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0004 - Super Analogue DAM45

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0004 - Super Analogue DAM45
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永く暑かった夏も終'1を告げ、芸術α〕社をむかえました。
制作にあたってU頃熈、第一謡を韮 い許だきま'_て誠にあ')がとうござ
います。
E3年社に、DAMオリジナル・テジタル辣音を隼めた第1号のCDを発表いたしまLてから、
今回て第4号とな')ました。この魂4号CD「ISI115glc&jazz/MYHEARTYSCI7NDS」は、当
社のAV,/7卜専門1h.AVソマトピア"の開店を記念Lて、特に、東芝FM1 ナト未発光も含財〕た
叫内テジタル録占と2曲J1DAM寸リジナ!L録音で描成[,たし主した.「ホム・スカ,「­卜・
ホーム」「峠のかか宝」'̅白烏」「 ソィゴイT、jlワイゼン」「r7ルキューL-, ソ)騎行」など、皆様にな
じみ 深い曲を中,L,に17曲…。良い音、良い演奉を乗しみなから多彩な県器で、システム.チ
ェックをしていただき、秋 硬侭を、恋人I1i」土、お痘達¦可上、またご家帷皆様で、お楽しみい
たたければ幸いです□
今まきに、AV時代と言わオI_ておトノます。す­ティオ&ピン17.ルに典止面から取り組み、
皆様JjAVライフを、よ'〕闇かに、よ 」お梨しみいただくた鉤に、1〔)月l仁旧に鼎葉原東口に、
CD、LD、VHDのソマト亨門I古 AVソフトビア〃をオーブン致1­主した。お気軽に武縄塒出栄
るアットホーエな店をめぎ¦_てイ丁きますので、よろしくお開い致します。
当社は自I業以来、オーテイオにば特に力をヘオLた浦勤を1丁ってまいりました。irl<から会員
市1度を作'j、.オ千,'才・ライーノをお唖しみいただけるには、「plをすべきか? をいつも考え
て、各伸コンサト、,t獄古会、方一卜 1 ,ジ組京数奎、雄界に先がけてのAV生緑青、PC
M生封音、SL生録の旅、野鳥収諒会、串芝EMIスタジ寸生録音など2']0回を越すイベント突
弛、また、名曲を唯しみながらシステム・チェックが出来る4[)タイトノLを越すオーディ寸・チ
ェツク・レコード、DAM45噸グ)制作(ダイレクトカッティング、マスタープしぇ、厚手プレ
ス盤、ブラットディヌ、ク、逆進行しコード、世界最里量最i白jE220g/24mmなど、東芝EMI
c刀ご協力をいただき、最新 釣トップ技術Lベルにチ古-レンジIEt[.….。このように開り1尺山の企
画を実施出来たのは、皆様に支えられての二とL感謝にたえません.
今後、DAMと致しましては、デジタル、ア十口7'を問わず、青雅とは何かを考え、よ'〕良い
邑楽ソ7}を開発L、皆様に少しでもお役に_fLてオLはと、­­層努力をする所存-でございま-す。
なお、範4号C旧の制作にあたりまL-て、東逹RMⅢ槻をはじめ間係各位に多大なご協力をい
ただきましたことを心からお礼巾Ltけます□
DAM推准署局会
CkXsSだ
なぜデジタル録音か?何がゆえにCDか?
テ.ジタル録音か世界的に定着してから6∼7年
ることは不可能であり、場合によっては正当な音
を経過した。従来のテープ・レコーダーのアナロ
グ方式と根本的なちがいをもった録音方式がどう
るためにDAMのスーパー・アナログ.ディスク
のように、高品質プレス素材の厚手重量盤などか
ちがうかなどということは改めて説明するまでも
つくられて、マニアの注目をひいているわけであ
なく、オーテ.イオに関心をもつひとならば御承知
る。そのようなディスクにおいてもアナログ.デ
のはずである。
ィスク録音の限界から逃れることはできない。ピ
アノの一ばん下のCは周波数では327Hz(88 ピ
さらに'982年にコンパクト・テ イスク(CD)の
楽鑑賞を阻害する原因にさえなる。これをのかれ
出現で、われわれは直接テジタル録音とふかいか
かわりをいやでももたざるを得なくなった。エジ
アノの一ばん左端のAは27.5Hz)だか、このよう
ソンとベルリナーの発明以来1世紀という長い歴
史のあいだ、レコードそのものは音の振動波形を
では振幅が大きくなり、きわめてむずかしい。コ
ントラバスの一ばん低い音はEの開放弦つまりホ
そのまま音溝のかたちに刻みこみ、サウンド・ボ
音(412Hz)あたりが正常な記録の限界というのが
ックスからラッパを、あるいはピック・アップ.・
技術的な常識だが、それをこえるディスク録音は
カートリッジから、アンプリファイアーをへてス
存在するけれど製盤も再生もすこぶるむずかしい。
ピーカーを鳴らすという、すべてがアナログ音響
もっと問題になるのは、電気系、機械系に原因す
再生系のうえでなり立っており、その技術は高度
る変調歪が楽音を濁らせることで、これだけは致
に磨きあげられて今日に至っている。その発展は
しかたない。
なイ氏い音を正常にカッティングするにはフォルテ
きわめて高度なものになるにしたかって限界も感
デジタル録音はそのようなアナログ録音再生の
じないわけにはゆかなくなった。録音系以上に問
鮭を打破するための必然的な技術的要求であった。
題は再生系、とくにプレイヤー系に見られる。今
デジタル録音はまだ実用化されてから10年ほと・で
日、数100万円のプレイヤーというのもめずらしく
ある。1世紀の技術的蓄積により高度な水準に達
はなくなったし、事実、そのような最高級プレイ
したアナログ録音テクニックとまったく異る技術
ヤーを設置から調整まで細心の注意を集中して行
的アプローチから出発したこの新しい録音・再生
えば、レコードの音はこんなにも素晴しいのかと
いうことを改めて認識させる。しかし、プレイヤ
ーがよくなればなるほと.、レコードそれ自体に問
系は未知の領域がある。一部のひとが、アナログ
題があることもはつきI)する。偏心、ソリ、ゴミ、
しかし、CDによって直接デジタル記録された音
キズなと.に起因する、ノイズや変調歪からのがれ
をきいた人はSNのよさと変調歪から生ずる汚れ
緑青の完成度に及ばないとする見解をもっている
ような問題が存在していることは否定できない。
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のない楽音の解像力の優位だけは否定することは
できまい。CDのこの基本的な性能のよさは、数
万円のCDプレイヤーでもはっきり認識できるこ
とで、この点は、数10万円のアナログ,プレイヤ
ー・システムでもなし得ない業である。技術の進
歩のおそろしさを痛感せざるを得ない。
CDという新しいメテ剤アを得ることによって、
われわれは自分のオーディオ.システムをたかめ
るための努力をアンプとスピーカーとリスニンク、
環境(リスニング.ルームのアコースティックな
ど)の調整に集中できるようになったのである。
このCDには、テジタル録音マスターにより、
今日多くのひとがきいている音楽のほとんどのジ
ャンルか網羅されている。いい音の条件ですべて
の音楽をたのしむためにプログラムも雌って変化
に富んでいる。もし、あなたが、その気になれば、
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四一回の音楽のききどころのポイント
デジタル録音になって、音のよさがとくに発揮
されるようになったのは、声楽とピアノ、打楽器
など過渡(トランジェント)成分の多い楽音である。
田のスコラーズの「ホーム・スウィート・ホー
ム」と回のロジェー・ワーグナー合鴫団の「峠の
わが家」はと.ちらもウ・オーカルだが、編成とアレ
ンジがまるでちがっている。イギリスのヴォーカ
ル・アンサンブルのザ・スコラーズは男声クワル
テットに女声、ノプラノの5人編成だが、回では、ノ
ブ.ラノの、ノロ・ヴォーカルでうたわれ、男声がハ
ミング、のハーモニーでオブリガートをつける。バ
ックグラウンド・ノイズをほとんと.感じさせない
ステュテ.イオ録肯なので、アカベラ(無伴奏)の
声の純度、ことに、バックの男声のデリケートな
弱音のハーモニーが、ソプラノ・パートを実に巧
自分のすきな音楽を最良の状態にチューニングす
るための絶好のソースともなる。そういうセット
アップを行ったとき、ほかのジャンルの音楽のバ
ランスがと.うなるかということをチェックするこ
ともできるし、どんな曲でも平均点以上の再生を
融
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するような調整にするか、という考えをもつひと
るオーテ.イオ・ソフトウェアというものはやりは
じめれば、実におもしろいものであり、たのしみ
でもある。そうしたアプローチかできるというこ
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もいるだろう。そういう各人各様の音楽に対応す
緊
撫
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ザ・スコラース
とも、ソース(音源)がすぐ、れていなければやり
みにひきだしているのか印象的である。日本でふ
甲斐かないし、そういう意欲も生じさせる素材と
るくからおなじみのロジェー・ワーグナー合唱団
の方は、ピアノ伴奏による、男声コーラスでうた
してのCDかここにある
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われている。西部開拓時代のフロンティア・ソン
を抱かせずにはおかないが、ギターの音色と技巧
グでルズウ.エルト大統領の一ばんお好みの歌で
的な表現力がこのうえもなく生かされている。ギ
あり、日本にも1930年代から数多くのレコードで
ターという播弦楽器かまたデジタル録音に最もむ
親しまれているこの歌を、ワーグナー合I唱団は何
いており、デリケートな弱
度か鍼音しているか、1982年シカゴでの最新録音
めこまかくとらえられている。出のバックの弦に
は、あまり大きくない糊成でストレートなアレン
弱音器かかけられていることにも御注意ありたい。
ジによる原曲の味わいを出している。このコーラ
ギターの主旋律がイングリッシュ・ホルンと対話
スのメンバーの声がよく
をする部分のバランスとパースペクティヴの音場
っている実力が、デジ
タル録音だととてもよくわかって感心してしまう。
のたちあがりまでき
感かとくにあざやかにとられている。
/
区
回「アランフェス協奏曲」は、ギターとオーケ
ストラの作I砧のなかではとびぬけて有名になった
スペ イ ン の 盲 目 の 作 曲 家 ホ ア キ ン ・ ロ ド リ ーゴ
19()2-)の1940年の作。とくに第2楽章の旋律
の美しさは、ジャズ・トランペットの名手マイル
ス・デーヴイスがほとんとゞ原曲とゞおりに演奏した
こともあるくらい魅力的で、きくものに懐郷の念
回 「 白 鳥 」 は 、 サ ン サ ーンス ( 1 8 3 5 1 9 2 1 ) の
「動物の謝肉祭」のなかの名'j、,{ム。原曲もチェロ
の独奏曲(但し伴奏は2台のピアノ)である。岩
崎洸の燦〈しなやかなボウイングを比較的近接マ
イクでとっているので。、楽器のIldlの鳴りをまじえ
たチェロの響きもデジタル録音ならではとおもわ
せる.あまり低音をあげすぎるとチェロの音像が
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弾
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韓
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響きの豊かさをとらえることが音楽的にも重要な
条件になる。
回と回はおなじ 盤楽器だが、ピアノとオルガ
ンとまったくことなる。
回「金の粉」は、最近若い音楽愛好家に人気の
たかいサテイ(1866-1925)のかわいたユーモア
を高橋アキがひいている。ドライといってよいく
らいのピアノの明確な音は、サテイの音楽の表現
では一ばん大切な要素であることがこの録音のポ
イントにもなっている。
回 の バ ッ ハ ( 1 6 4 2 1 7 5 0 ) の オルガ ン の 小 品 の
なかでも特に有名な「フーガト短胸」は、オルガ
ンが比較的'1,型(16フィート・パイプ.、最低音の
C、325Hz標準ピッチの場合)なので演奏の
学究的な折目ただしさとともにこじんまりした感
一
、
、
稲
轟
大きくなるから、自然な低音楽器の響きとチェロ
独特の倍音の豊かさをうまく再生したい。
團「ディヴェルティメント」は、モーツァルト
(1756-91)の数あるディヴェルティメントでも、
この第1番の出だしの部分はとても有名だ。コン
トラバスを加えた弦楽五重奏の編成で、名にし負
うベルリン・フイルの弦各パートの主力クラスが
見事なアンサンブルをきかせている。五つの弦楽
器のパートの明瞭度を保ちながら、アンサンブル
としての響きが見事に融和されている。モーツァ
ルト時代の'」、編成の曲の多くは王宮なと.残響の比
較的多い場所で演奏されることが多かった。その
高橋アキ
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主
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群
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じは与えるが、低域の基本かたかい純度で美しく
とられている。マルクッセンはテ ンマークの世界
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回 は シ ュ タ イ ン 指 揮 、 N 禅 に よる ワ ー グ ナ ー
(181383)である。ここで、今まで.とまったく
的に有名なオルガン・メーカーだが、バロック時
異る音の世界、大編成オーケストラのマッシヴな
代のメカニックな伝統のなかに、現代的なアクシ
響きか満喫される。「ワルキューレの騎行」は、
ョン・メカニズムをとりいれていて独特な音色を
繊細さより、弦と管のコントラストか、そしてフ
ル・オーケストラの迫力が光満する。いままでき
もっている。
⑧サラサーテ(18441908)の名作としてあま
いたバランスのなかでこのオーケストラが充分に
りにも有名な「ツィゴイネルワイゼン」をイスラ
エル生れのイヴリー・ギユトリス(1922­)か快
鳴りきったなら、その装置は文句なしということ
に な る は ず で あ る 。 ( 岡 俊 雄 )
演している。エネスコ、テイボー、フレッシュに
学んだギュトリスは日本でよくよくのヴァイオリン
好き以外には知られていないが、名だたる技巧家
のひとりとして、LP時代から欧米でかなりの量
を 録 音 して い る 。 折 目 正 し い 演 奏 を す る 今 日 の
会
若手の名手にくらべると往年のヴイルトゥオー、ノ・
スタイルを今日に伝える数すぐな
いひとりで、コンサートで感興にイヴリー・ギユトリス
乗ったときの彼の化I性的な演奏は
実におもしろい。駒から指板ちか
<までの弦と多彩なボウイング技
巧による彼のヴァイオリンは実に
ユ ニー ク で、 ヴィ ブ ラ ー ト の 味 つ
けも妙味がある。この録音ではピ
アノ 用 の マイク は 立 て て い な い の
でギュトリスの主役ぶりと彼の表現
力の多彩さか一段とききばえがす
る。ヴァイオリンのボウイングに
よる音色の変化を知っているひと
にはこたえられない味のある録音。
薮
ホルスト.シュタイン指揮NHK交響楽団
号
ルZZ
Ⅱバット・ノット・フォー・ミー
『スワンダフル』『アワー・ラヴ・イズ・ヒア・
トゥ・ステイ』『-7オギー・デイ』など数多くの名
が で き る だ ろ う 。 ま た 、 ナ ン ン ー の ヴォ ーカ ル の
微妙な表情の差やエコーなと.で解像力の良し悪し
を知ることか出来る。
作を生み出したアイラ(詞)とジョージ(曲)のガー
シュウィン兄弟の代表作。1930年のミュージカル
「ガール・クレイジー』に主演したジンジャー・
ロ ジャ ース が 歌 って 以 来 、 多 くの ア ティス ト か
採り上げている。ナンシーは『あ
の 頃 の ジャズ I I 』 で 歌 って い る が 、
画ホワッツ・ニュー
ビー(ビング・クロスビーの弟)
ボフ.・クロスビー(上
&ヒズ・ボブ・キャット
キャットのベース奏者であったボ
ブ ・ ノ、 力
ブ・ハガートが作曲した有名なス
タンダード・ナンバー。昔の恋人
ここに収められているのは、1982
と出
年にクゞレート・ジャズ・トリオを
バ ッ ク に 従 えて 鍬 音 さ れ た ス タ ン
ると打ち明ける、という内谷の美
い、今でも貴方を愛してい
しいバラードである。過去にはヘ
ダー ド ・ アル バ ム 『 ホ ワ ッ ヅ ・ ニ
レン・メノルの名I唱が残っている
ュ ー 』 か ら ピッ ク ・ ア ップ し た も
が、駮近ではポップ歌手のリンダ・
の
。
ロンシュタ、ソトか歌い話題となった。
ナンンーはこの名曲を情感蝋か
ナ ン ン ー は 、 珍 し く バース か ら
に唄いあげ、この曲の持つ切な気
歌いはじめているが、この辺りはNウイ
流
石I
にに
ベベテアラフンンと
れ台
ると
とニ
こノろ〕だた 。 ア ー マ
疵イ
と思
忠わ
わせ
せら
られ
部は1コーラスを乗りの良い2ビートで歌い、2
コーラス目からスイング感に ちた4ビートのリ
な 雰 囲 気 を 更 に 感 慨 深 い も の に して い る と い える
ナざ.ろう
∼
〆
〃
・
バ ッ ク の グ レ ー ト . ジャズ ・ ト リ オ は 尚 : を 吟 味
れた熱
し尽くしたかの様に無駄な音を一切使わず、それ
っぽいアドリブを聴かせてくれる。ハンク・ジョ
ーンズの曜実なピアノ・プレイ、ジミー・コフの
でいて見事にナンシーを盛り立てている。短いイ
躍動的なトラミング、エデイ・コメスの芯のしっ
の¦(リlLを実感させられる。SN比か格段に高まり
ズムに乗ってドライヴ・フイーリングに
ントロ部を聴いただけでCD化によるクォリティ
か り と し た ト ン の ウ ッ ド ベース な ど 聴 き ど こ ろ
ピアノ、ベース、ドラムスの各楽器の音像が明瞭
が縦縮されているという印象を受ける。ピアノは
右手のメロディ・ラインかRch、左手のコード・
に 描 き 出 さ れてくる の だ 。 H ・ ジョ ンズ の 美 し
いタッチのピアノ、E・ゴメスの伸びのあるパワ
ワークがLchと左右に広げて定位しているので、
フルなベースなとゞ各アーティストの持ち味が適確
チャンネル・セパレーションや定位感のチェック
に再現され、中央に浮き上がるナンシーのヴオー
〃
カルも鮮度が高くヴィブラートなと.テ イテールの
ムラーヅのアコーステイック・ベースはピチカート
表情までも実在的に再生される。また、ドラマテ
音とMnl鳴')のバランスか良く適度に弾力的でスイ
ィックに唄い上げるエンデインク、はナンシーなら
ング感に
ではといえる。
ッンュ・ワークもキメが細かく刺激的な響きがつ
画いつか王子梯が
きまとわない。
この曲は再生機器全体のバランス・チェックに
1937年にラリー・モレー(詞)、フランク・チャー
チル(曲)がディズニー映画『白雪姫』のために作
れている。また、T・ホーナーのフ・ラ
最適なソースで、ベースのブーミングが強調され
たり逆に薄らぐかで・低域特性が判り、そして、ブ
った主題歌でビル・エヴァンス、マイルス・ディ
ラッンュ・ワークやシンバルの余説がナーバスに
ヴイス等か採り1.げて以来多くのジャズメンが演
響くようであれば高域特 性に問題があるといえる
奏するようになりジャズ・スタンダードとなった
だろう。
愛らしいワルツ。ここて・は、アーネステインかl
コーラスを原曲通り3拍子で歌った後に4ビート
に変化し、ベテランらしく味わい深いI】凸法でスイ
ンギーに唄いあげている。
ピアノのノーマン・シモンズは60年代初頭から
カーメン・マクレエ、アニタ・オデイ、ベティ・
、ラヴ・ウォークト・イン
これもアイラとジョージのガーシュウイン兄弟
の作鈷で、1937年にユナイテッド・アーティスト
の映l#11『ザ・ゴールドウィン・フォーリーズ』の
ために作られた曲。
キャロル・スローン
一
カーター等の伴奏者として活躍してきた人だけに
心憎いまでにヅボを心得たプレイでアーネスティ
ンを巧みにサポー
は、現イf白人女性ジャ
トしている。サウ
高峰といえるが、その
ンドも全帯域のバ
実力の程に人気がとも
ランスか蕪ってい
なわないという気がし
てアーネスティン
の暖かみのあるウ
かし、1977年に来日し
ォーカルをはじめ
として各楽器の蘭
ズ・ボーカリストの厳
ないでもなかった。し
#唖公
て以来、H本で人気か
U ス 同 ン, 閉 ま
り アメ リ カ 本 国 て .
尚まりアメリカ本国て
感かナチュラルに
もIIl評価さオLた。また、
再現される㈲G・
彼 女 は D B 誌 に レコ ー
jnzz
「
;
ド評を書くこともある才女である。
なくては出せない味と
いえるだろう。
ここでは、ジョージ・ムラーツのベースのみを
バックにスウィンギーで小粋なヴォーカルを聴か
バックのトリオも、
せるが、これは彼女の実力の高さを示すなにより
子
. 1ノ) ケ
ートカ
ク /、 リ/ チ デ ' 、
ノ
/
一
、
の証といえるだろう。
クリス・コナーをうま
サウンドはいたってナチュラルでムラーヅのベ
ース は ア コ ース ティ ッ ク ・ ベース ら し い 深 み と 豊
くサポートしている。
ノーマン・シモンズの
かさが感じられ、かつ、ピチカートのニュアンス
ピ アノ の 繊 細 さ 、 ジ ョ
ー ジ ・ ムラ ー ッ の ベー
も明蜥に再現される。キャロルのヴォーカルもヒ
ューマンな温かみがあり、ヴィブラトなと.の細
ー
C ・ コ ナ ー
スの豊穣とした響きも
かな表情もとてもクリアーだ。
適確に捉えた好録音といえるだろう。
旧ソリチュード
囮ドリーム・カム・トゥルー
1920年代にバンドを結成して以来、バンド・リ
ーダ.­、ピアニストとしてだけでなく作・編曲家
我が田を代表する若手アーティスト、本多俊之
のオリジナル曲で'84年度スイング・ジャーナル誌
として独自の音楽を創造し続けたデューク・エリ
ジャズディスク大賞の『制作企画賞』を受賞した
rド'ノーム』に収められている。この曲はチック・
ントンか1934年に作曲した名曲で、作詞は後にア
ーヴイング.ミルズとエデイ・デイ・ランジか行
なった。
コリアとのレコーディングの夢が叶ったことを表
現した作舶で、躍動感に富んだプレイが聴ける。
50∼80年代にかけて数多くの作品を残している。
チック・コリア(P)、ミロスラフ・ビトウス(b)、
ロイ・ヘインズ(ds)というトリオは、'60年代後半
そして、60年代の半ばからは、ややポピュラーか
のコリアの代表作『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・
クリス.コナーは1940年代後半にデビューし、
かっていたが、70年代からは、再びジャズ・シー
ヒー・ソブス』で絶妙なコラボレーンョンを聴か
ンに戻り活躍を続けている人だ。彼女は原曲のイ
せたが、本作は、それと同様に緊張感に
メージ通I)ほとんと.メロディーをくずすことなく
奏が展開されている。本多俊之も三人のベテラン
lコーラスをしっと )と歌いあげている。ここで
は小手先のテクニックに紅Iることなく淡々と歌っ
達と互角に渡り合いクリエイテイヴなアドリブ ・プ
レイを聰かせ即興演奏家としての高い実力をみせ
ているのだが、允分に感情が篭っており聴きごた
つけている。
えがある。この辺りは、彼女のようなベテランで
れた演
サウンドは全体のバランスが整っていて、個々
の音 像に は、 i直 !主主 7 ,;/ スが感じら れる 。 ヘイン
ズのキ , '1 ドラムには重量感があるが 、 ビートの
切れは良〈、日 i撃 を峻 l昧にすること はない 。 また、
アグレ y ンプなシンパルワークやテンションを送
リ 込むスネアドラムやタム 知 的ノ 守 ワフルなン ヨ ッ
トも C D 化によ っ てさら に ス ム ーズに立ち 上 が っ
てくるという 印象 を受け た 。
一 音 - 1)':に力が骨な っ たビトウスのベ ース 、繊細
かつ鋭敏な? ., 千のピアノなど も聴 きど こ ろとい
*歌詞は省略いたしました。
えるだろう 伺 そして.もち論、*~りのあるト ーン
で良 ( 1唄 う本 多 のアルトも 魅力的だ。
固 ラプソディ・デュ・ラ・リュシィ
本多俊之の段新作『サキソ 7 オン・ミ ュ
ジ y
ク 』 からピ , '1 ・ア ッ プしたオ リ ジナル・ナ ン パ
でソ プ ラノ ー サ y クスを 中心、と し て y ンセサイ
ザ
を 使用 し広が り の ある背空 IUl を 作リ H1 してい
る 。 どこかエキゾティ y クな香 リ のする哀 f去 を '出
たメロディが印象的な 1111 だ 。
ンノセ サイザー やス トリ ングえのげ遊感や広 が
り は苗場感のチ ェ y クに 最適 だろう 。 また、シン
セサイザー ・ド ラムの超 低lJは再生装世 全 体 的 低
域特性やア ンプ のドライブ能力を知る干が
かりとなるだろう 。
左より
また、左右 に 振 。) 分け
ロイ・ ヘインズ
ミ ロ スラフ ビ トウス
られたノ マー カ y シ ョン 町1 は定 {立感の チ ェ ッ
ヨド多俊之
クに 1止えるだ ろう .
チ ッ ク・コリア
アナロ グ ・ デ ィ ス 7 と比較すると音場に
‘
i韮明感が1J11 わリ奥行感が.lf: すと 同時に細かー
な告 の 粒 立 ちも JJj ま っ ているように 思え る 。 .‘
( 小林 貢) ・臥
オリジナルの解説書では、この頁に歌詞がありますが
PDFでは省略させていただきました。
オリジナルの解説書では、この頁に歌詞がありますが
PDFでは省略させていただきました。
囮ホーム・スウィート・ホーム回フーガト短調回いつか王子様が
ザ
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回 峠 の わ が 家 回 ツィ ゴイネ ル ワ イゼ ン 回 ラ ヴ ・ ウ ォ ー ク ト ・ イ ン
ロ シ ェ ー ・ ワ ー ク ナ ー 合 唱 団 イ ウ ' リ ー ・ キ ゙ ュ ト リ ス キ ャ ロ ル ・ ス ロ ー ン
回 ア ラ ン フ ェ ス 協 奏 曲 回 ワル キ ュ ー レ の 騎 行 囮 ソ リ チ ュ ー ド
荘 村 ; 育 志 ホ ル ス ト ・ シ ュ タ イ ン
N H K 交 響 楽 団 ク リ ス ・ コ ナ ー
Z r I 烏 囮 シ ェ ッ ト 機 の 離 陸 囮 ド リ ーム ・ カ ム ・ ト ゥ ル ー
岩
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回ティウェルティメント第1番回ハット・ノット・フォー・ミー回ラプソラ弓ィ・デュ・ラ・リュシィ
ベ ル リ ン ・ フ ィ ル ハ ー モ ニ ー 八 貫 奏 団 ナ ン シ ー ・ ウ ィ ル ソ ン 本 多 俊 之
囹 金 の 粉 ロ ホ ワ ッ ツ ・ ニ ュ ー
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