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14.地域の高齢者と高専生による家具づくり教室

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14.地域の高齢者と高専生による家具づくり教室
14.地域の高齢者と高専生による家具づくり教室
代表者
西尾幸一郎
1.活動の目的
山口県周南市中須北は、山口県の棚田20選に選ばれるほど美しい景観が見られる地域で
ある。一方で、過疎高齢化に伴う、人口減少と空き家の増加が深刻な問題となっている。
本活動では、長年放置された空き家で、地域の高齢者と高専生(高校生)による家具づくり
教室を実施し、子ども連れや若者を呼び込む。製作した家具は空き家に配置し、地域の情
報発信基地として開放する。子ども達のデザイン力を生かして地域を元気にする。
2.活動の内容
(1)概要
当初の計画通り、山口県周南市中須北地区の古民家において、地域の高齢者や高専生、
大学生、小学生とその保護者らで力を合わせて家具等の製作を行った(計9回)。なお、
製作に当たっては、必要に応じて、徳山高専の技術職員や美術部教員、大工、家具工房の
職員などの専門家に協力を得た。
一方で、施設の一般開放に関しては、作業途中で参加者たちの間でイメージがどんどん
膨らみ、より洗練された空間に仕上げてから開放したいという欲求が生まれたことから、
完成時期を延期し、次年度の開設に向けて今後も引き続き作業を継続することとした。
(2)活動場所
本事業の活動場所は、中須北の玄関口に位置する築
100年の古民家である。かつては2階で書道教室が営ま
れており、地域の子ども達の教育と交流の中心地として
大いに賑わっていたが、約20年前から空き家となり、地
域衰退のシンボル的な建物に成り果てている。
(3)実施時期と活動内容、参加者数
平成25年10月27日(日) 疑似ステンドグラスの作成(参加者4名)
平成25年11月17日(日) 疑似ステンドグラスの作成(参加者13名)
※平成25年12月から平成26年7月の期間で空き家の内壁工事、フローリング工事、左
官工事などを実施。
平成26年6月25日(水)
レーザー加工機を用いた欄間の作成(参加者5名)
平成26年8月19日(火) 壁掛けの植栽の作成(参加者13名)
平成26年9月23日(火) ちゃぶ台の作成(参加者6名)
平成26年10月11日(土) 棚板や柿渋を塗布、タンスの作成(参加者9名)
平成26年10月14日(火)
藍染めによるオリジナル座布団などの作成(参加者5名)
平成26年10月15日(水)
レーザー加工機を用いた看板の試作(参加者4名)
平成26年10月19日(土)
廃材を利用したコンセントカバーや棚の作成(参加者7名)
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(4)活動の様子と成果品の一部紹介
小学生と一緒に棚を作成。板材には家具職人の助言により柿渋を塗布した(14/10/11)
建築家フランク・ロイド・ライトのデザインした机を参考にちゃぶ台を作成(14/09/23)
使われなくなった棚の表面をサンダで削り、オイルステンで塗装して再生(14/10/11)
壁掛けの植栽の作成、石州瓦の色に合わせた配色とした(14/08/19)
家具屋のスタンドライトを参考に、スチレンボー等で試作品を作成(14/10/06)
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使われなくなったまな板をペンキで塗装し、タブレットスタンドを作成(14/10/19)
疑似ステンドグラス作り(13/10/27、11/17)
※寒冷地域であるため、1ヶ月程でガラス面に貼り付けたビニールが剥がれたため失敗
美術部の先生の指導の下、座布団やテーブルセンターなどを藍染めした(14/10/14)
徳山高専技術職員の指導の下、レーザー加工機で看板や欄間を作成(14/06/25、10/15)
【その他】地域交流BBQ大会を実施し、地元の旬の味覚を満喫(14/01/19、08/19)
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3.決算報告書
[収入の部]
科
助
(単位:円)
目
成
決
算
額
予
算
額
内
金
200,000
200,000
自 己 資 金
192
0
0
0
200,192
200,000
そ
の
合
他
計
訳
大同生命厚生事業団助成金
[支出の部]
科
交
(単位:円)
目
通
決
算
額
内
訳
費
18,460
工具等購入費
66,360
材
費
68,076
木材、ステンレス、塗料、など
図 書 購 入 費
5,575
DIYに関するハウツー本、など
消 耗 品 費
25,445
丸釘、ペンキ刷毛、
保
16,276
スポーツ安全保険加入費
料
険
合
料
計
スタッフ交通費
丸のこ、インパクトドライバー、レーザーソー、
締ハタ金、はんだごて、など
200,192
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