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個人投資家向け会社説明会資料
地域のあらゆるお客さまにとっての「ファースト・コール・バンク」になるため、お客さま第一主義を実践します 広島銀行会社説明会 ∼個人投資家のみなさまへ∼ 2015年7月 ©HIROSHIMA BANK 広島銀行イメージキャラクター『ひろくん』 (東証第1部 証券コード:8379) (2015年6月30日株価終値:732円) 目次 つく 1.はじめに (1)プロフィール (2)ネットワーク (3)株式について ①∼株価と時価総額の関係∼ ②∼2014年度の株価推移∼ ③∼配当∼ ④∼株主優待∼ 3.中期計画2015∼地域と共に未来を創る∼ ・・・3 ・・・4 ・・・5 ・・・6 ・・・7 ・・・8 2.業績ハイライト (1)利益水準 (2)預金等残高(末残) ①∼残高推移∼ ②∼他行比較∼ ・・・10 ・・・11 ・・・12 (3)貸出金残高(末残) ①∼残高推移∼ ②∼中小企業向け貸出金残高(末残)推移 ③∼他行比較∼ (4)自己資本比率 (5)ROE (6)非金利収入 (7)不良債権比率 (8)経費・コアOHR ・・・13 ・・・14 ・・・15 ・・・16 ・・・17 ・・・18 ・・・19 ・・・20 (1)新中期計画の概要 ①∼前中期計画の総括∼ ②∼基本方針・経営目標∼ ③∼総資産10兆円への道のり∼ ④∼計数計画∼ ⑤∼新中期計画における各戦略∼ ・・・22 ・・・23 ・・・24 ・・・25 ・・・26 (2)営業戦略 ①∼個人マーケットへの対応強化∼ ②∼お取引の起点∼ ③∼『夢』実現のお手伝い∼ ④∼次世代への橋渡しのお手伝い∼ ⑤∼地方創生への積極的な取組み ⑥∼チャネル戦略∼ (3)人財戦略 ・・・27 ・・・28 ・・・29 ・・・30 ・・・31 ・・・32 ・・・33 4.おわりに (1)2015年度の業績・配当予想 ・・・35 1 1.はじめに 2 (1)プロフィール 1878年(明治11年)11月に広島県尾道市で創業〔創業137年目〕 会社概要 創業 資本金 従業員数 シンボルマーク 1878年11月(創業137年目) 545億73百万円 4,953名(契約職員、スタッフ1,461名含む) 東証1部上場 1971年2月、(証券コード:8379) JPX日経インデックス400 主な採用インデックス MSCI※ジャパンインデックス 沿革 ※モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル ① 第六十六国立銀行 • 1878年11月、県内最初の銀行 として尾道に設立 斜めのラインは限りなく明日 へ伸び続けるイメージを 表現 青は瀬戸内海と澄み切った 空をイメージしており、赤は 熱い心と積極性、黄は輝く 明日を象徴している 2015年3月末現在 ② 藝備銀行 • 1920年6月、7銀行による大合同で 藝備銀行が設立 • 1927年6月に紙屋町に本店建物が 完成 • 原爆被害を受けたが、大規模修復 工事の結果、1965年まで本店とし て使用 ③ 広島銀行 • 1950年8月広島銀行に変更 • 容量的に限界になったことなどか ら新築し、1965年2月に完成 • 1974年新館増築後、現在も本店と して使用 3 (2)ネットワーク 国内店舗数は167ヵ店であり、地方銀行では中四国屈指の規模 海外駐在員事務所3拠点で東アジア・東南アジアのほぼ全域をカバー 国内店舗 海外駐在員事務所 島根県 1カ店 岡山県 10カ店 広島県 136カ店※ 山口県 7カ店 愛媛県 6カ店 東京 名古屋 大阪 神戸 姫路 北九州 福岡 1996年2月開設 上海駐在員事務所 【担当エリア】 中国全土(香港を含む) 台湾 広島 2009年4月開設 各1 2015年3月末現在 ※ 振込専用支店(1)・インターネット支店(1)を含む バンコック駐在員事務所 【担当エリア】 タイ、ミャンマー カンボジア、ベトナム ラオス 国内自行ATM 792台 提携コンビニATM 広島県内約1,000台 提携ゆうちょATM 広島県内約800台 利用手数料を相互無料化提携した他金融機関ATM 広島県内約1,300台 2015年3月末現在 2013年7月開設 シンガポール駐在員事務所 【担当エリア】 シンガポール、インドネシア マレーシア、フィリピン インド、バングラディシュ ブルネイ 4 (3)株式について ①∼株価と時価総額の関係∼ 広島銀行は発行済株式数が多いため、株価は低いが、時価総額※は大きい ※ 時価総額=発行済株式数(自己株式控除後)×株価。企業価値の大きさを示します。 発行済株式数 ( 15/3末時点、自己株式控除後) 株価 ( 15/6/30時点) 時価総額(発行済株式数×株価) 広島銀行 中国銀行 山口FG 621百万株 197百万株 243百万株 732円 1,931円 1,525円 約4,500億円 約3,800億円 約3,700億円 原子爆弾により倒壊した本支店建物の復旧に かかる資金調達のため、株式発行を行った 本支店 11全半焼、行員死亡 144名 (昭和20年8月当時:本支店 16/役職員 約450名) 被爆直後の本店建物 5 (3)株式について ②∼2014年度の株価推移∼ 2014年度の広島銀行株価は近隣他行や各種指数に比べて相対的に高いパフォーマンスを記録 2014年3月31日の株価(終値)を100とした指数の推移 (2014/3/31∼2015/3/31) 広島銀行 +50.35 160 広島銀行 150 山口FG 山口FG +48.71 中国銀 日経平均株価 JPX日経400 140 中国銀行 +30.45 銀行株価指数 130 日経平均株価 +29.53 120 JPX日経400 +28.72 110 銀行株価指数 +19.33 100 90 2014.03.31 2014.06.30 2014.09.30 2014.12.31 2015.03.31 6 (3)株式について ③∼配当∼ 配当利回りおよび連結配当性向は、近隣他行に比べて高い水準 配当利回り※1 連結配当性向※2 広島銀行 中国銀行 山口FG 1.22% 0.93% 0.98% 21.8% 14.9% 11.6% 9.0円 8.0円 ※1 配当利回り=1株当たりの年間配当金÷株価×100(2015年6月30日現在) ※2 連結配当性向=1株当たりの年間配当金÷1株当たりの連結当期純利益×100(2016年3月期予想) 6.0円 5.0円 5.0円 5.0円 2009年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 7 (3)株式について ④∼株主優待∼ 2012年3月末の株主さまから株主優待制度を実施 2015年3月末から、より魅力ある優待内容とするため、株主優待定期預金のテーブルを細分化 2012年3月末∼ 株主優待定期預金 従来 保有株式数 見直し後 2015年3月31日時点の株主さまから優待実施 保有株式数 株主優待定期預金 株主優待定期預金 細分化 1,000株以上 10,000株未満 スーパー定期(300) 年 の店頭表示金利に 10,000株 以上 スーパー定期(300) の店頭表示金利に年 1,000株以上 5,000株未満 0.3%の金利上乗せ 0.239%) 3百万円迄 (税引後 預入期間1年 5,000株以上 10,000株未満 10,000株 以上 0.5%の金利上乗せ 0.398%) 5百万円迄 (税引後 預入期間1年 スーパー定期(300) 年 の店頭表示金利に スーパー定期(300) 年 の店頭表示金利に スーパー定期(300) 年 の店頭表示金利に 0.239%) 0.3%の金利上乗せ (税引後 預入期間1年 3百万円迄 0.4%の金利上乗せ (税引後 0.318%) 預入期間1年 4百万円迄 新 設 0.398%) 0.5%の金利上乗せ (税引後 預入期間1年 5百万円迄 ・お取扱い期間:基準日(毎年3月31日)の属する年の7月上旬∼翌年の6月下旬 ・上乗せ金利は、お預入れいただいた日から初回満期日までの期間のみ適用されます。 満期後は自動継続扱いとなり、継続日における当行所定の店頭表示金利を適用いたします。 ・平成25年1月1日から平成49年12月31日までに受け取る利息については、復興特別所得税が追加課税され、20.315%の源泉分離課税が適用されます。 ・中途解約された場合、上乗せ金利は適用されず、当行所定の中途解約利率が適用されます。 ・本商品は、預金保険の対象であり、預金保険の範囲内で保護されます。 ・<参考>平成27年7月1日時点の店頭表示金利 スーパー定期・スーパー定期300(1年物):0.025%(税引後0.019%) ・詳しくは、店頭に商品概要説明書をご用意しております。 2013年3月末∼ ひろしま美術館への無料(2枚)ご招待 基準日 毎年3月31日 対象株主 株主優待定期預金と同じ フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」1890年 ひろしま美術館本館ホール クロード・モネ「セーヌ河の朝」1897年 (ひろしま美術館所蔵) 8 2.業績ハイライト 9 (1)利益水準 当期純利益は単体・連結ともに6期連続の増益、また2期連続過去最高益を更新 連結当期純利益 単体当期純利益 266億円 6期連続増益 239億円 225億円 229億円 212億円 217億円 167億円 174億円 139億円 138億円 134億円 132億円 106億円 111億円 74億円 72億円 主な 出来事 2007年度 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 サブプライム問題 リーマンショック 政権交代 (自民→民主) 東日本大震災 欧州債務危機 深刻化 政権交代 (民主→自民) 13年度 日銀「量的・質的 金融緩和」導入 14年度 消費増税 (5%→8%) 10 (2)預金等残高(末残) ①∼残高推移∼ 預金等残高※は、地域に密着して地道な営業活動に努めた結果、前年同月末比4,493億円の増加 ※ 預金等は、譲渡性預金を含む 前年同月末比 +4,493億円 6兆8,035億円 (年率+7.1%) 6兆3,542億円 6兆1,335億円 5兆8,906億円 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 11 (2)預金等残高(末残) ②∼他行比較∼ 預金等残高の規模(2015/3末)は全国地方銀行105行中第10位 中四国地方最大 広島県内シェアの比較 その他金融機関 16.4% 地銀B 2.7% メガC 2.8% メガB 2.9% メガA 3.3% もみじ銀行 ∼地銀 43行 35行 山口銀行 行の規模別分布∼ 105 中国銀行 39.8% 地銀A 5.9% 信金A 8.5% 第二地銀A 17.7% 広島銀行 13行 千葉銀行 10行 横浜銀行 2行 小 広島銀行 ∼2兆円 2兆円∼ 4兆円 4兆円∼ 6兆円 6兆円∼ 8兆円 2行 8兆円∼ 10兆円 10兆円∼ 大 12 (3)貸出金残高(末残) ①∼残高推移∼ 貸出金残高は、中小企業向け貸出への積極的な取組みや、個人ローンの営業体制を強化 した結果、前年同月末比2,975億円の増加 5兆1,021億円 前年同月末比 +2,975億円 (年率+6.2%) 4兆8,046億円 4兆6,451億円 4兆4,670億円 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 13 (3)貸出金残高(末残) ②∼中小企業向け貸出金残高(末残)推移∼ 中小企業向け貸出残高はエリア推進体制による積極的な営業展開により、 前年同月比1,351億円の増加 前年同月末比 事業性貸出先数(リテール層※)の推移 25,420先 24,340先 +1,351億円 (年率+6.8%) 2兆1,307億円 23,228先 22,323先 ※ リテール層・・・売上高10億円未満 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 1兆9,956億円 1兆9,389億円 1兆8,822億円 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 14 (3)貸出金残高(末残) ③∼他行比較∼ 貸出金残高の規模(2015/3末)は全国地方銀行105行中第8位 広島県内シェアの比較 中四国地方最大 その他金融機関 16.0% メガA 2.3% 65行 ∼地銀 もみじ銀行 山口銀行 中国銀行 行の規模別分布∼ 広島銀行 地銀A 6.4% 信金A 8.6% 第二地銀A 19.0% 千葉銀行 10行 横浜銀行 2行 小 35.9% 地銀B 4.2% 105 26行 広島銀行 メガC 3.7% メガB 3.9% ∼2兆円 2兆円∼ 4兆円 4兆円∼ 6兆円 6兆円∼ 8兆円 2行 0行 8兆円∼ 10兆円∼ 10兆円 大 15 (4)自己資本比率 連結自己資本比率は国内基準(規制で求められる基準)を上回る水準を確保 14.00% 12.00% 新国内基準 旧国内基準 11.79% 11.94% 12.06% 11.15% 10.00% 8.00% 6.00% 4.00% 国内基準(規制で求められる基準値) 2.00% 0.00% 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 16 (5)ROE ROEは純資産の厚みが増す中で、中期計画の目標6%を上回る水準 預金等残高の上位地銀の中で3位に位置 (地銀)預金等残高上位10行※のROEランキング 7.0% 連結ROE 6.6% 6.5% 6.7% 6.6% 6.3% 6.0% 5.5% 5.5% 5.4% 5.0% 4.5% 4.8% 銀行名 連結ROE 1 横浜 8.3% 2 千葉 7.0% 3 広島 6.7% 4 西日本シティ 5.8% 5 静岡 5.7% 6 常陽 4.0% 12年度 13年度 5.1% 福岡FG 単体ROE 4.7% 2011年度 順位 14年度 8 北洋 4.5% 9 七十七 4.0% 10 京都 3.4% ※全国地方銀行105行を対象、基準は2015年3月末残高 次頁以降のランキングも同様の基準 17 (6)非金利収入 2014年度の非金利収入率※1は30.1% 低金利の環境下においても収益を確保していける収益構造を構築 ※1 非金利収入率が高いことは、低金利の環境下においても安定的に収益を確保していける収益構造であることを示します。 ※2 コア業務粗利益は、銀行が本業(国債等債券関係損益を除く)でどのくらいの利益を上げているかを示します。 (地銀)預金等残高上位10行非金利収入率ランキング 非金利収入率 = 投資銀行 + 預り資産 + 内国為替等 ÷ コア業務粗利益※2 (億円) 手数料収入 350 30.5% 30.1% 非金利収入率 300 250 200 268 37 投資銀行 266 35 271 34 61 67 28.6% 預り資産 61 287 39 80 29.0% 50 170 170 168 内国為替等 27.5% 0 コア 業務粗利益 1 横浜 37.5% 2 広島 30.1% 3 北洋 29.7% 4 千葉 28.4% 5 福岡 28.1% 6 西日本シティ 24.3% 7 常陽 23.0% 8 静岡 21.7% 9 京都 20.5% 10 七十七 20.3% 28.5% 28.0% 170 非金利収入率 30.0% 28.1% 100 銀行名 29.5% 28.3% 150 順位 27.0% 2011年度 12年度 13年度 14年度 951億円 939億円 949億円 954億円 18 (7)不良債権比率 不良債権比率は、地方銀行105行中第4位の低水準 ※1 金融再生法開示債権額は、「要管理債権」、「危険債権」、「破産構成債権」等の合計額を示します。 ※2 総与信額は、貸出金のほか、債務保証見返など貸出金に準ずる債権も含まれます。 (億円) 不良債権比率 = 金融再生法開示債権額※1 ÷ 総与信額※2 (地銀)預金等残高上位10行不良債権比率ランキング 1,300 2.60% 不良債権比率 2.31% 2.37% 2.40% 1,100 2.20% 1.90% 1.88% 900 1,122 977 不良債権比率 1 北洋 1.61% 2 静岡 1.74% 3 千葉 1.86% 4 広島 1.88% 5 常陽 2.01% 6 横浜 2.09% 7 京都 2.15% 8 福岡 2.24% 9 西日本シティ 2.44% 10 七十七 2.71% 1.60% 928 金融再生法開示債権額 700 銀行名 2.00% 1.80% 1,052 順位 1.40% 1.20% 500 1.00% 2012/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 19 (8)経費・コアOHR 経費は、業務改革の推進による物件費の削減等により、前年比6億円減少 コアOHR※は56.8%まで低下 ※ OHR (Over Head Ratio)は、経費率を表しており、数値が小さいほど効率性が高いことを示します。 (億円) 1,200 コアOHR = 経費 1,100 1,000 60.8% 951 ÷ コア業務粗利益 コアOHR 939 62.0% 順位 銀行名 コアOHR 1 横浜 44.1% 2 福岡 52.9% 3 千葉 55.2% 4 広島 56.8% 5 静岡 62.1% 6 常陽 65.6% 7 西日本シティ 67.9% 8 七十七 71.1% 9 京都 71.5% 10 北洋 77.3% コア業務粗利益 61.0% 949 954 60.0% 900 59.0% 58.6% 800 700 600 (地銀)預金等残高上位10行コアOHRランキング 58.0% 57.7% 578 550 548 500 542 57.0% 56.8% 56.0% 経費 400 55.0% 300 200 54.0% 2011年度 12年度 13年度 14年度 20 つく 3.中期計画2015∼地域と共に未来を創る∼ 21 (1)新中期計画の概要 ①∼前中期計画の総括∼ 2012年度から3年にわたって取り組んできた「中期計画2012∼改革への挑戦∼」に おいて掲げた経営目標は、役職員が一丸となって『意識・行動改革』に努めた結果、 全項目で達成 前中期計画における経営目標 2014年度(最終年度)実績 2014年度目標 2014年度実績 コア業務純益 400億円以上 412億円 連結当期純利益 200億円以上 266億円 ROE 6.0%以上 6.3% 与信費用比率 0.15%以下 0.05% コアOHR 58.5%以下 56.8% 連結Tier1比率 9.0%以上 連結自己資本比率 11.15% 22 (1)新中期計画の概要 ②∼基本方針・経営目標∼ 10年後(2025年度)に総資産10兆円規模の銀行を目指す つく 「中期計画2015∼地域と共に未来を『創る』∼」(2015年度∼2017年度) 基本方針 中期計画の 三本柱 1.金融仲介機能の発揮を通じ、地域のお客さまと共に持続的に成長していく「好循環」の創造 2.新たな付加価値の創出による企業価値の向上 3.地方創生への積極的なコミット 2014年度実績 経営目標 親会社株主に帰属する当期純利益※ 連結自己資本比率 ROE コアOHR 266億円 11.15% 6.3% 56.8% 2017年度目標 270億円 11%以上 6%以上 50%台後半 (10年後) 総資産10兆円規模 ※ 2015年度から連結当期純利益は、「親会社株主に帰属する当期純利益」に変更となります。 顧客基盤の拡がり 【中期計画の三本柱で目指すもの】 3.地方創生への積極的なコミット 2.新たな付加価値の創出 1.金融仲介機能の発揮 →「好循環」の創造 お客さまの成長 地域経済の成長 真にお客さまのためになる 金融商品・サービスの提供 お客さま・地域経済の 成長の果実を享受 (安定的な収益確保) 業務領域の拡がり 23 (1)新中期計画の概要 ③∼総資産10兆円への道のり∼ 質の伴った量の拡大を図ることで、地銀トップクラスの効率経営を実現 当行の総資産の推移 10兆円超 年平均 +約2,100億円 (66,000程度) 括弧内は貸出金 8.3兆円程度 80,000 78,798 (51,021) 中期計画2012 (末残) 中期計画 40,000 ︿ STEPS﹀ 60,000 ∼改革への挑戦∼ (44,273) 次期中期計画以降 62,592 中期計画2015 (44,670) ∼地域と共に未来を﹃ 創る﹄ ∼ 66,499 100% 80% (55,000程度) 年平均 +約2,700億円 ※2014年度、単体決算数値 ︿コアOHR 数値が小さいほど効率性が高い﹀ (億円) 100,000 第1地銀64行の総資産/コアOHR※の分布 60% 40% 広島銀行 20% 2009/3末 2012/3末 2015/3末 2018/3末 (中期計画最終年度) 2025/3末 (10年後) 0 50,000 100,000 <総資産> 150,000 (億円) 24 (1)新中期計画の概要 ④∼計数計画∼ 計数計画を「最低限のコミット」と考え、高いレベルでの達成を目指す (単位:億円、%) 2014年度実績 (前中期計画最終年度) 2017年度計画 計画比 (新中期計画最終年度) 3年間の増減 コア業務純益 412 9 382 ▲ 30 経常利益 397 79 391 ▲6 当期純利益 239 44 261 22 親会社株主に 帰属する当期純利益 266 66 270 4 利益計画 資金計画 貸出金 (平残) 預金+NCD 49,878 平均年率 4.2% 2,235 54,135 平均年率 2.8% 4,257 65,341 平均年率 4.2% 3,907 70,470 平均年率 5,129 2.6% 25 (1)新中期計画の概要 ⑤∼新中期計画における各戦略∼ 各戦略を推進することで「収益力強化による内部留保の着実な積上げ」と「経営基盤の強化」を 実現 各戦略のポイント ②人財戦略(P33) (ⅰ)新しい価値を創出・提供し、地域の発展に貢献する人材の育成 (ⅱ)多様な人材が活躍できる企業風土づくり ③ALM・有価証券戦略 (ⅰ)適切なリスクテイクによるポートフォリオの収益力強化 (ⅱ)適正かつ効果的なALM運営の実践 ④業務効率化戦略 (ⅰ)行動量増加に向けた抜本的な効率化 (ⅱ)事務部門の効率化 ⑤IT戦略 (ⅰ)次世代システムの検討及び将来を担うIT人材の補強・育成 (ⅱ)各戦略・施策の実現に向けたITの積極活用 ⑥グループ戦略 (ⅰ)グループガバナンスの強化によるシナジー効果の極大化 (ⅱ)業務領域の拡充(新規業務への挑戦) 収益力強化による内部留保の着実な積上げ サポート ①営業戦略(P27∼32) (ⅰ)個人マーケットへの対応強化 (ⅱ)コンサルティング営業の強化 (ⅲ)地方創生への積極的な取組み (A)推進体制の強化 (B)チャネル戦略 経営基盤の強化 26 (2)営業戦略 ①∼個人マーケットへの対応強化∼ お客さまのライフイベントや資産形成ニーズに合わせた商品・サービスを提供 お年玉 ライフ イベント 進学 結婚 就職 アルバイト 基盤となる取引 口座開設 出産 子供進学・結婚 マイホーム購入 退職 セカンドライフ 介護への備え リフォーム 給与受取 相続準備 年金受取 次世代への橋渡しのお手伝い 預金・ 金融商品 ・信託等 ひろぎんアセットトラスト・家族つなぐ信託 総合口座、定期預金、自動積立、財形、401k 教育贈与預金(まごころ) 退職金専用定期、ナイスライフ 投信(NISA)、保険、外貨預金 お取引の起点 商品・ サービス 学生証 一体型カード カード・ ローン 社員証一体型カード 〈ひろぎん〉バリューワン、〈ひろぎん〉PASPY 『夢』実現のお手伝い マイカーローン、教育ローン、カードローン 等 ビル・アパートローン、リバースモーゲージ 住宅ローン、リフォームローン 次世代への橋渡しのお手伝い 遺言信託・遺産整理業務・事業承継 サービス クラブヒーローズ ダイレクトバンキング、貸金庫、公共料金自動支払 トータルポイントサービス 年金予約 活彩倶楽部 27 (2)営業戦略 ②∼お取引の起点∼ 地域に根ざしたカードビジネスの充実を図り、お客さまと広く接点を持つことで、取引の裾野を 拡大し、ゆるぎない営業基盤を築く⇒ バリューワンを起点としたカードビジネスの推進 既存機能 キャッシュカード+クレジットカード+バリューローン ちゅーピーくらぶ 会員証機能 街中のお店で割引特典 共通機能 QUICPay機能 PASPY機能 親カード=バリューワン 子カード (後払い型電子マネー) 電車・バスでの利用 大学や企業との提携による多機能ICカードの提供 生涯学習講座受講証機能 美術館入館証機能 映画館入館証機能 等 学生証・社員証機能 出欠管理・本の貸出管理 等 親カード=バリューワン 子カード=IC学生証 提携先一覧 エリザベト音楽大学 学校法人三宅学園 向島ドック株式会社 学校法人福山大学 (福山大学・福山平成大学) 株式会社八天堂 プリペイド機能(予定) 28 (2)営業戦略 ③∼『夢』実現のお手伝い∼ 営業体制の強化やローン商品の拡充によって個人ローン残高を積上げ ローンの窓口の積極展開 個人ローン残高実績・計画(平残) 全営業店(165ヶ店)と個人ローンセンターに 「ローンの窓口」を設置 個人ローンセンター等での休日営業を 実施を通じて、更なる利便性向上を図る 13,415億円 暮らしのローンが、 ひとつの場所に。 個人ローンセンターの拠点 広島県 岡山県 山口県 8拠点 2拠点 1拠点 全店舗日曜日営業を実施 広島北 個人LC 福山 個人LC 広島東 個人LC 尾道 個人LC 広島西 個人LC 西条 個人LC 広島 個人LC 呉 個人LC 12,479億円 2014年度 2017年度 29 (2)営業戦略 ④∼次世代への橋渡しのお手伝い∼ 相続ニーズや後継者問題への対応を強化することで他行との差別化を図る 相続ニーズへの対応 (千人) 75歳以上の人口予測 600 ご提案ツールの導入(2015年5月∼[段階的]) ピーク 550 500 相続に関するトピックスの紹介 お客さまの現状把握とニーズ分析 広島 相続税シミュレーション (最適贈与額の試算) 450 400 350 質問形式で現状把握 岡山 300 山口 250 ニーズに沿った商品提案 愛媛 200 ひろぎんアセットトラスト 家族つなぐ信託 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 (出所:国立社会保障・人口問題研究所 2013年調査) 後継者問題への対応 後継者不在率 (社) 7,000 75.2% 75.0% (全国2位) (全国3位) (全国27位) 6,000 1,572 3,000 2,000 4,676 2,662 1,000 80.0% 56.7% 70.0% 60.0% 4,000 後継者あり 50.0% 後継者無し 40.0% 678 30.0% 1,154 2,038 1,509 山口県 愛媛県 0 20.0% 岡山県 (出所:帝国データバンク 2014年調査) オーナーコンサルグループ 9名(東部地区3名) 新 + 2名(特別チーム) 新 <目次> 事業承継とは 自社株評価を確認しよう 事例のご紹介 等々 連 携 10.0% 0.0% 広島県 等 お客さまサポート体制の充実 (全国36位) 1,546 事業承継 ・ ・ ・ 5,000 62.9% 遺言信託 遺産整理業務 営業店 ∼事業承継の基本∼ お客さま向け案内ツール 現状把握や 対策の検討を ご一緒に!! 30 (2)営業戦略 ⑤∼地方創生への積極的な取組み∼ 2015年6月、広島県が公募した「電子マネー方式プレミアム付き商品券発行モデル事業」の 事業者として当行が採択[全国の都道府県で初めて、「プレミアム付き商品券」を電子マネー 方式 (カード)で対応] 「HIROCA」を通じた地域経済の活性化 「電子マネー方式プレミアム付き商品券(カード)」の概要 Q1.何がプレミアムなの? A1.例えば、50,000円のチャージで、62,500円分の お買い物が出来ることを指します=12,500円お得 名称 前払い(チャージ) 上限額 プレミアム額 プレミアム総額上限 商品券発行総額 申込期間 利用期間 利用可能店舗 プレミアム付き商品券「HIROCA(ヒロカ)」 50,000円(1人あたり) チャージ額の25%(1人最大12,500円) 8億円 40億円 2015年6月26日∼2015年9月30日 2015年11月中旬(予定)∼2016年2月28日 広島県内のイズミ、フレスタ、エディオン および商店街などの店舗 ※利用可能店舗は順次拡大していく予定 発行対象者 18歳以上(広島県内在住) Q2.どこで申し込めるの? A2.広島銀行の営業店の窓口です※ ※今後、インターネットでの申込受付も予定しております Q3.必ずプレミアムをもらえるの? A3.応募者多数の場合には、抽選になります Q4.どこでチャージできるの? A4.広島銀行の店頭です(ATMではチャージできません) ・・・その他のQ(ご質問)はお近くの〈ひろぎん〉へ! 31 (2)営業戦略 ⑥∼チャネル戦略∼ 2015年3月から9月にかけて、全ての営業店・店舗外キャッシュコーナーのATMを更改 2016年1月に『平和大通り支店』を新設(予定) 新型ATMへの全台更改や営業時間延長・休日営業店舗※拡大を通じた利便性の向上 平和大通り支店 2016年1月(予定)新設 後方確認ミラー 住所:広島市西区東観音町3番 (正式住所については確定次第、別途お知らせします) 人員数:22人 ・画面デザインを刷新 ・通帳繰越機能を搭載 ・荷物台・傘置きの設置 等 ・後方確認ミラーの設置 ・スキミング防止機能の搭載 等 ・お客さま一人ひとりに応じた「One to One」の情報発信 (小口カードローンの申込案内および申込受付 等) ・ローカウンターの設置 ・18台の駐車場 等 ・周辺景観との調和を図った 建物外観・色彩・看板の デザイン等を使用 窓口 平日 9:00∼19:00 平日 8:00∼21:00 ATM 全自動貸金庫 土・日・ 8:00∼19:00 祝休日 ※ 営業時間延長・休日営業店舗:広島駅前支店、パーソナルプラザグランデ ゆめタウン広島出張所、広島駅北口支店、温品支店 福山北支店、イトーヨーカドー福山店出張所、フジグラン三原出張所、ゆめタウン大竹出張所 32 (3)人財戦略 多様な人材が活躍できる企業風土のもと、新しい価値を創出・提供 明るく働きがいのある企業作り 女性管理職・監督職数の推移 (人) 160 管理職・監督職に占める女性の割合 140 80 150 7.7% 5.7% 5.8% 81 14 81 15 89 19 7.0% 105 21 タイプ 認可事業所内保育施設 (子ども・子育て支援新制度による認可施設) 場所 広島県庁東館1階 9.0% 8.0% 6.4% 120 100 広島県との認可事業所内保育施設の共同利用 6.0% 女性管理職 5.0% 利用対象者 広島県庁職員、地域の一般利用者 および広島銀行職員 4.0% 60 定員 18名 運営 広島県の公募により選定した外部業者が運営 3.0% 40 67 66 70 84 20 0 2.0% 女性監督職 1.0% 開所場所 認可を受ける広島市等と協議の上、決定 0.0% '2012.4.1 '13.4.1 '14.4.1 '15.4.1 '18.3末(計画) 即戦力人材および専門人材の確保 2014年度キャリア(中途)採用者数 15名 キャリア(中途)採用者の前職 配属先 多様な人材が活躍し、 明るく働きがいのある企業 サービス(監査法人) 総合企画部(本店部) 生産性の向上 情報通信(情報システムの企画・開発) IT統括部(本店部) 新しい価値の創出・提供 電気機器(コンピューター関連サービス) 個人営業部(本店部) 証券 営業店 外資系金融機関 営業店 お客さま満足度の向上 地域の発展に貢献 33 4.おわりに 34 (1)2015年度の業績・配当予想 2015年度の単体当期純利益は前年比10億円増益の249億円、親会社株主に帰属する当期 純利益は257億円を見込む 配当は配当目安テーブルに従い、年間9円を予想 新中期計画を推し進めていくにあたり、配当目安テーブルの見直しを実施し、親会社株主に帰属 する当期純利益270億円超のテーブルを追加 配当目安テーブルと2015年度の配当予想 2015年度の業績予想 2014年度 2015年度 (実績) (予想) 金 役 コ △ コ 務 ア 利 取 業 引 利 務 粗 益 業 務 199 191 △8 利 益 954 902 △ 52 費 542 536 △6 純 益 うち 与 信 費 用 経 常 利 △ 44 等 うち 有価証券関係損益 △ 711 益 経 ア 755 前年比 益 412 366 追加 資 (億円) 1株当たり配当金額 連結当期純利益 (親会社株主に帰属) ①安定配当 ②業績連動配当 ①+② 330億円超 6円 6円 12円 22.7%未満 300億円超∼330億円以下 6円 5円 11円 22.9%未満∼20.8%以上 270億円超∼300億円以下 6円 4円 10円 23.2%未満∼20.8%以上 240億円超∼270億円以下 6円 3円 9円 23.4%未満∼20.8%以上 210億円超∼240億円以下 6円 2円 8円 23.8%未満∼20.8%以上 180億円超∼210億円以下 6円 1円 7円 24.3%未満∼20.8%以上 ∼180億円以下 6円 0円 6円 ∼20.8%以上 連結配当性向 △ 46 6 10 4 26 20 △6 397 373 △ 24 過去最高 当 期 純 利 益 239 249 10 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 266 257 △9 35 本日はご多用の中、広島銀行会社説明会へお越しいただきまして、ありがとうございました。 本日の説明会を通じまして、広島銀行の経営に対する理解を深めていただければ幸いです。 広島銀行は、地域のトップ金融機関として、地域社会と一体となって歩みを進め、地域活性化の一翼を 担えるよう、役職員一丸となって努力してまいります。 投資家・株主の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 本資料に関するご照会先 株式会社 広島銀行 総合企画部 (IR担当:加藤、矢舗) 電話 :082-504-3823 FAX :082-504-0171 URL:http://www.hirogin.co.jp/ 36