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新聞紙でエコポット
時間:1時間 新聞紙でエコポット 時期:いつでも 参考資料:「ごみ学習プログラム」財団法人科学教育研究会 <概 要> 新聞紙で植木鉢(ポット)を作ることで、新聞紙の再利用について考え、土の中の ゴミについて考えるきっかけにします <ねらい> 1.ポットづくりを通して、新聞紙の再利用につい て考える き っ か け に な る よ ﹁ 土 ﹂ に つ い て 考 え る ポ ッ ト づ く り と 併 せ て 2.土の中のゴミがどうなるのか、土の中でゴミが 分解されることに関心を持つきっかけにする <準備物> ♦植木鉢(ポットづくりの基礎にします) ♦新聞紙(2人で1部程度必要です) ♦500㏄のビーカー(5人に1つの割合で準備しましょう) ♦洗濯糊(お湯で溶いて、ドロドロにしておきます) ♦ハケまたは筆(糊を貼るのに便利) あれ、変だ?! こんな導入方法で、子ども達 の興味を引き付けよう 給食等で飲み終わった牛乳パックを 見て、何でできているかを考えよう。 もし、土の中に入れたらどうなるんだろ う?みんなで予想してみよう。 6ヶ月前に土の中に入れておいた、同じ給食 の牛乳パックはどうなっているんだろ う?一緒に埋めたところに見に行こ う。 − 36 − <進め方> 1 2 植木鉢か らはみだし た新聞は、そ のままにし ておこう 内側 を見たら、 こんな感 じだよ 途中で剥がれ る時は、糊を 濃くしよう 新聞紙を3∼4㎝の幅に切り、糊を 塗って、植木鉢の内側に縦に貼る 3 4 内側が新聞紙で覆われたら、今度は 横に貼り、内側を覆う(余った部分 は、最後に折り込もう) 植物とともに ポットの観察 をしよう 植木鉢が大き い時は、4∼5層 貼ろう 覆われたら再度、縦に貼っていく。 3層の新聞紙が貼り終わったら、丸 1日乾燥させる 丸1日経ったら、新聞紙の植木鉢を取り出 し、長期間観察できる植物を植える。植物 の成長とともに、ポットの分解具合をみる <指導のポイント> ♦糊は濃いと出来上がりがしっかりします。500㏄の水に糊20ℊを目安に使いましょう。 ♦エコポットは、通常の鉢と比べて耐久性が乏しいので、「新聞紙のエコポットがどうなったか」 を学習することにポイントをおきましょう。 ケナフは紙づくり もできるので、育 てて「紙すき」を してもおもしろい よ <解説> この活動では、不用品の再利用と併せて「土の中でゴミがどのように分解されるか」を、実物を見 ることで理解が深まります。 土の中で新聞が分解する様子を観察するためには、ある程度の期間(3ヶ月以上)が必要です。 従って、ヘチマやヒマワリ、ヒョウタン、ケナフ等の観察期間の長い植物を植えると、長い期間にわ たって植物の観察とエコポットの分解過程の観察ができます。 この活動と併せて、ゴミを利用している虫を探す『ゴミの中にすむ虫たち(20ページ)』や、落ち 葉の分解過程を観察する『落ち葉の行方を探してみよう(18ページ)』などを実施すると、「土にか える」ということの理解が深まります。 − 37 −