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案 - 沖縄県
合意形成プロセス(鉄軌道)検討業務 仕様書(案) 1. 委託業務名 合意形成プロセス(鉄軌道)検討業務 2. 履行期間 契約締結の翌日から平成27年2月20日までとする。 3. 業務目的 鉄軌道の計画案策定に当たっては、県民・関係者等の理解と協力が不可欠であること から、合意形成のあり方等を検討し、透明性、客観性、合理性、公正性を高めた手法を 採用することが重要である。 また、社会資本の合意形成のあり方については、事業の種類、規模、対象地域の違い によって異なるため、沖縄県における鉄軌道の計画案策定という課題を考慮の上、検討 する必要がある。 本業務では、国土交通省の策定した「公共事業の構想段階における計画策定プロセス ガイドライン」等を踏まえ、有識者等委員会における合意形成のあり方等の検討、県民 等関係者を対象とした情報提供・情報把握等の実施を通し、鉄軌道の計画案策定のため、 沖縄県の状況にあった合意形成プロセス及び検討体制の設計等を行うことを目的とする。 ※合意形成プロセスとは、鉄軌道の計画案を検討するプロセスのことをいう。 ※検討体制とは、鉄軌道の計画案を検討する体制のことをいう。 4. 業務内容 (1) 計画準備 業務目的及び内容を把握し、業務の手順及び必要な事項を整理する。 (2) 状況分析 沖縄県における鉄軌道の計画案策定に関する課題等を整理するため、県内関係者へ のヒアリング等を実施し、状況分析を行う。 上記の検討にあたっては、以下の業務を行う。 ① ヒアリング対象者選定(10 名程度) ② ヒアリングの実施及び結果とりまとめ ③ 状況分析 (3) 合意形成プロセス及び検討体制の設計 鉄軌道の計画案策定に係る県民等の合意形成を図るため、透明性、客観性、合理性、 公正性を高めた合意形成プロセス及び検討体制を検討する。 上記の検討にあたっては、以下の業務を行う。 ① 合意形成プロセス及び検討体制の案の検討 ② 県民等関係者の意見等を踏まえた合意形成プロセス及び検討体制の設計 ※検討にあたっては、各段階に応じた進め方、目標、関係者、構成メンバー等を明確 にするものとする。 なお、合意形成プロセス及び検討体制の検討にあたっては、次項に示すように、有 識者等で構成される委員会を設置し、検討するものとする。 (4) 委員会の設置運営 以下の内容により、有識者等で構成される委員会を設置し、運営するものとする。 ① 設置・運営 ・設置準備(委員選定案作成、委員就任依頼等) ・委員会運営企画(実施計画作成、委員調整等) ・設営、記録(委員会設置・運営、記録・議事録作成) ・資料作成(資料の内容については、事項を参照) ・委員への旅費、宿泊費、謝金等の支払い ② 開催回数 2回程度開催する。 ③ 予定スケジュール 合意形成プロセス及び検討体制の策定にあたっては、PI(パブリック・イ ンボルブメント)の手続きを経ることとし、委員会(PI実施含む)の検討を 踏まえ、平成 26 年 11 月末までに合意形成プロセス及び検討体制を策定するも のとする。 ④ 開催場所 原則、県庁内会議室を使用するものとする。 (5) 県民等と情報共有するための資料作成 沖縄県の現状・課題及び将来像、鉄軌道の役割・機能等について基本的な知識を県 民等と共有するための資料をわかりやすく作成する。 【わかりやすく作る必要のある項目】 ・沖縄の将来像 ・沖縄県の現状及び課題 ・鉄軌道の役割・機能について基本的な知識に関する情報 ・合意形成プロセス及び検討体制 ・その他、必要な情報 【参考:県から提供できる資料】 ・沖縄 21 世紀ビジョン(平成 22 年 3 月) ・沖縄 21 世紀ビジョン基本計画(平成 24 年 5 月) ・沖縄県総合交通体系基本計画(平成 24 年 6 月) ・鉄軌道を含む新たな公共交通システム導入促進検討業務(平成 25 年 3 月) 等 (6) PI準備・実施管理 合意形成プロセス及び検討体制の策定にあたっては、PI(パブリック・インボル ブメント)の手続きを経ることとする。 なお、今回は、本島内の全市町村と連携し、各戸を対象としたニュースレターによ る情報提供・意見募集等を想定しているが、より費用対効果が高い方法があれば、発 注者と調整の上、予算の範囲内で、これに換えることができるものとする。 本業務におけるPI準備・実施管理の範囲は以下のとおりとする。 ① PI手法の検討 ② ニュースレターの作成・印刷・配布 ・ニュースレターは、県民等との情報共有を図る手段として活用する。 ・印刷は、A3・1枚のニュースレターを 40 万部×2 回と想定。 ・各戸への配布については、市町村を通して実施することを想定しているが、各市 町村への配布は、受託者で行うものとする。 ③ 意見募集・収集・結果の整理 ・合意形成プロセス及び検討体制について、県民等へ意見募集を行うものとする。 ・収集した県民等の意見について、分類方法を検討し、設定する。 ・意見分類後、パンチ作業を実施する。件数は 3,000 件を想定。 ・意見分類数が予定数を大幅に超える場合は、発注者と調整の上、必要額を計上。 ・なお、ここでいう1件とは、意見募集用紙1枚とする(意見1件ではない)。 ※本業務には、PI活動の支援業務(パネル展、オープンハウス等の実施)などにつ いては含まない。 (7) 報告書作成 本業務は、原則、委員会資料およびPI等で作成した資料を束ね合わせたものを、 報告書としてとりまとめる。 (8) 打ち合わせ協議 打ち合わせ協議は、4回実施するものとする(中間2回)。 4.その他 検討にあたっては、別途発注予定の鉄軌道に関する委託業務等との連携を図ること。 5.成果品 本業務の成果品は次のとおりとする。 ・報告書(A4版) : 10 部 ・電子データ(CD-R) : 1 部 ・その他担当職員から指示のあったもの : 1 式