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財政融資資金(旧資金運用部資金)繰上償還に係る

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財政融資資金(旧資金運用部資金)繰上償還に係る
財政融資資金(旧資金運用部資金)繰上償還に係る補償金免除
国の地方財政対策の一環として、過去に高金利で借り入れた地方債の補償金が免除される繰上
償還が承認され、当組合は対象となる地方債の残高を全額一括償還することとしました。
一括償還に要する財源としては、銀行等資金による借換債を発行し充てることとします。
制度の概要
【趣旨】
地方公共団体の公債費の負担軽減対策として、平成19年度から21年度までの3か年間に限り、
過去に、高金利で借り入れた公的資金(旧資金運用部資金(現財政融資資金))について、一定
の条件(実質公債費比率の改善等)を満たすと、補償金を免除して繰上償還を認める制度。
通常、繰上償還を行う場合は、利子に相当する補償金を支払う必要があります。
【対象となる地方債】
平成4年5月31日までに貸し付けられた金利5%以上の地方債。
※ 当組合は旧資金運用部資金が対象となります。
【対象団体の要件】
○ 金利5%以上6%未満の地方債:実質公債費比率が18%以上の団体
○ 金利6%以上7%未満の地方債:実質公債費比率が15%以上の団体
○ 金利7%以上の地方債 :実質公債費比率が15%未満であるが、経常収支比率が
85%以上若しくは財政力指数0.5以下等の団体
一部事務組合の実質公債費比率は、構成団体の数値を用いるとされており、北海道と苫小牧
市の加重平均で18%を超えることから、当組合は当該制度適用団体となっています。
また、本制度では普通会計債(国直轄事業費及び補助事業費に対する一般公共事業債)が対
象となり、平成元年度から3年度の金利5%以上7%未満の旧資金運用部資金が該当します。
健全化計画の策定
この制度の適用を受けるには、行政改革等を内容とする財政健全化計画(行政の簡素化等に関
する計画)策定が要件となります。当組合も総務省の定める様式に沿って策定しました。
【計画期間】
5年間(平成20年度から平成24年度まで)
【計画策定の条件】
過去5年間の推移と今後5年間の各年度の財政、職員数、給与等の状況や、繰上償還に伴う
行政改革推進効果などについて、計画として位置付けます。
◎計画は5つの主題により構成されています。
①基本的事項・・・・・・・・・ 財政健全化の基本方針等(公表)
②財政状況の分析・・・・・・・ 財務上の特徴、財政運営課題
③今後の財政状況の見通し・・・ 平成24年度までの見通し等
④行政改革に関する施策・・・・ 給与のあり方や行政評価の導入等
⑤行政改革推進効果・・・・・・ 主な課題と取組目標、年度別目標
(補償金免除額を上回る財政改善効果)
【基本方針】
財政健全化計画の策定を通して、中長期的な財政状況の集計を行い、それを基として自主的
かつ主体的な財政構造の改善に努める。
財務上の特徴
当組合は、苫小牧港を、北海道と苫小牧市が共同して管理運営することを目的に設立された
一部事務組合です。
歳入の主な財源は、国庫支出金、地方債、使用料等ですが、これらの収入だけでは歳出のす
べてを賄うことができないため、構成団体である北海道及び苫小牧市からの負担金によって収
支均衡を図っています。
普通の市町村と異なり、市民税などの普通地方税収入や国からの交付税などの収入がないた
め、これらの財源を基礎として算出する財政力指数や実質公債費率は算定されません。
また、交付税算定に用いる基準財政収入額は構成団体において算定されるため、地方交付税
等は、構成団体に配分されています。
※苫小牧港管理組合規約、事務等は、例規類集を参照してください。
対象額と削減効果
借換債により、約1千620万円」の効果(削減)が見込まれます。
また、通常どおり償還した場合とでは、3千115万の削減効果となります。
(単位:千円)
区 分
対象額
繰上償還
時 期
借換債利子
A
補償金
B
効果額
(A−B)
6.0%以上
452,121
H21.3.25
10,036
22,883
△ 12,847
5.0%以上
214,058
H22.3.25
5,657
9,029
△ 3,372
666,179
15,693
※全6口で、5.5%から6.7%、残存年数は1年から2年
※借換債による利子額は、年利2.1%と仮定し試算。
31,912
△ 16,219
計
公的資金補償金免除繰上償還の対象となる地方債一覧
◎普通会計債(一般公共事業債)
借入
年度
No.
1
H1
2
3
H2
4
5
H3
6
計
借入額
(千円)
650,000
1,245,000
448,000
1,049,000
548,000
706,000
4,646,000
利率
6.70%
6.60%
5.50%
平成21年3月
残高 (円)
繰上償還額
(円)
119,120,388
61,522,058
228,161,362
117,838,405
118,634,339
81,627,811
277,784,424
191,132,979
136,643,906
93,543,706
173,041,233
120,514,334
1,053,385,652
666,179,293
※承認等
財政健全化計画・・・・・平成20年11月28日 総務大臣並びに財務大臣承認
補償金免除繰上償還・・・平成21年 2月12日 財務省(北海道財務局長)承認
借換債の発行・・・・・・平成21年 2月17日 総務大臣許可
償還
時期
残存
年数
1
H21.3
2
H22.3
3
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