、機能が低下した土地改良施設の改修および改良を行いました。
○小規模土地改良工事(市単独)
2,394千円
第5章
パートナーシップ都市
小規模農業基盤整備事業(繰越) 決算額2,394千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
地 域
久美浜町
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
久美浜町
事業費
1,995千円
926千円
499千円
252千円
1,993千円
1,343千円
564千円
1,352千円
8,924千円
健やか安心都市
大 宮 町
工 事 名
二箇水路改修工事
三重用水路改修工事
河辺農業用水路改修工事
三重家の奥池洪水吐修繕工事
掛津地区堀切水路改修工事
大堰水路改修工事
轟水路第1工区改修工事
轟水路第2工区改修工事
生きる喜びを共有できる
地 域
峰 山 町
環境循環都市
所管課:農林水産環境部農林整備課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
小規模農業基盤整備事業 決算額24,676千円
第1章
交流経済都市
○国久地区揚水ポンプ水源調査 299千円
国道482号バイパス工事に関連し、弥栄町国久地区において灌漑用の揚水ポンプを新たに設置
するため、事前調査として水源のボーリング調査を行いました。
水源調査の結果、地質図よりも岩盤が浅く水量も十分ではなかったため、別の水源を検討し地
元と調整を行いました。
○和田野地区農業用水路改修工事 7,536千円
和田野地区農業用水路が老朽化により機能が低下していたため改修を行いました。
ひと・もの・ことが行き交う
農業基盤整備事業 決算額7,835千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
土地改良区育成事業 決算額1,150千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
土地改良区などの事務事業の適正な事業運営を図るため、土地改良区の運営経費(人件費)に対し
補助金による支援を行いました。
【事業の成果の概要】
○河辺土地改良組合 90千円
団体営農村振興整備事業(河辺西部地区)にかかる償還事務が適正に行われました。
○宇川土地改良区 100千円
老朽により破損したパイプライン(石綿管)の補修や、特定農業用管水路等特別対策事業にか
かる推進が図られました。
○海部土地改良区 960千円
府営土地改良事業の完了により、土地改良区の解散に向けての事務が適正に進められました。
(平
成23年2月22日解散)
農地・水・環境保全向上対策事業 決算額29,946千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
地域において農地・水・環境の良好な保全と質的向上を図るため、
地域ぐるみでの効果の高い共同活動と、農村環境向上の取組活動
を支援しました。また、農業者ぐるみでの先進的営農活動(化学
肥料および化学合成農薬の5割低減)を支援しました。
○農地・水・環境保全向上対策支援事業負担金 28,645千円
共同活動支援交付金 95組織
営農活動支援交付金 5組織
○その他経費(実施状況確認事務、推進事業)
1,301千円
グラウンドカバープランツ研修会の様子
換地処理事業 決算額12,901千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
弥栄町野間地区(野間1工区)・吉野地区の確定測量業務において、基準点の設置、京都府道敷地境
界の立会、地区境界の確認を行いました。また、平成21年度に確定測量業務を行った野間2・3工区に
おける境界の整理箇所について、地図訂正などの登記事務を行いました。
○委託料(測量委託料、登記委託料)
12,899千円
地区面積:22.6ha
○その他経費 2千円
生活環境基盤整備事業 決算額26,741千円
所管課:農林水産環境部農政課
過疎などにより農地の荒廃など厳しい状況にある複数の集落が連携・協力して策定した「里力再生
計画」に基づき、生活環境基盤施設などの修繕・改修を行うとともに、地域の取り組みに補助金を交
付しました。
○共に育む命の里事業(生活環境基盤)
26,741千円
【大宮町五十河地域】
3,089千円
補助金
外灯修繕(7基)
91千円
古民家修繕(2棟)
2,998千円
【久美浜町神野地域】
23,652千円
工事請負費
アスファルト舗装工事(甲山地区)
2,482千円
L=158m、W=3.0m
道路側溝工事:21,023千円
L=731.7m(浦明2カ所、神崎1カ所、鹿野1カ所)
補助金
集会施設改修 147千円
18
所管課:農林水産環境部農政課
〈会議等開催回数〉
農地集団化調整
農地流動化調整
事業推進検討会
生産組織育成強化
農業機械利用再編
8回
8回
20回
16回
6回
1カ所
1カ所
第3章
健やか安心都市
畑かん施設
ため池
○土地改良施設維持管理適正化事業賦課金(4地区) 1,716千円
加入施設(賦課金)
丹後町大山水路Ⅱ
久美浜町島井堰揚水機場
網野町待谷川頭首工
網野町俵野畑かん施設
工事費
7,689千円
6,126千円
1,019千円
5,679千円
20,513千円
改修工事が完成した松ヶ谷池
ため池等農地災害危機管理対策事業(繰越) 決算額16,586千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
老朽化した危険なため池を改修し、農業生産性と地域防災の向上を図りました。
○ため池改修工事 15,619千円
ため池名
工 種
新池
堤体補強、斜樋改修
福井谷池
斜樋改修、流入水路改修
十二社口池
堤体補強、斜樋改修
谷池
堤体補強、斜樋改修
合 計
○事務費 967千円
19
工事費
4,993千円
4,426千円
3,781千円
2,419千円
15,619千円
第7章
計画推進のために
町名
峰 山 町
峰 山 町
大 宮 町
弥 栄 町
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
○測量設計委託業務 494千円
○事務費 238千円
共に築き、結び合う
工 種
ため池名
松ヶ谷池
斜樋、洪水吐、水路改修
斜樋、洪水吐改修
家の奥池
斜樋改修
堀谷池
シイノキ谷池 斜樋、底樋改修
合 計
第5章
パートナーシップ都市
老朽化した危険なため池を改修し、農業生産性と地域防災の向上を図りました。
○ため池改修工事 20,513千円
生涯学習都市
ため池等農地災害危機管理対策事業 決算額21,245千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
○丹後町大山地区大山水路Ⅱ改修工事 4,037千円
○大宮町河辺地区茂手谷池堆積土砂測量業務 1,050千円
○その他経費 218千円
町名
峰 山 町
大 宮 町
弥 栄 町
久美浜町
生きる喜びを共有できる
4カ所
4カ所
1カ所
環境循環都市
土地改良施設の診断・指導の結果に基づき施設の適正な改良計画の策定ならびに軽微な地元指導・
啓発をしました。賦課金の拠出により、加入地区の事業計画に見合った事業資金が造成されました。また、
改修工事の実施により、施設の延命化と維持管理の軽減を可能としました。
○土地改良施設診断指導(11カ所)
診断指導箇所
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
土地改良施設維持管理適正化事業 決算額7,021千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
揚水機場
頭首工
用排水路
第1章
交流経済都市
農業生産法人等育成緊急整備事業(森本地区)完了後の適正な
農業経営のための営農組織設立に向け、地区内の合意形成を図る
ために土地利用調整、法人設立・経営のための検討、視察研修を
行いました。
ひと・もの・ことが行き交う
経営体育成促進事業 決算額806千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
農村災害対策整備事業 決算額50,879千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
ため池改修工事などに必要な測量設計業務を実施するとともに、防火水利のない住宅地域の防火水
利を確保するため、防火水槽設置工事を実施しました。
○工事請負費 18,377千円
大宮町河辺地区防火水槽設置工事 7,897千円
丹後町此代地区落石防護柵設置工事(前金払)
7,000千円
丹後町矢畑地区防火水槽設置工事(前金払)
3,480千円
○委託料 30,862千円
久美浜町向町地区明ヶ谷池測量設計業務(ため池、排水路)
6,302千円
久美浜町向町地区明ヶ谷池下流水路測量業務 2,005千円
大宮町口大野地区沖田水路測量設計業務 6,195千円
大宮町河辺地区河辺①水路測量設計業務 2,970千円
大宮町河辺地区河辺②水路測量設計業務 5,200千円
網野町島津地区橋梁測量設計業務 1,429千円
丹後町此代地区落石防護柵測量設計業務 3,673千円
弥栄町溝谷地区溝谷水路測量設計業務 3,088千円
○その他経費 1,640千円
団体営調査設計事業 決算額1,470千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
老朽化による機能低下が著しい久美浜町女布地区の揚水機場を改修するための調査を実施しました。
○京都府土地改良事業団体連合会への賦課金 1,470千円
特定農業用管水路等特別対策事業 決算額5,918千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
農業用管水路(パイプライン)の老朽化に伴う機能低下を改善するため、改修工事に向けた測量設
計を実施しました。
(丹後町宇川地内)
○測量設計委託料 5,845千円
2カ所 L=1,060m
○その他経費 73千円
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
■施策の方針
<2> 林業の推進
1.
森林整備の推進 2.
森林環境の保全 3.
林業の特産品と活用 4.
林道の整備と
活用 5.
治山・治水の推進
災害防止は森づくりから
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◆農林水産環境部長農林整備課長:増馬 孝之
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山地災害から市民の安心・安全を確保するため、網野町下和田地区において、
災害に強い森づくり事業に着手し、台風・豪雨などにより荒廃した森林を整備、
荒廃渓流には治山ダムを設置し、既設ダムに異常堆積した土砂の除去を行い、
下流域の農業用施設・住家等の安全が確保できました。
現場工事にあたり、現地までの既設道路幅員が狭いため、地権者の皆さんに
は工事用道路として土地の提供をお願いさせていただきました。地域役員の皆
さんには何度も公民館や現地立会いにお世話になり、関係者の協力がなければ
できない事業でした。また、当地域は果樹栽培が盛んであり、このため工事期間中に度々クマの出
没があり、現場立会いをしている横を通るなど驚くこともありました。
京丹後市域の74㌫は山地で、毎年のように災害が発生している状況であり、このため地域要望
に応えるため「災害に強い森づくり事業」を推進していきます。
20
■平成22年度の主な取り組みと成果
交付金
(千円)
814
411
1,093
553
478
1,382
3,355
8,086
団地代表者(交付金交付先)
丹後地区森林組合
第3章
○森林整備地域活動支援推進事業 135千円
林業労働者新共済事業 決算額3,086千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
就労実人員
(人)
29 30 延日数
(日)
6,448
6,315
緑の担い手育成事業 決算額1,303千円
事業費
(千円)
5,288
2,905
8,193
補助金
(千円)
2,644
442
3,086
生涯学習都市
区 分
長 期 事 業
退職金助成事業
合 計
第4章
所管課:農林水産環境部農林整備課
事業費
(千円)
672
1,066
1,738
補助金
(千円)
504
799
1,303
共に築き、結び合う
区 分
延べ就労日数
(日)
健康保険
丹後地区森林組合
2,630.1
厚生年金
合 計
実施主体
第5章
パートナーシップ都市
森林の維持、管理を担う森林組合の基幹的作業員の福利厚生の充実を図るとともに、新規若年者の
確保および定着を促進しました。
○緑の担い手育成事業補助金(京都府50%、市25%補助率) 1,303千円
次代を担う若い力が活躍できる
森林組合の基幹的作業班員の雇用確保および定着を図るため、林業労働者の共済事業加入にかかる
経費に対して支援しました。
健やか安心都市
(社)
京都府森と緑の公社
生きる喜びを共有できる
積算基礎森林面積(ha)
162.86
82.23
218.61
110.52
95.58
276.38
671.02
1,617.20
環境循環都市
団地名
峰 山
大 宮
網 野
弥 栄
丹 後
久美浜
公 社
合 計
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
森林施業計画の対象となっている森林のうち、保育などの施業が必要な9齢級(45年生)以下の人
工林(積算基礎森林)について森林施業の実施に不可欠な地域活動(施業実施区域の明確化作業、歩
道の整備など)を実施し、森林の有する多面的機能を持続的に発揮させることを目的として、1㌶当た
り5,000円を交付しました。
○森林整備地域活動支援事業 8,086千円
(交付金の負担内訳 国50%、府25%、市25%補助)
交流経済都市
所管課:農林水産環境部農林整備課
ひと・もの・ことが行き交う
森林整備地域活動支援事業 決算額8,221千円
第1章
所管課:農林水産環境部農林整備課
21
第7章
計画推進のために
緑と親しみ、緑を愛し、緑を育てる活動を通じて人格形成に取り組む峰山・長岡緑の少年団の活動
に対する支援を通じ、地域緑化・環境美化の意識高揚を図りました。
○緑の少年団活動費補助金 109千円
峰山・長岡緑の少年団(団員数:14人)
緑と親しみ、緑を愛し、緑を育てる活動を通じて、ふる
さとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていく
ことを目的とした団体で、地元の長岡区、府、市からの助
成を受けて平成2年度から活動しています。
〔主な活動内容〕
緑の募金街頭募金活動、地区の環境美化活動、苗木の植樹、
緑の募金街頭活動(平成22年4月29日、
KTR峰山駅環境整備(周辺清掃と花壇づくり)など
ショッピングセンター前)
うるおい安全都市
緑の少年団活動支援事業 決算額109千円 災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
※対象作業員数:10人
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
林業体験交流事業 決算額1,813千円 所管課:農林水産環境部農政課
緑のふるさと協力隊員(1人)が弥栄都市農村交流施設に居住
しながら、農作業体験や福祉施設でのボランティア活動を通して、
地域住民と交流し、地域の活性化を図りました。
○緑のふるさと協力隊派遣研修委託料 901千円
○その他の経費 912千円
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
炭焼き木をかまに込める協力隊
有害鳥獣捕獲事業 決算額33,514千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
鳥獣害対策として、有害鳥獣捕獲を行いました。
○有害鳥獣捕獲委託料 32,869千円
平成22年度捕獲実績
イノシシ1,880頭、シカ1,083頭、サル52頭、小動物263頭、
鳥類331羽
○狩猟免許取得奨励補助金 105千円
○クマ捕獲檻修繕料(5基)
48千円
○クマ檻製作業務委託料(5基)
300千円
○その他経費 192千円
猟友会のみなさんによる広域捕獲
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
有害鳥獣防除施設設置事業業 決算額29,863千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
鳥獣害対策として農林業団体が設置する電気柵・金網柵などの防除施設に対し補助を行いました。
○有害鳥獣防除施設費補助金 29,863千円
事業箇所一覧
区 分
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
箇所数
13
10
7
10
11
33
84
補助金額
6,686千円
4,496千円
2,139千円
5,370千円
2,566千円
8,606千円
29,863千円
※補助施設資材費に対し、7/10以内を補助
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
獣害等防止特別対策実験実証事業 決算額560千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
サル群れの行動調査などを行うための発信器や捕獲檻の整備を
行いました。
○ニホンザル緊急防除対策
事業地区:丹後町是安、吉永、岩木地区
○サル捕獲エサなど 251千円
○サル捕獲檻 2基 111千円
○ハンディ受信機 2台 198千円
サル捕獲檻で捕獲されたサル
22
第1章
トピックス
森林適正整備推進事業 決算額8,778千円 第3章
「京たんご ぼたん・もみじ比治の里」
での鹿肉処理
所管課:農林水産環境部農林整備課
森林整備事業補助金の対象外である私有林および市行造林地の高齢級林(36年生~60年生)の間伐
に対し補助を行いました。
○森林適正整備推進工事(補助率:京都府50%) 5,344千円
久美浜町三谷地内
工 種
間 伐
間 伐
間 伐
間伐材搬出
事業量
8.94ha
5.00ha
5.00ha
25㎥
事業費
2,373千円
1,323千円
1,648千円
○森林適正整備推進事業費補助金(補助率:京都府50%、市10%) 3,434千円
区 分
20カ所
事業量
19.48ha
81㎥
放置竹林拡大防止事業 決算額1,024千円 事業費
5,725千円
補助金
3,434千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
放置竹林による森林侵食を防ぐため、森林に侵入した竹林の伐採と搬出を行いました。
○放置竹林拡大防止工事 1,024千円
事業量
1.02ha
1.84ha
630本
松林健全化促進事業 決算額10,250千円 第6章
所管課:農林水産環境部農林整備課
海岸線一帯の景観保全など、公益的機能を果たしている松に樹幹注入剤による防除を行い、松くい
虫被害の拡大防止を図りました。
○松くい虫防除事業委託料(秋期:樹幹注入)
10,229千円
事業実施箇所
網野町掛津地内
丹後地区森林組合 丹後町間人・平・上野・袖志地内
久美浜町湊宮地内
合 計
○消耗品費(樹幹注入表示板)
21千円
23
対象松本数
101本
473本
46本
620本
薬剤本数
627本
2,551本
242本
3,420本
第7章
計画推進のために
委託先
うるおい安全都市
実施箇所
大宮町五十河地内
大宮町明田・三重地内
大宮町五十河地内
災害に強く、
快適で暮らしやすい
工 種
整 理 伐
刈 払 い
竹材搬出
第5章
共に築き、結び合う
工 種
間 伐
間伐材搬出
パートナーシップ都市
私 有 地
実施箇所
第4章
生涯学習都市
市行造林地
実施箇所
網野町新庄地内
久美浜町女布地内
次代を担う若い力が活躍できる
区 分
健やか安心都市
廃棄処分頭数
5頭
11頭
16頭
生きる喜びを共有できる
95頭
247頭
342頭
処理頭数
90頭
236頭
326頭
環境循環都市
イノシシ
シ カ
合 計
搬入頭数
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
区 分
交流経済都市
猪・鹿肉処理施設「京たんご ぼたん・もみじ比治の里」の維持管理および運営を行いました。
○施設運営経費 7,994千円
真空パックほか消耗品費、電気代、公用車ガソリン代ほか 1,298千円
電話代、営業許可手数料、火災および自動車保険料ほか 235千円
猪・鹿肉処理委託料 6,000千円
浄化槽維持管理および高度処理槽油分解菌投入作業委託料ほか 363千円
軽トラックリース料(平成22年8月~平成23年3月)
98千円
○竣工式開催経費(平成22年5月10日開催) 224千円
○その他経費 135千円
(参考)処理等実績(平成22年5月11日~平成23年3月31日)
ひと・もの・ことが行き交う
猪・鹿肉処理施設運営管理事業 決算額8,353千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
松くい虫駆除・処理事業 決算額1,036千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
海岸沿いの防風林(網野町、久美浜町)の機能確保および風致景観などの保全が図れました。
当年枯れの松の伐倒、薬剤散布を行い、景観維持や松林の健全な育成、松くい虫被害の蔓延防止を
図りました。
○松くい虫防除事業委託料(秋期:伐倒駆除)
1,036千円
委託先
事業実施箇所
網野町掛津地内
丹後地区森林組合
久美浜町湊宮地内
合 計
本 数
557本
195本
752本
森林施業路開設事業 決算額726千円 材 積
46.30㎥
25.70㎥
72.00㎥
所管課:農林水産環境部農林整備課
作業道開設に対する府森林整備事業への上乗せ補助を行い、林家の森林施業への負担を軽減しました。
また、健全な森林の造成、多面的機能の増進、森林の有効利用を図りました。
○森林施業路開設補助金 726千円
事業実施主体:丹後地区森林組合 (単位: m、千円)
実施箇所
網野町木津
久美浜町出角
久美浜町市野々
合 計
路線名
熊 谷 線
出 角 線
スガマチ線
延 長
495
233
195
923
幅 員
2.5
2.5
2.5
補助金
304
255
167
726
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
間伐施行事業 決算額970千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
間伐に対する府森林整備事業への上乗せ補助を行い、林家の森林施業への負担を軽減しました。
○間伐施業補助金 970千円
実施主体
丹後地区森林組合
実施箇所
34カ所
面積(ha)
20.00
査定経費(千円)
4,958
災害に強い森づくり事業 決算額13,900千円
補助金(千円)
970
所管課:農林水産環境部農林整備課
平成18年の梅雨前線豪雨災害で、農地の地すべり性崩壊により
土砂の流失があり治山ダムに異常堆積していた土砂の撤去のため
の測量などを行いました。
○工事請負費 13,650千円
網野町下和田地区 治山ダム 1基
○その他経費 250千円
網野町下和田地区に治山ダムを整備
災害に強い森づくり事業(繰越) 決算額4,640千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
平成18年の梅雨前線豪雨災害において、林地崩壊による土砂流出があった荒廃渓流に治山ダムを設
置し、下流域の農業用施設・住家などの安全を確保しました。
○工事請負費 4,636千円
網野町下和田地区 異常堆積土除去
網野町下和田地区 本数調整伐(0.8ha)
○その他経費 4千円
24
団地名
二 俣
円上寺
合 計
場 所
久美浜町二俣地内
久美浜町市野々地内
工事内容
除伐Ⅱ
裾枝払
事業量
11.07ha
3.30ha
14.37ha
事業費
788千円
379千円
1,167千円
第1章
交流経済都市
独立行政法人森林総合研究所分収造林契約地(京丹後市と独立行政法人森林総合研究所との2者契約
地)の適切な保育施業を実施し、森林整備を図りました。
○工事請負費 1,167千円
工事費 641千円
1,290千円
389千円
1,209千円
2,110千円
714千円
4,453千円
4,364千円
738千円
第4章
生涯学習都市
○その他経費 181千円
計画推進のために
第7章
府営緑のふるさと林道 奥寄線
25
うるおい安全都市
森林の有効活用と保全、道路ネットワーク化により、地域の活
性化を図るために実施された「府営林道整備事業」の事業費の一
部を負担しました。
丹後縦貫林道大内線から国道312号を結ぶ奥寄線の完成により、
森林の有効活用と保全が図られるとともに、観光資源のネットワ
ーク化の促進に寄与しました。
○府営緑のふるさと林道
(奥寄線)
整備事業負担金 15,864千円
○その他経費 5,297千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
緑のふるさと林道整備事業 決算額21,161千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
共に築き、結び合う
森林の有効活用と保全、観光資源の道路ネットワーク化により、地域の活性化を図るために実施さ
れた「府営林道整備事業」の事業費の一部を負担しました。
○府営丹後縦貫林道リフレッシュ事業 762千円
【事業内容】
事業費 7,623千円 負担率10%
成相線:L=181m 舗装
成相線、大内線:残土場法面復旧一式
成相線:残土場下流水路路肩補修 L=38.0m
第5章
パートナーシップ都市
丹後縦貫林道リフレッシュ事業 決算額762千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
次代を担う若い力が活躍できる
工事量
7.94ha
9.17ha
2.00ha
7.50ha
7.80ha
1.06ha
1.23ha
1,499m
117㎥
健やか安心都市
内 容
雪 起 し
下 刈
除 伐
間 伐
枝 打
被害地造林
鳥獣害防止
作業路開設
間伐材搬出
第3章
生きる喜びを共有できる
市行造林契約地において、分収契約(市、集落)に基づき計画的に保育施業を実施しました。
○保育施業工事 15,908千円
環境循環都市
所管課:農林水産環境部農林整備課
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
○その他経費 184千円
市行造林事業 決算額16,089千円 ひと・もの・ことが行き交う
森林総合研究所分収造林事業 決算額1,351千円 所管課 農林水産環境部農林整備課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
小規模林道整備事業補助金 決算額909千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
林道の適正な維持管理・保全を図るため、地元営小規模林道整備事業にかかる機械借上料、原材料
費について補助金による支援を行いました。
○小規模林道整備事業支援補助金 909千円
補助金額 町 名
箇所数
網 野 町
2
251千円
久美浜町
7
658千円
合 計
9
909千円
林道等整備事業 決算額3,812千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
森林の活用と保全のために必要な林道などの適正な維持管理(草刈、修繕)を実施しました。
森林整備を行うために必要な林道の適正な維持管理を行い、民有林などの森林整備の実施に寄与し
ました。
○治山・林道積算システム保守管理委託料 355千円
○丹後縦貫林道維持管理業務委託料(大鼓山線)
2,021千円
○林道修繕工事(ミソン谷線)
189千円
○丹後縦貫林道維持管理負担金(成相線、大内線)
1,247千円
小規模治山事業(繰越) 決算額9,162千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
災害などにより被災した林地について、森林の機能回復を図るため治山事業を実施しました。
○工事請負費 9,104千円
久美浜町引土地区 山腹工 0.04ha
○その他経費 58千円
小規模治山事業補助金 決算額114千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
平成23年1月1日に発生した雪害により崩落した林地について、集落が実施する小規模な保全工事に
要する経費のうち、機械経費について補助金による支援を行いました。
○小規模治山事業補助金 114千円
久美浜町 1カ所
森林環境整備事業 決算額268千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
里山・森林内に侵入した竹林の整理伐・刈払い、竹材搬出(資材として活用するものに限る)に対
して補助金交付を行い里山環境の保全と有害鳥獣の温床化防止を図りました。
補助金の交付対象者は、森林所有者など(個人でも対象)で、事業実施対象となる竹林面積は、申
請者一人当たり0.1㌶未満。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
現年発生農地・農業用施設災害復旧事業 決算額3,263千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
平成22年7月12日発生梅雨前線豪雨により被災をうけた農地・
農業用施設について、従前の機能を回復させることにより、農業
経営の安定と公益的機能の確保を図るため、農地・農業用施設を
早急に復旧し、農業の再生産活動の確保と農地などの多面的機能
を確保しました。
○小規模災害復旧事業支援補助金 3,263千円
地 域
大 宮 町
丹 後 町
久美浜町
合 計
箇所数
1カ所
10カ所
3カ所
14カ所
現年発生林業用施設災害復旧事業(繰越)
決算額11,055千円 所管課:農林水産環境部農林整備課
平成21年8月9日に発生した台風9号豪雨により機能不全となった林業用施設について従前の機能回
復を図るため、復旧工事を行いました。
26
うみ
3 漁業・海業の振興
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◆農林水産環境部長:緒方 和之
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たいざ
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◆農林水産環境部海業水産課長:蒲田 保彦
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野間、上宇川、京都府の各漁業協同組合が、河川・湖の資源の増殖・確保を目的として、野間川、
宇川および離湖において、アユ、ウナギ、マス、フナの種苗放流事業を継続して実施しており、その
取り組みに対して補助金を交付しました。
○河川種苗放流事業補助金(事業費の2/3以内の額を補助)
1,164千円
実施団体
上宇川漁業協同組合
野間川
1,878千円
732千円
42,000尾
3,000尾
5,000尾
―
宇 川
738千円
360千円
20,000尾
800尾
―
―
27
京都府漁業協同組合
網野支所
離 湖
139千円
72千円
―
1,000尾
―
3,000尾
第7章
計画推進のために
放流魚種
実施場所
事 業 費
補 助 金
ア ユ
ウナギ
マス類
フ ナ
野間漁業協同組合
第6章
うるおい安全都市
所管課:農林水産環境部海業水産課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
内水面漁業振興支援事業 決算額1,164千円 共に築き、結び合う
■平成22年度の主な取り組みと成果
第5章
パートナーシップ都市
平成19年度から実施しているクロアワビの陸上試験養殖では、3回目の試験
養殖中に原因不明の大量へい死が発生し、今後養殖を行っていくにあたり不安
感が広まりましたが、検討会議を重ねて蒲井・旭地区アワビ陸上養殖研究会では、
参加人数が減ったものの1年延長して第4回目の試験養殖に取り組むこととな
りました。
これからも本養殖の実施に向けて、販路開拓や施設整備などの支援をしてい
きます。
生涯学習都市
●
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
クロアワビの陸上養殖に向けて
第3章
生きる喜びを共有できる
本市の水産業は、間人ガニや久美浜のカキをはじめとする豊富な水産資源に
恵まれ、平成22年度の漁獲高は約9億円と京都府内の約24㌫を占めています。
漁業経営を取り巻く環境は依然厳しいものがあり、市では、漁業者がより安
心・安全に漁業活動が行えるための漁港および関連施設の整備を進めました。
また、捕る漁業からつくり育てる漁業への転換を進めるため、種苗放流によ
る水産資源の増殖・確保を図り、クロアワビの陸上試験養殖を継続するとともに、
新たな特産品として久美浜湾での「とり貝」の試験養殖が進められています。
サワラは、近年漁獲量が大きく増加しており、消費拡大に向けて市内の学校などの給食に昨年度
約8万1千食、約4㌧が提供されました。これは、大体毎月1回子どもたちに食べてもらったことに
なります。
これらの水産資源を有効に活用し、商業や観光などとの連携による海業を推進しており、市外業
者との連携によるサワラの加工品開発や漁船クルージングなどの取り組みが進められました。
環境循環都市
漁業・海業の新たな取り組みに向けて
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
1.
安全で多面的に貢献できる漁湾・周辺整備 2.
漁業経営基盤の強化 3.
つくり育て
る漁業の推進 4.
新鮮で安全な水産物の提供 5.
担い手の確保育成 6.
自然と調和
した内水面漁業の推進 7.「海業」の推進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
漁業振興支援事業 決算額1,415千円 京都府漁業協同組合および湊漁業協同組合が、海の水産資源の増殖・確保を図るとともに漁業者の
経営安定および向上を目的として、アワビ、サザエ、クロダイ、ハマグリの種苗放流を継続して実施
しており、その取り組みに対し補助金を交付しました。また、「つくり育てる漁業」を推進するため、
久美浜栽培漁業センターでのヒラメの中間育成を支援しました。
○資源管理・栽培漁業推進事業補助金(事業費の1/2以内の額を補助)
1,356千円
実施団体
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
放流魚種
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第3章
所管課:農林水産環境部海業水産課
実施場所
事 業 費
補 助 金
ア ワ ビ
サ ザ エ
クロダイ
ハマグリ
京都府漁業協同組合
丹後支所
網野支所
日本海
日本海
613千円
928千円
285千円
318千円
9,800個
10,300個
7,800個
18,800個
―
―
―
―
湊漁業協同組合
日本海・久美浜湾
1,920千円
753千円
―
33,300個
20,000尾
300㎏
○漁業資源確保対策事業補助金(事業費の2/3以内の額を補助)
59千円
実施団体
実施場所
放流場所
事 業 費
補 助 金
対象魚種
湊漁業協同組合
栽培漁業センター
久美浜湾
94千円
59千円
ヒラメ 20,000尾
ヒラメの中間育成
(久美浜栽培漁業センター)
海業推進事業 決算額740千円 所管課:農林水産環境部海業水産課
漁業振興や地元水産物の消費拡大を目的として「ふるさと海づくり大会」
「久美浜カキ魚まつり」の
水産イベントに補助金を交付するとともに、地元水産物の普及・消費拡大を図るため、京都府漁業協同
組合および湊漁業協同組合婦人部の協力により、市内小学校5年生を対象としたお魚料理教室を実施し
ました。
◇魚料理教室
・実施期間 平成22年5月31日~7月14日
・実施校数 8校(実施回数:8回)
・参加児童数 146人
◇ふるさと海づくり大会
・実 施 日 平成22年10月16日(土)
・実施場所 京都府与謝郡伊根町字蒲入 本庄漁港内
・来場者数 約1,500人
久美浜カキ・魚まつり
◇久美浜カキ魚まつり
(平成22年12月5日)
・実 施 日 平成22年12月5日(日)
・実施場所 久美浜町湊宮 マリンプラザ前
・来場者数 約8,000人
共同利用施設設置事業 決算額730千円 所管課:農林水産環境部海業水産課
京都府漁業協同組合が、間人漁港内の老朽化して給油作業に支障を生じていた給油施設を新規に整
備することに対し、補助金を交付しました。
○共同利用施設設置事業補助金 730千円
事業主体:京都府漁業協同組合(総事業費:2,300千円)
事業内容:給油施設(計量機 1台、ポスシステム 一式)
補 助 率:補助対象経費の1/3以内の額(府:1/3以内)
28
所管課:農林水産環境部海業水産課
第1章
交流経済都市
平成19年度から実施しているクロアワビの陸上養殖について、
3回目に引き続き4回目の試験養殖に着手しました。(アワビ稚貝
1,000個)
○使用料及び賃借料(ユニットハウス 3棟、空気タンク)
447千円
○その他経費 880千円
ひと・もの・ことが行き交う
アワビ養殖事業 決算額1,327円 陸上養殖で育つクロアワビ
所管課:農林水産環境部海業水産課
漁船が安全に航行するために必要な漁港標識灯の修繕及び臨港道路の維持を実施しました。また、
浅茂川漁港の環境用地の維持管理や間人漁港における漁船の進入に必要な指向灯の点検業務を実施し
ました。
所管課:農林水産環境部海業水産課
機能が低下した三津漁港の物揚場の補修工事や浜詰漁港夕日泊地の船揚場の補修工事を実施しまし
た。また、竹野漁港において漁船の航行に支障となった港内に堆積した砂の撤去を行いました。
所管課:農林水産環境部海業水産課
特定地域水産物供給基盤整備事業 決算額22,448千円 所管課:農林水産環境部海業水産課
間人漁港における府代行整備事業に対し、事業費の10㌫を負担金として支出しました。
地域水産物供給基盤整備事業 決算額45,415千円 所管課:農林水産環境部海業水産課
うるおい安全都市
物揚場 L=50.1m
上部工 L=30m
○事業費 45,005千円
○その他経費 410千円
整備がすすむ浜詰漁港夕日泊地
平成21年度からの繰越事業として、浜詰漁港(夕日泊地)において10カ年整備計画に基づき、西防
波堤を新設しました。
西防波堤新設工事
L=55m
(上部工、被覆・根固ブロック工)
○事業費 127,635千円
○その他経費 373千円
29
第7章
計画推進のために
地域水産物供給基盤整備事業(繰越) 決算額128,008千円 所管課:農林水産環境部海業水産課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
浜詰漁港(夕日泊地)において10カ年整備計画に基づき、西防
波堤及び物揚場を新設しました。
漁港整備工事
西防波堤新設工事
共に築き、結び合う
平成21年度からの繰越事業として、冬季の波浪により損傷した袖志漁港東防波堤および中央防波堤
の補修を行いました。
第5章
パートナーシップ都市
漁港整備事業(繰越) 決算額8,631千円 生涯学習都市
漁港整備事業 決算額4,011千円 第4章
次代を担う若い力が活躍できる
○その他経費 84千円
第3章
健やか安心都市
1,375千円 360千円
94千円
426千円
158千円
115千円
222千円
233千円 39千円
194千円
生きる喜びを共有できる
漁港施設維持修繕費
砂方漁港標識灯修繕工事
袖志漁港臨港道路道路修繕工事
浜詰漁港(夕日泊地)標識灯修繕工事
浜詰漁港右舷防波堤標識灯修繕工事
袖志漁港左舷防波堤標識灯修繕工事
蒲井漁港右舷標識灯修繕工事
漁港維持管理委託料
浅茂川漁港環境用地清掃等管理業務委託料
間人漁港指向灯保守点検業務委託料
環境循環都市
漁港維持管理事業 決算額1,692千円 暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
4 商工業の振興
■施策の方針
1.
新たな産業おこしの推進 2.
各産業の連携の強化(四位一体型)
3.
工業団地の造
成と積極的な企業誘致 4.
産学官による研究・開発体制の確立 5.
商店街の再生
バイ
6.
新・丹後ちりめん産業の総合的な振興 7.
Buy丹後(地元消費)の推進
ものづくり教育で人材育成
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共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
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◆商工観光部長:吉岡 茂昭
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本市は古くから「ものづくり」に関して高度な技術を有する地として知られ、
その卓越した技術と志を継承しながら、戦前から丹後ちりめんに代表される織
物業が、戦後からは機械金属加工業が集積、発展してきたところであり、それ
らは現在も市の基幹産業として市の経済を支えています。
織物業、機械金属加工業をはじめとする産業を支える人材、とりわけ若者の
ものづくり離れや、新規学卒者の市外流出などにより、人材の高齢化や後継者・
技術承継の問題が生じています。
そのような中、魅力ある産業基盤の構築を図るとともに、高い技術水準の情報発信を通して受注
機会の拡大と販路開拓の推進、新工業団地などへの企業誘致による新規雇用の場づくり、各産業に
応じた中核的な人材の育成を積極的に推進していく必要があります。また、丹後・知恵のものづく
りパークにおいて、地域のニーズに応じた実践的・体系的なものづくり教育をすすめ、人材に確保・
育成を図るとともに、大学などとの連携により技術・経営力の向上を目指す必要があります。
新たな販路開拓に向けて
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◆商工観光部商工振興課長:柳内 研一
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丹後の発展を担ってきた「丹後ちりめん」を中心とする織物業は、1973年
のオイルショックを契機に、現在では最盛期の20分の1近くまで生産高が落ち
ている状況にあります。生活様式の変化、価格、着用機会の減少など、さまざ
まな要因がありますが、きもの産業の維持は大変厳しい環境にあります。
また、時代の変化とともに急速に発展を遂げてきた機械金属産業についても、
リーマンショック後の最悪の状況からは脱したものの長期にわたるデフレや円
高、雇用不安など、厳しい経済状況の中、回復に向けて懸命なる努力をいただ
第5章
第6章
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いています。
こうした状況の中、機械金属産業、織物産業の高い水準にある技術集積を効果的に情報発信し、
新たな顧客の確保を進めるため、「集積活性化・販路開拓支援事業」として、丹後機械工業協同組
合と丹後織物工業組合が連携して動画WEBサイト『丹後ものづくり企業ナビ』を構築しました。
インターネットの時代、業界が一丸となり、全国へ、いや世界へと新たな販路開拓を進める足が
かりとなるよう期待しています。皆さんもぜひご覧ください。
工業団地の造成と積極的な企業誘致
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◆商工観光部産業雇用総合振興課長:高橋 尚義
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大宮町森本地区において平成18年度から造成を進めてきました「森本工業
団地」が、平成22年11月に竣工を迎え、7.2㌶(4区画)の分譲面積を持つ本
市最大規模の工業団地として誕生しました。
市では、森本工業団地をはじめとした本市への企業誘致や工場の新増設など
を促進するため、全国レベルでの立地意向調査を実施し、また、職員などから
も広く企業情報などの提供を受ける中で、積極的に市外企業などへの訪問活動
を行っているところです。同時に、製造・加工業経営革新等推進事業(補助率
30
第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第7章
計画推進のために
31
生涯学習都市
和装産業の振興を図るため、負担金を支出しました。
○全国和装産地市町村協議会負担金 30千円
京丹後市をはじめ全国の和装産地市町村で組織する「全国和装産地市町村協議会」に負担金を
支出しました。
参加自治体数 16自治体
○森田翁顕彰会負担金 50千円
京丹後市、丹後織物工業組合、京丹後市商工会および地元の織物関係団体で組織する「森田翁
顕彰会」に負担金を支出しました。
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
所管課:商工観光部商工振興課
健やか安心都市
○財団法人丹後地域地場産業振興センター運営費補助金 31,140千円
【主な事業内容】
丹後ちりめんの新製品、新技術の開発のためのセミナー等開催
地場産品の常設展示即売
展示ギャラリーの実施
Tango Good Goods認定事業および販売促進の実施(22年度認定者数:42社)
平成22年10月16日、17日 Tango Good Goods見本市(宮津市民体育館)
(出展業者54社、来場者数4,900人)
各地域主催物産展、各種展示会・イベント等への出展
丹後のええもんうまいもん展(大阪・名古屋)
第3章
生きる喜びを共有できる
丹後地域地場産業振興センター運営費補助金 決算額31,140千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
環境循環都市
商工業の振興・発展を図るため、京丹後市商工会が実施する小
規模事業者のニーズに対応した経営相談などの支援活動、地域の
コミュニティ活動などに対して補助金を交付しました。
○小規模事業経営支援事業補助金 76,245千円
京丹後市商工会による経営相談、金融斡旋、巡回指導およ
び小売商業振興事業など、地域に密着した活動や事業への支
援を行い、商工業者の経営の安定を図りました。
○織物指導事業補助金 13,508千円
延べ3,536件の織物指導を実施し、織物業者の技術力向上 京丹後市商工祭(11月6日・7日開催)
および丹後ちりめんなどの品質向上を図るとともに、織物業
者の経費負担の軽減を図りました。
○優良従業員表彰事業補助金 331千円
受賞者に永年の業績を振り返っていただき、次の10年への励みとしていただくこと、また、そ
れを通して市内企業の振興・活性化を図ることを目的として勤続表彰が行われています。平成22
年度は、勤続20年の88人に対して市長表彰を行いました。
○地域活性化事業補助金 4,156千円
市内の産業および丹後ちりめんの振興に資するイベント(京丹後きもの祭、京丹後商工祭)へ
の支援を行いました。
暮らしの中でいのちが輝く
所管課:商工観光部商工振興課
和装産地関連事業負担金 決算額80千円 交流経済都市
第2章
■平成22年度の主な取り組みと成果
商工会助成事業 決算額94,240千円 第1章
ひと・もの・ことが行き交う
2分の1、上限2,000千円)に取り組む中で、事業者の方の新分野への進出や経営革新を支援し、市
内企業の経営安定化や事業拡張に向けた取り組みを応援しているところです。
市内の産業空洞化を防ぎ、市民の皆さんの生活に必要な規模の雇用を確保し続けるためにも、時
代のニーズを捉え柔軟に対応できる優遇・奨励制度を検討・整備しながら、引き続き、企業誘致活
動に取り組んでいきたいと考えています。
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
ちりめん関連事業補助金 決算額1,340千円
所管課:商工観光部商工振興課
きもの関連業に携わる会員の事業経営や商品開発などにかかる
能力の向上、加えて、丹後ちりめんを中心とする織物業および関
連産業の振興に寄与することを目的に活動する京丹後市きもの交
流会に対し、積極的な事業の推進と円滑な会の運営を図るため、
補助金を交付しました。
【会員数】
22事業所(平成23年3月31日現在)
【主な事業】

「大地は器」韓日間人展2010 in 中浜、丹後あじわいの郷協力
会「月例祭(織物編)」、京丹後ちりめん祭など、市内の和装、
浴衣着付け教室(7月7日開催)
観光および地域振興イベントへの参加協力(きものや丹後ち
りめん製品の展示、染色体験教室の開催、見学ツアーの実施など)
国民文化祭「シルクファッションフェスティバル」プレイベント(きものショー)のプロデュー
スおよび運営協力
国民文化祭「シルクファッションフェスティバル」シルクファッションショーのスタッフ養成講
座の開催
きもの愛好家団体「きもの日和」とのタイアップによる新商品開発
市内全9中学校の卒業生を対象とした、ちりめん製卒業証書の製作
会員の事業活動に必要な知識習得を目的とした視察研修の実施
市民の和装着用促進を目的とした、浴衣およびきもの着付け教室の開催
会員の勧誘による組織拡大
【総事業費】
2,216千円
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
丹後ファッションウィーク開催委員会補助金 決算額6,800千円
所管課:商工観光部商工振興課
トピックス
「丹後織物」の新しい魅力の発信による認知度の向上と、日本最大の絹織物産地「丹後」の競争力の
強化を図るため、丹後ファッションウィーク開催委員会に対して補助金を交付しました。
【販路開拓事業】
国内最大の繊維総合見本市「ジャパン・クリエーション
2011A/W」に、京丹後市および与謝野町の企業16社が合同ブー
スを構えて出展し、商談活動を展開しました。
10月13日~15日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)
商談件数:123件(内新規95件)
来場者数:約2万3千人
【産官学連携事業】
関西圏のファッション関連校4校と連携し、産地見学や織物事
業者との交流、また、学生の作品制作に丹後の生地を提供し、連
ジャパン・クリエーションへの出展
携校主催の制作発表会などを通じて、丹後織物のPRを行いました。
連携校:東洋きもの専門学校、京都造形芸術大学、上田安子服飾専門学校、ディーズファッション
専門学校
【和装産地間連携事業】
国内最大の和装産地・京都市と、きもの需要の拡大を共通目的に連携し、首都圏などにおいて和装
プロモーションイベントを実施しました。
[きものDEクリスマス@青山スパイラル]
12月4日、青山スパイラル(東京都)
来場者数:約500人
[きものKYOTOコレクション/きものKYOTOナイトin丸の内]
2月23日、丸ビル(東京都)
来場者数:約1,100人
[
『伝統産業の日』協賛事業「京ものフェスティバル2011」
]
3月19日~21日、みやこめっせ(京都市)
来場者数:14,500人
32
所管課:商工観光部商工振興課
第1章
交流経済都市
第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
織物業や織物関連産業の振興と活力ある地域づくりを推進するため、市や織物関連団体などで組織
する京丹後ちりめん祭実行委員会に対し、補助金を交付しました。
【第60回京丹後ちりめん祭の概要】
開 催 日:平成22年4月17日、18日
開催場所:アミティ丹後および網野体育センター周辺
来場者数:約15,000人
総事業費:2,689千円
主な内容:きもの大パレード、織物の展示、呉服販売、きもの
無料レンタル・着付け、河内家菊水丸ステージ、
お茶席、スタンプラリー抽選会、ジャンボ巻き寿司
づくり、模擬店ほか
京丹後ちりめん祭(4月17日、18日開催)
同時開催:京丹後きもの祭(京丹後市商工会主催)
ひと・もの・ことが行き交う
京丹後ちりめん祭補助金 決算額1,803千円
「丹後ハイテクランド」としての技術集積を広域的にPRするとともに、新たな受注機会の拡大とビ
ジネスパートナー獲得を図るため、丹後機械工業協同組合が行う有効かつ効果的な展示会への出展に
対し、補助金を交付しました。
【出展事業】
第14回機械要素技術展 1グループ 1社参加
(平成22年6月23日~25日:東京ビッグサイト)
難加工技術展2010 1グループ参加
(平成22年7月7日~9日:ポートメッセ名古屋)
第13回関西機械要素技術展 1グループ 3社参加
(平成22年10月6日~8日:インテックス大阪)
テクノメッセ東大阪2010 1グループ参加
(平成22年11月10日~11日:マイドームおおさか)
京都ビジネス交流フェア2011 1グループ 12社参加
(平成23年2月17日~18日:京都パルスプラザ)
第4章
健やか安心都市
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:商工観光部商工振興課
機械金属産業総合振興事業費補助金 決算額1,000千円
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
トピックス
うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
33
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
機械金属産業と織物産業の量的・質的に高い水準にある技術集積を、有効かつ効果的に情報発信し、
新たな顧客の獲得を進める事業に対し補助金を交付し、ものづくり産業の集積活性化を図りました。
【
「丹後ものづくり企業WEBサイト」構築】
機械金属産業と織物産業に特化した、丹後のものづくり産業集積を紹介する動画WEBサイト「丹
後ものづくり企業ナビ」を、丹後機械工業協同組合と丹後織物工業組合とが連携して構築しました。
掲載企業 98社
◆機械金属関係 72社(うち、動画紹介企業 29社)
◆織物関係 26社(うち、動画紹介企業 3社)
掲載支援機関
◆丹後機械工業協同組合
◆丹後織物工業組合
◆丹後・知恵のものづくりパーク
◆京都工芸繊維大学 京丹後キャンパス地域連携センター
【企業ガイドブック作製】
展示会や企業訪問などで配付するために、集積地としての丹後機械金属業界を網羅した販路開拓
用の企業ガイドブックを作成しました。
共に築き、結び合う
集積活性化・販路開拓支援補助金 決算額5,000千円
所管課:商工観光部商工振興課
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
あんしん借換資金等利子補給事業 決算額165,643千円
所管課:商工観光部商工振興課
トピックス
市内の商工業者などが借り入れた事業資金を返済する際に負担する利子の一部を補給することで、
資金調達を円滑にし、市内商工業の振興に寄与しました。
平成22年度は、従来の利子補給制度に加えて、京都府中小企業融資制度に基づく『あんしん借換融資』
の利子について、借入利率の1㌫を超える分を補給する特例措置を設けました。その結果、売上減少や
利益低下により資金繰りが厳しくなっている事業者に対し、『あんしん借換融資』の利用による実質的
な返済条件の変更や据置期間の設定を行いやすくし、経営の安定化を促進しました。
対象となる融資制度名
あんしん借換融資制度
その他府融資制度
京丹後市商工業振興融資制度
政府系金融機関融資制度
合 計
交付件数
1,152件
525件
21件
395件
2,093件
交付額
115,759千円
40,712千円
282千円
8,890千円
165,643千円
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
信用保証料補助金 決算額59,182千円
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
トピックス
市内商工業者などが事業運営に必要な運転資金や設備資金を借り入れた際に負担する信用保証料の
一部を補助することで、資金調達を円滑にし、市内商工業の振興に寄与しました。
平成22年度中に実行された融資に係る保証料については、建設業に限り補助限度額を60万円(他の
業種は40万円)とすることで、負担軽減と経営安定化を図りました。
(単位:件、千円)
第4章
第5章
所管課:商工観光部商工振興課
建設業
交付件数
交 付 額
129
14,398
製造業
117
12,952
卸売・
小売業
146
17,040
商工業支援事業 決算額6,392千円 飲食店・
宿泊業
76
8,399
その他
61
6,393
合 計
529
59,182
所管課:商工観光部商工振興課
市内事業者および市民が行う事業に対する支援などを行いました。
○商工業支援補助金 3,253千円
市内事業者などが行う下記の事業に対して補助金を交付しました。
事 業 名
新商品・新製品開発事業
起業家支援事業
空き店舗対策事業
起業家支援事業に伴う家賃補助
空き店舗対策事業に伴う家賃補助
交付件数
2件
3件
3件
2件
2件
交付額
513千円
1,500千円
600千円
340千円
300千円
○地域資源開発補助金 1件 3,000千円
丹後地域の新規産業創出を目的として、地域資源を有効活用した新商品の開発事業(消臭機能
研究開発事業)に対して丹後織物工業組合へ補助金を交付しました。
○経営相談会の開催 開催日:平成22年11月26日 相談件数:2件 20千円
市内事業者個々の課題解決や経営改善に向けたアドバイスを行うため、専門家(中小企業診断士)
による個別経営相談会を開催し、経営状況のヒアリングを行い、販路拡大や資金繰り対策など幅
広い相談に対応しました。
○経営講座の開催 開催日:平成22年11月12日・26日 参加者:延べ19人 119千円
「お客様を創る方法」、「お客様に高く売る方法」をテーマに、市内事業者および市民を対象とし
た経営講座を開催しました。
34
第1章
トピックス
地域総合整備資金貸付事業 決算額5,000千円 生涯学習都市
交付額
11,691千円
4,800千円
所管課:商工観光部商工振興課
農畜産物集出荷貯蔵施設建設事業
株式会社かね正アグリシステム
5,000千円
17人
35
第7章
計画推進のために
事 業 名
貸 付 先
貸 付 金 額
新規雇用者数
うるおい安全都市
地域振興に資する民間事業活動に対して、地域総合整備財団の支援を得て地方債を原資とした無利
子資金の貸付(対象費用にかかる借入総額の2割が限度)を行うことにより、活力と魅力ある地域づく
りを推進するとともに、新たな雇用を生み出すことができました。
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
地域総合整備資金貸付事業(繰越) 決算額5,000千円 所管課:商工観光部商工振興課
共に築き、結び合う
桑葉粉体加工施設整備事業
有限会社京丹後ふるさと農園
5,000千円
9人
第5章
パートナーシップ都市
地域振興に資する民間事業活動に対して、地域総合整備財団の支援を得て地方債を原資とした無利
子資金の貸付(対象費用にかかる借入総額の2割が限度)を行うことにより、活力と魅力ある地域づく
りを推進するとともに、新たな雇用を生み出すことができました。
事 業 名
貸 付 先
貸 付 金 額
新規雇用者数
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
交付件数
8件
2件
健やか安心都市
奨励金名
工場新増設奨励金
雇用促進奨励金
第3章
生きる喜びを共有できる
京丹後市工場立地促進条例の規定に基づき、従業員規模により3千万円または5千万円以上の設備投
資を行い、かつ、常用雇用者を3人以上増加させた企業に対して、固定資産税相当額を交付しました。
(最
初に課税された年度から5年以内)
また、新規地元雇用者1人につき40万円の奨励金を交付しました。
環境循環都市
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
工場立地奨励金 決算額16,491千円 交流経済都市
企業立地(企業・工場の新増設や誘致)を促進する事業を実施
しました。
○市外の企業に対して企業立地に関する意向調査を7月・12月の
2回実施
(工場用地ダイジェスト・アンケート作成/送付:延べ
26,733件 回答:3,026件)
企業立地推進業務委託料 2,100千円
○京丹後市企業立地ガイドの増刷(2,000部)
221千円
○企業情報、倒産情報および業況判断などの情報をリアルタイ
積極的な立地推進を
ムで取得
(企業立地を対象とする企業リスト995件/調達を対象とする企業リスト136件など)
企業情報検索システム使用料 295千円
○企業訪問、会議出席など 583千円
○京都府市町村企業誘致推進連絡会議負担金 80千円
ひと・もの・ことが行き交う
企業立地促進事業 決算額3,279千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
起業アイデアコンペ開催事業 決算額1,409千円
所管課:商工観光部商工振興課
「連携・協力に関する包括協定」を締結している国立大学法人京都工芸繊維大学のほか、京都府立大学、
京都府立医科大学、京都ノートルダム女子大学、京都産業大学の学生を対象に、京丹後市の地域資源(自
然、文化、歴史、生産物など)を理解してもらうため、8月にオリエンテーション(1泊2日)を2回実施。
その後、その地域資源を活用した斬新な起業(事業)アイデアを
大学側で募集(応募25件)、一次審査を通過した10件によるコン
ペティションを京丹後キャンパスで行いました。
また、コンペの対象となったアイデアについては、過年度のもの
も含めて利用事業者を募集して市内における事業化を図りました。
〈新たに利用されたアイデア〉
手作りドレッシング容器『SpinA(スピナー)
』
○コンペ入賞賞金 350千円
起業アイデアコンペティション
○立案謝金 450千円
○その他経費 609千円
産学連携コーディネート事業 決算額56千円 所管課:商工観光部商工振興課
「連携・協力に関する包括協定」を締結している国立大学法人京都工芸繊維大学の協力のもと、「事
業経営・技術相談会」を開催するほか、大学の持つ技術・知識および人材と市内産業や市内事業者を
結びつけるためのコーディネートを行いました。
○事業経営・技術相談会
開催日:平成22年12月6日(月)
相談件数:2件
内 容:施設改良、製品改良について
産学連携推進事業 決算額188千円 所管課:商工観光部商工振興課
産学公連携の拠点となる京都工芸繊維大学京丹後キャンパス(京丹後市京都工芸繊維大学地域連携
センター)の維持管理などを行うことにより、良好な環境で「地域振興プロジェクト」、「市内事業所
インターンシップ」
、
「事業経営・技術相談会」
、
「公開シンポジウム」などを行うことができました。
○年間利用実績
延べ利用人数:1,160人 延べ宿泊人数:487人
地域産業経営革新等対策事業 決算額5,493千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
トピックス
製造・加工業を対象とした補助金の交付、機械金属関連の新た
な研究会の設置、織物関連宣伝普及活動、外部機関との連携協議
などを実施しました。
【丹後新分野進出研究会の設置】
(機械金属産業関連)
「丹後新分野進出推進協議会」の設立とともに、「丹後新分
野進出研究会」を設置。
(京都府地域機械金属産業・新分野展開緊急支援事業との連携実施)
丹後新分野進出推進協議会
丹後新分野進出研究会
10機関 10人 意思協議及び決定
14社
20人 活動実践
バイオファイバー丹後ちりめんの
ガウンドレス
【APEC JAPAN 2010への地域産業の参画】
(織物産業関連)
(丹後ちりめん/帝人グループ/ヒロココシノの3者による連携実施)
政府展示事業「JAPAN EXPERIENCE」出展
バイオファイバー丹後ちりめん
【外部NPO法人との連携】
(NPO法人元気な日本をつくる会)
地域産業プレゼンテーションの実施(東京都内) 参加46人/社・機関・国会議員
地域視察(京丹後市内)
市内15カ所
【製造・加工業経営革新等推進事業補助金の交付】
公募期間
平成22年4月15日~5月14日
交付決定
4社(食品製造2社 織物1社 機械金属1社)
36
第1章
トピックス
工業用地造成事業特別会計 決算額268,431千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
トピックス
トピックス
「シルクのまちづくり市区町村協議会」の事務局を担い、シルク産業の振興とシルク文化を活用した
魅力ある地域づくりを目指して活動を推進しました。
■協議会の概要
協 賛 団 体
第6章
全国シルクのまち情報誌
商工振興一般経費 決算額3,207千円
所管課:商工観光部商工振興課/産業雇用総合振興課
トピックス
37
第7章
計画推進のために
地域産業の活性化を図るために活動している団体に対し、その活動を支援するとともに、各種事業
の実施により和装振興を図りました。
○和装振興事業委託料 474千円
染色講演会開催委託料(委託先:職業訓練法人丹後地域職業訓練協会)
172千円
開講数:24回 受講者数:延べ181人
着物着付教室開催委託料(委託先:職業訓練法人丹後地域職業訓練協会)
216千円
開講数:15回 受講者数:延べ127人
技能訓練事業委託料(委託先:丹後町機械振興協議会)
86千円
織物技術講演会:1回 21人参加、視察研修会:1回(京都 求評会)
うるおい安全都市
情報誌の発行、協議会ホームページの開設、
メーリングリストによる情報交換、幹事会
の開催、新たな会員勧誘による組織拡大など
災害に強く、
快適で暮らしやすい
活 動 内 容
25市区町(平成23年3月31日現在)
5人(経済産業省などの職員)
9人(ファッションジャーナリスト、テキス
タイルデザイナーなど)
24団体(蚕糸団体、産地織物組合・絹業関
連団体)
共に築き、結び合う
顧 問
第5章
パートナーシップ都市
自治体会員数
特 別 会 員
生涯学習都市
所管課:商工観光部商工振興課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
シルクのまちづくり事業 決算額193千円
健やか安心都市
「丹後・知恵のものづくりパーク」の研修事業および施設運営管理費用について一部を負担すること
により、事業の円滑な実施を図るとともに、地元企業が事業活動を行う上で、必要とする知識、技術
などを従業員等に習得させるための事業を実施し、人材育成を推進しました。
○人材育成研修事業受講者実績
北部ものづくり人材スキルアップ緊急対策事業
8回開催(4月~12月)
受講者数 年間延べ595人 ※雇用調整助成金等対象講座
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
環境循環都市
人材育成事業 決算額15,897千円 第2章
暮らしの中でいのちが輝く
土砂搬出工事や道路付属施設等整備工事などを実施。森本工業団地が完成し、平成22年11月に竣工
式を行いました。
○委託料 1,854千円
○工事請負費 144,414千円
○その他義務的経費等(公債費、事務費)
122,163千円
交流経済都市
森本工業団地造成事業に伴う工業用地造成事業特別会計に対し、地方債償還金などに充当するため、
一般会計より123,000千円の繰出しを行いました。
ひと・もの・ことが行き交う
工業用地造成事業特別会計繰出金 決算額123,000千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
○おおみや生き活きフェスタ産業文化祭開催費補助金 218千円
産業および文化の振興を図るためのイベントとして毎年開催しています。平成22年度は台風の
接近に伴い中止となりましたが、事前に必要なチラシ印刷代・折込代、イベント保険料などに対
して補助金を交付しました。
○丹後地域産業活性化推進会議負担金 1,860千円
丹後地域産業活性化推進会議の主な活動実績
山陰海岸ジオパークPR事業として横断幕、チラシの作成、ラジオなどの活用による情報発信を
実施
丹後産コシヒカリPR事業として京都市内でお米の量り売りを実施
北近畿タンゴ鉄道存続に向けた活動の実施
○APEC記念品作成等負担金 360千円
バイオファイバー丹後ちりめん製「ガウンドレス」
23着
(京丹後市/帝人グループ/コシノヒロコ氏 3者共同作成)
APEC JAPAN 2010において各国・地域の首脳配偶者が着用、進呈
○その他経費 295千円
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
峰山織物センター管理運営事業 決算額3,539千円 所管課:商工観光部商工振興課
市民に安全かつ快適に施設を利用いただくため、適正な管理運営を行いました。
○目的別利用件数 (単位:件)
会 議
研 修
教 室
121
12
215
サークル スポーツ・
相談業務
レクリエーション
活動
132
209
3
その他
合 計
29
721
○部屋別利用件数 (単位:件)
大会議室
小会議室
教養室
第1・2
研修室
合 計
288
89
32
312
721
○延べ利用人数 10,364人
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
指定管理施設運営事業 決算額4,133千円 所管課:商工観光部商工振興課
京丹後市商工会が指定管理者である市内の商工業施設について、施設・設備の維持管理、運営など
に必要な経費を支出し、適正な維持管理などに努めました。
○京丹後市大宮織物ホール 3,755千円
利用回数:222回
利用者数:延べ5,283人(太極拳、よさこい、合唱団など)
○京丹後市丹後商業活性化センター 378千円
施設利用団体:1階 京丹後市観光協会丹後町支部など
2階 京丹後市商工会丹後支所
計画推進のために
第7章
38
5 観光の振興
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◆商工観光部長:吉岡 茂昭
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◆商工観光部観光振興課長:川口 誠彦
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第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
平成22年10月4日、山陰海岸ジオパークは世界ジオパークネットワークへの
加盟を果たしました。平成22年は「世界」への扉が開かれたジオパークにと
って記念すべき年です。
「ジオパークとは何ぞや?」市内をはじめジオパークのことはまだまだ知ら
れていません。ラジオなどメディアでのPRやのぼり旗の設置、啓発チラシや
パンフレットの作成など普及・啓発に努めました。また、京都府内の拠点施設
として「道の駅てんきてんき丹後」に展示設備を、11のジオサイトには案内
看板を整備しました。
観光客をジオパークに迎え入れるにはガイドが必要です。7回のガイド養成講座には延べ196人
に参加をいただき、地元の方によるガイド案内がスタートしています。
峰山高校の先生にジオパークを活用した小学生理科体験活動プログラムを開発していただきまし
た。市内15の小学校ではこのプログラムに基づき、理科授業の一環として「大地の学習」フィー
ルドワークを実施していただきました。
また、ジオサイトの草刈り、海岸の清掃など多くの方にご協力いただきました。
いずれもまだまだ十分ではありません。ジオパーク運動は始まったところです。これからもジオ
パークをキーワードに京丹後の魅力をどんどん「発信」し、観光客を迎え入れていきます。
生涯学習都市
●
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
ジオパークの推進
第3章
生きる喜びを共有できる
本市は、山陰海岸国立公園、丹後天橋立大江山国定公園に指定されるとともに、
日本海形成に関わる多様な地質遺産を有する京丹後市経ヶ岬から鳥取市白兎海
岸までの海岸地域(山陰海岸ジオパーク)が平成22年10月に世界ジオパーク
ネットワークへ加盟しました。
また、山地には北近畿最大級のブナ林、京都府最多の40カ所の温泉源、豊
かな自然に育まれた海の食材の代表の間人ガニ、西日本で唯一、最高評価の「特
A」に輝いた「コシヒカリ」などがあります。
このような豊富な自然、食材、歴史、文化など地域の宝を生かした、四季折々のほんまもん体験
の提供や、インバウンドやジオツーリズムの推進、観光地づくりの原動力となる人材の育成、地域
一体となったもてなし観光の推進、市内の体育・文化施設を活用した合宿、教育旅行の誘致などを
推進していく必要があります。
また、観光客のための観光ではなく、ふるさとを守り、育てる地域のための観光にこだわる「住
んでよし、訪れてよし」の「極上のふるさと観光づくり」に取り組みます。
環境循環都市
極上のふるさと観光づくり
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
1.
「極上のふるさと観光づくり」の実現 2.
地域資源の保全と活用 3.
歴史文化の保全
と活用 4.
観光資源のネットワーク 5.
四季型滞在観光の推進 6.
健康志向に対応
した観光の推進 7.
環境先進地としてのエコツーリズムの推進 8.
情報発信の強化
9.
交流の機会作り
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
■平成22年度の主な取り組みと成果
丹後半島駅伝大会開催事業 決算額604千円
所管課:市民部丹後市民局
本大会は、京都府市町村職員厚生会に加入する府内市町村職員による駅伝大会で、丹後町域6区間
(18.5km)に一般の部、女子の部、特別参加の部に計54チームが参加し、選手・役員合わせて約559
人が京丹後市内に宿泊しました。
39
計画推進のために
第7章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
森の全国交流拠点運営事業 決算額256千円
所管課:企画総務部企画政策課
蒲井・旭地域を心と体と環境に優しい場所として全国に向け発信するために、蒲井・旭地域振興計
画に基づき、平成20年に制作しツリーハウスの適切な利用が図られるように管理運営を行いました。
○ツリーハウス年間利用者数
(単位:人)
年間利用者数
平成22年度
925
平成21年度
1,524
平成20年度(12月~)
190
※平成20年度は、12月からの4カ月間の利用人数
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
観光協会等支援事業 決算額36,144千円 所管課:商工観光部観光振興課
観光について総合的な振興を図り、地域一体となった観光を推進するため、京丹後市観光協会の諸
活動を支援した。本部および支部による活動、観光宣伝・誘客事業、温泉めぐりなど受け入れにかか
るネットワークの強化を図りました。
○観光協会活動補助金 31,559千円
○広域誘客活動事業補助金 4,585千円
観光宣伝活動事業 決算額9,314千円 所管課:商工観光部観光振興課
自然、温泉、歴史遺産など豊富な観光資源を活用した観光客誘致を図るため、各種広報媒体、キャ
ンペーンの開催、広域団体との連携などを通してPR活動を行いました。
○観光宣伝活動等事業費 127千円
キャンペーン活動3回実施(10/12 京都市、12/17 大阪市、1/23 三田市)
○啓発物品購入 380千円
○観光雑誌・ラジオでの広告掲載費(6回)
673千円
○観光団体負担金 8,134千円
観光サイン整備管理事業 決算額716千円
所管課:商工観光部観光振興課
既存観光サイン(案内看板等)の適切な維持管理を行うとともに、
第2次観光サイン整備計画策定に向けた「観光サインのあり方検
討委員会」を開催しました。
○使用料及び賃借料(観光サイン設置土地の賃借料) 453千円
39カ所(京丹後市内 36カ所、与謝野町内 1カ所、
福知山市内 2カ所)
○その他経費 263千円
計画的に整備をすすめる観光看板
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
インバウンド推進事業 決算額1,918千円
所管課:商工観光部観光振興課
台湾の旅行社を招へいし、京丹後市内へのツアー造成および受
入れを目的とした、市内各施設の視察及び市内観光関連業者との
商談会を、京丹後市観光協会と連携して実施しました。
外国人観光客受け入れにかかるアンケート調査
(市内宿泊施設を対象として、外国人観光客受入れに向けた
課題などについての調査を実施し、本事業推進の参考とし
た。
)
→調査対象190事業者、うち回答48事業者
市内観光事業者事前説明会→19事業者(21人)参加
台湾旅行社の招へい(10社)および市内視察・市内観光事業
者との商談会 →18事業者参加
40
トピックス
外国からの誘客に取り組む
所管課:商工観光部観光振興課
まちの活性化および交流人口の拡大に寄与する各種大会を主催する団体に対し、大会関係者が宿泊
した延べ人数に応じて定める額の補助金を交付しました。
○観光業等活性化推進事業補助金 1,200千円 所管課:商工観光部観光振興課
平成22年
1,963人
2,989泊
丹後周遊ボンネットバス運行事業 決算額875千円
第6章
歴史街道丹後100kmウルトラマラソン
(平成22年9月19日、アミティ丹後)
所管課:商工観光部観光振興課
41
第7章
計画推進のために
着地型旅行商品の一つとして、ボンネットバス(丹後海陸交通株式会社の「浪漫す号」)を活用し、
地元ガイドが添乗して京丹後市内の歴史・伝承・自然・体験施設などを案内しながら巡るバスツアー
を実施しました。
○ボンネットバス運行事業業務委託料 875千円
人数など
備 考
実 施 回 数
7回
18回運行予定中、11回は催行人員に至らず中止
参 加 者 数
80人
1回平均約11人
市 内
69人
内 訳
市 外
11人
府内6人、その他5人
うるおい安全都市
平成21年
1,691人
2,507泊
災害に強く、
快適で暮らしやすい
平成20年
1,328人
2,116泊
第5章
共に築き、結び合う
大会エントリー数
延べ宿泊数(推計)
第4章
パートナーシップ都市
四季型観光を目指した観光客誘致の取り組みであり、大会の開催を通じて本市の魅力を全国に発信
する「歴史街道丹後100kmウルトラマラソン」へ支援を行いました。
平成22年9月19日、43の都道府県から参集した1,963人のランナーと、1,000人を超える地元ボラン
ティア、スタッフが一体となり、多くの交流が生まれ、また、魅力ある初秋の京丹後市を全国にPRで
きました。加えて、日本陸連の公認コースとなるよう、申請、距離計測を行いました。
(参考)平成23年4月6日認定、有効期間は平成23年6月1日から
平成28年5月31日
○委託料 市マイクロバス運転委託料 63千円
○補助金 丹後ウルトラマラソン補助金 5,436千円
※総事業費 34,512千円
第3章
生涯学習都市
補助金額
100千円
100千円
100千円
500千円
100千円
100千円
100千円
100千円
1,200千円
次代を担う若い力が活躍できる
丹後ウルトラマラソン開催事業 決算額5,499千円
宿泊人数 参加者数
300人
180人
165人
158人
200人
208人
1,900人
2,469人
240人
125人
200人
109人
180人
151人
219人
184人
3,404人
3,584人
健やか安心都市
補助申請者
同実行委員会
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
生きる喜びを共有できる
大 会 名
網野グリーンカップ少年サッカー大会
IDEゆうゆう・網野SCアドベンチャー
八丁浜ユースカップ
網野カップ少年サッカー大会
Kids&Girls Cup
浦島カップIN網野少年サッカー大会U-11
支部選抜チャレンジカップ in AMINO
カニの町「丹後町」親善ゲートボール大会
合 計
環境循環都市
所管課:商工観光部観光振興課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
観光業等活性化推進事業補助金 決算額1,200千円
第1章
交流経済都市
観光の柱の一つである夏季海水浴への誘客を促進するため、全海水浴場(16海水浴場、17連絡所)
へ連絡員(延べ72人)を配置するとともに、AED(自動体外式除細動器)を配備するなど、遊泳客に
安心して利用していただける環境を提供しました。
○海水浴場放送設備設置委託料(4カ所)ほか 416千円
○連絡員業務委託料 9,899千円
京丹後市観光協会(丹後町・久美浜町各海水浴場)
、掛津区(掛津海水浴場)
、小浜観光協会(小
浜海水浴場)
、浅茂川観光協会(浅茂川海水浴場)
、浜詰区(浜詰海水浴場)
、遊区(遊海水浴場)
○水難啓発救助委託料(マリンレスキュー網野)
80千円
○連絡所用コンテナハウス借上料(6棟)
274千円
○その他経費 1,574千円
ひと・もの・ことが行き交う
水難対策事業 決算額12,243千円 交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
観光振興計画推進事業 決算額142千円 所管課:商工観光部観光振興課
市観光立市推進条例に基づく施策の推進のため、「京丹後市観光立市推進会議」を開催し、年次ごと
の実施計画についての検討を行いました。
〔京丹後市観光立市推進会議〕
委 員 数
設置年月
任 期
構 成
報 酬 額
会議開催状況
28人(うち大学教授1人)
平成21年5月
3年
観光関係団体および各種団体の代表者、観光業者、有識者など
一般委員4,000円、大学教授14,000円
全体会議(平成22年5月17日開催、20人出席)
計画推進部会(平成22年11月12日開催、6人出席)
※部会には計画推進部会、統括部会、専門部会の3部会あり
ほんもの体験観光のまち推進事業 決算額1,579千円
所管課:商工観光部観光振興課
観光立市推進への理解向上を図るため、平成21年度に引き
続き、観光まちづくりフォーラムを開催し、観光まちづくり
に対する市民の理解を広めることができました。
また、市内に本拠をおく事業者および団体が、自発的に着
地型観光商品を造成できるよう企画力・広報力などのノウハ
ウの習得を目的とするセミナーを開催しました。
○観光まちづくりフォーラム開催経費 312千円
開催日:平成22年7月9日
内 容:講演「世界認定!島原半島 ジオパークの声を
観光まちづくりフォーラムでの
パネル討論
聴く」パネルディスカッションほか 参加者:200人
○観光まちづくりセミナー開催経費 1,260千円
第1講座:
「観光でまちづくりをめざす 旅行企画の作り方講座」
(全9回)
参加者:27人
第2講座:
「自分たちでやってみよう“京丹後まるごと売り込み計画”
」
(全3回)
参加者:22人
○その他経費 7千円
ジオパーク推進事業 決算額8,912千円
所管課:商工観光部観光振興課
山陰海岸ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟および
ジオパークによる観光のまちづくりを推進しました。
○京丹後市ジオパークネットワーク推進会 118千円
会議(3回開催)
○山陰海岸ジオパークガイド養成講座 1,248千円
実施内容:ガイド養成講座 7回(現地研修)
参加者数:延べ196人
○山陰海岸ジオパーク普及啓発など 4,794千円
○山陰海岸ジオパーク推進協議会負担金 2,752千円
教育旅行等誘致促進事業 決算額1,191千円
トピックス
ガイド養成講座(現地研修)
所管課:商工観光部観光振興課
○合宿・教育旅行誘致活動(大学15校・旅行社2社訪問など)
57千円
京阪神地域の大学からのスポーツ合宿などの誘致を行うために学校、
旅行社を訪問するなど、情報の発信とPR強化を行いました。
○合宿誘致パンフレット作成委託業務 1,134千円
各種学校の合宿誘致に向けた誘致訴求ツールとして、市内体育施設
並びに宿泊施設の利用について取りまとめたパンフレットを作成しま
した。
合宿誘致パンフ
42
所管課:商工観光部観光振興課
実 施 日
来場者数
補助金額
8月1日(日)
約25,000人
3,129千円
第1章
交流経済都市
地域活性化および観光振興に寄与するイベントについて支援を行いました。
○フェスタ「飛天」実行委員会補助金
○いかり高原まつり補助金
第2章
環境循環都市
6月6日(日)
約2,000人
875千円
○ドラゴンカヌー大会補助金
実 施 日 8月8日(日)
参 加 数 122クルー(1クルー12人、計1,464人)
補助金額 1,842千円
暮らしの中でいのちが輝く
実 施 日
来場者数
補助金額
ひと・もの・ことが行き交う
地域活性化支援事業 決算額5,846千円 所管課:商工観光部観光振興課
所管課:企画総務部情報政策課
27台
22台
22台
34台
1台
1台
105台
1,233千円
2,500千円
790千円
2,283千円
235千円
4,515千円
13,671千円
○システム開発委託費 28,045千円
このサイトを入口として観光情報を一元的に提供
ジャンルや季節毎にお勧めモデルルートを紹介
近隣のクーポン対象店や名所などを紹介
体験ツアーの検索、予約状況の確認
携帯電話等で撮影した写真と地図が連動した日記の投稿
43
第7章
計画推進のために
観光ポータルシステム
観光ナビシステム
まち歩きシステム
体験ツアーシステム
旅日記システム
第6章
うるおい安全都市
1,680千円
災害に強く、
快適で暮らしやすい
7台
共に築き、結び合う
ライブカメラ装置
観光施設等(24施設)設置端末
無線通信装置
タッチパネル型情報端末
クーポンポイント端末
タブレット型端末
大型情報表示装置(46インチ液晶モニタ)
観光映像情報送出機器
鳥獣捕獲監視装置
第5章
パートナーシップ都市
自然、温泉、食、歴史、文化といった豊富な京丹後市の観光情報を集約してデータベース化し、一
元的に管理されたこれらの情報を、観光ポータルサイトをはじめとした各種機能で共有しつつ、多面
的に活用できるサイトを構築しました。また、市内での周遊性を高めるため、観光客が観光施設など
で情報を検索したり、クーポンを取得したりすることができる情報端末を導入しました。
○機器導入費 26,907千円
生涯学習都市
まるごと観光情報システム構築事業(繰越) 決算額54,952千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
丹後あじわいの郷が京丹後市の観光拠点施設として、市内観光施設関係団体との連携を図りながら
運営され、利用促進が図られるよう、運営および各種イベントの開催に対して支援を行いました。
○土地借上料(臨時駐車場等:弥栄町鳥取地内)
1,591千円
○あじわいの郷運営費負担金 31,400千円
○臨時駐車場返還経費 20,370千円
○その他経費 13千円
〈利用状況〉
平成22年度入園者数 110,967人(平成21年度 94,350人)
健やか安心都市
あじわいの郷支援事業 決算額53,374千円
生きる喜びを共有できる
第3章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
観光客誘客推進活動支援事業 決算額4,802千円
所管課:商工観光部観光振興課
◇とっておき処マップ作成事業
京丹後市へ訪れる観光客の利便性と周遊性を高め、滞在を促進するため、京丹後市観光協会にお
いて、食事処、土産物処などを集約した地元ならではの「とっておき処マップ」を作成、補助金を
交付しました。市内を訪れた観光客や、観光誘客キャンペーンにおいて配布し、観光情報の発信と
誘客に努めます。
総合版
ダイジェスト版
エリア版
10,000部
400,000部
300,000部
指定管理施設運営事業 決算額113,892千円
所管課:商工観光部観光振興課
観光関連施設の一部について、指定管理者へ管理運営を委託し適切な維持管理と利用促進に努めま
した。指定管理者による管理が5年を経過し、各施設とも経費節減及び利用者拡大のための取り組みが
推進されたが、経済不況などの要因により、全体の利用者数は、平成21年度と比較してやや減少しました。
○指定管理料 97,839千円
≪利用状況一覧≫
施 設 名
天女の里
小町公園
網野山村体験交流センター
浅茂川温泉静の里
道の駅てんきてんき丹後
丹後温泉はしうど荘
碇高原ステーキハウス
宇川温泉よし野の里
高嶋園地
森林公園スイス村
弥栄あしぎぬ温泉
風蘭の館
奥山自然たいけん公園
久美浜豪商稲葉本家
かぶと山公園
丹後自然体験学習関連施設
合 計
指定管理料
(千円)
9,131
3,406
1,906
22,958
0
0
0
0
0
36,497
13,924
700
614
6,548
1,540
615
97,839
22年度
15,899
5,490
236
149,667
114,654
46,594
11,226
119,656
9,733
17,268
114,960
6,246
2,849
16,853
3,390
139
634,860
利用状況(人)
21年度
前年比
18,534
85.8%
7,329
74.9%
465
50.8%
160,060
93.5%
114,590
100.1%
53,194
87.6%
13,075
85.9%
119,123
100.4%
9,062
107.4%
23,379
73.9%
112,834
101.9%
6,606
94.6%
3,620
78.7%
18,821
89.5%
3,366
100.7%
234
59.4%
664,292
95.6%
○その他経費 16,053千円
指定管理施設大規模改修事業/観光指定管理施設大規模改造等事業(繰越)/観光指定管理施設整備事業
所管課:商工観光部観光振興課
決算額51,213千円 観光指定管理施設について、施設利用者の安全性と快適性の向上を図るため、必要な修繕および改
修などを実施し、施設の適切な維持管理に努めました。
観光施設等整備事業 決算額1,105千円 所管課:商工観光部観光振興課
観光施設について、施設利用の安全性と快適性の向上を図るため、必要な修繕を実施し、施設の適
切な維持管理に努めました。
○修繕の概要
(単位:千円)
施 設 名
修繕、改修等の内容
琴引浜西ビーチサイドブーストイレ
浄化槽の修繕
合 計
44
金 額
1,105
1,105
1.
京丹後ブランドビジネス支援 2.
丹後の魅力発信拠点整備 3.
京丹後ブランドの情
報発信 4.
販売促進イベントの支援
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◆商工観光部長:吉岡 茂昭
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共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
美味しいご飯の炊き方教室
(平成22年9月25日、アグリセンター大宮)
災害に強く、
快適で暮らしやすい
所管課:農林水産環境部農政課
専門委員(京都吉兆代表取締役社長徳岡氏など)を委嘱して、農業者の所得向上と6次産業化推進の
ため、コシヒカリによる水稲有機栽培実証事業(トライアル農地=久美浜町女布)の2年目の取り組み
を行いました。また、ホッと丹後(京都市)で米の販売価格向上
の取り組みの一環として、消費者に対面で精米したての丹後産コ
シヒカリの量り売りを行いました。
◇6次産業創造プロジェクト会議の主な内容
45
第5章
第6章
■平成22年度の主な取り組みと成果
開催日 参加者数
内 容
5月24日
12人
トライアル農地の田植え
トライアル農地の除草作業と意見交換会
6月27日
30人
トライアル農地の稲刈り
9月21日
30人
京都吉兆流の美味しいご飯の炊き方教室
9月25日
40人
生涯学習都市
京都市上京区・堀川商店街にある「特産品ショップ ホッと丹後」は平成19
年度のオープン以来、特産品販売を通じて都市部における丹後の情報・魅力の
発信拠点として、都市部での丹後ファンの獲得を進めているところです。ホッ
と丹後をご利用いただく方で会員のご登録をいただいた方は23年3月末時点で
1,864人にまで増え、今後は近隣市町とも連携を図りながら、販路拡大・販売
促進に向けた取り組みを引き続き進めていきたいと考えています。同時に、丹
後産品の消費者動向を調査する場でもありますので、商品の販売実証を行いな
がら消費者ニーズを生産者にしっかりと伝える機能を強化していきたいと考えています。
また、丹後産品の魅力を京都市以外の方にも広く伝えるため、農林水産業、商工業、観光業の各
産業とも連携を図り、平成22年度は愛知県名古屋市、兵庫県尼崎市、大阪府吹田市など都市部に
おいて合計16回の物産販売を行い、丹後産品の魅力を広くアピールいたしました。
今後も引き続き、市内事業者の方とも連携しながら、産品の販売促進に努めてまいります。
6次産業創造プロジェクト事務 決算額847千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
◆商工観光部産業雇用総合振興課長:高橋 尚義
健やか安心都市
丹後の特産品をPR
第3章
生きる喜びを共有できる
市には、魅力豊かな丹後ちりめんや機械金属加工業などの地場産業のほか、
海岸線全線が国立・国定公園に指定される素晴しい景勝、ブナ林などの山の自然、
豊富な温泉、世界ジオパークネットワークへの加盟が認められた山陰ジオパー
たいざ
クの貴重な地質遺産、間人ガニをはじめとする全国最上質の農林水産物、古代
丹後王国の歴史伝説など全国的にも通用する魅力的な地域資源や特産物に恵ま
れています。
この地域資源や特産物の魅力をさらにアップさせていくとともに、新しい時
代が求める魅力的な京丹後ブランドの商品開発や販路開拓を推進していく必要があります。
また、魅力的な京丹後ブランドの情報発信拠点施設(アンテナショップ)での販売、メディア、
インターネットなどによる情報発信、都市部でのキャンペーンやイベントを通して都市部のニーズ
調査を行い、販売戦略の検討を行う必要があります。
環境循環都市
●
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
時代が求める新ブランド開発を
●
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
6 京丹後ブランドの販売戦略
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
京丹後ブランドチャレンジショップ運営事業補助金 決算額6,000千円
所管課:商工観光部産業雇用総合振興課
丹後の情報・魅力発信拠点施設(アンテナショップ)である「特産品ショップ・ホッと丹後」の運
営および京丹後市のPR、ブランド品紹介、販路拡大と販売促進などを推進するための各種事業の実施
に対して補助金を交付しました。
ホッと丹後会員数
来 場 者 数
購 入 者 数
販 売 実 績 額
1,864人(平成23年3月末現在)
年間延べ 21,601人 月平均 1,800人
年間延べ 20,751人 月平均 1,729人
年間 18,290千円 月平均 1,524千円
常設店舗外での販路拡大・PR事業
KBS京都朝市
KBS京都マルシェ
特産品ショップ ホッと丹後
NHK春の会館公開
春の北山 葵まつり
丹後のええもんうまいもん展in京都(A-COOP洛西大枝店)
清水焼団地 楽陶祭
北野界わい活性化事業
京都弥栄町人会定期総会
10/16 会員対象「丹後ツアー」の実施(参加人数 98人)【新設】
(丹後の梨狩体験、ジオパーク見学、Tango Good Goods見本市 買い物)
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
46
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
KYOTANGO
環境循環都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 自然環境の保全と創造
■施策の方針
1.
豊かな自然・農山漁村環境の継承 2.
地球温暖化防止対策の推進 3.
自然環境に配
慮した公共事業の実施 4.
火葬場の整備
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
豊かで美しい自然を次世代につなぐために
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◆農林水産環境部長:緒方 和之
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本市は、鳴き砂の琴引浜をはじめ、丹後松島、小天橋などの風光明びな海岸
線や緑豊かな山々、日本海に注ぐ多くの河川など、水と緑に恵まれた美しい自
然環境を有しています。
市民の共有の財産であるこの豊かで美しい自然環境を次世代につなぐために、
市民や事業者、行政が連携して取り組み、市民の方々による積極的な保全活動
を推進するとともに、環境保全に対する意識啓発を実施しました。
また、地球温暖化防止対策についても、世界的規模の問題ですが市民一人ひ
とりが意識をもって行動することが重要であることから、意識の高揚を図るための啓発活動に取り
組みました。
事業などに参加していただいた方々には、改めて本市の美しい自然を感じて保全の重要性を再認
識いただきましたので、こうした輪をさらに広げていかなければならないと思っています。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
豊かな自然にふれあう
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◆農林水産環境部環境バイオマス推進課長:後藤 正明
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山も海も豊かな自然環境に恵まれた京丹後市。この貴重な資源を生かすこと、
そして大切に未来へ引き継ぐためには、より多くの方に素晴らしさを実感して
いただく必要があります。
ブナ林保全関連事業では、春と秋にブナ林観察会を実施しました。ガイドは
ブナ林に精通した地元講師にお願いをしており、新緑と紅葉のブナ林の魅力を
しっかりと伝えていただきました。参加者からは「ガイドの説明が良く、勉強
になった」などの感想も寄せられ、あらためて魅力を実感していただくことが
できました。
環境保全活動事業として、鳴き砂の浜・琴引浜で地元の実行委員会が開催するはだしのコンサー
トの支援を行いました。地元では環境保護団体が鳴き砂の保全活動に取り組んでおり、そのかいあ
って貴重な浜の自然が保たれ、多くの方が鳴き砂に触れ合うことができます。はだしのコンサート
は本市の豊かな自然環境などの魅力を広く発信するイベントとなっています。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
■平成22年度の主な取り組みと成果
防疫対策事業 決算額189千円
所管課:市民部市民課
害虫駆除のため、蜂駆除用防護服の貸し出しを行いました。また、浸水地域の消毒作業を行うため、
薬剤や消毒器具などの確保を行いました。
計画推進のために
第7章
48
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
49
第7章
計画推進のために
府内有数の規模を誇る大宮町五十河内山ブナ林の保全、活用を
図るため、市民などに対して学術的に貴重な地域であることや、
自然環境の保全について意識啓発を行いました。
○新緑の内山ブナ林観察会
開催日:平成22年5月17日
参加者:44人
○秋の内山ブナ林観察会
開催日:平成22年11月6日
参加者:32人
うるおい安全都市
ブナ林保全関連事業 決算額69千円 所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
温室効果ガスの排出削減に向け、市民へのエコドライブの普及啓発の推進を図る。
○エコドライブ講習会委託料(実施日:平成23年3月22日)
97千円
講師:財団法人省エネルギーセンター エコドライブ推進部 部長
受講者数17人(うち実車教習人数8人)
共に築き、結び合う
エコドライブ普及促進事業 決算額97千円
第5章
パートナーシップ都市
久美浜町の生活排水処理施設「堀川浄化施設」の維持管理を行いました。
「堀川浄化槽」200人槽 長期ばっ気式 処理能力:40/日 用途:雑排水下水路
(久美浜町西本町区に位置する堀川河口部から上流部約180mの範囲、約60世帯程度の家庭雑排水を、
取込管により河川に布設する本管へ導入し、浄化処理を行った後、久美浜湾へ放流)
○堀川浄化槽保守管理委託料 1,274千円
○その他経費 456千円
生涯学習都市
所管課:市民部市民課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
堀川浄化施設維持管理事業 決算額1,730千円
健やか安心都市
狂犬病予防のため、定期的(1回/年)な予防接種を実施しました。
人間とペットが共生できる生活環境をつくるため、飼い主に対し、自主的な動物管理マナーなどの啓
発を行いました。
犬の登録件数および狂犬病予防実施件数
○狂犬病予防注射注射済票引渡事務委託料 268千円
犬の登録件数
2,740頭
○その他経費 330千円
狂犬病予防注射接種件数
1,878件
1,000件
内 市実施件数
訳 獣医委託件数
878件
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:市民部市民課
環境循環都市
狂犬病予防・動物管理事業 決算額598千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
はだしのコンサート2010
第1章
交流経済都市
環境保全団体の積極的な活動に対し支援しました。
○京丹後市美しいふるさとづくり条例看板(浜詰、網野北小)
80千円
老朽化した看板の更新
○京丹後市美しいふるさとづくり条例看板補修シール(離湖、五色浜)
11千円
(網野町から京丹後市へ修正)
○美しいふるさとづくり条例環境保護団体活動補助金 130千円
条例に基づき、特別保護区域である琴引浜において、環境保護団体が実施するパトロール活動(海
水浴シーズンの土日祝日、2人1組で午前・午後の2回/日)に対して支援しました。
○はだしのコンサート2010補助金 729千円
鳴き砂浜の保全活動の必要性を理解していただく契機とし
て、
「拾った海岸ゴミが入場券」というユニークな形態をとっ
たコンサートなどを実施する事業。環境問題や自然保護につ
いてのメッセージとともに本市の魅力を全国に発信するイベ
ントに対して支援しました。
実施日:平成22年6月5日~6日
参加者:約2,000人
ひと・もの・ことが行き交う
環境保全活動事業 決算額950千円
新緑の内山ブナ林観察会
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
スターウォッチング開催事業 決算額6千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
星空観察会を開催し、大気・自然環境保全の重要さを考える契機としました。
○平成22年度全国星空継続観察(スターウォッチングネットワーク)
開催日:平成22年8月11日
場 所:丹後あじわいの郷
申込者:49人
※悪天候により中止
※消耗品費(事前に準備した記録用フィルム等) 6千円
河川・湖沼等環境体験学習事業 決算額46千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
社会教育の子ども体験活動と連携し、市内主要河川「鱒留川」と「宇川」の水質や水生生物の変化を調査。
川の環境を把握するとともに自然環境保全の重要さを考える契機としました。
○リバーウォッチング 開催日:平成22年7月23日
場 所:峰山町鱒留川
参加者:小学4~6年生 35人
講 師:1人
○やさか探検隊 開催日:平成22年8月25日
場 所:弥栄町田中・宇川
参加者:小学4~6年生 49人
鱒留川で行われたリバーウォッチング
講 師:3人
環境基本計画推進事業 決算額552千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
環境基本計画に基づく施策の推進および進捗状況の点検を行うため、環境基本計画推進委員会を設
置し、市民・事業者・市民団体・旅行者・行政の取り組みの連携や促進に関して協議を行いました。
○環境基本計画推進費 224千円
環境基本計画推進委員を委嘱し、推進委員会を3回実施。
第1回(平成22年11月10日)
第2回(平成22年11月25日)
第3回(平成23年2月17日)
○環境学習推進業務委託料 168千円
学校や地域における環境学習を開催する業務を、特定非営
利活動法人エコネット丹後に委託。開催回数20回、参加者
260人
一般廃棄物処理基本計画
○その他経費 160千円
公害対策事業 決算額158千円
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
所管課:市民部市民課
不法投棄や野焼き・騒音・振動・悪臭などのほか、水質汚濁、大気汚染等さまざまな公害事象に対
して、京都府、自治会などと市が連携して早期対応し、公害対策を実施しました。
火葬場建設計画推進事業 決算額1,086千円
所管課:市民部市民課
新たな火葬場の建設を推進するための取り組みとして、火葬場
整備検討委員会および火葬場整備等審査委員会を開催し、建設候
補地の検討・審査、火葬炉設備選定の検討を行いました。
○火葬場整備検討委員会
(全体会 19 人 ×2 回、小委員会 6 人 ×1 回)
現在の網野火葬場
50
1.
新エネルギー等の普及・活用 2.
省エネルギーの推進
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◆農林水産環境部長:緒方 和之
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うるおい安全都市
計画推進のために
第7章
薪ストーブ
51
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
○薪ストーブ・ペレットストーブ設置補助金 790千円
補 助 率:補助対象経費の1/12
補助限度額:50千円
実 績:18件(薪ストーブ16件、ペレットストーブ2件)
共に築き、結び合う
トピックス
第5章
パートナーシップ都市
地球温暖化防止対策推進事業 決算額790千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
生涯学習都市
エコエネルギーセンターの適切な管理運営のため、コスト削減に留意しつつ
必要な設備改修を行ってきました。市内外からの見学者も463人あり、国外か
らも30人の見学者を受け入れました。特に市内の児童・生徒の環境学習の場
として活用していただけるよう学校関係者への働きかけも行ってきましたが、
子どもたちには仕組みが分かりにくいこともあり、学習用教材などが必要であ
ると感じました。
また、温暖化対策と地域資源の活用を促進するため、小型風力発電システム
と薪・ペレットストーブの設置に対する支援を行いました。電力の買取価格が太陽光発電のみ優遇
される中で、小型風力発電は条件的に不利な立場でもあり、新規の導入はありませんでした。しかし、
薪・ペレットストーブに関しては、市民の皆さんの環境に対する意識の高さから、電気や石油に頼
らない暖房器具として導入が進み、18件の設置補助を行いました。
さらに、自然エネルギーの活用を分かりやすくPRするため、峰山庁舎に太陽光発電施設の設置
を行い、電力状況などを表示するディスプレイを庁舎ロビーに設置して、多くの方が手軽に太陽光
発電を体感できるよう工夫しました。
■平成22年度の主な取り組みと成果
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
●
第3章
生きる喜びを共有できる
●
◆農林水産環境部環境バイオマス推進課長:後藤 正明
環境循環都市
地球温暖化防止対策として、温室効果ガスを発生し有限で枯渇の危険性があ
る石油や石炭などの化石燃料に代わって、太陽光や風力、バイオマスなどの自
然環境の中で繰り返し起こる現象から取り出される再生可能エネルギーの割合
を増加させる必要があり、特に東日本大震災以降、その加速化が求められてい
ます。
本市では、地域資源である「うみかぜ」や森林に恵まれた地の利を生かして、
小型風力発電施設や薪・ペレットストーブの普及を進めるとともに、太陽光発
電については、峰山庁舎に設置して市民への意識啓発にも活用しています。
また、エコエネルギーセンターでは、市外の食品廃棄物に加え市内の家庭生ごみを投入してバイ
オガス発電を行い、平成22年度は約308世帯分の電気を発生させました。この先進的な施設を生か
して、新エネルギーに関する環境学習を実施するとともに、市内外に向けて市の新エネルギーに対
する取り組みを情報発信しました。
再生可能な資源を生かす
第2章
●
暮らしの中でいのちが輝く
京丹後市の特色を生かした再生可能エネルギーの推進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
2 新しいエネルギーの導入と活用
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
トピックス
エコエネルギーセンターを生ゴミ再資源化や環境保全型農業の推進など、『環境循環都市』の実現に
向けた中核施設として活用するため、施設の維持・管理を行いました。
○脱水機パンチングプレート改修工事 1,270千円
○原水槽攪拌機改修工事 2,048千円
○脱水機改修工事 4,990千円
○脱水機、汚泥濃縮機、凝集反応槽改修工事 2,775千円
○ガスエンジン発電装置改修工事 4,778千円
○乾燥機供給ポンプ改修工事 892千円
○原水循環ポンプ改修工事 1,147千円
○原水循環ポンプA号機改修工事 1,147千円
○メインブロワ異常検知装置改修工事 840千円
○放流桝ポンプ改修工事 112千円
<見学者などの状況>(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
見学者数市内208人 市外206人 国外30人 合計444人
原料受入量 7,901㌧
発電量 1,108,290kWh
固形肥料利用量 363㌧
液肥利用量 287㌧
省エネ・グリーン化推進事業 決算額10,028千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
峰山庁舎屋上に太陽光発電設備などを設置し、庁舎ロビー設置
したディスプレイにより太陽光発電の発電状況などを示して、来
庁者へ普及・啓発を行いました。
○京丹後市役所峰山庁舎エコ改修工事 10,028千円
太陽光発電施設 8.14kWh
断熱フィルム 135㎡
LED防犯灯(駐車場)
9基
ソーラーLED照明灯 1基
峰山庁舎屋上に設置した
ソーラーパネル
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
エコエネルギーセンター管理運営事業 決算額20,109千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
52
3 ごみ・廃棄物対策
1.
ごみ処理・リサイクル体制の整備 2.
ごみ減量化の推進 3.
不法投棄・不法焼却対
策の推進 4.
し尿、汚泥対策の推進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
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◆市民部長:石嶋 政博
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◆市民部市民課長:野村 正彦
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うるおい安全都市
環境への負荷が大きい不法投棄の防止対策のため、不法投棄された廃棄物の回収および警察、保健
所などと協力し撤去指導を行いました。
○普通旅費(職員出張旅費)
3千円
○消耗品費 18千円
○手数料(タイヤ92本ほか処分手数料)
29千円
○不法投棄廃棄物撤去重機借上料 24千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
所管課:市民部市民課
共に築き、結び合う
不法投棄対策事業 決算額74千円 第5章
パートナーシップ都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
生涯学習都市
合併に際して可燃ごみ以外の家庭ごみ品目に収集回数などが旧町毎に異なる
状況に加えて、不燃ごみでは、コンテナ利用と袋利用の町があり市民間での不
均衡と収集業務を委託する上での統一が取れないこととなっていました。
こうした不均衡や非効率を解消すべく、京丹後市廃棄物減量等推進審議会へ
「収集回数」「不燃ごみの出し方」の統一について諮問を行ない、市としての統
一性を図ることや不燃ごみの袋による有料化について答申をいただきました。
その答申を基に、平成22年度より資源ごみ、不燃ごみ、有害ごみの収集回数
を統一し不燃ごみの出し方は袋利用として同時に有料化としました。収集回数の統一に併せて、旧
町毎に異なるごみ収集運搬業務委託の作業単価や積算などの考え方についても統一して業務委託契
約の客観性の確保を行いました。
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
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健やか安心都市
収集回数の統一と不燃ごみ有料化
第3章
生きる喜びを共有できる
市民生活のごみやし尿の処理施設の安全・良好な処理と継続的で健全な運営
を進めるために、行政はごみの減量化やリサイクルの体制整備および啓発を市
民や事業所には4R「リジェクト(発生回避)、リデュース(発生抑制)、リユ
ース(再使用)、リサイクル(再生利用)」を一体となって協働の取り組みとし
ています。
また、市内3カ所の衛生センターでは、下水道の普及にあわせて施設維持管
理と効率的な収集のため計画収集と取り組みを進めています。
市では、ごみの減量化を目指す目標に市民1日1人当たり1,000㌘以下を設定しています。平成22
年度の実績は1,037.4㌘と更なる減量化の取り組みが課題となっています。
環境循環都市
生活密着のごみ処理統一化
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
計画推進のために
第7章
53
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
海岸漂着物回収処理事業 決算額16,255千円 所管課:市民部市民課
海岸への漂着物の影響から良好な景観や環境が阻害されている
ことから、地域グリーンニューディール基金事業による補助金を
活用し、現状回復を図りました。
○海岸漂着物対策事業業務委託料(府が管理する海岸等)
4,760千円
○海岸漂着物回収処理業務委託料(市が管理する海岸等)
10,976千円
○その他経費 519千円
海岸漂着物の回収作業
リサイクル推進事業 決算額16,111千円 所管課:市民部市民課
弥栄リサイクルセンターへ分別指導員を配置し、持ち込まれた資源ごみの適切な分別を行うとともに、
排出者のリサイクル意識の向上を図りました。
市内古紙回収団体67団体に対して、回収量に応じて補助金を交付し、リサイクル意識の向上と古紙
の再資源化を進め、焼却処分するごみ量の抑制を図りました。
○弥栄リサイクルセンター運営経費 466千円
○古紙回収団体補助金(補助金単価 5円/kg)
交付件数延べ 152件
交付団体数 67団体
【内訳】
(単位:kg)
新聞紙
1,203,260
段ボール
1,131,230
雑 誌
773,460
紙パック
20,972
合 計
3,128,922
塵芥収集事業 決算額196,059千円 所管課:市民部市民課
分別収集によってごみの減量化およびリサイクルの推進を図ることで、ごみの収集運搬を円滑にし、
清潔で美しいまちづくりを目指しました。
各家庭からのごみ排出が円滑に行われるように、地域ごとの収集カレンダーを作成し、各世帯など
に配付し啓発に努めました。
○可燃ごみ袋大95万枚・小59万枚 6,520千円
○ごみ収集カレンダー 264千円
○ごみ袋販売手数料 7,578千円
手数料の徴収業務委託業者(H23.3.31現在)179業者(203店舗)
○一般廃棄物収集委託料 181,648千円
○その他経費 49千円
し尿収集事業 決算額194,687千円 所管課:市民部竹野川衛生センター
網野町地域は市が直営で行い、そのほかの区域は業者委託で実施しました。
直 営:網野衛生センター管内(収集車 5台、正職員 6人、臨時作業員 2人)
委託業者:竹野川衛生センター管内 2社、久美浜衛生センター管内 1社
〔各衛生センターのし尿収集などの実績〕
区 分
竹野川衛生センター
網野衛生センター
久美浜衛生センター
合 計
収集量(k)
25,597
15,739
6,019
47,355
収集件数
15,669
10,977
4,957
31,603
収集委託(千円)
126,268
直営 39,716
165,984
○し尿収集運搬委託料(3業者) 165,984千円
○し尿処理券販売委託料(市内全域販売店数135店舗) 7,317千円
○備品購入費(バキューム車VCメーター2台、洗車機1台) 5,470千円
○その他経費 15,916千円
54
所管課:市民部市民課
所管課:市民部市民課
第4章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
○竹野川衛生センターバグフィルター交換工事 14,385千円
(集塵機内バグフィルター交換)
○竹野川衛生センターし尿処理施設整備工事 10,479千円
(オゾン発生装置、脱臭設備、除鉄除マンガン装置修理)
○竹野川衛生センター水処理用活性炭入替工事 2,888千円
(活性炭吸着塔の活性炭入替調整)
健やか安心都市
所管課:市民部竹野川衛生センター
第3章
生きる喜びを共有できる
し尿処理施設整備事業 決算額27,752千円 環境循環都市
○久美浜最終処分場整備工事 8,820千円
平成17年4月に稼動の久美浜最終処分場において、機器類の保守点検、経年劣化等部品・設備な
どの交換、不具合箇所の修繕等、本施設の維持管理上必要な整備工事を行いました。
整備を行った下記19カ所については、竣工当時の性能維持を図ることができました。
○久美浜最終処分場事務所外壁改修工事 1,092千円
久美浜最終処分場事務所棟は、雨水浸入による事務所内の雨漏りが続いていたため、室内のPC等
機器類への弊害を避けるため、経年劣化の激しい事務所棟外壁の塗装工事を行いました。
本改修工事により、事務所内への雨漏りを防止することができました。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
最終処分場整備事業 決算額9,912千円 第1章
交流経済都市
平成2・3年度の2カ年事業で、大宮町口大野地内に「大宮町清掃センター(ごみ焼却施設)」として
建設し、平成4年4月から稼働していましたが、平成14年4月から現京丹後市峰山クリーンセンターで
の広域ごみ処理の運用を開始したことで、大宮町清掃センターは稼働停止となったため、建物全体の
解体撤去工事を実施しました。
○ごみ焼却施設解体撤去工事設計監理委託料 4,725千円
○ごみ焼却施設解体撤去工事 50,715千円
ひと・もの・ことが行き交う
廃棄物処理施設整備等事業 決算額55,440千円 共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
55
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
4 循環型社会の構築
■施策の方針
1.
循環型社会環境の整備 2.
循環型産業の育成
一人ひとりが資源循環の環を目指して
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◆農林水産環境部長:緒方 和之
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廃棄物の量的な増大や質的な多様化に伴う環境への負担が問題となり、ごみ
の減量化と資源の循環による持続可能な社会である循環型社会の構築が求めら
れています。
本市では、資源循環の拠点として京丹後市エコエネルギーセンターにおいて、
22年度よりモデル的に家庭生ごみを分別・収集してバイオガス発電を行うと
ともに、液肥の活用による資源循環型農業の取組みを推進しました。
生ごみの分別によるごみの減量化と資源循環については、皆さん大事なこと
であると思っていただいており関心も高いため、この意識を実行に移してもらえるようにしていか
なければいけないと思っています。液肥については、農家の方にはまだ馴染みが無いことから、利
そんしょく
用量は伸びませんでした。しかし、平成22年度の実績では米の収量や食味は慣行栽培とも遜色なく、
大規模農家の方には肥料散布の労力軽減になるとの意見もいただいており、今後、これらの実績を
踏まえて推進していきたいと考えています。
巡る資源を地域で活用
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◆農林水産環境部環境バイオマス推進課長:後藤 正明
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持続可能な循環型社会の構築を目指して、市内の生ごみ資源化に向けたモデ
ル事業と京丹後市エコエネルギーセンター(エコエネセンター)で製造される
液肥を活用した環境保全型農業の推進に取り組みました。
家庭の生ごみは、これまでからコンポストなどを利用して一部は堆肥化され
ていましたが、それ以外は可燃ごみとして出され、峰山クリーンセンターで焼
却処分されています。その可燃ごみとして出されてしまう生ごみを家庭で分別
していただき、回収してエコエネセンターで資源化するというものです。
まず、モデル事業としてこの取り組みを行っていただく地区を募集し、職員が出向いて分別の方
法などを説明しました。分別の手間や生ごみの臭いの問題などいろいろな心配がある中で、実際に
取り組んでいただいた地区ではアンケート調査などを行い、課題などを洗い出しました。
また、エコエネセンターの液肥を利用していただく農家を募集し、実際の農地での栽培に取り組
んでいただきました。液肥散布はエコエネセンターの指定管理者であるアミタ㈱が担当し、専用の
散布車と運搬車を使って農地へ散布し、水稲などの栽培に取り組んでいただきました。液肥散布の
際の臭いの問題や作物の生育状況など、取り組んでいただいた農家さんとも情報交換を行いながら
進めた結果、水稲では収量、食味値とも慣行栽培と遜色ない結果を得ることができました。平成
22年度は全体で液肥の利用量は287㌧で面積は8.11㌶でしたが、利用面積を増やして実証データを
多く集め、更なる利用拡大に取り組みます。
■平成22年度の主な取り組みと成果
地域バイオマス利活用促進事業 決算額8,925千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
トピックス
○生ごみ資源化実証 1,471千円
○液肥利用実証 2,308千円
○地域バイオマス利活用高度化調査業務 4,944千円
生ごみの資源化、液肥利用の取り組み等における「循環型社会の形成」、「地球温暖化防止」の
事業効果について算定方法を調査、検討した。
○使用済てんぷら油回収用ポリ容器(250個)
202千円
56
第3章
生きる喜びを共有できる
KYOTANGO
健やか安心都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 市民主体の健康づくりの推進
■施策の方針
1.
市民主体の健康づくりの推進 2.
一次予防の重視 3.
健康づくり支援体制の充実
4.
自殺予防対策の推進
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
市民主体の健康づくりを推進する
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◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
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本市では100歳以上の高齢者が増加し長寿のまちの特色があることから、健
康寿命の延伸は大きな課題ととらえ、がん、脳血管疾患などの生活習慣病を予
防し、健康で、自立した生活が送れるよう生活の質の向上を目指した取り組み
が必要と考えています。
この課題を解決していくために、「市民主体の健康づくり」では、地域のM
VNO(携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提
供している事業者)を活用する「ふるさとケータイ事業」方式によって、自動
血圧計と専用の携帯端末機を市民に貸与し、測定結果に基づき、保健師などが必要に応じてメール、
電話、訪問などにより保健指導を開始しています。
また、健康づくりを地域で具体的に推進していくために、「健康づくり推進員」として232人を
委嘱し、総合検診の受診の呼掛けや地域での健康づくりの取り組みを行っています。
「一次予防の重視」では、保健師による出前講座や健康教室の実施により健康に関する知識の普
及や生活改善に取り組むとともに、健康づくりに欠かせない食生活の視点から、食生活改善推進員
239人による生活習慣予防などの講習会を開催し、市民の健康づくりを支援しています。
「健康づくりを支援する体制の充実」では、総合健診の受診率の向上により疾病の早期発見を図
るとともに、妊娠期に母体の口腔衛生を健全に保ち、胎児の健全な発育を図るため、新たに「妊婦
歯科健康診査事業」を行っています。
「自殺予防対策の推進」では、16団体からなる自殺ゼロ実現推進協議会の開催や、心の健康・う
つ予防・自殺予防に関する健康教育の実施、電話相談、自殺予防・こころの健康づくり講演会およ
びこころの健康相談会や臨床心理士によるこころの健康相談などを実施し、自殺防止を図っていま
す。
在宅での健康管理で生活改善・健康増進
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◆健康長寿福祉部健康推進課長:末次 昭夫
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本市では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかる方が多く、医療費を増
大させる要因となっていることから、血圧管理を中心とした若いうちからの健
康管理や脳血管疾患の予防が必要であると考え、国の交付金を活用し、在宅健
康管理システムを構築するとともに携帯末端機器(専用スマートフォン)と自
動血圧計200台を整備しました。
高血圧で生活改善が必要な方を対象に機器の利用期間を1年間とし、多くの
方が利用できる循環方式により貸し出しを行っています。
日々の測定および保健師のアドバイスにより健康管理意識の高まりが見られ、結果として、利用
者全体の平均血圧は毎月低下しました。利用者からは「血圧が下がってきた」、「健康への関心がよ
り深まった」などの声を聞いています。
今後も循環方式での貸し出しで、健康意識の高まりの輪を広げながら、市民全体の生活改善、健
康増進を推進していきます。
58
■平成22年度の主な取り組みと成果
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
トピックス
弥栄町 久美浜町
30人
27人
健康づくり推進員活動事業 決算額1,452千円
合計
239人
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
網野町
45人
丹後町
22人
弥栄町 久美浜町
17人
73人
うるおい安全都市
大宮町
27人
合計
232人
59
第7章
計画推進のために
健康づくり推進員の啓発活動
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
任期2年の1年目であり、健康づくり推進員の役割を理解し、地
域で健康づくりを推進するための正しい健康知識を得るための研
修会を行いました。特に健康管理の基本である総合検診を市民に
受けてもらうための工夫や、受診率向上のための内容を盛り込み
ました。
■健康づくり推進員(平成23年3月末現在)
峰山町
48人
共に築き、結び合う
丹後町
41人
第5章
パートナーシップ都市
網野町
39人
生涯学習都市
大宮町
63人
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
峰山町
39人
健やか安心都市
健康づくりに欠かせない食生活の視点から、健康づくりを推進するため、管理栄養士が食生活改善
推進員に研修を実施しました。それを受けて食生活改善推進員が地域住民へ、生活習慣病予防などの
ための伝達講習会を行い、市民の健康づくりを支援しました。
【事業実施状況】
○地域活動を進めるための研修会(延べ12回開催 延べ225人参加) 62千円
○養成講座(6講座開催 5人修了) 49千円
○地域伝達講習会(31回開催 延べ507人参加) 273千円
■会員数
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
環境循環都市
地域健康づくり推進事業 決算額384千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
自殺ゼロを実現するために、「京丹後市自殺ゼロ実現推進協議会」の構成団体と連携のもと年末およ
び3月の自殺予防月間にあわせて、人が多く集まるショッピングセンターなどで、関係機関と共に街頭
啓発「自殺予防キャンペーン」などに取り組みました。
また、こころの健康づくり、うつ予防対策事業の取り組み強化をはかるため、うつ予防のパンフレ
ット作成、臨床心理士によるこころの健康相談日を開設、こころの健康づくり講演会「うつ病の理解
と対応」およびこころの健康相談会、傾聴講座を開催しました。
なお、「多重債務相談・支援室」では、弁護士などと連携して
債務問題の解決に当たり相談者の生活再建に向けた取り組みも行
っています。
○自殺予防パンフレット・リーフレット作成(18,000部)
566千円
○うつ予防パンフレット作成(4,000冊) 95千円
○傾聴講座開催(3回・延べ73人) 239千円
○心の相談事業(毎月1回) 174千円
自殺予防傾聴講座
○その他経費 1,050千円
交流経済都市
自殺予防対策事業 決算額2,124千円
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
在宅健康管理システム事業 決算額34,252千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
トピックス
市民が在宅で、携帯電話網に接続した携帯端末機器と自動血圧計を使い、健康情報(血圧、脈拍、体調、
歩数、体重)を携帯端末機器から市サーバに送り、保健師などがモニターをして必要に応じた健康指
導を実施しました。
利用台数(平成23年3月末) 160台
血圧データ送信回数 延べ7,739回
体調などデータ送信回数 延べ985回
≪平成21年度からの繰越≫ 決算額33,752千円
健康管理システムの健康指導を行えるシステム環境を整備しました。
○在宅健康管理システムの開発 13,188千円
○管理・メールサーバ(各1台)
・携帯端末(200台)
16,548千円
○在宅健康管理システム専用自動血圧計(200台) 3,875千円
血圧測定の様子
○その他経費 141千円
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
不妊治療費助成金 決算額704千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
不妊治療を受けられている夫婦に対して、不妊治療にかかる費用の一部を助成しました。助成額は、
医療保険適用の治療を対象に自己負担額の2分の1以内とし、1年度につき1人当たり30千円を限度と
しています。
■京丹後市不妊治療助成金交付実績
支給実人員
助成金実績
平成22年度
34人
704千円
平成21年度
32人
563千円
母子健康支援事業 決算額39,959千円
平成20年度
26人
492千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
妊娠中から出産、子育て期間を通して、健診、各種教室を実施
することで、子どもの健やかな成長発達および保護者が安心して
自信を持って育児に向かえるよう支援しました。
○妊婦健康診査 28,360千円
受診票交付者数:412人
基本健診延受診者数:4,244人
追加検査延受診者数 4,076人
歯科健診受診者 82人
○乳幼児健康診査 11,123千円
■乳幼児健康診査実績
(単位:人、回、%)
対 象
4か月児
10か月児
1歳6か月児
2歳6か月児
3歳児
対象者数
379
409
394
428
465
実施回数
25
24
28
27
31
受診者数
377
409
391
419
459
○母子等健康支援教室開催事業 272千円
両親学級8回(58組)
離乳食教室13回(130人)
妊産婦牛乳支給(3人)
フッ素洗口事業(11保育所、3小学校)
保育所幼稚園歯科教室
○その他経費 204千円
60
受診率
99.5
100.0
99.2
97.9
98.7
前年度受診率
98.9
98.6
98.4
96.2
96.5
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
健康相談・指導事業 決算額3,317千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
疾病、外傷、老化などにより心身機能が低下している方に対し、心身機能の維持回復、介護予防に
必要な訓練、基本的な知識の提供などを行いました。体力増進などを目的とした運動、絵画や陶芸な
どの手工芸、レクリエーションや交流などの活動を通じて訓練を行いました。
京丹後リハビリの会 実施回数:16回 延べ201人参加
あじさいの会(リウマチ交流会) 実施回数:6回 延べ65人参加
両教室において、65歳未満の実人数 10人/48人中(20.8㌫)
61
第7章
計画推進のために
機能訓練事業 決算額154千円
うるおい安全都市
診
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
検
受診者数(人) 受診率(%)
1,152
1,761
87
8,700
45.9
5,270
27.8
7,752
40.9
770
2,073
1,211
21.2
3,004
45.4
2,991
50.0
第5章
共に築き、結び合う
ん
総合検診
パートナーシップ都市
が
肺がん
胃がん
大腸がん
肝炎ウイルス
前立腺がん
腹部超音波
子宮頸がん
乳がん
生涯学習都市
健康診査
対象者
20~39歳
75以上
生活保護・その他
40歳以上
40歳以上
40歳以上
40歳以上
55歳以上
40歳から70歳 5歳毎
20歳以上
40歳以上
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
検診内容
健やか安心都市
がんや疾病の早期発見を行い、生活習慣病予防のための健康意
識を高めるとともに、改善につなげるために健康診査と各種がん
検診などを同時に受けることができる総合検診として、地域の公
民館などで実施しました。
○検診業務委託料 105,326千円
○その他経費 2,868千円
実施期間:平成22年5月25日~10月5日
実施日数および会場数:48日間・27会場(各保健センターお
よび公民館など)
委託先:京都予防医学センター・京都府医師会
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
環境循環都市
総合検診事業 決算額108,194千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
健康相談では、個別に具体的な生活改善指導を実施しました。健康教育は、生活習慣病予防・心の健康・
介護予防などの集団健康教育による普及啓発を実施しました。
○指導者や講師に関する経費 1,821千円
○事業の教材・資料・消耗品・その他通知に関する経費 1,450千円
○その他経費 46千円
【健康相談】
結果報告会:48日間 延べ57会場 2,708人参加
栄養相談(予約制):121人実施
【集団健康教育】
結果報告会集団健康教育:258回 4,013人参加
高血圧予防教室:3回 33人参加
出前講座:86回 2,284人参加
心と体いきいき教室(ボディートーク):6回 90人参加
第1章
交流経済都市
発達障害により集団生活が困難な幼児の早期発見、早期療育の観点から、子ども、保護者、保育者
が安心して自信をもって就学が迎えられるよう適切な支援体制を構築しました。
ひと・もの・ことが行き交う
発達障害児等早期発見・早期療育支援事業 決算額264千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
予防接種事業 決算額95,055千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
伝染の恐れがある疾病の発症および感染予防、発病防止、症状の軽減、病気のまん延防止のため、
予防接種法に定める適切な時期に予防接種を実施しました。
○予防接種共通医師派遣委託料 1,724千円
○乳幼児等集団予防接種ワクチン等医薬材料費 3,913千円
○個別予防接種委託料 86,293千円
○予防接種助成金等給付費 2,755千円
○その他経費 370千円
■予防接種の種類・接種者数など
区 分
対象者(人)
接種者(人)
接種率(%)
ポリオ
1,419
876
61.7
集
二種混合
641
625
97.5
団
麻しん風しん(3期)
590
588
99.7
麻しん風しん(4期)
653
623
95.4
三種混合
2,162
1,727
79.9
448
440
個 麻しん風しん(1期)
98.2
486
469
別 麻しん風しん(2期)
96.5
日本脳炎
3,830
3,448
BCG
418
391
93.5
区 分
対象者
接種者(人)
65歳以上(60~64歳障害者含む)
10,627
個
65歳以上低所得者
インフルエンザ
769
別
65歳未満低所得者
569
新型インフルエンザ予防接種事業(繰越) 決算額408千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
新型インフルエンザウイルスに対する免疫がないことから、広範な流行の恐れがあり、大きな健康
被害にとどまらず、社会的・経済的な混乱が生じることが想定されるため予防接種を実施し、感染予
防と個人の重症化の防止を図りました。なお、低所得者世帯にかかる接種費用は、公費負担としました。
○新型インフルエンザ予防接種費用給付費 401千円
○その他経費 7千円
子宮頸がん等予防接種事業 決算額17,090千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
ヒブ、小児用肺炎球菌の感染による細菌性髄膜炎の発症およびHPVの感染による子宮頸がんの発症
を予防するためのワクチン接種費用を全額助成しました。
○子宮頸がん予防ワクチン接種費用給付費 4,825千円
○ヒブワクチン接種費用給付費 4,838千円
○小児用肺炎球菌ワクチン接種費用給付費 7,041千円
○その他経費 386千円
■京都府制度(平成22年4月1日~平成23年1月24日) (単位:人)
対象者
子宮頸がん予防ワクチン 中学3年生相当
接種見込回数 延接種回数
304
7
■国制度(平成23年1月25日~平成23年3月31日) (単位:人)
接種見込回数 延接種回数
対象者
子宮頸がん予防ワクチン 中1相当~高1相当
323
1,250
ヒブワクチン
577
0歳児~4歳児
2,183
小児用肺炎球菌ワクチン 0歳児~4歳児
651
2,183
62
1.
国民健康保険と高齢者医療の安定運営 2.
福祉医療制度の充実
●
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●
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
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◆健康長寿福祉部保険事業課長:山形 健一
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63
第7章
計画推進のために
国民健康保険事業を安定的に運営するために、国民健康保険法および国通知などに基づき一般会計
から国民健康保険事業特別会計に所要額を繰り出しました。
○保険基盤安定繰出金 246,284千円
低所得者に対して国民健康保険税を軽減した分を公費で補てんするもの
○出産育児一時金繰出金 20,166千円
出産育児一時金の2/3を繰り出すもの(平成22年度給付実績:76件)
○その他繰出金 416,559千円
うるおい安全都市
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
国民健康保険事業特別会計繰出金 決算額683,009千円
共に築き、結び合う
■平成22年度の主な取り組みと成果
第5章
パートナーシップ都市
本市では、「子ども医療事業」・「重度心身障害老人健康管理事業」・「重度心
身障害者医療事業」・「母子・父子医療事業」・「老人医療給付事業」の福祉医療
事業を行なっています。
それぞれの事業は、京都府と一体となり実施しています。そこに、京丹後市
では独自の上乗せを行い、一人でも多くの市民が経済的負担の少ない中で安心
して医療にかかることができるように考えています。
「子ども医療事業」では、京都府の制度は出生から3歳までが対象ですが、
市の制度とし3歳から中学生までに対象を拡大して実施しています。
「重度心身障害老人健康管理事業」・「重度心身障害者医療事業」では、京都府の制度はそれぞれ、
身体障害者手帳1、2級および療育手帳A所持者ですが、京丹後市ではそれぞれ体障害者手帳3級を
持つ市民に対象を拡大して事業実施を行っています。
「母子・父子医療事業」では、京都府の制度は母子だけを対象としていますが、市の制度として
父子にも対象を拡大して実施しています。
生涯学習都市
●
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
●
第3章
生きる喜びを共有できる
●
環境循環都市
保険事業課では、後期高齢・福祉医療係と国保年金係で市民の皆さんの健康
を守ることを目的とし、医療年金事業に取り組んでいるところです。
本市が運営する国民健康保険制度(国保)は、加入者相互による助け合いの
制度で、医療機関にかかったときには医療費の一部(原則3割)を加入者が負
担し、残り(7割)を国保会計から支払います。自営業者などや無職の方が加
入する「国民皆保険」を支えている制度です。
しかし、伸びつける医療費に対応していく必要から、経済状況の厳しい中で
平成22年度の税率改正により、被保険者の皆さんに負担の増をお願いしました。
今後の国保の運営は、安定的運営を図るために、保険給付にかかる国や府の交付金などの確保を
図り、加入者に対して国保制度の啓発を行い、国保税の納付に対する理解の促進を図り収納率の向
上に努めることとしています。
また、「後期高齢者医療制度」については、国の動向を見ながら制度がよりよくなり、高齢者の
医療が安心して受けることができるように努めます。
福祉医療についても、医療費が年々増加していく中で、京都府との連携を深めながら、持続可能
な福祉医療制度への充実を目指します。
京丹後市の福祉医療制度について
第2章
●
暮らしの中でいのちが輝く
京丹後市の医療制度について
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
2 医療保険制度の一層の充実
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
国民健康保険事業特別会計 歳入歳出差引額159,192千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
平成22年度京丹後市国民健康保険事業特別会計の決算は、歳入総額73億2,622万8千円、歳出総額
71億6,703万6千円、歳入歳出差引残額1億5,919万2千円の黒字となりました。
この歳入決算の中には前年度繰越金1億2,329万7千円を含んでいますので、これを除いた差し引き額
は3,589万5千円です。
京丹後市の国民健康保険財政は、本年度に税率改正を行いましたが、引き続き非常に厳しい状況が
続いています。
■収支状況
歳 入
内 容
国民健康保険税
国庫・府支出金
前期高齢者交付金
繰入金(一般会計、基金)
共同事業交付金
その他(繰越金、市債ほか)
合 計
金 額
1,489,282千円
2,308,651千円
1,473,399千円
788,885千円
800,232千円
465,779千円
7,326,228千円
歳 出
内 容
保険給付費
後期高齢者支援金
共同事業拠出金
介護納付金
その他(保健事業費ほか)
金 額
4,625,270千円
834,026千円
820,621千円
4,237,452千円
459,667千円
合 計
7,167,036千円
■国保加入者(平成23年3月31日現在)
区 分
一般被保険者
被保険者数
退職被保険者
合 計
加入者数
18,395人
1,332人
19,727人
※平成23年度末の世帯数:10,294世帯
■平成22年度の被保険者1人当たりの医療費は、一般被保険者で271,868円/年、退職被保険者で
313,468円/年となっており、この医療費は年々増加していることから国保の運営状況が厳しくな
っています。
■平成20年から医療保険者に対して、40歳から74歳を対象にした生活習慣病の改善のための、特定
健診・特定保健指導が義務付けられました。市では、がん検診や介護保険の生活機能評価を一体
で行う「総合検診」として実施しています。
対象者:13,811人 受診者:5,616人 受診率:40.7㌫
子ども医療事業 決算額128,498千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
乳幼児、児童生徒の医療費の自己負担金の一部を助成すること
により、子育てにかかる保護者の経済的負担を軽減するとともに、
健康の保持と増進を図りました。
乳幼児・小学生・中学生を対象に、自己負担を1カ月1医療機関
ごとに200円とし、その超える額を助成しました。
○子ども医療給付費 124,504千円
【府制度】出生から3歳までの外来および小学校卒業までの入院
【市制度】3歳から小学校入学までの外来
○その他経費 3,994千円
重度心身障害老人健康管理事業 決算額100,172千円
子ども医療費を助成します
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
後期高齢者医療制度の加入者で所得の低い障害者の医療費にかかる経済的負担を軽減することによ
り、必要な医療を受けやすくする環境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげ、重症化・長期
化を防ぎ、健康管理意識の向上を図りました。
○重度心身障害老人健康管理事業補助金 99,329千円
○その他経費 843千円
64
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
後期高齢者医療事業 決算額623,695千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
後期高齢者医療制度の運営を円滑に行うために、一般会計から後期高齢者医療事業特別会計へ繰り
出しました。
○事務費繰出金 5,798千円
○保険基盤安定負担金繰出金 175,881千円
後期高齢者医療保険料の軽減分を京都府および市町村で負担し、後期高齢者医療事業特別会計
に繰り出すもの。
65
第7章
計画推進のために
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
うるおい安全都市
後期高齢者医療事業特別会計繰出金 決算額181,679千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
75歳以上(65歳以上の一定の障害のある方を含む)の高齢者が加入する後期高齢者医療制度を運営
する「京都府後期高齢者医療広域連合」に所定の負担金を支出しました。
○後期高齢者医療広域連合分賦金 22,022千円
広域連合を運営するための事務経費を府内の市町村で負担するもの
○療養給付費負担金 601,673千円
「高齢者の医療の確保に関する法律」第98条の規定による市町村の負担金
後期高齢者医療費の負担割合は、保険料:10.26㌫、支援金:39.74㌫、公費:50㌫
公費㌫のうち、市町村は全体の1/12を負担する。
共に築き、結び合う
老人保健制度を円滑に進めるための事務経費であり、決算書の印刷製本を行いました。
第5章
パートナーシップ都市
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
生涯学習都市
老人保健医療事務 決算額11千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
65歳以上70歳未満の高齢者の本人および世帯の所得状況により、受給資格の判定を行い、老人医療
費受給者証を交付することにより医療機関での一部負担金を助成しました。
受給者数(平成23年3月31日現在)
65歳以上70歳未満の高齢者3,983人のうち2,294人が受給者
○老人医療給付費 118,912千円
○その他経費 5,537千円
健やか安心都市
老人医療給付事業 決算額124,449千円
第3章
生きる喜びを共有できる
母子家庭および父子家庭の保護者と18歳未満の子どもを対象にして、医療費にかかる経済的負担を
軽減することにより、必要な医療を受けやすくする環境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげ、
重症化・長期化を防ぐなど、健康管理意識の向上を図りました。
受給者数(平成23年3月31日現在)
府制度:母子家庭 保護者 533人 児童 803人
市制度:父子家庭 保護者 114人 児童 181人
○母子医療給付費 36,348千円
○その他経費 1,230千円
環境循環都市
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
母子・父子医療事業 決算額37,578千円
第1章
交流経済都市
所得の低い障害者の医療にかかる経済的負担を軽減することにより、必要な医療を受けやすくする
環境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげ、重症化・長期化を防ぐなど、健康管理意識の向
上を図りました。なお、後期高齢者医療制度に該当する障害者は、重度心身障害老人健康管理事業へ
移行します。
受給者数(平成23年3月31日現在)
府制度:身体障害者手帳1、2級および療育手帳A所持者 684人
市制度:身体障害者手帳3級所持者 163人
○重度障害者医療給付費 111,196千円
○その他経費 1,384千円
ひと・もの・ことが行き交う
重度心身障害者医療事業 決算額112,580千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
後期高齢者医療事業特別会計 歳入歳出差引額5,860千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
決算額は、歳入総額565,168千円、歳出総額559,308千円で、歳入から歳出を差し引いた額は5,860
千円となりました。
75歳以上のかたと65歳から74歳で一定の障害があると認められたかたは、後期高齢者医療制度に加
入することになります。この制度は、京都府内の全ての市町村が加入する「京都府後期高齢者医療広
域連合」が運営主体となり、市町村は被保険者証の送付や保険料の徴収などの事務を行っています。
■収支状況
歳 入
内 容
後期高齢者医療保険料
繰入金(一般会計)
諸収入
その他
合 計
金 額
377,503千円
181,679千円
2,125千円
3,861千円
565,168千円
歳 出
内 容
事務費
後期高齢者医療広域連合納付金
諸支出金
金 額
6,795千円
550,474千円
2,039千円
合 計
559,308千円
■後期高齢者医療制度に加入の被保険者数(平成23年3月31日現在)
被保険者数10,520人:京丹後市の人口の17.3㌫
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
66
1.
地域包括医療の推進 2.
医療機関の充実と連携 3.
医療における防災体制の充実
4.
市立病院事業経営の健全化 5.
医療従事者確保対策の充実
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
3 患者本位の医療体制の充実
第1章
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◆医療部部長:梅田 純市
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第7章
計画推進のために
67
うるおい安全都市
○
「京丹後市立病院看護師等修学資金」
市立弥栄病院および市立久美浜病院では、より充実した看護を行うために看護師および助産師の
養成を図る「看護師等修学資金」を設けています。
将来、市立病院において、看護師または助産師として勤務する意思をお持ちの方に、修学に要す
る資金を無利息でお貸しします。
看護師などの養成施設をご卒業後、直ちに市立病院に採用され、貸与を受けられた期間、勤務さ
れた場合は修学資金の返還を免除しますので、ぜひご利用ください。
貸与額 月額5万円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
○「医療確保奨学金制度」
市では、医療の充実に必要な医師の養成と就業促進を図るため、「医療確保
奨学金」として、貸与を希望される方を随時募集しています。
市立病院、市国民健康保険直営診療所、または市が定める市内医療機関に勤
務する意思をお持ちの医師の方や医師を目指される大学生などの方に、修学な
どに要する資金をお貸しします。
貸与を受けられた期間、前述の医療機関で勤務された場合は、奨学金の返還
を免除しますので、ご活用ください。また、お知り合いの方に、ぜひご紹介ください。
基本額 月額20万円以内
加算額(特定診療科:小児科、産婦人科) 月額5万円
共に築き、結び合う
●
パートナーシップ都市
●
生涯学習都市
第5章
◆医療部医療政策課長:渡邉 歩
●
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
医師・看護師などを目指される皆さんへ
「医療確保奨学金」
「京丹後市立病院看護師等修学資金」をご利用ください
健やか安心都市
ます。
本市の重点課題として鋭意取り組んでおります「市立病院改革プラン」の状況につきましては、
おかげをもちまして平成22年度の経常収支目標を上回る成績を残すことができ、前年度に続き黒
字を達成いたしました。質の高い医療の提供と改革改善を更に推進すべく、今年度も引き続き取り
組んでいます。
また本市では、地域の医療を守るためには、国の制度面での措置が非常に重要であると位置付け
ており、医師の地域や診療科における偏在の解消をはじめとする諸課題の解決について国において
必要な措置が講じられるよう、京都府や京都府市長会、あるいは全国自治体病院開設者協議会など
の関係団体とともに積極的に働きかけを行っております。
第3章
生きる喜びを共有できる
平成22年度の事業概要は紙面に記載させていただいているとおりでござい
ますが、本分野における主な取り組みを少し紹介させていただきます。
本市におきましては、市民の皆さんが健康の保持増進を図りつつ安心して毎
日を過ごしていただけますよう、各種検診の実施やリハビリテーションの提供、
在宅医療の展開など、保健・医療・福祉の連携のもとでの地域包括医療を市民
の身近な生活圏域において推進することが重要と考え、地域の医療機関や福祉
関係の皆さんをはじめ多くの方々のお力添えのもとで各種施策を推進しており
環境循環都市
地域の医療を守るために
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
■平成22年度の主な取り組みと成果
病院事業会計(企業会計) 決算額 収益的収支208,285千円
資本的収支▲302,698千円
所管課:医療部医療政策課
本市の弥栄病院と久美浜病院の運営形態は、地方公営企業法の一部適用を受けてその事業収入によ
り経営を行っています。
両病院の事業収益(税込み)は5,798,527千円、事業費用は5,590,242千円で収支差し引き額は、
208,285千円となりました。営業成績を表す収益的収支は、2年連続黒字となりました。
また、医療器械などの購入や企業債償還金などの資本的収支は収入不足ですが、繰越工事資金、過
年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金で補てんしました。
財政状況
○収益的収支 208,285千円
■病院事業収益 5,798,527千円 (単位:千円)
内 容
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
トピックス
医業収益(入院、外来収益など)
医業外収益(補助金など)
訪問看護事業収益
通所リハビリテーション事業収益
合 計
弥栄病院
2,993,804
359,312
41,785
―
3,394,901
久美浜病院
1,943,277
381,065
45,807
33,477
2,403,626
合 計
4,937,081
740,377
87,592
33,477
5,798,527
■病院事業費用 5,590,242千円 (単位:千円)
内 容
医業費用(給与費、材料費ほか)
医業外費用(企業債利息、雑損失ほか)
訪問看護事業費用
通所リハビリテーション事業費用
特別損失(医療器械除却費ほか)
合 計
弥栄病院
3,154,380
45,043
40,101
―
2,359
3,241,883
久美浜病院
2,203,477
76,399
36,955
31,228
300
2,348,359
合 計
5,357,857
121,442
77,056
31,228
2,659
5,590,242
○資本的収支 ▲302,698千円
■資本的収入 387,960千円 (単位:千円)
内 容
企業債
他会計負担金(一般会計繰入金)
補助金(国、府、他会計補助金)
寄付金
合 計
弥栄病院
91,600
81,680
51,000
―
224,280
久美浜病院
57,900
91,780
14,000
―
163,680
合 計
149,500
173,460
65,000
―
387,960
■資本的支出 690,658千円 (単位:千円)
内 容
弥栄病院
久美浜病院
合 計
建設改良費(医療器械など購入費ほか)
企業債償還金(企業債の元利金当方割)
長期貸付金
合 計
174,728
232,292
2,100
409,120
89,203
190,235
2,100
281,538
263,931
422,527
4,200
690,658
○京丹後市立弥栄病院事業
医療活動をはじめ、へき地診療所への医師派遣や近隣の福祉施設との連携、訪問看護および訪問
診療を行いました。地域の学校健診、企業などの検診事業にも積極的に取り組みながら、健全経営
基盤の確立を目指し、医療内容の充実や収益の確保と費用の節減などに取り組みました。
平成20年度に策定した改革プランの目標数値を達成するために 病床数を248床から200床に減
らし経営改善を図りました。また年間2億円の購入費となる診療材料はSPDシステムを導入し、診療
68
交流経済都市
【S P D システム】
医療用機器や消耗品などの在庫やそれを使用する場所へ供給などの
物流・物品管理を中央集中化や外注化することにより、診療現場の業
務軽減や診療物品を柔軟かつ円滑に管理しようとする方法のこと。
弥栄病院
医 師
11人
看護部門
116人
薬 局
5人
給食部門
1人
技術部門
31人
管理部門
9人
合 計
173人
■訪問看護活動状況
訪問実人数
738人
訪問延べ人数
4,429人
1日平均訪問患者数
18.2人
一般病床(152床)
療養病床(48床)
外 来
合 計
365日
365日
243日
給食部門
1人
■通所リハビリ活動状況
通所実人数
通所延べ人数
52人
2,886人
1日平均通所患者数
11.9人
■患者数
入 院
一般病床(110床)
療養病床(60床)
外 来
合 計
365日
365日
243日
69
第6章
第7章
計画推進のために
患者数
延べ人数
1日平均人数
33,734人
92.4人
20,829人
57.1人
81,762人
336.5人
136,325人
486.0人
区 分
合 計
128人
うるおい安全都市
1日平均訪問患者数
18.6人
管理部門
6人
災害に強く、
快適で暮らしやすい
訪問延べ人数
4,528人
技術部門
17人
久美浜病院
共に築き、結び合う
薬 局
4人
第5章
パートナーシップ都市
■訪問看護活動状況
訪問実人数
745人
看護部門
86人
生涯学習都市
医 師
14人
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
○京丹後市立久美浜病院事業
「市立久美浜病院改革プラン」の3年目として目標数値を視野
に入れ、公共の福祉の増進と効率的経営という目標達成に努力
しました。院長メッセージや職場代表者会議を通じて、全職員
に現在の経営状況と問題点について周知し、職員一人ひとりの
意識改革を図りました。
一方、支出面では、給与費、経費の抑制と減価償却費の減少
などにより極力支出を抑えることができ、昨年度から2年連続
で経常収支を黒字にすることができました。
■職員数 (平成23年3月31日現在)
職種部門
職員数
健やか安心都市
患者数
延べ人数
1日平均人数
45,361人
124.3人
15,858人
43.4人
90,174人
371.1人
151,393人
538.8人
区 分
生きる喜びを共有できる
第3章
■患者数
入 院
環境循環都市
職種部門
職員数
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
■職員数 (平成23年3月31日現在)
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
材料の購買・在庫・搬送・消費を一元管理することにより、コ
スト削減に努め、昨年度から2年連続で経常収支が黒字となり
ました。
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
地域医療体制整備補助金 決算額26,176千円
所管課:医療部医療政策課
市民が安心して生活できる医療環境を確保するため、民間病院・診療所の施設整備などにかかる支
援を行いました。
■交付先医療機関および交付額 (単位:千円)
医療機関名
財団法人 丹後中央病院
特定医療法人三青園 丹後ふるさと病院
医療法人愛心会 宇川診療所
合 計
所在地
峰山町杉谷
網野町小浜
丹後町久僧
交付額
10,000
6,176
10,000
26,176
救急医療体制強化補助金 決算額1,600千円
所管課:医療部医療政策課
市民が安心して生活できる救急診療体制を確保するため、民間の救急告示病院が実施する救急診療
に対して支援を行いました。
■交付先医療機関および交付額 (単位:千円)
医療機関名
財団法人 丹後中央病院
所在地
峰山町杉谷
交付額
1,600
休日応急診療事業 決算額3,650千円
所管課:医療部医療政策課
休日や年末年始における急病患者の診療業務について、医療機関に委託し実施しました。
実施医療機関
丹後ふるさと病院、上田医院、中江医院、国保大宮診療所、市立弥栄病院、市立久美浜病院
実施日数 70日(日曜、祝日、年末年始)
市立診療所繰出金 決算額35,000千円
所管課:医療部医療政策課
誰もが安心して医療を受けられる地域医療の充実を図るため、市内に設置している診療所の運営に
必要な経費を一般会計から国民健康保険直営診療所事業特別会計に繰り出しました。
元利償還経費の一部および診療所経費の一部の適正な運営を行いました。
○繰出額 35,000千円
市立病院繰出金 決算額870,975千円
所管課:医療部医療政策課
市立病院の運営を維持するため、市立病院改革プランを踏まえて
必要な経費の一部を一般会計から病院事業会計に繰り出しました。
○市立弥栄病院 413,245千円
○市立久美浜病院 457,730千円
上記のうち
■地域活性化・きめ細かな交付金
市立弥栄病院 11,000千円
市立久美浜病院 11,000千円
■地域子育て創生事業(子育て支援特別対策事業費補助金)
市立弥栄病院 124千円
市立久美浜病院 102千円
医療確保奨学金貸与事業 決算額15,000千円
新型インフルエンザ訓練の様子
(久美浜病院)
所管課:医療部医療政策課
市の医療体制の充実に必要な医師の養成および確保に資するた
め、将来、市立病院などの市内医療機関に勤務する意思を有する
医学生に対し、奨学金を貸与しました。
貸与者:6人
貸与期間:平成22年4月~平成23年3月
市立病院で研修を受ける府立医大の
医学生・看護学生の皆さん
70
所管課:医療部医療政策課
年間開所日数
269.0日
50.0日
221.0日
22.5日
23.0日
■収支状況
歳 出
総務費(施設維持管理費ほか)
医業費(医薬品衛生材料費ほか)
公債費
171,640千円
195,520千円
14,941千円
合 計
382,101千円
第4章
生涯学習都市
321,216千円
1,969千円
38,114千円
9,148千円
20,352千円
390,799千円
次代を担う若い力が活躍できる
歳 入
診療収入
使用料及び手数料
繰入金
繰越金
その他(市債ほか)
合 計
第3章
健やか安心都市
診療収入
155,233千円
7,669千円
144,795千円
5,667千円
7,852千円
321,216千円
生きる喜びを共有できる
患者延べ人数
12,563人
621人
7,960人
493人
529人
22,166人
環境循環都市
診療所名
場 所
大宮診療所
大宮町河辺
五十河診療所
大宮町延利
間人診療所
丹後町間人
野間診療所
弥栄町野中
佐濃診療所
久美浜町佐野
合 計
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
■診療状況
交流経済都市
決算額は、歳入総額390,799千円、歳出総額382,101千円で、歳入から歳出を差し引いた額は8,698
千円となりました。
国保直営診療所は、5施設(大宮、五十河、間人、野間、佐濃)あり、地域の身近な医療機関として
運営を行っています。診療所の常勤医師体制は、大宮・間人診療所それぞれ1人体制で、診療は、常勤
医師と市立病院、財団法人丹後中央病院および民間からの応援医師により行いました。平成22年診療
報酬改定では、全体としてはプラス改定となったが、診療所は、引き下げられた部分もあり、また常
勤医師1人体制という厳しい診療体制で、経営的にも苦しい状況であり、一般会計からの繰り入れを行
い運営をしています。地域の高齢化が進む中で診療所の果たす役割は大きく、地域の医療ニーズに応
えることができるよう医療活動に努めました。
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
国民健康保険直営診療所事業特別会計 歳入歳出差引額8,698千円
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
71
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
4 支えあい、助けあいの地域福祉の推進
■施策の方針
1.
福祉ボランティアの育成・支援 2.
地域福祉団体のネットワークづくり
3.
利用しやすい福祉サービスの環境整備 4.
地域で支えあう福祉の環境づくり
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
支えあい、助け合いの地域福祉の推進を目指して
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◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
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近年、少子高齢化や世帯の各家族化や単身化が急激に進行する中にあって、
田舎では昔からあった助け合いや支え合う地域や家族の絆が希薄になるなど、
家族・地域のコミュニティは大きく様変わりしてきています。子どもや高齢者、
また障害のある方など、それぞれのおかれた立場により市民ニーズは多様化し
てきています。
このような状況の中、災害時の避難に支援が必要な方への支援体制の確立に
向け、平成21年6月「災害時要援護者の避難支援プラン」を策定し、地元区・
民生児童委員・隣組など多くの方々の協力を経て避難行動要支援者登録に着手しました。今年度は
避難行動要支援者の登録名簿の確定のほか、支援システムの導入により迅速な情報管理が可能とな
っただけでなく、自治区・民生児童委員から要望の強かったマップ作成も可能となりました。今後、
関係機関との情報共有を行うことで、より実行性の高い体制整備を目指すこととしています。
また、景気の長期低迷などを背景とした雇用環境の悪化などを反映して、生活困窮者は増加し、
生活保護の受給者が増えています。本市では、最後のセーフティネットとして必要に応じ生活保護
を受給していただきながら、世帯の自立を援助するため新たに面接相談員を配置。就労支援員や健
康管理支援員と一緒になって、厳しい雇用環境の中でも就労支援や健康、健全な生活への援助を行
なっています。
地域福祉の推進のため、地域の支えあい・助けあいの仕組みづくりとともに、今後もあらゆる意
味でのセーフティネットの役割をしっかり果たしていくことが大切だと考えています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
くらしの資金貸付事業 決算額5,946千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
一時的に生活が不安定な低所得者世帯に対し、緊急に必要な資
金の貸し付けを行うため、貸付審査会での適正な審査を経て資金
の貸し付けを行うとともに、貸付金の償還勧奨業務を行いました。
○くらしの資金貸付金(申請件数81件、貸付件数58件)
5,815千円
○その他経費 131千円
民生児童委員活動事業 決算額22,400千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
民生児童委員活動を支援するとともに、活動に対して補助金を交付し、民生児童委員活動の充実を
図りました。
○活動費ほか補助金 20,470千円
○その他経費 1,930千円
各単位民生児童委員協議会委員人員 (単位:人)
峰山町
39
大宮町
31
網野町
44
丹後町
25
弥栄町
18
72
久美浜町
38
計
195
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
峰山町
14
大宮町
12
網野町
12
丹後町
12
弥栄町
11
久美浜町
14
戦没者追悼事業 決算額1,226千円
計
75
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
4件
2件
全 焼
200千円
60千円
2件
0件
半 焼
60千円
0千円
0件
1件
部分焼
0千円
10千円
全 壊
0千円
1件
半 壊
30千円
1件
部分壊
20千円
母子寡婦福祉会活動費補助金 決算額500千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
父子会活動費補助金 決算額49千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
父子家庭の会員相互の親睦・交流を図るとともに、その福祉の向上のために活動を行う父子会に対
し活動費補助金を交付し活動の支援を行いました。
会員数:8人(平成22年4月1日現在)
73
第7章
計画推進のために
母子・寡婦家庭の交流・親睦を図るとともに、自立を促進するなどの活動を行う母子寡婦福祉会に
対し、活動費補助金を交付し活動の支援を行いました。
会員数:191人(平成22年4月1日現在)
うるおい安全都市
0件
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
災害見舞金(雪害によるもの):2件 50千円
住 家
共に築き、結び合う
住 家
非住家
第5章
パートナーシップ都市
京丹後市災害見舞金等支給要綱の規定に基づき、被災された市民に対し、災害見舞金を支給しました。
災害見舞金(火災によるもの):9件 330千円
生涯学習都市
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
災害見舞金等事業 決算額380千円
健やか安心都市
地域福祉の向上を図るため、地域の福祉委員や民生委員、地区委員などの協力を得て社会福祉協議
会が行う地域福祉活動事業に対して補助金を交付しました。
○地域福祉活動事業補助金 890千円
住民懇談会 27会場 465人
福祉教育推進事業 69回 13,752人
福祉のまちづくり研修会 平成22年10月30日 175人
災害時要援護者避難支援訓練 平成23年3月27日 60人
ふれあいサロン(地域主催サロン 822回 15,095人)
(ボランティア主催サロン 266回 4,458人)
雪下ろし(174件)、雪すかし事業(633時間)
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
環境循環都市
地域福祉活動事業補助金 決算額890千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
戦没者を追悼し、遺族を慰謝激励するとともに平和を祈念するため京丹後市戦没者追悼式を実施し
ました。また、全国戦没者追悼式、京都府戦没者追悼式へ参列しました。
○京丹後市戦没者追悼式 経費 1,076千円
平成22年11月10日(水) 参列遺族337人
○全国戦没者追悼式および京都府戦没者追悼式 経費 150千円
全国戦没者追悼式:平成22年8月15日(土)
日本武道館(東京都) 参列遺族8人
京都府戦没者追悼式:平成22年10月25日(月)
国立京都国際会館(京都市) 参列遺族79人
第1章
交流経済都市
民生委員の交代に伴う、民生委員推薦会の円滑な運営を図りました。(一斉改選は3年に1度)
各推薦準備会委員人員 (単位:人)
ひと・もの・ことが行き交う
民生委員推薦会運営事業 決算額817千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
ひとり親家庭福祉事業 決算額84千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
母子・父子家庭などのひとり親家庭を対象に交流事業、学習事業などを実施し、親睦を図るととも
に親子の親睦を深め、対象家庭の福祉の向上と自立促進を図りました。
健康と福祉のまちづくり審議会事業 決算額161千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
市民の健康づくりと福祉の増進を図るため審議会を設け、市長の諮問に応じた各福祉分野の調査、
研究および審議などを行いました。
平成22年12月17日 峰山総合福祉センター 委員22人
災害時要援護者支援事業 決算額3,729千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
災害時の避難支援プランの全体計画に基づき、避難行動要支援者登録制度を設け、継続的な台帳管
理や福祉避難所の整備などを実施しました。
避難行動要支援者登録申出書兼台帳および個別支援計画の更新などの管理を行える災害時要援護者
支援システムを導入したことにより、災害時要援護者の迅速な情報管理を行うことができ、マップ作
成も可能となりました。また、歩行が困難な避難者用のため、市内の福祉避難所(24か所)に各1台
の車いすを購入しました。
○災害時要援護者支援システム導入経費 3,355千円
○災害時要援護者支援用車いす購入費(24台) 374千円
生活保護運営管理事業 決算額12,141千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
生活保護費支給事業を適正に実施し、生活保護法に基づく事務を円滑に行うため、また、生活保護
受給者の自立を支援するため、増加する相談によりきめ細かに対応する面接相談員の設置、医療扶助
の適正化を主な目的とする電子レセプトの導入、自立支援プログラムに基づく就労支援や健康管理支
援などを行いました。
○生活保護申請者への一時支援資金貸付金(42件) 1,100千円
○その他経費 11,041千円
(各年度とも3月末現在)
年度
被保護
世帯数
被保護人員
保護率
面接
相談件数
申請
件数
開始
件数
21年度
22年度
320世帯
351世帯
479人
542人
8.0‰
9.2‰
269件
236件
85件
102件
75件
80件
生活保護費支給事業 決算額718,990千円
却下・
取下げ件数
10件
22件
廃止
件数
31件
46件
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
生活が困窮し要保護状態となっている世帯に対して、生活保護法による最低生活費の基準に基づい
て算定した扶助費を月毎に支給しますが、被保護世帯数は、合併以来増加傾向にあります。平成22年
度においても、申請件数、開始件数とも増加し、年度末には31世帯、63人の増となりました。
最低生活の保障のために、単なる経済的給付に留まらず、世帯の自立に向けて、就労支援などの効
果的な支援を行う必要があり、職業安定所、保健所、警察、学校などの各関係機関と連携のもと、被
保護世帯の自立に向けて組織的な支援を行っていきます。
351世帯、542人
■各年度の生活保護世帯の状況 (単位:世帯、人)
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
合 計
世帯数 人員 世帯数 人員 世帯数 人員 世帯数 人員 世帯数 人員 世帯数 人員 世帯数 人員
21年度
93 137
50 72
87 139
29 38
20 32
41 61 320 479
22年度
90 131
55 85
98 160
31 40
27 45
50 81 351 542
年度
■各年度の生活保護費の支給状況 (単位:千円)
年度
生活
住宅
扶助費 扶助費
21年度 169,717
22年度 201,478
58,542
71,113
教育
介護
扶助費 扶助費
4,184
5,072
医療
扶助費
出産
扶助費
生業
扶助費
葬祭
扶助費
10,116 358,805
14,137 418,096
55
0
3,202
4,416
0
0
74
施設
事務費
合計
5,385 610,006
4,678 718,990
1.
障害者の理解と社会参加の促進 2.
福祉サービスの充実 3.
生活環境の整備充実
4.
障害者雇用の促進 5.
スポーツ、文化等の活動の推進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
5 共に生きる障害者福祉の充実
第1章
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◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
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◆健康長寿福祉部障害者福祉課長:太田 弘保
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第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
どなたにとっても、日常生活や社会生活を送るために「働く」ことは、大き
な意義をもつものです。障害のある人にとっても同様でありますが、長引く不
況のもとにあって、就労については、大変厳しい状況となっています。
市では、本年度、障害者就業・生活支援センター「こまち」に就労準備講座
の事業委託を行い、障害のある人の「働く力」を養成するための支援を行って
きました。
参加者は11人で、知的障害のある方6人と精神障害のある方5人が参加され、
2グループに編成し、それぞれ10回の講座を行いました。内容は、就労で一番重要となる「コミュ
ニケーション」がうまくとれるような訓練を中心に模擬訓練を行いながら、自分の思いを的確に表
現できる能力の養成に努めるというものです。講座開始当初は、参加者のほとんどが、緊張からか、
問いかけに対しなかなか言葉が出てこなかったり、自分の思いをまとめきれなかったりの状態でし
たが、回を重ねるにしたがって、問いかけに言葉がスムーズに出るようになってきました。
一つ一つ新しい経験を積みながら、講座修了時点では、就労目指しての積極的な熱い思いを堂々
と発表されるまでになりました。経験することの大切さを再認識し、講座を通して成長された姿を
改めて感じることができました。今後も障害のある人の「働く力」や「職場定着」に向けた支援を
関係機関などと連携しながら支援していきたいと考えています。
生涯学習都市
●
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
障害のある人の「働く力」を支えたい
第3章
生きる喜びを共有できる
近年、障害のある人の状況は、年々、手帳を所持する方が増加しており、また、
福祉ニーズも多様化しております。
市では、障害のある人も障害のない人も生まれ育った地域の中で、共に支え
合い、助け合う「共生社会」の実現を目指し、車いす駅伝大会をはじめ、障害
者週間での市内障害者施設の授産製品展示、障害者団体による作品展、施設で
の夏祭り、フェアの実施を通して、市民、地域の皆さんとの交流を進め、障害
についての理解の促進に努めています。また、社会参加の促進のため、福祉タ
クシー、ガソリン券の交付、移動支援事業の充実を図っています。
日常生活を支える障害福祉サービスについては、相談支援の充実を図り、必要なサービスを必要
な量、給付できるようにするとともに、サービスの提供基盤の整備充実を進めています。
また、生きがいを持って社会生活を営むためにも重要である就労の支援について、市役所での短
期職場実習や民間企業での短期実習、一般就労を目指して就労準備講座の実施や、障害者雇用を行
った企業に対する雇用奨励金事業などを通して積極的に障害者雇用の推進を図っています。
障害のある人が、自分らしく普通に地域の中で生活ができるよう、福祉施策の充実に引き続き努
めます。
環境循環都市
共に生きる障害者福祉の充実を目指して
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
計画推進のために
第7章
75
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
■平成22年度の主な取り組みと成果
身体障害者手帳等交付事業 決算額753千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付または再交付を受けるために必要な診断書に要す
る経費に対して、助成金として1件につき2,000円を限度に交付し、障害者福祉の増進に努めました。
身体障害者手帳交付申請用診断書料助成金 341件(新規:254件)
精神障害者保健福祉手帳交付申請用診断書料助成金 36件(新規:13件)
デイサービス運営助成事業 決算額4,437千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害や発達の遅れがある児童に対し、療育指導や相談活動など、早期に発見し適切な支援を行う事
業実施主体に補助することにより、円滑な事業実施と障害児の福祉向上に努めました。
さつき園における通園・保護者支援・訪問活動・外来活動などの事業に対しての補助
通園事業 利用者数:81人
訪問活動 訪問数:163人
外来活動 参加者数:224人
心身障害者扶養共済制度掛金助成事業 決算額809千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
心身扶養共済制度は、障害者の保護者を加入者として掛金を納入することにより、当該加入者の死
亡後に障害者に対して終身給付金などを支給する制度。その掛金の一部を助成することにより、加入
者の経済的負担の軽減および残された障害者の生活への不安を軽減することで障害者福祉の増進に努
めました。
助成人数:36人
共同作業所等入所訓練事業 決算額28,077千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
共同作業所(法定外施設)が行う入所者の指導訓練事業に直接必要な対象経費について、補助金を
交付しました。また、施設に通所している利用者の通所交通費および給食費の助成を行うことにより、
経済的負担を軽減し、社会参加と訓練の促進に努めました。
○共同作業所入所訓練事業 20,026千円
おおみや共同作業所 通所者24人、延べ人数256人(うち加算対象者延べ人数 106人)
○共同作業所等通所費助成金 2,465千円
対象者54人、延べ人数595人
○給食費助成金(延べ食数 55,859食) 5,586千円
障害者団体活動支援事業 決算額1,586千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害者団体や関係者で構成する団体の活動に対して、その活動に要する経費の補助を行い、団体の自
発的な活動を支援することにより、障害者や関係団体などの意識改革や社会参加の推進に努めました。
○社会福祉法人丹後視力障害者福祉センター後援会負担金 200千円
○京都府視覚障害者協会京丹後支部活動補助金(会員数60人) 81千円
○京丹後市身体障害者団体連合会活動補助金(会員数322人) 437千円
○北丹後精神障害者家族会活動補助金(会員数17人) 16千円
○手をつなぐ親の会連絡協議会活動補助金(会員数430人) 828千円
○聴覚障害者協会京丹後支部補助金(会員数15人) 24千円
在宅難病患者福祉事業 決算額185千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
在宅の難病患者などに対し、ホームヘルパーの派遣、短期入所事業、日常生活用具の給付を行うこ
とにより、難病患者などの自立の促進、家族などの介護負担の軽減を図りました。
○在宅難病患者等日常生活用具給付費 185千円
障害者等手当支給事業 決算額31,823千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
常時介護を必要とする在宅の重度障害者への手当支給および重度障害者を自宅で介護している介護
者への支援金支給により経済的支援を行い、障害者福祉の向上に努めました。
○在宅障害者介護支援金(市独自制度・18件) 1,800千円
○障害児福祉手当(国制度・延べ354人) 5,090千円
○特別障害者手当(国制度・延べ943人) 24,933千円
76
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
環境循環都市
社会福祉法人が行った障害者福祉施設の建設にかかる借入金償還元金を補助することにより、法人
経営の安定と市内における障害福祉サービスの充実を図りました。
○桃山の里土地借用料助成金(面積:3,710.39平方㍍) 591千円
○あみの福祉会施設整備事業借入償還金補助金 3,330千円
○久美の浜福祉会施設整備事業借入償還金補助金 1,680千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
障害者福祉施設整備助成事業 決算額5,601千円
第1章
交流経済都市
慢性透析療法を行うため頻繁に通院する必要がある障害者の交通費と医療機関通院証明書料の一部
を助成し、経済的負担を軽減することにより、福祉の増進に努めました。
○じん臓機能障害者通院交通費助成 2,538千円
○医療機関通院証明書料助成 273千円
ひと・もの・ことが行き交う
じん臓機能障害者通院交通費助成事業 決算額2,811千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
自立支援医療事業 決算額12,459千円
666人 (56人)
632人 (55人)
924人 (91人)
1,717人(162人)
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
医療給付費
879千円
7,541千円
734千円
9,154千円
11千円
210千円
2,003千円
2,224千円
11,378千円
医療の主な内容
人工関節置換術など
ペースメーカー植込術、バイパス術など
血液透析など
術後の通院
術後の通院
血液透析など
77
第7章
計画推進のために
入院外
人数
13人
38人
10人
61人
13人
38人
24人
75人
136人
うるおい安全都市
入院
障害名
肢体不自由
心臓
じん臓
小計
肢体不自由
心臓
じん臓
小計
合 計
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
更生医療給付費の給付および障害者自立支援法に基づく更生医療対象外の在宅酸素療法などを受け
ている身体障害者に対して、特別対策事業として医療費の一部を助成し、受診者の経済的負担の軽減
に努めました。
○自立支援医療給付費 11,378千円
第5章
共に築き、結び合う
施設入所支援
共同生活援助・介護
児童デイサービス
旧法施設支援(更生・授産など)
パートナーシップ都市
919人(121人)
1,732人(145人)
1,226人(117人)
193人(108人)
生涯学習都市
訪問系(居宅介護など)
日中活動系(介護)
日中活動系(訓練)
短期入所
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
障害のある人が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、心身の状況や生活環境
に応じて、自ら選択した必要な障害福祉サービスにかかる給付やその他の支援を行い、障害者福祉の
増進を図るための事業を行いました。
○扶助費(介護給付費など) 1,027,807千円
○負担金(補助金) 21,204千円
児童デイサービス利用支援 381千円
施設サービス利用支援 2,646千円
通所サービス利用促進 14,963千円
短期入所サービス利用支援ほか 3,214千円
○手数料 1,515千円
(平成22年4月~平成23年3月)
介護給付費等関係 延べ利用者数(平成23年3月末支給決定者数)
健やか安心都市
障害福祉サービス事業 決算額1,050,526千円
生きる喜びを共有できる
第3章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
○自立支援医療特別対策事業給付費 1,044千円
対象者
呼吸器機能障害で身体
障害者手帳3級所持者
ぼうこうまたは直腸の
機能障害で身体障害者
手帳3級所持者
人数
医療給付費
17人
1,015千円
1人
29千円
対象医療
在宅酸素療法
ぼうこうまたは直腸の機能障害となった
原因疾患およびストマ周辺の感染防止な
どの治療に要する経費
○審査支払事務手数料 37千円
補装具事業 決算額11,947千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
身体障害児者の身体機能を補完または代替する補装具の給付にかかる費用を負担することで、障害
者の安定した日常生活や社会生活の維持に努めました。
○身体障害児補装具給付費(交付件数31件、修理件数5件) 5,318千円
○身体障害者補装具給付費(交付件数69件、修理件数48件) 6,629千円
地域生活支援事業 決算額156,652千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害のある方が地域の中で自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、さまざまな
事業を実施しました。
事業名
決算額
17,200千円
6,604千円
15,369千円
16,212千円
50,896千円
37,233千円
3,811千円
1,000千円
5,973千円
594千円
600千円
1,160千円
相談支援事業
コミュニケーション支援事業
日常生活用具給付等事業
移動支援事業
地域活動支援センター事業
日中一時支援事業
在宅重度訪問入浴サービス事業
手話・要約筆記奉仕員養成研修事業
福祉タクシー等利用券交付事業
住宅改修費助成事業
自動車改造費・免許取得助成事業
福祉ホーム事業、社会復帰教室など
障害者就労支援事業 決算額3,335千円
件数など(延べ)
相談件数:3,666件
通訳など件数:541件
交付件数:1,371件
利用時間数:8,178時間
利用者数:1,256人
利用回数:8,871回
利用回数:306回
受講者数:21人
交付者数:1,127人
助成件数:6件
交付者数:6人
報償費、需用費、使用料など
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害のある方が就労できるよう就労支援準備講座を実施し、就労促進とその定着に向けた支援を行
いました。また、就労に積極的に取り組んだ企業や法人に対して奨励金などを支給し、就労先の拡大
に取り組みました。また、自立支援協議会運営強化事業を実施し、
就労における地域課題の検討に取り組みました。
○障害者就労支援事業委託料 2,100千円
知的障害者対象 就労支援準備講座 10回開催 受講者6人
精神障害者対象 〃 10回開催 受講者5人
○障害者短期職場実習委託料(5人) 200千円
○障害者職場実習促進事業補助金 264千円
○障害者雇用促進事業補助金 540千円
障害者短期職場実習開始式
○自立支援協議会運営強化事業経費 231千円
78
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◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
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◆健康長寿福祉部長寿福祉課長:大久保 亨
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79
第7章
計画推進のために
無年金者をなくし、満額の年金が受給できるよう加入促進や年金制度の周知を行いました。また、
在日外国籍高齢者のうち老齢基礎年金の受給資格を得ることができなかった方へ特別給付金の支給を
実施しました。
○外国籍高齢者特別給付金(25人) 1,980千円
○その他経費 162千円
うるおい安全都市
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
国民年金事務 決算額2,142千円
共に築き、結び合う
■平成22年度の主な取り組みと成果
第5章
パートナーシップ都市
認知症の方やその家族を地域で支える仕組みづくり、誰もが安心して暮らせ
る地域づくりを目標に、介護保険事業所などと連携して市域全体および旧町単
位で地域住民と一体となった取り組みなど各種の事業を展開し、認知症に関す
る知識の普及・啓発と、認知症の方やその家族を地域で見守り支えることので
きる理解者(サポーター)の養成による地域支援体制の構築を推進しています。
平成22年度は、島津連合区(網野町)のご協力により徘徊による行方不明
者を想定した情報伝達訓練や、認知症高齢者に扮したスタッフに実際にやさし
く声かけをする体験を通じて、認知症への理解を深めるとともに気づきや見守りの目を養い、徘徊
による事故を未然に防ぐため、連合区長さんをはじめ多くの地域の皆さんのご参加をいただき徘徊
捜索模擬訓練を行いました。
訓練の準備を進める中で、多くの関係事業所や警察・地区住民との連携や協力体制が構築され、
地域住民の中に認知症の方やその家族を地域で支える機運が広がる取り組みが図られました。今後
も、誰もが安心して暮らせる地域づくりを推進していきます。
生涯学習都市
●
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
第4章
徘徊捜索訓練で地域での連携体制が構築
●
第3章
生きる喜びを共有できる
地域社会の高齢化がいっそう進む中で、高齢者の方が生涯にわたって健康で
生きがいある生活を営むためには、長い人生で培ってきた知識や経験を生かし
て、社会に貢献しながら自己実現を果たせるよう、就労・生涯学習・地域福祉
にわたって多様な活動機会を充実させ、高齢者の積極的な社会参加をさらに促
進させる必要があります。
また、高齢者の方が住みなれた地域で安心して自立した生活を送れるよう、
介護サービス・介護予防サービス・認知症ケアや生活支援など地域に密着した
サービス基盤のいっそうの充実を図っていくとともに、高齢者やその家族の課題を行政や関係機関
だけでなく、地域社会全体で支えあえる地域ケア体制の整備を進め、高齢者が安心して暮らせる健
康長寿のまちづくりに取り組んでいきます。
環境循環都市
安心して暮らせる高齢者福祉
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
1.
生きがい活動・社会活動の推進 2.
生活支援・住宅福祉対策の推進 3.
社会参加を
支える環境整備 4.
介護予防の推進 5.
介護保険制度の充実 6.「健康大長寿」の
まちづくり
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
6 安心して暮らせる高齢者福祉の充実
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
敬老祝い事業 決算額27,061千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
高齢者の長寿をお祝いし、今後もますます元気で健康に暮らしていただくことを祈念するために地
区主催での敬老会実施を支援しました。また、喜寿・米寿・100歳以上の方へ記念品を贈呈しました。
○敬老会補助金(地区など) 24,426千円
○喜寿、米寿、100歳以上の方へ祝い品 2,635千円
(単位:人、%)
敬 老 会
記念品贈呈者数
参加率
対象者数
参加者数
100歳以上 米 寿
喜寿
町別
主催
(75歳以上)
参加率 対前年比
2,111
1,110
52.6
1.3
12
81
150
峰 山
地区など
1,543
638
41.3
△0.9
8
56
106
大 宮
地区など
2,482
922
37.1
0.5
25
69
169
網 野
地区など
1,314
614
46.7
△5.7
8
57
82
丹 後
地区など
1,134
597
52.6
△0.3
5
38
66
弥 栄
地区など
2,372
990
41.7
△10.7
18
74
115
久美浜
地区など
10,956
4,871
44.5
△2.7
76
375
688
合計
老人保護措置事業 決算額154,478千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
老人福祉法に基づき、在宅での生活が困難な高齢者を入所判定委員会の判定結果により養護老人ホ
ームに入所措置し、対象者の心身の健康の保持および生活の安定を図りました。
○養護老人ホーム入所措置費(5施設) 154,454千円
○その他経費 24千円
福祉有償運送運営助成事業 決算額14,308千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
公共交通機関を利用することが困難な高齢者および障害者に対
し、移送サービスを提供する福祉有償運送の実施を支援すること
により、在宅の高齢者や障害者が住み慣れた地域社会の中で引き
続き自立した生活を営めるよう支援し、地域福祉の向上を図りま
した。
○福祉有償運送事業費補助金
(実利用者数381人、延べ利用回数14,664回) 14,308千円
スロープ付き車両での通院の様子
■利用登録者数(単位:人)
登録者数
実利用者
峰山町
122
70
大宮町
136
90
網野町
143
79
丹後町
69
38
弥栄町
79
44
久美浜町
94
60
合 計
643
381
丹後町
519
925
113
1,557
弥栄町
622
654
71
1,347
久美浜町
714
3,437
96
4,247
合 計
5,048
8,818
798
14,664
■対象者別延べ利用回数(単位:回)
高齢者
透析者
障害者
合 計
峰山町
849
802
91
1,742
大宮町
1,128
1,514
359
3,001
網野町
1,216
1,486
68
2,770
計画推進のために
第7章
軽度生活援助事業 決算額1,061千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
食材・日用品の買出しや洗濯、家屋内の清掃など、軽易な日常生活上の援助を行う者を派遣するこ
とにより、自立した生活の継続を支援しました。
延べ利用者数:283人(実利用者数38人)
延べ利用日数:1,230日
延べ利用時間:1,304時間
80
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
259日
開設日
310日
2,013件
2,564件
4,577件
共に築き、結び合う
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
委 託
市直営
合計
第5章
パートナーシップ都市
○介護予防支援事業
地域包括支援センターが介護予防サービス計画を作成し、その計画に基づき要介護者が医療・
福祉サービスの提供が確保できるよう事業者などとの連絡調整を行いました。
■介護予防支援計画作成件数
生涯学習都市
年間延べ利用者数 1日当たりの平均利用者
要 介 護 者
4,582人
要支援者(予防)
665人
18.4人
特定施設入居者
467人
合 計
5,714人
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
○弥栄通所介護事業
「デイサービスセンターふれあい」運営委託先…社会福祉法人 あしぎぬ福祉会
健やか安心都市
開設日
第3章
生きる喜びを共有できる
○網野通所介護事業
「網野デイサービスセンター」運営委託先…京丹後市社会福祉協議会
環境循環都市
介護給付(要介護1~5のかたを対象とする居宅サービス)
年間延べ利用者数 サービス日数
項 目
通所リハビリテーション
6,424人
258日
介 護 給 付 短期入所療養介護
1,582人
365日
介護保険施設サービス
32,840人
365日
介護予防通所リハビリテーション
1,483人
258日
介護予防給付
居宅介護支援事業所
650人
―
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
主な事業内容
○老人保健施設介護サービス事業
「ふくじゅ」運営委託先…京丹後市社会福祉協議会
年間延べ利用者数 1日当たりの平均利用者
要 介 護 者
3,923人
20.8人
要支援者(予防)
1,469人
合 計
5,392人
交流経済都市
決算額は、歳入総額682,008千円、歳出総額647,497千円で、歳入から歳出を差し引いた額は34,511
千円となりました。
やさか老人保険施設「ふくじゅ」と網野通所介護事業所「網野デイサービスセンター」、やさか通所
介護事業所「デイサービスセンターふれあい」で、入所者に対して看護や介護、機能訓練などを行い
ました。また「ふくじゅ」では、通所リハビテーションによる機能訓練・居宅介護支援事業を行いました。
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
介護サービス事業特別会計 歳入歳出差引額34,511千円
計画推進のために
第7章
81
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
介護保険事業特別会計 歳入歳出差引額13,952千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
歳入総額は、5,003,493千円、歳出総額は4,989,541千円で、歳入歳出差引額は13,952千円となりま
した。
高齢者に対し、要支援・要介護になる前からの介護予防を推進し、要支援・要介護の状態となった
場合においても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができる事業を行いました。
被保険者数および要介護(支援)認定者(年度末の実人員)(単位:人)
第1号被保険者
第2号
区 分
前期高齢者
後期高齢者
合 計
被保険者
(65~74歳) (75歳以上)
人 数
7,778
10,463
79
18,320
要支援1
34
224
2
260
要支援2
31
309
6
346
要介護1
52
511
12
575
要介護2
51
493
12
556
要介護3
32
406
12
450
要介護4
33
395
14
442
要介護5
38
429
21
488
合 計
271
2,767
79
3,117
主な事業内容
○介護予防事業
要支援・要介護状態になるおそれの高い高齢者(特定高齢者)を把握し、運動器の機能向上、栄
養改善、口腔機能の向上、閉じこもり予防、認知症予防、うつ予防などの介護予防事業を実施する
ことにより、特定高齢者が要支援・要介護の状態にならないよう事業を実施しました。
また、一般高齢者に対しては、転倒予防教室、脳卒中予防教室、介護予防栄養指導などの健康教
育や健康相談などを実施することにより特定高齢者などになることを予防するために事業を実施し
ました。
■特定高齢者把握状況
基本チェックリスト実施者数
5,173人
特定高齢者の候補者数
1,036人
特定高齢者数
938人
■介護予防事業の実施状況
実施内容
通所型介護予防事業
介護予防普及啓発事業
合 計
実施回数
88回
213回
301回
参加人数
252人
2,021人
2,109人
実施回数
6回
142回
148回
参加人数
94人
1,706人
1,800人
■地域介護予防活動支援事業の実施状況
実施内容
ボランティア育成のための研究会など
地域活動組織への支援・協力など
合 計
○地域包括支援センター事業
高齢者が安心して暮らせるように、地域包括支援センターに保健師・社会福祉士・主任ケアマネ
ジャーを配置し、総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント、介護予防ケアマネ
ジメント業務を実施しました。
82
設置場所
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
久美浜町
環境循環都市
■介護予防ケアマネジメント業務
・特定高齢者予防プラン作成件数…15件
■総合相談支援、権利擁護業務
3,112件
54件
24件
第3章
丹後
8人
弥栄
11人
久美浜
19人
合計
62人
■家族介護者交流事業
要介護1以上の高齢者を在宅で介護している方を対象に、介護から一時的に解放し、心身の回復
を図るため、介護者交流会や日帰り旅行を開催し、介護家族の身体的、精神的負担の軽減を図り
ました。
第4回
13人
参加延べ人数
111人
41人
■介護用品支給事業
在宅で要介護4または5の高齢者を介護する家族であって、市町村民税非課税または均等割のみ
課税の世帯に属する者に対し、年額75,000円以内で介護用品券を支給し、経済的負担軽減するこ
とで、在宅生活の継続を支援し、その福祉の向上を図りました。
平均使用額
40,725円
83
第7章
計画推進のために
■家族介護慰労事業
介護保険サービスを利用せずに重度の要介護高齢者を介護する家族に対し、年額10万円の慰労
金を支給し、経済的負担の軽減を図りました。
支給件数:2件
第6章
うるおい安全都市
件 数
120件
67件
187件
災害に強く、
快適で暮らしやすい
非課税世帯
均等割のみ課税世帯
合 計
第5章
共に築き、結び合う
第2回
第3回
26人
22人
各市民局で1回の開催
パートナーシップ都市
福祉事務所開催分
各市民局開催分
第1回
50人
第4章
生涯学習都市
網野
8人
次代を担う若い力が活躍できる
参加者
大宮
5人
健やか安心都市
○任意事業
■家族介護教室事業
在宅で高齢者を介護している家族に対し、介護方法や介護予防、介護者の健康づくりなどにつ
いての知識ならびに技術の習得を支援する教室を開催し、介護家族の身体的、精神的負担の軽減
を図りました。
生きる喜びを共有できる
介護保険その他の保健福祉サービスに関すること
権利擁護(成年後見制度など)に関すること
高齢者虐待に関すること
峰山
11人
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
協力機関名
在宅介護支援センターはごろも苑
おおみや苑在宅介護支援センター
丹後園在宅介護支援センター
在宅介護支援センターいちがお園
佐濃在宅介護支援センター
機 能
センター
分 室
分 室
分 室
分 室
分 室
交流経済都市
設置場所
福祉事務所
大宮市民局
網野市民局
丹後市民局
弥栄市民局
久美浜市民局
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
■設置状況
地域包括支援センター 在宅介護支援センター(協力機関)
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
■認知症高齢者見守り支援事業
市の認知症対策として各種事業を計画し、市域また旧町単位で介護保険事業所などと連携して
実施しました。
主な事業
事業内容
認知症に関する知識の普及・啓発と、認知症のかたやその家族を地域で見守り支えるこ
認知症サポーター養 とのできるよき理解者(サポーター)を養成するための講座。市内介護保険事業所所属の
キャラバン・メイトを中心に地域や学校で開催
成講座
39講座(730人受講)
認知症サポーター養成講座において、認知症の知識や対応の仕方などについて伝える
キャラバン・メイト ことのできる講師を養成(介護保険事業所介護職員などを対象)
平成22年10月17日 市内キャラバン・メイト 54人養成
養成研修
(市内キャラバン・メイト数 計234人)
①徊捜索SOSネットワークの構築
地域において徘徊で行方不明が起きたときに、その情報を速やかに共有し、目撃情報を
収集し、早期発見・保護に努めるネットワークを構築(ネット登録53事業所)
京丹後市徘徊SOSネットワーク会議 平成23年2月16日
【ネットワークメンバー】京丹後警察、京都府丹後保健所ほか
②情報伝達訓練
徘徊による行方不明者が出たことを想定し、市全域のネットワークを稼働させて、情報
伝達訓練
徘徊SOSネットワー (京丹後警察署、島津小学校、島津連合区)
クの構築・徘徊模擬 平成22年12月3日
訓練
③徘徊声かけ訓練(網野町島津連合区)
認知症の方への対応について学び、実際に声かけてみる体験を通じて、認知症への理解
を深めるとともに気づきや見守りの目を養うための声かけ訓練を実施
平成22年12月5日
④災害時要介護者避難支援訓練(弥栄町吉沢区)
地区の避難訓練と合わせて、認知症高齢者や要支援者の方の対応について学び訓練を
実施
平成23年3月27日
地域づくり交流会で出された、集う場所や同じ認知症の人を介護しておられる介護者同
認知症の方を介護す 士の交流会を地域ごとに実施
る家族介護者の集い グループ交流会(地域/実施日/参加者数)
峰山/12月7日/5人 大宮①/11月26日/8人 大宮②/3月4日/5人 網野/2月3日/6人
介護教室
丹後/1月18日/5人 弥栄/1月14日/5人 久美浜/2月26日/7人【参加者計43人】
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
認知症の方の家族支 認知症高齢者やその家族の最も身近な助言者、支援者である介護支援専門員に対し、
援を考えるマネジメ 家族支援の技法を学び、ケアマネジメント力を高めることを目的に研修会を実施
ント研修
平成22年12月13日
■福祉用具・住宅改修支援事業
住宅改修費の支給の申請にかかる理由書の作成1件当りにつき、2,000円の補助金を助成し、要
介護高齢者の身体状況・住宅環境に合った住宅改修の促進を図りました。
支給件数:2件
84
年間提供食数
2,596食
36,545食
45,093食
84,234食
丹後
44件
1回
33回
弥栄
46件
2回
31回
久美浜
42件
4回
47回
合計
496件
26回
511回
第3章
健やか安心都市
網野
181件
9回
199回
生きる喜びを共有できる
大宮
62件
2回
62回
環境循環都市
峰山
121件
8回
139回
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
■安心生活見守り事業
一人暮らし高齢者、高齢者のみの世帯および重度身体障害者、また昼間独居世帯などの高齢者
に対して、緊急通報装置を設置し、急病や災害などの緊急時における迅速、適切な対応と、日常
生活における不安および孤独感の解消を図りました。
年度末設置件数
緊急通報回数
相談・連絡回数
交流経済都市
朝昼夕別
朝
昼
夕
合 計
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
■食の自立支援サービス事業
必要な食事の支度が困難なため日常生活に支障のある高齢者などに対して、定期的に栄養のバ
ランスの取れた食事や、病態食、特別食などを配達するとともに、配達時に安否の確認を行い、
必要に応じて地域包括支援センターなどに報告を行いました。
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
高齢者福祉に関する施設のうち、指定管理者制度を導入している施設の運営管理を円滑に行うため
の経費を支出しました。
○浜詰ふれあいセンター指定管理委託料 243千円
○網野社会参加交流ハウス指定管理委託料 1,324千円
○丹後老人福祉センター松風苑指定管理委託料 7,704千円
○弥栄生きがい交流センター 1,370千円
○その他経費 226千円
共に築き、結び合う
指定管理施設運営事業 決算額10,867千円
第5章
パートナーシップ都市
介護保険事業を円滑に推進するため、一般会計から介護保険給付費の公費相当分(12.5㌫)および
事務費相当分ならびに地域支援事業費相当分を繰り出しました。
○介護給付費分 584,841千円
○地域支援事業費分(介護予防事業費) 2,970千円
○包括的支援事業・任意事業費分(地域包括支援センター事業ほか) 86,806千円
○その他経費 52,150千円
生涯学習都市
介護保険事業特別会計繰出金 決算額726,767千円
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
計画推進のために
第7章
85
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
高齢者安心生活支援事業 決算額2,109千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
対象地区内の65歳以上の高齢者を対象に保健師などが訪問し、健
康状態の把握、健康管理指導を行い、必要に応じて包括支援センタ
ーやその他関係機関につなぐなど連携を図りました。
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
【訪問実績】
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
地区数
3
0
3
2
10
3
21
継 続 分
実件数 延件数
28
38
0
0
21
32
4
4
41
195
6
7
100
276
地区数
0
1
0
8
0
4
13
新 規 分
実件数 延件数
0
0
32
42
0
0
293
349
0
0
147
173
472
564
地区数
3
1
3
10
10
7
34
合 計
実件数 延件数
28
38
32
42
21
32
297
353
41
195
153
180
572
840
※無医地区、辺地、過疎地域などから、年度ごとに計画的に訪問地区を設定し、全数訪問を行う。
介護予防安心住まい推進事業 決算額1,563千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
65歳以上の特定高齢者など(要介護状態となる恐れが高い虚弱な状態にある方)で、市民税非課税
世帯の方の住宅改修費用の3分の2を助成しました。(上限160千円)
○補助対象工事費 3,481千円
○補助金額(延べ22件) 1,563千円
シルバー人材センター運営助成事業 決算額23,743千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
定年退職者などに、地域に密着した仕事を提供し、もって高年齢者の生きがいの充実や社会参加の
促進を図るシルバー人材センター事業を助成することにより、高齢者福祉の推進を図りました。
○シルバー人材センター運営費補助金 21,643千円
○企画提案方式事業費補助金 2,000千円
○その他経費 100千円
常勤職員
会員数
就業実人員
就業延べ人員
受注件数
契約金額
平成22年度末
8人
855人
819人
68,874人
5,080件
270,282千円
平成21年度末
10人
904人
849人
69,299人
4,946件
278,718千円
計画推進のために
第7章
86
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
KYOTANGO
生涯学習都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 子育ての支援
■施策の方針
1.
子育てと仕事の両立支援 2.
子どもの健やかな成長支援 3.
地域における子育ての
支援 4.
子どもの人権擁護の推進 5.
子どもの個性・創造性を育む環境整備
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
安心と安全な子育て環境整備
●
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
●
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●
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◆市民部長:石嶋 政博
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市の将来を担う子どもたちを育む環境整備は、全ての家庭で子育てと仕事の
両立支援や地域における子育ての支援につながります。市内の公立保育所の診
断結果と耐震化方針と入所児童数に留意した保育所施設の適正配置などを具体
計画とする「保育所再編等推進計画」。この計画を見直すために10人の審議会
委員さんに11回におよぶ慎重な審議をいただき、5年計画を策定しました。市
内27の公立保育所は、16の公立保育所と2つの公設民営保育所に再編され、就
学前の子どもの成長に応じた体験などを十分持てる適正規模の子ども集団のも
とで子育て支援を行うこととしています。
放課後児童クラブの拡充
●
第4章
●
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◆市民部子ども未来課長:後藤 圭治
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保護者の就労などにより放課後および夏休みなどの長期休業中の家庭保育に
欠ける小学校1年生から4年生の児童を対象に、健全な育成を目指し、適切な
遊びや生活の場を提供し実施しました。
平成22年4月から対象学年を小学3年から小学4年まで引き上げ、新たに土曜
日の開設を実施しました。夏休みなどの長期休業期間、振替休日並びに土曜日
の開設時間を午前8時から午前7時30分へと拡充しました。
保護者の就労形態が多様化している中で、サービスの拡充に伴い、児童が安
心して過ごす場所が確保され、児童クラブを必要とする家庭に子育て支援および就労支援が図れま
した。
児童クラブの運営業務については、これまでの市直営による運営から、運営にかかる業務を京丹
後市総合サービス株式会社に委託しました。
児童クラブの実情や運営方法を十分理解した指導員体制が継続されることで、児童や保護者にとっ
て不安や混乱などもなく引き続き順調に運営が実施されています。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
■平成22年度の主な取り組みと成果
放課後児童健全育成事業 決算額98,449千円
平成22年4月から対象児童を4年生まで拡充し、新たに土曜日の
開設、学校の長期休業期間、振替休日ならびに土曜日の開設時間
を午前7時30分からとしました。また、網野北小学校内に網野北
放課後児童クラブを新規に開設し、丹後放課後児童クラブを旧豊
栄保育所へ移設し開設しました。
また、児童クラブの運営業務を、市直営から京丹後市総合サー
ビス㈱へ委託しました。
※開設状況
対象児童:小学校1年から4年生 年間開設日数:291日
開設時間:授業終了後~午後6時30分(長期休業期・土曜日は
午前7時30分~)
88
所管課:市民部子ども未来課
放課後児童クラブの子どもたち
所管課:市民部子ども未来課
第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
次世代育成支援対策行動計画の後期計画(平成22年度~平成26年度)の推進を図るため、地域住民
などを対象とした講演会や関係者による会議を開催しました。
■子育て講演会
開催日:11月25日
会 場:アグリセンター大宮
内 容:講演「たたかず、甘やかさず、子育てする方法」
参加者:75人
交流経済都市
次世代育成支援対策事業 決算額150千円
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
児童数(平均):峰山35人・峰山長岡29人・峰山吉原21人・大宮65人・大宮周枳32人・網野20人・
網野南27人・網野北23人・丹後25人・弥栄35人・久美浜46人
○児童送迎運転委託料(送迎車両12台) 7,480千円
○放課後児童健全育成事業委託料 86,298千円
○その他経費 4,671千円
所管課:市民部子ども未来課
養 護
62
102
0
2
0
育 成
その他 (再掲) 合 計
性
格
行
動
不
登
校
適
正
育
児
・
し
つ
け
9
19
6
5
2
(1)
207
所管課:市民部子ども未来課
うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
89
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
おおむね生後2カ月から小学校3年生までの子どもをもつ子育て中の方を対象に、子どもの預かりな
どの援助を受ける方、援助を行う方からなる会員での援助活動に関する運営および調整を行いました。
また、家庭で起こりやすい子どものけがや事故などの応急手当の方法を身につけるためのスキルア
ップ講習会、また、リフレッシュヨガなどを開催して会員相互の交流を深めました。
○ファミリーサポートアドバイザー経費(会員間のコーディネート業務) 1,014千円
ファミリーサポートアドバイザー研修会 2回
○講習会等開催経費 5千円
交流会(12月14日開催、参加者:7人)
リフレッシュヨガ(外部講師)、風呂敷つつみ方講座(会員講師)
スキルアップ講習会(10月22日開催、参加者:8人)
応急手当講習(消防本部出前講座)
○その他経費 156千円
■会員数(平成23年3月末)
おねがい会員 78人(平成22年3月末 64人)
まかせて会員 38人(平成22年3月末 38人)
両方会員 10人(平成22年3月末 11人)
■会員の成立等件数
まかせて会員成立件数15件、おねがい会員成立件数23件
第5章
共に築き、結び合う
ファミリーサポートセンター事業 決算額1,175千円
い
じ
め
パートナーシップ都市
件 数
非 行
)
そ
の
他
障 害
(
詳 細
児
童
虐
待
保 健
生涯学習都市
種 別
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
家庭児童の福祉向上のため、課題のある児童・家庭(児童虐待・不登校・養育力低下・養育不安など)
へ相談援助活動・訪問指導などを行うとともに、要保護児童対策地域協議会を開催して関係機関の連
携を深め、情報共有、支援・対応の検討などを実施しました。
○負担金京都府家庭相談員連絡協議会負担金 10千円
○その他経費 243千円
■京丹後市児童相談等取扱件数(児童票を起こしたもの)
健やか安心都市
家庭こども相談室事業 決算額253千円
生きる喜びを共有できる
第3章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
子ども未来まちづくり審議会事業 決算額347千円
所管課:市民部子ども未来課
トピックス
平成18年度に策定された保育所再編等推進計画について見直しを行うため、子ども未来まちづくり
審議会で審議いただき、平成23年度から平成27年度までの5カ年間の保育所再編等推進計画について
答申を受けました。
○報酬(審議会委員報酬 11回開催10人)
300千円
○その他経費 47千円
地域子育て創生事業 決算額21,203千円
所管課:市民部子ども未来課
保育所の園外活動などの防犯、交通安全など児童の安全対策の向上を図るための車両購入、保育所
児童の事故等緊急時の救命対応のためのAED配置、保育所児童などの健全な心の育成のための図書購
入や市内保健センター、公立病院などの公共施設にトイレ内乳児用椅子や授乳コーナーのためのパー
ティションを設置し、子育て家庭の育児支援として環境整備を図りました。
○保育所児童の防犯・交通安全指導車にかかる経費 10,668千円
○保育所児童の健全な心の育成にかかる経費 3,178千円
○保健センター等整備にかかる経費 1,177千円
○市立保育所へのAED設置 5,954千円
○乳児用椅子等購入補助金繰出 226千円
児童福祉総務一般経費 決算額3,401千円
所管課:市民部子ども未来課
子どもの個性・創造性を育む環境整備を実現するため、地区が設置する簡易児童遊園地の遊具など
の整備に対して補助金を交付しました。
○簡易児童遊園地遊具等整備事業補助金 510千円
■平成22年度簡易児童遊園地整備一覧
地 区
丹後町砂方区
網野町岡田区
網野町網野連合区
網野町網野連合区
久美浜町甲坂区
合 計
補助金額
250千円
60千円
61千円
21千円
61千円
57千円
510千円
整備内容
すべり台
ブランコ
すべり台
すべり台
ブランコ
ネットフェンス
区分
更新
補修
補修
補修
補修
更新
○その他経費 2,891千円
児童手当支給事業 決算額78,012千円
所管課:市民部子ども未来課
小学校終了前の児童を養育している方に手当を支給し、家庭における生活の安定に寄与するととも
に、次世代の社会を担う児童の健全な育成および資質の向上を図りました。
■児童手当給付費
3歳未満 一律月額10,000円
3歳以上小学校修了前 第1、2子:月額5,000円、第3子以降:月額10,000円
○被用者児童手当給付費(延べ1,537人) 15,370千円
【対象】3歳未満の児童を養育している厚生年金等加入者
○非被用者児童手当給付費(延べ622人) 6,220千円
【対象】3歳未満の児童を養育している国民年金加入者など
○特例給付費(延べ13人) 130千円
【対象】3歳未満の児童を養育し、特例により所得制限限度額が適用される者
○被用者小学校修了前特例給付費(延べ6,584人) 38,200千円
【対象】3歳以上小学校修了前までの児童を養育している厚生年金等加入者
○非被用者小学校修了前特例給付費(延べ2,811人) 16,980千円
【対象】3歳以上小学校修了前までの児童を養育している国民年金加入者など
○その他経費 1,112千円
※子ども手当制度の創設に伴い、平成22年2月分および3月分を児童手当として6月に支給し、平成
22年4月分以降は子ども手当として支給しました。
90
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
平成21年度
1
平成22年度
0
生涯学習都市
平成20年度
2
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
利用件数
健やか安心都市
母などと監護される児童が福祉に欠ける場合には、母子生活支援施設に母子を保護し、また、経済
的理由で入院助産ができない場合は助産施設に措置することで、福祉の向上を図りました。
■母子生活支援施設入所措置について
平成22年度の入所者:2人(1世帯)
■助産施設入所措置
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
環境循環都市
児童入所施設措置事業 決算額30千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
平成21年3月末 平成22年3月末 平成23年3月末
ひとり親家庭数
503世帯
510世帯
652世帯
児童扶養手当対象者
437人
453人
554人
うち新規認定者数
51人
58人
147人
児童扶養手当受給者数
379人
388人
484人
※平成22年8月分から父子家庭も児童扶養手当対象家庭となった。
※ひとり親家庭数内訳(母子家庭528世帯、父子家庭124世帯)
平成23年3月末扶養手当対象者の内訳
全部支給:237人、一部支給:247人、全部停止:70人 合計:554人
■特別児童扶養手当
対象者数:112人(うち平成22年度新規認定者:13人)
支 給 額:1級 月額50,750円、2級 月額33,800円
第1章
交流経済都市
離婚などにより父親または母親のいない家庭の児童の心身が健やかに成長するように、その家庭の
生活の安定と自立の促進のため、その児童の母などに児童扶養手当を支給しました。
また、身体や精神に中程度以上の障害のある児童を家庭で養育、介護している保護者に対して特別
児童扶養手当を支給し、京都府へ申請書類の進達事務を行いました。
■児童扶養手当
ひと・もの・ことが行き交う
児童扶養手当等支給事業 決算額193,858千円
所管課:市民部子ども未来課
第7章
計画推進のために
91
うるおい安全都市
≪平成21年度からの繰越≫ 6,123千円
児童手当から子ども手当への制度移行を円滑に行うため、必要なシステム開発および設備整備を
行いました。
○子ども手当システム一式(新規作成)
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
次世代の社会を担う子どもの健やかな育ちを社会全体で支援するため、子ども手当を支給しました。
■子ども手当給付費
平成22年4月1日施行
中学校修了前までの子ども1人につき月額13,000円(所得制限なし)
○被用者(0~3歳未満)(延べ7,650人) 99,450千円
【対象】3歳未満の児童を養育している厚生年金等加入者
○非被用者(0~3歳未満)(延べ3,023人) 39,299千円
【対象】3歳未満の児童を養育している国民年金加入者など
○被用者(3歳以上小学校修了前)(延べ32,222人) 418,886千円
【対象】3歳以上小学校修了前児童を養育している厚生年金等加入者
○非被用者(3歳以上小学校修了前)(延べ13,106人) 170,378千円
【対象】3歳以上小学校修了前までの児童を養育している国民年金加入者など
○小学校修了後中学校修了前(延べ16,473人) 214,149千円
【対象】小学校修了後中学校修了前までの児童を養育している保護者
○その他経費 1,266千円
共に築き、結び合う
子ども手当支給事業 決算額949,551千円
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
保育所数
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
3歳未満
児童数
6
4
5
2
5
5
27
50人
85人
100人
45人
50人
54人
384人
3歳以上
児童数
301人
272人
282人
95人
121人
207人
1,278人
合 計
351人
357人
382人
140人
171人
261人
1,662人
○保育所の運営に関する経費 139,142千円
○施設の維持管理に関する経費 64,655千円
乳児保育委託事業 決算額72,782千円
所管課:市民部子ども未来課
民間認可保育所である「ゆうかり乳児保育所」に、2か月以上児から2歳児までの保育を委託し、産
休明け・育休明けの保育ニーズに対応しました。
乳児保育委託入所児童数 延べ496人
乳児保育所保育事業等補助金 決算額7,136千円
所管課:市民部子ども未来課
民間認可保育所である「ゆうかり乳児保育所」で、保育ニーズに対応するため、延長保育、乳児保
育などの受入体制を充実しました。
子育て支援センター事業 決算額9,379千円
所管課:市民部子ども未来課
保育所入所前の子育て家庭のため、子ども同士のふれあいの場、保護者の育児相談および交流の場
を提供することにより、子育てに対する保護者の不安の解消や保護者同士のコミュニケーションを図
ったり講演会を開催したりするなど、地域に密着した子育て支援の推進を図りました。
■家庭内で子育てをしている保護者の育児を支援する事業
センター型
ひろば型
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
所管課:市民部子ども未来課
27保育所において、保護者の就労などにより保育に欠ける状況にある児童を保育するため、保育材
料費、賄材料費や施設の維持管理経費など、必要な経費を支出しました。
■保育所数と児童数(平成23年3月31日現在)
形 態
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
保育所管理運営事業 決算額203,797千円
実施場所
大宮南保育所
峰山保育所
網野みなみ保育所
丹後こども園
溝谷集会施設
こうりゅう保育所
合 計
延べ利用人数
児 童
保護者
2,345人
1,771人
2,084人
1,639人
3,303人
2,597人
1,822人
1,416人
1,135人
982人
2,184人
1,897人
12,873人
10,302人
子育て支援センター講演会
■子育て講演会
開催日:平成22年10月25日、場所:峰山地域公民館、参加者:保護者52人・子ども58人
子育て短期支援事業 決算額1,532千円
所管課:市民部子ども未来課
家庭において、保護者が疾病そのほかの理由で児童を養育することが一時的に困難となった未就学
児に対し、峰山乳児院などで保護者に代わって養育する事業を社会福祉法人みねやま福祉会に委託し
実施しました。(延べ利用児童数279人)
※利用延べ児童数など
対象児童
0、1歳児
2歳以上児
合 計
利用者数
80人
199人
279人
92
第1章
トピックス
交流経済都市
市保育所再編等推進計画に基づき、口大野、河辺、善王寺の3
保育所の統合を行うため、(仮称)大宮北保育所を整備するための
用地買収、用地造成工事、地質調査および建物の基本設計・実施
設計などを行いました。
ひと・もの・ことが行き交う
(仮称)大宮北保育所整備事業 決算額166,194千円
所管課:市民部子ども未来課
久美浜保育所改修事業 決算額102,388千円
所管課:市民部子ども未来課
トピックス
トピックス
トピックス
第7章
計画推進のために
93
うるおい安全都市
児童虐待が全国的に社会問題化している中、本市においては、子育てに悩む家庭を応援するための
リーフレットを購入し、保育所保護者、幼稚園・小中学校のPTA会員など市内の子育て世帯などに配
付して子育てを応援しました。
○リーフレット購入費 6,571部×35円 230千円
〔配付先〕
保育所保護者 1,450部
幼稚園PTA 100部
小・中学校PTA 4,300部
両親学級、面談等事業による配付 721部
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
所管課:市民部子ども未来課
共に築き、結び合う
児童虐待防止事業 決算額230千円
第5章
パートナーシップ都市
管内5保育所について専門家による耐震診断を実施し、安心、安全な保育所施設整備のための計画を
構築しました。
(診断保育所:吉原・丹波・長岡・島津・田村保育所)
○吉原・丹波・長岡保育所耐震診断調査業務 3,885千円
耐震診断結果
吉原保育所 IS値 0.08(大地震時に崩壊する危険性が高い)
丹波保育所 IS値 0.01(大地震時に崩壊する危険性が高い)
長岡保育所 IS値 0.29(大地震時に崩壊する危険性が高い)
○島津保育所耐震診断調査業務 1,131千円
耐震診断結果構造評点 0.30(大地震時に崩壊する危険性が高い)
○田村保育所耐震診断調査業務 924千円
耐震診断結果 IS値 0.41、構造評点 0.29(大地震時に崩壊する危険性がある又は高い)
生涯学習都市
公立保育所耐震診断調査事業(繰越) 決算額5,940千円
所管課:市民部子ども未来課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
○大宮南保育所ガス配管工事 924千円
大宮南保育所の園庭側の給湯器がガス漏れにより使用できなくなったため、ガス配管の改修工
事を行い、安全に使用できるように整備しました。
○網野みなみ保育所園庭遊具設置工事 1,239千円
網野みなみ保育所の大型木製遊具が老朽化で使用できなくなったため、当該遊具の撤去を行う
とともに、4連ブランコと2方向すべり台を各1基を新設しました。
健やか安心都市
公立保育所施設整備事業(繰越) 決算額2,163千円
所管課:市民部子ども未来課
第3章
生きる喜びを共有できる
保育所再編等推進計画に基づき、老朽化の著しい久美浜保育所の大規模改修を行うと同時に、耐震
診断において強度不足と判定された箇所の補強工事の実施と乳児保育実施のための保育備品等購入経
費を支出しました。
環境循環都市
保育所建設予定地(大宮町河辺)
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
2 学校教育の充実
■施策の方針
1.
学校規模の適正化 2.
学校教育施設の整備・充実 3.
力の向上と心身の育成
4.
食育の推進 5.
学校、地域の安全確保 6.
地域に開かれた学校づくり
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
学校再配置・学校耐震化・小中一貫教育の取り組み
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◆教育委員会教育次長:吉岡 喜代和
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少子化、国際化および情報化の進展など、子どもたちを取り巻く社会環境が
急速に変化する中、次代を担う子どもたちの健やかな成長にとって望ましい教
育環境や教育条件を整えるため、学校の適正規模や適正配置を考えた学校再配
置に取り組むこととし、「京丹後市学校再配置基本計画」を策定し、関係する
学校のPTAや地域の皆さんと協議を進めています。
学校耐震化については、耐震基準を満たさない学校施設が多くある中、安全・
安心な学校づくりのため「京丹後市立学校施設耐震化計画」を策定し、早急な
耐震化の取り組みを進めています。
また、子どもたちが将来に夢と希望をもって生き生きと学ぶことができ、義務教育課程の修了時
に期待される「学力」や「生きる力」を身に付けることができるよう、就学前から義務教育期間を
通した計画的かつ系統的な教育を行う小中一貫教育を推進するため、調査・研究などを始めたとこ
ろです。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
学校施設耐震化の取り組み
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◆教育委員会教育総務課長:藤村 信行
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学校施設は、就学する児童生徒などが学習・生活の場として1日の大半を過
ごす場所であるとともに、災害発生時には地域住民の避難所としての役割も担
っています。
平成22年度は、子どもたちが安心・安全な学校生活を送れるよう、前年度
に引き続き耐震2次診断や耐震補強工事を行いました。
また、耐震性が不足する学校施設の耐震化を加速するため「京丹後市立学校
施設耐震化計画」を策定し、計画的に耐震化を進めていくことにしました。特
に耐震診断の結果、建物の耐震性を示す指標であるIs値が0.3未満であった学校施設は、大地震時
に倒壊や崩壊の危険性が高いとされていることから、平成23年度中に耐震補強工事等の地震対策
を講じることにしています。
学校再配置と小中一貫教育の取り組み
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◆教育委員会学校教育課長:山根 直樹
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平成20年11月の学校再配置検討委員会答申、平成21年1月の「学校再配置
計画(案)」、平成21年6月の「(素案)学校再配置基本計画」に対する協議の
経過や意見などを踏まえ、見直しと再調整を加えた「学校再配置基本計画」を
平成22年8月に議会に上程しました。
議会では、学校再配置審査等特別委員会において約4ヶ月間にわたり審議さ
れ、12月定例会で一部修正の上可決され、学校再配置事業を本格的に推進し
ていく初年度となりました。
教育委員会では、学校再配置基本計画に基づく実施方針を定めるとともに、再配置年度の早い対
象校区の保護者や地域の皆さんとの対話を通じて諸課題や不安の解消に努め、再配置に対する理解
を深めていただけるような取り組みを行っています。
平成22年5月に本市の学校教育改革構想として、「子どもたちの育ちと指導の一貫性を目指して
(中間案)」を公表しました。
94
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
この中間案では、教育をめぐる国や京都府の動き、出生数の漸減と小規模校化の進行、学校再配
置の取り組み、学力や生活面での課題などを踏まえ、子どもの学びを起点に義務教育課程の出口を
見据え、より一貫性のある教育活動を全市的に取り組むことも含め、今後の学校教育のあり方や進
むべき方向性を示しました。
これ以降、学校長や教職員を対象にした研修会の開催やこの取り組みを全市的に進めていく上で
の組織づくりについて協議を始めるなど、一貫性のある教育活動を推進していくための調査研究活
動に取り組んでいます。
指導主事設置事業 決算額31,285千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
健やか安心都市
学校保健事業 決算額6,505千円
第3章
生きる喜びを共有できる
学校教育の充実、円滑な学校経営を推進するため、教育委員会事務局内に7人、各地域公民館に6人
の指導主事を配置し、学校経営や教育内容について、その専門性と見識や経験を生かした指導、助言
を行い、学校現場における課題解消に対応しました。
○報酬、社会保険、雇用保険料 29,856千円
○その他経費 1,429千円
環境循環都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
所管課:教育委員会事務局学校教育課
所管課:教育委員会事務局学校教育課
うるおい安全都市
園児、児童生徒を事件や事故から守るため、保護者や地域の協
力を得ながら安全で安心できる学校づくりを推進しました。
※年間巡回活動などの実績: 90回実施(警察官OB 5人)
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
所管課:教育委員会事務局学校教育課
共に築き、結び合う
学校安全対策事業 決算額5,585千円
第5章
パートナーシップ都市
児童生徒が心にゆとりのある学校生活を送るため、相談・支援体制を整えるとともに、授業力の向
上や教育活動を充実していく環境づくりに取り組みました。
○授業実践力開発講座の開催 210千円
○不登校対策支援員の配置 1,256千円
○小中学校音楽フェスティバルの開催 300千円
○京都府特別支援教育研究協議会負担金 10千円
○京丹後市特別支援学級ふれあい交流会補助金 100千円
○その他経費 2,764千円
生涯学習都市
学務経費 決算額4,640千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
学校の教育活動を円滑に実施するため、就学前健康診断や児童、生徒および教職員の結核対策を講
じるなど、学校管理下における保健衛生、安全衛生に取り組みました。
○就学時健康診断医師報酬(内科医13人、歯科医12人) 933千円
健診受診者 536人
○その他経費 5,572千円
児童、生徒などの登下校時の安全を守る
スクールガード・リーダー
95
計画推進のために
第7章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
学校情報化推進事業 決算額41,214千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
市内全小中学校に整備した校内LANおよび校務用パソコン、普通教室用パソコン、情報教室用パソ
コンおよびサーバ室サーバ機器の維持管理を行うとともに、ウイルス対策を行いました。また、ネッ
トワーク機器の故障による通信停止対策のため、予備機を購入し備えました。
○委託料 6,118千円
パソコン・校内LAN保守委託料(スポット作業委託) 2,756千円
情報教室パソコン等保守委託料 1,230千円
サーバシステム保守委託料 2,132千円
○備品購入費 1,539千円
学校情報通信ネットワーク機器購入
○その他経費 33,557千円
教科用図書採択事業 決算額57千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
平成23年度から使用する小学校の教科書用図書について、採択権者としての責任と判断により、公
正かつ適正な採択を行うため、京丹後市学校教科用図書選定委員会規定に基づく選定委員会と調査部
会を設置し、文部科学省の教科書目録に掲載された教科用図書を調査・研究しました。
奨学金給付等事業 決算額10,043千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
経済的に困窮している世帯(家庭)の勉学意欲のある高等学校、高等専門学校、専修学校、中等教
育学校後期課程の生徒、特別支援学校高等部の生徒、大学生、短期大学生、大学院生を対象に奨学金
を給付しました。
○奨学金選考・検討委員会委員の報酬および費用弁償23千円
○奨学金給付金 10,020千円
高校生 2,820千円(月額 5千円×12月×47人)
大学生 7,200千円(月額 10千円×12月×60人)
奨学基金 決算額7,730千円
所管課:財務部財政課
経済的理由により高等学校、大学などへの修学が困難な者に対し奨学金を給付することを目的とし
た奨学基金への積立を行いました。
○奨学基金積立金(旧網野町で貸し付けた奨学資金償還金分など) 7,646千円
○奨学基金積立金(利子分) 84千円
外国語指導助手招致事業 決算額27,346千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
小中学校において外国語教育および国際理解教育を促進するた
め、自治体国際化協会のJETプログラム事業によるあっせんを受
け、6人の外国語指導助手を招致・採用しました。
○自治体国際化協会負担金、JET傷害保険負担金、
JET来日渡航費用負担金 812千円
○その他経費 26,534千円
※外国語指導助手=ALT
ALTによる授業の様子(峰山中学校)
小学校管理運営事業 決算額179,208千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
小学校における円滑な教育活動を実施するため、適正な学校運営や教育環境の充実に取り組みました。
○負担金、補助金及び交付金 950千円
○その他経費 178,258千円
小学校施設改修事業 決算額546千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
平成23年度に特別支援学級を新設する五箇小学校および田村小学校について、対象児童が利用可能
な施設へと教室転用などの改修工事に向けた実施設計を行いました。
○実施設計委託料 546千円
五箇小学校 273千円
田村小学校 273千円
96
第1章
トピックス
施設名
管理・教室棟
給食棟
体育館
Is値
0.38
0.56
0.35
トピックス
≪平成21年度からの繰越分≫ 2,288千円
吉原小学校の2施設について、耐震二次診断を行いました。
○吉原小学校耐震二次診断業務委託料 2,288千円
■吉原小学校
平成24年度に耐震補強工事を計画
している吉野小学校体育館
第4章
トピックス
児童教職員健康管理事業 決算額11,826千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
所管課:教育委員会事務局教育総務課
経済的な理由や心身障害により就学に支障をきたしている児童の保護者を支援するため、就学援助
費などを支給し負担軽減に努めました。
○就学援助費 18,567千円
要保護認定者23人 441千円
準要保護認定者307人 18,126千円
○特別支援教育就学奨励費(対象者:57人) 1,698千円
97
第7章
計画推進のために
所管課:教育委員会事務局学校教育課
うるおい安全都市
小学校就学援助事業 決算額20,265千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
遠距離通学および通学路の状況や冬期積雪時など、特に必要と認めた児童の通学のためにスクール
バスを運行しました。
○運行委託料 7,068千円
通年分 網野南、宇川、湊、田村小学校
冬季分 丹波、間人(砂方地区)小学校
○運行管理委託料 10,108千円
通年分 網野北、橘、間人(竹野地区)小学校
○その他経費 3,245千円
共に築き、結び合う
小学校スクールバス運行管理事業 決算額20,421千円
第5章
パートナーシップ都市
児童および教職員の健康の保持増進を図るため、学校保健安全法に基づく各種健康診断や健康管理
を行うとともに、緊急時対応のための設備などを整備し、安全対策を講じました。
○児童・教職員各種検診・検査 8,147千円
○その他経費 3,679千円
生涯学習都市
耐震二次診断の結果、Is値0.3未満と診断された橘小学校体育館(Is値0.18)について、耐震補強工
事を行いました。
○耐震補強工事監理業務委託料 861千円
○耐震補強工事請負費 13,778千円
次代を担う若い力が活躍できる
小学校施設耐震化事業 決算額14,639千円
所管課:教育委員会教育総務課
健やか安心都市
Is値
0.73
0.05
第3章
生きる喜びを共有できる
施設名
給食棟
体育館
第2章
環境循環都市
Is値
0.72
0.70
0.79
0.32
暮らしの中でいのちが輝く
施設名
管理・教室棟①
管理・教室棟②
給食棟
体育館
交流経済都市
昭和56年以前の旧耐震基準により設計・建築された学校施設のうち、耐震二次診断未実施の2小学
校(7棟)について、耐震二次診断を行いました。
○耐震二次診断委託料 9,162千円
大宮第三小学校耐震二次診断業務委託料 4,754千円
黒部小学校耐震二次診断業務委託料 4,408千円
■大宮第三小学校 ■黒部小学校
ひと・もの・ことが行き交う
小学校施設耐震診断事業 決算額11,450千円
所管課:教育委員会教育総務課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
小学校教育推進事業 決算額39,749千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
必要に応じて小学校に、スクールサポーター(講師、介護職員、心の教室相談員)を配置し、円滑
な授業や効率的な学校運営を行いました。また、国や府の制度を活用し、教育実践活動や各学校の特
色ある教育を推進しています。
○スクールサポーターの配置 35,060千円
○各種事業 3,773千円
○各種負担金・補助金 911千円
○その他経費 5千円
中学校管理運営事業 決算額69,248千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
中学校における円滑な教育活動を実施するため、生徒に対する教育環境の整備や、学校運営に必要
な維持管理などを行いました。
生徒教職員健康管理事業 決算額6,289千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
生徒および教職員の健康の保持増進を図るため、学校保健安全法に基づく各種健康診断や健康管理
を行うとともに、緊急時対応のための設備などを整備し、安全対策を講じました。
○生徒・教職員各種検診・検査 4,543千円
○その他経費 1,746千円
中学校スクールバス運行管理事業 決算額29,317千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
遠距離通学および通学路の状況や冬期積雪時など、特に必要と認めた生徒の通学のためにスクール
バスを運行しました。
○運行委託料 13,532千円
通年分 久美浜(3台、市営バスとの混乗)、高龍中学校
冬期分 大宮、網野中学校
○運行管理委託料 6,812千円
通年分 峰山、弥栄中学校
○運行委託車両の維持管理に係る経費 8,973千円
中学校就学援助事業 決算額21,345千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
経済的な理由や心身障害により就学に支障をきたしている生徒の保護者を支援するため、就学援助
費などを支給し負担軽減に努めました。
○就学援助費 20,274千円
要保護認定者(18人) 319千円
準要保護認定者(220人) 19,955千円
○特別支援教育就学奨励費(26人) 1,071千円
中学校教育推進事業 決算額15,576千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
豊かな人間性、健やかな体力づくりなど「たくましく生きる力」を育成するため、必要に応じて中
学校に、スクールサポーター(介護職員、心の教室相談員)を配置し、円滑な授業や効率的な学校運
営を行いました。また、国や府の制度を活用し、教育実践活動や各学校の特色ある教育を推進しました。
○スクールサポーターの配置(共済費、賃金) 13,000千円
○教育実践研究指定事業 462千円
京丹後市教育委員会指定「教育実践モデル校」事業(市指定:峰山中、網野中) 160千円
京の子ども夢・未来校(教育課題対応、府指定:間人中) 50千円
チャレンジ学習事業(府指定:高龍中) 202千円
道徳教育推進事業(国指定:弥栄中) 50千円
○校外学習や体験活動、総合的な学習活動 1,396千円
京の子ども夢・未来体験活動推進事業(府指定:全校) 616千円
総合的な学習活動推進事業(市指定:全校) 780千円
○各種負担金・補助金 684千円
○その他経費 34千円
98
所管課:教育委員会事務局学校教育課
園児等健康管理事業 決算額200千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
幼稚園における円滑な教育活動を実施するため、専門医による検診や保健衛生管理を行い、園児の
健康保持と増進を図りました。
211人
ミシン操作指導、スキー教室指導、習字指導、書初め指導、マ
ラソン指導、調理実習、放課後補習、家庭科クラブ指導、美術指導、
読み聞かせ、ブラスバンド指導、高木剪定、図書室整備、行事
等写真撮影
261回
第5章
学習時特別支援、スキー教室指導、そろばん指導、放課後補習、
書初め指導、調理実習、合唱指導、読み聞かせ、幼稚園行事協
力支援、登下校安全指導、図書修繕・新規登録作業、芝生散水作業、
行事等写真撮影
1,005回
間人・宇川
中学校区
放課後日本語学習、スキー教室指導、そろばん指導、放課後補習、
家庭科小物づくり家庭科クラブ、夏休み補習、講話、マリンバ
演奏・体験、読み聞かせ、バスケットボール、バレーボール、
お茶会体験、登下校安全指導
371回
スキー教室指導、そろばん指導、放課後補習、習字指導、長距
離走指導、科学クラブ・手芸クラブ、調理クラブ、少人数学級指導、
図書電子化作業
250回
うるおい安全都市
弥栄中学校区
265人
第7章
ミシン操作指導、スキー教室、そろばん指導、読み聞かせ、図
工学習支援、調理実習、道徳講話、長距離走指導、合唱指導、
将棋クラブ、バスケットボール、吹奏楽
55回
峰山中学校区
大宮中学校区
網野・橘
中学校区
1,712人
101人
第6章
計画推進のために
99
3,411人
災害に強く、
快適で暮らしやすい
久美浜・高龍
中学校区
288人
共に築き、結び合う
115回
パートナーシップ都市
しめ縄づくり、ミシン操作指導、スキー教室指導、そろばん指導、
昔の道具・昔の遊び指導、英語活動指導、放課後補習、陸上ク
ラブ指導、習字指導、琴の生演奏、水墨画指導、読み聞かせ、
バスケットボール指導、親子遠足引率、図書電子化作業
生涯学習都市
参加実績
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
活動内容
健やか安心都市
学校区
第3章
生きる喜びを共有できる
学校支援ボランティアが子どもたちへの支援活動を行い、教員
や地域の大人が子どもと向き合う時間を拡充するなど、学校を核
とした地域の教育力の向上と活性化を図りました。
実施期間:平成22年4月1日~平成23年3月31日
実施地域:市内全ての小学校(30校)・中学校(9校)・
幼稚園(3園)
※新規校:橘中学校区、間人・宇川中学校区、弥栄中学校区、
久美浜・高龍中学校区
地域コーディネーターの配置:6人(各地域公民館)
そろばん学習の指導支援(黒部小学校)
広報誌の発行:2回(ボランティア募集・活動報告)
ボランティア活動(ボランティア登録者数 270人)
■各学校区での活動内容と参加実績
環境循環都市
トピックス
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
学校支援地域本部事業 決算額6,661千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
第1章
交流経済都市
幼稚園における就学前教育の充実を図るため、幼稚園運営に必要な維持管理を行うとともに、教育
環境を整えるための体制整備を実施しました。
ひと・もの・ことが行き交う
幼稚園管理運営事業 決算額17,638千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
地元農産物給食利用促進支援事業 決算額1,086千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
地元産米利用による米飯給食実施校に対し、それぞれの使用量に応じて補助金を交付しました。また、
学校給食における地元産良質米の積極的な活用を図り、日本型食生活の形成・定着に資することがで
きました。
コシヒカリ使用量:約98㌧(玄米換算量:約109㌧)
学校給食地場農畜産物利用拡大事業 決算額1,059千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
網野学校給食センターにおいて、財団法人京都府学校給食会の補助を受け、地場農畜産物利用拡大
献立の導入実証に取り組み、地場産物の活用、使用食材の種類の拡大を図ることができました。
○学校給食地場農畜産物利用拡大事業費補助金 1,059千円
※使用食材(地場産物)
エビ芋、水菜、九条ネギ、ニンジン、聖護院大根、サツマイモ、キュウリ、ナス、白菜、梨、スイカ
義務教育施設等耐震化推進事業(繰越)
決算額78,044千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
トピックス
昭和56年以前の旧耐震基準により設計・建築された学校施設の耐震二次診断を実施し、その結果に
基づく各種耐震化工事の実施設計業務などを行いました。
○設計委託料 34,688千円
耐震補強工事等実施設計業務(8校・1園)
仮設校舎賃貸借業務基本設計業務(1校)
改築工事実施設計業務(1校)
○耐震診断委託料 42,961千円
耐震二次診断業務(10校・2園)
耐力度調査業務(1校)
○その他経費 395千円
小学校遊具設置事業(繰越) 決算額328千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
専門業者による屋外遊具の安全点検結果(平成21年度実施)を踏まえた危険遊具の撤去によって遊
具数が減少したことから、授業などでの使用頻度が高い「うんてい」について新設工事を行いました。
学校情報化通信技術環境整備事業(繰越) 決算額151,764千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
当事業により市内全小中学校のICT環境が統一整備され、共通の情報基盤による情報の共有化・校
務の効率化を推進する環境が整備されたとともに、ICTを活用した授業の実施により、情報教育を推
進することが可能となりました。
○委託料 45,356千円
○備品購入費 106,408千円
学校等施設整備事業 決算額47,415千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
市内には小学校30校、中学校9校、幼稚園3園があり、昭和50年代に建設された学校などが多いこと
から老朽化が著しく、各機器で不作動などの不具合が発生していたことから、安心安全な施設機能を
維持するための修繕工事などを行いました。
○工事請負費 2,515千円
計画推進のために
第7章
≪平成21年からの繰越分≫ 44,900千円
安心安全な施設機能を維持するための修繕工事などを行いました。
○修繕料 8,915千円
○設計・監理委託料 5,378千円
○工事請負費 30,607千円
100
3 若者の育成
交流経済都市
■施策の方針
1.
青少年の健全育成 2.
まちづくりへの若者の参加促進
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◆教育委員会教育次長:吉岡 喜代和
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第3章
健やか安心都市
所管課:教育委員会事務局社会教育課
101
第7章
計画推進のために
家庭教育は、全ての教育の出発点であり、子どもの成長の基礎となる家庭教育を推進するため、乳
幼児期から就学前、思春期の各発達段階に応じた学習機会の提供と家庭教育支援チームによる子育て
交流会、親子同士の交流を促進するための体験活動事業を実施しました。
○子育て講座 432千円
○家庭教育支援チーム事業(大宮、網野) 487千円
○親子体験事業(大宮、久美浜) 43千円
○京丹後市PTA協議会補助事業 698千円
うるおい安全都市
家庭教育事業 決算額1,660千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
将来を担う青少年を育成するために、体験活動やボランティア、伝統文化の継承など地域活動への
参加促進を図ることで、心豊かな人間の基礎づくり目的として各種事業を実施しました。
○子ども体験事業 606千円
○青少年育成団体への補助【6団体】 640千円
○少年少女児童合唱団への補助【4団体】 852千円
○地域子ども教室への補助【7団体】 1,190千円
共に築き、結び合う
所管課:教育委員会事務局社会教育課
第5章
パートナーシップ都市
黙祷を行う新成人
生涯学習都市
市内の新成人が一堂に会し、成人としての門出を祝う式典を開催しました。なお、例年行っている
式典冒頭のアトラクションは、東日本大震災の影響により中止し黙祷を行いました。また、新成人に
よる義援金募金の呼びかけや、被災地へのメッセージを発信しま
した。
日時:平成23年3月20日 午後2時開会
会場:京都府丹後文化会館
対象:平成2年4月2日~平成3年4月1日生まれの市内在住者
および市内各中学校卒業者(男381人/女362人/計743
人)
出席者:593人(出席率 79.8%)
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
所管課:教育委員会事務局社会教育課
青少年教育事業 決算額3,288千円
生きる喜びを共有できる
■平成22年度の主な取り組みと成果
環境循環都市
京丹後市の将来を担う若者が、地域社会の一員として夢と希望を抱き、良好
な生活環境を確保できるよう、伝統文化の継承や地域活動、ボランティア活動
など、さまざまな取り組みを支援しています。
また、平成23年3月20日に実施した成人式は、同年3月11日に発生した東日
本大震災の直後であったことから、被災者のお気持ちなどを思い中止も検討し
ましたが、成人式は新成人にとって一生の大きな節目であること、またこの震
災の経験から、改めて生きること、自分の成長は家族や友人、そして地域の多
くの人に支えられていることを考えていただくことを願い、また成人みんなで被災者の方々に哀悼
の誠を捧げるため、内容を変更して実施しました。二十歳の主張、被災地へのメッセージ、義援金
の呼びかけなど、命の大切さを見つめ直すとともに、被災地支援の思いが詰った素晴らしいもので
あったと思っています。
成人式開催事業 決算額1,211千円
第2章
●
暮らしの中でいのちが輝く
若者のまちづくりへの参加・成人式の開催
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
4 社会教育・スポーツの充実
■施策の方針
1.
公民館の適正配置 2.
図書館の機能充実 3.
生涯学習推進体制の整備 4.
生涯ス
ポーツ社会の実現 5.
社会体育施設等の整備充実
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
公民館体制の検討・読書活動の推進
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◆教育委員会教育次長:吉岡 喜代和
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少子・高齢化による過疎化が進んでいる地区も多く、地域の活性化を図るた
めには地域での学習と交流の拠点である公民館への期待と役割が大きくなって
きています。
また、市民が学習意欲を持ち、生涯にわたる学習活動を通して創造性ある豊
かな生活を送ることができるよう、地域・地区公民館を中心として、地域住民
のニーズに応じた学習機会の提供を図っています。
このような中、地域の拠点となる公民館について効果的な体制を構築するた
め、今後の公民館のあり方について検討が急務となっており、本市社会教育委員会議へ「今後の公
民館体制及び運営のあり方について」諮問を行い、平成23年1月に答申をいただきました。この
答申を踏まえ、公民館の体制などについて検討を進めています。
また、市立図書館は、図書の整備・充実を図り利用拡大に努めるとともに、子ども読書活動の中
心的な役割を担っていることから、家庭や学校、地域の関係団体などと連携を図りながら、読み聞
かせ、お話の会などを通して読書活動の推進に努めています。
網野北小学校芝生化事業
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◆教育委員会社会教育課長:安達 忠行
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全国的に学校施設などの芝生化が推進されている中で、本市においても教育
上の効果、環境保全の効果および地域スポーツ活動の活発化の視点から、網野
北小学校の屋外運動場においてモデル的に芝生化事業に取り組みました。実施
に際しては、芝生の育苗や植え付けを始め、施肥、灌水、芝刈りなどの適切な
管理や施設の有効活用を図るため、小学校、PTA、網野スポーツクラブおよ
び市教委で芝生化実行委員会を立ち上げ協働して取り組みました。
120人が参加し、約5万個のポットに元芝を植付け、運動場への移植までの
40日間、水遣りなどの育苗は児童たちも協力して行いました。
児童の運動能力向上などの教育的効果の検証が必要ですが、学校現場からは、屋外運動場で遊ぶ
頻度の増加、遊びの質の変化、擦り傷の減少、砂埃の防止、環境美化などの利点が報告されています。
また、地域の運動会、グラウンドゴルフ大会やサッカー競技に使用されるなど、地域のスポーツ
振興や市民交流の活動拠点施設として期待されています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
社会教育委員設置事業 決算額767千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
社会教育行政全般について調査・研究および審議し、答申および建議を行うとともに、市民の声を
反映した社会教育事業を推進するために社会教育委員を設置し、会議の開催、社会教育事業および社
会教育の諸課題についての審議および研修を行いました。
○報酬(社会教育委員報酬) 522千円
○丹後地方社会教育委員連絡協議会分担金 65千円
○その他経費 180千円
102
所管課:教育委員会事務局社会教育課
障害者教育事業 決算額240千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
所管課:教育委員会事務局社会教育課
参加延べ人数
40人
35人
76人
82人
76人
42人
生涯学習都市
講座名
開催回数
ビタミン講座(網野地区)
6回
女性講座(久美浜地区)
3回
参加延べ人数
51人
27人
地域公民館事業を実施するとともに、峰山地域内の地区公民館の連絡調整および活動支援を行いました。
○社会教育事業費 657千円
成人教育
高齢者教育
体育事業
事業・講座名
みねやま子ども囲碁大会
手ごねパン講座
お菓子職人講座
高齢者大学
文化財・史跡めぐり(京都市)
第43回峰山スポーツ祭典
○その他経費 2,426千円
103
実施回数
1回
6回
2回
139回
1回
1回
延べ参加者数
22人
61人
18人
2,495人
60人
1,000人
決算額
4千円
12千円
12千円
550千円
5千円
74千円
第7章
計画推進のために
事業種別
青少年教育
うるおい安全都市
所管課:教育委員会事務局社会教育課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
○京丹後市連合婦人会活動補助金 361千円
○網野生活学校活動補助金 45千円
峰山地域公民館運営事業 決算額3,083千円
共に築き、結び合う
男女共同参画社会を推進するため、自主的な女性団体を育成するとともに、女性の身近な場での学
習と交流の機会を提供することによって、女性の社会参加と組織化を促進しました。
○女性講座の実施 36千円
第5章
パートナーシップ都市
所管課:教育委員会事務局社会教育課
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
○IT講習会(峰山・網野・丹後) 241千円
1講座(6回)×6教室(延べ421人)
○その他の講座・教室 (3教室×3回 延べ39人) 18千円
女性教育事業 決算額442千円
健やか安心都市
開催回数
5回
5回
5回
5回
5回
5回
第3章
生きる喜びを共有できる
市民の多様な学習に対する要望に応えるとともに、市民の交流を促進するための学習機会を提供し
ました。事業内容としては、市民が気軽に参加できるように配慮し、IT講習会は基礎的な技能を修得
することを目的として実施しました。
○わくわく講座 169千円
講座名
健康麻雀基礎講座
グラスリッチェン
京丹後市見聞セミナー
デジカメ写真講座
新・さわやか健康講座
太極拳初心者講座
環境循環都市
成人教育事業 決算額428千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
障害者の社会参加を促進するため視覚・聴覚障害者の交流研修会を開催しました。また、網野町内
の障害者の交流活動に対する支援を行いました。
○視覚障害者研修会 21千円
○聴覚障害者研修会 78千円
○障害者青年学級運営補助金(毎週土曜日、参加者:15人) 132千円
○その他経費 9千円
第1章
交流経済都市
社会教育の推進体制を整備し、社会教育活動の充実を図るため、社会教育指導員を設置しました。
主な業務としては、社会教育事業の計画・立案および運営や社会教育関係団体などへの指導・助言な
ど団体の育成を行いました。
○報酬(9人) 17,982千円
○その他経費 3,272千円
ひと・もの・ことが行き交う
社会教育指導員設置事業 決算額21,254千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
大宮地域公民館運営事業 決算額2,641千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
地域公民館事業を実施するとともに、大宮地域内の地区公民館、分館の連絡調整および活動支援を
行いました。
○大宮地域公民館事業 227千円
事業種別
成人教育
前 女性教育
期 高齢者教育
成人教育
後
女性教育
期
高齢者教育
健康づくり事業
講座名
パソコン講座
ビーズ手芸講座
御殿まり講座
庭木せんてい講座
薔薇公園と小寺めぐり
樹脂ねんど細工講座
パソコン講座
ビーズ手芸講座
てん刻講座
秋の姫路散策
歩こう会(丹波年輪の里など)
実施回数
5回
5回
5回
4回
1回
4回
3回
3回
5回
1回
1回
延べ参加者数
155人
530人
78人
240人
38人
120人
63人
75人
295人
30人
42人
決算額
18千円
18千円
18千円
6千円
36千円
12千円
12千円
12千円
12千円
76千円
7千円
○その他経費 2,414千円
網野地域公民館運営事業 決算額3,213千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
地域公民館事業を実施するとともに、網野地域内の地区公民館の連絡調整および活動支援を行いま
した。
○社会教育事業費 629千円
事業種別
成人教育
高齢者教育
文化事業
事業・講座名
京丹後あみのウォークデー
網野町高齢者大学一般講座
網野町高齢者大学趣味の講座市外研修
網野町ふれあいコンサート
実施回数
1回
10回
5回
1回
延べ参加者数
139人
1,185人
80人
460人
決算額
59千円
502千円
54千円
14千円
○網野地域公民館だより(4回発行) 67千円
○その他経費 2,517千円
丹後地域公民館運営事業 決算額2,501千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
地域公民館事業を実施するとともに、丹後地域の地区公民館の連絡調整および活動支援を行いました。
○社会教育事業費 62千円
事業種別
青少年教育
成人教育
事業・講座名
実施回数
2回
夏休み親子陶芸教室
1回
丹後町少年少女意見発表大会
6回
デジカメ講座
2回
歩こう会(地区公民館合同事業)
2回
男の料理教室
○丹後地域公民館だより(10回発行) 29千円
○その他経費 2,410千円
104
延べ参加者数
42人
200人
82人
151人
24人
決算額
12千円
20千円
11千円
16千円
3千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
事業種別
青少年教育
成人教育
決算額
2千円
6千円
20千円
30千円
18千円
27千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
事業種別
青少年教育
延べ参加者数
150人
22人
105人
160人
259人
48人
決算額
11千円
8千円
32千円
24千円
24千円
46千円
○久美浜地域公民館だより(8回発行) 22千円
○その他経費 2,394千円
第4章
生涯学習都市
体育事業
実施回数
1回
1回
5回
4回
1回
1回
次代を担う若い力が活躍できる
成人教育
事業・講座名
子どもの主張発表大会
子ども体験塾
古典文学講座
はじめてのYoga教室
くみはまニュースポーツ交流大会
ジュニアスキー教室
第3章
健やか安心都市
地域公民館事業を実施するとともに、久美浜地域内の地区公民館の連絡調整および活動支援を行い
ました。
○社会教育事業費 145千円
第2章
生きる喜びを共有できる
久美浜地域公民館運営事業 決算額2,561千円
延べ参加者数
71人
21人
42人
149人
37人
1,700人
環境循環都市
芸術文化
○弥栄地域公民館だより(12回発行) 14千円
○その他経費 2,340千円
実施回数
3回
1回
4回
6回
1回
1回
暮らしの中でいのちが輝く
事業・講座名
やさか探検隊
スターウォッチング
健康ゴルフ基礎講座
実用筆ペン講座
町民歩こう会
芸能の夕べ・文化祭駅伝大会
第1章
交流経済都市
地域公民館事業を実施するとともに、弥栄町内の地区公民館の連絡調整および活動支援を行いました。
○社会教育事業費 103千円
ひと・もの・ことが行き交う
弥栄地域公民館運営事業 決算額2,457千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
所管課:教育委員会事務局社会教育課
施設名
林業センター
いさなご工房
いさなご工房コート
合 計
利用者数
2,640人
1,533人
10,372人
14,545人
105
第7章
計画推進のために
市民の学習と交流を促進する機会の提供と施設の維持、管理を行いました。
○管理者経費および臨時職員賃金 4,329千円
○管理運営経費 3,547千円
■利用者数
うるおい安全都市
峰山いさなご施設管理運営事業 決算額7,876千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
市民の求める読書や情報収集の支援と、知的要求に応える生涯学習都市の実現のため、各種事業を
実施するなど、役に立つ図書館サービスの充実を図りました。
○図書購入(AV資料含む)費 10,825千円
○雑誌新聞購入費 1,152千円
○図書システム保守料 1,176千円
○その他経費 33,594千円
共に築き、結び合う
図書館管理運営事業 決算額46,747千円
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
マスターズビレッジ管理運営事業 決算額16,236千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
市民の学習と交流を促進する機会の提供と施設の維持、管理を行いました。
○マスターズビレッジ管理委託料 11,216千円
○施設維持管理経費 3,970千円
○体験事業経費 405千円
○施設営繕経費 645千円
■利用者数 (単位:人)
展示室
会議室
陶芸体験
染色体験
利用者数 利用者数 入場者数 内体験者数 入場者数 内体験者数
4,815
608
1,896
1,077
1,840
1,281
たちばな会館管理運営事業 決算額1,135千円
その他
ふれあい
スポーツ広場
3,185
利用者数
9,184
合 計
21,528
所管課:教育委員会事務局社会教育課
橘地区の生涯学習活動、コミュニティ活動の拠点として、施設の維持管理を行うとともに、図書室
を中心に積極的な活動、利用促進を図りました。
■会議室など ■図書室
区 分
会議室
料理実習室
和室1
和室2
多目的ホール
その他
合 計
利用回数
38回
14回
74回
71回
82回
2回
281回
利用者数
515人
221人
758人
743人
1,231人
40人
3,508人
網野教育会館管理運営事業 決算額1,229千円
開室日数
利用者数
貸出冊数
239日
345人
2,143冊
所管課:教育委員会事務局社会教育課
人権教育および地域の生涯学習の拠点として、施設の積極的な利用促進を図り、維持、管理を行い
ました。
■会議室など
区 分
1階和室
料理実習室
講義室
2階和室
大ホール
全館
合 計
利用回数
162回
12回
35回
19回
226回
36回
490回
利用者数
1,454人
127人
259人
164人
2,883人
1,782人
6,669人
体育指導委員活動事業 決算額3,837千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
体育指導委員59人(定数60人)を委嘱し、地域スポーツの振興のためニュースポーツ教室などを開
催するとともに、その実技指導、その他スポーツに関する指導および助言を行うため各種研究大会へ
参加し、資質向上に努めました。
社会体育団体育成事業 決算額16,577千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
市内の各種スポーツ団体へ補助金を交付することにより、市民へのスポーツの普及と振興を図ると
ともにスポーツ団体を育成することを目的とした事業です。主な業務としては、市の体育振興の中心
的な組織である京丹後市体育協会に支援を行うとともに、網野ジュニアスポーツ協会についても、青
少年スポーツ教室育成の観点から支援を行いました。
○京丹後市体育協会補助金 15,235千円
○網野ジュニアスポーツ協会補助金 1,342千円
106
所管課:教育委員会事務局社会教育課
備 考
男子第5位・女子優勝
準優勝
男子第5位・女子第4位
第2章
第3章
第8位
健やか安心都市
男子第5位・女子第5位
生きる喜びを共有できる
参加者数(延べ)
16人
男子40人/女子40人
32人
20人
青年9人/壮年9人
18人
9人
男子7人/女子7人
男子15人/女子15人
21人
12人
男子18人/女子18人
6人
6人
20人
338人
環境循環都市
競技種目
ソフトテニス
ソフトボール
テニス
軟式野球
ソフトバレーボール
陸上競技
グラウンドゴルフ
ゲートボール
バレーボール
サッカー
バドミントン
バスケットボール
ボウリング
卓球
駅伝
参加者合計
暮らしの中でいのちが輝く
開催日
10月17日
10月17日・24日
10月23日・24日
10月24日
10月31日
11月7日
11月7日
11月7日
11月13日
11月13日
11月14日
11月21日
11月21日
11月28日
2月13日
第1章
交流経済都市
第33回京都府民総合体育大会への京丹後市代表選手の派遣のため、京丹後市体育協会へ補助金を交
付しました。成績はソフトボール競技の女子が優勝したのをはじめ、陸上競技が準優勝するなど総合
で7位に入賞しました。
※大会結果概要(総合成績:第7位(26市町村))
ひと・もの・ことが行き交う
京都府民総合体育大会事業 決算額1,602千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
京丹後市民を対象とした市内唯一の総合体育大会であり、その継続のため開催経費、選手派遣経費
などを主催団体である京丹後市体育協会へ補助金として交付しました。
※大会結果概要 開催日:9月5日 総合優勝:峰山 総合準優勝:網野
競技種目
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第7章
計画推進のために
107
第5章
共に築き、結び合う
陸上
軟式野球
卓球
バレーボール
ソフトボール
ソフトテニス
柔道
剣道
ゲートボール
バドミントン
サッカー
テニス
グラウンドゴルフ
バスケットボール
ゴルフ
ボウリング
ソフトバレーボール
参加者合計
結果(優勝)
男子:丹後/女子:大宮
峰山
網野
男子:網野/女子:網野/家庭婦人:弥栄
壮年男子:峰山/一般女子:峰山
峰山
網野
網野
男子:峰山/女子:久美浜
網野
丹後
峰山
男子:峰山/女子:峰山
男子:網野/女子:大宮
久美浜
弥栄
久美浜
パートナーシップ都市
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
参加人数
326人
116人
89人
232人
237人
110人
4人
37人
69人
83人
138人
48人
132人
161人
102人
55人
113人
2,052人
生涯学習都市
市民体育大会事業 決算額3,300千円
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
地域スポーツ振興事業 決算額6,677千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
全ての市民が、生涯を通して健康で生き生きとした生活が送れるよう、また、市民相互の交流や競
技力の向上を図るため、気軽に親しめるスポーツ教室などを実施し、スポーツを通した市民交流の機
会を提供しました。
青少年スポーツ教室事業 決算額3,092千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
青少年スポーツ団体である各種教室への支援として、市内小中学校に募集チラシを配布、また、定
期的に活動を行っている教室に対し指導者謝金を交付しました。
※教室数 57教室 教室人数 1,253人
体育施設管理運営事業 決算額39,130千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
市民に身近なスポーツ活動拠点施設としての体育施設を管理運営することで、スポーツ振興を図り、
スポーツ競技団体の競技力の向上および青少年などの社会性の体得に貢献しました。
■利用件数 (単位:人)
施設名
利用件数
紅葉ヶ丘運動場(テニスコート)
4
吉原グラウンド
100
峰山練成道場(柔道・少林寺・空手)
33
大宮自然運動公園
514
大宮社会体育館
857
大宮テニスコート(大宮中のみ使用)
0
網野グラウンド(野球・ソフトボール)
514
網野グラウンド(ゲートボール場)
122
網野体育センター(体育室)
706
網野体育センター(武道館)
1,069
網野体育センター(テニスコート)
117
丹後社会体育館
413
施設名
利用件数
25
豊栄山村広場(ゲートボール場)
266
豊栄山村広場(グラウンド)
128
竹野体育館
130
竹野グラウンド
643
弥栄総合運動公園(体育館)
53
弥栄総合運動公園(野外運動場)
861
弥栄総合運動公園(ゲートボール場)
12
弥栄柔剣道場
126
久美浜中央運動公園(グラウンド)
288
久美浜中央運動公園(テニスコート)
426
久美浜中央運動公園(ゲートボール場)
合 計
7,407
社会体育用学校開放施設管理運営事業 決算額1,065千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
地域住民にスポーツ活動拠点施設として学校体育施設を開放することで、スポーツ振興を図り、ス
ポーツ競技団体の競技力の向上および青少年などの社会性の体得に貢献しました。また、学校体育施
設の維持管理を行いました。
■利用件数 (単位:人)
小学校
中学校
施設
体育館など
グラウンド
体育館など
グラウンド
峰山町
1,910
1,110
293
50
大宮町
520
301
472
233
網野町
1,805
604
780
207
丹後町
827
474
226
119
弥栄町 久美浜町
313
1,787
425
742
77
362
239
222
合計
7,162
3,656
2,210
1,070
計画推進のために
第7章
社会体育施設等整備事業 決算額891千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
○学校体育施設修繕 891千円
バックネットが設置してある施設が沿岸部にあることや、老朽化などにより腐食が著しいため、
破損箇所も多く、強風などによる倒壊の危険性もあるため、ネットの交換およびさび止めの塗装
などの修繕工事を実施しました。
108
第1章
○星空体験学習室プラネタリウムソフト購入 2,625千円
丹後庁舎星空体験学習室(童夢)のソフトウェアを9本購入し、上映メニューの充実を図り、プ
ラネタリウムの魅力を向上させました。
○久美浜公会堂バトン設置工事 1,470千円
手動ウィンチ式吊りバトンを取り付けました。
○久美浜公会堂施設備品購入 2,157千円
音響設備や大型スクリーン・バトンなどを整備することにより、市民および社会教育の福祉増
進と文化の向上が図れるようになり、施設の利便性が向上しました。
第2章
あみの図書館および網野健康福祉センター(ら・ぽーと)の空調設備については、施設設置後10年
が経過する中で老朽化が著しい空調設備の修繕を行い、施設環境の改善を図りました。
環境循環都市
所管課:教育委員会事務局社会教育課/市民部網野市民局
暮らしの中でいのちが輝く
図書館整備事業 決算額5,177千円
交流経済都市
所管課:市民部丹後市民局/市民部久美浜市民局
ひと・もの・ことが行き交う
社会教育施設等整備事業 決算額6,252千円
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
109
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
5 歴史文化遺産の保全と活用
■施策の方針
1.
歴史資料館のネットワーク 2.
丹後王国の歴史文化の保存・発信 3.
文化財の保存
と活用 4.
市史編さんの取り組み
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
歴史文化遺産の保存・発信と市史の編さん
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◆教育委員会教育次長:吉岡 喜代和
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かつて、「丹後王国」として栄えた京丹後市には、日本海屈指の史跡群や貴
重な出土品、建造物や工芸品などの歴史文化遺産、学術上価値の高い自然遺産
が多く存在しています。
また、本市を含む山陰海岸は、貴重な地質遺産をはじめとする素晴らしい自
然の魅力を持っており、平成22年10月4日に「世界ジオパークネットワーク」
への加盟が認定されました。
本市には、丹後古代の里資料館、琴引浜鳴き砂文化館、網野郷土資料館の3
つの資料館がありますが、それぞれの特長を生かしたネットワークを築き、遺産、歴史、文化、自
然など本市の魅力の発信に努め、学習と観光の両面からまちづくりに努めています。
また、市民一人ひとりが本市を再認識し、誇りをもち、郷土愛を育むことができる環境づくりの
ため、
『京丹後市史』の編さんに取り組んでいます。
資料館の展示、史跡整備、市史編さん事業
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◆教育委員会文化財保護課長:吉田 誠
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平成22年度資料館では人物に焦点をあて、企画展『井上正一文庫展』、特別
展『永浜宇平の生涯』を開催しました。2人とも京丹後市出身の郷土史家で多
くの著書を残し丹後の歴史の研究において大きな足跡を残されました。
山陰海岸が、世界ジオパークに認定されたのを機に拠点施設である琴引浜鳴
き砂文化館において関連した展示や取り組みを行い、丹後古代の里資料館にお
いて、『古代人とジオ』という企画展を開催しました。
史跡整備においては、平成19~21年度までの3年間の網野銚子山古墳の発掘
調査の結果、史跡の追加指定申請を行い、平成23年9月21日に追加指定されました。
京丹後市史の編さん事業では、『峯山藩関係史料集』にかかる文化財セミナー『峯山藩と近世丹
後のすがた』を開催し、併せて特別展『峯山藩主京極氏と峯山藩の世界』を丹後古代の里資料館に
おいて開催しました。市民の関心も高く、峯山藩の資料編は完売となりました。また昭和2年3月7
日に発生した北丹後地震の関連資料である『丹後震災救護史料集』を刊行しました。歴史資料とし
てのみならず防災の面からも注目を集めています。
文化財事業を通して丹後王国とも称される丹後の輝かしい歴史を伝え、郷土に対する誇りを培い、
町づくりに生かしていきたいと思います。
■平成22年度の主な取り組みと成果
古代の里資料館管理運営事業 決算額8,789千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
市民および市外からの来訪者のために、豊富に残る市所蔵や寄贈・寄託を受けた考古資料・美術工
芸品を適切に保管・公開し、文化財の普及啓発を図る丹後古代の里資料館の維持管理運営を行いました。
※平成22年度入館者数:3,939人(平成21年度入館者数 4,045人)
110
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
第7章
154
「丹後震災救護資料集」を刊行
111
計画推進のために
本文編と資料編の刊行のため各種調査を実施するとともに、平成22年度
は資料編『丹後震災救護史料集』を刊行しました。また、調査結果を文化
財セミナーなどで報告しました。
○京丹後市史資料編『丹後震災救護史料集』の刊行 992千円
600部作成。京丹後市史の3冊目の刊行物であり、平成23年4月18日
より各市民局・地域公民館・文化財保護課にて1冊1,600円で販売を開
始しています。また、調査協力者・関係機関・図書館などにも配付し
ました。
○その他経費 6,476千円
うるおい安全都市
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
市史編さん事業 決算額7,468千円
共に築き、結び合う
京丹後市内にある貴重な文化財を次世代に引き継ぐために、京丹後市指定文化財等補助金交付要綱
に基づき、文化財の修理保全事業に対して補助金を交付しました。
第5章
パートナーシップ都市
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
生涯学習都市
市指定文化財等補助金 決算額2,500千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
市民および市外からの来訪者のために、市内各地に残る指定文化財などの貴重な文化財を観覧する
展示会を開催し、展示会とリンクする形で「京丹後市史」をはじめとする文化財の調査成果を広く周
知するための講座を開催しました。併せて啓発用の小冊子やパンフレットを作成しました。
○講座(文化財セミナー2回) 61千円
第1回「永浜宇平を語る」:平成22年9月26日 参加者81人
第2回「峯山藩と近世丹後のすがた」:平成22年10月23日 参加者100人
○展覧会 572千円
第39回丹後震災記念展:平成23年3月5日~7日
丹後古代の里資料館夏期特別展示「永浜宇平の生涯1」:平
成22年7月14日~10月17日
丹後古代の里資料館秋期特別展示・市史資料編「峯山藩関
係史料集」刊行記念「峯山藩主京極氏と峯山藩の世界」:
平成22年10月21日~11月28日
丹後古代の里資料館コーナー展示3回開催
(
「古墳時代の京丹後市3」
「飛鳥・奈良時代の京丹後市」
「古
文化財セミナー「永浜宇平を語る」
代人とジオ」)
○啓発冊子・パンフレット印刷 161千円
健やか安心都市
文化財保護啓発事業 決算額794千円
第3章
生きる喜びを共有できる
文化財保護審議会は本市の文化財の指定・解除等を諮問する附属機関であり、文化財の保全および
その活用について調査し、審議を行いました。
○文化財保護審議会の開催経費 204千円
市文化財の指定・管理等に関する事項や文化財関係事業、文化財保護普及啓発などを検討する
ため審議会を開催。さらに両丹文化財保護連絡協議会において審議検討しました。
○文化財保護審議会委員視察研修費 177千円
環境循環都市
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
文化財保護審議会委員設置事業 決算額381千円
第1章
交流経済都市
琴引浜鳴き砂文化館は、鳴き砂の学習施設や環境学習の施設として、環境保全について学べる施設
として指定管理制度を導入し、掛津区が管理運営にあたっています。また、教育施設の性格のほか、
本市の観光拠点としての機能も求められつつあり、市のジオパー
ク構想の拠点施設として、ジオパークの展示も行いました。平成
22年度には琴引浜のガイドブックを作成して琴引浜の普及啓発を
図りました。
○琴引浜ガイドブック印刷費(3,000部) 261千円
○運営に必要な人件費、施設の維持管理経費 5,959千円
○建物の所有者である財団法人日本ナショナルトラストへの建
物賃借料 1,200千円
琴引浜ガイドブック
(平成14年10月~平成23年3月まで毎年1,200千円)
ひと・もの・ことが行き交う
指定管理施設運営事業 決算額7,420千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
文化財整理事業 決算額574千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
平成20年度より、京丹後市が保管している旧町毎の膨大な写真を調査確認し、重要な写真をスキャ
ニングし、デジタルデータ化を行っています。平成22年度も継続して実施し、本年度は7,596点をデ
ジタル化できました。
遺跡整備事業 決算額3,358千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
丹後の特色と歴史を物語る重要な文化財を、教育・観光・地域づくりの資源などへ有効に活用する
ため、平成22年度は、日本海沿岸最大級の大型前方後円墳である網野銚子山古墳について、平成19~
21年度に実施した周辺確認調査の成果に基づき、整備に向け史跡の追加指定が必要と見込まれる範囲
の周辺用地測量を実施しました。
併せて、古墳周辺部の土地14,772.23平方㍍について、文化庁へ史跡の追加指定の申請を行いました。
遺跡発掘調査等事業 決算額2,096千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
市内の遺跡を効果的に保護するための資料を得るため、また、開発などにより現地保存の困難な遺
跡の記録保存を図り文化財の保護活用につなげるため、平成22年度は大宮町森本地区で計画されてい
る府営農業基盤整備関連事業の計画地内に存在する松山遺跡につ
いて、本調査を実施し、成果をまとめた報告書を刊行しました。
調査地において平安から鎌倉時代までの柱穴群・落込み遺構お
よび包含層と、古墳時代から飛鳥時代までの竪穴建物群・柱穴お
よび包含層で形成される、おおむね2時期の遺構が検出されまし
た。
また、旧丹後国で16例目となる須恵器円面硯が出土し、当遺跡
が竹野川左岸の段丘上に展開した有力集落のひとつであることが
松山遺跡調査風景
明らかになりました。
※調査期間:現地調査7月20日~9月3日、整理作業9月6日~11月5日
※関係者説明会開催 8月31日(出席者18人)
稲葉家資料展示活用事業 決算額1千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
市民および市外からの来訪者のために、稲葉家に残された古文書・生活道具などを適切に保管・公
開し、文化財保護の普及啓発を図りました。
※展示内容(内蔵展示など)
豪商稲葉本家コーナー展示「結城素明と稲葉家」平成22年
4~8月
豪商稲葉本家コーナー展示「稲葉束・喬」平成22年9月~
平成23年3月
お雛さまの公開 平成23年2~3月
※資料調査
稲葉家雛人形
稲葉家資料調査 平成23年2月14~16日
文化財保護一般経費 決算額766千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
本市が加盟する文化財関係団体負担金の支出や関係団体への補助金の交付を行ったほか、文化財保
護課所管施設の維持管理を行いました。
○文化財関係加盟団体経費 77千円
○峰山伝統芸能振興会補助金 50千円
○その他経費 639千円
資料館整備事業(繰越) 決算額5,959千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
京丹後市の資料館(網野郷土資料館・丹後古代の里資料館)について、展示内容の充実を図るため
の展示ケースの設置工事や、経年使用による補修必要箇所の修繕工事を実施しました。
○網野郷土資料館 2,384千円
○丹後古代の里資料館 3,575千円
資料館等整備事業 決算額282千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
琴引浜鳴き砂文化館においてホームページ作成や事務用に使用するパソコンが、開館当初の古いも
のであったため、更新しました。
※1台(パソコン本体、画像処理ソフト・編集ソフトを導入。
112
第5章
共に築き、結び合う
KYOTANGO
パートナーシップ都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 地域コミュニティの強化
■施策の方針
1.
子育てと仕事の両立支援 2.
子どもの健やかな成長支援 3.
地域における子育ての
支援 4.
子どもの人権擁護の推進 5.
子どもの個性・創造性を育む環境整備
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
小規模集落自治へ人の支援
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健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
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◆市民部長:石嶋 政博
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市内には235集落がありその集落を単位に自治活動が行われていますが、集
落の実態は、数百人規模の集落から10人以下の集落と千差万別であることから、
一律の集落支援や自治活動支援ではなく、それぞれの実態に合った自立した自
治活動が大切となります。従来の補助金や施設支援にとどまらない人の支援と
して、集落の自治活動を担う区長さんをサポートする「水と緑の里づくり支援
員制度」を設けています。中山間地の高齢化の進む小規模集落の実態に合わせて、
集落外からの自治機能持続や再生へ支援活動を行っています。
第3章
第4章
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相思相愛が支える人の支援
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◆市民部理事:東 和彦
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「水と緑の里づくり支援員制度」。この制度を発足させる契機になったのは、
丹後市民局管内の「上山区」からの要望でした。5戸までに戸数が減り、かつ、
高齢化がどんどん進む中で区長のなり手が困難を極める中、「なんとかして、
区と役所(とりわけ市民局)を結ぶパイプ役の方を常駐してもらえないか」と
いう切実な声でした。幸いにも、地元に精通された方が近くに居住されていま
したので、早速実現の運びとなり、区の会合への「水と緑の里づくり支援員」
として参加するようになり地元要望が市民局へ届くようになりました。主なも
のを挙げると、「集落内水道施設の全面改修事業」「集会所の改修」「地域おこし協力隊員の誘致」
や大学と連携して学生などによる「ふるさと共援事業」の推進に一役を担っていただいています。
この取り組みが評価されて丹後町内の「畑区」や「井谷区」にも支援員が入っていただき、それ
ぞれの区にあった支援を行っています。その中には、大阪から嫁いで来られた女性の方もおられ、
地域に新しい爽やかな風を送っています。なお、区民と支援員さんの“相思相愛”がこの制度を支
えています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
自治組織活動支援事業 決算額127,269千円
所管課:市民部市民協働課
地域社会の基盤となる自治会活動の活性化の支援および市と地域との協働を推進するため、各区長
協議会に交付金の交付を行いました。
○地域振興交付金 124,164千円
峰山町域
大宮町域
網野町域
丹後町域
弥栄町域
久美浜町域
合 計
37区
16区
46区
31区
24区
71区
225区
4,940世帯
3,975世帯
5,297世帯
2,407世帯
1,918世帯
3,623世帯
22,160世帯
114
27,416千円
21,785千円
29,524千円
13,618千円
10,837千円
20,984千円
124,164千円
○区長連絡協議会運営事業交付金 3,000千円
交流経済都市
580千円
466千円
622千円
282千円
225千円
425千円
400千円
(財)
自治総合センターが実施する自治宝くじコミュニティ助成事業を活用し、地区などが行う地域振
興事業を支援しました。
助成額
2,500千円
2,500千円
2,500千円
2,500千円
2,500千円
健やか安心都市
地域まちづくり支援事業補助金 決算額294千円
第3章
所管課:市民部市民協働課
生涯学習都市
久美浜町
口大野区(計画調査事業)
大向区(計画調査事業・計画策定事業)
金谷区(計画策定事業)
神野地区自治会(計画策定事業)
60千円
108千円
66千円
60千円
所管課:財務部財政課
所管課:市民部市民協働課
第7章
計画推進のために
115
21,553千円
2,050千円
1,417千円
2,504千円
666千円
637千円
997千円
1,224千円
431千円
656千円
うるおい安全都市
峰山町鱒留公民館新築事業(木造瓦葺平屋建の新築)
峰山町泉区収納倉庫整備事業(屋台収納庫の新築)
大宮町河辺自治会増築事業(増築による物置整備)
大宮町口大野区集会施設修繕整備事業(空調設備修繕・倉庫新設)
大宮町善王寺北公民館修繕事業(屋根修繕)
網野町小浜勤労者と子どものセンター修繕事業(トイレ新設)
丹後町竹野区倉庫修繕事業(屋根・雨樋・土間修繕)
久美浜町谷区備品倉庫整備事業(倉庫新設)
久美浜町芦原公民館修繕事業(トイレ改修)
久美浜町円頓寺公民館修繕事業(屋根修繕)
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
地域コミュニティ活動の活性化を図るため、コミュニティ活動の拠点となる集会施設の整備および
管理を行いました。
○集会施設火災保険料 192千円
○集会施設等整備事業補助金 32,135千円
共に築き、結び合う
合併特例債を活用して市民の連帯の強化および均衡ある地域振興を図ることを目的とした地域振興
基金を積み立てました。
○地域振興基金積立金 400,000千円
○地域振興基金積立金(利子分) 691千円
第5章
パートナーシップ都市
地域振興基金 決算額400,691千円
集会施設整備管理事業 決算額32,327千円
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
地域の将来に関する目標、方針、施策、実施計画などを定める「地域まちづくり計画」の策定に取
り組む地区などを支援しました。
大 宮 町
生きる喜びを共有できる
助成地区および事業
峰山町鱒留区 コミュニティ備品整備
網野町下岡区 祭用備品整備
丹後町間人大間自治区 祭用備品整備
弥栄町野間連合区 祭用備品整備
久美浜町川上地区区長会 祭用備品整備
環境循環都市
所管課:市民部市民協働課
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
○区長連絡協議会視察随行旅費など 105千円
自治宝くじコミュニティ助成金 決算額12,500千円
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
峰山町峰山地区区長会・峰山町区長協議会
大宮町区長協議会
網野町区長連絡協議会
丹後町区長連絡協議会
弥栄町区長連絡協議会
久美浜町区長連絡協議会
市区長連絡協議会
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
指定管理施設運営事業 決算額14,362千円
所管課:市民部市民協働課
地域コミュニティ活動の活性化を図るため、コミュニティ活動の拠点となる集会施設のうち、指定
管理施設として地元区などに管理を委託している施設の整備および管理を行いました。
五十河基幹集落センター指定管理委託料
浜詰農業団地センター指定管理委託料
島津勤労者と子どものセンター指定管理委託料
小浜勤労者と子どものセンター指定管理委託料
中津・田中集会施設指定管理委託料
須川集会施設指定管理委託料
野間基幹集落センター指定管理委託料
野中集会施設指定管理委託料
久美浜福祉センター指定管理委託料
久美浜果樹センター指定管理委託料
久美浜農業センター指定管理委託料
久美浜婦人センター指定管理委託料
久美浜林業センター指定管理委託料
久美浜機業センター指定管理委託料
久美浜健康センター指定管理委託料
久美浜ぎょそんセンター指定管理委託料
500千円
72千円
72千円
72千円
76千円
67千円
140千円
87千円
1,502千円
1,281千円
1,890千円
1,684千円
1,211千円
1,395千円
1,416千円
1,541千円
○指定管理施設修繕料 626千円
○指定管理施設火災保険料 730千円
○指定管理委託料(16施設) 13,006千円
指定管理施設大規模改修事業 決算額2,605千円
所管課:市民部市民協働課
指定管理施設として地元区などに管理を委託している集会施設の改修、修繕を行い、利用者の安全性・
利便性を確保しました。
○久美浜健康センター駐車場舗装工事 2,016千円
○久美浜婦人センター進入路拡幅工事 300千円
○野間基幹集落センター2階便所補修工事 289千円
小規模集落支援事業 決算額1,909千円
所管課:市民部市民協働課
小規模集落(おおむね10戸未満の集落)を対象に、集落外の人材を「水と緑の里づくり支援員」と
して配置し、対象集落の状況を把握するとともに、集落運営のサポート活動を行いました。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
浜公園整備事業 決算額1,691千円
所管課:市民部久美浜市民局
地域のイベントの拠点となる浜公園は、地盤沈下により高潮時に浸水するため、土盛りなどの整備
を行いました。
計画推進のために
第7章
116
1.
市民活動の促進 2.
広報広聴の充実 3.
情報公開の推進 4.
組織間のネットワー
クの形成 5.
コミュニティビジネスの育成・支援 6.
協働と共創の仕組みづくり
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
2 協働と共創のまちづくりの推進
第1章
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◆市民部長:石嶋 政博
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◆市民部市民協働課長:山副 隆司
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◆市長直轄秘書広報広聴課長:木村 嘉充
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うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
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第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
広報事業では、市民のまちづくりへの参画や市政推進の普及啓発を図るため、
「広報きょうたんご」および「同おしらせ版」を発行するとともに、コミュニ
ティFM放送、防災行政無線放送、CATV放映、記者会見等を利用して、行
政広報の推進に努めているところです。
広聴事業は、いわゆる「ゼロ予算事業」であり、決算書には掲載されませんが、
平成22年度の主な広聴事業としては、「ご意見箱」の設置およびその対応(総
数171件)、「出前講座」の開催(延べ238回、参加人数6,833人)のほか、広
報紙での「みんなの声」コーナーの連載などを行いました。
市ホームページやプラズマディスプレイを通じて、暮らしのガイドや市政情報、イベント・観光
情報、企業・事業主向け情報など、市民の日常生活や事業活動、さらには観光・旅行などに役立つ
情報をタイムリーに提供しているほか、防災・災害情報などの緊急情報を配信しています。
これらの膨大な情報を瞬時に、かつ、的確に処理するため、本課で一元管理もしながら、運用管
理の簡素化や効率化を図り、かつ、担当課が即座にホームページの作成ができるように、作業の分
散化を図るための管理システム運営を委託して行っています。
共に築き、結び合う
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第5章
パートナーシップ都市
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生涯学習都市
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第4章
次代を担う若い力が活躍できる
まちづくり委員会の答申は、一番身近な市民局で一定判断や決裁、支援や補
助など直ぐに動く体制が求められるとともに、地域と行政のパイプ役として「地
域サポーター」制度の提案がされました。
この答申を基に、平成23年度予算編成を行い「市民協働のまちづくり事業
補助金」の予算増額と事業費の下限要件緩和及び小規模集落の補助率アップな
ど、市民局に区長さんをはじめ住民が要望や相談に来られて対応できる事業予
算の拡充を行いました。
また「地域サポーター」については、モデル事業として6市民局のうち2市民局に地域づくりの
ノウハウを持った民間の方を臨時職員として配置を行っています。
一方、市民参加のまちづくりをさらに推進していくため、市のホームページに市民協働の取り組
み事例の紹介や自治区等のまちづくりを紹介するコーナーを開設するなど、その取り組み状況を市
内全域に発信しています。
あらゆる媒体を通じて市政情報を発信
健やか安心都市
地域サポーターを市民局へ配置
第3章
生きる喜びを共有できる
市民の進めるまちづくりの最高規範の「まちづくり基本条例」を基に、京丹
後市まちづくり委員会を設立し合併以来から協議・提言されてきた施策の継続
的な進捗確認に加えて自治と協働のまちづくりを推進するために、旧まちづく
り協議会の経験者と市区長連絡協議会からの推薦者の12人に6市民局長をオブ
ザーバーにしたまちづくり委員会運営を進めました。
市長から、「地域まちづくりを促す施策のあり方と協働の拠点となる市民局
のあり方」についての諮問を受けて、8回に及ぶ審議を行いその答申を基に平
成23年度予算へ反映を行いました。
環境循環都市
市民の答申を事業予算へ反映
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
■平成22年度の主な取り組みと成果
情報公開・個人情報事務 決算額79千円
所管課:企画総務部総務課
情報公開制度および個人情報保護制度の適正な運用を図りました。
○情報公開・個人情報保護審査会委員報酬 38千円
○その他経費 41千円
■情報公開制度
(1)公開請求および公開請求に対する決定状況
実施機関
市長
教育委員会
選挙管理委員会
公平委員会
監査委員
農業委員会
固定資産評価審査委員会
消防長
議会
合計
決定内容
公開
部分公開 非公開
1,088(963) 1,054(951) 43(23) 7(6)
19(10)
17(9)
2(1)
0
0
―
―
―
0
―
―
―
0
―
―
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0
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0
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―
2(2)
2(2)
0
0
4(0)
2(0)
0
0
1,113(975) 1,075(962) 45(24) 7(6)
請求件数
却下
13(0)
0
―
―
―
―
―
0
2(0)
15(0)
取下げ
6(3)
0
―
―
―
―
―
0
0
6(3)
※決定内容の件数は決定書単位で表示し、却下には不存在および存否応答拒否を含む。
※表中( )内数字は、電子申請による請求にかかる件数。
(2)異議申立ての状況 0件
(3)情報公開・個人情報保護審査会の開催 1回
広報広聴事業 決算額21,899千円
所管課:秘書広報広聴課
広報事業では、市民の市政参加を推進するため「広報きょうたんご」および「きょうたんごおしらせ版」
の発行、防災行政無線、コミュニティFMなどの活用により市政情報の提供を積極的に行いました。また、
子育てや福祉事業などの助成制度や負担軽減制度をまとめた「く
らしの支援ガイド(平成22年度版)」を創刊しました。
広聴事業では、ご意見箱を設置(6市民局・2市立病院の計8カ
所とホームページ)し、170件(メール92件、専用箱46件、その
他32件)を受け付けました。市民の要望・意見を反映した市政の
推進に努めるとともに、出前講座を開催し、市の施策や制度につ
いて周知を図りました。(メニュー数60件、開催回数241回、延
べ参加者数6,879人)
○印刷製本費(「広報きょうたんご」
「きょうたんごおしらせ版」 くらしの支援ガイド(平成22年度版)
など) 16,421千円
○京丹後コミュニティ放送(
「 F M たんご」)への市政情報放送委託料 5,003千円
○その他経費 475千円
市ホームページ運用管理事業 決算額1,762千円
所管課:秘書広報広聴課
ホームページやプラズマディスプレイなどを利用して、市政情報や地域情報などを市内外へ発信し
ました。
ホームページの一元管理を可能とするコンテンツ管理システム(CMS)を運用し、新規情報の発信
や既存情報の修正・更新作業の簡素化・分散化とあわせて、バリアフリー化(音声読み上げソフトの導入)
など、自治体ホームページに求められるアクセシビリティの更なる向上・強化を図りました。
118
所管課:市民部市民協働課
第2章
環境循環都市
地元住民の皆さんによる金剛童子山
の登山道整備の様子
第3章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
補助金額
400千円
260千円
450千円
500千円
460千円
280千円
410千円
473千円
150千円
247千円
760千円
380千円
500千円
500千円
950千円
208千円
500千円
7,428千円
暮らしの中でいのちが輝く
団 体 名
金剛童子山を守る会
丹後わくわくスポット「きらめき」
延利村づくり委員会
海祭り実行委員会
久美浜一区まちづくり協議会
ハーブとスローフードのまちづくり
宿
京丹後 おかみさんの会
須田ふるさと委員会
絵を描く会
里づくり久僧
尉ヶ畑ふる里会
こんぴら手づくり市実行委員会
田上邸保存会
京丹後塾
久美浜町観光協会
小天橋観光協会
特定非営利活動法人 気張る!ふるさと丹後町
合 計 17団体
第1章
交流経済都市
“市民力”を生かしたまちづくりを進めるために、地域の活力向上や課題解決を目的とした公益的・
社会貢献的な事業に取り組む団体の活動支援を行いました。
ひと・もの・ことが行き交う
市民力活性化推進プロジェクト事業補助金 決算額7,428千円
市民協働のまちづくり事業補助金 決算額17,599千円
所管課:市民部市民協働課/各市民局
2,766千円
3,049千円
3,364千円
2,620千円
2,402千円
3,398千円
17,599千円
第5章
地域住民の皆さんによる
花いっぱい運動の推進
まちづくり委員会運営事業 決算額418千円
所管課:市民部市民協働課
所管課:市民部市民課
市役所から遠距離の地域の市民に身近な場所で利便性の高い行政サービスを提供するため、市役所
(市民課・税務課)と4郵便局(木津(網野町)
・中浜(丹後町)
・野間(弥栄町)
・野中(久美浜町))が連携し、
郵便局窓口で戸籍、住民票の写し、印鑑証明、納税証明の交付事務を行いました。
■利用者数など
月平均人数
37.7人
43.9人
月平均交付件数
50.8件
54.8件
■郵便局別各種証明書交付件数
丹後木津
279件
中 浜
245件
野 間
15件
野 中
71件
119
合 計
610件
第7章
計画推進のために
22年度
21年度
利用者数
452人
527人
うるおい安全都市
郵便局サービス事業 決算額2,527千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
市民の市政への参加を促し、自治と協働によるまちづくりを推進するため、京丹後市まちづくり委
員会(委員12人)を設置し運営しました。
共に築き、結び合う
35件
20件
31件
20件
18件
23件
147件
パートナーシップ都市
峰 山 市 民 局
大 宮 市 民 局
網 野 市 民 局
丹 後 市 民 局
弥 栄 市 民 局
久美浜市民局
合 計 生涯学習都市
地域の健全な発展と自治の振興を図るため、地区などが行う地域振興事業(地区所有施設整備事業、
村おこし・地域づくり事業など)に対し、支援を行いました。
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
3 人権の尊重
■施策の方針
1.
人権学習の推進 2.
人権啓発の推進 3.
人権尊重の総合行政の推進
生活の中の問題に啓発と相談
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健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
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◆市民部長:石嶋 政博
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一人ひとりの違いを認め合い個人の尊厳が守られる地域社会を築くことは、
市の責務であることから、市では平成19年度に「市民の人権に関する意識調査」
を実施し、平成21年3月には本市における人権教育・啓発の基本的指針として
「京丹後市人権教育・啓発推進計画」を策定しました。
「京丹後市人権教育・啓発推進計画」では、平成30年を目標年次として「人
権という普遍的文化の構築」を目指しており、市では目標達成のために「人権
のつどい」や啓発映画会、保育所や学校での人権の花の運動などの啓発活動を
第3章
第4章
●
展開しています。
さらに行政のみならず市内29の各種団体や関係機関の加盟する「京丹後市人権啓発推進協議会」
などへの活動支援により、それぞれの立場や実情に応じて自主的、積極的な取り組みをパートナー
として協働の関係のもとで取り組んでいただいています。
親身な相談と暮らしの応援
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◆市民部市民課主幹:山崎 力
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市民一人ひとりを大切に考え、一人で悩まず、安心して相談できる場所とし
て市民相談室を設けています。毎年250件程度の相談を受けていますが、相談
者と一緒に解決の糸口を見つけたり、必要な支援サービスの紹介や法律専門家
の相談につないだりするなど、さまざまなご相談に対応し、市民のくらしを応
援しています。
また、併設の多重債務相談・支援室は、命の大切さに配慮した取り組みとして、
債務でお困りのかたを救済するため、日々相談に応じ、債務整理などの解決方
法を助言するなど、生活再建の支援に取り組んでいます。
これらの相談窓口が、必要な支援先と連携を密にできるようにさらに改善を図るとともに、多重
債務の方へは、生活再建のためにセーフティネット貸し付けの充実などに取り組んでいます。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
■平成22年度の主な取り組みと成果
法律相談事業 決算額962千円
所管課:市民部市民課
京都弁護士会に弁護士派遣を委託し、各町に会場を設定して市民を対象に人権相談、行政相談と併
せて年間6回の無料法律相談を実施しました。
また、京都弁護士会の開設する北部法律相談センター(大宮相談所・宮津相談所)の運営費として、
京都府、京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町からそれぞれ補助金を交付しました。
○法律相談事業委託料 432千円
○北部法律相談センター運営補助金 530千円
120
■法律相談への相談者数など
52人
主な相談内容
12件
相続・登記
9件
土地・家屋
8件
離 婚
6件
金銭貸借
5件
行政・人権
2件
交通事故
10件
そ の 他
52件
合 計
人権・行政相談事業 決算額4,019千円
第2章
所管課:市民部市民課
トピックス
第5章
人権啓発の推進活動を行う団体、京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合へ負担金を支出しました。
人権教育事業 決算額341千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
人権問題についての正しい理解と認識を深めるため、人権に関わる課題をテーマとした多様な事業
を実施することによって、住民の学習機会の拡充と身近で気軽に参加することができる効果的な学習・
啓発活動を進めました。
121
第7章
計画推進のために
所管課:市民部市民課
うるおい安全都市
(人権と女性のつどい)
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
人権尊重思想の普及啓発を図り、人権問題に対する正しい認識
を広めるため、人権啓発映画会、人権のつどい、人権の花運動等
を実施しました。
○人権と女性のつどい(平成22年11月28日・アグリセンター大宮)
参加者220人
○人権の花運動(保育所1園、小学校2校)
参加児童197人
○人権啓発映画会(平成22年12月11日・アグリセンター大宮)
参加者130人
「小町かんたあびれ」によるコーラス
共に築き、結び合う
所管課:市民部市民課
人権啓発推進団体等負担金 決算額1,372千円
第4章
パートナーシップ都市
人権啓発推進事業 決算額1,407千円
相談者数
122人
8人
4人
1人
8人
5人
5人
153人
生涯学習都市
相談種別
債 務 相 談
金銭トラブル
相
続
不
動
産
家 族 問 題
生 活 困 窮
そ
の
他
合 計 次代を担う若い力が活躍できる
相談者数
67人
15人
81人
17人
7人
19人
25人
26人
257人
健やか安心都市
主な内容
生 活 関 係
人 権 関 係
家 庭 関 係
資 産 関 係
交 通 関 係
照 会
苦 情
そ の 他
合 計 第3章
生きる喜びを共有できる
大宮庁舎内に市民相談室、多重債務相談支援室を設置し、専任相談員が年間を通じて相談支援や多
重債務問題の解決支援を行いました。
また、京丹後人権擁護委員協議会・京丹後市保護司会への活動負担金や啓発のためのイベントに対
する協力負担金を支出しました。
○賃金、共済費(市民相談3人、多重債務支援相談1人)
2,893千円
○負担金、補助および交付金 870千円
※負担金(人権擁護委員協議会、保護司会、社明運動「きょうたんご市民のつどい」
)
○その他経費256千円
■市民相談 ■多重債務相談
環境循環都市
相談者数
10人
10人
16人
6人
4人
6人
暮らしの中でいのちが輝く
相談者数
21人
23人
14人
5人
7人
5人
48人
123人
交流経済都市
住所地
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
他 市 町
合 計
無料法律相談
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
北部法律相談セ
ンター(大宮)
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
4 男女共同参画の推進
■施策の方針
1.
男女がともに参画するまちづくり 2.
人権の尊重と、
女性に対するあらゆる暴力の根絶
3.
喜びも責任も分かち合える家族、地域社会づくり 4.
職場における男女平等の促進
5.
生涯を通じた女性の健康づくりの推進
計画見直しと条例の制定
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◆市民部長:石嶋 政博
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「男女でともに奏でよう まちづくりのハーモニー」は、京丹後市男女共同
参画計画(デュエットプラン21)の理念を表しています。平成18年に策定し
た10年計画の中間年を期に、平成22年度には市民意識調査を行い、男女共同
参画審議会からの答申、市女性連絡協議会との意見交換などを経て190の変更
箇所におよぶ計画の見直しを行い、後期計画を策定しました。加えて計画の重
点事項に掲げられていた「男女共同参画条例」の制定についても審議いただき、
市と市民などが相互に連携して男女共同参画施策を推進するための条例を平成
23年7月に施行しました。
市では、条例の制定により、男女共同参画社会の実現への取り組みを中長期的な取り組みとして
位置づけ、計画に沿って各種の施策を実施していきます。
平易で普遍的表現の計画と条例に
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◆市民部市民課長補佐:上田 雅彦
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男女共同参画後期計画の策定では、国や府の第3次男女共同参画計画や市の
総合計画などの関連計画との整合性を図りながら、社会情勢の変化や計画の進
捗状況に応じて見直しを行いました。
条例の制定では、男女共同参画審議会のご意見を伺いながら、府の条例や府
下の他市の条例も参考とし、本市の状況にふさわしい内容や表現としました。
男女共同参画の対象は広い範囲に及ぶため、計画では言語的な抵抗感や主旨
への誤解などに配慮した表現を行い、ワーク・ライフ・バランスの推進、意識
調査結果などから課題とされた仕事と子育て、仕事と介護の両立についても新たに盛り込みながら、
計画・条例とも、誰もが理解しやすく、できるだけ普遍的な表現となるよう工夫をしています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
男女共同参画啓発事業 決算額1,900千円
所管課:市民部市民課
男女共同参画に関する意識調査を実施し、「京丹後市男女共同
参画条例」の制定および「京丹後市男女共同参画計画(後期)」
の策定のための取り組みを行いました。また、男女共同参画セミ
ナー、女性問題アドバイザー養成講座を専門業者に依頼して開催
した。
計画推進のために
第7章
男女共同参画セミナー「男の料理教室」
女性相談事業 決算額834千円
所管課:市民部市民課
DVやセクハラなど女性が抱えるあらゆる悩みや問題について、専門業者に委託しフェミニストカウ
ンセラーが相談を受ける女性相談を行いました。
○女性相談事業(毎月2回、相談者延べ50人)
122
1.国際化にふさわしい環境整備 2.市民主体の国際交流の推進 3.地域間の連携と交流の強化
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◆企画総務部長:新井 清宏
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第2章
あんきしょう はくしゅうし
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◆企画総務部企画政策課長:下岡 啓二郎
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第4章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
平成22年度は、京丹後市国際交流協会に市から活動支援を行い、日本語教
室の実施、在住外国人によるジオパークガイド養成講座、インターナショナル
クッキング教室の実施など市民主体の国際理解啓発活動や在住外国人との交流
を推進してきました。
引き続き、市民主体に活動できるよう同交流協会に対し支援を行い、市内に
在住する外国人が少しでも安心して生活できるよう、多言語による情報提供や
相談体制の整備、日本語の学習機会の充実などを行い、多文化共生社会の実現
に向けた取り組みを推進していく必要があります。
さらに、国内の各地との地域間交流活動についても促進し、本市の自然、環境、歴史などの魅力
を発信し、人や物が活発に交流する、活力あふれたまちづくりを推進していきたいと考えています。
健やか安心都市
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第3章
生きる喜びを共有できる
国際交流活動の推進
環境循環都市
本市では、外国青年招致事業(JET事業)や中国安徽省亳州市との友好都
市提携、観光インバウンド推進など、また国内では友好都市盟約を結んでいる
木津川市、日本海側の近隣5市で構成する「中日本海交流会議」など国際およ
び地域間交流に取り組んでいます。
市内では、国際交流協会の実施する日本語教室などの開催や国際理解啓発活
動などを支援する中で、在住外国人との交流や市民の国際感覚の醸成を図って
います。
暮らしの中でいのちが輝く
国際交流と地域間交流による市内の活性化
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
5 国際交流と地域間交流の推進
第1章
所管課:企画総務部企画政策課
国際理解啓発活動や在住外国人との交流事業を行う京丹後市国
際交流協会に対して、補助金を交付して活動を支援しました。
○国際交流協会活動費補助金 800千円
協会の会員数 個人会員:135人 団体会員:4団体
○その他経費 4千円
平成20年1月11日に友好都市盟約を締結した木津川市との交流
を推進するため、少年野球の交流にかかる補助金を交付するとと
もに、木津川市で開催された産業祭イベントに本市からも参加し
ました。
計画推進のために
第7章
木津川市の「木の津まつり」で
京丹後産品をPR(平成22年11月15日)
123
うるおい安全都市
所管課:企画総務部企画政策課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
インターナショナルクッキングの様子
(2月5日、峰山地域公民館)
木津川市等国内交流事業 決算額36千円
共に築き、結び合う
国際交流活動推進事業 決算額804千円
パートナーシップ都市
第5章
■平成22年度の主な取り組みと成果
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
6 文化芸術活動の振興
■施策の方針
1.
文化芸術活動の支援 2.
文化芸術鑑賞機会の充実 3.
文化の薫るまちづくりの推進
地域固有の文化にふれ合う
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◆企画総務部長:新井 清宏
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京丹後市は、かつて大陸文化の窓口として、他地域に優る卓越した先導性や
歴史文化を形成しながら、技術や文化の発信地として丹後地域を中心に栄えた
丹後王国があったとされています。
そうした独自文化の発達した丹後で、平成23年度に「第26回国民文化祭・
京都2011」が開催されることとなり、本市では小町ろまん「短歌大会」、シル
クファッションフェスティバル、シンポジウム「健康長寿」の3つの事業を開
催するため、その周知や機運の醸成を図っており、平成22年度は、国民文化
祭開催に向けそれぞれプレイベントが実施されました。
また、合併以来、「オペラ」や「能と狂言」、「バレエ」など行政と市民が協働で市民参加型の文
化芸術の鑑賞機会を設けるなど、市民の文化芸術活動への関心が高まる中、各地域固有の歴史文化
などの継承も含め、市民が気軽に文化にふれ合うさまざまな機会づくりを推進していきます。
文化、芸術活動の推進
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◆企画総務部企画政策課長:下岡 啓二郎
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市民主体による文化芸術活動の振興を通じて地域の交流を深め、文化の薫り
高いまちづくりを推進するため京丹後文化のまちづくり実行委員会に補助金を
交付してさまざまな活動を行いました。
平成22年度は、第2回市民でつくる第九コンサート事業を京都府丹後文化会
館で実施し、800人の来場者がありました。また、「文化」のデータベース化
事業として地域の民俗芸能を記録する活動を実施してきました。
今後とも、優れた舞台芸術や美術工芸作品などの鑑賞機会を充実させるとと
もに、市民が行う文化芸術活動への支援にも重点を置き、個性豊かな文化の創造を目指し、総合的
な文化芸術活動の振興を図っていきたいと考えます。
■平成22年度の主な取り組みと成果
文化のまちづくり推進事業 決算額207千円
所管課:企画総務部企画政策課
文化芸術活動の振興を通じて地域の交流を深め、文化の薫り高い「京丹後」のまちづくりに寄与す
ることを目的とする「京丹後文化のまちづくり実行委員会」に対して、補助金を交付して活動を支援
しました。
■京丹後文化のまちづくり実行委員会の活動
第2回市民でつくる第九コンサート事業(来場者数:約800人)
「文化」のデータベース化(網野町網野の神楽、網野町島津
の太刀振り、丹後町竹野のテンキテンキの映像音声データの
記録)など
委員研修会開催
市民が参加した第九コンサート
(平成22年12月12日、府丹後文化会館)
124
所管課:企画総務部企画政策課
第1章
交流経済都市
第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
国民文化祭・京都2011の開催にあたり、国民文化祭京丹後市実行委員会において事業の企画・準備
等を進めるとともに、プレ事業を実施しました。
○第26回国民文化祭京丹後市実行委員会負担金 6,986千円
■第26回国民文化祭京丹後市実行委員会の活動
シンポジウム「健康長寿」プレ大会(平成22年11月6日・京都府丹後文化会館)
基調講演、パネルディスカッションなどの実施(来場者:約400人)
シルクファッションフェスティバル プレ大会(平成22年11月7日・丹後あじわいの郷)
着物ファッションショーおよび和装体験等体験コーナーの開催
参加者:ファッションショー38人出演、体験コーナー87人(来場者数:5,500人)
小町ろまん「短歌大会」プレ大会(平成22年11月14日・アミティ丹後)
短歌の募集・選定、表彰・講評、歴史散策及び短歌添削教室の開催
短歌投稿数1,291首、式典参加者150人、歴史散策26人、添削教室17人
○その他経費 14千円
ひと・もの・ことが行き交う
国民文化祭開催準備経費 決算額7,000千円
シルクファッションフェスティバル
(平成22年11月7日、丹後あじわいの郷)
健やか安心都市
小町ろまん短歌大会
(平成22年11月6日、アミティ丹後)
生きる喜びを共有できる
第3章
芸術文化事業 決算額33,271千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
アウトリーチ・フォーラム事業
(平成22年10月14日、大宮中学校)
生涯学習都市
市民の豊かな心を育み、生きがいのある生活を送ることができるよう地域の生活文化を育て、ゆと
りと潤いのある地域づくりの推進に努めました。
○短歌講座事業(6地域対象:5回、指導者養成講座1回) 191千円
○公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業 506千円
○(財)
京都府丹後文化事業団運営費補助金 27,693千円
○京丹後市文化協会活動費補助金 3,569千円
○丹後文化芸術祭実行委員会補助金 1,312千円
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
125
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
KYOTANGO
うるおい安全都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 適正な土地利用の推進
■施策の方針
1.
都市計画の推進 2.
農業振興地域の適正な土地利用の推進 3.
森林の保全
4.
保全と開発の調和
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
合併課題・都市計画はまだ道半ば
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◆建設部長:大村 隆
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合併後の課題の一つ、本市都市計画区域の再編については見直し途上ですが、
素案を再検討しながら本格的な作業を進めようと考えています。今後のまちづ
くりを展望する中で、適切な土地利用の推進を図るためにも都市計画の再編は
避けられない課題であります。
また、平成22年度は、完成した網野都市公園「八丁浜シーサイドパーク」
を指定管理施設として運営を始めました。文字どおり、海辺の芝生コートでの
サッカーやグランドゴルフなど、市民を始め観光客の皆さんにも大いに利用し
ていただきたいと思います。
さらに、国の臨時交付金を活用し、峰山都市公園でも大型遊具の修繕や塗装工事など多くの事業
を実施することができました。
快適に利用できる公園整備
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◆建設部都市計画・建築住宅課長:小石原 康夫
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本市には、内陸部の峰山都市公園と海岸部の網野都市公園の2つの都市公園
を持ち、それぞれの特徴を生かし多くの皆さんにご利用いただいております。
峰山都市公園は、日本陸連公認のトラックを持つ陸上競技場や芝生コートの
グランドゴルフ場、さらには大型遊具を設置した「峰山途中ヶ丘公園」と、野
球場やテニスコートなどの「峰山総合公園」です。
網野都市公園「八丁浜シーサイドパーク」は、海水浴場に隣接し広大な芝生
コートと遊具などを設置し、観光振興にも大きく寄与しています。
平成22年度は、野球場のスコアボード塗装や園路の舗装を始め約4,500万円を投じて施設などの
リフレッシュ工事を実施し、より快適に利用いただけるよう整備に努めました。
■平成22年度の主な取り組みと成果
指定管理施設運営事業 決算額45,888千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
都市公園である峰山途中ヶ丘公園、峰山総合公園および八丁浜シーサイドパークを、市民が快適、
安心および安全に利用できるよう適性な維持管理を行うため、管理費を支出しました。
○峰山途中ヶ丘公園・峰山総合公園指定管理料 29,900千円
○八丁浜シーサイドパーク指定管理料 15,000千円
○峰山途中ヶ丘公園・峰山総合公園用地賃借料 202千円
○その他経費 786千円
■峰山都市公園利用状況
施設名
峰山途中ヶ丘公園
峰山総合公園
利用者数
25,921人
27,440人
利用料金
502千円
2,339千円
128
八丁浜シーサイドパーク
(網野町浅茂川・小浜)
2 道路ネットワークの整備
1.
広域高速道路網の整備促進 2.
安全・安心で快適な道路網の整備 3.
冬期間の交通
確保 4.
農道および林道の整備
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
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◆建設部長:大村 隆
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第3章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
施策方針の1つに「冬季間の交通確保」があり、除雪事業は建設部の重要な
業務ですが平成22年度は豪雪に見舞われました。
業者の皆さんや関係区の方々には、早朝や夜間除雪に懸命に取り組んでいた
だきましたが、多くの意見や苦情の対応に職員も大変でした。結果、除雪委託
料は2億6,400万円にのぼり、機械の維持管理費用などを含めた除雪総額は合
併後最大の3億4,000万円近くになりました。
いつものことですが、消えてしまえば何も残らない雪に対し、苦労と費用だ
けが残る現実に地域のハンディを感じています。
また、広大な面積を有する本市にとって、道路ネットワークの整備は広域高速道路網の整備促進
はもとより、幹線の国府道や市道整備など多くの課題を抱えており、今後、より厳しくなる財政の
中で計画的かつ優先的な整備が求められています。
環境循環都市
合併後最大の除雪費用
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
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◆建設部管理課長:森戸 毅 ◆建設部土木課長:川戸 孝和
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共に築き、結び合う
ています。
また、市道整備事業などにおいては、国の交付金や過疎債、合併特例債など有利な財源の活用に
りょう
努め、計画的な事業推進を図っています。中でも、橋梁長寿命化事業では平成21、22年度で15㍍
以上の橋梁117橋の点検を終え、今後、修繕計画の策定に入り計画的な修繕によりトータルコスト
の縮減を図ることとしています。
第5章
パートナーシップ都市
本市の除雪は業者委託とあわせ、市民協働の一環とし
て自治会に除雪機械を貸与し、大型機械が入りにくい市
道や歩道の除雪作業を行っていただいています。合併後、
この制度を創設し平成22年度末の自治会貸与機械台数
は82台(76地区)になっています。内訳は乗用型39台、
歩行型43台であり、乗用型のオペレーター養成には、
運転技能講習受講料の2分の1を助成する支援策も講じ
生涯学習都市
自治会との協働で除雪作業
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
府道久美浜湊宮浦明線バイパス関連用地整備事業 決算額413千円
所管課:建設部管理課
129
第7章
計画推進のために
府道久美浜湊宮浦明線バイパス関連として道路整備した市道の未登記整理のため、平成20年度から
順次、境界確定および登記整理を実施してきたものであり、最終年度の平成22年度は市道湊宮松原線
ほかの境界確定を行いました。
○境界確定業務委託料 413千円
業務内容:現地調査、境界立会、測量業務など
うるおい安全都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
市道環境整備事業 決算額20,057千円
所管課:建設部管理課
道路・橋梁附帯構造物の維持管理費用(電気代・トンネル照明球修繕)や交通安全施設(カーブミラー)
の老朽化・経年損耗により通行に支障が生じている道路・橋梁施設の維持補修および草刈などの環境
整備を行いました。
○市道草刈委託料 17,251千円
町 名
路線数
峰山町
10
大宮町
15
網野町
23
丹後町
22
弥栄町
15
久美浜町
17
合 計
102
○市道環境整備 2,084千円
○街路樹管理委託料(市道浅茂川小浜線) 389千円
○トンネル道路照明電気代(2カ所) 333千円
市道維持補修事業 決算額16,420千円
所管課:建設部土木課
老朽化、経年損耗などによって通行に支障が生じている道路、橋梁施設の維持補修事業として、機
械借上、原材料の支給を行い、道路の修繕を行いました。
○機械借上料・原材料費 (単位:件、千円)
町 名
件 数
金 額
峰 山
48
3,464
大 宮
18
730
網 野
21
1,736
丹 後
9
708
弥 栄
10
634
久美浜
53
5,185
その他
42
1,953
合 計
201
14,410
○その他経費 2,010千円
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
市道維持補修事業(繰越) 決算額984千円
所管課:建設部土木課
市道維持補修事業として、平成21年度から繰越した長岡米田検見不入線(峰山町長岡)において、
土地購入を行いました。
長岡米田検見不入線(峰山町長岡) 面積 A=53.19㎡
道路新設改良事業 決算額81,254千円
所管課:建設部土木課
通行に支障が生じている道路施設の道路新設改良事業として、10路線の拡幅、側溝、舗装の整備を
行うとともに、京都府における俵野川改修に伴う俵野上地橋橋梁架替工事の負担金を支出しました。
○事業実績 (単位:千円)
路線名
呉服富貴屋線ほか1路線(峰山町)
長岡口大野線(大宮町)
岡線ほか3路線(網野町)
中地家の奥線(丹後町)
久原団地線ほか1路線(弥栄町)
橋爪坂井線(久美浜町)
合 計
事業費
18,907
12,460
32,727
132
14,693
1,969
80,888
○その他経費 366千円
道路新設改良事業(繰越) 決算額21,152千円
所管課:建設部土木課
道路新設改良事業として、平成21年度から繰越した2路線において工事を行うとともに、京都府に
おける俵野川改修に伴う俵野上地橋橋梁架替工事の負担金を支出しました。
○工事請負費 9,376千円
上地下古川線(峰山町新町) 4,242千円
大橋表地線(網野町島津) 5,134千円
○俵野川改修関連橋梁架替工事負担金(網野町俵野) 11,776千円
130
所管課:建設部土木課
事業費
33,796
14,897
10,288
2,490
61,471
第2章
環境循環都市
○その他経費 430千円
≪平成21年度からの繰越分≫ 62,820千円
平成21年度から繰越した3路線について事業を実施しました。
○事業実績 (単位:千円)
事業費
32,260
21,610
8,950
62,820
第3章
健やか安心都市
社会資本整備総合交付金事業 決算額192,122千円
所管課:建設部土木課
第5章
○その他経費 4,041千円
共に築き、結び合う
整備中の蒲井旭線(久美浜町)
パートナーシップ都市
事業費
59,606
10,770
9,520
31,828
46,429
3,757
12,207
13,964
188,081
生涯学習都市
路線名
蒲井旭線(久美浜町蒲井)
大門橋本線(丹後町徳光)
神崎南浜線(久美浜町神崎)
安小西線(峰山町安)
郷新田岡線(網野町郷)
田井垣線(大宮町周枳)
左坂線(大宮町周枳)
千丈敷下沖線(大宮町河辺)
合 計
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
社会資本整備総合交付金を活用し、地域活力基盤創造計画に基づき、安心・安全なまちづくり、観
光と産業の振興を図るため、8路線の拡幅、側溝、舗装の整備を行いました。
○事業実績 (単位:千円)
生きる喜びを共有できる
路線名
後ヶ浜海岸線(丹後町間人)
栃谷口馬地線(久美浜町口馬地)
島区内線(久美浜町島)
合 計
暮らしの中でいのちが輝く
路線名
後ヶ浜海岸線(丹後町間人)
湊宮線(久美浜町湊宮)
向町土居後線(久美浜町土居)
島区内線(久美浜町島)
合 計
第1章
交流経済都市
過疎指定地域において、通行に支障が生じている4路線の拡幅、側溝、舗装の整備を行いました。
○事業実績 (単位:千円)
ひと・もの・ことが行き交う
過疎対策道路整備事業 決算額124,721千円
131
第7章
計画推進のために
社会資本整備総合交付金事業(効果促進事業)として、京都縦貫自動車道利用促進社会実験、
(仮称)
ふるさと活性広場整備、消防車の機能向上整備を行いました。
○京都縦貫自動車道チャレンジユース推進事業 714千円
京都縦貫自動車道利用促進社会実験(宮津~和知間通行料金 1/2補助)
実験期間平成22年4月~平成22年9月
利用件数1,538件(29事業所)
○
(仮称)ふるさと活性広場整備事業 124,979千円
大宮町河辺地区非農用地での多目的広場整備
○多機能型消防自動車購入事業 49,521千円
消防ポンプ自動車(2台) 39,900千円
小型動力ポンプ付積載車(1台) 8,944千円
消防車搭載AED(3台) 677千円
○その他経費 1,076千円
多機能型消防自動車
うるおい安全都市
所管課:建設部土木課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
社会資本整備総合交付金事業(効果促進事業) 決算額176,290千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
橋梁長寿命化事業 決算額2,984千円
所管課:建設部土木課
橋梁長寿命化修繕計画策定のため、橋長15m以上の橋梁15橋に
おいて、橋梁点検を実施し基礎データを収集するとともに、橋梁
の健全度を把握しました。
○委託料 2,984千円
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
橋を点検
地域活力基盤創造交付金事業(繰越)
決算額120,758千円
所管課:建設部土木課
地域活力基盤創造交付金を活用し、地域活力基盤創造計画に基づき、安心・安全なまちづくりなら
びに観光と産業の振興を図るため、平成21年度から繰越した3路線について事業を実施しました。
○事業実績 (単位:千円)
路線名
蒲井旭線(久美浜町蒲井)
千丈敷下沖線(大宮町河辺)
河辺用地整備開発許可(大宮町河辺)
合 計
事業費
44,501
66,000
10,165
120,666
○その他経費 92千円
地域活力基盤創造交付金事業(効果促進事業)
(繰越) 決算額67,898千円
所管課:建設部土木課
地域活力基盤創造交付金を活用し、道路事業と一体となって事業を実施し、安心・安全なまちづくり、
観光と産業の振興を図るため、平成21年度から繰越した多機能型消防自動車購入事業を実施しました。
○消防ポンプ自動車(2台) 40,194千円
○小型動力ポンプ付積載車(3台) 27,247千円
○その他経費 457千円
現年発生公共土木施設災害復旧事業(繰越) 決算額13,105千円
所管課:建設部土木課
平成21年8月9日から10日にかけて発生した台風9号豪雨により被災した公共土木施設について、従
前施設の早期回復を図るため、平成21年度から繰越した2路線について事業を実施しました。
○工事請負費 12,907千円
補助災害(蒲井旭線(久美浜町蒲井)) 11,704千円
単独災害(天神ヶ森丸山線(峰山町五箇)) 1,203千円
○その他経費 198千円
市道維持整備事業(繰越) 決算額25,262千円
所管課:建設部土木課
老朽化、経年損耗などによって通行に支障が生じている道路施設の維持補修を行い、災害、事故な
どの発生を未然に防止するとともに、安心、安全な通行の確保を図りました。
○事業実績 (単位:路線、千円)
区 分
路 線
金 額
峰 山
3
5,221
大 宮
1
1,295
網 野
1
687
丹 後
3
8,284
久美浜
4
9,775
道路・橋りょう整備事業(繰越) 決算額112,887千円
合 計
12
25,262
所管課:建設部土木課
老朽化、経年損耗などによって通行に支障が生じている道路施設の維持補修を行い、災害、事故な
どの発生を未然に防止するとともに、安心、安全な通行の確保を図りました。
○事業実績 (単位:件、千円)
区 分
件 数
金 額
峰 山
47
20,952
大 宮
45
15,056
網 野
56
15,800
132
丹 後
60
18,472
弥 栄
51
17,569
久美浜
56
25,038
合 計
315
112,887
3 河川・海岸・港湾の整備
交流経済都市
■施策の方針
1.
河川・海岸・港湾の整備 2.
水辺の環境保全と景観整備
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◆建設部長:大村 隆
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●
丹後町
26
6,815
弥栄町 久美浜町
16
68
8,721
22,367
合 計
171
49,150
峰山町
8
205
大宮町
3
343
網野町
4
100
丹後町
1
50
弥栄町 久美浜町
1
3
19
182
合 計
20
899
○湯川放水路樋門管理委託料(網野町木津地区) 145千円
共に築き、結び合う
町 名
箇所数
金 額
第5章
パートナーシップ都市
○草刈委託料(市管理河川) 899千円 (単位:千円)
生涯学習都市
網野町
20
2,945
次代を担う若い力が活躍できる
所管課:建設部管理課
河川に繁茂する雑草除去などの環境整備を行い、河川景観の保全並びに災害・事故防止に努めました。
○河川環境整備委託料(府管理河川) 49,150千円 (単位:千円)
大宮町
15
3,186
健やか安心都市
第4章
河川環境整備事業 決算額50,194千円
峰山町
26
5,116
第3章
生きる喜びを共有できる
■平成22年度の主な取り組みと成果
環境循環都市
近年の台風やゲリラ豪雨の際には、市内の多くの河川で氾濫し道路冠水や家
屋への浸水など大きな被害が発生しています。また、平成23年3月11日発生の
東日本大震災では巨大津波により、今までに考えられない甚大な被害に見舞わ
れ、自然災害の驚異を改めて思い知らされました。
市内の河川の多くは府の管理河川であり、順次改修事業に着手いただいてい
ますが、まだまだ未改修の河川が多く今後の大きな課題の一つです。
一方で、本市の海岸を含む山陰海岸が世界ジオパークに認定されるなど、今
後は景観や環境保全の取り組みも安全・安心の整備と合わせてよりいっそう推進していく必要があ
ります。
町 名
箇所数
金 額
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
浸水被害の軽減と水辺環境の改善を
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
土砂の堆積、堤体の欠損などによって通水などに支障が生じている河川施設において、維持修繕お
よび管理を行い、災害、事故などの発生を未然に防止しました。
主な内容としては、堤防の法面が崩壊し通水に支障が生じていた普通河川において、護岸の修繕工
事を行いました。
○工事請負費 883千円
加藤岡川(弥栄町吉沢)
所管課:建設部土木課
通水などに支障が生じている河川施設において改修工事を行い、浸水被害、事故などの発生を未然
に防止するため、平成21年度から繰越した家の奥川において工事を行いました。
○工事請負費 16,417千円
家の奥川(久美浜町蒲井)
133
第7章
計画推進のために
河川改修事業(繰越) 決算額16,417千円
うるおい安全都市
所管課:建設部土木課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
河川維持補修事業 決算額883千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
アメニティー久美浜整備事業(繰越)
決算額15,578千円
所管課:建設部土木課
久美浜一区の街なみ環境整備事業と一体的に、歩道連絡橋、駐車場、緑地公園、排水路などの整備
を行うことにより、久美浜湾周辺市街地の活性化を図るため、平成21年度から繰越した公衆トイレ建
築工事を実施しました。これにより平成16年度から実施してきたアメニティー久美浜整備事業は完了
しました。
○公衆トイレ建築設計監理委託 946千円
○公衆トイレ建築工事 14,490千円
○その他経費 142千円
アメニティー久美浜管理事業 決算額1,859千円
所管課:建設部管理課
アメニティー久美浜公園の適正な管理により、市民の憩いの場
を提供するとともに地域の魅力の創造と久美浜湾周辺市街地の活
性化に寄与することができました。
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
アメニティー久美浜
河川整備事業(繰越) 決算額10,969千円
所管課:建設部土木課
土砂の堆積、堤体の欠損などによって通水などに支障が生じている河川施設において、維持修繕お
よび管理を行い、災害、事故などの発生の未然防止に努めました。
■事業実績 (単位:件、千円)
区 分
件 数
金 額
峰 山
4
3,721
大 宮
1
1,187
網 野
1
452
丹 後
1
2,234
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
134
弥 栄
4
2,188
久美浜
1
1,187
合 計
12
10,969
1.
公営住宅の管理運営 2.
安心できる住環境の整備
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◆建設部長:大村 隆
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◆建設部都市計画・建築住宅課長:小石原 康夫
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共に築き、結び合う
うるおい安全都市
久美浜一区の伝統的な街なみ保存などのため施設改修事業、協
議会活動費および個人家屋の修景工事に対する補助金を支出しま
した。
(平成16年度~25年度の10年間の予定)
○久美浜公会堂改修工事 45,028千円
○補助金 4,100千円
久美浜一区まちづくり協議会の活動に対する補助 100千円
個人家屋の修景補助(2,000千円×2件) 4,000千円
○その他経費 81千円
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
計画推進のために
第7章
稲葉邸裏門
135
第5章
パートナーシップ都市
街なみ環境整備事業 決算額49,209千円
生涯学習都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
久美浜一区の伝統的な街なみを保存するため、街なみ環境整備事業として平
成25年までの10カ年計画で事業を進めています。道路の美装化やポケットパ
ークの設置、さらには個人家屋の修景など多様な事業の実施により、平成23
年1月には「城下町に由来する風情ある久美浜の街なみ」として京都府内15例
目の京都府景観資産に登録されました。
さらに、事業の推進母体である「一区まちづくり協議会」は、季節ごとに開
催するイベントや個人家屋の修景促進などソフト活動を年々充実させており、
本市のモデル地域として今後の展開に期待が寄せられています。
一方、耐震化促進では毎年20件程度の診断業務が実施されていますが、建物改修の実績はまだ2
件(1件繰越)にとどまっています。なお、東日本大震災以降、問い合わせなどが増加している状
況であり、この機会を捉え取り組みを強化していきたいと思っています。
健やか安心都市
●
第3章
生きる喜びを共有できる
●
環境循環都市
本市の久美浜一区において街なみ環境整備事業を継続実施しています。平成
22年度は、一区のシンボルともいえる「久美浜公会堂」の改修工事を実施し
ました。昭和2年の北丹後地震の復興に際し建築された建物ですが、完成時期
が東日本大震災の発生と重なり、竣工の喜びとあわせ東北の復興を祈念するこ
ととなりました。
また、安心・安全な住環境整備で大切な住宅の耐震化事業では、診断件数は
多くありますが耐震改修には結びついておらず、広報活動を含め対策の工夫が
必要と感じています。
久美浜の街なみが府の景観資産に登録
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
街なみ環境整備と耐震化促進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
4 住宅の供給と安心できる住環境の整備
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
市営住宅維持管理事業 決算額5,449千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
公営住宅法に基づく市営住宅384戸と特定優良賃貸住宅4戸の建物や施設にかかる維持管理を行いま
した。
○修繕料 199千円
○火災保険料・浄化槽検査手数料など 1,342千円
○清掃・草刈など 296千円
○土地借上料(市営住宅6団地分) 2,799千円 ※用地借上面積:11,026.39㎡
○工事費(老朽住宅の解体2戸(後ケ浜団地)) 735千円
○備品購入費(消火器など) 78千円
久僧定住促進住宅維持管理事業 決算額36千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
定住促進住宅3戸の維持管理を行いました。
建設業需要拡大緊急支援事業 決算額8,970千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
緊急経済対策支援として、市内の建設業者により住宅改修を行った場合に要した経費の一部を助成
することにより、市域内経済の活性化を支援するとともに住宅環境の向上を図りました。
○補助金 8,970千円
30千円×299件
住宅一般経費 決算額623千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
市営住宅の家賃算定や入退去などにかかる事務的費用を支出しました。
○市営住宅入居者選考委員謝金・費用弁償 80千円
選考会:年3回 委員8人(謝金支払対象7人)
○公営住宅管理システム管理委託 142千円
○その他費 401千円
住宅・建築物耐震改修等事業 決算額590千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
国の「建築物の耐震化緊急対策方針」による住宅の耐震化率を
9割に引き上げるという目標を受け、昭和56年以前の木造住宅の
耐震診断や耐震改修に係る費用の助成を行いました。
○木造住宅耐震診断委託料(20件) 560千円
○その他経費 30千円
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
市営住宅整備事業(繰越) 決算額10,331千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
市営住宅の維持管理および下水道接続工事などを行いました。
○修繕料(窓取替え、風呂釜交換、退去修繕など) 6,149千円
○委託料(下水道接続に伴う汚泥抜取り業務) 453千円
○工事請負費 3,594千円
市営住宅福田団地下水道接続工事 1,704千円
市営住宅御陵団地屋上防水改修工事 1,890千円
○市営住宅福田団地下水道加入分担金 135千円
136
5 地域交通の確保
1.
バス交通の低額運賃運行の継続と地域活性化への活用 2.
北近畿タンゴ鉄道の利用促進
3.
地域公共交通のネットワークの強化
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
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◆企画総務部長:新井 清宏
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◆企画総務部企画政策課長:下岡 啓二郎
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生涯学習都市
第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
平成22年度は、経営不振の続く北近畿タンゴ鉄道対して、経営対策基金拠
出金を行い、運行維持に努めるとともに、宮福線開業20周年を迎えた節目を
契機とする「KTRで行く京丹後の旅キャンペーン」や公共交通利用促進優良
企業に鉄道利用無記名パスの発行など利用促進事業に取り組みました。
地域社会の交通の大動脈である北近畿タンゴ鉄道の現状に対し、市民の皆さ
んにもっと関心を持ってもらい、市としても利用促進策を実施し、利用客の増加、
観光客の利用増を図り、将来にわたって運行維持に努めていけるように努力し
ていきたいと考えます。
また、平成22年度から、路線バスの低料金制度の本格実施が実現しました。さらに、市民に親
しまれる公共交通実現に向け、運行会社と一緒になって、引き続き努力いたします。
公共交通は私たち市民にとって欠くことのできない社会インフラであり、福祉や観光の分野など
さまざまな場面でまちづくりと密接に関連しています。そのため鉄道、バスのネットワークのさら
なる充実を図るとともに、東京直行便の実現に向けたコウノトリ空港の活用など、地域交通の充実
に向けた施策を推進していきたいと考えています。
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
健やか安心都市
地域交通の充実を図ります
第3章
生きる喜びを共有できる
地方における公共交通事業は、自家用車の普及や過疎化など利用者減少での
不採算性により維持存続が危ぶまれるケースがありますが、京丹後市では地域
公共交通を重要で有益な社会インフラと位置づけています。
平成18年度に開始された上限200円バスの実証運行は、利用者が年々増加し、
運行事業者に対する補助金も減少するなどの効果があり、平成22年度から本
格実施となりました。さらに、路線の延伸やバス停の新設などにより、交通空
白地の解消にも努めています。
また、京丹後市を東西に貫く地域公共交通の大動脈である北近畿タンゴ鉄道では、大変厳しい経
営状況が続いており、市としても積極的な利用促進策を講じているところです。
環境循環都市
有益な社会インフラとして利用促進を図る
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
地方バス路線運行維持補助金 決算額83,004千円
所管課:企画総務部企画政策課
137
第7章
計画推進のために
バス路線の運行維持を図るため、運行事業者に対し財政支援を
行いました。また、便利なバス交通を実現するため、平成18年10
月から運賃上限200円バスの実証運行を運行事業者と協働で開始
し、平成22年10月には実証運行から本運行へと移行しました。多
くの市民に利用され、生活に身近なバス交通になっています。
○生活路線バス路線維持費補助金 14,399千円
弥栄網野砂丘線の自主運行分助成
運行区間:弥栄分校前~弥栄病院前~浅茂川~網野駅前~
浜詰~平田口間
トピックス
うるおい安全都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
200円バス(丹後庁舎前)
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
○地方バス路線運行維持対策補助金 68,605千円 (単位:㎞、千円)
路線系統名
1 経ヶ岬線
2 峰山線
3 間人線
4 海岸線
5 海岸線2
6 間人循環線
7 間人循環線2
8 病院線
9 延利線2
10 久美浜線
11 久美浜線2
起 点
経由地
上宮津
与謝の海病院
宮津高校
岩滝
峰山
溝谷
峰山駅前
小浜・間人
峰山駅前
島津・間人
峰山
間人・小浜
峰山
間人・島津
峰山
河辺・上常吉
峰山
大宮庁舎
峰山駅前
野中・友重
峰山中学校前 野中・友重
合 計
終 点
経ヶ岬
峰山駅前
間人
経ヶ岬
経ヶ岬
峰山駅前
峰山駅前
与謝の海病院
延利
久美浜駅
久美浜駅
全距離
市内距離 補助金額
53.4
1.6
226
31.7
13.0
8,635
19.3
19.3
14,057
36.7
36.7
16,197
37.6
37.6
1,531
39.6
39.6
2,116
40.5
40.5
3,354
32.1
14.7
4,882
18.9
18.9
8,355
23.6
23.6
8,455
24.2
24.2
797
357.6
269.7
68,605
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
北近畿タンゴ鉄道利用促進対策事業 決算額99,498千円
所管課:企画総務部企画政策課
トピックス
北近畿タンゴ鉄道は、通勤・通学を始め地域住民の公共交通機関として幅広く利用されていますが、
鉄道を運営するに当たっては、人件費や施設・車輌の保守などの経費が相当必要であり、合理化と効
率化が進められているものの、有料自動車道路の無料化・割引などの影響もあり、厳しい経営を余儀
なくされています。このため、鉄道軌道輸送高度化事業費補助金、赤字に対する経営対策基金を拠出し、
運行維持に努めるとともに、宮津線転換開業20周年を迎えた節目を契機とする利用促進事業などに取
り組みました。
○北近畿タンゴ鉄道利用促進協議会負担金 953千円
○北近畿タンゴ鉄道経営対策基金拠出金 85,004千円
経営支援のための京都府が設置している基金に積み立てる拠出金
※平成22年度拠出金合計額(他市町・府県拠出金の合計額)633,227千円
○
「北近畿タンゴ鉄道で行く京丹後の旅キャンペーン」事業 2,595千円
○
「公共交通利用促進優良企業等認定」事業など 390千円
北近畿タンゴ鉄道無記名全線パスの進呈 認定:企業5社
○
「高齢者運転免許自主返納支援」事業 460千円
運転免許証の返納者に対して、北近畿タンゴ鉄道チケット
を進呈 返納者:70歳以上の高齢者23人
○北近畿タンゴ鉄道沿線シバザクラ維持管理事業(網野町内)
180千円
○鉄道軌道輸送高度化事業費補助金 9,748千円
○その他経費 168千円
KTR
市営弥栄延利線バス運行事業 決算額5,874千円
所管課:企画総務部企画政策課
トピックス
過疎化や車社会の浸透に伴う輸送人員の減少により、民間でのバス路線の維持が困難になっている
地域の生活交通路線の確保と、公共交通機関のない地域住民の移動手段の確保を目的として、必要な
バス運行事業を実施しました。
特に平成22年度は、積雪などの影響により利用者が増加しました。
【運行委託内容】
平日運行(土・日・祝日は電話予約運行)、1日4往復
平成22年10月:新運賃体系導入(80円~200円)
138
第1章
トピックス
平成21年度
7,280
3,333
3,409
14,022
環境循環都市
平成22年度
8,150
3,963
3,615
15,728
対前年比
+870
+630
+206
+1,706
コウノトリ但馬空港の利用率を向上させることにより、東京国際空港(羽田)間との直行便の就航を
実現し、もって本市の産業・福祉・文化などの活性化を図ために、コウノトリ但馬空港から大阪国際空港(伊
丹)で乗り継ぎ、東京国際空港までの航空便を利用する市民などに対し、航空運賃の助成を行いました。
■平成22年度年間航空運賃助成数・金額
助成件数
(参考)
平成21年度件数
4,000円
2,000円
2,000円
103件
11件
132件
246件
392千円
14千円
294千円
700千円
※企画商品(コウノトリ但馬空港から行く東京2日間・3日間)
コウノトリ但馬空港から東京国際空港までの往復航空券とホテルでの宿泊(1泊または2泊)をセットにした企画商品
交通確保対策一般経費 決算額2,598千円
第5章
駅舎整備事業(繰越) 決算額1,023千円
所管課:企画総務部企画政策課
駅舎環境の改善および駅利用者の利便性の向上、更には北近畿タンゴ鉄道の利用促進を図るために、
駅関連施設および設備の整備を行いました。
○木津温泉駅・久美浜駅待合室空調設備改修(1台) 825千円
○峰山駅防犯カメラ取替(2台) 198千円
139
第7章
計画推進のために
駅舎環境の改善および駅利用者の利便性の向上、更には北近畿タンゴ鉄道の利用促進を図るために、
市内の各駅にバリアフリートイレの整備を行いました。
○駅バリアフリートイレ整備工事 23,835千円
丹後大宮駅、峰山駅、網野駅、木津温泉駅、丹後神野駅:各駅1棟)
○駅バリアフリートイレ警報ブザー増設工事 260千円
○その他経費 5千円
うるおい安全都市
所管課:企画総務部企画政策課
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
京丹後市バス・鉄道・航空時刻表 第9版・10版
共に築き、結び合う
駅舎バリアフリートイレ整備事業 決算額24,100千円
所管課:企画総務部企画政策課
パートナーシップ都市
公共交通利用促進策として、地域の全ての公共交通情報を網羅
した分かりやすく使いやすい時刻表「京丹後市バス・鉄道・航空
時刻表」を作成した。
発行は、バスおよび鉄道(北近畿タンゴ鉄道)のダイヤ変更に
合わせて年2回行い、市内全戸などへの配布を行った。
○バス・鉄道・航空時刻
部数28,000部×2回=56,000部 A4カラー 28頁
第9版:平成22年10月1日発行
第10版:平成23年3月12日発行
第4章
生涯学習都市
98件
7件
147件
252件
1件あたりの
助成金額
次代を担う若い力が活躍できる
大 人
小 児
企画商品
合 計
助成金
第3章
健やか安心都市
所管課:企画総務部企画政策課
生きる喜びを共有できる
コウノトリ但馬空港利用航空運賃助成事業 決算額700千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
乗車人員
川 上 線
佐濃北線
二区環状線
計
交流経済都市
過疎化や車社会の浸透に伴う輸送人員の減少により、民間でのバス路線の維持が困難になっている
地域の生活交通路線の確保と、公共交通機関のない地域住民の移動手段の確保を目的として、必要な
バス運行事業を実施しました。
平成22年10月から、佐濃北線の経路変更を行い新たに久美浜町大井地区へのバスの乗り入れを開始
しました。また、平成22年度は、積雪などの影響により利用者が増加しました。
【運行委託内容】
平日運行、1日約3往復半 平成22年10月:新運賃体系を導入(80円~200円)
■乗車人員 (単位:人)
ひと・もの・ことが行き交う
市営久美浜バス運行事業 決算額12,447千円
所管課:企画総務部企画政策課
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
所管課:企画総務部企画政策課
駅舎環境の改善および駅利用者の利便性の向上、北近畿タンゴ鉄道の利用促進を図るために、駅関
連施設および設備の整備を行った。
○丹後大宮駅事務室空調設備改修(1台) 409千円
○久美浜駅多目的ホール空調設備改修(1台) 1,113千円
○峰山駅駐車場表示看板設置(3基) 236千円
○峰山駅東口ホーム進入路利用案内看板設置(3基) 137千円
○久美浜駅前駐輪場移設 840千円
除雪事業 決算額339,608千円
所管課:建設部管理課
冬季における生活道路の交通を確保するため、京都府と協力して降雪時に速やかな除雪を行い、通勤・
通学をはじめ、円滑な市民生活の維持を図ることができました。
(除雪路線など) (単位:本、㎞、台)
管 内
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
第1次路線
第2次路線
その他路線
除雪車台数
路線数 除雪延長 路線数 除雪延長 路線数 除雪延長 借上機 リース 市所有 合 計
32
34.88
405
85.84
48
5.84
32
6
7
45
22
21.55
325
70.86
60
10.91
12
6
25
43
57
34.85
389
68.59
101
10.78
13
11
15
39
44
31.57
174
29.60
64
6.29
13
1
25
39
43
42.48
187
37.84
51
8.44
8
0
16
24
197
86.66
152
32.03
111
11.68
11
5
48
64
395
251.99 1,632
324.76
435
53.94
89
29
136
254
※1次路線:排雪を伴う市道 2次路線:排雪を伴わない市道、その他路線:1・2次路線以外(駐車場・進入路など)
○除雪機械維持管理など(除雪機械整備・点検等管理・保険料
など) 50,001千円
○除雪作業委託(除雪作業業者・地区委託費用) 264,299千円
○除雪用機械リース料 23,888千円
○除雪機械運転技能講習等受講補助金(受講料の1/2補助)受
講者7人 53千円
○その他経費 1,367千円
1月31日 除雪作業
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
駅舎等整備事業 決算額2,735千円
除雪機械整備事業 決算額30,309千円
所管課:建設部管理課
大型除雪機械の経年劣化に伴う更新および地域の効率的な除雪
を図るための自治会貸与用の除雪機械を導入し、冬季における生
活道路の確保により、円滑な市民生活の維持を図ることができま
した。
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
平成22年度に地区貸与した小型除雪機械
○除雪機械購入費 30,309千円
大型機械(8t)
京都府除雪機械払下(12t)
自治会貸与(乗用型・3t未満)
自治会貸与(歩行型)
網野町2台
大宮町1台(H3年型)
丹後町3台、久美浜町1台
大宮町1台、久美浜町1台
17,745千円
237千円
10,500千円
1,827千円
(参考)自治会貸与機械の状況(平成22年度末)
乗用型
歩行型
合 計
峰 山
2台
1台
3台
大 宮
2台
12台
14台
網 野
5台
3台
8台
140
丹 後
13台
4台
17台
弥 栄
3台
0台
3台
久美浜
14台
23台
37台
合 計
39台
43台
82台
6 上下水道の整備
1.
地域水道ビジョンの策定 2.
水道施設の統合整備 3.
水洗化の推進 4.
下水道整
備事業の推進および都市下水路の整備促進
交流経済都市
■施策の方針
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
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◆上下水道部長:中西 悦男
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◆上下水道部水道整備課長:辻 修平
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第7章
計画推進のために
141
うるおい安全都市
いました。
また、給水人口の減少、節水機器の普及などに伴い水道料金収入の減少が見込まれる中、平成
23年4月からの簡易水道料金の改定を行いました。
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
本市の水道事業は、合併後、統合整備事業を進めて平成22年度末現在で、1
上水道、32簡易水道、6飲料水供給施設、2簡易給水施設の合計41水道を有し
ています。
平成22年度の事業は、京丹後市水道事業基本計画に沿って、簡易水道では
久美浜東部簡易水道統合整備事業として佐野甲浄水場の新設改良工事を完了し
ました。上水道事業では、網野町小浜浄水場の新設改良工事の完了、施設の運
転状況を24時間集中監視する中央監視工事を完了させ、安定給水の確保を行
共に築き、結び合う
●
第5章
パートナーシップ都市
●
生涯学習都市
既存住宅の水洗化の促進と地域経済の活性化を図るために、市内の排水設備
業者を利用して下水道へ接続した場合に、補助金として3万円の支援を実施し
ました。金額は接続工事費と比較すると少額ですが、平成22年度の交付は232
件ありました。
また、市内の金融機関から接続資金を借りられた場合の利子補給制度を新設
し、融資面での接続支援を行いました。
平成22年5月からは、新たに2人の下水道普及推進員を配置し、接続のお願
いと合わせて相談を行うための戸別訪問を実施しています。
下水道への接続は、高額な買い物と同じなので、じっくりとした普及活動となります。下水道へ
の早期の接続をお願いします。
簡易水道料金を改定
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
●
◆上下水道部普及推進・料金課長:平井 幸夫
健やか安心都市
下水道への接続を推進
第3章
生きる喜びを共有できる
平成22年3月、市では水道事業基本計画と水洗化計画の見直しを行いました。
水道事業基本計画では、老朽化する施設整備に加えて上水道と簡易水道の経営
統合を、水洗化計画では、集合処理区域の一部を個別処理区域に変更し建設費
の削減と早期水洗化の実施を盛り込みました。
上下水道の整備は、安心・安全な水道水の供給、公共用水域の水質保全と生
活環境の改善、内水対策による浸水防止など市民生活に不可欠な施策です。
一方で、水道・下水道事業は、利用者負担が伴い公営企業としての適切な運
営が求められています。
平成22年度は、見直した基本計画のスタート年として、施設整備に加え持続可能な運営をして
いくため簡易水道事業の利用者負担の見直しを行いました。
環境循環都市
見直した基本計画のスタート年
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
水洗化普及率は65%
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◆上下水道部下水道整備課長:小石原 吉雄
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●
市の水洗化普及率は、平成16年の合併当時44%と低く普及率の向上に向け
て公共下水道、集落排水、浄化槽整備事業を推進してきました。普及率は平成
22年度末で65%になりましたが、近隣市町に比べるとまだ低い状況です。早
期水洗化と経費削減のため平成22年3月に京丹後市水洗化計画を見直し、集合
処理区域を縮小し個別処理区域を拡大しました。
平成22年度の事業実施により、久美浜処理区の整備と佐濃南処理区の整備
が平成23年度に完了予定となりました。
公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図るため、今後も下水道整備を促進するとともに、下
水道への接続推進に努めていきます。
内水対策を継続実施
●
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第3章
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◆建設部土木課長:川戸 孝和
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●
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
京都府の河川改修事業の実施と合わせ、必要となる内水対策は市が実施する
こととなり、現在、網野町において福田川などの改修事業と併行して内水処理
対策を継続実施しています。
平成22年度は、内ヶ森第2雨水ポンプ場の実施設計と建設工事を日本下水道
事業団に委託しました。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
■平成22年度の主な取り組みと成果
浄化槽設置整備事業 決算額13,700千円
所管課:上下水道部下水道整備課
公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図るため、個人が設置する浄化槽設置整備事業に対して、
国・府の基準に基づき補助金を交付しました。
[事業の内容]
○浄化槽設置整備事業費補助金 13,605千円
人 槽
5人槽
7人槽
10人槽
合 計
設置数
9基
21基
2基
32基
補助金額
3,168千円
9,261千円
1,176千円
13,605千円
○その他経費 95千円
計画推進のために
第7章
142
所管課:上下水道部下水道整備課
歳 出
内 容
総務費(一般管理費)
施設管理費
施設建設費
その他(積立金、公債費)
合 計
金 額
110千円
44,664千円
90,395千円
10,564千円
第2章
環境循環都市
金 額
15,222千円
21,292千円
45,815千円
11,008千円
58,840千円
152,177千円
145,733千円
暮らしの中でいのちが輝く
歳 入
内 容
分担金及び負担金(新規加入分担金)
使用料及び手数料
国庫・府支出金
繰入金(一般会計繰入金ほか)
その他(繰越金、財産収入、市債ほか)
合 計
交流経済都市
決算額は、歳入総額152,177千円、歳出総額145,733千円で、歳入から歳出を差し引いた額は6,444
千円となりました。
浄化槽整備事業は市水洗化計画に基づき、河川や海など豊かな自然環境の保全と清潔で快適な暮ら
しを実現するため、個別処理区域において公設の浄化槽整備、管理を推進しました。
■収支状況
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
浄化槽整備事業特別会計 歳入歳出差引額6,444千円
人 槽
5人槽
7人槽
10人槽
18人槽
21人槽
30人槽
合 計
設置基数
21基
52基
3基
1基
1基
1基
79基
※
(既設448基+市設置分53基+寄付157)
第4章
生涯学習都市
管理基数
40基
63基
27基
127基
54基
347基
658基
次代を担う若い力が活躍できる
地 区
峰山地区
大宮地区
網野地区
丹後地区
弥栄地区
久美浜地区
合 計
健やか安心都市
○施設管理費 44,664千円 ○施設建設費 90,395千円
■浄化槽維持管理 ■浄化槽設置工事
(委託費+検査手数料+修繕料)
(工事費+事務費)
生きる喜びを共有できる
第3章
所管課:上下水道部下水道整備課
公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図るために浄化槽整備事業を実施しているが、浄化槽の
維持管理費に見合う使用料収入などが見込めないことから、浄化槽整備事業特別会計へ繰出金を支出
しました。また、総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に浄化槽整備事業特別会計
へ繰出金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
既存住宅の水洗化の促進および地域経済の活性化を図ることを目的に、公共下水道事業・集落排水
事業・市設置浄化槽整備事業の供用開始区域内で新たに下水道に接続するための排水設備工事を、市
内業者を利用して行った場合に、その工事に要する費用の一部を補助しました。(補助金上限額3万円)
■平成22年度 補助金交付実績表 (単位:件)
117
44
91
集落排水事業
農排
漁排
2
3
1
6
浄化槽事業
浄化槽
1
5
2
5
5
18
143
合 計
74
30
55
20
3
50
232
第7章
計画推進のために
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
公共下水道事業
公共
特環
73
23
44
9
15
第6章
うるおい安全都市
所管課:上下水道部普及推進・料金課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
水洗化推進支援事業 決算額6,960千円
共に築き、結び合う
浄化槽整備事業特別会計繰出金 決算額10,000千円
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
簡易水道事業特別会計 歳入歳出差引額60,039千円
所管課:上下水道部水道整備課
トピックス
決算額は、歳入総額1,224,391千円、歳出総額1,164,352千円で、歳入から歳出を差し引いた額は
60,039千円となりました。また、平成23年度へ一部事業を繰り越しましたので60,039千円から翌年度
へ繰り越した財源2,269千円を控除した実質収支は57,770千円となっています。
平成22年度の主な事業は、次の通りです。
■事業収支
歳 入
内 容
金 額
分担金及び負担金(新規加入分担金)
2,714千円
使用料及び手数料
453,170千円
国庫・府支出金
93,992千円
繰入金(一般会計繰入金)
227,398千円
その他(繰越金、市債ほか)
447,117千円
合 計
1,224,391千円
歳 出
内 容
総務費(一般管理費、諸費)
施設費(維持管理費、施設整備事業費)
その他(積立金、公債費)
合 計
金 額
101,411千円
618,010千円
444,931千円
1,164,352千円
■給水状況
項 目
給水人口
給水件数
年間総配水量
年間総有収水量
有収率
平成22年度
26,017人
9,868件
3,415,751㎥
2,917,865㎥
85.4%
平成21年度
26,432人
9,869件
3,217,024㎥
2,760,539㎥
85.8%
有収水量 … 配水量のうち料金徴収の対象となった水量
有 収 率 … 有収水量を配水量で割ったもの
■施設状況
項 目
導・送・配水管延長
浄水場施設数
配水地施設数
平成22年度
408,111m
52カ所
94カ所
平成21年度
407,538m
52カ所
94カ所
=主要な施設整備事業=
■久美浜東部簡易水道事業
①佐野甲浄水場 概要 着水井(1池)、沈殿池(2池)、ろ過池(3池)、浄水池(2池)、管理棟(塩
素滅菌室・電気室)、送水ポンプ2台ほか 総工事費189,794千円
②佐野甲取水施設・導水管布設 10,000千円(平成23年度繰越事業)
③佐野甲配水池進入路、敷地造成 8,800千円(平成23年度繰越事業)
④大井水源取水施設 38,519千円 (平成22年度繰越事業)
■久美浜西部簡易水道、久美浜北部簡易水道
9つある簡易水道を久美浜西部簡易水道と久美浜北部簡易水道の2つに簡易統合するため、国の
事業認可を得るための業務と水源確保のための調査を行いました。 20,297千円
計画推進のために
第7章
簡易水道事業特別会計繰出金 決算額218,000千円
所管課:上下水道部水道整備課
総務省から示される簡易水道事業に対する繰出基準を参考に、一般会計から簡易水道事業特別会計
へ繰出金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
144
第1章
本市の水道事業は、地方公営企業法の適用を受けてその事業収入により経営を行っています。
収益的収支(税込み)は、事業収益645,470千円に対し、事業費用668,600千円で、収支差し引きは
額は▲239千円となりました。
一方、浄水場改良工事などに伴う資本的収支は収入不足ですが、当年度分消費税及び地方消費税資
本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金で補てんしました。
金 額
645,470千円
22,891千円
668,361千円
○資本的収支 ▲279,758千円
■資本的収入 800,527千円
第4章
建設改良費(工事請負費ほか)
企業債償還金
合 計
金 額
943,544千円
136,741千円
1,080,285千円
■給水状況
平成21年度
34,014人
13,237件
4,350,064㎥
3,446,623㎥
79.23%
平成22年度
11カ所
15カ所
平成21年度
11カ所
15カ所
145
計画推進のために
第7章
■施設状況
項 目
導・送・配水管延長
浄水場
うるおい安全都市
第6章
平成22年度
32,230人
13,285件
4,470,630㎥
3,530,416㎥
78.97%
災害に強く、
快適で暮らしやすい
項 目
給水人口
給水件数
年間総配水量
年間総有収水量
有収率
共に築き、結び合う
内 容
第5章
パートナーシップ都市
■資本的支出 1,080,285千円
生涯学習都市
金 額
6,357千円
525,600千円
900千円
240,000千円
27,670千円
800,527千円
次代を担う若い力が活躍できる
内 容
加入金
企業債
負担金(消火栓設置負担金)
出資金(上水道統合事業に伴う出資)
補償金(下水道工事に伴う移設補償金)
合 計
健やか安心都市
営業費用(原水および浄水費ほか)
営業外費用(企業債利息ほか)
特別損失
合 計
金 額
494,805千円
69,712千円
104,083千円
668,600千円
生きる喜びを共有できる
第3章
■水道事業費用 668,599千円
内 容
環境循環都市
内 容
営業収益(水道料金など)
営業外収益(預金利息など)
合 計
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
○収益的収支 ▲239千円
■水道事業収益 668,361千円
交流経済都市
所管課:上下水道部水道整備課
ひと・もの・ことが行き交う
水道事業会計(企業会計)
決算額 収益的収支:▲239千円 資本的収支:▲279,758千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
=主要な施設整備事業=
①小浜浄水場施設整備事業 140,000千円(事業費:432,120千円)
凝集沈殿池:1池 浄水池:2池 機械室:1棟 電気および薬注室:1棟
急速ろ過機:4基 活性炭ろ過機:4基 薬品注入設備:一式
送水ポンプ:3台 電気計装設備:一式 場内配管:一式
②中央監視設備整備事業 71,600千円(事業費:319,183千円)
中央監視設備:一式 電気計装設備:一式
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
水道事業会計繰出金 決算額670千円
所管課:上下水道部水道整備課
○子ども手当等繰出金 670千円
水道事業会計繰出金(繰越) 決算額211,600千円
所管課:上下水道部水道整備課
水不足が懸念される網野町および大宮町給水区域への水融通を行うための施設整備に対して、水道
事業経営の安定化を図るため、繰出金を支出しました。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
146
所管課:上下水道部下水道整備課
684,832千円
■施設の内容
施設区分
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
丹 後 町
10基
2基
第5章
69基
砂方処理場
共に築き、結び合う
=主要な施設整備事業=
久美浜町佐濃南地区施設整備事業 ※平成23年度、早期の一部供用開始を目指します。
①中継ポンプ実施設計、工損調査、排水処理施設工事監理など
②マンホールポンプ設備工事:9カ所、管渠工事:1,830mなど
③排水処理施設建設工事:1カ所
パートナーシップ都市
漁業集落
排水施設
第4章
生涯学習都市
農業集落
排水施設
マンホールポンプ設置数
―
5基
3基
次代を担う若い力が活躍できる
大 宮 町
処理場
森本処理場
三重処理場
成願寺処理場
和田野処理場
黒部処理場
溝谷・吉野処理場
川上南部処理場
健やか安心都市
合 計
第3章
生きる喜びを共有できる
総務費(一般管理費)
施設管理費
事業費(施設建設費ほか)
その他(積立金、公債費)
金 額
15,512千円
80,499千円
353,906千円
234,915千円
環境循環都市
金 額
1,986千円
89,461千円
178,560千円
226,500千円
205,577千円
702,084千円
歳 出
内 容
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
歳 入
内 容
分担金及び負担金(新規加入分担金)
使用料及び手数料
府支出金
繰入金(一般会計繰入金ほか)
その他(繰越金、市債ほか)
合 計
交流経済都市
決算額は、歳入総額702,084千円、歳出総額684,832千円で、歳入から歳出を差し引いた額は
17,252千円となりました。
集落排水事業では市水洗化計画に基づき、河川や海などの水質、豊かな自然環境の保全と快適で衛
生的な生活環境をつくるため、農業集落排水施設整備および施設管理を推進しました。三重、森本、
成願寺、和田野、黒部、溝谷・吉野、川上南部処理区と砂方処理区の処理施設およびマンホールポン
プなどの適正な維持管理を行いました。
平成18年度から事業着手した久美浜町佐濃南地区の施設整備を平成23年度の事業完了を目指し継続
実施しました。
■収支状況
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
集落排水事業特別会計 歳入歳出差引額17,252千円
所管課:上下水道部下水道整備課
総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に、一
般会計から集落排水事業特別会計へ繰出金を支出することにより、
同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
計画推進のために
第7章
工事が進む佐濃南処理場
147
うるおい安全都市
集落排水事業特別会計繰出金 決算額221,000千円
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
都市下水路維持整備事業 決算額5,993千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
網野都市下水路(小栓川・内ヶ森)のポンプ施設などの修繕や点検を実施しました。
○業務委託 2,422千円
ポンプ場電気工作物保安管理 295千円
ポンプ施設等機械設備等点検 2,116千円
都市下水路緊急対応 11千円
○小栓川都市下水路水系用地賃借料 10千円 ※用地借上面積:2.1㎡
○その他経費 3,561千円
内水処理対策事業 決算額88,742千円
所管課:建設部土木課
網野町浅茂川地区において、公共下水道事業(汚水対策)とあわせ、雨水を対象とした内水、浸水
対策として、内ヶ森第2雨水ポンプ場実施設計、建設工事を日本下水道事業団へ委託しました。
○委託料 74,000千円
内ヶ森第2雨水ポンプ場実施設計委託 10,000千円
内ヶ森第2雨水ポンプ場建設工事委託 64,000千円
○その他経費 742千円
≪平成21年度からの繰越分≫ 14,000千円
内水処理施設実施設計を下水道事業団へ委託しました。
○委託料 14,000千円
内ヶ森第2雨水ポンプ場実施設計委託
豪雨による浸水
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
公共下水道事業特別会計 歳入歳出差引額61,183千円
所管課:上下水道部下水道整備課
決算額は、歳入総額2,739,583千円、歳出総額2,678,400千円で、歳入から歳出を差し引いた額は
61,183千円となりました。
平成21年度の市水洗化計画変更を受け、平成32年度の事業完了を目指して下水道整備を進めるとと
もに、水洗化率向上のため普及推進員を配置し普及活動に努めました。
■事業収支
歳 入
内 容
金 額
97,050千円
分担金及び負担金(新規加入分担金)
使用料及び手数料
266,760千円
国庫支出金
505,818千円
繰入金(一般会計繰入金ほか)
737,000千円
その他(繰越金、財産収入、市債ほか) 1,132,955千円
合 計
2,739,583千円
歳 出
内 容
総務費(一般管理費)
施設管理費
事業費(管渠布設工事ほか)
その他(積立金、公債費)
金 額
82,481千円
279,285千円
1,227,167千円
1,089,467千円
合 計
2,678,400千円
○施設管理費 279,285千円
■処理場管理費(委託料、検査手数料、修繕料ほか)
処理区名
峰山処理区
大宮処理区
網野処理区
橘(網野町)処理区
丹後処理区
久美浜処理区
管理費合計
処理場名
峰山・大宮
浄化センター
網野浄化センター
橘浄化センター
丹後浄化センター
久美浜浄化センター
192,332千円
148
汚水中継
ポンプ場設置数
2施設
-
-
-
5施設
30,333千円
マンホール
ポンプ設置数
30基
12基
2基
15基
36基
29基
56,620千円
第2章
環境循環都市
事業費
214,092千円
141,008千円
637,089千円
239千円
3,910千円
159,106千円
71,723千円
1,227,167千円
暮らしの中でいのちが輝く
主な内容
菅・荒山地区管渠布設工事ほか
三坂・谷内地区管渠布設工事ほか
網野浄化センター建設工事ほか
公共汚水ます設置工事ほか
公共汚水ます設置工事ほか
栄町・向町地区管渠布設工事ほか
―
合 計
交流経済都市
処理区
峰山処理区
大宮処理区
網野処理区
橘(網野町)処理区
丹後処理区
久美浜処理区
人件費・事務費
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
○施設建設等費 1,227,167千円
■工事(工事請負費、委託費、事務費ほか)
所管課:上下水道部下水道整備課
総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に、一般会計より公共下水道事業特別会計
へ繰出金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
都市下水路整備事業 決算額21,248千円
健やか安心都市
公共下水道事業特別会計繰出金 決算額606,000千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
第4章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
峰山・網野都市下水路施設の維持管理を行いました。
○網野都市下水路(小栓川)排水ポンプ分解整備(その1)工事 9,660千円
○網野都市下水路(小栓川)排水ポンプ分解整備(その2)工事 4,043千円
○網野都市下水路(小栓川)維持工事 2,426千円
○網野都市下水路施設補修工事 1,363千円
○貯留施設転倒ゲート修繕工事 1,206千円
○内ヶ森都市下水路樋門No.2排水ポンプ配管修繕工事 677千円
○風呂川都市下水路護岸維持工事 1,873千円
生きる喜びを共有できる
第3章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
149
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
7 防犯・交通安全の推進
■施策の方針
1.
防犯体制の充実 2.
夜間の安全確保の推進 3.
防犯パトロール隊の結成支援
4.
消費者保護対策の充実 5.
交通安全意識の高揚 6.
交通安全施設の整備 7.
交通
安全対策協議会との連携
鍵かけ・声かけで市民防犯の日
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◆市民部長:石嶋 政博
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安全・安心で快適な生活には、交通事故や犯罪の抑止と市民意識そして環境
整備が必要となることから、市では交通事故による死者数を限りなくゼロに近
づけ、市民を交通事故の脅威から守ることを究極の目標に市交通安全計画を基
に、12人の市交通指導員による交通教室、道路安全施設や集落間の道路沿い
の交通安全、防犯灯設置を行っています。
近年の刑法犯罪が都市部と変わらない事件が多発する中、犯罪のない安全で
安心なまちづくり条例のもと京丹後市防犯委員会の提案を受けて「京丹後市防
犯の日」を毎月15日に設定して、警察や防犯協会、防犯暴力追放推進協議会そして集落区長さん
などと一緒に「鍵かけ・声かけ」を合言葉に啓発活動を展開しました。特に偶数月の15日は年金
の振込日でもあることから、高齢者を狙った振込詐欺の被害者とならないように市内金融機関での
啓発活動を行っています。
■平成22年度の主な取り組みと成果
交通安全対策事業 決算額2,507千円
所管課:市民部市民協働課
安全で快適な交通環境の実現と交通事故の防止を図るため、地
域の交通情勢に対応した交通安全啓発事業を計画的、積極的に推
進しました。
○交通安全指導員報酬(12人) 1,440千円
○啓発物品などの購入費(交通安全うちわ・反射リストバンド
など) 400千円
○交通安全啓発チラシ等印刷製本費 77千円
○市交通安全協会補助金 300千円
○その他経費 290千円
交通安全施設設置事業 決算額2,108千円
交通安全スタート式(4月6日)
所管課:市民部市民協働課
市内の集落間の防犯灯を整備し、夜間の交通事故防止および防犯不安箇所の解消を図りました。
○防犯灯新設工事(25灯)および修繕工事 2,108千円
計画推進のために
第7章
交通安全施設維持管理事業 決算額9,628千円
所管課:市民部市民協働課
集落間の防犯灯や交通安全看板などの交通安全施設の維持管理を行い、安全で明るい交通環境を確
保し交通事故防止を図りました。
○交通安全看板の設置 183千円
○防犯灯の電気代(3,220灯分) 6,940千円
○防犯灯の電球交換、交通安全看板等の維持修理費 2,505千円
150
所管課:市民部市民協働課
市 管 理
区 管 理
合 計
3,220灯
8,213灯
11,433灯
第2章
夜間の交通事故防止・犯罪防止を
目的とする防犯灯
防犯対策経費 決算額1,333千円
環境循環都市
17灯
2灯
5灯
17灯
71灯
所管課:市民部市民協働課
健やか安心都市
平成21年9月の消費者庁設立と同時に消費者安全法が施行
され、消費者からの苦情相談などが市町村の事務として位置
付けられました。それを受けて、平成22年4月1日に大宮庁
舎1階の市民相談室内に消費生活センターを開設し、専属の
相談員が市民からの相談に対応するとともに、消費者への啓
発活動、消費生活学習グループの活動支援を行いました。
○消費生活相談事業(消費生活センター開設)
【開設場所】大宮庁舎1階 市民相談室内
【相談時間】午前9時~正午、午後1時~午後4時
【相談受付件数】90件
生涯学習都市
所管課:商工観光部商工振興課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
「京丹後市・防犯の日」における
啓発活動
生きる喜びを共有できる
第3章
犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進するため、防犯団体
などと連携し、各種防犯活動を実施するとともに、犯罪被害者支
援施策を展開しました。
○防犯委員会活動費 627千円
○犯罪被害者支援等関連経費 10千円
○防犯協会負担金 675千円
○その他防犯対策関連経費 21千円
消費生活推進事業 決算額9,702千円
暮らしの中でいのちが輝く
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
第1章
交流経済都市
各地区が、夜間の交通事故防止および防犯不安箇所の解消を図るために集落内に設置する防犯灯の
設置費用に対して補助金を交付しました。
○防犯灯設置事業補助金 2,900千円
■新設防犯灯数
《参考》平成22年度末現在
峰 山 町
15灯
市内防犯灯設置数
大 宮 町
15灯
ひと・もの・ことが行き交う
防犯灯設置事業補助金 決算額2,900千円
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
所管課:建設部管理課
市道の路側帯などの区画線を引き直し、歩行者、ドライバーなどの安心・安全対策に努めた。また、
ガードレールやガードパイプの老朽化・経年損耗により危険性がある交通安全施設の改修を行い、災害、
事故等の防止を図りました。
所管課:市民部市民協働課
犯罪のない安心で安全な地域社会を実現するために、市防犯委員会(京丹後防犯推進委員協議会、
区長連絡協議会、そのほか各種団体で構成)や、市交通安全対策協議会(京丹後警察、交通安全協会
などの交通安全対策機関、そのほか各種団体で構成)が主体となる防犯・交通安全運動を展開しました。
○防犯・交通安全啓発活動用物品 508千円
151
第7章
計画推進のために
犯罪被害防止事業 決算額508千円
うるおい安全都市
交通安全対策事業(繰越) 決算額32,950千円
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
8 消防・防災体制の強化
■施策の方針
1.
消防本部体制の強化 2.
消防団の強化 3.
自主防災の強化 4.
消防本部・消防団・
自主防災組織の連携 5.
危険箇所解消による防災対策 6.
災害情報の発信 7.
建築
物耐震化の促進 8.
危機管理体制の強化
東日本大震災の支援
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◆企画総務部長:新井 清宏
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平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、想定外の津波により尊い多
くの命が奪われ、また、原子力発電所事故により今も多くの方が避難所生活を
強いられています。
この大災害により、「想定外」を想定しなければならないこととなり、また
原発などは「安全神話」がくずれ、現在では点検後の再稼動に見通しが立たな
い状態です。このことから、夏と冬にはブラックアウト(突然の停電)に備え
なければならない状況となっています。
特に、関西電力高浜原発からは30㌔(緊急防護措置区域)以上離れている京丹後市ですが、福
島県では風向きにより放射性物質が圏外にも飛散する例があります。
こうした、東日本大震災の教訓を生かした災害対応を検討していくことが求められています。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
消防は『常在戦場』
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◆京丹後市消防長:坪倉 護
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じょうざいせんじょう
「常在戦場」とは、読んで字の如く、
「常に戦場にあるの心を持って生き、こ
しょ
とに処す」という意味で、長岡藩(現在の新潟県長岡市)が藩風・藩訓として
いたそうです。
平成23年3月11日は、消防人としての使命感をふるい立たせるに余りある出
来事でした。阪神淡路大震災を契機として、総務省消防庁による緊急消防援助
隊が法制化され、本市でも救急隊、消防ポンプ隊などの車両が援助隊として登
録しており、要請があれば直ちに出動することとなっています。
このことは、仮に本市に災害があったとき、全国から消防隊が駆けつけてくれることを意味します。
本市では、それほどの揺れではなかったものの、テレビに中継される津波の惨状を見るうち、自
ずと出動要請が想定される状況となってきました。すでに、震度6以上の地震の発災があれば政令
指定都市からは、消防ヘリコプターや指揮支援隊が自動的に出発しています。本市でも隊員たちは、
自分たちが「ことに処す」準備にかかり始めます。国から京都府を通じ、出動指示が発令されれば
直ちに参集する必要があるため、想定される車両の燃料積載を確認し予備燃料の確保、最低3日間
の食糧と水の積載、出動隊員の個人装備積載などが黙々とそして着々と整っていき「出動指令」の
そのときを待ちます。そして、19時15分、「ただ今から出発します。」と敬礼し、隊員5人がサイレ
ンを鳴らして出動して行きました。
翌3月12日23時30分、京都府隊51隊がサイレンを鳴らして真っ暗な宮城県登米(とめ)市に入ると、
家々から人々が出てきて目礼し、手を合わせて感謝されるという光景と、そして、すさまじい惨状
に向きあうこととなりました。
消防は、『常在戦場』。そのときに備える組織です。市内で発生する火災や救急、救助にただちに
出動するだけでなく、今回のように遠く1,000㌔離れた被災地に駆けつける任務をも持ちます。
日ごろの訓練も当然ですが、車両や資機材の整備が欠かせません。高価な特殊機器材が多く、な
かなか新規整備はできない状況ですが、計画的な購入・更新を図り市民の安心・安全に努めていか
なければならないと、今一層、気を引き締めています。
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◆企画総務部総務課長:小石原 利和
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第5章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
医師の指示の下、救急車内で救急救命処置が行える救急救命士を、常時乗車させて活動させること
ができるよう計画的な養成および気管挿管が可能な認定救命士の養成を行いました。平成22年度は1
人を養成し、気管・挿管実習などに職員派遣を行いました。
※平成23年3月末日現在、救急救命士は、運用救命士17人(うち認定救命士7人)。
生涯学習都市
所管課:消防本部総務課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
地元分担金
2,800
1,105
64
2,700
422
7,091
健やか安心都市
救急救命士養成業務 決算額4,146千円
市負担額
14,000
2,763
158
7,100
4,221
28,242
生きる喜びを共有できる
急傾斜地防災対策事業
合 計
環境循環都市
所管課:建設部管理課
住宅地背後の急峻で危険な崖地のある市内5地区(5カ所)の急傾斜地において、急傾斜地崩壊対策
事業を実施したことによって崖地崩壊を未然に防止するとともに、人命および財産を守ることができ
ました。
○急傾斜地崩壊・防災対策事業等負担金 28,242千円
(実施事業等) (単位:千円)
急傾斜地崩壊対策事業
暮らしの中でいのちが輝く
急傾斜地崩壊対策事業 決算額28,242千円
事業費
140,000
55,262
3,169
142,000
21,106
361,537
第2章
第3章
■平成22年度の主な取り組みと成果
箇所名
網野町新庄
丹後町間人谷
久美浜町神谷
久美浜町河梨
大宮町口大野
交流経済都市
消防団は、火災時の消火活動をはじめ、台風・大雨への対応や水難者・行方
不明者の捜索などを行いました。また、2年に一度の消防操法大会の年にあたり、
京都府大会では、ポンプ車操法の部、小型ポンプ操法の部ともに準優勝の栄に
輝きました。
しかし、消防団活動に対する意識の希薄化や若者の減少などにより、団員の
確保が難しくなっています。団員数は、合併時に比べ36人減少し、条例定数
に49人満たない1,756人という状況です。女性消防団員も含め、少しでも多く
の若者に消防団員として活躍していただきたいです。
なお、就業形態の変化による地元在住団員の減少や、多くの資機材の保有が与える財政面の負担、
町また地域により組織や活動に生じつつある不均衡の課題などを踏まえ、鋭意消防団組織の再編に
取り組んでいます。より活動しやすい消防団とします。
事業名
第1章
●
ひと・もの・ことが行き交う
消防団の活動
153
第7章
計画推進のために
住宅用火災警報器普及推進のため、消防職員全員によるチラシ配布および説明を行いました。火災
の発生防止のために、防火チラシの作成配布、防火ポスターの募集および防火座談会などを開催する
など啓発活動を行うとともに、事業所などの立ち入り検査・指導などを行いました。
また、消防活動に必要な資機材の備蓄購入などを行い、東日本大震災発生により、急きょ必要とな
った緊急消防援助隊の食糧および物品購入を行いました。
○新型インフルエンザ感染防護資機材などの購入費 2,136円
○食糧費 163千円
緊急消防援助隊食糧等
○印刷製本費 370千円
秋・春火災予防運動啓発ビラ 計42,000枚
「火災予防運動防火ポスター」印刷900枚(市内小学4年生の入選図画使用)
住宅用火災警報器普及啓発用印刷物等
○その他経費等 500千円
うるおい安全都市
所管課:消防本部総務課
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
予防・警防等業務 決算額5,169千円
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
所管課:消防本部総務課
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
トピックス
24時間体制で行う救急活動および資機材の整備や保守を行い、救急救命士が医師からの指示を受け
る救命指示センターと連携を図りました。
迅速かつ的確な救急業務を行うため、資機材などの整備充実と職員の資質向上に努めました。
東日本大震災の発生により被災地に緊急消防援助隊を3月11日
から4月2日まで(23日間)、32人(延べ153人)派遣し救急活動
等を行いました。
○京都市救急指示センター委託料 1,533千円
○高度救急医療器材定期点検保守委託料 628千円
○丹後メディカルコントロール協議会負担金 120千円
○滅菌ガーゼ・毛布など救急活動で使用する消耗品などの購入費 2,415千円
東日本大震災の支援に向かう京丹後市
○その他経費 1,368千円
消防本部の救急隊(平成23年3月12日
午前5時54分、第二東海自動車道)
《救急出動件数》平成21年:2,187件、平成22年:2,450件
救命啓発業務 決算額97千円
所管課:消防本部総務課
救命講習会を開催し、「応急手当の実施」「早い通報」ができる市民を養成するとともに、上級救命
講習を終了した従業員が常駐する事業所や施設を「救マーク認定事業所」として認定し、救マークを
掲示することにより事業所などの応急手当の普及啓発を推進しました。
救命講習会 141回 受講人数 4,373人
通信指令業務 決算額27,856千円
所管課:消防本部総務課
365日24時間体制で火災・救急等の通報を受け、コンピュータ制御による地図検索装置と発信地表
示装置を活用し、すばやく災害の発生地点を特定、必要な消防車両などの出動指令、防災無線広報な
ど災害対応を行いました。
○消防緊急通信指令施設保守業務委託料 8,368千円
○消防救急無線デジタル化電波伝搬調査・基本設計委託料 3,266千円
○緊急通報用電話発信地表示システム運行委託料 2,613千円
○位置情報通知システム(統合型)整備委託料 2,100千円
○聴覚言語障害者用緊急システム運行委託料等 600千円
○消防救急無線定期検査委託料等 485千円
○その他経費 10,424千円
《119番受信件数》平成22年:3,693件、平成21年:3,406件
団員報酬 決算額43,804千円
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
救急活動業務 決算額6,064千円
所管課:企画総務部総務課
消防団員の活動に対し、条例に基づき、階級ごとの報酬を支給しました。
○団員報酬(年2回支払) 43,804千円
団員一人当たりの階級別年間報酬額
団 長
副 団 長
分 団 長
副分団長
189千円
123千円
96千円
57千円
指 導 員
部 長
班 長
団 員
50千円
43千円
33千円
19千円
(参考)京丹後市消防団員数内訳(条例定員:1,805人)
本 部
峰 山 町
大 宮 町
網 野 町
丹 後 町
弥 栄 町
久美浜町
合 計
不 足 数
16年度
11
370
289
423
239
218
242
1,792
△13
17年度
11
368
290
419
242
218
241
1,789
△16
18年度
14
362
287
418
242
216
240
1,779
△26
19年度
13
362
284
418
239
213
240
1,769
△36
※本部は団長、女性消防団員(各年4月1日現在)
154
20年度
16
360
285
410
238
210
240
1,759
△46
21年度
14
361
283
414
238
212
239
1,761
△44
22年度
14
361
284
411
234
211
241
1,756
△49
所管課:企画総務部総務課
消防団活動運営事業 決算額130,916千円
所管課:企画総務部総務課
平成21年間の経年劣化により故障した弥栄第4分団第2部(木橋区)の小
型ポンプについて、部品の製造終了などにより修理対応ができない状態の
ため、火災などの有事に備え更新整備を行いました。
○小型動力ポンプ(B-3級)一式 1,402千円
生涯学習都市
所管課:企画総務部総務課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
消防資機材等整備事業 決算額1,402千円
健やか安心都市
老朽化した消防車庫を地域の消防団拠点施設として、待機所を併設して更新整備を行いました。
○消防車庫兼待機所(消防団拠点施設)新築工事 18,361千円
整備場所久美浜町浦明(久美浜第4分団第2部)
鉄骨造瓦葺2階建 建築面積41.44平方㍍、延床面積82.88平方㍍
第3章
生きる喜びを共有できる
所管課:企画総務部総務課
環境循環都市
消防車庫等整備事業 決算額18,361千円
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
消防団の運営および活動に対する経費で、分団・部などの運営費および出動手当のほか、消防車両
などの維持管理経費などを支出しました。
○消防団運営活動謝金 24,713千円
(本部、分団、部、指導員、ラッパ鼓隊、女性団員)
○操法訓練謝金・大会関連経費 9,431千円
○消防団出動手当・訓練手当等 24,723千円
○消防車両維持管理経費(88台分) 13,428千円
○ポンプ自動車(38台分)・小型ポンプ(26台分)点検委託料
439千円
○消防団員福祉共済掛金(3,000円×1,756人) 5,268千円
○消防団活動費補助金 43,804千円
京丹後市消防操法競技大会
○京都府消防協会京丹後市支部補助金 365千円
(平成22年7月4日、吉原小学校グラウンド)
○その他経費 8,745千円
第1章
交流経済都市
消防団員が、5年以上在職して退職した場合に退職報償金が支給される。退職報償金は、消防団員の
労苦に対する慰労金としての性格を持つもので、その団員の在職年数や階級に応じて支出しました。
○退職報償金(173人分) 49,689千円
○消防団員退職報償金掛金 34,656千円
ひと・もの・ことが行き交う
団員退職報償金 決算額84,345千円
消火栓設置事業 決算額7,815千円
所管課:企画総務部総務課
155
合 計
0
3
3
5
0
4
15
第7章
計画推進のために
改 修
地下式
地上式
0
0
2
0
0
3
0
5
0
0
0
0
2
8
うるおい安全都市
峰 山
大 宮
網 野
丹 後
弥 栄
久美浜
合 計
新 設
地下式
地上式
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
2
2
3
2
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
初期消火などに大変有効な消火栓の設置などについて、地区要望および周辺の水利状況などを考慮
し、整備しました。
○大宮町河辺地内 地下式消火栓新設2基分 900千円
○久美浜町永留地内 地下式消火栓新設1基分 450千円
≪平成21年度からの繰越分≫ 6,465千円
■種別設置数など 15基分
共に築き、結び合う
平成23年2月15日運用開始
自動機動機・小型受信機
(J-ALERT)
パートナーシップ都市
第5章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
消火栓ボックス等整備事業/消防資機材購入事業(繰越) 決算額6,818千円
所管課:企画総務部総務課
区からの要望などを踏まえ、消火栓ボックスの新設箇所や老朽化した箇所の消火栓備品の整備を次
のとおり行いました。
○消火栓備品 1,694千円
品 名
屋外型ホース格納箱
屋外型ホース格納箱用架台
消火栓用ホース
管鎗(ストレートノズル)
消火栓開閉ハンドル(地上式用)
消火栓開閉ハンドル(地下式用)
単口式スタンドタイプ(地下式用)
数 量
153台
139台
380本
87本
17本
80本
90本
防災行政無線維持管理事業 決算額42,091千円
所管課:企画総務部総務課
平成20年度に整備した市防災行政無線に加え、以前からある峰山町・網野町・丹後町の同報系・移
動系無線と、弥栄町の移動系無線について、日常の保守点検、維持管理を行いました。
■戸別受信機利用台数 平成23年3月31日現在 (単位:台)
峰 山
4,579
大 宮
2,849
網 野
4,462
丹 後
2,408
弥 栄
1,735
久美浜
3,199
防災行政無線維持管理事業(繰越) 決算額4,305千円
合 計
19,232
所管課:企画総務部総務課
平成21年度繰越事業として、消防庁の音声機能システム改修に伴い、自動起動機および小型受信機
を更新しました。
○自動起動機、小型受信機購入 4,305千円
京丹後市役所峰山庁舎の無線室に設置し、地震・津波・ゲリラ豪雨等の情報について、平成23
年2月15日から運用を開始している。
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
災害対策一般経費 決算額11,601千円
所管課:企画総務部総務課
トピックス
災害時に備えた備蓄物資の購入、防災訓練や各種防災用機器などの維持管理に要する経費のほか、
自主防災組織育成のための補助金など、災害対策に当たる一般経費を執行した。
○災害対策用備蓄物資などの購入費 3,983千円
○地域防災計画改訂支援業務委託料 945千円
○雨量観測、冠水通報装置保守管理等委託料 153千円
○箱石備蓄倉庫消防設備保守点検 80千円
○防災情報管理システム保守業務委託料 824千円
○自主防災組織資機材購入補助金(21団体)、その他負担金
820千円
○東日本大震災対応分 2,025千円
○その他経費 2,771千円
補助金を活用して整備した防災資機材
計画推進のために
第7章
非常用アマチュア無線用アンテナ設置事業 決算額943千円
所管課:企画総務部総務課
京丹後市アマチュア無線災害ボランティアとの「災害非常無線通信の協定書」に基づき、大規模災
害時における初期被害情報をいち早く収集するとともに、市内全域でのスムーズな情報伝達体制を確
保するため、アマチュア無線レピータを設置しました。
○レピータ設置およびアンテナ接続工事 943千円
設置場所:風のがっこう京都
156
9 地域情報化の推進
交流経済都市
■施策の方針
1.
公地域情報インフラの整備 2.
電子自治体の推進
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◆企画総務部長:新井 清宏
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◆企画総務部情報政策課長:吉岡 敬恭
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うるおい安全都市
第7章
計画推進のために
157
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
住民情報システムや財務会計システムなどの業務系システムでは法制度改正などへの対応のためシ
ステムを改修し、職員間の情報共有を図る職員ポータルではサーバの更新を行いました。また、情報
セキュリティ対策を講じつつ、情報通信機器の維持管理を行いました。
○行政情報システム運用費 29,350千円
○情報機器更新費およびリース料 26,861千円
○情報機器、庁内ネットワーク保守運用費など 26,898千円
共に築き、結び合う
所管課:企画総務部情報政策課
第5章
パートナーシップ都市
行政情報システム運営事業 決算額83,109千円
生涯学習都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
市では都市部との情報インフラ格差の解消に向けて、市内全域が光インター
ネットとケーブルテレビの利用可能地域となるように、ブロードバンドネット
ワーク事業として光ファイバ網などの整備に取り組んできました。平成21年
12月から始まった両サービスは、平成22年度に引込工事が大きく進んだこと
に伴い、平成23年3月末には光インターネットで7,040戸(加入率34㌫)、ケ
ーブルテレビで9,347戸(加入率45㌫)まで利用が拡大しました。
光インターネットは、都市部で展開されるサービスと全く同等の機能がある
もので、高画質の動画がスムーズに再生できるなど快適にインターネットが楽しむことができ、企
業では事業所間の通信網が従来に比べて非常に高速かつ安価に構築できるようになりました。その
ほかにも、携帯電話基地局までの通信回線としても市内8カ所で活用され、おおむね5世帯以上の
集落で携帯電話の利用が可能となりました。
また、ケーブルテレビの自主放送チャンネルでは、市役所からの業務案内、さまざまなイベント
や講演会、学校行事や地域の祭りなどを題材に、ケーブルテレビ局と地元スタッフの連携によって
制作した番組を中心に放送するとともに、市議会の本会議及び議員全員協議会を生中継しました。
今後、取材体制の強化のほか、地域の活動を市民が取材する「住民ディレクター」の展開など、多
くの方々に参加・出演していただきながら、コミュニティチャンネルとしての魅力向上を図ってい
きます。
健やか安心都市
●
第3章
生きる喜びを共有できる
●
環境循環都市
ブロードバンドネットワーク事業は、インターネットの急速な普及に伴い、
各種産業や市民生活において高速で大容量の通信網整備が求められ、合併以来、
都市部との格差を是正するため、新市の大きなプロジェクトとして取り組んで
きました。
同時に、2011年7月の地上デジタル放送への移行ということで、4割におよ
ぶテレビ難視聴地域を抱える京丹後市では、その対応に努めました。また、放
送が開始されているケーブルテレビでは、災害時の利用も含め自主放送チャン
ネルの充実を図り、多く方に見ていただけるよう努力しています。
市ブロードバンドネットワークサービスの利用広がる
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
ブロードバンドネットワークの充実
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
地域公共ネットワーク運営事業 決算額82,431千円
公共ネットワークを介した各庁舎での窓口サービスの提供、市ホームページからの行政情報や観光
情報の発信、ライブカメラや議会中継の映像配信などのシステムを運用しました。また、伝送路・セ
ンター機器・端末機等の維持管理、コンピュータウィルスや外部からの不正アクセスへのセキュリテ
ィ対策などを併せて行いました。
○光ファイバ網維持管理費 4,877千円
○情報通信機器更新および保守運用費 38,642千円
○京都デジタル疏水およびインターネット接続費 11,217千円
○セキュリティおよび安全対策費 27,595千円
○久美浜町有線放送農業協同組合への補助金 100千円
ブロードバンドネットワーク整備事業 決算額1,111,256千円
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
所管課:企画総務部情報政策課
平成20年度に継続費を設定した事業の最終年度で、光ファイバ網などの整備を継続して行いました。
事前申し込みに対する工事進展は、光インターネットで93㌫、ケーブルテレビで91㌫まで終了しまし
た。
○ブロードバンドネットワーク引込工事 81,998千円
○その他経費 425千円
≪平成21年度からの繰越分≫ 1,028,833千円
○ブロードバンドネットワーク引込工事 1,028,833千円
ブロードバンドネットワーク運営事業 決算額110,949千円
第4章
所管課:企画総務部情報政策課
所管課:企画総務部情報政策課
電柱移設などに伴う光ケーブルの移転工事、道路工事などによる光ケーブルへの保護カバー設置な
ど伝送路の維持管理を行うとともに、伝送路保守業務を委託することで障害発生に対する迅速な復旧
体制を整えました。また、ケーブルテレビの自主放送チャンネルでは市役所業務や行事の案内、農林
水産情報、医療・健康情報、公共施設情報などの番組制作を委託
して放送。さらに、市議会の本会議および議員全員協議会につい
て生中継を行いました。
○伝送路設備等維持管理費 80,714千円
○センター・サブセンターおよびスタジオ施設維持費
16,724千円
○行政情報番組制作委託料 13,277千円
○その他経費 234千円
ケーブルテレビの取材風景
携帯電話エリア整備事業(繰越) 決算額73,701千円
所管課:企画総務部情報政策課
市内の8カ所の地区で携帯電話の基地局工事を行い、通信事業者に対して利用を許可することで、平
成22年7月から携帯電話サービスが始まった。
■整備した移動通信用施設(8局)
名 称
京丹後市峰山鱒留大成局
京丹後市丹後上山局
京丹後市弥栄来見谷局
京丹後市弥栄等楽寺堀越局
京丹後市弥栄中山局
京丹後市弥栄吉野局
京丹後市弥栄須川局
京丹後市久美浜二俣奥山局
位 置
峰山町鱒留1865番地
丹後町上山243番地の1
弥栄町須川2850番地
弥栄町等楽寺1506番地
弥栄町野中113番地の5
弥栄町須川3483番地の2
弥栄町須川860番地の1
久美浜町二俣488番地の1
○基地局設計監理業務委託料 6,090千円
○基地局工事請負費 28,636千円
○通信用機器購入費 38,975千円
158
サービス開始年月日
平成22年7月15日
平成22年7月15日
平成22年7月15日
平成22年7月15日
平成22年7月15日
平成22年7月15日
平成22年7月27日
平成22年7月15日
第7章
KYOTANGO
計画推進のために
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
1 効率的な行財政運営の推進
■施策の方針
1.
地域力の活性化の支援と協働による行財政運営の推進 2.
市民本位・市民起点の行政
サービスの向上 3.
効率的・効果的な行財政運営の推進
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
持続可能な財政運営を目指します
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◆財務部長:糸井 錦
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京丹後市は、平成16年4月に6町の合併により誕生しました。現在、
「合併団体」
の特例により地方交付税の加算(約31億円)や道路や公共施設を整備する際
に「合併特例債(交付税補てん率70㌫)」を借り入れすることができるなど、
合併していない市町村に比べ、財政的に有利な制度を受けています。
しかし、有利な制度も、地方交付税は、平成27年度から段階的に縮小され、
平成32年度には、その特例がなくなります。また、合併特例債も平成27年度
から活用できなくなり、本市の財政状況は厳しくなります。
これらの状況に備え、第2次行政改革推進計画に基づき職員数の削減、合併特例逓減対策準備基
金への積み立て、さらに歳出抑制の取り組みを進めているところであります。
本市の行財政運営を将来的にも持続可能な仕組みにしていくため、行政の努力も当然のことなが
ら、併せて市民の皆さんのご理解とご協力がぜひとも必要と考えています。
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
最も市民に身近な市民局として
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共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
◆市民部峰山市民局長
平林 順一
◆市民部大宮市民局長
糸井 正彦
◆市民部網野市民局長
谷口 栄司
◆市民部丹後市民局長
東 和彦
◆市民部弥栄市民局長 ◆市民部久美浜市民局長
川戸 一生
月岡 良子
本市には、6つの市民局があります。市民局内の総合窓口係では、住民登録や戸籍などの届出の
受け付けや各種証明書の交付、国民健康保険、国民年金、子ども手当、後期高齢者医療などの窓口
業務を行っています。
また、地域協働係では、自治会などとの連絡調整や敬老祝い事業、公害や土木などの相談を行っ
ています。
市民の皆さんの日常生活に密着し、生活の基盤を支える市民局では、「最も市民に身近な市役所」
として、気持ちのいい応対で質の高いサービスを提供できるように、今後も職員が一丸となって取
り組んでいきます。
計画推進のために
第7章
160
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◆監査委員事務局長:松井 邦行
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第1章
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第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
ただきました。
また、未収金については、負担の公平性、財政の健全化の観点からも、法的措置を含めた厳正か
つ積極的な対応を求める意見もいただきました。
監査委員の指摘を受け止め、事務実施をする上で常に効率性、妥当性を判断し、より市民の福祉
の向上に効果が発揮されるかを検証しながら事務事業の遂行を求めていく必要があります。
交流経済都市
監査委員事務局では、財務、経営に関する事務が法令などに基づいて適正に
行われているか、公正で合理的、能率的な市政運営が図られているか、監査委
員による市民目線の監査を行いました。
毎月下旬に前月分の出納を検査する「例月出納検査」のほか、前年度の決算
を審査する「決算審査」などを実施。
「決算審査」では、監査委員から、22年度は、
予算編成時から産業雇用生活を支える「市民生活最優先の予算」と銘打ち、国
や京都府などとも連携を図りながら多くの支援策に取り組んだ一年と評価もい
ひと・もの・ことが行き交う
行財政の適法性、効率性、妥当性を求めて
職員研修会事務 決算額2,516千円
所管課:企画総務部人事課
質の高い行政サービスを提供していくため、「職員人材育成基本方針」および「職員研修計画」に基
づき、必要な知識、技能などを習得する研修を実施しました。
健やか安心都市
■平成22年度の主な取り組みと成果
生きる喜びを共有できる
第3章
入札・契約事務 決算額3,984千円
所管課:財務部入札契約課
所管課:財務部入札契約課
料金徴収事務 決算額118千円
共に築き、結び合う
市が発注する建設工事について、専門的な知識を有する委員により構成される「京丹後市入札監視
委員会」において、入札および契約の過程、契約内容の透明性ならびに公正な競争の確保などについ
て第三者の中立・公正な立場から客観的な審査を受けました。
第5章
パートナーシップ都市
入札監視委員会費 決算額147千円
生涯学習都市
競争性、公平性および透明性の高い入札・契約制度の確立と適正な発注業務および事務の効率化を
図りました。
○電子入札システム利用料 3,404千円
○その他経費 580千円
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
所管課:財務部管財・収納課
所管課:財務部財政課
161
第7章
平成22年度「わかりやすいことし
の予算」を発行
計画推進のために
財政管理に必要な経費を支出しました。
○平成22年度「わかりやすいことしの予算」(22,300部)
1,102千円
○平成21年度一般会計・特別会計決算附属資料(220部)
269千円
○平成23年度一般会計予算書(230部) 249千円
○平成23年度一般会計予算説明資料(240部) 205千円
○決算統計システムサポート負担金(京都府自治体情報化推進
協議会) 51千円
○その他経費 158千円
うるおい安全都市
財政管理事務 決算額2,034千円
第6章
災害に強く、
快適で暮らしやすい
市税を除く市の債権について、統括管理することにより、効率的、効果的な徴収体制を整備し、計
画的な滞納整理の実施により滞納累積額の縮減に努めました。
合併特例措置逓減対策準備基金 決算額500,000千円
合併特例措置の終了に伴う急激な市民サー
ビスなどの低下を抑制するため、後年度に活
用できる合併特例措置逓減対策準備基金を積
立ました。
所管課:財務部財政課
早期歳出抑制による歳出激変緩和イメージ
合併算定替額
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き交う
第1章
独自留保を活用して
激変緩和
独自留保
合併特例措置
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
健やか安心都市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、
快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
特例期間
(H16∼H26)
5年間
黒線…5年間で段階的に逓減
赤線…独自留保を活用して激変緩和
行財政改革推進費 決算額923千円
所管課:財務部行財政改革推進課
「第2次京丹後市行財政改革大綱」および「第2次京丹後市行財政改革推進計画」に基づき、行財政
改革の着実な実行に努めました。
○行財政改革推進委員会 113千円
第1次行財政改革の取り組みに関する総括および第2次行財政改革推進計画の進捗状況について
報告・審議を行いました。(会議開催3回)
○行政評価の実施 307千円
平成21年度に実施した事業について事務事業評価及び施策評価を実施しました。
〈事務事業評価〉(担当課)全事業(543事業)
〈施策評価〉1次評価(担当部局)全施策(37施策)
2次評価(全庁評価)12施策
3次評価(行政評価委員会)12施策
行政評価委員会の開催(6回)
○市民満足度調査 488千円
高校生以上3,200人を対象にアンケートを実施し、1,377人
から回答を得ました。(回収率43.0%)
市民満足度調査アンケート
○その他経費 15千円
京都地方税機構経費 決算額32,814千円
所管課:財務部税務課
京都地方税機構の運営を支援することにより、効率的な税業務執行体制を確立し、公平・公正な税
務行政の執行するため、本市からの派遣職員人件費(4人分)および事務所経費、支援システム経費な
どの負担金を支出しました。
監査事務 決算額2,310千円
所管課:監査委員事務局
監査計画に基づき、年間を通じて各種監査を実施しました。
〈実施した監査〉
例月出納検査:毎月下旬に前月分を検査
決算審査:審査期間 平成22年6月28日~8月20日
財政健全化判断比率等審査:審査期間 平成22年7月22日~8月20日
定期監査:監査期間 平成22年10月7日~平成23年2月25日
財政援助団体等監査
みねやま福祉会監査期間 平成22年6月4日~7月15日
京丹後市公園緑化事業団監査期間 平成22年9月17日~11月12日
奥山たいけん村監査期間 平成22年9月17日~11月12日
162
KYOTANGO
資料編
平成22年度 決算 概要
平成22年度の一般会計の歳入
総額は、338億1,254万円(前
年度比6.7㌫減)で、歳出総額は、
329億2,789万円(前年度比
6.6㌫減)となりました。
一般会計決算の歳入総額から
歳出総額を差し引いた形式収支
は8億8,465万円の黒字で、こ
のうち平成23年度へ繰り越した
事業に必要なお金1億908万円
■歳入■
自主財 源は全体の 24.4%
歳入は、市税や使用料など市が自主的に収入できる自主財源と地方交
付税や、国・府支出金など国や府から交付される依存財源に大別できます。
それぞれを前年度と比較すると、同じ構成比で依存財源が75.6㌫で全
体の4分の3を占め、自主財源は24.4㌫で全体の4分の1となっています。
自主財源の決算額は合併後、最も低くなっています。これは、自主財
源である市税や財産収入が減少したことに加え、依存財源の地方交付税
が大きく増加したことなどによるものです。
を差し引いた実質収支は、7億
使用料及び手数料
5億7,281
(1.7%)
7,557万円の黒字決算となりま
した。
諸収入
5億4,041
(1.6%)
分担金及び負担金
5億2,965
(1.6%)
市税
52億3,737
(15.5%)
地方交付税
138億9,904
(41.1%)
歳入
その他(財産収入など)
13億3,870
(4.0%)
その他(地方譲与税など)
13億1,450
(3.8%)
338億1,254
単位:万円
市債
47億5,060
(14.0%)
府支出金
22億1,331(6.6%)
国庫支出金
34億1,615(10.1%)
自主財源 82億1,894万円(24.4%)
依存財源 255億9,360万円(75.6%)
◆一般会計歳出 目的別 の主な歳出内容◆
歳出 23億1,617万円の減少
民生費は13億円の増
歳出を目的別でみると、地域振興などの
総務費と社会福祉などの民生費で全体の約
5割を占めています。
歳出全体では、約23億1,617円(6.6㌫)
の減少となりました。
※ =平成21年度の歳出決算額
議会費
2億1,525万円 (
総務費
59億9,703万円 (
84億1,928万円)
民生費
92億3,546万円 (
79億1,165万円)
衛生費
34億3,413万円 (
33億7,821万円)
労働費
1億7,549万円 (
2億3,010万円)
16億5,766万円 (
21億347万円)
農林水産業費
164
2億699万円)
■歳出■
除雪費が1億 8,000万円大幅増
性質別での内訳では、人件費などの義務的経費が全体の46.4㌫を占めています。
扶助費では、子ども手当の創設などで、約8億7,000万円の大きな増加となってい
ます。
補助金や委託料など市が任意に支出できる任意的経費は、歳出全体の40.1㌫と
なっています。維持補修費では、除雪経費が約1億8,000万円の増加となっています。
道路や河川、公園などの整備に要する投資的経費の割合は13.5㌫。ブロードバ
ンドネットワーク整備事業や(仮称)大宮北保育所整備事業などを実施しました。
災害復旧事業費
4,369(0.1%)
普通建設事業費
43億9,883
人件費
55億5,382
(13.4%)
その他
21億2,050
(6.4%)
(16.9%)
性質別
歳出
補助費等
29億321
公債費
53億778
329億2,789
(8.8%)
繰出金
35億8,575
(10.9%)
(16.1%)
単位:万円
物件費
45億9,375
(14.0%)
扶助費
44億2,056
(13.4%)
義務的経費 152億8,216万円(46.4%)
任意的経費 132億321万円(40.1%)
投資的経費 44億4,252万円(13.5%)
目的別にみた歳出の割合
議会費(0.7%)
公債費
災害復旧費(0.1%) (16.1%)
商工費
12億2,217万円 (
16億1,734万円)
土木費
24億112万円 (
22億1,984万円)
消防費
11億6,123万円 (
11億2,633万円)
教育費
20億9,314万円 (
21億2,370万円)
災害復旧費
公債費
2,742万円 (
53億779万円 (
総務費
(18.2%)
教育費(6.4%)
消防費(3.5%)
歳出
民生費
(28.1%)
土木費(7.3%)
商工費(3.7%)
2億3,114万円)
農林水産業費(5.0%)
56億7,600万円)
労働費(0.5%)
165
衛生費
(10.4%)
平成22年度 決算 概要
◆市債(借金)と基金(貯金)の状況◆
合併特例措置
逓減対策準備基金に
5億円を積み立て
市民一人当たりの借金は 69 万円
市債(借金)残高の推移(一般会計)
H20
414億9,
916万円
H21
418億4,408万円
平成22年度末の
市債残高
市民1人当たり
H22
419億524万円
平成22年度末の一般会計市債(借
68.9万円
金)残高は、419億524万円で、前年
0 400
415
405
410
420
425 (億円)
度と比較して6,116万円(0.1㌫)の
増加となりました。これを、市民一人
当たりに換算すると69万9,000円の金
基金(貯金)残高の推移(一般会計)
平成22年度末の
額となります。
基金残高
また一般会計の基金(貯金)残高は、
33億4,634万円
市民1人当たり
H20
52億2,029万円で、前年に比べ11億
6,949万円(28.9㌫)増加しています。
40億5,080万円
H21
この主な要因としては、合併特例措
置の逓減による、急激な一般財源の減
52億2,029万円
H22
少に伴う市民サービスの低下を抑制す
8.6万円
るため、「合併特例措置逓減対策準備
0 30
35
40
45
50
55 (億円)
基金」を新たに設置し、5億円を積み
※市民1人当たりの算出額は、平成23年3月31日現在の人口6万784人を基準にしています。
立てたことによるものです。
てい げん
※「逓減」とは、数量が次第に減ること。
◆特別会計・企業会計の決算概要◆
単位:万円
病院事業 2 年連続の黒字決算
14 の特別会計も全て黒字決算
特別会計は、特定の収入(保険料や使用料な
ど)により特定の事業を行うため、一般会計と
区別している会計です。本市には14の特別会
計があり、22年度の決算状況は左表のとおり
です。
また、企業会計は、地方公営企業法の適用を
受けてその事業収入により経営を行うために設
けられている会計です。本市には水道事業と病
院事業の2つの会計があります。企業会計のい
ずれも資本的収支は収入不足ですが、内部留保
資金などで補てんしました。
病院事業会計は、平成20年度に4カ年計画で
「市立病院改革プラン」を策定し、平成22年度
も組織全体で業務改善を図り、徹底した効率化
に取り組んだ結果、収益的収支(営業成績)は
2年連続の黒字となりました。
歳入
(収入) 歳出
(支出) 収支差引額
会計名
73億 2,623 71億 6,704
1億 5,919
国民健康保険事業
3億 9,080
3億 8,210
870
国民健康保険直営診療所事業
477
477
0
老人保健事業
5億 6,517
5億 5,931
586
後期高齢者医療事業
50億 349 49億 8,954
1,395
介護保険事業
6億 8,201
6億 4,750
3,451
介護サービス事業
特 簡易水道事業
12億 2,439 11億 6,435
6,004
別 集落排水事業
7億 208
6億 8,484
1,725
会
27億
3,958
26億
7,840
6,118
公共下水道事業
計
1億 5,218
1億 4,573
644
浄化槽整備事業
2億 6,986
2億 6,843
143
工業用地造成事業
3,585
17
3,568
宅地造成事業
688
12
676
峰山財産区
208
9
199
五箇財産区
191億 537 186億 9,239
4億 1,298
(参考)
合計
※老人保健事業は、平成22年度で廃止
企
業
会
計
会計名
収 入
支 出
収支差引額
△ 24
収益的
(収支) 6 億 6,836 6 億 6,860
水道事業
資本的
(収支) 8 億 53 10 億 8,029 △ 2 億 7,976
2 億 829
収益的
(収支) 57 億 9,853 55 億 9,024
病院事業
資本的(収支) 3 億 8,796 6 億 9,066 △ 3 億 270
※収益的(収支)
:営業活動などに伴う収支 ※資本的(収支)
:建設改良事業などに伴う収支
166
◆財政健全化判断比率の状況◆
実質赤字
比 率
財政健全化判断指標は
全て「基準内」
前年度数値に比べ改善
平成19年6月施行の「地方公共団体の
財政の健全化に関する法律」の規定によ
り財政指標の公表が義務付けられました。
この法律は、地方自治体の財政の健全
度を表す指標において、「早期健全化基
準」または「財政再生基準」を超えると、
財政健全化計画を策定することが義務付
けられているものです。
本市では、4つの指標のいずれの数値
も、健全化判断比率の基準内で、前年度
数値よりも改善した決算となりました。
しかし、依然として厳しい財政状況に
は変わりありませんので、健全な財政運
営に引き続き努めていく必要があります。
良好
<一般会計の赤字の程度>
12.41
△3.70
−5
連結実質
赤字比率
良好
0
良好
△10.00
良好
15
35.0
17.41
0
15
25
16.1
25.0
15
20
25
35.0
30
前年対比
0.4 ポイント
35(%) 改善
<借入金や将来的な支出が見込まれる残高を示し、
将来、財政を圧迫する可能性が高いかどうか>
350.0
122.7
0
50
100
150
250
= 京丹後市 = 早期健全化基準
凡 例
黒字のため
35(%) 該当なし
<借入金の返済額やこれに準じる額の大きさ>
10
将来 負担
比 率
10
黒字のため
20 (%) 該当なし
<すべての会計を合算した赤字の程度>
−15
実質公債費
比 率
5
健全化判断比率
20.0
前年対比
29.4 ポイント
350(%) 改善
= 財政再生基準
◆財政健全化にむけて◆
未収金は10億円超
京丹後市が一丸となることが必要
一般会計と特別会計を合わせた未収金の総額は、約
10億5,000万円と、合併後初めての10億円を超えまし
た。負担の公平性、財政の健全化の観点からも、未収
金の解消に向けた取り組みをより積極的に推進します。
合併特例債を受けることができる期間は平成26年
まで。多くの行政課題の中で、将来を見据え限りある
財源を効果的に配分し、本市の発展に向け、京丹後市
が一丸となり取り組んでいく必要があります。
■京丹後市職員倫理条例に基づく職員の懲戒処分
市では平成22年2月から「京丹後市職員倫理条例」を施行し、市職員が市民から疑惑や不信を抱
かれるような行動をとることを未然に防止するとともに、市政全体に対する信頼を確保するため
に取り組んでいます。
平成22年度において、市職員倫理条例に基づく懲戒処分はありませんでした。
167
人口・世帯の状況
京丹後市の人口は減少傾向にあり、平成22年10月1日現在で59,038人(国勢調査)となっています。
世帯数は20,690世帯で、前回調査と比べ若干減少しています。
また、特に高齢化が著しく、平成22年現在の全人口に占める高齢者の比率は30.9㌫で京都府内市
部平均の23.5㌫を大きく上回っています。また、少子化についても急速な進行が見られますが、年
少人口比率は13.6㌫と市部平均14.0㌫を若干ですが下回っています。
(人・戸)
90,000
80,000
(人)
8.0
人口・世帯の推移
80,106
77,028
75,187
74,494
7.0
72,966
71,548
69,085
70,000
世帯数
67,208
65,578
6.0
62,723
59,038
60,000
5.0
4.7
50,000
4.4
4.5
4.2
4.1
3.8
40,000
4.0
3.6
3.8
3.5
3.4
3.2
30,000
20,000
17,087
17,497
17,951
18,623
19,023
19,256
19,486
3.4
3.2
3.0
19,919
3.0
2.9
2.7
20,968
20,495
2.9
2.6
世帯あたり人員
(市部平均)
3.0
20,690 2.0
1.0
10,000
0
世帯あたり人員
4.0
3.7
3.4
人 口
0.0
昭35
昭40
昭45
昭50
昭55
昭60
平2
平7
平12
平17
平22
少子化・高齢化の推移
35.0%
30.3%
30.0%
27.2%
28.4%
30.9%
25.9%
25.0%
25.5%
25.5%
25.4%
24.1%
20.0%
10.0%
5.0%
19.0%
21.7%
18.9%
19.3%
16.4%
15.0%
9.1%
10.0%
11.0%
14.5%
12.5%
7.6%
8.2%
8.4%
8.8%
昭35
昭40
昭45
昭50
9.6%
23.5%
25.3%
23.3%
23.6%
23.6%
28.0%
22.2%
高齢人口比率
(京丹後市)
年少人口比率
(京丹後市)
高齢人口比率
(市部平均)
20.0%
17.4% 17.1%
16.2% 15.1%
16.2%
14.0%
14.8% 14.2%
14.5%
13.6%
12.1%
年少人口比率
(市部平均)
10.6%
0.0%
昭55
昭60
平2
平7
平12
平17
平22
(国勢調査による数値)
168
市章・市の花・市の木・市の歌
市の花「トウテイラン」
市章
【デザインの趣旨】
丹後の丹の文字をイメージ化してお
り、丹後の自然豊かな山と海の風や波
を表し、中央の円は、丹の赤色と日の
出を表象している。
トウテイランは、8月から9月にか
けて多数の青紫色の花を開く多年草で
あり、山陰海岸の砂丘に見られ、箱石
砂丘の群落は「京都の自然200選」に
も選定されています。
盛夏から秋にかけ、中国の洞庭湖(ど
うていこ)の湖水のように美しく神秘
的な色の花を咲かせるトウテイランは、
日本固有種で外国には自生しておらず、
また、日本国内でも数か所にしか自生
していない非常に貴重な花です。
京丹後市の歌
作詞:梅田俊作/作曲:藤原哲也
うみあお
みどり
はんとう
かぜ
一、海青く 緑の半島 風そよぐ
きせつ
めぐりくる 季節のなかに いだかれて
えが
ゆめ
いろあざ
描く夢 色鮮やかに いつまでも
いろ
きみ
げんしょく
ふるさと色は 君の原色
うすずみ
くもま
ひか
うなばら
二、薄墨の 雲間に光る 海原は
きぬ
みち
なみ
はるかなる 絹の道と 波つづき
うらにし
だいち
ふ
季節風に ぬかるむ大地 踏みしめて
ある
ゆめ
みち
歩いていこう 夢が道しるべ
そら
しごせん
とき
ゆ
三、さんさんと 天に子午線 時が往く
せだいこ
つた
まも
て
て
世代越え 伝え守る 手から手に
たまてばこ
ものづくり ものがたりの 玉手箱
みらい
きみ
あず
もの
はるか未来へ 君に預け物
れきし
たんごじ
四、いにしえの 歴史をたどる 丹後路は
あたら
おうこく
みち
新しき 王国へと つづく道
て
おも
らしんばん
手をつなごう みなの思いが 羅針盤
きょう
たんご
あした
ただひたすらに 京、丹後の 明日へ
169
市の木「ブナ」
ブナは、温帯林を代表する落葉広葉
樹であり、雪にもめげず、春には他の
落葉樹に先がけて芽吹きを始めます。
京丹後市には、山から里、そして海が
一つの市の中で連続しているという特
徴があり、森で育まれた栄養分が川か
ら水田へ流れておいしいお米を育て、
最後には海へ流れて、貝や魚等の生き
物を育んでいます。
温暖化や森林破壊、人口爆発等、地
球規模での課題に直面している今、気
候を安定させ、多様な生きものを育み、
「緑のダム」として水や食料を私達に与
えてくれるブナ林は、まさに京丹後市の
自然豊かな環境のシンボルといえます。
京丹後市白書
平成23年度版
平成24年3月
発行/京丹後市
編集/秘書広報広聴課
〒627-8567 京都府京丹後市峰山町杉谷889番地
電話 0772-69-0001(代表)
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