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マイクロソフト イノベーションセンター 活動レポート 2010

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マイクロソフト イノベーションセンター 活動レポート 2010
Japan
マイクロソフト
イノベーション センター
活動レポート 2010
IT ベンチャー支援編
CONTENTS
ごあいさつ ..............................................................................................................1
マイクロソフトは、IT の発展と
イノベーションの創出を支援します。 ...................................................2
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010
IT ベンチャー支援編
Microsoft Innovation Award 2009 優秀賞受賞ソリューションが
Tech・Ed 2009 に出展 ......................................................................................8
Microsoft Innovation Day 2009
─ Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞を発表 ...................... 10
Microsoft Innovation Award 2009 コマーシャル部門
最優秀賞 トラスト デリート (TRUST DELETE)
ワンビ株式会社 ............................................................................. 12
優秀賞
名刺 SaaS『 Link Knowledge 』
三三株式会社 ............................................................................... 13
優秀賞
リアルナレーターズ with JukeDoX
株式会社スカイフィッシュ.............................................................. 13
優秀賞
フェイストラッキングによる視界の自動追尾ソリューション
『 WallThrough 』
マジックチューブ ............................................................................. 14
優秀賞
本人の声で会話するクローン ロボット『 Sokkly 』
株式会社リトルアイランド.............................................................. 14
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010
IT ベンチャー支援編
2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム始動 ....................... 16
2010 年第 6 回キャンパス ベンチャー グランプリ全国大会
特別賞マイクロソフト賞を受賞 ― 北海道大学大学院 横田 泰斗さん ...... 19
第 7 回マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
US 研修ツアー 2010 ....................................................................................... 21
福岡市、静岡県、山形県、および宮崎県で認定証授与式を実施
― マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム ............................................. 24
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
静岡県
有限会社池田電子工学研究所 .................................................. 28
グローバルデザイン株式会社 ...................................................... 28
株式会社ソフィア .......................................................................... 29
株式会社ユニテック...................................................................... 29
福岡市
株式会社コマーシャル・アーツ .................................................... 30
株式会社ネオス ............................................................................. 30
山形県
株式会社ハイテックシステム ........................................................ 31
レクポート株式会社....................................................................... 31
宮崎県
株式会社南日本ネットワーク......................................................... 32
Microsoft BizSpark 早期採用企業紹介 .................................. 33
Just the Facts ............................................................................................... 34
本レポートで掲載しているマイクロソフトおよびパートナー様の代表者は、
活動実施当時の役職名のままで記載いたしております。
Welcome
ごあいさつ
日頃より弊社の製品およびサービスをご利用いただきありがとうございます。
マイクロソフトでは、「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を、最大限に引き出すための
支援をする」というミッションのもと、お客様にとって IT がより便利で身近なものとなるよう、テクノロジ
の改善と向上に日々取り組んでおります。日本におきましても、日本のお客様に最高の製品やサービス
をお届けするために、米国本社との連携による品質改善の取り組みや、ソリューションパートナー様
との連携強化をはじめ、地域のパートナー企業様、自治体・教育機関・NPO 様との協業を拡大して
おります。
マイクロソフト イノベーション センターは、国内の IT 産業における技術研究、製品開発/検証を支援
し、新たなビジネスの創出や国内外での展開を推進していくことを目的として、2006 年に設立されま
した。この度、2009 年 10 月より、マイクロソフト エグゼクティブ ブリーフィング センター、マイクロソフト
テクノロジーセンターと共に大手町に集約し、イノベーションの創出からエンタープライズ ビジネスまで
統合されたさまざまなサービスを提供させていただく運びとなりました。
本レポートではマイクロソフト イノベーション センターで展開しているさまざまな活動をご紹介しており
ますので、ぜひご一読ください。
今後も、テクノロジ業界においてロイヤリティリーダーになるという志を全社員で共有し、優れた製品
とサービス、そして全社員の力で、日本のお客様のご期待に応えていくことをお約束します。
マイクロソフト株式会社
代表執行役社長
樋口 泰行
1
マイクロソフトは、IT の発展と
イノベーションの創出を支援します。
マイクロソフト イノベーション センターは、独創的なアイデアを持つソフトウェアおよびハードウェア開発企業、システム インテグレーター、大学、起業家や、グローバ
ル ビジネスに挑戦する個人および組織を支援することにより、国内の IT ソフトウェア産業に貢献することを目標としています。
また、最新テクノロジや製品を保有しグローバルにビジネスを展開する企業を多く抱える日本において、これらの企業と連携することにより、革新的な製品、サービス
を送り出していきます。
マイクロソフトは、
マイクロソフト イノベーション センターを通して、
自社のリソースを提供し、パートナー様とともに
Microsoft Innovation Award では、独創的なアイデアから
コマーシャル ビジネスを立ち上げたベンチャーを表彰しています。
マイクロソフト テクノロジを活用し、イノベーションをもたらす
優秀なソフトウェアを開発された企業には、マーケティングや
技術支援、グローバルでのビジネス展開もサポートしています。
日本のソフトウェア産業の発展に貢献していきます。
IT 業界
お客様の要件がより高度に大規模になる一方で、知的財産や相互運用性など、クリアしなければならない問題は増加。
いま、IT 業界で新規参入やイノベーションを実現するのは、容易ではありません。
さらに、コンピューター サイエンスを専攻する学生も減少している先進国では、人材の確保 / 育成も重要になっています。
革新的な自社製品を
世界に広げる
自社製品の品質
確保のために大規模な
研究のために
高度で大規模な
アイデアはあるのに
新規に開発する
チャネルが欲しい...
検証環境が必要...
IT 環境が必要...
余裕がない...
マイクロソフト イノベーション センターは、マイクロソフトの
リソースを提供することで、パートナー様を支援します。
マイクロソフトが提供するリソース
• テクノロジ、IP (知的財産)
• プラットフォームおよび製品
• 高度な検証環境
• 全世界に広がるセールス、マーケティング チャネル
• マイクロソフトとのビジネス
2
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
マイクロソフトの取り組み
マイクロソフトは、マイクロソフト イノベーション センターを基盤として、マイクロソフトのリソースを提供し、パートナー様のご支援を行っております。
国内 IT 企業
(ソフトウェア開発会社、ハードウェア開発会社、システム インテグレーター )
グローバル
ビジネス
優れた IT ベンチャーを表彰
マイクロソフト
ビジネス パートナー
およびチャネル
多彩なプログラム
テクノロジ イノベーション
プログラム
インターオペラビリティ
プログラム
プラットフォーム サポート
プログラム
アイデアの具現化
相互運用/接続の確立、検証
高度な開発/検証環境の利用
品質検証プログラム
人材育成サポート プログラム
IP ライセンス プログラム
アプリケーションの
互換性検証支援
人材育成活動のサポートと
リソースの提供
IP (知的財産)
ライセンスの提供
マイクロソフト
コーポレーション
マイクロソフト
ディベロップメント
株式会社
マイクロソフト
リサーチ
ファシリティ (サーバー、ネットワーク、ストレージ )
早期導入支援
最大 1 か月間の開発サポートと
ソリューション検証環境の活用
自治体様と協働で、技術/マーケティング支援
スタート
アップ
スタートアップ企業への
開発統合環境の無償提供
研修コースの開設
(ビジネス、テクノロジ )
Microsoft BizSpark
マイクロソフト イノベーション センター協力団体
ネットワーク パートナー
旭川、札幌、岐阜
大学/教育機関
マイクロソフト イノベーション センターは、独創的なアイデアを持つソフトウェアおよびハードウェア開発企業、
システム インテグレーター、大学、起業家や、グローバル ビジネスに挑戦する個人および組織を支援することにより、
国内の IT ソフトウェア産業に貢献することを目標としています。
3
スタートアップおよび IT ベンチャー企業向けの支援プログラム
Microsoft BizSpark
Microsoft BizSpark は、創業まもない IT ベンチャー、法人化を目指す個人事業主/企業家の皆様に、マイクロソフトの統合開発環境や設計、開発、テスト、お
よびデモンストレーションの用途で利用可能なソフトウェアを 3 年間無償で提供するプログラムです。
• 期間: BizSpark 参加後 3 年間
• 料金: 無償 (満了時のみ 100ドル相当をお支払いただきます。途中退会時には費用はかかりません。 )
要件
• 現在の事業または計画している事業の核をなすソフトウェア ベースの製品およびサービスの
対象
• 起業家
開発を積極的に推進している
• 非上場
• 事業を始めてから 3 年未満の会社様、もしくは法人化を目指している個人事業主/起業家
• オリジナルドメインを所有
• 事業概要、もしくは事業予定内容が記載された Web サイトを所有
詳しくは、Microsoft BizSpark の Web サイト http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/ をご確認ください。
Microsoft Innovation Academy
マイクロソフト イノベーション アカデミーでは、最新技術情報の提供から、起業に関するビジネス情報も紹介する、無償トレーニング プログラム。ビジネス、新しいテ
クノロジに関連したセミナーおよびイベントを実施しています。
開発者の方には最新のマイクロソフト テクノロジに関する情報とトレーニングをご提供。 IT ベンチャーの経営者および法人化を目指している起業家の方には、ビジ
ネス情報と経営に関する実務的なトレーニングをご提供します。
要件
• ビジネス コース:
経営者および法人化を目指している起業家
対象
• テクノロジ コース: マイクロソフト テクノロジを活用し、
• 起業家
• 独立系ソフトウェア開発業者
• 大学、研究機関
システム開発および管理をされている方
詳しくは、Microsoft Innovation Academy の Web サイト http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/seminar/ をご確認ください。
早期導入支援
Windows 7 や Windows Azure などの最新テクノロジの採用を希望する企業を支援するプログラムです。大手町テクノロジーセンター内のマイクロソフト イノ
ベーション センターで検証用の環境設備をご利用いただけるほか、開発サポート (最大 1 か月間) も提供します。
要件
• 最新のマイクロソフト プラットフォームの早期採用をご検討されている方
対象
• 独立系ソフトウェア開発業者
マイクロソフト イノベーション センター の多彩なプログラム
マイクロソフト イノベーション センターはマイクロソフトのリソースを提供することで、パートナー様を支援します。
1
テクノロジ イノベーション プログラム
本プログラムでは、マイクロソフトの基礎研究所であるマイクロソフト リサーチのテクノロジ、検証施設、世界に展開するビジネス パートナーとのチャネルな
どを提供し、HPC、データ マイニング、ロボティックスなどの技術要素や共同研究からのアイデアを募集し、その実現から、国内外におけるビジネス展開ま
でを総合的に支援します。
要件
4
• 新規に製品の開発を予定されている方
対象
• 起業家
• 既存のテクノロジ、コンポーネントを利用したい方
• 独立系ソフトウェア開発業者
• 製品、サービスを海外へ展開したい方
• 大学、研究機関
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
2
インターオペラビリティ プログラム
本プログラムでは、Windows をはじめとするマイクロソフト製品の、個々のサービスやアプリケーションが相互に接続し、通信するうえで使用しているさまざ
まなプロトコルやデータ フォーマットのライセンス提供をすると共に、それぞれのサービス、アプリケーションの相互接続および相互運用の検証に必要な環
境の提供を行っています。
要件
• Windows などのマイクロソフト製品、また他のソリューション パートナーとの
対象
• 独立系ソフトウェア開発業者
• システム インテグレーター
相互接続、相互運用検証を実施したい方
• 相互接続、相互運用を利用して、新たな製品開発を予定されている方
3
品質検証プログラム
本プログラムでは、パートナー様のアプリケーション製品 と、マイクロソフトの開発中の製品との整合性や互換性を製品品質マネージメント チームが検証
作業を支援します。
要件
• 当プログラムが対象とするマイクロソフト エンタープライズ向け製品との整合性、
対象
• 独立系ソフトウェア開発業者
互換性検証の支援を必要とされている方
4
プラットフォーム サポート プログラム
本プログラムでは、エンタープライズ、
ミッション クリティカル、HPC 分野において、マイクロソフト イノベーション センター協力団体や共同開発のパートナー
が先進的なアイデアを実現、検証するために必要となるソフトウェア/ハードウェア環境を提供します。
要件
• 製品開発、検証において高度なハードウェア環境を必要としている方
対象
• 科学技術計算、研究などにおいて、Windows プラットフォームとそれを実行する
• 独立系ソフトウェア開発業者
• 大学、研究機関
高度なハードウェア環境を必要としている方
5
• 起業家
人材育成サポート プログラム
本プログラムでは、IT 産業における人材の育成を目的としてマイクロソフト イノベーション センター協力団体に対し、マイクロソフトが提供できるさまざまな
人材育成やソフトウェア事業創出支援を目的としたコンテンツ (技術、経営、マーケティングなど) を提供すると共に、トレーニング講師の育成などを支援し
ていきます。また、マイクロソフト イノベーション センター協力団体からのインターンシップを受け入れる体制を持つことで、より実践的な環境でのスキル向
上が可能になります。
要件
• マイクロソフト プラットフォームでのシステム開発、システム管理をされている方
対象
• 起業家
• 独立系ソフトウェア開発業者
• 大学、研究機関
6
IP ライセンス プログラム
マイクロソフトは保有するさまざまな IP (知的財産) を積極的に公開し、それに付随するライセンス提供を行っています。プログラム内でのご使用に加え、
IP ライセンスだけでのご提供も可能です。また、これらのテクノロジには、マイクロソフト リサーチのさまざまな研究成果、製品開発部門が開発し製品に使
用されているプロトコルの仕様、およびその他のライブラリも含まれます。
テクノロジ
マイクロソフトの研究部門は、最新テクノロジや、イノベーションの研究だけでなく、現在のソフトウェアおよび、ビジネス ソリューションなどの開発に直
接的に貢献できる、研究プロジェクトを数多く行っています。マイクロソフトは、自社のテクノロジをライセンス提供することで、アイデアの実現と、それ
に必要なテクノロジの研究開発にかかる、コストの低減や、開発期間の短縮を支援します。
プロトコル
マイクロソフトは Windows クライアント、サーバー、エクスチェンジ サーバー などの製品に使用されている、さまざまなプロトコルの技術仕様の公開お
よび、ライセンスの提供や、技術支援を行います。提供されるプロトコルは、それぞれ商業プロトコル、ワークグループ サーバー プロトコル、そして通信
プロトコルの 3 種類に大別できます。
これらのプロトコルを利用することにより、Windows サーバーの認証サービス、プリンター サービス、ディレクトリ サービスなどのさまざまなサービスとの
相互運用が可能になります。これらのライセンス提供されるテクノロジは、どのプラットフォームでもご利用いただけます。
5
IP ライセンスの利活用で可能になるイノベーション
相互運用
Windows
サーバー
• ユーザー、データ、アプリケーション、およびシステムの接続
• 標準規格の支援
• 相互運用に対するニーズの特定とソリューションの構築
プリンター
クライアント
製品の強化
• より多くのプラットフォームへの対応
• シームレスな統合の提供
• より完全なソリューションを顧客へ提供
アプリケーション
Windows 以外の
OS または
アプリケーション
ビジネスの成長・発展
• 新たなビジネスチャンスの確立
• 顧客層の拡大
• 新しいマーケットへの参入
要件
• マイクロソフトが保有するさまざまな IP (知的財産) を製品開発および研究に
対象
• 起業家
• 独立系ソフトウェア開発業者
活用したいとお考えの方
• 大学、研究機関
ファシリティ
マイクロソフトは、製品開発から導入、運用におけるクオリティ向上のためのさまざまな取り組みを行っています。
具体的には、マイクロソフト製品をお客様が実際に導入する前に検証できるよう支援する TAP (技術導入プログラム) や、さまざまなお客様の展開、運用シナリオを
基に同様の環境を構築して検証できるよう支援する PQVP (製品品質検証プログラム)、および導入前にサイジング、機能などを確認し、検証できるよう支援する導
入前検証を実施しています。
マイクロソフト開発部門は、ミッション クリティカル システム、HPC (高速数値計算)、インターオペラビリティ (相互運用性) など近年ハードウェア要件の高度化が著し
い分野にも対応可能な、開発/検証用途としては国内最大級のファシリティをマイクロソフト大手町テクノロジーセンター (東京都千代田区) 内に保有※しています。
マイクロソフト イノベーション センターでは、パートナー企業様があらゆる検証に対応していただけるようこのファシリティを公開すると共に、これらを活用していただく
ためのさまざまなプログラムを提供します。
マイクロソフト イノベーション センター
※ 48-core などの 350 台を超え
るサーバー、300 台を超えるワーク
ステーション、計 500 TB を超える
SAN, iSCSI ストレージ環境、10G
ネットワーク、FCoE 対応スイッチ、
そして WAN 環境のエミュレーショ
ンを可能にする機材など常に最新
6
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
の環境を備えています。
Reports
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010
IT ベンチャー支援編
● Microsoft Innovation Award 2009 優秀賞受賞 ソリューションが Tech・Ed 2009 に出展
● Microsoft Innovation Day 2009 ─ Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞を発表
● Microsoft Innovation Award 2009 コマーシャル部門
7
Reports
Microsoft Innovation Award 2009 優秀賞受賞ソリューションが Tech・Ed 2009 に出展
2009 年 8 月 26 日 ∼ 28 日
Tech・Ed Japan 2009
マイクロソフトがワールドワイドで展開している最大級のテクニカル コンファレ
ンス「Tech・Ed Japan 2009」が 8 月 26 日 ∼ 28 日パシフィコ横浜で開催。
優秀賞受賞企業は、マイクロソフトがワールドワイドで展開している最大級の
テクニカル コンファレンス「Tech・Ed Japan 2009」に出展。「Microsoft
Innovation Award 2009 最 終 審 査 会 」が 行われたほか、「Microsoft
Innovation Award 2009 Showcase」という出展ブースで優秀賞受賞ソ
リューションを幅広くプレゼンテーション。開催期間中は、各セッションの合間
Microsoft Innovation Award 2009 の優秀賞受賞企業がショーケースに
や休憩時間に Tech・Ed 参加者が多数来場し、各社のソリューションを熱心
出展し、 各 社の受 賞ソリューションを紹 介しました。 最 優 秀 賞は今 年も
に閲覧していました。
Tech・Ed 参加者とマイクロソフト全社員による投票で決定します。
Tech・Ed 参加者とマイクロソフト社員が
最も独創的なソリューションを選出
Microsoft Innovation Award 最優秀賞は、今年も Tech・Ed 参加者と
マイクロソフト社員の投票によって決定されます。
8 月 26 日に行われた「Microsoft Innovation Award 2009 最終審査
会」には、キーノート セッションの終了したすぐ後のランチ タイムに行われたに
も関わらず、多くの Tech・Ed 参加者が来場。 Tech・Ed 参加者、プレス各社、
およびマイクロソフト社員が見守る中、各社 5 分間のプレゼンテーションが行
われました。
「どのソリューションが最優秀賞に選ばれるのか、期待でいっぱいです。ご参
加の皆様には、どんどん厳しい質問を投げかけていただきたいと思います」とい
う、加治佐 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) の言葉に合わせるよう
に、プレゼンテーション後には活発な質疑応答を実施。多数の質問やアドバイ
スが寄せられる中、各社ともソリューションの特性を制限時間内に紹介しました。
また、当日は、加治佐と共に、キーノート セッションを終えたばかりの大場 章
弘 (マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部
長) が視察。展示ブースを 1 件 1 件まわり、ソリューションについて説明を受
レベルの高い審査で 5 社が選出された、
Microsoft Innovation Award 2009
マイクロソフトは、今年も、イノベーション (技術革新) をもたらすソフトウェア
を表彰する、Microsoft Innovation Award 2009 を実施。マイクロソフト
テクノロジを活用し、ビジネスを展開または予定している、国内の IT ベンチャー
けました。
「どれひとつをとっても、本当にすばらしいソリューションです。すべての作品
が、市場を意識し、さまざまな展開を見据えている点も特徴です。これだけ高レ
ベルの作品が揃うと、審査員の方々を悩ませて当然。どの作品が最優秀賞と
して選ばれてもまったく不思議ではありません」大場 章弘 (マイクロソフト株式
会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部長)
企業様から、独創的なソリューションのご応募がありました。
「昨年の 11 月から、創業間もない IT ベンチャーのための支援プログラム、
BizSpark のご提供を開始したこともあり、マイクロソフトのプログラムをご利用
になる IT 企業様の裾野が広がっています。おかげで、今年は Microsoft
Innovation Award に、よりレベルの高いソリューションのご応募がありまし
た。本日、ご紹介する優秀賞 5 社は、厳正な審査のうえに選出された、独創
的なソリューションを提供しています」加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最
高技術責任者)
本年度のコマーシャル部門優秀賞受賞 5 社
Microsoft Innovation Award 2009 は、品質の高いソリューションが多
数ノミネート。加治佐 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) と大場 (マイ
クロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部長) の
展示ブース視察も予定時間を大幅に越えてしまうほど、各社は魅力的なソリュー
ションを出展。独創的なアイデアを実現するために、効果的にマイクロソフト
テクノロジを活用しています。
8
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
優秀賞受賞ソリューション
•
• 三三株式会社
名刺 SaaS「Link Knowledge」
“これだけ高レベルの作品が揃うと、審査員の方々を
悩ませて当然。どの作品が最優秀賞として選ばれても
まったく不思議ではありません。”
大場 章弘
(マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部長)
• 株式会社スカイフィッシュ
リアルナレーターズ with JukeDoX
今後の健闘と日本発のイノベーションを誓い合う
• マジックチューブ
フェイストラッキングによる視界の自動追尾ソリューション
「WallThrough」
Microsoft Innovation Award Showcase の開催後には、優秀賞受賞
5 社と Windows + Services コンソーシアム (以下、wipse) による交流会
も開催。 wipse 会長の松倉 哲 氏 (株式会社東証コンピュータシステム 取締
役社長) に代わって、日詰 廣造 氏 (株式会社東証コンピュータシステム 戦略
企画室 室長) が、wipse を代表して挨拶を行いました。
「wipse とは、Windows + Services コンソーシアムの略であり、マイクロ
ソフトの Windows Azure プラットフォームの上でさまざまなビジネスやサービス
を展開していこうというコミュニティです。皆様にもぜひご入会いただきたいと思
います。このような交流の場を使って、積極的に意見交換し、ともにビジネスを
拡大していきましょう」日詰 廣造 氏 (株式会社東証コンピュータシステム 戦略
企画室 室長)
過去の受賞企業、マイクロソフト イノベーション センター地域協力団体、お
よびマイクロソフト社員も駆けつけ、多くの企業の方々が最優秀賞候補として
優秀賞受賞された各社を激励。マイクロソフト プラットフォームを活用してビジ
ネスを展開する参加者に、企業を PR する絶好の機会となりました。
• 株式会社リトルアイランド
本人の声で会話するクローン ロボット「Sokkly」
「今日から、3 日間の Tech・Ed では、クラウド コンピューティングやユーザー
エクスペリエンス (UX)、最新 OS に関する情報など、マイクロソフトから発信す
る形ですが、IT の世界にも大きな変化が起き始めていることを感じていただけ
たかと思います。マイクロソフトはプラットフォームを提供する企業です。最新
のテクノロジを効果的にご活用いただき、ともにアイデアを具現化していきなが
ら、イノベーションを起こしていければと思っています」加治佐 俊一 (マイクロソ
フト株式会社 最高技術責任者)
加治佐 (マイクロソフト株式会社 最高技術
責任者) の挨拶にあわせるかのように、参加企
業の方々は積極的に意見を交換。 今後の健
• ワンビ株式会社
トラストデリート
闘と日本発のイノベーションの実現を誓い合い
ました。
9
Reports
Microsoft Innovation Day 2009
─ Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞を発表
2009 年 12 月 1 日
東京コンファレンス センター品川 大ホール
今年で 3 年目の開催となる「Microsoft Innovation Day 2009」におい
て、Microsoft Innovation Award 2009 の表彰式が行われました。
当日は、加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) と大場
テクノロジとビジネスの今後の方向性を見出す
きっかけとなるために
Microsoft Innovation Day では、Microsoft Innovation Award 最
優秀賞の発表が行われるだけでなく、テクノロジとビジネスに関する基調講演
が行われるのも、多くの参加者が集まる理由のひとつです。
新しい支援策として、イノベーション アカデミーと早期採用支援プログラムの提
今 年 の テクノロジ セッションでは、 米 国 で 行 われた Professional
Developers Conference (PDC) 2009 から帰国したばかりの大場 章弘 (マ
イクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部長)
供を開始することを発表しました。
が、クラウド コンピューティングをはじめとするマイクロソフトの最新技術動向を
章弘 (マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本
部長) が最優秀賞を発表。また、同日、記者会見を行い、ベンチャー企業の
紹介。 PDC 2009 でも発表された通り、マイクロソフトでは Windows Azure
の提供開始を2010 年 1 月に予定しています。
「クラウド コンピューティングは、今後の IT の行方を見る上で、とても重要な
キーワードです。しかし、クラウドと言うと、コスト削減にばかり着目してしまいが
ちですが、本当にそうでしょうか? 実際に利用されるユーザー様を考えれば、使
いやすいユーザー エクスペリエンスは欠かせません。導入をご検討の企業の
皆様にとっては、自社運用 (オンプレミス) サーバーとクラウドを適材適所で活
用できる、共存環境が重要です。さらに、開発者の皆様には、使い慣れた統
合開発環境で開発作業を行っていただくのが理想的です。マイクロソフトでは
これらすべてを考慮し、ユーザーの皆様、企業の皆様、そして開発者の皆様に
とっても、使いやすいクラウド コンピューティング環境をご提供いたします」大場
国内のイノベーションの創出を支えるパートナーの皆様が
一堂に集結
Microsoft Innovation Day 2009 は、「イノベーション」をキーワードに、
マイクロソフト テクノロジを活用する IT ベンチャー企業のために情報収集とネッ
章弘 (マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本
部長)
大場 (マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括
本部長) のセッションでは、さらに、PDC 2009 で紹介された 2 つのサービスを
トワーク作りの場を提供する、IT コンファレンス。 IT ベンチャー企業の方々をは
紹介しました。アプリケーションやサービスをオンライン販売できるマーケット プ
じめ、国内でイノベーション創出に関わる活動を行っている多くの方々が参加
レイス「Microsoft Pinpoint」。そして、政府、NPO、企業などの組織が持つ、
し、3 回目の開催となる今年は 200 名を超える応募がありました。
「本日もたくさんの方々に参加いただきました。起業を目指している皆様、ビ
ジネスを開始されたばかりのスタートアップ企業の皆様、IT ベンチャー企業の皆
様、
そして、ベンチャー企業を支えるパートナーの皆様にもお越しいただきました。
今日、お集まりの皆様が、国内の IT 産業の今日を支えており、未来を担う存
巨 大なデータセットを有 償/無 償で提 供する新しいデータ提 供サービス
「Dallas」 (コード名)。クラウド上で提供されるこれらのサービスを活用すること
で、新しいビジネスの可能性が生まれることをご紹介しました。
ビジネス向けの基調講演には、Microsoft BizSpark のネットワーク パート
ナーでもある、あきない総合研究所の吉田 雅紀 氏 (株式会社あきない総合研
在だと確信しています。この場が、皆様にとって、新しい情報とネットワークを得
究所 代表取締役) が登壇しました。「ザ・アント
られる、有意義な場となることを願っています」加治佐 俊一 (マイクロソフト株
レプレナー∼成功最短距離経営の道のり∼」と
式会社 最高技術責任者)
題して、ご自身の体験談やサポートする企業の
マイクロソフトでは「世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を、最
実録を交えながら、アントレプレナー (起業家) と
大限に引き出すための支援をする」というミッションのもとに、企業市民活動に
しての心構えと対策について紹介。このイベント
取り組んでいます。 Microsoft Innovation Day 2009 も、地域活性化およ
の場を交流の場として活用するよう、多くの参加
び IT 産業支援の一環として行っており、IT ベンチャー支援プログラムの支援
者に呼び掛けました。
企業や協力公共団体、Microsoft BizSpark の参加企業やネットワーク パー
トナー、マイクロソフト イノベーション センターの協力団体 (岐阜、旭川、札幌)
など、国内外のパートナーが一堂に会するイベントです。
Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞が決定
基調講演に続いて行われたのは、Microsoft Innovation Award 2009
「1975 年に創業されて以来、マイクロソフトのもっとも重要なパートナーは開
表彰式。 Microsoft Innovation Award では、独創的なアイデアをビジネス
発者の皆様です。開発者の皆様とマイクロソフトがともに歩むことで、さまざま
として展開し、画期的なソリューションを提供している企業を表彰しています。
なイノベーションが生まれ、多くのお客様に IT をご利用いただけるようになりま
2009 年度は、5 社が優秀賞を受賞。大勢の観客が見守る中、最優秀賞 1
した。歴史を振り返れば、現在のような経済状況にあるときこそ、ベンチャーに
社が発表されました。
よるイノベーションが生まれます。マイクロソフトは、企業市民活動の予算を切
Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞に輝いたのは、ワンビ株
り詰めることなく、今後もより積極的に、皆様のご支援を続けていきたいと考え
式会社の「トラスト デリート」。盗難/紛失したパソコン データを遠隔消去でき
ています」加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者)
るソリューションです。
10
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
「このような賞を受賞したのは、初めての経験で、大変うれしく思っております。
まず、いつも直感で思いつく仕様を開発してくれる社員に感謝します。また、ベ
ンチャーにこのような場を提供いただき、そして表彰していただいたマイクロソフ
トの皆様にも感謝しております。今後は、本日、この場に並んだInnovation
Awardの優秀賞受賞企業の皆様と同級生として、今後の技術の発展のため
に一緒に頑張っていきたいと思います。」加藤 貴 氏 (ワンビ株式会社 代表取
締役社長)
加藤 氏 (ワンビ株式会社 代表取締役社長) には、プレゼンターの加治佐
(マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) と大場 (マイクロソフト株式会社
執行役 デベロッパー & プラットフォーム統括本部長) から、トロフィーと賞金
100 万円の目録が手渡されました。
「今年はよりビジネスに結びついたソリューションがラインナップされ、選考に
も時間がかかりました。ワンビ株式会社をはじめ、優秀賞受賞 5 社様には、さ
“直感でわかる、アイデア通りの製品を開発してくれた、
社員に感謝したいと思います。また、このような場を
提供いただき、表彰していただいたマイクロソフトの
皆様にも大変感謝しております。”
加藤 貴 氏
まざまなご支援をさせていただくとともに、今後のさらなる発展に期待しておりま
(ワンビ株式会社 代表取締役社長)
す」加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者)
Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞
しておりました。イノベーション アカデミーでは、事業計画、資金計画、人材
ワンビ株式会社
トラストデリートは、盗難/紛失したパソコン データを遠隔消去できるソ
リューションです。 ASP タイプか自社サーバーのいずれかから選択でき、
より便利でセキュアに運用できます。
戦略、財務管理といったビジネスに関するコンテンツを豊富に準備しています。
新しい 2 つのプログラムを加えた
ことにより、今後、イノベーション
の促進から、起業を成功に導くた
めの情報までを、積極的に提供し
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
てまいります」長井 伸明 (マイク
Windows Server、Windows 7、Windows Mobile、SQL Server
対応、Windows Desktop Search、Windows Azure に対応予定
ロソフト株式会社 デベロッパー
盗難・紛失・漏えいリスク下の PC から重要データを遠隔で消去
管理者
& プラットフォーム統括本部 ビジ
ネス インキュベーション (LSE) シ
ニア マネージャー )
インターネット
データ
不可視
データ
消去
消去命令
消去命令
管理サーバー
トラストデリート 2.0 搭載 PC
管理者が設定画面
または携帯電話から
「トラストデリート」はパソコンの紛失や盗難などの事故発生後でもデータ消去に
対応できます。管理者が別のパソコンや携帯電話から、管理サーバーに指示を
送るだけで、重要データを遠隔で消去することができます。
IT ベンチャー企業の成功を加速する、新しい取り組み
同日、加治佐 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) のスピーチおよ
び同会場で行われた記者会見において、IT ベンチャー企業の支援に関する、
2 つの新しいプログラムの提供が発表されました。現在、マイクロソフトでは、
スタートアップ企業を支援する「Microsoft BizSpark」、自治体様との協力に
優れた IT ベンチャー
より選定企業を支援する
「IT ベンチャー支援プログラム」、
を 表 彰 す る「Microsoft Innovation Award」、 そ し て「Microsoft
Partner Network」によりマイクロソフト テクノロジを活用するパートナー企業
様のご支援をしています。 2010 年 1 月から提供されるのは、「イノベーション
アカデミー」と「早期採用支援」プログラム。
イノベーション アカデミーは、最新技術情報の提供から、起業に関するビジ
ネス情報も紹介する、無償トレーニング プログラム。技術情報の紹介だけにと
どまることなく、開発者と経営者に実務的なトレーニングを提供します。
早期採用支援プログラムでは、Windows 7 や Windows Azure などの
最新テクノロジの採用を希望する企業を支援するプログラム。大手町テクノロ
ジーセンター内のマイクロソフト イノベーション センターで検証用の環境設備を
ご利用いただけるほか、開発サポート (最大 1 カ月間) も提供します。
「これまでテクノロジに関するセミナーは行ってまいりましたが、ビジネスに関
Microsoft Innovation Day 2009 の概要
• マイクロソフト イノベーション アワード 2009
優秀賞受賞企業ソリューション紹介
• マイクロソフトセッション「マイクロソフト テクノロジの可能性」
大場 章弘 (マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー &
プラットフォーム統括本部長)
• 基調講演「ザ・アントレプレナー∼成功最短距離経営の道のり∼」
吉田 雅紀 氏 (株式会社あきない総合研究所 代表取締役)
• クロージング セッション
加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者)
• マイクロソフト イノベーション アワード 2009 最優秀賞発表
• ネットワーキング交流会
Microsoft Innovation Day 2009 の開催後には、参加者、ネットワー
ク パートナー、協力団体、および Windows + Services コンソーシア
ムによる交流会も開催。 Microsoft Innovation Award 優秀賞受
賞企業を祝福するとともに、イベントの成功とセッションを終えたばかりの
スピーカーをねぎらいました。
基調講演で吉田 氏 (株式会社あきない
総合研究所 代表取締役) がコミュニ
ケーションの重要性を説いたこともあり、
共感した多くの参加者がネットワーキング
交流会に参加。 IT 産業の活性化を目
指す同志として、参加者による意見交換
が夜遅くまで積極的に行われました。
するセミナーも開催してほしい、という声もベンチャー企業の方々からよくお伺い
11
Microsoft Innovation Award 2009
コマーシャル部門
Microsoft Innovation Award (MIA) とは、独創的なアイデアからコ
マーシャル ビジネスを立ち上げられたベンチャー企業様を表彰し、技術お
よびマーケティング支援、グローバルへのビジネス展開をサポートするプ
ログラムです。 2007 年より開催し、3 度目を迎える本年も、マイクロソフ
トのテクノロジを利用し、イノベーションをもたらすソフトウェアでビジネス
展開をしている (予定している) ベンチャー企業 5 社のソリューションが
優秀賞を受賞しました。
最優秀賞
トラスト デリート (TRUST DELETE)
ワンビ株式会社
会社
概要
所在地
企業情報 【設立】2006 年 5 月
連絡先
業務
概要
【本社】〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2 丁目 16-15 新宿オークビル 3 階
【資本金】1,700 万円
加藤 貴
(代表取締役社長)
【電話】03-6909-0305
【URL】http://www.onebe.co.jp
【 FAX 】03-6909-0698
【お問い合わせ】http://www.onebe.co.jp/request/index.html
展開分野
コンピュータセキュリティ関連製品の開発および販売。
お客様
コンピュータを利用される企業および個人。
得意分野
• Windows および Windows Mobile プラットフォームにおけるソフトウェア開発。 • インターネット環境における開発。 • コンピュータの情報漏えいにおける対策製品の開発。
● ソリューション概要
代表者
プロフィール
「今後、Windows
7 の BitLocker ドライブ暗号化やデスクトップ検
索と連携し、よりインテリジェンスな情報漏えい対
策を実現していきます。さらに、Azureに対応し、
クラウド技術を生かした消去対象ファイルの緊急
退避をサポートいたします。」
盗難・紛失・漏えいリスク下の PC から重要データを遠隔で消去
管理者
インターネット
データ
不可視
[URL] http://www.onebe.co.jp/
データ
消去
トラストデリートは、盗難/紛失したパソコン データを遠隔消去できる
管理サーバー
ソリューションです。 ASP タイプか自社サーバーのいずれかから選択
でき、より便利でセキュアに運用できます。
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
Windows Server、Windows 7、Windows Mobile、SQL Server 対応、
Windows Desktop Search、Windows Azure に対応予定。
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消去命令
消去命令
トラストデリート 2.0 搭載 PC
管理者が設定画面
または携帯電話から
「トラストデリート」はパソコンの紛失や盗難などの事故発生後でもデータ消去に
対応できます。管理者が別のパソコンや携帯電話から、管理サーバーに指示を
送るだけで、重要データを遠隔で消去することができます。
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
Microsoft Innovation Award 2009 コマーシャル部門
優秀賞
名刺 SaaS『Link Knowledge』
三三株式会社
会社
概要
【本社】〒102-0081 東京都千代田区四番町 4 番地 日本染色会館 4 階
所在地
企業情報 【設立】2007 年 6 月
連絡先
業務
概要
【資本金】1 億 4,360 万円
【電話】03-6821-0033
【URL】http://www.33i.co.jp/inquiry/index.html
【 FAX 】03-6679-6945
【お問い合わせ】https://sansani.securesites.com/inquiry/
展開分野
対法人向けの SaaS 型 CRM サービス。「名刺を企業の資産に変える」というコンセプトのもと、名刺を
Web 上でデータベース化し、人脈を可視化することによりビジネスの可能性を広げることを目的としている。
お客様
法人企業対象。顧客情報管理や営業管理を行なう経営層、営業部門管理者、現場営業マンからの
ニーズが高い。サービス開始から約 1 年半で、大手商社から中小ベンチャー企業に至る幅広い業種
業態 250 社超に導入いただく。
得意分野
代表者
プロフィール
寺田 親弘
(代表取締役社長)
「マイクロソフトの
テクノロジを活用することが、競争力の維持に
つながっています。マイクロソフトには、今後も、
テクノロジ リーダーであり続けてほしいと考えて
おります。」
.NET を利用した Enterprise 向け Web アプリケーション。
● ソリューション概要
[URL] http://www.33i.co.jp/linkknowledge/index.html
名刺 SaaS「Link Knowledge (リンクナレッジ)」は、名刺をビジネス活動におけ
る重要なログと位置付け、名刺管理はもとより、名刺中心型の CRM & SFA を実
現する SaaS 型新世代ソリューションです。
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
WebAP での ASP.NET AJAX から、名刺入力/スキャン AP での ClickOnce など
幅広く利用しています。
優秀賞
リアルナレーターズ with JukeDoX
株式会社スカイフィッシュ
会社
概要
所在地
企業情報 【設立】2005 年 9 月
連絡先
業務
概要
【本社】〒321-0982 栃木県宇都宮市御幸ヶ原町 185-7
【資本金】1,000 万円
【電話】050-3535-0940
【URL】http://www.skyfish.co.jp/index.html
【 FAX 】028-664-0681
【お問い合わせ】http://www.skyfish.co.jp/inquiry/index.html
展開分野
自社ソフトウェア (画面読み上げソフト FocusTalk、ナレーターソフト JukeDoX、リアルナレーターズ with
お客様
• リアルナレーターズ、JukeDoX (法人向けパッケージ): 法人全般。
• FocusTalk、JukeDoX (個人向けパッケージ): 一般コンシューマ、視覚障碍者、高齢者、外国籍者。
得意分野
• アクセシビリティ (スクリーン リーダー ) 技術: MSAA、UI Automation、DOM、MSHTML など。 • Open XML 技術: Open XML、.Net Framework など。
JukeDoX) の開発、販売、サポートなど。
代表者
プロフィール
大塚 雅永
(代表取締役)
「Open XML や
.Net Framework など、相互運用性に優れたテ
クノロジの採用により、安全かつ効率的に開発
が行えました。 BizSpark もベンチャーにとっては
大きなメリットのあるプログラムです。」
● ソリューション概要
[URL] http://www.skyfish.co.jp/rn/index.html
リアルナレーターズは、PowerPoint 2007 のスライドショー実行時に、ノートの
内容を合成音声で自動ナレーションします。 字幕表示やスライドショー (.ppsx)
ファイルの自動作成もできます。
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
Open XML テクノロジを採用しており、PowerPoint 2007 の表現力をさらに高めることができます。
13
Microsoft Innovation Award 2009 コマーシャル部門
優秀賞
フェイストラッキングによる視界の自動追尾ソリューション『WallThrough』
マジックチューブ
会社
概要
【本社】〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄 3-18-1 ナディアパーク デザインセンタービル 7F デザインラボ 11
所在地
企業情報 【創業】2006 年 4 月
連絡先
業務
概要
展開分野
【電話】052-526-5070
【URL】http://www.magictube.com/
【 FAX 】052-526-5071
【お問い合わせ】[email protected]
システム開発として RIA 、情報システム、組み込みシステムに携わる傍ら、独自ユーザー インターフェースの
開発にも力を入れており、その成果は自社製品への組み込み、社外への技術提供という形で活用している。
お客様
医療/工業など各業界製品メーカー、
システム プロダクト メーカー、IT ベンダー、Web 企画制作会社など。
得意分野
RIA 開発のためのユーザー インターフェイス デザインと、そのベース技術としての 2 次元、3 次元
グラフィックス処理。また、物理的なものと人の視覚との関わりをソフトウェア化する独自の考え方。
代表者
プロフィール
向井 真人
(代表)
「Web サービスや
データベースなどの
システム連携、対応周辺機器の豊富さなど、
マイクロソフト テクノロジは開発生産性の高
さが 一 番のメリットです。 WallThrough の
基 礎 技 術 開 発はもとより、 今 後の普 及 活 動
においても大きく貢献すると考えています。」
● ソリューション概要
[URL] http://www.magictube.com/wallthrough/
『離れた場所にある部屋が、窓越しに、あたかもすぐ隣に存在しているかのような感覚』
を提供するインタラクティブ ウォール製品です。双方向リアルタイム コラボレーション
の他、迫力ある動画コンテンツの再生が可能です。
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
WPF、Windows Media Services、Windows XP Embedded、Visual Studio 2008。
優秀賞
本人の声で会話するクローン ロボット『Sokkly』
株式会社リトルアイランド
会社
概要
所在地
企業情報 【設立】2008 年 7 月
連絡先
業務
概要
【本社】〒335-0005 埼玉県蕨市錦町 5-6-24
【資本金】750 万円
【電話】050-8002-4835
【URL】http://www.littleisland.biz/
【 FAX 】050-8002-4835
【お問い合わせ】[email protected]
展開分野
ロボットの認知度を向上させるため、話題性のあるエンターテインメント分野で展開しています。
お客様
エンターテインメント分野における展開では、プレゼント用途では、富裕層。
集客用途用としては、店舗をターゲットにしています。
得意分野
音声認識、音声合成、センサーやモータの制御などを組み合わせてロボットを自律化させる
人工知能の開発です。
今後、福祉分野に貢献できるロボットを展開する予定です。
● ソリューション概要
[URL] http://www.littleisland.biz/japanese/products_sokkly_AI.htm
本人の写真と声から作る「Sokkly」は、ぬいぐるみでできているとってもかわいいク
ローン ロボットです。人工知能により、音声認識をしたり、人を見つけて本人の声で
会話をしたり、踊ったりできます。
[使用しているマイクロソフト テクノロジ]
開発環境: Visual Studio
音声認識: Microsoft Speech SDK
14
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
代表者
プロフィール
小池 浩昭
(代表取締役)
「Visual Studio は、
Windows 上で API を提供するソフトウェアが
豊富で選択肢が多いのが利点です。おかげで
低コストで短時間に開発を行えました。さらに、
BizSpark を利用することで、開発ツールや技術
サポートを提供いただくことができました。」
Reports
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010
IT ベンチャー支援編
● 2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム始動
● 2010 年第 6 回キャンパス ベンチャー グランプリ全国大会 特別賞マイクロソフト賞を受賞
─ 北海道大学大学院 横田 泰斗さん
● 第 7 回マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム US 研修ツアー 2010
● 福岡市、静岡県、山形県、および宮崎県で認定証授与式を実施
─ マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
● マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
15
Reports
2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム始動
2010 年 2 月 25 日
大手町テクノロジーセンター
ベンチャー企業の皆様とともに、
大きな飛躍を遂げる一年とするために
本年度も 1 月から、マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムを開始。マ
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムの選定企業の皆様には、マイク
イクロソフトでは採択された企業に対して、各自治体や各地域の情報産業協会
ロソフト株式会社の最高技術責任者である加治佐 俊一からご挨拶。「皆様と
などと連携しながら、1 年間の技術支援およびマーケティング支援を実施してい
一緒にこの一年が大きな飛躍の年になるよう、さまざまなご支援をさせていただ
ます。
きます」とお約束しました。
2 月 25 日には、選定企業によるキックオフ ミーティングを実施。プログラム
「マイクロソフトも、現在では全世界に 9 万人を超える社員が活動する企業
の内容説明をはじめ、大手町テクノロジーセンター内のマイクロソフト イノベー
になりましたが、1975 年の設立当時は皆様と同じ、ベンチャー企業でした。経
ション センターについてもご紹介しました。
済は依然として先行き不透明ですが、このような状況こそ、ベンチャーが真価を
2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
のような世の中であってもブレイクスルーしようとする、皆様のベンチャー精神が
選定企業
発揮する時です。 IT ベンチャー企業にとって重要なのは、技術とビジョン。ど
成功への一歩を踏み出すカギです」加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最
2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムには、以下の地域と
企業の皆様が選定企業および準選定企業として採択されました。
高技術責任者)
加治佐 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者) は、ご挨拶に続いて、
マイクロソフトのビジネスおよび技術動向を紹介。マイクロソフトの取り組みや
最新技術をご活用いただくことで、新しいビジネス チャンスを見出していただくこ
とを期待します。
札幌イノベーション デイ 2009 テクニカル セッション
企業名 (代表者)
地域
選定企業
静岡県
• 有限会社池田電子工学研究所 (取締役社長 池田 弘明)
• グローバルデザイン株式会社 (代表取締役社長 白旗 保則)
• 株式会社ソフィア (代表取締役 藤田 明宏)
• 株式会社ユニテック (代表取締役社長 鈴木 佐太郎)
福岡市
• 株式会社コマーシャル・アーツ (代表取締役 馬場 豊)
• 株式会社ネオス (取締役社長 野口 健二)
山形県
• 株式会社ハイテックシステム (代表取締役 土屋 浩)
• レクポート株式会社 (代表取締役 中丸 孝一)
宮崎県
• 株式会社南日本ネットワーク (代表取締役社長 大園 實昭)
準選定企業
静岡県
• 株式会社ジリオン浜松 (代表取締役 山本 智久)
福岡市
• 合同会社システムクリエイト (代表 筋田 卓馬)
• 株式会社出水・コンピュータ・コンサルティング
(代表取締役 出水 秀治)
山形県
16
マイクロソフトとパートナー企業の皆様を結ぶ、
重要な数字、「97」
企業市民活動の一環として国内 IT 産業の活性化のために活動している長
井 伸明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 ビ
ジネス インキュベーション (LSE) シニア マネージャー ) は、マイクロソフト IT ベ
ンチャー支援プログラムを活用いただくうえでのポイントについて説明。はじめに
「97」という数字を提示し、この数字が何を意味するのか、選定企業の皆様に
問いかけました。
「この数字はマイクロソフトのビジネスを支える、重要な数字です。実に、売
り上げの 97% がパートナー企業とのビジネスによるものです。本日、お集まり
の皆様にも、将来、パートナー企業様としてお付き合いさせていただくために、
どのようにすれば成功に近づくことができるのか、一緒に考えていきましょう」長
井 伸明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 ビ
ジネス インキュベーション (LSE) シニア マネージャー )
数字が示しているように、パートナー企業の皆様の成功は、マイクロソフトの
ビジネスにとっても欠かせない要素。積極的なご支援を行うことが、マイクロソ
• 酒田エス・エー・エス株式会社 (取締役社長 渡辺 宏一)
フトの成長にもつながります。マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムの選
• 株式会社情報技術サービス (代表取締役 土屋 久雄)
定企業の皆様にも、Microsoft Partner Network にご参加いただき、支援
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
活動をきっかけとして、ビジネス レベルのお付き合いに成長させていくことをお
願いしました。
このプログラムを利用して成功する企業の特長は、事例などの目に見える評
価があること、パートナー プログラムを積極的に利用していること、マイクロソフ
トのテクノロジとマーケティング効果を積極的に活用していることなどを挙げ、信
頼関係を築くことで、「1 + 1」が「3」にも「4」にも「5」にもなる可能性を
秘めていることをご説明しました。
“売り上げの 97% がパートナー企業とのビジネスに
よるもの。支援活動をきっかけとして、ビジネス レベル
のお付き合いに成長させていきましょう。”
長井 伸明
(マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部
ビジネス インキュベーション (LSE) シニア マネージャー )
Windows Azure を活用していることから、セッションでもご紹介いただき、既
に次期バージョンの導入のご案内もさせていただいています」長谷川氏 (株式
会社ステップワイズ 代表取締役)
有償イベントやコミュニティは無償参加によるコスト メリットがあるだけでなく、
技術やコスト面でのご支援だけでなく、
マーケティング効果に期待
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムは、2003 年より実施している企
業市民活動。長井 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム
統括本部 ビジネス インキュベーション (LSE) シニア マネージャー ) は、このプ
ログラムを効果的に活用した企業の例として、株式会社ステップワイズ 代表取
締役 長谷川 誠 氏 (2008 年度選定企業) をご紹介しました。
「私も 2 年前は皆様と同じ席に立っていた一人です。参加当初はより直接
的な支援を期待していましたが、プログラムを積極的に活用することに意味があ
ることがわかりました。最新技術を敏感にキャッチし、さまざまなメディアに取り
上げていただいたり、さまざまな企業の方々とお話させていただいたことが、現
在のビジネス成長につながったと確信しています」長谷川 誠 氏 (株式会社ス
テップワイズ 代表取締役)
IT ベンチャー支援プログラムでは、各自治体や各地域の情報産業協会など
と連携しながら、一年間にわたって、技術支援およびマーケティング支援を提
供。長谷川氏 (株式会社ステップワイズ 代表取締役) は、開発ツールの提供
やサポートなどの技術支援はもとより、各種イベントなどに参加することで得た、
マーケティング効果の高さに着目しています。
「不景気と言われていますが、幸いなことに我々はそれを感じることもできな
い状況です。このプログラムを通して、さまざまなイベントやコミュニティに参加
したことは、多くの有益な情報を得るだけでなく、さまざまなお付き合いやビジネ
スにもつながりました。大規模な IT 企業の皆様と協業させていただく機会も生
まれ、 先日、 開 催された Tech・Days 2010 では弊 社 のブースを出 展。
将来のビジネスにつながるマーケティング効果も得られるため、積極的に活用
すべきであることをアドバイスしました。
提供されるプログラム
キックオフ ミーティングでは、選定企業に採択された企業に提供されるプログ
ラムの内容について、マイクロソフトの各担当者から説明がありました。また、
マイクロソフト イノベーション センターの各プログラムやマイクロソフト パート
ナー プログラムをご利用いただくことで、より密度の高い支援を受けることがで
きます。
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
選定企業の皆様には、一年間にわたって、技術支援およびマーケティング
支援が提供されます。
技術支援では、最新の開発環境ツールと MSDN プレミアム サブスクリプ
ションを提供。これにより、
マイクロソフトのすべてのオペレーティング システム、
ソフトウェア、サーバー製品が開発環境として利用できます。また、マイクロソフ
ト イノベーション センターから、テクニカル サポートを提供。最新の技術情報
を入手できる、有償イベントへのご招待も行う予定です。
また、マーケティング支援として、プログラムの認定ロゴを提供。過去にプロ
グラムに参加した認定企業の多くが、提供製品や名刺などにこのロゴを活用し
ています。選定企業の情報は、マイクロソフト イノベーション センターのサイト
および冊子などで紹介。さらに、米国マイクロソフト本社の研修、wipse IT ベ
ンチャー コミュニティへの招待など、さまざまな特典もご利用いただけます。
IT ベンチャー支援プログラムの内容
• 開発ソフト/ツールの提供
• 技術サポート
• 米国本社での研修
• 有償トレーニングやカンファレンスへのご招待
• プログラム ロゴの使用許諾
• カタログおよびマイクロソフト サイトでのご紹介
• キックオフ ミーティングなどの開催
17
“このプログラムを通して、さまざまなイベントや
コミュニティに参加したことは、多くの有益な情報を
得るだけでなく、さまざまなお付き合いや
ビジネスにもつながりました。”
長谷川 誠 氏
(株式会社ステップワイズ 代表取締役)
マイクロソフト イノベーション センターの各プログラム
マイクロソフト イノベーション センターは、独創的なアイデアを持つソフトウェ
ア、ハードウェア開発企業、システム インテグレーター、大学、起業家を支援し、
グローバルにビジネスに挑戦する人、組織をサポートすることにより、国内 IT
産業に貢献することを目標としています。マイクロソフト IT ベンチャー支援プロ
グラムの選定企業も参加可能で、マイクロソフト イノベーション センターを利用
することで、マイクロソフトのファシリティや情報リソースなど、より多くのプログラ
ムをご活用いただけます。
また、田丸 健三郎 (マイクロソフト株式会社 技術統括室 本部長) は、IP ラ
イセンスの提供についてもご紹介。マイクロソフトでは、保有するさまざまな IP
(知的財産) を積極的に公開し、ライセンス提供を行っています。このプログラ
ムを活用することにより、マイクロソフト リサーチのさまざまな研究成果、製品開
発部門が開発して製品に使用しているプロトコルの仕様、ライブラリなどを自社
のソリューションに利用することが可能です。
Tech・Days 2010 ― マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム選定企業および
マイクロソフト イノベーション アワード優秀賞受賞企業がブースを出展
キックオフ ミーティングに先駆けて、2010 年 2 月 23日・24 日、Tech・
Days 2010 会場において、マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム選
定企業およびマイクロソフト イノベーション アワード優秀賞受賞企業が
Exhibitors として同カンファレンスに参加しました。各社はブースを出展。
Tech・Days 2010 参加者やメディア各社に自社ソリューションの紹介を
行いました。
• 株式会社ジースポート
― マイクロソフト イノベーション アワード 2008 最優秀賞受賞企業
• 株式会社スカイフィッシュ
― マイクロソフト イノベーション アワード 2009 優秀賞受賞企業
• 株式会社ステップワイズ
― マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム 2008 年度選定企業
• ワンビ株式会社
― マイクロソフト イノベーション アワード 2009 最優秀賞受賞企業
18
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
Reports
2010 年第 6 回キャンパス ベンチャー グランプリ全国大会 特別賞マイクロソフト賞を受賞
― 北海道大学大学院 横田 泰斗さん
2010 年 3 月 3 日
ホテルグランドパレス (東京都千代田区)
「新鮮な発想、ユニークなアイデア、独創的な技術、情熱あふれる若者の
挑戦に期待して、学生によるベンチャー ビジネスのアイデアや事業プランを競
い合う場を設けました。皆さんがこのキャンパス ベンチャー グランプリに挑戦し
全国の学生を対象とした、日刊工業新聞主催の第 6 回キャンパス ベン
チャー グランプリ全国大会が 3 月 3 日に開催されました。特別賞マイクロソフ
ト賞には、北海道大学大学院 情報科学研究科修士 2 年の横田 泰斗さんが
応募した「視覚障碍者バリアフリー装置『 MARK I(マーク アイ)』の開発
と事業化」が選ばれ、賞状と副賞のマイクロソフト本社訪問の目録が渡されま
した。
たということには、たいへん大きな意味があるのです。せせらぎのような流れも、
いつかきっと大河へとつながります。今後のご活躍を大いに期待します」千野
俊猛 氏 (株式会社日刊工業新聞社 代表取締役社長)
起業家精神を養い、課題解決型の人材を育成する
教育事業プロジェクトをマイクロソフトも支援
結果発表が行われるまでの間、選抜 15 チームの学生の皆さんは、大手町
に移動。マイクロソフト製品やテクノロジを体感できる、最新の施設マイクロソ
フト大手町テクノロジーセンターを視察しました。
同会場では、加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社最高技術責任者) が学
生の皆さんに向かってプレゼンテーションを披露。「IT で広がる未来」と題し、
マイクロソフトの企業市民活動、マイクロソフトが考える 10 年後の未来を紹介
しました。質疑応答では、マイクロソフトの開発環境や開発姿勢、さらに、IT ベ
ンチャーの先駆者としてアドバイスが欲しいなど、学生の皆さんから矢継ぎ早に
質問がありました。
「学生の皆さんには、ぜひ、夢を持ち続け、社会へと出て欲しいと思います。
学生時代に何かに没頭して時間を費やすことは本当に貴重で重要な体験で
す。マイクロソフトはやる気のある学生の皆さんが、国際競争力のある人物に
成長できるよう、さまざまな学生支援を行っています。ぜひ活用してください」加
治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社最高技術責任者)
マイクロソフトが今大会よりキャンパス ベンチャー グランプリの協賛企業とし
全国の学生によるビジネス プラン コンテスト
「キャンパス ベンチャー グランプリ」
キャンパス ベンチャー グランプリは、大学、大学院、高等専門学校、短期
大学、専門学校に在籍する学生を対象にしたビジネス プラン コンテストです。
新商品の開発/販売、特徴あるサービスの提供、新しいビジネス モデルなど独
自の技術やアイデアに基づいた新事業の提案コンテストを通じて、日本の次代
を担う若者の人材育成と新産業の創造を目的としています。
て参加したのも、企業市民活動の一環。特別賞マイクロソフト賞は、横田 泰
斗さん (北海道大学大学院 情報科学研究科修士 2 年) の「視覚障碍者バ
リアフリー装置『 MARK I(マークアイ)』の開発と事業化」が受賞しました。
「たいへんしっかりしたビジネス プランで、身近に起きていることを改良したいと
いう必然性をしっかり見据え、その解決方法が社会へとつながっていく点がたい
へんすばらしかったです。 IT と障碍をお持ちの方を繋ぐソリューションの将来性が
大いに感じられました。」加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社最高技術責任者)
今年度のキャンパス ベンチャー グランプリには、全国からの応募数は約
800 件。まず、全国 8 地域 (北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、
九州) で地方大会が行われ、その中から選抜された 15 チームが全国大会に
進出し、3 月 3 日のプレゼンテーションが行われました。
審査委員会の厳正な審査の結果、受賞者が決定。千野 俊猛 氏 (株式
会社日刊工業新聞社 代表取締役社長) の総評があり、テクノロジ部門大賞
(文部科学大臣賞)、ビジネス部門大賞 (経済産業大臣賞)、マイクロソフト賞な
どの特別賞の発表がありました。
「マイクロソフトの企業市民活動」に通ずる社会性と
今後の大きな可能性がマイクロソフト賞受賞の決め手
特別賞マイクロソフト賞の選考の決め手は、横田さんのビジネス プランとマ
イクロソフトの企業市民活動の取り組みが同じ方向性を持っていたことにあり
ます。
19
「たいへんにうれしいです。どうしてこのプランが必要だったのか、自分の想
いを汲んでいただいて、
本当に感謝しています。マイクロソフトの本社を訪れて、
実際に働いている人々の姿をこの目で見てみたいです」横田 泰斗さん (北海
道大学大学院 情報科学研究科修士 2 年)
副賞のマイクロソフト米国本社訪問は、今年 4 月下旬に行われます。長井
“せせらぎのような流れも、いつかきっと大河に。
キャンパス ベンチャー グランプリに挑戦した
(マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部ビジネス イ
ンキュベーション シニア マネージャー ) によれば、学生の皆さんにビデオでご紹
介した、マイクロソフトが考える 10 年後の未来の機能の一部は、米国本社の
施設で体験できるとのこと。「既に形になっている製品がいくつもあり、ほんの
少し未来には実現できる世界」との説明を受け、横田さんは笑顔で訪米を期待
皆さんのご活躍を大いに期待します。”
していました。
千野 俊猛 氏
(株式会社日刊工業新聞社 代表取締役社長)
「マイクロソフトには、IT を活用することで障碍をお持ちの方の可能性を拡げ
るための取り組みもあり、横田さんと同じ思いで企業市民活動を行っています。
横田さんのソリューションでは、目的を実現するために、きちんと解析が行われて
いた点を評価しました。現在、マイクロソフトは起業家向けに知的財産 (IP) ラ
イセンスを公開しており、人の動きを認識する機能など、鈴木さんのソリューショ
ンを実現できる可能性は十分にあります」長井 伸明 (マイクロソフト株式会社
デベロッパー & プラットフォーム統括本部ビジネス インキュベーション シニア
マネージャー )
横田さんは、今後も研究を続け、ビジネスに発展できるようにプランの精度を
上げていく予定です。
キャンパス ベンチャー グランプリにご参加の学生に対する
マイクロソフト 最高技術責任者 (CTO) による特別講演 「ITで広がる未来」
2010 年 3 月 3 日 14:00 マイクロソフト 大手町テクノロジーセンター
キャンパス ベンチャー グランプリ当日、最終プレゼンテーションを終えた選
抜 15 チームの学生の皆さんは、結果発表が行われるまでの間、大手町
に移動。マイクロソフト大手町テクノロジーセンターに招き、施設の視察と
加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社最高技術責任者) による特別講演
を行いました。
Q&A では、IT ベンチャーの先駆者としてアドバイスが欲しいなど、多くの
質問が寄せられ、時間いっぱいまでディスカッションが行われました。
特別講演 「IT で広がる未来」
• マイクロソフトの企業市民活動について
• 次世代 IT の方向性について
• 大手町テクノロジーセンターのご紹介
加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社最高技術責任者)
• マイクロソフトの学生支援について
楠原 史子 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統
括本部 アカデミック テクノロジー推進部 情報教育推進部
アカデミック エバンジェリスト)
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マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
Reports
第 7 回マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム US 研修ツアー 2010
2010 年 4 月 20 日 ∼ 23 日
Microsoft Corporation レドモンド本社キャンパス、米国ワシントン州
マイクロソフト テクノロジに間近で触れると共に、IT ベンチャー企業による
相互交流を目的とした、「マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム US 研
修ツアー」が今年も開催されました。今年は、山形、静岡、福岡、および宮
崎の各県から選抜された 10 の IT ベンチャー企業、山形と静岡の地方自治
体関係者に加えて、Microsoft Innovation Award 2010 部門最優秀賞
企業とキャンパス ベンチャー グランプリ特別賞マイクロソフト賞受賞者が
Microsoft Corporation レドモンド本社キャンパスを訪問しました。このプロ
グラムは今年で 7 回目を迎え、参加者は去年と同様に Executive Briefing
藤 原 の セッション の 後、Stuart McKee (US National Technology
Center (EBC) と呼ばれる本社ビルで「Japan IT Venture Program」セミ
Officer, State and Local Government Technical Officer) が公共分野
ナーを 2 日間にわたって受講しました。
におけるマイクロソフトの活動について説明しました。マイクロソフトは、教育、
政府/自治体、医療、発展途上国支援の分野から各国でのソフトウェア産業
支援まで、パートナー エコシステムを重視した多岐にわたる活動を行っていま
す。マイクロソフトのパートナー エコシステムでは、マイクロソフトの 1ドルの収
益に対してパートナーに 7ドルの収益が生まれます。このセッションでは、分散
モバイル コンピューティングを実現するための手段としてマイクロソフトがクラウ
ド コンピューティングに注目していることが説明されました。質疑応答では、多く
の参加者が興味を持っていたクラウド コンピューティングに対するマイクロソフト
の考えだけでなく、自治体関係の参加者からも経済効果の観点からマイクロソ
フトのパートナー エコシステムなどに関する細かい質問が上げられていました。
広い視野に基づいたマイクロソフトのビジョンに関する説明を受けた参加者は、
マイクロソフトに対する思いを新たにしたようです。
Microsoft Corporation の本社は、シアトル マリナーズの拠点であるワシ
次 に、 改 装されたばかりという Microsoft Center for Information
Work という特 別 室 で Candace Wright と Apollo Fuhriman (Tour
Host, Microsoft Envisioning Lab) が近未来のインフォメーション ワークの
ントン州シアトル市からフリーウェイ 520 号線でワシントン湖を渡ったレドモンド
姿に関するデモを行いました。ツアーの前にマイクロソフトの近未来のビジョン
世界の VIP が集う EBC セミナー
市にあります。フリーウェイから出ると、そこはもう本社キャンパスです。正門は
に関するビデオを見た参加者の皆さんですが、室内の壁一面に広がる幅約 9
なく、約 1 キロ四方の敷地内に建てられた 100 以上のオフィス ビルで構成さ
メートルもの巨大なタッチスクリーンを使ったデモには驚きを新たにしていました。
れたキャンパス全体が本社です。緑あふれる敷地内には約 3 万人の従業員
近未来のインフォメーション ワークでは、キーボードやマウスという物理的な入力
が勤務するオフィス ビルだけでなく、サッカー場やバスケット コートなども多く見
デバイスは極力排除され、操作は従来の想像を超えて直感的なものとなります。
られます。本社キャンパス内の駐車場の不足に加えて、環境に配慮するワシン
たとえば、Xbox 用に開発されたカメラを活用したジェスチャー認識機能では、
トン州に拠点を置く本社キャンパス内にはトヨタ プリウスを中心としたシャトル バ
デバイスに一切触れることなく画面を操作することが可能です。 想像を大きく
スが多数走っていて、広大なキャンパス内のビルとビル、そして本社キャンバス
上回る体験でしたが、ここで紹介されたテクノロジの大半は現在入手可能な
と近隣の都市を結ぶ社員の足として機能しています。
ハードウェアで実現可能という説明に参加者の皆さんは驚きをさらに大きくして
シアトル到着の翌朝から EBC (Executive Briefing Center) と呼ばれる
33 号ビルでのセッションが始まりました。 EBC は、Microsoft Corporation
本社を訪れる世界各国の VIP へのブリーフィングに使用される専用の会議施
設です。日本人向けにも年間 50 以上のセミナー セッションが行われています。
今回の研修ツアーでは、この特別な会議施設で 2 日間にわたる特別研修プロ
グラムを受講します。
最初のセッションでは、本社キャンパスに 8 年勤務している藤原 正敬 (マイ
いました。
パートナーに多くの情報を惜しみなく提供するセッション
昼食の後は、Andrea Jessee (Senior Research Program Manager)
が Microsoft Research についてのセッションを行いました。「今日のリサーチ
は明日の現実」という信条に基づく Microsoft Research には、毎年 95 億
ドルもの予算が投入されています。これは民間企業では世界最大の金額です。
クロソフト コーポレーション 日 本 経 営 戦 略 室 室 長) が Microsoft
多くの博士号保持者が勤務する Microsoft Research は、米国の東海岸、
Corporation の創業から現在までの歴史と概要に関する説明および本社施
カリフォルニア州、ワシントン州、イギリス、アジア、そしてインドに拠点を置き、
設の紹介を行いました。藤原のセッションは日本語で行われましたが、他のセッ
55 もの分野で 850 件以上の研究開発が行われています。その成果は
ションはすべて英語で行われます。参加者の皆さんは、ヘッドセットから聞こえ
Windows や Office などの優れた機能に活用され、ユーザー エクスペリエン
る同時通訳を聞きながら、講師の説明とプレゼンテーションに熱心にメモを取っ
スを大きく向上させています。
ていました。
次のセッションでは、Thomas Wells (Enterprise Technical Strategist,
21
身近で触れる最新情報とマイクロソフトのビジョン
経済の中心であるニューヨークと 3 時間の時差があるシアトルの街は非常
に早く目覚めます。スターバックス コーヒーを始めとする市内のコーヒー ショッ
プは午前 6 時には開いていて、多くのビジネスマンがコーヒーを片手にオフィス
に向かいます。マイクロソフトも例外ではありません。 EBC に用意された朝食
“多くのお客様がコストの削減と生産性の向上を求めています。
さらに、セキュリティ、柔軟なカスタマイズ、可視性と制御、
およびデータへのアクセスもたいへん重視されています。
困難な要求ですが、困難がある所には常にチャンスがあります。
”
Thomas Wells
(Enterprise Technical Strategist, Best Practices)
の後、2 日目のセッションは 9:15 に開始。「Japan MIC Summit 東京」に
も 参 加した Juliano Tubino (Director, Emerging Markets) が Local
Software Economy について説明しました。パートナーとの関係を非常に重
視するマイクロソフトのビジネス モデルに関する説明を受けた参加者の皆さん
は、マイクロソフトのパートナーとしての認識を新たにしたようです。
最後のセッションでは、本社勤務が 2 年目というドイツ出身の Moritz
Berger (Enterprise Technical Strategist, Notes Computing) が
Microsoft Office 2010 の新機能、Microsoft Office 2010 によって可能
になる新しいビジネスについて説明しました。長く期待されている Office の次
期バージョンの新機能に皆さん大きな興味を示していました。
Best Practices) がクラウド コンピューティングについてのセッションを行いまし
た。現在、多くの注目を集めるクラウド コンピューティングに関するマイクロソフ
トのビジョンということで、参加者の皆さんは説明を一言も聞き漏らすまいと熱心
にメモを取っていました。クラウド コンピューティングでは、データ センターが非
常に重要な役割を担います。世界の 6 つの地域に配置されたマイクロソフト
のデータ センターは、膨大なユーザー データを管理しています。 Google や
amazon.com も同様のサービスを提供していますが、マイクロソフトは、広告
を主な収入源とする Google と書籍や DVD の販売が主なビジネスである
amazon.com とは一線を画する姿勢を明確にしています。主要な顧客である
世界中のエンタープライズおよび政府機関が重要なデータを正確に運用する
ためのコミットメントを打ち出しているマイクロソフトのデータ センターは年中無休
で機能しています。
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
US 研修ツアー : セミナー開催概要
4 月 21 日
• Welcome and Introductions
藤原正敬 (マイクロソフト コーポレーション 日本経営戦略室 室長)
• Microsoft in the Government
Stuart McKee (US National Technology Officer, State and
Local Government Technical Officer)
この日のセッションは、EBC 内にある特別な施設で Jackie Giuliano (Tour
Host, The Microsoft Home of the Future) による近未来の住宅のデモ
で締めくくられました。マイクロソフトが予測する近未来の住宅ではソフトウェア
による高度な制御が行われ、住人であるユーザーの嗜好とエクスペリエンスに
基づいてさまざまな処理が透過的に行われます。もちろんキーボードやマウスに
よる入力操作は不要で、音声や携帯電話ですべてを制御することが可能です。
• Microsoft Envisioning Lab
Candace Wright/Apollo Fuhriman (Tour Host, Microsoft
Envisioning Lab)
• Research: Microsoft Research Overview
Andrea Jessee (Senior Research Program Manager)
• Cloud Strategy
Thomas Wells (Enterprise Technical Strategist, Best
Practices)
カウンターに材料を置くと材料のパッケージに添付された IC タグの情報が
• Advanced Consumer Technology – MS Home Tour
Jackie Giuliano (Tour Host, The Microsoft Home of the
Future)
Smart Light Bulb によって読み取られ、ユーザーの音声による指示に応じて、
4 月 22 日
その材料を使った料理の調理方法やその他のレシピがカウンター上に直接表
• DPE (Developer Platform Evangelism) LSE Activities
Juliano Tubino (Director, Emerging Markets)
たとえば、実用化されれば現在の電球と同様の価格で提供されると言われてい
る Smart Light Bulb (スマート電球) による照明を使用した室内では、台所の
示されます。室内の壁紙やデジタル フォト フレームもネットワークで一元的に
制御できる未来の家庭の姿に参加者の皆さんは非常に驚いていました。
MS Home ツアーの後、一行は専用バスでシアトル マリナーズの本拠地で
ある Safeco Field に向かい、シアトル マリナーズとバルチモア オリオールズ
• Office Overview
Moritz Berger (Enterprise Technical Strategist, Notes
Computing)
のナイター観戦を楽しみました。少し肌寒い気候でしたが、皆さんは、本場アメ
• 懇親会
リカのスタジアムの雰囲気の中でイチロー選手ら大リーガーの活躍に大きな歓
声を上げていました。
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マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
マイクロソフト本社勤務の日本人スタッフを交えた意見交換・交流会
すべてのセミナーが終了した後、シアトル市内にある夜景の美しいシーフード
レストランで本社に勤務する 3 人の日本人スタッフを交えた食事会が行われ、
和やかな雰囲気の中で活発な意見交換と交流が行われました。 EBC での最
初のセッションを行った藤原 正敬 (マイクロソフト コーポレーション 日本経営戦
略室 室長) に加えて、去年のツアーで Office 2010 についてのセッションを
の社員の方がクラウドにかかわっていくという話を聞いて、これは私たちのような
行った佐 藤 久 (Senior Product Manager, Visio)、および 成 本 正 史
ベンチャーにとって大きなチャンスになるという確信を得た気がします。」中丸
(Senior SDET, Patterns & Practices) によるマイクロソフト本社での勤務や
孝一 氏 (レクポート株式会社 代表取締役)
シアトルでの生活の話を聞きながら、参加者の皆さんはツアー最終日の夕食を
「研修内容には非常に満足しています。これまでマイクロソフトがハードウェ
大いに楽しみました。 今 回のツアーでの収 穫に加えて、 佐 藤の「ぜひ
アの分野に進出しないことを疑問に思っていたのですが、パートナーとのビジネ
Microsoft 認定パートナーになってください。マイクロソフトは、サイズに関係
スを重視するパートナー エコシステムの話を聞いて、その理由がよくわかりまし
なく皆様のようなベンチャー企業様と対等の関係を築いて協業する準備ができ
た。今回のツアーでマイクロソフトが非常に好きになりました。」鈴木 華代 氏
したようで、話は遅くまで尽きることがありませんでした。
(有限会社 池田電子工学研究所 和地山事業所 主任)
「一番の収穫は SharePoint の詳細な話を聞けたことです。私たちは政府
ツアーで得た大きな収穫
では、その分野での SharePoint の利用に関する情報は極端に少なくなりま
ています。」という言葉に参加者の皆さんは帰国後のビジネスのビジョンを新しく
機関にも関連するドキュメント管理を中心にビジネスを展開していますが、日本
ベンチャー企業の経営者、最前線の開発者、そして自治体関係者など、さま
す。そのような情報を細かく提供していただいたことに感謝しています。今後は
ざまな立場の方々がツアーに参加しましたが、今回のツアーで皆さんが得た収
認定パートナーの取得に向けて検討しようと思っています。」白旗 保則 氏 (グ
穫は当初の予想よりも実り多かったようです。
ローバルデザイン株式会社 代表取締役)
「今回のツアーでは MS の本社で現地の方の言葉でクラウドについてお話
を伺えたことが一番大きいですね。改めてマイクロソフトさんでは今後 80% も
参加者の皆さんは、今回のツアーで得た貴重な体験を今後のビジネスや活
動にどのように活用するかを真剣に考えていらっしゃいました。
ワンビ社 (Microsoft Innovation Award 2009 コマーシャル部門 最優秀賞受賞) の CEO と CIO が米国本社を訪問
「マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム US 研修ツアー」に合わせて、Microsoft Innovation
Award 2009 最優秀賞を受賞したワンビ株式会社の加藤 貴 氏 (代表取締役社長) と板井 清司 氏 (取
締役) が Microsoft Corporation レドモンド本社キャンパスを訪問し、レドモンド本社キャンパスに勤務す
る日本人スタッフとのランチ ミーティングの後、本社担当者と 2 回のミーティングを行いました。
4 月 19 日のランチ ミーティングは、シアトル郊外の静かな場所にある日本食レストランで行われ、レドモンド
キャンパスに勤務する成本 正史 (Senior SDET, Patterns & Practices) が参加しました。 成本は
Microsoft Innovation Award 2009 最優秀賞を受賞したワンビのトラストデリートのユニークな機能を高
く評価し、アーキテクトの観点から多くのアドバイスを行いました。ワンビのお二人はシアトルの美味しい海
鮮類に舌鼓を打ちながら成本と技術的な意見を交換しました。
成本とのミーティングで確かな手応えをつかんだワンビのお二人は、その足で本社キャンパス内のビルで予定
されていた最初のミーティングに向かいました。このミーティングには、今回のツアーで Local Software
Economy についてのセッションを行った Juliano Tubino (Director, Emerging Markets) とモバイル市
場に詳しい Michael Platt (Senior Director, Microsoft Platform Evangelism) が参加しました。英語
が堪能な板井氏は、同社の主力製品であるトラストデリートが提供するデータのリモート消去機能について具
体例を交えながら説明しました。ノート PC の盗難や紛失による重要データ流出のリスクに対処する、トラスト
デリートの機能に対する 2 人の担当者の鋭い質問に、加藤氏と板井氏はていねいに応えていました。
「トラストデリートは、Windows Server を自社ネットワーク内に構築するモデルと Windows Azure 上で
ホストされているクラウド サービス モデルの 2 種類があります。クラウド サービス モデルを全世界に対して
トラストデリー
同一のクオリティでサービスを提供するために、Windows Azure は最適な選択でした。また、
トには、リモートでデータを消去した後に消去履歴レポートを管理者に送信する機能があります。この機能
は私たちのお客様に高く評価されています。」というお二人の説明に 2 人の本社担当者は興味深げに耳
を傾けていました。
短い休憩を挟んだ後、続けて行われた次のミーティングには、前のミーティングから引き続き参加した
Juliano Tubino に加えて、グローバル レベルでベンチャー企業の支援を担当する Cliff Reeves
(Emerging Business Team, General Manager)、そして今回のツアーに日本から同行した武田 正樹
(デベロッパー & プラットフォーム統括本部 ビジネス インキュベーション (LSE) 担当) の本社でのカウン
ター パートにあたる Ludovic Ulrich (Business Development Manager, Strategic & Emerging
Business Team) が参加。 折しもスペイン旅行の際にノート PC の盗難という不幸を経験したCliff
Reeves はトラストデリートの機能に大きな興味を示しました。「PC を紛失した時はスペインのマイクロソフ
トに行って古い代替マシンを借りなければなりませんでした。もし量販店に行って新しい PC を購入し、紛失
した PC のデータを何らかの形で復旧できたら理想的だと思います。」という Cliff Reeves の言葉にワンビ
のお二人は新しい発想を獲たようでした。
23
Reports
福岡市、静岡県、山形県、および宮崎県で認定証授与式を実施
― マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
2010 年 4 月 8 日 福岡市役所 (福岡市)、
2010 年 4 月 16 日 静岡県庁別館 (静岡県)、
2010 年 5 月 10 日 山形県庁 (山形県)、
2010 年 6 月 8 日 宮崎県庁 (宮崎県)
本年度は、福岡市、静岡県、山形県、および宮崎県の 4 つの自治体と協
地域 IT 産業振興を実現するためのお手伝い
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムは企業市民活動の一環であり、
地域 IT 産業の振興と経済の活性化を目的に展開しているプログラムです。
「マイクロソフトは、ソフトウェアが人々や組織の持つ潜在力を大きく引き出す
と信じており、
それが会社のビジョンにもなっています。企業市民活動を通して、
ハンディキャップをお持ちの方でも IT を利用することで、やりがいをお持ちにな
働で実施している、マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム。マイクロソフ
れたという話をよくお伺いします。地域の IT ベンチャー企業の皆様がビジネス
トでは、各自治体を訪問させていただき、多数の地域メディアが集まる中、選定
を拡大するうえで、物理的な距離や資本力がハンディキャップになることがない
企業および準選定企業に対して、認定証および目録の授与式を行いました。
よう、IT ベンチャー支援プログラムでは、技術情報の提供やマーケティング活
4 つの自治体で、選定企業 9 社、準選定企業 5 社をご紹介
社 代表執行役社長)
動のお手伝いをさせていただいております」樋口 泰行 (マイクロソフト株式会
マイクロソフトでは、本年度も、福岡市、静岡県、山形県、および宮崎県の
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムおよびインキュベーション プログ
4 つの自治体と協働で IT ベンチャー支援プログラムを実施。 IT ベンチャー支
ラムなどの企業市民活動を通して、これまでにお付き合いさせていただいた企
援プログラムでは、各自治体や各地域の情報産業協会などと連携しながら、一
年間にわたり、選定企業および準選定企業に対して、技術およびマーケティン
グ支援を行います。
「マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムでは、これまで 20 を超える自
業は、72 社。現在では、全国規模での展開や、世界進出を果たすほどに成
長された企業も多くあります。樋口 (マイクロソフト株式会社 代表執行役社長)
によれば、地域 IT 産業の振興において、核になるのは「人」。人材育成が、
現在だけでなく、次世代での発展に欠かせないと考えています。
治体の皆様と協力して活動を行って参りました。本プログラムをご利用いただ
「IT 産業が発展するうえで、最終的に核になるのは人材です。地域で核と
いた企業の皆様の多くは、技術支援はもとより、さまざまな方々とのご交流やメ
なる人材を育成し、その方々が先頭に立って産業をけん引していくことが、地域
ディアへの露出によるマーケティング効果も実感されていらっしゃるようです。
振興につながっていきます。重要な協働事業に参画させていただき、マイクロ
選定企業の皆様には、今後、米国本社研修ツアーをはじめ、さまざまな交流の
ソフトの関係者全員が身の引き締まる思いです。この一年間、地域の核となる
場、情報発表の場を設けてまいりますので、積極的にご活用ください」長井 伸
明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラットフォーム統括本部 ビジネ
ス インキュベーション シニア マネージャー )
2010 年度の選定企業は 2 月にキックオフ ミーティングを行ったのちに、マイ
クロソフト サイトでご紹介 (マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム 2010
年度選定企業) されています。 4 月から 6 月にかけては、認定証の授与式を
各自治体において実施。認定証および目録の授与が行われるとともに、さまざ
まな地域メディアに対して、選定企業および準選定企業をご紹介しました。
24
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
人材の育成をご支援できるよう、
一所懸命に頑張ってまいります」樋口 泰行 (マ
イクロソフト株式会社 代表執行役社長)
“最終的に核になるのは人材。地域で核となる人材を
育成し、その方々が先頭に立って産業をけん引していく
ことが、地域振興につながります。”
樋口 泰行
(マイクロソフト株式会社 代表執行役社長)
認定証授与式
福岡市
山形県
2010 年 4 月 8 日 福岡市役所
2010 年 5 月 10 日 山形県庁
• 認定証授与: 吉田 宏 市長 (福岡市)
• 認定証授与: 吉村 美栄子 知事 (山形県)
• 目録授与: 加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者)
• 目録授与: 樋口 泰行 (マイクロソフト株式会社 代表執行役社長)
静岡県
宮崎県
2010 年 4 月 16 日 静岡県庁別館
2010 年 6 月 8 日 宮崎県庁
• 認定証授与: 外山 敬三 氏 (静岡県経済産業部商工業局長)
• 認定証授与: 東国原 英夫 知事 (宮崎県)
• 目録授与: 長井 伸明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー & プラット
フォーム統括本部 ビジネス インキュベーション シニア マネージャー )
• 目録授与: 加治佐 俊一 (マイクロソフト株式会社 最高技術責任者)
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「ただいま、IT を活用した地域活性化に関する覚書を締結することができま
して、大変喜ばしく思っています。本県を取り巻く社会経済状況はここ数年で
大きく変化しています。日々、飛躍的に進歩を続ける IT は、産業活動の高度
化をもたらすとともに、生活の利便性を大きく向上させています。本日の覚書
締結により、IT 産業の人材育成と振興が促進され、ひとりひとりが輝く県づくり
が一層推進されることを期待しております」吉村 美栄子 知事 (山形県)
“日々、飛躍的に進歩を続ける IT は、産業活動を
また、宮崎県でも、今年度、IT ベンチャー支援プログラムで協働事業を推
進。選定企業 1 社をマイクロソフトと協同で支援しています。
県庁で行われた認定式には、
多忙な時期の中、
東国原 英夫 知事 (宮崎県)
高度化し生活の利便性を向上させます。
本日の覚書締結により、ひとりひとりが輝く県づくりが
一層推進されることを期待しております。”
も出席。すでに導入実績もある、選定企業のソリューションに興味を示し、今
後の展開などについて議論を交わしました。
「このように興味深いソリューションが県内から発信され、マイクロソフトから
吉村 美栄子 知事
(山形県)
支援対象に選ばれたことはすばらしいことです。ベンチャーが活躍できる IT 産
業で、今後のご活躍が、地域産業全体の活性化につながることに期待してい
ます」東国原 英夫 知事 (宮崎県)
協働事業による地域活性化に大きく期待する、自治体
2010 年度マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラムにおいて協働事業を
行う、4 つの自治体でも本プログラムの活用による、地域 IT 産業の振興に大
きな期待が寄せられています。
たとえば、山形県では 2010 年 5 月 10 日に地域活性化協働プログラムの
覚書を締結。 NPO 基盤強化プログラムとともに採択した、IT ベンチャー支援
プログラムに注目しています。
協働事業のキックオフ イベントとして、セミナーを開催
地域活性化協働プログラムおよび IT ベンチャー支援プログラムのキックオフ イベントとして、マイクロソフトによる講演会が静岡県および山形県で行われま
した。選定企業および自治体の皆様が参加するとともに、静岡県では一般企業の方々も参加。山形県では、隣接する山形県立産業技術短期大学校の
学生も参加する中、マイクロソフトのビジネスの動向や企業市民活動についてご紹介しました。
IT ベンチャー支援プログラム講演会
2010 年 4 月 16 日 静岡県庁別館
• 「次世代 IT が担う新しい世界」
長井 伸明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー &
プラットフォーム統括本部 ビジネス インキュベーション
シニア マネージャー )
地域活性化協働プログラム講演会
2010 年 5 月 10 日 山形県高度技術研究開発センター
• 「テクノロジが開く未来」
樋口 泰行 (マイクロソフト株式会社 代表執行役社長)
• 「次世代 IT が担う新しい世界」
長井 伸明 (マイクロソフト株式会社 デベロッパー &
プラットフォーム統括本部 ビジネス インキュベーション
シニア マネージャー )
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マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
マイクロソフト
IT ベンチャー支援プログラム
自治体とマイクロソフトが連携して地域の IT 産業の振興と経済の活性化を目的に、2007 年より展開しているプログラムです。2010 年度は、
静岡県、福岡市、山形県、宮崎県の 4 地域での実施が決まり、選定企業 9 社と準選定企業 5 社に向けて、1 年間の技術およびマーケティ
ング支援を実施しています。
静岡県
選定企業
準選定企業
● 有限会社池田電子工学研究所
● 株式会社ジリオン浜松
● グローバルデザイン株式会社
● 株式会社ソフィア
● 株式会社ユニテック
福岡市
山形県
宮崎県
● 株式会社コマーシャル・アーツ
● 合同会社システムクリエイト
● 株式会社ネオス
● 株式会社出水・コンピュータ・コンサルティング
● 株式会社ハイテックシステム
● 酒田エス・エー・エス株式会社
● レクポート株式会社
● 株式会社情報技術サービス
● 株式会社南日本ネットワーク
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マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
静岡県
有限会社池田電子工学研究所
会社
概要
所在地
池田 弘明
(取締役社長)
【本社】〒432-8003 静岡県浜松市中区和地山 3-1-7 HI-Cube 207
企業情報 【設立】2000 年 3 月 【資本金】3,000,000 円 【代表】池田 弘明 【社員数】5 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】053-401-7335
【URL】http://shien.cjr.shizuoka.ac.jp/imgs/3_ikeda.pdf
【 FAX 】053-401-7336
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
展開分野/お客様
静止画や動画などの画像技術、オ
静止画や動画の処理・記憶・表
大学や企業からの研究開発の委託
プト エレクトロ二クス技術、高周波
示に係わる技術、半導体レーザー
受注、研究開発に係わるコンサル
技術、電子物性技術など、電子
や LED を利用した光情報計測/光
信号伝送の技術、高周波の発生/
タント、大学等への教育/研究機材
工学を支える基礎技術を実用化し
て社会に役立てたいと思います。
応用に係わる技術。
対象ソリューションのご紹介:
等の支援サービス。
1935 年生、
静岡県出身、
静岡大学工学部卒業
「IT ベンチャー支援プログラムの活動を通し、従
来のビジネス モデルから脱却し、当社の持ってい
る画像やセンサーの基礎技術を実用的な形に変
え、国内外の多くのお客様に提供し、新たな市
場を創造したいと思います」
光を用いた電子透かしによる新たなセキュリティ技術
組み込みソフトウェアにより生成された電子透かしパターンは、光源ドライ
システム構成
❶ 光源ドライブ 透かし照射用の組み込みソフトウェア
ブから光源に供給されます。このとき、PC 等により電子透かしパターン
に情報を付加することも可能。光源で対象物体を照らすので、通常の
ドライブセット
H8SX/1655組込
カメラで撮影することにより、電子透かしが自動的に写真に埋め込まれま
す。従来の、PC アプリケーションによる加工処理が不要になり、付加
... 透かし情報をパターンにして
光源に埋め込む。
ABC
USB
情報は、画像とともにビューアにより読み出されます。
❷ 光源
パターンを
投影できる光源
(プロジェクター )
ABC
❸ ビューア
情報読み出し用の
組み込みソフトウェア
... 撮画像から埋め込まれて
いる情報を読み出す。
静岡県
グローバルデザイン株式会社
会社
概要
所在地
【本社】〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町 17 番地の 1 葵タワー 16 階
企業情報 【設立】1997 年 1 月 【資本金】10,000,000 円 【代表】白旗 保則 【社員数】43 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】054-273-6385
【URL】http://www.glode.co.jp
【 FAX 】054-273-5292
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
得意分野であるドキュメント ハン
ドリング技術をもとにウェブ サイト
省庁・自治体など公共サイトにおけ
るコンテンツ管理システム構築運用
ノウハウ、および製薬業界における
新薬申請に関わる文書管理システ
ム構築運用ノウハウ。
構 築 業 務、 厳 密な文 書 管 理 業
務において独自の技術を活かし
た事業を展開し、オンリーワン企
業を目指す。
対象ソリューションのご紹介:
白旗 保則
(代表取締役)
1962 年生、
静岡県出身、
大阪芸術大学
芸術学部卒業
展開分野/お客様
農林水産省などの中央省庁、各地
県庁および市町村などの公式サイ
ト、観光サイト等の構築。
大手製薬会社の新薬申請部門に
おける申請専用システムの構築/運
用、その他。
「プログラムに参加させていただくことで弊社の今
までのノウハウを活かした文書管理システムの開
発と販路開拓を行い、得意分野である製薬マー
ケットに対してより深耕したいと思います」
電子申請に対応できる申請関連文書管理システムの開発、販売、サポート
電子的に厳密な文書管理を行うことができるシステムは、従来は高価で、導入に多くの工数が必要でしたが、IT 技術の進展に伴い安価で高機能な
製品が開発可能になりました。電子的に厳密な文書管理は、文書作成 - 校正 (QC) - 承認 - 保管 - 申請対応というフローが明確に機能する必要
があります。今回、電子的に厳密な文書管理を行うことができ、かつ安価で導入が容易なシステムを開発することにより、ユーザーに大きなメリットを
提供します。
28
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
静岡県
株式会社ソフィア
会社
概要
所在地
藤田 明宏
【本社】〒430-7718 静岡県浜松市中区板屋町 111-2 浜松アクトタワー 18 階
(代表取締役)
1957 年生、
静岡県出身、
静岡県立浜松西
高等学校卒業
企業情報 【設立】2001 年 6 月 【資本金】10,000,000 円 【代表】藤田 明宏 【社員数】23 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】053-450-7811
【URL】http://www.spha.co.jp
【 FAX 】053-458-0352
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
技術革新と厳しい労働環境ですが、 コンサルティング業務を中心に、シ
展開分野/お客様
ステム開発、運用サポート、アウト
グから、システム開発/運用、アウト
い!」をモットーとし、業務コンサルを
ソ ー シ ン グ ま で の "One Stop
Solution Provider" としてサービ
ソーシングのソリューションを展開。
中心に、お客様と社員が幸せを共
感できるシステム開発をしたい。
スを提供。
れ、高い評価を受けております。
対象ソリューションのご紹介:
「マイクロソフト社のご支援のもと、弊社アイデア
を先端技術で具現化することで、イノベーションと
お客様に使いやすいシステムを実現し、三者が
Win-Win になれる日を楽しみにしております」
地域製造業に、業務コンサルティン
「楽しくなければ良い仕事は出来な
医療向けソリューションにも力を入
SaaS 版診療材料在庫管理ソリューション
SaaS 版診療材料在庫管理ソリューションは、中規模病院様向けに廉価
伝票記票
部門在庫
確認
な使用料にて活用できる診療材料に特化した Web 版の在庫管理シス
補充
伝票
テムです。発注、仕入、在庫の一貫した管理で、業務の効率化を実現。
また、倉庫在庫/部署在庫の適正化も図り、コスト削減を実現します。導
伝票チェック
入型とは異なり、
Web で稼働するため、専用端末の設置も不要。今後も、
補充
伝票
臨時
伝票
管理資料
統計資料
出庫・搬送
出庫D/B
臨時
伝票
出庫伝票
入力
検品
倉庫在庫
確認
納品書
納品伝票
入力
発注伝票
入力
病院様のニーズを取り込みながら、機能拡張を行っていきます。
納品
発注書
入庫D/B
発注D/B
発注
受注∼出荷
MEDIS マスタ
Web 参照による
マスタ設定
納品書
請求書
診療材料
マスタD/B
静岡県
株式会社ユニテック
会社
概要
所在地
代表者プロフィール
鈴木 佐太郎
【本社】〒420-0911 静岡県静岡市葵区瀬名 1 丁目 18 番 33 号 ユニテックビル
(代表取締役社長)
企業情報 【設立】1981 年 4 月 【資本金】50,000,00 円 【代表】鈴木 佐太郎 【社員数】125 名
連絡先
【電話】054-264-1111
【URL】http://www.unitec.jp
【 FAX 】054-264-7771
【Mail】[email protected]
業務 起業目的
概要 「すべてのテクノロジーは人間の為
に」との経営理念に基づき、最新
の技術と広範なシステム構築力
で、多様化するニーズにお応えし
た最適な提案をさせていただき、地
域社会に貢献する。
対象ソリューションのご紹介:
固有技術
展開分野/お客様
IT コンサルティング、基幹系/業務
系システム開発/保守/運用、各種
自社パッケージの開発/販売、Web
自治体、金融機関、製造、流通、
水産加工、倉庫業等のお客様に、
豊富な業務知識を活かし、最先端
の技術で IT 化をご提案。保守/運
システム構築、ホームページ作成、
技術者派遣など。
用まで一貫したサービスにて提供し
ております。
1946 年生、
静岡県出身、
同志社大学卒業
「来たるクラウド コンピューティング時代に対応す
べく、技術者の育成や自社開発ソリューションの
SaaS 化に取り組んでおります。マイクロソフト社
様には、ともに歩むパートナーとして、積極的なご
支援を期待しております」
Uni蔵@SaaS (仮称)
多種多様の商品/荷物を複数の顧客から預かり、荷役料/保管料等の収益を得る
営業倉庫事業者に向けた自社開発パッケージソフト「Uni蔵」 (在庫/販売管理シ
Uni蔵@SaaS の
システム概要
入出庫から保管品の名義変更、各種照会、
複数倉庫の一元管理並びに請求処理、保税倉庫にも対応
ステム) を、SaaS で提供。月額使用料金等で安価にすぐ利用できるサービスを提
供します。製造/加工業者においても、自社倉庫空きスペースの有効活用などに
貢献。導入企業様より、正確な在庫管理、迅速な請求業務、報告書作成、倉庫
スペースの有効活用等に貢献するシステムとして、高い評価をいただいております。
29
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
福岡市
株式会社コマーシャル・アーツ
会社
概要
所在地
【福岡支店】〒812-0014 福岡市博多区比恵町2-7 博多東エースビル 3F (本社: 山口県下関市)
【電話】092-477-7757 (福岡支店)
【URL】http://www.arts21.jp
【 FAX 】092-477-7758 (福岡支店)
【電子メール】[email protected]
起業目的
固有技術
展開分野/お客様
広報/広告支援で培ったノウハウを
UI を重視したグループウエア、EC
サイトなどオリジナル Web アプリ
業種、規模を問わず、効率的な営
UI に活かし、顧客ニーズに対応した
Web サービスをオールインワンで提
供。サービス開発から、雇用促進、
社会貢献までを目指しています。
対象ソリューションのご紹介:
馬場 豊
(代表取締役)
1966 年生、
山口県出身、
早鞆高等学校卒業
企業情報 【設立】1987 年 6 月 【資本金】10,000,000 円 【代表】馬場 豊 【社員数】20 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
業・業務支援ツール、直観的な
ケーション開発。 企画から制作、
UI、セキュリティ面での強化をお考
プロモーションまでトータルをカ
バー。
えの企業、官公庁様。
「本プログラムの選定企業になれたことを誇りに
思います。この機会を活かし、取引先様のビジネ
ス シーンに役立つサービスの実現に向けて、会
社一丸で進めてまいります」
FastNotes
Windows phone と高度に連携するグループウエア。社内外のコミュニケーショ
PC 版
モバイル版
ンをシームレスに実現し、直観的で使い易い UI を持つ、営業支援システムです。
各コンテンツを Visual Studio で作成、セキュリティ強化実現のため Exchange
Server を導入し、メールやイントラネットへのアクセスをセキュリティ脅威から守りま
す。企業の効率的な営業活動を目的とし、活動時間の有効利用と顧客満足度向
上を期待できるソリューションです。
福岡市
株式会社ネオス
会社
概要
所在地
【本社】〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名 1-4-1 NDビル 3F
企業情報 【設立】1999 年 1 月 【資本金】10,000,000 円 【代表】野口 健二 【社員数】33 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】092-724-7910
【URL】http://www.neos.ne.jp
【 FAX 】092-725-1130
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
NEO (新しい) + S (複数形)
Web サービスと Windows フォー
ムを組合わせたリッチ クライアント
= NEOS
多くの新しい IT 製品を生み出し、 の開発および Web サービス利用
豊かな社会を実現す。
対象ソリューションのご紹介:
時のストリーム圧縮によるデータ転
送の高速化。
展開分野/お客様
業務パッケージ開発/販売、ウェブ
サイト構築、SEO 対策、DTP、不
動産業の各種業態向けアプリケー
ション開発/販売。
ホワイトボード フレームワーク
業務アプリケーションやパッケージ ソフトの開発を効率化するアプリケーション フ
レームワーク。設定による画面の自動生成機能や画面テンプレートを標準搭載し、
短期開発の実現を可能にします。 Windows フォーム/SilverLight + Web サー
ビスで構成され、ユーザビリティーの向上と管理コストの削減の両立を果たします。
30
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
野口 健二
(取締役社長)
1968 年生、
福岡県出身、
熊本大学工学部
電子情報工学科卒業
「Silverlight などの最新技術を駆使して、AJAX
などを超えたユーザビリティーと高速な動作のビ
ジネス アプリケーションを実現したいと考えており
ます」
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
山形県
株式会社ハイテックシステム
会社
概要
所在地
土屋 浩
(代表取締役)
【本社】〒990-0023 山形県山形市松波 1 丁目 16-7
企業情報 【設立】1991 年 10 月 【資本金】50,000,000 円 【代表】土屋 浩 【社員数】25 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】023-628-9455
【URL】http://www.hightech.co.jp
【 FAX 】023-628-9456
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
展開分野/お客様
ハイテックシステムは、世の中のた
ハード、ソフト、ネットワーク (データ
広告代理店、旅行代理店、飲食
めに、お客様のために、仲間のた
センター ) のすべてを自社 にて
店等、さまざまな業界がターゲット。
めに、家族のために、自分のため
供給。オールインワン ソリューショ
特に、変化の激しい業界に対して、
に、貢献できる会社、幸せにできる
会社を目指します。
ンを山形から世界に向けて発信して
柔軟なリアルタイム配信、
スケジュー
リングにより対応。
対象ソリューションのご紹介:
います。
1960 年生、
山形県出身、
法政大学卒業
「ご提供いただいた最新技術を活用し、我々も
日々進化し続け、世の中のため、お客様のために
さらなる貢献を行っていきたいと考えております」
DSViewer
KIOSK 端末やタッチパネル PC 等の自社製ハードウェアにデジタル サイネージ ソフトウェア
「DSViewer」を組み込み展開。サーバー OS に Windows XP/Windows Server 2003、
データベースに SQL Server、クライアントに Windows Embedded を採用。データ配信に
は耐震/免震フロア、自家発電装置等を完備した、自社データ センター「 YDC (山形データ
センター )」を使用し管理者がリアルタイム
コンテンツ配信、スケジューリング等を行う
ことが可能です。
山形県
レクポート株式会社
会社
概要
所在地
中丸 孝一
【本社】〒994-0034 山形県天童市本町 1-4-35
(代表取締役)
企業情報 【設立】2000 年 10 月 【資本金】13,500,000 円 【代表】中丸 孝一 【社員数】15 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】023-656-8566
【URL】http://www.lecport.com
【 FAX 】023-656-8567
【Mail】[email protected]
起業目的
固有技術
展開分野/お客様
情報技術やインターネットの利活
用のノウハウを普及させるためのし
くみを提案していくことで、社会や
地域に貢献したいと考えたため。
Web アプリケーション開発におい
メディアや EC サイトの構築、Web
て、共通化と汎用化により効率の良
いソフトウェア開発プロセスを実現す
るソフトウェア基盤の構築技術。
ベースの生産/販売/労務管理等の
対象ソリューションのご紹介:
業務システムを Web を活用する事
業者や複数拠点で活動する中小
企業様に提供しています。
1965 年生、
神奈川県出身、
神奈川工業高等
学校卒業
「当社のような規模の企業が、新しいしくみを提
案しても、広めるためには多くの時間を必要としま
す。 今回の支援で、私たちの提案するしくみが
広まる時間が短くなることを期待しています」
StarmineWebAP
クラウド コンピューティ
Starmine2.0 WebAP は、
「StarmineWebAP」の構成とメカニズム
ング時代を支えるソフトウェア開発基盤を軸とした
Web アプリケーション構築ソリューション群です。
Web メディアや業務システムなどの Web アプリ
ケーションの構築に圧倒的な生産性を提供できる
高い柔軟性と優れた保守性を持ち、マーケットの
変化や、ビジネス戦略の意志決定など、迅速な
対応が要求されるシーンに柔軟に対応できるソ
リューションです。
31
マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム
宮崎県
株式会社南日本ネットワーク
会社
概要
所在地
大園 實昭
【本社】〒880-0806 宮崎県宮崎市広島 1 丁目 3 番 3 号
(代表取締役社長)
企業情報 【設立】1995 年 10 月 【資本金】10,000,000 円 【代表】大園 實昭 【社員数】25 名
連絡先
業務
概要
代表者プロフィール
【電話】0985-22-5091
【URL】http://www.si-mnc.jp
【 FAX 】0985-29-7787
【電子メール】[email protected]
展開分野/お客様
起業目的
固有技術
企業の IT 部門の「知恵袋」とし
て、これまでに培ってきたネットワー
設計から構築、運用/管理まですべ
官公庁、
自治体、学校、大学、病院、
て一貫してネットワーク ソリューショ
製造業、自動車学校。
ク技術力を活かし、お客様にとっ
て、よりセキュアなソリューションを
ン、セキュリティ ソリューション、業
ご提供することをお約束します。
シー向上支援として提供。
対象ソリューションのご紹介:
務改善ソリューション、情報リテラ
授業評価システム 「らくじゃが!」
少子化が進み、義務教育ではない高等学校では「選ばれる学校」を目指し、
生徒よる授業評価を行い、現状を把握し授業改善に取り組み必要がありま
す。弊社の授業評価システム「らくじゃが!」は、教師も生徒も使い慣れてい
る Microsoft Excel を基に開発したアンケート集計システムです。専用紙を
用意したり、専用のアプリをインストール必要は有りません。入力も集計もお
使いの Excel で行え、生徒も教師も時間を有効に利用できます。
32
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
1954 年生、
鹿児島県出身、
専門学校卒業
「プログラムを活用し、弊社の強みであるネット
ワークとあわせ、来たるクラウド コンピューティン
グ時代に対応できるよう技術力アップを目指しま
す。最終的にお客様の満足度アップに繋げたい
と考えております」
早期採用企業紹介
Windows 7、Windows Azure など、マイクロソフトの最新テクノロジを使ったソリューション開発を
いち早く行っている IT ベンチャーの皆様を今後ご紹介してまいります。 (2010 年 5 月 27 日現在)
採用テクノロジ
● Windows Azure ● Windows Server 2008 R2 ● .NET Framework 4.0 ● Visual Studio 2010 ● Windows 7 ● Windows Mobile 6.x
クラウド型販売管理
「VENTA」
株式会社ステップワイズ
漏えいした個人情報を遠隔消去 「トラストデリート」
ワンビ株式会社
Windows PKI を異機種環境まで広げる
「Kousec サーバー証明書マネージャー」
株式会社コウセック・ソフトウェア
「ビデヤビタミン」
株式会社ディークライム
Windows ゲーム開発 基本ライブラリ
「SinDen_X2」
電脳工房
整形外科用
膝関節診断支援ソフト
株式会社イノテック
画面読み上げソフト
「FocusTalk V3」
株式会社スカイフィッシュ
段階的にアップサイジング可能な
「街の不動産屋さん」
株式会社エクセル工房 Inage
EC ショップ様の業務のお手伝いをする
ソリューション 「EC プロ」
パインクイック
「Drift & Crash」
株式会社サイバーミューズ
[採用テクノロジ] ● Windows Azure
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/stepwise.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows Azure ● Windows Server 2008 R2 ● Windows 7
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/onebe.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows Server 2008 R2 ● Windows 7
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/kousec.mspx
[採用テクノロジ] ● .NET Framework 4.0
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/tnksoft.mspx
[採用テクノロジ] ● Visual Studio 2010
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/shin-dennou.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows 7
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/innotech.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows 7
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/skyfish.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows 7 ● Office 2010
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/inage.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows 7
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/pinequick.mspx
[採用テクノロジ] ● Windows Mobile 6.x
http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/bizspark/souki/cybermuse.mspx
33
Just the Facts
(2010 年度※実績より抜粋)
マイクロソフト イノベーション センターが提供するプログラム
• インターオペラビリティ プログラム
このプログラムでは、Windows をはじめとするマイクロソフトのテクノロジを活用し、データの相互運用を可能にするビジネス ソリュー
ションを開発するパートナーに、それぞれのサービス、アプリケーションの相互接続および相互運用の検証に必要な環境の提供を行っ
ています。昨年 1 年間に約 400 企業がマイクロソフト イノベーション センターを通してこのプログラムに参加されました。
• テクニカル イノベーション プログラム
マイクロソフト イノベーション センターは、多数のお客様をターゲットとするため、これまでパートナーのソリューションをマイクロソフトの
プラットフォームに移行するという支援を続けてきました。いいかえれば、マイクロソフト イノベーション センターはこのプログラムを通じ
てパートナーのビジネスを推進し、大きくしてきたのです。
マイクロソフト イノベーション センターが提供する教育とトレーニング
• 開発者および IT プロのトレーニング
昨年 1 年だけでも、マイクロソフトのトレーニング コースを受講した日本のソフトウェア開発者と IT プロの数は 4,500 を超えています。
• 雇用
昨年 1 年間に雇用に向けて 102 名をトレーニングし、59 名が就職できました (インターンシップを含む)。
マイクロソフト イノベーション センターが提供する国内ソフトウェア開発会社のサポート
• 国内ソフトウェア開発会社および企業家との提携
マイクロソフト株式会社は、約 650 社の国内ソフトウェア開発会社と関係を築いており、各社が技術、営業およびビジネス展開に関
するさまざまなリソースを利用できるよう支援しています。
マイクロソフト イノベーション センターが提供する大学/研究機関のサポート
• 大学/研究機関との提携
マイクロソフト株式会社は、約 350 の大学/研究機関と関係を築いており、テクノロジ イノベーション プログラムやプラットフォーム
サポート プログラムなどを通して、マイクロソフト イノベーション センターのリソースを利用できるよう支援しています。
協力団体 イノベーション センター活動状況
• 札幌イノベーション センター
札幌イノベーション センターでは、札幌イノベーションデイを含む 100 を超えるイベントやセミナーが開催され、合計 3,300 名を超え
る方が参加され、それらの講座を通じて 97 名の方が MCP (マイクロソフト認定プロフェッショナル) の資格を取得されました。また、
IT 人材雇用プログラムを通して 23 名が就職できました。
• 岐阜イノベーション センター
岐阜イノベーション センターでは、120 を超えるセミナーなどが開催され、合計 1,600 名を超える方に受講いただきました。また、岐阜
イノベーション センターは財団法人ソフトピアジャパンと連携し活動しています。
• 旭川イノベーション センター
旭川イノベーション センターでは 100 を超えるイベントやセミナーが開催され、合計 1,500 名を超える方に受講いただきました。ま
た旭川イノベーション センターでは総務省関連の情報通信人材研修事業助成金による障碍者向け Silverlight 素材作成教育事
業などを展開しています。
※ 2009 年 7 月 1 日 ∼ 2010 年 6 月 30 日
34
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
所在地
マイクロソフト 大手町テクノロジーセンター
〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-1-3 大手センタービル
http://www.microsoft.com/japan/mic
マイクロソフト イノベーション センター協力団体
• IAMAS
(情報科学芸術大学院大学/岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー )
〒503-0014 岐阜県大垣市領家町 3 丁目 95 番地
http://www.iamas.ac.jp/index_J.html
• 岐阜イノベーション センター研修室
〒503-0807 岐阜県大垣市今宿 6-52-16
ソフトピアジャパンドリーム・コア2階
• 財団法人 さっぽろ産業振興財団
札幌市エレクトロニクスセンター
〒004-0015 札幌市厚別区下野幌テクノパーク 1 丁目 1-10
http://www.sec.or.jp/elecen/index.html
• 一般財団法人 旭川生活文化産業振興協会
旭川 IT ジョイントセンター
〒078-8801 北海道旭川市緑が丘東 1 条 3 丁目 1-6
旭川リサーチセンター
http://www.arc-net.co.jp/
35
マイクロソフト大手町テクノロジーセンター
〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-1-3 大手センタービル
Tel: 03-6860-5650 (1F イノベーション センター代表)
[受付時間] 平日 10:00 ∼ 18:00
(平日 12:00 ∼ 13:00、土日祝日、弊社指定休業日を除く)
当センターのご利用につきましては、弊社担当営業までご連絡ください。
マイクロソフト 大手町テクノロジーセンターは、お客様の IT システム ライフサイクル全般をサポートするために必要なリソースを提供するセンターです。
マイクロソフトの製品およびテクノロジを確実に体感し、検証していただくために、アライアンス メンバー各社の協力を得て整えられた、充実の設備環境。
そして、製品およびテクノロジに精通した、テクノロジ エキスパートによる、フェイストゥフェイスでのサポート体制を整えて、さまざまな活動を展開しています。
私たちマイクロソフトは、お客様との対話と、協働を重ね、お客様のビジネスに最適なソリューションを導き出すために、尽力します。
お申し込み
マイクロソフト イノベーション センター事務局
電子メール
[email protected]
マイクロソフト イノベーション センターが提供するプログラムにご参加いただくには、プログラムごとに参加条件があります。ご検討中のプログラムおよびテクニカル
サポートの内容などをお知らせください。担当者よりご案内いたします。
テクノロジ イノベーション プログラムなどの参加について
事務局まで、参加を希望されるプログラムをお知らせください。
参加を希望されるプログラムの連絡
パートナー様
事務局よりプログラム参加の手続きなどをご案内いたします。
事務局
参加に必要となる手続きなどをご案内
IP ライセンスのお申し込み手順について
• 締結を希望されるテクノロジが決まっている場合
「IP ライセンス契約申込書」を事務局までご請求ください。ライセンス契約に必
要な資料と手続きのご案内をお送りいたします。
• テクノロジの検索を依頼される場合
(公開されている情報の中にご希望のテクノロジがなく、情報が公開されていな
いライセンス可能なテクノロジがあるか、マイクロソフトに調査を依頼される場合)
ご提供の可否、契約締結までのご案内
パートナー様
調査
調査の上、ご回答、ご案内
「IP ライセンス契約申込書」のご請求
リストから選択
「テクノロジ調査依頼書」を事務局までご請求ください。該当テクノロジを調査
事務局
「テクノロジ調査依頼書」のご請求
の上、事務局より、テクノロジの有無とライセンスの可否をご連絡いたします。
お問い合わせ
Web サイト
http://www.microsoft.com/japan/mic
電子メール
[email protected]
最新の情報は、マイクロソフト イノベーション センターの Web サイトをご
マイクロソフト イノベーション センターが提供するプログラムおよびサービ
確認ください。
スについての専用窓口です。
パンフレットや Web サイトに公開されていない情報については、マイクロ
製品のサポート、問い合わせについては、サポート窓口へお問い合わせ
ソフト イノベーション センター事務局まで、お問い合わせください。
ください。
• プログラムの参加要件、お手続きなどについて
• IP (テクノロジ、プロトコルなど) の詳細情報について
• IP ライセンスのご契約について
• Web サイトなどで紹介されていないテクノロジの照会
36
マイクロソフト イノベーション センター 活動レポート 2010 IT ベンチャー支援編
4915-NOC1
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