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InfoMaker - PowerBuilder

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InfoMaker - PowerBuilder
InfoMaker 入門
InfoMaker®
11.0
DOCUMENT ID: DC37788-01-1100-01
LAST REVISED: March 2007
Copyright © 1991-2008 by Sybase, Inc. All rights reserved.
本書は Sybase ソフトウェアの付属マニュアルであり、新しいマニュアルまたはテクニカル ノートで特に示されないかぎ
り、後続のリリースにも付属します。このマニュアルの内容は、予告なく変更されることがありますが、Sybase,Inc. およ
びその関連会社では内容の変更に関して一切の責任を負いません。このマニュアルに記載されているソフトウェアはライ
センス契約に基づいて提供されるものであり、無断で使用することはできません。
予定したソフトウェアのリリース日にのみアップグレードを提供します。本書に記載されている内容は、Sybase, Inc. およ
びその関連会社の書面による事前許可を得ずに、電子的、機械的、手作業、光学的、またはその他のいかなる手段によっ
ても複製、転載、翻訳することを禁じます。
Sybase の商標は Sybase の商標ページ のサイト http://www.sybase.com/detail?id=1011207 に記載されています。記載の Sybase およ
びマークは Sybase, Inc の商標です。® はアメリカ合衆国における登録商標を示します。
Java およびすべての Java ベースのマークは、米国および他国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。
Unicode および Unicode のロゴは Unicode, Inc. の登録商標です。
本書で記載されている上記以外の社名および製品名は、各社の商標または登録商標の場合があります。
本書に記載されている内容は、将来予告なしに変更することがあります。また、本ソフトウェアおよび説明書を使用した
ことによる損害、または第三者からのいかなる請求についても、サイベース株式会社、その親会社である米国法人 Sybase,
Inc. またはその関連会社は、一切の責任を負わないものとします。
目次
本書について ................................................................................................................................. vii
第1章
InfoMaker の紹介 ..........................................
InfoMaker で作成できる内容 ...........................................................
InfoMaker の起動 .............................................................................
チュートリアルについて..................................................................
InfoMaker サンプル ..........................................................................
1
2
7
8
8
レッスン 1
InfoMaker の基本操作 ...................................... 9
InfoMaker の起動 ........................................................................... 10
オブジェクトとペインタの起動 ..................................................... 11
ツールバーの使い方 ....................................................................... 16
ビューの使い方 .............................................................................. 20
ポップアップ メニューの使い方 .................................................... 22
コントロールの移動方法................................................................ 26
レッスン 2
フォーム チュートリアル...................................
基本フォームの作成 .......................................................................
フォームの実行(プレビュー).......................................................
フォームの保存 ..............................................................................
コマンドボタンの追加 ...................................................................
フォームの機能拡張 .......................................................................
タイトルの設定 .......................................................................
カラムの枠の変更....................................................................
コマンドボタンの移動 ............................................................
レポートの追加 .......................................................................
フォームにおけるデータベースの更新 ..........................................
33
34
40
42
43
49
49
50
51
52
56
レッスン 3
レポート チュートリアル...................................
レポートの作成 ..............................................................................
レポートのプレビュー ...................................................................
レポートの保存 ..............................................................................
62
70
72
InfoMaker 入門
61
iii
目次
デザイン環境の設定.......................................................................
ソート条件とグループ条件の定義 .................................................
レポートの機能拡張.......................................................................
コントロールの並び替え.........................................................
タイトルと日付の追加 ............................................................
ページ番号の追加....................................................................
担当者の合計人数の追加.........................................................
XML ファイルでのレポートの保存 ................................................
レポートの印刷 ..............................................................................
73
75
79
79
85
89
90
95
97
レッスン 4
テーブル チュートリアル ................................... 99
テーブルの作成 ............................................................................ 100
テーブル カラムの定義 ......................................................... 101
テーブルの保存 ..................................................................... 106
主キーの定義......................................................................... 107
テーブルに対するコメントの入力 ........................................ 108
拡張属性情報の定義..................................................................... 109
職務カラムに対する編集様式の定義..................................... 110
職務カラムのヘッダ、ラベル、表示幅の変更 ...................... 116
都道府県カラムに対するドロップダウンデータウィンドウ
編集様式と初期値の設定 ................................................ 118
電話番号および Fax 番号カラムに対するエディット マスク
編集様式の定義 .............................................................. 123
テーブルへのデータ入力.............................................................. 127
レッスン 5
クエリ チュートリアル ....................................
カラムの選択................................................................................
クエリの保存................................................................................
検索条件の指定 ............................................................................
ソート条件の指定 ........................................................................
クエリを使用したレポートの作成 ...............................................
131
133
138
140
144
146
レッスン 6
グラフ チュートリアル ....................................
グラフを追加するレポートを開く ...............................................
グラフの作成................................................................................
グラフ(レポート)の保存 ..........................................................
グラフの機能拡張 ........................................................................
グラフのサイズと位置の変更................................................
タイトルの設定 .....................................................................
グラフの種類の変更 ..............................................................
グラフ(レポート)の印刷 ..........................................................
153
154
157
163
165
165
166
167
170
iv
InfoMaker
目次
レッスン 7
環境チュートリアル ......................................
フォーム、レポート、クエリへのアクセス.................................
ライブラリの新規作成 .................................................................
フォーム、レポート、クエリのコピー ........................................
既存レポートからの新規レポートの作成 ....................................
171
172
177
178
181
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル..........................
アプリケーションの作成..............................................................
アプリケーションに対するショートカットの作成 ......................
アプリケーションの起動..............................................................
担当者情報の実行 ........................................................................
職務別リストの実行.....................................................................
検索表示の実行 ............................................................................
187
188
197
200
202
206
207
索 引............................................................................................................................................. 215
InfoMaker 入門
目次
vi
InfoMaker
本書について
対象とする読者
本書は、初めて InfoMaker® を使用する方を対象としています。
このマニュアルの使い方
本書は、InfoMaker を紹介し、InfoMaker の使い方を学ぶための
チ ュ ー ト リ ア ル を 提 供 し て い ま す。本 書 の レ ッ ス ン で は、
InfoMaker の基本操作と、フォーム、レポート、クエリ、グラフを
作成する方法を説明します。最後のレッスンでは、各章で作成し
たものを使用してアプリケーションを作成します。
関連マニュアル
InfoMaker の使い方について分からないことがあるときには、オン
ライン ヘルプにアクセスするか、以下のいずれかのマニュアルを
参照してください。
マニュアル
InfoMaker インストー
ル ガイド
InfoMaker 入門
InfoMaker ユーザーズ
ガイド
InfoMaker データベー
スとの接続
そのほかの参考資料
InfoMaker 入門
内容
InfoMaker のインストール方法を解説していま
す。
InfoMaker の基本的な使い方をステップごとに
学ぶことのできるチュートリアルです。
InfoMaker を使用して、レポートの作成、デー
タベースの使用、データベースの転送、データ
を更新するフォームの作成、自動的にデータを
検 索す るた め のク エリ の作 成、レ ポー トと
フォームを使用したアプリケーションの作成
方法を解説します。
InfoMaker からデータベースに接続する方法を
解説します。標準データベース インタフェー
ス(ODBC や JDBC など)または InfoMaker の
ネイティブなデータベース インタフェースを
介してアクセスするデータベース接続のセッ
トアップ、定義、および管理について解説して
います。
製品に関するそのほかの詳細情報については、InfoMaker CD、ア
シスト Web サイト、および Sybase 製品マニュアル Web サイト(英
語)を参照してください。
vii
•
InfoMaker CD には、製品マニュアルが収められています。製品マ
ニュアルは、PDF 形式で提供しています。PDF ファイルを読んだ
り、印刷したりするには、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe
Acrobat Reader は、Adobe Web サイトから無料でダウンロードする
ことができます。
•
アシスト Web サイトには、標準の Web ブラウザでアクセスするこ
とができるオンライン版のマニュアルがあります。この Web サイ
トでは、PDF および HTML 形式でマニュアルを見ることができま
す。
オンライン版のマニュアルには、アシストの PowerBuilder のサイト
http://www.ashisuto.co.jp/prod/powerbuilder/ にある「技術情報」からア
クセスできます。
•
Sybase 製品マニュアル Web サイト(英語)は、標準の Web ブラウ
ザからアクセスでき、Sybase の製品マニュアルのほか、EBF/ メン
テナンス、技術文書などへのリンクも含んでいます。
Sybase 製品マニュアル Web サイトには、Product Manuals のサイト
http://www.sybase.com/support/manuals/ からアクセスできます。
サポートについて
viii
「サポート ハンドブック」を参照してください。
InfoMaker
第 1 章
InfoMaker の紹介
InfoMaker は、Windows 環境においてデータベース関連の作業をす
る上でとても使いやすいアプリケーション開発ツールです。
InfoMaker を使用すると、フォーム、レポート、グラフ、クロスタ
ブ、テーブルなどのオブジェクトを作成し、これらのオブジェク
トを構成要素とするアプリケーションを構築することができま
す。また、データ パイプライン機能を使用してデータベース間で
データを移動することもできます。
この章では以下の項目について説明します。
InfoMaker 入門
•
InfoMaker で作成できる内容
•
InfoMaker の起動
•
チュートリアルについて
•
InfoMaker サンプル
1
InfoMaker で作成できる内容
InfoMaker で作成できる内容
フォーム
レポート
2
InfoMaker
第1章
InfoMaker の紹介
クロスタブ
ネスティッド レポート
InfoMaker 入門
3
InfoMaker で作成できる内容
コンポジット レポート
レポートを配置した
フォーム
4
InfoMaker
第1章
InfoMaker の紹介
グラフ
グラフを配置したレ
ポート
ラベル
InfoMaker 入門
5
InfoMaker で作成できる内容
アプリケーション
6
InfoMaker
第1章
InfoMaker の紹介
InfoMaker の起動
ここでは、すでに InfoMaker がインストールされているという前提で
InfoMaker の起動方法について説明しています。
インストールに関する詳細は、
『InfoMaker インストールガイド』マニュ
アルを参照してください。
❖
Windows の[スタート]メニューから InfoMaker を起動する
• [スタート]メニューを表示し、
[プログラム| Sybase | InfoMaker
11.0 | InfoMaker]を選択します。InfoMaker の初期画面が表示さ
れます。
初期画面には、パワーバーが表示されています。パワーバーには、
新しいオブジェクトを作成したり、既存のオブジェクトにアクセ
スしたりするためのボタンが表示されています。
PowerBar のボタンは、関連テキストがない状態でアイコンを表示する
ことに注意してください。必要であればボタン テキストを表示するこ
とができ、レッスン 1 でそれを行うことを学びます。
InfoMaker 入門
7
チュートリアルについて
チュートリアルについて
必要事項
SQL Anywhere がない
場合
InfoMaker チュートリアルを使用するには、以下の条件を満たしている
必要があります。
•
EAS Demo DB に接続していること
•
サンプル ライブラリ tutor_im.pbl が開いていること
チュートリアルでは、InfoMaker とともにインストールされる EAS
Demo DB データベースを使用します。これは、SQL Anywhere® のデー
タベースで、使用するには SQL Anywhere エンジンが必要です。
ローカル マシンまたはサーバに SQL Anywhere がない場合はインス
トールする必要があります(CD-ROM からインストールできます)。デ
フォルトのインストール フォルダ以外の場所に InfoMaker をインス
ト ー ル し た 場 合 は、EAS Demo DB デ ー タ ソ ー ス と し て 定 義 す る
odbc.ini のレジストリ エントリが、SQL Anywhere エンジンの格納場所
を指定していることを確認する必要があります。
チュートリアルの所要
時間
チュートリアル
InfoMaker の基本操作
フォーム
レポート
テーブル
クエリ
グラフ
環境
アプリケーション
レッスン
1
2
3
4
5
6
7
8
所要時間(単位 : 分)
15
45
45
45
15
30
30
30
InfoMaker サンプル
InfoMaker チュートリアルでは、InfoMaker のサンプル ライブラリ
tutor_im.pbl を使用します。tutor_im.pbl ライブラリには、サンプルのオ
ブジェクト(レポートやフォーム、クエリ、パイプライン)が格納さ
れています。チュートリアルを終えた後、サンプルについてさらに理
解を深めることができます。
『InfoMaker ユーザーズ ガイド』マニュア
ルでも、TUTOR_IM.PBL 中のオブジェクトがいくつか使用されていま
す。
8
InfoMaker
レ ッ ス ン
1
InfoMaker の基本操作
InfoMaker は、効率的な作業環境を提供し、自由に移動できるツー
ルバー、ポップアップ メニュー、ビューといった機能を備えてい
ます。
このチュートリアルでは、InfoMaker で作業するために必要な基本
的な操作を学習します。
このチュートリアルの所要時間
約 15 分
InfoMaker 入門
9
InfoMaker の起動
InfoMaker の起動
現在の学習個所
> InfoMaker の起動
オブジェクトとペインタの起動
ツールバーの使い方
ビューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
コントロールの移動方法
最初に InfoMaker を起動します。
1
Windows の[スタート]メニューを表示します。
2 [プログラム| Sybase | InfoMaker 11.0 | InfoMaker]を選択します。
InfoMaker の初期画面が表示されます。画面上にはパワーバーがあ
り、パワーバー上のボタンから InfoMaker の作業を行います。
10
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
オブジェクトとペインタの起動
現在の学習個所
InfoMaker の起動
> オブジェクトとペインタの起動
ツールバーの使い方
ビューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
コントロールの移動方法
1
パワーバーの[開く]ボタンをクリックします。
デフォルトでは、ツールバーのボタン上にテキストが表示されま
せん。テキストを表示する方法については、すぐ後で説明します。
InfoMaker 入門
11
オブジェクトとペインタの起動
開 く ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス が 表 示 さ れ ま す。現 行 ラ イ ブ ラ リ
tutor_im.pbl 内のオブジェクトがリスト表示されています。このラ
イブラリには、InfoMaker サンプル オブジェクトが格納されていま
す。このチュートリアルでは、このライブラリを使用します。
現行ライブラリが tutor_im.pbl でない場合
現行ライブラリが tutor_im.pbl でない場合には、tutor_im.pbl に変更
する必要があります。メニュー バーから[ファイル|ライブラリ
の選択]を選択し、
[参照]ページを使って、Tutorial フォルダ
(InfoMaker がインストールされているフォルダ構造に含まれる)
内の tutor_im.pbl に移動します。次に、パワーバーの[開く]ボタ
ンをクリックします。
12
InfoMaker
レッスン 1
2
InfoMaker の基本操作
ダイアログボックスの一番下にある[オブジェクトの種類]ドロップダウ
ン リストボックスから「レポート」を選択します。
[オブジェクト]テキストボックスに「expenses」と入力するか、その下
のリストボックスで「expenses」をクリックしてハイライト表示してか
ら(表示されていない場合は「expenses」が見えるまでスクロールしま
す)、[OK]をクリックします。
InfoMaker が EAS Demo DB に接続し、レポートがレポート ペイン
タに表示されます。レポート ペインタの詳細については、
「レポー
ト チュートリアル」で説明します。ここでは、InfoMaker での基本
的な動作について解説します。
まず、作業環境でいくつかの設定を行います。
3
InfoMaker が画面全体に表示されていない場合は、InfoMaker のフレーム
の右上隅の最大化ボックスをクリックします。
InfoMaker が画面全体に表示されます。
InfoMaker 入門
13
オブジェクトとペインタの起動
4
メニュー バーから[ビュー|レイアウト|(デフォルト)]を選択します。
レポート ペインタがデフォルトのビュー レイアウトで表示され
ます(すでにデフォルトのビュー レイアウトに設定されているこ
ともあります。このように操作すれば、必要なときにいつでもデ
フォルトのレイアウトに戻すことができるようになります)。
ここでは画面右下のタブ付きのビューは使用しないので、それら
のビューを閉じます。
5
エクスポート / インポート テンプレート - XML - ビューで[閉じる]ボタ
ン(右上にある X 印のボタン)までポインタを移動し、それをクリック
します。
ビューが閉じ、本来は画面の右下に表示されるタブ付きのビュー
が横全体に広がって表示されます。
14
InfoMaker
レッスン 1
6
InfoMaker の基本操作
エクスポート / インポート テンプレート - XML - ビューと同じ方法でタブ
付きビューを閉じます。
画面は次の図のようになるはずです。InfoMaker では作業領域で自
由自在に整列できるため、以降のレッスンで、画面とこのマニュ
アルの図とが一致しないこともありますが、正しい結果が得られ
れば問題ありません。
InfoMaker 入門
15
ツールバーの使い方
ツールバーの使い方
現在の学習個所
InfoMaker の起動
オブジェクトとペインタの起動
> ツールバーの使い方
ビューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
コントロールの移動方法
InfoMaker にはいくつかのツールバー(パワーバー、3 つのペインタ
バー、スタイルバー)があります。ツールバーの配置と表示、非表示
はユーザが設定することができます。また、ツールバー上の各ボタン
を説明するテキストの表示、非表示も設定できます。
このステップでは、ツールバーの使い方について学習します。
(独自のツールバーを作成して、カスタマイズすることもできます。カ
スタマイズに関する詳細は、
『InfoMaker インストール ガイド』マニュ
アルを参照してください。)
1
ポインタをツールバー領域に移動します。
マウスの右ボタンをクリックします。
ペインタバーのポップアップ メニューが表示されます。
16
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
ポップアップ メニューについて
InfoMaker では、ポップアップ メニューを使うと、各種操作をすば
やく実行できます。ポップアップ メニューを表示するには、マウ
スの右ボタンをクリックします。ポップアップ メニューの内容は、
ペインタやクリックした場所によって変わります。
2
ポップアップ メニューから[浮動]を選択します。
ペインタバーが浮動型ツールバーになります。
3
ポインタを浮動型ペインタバーのタイトルバーに移動して、浮動型ツール
バーをウィンドウの別の場所にドラッグします。
ツールバーの移動方法
マウスの左ボタンを押したまま、マウスを移動させます(ツール
バーの現行位置を示すアウトラインが表示されます)。ツールバー
を目的の位置に配置できたらマウス ボタンを放します。
ツールバーはウィンドウの上下左右、また浮動型の場合はウィン
ドウ上の好きな位置に配置できます。
4
メニュー バーから[ツール|ツールバー]を選択します。
[ツール|ツールバー]の表記法について
チュートリアルでは、メニューから発行するコマンドは、一連の
選択項目として表示され、
「|」で区切ります。たとえば、
「[ツー
ル|ツールバー]を選択します」と記されている場合、メニュー
バーの[ツール]を選択してからメニュー項目の[ツールバー]を
選択することを表します。
InfoMaker 入門
17
ツールバーの使い方
ツールバー ダイアログボックスが表示されます。「パワーバー 1」
がハイライト表示されていることを確認してください。パワー
バーが表示されている場合、真ん中のボタンは[非表示]ボタン
になっています。
5 [ペインタバー 1]をクリックしてから[下部]ボタンをクリックします。
ペインタバーが Infomaker 画面の下部に表示されます。
6 [テキストの表示]をクリックして、ボタンのテキストを表示します。
[閉じる]ボタンをクリックしてダイアログボックスを終了します。
18
InfoMaker
レッスン 1
7
InfoMaker の基本操作
ツールバーのボタン上にポインタを移動します。
数秒後、ボタンの機能を示す PowerTip が表示されます。
8
ぺインタバー上の[オブジェクト]ボタン(現時点では「テキスト」と表
示されているはずです)の隣にある下矢印をクリックします。
[オブジェクト]ドロップダウン ツールバーが表示されます。[オ
ブジェクト]ドロップダウン ツールバーには、レポートに追加可
能なオブジェクトのボタンがあります(テキスト コントロールは、
レポートに追加できるオブジェクトの一種です)。ペインタバーに
は、ほかにも下矢印のついたボタンがいくつかあります。たとえ
ば[枠の指定]ドロップダウン ツールバーがあります。
9
ワークスペースをクリックして、
[オブジェクト]ドロップダウン ツール
バーを閉じます。
これでツールバーの移動方法、テキスト表示、ボタン名の表示に関す
る学習を終了します。
以降のチュートリアルでは、ツールバーは自分の使いやすい位置に配
置して使用してください。ツールバーを配置する場所や表示方法に
よっては、画面とこのマニュアルの図とが一致しないこともあります。
InfoMaker 入門
19
ビューの使い方
ビューの使い方
現在の学習個所
InfoMaker の起動
オブジェクトとペインタの起動
ツールバーの使い方
> ビューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
コントロールの移動方法
InfoMaker では、ペインタごとに多くのビューがあり、作業がしやすく
なっています。各ペインタの[ビュー]メニューには、利用可能な
ビューがリストされます。
[ビュー]メニューの項目を使うと、さまざ
まなビューの表示 / 非表示を切り替えることができます。このステッ
プでは、ビューの管理方法について学習します。
1
ポインタをいずれかのビューの上端に移動します。
タイトル バーがドロップして、プッシュピンが表示されたら、プッシュ
ピンをクリックします。
ほかの 2 つのビューに対してこの操作を繰り返します。
これで 3 つのビューに、それぞれデザイン ビュー、プレビュー
ビュー、およびプロパティ ビューであることを示すタイトル バー
が表示されます。
20
InfoMaker
レッスン 1
2
InfoMaker の基本操作
プレビュー ビューのタイトル バーにポインタを移動して、マウスの右ボ
タンを押します。
ポップアップ メニューから[浮動]を選択します。
これでビューが浮動型になります。好きな場所にビューをドラッ
グして、必要であればサイズ変更することができます。
3
プレビュー ビューのタイトル バーのポップアップ メニューを表示し、
[固定]を選択します。
ビューが元の場所に戻ります。ビューをドラッグしたり、別の
ビューの上に重ねてタブ付きのビューを作成したりするなど、
ビューを移動するためのほかのオプションもあります。詳細につ
いては、『InfoMaker ユーザーズ ガイド』マニュアルを参照してく
ださい。
InfoMaker 入門
21
ポップアップ メニューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
現在の学習個所
InfoMaker の起動
オブジェクトとペインタの起動
ツールバーの使い方
ビューの使い方
> ポップアップ メニューの使い方
コントロールの移動方法
このステップでは、ポップアップ メニューとプロパティ ビューについ
て学習します。
1
ポインタを「年度支出」テキストに移動します。
マウスの右ボタンをクリックします。
テキスト コントロールに対するポップアップ メニューが表示さ
れます。ポインタをオブジェクトのいずれかに置いて、マウスの
右ボタンをクリックすると、そのオブジェクトに対するポップ
アップ メニューが表示されます。
22
InfoMaker
レッスン 1
2
InfoMaker の基本操作
プロパティ ビューが表示されていない場合は、ポップアップ メニューか
ら[プロパティ]を選択します。
プロパティ ビューの内容を確認します。
「年度支出」テキスト コントロールが現在選択されているので、そ
のプロパティがプロパティ ビューに表示されます。テキスト コン
トロールの場合、プロパティ ビューには 5 つのタブがあり、
[全
般]ページが表示されています。
プロパティ ビューについて
ビューには、コントロールまたはレポート オブジェクト自体に関
する一連の情報が表示されます。プロパティ ビューでは、プロパ
ティの参照または設定を行います。
たとえば、テキスト コントロールのプロパティには、フォント、
フォント サイズ、位置、枠などがあります。コントロールのプロ
パティ ビューのこれらのプロパティに対する現行の設定を参照す
ることができます。また、これらの設定を変更することもできます。
InfoMaker 入門
23
ポップアップ メニューの使い方
3
デザイン ビューの description カラム上にポインタを置いてクリックしま
す。
プロパティ ビューに、
[description]というデータ カラム(カラム
コントロール)についての情報が表示されます。プロパティ ページ
およびオプションは、テキスト コントロールの場合と異なります。
4 [フォント]タブをクリックします。
[フォント]ページがプロパティ ビューの前面に表示されます。
24
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
5 [サイズ]ドロップダウン リストボックスから「14」を選択します。
プロパティ ビュー、デザイン ビュー、およびプレビュー ビュー
で、テキスト コントロールのフォント サイズが 14 に変わります。
6 [サイズ]ドロップダウン リストボックスから「10」を選択します。
テキスト コントロールのフォント サイズが 10 に戻ります。
InfoMaker 入門
25
コントロールの移動方法
コントロールの移動方法
現在の学習個所
InfoMaker の起動
オブジェクトとペインタの起動
ツールバーの使い方
ビューの使い方
ポップアップ メニューの使い方
> コントロールの移動方法
このステップでは、レポート上のコントロールを移動します。変更さ
れたレポートを保存しないように注意してください。このレポートは
以降のチュートリアルでも使用します。レポート ペインタを終了させ
るときに変更を保存するかどうか問い合わせるダイアログボックスが
表示されるので、必ず[いいえ]ボタンをクリックしてください。
1
メニュー バーの[デザイン|オプション]を選択します。
レポート オプション ダイアログボックスが表示されます。
このプロパティ ダイアログボックスでレポート ペインタをカスタ
マイズします。
26
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
2 [グリッドの表示]チェックボックスをオンにします。
[ルーラの表示]チェックボックスをオンにします。
[エッジの表示]チェックボックスをオンにします。
3 [OK]ボタンをクリックします。
デザイン ビューにグリッドとルーラが表示され、各コントロール
がエッジで囲まれます。
InfoMaker 入門
27
コントロールの移動方法
4 「年度支出」テキストが入力されているテキスト コントロールをクリック
します。
四隅の黒い小さな四角はコントロールが選択されたことを示しま
す。
5 〔Ctrl〕を押します。
そのまま「Year」テキストと「総額(単位千円)」テキストが入力されて
いるテキスト コントロールをクリックします。
〔Ctrl〕を放します。
3 つのコントロールを選択しました。
28
6
キーボードの〔←〕を押して、3 つのテキスト コントロールを画面の左端
に移動します。
キーを放します。
7
ポインタを「年度支出」テキストに移動します。
コントロールが選択状態であることを確認します。
マウスの左ボタンを押したままにします。
そのまま右側にドラッグします。
適当なところでボタンを放します。
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
ドラッグ中は、コントロールの現行の位置を表わす灰色の枠が表
示されます。
マウス ボタンを放した位置にコントロールが配置されます。コン
トロールはまだ選択されています(選択状態のオブジェクトは、黒
い小さな四角形で囲まれています)。
8
レポート上の未使用領域(コントロールが配置されていないワークスペー
ス)をクリックします。
コントロールの選択が解除されます(四隅の黒い小さな四角が消
えます)。
9
ポインタを下図の黒い丸の位置に移動します。
10 マウスの左ボタンを押したままにします。
マウスを右にドラッグし、灰色の枠でコントロールを囲むようにします。
InfoMaker 入門
29
コントロールの移動方法
11 マウス ボタンを放します。
ボックスで囲んだコントロールがすべて選択されました。これを
投げ輪選択といいます。この投げ輪選択を使用して、多数のコン
トロールを即座に選択することができます。また、これらのコン
トロールを同時に移動することも、変更することも可能です。
12 〔Delete〕を押します。
選択した 3 つのコントロールが削除されますが、後で使用するの
で、次のステップで復元します。
13 メニュー バーから[編集|元に戻す]を選択します。
オブジェクトが復元しました。
変更の取り消し
変更は必要なだけ取り消すことができます。
30
InfoMaker
レッスン 1
InfoMaker の基本操作
14 メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
expenses レポートに加えた変更を保存するかどうかを問い合わせ
るメッセージ ボックスが表示されます。このレポートは「グラフ
チュートリアル」で使用するため、変更を保存しません。
15 [いいえ]ボタンをクリックします。
レポート ペインタが終了します。次の章ではフォームの作成方法につ
いて学習します。
InfoMaker 入門
31
コントロールの移動方法
32
InfoMaker
レ ッ ス ン
2
フォーム チュートリアル
フォーム ペインタのインストール
InfoMaker ではフォーム ペインタおよびデータベース ペインタの
インストールはオプションです。
このチュートリアルでは両方のペインタを使用するので、まだイ
ンストールしていない場合はセットアップを起動し、ペインタを
インストールしてください。フォームには、データを表示し、デー
タベースを更新する機能があります。
このチュートリアルでは、contact(担当者)テーブルを更新する
フォームを作成します。フォームの構成要素は以下のとおりです。
•
contact テーブルのすべてのカラム
•
担当者情報を管理するためのボタン
•
contact テーブルのすべての情報を表示するレポート
このチュートリアルの所要時間
約 45 分
InfoMaker 入門
33
基本フォームの作成
基本フォームの作成
現在の学習個所
> 基本フォームの作成
フォームの実行(プレビュー)
フォームの保存
コマンドボタンの追加
フォームの機能拡張
フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、基本フォームを作成します。まず、フォーム様式
と使用するデータを選択します。
1
パワーバーの[新規作成]ボタンをクリックします。
新規作成 ダイアログボックスが表示されます。
2 [オブジェクト]タブを選択します。
[オブジェクト]タブ ページには、任意の種類のフォームを新規作
成するためのアイコンと、さまざまなレポート提示様式のアイコ
ンがあります。
34
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
3 [フォーム]アイコンを選択して[OK]をクリックします。
新規フォーム ダイアログボックスが表示されます。選択可能な
データ ソースとフォーム様式のアイコンが表示されます。
データソースについて
Quick Select: 1 つのテーブルからカラムを選択する場合に使用し
ます。この章では、Quick Select を使用します。
SQL Select: Quick Select では指定できないほかの SQL オプション
に使用します。
クエリ : クエリはデータ ソースを記述するクエリの名前を指定す
る場合に使用します。クエリは、クエリ ペインタで定義します。
フォーム様式
InfoMaker のフォーム様式は、フォーム ペインタを新規作成する際
に表示されるスタイルを決定します。また、行の挿入、削除、更
新などデータベースを操作するための一般的な機能も用意されて
います。
InfoMaker には、一連のフォーム様式が用意されています。また、
PowerBuilder でユーザが定義したユーザ定義フォーム様式も、新規
フォーム ダイアログボックスに表示できます。
InfoMaker 入門
35
基本フォームの作成
4 [Quick Select]アイコンと[フリー フォーム]アイコンをクリックしま
す。タイトルがハイライト表示されます。
5 [OK]ボタンをクリックします。
Quick Select ダイアログボックスが表示されます。このダイアログ
ボックスから使用するテーブルとカラムを選択します。
36
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
6 [テーブル]リストボックス中の「contact」をクリックします。
contact テーブルのカラムが表示されます。すべてのカラムを選択
します。
InfoMaker 入門
37
基本フォームの作成
7 [すべて追加]ボタンをクリックします。
[カラム]リストボックス内のすべてのカラムが選択され、ダイア
ログボックスの下部の表に表示されます。
この下部の表では、ソート条件や検索条件の指定が行えますが、こ
のステップでは指定しません。
38
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
8 [OK]ボタンをクリックします。
フォームが表示されます。選択したカラムおよびレポート スタイ
ルが使用されます。また、拡張属性システム テーブルに保持され
ているテキスト ラベルが表示されます。データ値が表示される箇
所には、データのかわりにデータベース カラムの名前が表示され
ます。
拡張属性システム テーブル
拡張属性システム テーブルは、ラベルなどのデータ情報や表示書
式を格納します。フォームあるいはレポートが作成される際には、
この拡張属性システム テーブルの情報が使用されます。
データベース ペインタを使用して、拡張属性システム テーブルに
情報を格納します。たとえば、「テーブル チュートリアル」では、
title カラム用に「担当業務 :」というラベルを定義します。これで、
フォームやレポートで title カラムを使用すると、「担当業務 :」が
ラベルとして使用されます。
InfoMaker 入門
39
フォームの実行(プレビュー)
フォームの実行(プレビュー)
現在の学習個所
基本フォームの作成
> フォームの実行(プレビュー)
フォームの保存
コマンドボタンの追加
フォームの機能拡張
フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、作成したフォームを実行(プレビュー)します。
フォームの実行とは、デザインしているフォームをプレビューしたり、
デザイン後のフォームを実際に使用したりすることです。
1
ペインタバーの[実行]ボタンをクリックします。
フォームが実行され、データベースからデータが検索されます。
フォームのカラム名のかわりに実際のデータが表示される点に注
意してください。
また、ペインタバーにはデータの表示および変更用のボタンがあ
ります。フォームを使用してデータを表示します。
40
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
2 [次]ボタンをクリックします。
[最終]ボタンをクリックします。
[先頭]ボタンをクリックします。
ボタンをクリックすると、表示されるデータが変わります。以降
のステップでは、新しい行を挿入します。
3
ペインタバーの[閉じる]ボタンをクリックします。
フォーム ペインタのレイアウト ビューに戻ります。
InfoMaker 入門
41
フォームの保存
フォームの保存
現在の学習個所
基本フォームの作成
フォームの実行(プレビュー)
> フォームの保存
コマンドボタンの追加
フォームの機能拡張
フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、フォームに名前を付けて保存します。
1
ペインタバーの[保存]ボタンをクリックします。
フォームの保存 ダイアログボックスが開き、フォームの名前を入
力する位置が示されます。
2 「contact_maintenance」と入力します。
3 [コメント]ボックスに、「contact テーブルを更新するフォーム」と入力
します。
4 [OK]ボタンをクリックします。
フォームが保存されます。オブジェクトは作業の区切りごとに保
存することをお勧めします。オブジェクトの保存は、
[ファイル|
上書き保存]を選択するか、[保存]ボタンをクリックします。
42
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
コマンドボタンの追加
現在の学習個所
基本フォームの作成
フォームの実行(プレビュー)
フォームの保存
> コマンドボタンの追加
フォームの機能拡張
フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、フォームに 3 つのコマンドボタンを追加します。
フォームの実行時にこれらのボタンをクリックして contact テーブル
に対してデータを追加、削除、または更新を行います。
コントロール
フォーム上の各構成要素をコントロールといいます。たとえばコマン
ドボタンもコントロールの一種です。フォームで使用できるコント
ロールは、メニュー バーの[挿入]メニューにリスト表示されます。
InfoMaker 入門
1
メニュー バーから[挿入|コマンドボタン]を選択します。
2
フォームの未使用空間をクリックします。
コマンドボタンを移動する場合には、ドラッグします。
43
コマンドボタンの追加
コントロールをドラッグするには
ポインタをコントロール(ここではコマンドボタン)の上に持っ
ていき、マウスの左ボタンを押したままマウスを移動します。表
示したい位置で、マウスボタンを放します。
クリックした場所に「未設定」と表示されたコマンドボタンが配
置されます。選択状態のコントロール上のテキスト(この場合「未
設定」)は、スタイルバーのテキストボックスにも表示されます。
テキストボックスが表示されない場合
ボタンが選択されていない場合、テキストボックスは表示されま
せん。ボタンをクリックして選択すると、選択されていることを
示すハンドル(小さな黒い四角形)がボタンの四隅に表示されま
す。
3
ボタンが選択状態であることを確認します。
テキストボックスに「挿入」と入力します。
コマンドボタンのテキストが「挿入」に変更されました。
44
InfoMaker
レッスン 2
4
フォーム チュートリアル
スタイルバーの[太字]ボタンをクリックします。
ボタン上のテキストが太字になります。次に、ボタンを機能させ
るために、ボタンにアクションを関連付けます。
スタイルバーの使い方
スタイルバーを使用して、テキストのフォント、フォント サイズ、
フォント スタイル(太字、斜体、下線)を変更できます。またテ
キストの配置(左寄せ、右寄せ、中央揃え)も指定できます。
テキストを持つコントロールを選択し、必要に応じてスタイル
バーのボタンをクリックしてください。
InfoMaker 入門
45
コマンドボタンの追加
5
ポインタを[挿入]コマンドボタンに移動します。
マウスの右ボタンを押して、このコマンドボタンに対するポップアップ
メニューを表示します。
ポップアップ メニューから「アクション」を選択します。
アクションの選択 ダイアログボックスが表示されます。ボタンに
設定できるアクションがリスト表示されます。
アクションについて
アクションとは、ボタンをクリックした時に実行される機能のこ
とです。
ボタンにアクションを関連づけると、InfoMaker は、ボタンにアク
ションを実行させるためのコードを自動的に生成します。コード
は表示されません。必要なのは、ボタンのアクションを選択する
ことだけです。
InfoMaker には、定義済みのアクションがあります。またアクショ
ンを PowerBuilder 開発者が独自に定義し、アクションの選択 ダイ
アログボックスに表示させることもできます。
46
InfoMaker
レッスン 2
6
フォーム チュートリアル
アクションのリストから「Insert_Row」を選択してダブルクリックします。
コードが自動生成されます。実際のアプリケーションで[挿入]コ
マンドボタンをクリックすると空白行が表示され、挿入する内容
を入力できるようになります。ボタンの機能は、フォームを実行
したときに確認できます。
さらに 2 つのコマンドボタンをフォームに追加します。
7
InfoMaker 入門
メニュー バーから[挿入|コマンドボタン]を選択します。
ポインタを[挿入]コマンドボタンの下に移動してワークスペースをク
リックします。
テキストボックスに「削除」と入力します。
[削除]コマンドボタンのポップアップ メニューを表示し、
「アクション」
を選択します。
アクションの選択 ダイアログボックスで「Delete_Row」を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
47
コマンドボタンの追加
8
メニュー バーから[挿入|コマンドボタン]を選択します。
ポインタを[削除]コマンドボタンの下に移動してワークスペースをク
リックします。
フォーム左上のテキストボックスに「更新」と入力します。
[更新]コマンドボタンのポップアップメニューを表示し、
「アクション」
を選択します。
アクションの選択 ダイアログボックスで「Update_Row」を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
これで 3 つのコマンドボタンが設定できました。画面は以下のよ
うになります。
48
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
フォームの機能拡張
現在の学習個所
基本フォームの作成
フォームの実行(プレビュー)
フォームの保存
コマンドボタンの追加
> フォームの機能拡張
フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、以下の操作について学習します。
•
タイトルの設定
•
カラムの枠の変更
•
コマンドボタンの移動
•
レポートの追加
1
フォームの未使用空間をクリックします。
タイトルの設定
プロパティ ビューにフォームのプロパティが表示されます。
2 [タイトル]ボックスに「担当者情報管理システム」と入力します。
ここで入力したタイトルはフォームの実行時に表示されます。
InfoMaker 入門
49
フォームの機能拡張
カラムの枠の変更
ここでは、すべてのカラムの枠を変更し、データを見やすくします。
投げ輪選択を使用して、データを選択します。
1
ポインタをフォームの右下の未使用空間に置きます。
2
マウスの左ボタンを押したまま、下図のようにすべてのカラムを覆うよう
にマウスをドラッグします。
3
マウス ボタンを放します。
すべてのカラムが選択されます。各カラムの四隅には選択状態で
あることを示すハンドル(黒い小さな四角)が表示されます。
50
InfoMaker
レッスン 2
4
フォーム チュートリアル
プロパティ ビューで、
[全般]ページの[枠]ドロップダウン リストボッ
クスから「3D 凹」などの値を選択します。
すべてのカラムに選択した枠が付きます。
コマンドボタンの移動
ここでは、コマンドボタンを右上に移動します。
1
移動させるコマンドボタンを選択します。
複数のコントロールを同時に選択するには、投げ輪選択や〔Ctrl〕
を押しながらコントロールを 1 つずつクリックして選択します。
選択したコントロールにハンドルが付きます。
InfoMaker 入門
51
フォームの機能拡張
2
コマンドボタンをフォームの上部へドラッグします。
ほかの 2 つのボタンもドラッグして、下図のように配置します。
これでコマンドボタンをフォームの上部に配置できました。次の
ステップで空いたワークスペースにレポートを配置します。
レポートの追加
ここでは、フォーム上にレポートを追加し、フォームで作業しながら
レポートの情報を参照できるようにします。レポートは、新しい担当
者の情報をフォームに記入している間にスクロールできます。このた
め、たとえばほかの顧客の情報に表示されている市外局番または郵便
番号を参照できます。
1
メニュー バーから[挿入|レポート]を選択します。
ポインタをワークスペース内に移動します。
次にクリックする場所が、フォームに追加するレポート用の領域
になります。
52
InfoMaker
レッスン 2
2
フォーム チュートリアル
フォームの右側の未使用空間でクリックします。
フォーム上に、レポートが入るボックスの四隅をマーキングする
4 つの点が表示されます。
プロパティ ビューを使って、レポートについていくつかの指定を
行います。まず、ボックスに内容を表示するレポートを選択しま
す。
3
プロパティ ビューで、
[全般]ページの[データ オブジェクト]フィール
ドの隣にある参照([...])ボタンをクリックします。
開く ダイアログボックスが表示されます。現行のライブラリ
tutor_im.pbl のレポート(データウィンドウ)がリストされます。
InfoMaker 入門
53
フォームの機能拡張
4
レポートのリストをスクロールして、「contactgrid」を選択し、
[OK]ボ
タンをクリックします。
contactgrid レポートがフォームに表示され、その名前がプロパティ
ビューの[データ オブジェクト]フィールドに表示されます。
次に、レポートに StyleBox! の枠線とスクロール バーを指定します。
5 [枠のスタイル]ドロップダウン リストボックスで「StyleBox!」が選択さ
れていることを確認します。
[水平スクロールバー]、[垂直スクロールバー]、および [枠]チェック
ボックスをオンにします。
フォームの実行時にレポートのデータを参照する際、レポートを
横方向あるいは縦方向にスクロールしたり、サイズを変更したり
することができます。
54
InfoMaker
レッスン 2
6
フォーム チュートリアル
レポートのサイズを変更します。
ポインタをレポートの枠に持っていき、ポインタの形が双方向の
矢印に変わったら、マウスの左ボタンを押したままドラッグします。
「挿入」ボタンとレポートの左端を揃えます。
再度フォームを実行した場合は図のように表示されます。
InfoMaker 入門
55
フォームにおけるデータベースの更新
フォームにおけるデータベースの更新
現在の学習個所
基本フォームの作成
フォームの実行(プレビュー)
フォームの保存
コマンドボタンの追加
フォームの機能拡張
> フォームにおけるデータベースの更新
このステップでは、フォームを使用してデータベースに新規の担当者
情報を追加します。
1 [実行]ボタンをクリックします。
フォームに、データベースから検索されたデータが表示されます。
またフォーム上のレポートではすべての担当者の情報を参照でき
ます。
56
InfoMaker
レッスン 2
2
フォーム チュートリアル
フォーム上の[挿入]ボタンをクリックします。
空白行が表示されます。ここに、新規の担当者情報を入力します。
カーソルは[担当者 ID]ボックスに置かれていますが、次に使用
できる番号がわかりません。まずレポートで、最後の担当者 ID を
確認します。
3
レポートを最終行までスクロールし、最後の担当者 ID カラムを確認しま
す。
担当者 ID は 60 まで使用されているので、次の有効数は 61 になる
ことがわかります。
4
InfoMaker 入門
担当者 ID カラムに、「61」と入力します。
57
フォームにおけるデータベースの更新
5
姓カラムにたとえば「田中」と入力します。
名カラムにたとえば「豊」と入力します。
〔Tab〕を押します。
ここで、[部署]ボックスに移動します。ドロップダウン リスト
ボックスは、ユーザからのキー入力を受け付けません。ドロップ
ダウン リストボックスから項目を選択してください。
データベース ペインタでは、部署カラムとこのドロップダウン リ
ストボックス編集様式が関連付けられています。編集様式などの
拡張属性情報は拡張属性システム テーブルに保持されます。
6 [部署]ドロップダウン リストボックスをクリックします。
7 「マーケティング部」を選択します。
8 〔Tab〕を押し、
[都道府県](ドロップダウンリストボックス)で「東京
都」を選択します。
9 〔Tab〕を押し、市区カラムに「世田谷区」と入力します。
10 〔Tab〕を押し、町村番地カラムに「祖師谷 2-20-2」と入力します。
58
InfoMaker
レッスン 2
フォーム チュートリアル
11 〔Tab〕を押します。
郵便番号は、レポートを参照してキー入力します。レポートをほかの「世
田谷区祖師谷」の住所が表示されるまでスクロールします。
フォームの [郵便番号]テキストボックスに、レポートに表示されている
郵便番号「157-0072」を入力します。
数字だけを入力する点に注意してください。フォームで郵便番号が書式設
定されます。このカラムには、エディットマスク編集様式が定義されてい
ます。この編集様式は、拡張属性システム テーブルに格納されています。
12 〔Tab〕を押し、電話番号カラムに「03-4756-2389」と入力します。
13 〔Tab〕を押し、Fax 番号カラムに「03-4755-7621」と入力します。
データが以下のように入力されていることを確認してください。
InfoMaker 入門
59
フォームにおけるデータベースの更新
14 フォーム上の[更新]ボタンをクリックします。
データベースが更新され、新規の担当者情報が追加されます。
レポートにはフォーム実行開始時([実行]ボタンをクリックした
とき)のデータベースの情報が表示されます。データベースを更
新してもフォーム上のレポートには反映されません。レポートの
データを更新するには、ワークスペースに戻り、フォームを再実
行します。
15 ペインタバーの[閉じる]ボタンをクリックし、フォーム ペインタのワー
クスペースに戻ります。
16 もう一度[実行]ボタンをクリックし、レポートを最後の行までスクロー
ルします。
レポートのデータが更新されていることがわかります。
17 ペインタバーの[閉じる]ボタンをクリックし、フォーム ペインタのワー
クスペースに戻ります。
18 メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
変更内容を保存するかどうかを問い合わせるメッセージ ボックス
が表示されます。
19 [はい]ボタンをクリックします。
フォーム ペインタが終了します。
60
InfoMaker
レ ッ ス ン
3
レポート チュートリアル
レポートでは、データの表示や集計を行うことができます。また、
レポートを画面に表示したり、ファイルに保存したり、印刷した
りできます。
このチュートリアルでは、contact(担当者)テーブルのデータを使
用してレポートを作成します。担当者を部署によってグループ化
し、各担当者の電話番号と fax 番号のリストを表示します。
このチュートリアルを終了すると、以下のようなレポートが完成
します。
このチュートリアルの所要時間
約 45 分
InfoMaker 入門
61
レポートの作成
レポートの作成
現在の学習個所
> レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、基本レポートを作成します。まず、提示様式と使
用するデータを選択します。
1
パワーバーの[新規作成]ボタンをクリックします。
新規作成 ダイアログボックスが表示されます。
2 [オブジェクト]タブを選択します。
[オブジェクト]タブ ページには、任意の種類のフォームを新規作
成するためのアイコンと、さまざまなレポート提示様式のアイコ
ンがあります。
62
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
3 [タブラ]提示様式を選択して[OK]をクリックします。
タブラ提示様式のレポート(データウィンドウとも呼びます)を
作成するためのウィザードが起動します。
レポート提示様式について
レポート提示様式とは、レポートでの情報の定義済み提示方法です。
4
InfoMaker 入門
データ ソースとして「Quick Select」を選択します。
[プレビューの度に検索]チェックボックスが選択されていることを確認
して、[次へ]ボタンをクリックします。
63
レポートの作成
データソースについて
Quick Select: 1 つのテーブルからカラムを選択する場合に使用し
ます。この章では、Quick Select を使用します。
SQL Select: Quick Select では指定できないほかの SQL オプション
に使用します。
クエリ : クエリはデータ ソースを記述するクエリの名前を指定す
る場合に使用します。クエリは、クエリ ペインタで定義します。
外部ソース : データベース以外の外部データを指定する場合に使
用します。
ストアド プロシージャ : ストアド プロシージャを使用してデータ
を指定する場合に使用します。
Quick Select ダイアログボックスが表示されます。このダイアログ
ボックスからレポートで使用するテーブルとカラムを選択しま
す。
5 [テーブル]リストボックスで「contact」をクリックします。
64
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
contact テーブルのカラムが表示されます。作成するレポートに必
要なカラムを 5 つ選択します。
InfoMaker 入門
65
レポートの作成
6 [カラム]リストボックスから「last_name」、「first_name」、「title」の順
にクリックします。
スクロール バーを使用して、カラムのリストをスクロールします。
「phone」、「fax」の順にクリックします。
選択したカラムがダイアログボックス下部の表に表示されます。
下部の表では、カラムの表示順序やソート条件、検索条件の指定
が行えます。このレポートでは検索条件は使用しませんが、ソー
トの指定を以降のステップで行います。
66
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
7 [OK]ボタンをクリックします。
色と枠線の選択 ダイアログボックスが表示されます。ここでは、
デフォルトのままにします。
8 [次へ]をクリックします。
指定したすべての値を集約するダイアログボックスが表示されま
す。
InfoMaker 入門
67
レポートの作成
9
指定した値を確認してから、
[完了]をクリックします。
レポートがレポート ペインタのいくつかのビューに表示されま
す。選択したカラムおよびレポート スタイルが使用されます。
デザイン ビューは、レポートを作成する作業のほとんどを行う場
所です。拡張属性システム テーブルに保持されているカラムの
ヘッダと、カラムが表示されます。レポートをプレビューすると、
カラムにはデータベース中のデータが表示されます。
68
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
拡張属性システム テーブル
拡張属性システム テーブルは、ラベルなどのデータ情報や表示書
式を格納します。フォームあるいはレポートが作成される際には、
この拡張属性システム テーブルの情報が使用されます。
データベース ペインタを使用して、拡張属性システム テーブルに
情報を格納します。たとえば、「テーブル チュートリアル」では、
title カラム用に「担当業務 :」というラベルを定義します。これで、
フォームやレポートで title カラムを使用すると、「担当業務 :」が
ラベルとして使用されます。
InfoMaker 入門
69
レポートのプレビュー
レポートのプレビュー
現在の学習個所
レポートの作成
> レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、作成したレポートのプレビューを見て、印刷イメー
ジを確認します。
1
70
プレビュー ビューの右上隅にポインタを移動し(これでタイトル バーが
ドロップします)、最大化ボタンをクリックします。
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
プレビュー ビューが拡大し、ほかのすべてのビューに重なるよう
に表示されます。そのレポートに対するヘッダと、データベース
から検索された担当者情報が入っています。InfoMaker では全担当
者の情報を検索し、プレビュー ビューに表示できるだけの情報を
表示します。
InfoMaker 入門
2
ペインタバーのボタンやスクロール バーで、表示されていないデータを
表示させます。
[ファイル|プレビュー ルーラの表示]を使って、ルーラの表示 / 非表示
を切り替えます。
3
右上隅の次のアイコンをクリックして、プレビュー ビューを元のサイズ
および位置に戻します。
71
レポートの保存
レポートの保存
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
> レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、レポートに名前を付けて保存します。
1
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
レポートの保存 ダイアログボックスが表示されます。
2 [レポート]テキストボックスに「contacts_by_jobrole」と入力します。
3 [コメント]ボックスに、
「担当者情報を部署別に表示するレポート」と入
力します。
4 〔Enter〕を押します。
レポートが保存されます。オブジェクトは作業の区切りごとに保
存することをお勧めします。
72
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
デザイン環境の設定
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
> デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、デザイン環境を設定して、作業しやすくします。
•
コントロールのエッジの表示
•
グリッドとルーラの表示
コントロール エッジは、コントロールの大きさを示します。レポート
のデザインを修正する際、コントロールのエッジを表示することに
よってコントロール同士の重なりや間隔を確認できます。エッジの表
示はデザインを助けるためのものです。レポートには表示されません。
グリッドとルーラを表示しておくと、コントロールを整列させる場合
に便利です。
第 2 章を終了した場合
ここで設定するデザイン オプションは、すでに正しく設定されています。
1
メニュー バーの[デザイン|オプション]を選択します。
レポート オプション ダイアログボックスが表示されます。
2 [グリッドの表示]チェックボックス、
[ルーラの表示]チェックボック
ス、[エッジの表示]チェックボックスがオンになっていることを確認し
てください。
さらに、[グリッドに配置]チェックボックスがオフになっていることを
確認してください。
InfoMaker 入門
73
デザイン環境の設定
[OK]ボタンをクリックします。
デザイン ビューでグリッドとルーラが表示され、オブジェクトが
エッジで囲まれます。
74
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
ソート条件とグループ条件の定義
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
> ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、レポートにソート条件とグループ条件を定義しま
す。担当者を title(部署)によってグループ化するには、ソート条件
で title を指定し、次にグループ条件で title を指定します。
1 [行|ソートの指定]を選択します。
ソート カラムの指定 ダイアログボックスが表示されます。
InfoMaker 入門
75
ソート条件とグループ条件の定義
2 [データ項目(ソース)]ボックスから title カラムを選択し、
[カラム]ボッ
クスにドラッグします。
(ドラッグするには、マウスの左ボタンを押し、そのままマウスを
動かして、目的の場所でボタンを放します。)
昇順と降順について
ソートを指定したら、そのカラムのデータを並べる順序として、昇
順または降順を選択します。ここでは、デフォルトの昇順でソー
トします。
title でグループ化する際に必要なソート条件を指定しました。
次に、last_name カラム、first_name カラムの順にソートを指定しま
す。
3 [カラム]ボックスへ last_name カラム、first_name カラムをドラッグし
ます。
76
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
4 [OK]ボタンをクリックします。
ソート条件が指定されます。
5 [行|グループの作成]を選択します。
グループの指定 ダイアログボックスが表示されます。担当者を title
(部署)でグループ化します。同じ部署の担当者は全員同じグルー
プになります。
6
title カラムを [カラム]ボックスへドラッグし、[OK]ボタンをクリック
します。
グループ条件が指定されます。レポート上に、グループに対する
グループ ヘッダ区域とグループ トレーラ区域が新たに作成され
ます。区域については、次のステップで学習します。
InfoMaker 入門
77
ソート条件とグループ条件の定義
7
プレビュー ビューを確認します。
レポートとデータが表示されます。このデータは並び替えられて
います。グループはまだ表示されていません。次のステップでは
オブジェクトを並び替え、グループ化した状態がはっきりわかる
ようにします。
78
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
レポートの機能拡張
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
> レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
このステップでは、レポートの以下の機能について学習します。
•
コントロールの並び替え
•
タイトルと日付の追加
•
ページ番号の追加
•
人数総合計の追加
コントロールの並び替え
以下のように、コントロールを並び替えます。
•
グループ ヘッダ区域に title カラムを配置し、フォントを変更しま
す。
•
カラムを移動し、レポートの体裁を整えます。
コントロールを並び替えた後のレポートは以下のようになります。
InfoMaker 入門
79
レポートの機能拡張
レポートの区域について
区域には以下の 6 種類があります。
ヘッダ区域 : 各ページの上部に配置され、ヘッダ情報を表示します。
詳細区域 : 検索したデータを表示します。
サマリー区域 : レポートの最後に配置され、レポート全体の集計情報
を表示します。
フッタ区域 : 各ページの下部に配置され、ページ番号などを表示しま
す。
グループに対しては、グループ ヘッダ区域とグループ トレーラ区域が
あり、グループ情報を表示します。
1
ポインタを「1: グループ ヘッダ title」と書かれたバー(黒い点があると
ころ)に持っていきます。ポインタが双方向の矢印に変わります。
2
グループ ヘッダ区域のバーを下図のようにドラッグします。
(ドラッグするには、マウスの左ボタンを押し、そのままマウスを
動かして、目的の場所でボタンを放します。)
80
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
3
title カラムを詳細区域からグループ ヘッダ区域にドラッグします。
以下の図のように、title カラムは区域の下の左側に配置してください。
4
title カラムが選択されていることを確認し、プロパティ ビューの[フォン
ト]タブで、[太字]チェックボックスと[斜体]チェックボックスをク
リックします。
これで、レポート内で title カラムがわかりやすくなります。
5
プレビュー ビューを確認します。
レポートとデータが表示されます。
InfoMaker 入門
81
レポートの機能拡張
title カラムがグループ ヘッダ区域に配置されたので、
各グループに
対して title カラムの値は一度しか表示されません。
プレビュー ビューは問題の検出に役立ちます。不要になった title
ヘッダがヘッダ区域に残っているので削除します。
6
ヘッダ区域にある「部署」テキストをクリックします。
7 〔Delete〕を押します。
82
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
8
ヘッダ区域の「姓」テキストと「名」テキストを右にドラッグし、下図の
ように空間を詰めます。
9
同様に、詳細区域の last_name カラムと first_name カラムも右にドラッ
グし、下図のように空間を詰めます。
最後にヘッダのテキストを左寄せにします。
InfoMaker 入門
83
レポートの機能拡張
10 [編集|選択|テキストをすべて選択]を選択します。
すべてのヘッダが選択されます。ヘッダ区域はとても狭いため、選
択状態が判別しにくいこともあります。
11 スタイルバーの[左寄せ]ボタンをクリックします。
ヘッダが太字になっていない場合は、
[太字]ボタンをクリックします。
すべてのヘッダが左寄せになります。
12 プレビュー ビューを確認します。
84
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
タイトルと日付の追加
ここではタイトルと日付をヘッダ区域に追加します。これらは各ペー
ジの上部に表示されます。
1
ヘッダ区域のバーを下図のようにドラッグします。
2 [編集|選択|テキストをすべて選択]を選択します。
すべてのヘッダが選択されます。
3 〔↓〕を使用して、ヘッダをバーの側までドラッグします。
空いたスペースにタイトルを表示します。
InfoMaker 入門
85
レポートの機能拡張
4
ペインタバー上の[オブジェクト]ドロップダウン ツールバーの下矢印
をクリックして表示されるドロップダウン リストの[テキスト]ボタン
をクリックし、ヘッダ区域の上部中央をクリックします(または[挿入|
コントロール|テキスト]を選択します)。
ポインタを「名」ボックスより上でページの先頭から 2 つ目のグリッドの
上に移動します。
マウスの左ボタンをクリックします。
タイトル用のテキスト コントロールが配置されます。
86
InfoMaker
レッスン 3
5
レポート チュートリアル
スタイルバーのテキストボックスに「担当者情報」と入力します。
プロパティ ビューで、
[フォント]タブの[サイズ]ドロップダウン リス
トから「14」を選択してタイトルを大きくします(必要ならテキストボッ
クスも大きくします)。
タイトルが拡大されました。
InfoMaker 入門
87
レポートの機能拡張
6
メニュー バーの[挿入|コントロール| Today]を選択します。
ヘッダ区域内の上部左側にポインタを移動します。
この位置でクリックします。
現在の日付を表示する計算フィールドが配置されます。
7
プレビュー ビューを確認します。
レポートに、タイトルと現在の日付が表示されます。
88
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
ページ番号の追加
フッタ区域にページ番号を表示する計算フィールドを追加します。
1
フッタ区域のバーにポインタを移動し、約 4 ドット下にドラッグします。
必要に応じて、スクロール バーを使用してデザイン ビューの下部
にスペースを作りますフッタ バーをドラッグすると、フッタ区域
にページ番号のスペースが確保されます。ここも計算フィールド
になります。。
2
メニュー バーの[挿入|コントロール|ページ n / n]を選択します。
ポインタをフッタ区域の中央で 2 つ目のグリッドに移動し、
クリックします。
プロパティ ビューの[フォント]タブでフォントサイズを 10 に変更しま
す。
ページ番号を表示する計算フィールドが配置されます。
InfoMaker 入門
89
レポートの機能拡張
3
プレビュー ビューを確認します。
スクロールして画面の下を表示します。
ページ番号を確認します。
担当者の合計人数の追加
レポートの最後に、担当者の合計人数を追加します。サマリー区域に
人数の合計を計算する計算フィールドを配置し、担当者の総人数を表
示します。
総合計を表示する計算フィールドは、自分で式を定義して作成します。
1
サマリー区域のバーにポインタを移動し、約 6 ドット下にドラッグします。
担当者の合計人数の計算フィールドを追加するスペースが確保さ
れます。
90
InfoMaker
レッスン 3
2
レポート チュートリアル
メニュー バーの[挿入|コントロール|計算フィールド]を選択します。
ポインタをサマリー区域の中央 4 つ目のグリッドに移動します。
この位置でクリックします。
クリックした位置に計算フィールドが配置され、式の変更 ダイア
ログボックスが表示されます。
3 [関数]フィールドの[count(#x for all)]をクリックします。
カラムを指定するプレースホルダ「#x」がハイライト表示されま
す。
InfoMaker 入門
91
レポートの機能拡張
4 [カラム]ボックスの「last_name」をクリックします。
「count(last_name for all)」の後に、「+" 人 "」と入力します。
count(last_name for all) は、レポート内の last_name カラムを含む行
の総数から、担当者の総人数を計算します。
5 [検証]ボタンをクリックします。
式が正しいことを示すメッセージ ボックスが表示されます。
6 [OK]ボタンをクリックし、メッセージ ボックスを閉じます。
計算フィールドに対する式の変更 ダイアログボックスで[OK]ボタンを
クリックします。
総人数を計算する計算フィールドが配置されています。
92
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
7
メニュー バーの[挿入|コントロール|テキスト]を選択します。
サマリー区域の計算フィールドの左側をクリックします。
スタイルバーのテキストボックスに「人数合計」と入力します。
ドラッグしてテキストボックスと計算フィールドを下図のように並べま
す。
8
テキストと計算フィールドを選択します。
プロパティ ビューの[フォント]タブでフォント サイズを 10 ポイント
にし、
[太字]チェックボックスと[斜体]チェックボックスを選択します。
複数選択の方法
マウスの左ボタンを押したまま、選択したい項目を囲むようにド
ラッグします。
InfoMaker 入門
93
レポートの機能拡張
9
プレビュー ビューを確認します。
スクロール バーを使用し、画面の下部を表示します。
レポートのサマリー区域には、レポート内の担当者数の合計が表
示されています。表示されている数が 60 でない場合もあります。
集計結果は、現在データベースに格納されている担当者数によっ
て異なります。
94
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
XML ファイルでのレポートの保存
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
> XML ファイルでのレポートの保存
レポートの印刷
レポートのデータは、XML、HTML、Microsoft Excel、および PDF と
いったさまざまな形式で保存できます。
PDF 形式で保存
レポート オブジェクトのデータを PDF ファイルで保存できるように
するには、お使いのコンピュータに Ghostscript と PostScript プリンタ
ドライバをインストールする必要があります。Ghostscript distiller につ
いての詳細は、『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
InfoMaker 入門
95
XML ファイルでのレポートの保存
ここでは、レポートを XML ファイル形式で保存します。
1
クリックしてプレビュー ビューを選択します。
プレビュー ビューが現行ビューになります。
2
3
96
メニュー バーから[ファイル|名前を付けて行を保存]を選択します。
[ファイルの種類]ドロップダウン リストから「XML」を選択します。
ファイル名を入力して、
[保存]をクリックします。
InfoMaker
レッスン 3
レポート チュートリアル
レポートの印刷
現在の学習個所
レポートの作成
レポートのプレビュー
レポートの保存
デザイン環境の設定
ソート条件とグループ条件の定義
レポートの機能拡張
XML ファイルでのレポートの保存
> レポートの印刷
1
クリックしてプレビュー ビューを選択します。
プレビュー ビューが現行ビューになります。
2 [ファイル|レポートを印刷]を選択します。
印刷 ダイアログボックスが表示されます。
3 [OK]ボタンをクリックします。
4
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
保存するかどうか問い合わせるメッセージボックスが表示された場合は
[はい]ボタンをクリックします。
レポート ペインタが終了します。
InfoMaker 入門
97
レポートの印刷
98
InfoMaker
レ ッ ス ン
4
テーブル チュートリアル
データベース ペインタのインストール
InfoMaker では、フォーム ペインタおよびデータベース ペインタ
のインストールはオプションです。このチュートリアルでは両方
のペインタを使用するので、まだインストールしていない場合は
セットアップを起動し、ペインタをインストールしてください。
テーブルは、リレーショナル データベースが情報をまとめるため
の手段です。InfoMaker のフォームおよびレポート作成機能を最大
限に活用するには、データベース テーブルの作成方法および使い
方を学習する必要があります。
SQL Anywhere データベースは InfoMaker とともにインストールさ
れます。SQL Anywhere データベースやほかのアクセス可能なデー
タベースでテーブルの作成などの作業を行うことができます。
テーブルの作成後は、カラムをフォーム上に配置し、フォームか
らデータベースにアクセスしデータの追加、更新ができます。テー
ブルに出力された結果データを使ってレポートの作成および出力
ができます。
この章では以下の内容について学習できます。
•
データベース テーブルの作成
•
拡張属性情報の定義
•
テーブルへのデータ入力
この章を終了すると、データの表示と更新を行うフォームや、デー
タを印刷するレポートを作成できます。
このチュートリアルの所要時間
約 45 分
InfoMaker 入門
99
テーブルの作成
テーブルの作成
現在の学習個所
> テーブルの作成
拡張属性情報の定義
テーブルへのデータ入力
テーブルを作成するには、以下の作業を行います。
100
•
テーブル カラムの定義
•
主キーの定義
•
テーブルに対するコメントの入力
•
テーブルの保存
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
テーブル カラムの定義
1
パワーバーの[DB]ボタンをクリックします。
データベース ペインタのワークスペースが表示されます。ワーク
スペースには、データベースの情報を処理するためのさまざまな
ビューがあります。
(ワークスペースの外観が下の絵と異なる場合
は、
[ビュー|レイアウト|(デフォルト)]を選択してください。
InfoMaker 入門
101
テーブルの作成
2
102
EAS Demo DB V110 IM データベースのテーブル フォルダにポインタを
合わせて、ポップアップ メニューから[新規のテーブル]を選択します。
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
テーブルのカラムを定義するビューが表示されます。一番最初の
[カラム名]テキストボックスにカーソルがあります。
3 [カラム名]テキストボックスに「担当 id」と入力して、
〔Tab〕を押します。
カーソルが[データ型]ボックスに移動します。デフォルトのデー
タ型がハイライト表示になります。担当 id カラムのデータ型を、
integer 型に変更します。
4 [データ型]ボックスにある矢印をクリックして、
[データ型]ドロップダ
ウン リストボックスから「integer」を選択します。
データ型が integer に変更されます。
InfoMaker 入門
103
テーブルの作成
5 〔Tab〕を 3 回押します。
Null カラムに設定されている「いいえ」は変更しません。
「いいえ」
は、そのカラムに Null 値を許可しないことを意味します。つまり、
担当 id の値を常に必要としたいので、
「いいえ」のままにします。
また、担当 id のデフォルト値は指定しないので、デフォルト カラ
ムも「(なし)」のまま変更しません。
6
2 番目の[カラム名]テキストボックスに「姓」と入力し〔Tab〕を押します。
カーソルが[データ型]ボックスに移動します。[データ型]の
integer がハイライト表示されます。姓カラムのデータ型を char に
変更します。
7
半角で「c」と入力し、〔Tab〕を押します。
データ型の頭文字を入力しても、データ型を設定できます。カー
ソルが[長さ]テキストボックスに移動します。
8 「15」と入力します。
姓カラムには半角で 15 文字まで入力できるようになります。
9 〔Tab〕を 3 回押します。
NULL カラムに「いいえ」を設定して、3 番目のカラムのカラム名
ボックスに移動します。
「いいえ」は値を必要とします(名前を空
のままにすることはできません)。再び、デフォルト カラムに移動
します。
104
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
10 以下の表にもとづいて、カラムを定義します。
以下の表は contact(担当者)テーブルのカラムを定義するのに必
要な値すべてを示しています。先頭 2 つのカラム(担当 id および
姓)については、すでに値を入力しています。残りのカラムにつ
いても同様の手順で定義を行ってください。
カラム名
担当 id
姓
名
職務
郵便番号
都道府県
市町村
番地
電話番号
fax 番号
生年月日
入社年月日
データ型
integer
char
char
char
char
char
char
char
char
char
date
date
長さ
15
15
2
8
2
20
30
12
12
Dec
Null
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
はい
はい
はい
はい
デフォルト
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
(なし)
カラムの定義が終了すると以下のようになります。
InfoMaker 入門
105
テーブルの作成
テーブルの保存
必要なカラム情報の入力が終わりました。作成しているテーブルを保
存します。
1
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
テーブルの新規作成 ダイアログボックスが表示されます。
[オーナ名]ボックスは、「dba(データベース管理者)」のまま変
更しません。
2 [テーブル名]ボックスに「担当者 1」と入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
生成された SQL 文が SQL Anywhere DBMS に発行され、テーブル
が作成されます。
データベース ペインタのオブジェクト レイアウト ビューにテー
ブルが表示されます。
カラムのリストが表示されます。右側のスクロール バーは、カラ
ム数が多くて一度に表示できない場合に表示されます。表示され
ていないカラムは、スクロール バーの下向き矢印をクリックして
参照します。
106
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
主キーの定義
テーブルの各行を一意に識別する主キーを定義します。このテーブル
では、担当 id カラムを主キーにします。
1
メニュー バーの[オブジェクト|挿入|主キー]を選択します(メニュー
項目がグレー表示されている場合は、ビューをアクティブにしてから選択
してください)。
[主キー]プロパティ ダイアログボックスがオブジェクトの詳細
ビューに表示されます。ここで、主キーとして複数のカラムを指
定できます。
2 [テーブル カラム]ボックスで「担当 id」をクリックします。
InfoMaker 入門
107
テーブルの作成
3
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
このテーブルの主キーとして担当 id を定義しました。テーブルに
主キーの記号が表示されていることを確認してください。
次に、プロパティ シートの別のページで、テーブルに対するコメント
を定義します。
テーブルに対するコメントの入力
テーブルにコメントを付けます(コメントは必須ではありません)。
1 「担当者 1」と表示されているタイトル バーを右クリックし、ポップアッ
プ メニューから[プロパティ]を選択します。
テーブル プロパティ ダイアログボックスがオブジェクトの詳細
ビューに表示されます。
2 [コメント]ボックスをクリックして、
「チュートリアルのサンプルテーブ
ル」と入力します。
現在作成しているテーブルにコメントを関連付けました。
3
108
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
拡張属性情報の定義
現在の学習個所
テーブルの作成
> 拡張属性情報の定義
テーブルへのデータ入力
このステップではテーブル カラムの定義を拡張します。
以下の表は、担当者 1 テーブルのカラムの定義を拡張する内容を要約し
たものです。
カラム名
担当 id
定義内容
―
姓
名
職務
郵便番号
都道府県
市町村
職務用のドロップダウン リストボックス編集様式を定義
し、カラムに設定します。また、表示幅を拡大(3.0cm)し
ます。
―
都道府県カラム用のドロップダウンデータウィンドウ編集
様式を設定します。
次に、初期値を東京都(TK)に設定します。
―
番地
電話番号
fax 番号
fax 番号と電話番号用のエディット マスク編集様式を定義
し、電話番号と fax 番号に適用します。
拡張属性について
InfoMaker は、拡張属性システム テーブルに拡張属性情報を格納しま
す。拡張属性情報は、フォーム、レポートでのデータ表示や入力に使
用されます。データベース ペインタで定義した拡張属性は、フォーム
あるいはレポート上で変更できます。
InfoMaker 入門
109
拡張属性情報の定義
職務カラムに対する編集様式の定義
職務カラムに対して、選択可能な職務を表示するドロップダウンリス
トボックス編集様式を定義します。プレビュー時に職務カラムをク
リックすると、以下のように表示されます。
1
メニュー バーから[ビュー|レイアウト|(デフォルト)]を選択します。
2 [拡張属性]タブをクリックしてビューを前面に表示します。
3
110
拡張属性のビューで、
「編集様式」のポップアップ メニューから[新規作
成]を選択します。
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
オブジェクトの詳細ビューに編集様式の設定が表示されます。
4 [編集様式名]テキストボックスに「職務 1」と入力します。
[様式の種類]ドロップダウン リストボックスから「ドロップダウンリス
トボックス」を選択します。
[ソート]チェックボックスをオンにします。
[垂直スクロールバー]チェックボックスをオンにします
InfoMaker 入門
111
拡張属性情報の定義
5 [表示の値]および[データの値]テキストボックスに、以下の表の値を
入力します。
一組の表示の値とデータの値を入力したら、値を入力し〔Tab〕キーを押
します。
表内の最後の値を入力した後は〔Tab〕を押す必要はありません。
表示の値
営業
顧客サポート
製品開発
トレーニング
文書管理
市場調査
人事管理
財務管理
その他
データの値
10
20
30
40
50
60
70
80
90
表示の値とデータの値について
「表示の値」はフォームとレポートに表示される値、
「データの値」
はデータベースに保存される値です。表示の値は、
「人事管理」な
ど、見れば意味がわかるものにします。一方、データの値は、
「70」
のようにコード化して短くするのが普通です。データベースに保
存する値をコード化して短くすることによって、メモリが節約で
きます。
6
ポップアップ メニューから[変更箇所の保存]を選択します。
編集様式「職務 1」が拡張属性システム テーブルに追加され、拡
張属性ビューの使用可能な編集様式のリストに表示されます。
112
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
7 「編集様式」の[+]記号をクリックして、ツリービューを展開します。
スクロール バーを使ってリストを下にスクロールし、編集様式「職務 1」
を表示します。
拡張属性システム テーブルで定義されているので、「職務 1」は、
データベース内の任意のテーブルのカラムで使用できます。ここ
では、担当 1 テーブルの職務カラムに代入します。
InfoMaker 入門
113
拡張属性情報の定義
8
オブジェクト ビューの「EAS Demo DB V110 IM」を展開し、
「テーブル」
を表示してから、担当者 1 テーブルの「カラム」を表示します。
職務カラムのポップアップ メニューから[プロパティ]を選択します。
オブジェクトの詳細ビューには現在、職務カラムのプロパティ ダ
イアログボックスがあります。
114
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
9 [編集様式]タブが表示されていない場合は、オブジェクトの詳細ビュー
の右上にある矢印をクリックして[編集様式]タブを表示します。
[編集様式]タブをクリックしてビューを前面に表示します。
10 「職務 1」が表示されるまで様式名のリストをスクロールします。
表示されたら「職務 1」をクリックして職務カラムに関連付けます。
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
InfoMaker 入門
115
拡張属性情報の定義
職務カラムのヘッダ、ラベル、表示幅の変更
ここでは、職務カラムのヘッダとラベルを変更します。ヘッダ、ラベ
ルは、フォームとレポートで表示されます。
ヘッダとラベルのデフォルトは、カラム名と同じ(つまりこの場合「職
務」)ですが、変更も可能です。また、表示幅も変更可能です。
「職務
カラムに対する編集様式の定義」で定義したように、職務カラムの内
部的なデータ(データ値)の長さは半角 2 文字(2 バイト)ですが、実
際にレポート上に表示されるデータ(表示値)は 2 バイト以上なので
表示幅を広げます。
1
職務カラムが現行のカラムになっています(現行のカラムではない場合
は、職務カラムのポップアップ メニューから[プロパティ]を選択しま
す)。
[ヘッダ]タブをクリックして、職務カラムの[ヘッダ]プロパティ
ページをオブジェクトの詳細ビューの前面に表示します。
カ ラ ム に 対 す る 拡 張 属 性 情 報 は す べ て、オ ブ ジ ェ ク ト の 詳 細
ビューにある各ページで定義できます。
2 [ラベル]ボックスに「担当業務:」と入力します。
[ヘッダ]ボックスに「担当業務」と入力します。
116
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
3 [表示]タブをクリックして、[表示]タブ ページを前面に表示します。
[表示幅]ボックスに「3.0」と入力します。
4
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
カラムの拡張属性情報を拡張属性システム テーブルに格納しまし
た。
InfoMaker 入門
117
拡張属性情報の定義
都道府県カラムに対するドロップダウンデータウィンドウ編集様式と初
期値の設定
都道府県カラムに対して、全国の都道府県が選択可能なドロップダウン
データウィンドウ編集様式を設定します。このフィールドに情報を入
力して、都道府県のリストから選択します。また、初期値として TK
(東京)を設定します。
1
拡張属性ビューで、
「編集様式」のポップアップ メニューから[新規作成]
を選択します。
オブジェクトの詳細ビューに、編集様式の設定が表示されます。
118
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
2 [編集様式名]テキストボックスに「都道府県コード 1」と入力します。
[様式の種類]ドロップダウン リストボックスから「ドロップダウン デー
タ ウィンドウ」を選択します。
3
ビューの下へスクロールし、[データウィンドウ]ボックス横のボタンを
選択します。データウィンドウ リストから「d_dddw_states」を選択しま
す。
都道府県コード 1 は d_dddw_states レポート(データウィンドウ)
を使用します。レポートは都道府県テーブルから値を入手します。
ドロップダウン データウィンドウ編集様式について
ドロップダウン データウィンドウ編集様式は、参照しているレ
ポートの内容を表示します。レポートはデータベースから値を入
手します。
InfoMaker 入門
119
拡張属性情報の定義
以下は d_dddw_states レポートです。
4 [表示カラム]リストボックスおよび[データカラム]リストボックスか
ら「state_id」を選択します。
[ドロップダウンの幅]ボックスに「250」と入力します。
[垂直スクロール バー]チェックボックスをオンにします。
ポップアップ メニューから[変更箇所の保存]を選択し、クリックして、
編集様式「都道府県コード 1」の定義内容を確定します。
編集様式「都道府県コード 1」が拡張属性システム テーブルに追
加され、データベース内の適当なカラムに代入できるようになり
ます。ここで、担当者 1 テーブルの都道府県カラムに代入します。
120
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
5
担当者 1 テーブルの都道府県カラムのポップアップ メニューから[プロ
パティ]を選択します。
6
カラム プロパティ ビューで、[編集様式]タブを選択します。
様式名で「都道府県コード 1」を選択して、都道府県カラムを関連付けます。
編集様式「都道府県コード 1」がリストにない場合は、
[ビュー|ビューを
元に戻す]を選択して、編集様式のリスト表示を最新の状態に更新します。
これで編集様式「都道府県コード 1」
(47 都道府県を含む)が担当
者テーブルの都道府県カラムに関連付けられます。この編集様式が
表示する値と格納している値は、都道府県名のアルファベットの
頭文字を組み合わせたもの(東京都は「TK」など)です。
InfoMaker 入門
121
拡張属性情報の定義
7
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
8 [入力条件則]タブを選択します。
[入力条件則]が「
(なし)」になっていることを確認してください。
[初期値]ボックスに「TK」と入力します。
これで初期値「TK」が都道府県カラムに関連付けられました。
[入力条件則]タブでは、入力条件則の作成とカラムの関連付け、
初期値の設定を行います。
ここでは入力条件則の作成は行わず、初期値だけを設定します。都
道府県カラムの値は、d_dddw_states データウィンドウ(レポート)
からユーザに選択させるので、入力条件則は必要ありません。
入力条件則について
入力条件則は、カラムに対して入力された値が有効かどうかを判
定します。たとえば、給与カラムに対して「15 万円以上 100 万円
以内」の給与を要求するルールを定義します。
カラムに入力条件則を指定すると、ルールに反する値は入力でき
ません。
9
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
都道府県カラム用に定義した拡張属性が拡張属性システム テーブ
ルに保存されます。
122
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
電話番号および Fax 番号カラムに対するエディット マスク編集様式の
定義
ここでは、電話番号および Fax 番号カラムにエディット マスク編集様
式を定義します。
1
拡張属性ビューで、
「編集様式」のポップアップ メニューから[新規作成]
を選択します。
オブジェクトの詳細ビューの編集様式の設定が表示されます。
2 [編集様式名]テキスト ボックスに「電話番号 1」と入力します。
[様式の種類]ドロップダウン リストボックスから「エディットマスク」
を選択します。
[マスク]ボックスに「(##)####-####」と入力します。
InfoMaker 入門
123
拡張属性情報の定義
[マスク]ボックスの「#」記号に数字が 1 桁ずつ入ります。それ
ぞれ 0 から 9 までの数字を入力できます。カッコ、ハイフン、お
よびスペースは指定した場所に表示されます。
[テスト]ボックス
に電話番号を入力すると、エディット マスクの設定を確認できま
す。
3
ポップアップ メニューから[変更箇所の保存]を選択し、エディット マ
スク編集様式「電話番号 1」の定義内容を確定します。
InfoMaker は、エディット マスク編集様式「電話番号 1」をデータ
ベース内の拡張属性システム テーブルに追加し、拡張属性ビュー
の使用可能な編集様式のリストに表示します。
4
124
電話番号カラムのポップアップ メニューを表示し、
[プロパティ]を選択
します。
InfoMaker
レッスン 4
5
テーブル チュートリアル
オブジェクトの詳細ビューで、
[編集様式]タブをクリックしてから、リ
ストをスクロールして「電話番号 1」を選択します。
編集様式「電話番号 1」が 電話番号 カラムに割り当てられます。
チュートリアルでは、Fax 番号カラムにも同じ編集様式を使用して
います。一度作成した編集様式は、ほかのカラムにも使用できま
す。
6
Fax 番号カラムのポップアップ メニューから [プロパティ]を選択しま
す。
電話番号カラムに割り当てた「電話番号 1」の変更内容を保存する
かどうかを問い合わせるダイアログボックスが表示されます。
7 [はい]を選択します。
InfoMaker 入門
125
拡張属性情報の定義
8
Fax 番号カラムのオブジェクトの詳細ビューで、
[編集様式]タブをクリッ
クしてから、リストをスクロールして「電話番号 1」を選択します。
メニュー バーから[ファイル|上書き保存]を選択します。
カラムの拡張属性の定義はこれで終了です。次のステップでは、テー
ブルにデータを挿入します。
126
InfoMaker
レッスン 4
テーブル チュートリアル
テーブルへのデータ入力
現在の学習個所
テーブルの作成
拡張属性情報の定義
> テーブルへのデータ入力
このステップでは、タブで区切られた形式のテキスト ファイルをイン
ポートし、テーブルへのデータ入力を行います。ファイルのインポー
トにより、60 行のデータが素早く追加されます。
テーブルへのデータ入力はフォームからも行うことができます(第 3
章「フォーム チュートリアル」を参照してください)。
1
InfoMaker 入門
オブジェクト ビューの「担当者 1」のポップアップ メニューから[デー
タ操作ペインタを開く|グリッド提示様式]を選択します。
127
テーブルへのデータ入力
出力ビューにカラム ヘッダが表示されますが、まだデータは入っ
ていません。このビューでは、データの表示、追加、変更、削除
が実行できます。
2
メニュー バーから[行|インポート]を選択します。
インポート ファイルの指定 ダイアログボックスが表示されます。
使用するファイルを含むチュートリアル フォルダの変更が必要な
場合があります。
3
必要であれば、チュートリアルフォルダに切り替えます。
「contact.txt」をダブルクリックします。
ファイルが出力ビューにインポートされます(この時点ではまだ
データベースは更新されていません)。
4
メニュー バーから[行|更新]を選択します。
インポートしたデータがデータベースに追加されます。次にデー
タベースからデータを検索し、データベースが更新されたことを
確認します。
128
InfoMaker
レッスン 4
5
テーブル チュートリアル
メニュー バーから[行|検索]を選択します。
担当者 1 テーブルのデータがデータベースから検索され、出力
ビューに表示されます。
6
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
データベース ペインタを終了します。
以上で、拡張属性情報とデータを格納した新しいデータベース テーブ
ル「担当者 1」の作成が完了しました。
InfoMaker 入門
129
テーブルへのデータ入力
130
InfoMaker
レ ッ ス ン
5
クエリ チュートリアル
クエリとは、クエリ ペインタで作成し、名前を付けて保存された
SQL SELECT 文のことです。このため、データ要求の定義に繰り
返し使用できます。SQL SELECT 構文は、データベースに対して
どの行のどのカラムを検索するかを指定する構文です。
クエリを使用すると、必要なデータすべての検索を定義できるの
で時間を節約できます。たとえば、選択するカラムと行、または
ソート条件を指定します。クエリで検索するデータを使用する
フォームまたはレポートを作成するときに、データ ソースとして
クエリを指定できます。
このチュートリアルの所要時間
約 15 分
InfoMaker 入門
131
クエリについて
クエリについて
この章で作成するクエリは、以下のような財務データを検索します。
このクエリはデータベースから以下のようなデータを返します。
この財務データは 2 つのテーブル fin_data と fin_code に保存されていま
す。
以下は、この 2 つのテーブルの一部分です。fin_data テーブルの区分の
意味は、fin_code テーブルに記述されています。
たとえば、fin_data テーブルの「r1」は販売の収入を表します。
132
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
カラムの選択
現在の学習個所
> カラムの選択
クエリの保存
検索条件の指定
ソート条件の指定
クエリを使用したレポートの作成
1
パワーバーの[新規作成]ボタンをクリックします。
新規作成 ダイアログボックスが表示されます。
2 [データベース]タブ ページから[クエリ]アイコンを選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
InfoMaker 入門
133
カラムの選択
InfoMaker はデータベースに接続し、テーブルの選択 ダイアログ
ボックスを表示します。ここで、1 つまたは複数のテーブルが選択
できます。
ここでは、2 つのテーブルを使用します。
3 「fin_code」と「fin_data」をクリックします。
134
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
4 [開く]をクリックします。
fin_code テーブルと fin_data テーブルが表示されます。両テーブル
には code カラムがあり、そこで 2 つのテーブルが結合されていま
す。
図で示すすべての情報が表示されない場合は、[テーブル レイア
ウト]ビューの右をクリックし、[表示]メニューから表示した
い情報を選択します。
fin_data テーブルの各行には、区分値があり、そのデータの行は問
い合わせを行います(たとえば r1 は販売の収入を意味していま
す)。
fin_code テーブルには、コードについての情報(r1、e4 など実際の
値、収入または支出などのコードの種類、各コードの内訳)が格
納されています。
次に、テーブルからカラムを選択します。
InfoMaker 入門
135
カラムの選択
5
fin_data テーブルから「year」をクリックします。
fin_data テーブルから「quarter」をクリックします。
fin_data テーブルから「amount」をクリックします。
fin_code テーブルから「type」をクリックします。
fin_code テーブルから「description」をクリックします。
カラムをクリックするとハイライト表示され、テーブル レイアウ
ト ビュー上部の[選択リスト]に追加されます。
136
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
6 [デザイン|プレビュー]を選択します。
クエリの結果が表示されます。作成したクエリは、現在データベー
スにアクセスしてデータを検索するよう定義されている状態で使
用されます。
7
スクロール バーを使ってデータを確認します。
すべての行の収支カラムに、値として「支出」あるいは「収入」が
格納されています。以降のステップでは、クエリを保存し、それ
から収支カラムの値を使用して行を検索します。
8
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
ワークスペースに戻ります。
InfoMaker 入門
137
クエリの保存
クエリの保存
現在の学習個所
カラムの選択
> クエリの保存
検索条件の指定
ソート条件の指定
クエリを使用したレポートの作成
このステップでは、クエリに名前を付けて保存します。
1
ワークスペースに戻っていることを確認します。
メニュー バーから[ファイル|クエリの上書き保存]を選択します。
クエリの保存 ダイアログボックスが表示され、クエリの名前を入
力するボックスにポインタが移動します。
2 「q_expenses」と入力します。
138
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
3 [コメント]ボックスに、「fin_data と fin_code からデータを検索し、そ
の中から支出データを検索して year、description、quater によってソー
トするクエリ」と入力します。
4 [OK]を押します。
クエリが保存されます。
InfoMaker 入門
139
検索条件の指定
検索条件の指定
現在の学習個所
カラムの選択
クエリの保存
> 検索条件の指定
ソート条件の指定
クエリを使用したレポートの作成
このステップでは、クエリで検索する行を制限します。これは選択条
件を指定して行います。
支出の行だけが必要なので、作成するクエリは支出用です。収入の行
は不要です。
1 [Where]タブを選択します。
[Where]タブが前面に表示されます。[Where]タブでは、検索条
件を指定します。
140
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
2 [カラム]の 1 行目をクリックして表示される下矢印をクリックします。
ドロップダウンリストから「"fin_code" . "type"」を選択します。
[演算子]ボックスには等号記号(=)が表示されています。この
ままにしておきます。
3
InfoMaker 入門
ポインタを[値]ボックスに移動します。
マウスの右ボタンをクリックして、ポップアップ メニューを表示します。
[値]を選択します。
141
検索条件の指定
"fin_code"."type" カラムの値「支出」と「収入」が表示されます。
4 「支出」を選択し、
[貼り付け]ボタンをクリックします。
これで選択条件が完成しました。支出が自動的に単一引用符( ' )
で囲まれていることに注意してください。リストから選択するの
ではなく、
[値]ボックスに直接キー入力する場合は、単一引用符
を付けて入力してください。
行の最後には、
[論理演算子]ボックスが表示されています。複数
の検索条件を指定する場合は、このボックスで「AND」または
「OR」を指定します。このクエリでは、論理演算子は使用しない
のでそのままにしておきます。
142
InfoMaker
レッスン 5
5
クエリ チュートリアル
メニュー バーから[デザイン|プレビュー]を選択します。
スクロール バーを使ってデータを確認します。
収支カラムは支出のデータだけが検索されています。収入のデー
タは検索されていません。
6
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
ワークスペースに戻ります。
InfoMaker 入門
143
ソート条件の指定
ソート条件の指定
現在の学習個所
カラムの選択
クエリの保存
検索条件の指定
> ソート条件の指定
クエリを使用したレポートの作成
このステップでは行にソート条件を指定します。ソートを指定するこ
とによって、行のグループ化を行うことができます。グループを定義
する前に、データをグループ化できるように、行をソートする必要が
あります。
1 [Sort]タブを選択します。
[Sort]タブが前面に表示されます。ソート条件は、複数の行に対
して指定できます。
2
カラム名をドラッグする場合、必要であればリストをスクロールします。
右側のボックスに「"fin_data"."year"」をドラッグします。
右側のボックスに「"fin_code"."description"」をドラッグします。
右側のボックスに「"fin_data"."quarter"」をドラッグします。
[昇順]チェックボックスをすべてオンにします。昇順の場合、年
度および四半期では値の小さいものから大きいものの順になりま
す。
144
InfoMaker
レッスン 5
3
クエリ チュートリアル
メニュー バーから[デザイン|プレビュー]を選択します。
スクロール バーを使ってデータを確認します。
まず年度カラムでソートされるので、1995 年の行が先頭にきます。
次に同じ年度の中で[内訳]でソートされ、同じ項目が集められ
ます。次に[四半期]でソートされ、古い順に行が並べられます。
4
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
ワークスペースに戻ります。
5
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
変更を保存するかどうか問い合わせるメッセージ ボックスが表示された
場合、[はい]ボタンをクリックします。
InfoMaker の初期画面に戻ります。
InfoMaker 入門
145
クエリを使用したレポートの作成
クエリを使用したレポートの作成
現在の学習個所
カラムの選択
クエリの保存
検索条件の指定
ソート条件の指定
> クエリを使用したレポートの作成
このステップでは、クエリを使用してレポートを新規作成します。
1
パワーバーの[新規作成]ボタンをクリックします。
[オブジェクト]タブを選択します。
提示様式として「タブラ」を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
タブラ レポートを作成するウィザードが開きます。
146
InfoMaker
レッスン 5
2
クエリ チュートリアル
データソースとして「クエリ」を選択します。
[プレビューの度に検索]チェックボックスが選択されていることを確認
して、[次へ]ボタンをクリックします。
クエリの選択 ダイアログボックスが表示されます。ここで、使用
するクエリを選択します。チュートリアルでは、データソースと
して作成したクエリを使用します。
InfoMaker 入門
147
クエリを使用したレポートの作成
3 [クエリの指定]ボックスの右に付いている参照[(...)]ボタンをクリッ
クします。
開く ダイアログボックスが表示されます。
148
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
4 「q_expenses」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
クエリ「q_expenses」が[クエリの指定]ボックスに表示されます。
InfoMaker 入門
149
クエリを使用したレポートの作成
5 [次へ]をクリックします。
色と枠線の選択 ダイアログボックスが表示されます。ここでは、
デフォルトのままにします。
6 [次へ]をクリックします。
指定した項目をまとめたダイアログボックスが表示されます。
7
指定した内容を確認してから、
[完了]をクリックします。
レポートがレポート ペインタに表示されます。次の図はデザイン
ビューです。
150
InfoMaker
レッスン 5
クエリ チュートリアル
InfoMaker は、クエリを使用してデータベースからデータを検索し
ます。クエリで定義されている検索条件とソート条件のとおりに
データが表示されています。次に、プレビュー ビューのレポート
の例を示します。
このままレポートのデザインおよび修正を続けることもできます
が、このチュートリアルでは、レポートを保存せずにレポート ペ
インタを終了します。
8
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
レポートを保存するかどうかを問い合わせるメッセージ ボックス
が表示されます。
9 [いいえ]ボタンをクリックします。
レポート ペインタが終了します。
InfoMaker 入門
151
クエリを使用したレポートの作成
152
InfoMaker
レ ッ ス ン
6
グラフ チュートリアル
レポートにグラフを追加することによって、データを視覚的に表
現できます。グラフを使用してレポートの数字を補足したり、数
字をグラフに置き換えたりできます。InfoMaker には豊富な種類の
グラフが用意されています。
レッスン 6 では、財務データを使用してグラフを作成し、既存の
レポートに追加します。レッスン 6 を終了すると、以下のような
レポートが作成できます。
このチュートリアルの所要時間
約 30 分
InfoMaker 入門
153
グラフを追加するレポートを開く
グラフを追加するレポートを開く
現在の学習個所
> グラフを追加するレポートを開く
グラフの作成
グラフ(レポート)の保存
グラフの機能拡張
グラフ(レポート)の印刷
まず、作成済みのレポートを開きます。グラフを追加するためのレポー
トは、チュートリアル用にあらかじめ用意されています。
1
パワーバーの[開く]ボタンをクリックします。
開く ダイアログボックスが表示されます。現行ライブラリ tutor_im
中のオブジェクトがリスト表示されています。
「expenses」という
名前のレポートを使用します。
2
154
ダイアログボックスの一番下にある[オブジェクトの種類]リストボック
スで「レポート」を選択します。
[オ ブ ジ ェ ク ト]リ ス ト ボ ッ ク ス を ス ク ロ ー ル し て、オ ブ ジ ェ ク ト
「expenses」を選択します。
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
[OK]ボタンをクリックします。
レポート ペインタにレポートが表示されます。次の図はデザイン
ビューです。
InfoMaker 入門
155
グラフを追加するレポートを開く
3
プレビュー ビューを確認します。
InfoMaker はデータベースから情報を検索し、1 画面に表示できる
だけの行を表示します。
4
キーボードの矢印キーやスクロール バーを使用し、画面をスクロールし
てみます。
レポートは 2003、2004、2005 年度の 3 ページからなります。
156
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
グラフの作成
現在の学習個所
グラフを追加するレポートを開く
> グラフの作成
グラフ(レポート)の保存
グラフの機能拡張
グラフ(レポート)の印刷
レポートは 3 ページからなり、年度ごとに分かれています。グラフは
すべてのページに表示させます。見た目はどのページも同じですが、
それぞれのページには正しい年度のデータが表示されています。
下図は 2003 年度のグラフです。2003 年度の支出を 5 項目について表
示しています。
InfoMaker 入門
157
グラフの作成
1
メニュー バーから[挿入|コントロール|グラフ]を選択します。
2
デザイン ビューの中心をクリックします。
グラフ データ ダイアログボックスが表示されます。
3 [行]ボックスの下矢印をクリックします。
行に対する選択肢が表示されます。
「すべて」を指定すると、すべての行がグラフに読み込まれます。
ここでは 1 年ごとのグラフを作成するので、グラフにはすべての
行を含めません。
158
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
「グループ 1」オプションには、現行のグループ 1 の行が読み込ま
れます。このレポートでは、グループ 1 は、年度ごとにグループ
化されます。グループ 1 を指定するのはそのためです。グループ
1 を指定したときは、必ず現行の年度の行だけが含まれるようにし
てください。
4
このレポートは年度でグループ化されているので、
「グループ 1」をクリッ
クします。
次に[項目]と[値]を指定します。グラフにはその年度の支出
を支出の種類ごとに表示させます(このグラフでは[系列]ボッ
クスは指定する必要はありません)。
[系列]には内訳カラムの値(経営、手数料、研究開発、販売 &
マーケティング、サービス)を指定します。
[値]には各項目に対する各四半期の支出の合計を指定します。
InfoMaker 入門
159
グラフの作成
5 [項目]ボックスの下矢印をクリックします。
項目(グラフの X 軸)に指定できるカラムが表示されます。
6 「description」を選択します。
「description」の値が[項目]になります。
7 [値]ボックスの下矢印をクリックします。
数値(グラフの Y 軸)に指定できるカラムが表示されます。カラ
ムだけではなく、count や sum の式も表示されています。
160
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
8 「sum(amount for graph)」をクリックします。
amount カラムの合計が[値]になります。個別の値が各年度内で
カテゴリごとに計算されます。
9 [OK]ボタンをクリックします。
レポート上にモデル グラフが表示されています。デザイン ビュー
に表示されるのは、グラフのサンプルです。実際にデータをグラ
フに取り込んだ状態で表示するには、レポートをプレビューしま
す。
InfoMaker 入門
161
グラフの作成
10 グラフをプレビュー ビューで確認します。
プレビュー ビューでは、データベースから取り出したデータをレ
ポートとグラフの両方に表示します。現在グラフは小さく表示さ
れています。グラフのサイズ変更については、以降のステップで
行います。
162
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
グラフ(レポート)の保存
現在の学習個所
グラフを追加するレポートを開く
グラフの作成
> グラフ(レポート)の保存
グラフの機能拡張
グラフ(レポート)の印刷
このステップでは、グラフを保存します。グラフはレポートの一部な
ので、グラフを保存するにはレポートを保存します。元の(グラフの
表示されない)レポートをそのまま残したいので、ここでは[名前を
付けて保存]を実行します。このコマンドでは、指定した名前で新し
いレポートが保存されます。
1
メニュー バーから[ファイル|名前を付けて保存]を選択します。
レポートの保存 ダイアログボックスが表示されます。現行のレ
ポート名がハイライト表示されています。
2 「expenses_graph」と入力します。
InfoMaker 入門
163
グラフ(レポート)の保存
3 [コメント]ボックスに、
「2003、2004、2005 年度の支出を数値とグラフ
で表示するレポート」と入力します。
4 [OK]をクリックします。
レポートがグラフとともに保存されます。
164
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
グラフの機能拡張
現在の学習個所
グラフを追加するレポートを開く
グラフの作成
グラフ(レポート)の保存
> グラフの機能拡張
グラフ(レポート)の印刷
グラフの機能拡張として、以下の操作を行います。
•
サイズと位置の変更
•
タイトルの設定
•
グラフの種類の変更
グラフのサイズと位置の変更
通常レポートやグラフの機能拡張はデザイン ビューで行いますが、グ
ラフのサイズと位置の変更については、プレビュー ビューで行うほう
が簡単です。プレビュー ビューでは、ページの実際の表示の変化がよ
くわかります。変更されたサイズと位置は、デザイン ビューでも反映
されます。
1
InfoMaker 入門
下図のようにグラフのサイズと位置を変更します。
165
グラフの機能拡張
サイズ変更するには、マウス ポインタをグラフの枠に持って行き、
ポインタの形が変わったらクリックしドラッグします。グラフを
移動するには、グラフの中央でポインタを押し、そのままグラフ
をドラッグします。
2
スクロール バーの矢印を押すと、2004 年、2005 年とグラフの表示が変
化します。
タイトルの設定
1 (プレビュー ビューではなく)デザイン ビューで、グラフの中央をクリッ
クします。
グラフが選択されます。現行のタイトル「(なし)」がスタイルバー
とプロパティ ビューのテキストボックスに表示されています。
2 [タイトル]テキストボックスに「支出内訳」と入力します。
グラフのタイトルも変更されます。
166
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
グラフの種類の変更
作成した棒グラフをほかの種類のグラフで表示します。提示するデー
タをさまざまな種類のグラフで表示して比較し、そのデータに最適な
グラフを選ぶことができます。
このステップでは、複数の種類のグラフで支出データを表示します。
1
デザイン ビューで、画面をスクロールしてグラフ全体が表示されるよう
にします。
2
デザイン ビューで、グラフをクリックします。
グラフが選択されます。グラフのプロパティが[全般]ページを
手前した状態でプロパティ ビューに表示されます。このページで
グラフの種類を選択できます。現在のグラフの種類は「縦棒(7)」
です。
InfoMaker 入門
167
グラフの機能拡張
3 [グラフの種類]ドロップダウン リストボックスから「横棒(2)」を選択
します。
グラフがプレビュー ビューで以下のように表示されます。
168
InfoMaker
レッスン 6
グラフ チュートリアル
4 [グラフの種類]ドロップダウン リストから「円(13)」を選択します。
グラフが円グラフとして再表示されます。
このレポートには円グラフが一番適しているようなので、これを
そのまま使用します。
レポートは以下のようになります。
InfoMaker 入門
169
グラフ(レポート)の印刷
グラフ(レポート)の印刷
現在の学習個所
グラフを追加するレポートを開く
グラフの作成
グラフ(レポート)の保存
グラフの機能拡張
> グラフ(レポート)の印刷
1
プレビュー ビューをクリックして、アクティブ ビューにします。
メニュー バーから[ファイル|レポートを印刷]を選択します。
印刷 ダイアログボックスが表示されます。
2 [OK]ボタンをクリックします。
レポートがプリンタあるいはプリント キューに送られます。
3
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
変更を保存していなかった場合はメッセージボックスが表示され
ます。
4 (メッセージボックスが表示された場合は)
[はい]ボタンをクリックしま
す。
レポート ペインタが終了します。
170
InfoMaker
レ ッ ス ン
7
環境チュートリアル
ライブラリ ペインタでは、フォーム、レポート、クエリ、パイプ
ライン、および InfoMaker 環境を管理します。ライブラリ ペイン
タでは、以下の操作を行うことができます。
•
フォーム、レポート、クエリ、パイプラインを開き、各ペイ
ンタへ移動する
•
現行ライブラリの設定
•
フォーム、レポート、クエリ、パイプラインのコピー、移動、
削除
このチュートリアルでは、これらの操作について学習します。
このチュートリアルの所要時間
約 30 分
InfoMaker 入門
171
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
現在の学習個所
> フォーム、レポート、クエリへのアクセス
ライブラリの新規作成
フォーム、レポート、クエリのコピー
既存レポートからの新規レポートの作成
まずライブラリ ペインタからオブジェクト(フォーム、レポート、ク
エリ、パイプライン)を開く方法について学習します。オブジェクト
を開くと、そのオブジェクトのペインタに自動的に移動します(この
動作はパイプラインでも同様ですが、このチュートリアルではパイプ
ラインは使用しません)。
フォーム ペインタをインストールしていない場合
この章と次の章では、フォーム ペインタを参照するステップがありま
す。フォーム ペインタをインストールしていない場合は、そのステッ
プを行わずに進んでもかまいません。
1
パワーバーの[ライブラリ]ボタンをクリックします。
ライブラリ ペインタが開きます。
172
InfoMaker
レッスン 7
2
環境チュートリアル
メニューバーから[ビュー|最近使用したオブジェクト]を選択します。
ペインタには、現行ライブラリのフォーム、クエリ、レポート、パ
イプラインがリスト表示され、最後に使用したオブジェクトが選
択されています。InfoMaker をインストールすると、初期設定の現
行ライブラリはサンプル ライブラリ tutor_im.pbl になります。
サンプル オブジェクトとともに、このチュートリアルで作成した
フォームやレポートも表示されています。
3
InfoMaker 入門
リストを下までスクロールして、前のステップで作成したフォーム
「contact_maintenance」を表示します。
フォームをダブルクリックします。
173
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
フォーム ペインタが開き、contact_maintenances が表示されます。
フォーム ペインタのメニューから[開く]を選択して、フォーム
を開くこともできます。
4
ペインタバーの[実行]ボタンをクリックします。
フォームが実行されます。
5
ペインタバーの[閉じる]ボタンをクリックします。
実行中のフォームが終了します。
6
メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
ライブラリ ペインタに戻ります。ほかのフォームも表示してみます。
7
174
フォーム「customer_maintenance」をダブルクリックします。
InfoMaker
レッスン 7
8
環境チュートリアル
ペインタバーの[実行]ボタンをクリックします。
以下のようにフォームが実行されます。
9 [閉じる]ボタンをクリックし、フォーム ペインタのワークスペースに戻
ります。
[ファイル|閉じる]を選択し、ライブラリ ペインタに戻ります。
10 レポート「emp_total_compensation」をダブルクリックします。
レポート ペインタにレポートが表示されます。
11 プレビュー ビューでレポートをスクロールします。
InfoMaker 入門
175
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
12 メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
レポート ペインタが閉じて、ライブラリ ペインタに戻ります。
176
InfoMaker
レッスン 7
環境チュートリアル
ライブラリの新規作成
現在の学習個所
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
> ライブラリの新規作成
フォーム、レポート、クエリのコピー
既存レポートからの新規レポートの作成
このステップでは、共有ドライブ上にライブラリを新規作成し、ライ
ブラリにアイテムをコピーできます。
共有ドライブ
ここでの指示では、H:\ が共有ドライブであると仮定していますが、自
分の共有ドライブを使用することができます。
InfoMaker は、フォーム、レポート、クエリ、またはパイプラインを格
納するために、特別なライブラリを使用します。これらのライブラリ
はファイルの拡張子 pbl を持ちます。フォーム、レポート、クエリ、ま
たはパイプラインを保存(あるいはコピーまたは移動)すると、それ
は pbl ファイル(ピブルと発音します)に保存されます。
1 [ファイル|新規作成]を選択します。
新規作成 ダイアログボックスが表示されます。
2 [ライブラリ]タブを選択し、[OK]をクリックします。
ライブラリ ウィザードが表示されます。
3 「h:\mylib.pbl」と入力して[完了]をクリックします。
H ドライブに新しいライブラリが作成されます。このライブラリ
は、現行のライブラリとして InfoMaker タイトル バーに名前が表
示されます。前のライブラリはまだライブラリ ペインタに表示さ
れています。
InfoMaker 入門
177
フォーム、レポート、クエリのコピー
フォーム、レポート、クエリのコピー
現在の学習個所
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
ライブラリの新規作成
> フォーム、レポート、クエリのコピー
既存レポートからの新規レポートの作成
このステップでは、共有ドライブのライブラリにフォーム、クエリ、
および 2 つのレポートをコピーします。別の InfoMaker ユーザがそれ
らをそのまま使用したり、必要に応じて修正したりできるようにしま
す。
ほ か の ユ ー ザ は デ ー タ ベ ー ス に ア ク セ ス で き る 必 要 も あ り ま す。
InfoMaker は、SQL Anywhere データベースと contact(担当者)テーブ
ルを提供しています。つまり、チュートリアルで作成したフォーム、
クエリ、あるいはレポートは、ほかの InfoMaker ユーザも実行できます。
1
tutor_im.pbl を左側のペインのツリー ビューから右側のペインのリスト
ビューにドラッグします。
2
ライブラリ ペインタのリスト ビューで、
「contactgrid」をクリックします
(必要ならばライブラリ ペインタのリストをスクロールします)。
〔Ctrl〕を押したまま、
「contacts_by_jobrole」をクリックします。
〔Ctrl〕を押したまま、
「d_dddw_states」をクリックします。
〔Ctrl〕を押したまま、「q_expenses」をクリックします。
〔Ctrl〕を押したまま、「contact_maintenance」をクリックします。
選択した 5 つのオブジェクトがハイライト表示されています。こ
れらをコピー、移動、または削除できます。ここでは、選択した
オブジェクトを共有ドライブにコピーします。
178
InfoMaker
レッスン 7
環境チュートリアル
参考
変更日時でビューをソートすると、作成または変更したばかりの
オブジェクトを簡単に見つけることができます。
レポート d_dddw_states をコピーする理由
contact_maintenance フォームは、都道府県カラムに対してドロップ
ダウンデータウィンドウ編集様式を定義します。この編集様式は
d_dddw_states レポートを参照しています。したがって、このフォー
ムを実行するときには、このレポートがライブラリ内に存在して
いなければなりません。
そのため、新規作成したライブラリに EAS Demo DB を使用して作
成したオブジェクトを格納する場合は、tutor_im.pbl 中の d_dddw で
始まるレポートもそのライブラリに格納する必要があります。
d_dddw で始まるレポートは、EAS Demo DB 中のテーブルのドロッ
プダウンデータウィンドウ編集様式で参照されているレポートで
す。
レポートを集中的に使用可能にする方法もあります。詳細は、
『InfoMaker ユーザーズ ガイド』マニュアルを参照してください。
3
ペインタバーの[コピー]ボタンをクリックします。
ライブラリの選択 ダイアログボックスが表示されます。
4
共有ドライブに移動します。
「mylib.pbl」を選択します。
[開く]をクリックします。
選択したオブジェクトが共有ドライブにコピーされます。コピー
には少々時間がかかります。コピー中、画面下のマイクロヘルプ
にコピー状況が表示されます。
InfoMaker 入門
179
フォーム、レポート、クエリのコピー
5
共有ドライブに移動します。
ライブラリ ペインタに、現行ライブラリ mylib.pbl 中のオブジェク
トが表示されます。
180
InfoMaker
レッスン 7
環境チュートリアル
既存レポートからの新規レポートの作成
現在の学習個所
フォーム、レポート、クエリへのアクセス
ライブラリの新規作成
フォーム、レポート、クエリのコピー
> 既存レポートからの新規レポートの作成
このステップでは、共有ドライブでレポートの一つから新しいレポー
トを作成します。そのレポートに少し修正を加えます。
この修正では、レポート実行時の強力なオプションを追加します。
1
H ドライブで「contactgrid」レポートをダブルクリックします。
レポート ペインタが開き、レポート contactgrid が表示されます。
InfoMaker 入門
181
既存レポートからの新規レポートの作成
2
メニュー バーから[ファイル|名前を付けて保存]を選択します。
レポートの保存 ダイアログボックスが表示されます。以降のス
テップで、レポートの名前を変更します。こうしておけば、古い
レポートを保持したまま、新しいレポートを作成して変更できます。
3
レポート名として、
「contactgrid_with_prompting」と入力し、
[OK]をク
リックします。
レポート名が「contactgrid_with_prompting」に変わりました。
4
レポート ペインタの右下隅にカラムの仕様ビューが表示されていない場
合は、メニュー バーから[ビュー|カラムの仕様]を選択します。
カラムの仕様ビューに、レポート中のすべてのカラムがリスト表
示されています。ここでは、1 つ、複数、またはすべてのカラムを
選択できます。選択したカラムに対して、レポートの実行(プレ
ビュー)時に検索条件を指定できます。
182
InfoMaker
レッスン 7
環境チュートリアル
たとえば、レポートの実行時に都道府県名でデータを検索したい
場合は state カラムを指定します。
5
すべてのチェックボックスをオンにします。
すべてのカラムを指定したので、レポートの実行(プレビュー)時
にはどのカラムに対しても検索条件を指定できます。
InfoMaker 入門
183
既存レポートからの新規レポートの作成
6
メニュー バーから[行|検索]を選択します。
検索条件の指定 ダイアログボックスが表示されます。検索条件指
定の設定用 ダイアログボックスで指定したすべてのカラムが表示
されています。
7
title カラムの最初のセルをクリックします。
水平スクロール バーを使用して title カラムの全体が見えるようにしま
す。
矢印のボックスが表示され、このカラムがドロップダウン リスト
ボックスであることが分かります。
8
184
下矢印をクリックします。
InfoMaker
レッスン 7
環境チュートリアル
9 「カスタマ サポート部」を選択します。
title カラムに「カスタマ サポート部」という項目が割り当てられま
す。これによって、カスタマ サポート部の担当者のみに関するレ
ポートが作成されます。
10 [OK]ボタンをクリックします。
レポートが表示されます。
「カスタマ サポート部」の担当者だけが
表示されています。
検索条件を指定するためのレポートを設定することで、レポート
実行時の性能および柔軟性が向上します。これについては、次の
レッスンでアプリケーションを作成する際に説明します。
11 メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
変更を保存するかどうか問い合わせるメッセージ ボックスが表示されま
す。[はい]ボタンをクリックします。
レポート ペインタが閉じ、ライブラリ ペインタに戻ります。
ここで、リストに「contactgrid_with_prompting」が表示されます。
レポートの内容を簡単に述べたコメントを付与することができま
す。
InfoMaker 入門
185
既存レポートからの新規レポートの作成
12 「contactgrid_with_prompting」上にポインタを置きます。
マウスの右ボタンをクリックして、ポップアップ メニューを表示します。
[プロパティ]を選択します。
プロパティ ダイアログボックスが表示されます。
13 「実行時に検索条件を指定」と入力します。
新しく追加されたコメントが表示されます。
14 [OK]ボタンをクリックします。
ここでライブラリ ペインタで行うことができる多くの作業につい
て理解できました。
15 次のチュートリアル、アプリケーション チュートリアルへ進みます。
(ライブラリ ペインタは開いたままにしておいてください。)
186
InfoMaker
レ ッ ス ン
8
アプリケーション チュートリアル
関連するレポート、フォーム、およびパイプラインから InfoMaker
アプリケーションを作成することができます。この章では、以下
の 3 つから担当者アプリケーションを作成します。
•
contact(担当者)テーブルのデータ保守用フォーム
•
すべての担当者を表示するレポート
•
検索条件の指定を行って表示するレポート
このチュートリアルの所要時間
約 30 分
InfoMaker 入門
187
アプリケーションの作成
アプリケーションの作成
現在の学習個所
> アプリケーションの作成
アプリケーションに対するショートカットの作成
アプリケーションの起動
担当者情報の実行
職務別リストの実行
検索表示の実行
ここでは、ツールバーとメニューを持つアプリケーションを作成し、
次 に ア プ リ ケ ー シ ョ ン の シ ョ ー ト カ ッ ト を 作 成 し ま す。そ の 後、
InfoMaker またはほかのアプリケーションを実行するのと同じように、
デスクトップからそれを実行できます。
アプリケーションは実行ファイルと初期設定ファイルから構成されま
す。初期設定ファイルには、実行ファイルに対するデータベース情報
が記述されています。
たとえば、InfoMaker 自体も im110.exe という実行ファイルを持つアプ
リケーションです。これは、InfoMaker を起動するときに実行を開始す
るファイルです。また InfoMaker は im.ini という初期設定ファイルも持
ちます。
用語
実行ファイルは、EXE(「エグゼ」と発音します)ファイルとも呼ばれ
ます。また、初期設定ファイルは、INI(「イニ」と発音します)ファ
イルとも呼ばれます。
188
InfoMaker
レッスン 8
1
アプリケーション チュートリアル
レッスン 7 から引き続いて学習している場合は、ステップ 2 に進みます。
それ以外の場合は、ライブラリ ペインタで H:¥ ドライブに移動し、
mylib.pbl ライブラリを現行のライブラリに設定します([ファイル
|ライブラリの選択]を選択します)。
ライブラリ ペインタに、mylib.pbl の内容が表示されます。
2
メニュー バーから[デザイン|実行ファイルの作成]を選択します。
実行ファイルの作成 ダイアログボックスが表示されます。アプリ
ケーションのタイトル、実行ファイル名、実行ファイルを置くフォ
ルダ、アプリケーションのアイコンを指定します。
3 [タイトル]テキストボックスに「担当者管理」と入力します。
アプリケーションの実行時に、タイトル バーには「担当者管理」
と表示されます。
InfoMaker 入門
189
アプリケーションの作成
4 [ファイル名]テキストボックスに「contacts.exe」と入力します。
アプリケーションの実行ファイル名は contacts.exe となります。
5
アイコンに対する参照([...])ボタンをクリックして、アプリケーション
のアイコンを選択します。
このアイコンは、ショートカット アイコンとして、Windows のデ
スクトップに表示されます。ショートカットは、後のステップで
作成します。
190
InfoMaker
レッスン 8
6
アプリケーション チュートリアル
Tutorial フォルダに移動します(アイコン ファイルがあります)。
「emp.ico」を選択します。
[開く]ボタンをクリックして、emp.ico をアプリケーションに関連付け
ます。
実行ファイルの作成 ダイアログボックスに戻ります。ファイル名
とアイコンのピクチャ名が表示されています。
7 [製品バージョン]と[ファイルバージョン]の右側のボックスに「Version
1.0.1」と入力します。
左側のボックスは「1,0,0,1」のままにしておきます。
InfoMaker 入門
191
アプリケーションの作成
右側のボックスに入力したテキストは、この実行ファイルのプロ
パティを Windows のエクスプローラで見たとき、プロパティ ダイ
アログボックスの[バージョン情報]タブに表示されます。左側
のボックスのコンマで区切られた 4 つの数字は、インストール プ
ログラムで使用します。
8 [次へ]ボタンをクリックして、アプリケーション項目を選択します。
項目の選択 ダイアログボックスが表示されます。ここで、アプリ
ケーションのフォームとレポートを選択します。
9 「contactgrid_with_prompting」チェックボックスをクリックします。
「contacts_by_jobrole」チェックボックスをクリックします。
「contact_maintenance」チェックボックスをクリックします。
192
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
10 [次へ]ボタンをクリックして、ツールバー項目を定義します。
実行ファイル項目 ダイアログボックスが表示されます。
[ピクチャ
を設定するツールバー]リストボックスにはアプリケーションに
含まれるフォームとレポートがリスト表示されています。このリ
ストボックスで選択する項目の情報が、ダイアログボックスの右
側に表示されます。
トラディショナルとコンテンポラリ メニュー スタイル
このチュートリアルでは、コンテンポラリ メニュー スタイルを使
用します。メニュー スタイルについては、『InfoMaker ユーザーズ
ガイド』マニュアルを参照してください。
注意
アプリケーションのツールバーに含めるすべての項目の定義を終
了するまで、
[完了]ボタンまたは〔Enter〕を押さないでくださ
い。
[完了]ボタンをクリックするか〔Enter〕を押すと、EXE ファ
イルが生成されます。
誤って定義の途中で EXE ファイルを生成してしまった場合は、環
境ペインタでもう一度フォームやレポートを選択し、
[デザイン|
実行ファイルの作成]を選択してください。InfoMaker は作成済み
の定義を記憶しているので、未定義の箇所から作業を再開し、EXE
ファイルを再生成することができます。
InfoMaker 入門
193
アプリケーションの作成
11 「contactgrid_with_prompting」が選択されていることを確認してください。
[ピクチャ]ドロップダウン リストボックスから「CheckStatus5!」を選
択します。
[テキスト]ボックスをクリックして「検索表示」と入力します。
〔Tab〕を押して、[マイクロヘルプ]ボックスに移動します。
「検索条件に合致する担当者情報をリスト表示します。
」と入力します。
[コンテンポラリ]ラジオボタンを選択します。
[ピクチャ]ボックスで、アプリケーションのツールバーに表示さ
れるボタンの絵を指定します。
[テキスト]ボックスには、アプリケーションで contact_maintenance
を実行するメニューまたはボタンのテキストを入力します。
[マイクロヘルプ]ボックスには、ボタンまたはメニュー項目のマ
イクロヘルプを入力します。
194
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
12 「contacts_by_jobrole」をクリックします。
[ピクチャ]ドロップダウン リストボックスから「Cascade!」を選択します。
[テキスト]ボックスをクリックして、「職務別」と入力します。
〔Tab〕を押して、[マイクロヘルプ]ボックスに移動します。
「担当者を職務別にグループ化して表示します。」と入力します。
[コンテンポラリ]ラジオボタンを選択します。
13 「contact_maintenance」をクリックします。
[ピクチャ]ドロップダウン リストボックスから「AddWatch5!」を選択
します。
[テキスト]ボックスをクリックして、「担当者情報」と入力します。
〔Tab〕を押して、[マイクロヘルプ]ボックスに移動します。
「データベース内の担当者情報を管理します。」と入力します。
[コンテンポラリ]ラジオボタンを選択します。
InfoMaker 入門
195
アプリケーションの作成
アプリケーションを構成するフォームとレポートの設定がこれで
終わりました。
14 [完了]ボタンをクリックします。
InfoMaker が生成するアプリケーションは、実行ファイルと初期設
定ファイルから構成されます。これらのファイルは Tutorial フォル
ダに格納されます。
アプリケーションを作成したのでライブラリ ペインタに戻りま
す。
ライブラリ ペインタを終了する前に、現行ライブラリを
tutor_im.pbl に変更します。ここに、サンプルとチュートリアルの
作業が保存されます。
15 メニュー バーから[ファイル|ライブラリの選択]を選択します。
16 ライブラリの選択 ダイアログボックスの[最近の使用]ページから
「tutor_im.pbl」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
現行ライブラリが tutor_im.pbl に戻ります。
17 メニュー バーから[ファイル|終了]を選択します。
InfoMaker が終了します。
196
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
アプリケーションに対するショートカットの作成
現在の学習個所
アプリケーションの作成
> アプリケーションに対するショートカットの作成
アプリケーションの起動
担当者情報の実行
職務別リストの実行
検索表示の実行
Windows のデスクトップにショートカット アイコンを作成すると、簡
単にアプリケーションにアクセスできます。
1
デスクトップ上でマウスの右ボタンをクリックします。
ポップアップ メニューが表示されます。
2 [新規作成|ショートカット]を選択します。
ショートカットの作成 ダイアログボックスが表示されます。
3
contacts.exe を探すために、参照([...])ボタンをクリックします。
フォルダの参照 ダイアログボックスで、フォルダを Tutorial フォルダに変
更します。
「contacts.exe」を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
ショートカットの作成 ダイアログボックスに戻ります。
[項目の場
所を入力してください]ボックスには「contacts.exe」が完全なパ
ス名つきで入力されています。
InfoMaker 入門
197
アプリケーションに対するショートカットの作成
4 [次へ]をクリックします。
名前の指定 ダイアログボックスが表示されます。
5
テキストボックスにデフォルトで表示される名前(ここでは
「contacts.exe」)を削除して、「担当者管理」と入力します。
この名前がデスクトップのアイコンの下に表示されます。
6 [完了]ボタンをクリックします。
ショートカットが作成されました。次に、アプリケーションが実
行できるようにショートカットのプロパティを修正します。
7 [担当者管理]アイコンにポインタを移動して、マウスの右ボタンをクリッ
クします。
ポップアップ メニューから[プロパティ]を選択して、
[担当者管理のプ
ロパティ]を表示します。
198
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
8 [ショートカット]タブを選択し、
[作業フォルダ]テキストボックスに
Sybase のシステム ファイルのあるフォルダのパスを入力します。
システム ファイルのディレクトリについて
InfoMaker をインストールすると、システム フォルダに DLL がコ
ピーされます。インストールで使用されたフォルダの名前を変更
している場合は、その名前をこのステップで使用する必要があり
ます。
フォルダのパスは、
「C:\Program Files\Sybase\Shared\PowerBuilder」
です。
ドライブ名を指定する必要があります。相対パス名の指定に円記
号を使うと、アプリケーションはシステム ファイルを特定するこ
とができなくなります。
9 [OK]ボタンをクリックします。
Windows がアプリケーションへのショートカットを修正します。
アプリケーション実行時に InfoMaker の DLL が参照されるように
なりました。
InfoMaker 入門
199
アプリケーションの起動
アプリケーションの起動
現在の学習個所
アプリケーションの作成
アプリケーションに対するショートカットの作成
> アプリケーションの起動
担当者情報の実行
職務別リストの実行
検索表示の実行
このステップでは、作成したアプリケーションを起動します。
1 [担当者管理]アイコンをダブルクリックします。
アプリケーションが実行されます。同時にデータベースも起動さ
れるので、1、2 分かかる場合があります。
担当者管理アプリケーションのメイン ウィンドウが表示されます。
200
InfoMaker
レッスン 8
2
アプリケーション チュートリアル
ツールバーを確認します。
前のステップで作成した[検索表示]、
[職務別]、
[担当者情報]ボ
タンのほかに、
[フォーム]、
[レポート]、
[終了]ボタンが自動的
に作成されています。
3
ボタン上にポインタを移動します。
ボタンに対応するマイクロヘルプが画面の一番下に表示されま
す。
4 [オブジェクト]メニューを選択します。
オブジェクト メニューには、検索表示、職務別、担当者情報があ
ることに注意してください。作成したアプリケーションにはツー
ルバーとメニューがあります。フォームとレポートは、ツールバー
とメニューのどちらからでも実行できます。
InfoMaker 入門
201
担当者情報の実行
担当者情報の実行
現在の学習個所
アプリケーションの作成
アプリケーションに対するショートカットの作成
アプリケーションの起動
> 担当者情報の実行
職務別リストの実行
検索表示の実行
このステップでは、
[担当者情報]ボタンを使用してフォームを実行し
ます。新規の担当者データの追加と既存の担当者データの修正を行い
ます。
1 [担当者情報]ボタンをクリックします。
フォームが表示されます。タイトルバーから使用しているアプリ
ケーションが分かります。データベース内の情報の表示、追加、お
よび更新に使用するフォームのツールバーも表示されていること
がわかります。
2
フォーム上の[挿入]ボタンをクリックします。
空白行が表示されます。
202
InfoMaker
レッスン 8
3
アプリケーション チュートリアル
新規の担当者データを入力します。
担当者 ID として「62」を入力します。
レッスン 4「テーブル チュートリアル」で、電話番号と fax 番号以
外のカラムには Null 値を認めない指定を行ったので、電話番号と
fax 番号以外はすべてデータを入力する必要があります。
〔Tab〕を
押すと、入力するボックスを移動できます。
4 [更新]ボタンをクリックします。
新規の従業員データが直ちにデータベースに追加されます。これ
は、後で表示します。
次に既存の担当者データに修正を加えます。
データベースの更新と変更の取り消しについて
[更新]ボタンをクリックすると、直ちにデータベースが更新され
ます。また、データを追加、修正後、
[更新]ボタンをクリックせ
ずにフォームを閉じようとすると、更新を保存するかどうかを問
い合わせるメッセージ ボックスが表示されます。
[行|変更の取り消し]を選択すると、最後の更新以降の変更を取
り消すことができます。
InfoMaker 入門
203
担当者情報の実行
5 [条件]ボタンをクリックします。検索条件を入力するための空白行が表
示されます。
ID カラムに「17」と入力します。
検索条件を指定します。
6 [適用]ボタンをクリックします。
検索条件が適用されます。担当者 ID が 17 の行が検索されます。
7 [町村番地]をたとえば 10-20 に変更します。
[更新]ボタンをクリックします。
データベースがただちに更新されます。
204
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
8 [次]ボタンをクリックします。
担当者 ID が 17 のデータは 1 件しかないので、エラー メッセージ
が表示されます。この検索条件を削除するか、ほかの条件を指定
する必要があります。
9 [OK]ボタンをクリックし、メッセージ ボックスを閉じます。
[条件]ボタンをクリックします。
検索条件の指定がないため、すべての行が検索されます。
10 ID ボックスの「17」を削除します。
[適用]ボタンをクリックします。
検索条件の指定がないため、すべての行が検索されます。
11 メニュー バーから[ファイル|閉じる]を選択します。
フォームが終了します。
InfoMaker 入門
205
職務別リストの実行
職務別リストの実行
現在の学習個所
アプリケーションの作成
アプリケーションに対するショートカットの作成
アプリケーションの起動
担当者情報の実行
> 職務別リストの実行
検索表示の実行
[職務別]ボタンを使用してレポートを実行します。
1 [職務別]ボタンをクリックします。
すべての担当者が職務ごとにグループ化されて表示されます。
2
前のステップで更新したデータが表示されているか確認してください。
[ファイル|閉じる]を選択します。
アプリケーションのメイン ウィンドウに戻ります。
206
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
検索表示の実行
現在の学習個所
アプリケーションの作成
アプリケーションに対するショートカットの作成
アプリケーションの起動
担当者情報の実行
職務別リストの実行
> 検索表示の実行
このステップでは、さまざまな検索条件を指定して担当者データを表
示します。
1 [検索表示]ボタンをクリックします。
検索条件の指定 ダイアログボックスが表示されます。レポート
contact_with_prompting には検索条件の指定が設定されているの
で、検索条件の指定 ダイアログボックスが表示されます。このレ
ポートを実行するとまず最初に、検索条件の入力を求められます。
InfoMaker 入門
207
検索表示の実行
2 [OK]ボタンをクリックします。
検索条件を何も指定しなかったので、すべての行が検索されます。
3 [行|検索]を選択します。
検索条件の指定 ダイアログボックスが再表示されます。今度は条
件を指定します。
4
208
title カラムに移動します。
ドロップダウン リストボックスから「カスタマサポート部」を選択しま
す。
[OK]ボタンをクリックします。
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
部署がカスタマ サポート部の担当者のみ検索、表示されます。
5 [検索]ボタンをクリックします。
検索条件の指定 ダイアログボックスが再表示されます。先ほど指
定した「カスタマ サポート部」はまだ選択されたままです。違う検
索条件を指定するには、
「カスタマ サポート部」を削除して新しい
検索条件を指定します。
6
title カラムから「カスタマ サポート部」を選択します。
〔Delete〕を押します。
title カラムの条件が削除されます。次に、別の検索条件を指定しま
す。
7
last_name カラムの下のボックスをクリックします。
「like " 木 %"」と入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
この書式(「like " 木 %"」)は、名前が思い出せないときに便利で
す。たとえば、姓が「木」で始まることだけ覚えていたとします。
LIKE 演算子は任意の文字が続く行だけを検索することを指定しま
す。二重引用符が必要です。% は任意の文字列を表わすので、上
記の like" 木 %" は「木で始まる任意の文字列」を指定したことに
なります。
InfoMaker 入門
209
検索表示の実行
以下が検索結果です。
8 [検索]ボタンをクリックします。
検索条件の指定 ダイアログボックスが再表示されます。
「木」で始
まる姓の条件はまだ選択されたままの状態であることがわかりま
す。さらに条件を追加します。今度は、
「姓が木で始まっていて」、
なおかつ「都道府県が東京都である」担当者を検索します。
9
スクロール バーを使用して state カラムを表示します。
「東京都」と入力します。
10 [OK]ボタンをクリックします。
レポートは、姓が木で始まりかつ東京都の担当者だけになります。
11 [検索]ボタンをクリックします。
検索条件の指定 ダイアログボックスが再表示されます。指定した
検索条件がまだ選択されたままの状態であることがわかります。
210
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
市区の条件を少し変更します。今度は、
「姓が木で始まっている」
または「市区が横浜市である」担当者を検索させます。この場合
は、いずれかの条件を満たせば、リストに表示されます。両方の
条件を満たす必要はありません。
12 スクロール バーを使用して state カラムを表示します。
「東京都」を削除します。
13 〔↓〕を使用して、city カラムの上から 2 行目の行に移動します。
「横浜市」と入力します。
14 [OK]ボタンをクリックします。
ダイアログボックスで 2 つの違う行に条件を指定することによっ
て、レポートが最初の行の条件または 2 つ目の行の条件に合う行
をデータベースから検索するように指定します。
姓が「木」で始まる担当者すべてを検索します。市区が「横浜市」
である担当者もすべて検索されます。2 つの検索結果が混在してわ
かりにくいので、市区でソートします。これで、横浜市の行がま
とめられます。
InfoMaker 入門
211
検索表示の実行
15 [行|ソートの指定]を選択します。
ソート カラムの指定 ダイアログボックスが表示されます。
16 id カラムを[カラム]ボックスの外へドラッグし、city カラムを[カラ
ム]ボックスにドラッグします。
[OK]ボタンをクリックします。
行が市区でソートされ、
「横浜市」が先頭にきています。その後、
姓が「木」で始まる担当者が表示されています。
次にアプリケーションを終了させます。
17 [終了]ボタンをクリックします。
アプリケーションが終了します。
おつかれさまでした。以上でチュートリアルの全作業を終了します。
チュートリアルでは、データの作成、管理、レポートを行いました。
また、すべての作業をアプリケーションに統合しました。これからの
学習についてのヒントは、次のページを参照してください。
212
InfoMaker
レッスン 8
アプリケーション チュートリアル
次のステップについて
これで InfoMaker アプリケーションを作成する準備ができました。も
う少し学習を続けたい人は、サンプル ライブラリ tutor_im.pbl を使用
して以下の作業を行ってみてください。
担当者データのカスタマイズ contact(担当者)テーブルのデータをすべ
て削除し、独自のデータを入力します。この作業は、担当者アプリケー
ションを実行して行うことができます。データの削除および追加には
フォームを使用してください。
ほかのサンプル フォームとサンプル レポートの参照 環境チ ュートリ ア
ルでは、InfoMaker とともに提供されたいくつかのサンプル フォーム
とサンプル レポートを使用してきました。それらをさらに詳細に学習
することができます。サンプルは tutor_im.pbl 内にあります。参照する
際には、デザインのバージョンと、フォームまたはレポート実行時の
結果を注意して見てください。
サンプル パイプラインの使用 サンプル ライブラリにはサンプルのパ
イプラインがあります。パイプラインは、データベース内またはデー
タベース間でデータ構造とデータをやり取りするためのものです。ラ
イブラリを開いてパイプラインをクリックすると、データ パイプライ
ン ペインタが起動します。サンプル パイプラインは、EAS Demo DB
内の employee(従業員)テーブルのコピーを作成します。コピーを作
成するには、パイプラインを実行してください。
サンプルを変更したい場
合は、フォームまたはレポートを開いて、
[ファイル|名前を付けて保
存]を選択します。[名前を付けて保存]を使ってフォームまたはレ
ポートのコピーを作成し、新しい名前を付けて保存します。その後で
変更を加えれば、元のサンプルに影響を与えずに作業できます。
サンプル フォームとサンプル レポートの変更
EAS Demo DB を使ったほかのフォームとレポートの作成
サンプル
フォームまたはサンプル レポートの学習が完了したら、自分で作成し
てみましょう。EAS Demo DB には、使用可能な複数のテーブルがあり
ます。チュートリアルでは contact(担当者)テーブルを扱う機会が多
かったので、担当者テーブルから始めるとよいでしょう。作業に応じ
て、ほかの InfoMaker マニュアルとオンライン ヘルプも使用してくだ
さい。
InfoMaker 入門
213
次のステップについて
214
InfoMaker
索引
A
Q
Adaptive Server Anywhere データベース
AND 演算子 142
C
contact.txt ファイル
99, 106
Quick Select ダイアログボックス 36, 37, 38, 64,
133
Quick Select データ ソース 36, 63
T
128
TUTOR_IM.PBL 8
tutor_im.pbl 8, 173
D
d_dddw_states レポート
179
X
XML、レポートの保存
96
I
im.ini 188
im110.exe 188
InfoMaker の起動
あ
7, 10
L
LIKE 演算子
209
M
mylib.pbl
177
P
PDF、レポートの保存
InfoMaker 入門
96
アイコン、アプリケーション用に指定 190
アクションの選択 ダイアログボックス 46
アプリケーション
EXE ファイルのためのフォルダ指定 190
アイコンの指定 190
アプリケーション ファイル名の指定 190
オブジェクトの選択 192
概要 187
起動 200
作成 196
実行(EXE)ファイル 188, 196
ショートカットの作成 197
初期設定(INI)ファイル 188, 196
タイトルの指定 189
直前に作成したアプリケーションの修正 193
ツールバー項目の定義 193
ツールバー ボタンの定義 194
データベースの更新 203
215
索引
バージョン番号の割り当て 192
フォームでの検索条件の設定 204
フォームの実行 202
フォームへの検索条件の適用 204
マイクロヘルプの定義 194
メニュー項目の定義 195
レポートの実行 206
ドロップダウンデータウィンドウ編集様式の定
義 118
ドロップダウンリストボックス編集様式の定義
110
表示幅の定義 116
ヘッダの定義 116
ラベルの定義 116
い
く
移動
クエリ 178
フォーム 178
レポート 178
印刷
グラフ 170
レポート 96, 97
印刷 ダイアログボックス 97, 170
インポート ファイルの指定 ダイアログボックス
128
クエリ
移動 178
概要 131
カラムの選択 133
コピー 178
削除 178
選択条件の指定 140
ソートの指定 144
データ ソースとしての使い方 146
プレビュー 137
保存 138
ライブラリの中で開く 172
クエリの選択 ダイアログボックス 147
クエリの保存 ダイアログボックス 138
クエリ ペインタ 133
グラフ
印刷 170
円グラフ 169
サイズ変更 165
再配置 165
作成 157
種類の変更 167
タイトルの追加 166
データの定義 158
プレビュー 162
棒グラフ 168
保存 163
グラフの種類、変更 167
グリッド、レポート デザイン ビュー内への表示
27
え
エディット マスク編集様式
使い方 125
定義 123
演算子
論理 AND 142
論理 LIKE 209
か
カウント、レポートへの追加 90
拡張属性 109
拡張属性システム テーブル 39
カラム
Null 値の設定 104
初期値の設定 122
データの有効性の検証 122
テーブルでの定義 101
216
InfoMaker
索引
け
計算フィールド、レポートへの追加 90
検索条件
検索するカラムの選択 182
フォームでの設定 204
フォームでの適用 204
レポート用の指定 183, 207
検索条件の指定 182, 207
検索条件の指定 ダイアログボックス 184, 207
こ
降順オプション 76
コピー
クエリ 178
フォーム 178
レポート 178
コメント
ライブラリのオブジェクトへの追加 186
ライブラリのオブジェクト用の修正 186
コントロール エッジ、レポート デザイン ビュー
内への表示 73
さ
削除
クエリ 178
フォーム 178
レポート 178
し
式の変更 ダイアログボックス 91
実行(EXE)ファイル 188
実行ファイル項目 ダイアログボックス 193
実行ファイルの作成 ダイアログボックス 189
主キー、テーブル用の定義 107
昇順オプション 76
ショートカット、アプリケーションへの作成
197
初期設定(INI)ファイル 188
InfoMaker 入門
初期値、カラム用の設定 122
新規フォーム ダイアログボックス
35, 36
す
スクロール バー、フォーム中のレポートへの追加
54
スタイルバー、使い方 45
せ
選択
投げ輪 30, 50
レポートの複数のコントロール
28
そ
ソート
アプリケーション内のレポート 212
クエリ中 144
レポート 75
ソートカラムの指定 ダイアログボックス
75
た
ダイアログボックス
Quick Select 36, 37, 38, 64, 133
SQL ツールボックス中のタブ 140
アクションの選択 46
印刷 97, 170
インポート ファイルの指定 128
クエリの選択 147
クエリの保存 138
検索条件の指定 184, 207
式の変更 91
実行ファイル項目 193
実行ファイルの作成 189
新規フォーム 35, 36
新規レポート 149
ソート カラムの指定 75
217
索引
テーブルの選択 101
フォームの選択 34
フォームの保存 42
保存 96
レポートの保存 72, 163
タイトル
グラフへの追加 166
フォームへの追加 49
レポートへの追加 85
データベース
行の挿入 57
更新 60, 128, 203
データの検索 129
変更のキャンセル 203
データベースの更新 60, 128, 203
データベース ペインタ 101
データベースへの行の挿入 57
テーブル
概要 99
カラムの定義 101, 105
コメントの追加 108
作成 100, 106
主キーの定義 107
データのインポート 127
保存 106
テキスト ファイル、データのインポート
ち
チュートリアル
時間 8
使用上の要件
8
つ
ツールバー
PowerTips の表示 19
[オブジェクト]ドロップダウン ツールバー 19
概要 16
テキストの表示 18
ドラッグ 17
浮動化 17
ボタンの定義 194
ツールバー項目、アプリケーション用の定義 193
と
ドラッグ 44
ドロップダウンデータウィンドウ編集様式
概要 119
カラムの定義 118
データベースと PBL の要件 179
ドロップダウンリストボックス編集様式
使い方 58
定義 110
て
な
データ ソース
Quick Select 36
データ、テーブルへのインポート
データ ソース
Quick Select 63
クエリ 146
フォーム用の定義 35
レポートの定義 64
データのインポート 127
データの検索 129
データの有効性の検証 122
投げ輪選択
218
127
30, 50
127
に
入力条件則
122
InfoMaker
索引
は
バージョン番号、実行ファイル
パイプライン 213
192
ひ
日付、レポートへの追加
ビュー、管理 20
88
ふ
フォーム
アプリケーションでの実行 202
移動 178
カラムの枠の変更 50
検索条件の設定 204
検索条件の適用 204
コピー 178
コントロール 43
削除 178
作成 34
タイトルの追加 49
データ ソース 35
動作内容 46
プレビュー(実行) 40, 56
保存 42
ボタンの移動 51
ボタンの追加 43
様式 35
ライブラリの中で開く 172
レポート内でのサイズ変更 55
レポートのサイズ変更 54
レポートの追加 52
レポートへのスクロール バーの追加 54
フォーム中のコントロール 43
フォーム内での動作内容 46
フォームの作成 ダイアログボックス 34
フォームの保存 ダイアログボックス 42
フォーム ペインタ 34
プレビュー
クエリ 137
InfoMaker 入門
グラフ 162
(実行)フォーム 40, 56
レポート 70
プロパティ ビュー 22
へ
ペインタ
アクセス 11
クエリ 133
データ パイプライン 213
データベース 101
フォーム 34
ライブラリ 171
レポート 154
ページ番号、レポートへの追加
変更の取り消し 30
編集様式中のデータの値 112
編集様式中の表示の値 112
89
ほ
保存
クエリ 138
グラフ 163
フォーム 42
レポート 72
ボタン
アプリケーション ツールバーへの定義
フォーム内での移動 51
フォームへの追加 43
ポップアップ メニュー
使い方 22
表示 17
194
219
索引
ま
る
マイクロヘルプ、アプリケーションへの定義
マウス
ツールバーのドラッグ 17
ポップアップ メニューの表示 17
194
め
メニュー スタイル、選択 193
メニュー、[ツール|ツールバー]の表記法について
17
メニュー項目、アプリケーションへの定義 195
よ
様式
フォーム
レポート
35
63
ら
ライブラリ
オブジェクトの移動 178
オブジェクトの削除 178
オブジェクトへのコメントの追加
オブジェクトをコピー 178
オブジェクトを開く 172
オブジェクト用のコメントの修正
現行ライブラリの変更 177
開く 177
ライブラリのオブジェクト
移動 178
コメントの修正 186
コメントの追加 186
削除 178
ライブラリ ペインタ 171
ライブラリ内のオブジェクト
コピー 178
220
186
186
ルーラ、デザイン ビュー内への表示
73
れ
レポート
XML 形式で保存 96
アプリケーションでの実行 206
移動 178
印刷 96, 97
カウントの追加 90
既存レポートからの新規レポートの作成 181
区域での作業 80
クエリからの作成 146
グループ化 77
グループ トレーラ区域 80
グループ ヘッダ区域 80, 82
計算フィールドの追加 90
検索条件の指定 182, 183
コピー 178
コントロール エッジの表示 73
コントロールの再配置 79
コントロールの削除 82
削除 178
作成 62
サマリー区域 80
詳細区域 80
すべてのテキストの選択 84
ソート 75
タイトルの追加 85
タブラ提示様式 63
データ ソース 64
デザイン ビュー内へのグリッドの表示 27
デザイン ビュー内へのルーラの表示 73
日付の追加 88
開く 154
フォーム内でのサイズ変更 55
フォームへの追加 52
フッタ区域 80
プレビュー 70
ページ番号の追加 89
InfoMaker
索引
ヘッダ区域 80
保存 72
様式 63
ライブラリの中で開く 172
レポート オプション ダイアログボックス 26
レポートのコントロール
移動 28
エッジ、デザイン ビュー内への表示 73
エッジの表示 27
削除 30
選択解除 29
ドラッグ 28
複数選択 28
レポートの中でのグループ化 77
レポートの保存 ダイアログボックス 72, 96, 163
レポート ペインタ 154
レポート用の検索条件の指定 183
InfoMaker 入門
221
索引
222
InfoMaker
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