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Ⅳ.教育内容・方法・成果

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Ⅳ.教育内容・方法・成果
Ⅳ.教育内容・方法・成果
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
Ⅳ.教育内容・方法・成果
【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
1.現状の説明
(1)教育目標に基づき学位授与方針を明示しているか。
1)大学全体
学位授与方針は、2010年秋にすべての学部において策定した。策定に先立ち、学位授与
方針をふくめた3つの方針(教学3ポリシー:ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポ
リシー、アドミッション・ポリシー)や教育目標の定義を示し、各学部の方針策定や検証
の拠所とした1)2)。
2012年度については、2012年2月27日に「2012年度人材育成目的ならびに教学上のポリ
シー検証と改訂状況の集約結果」を全学的な教学上の会議体である教学対策会議にて報告
している。2011年度適用の人材育成目的、教育課程編成・実施方針、学位授与方針を、2012
年4月をもって一部改定または新設を決定した学部・研究科は17件あり、その変更状況を
教学対策会議で共有した3)。
以下、学部・研究科の項の別に記載。
2)学部共通
上記1)大学全体に記載のとおり。
以下、各学部の項において学部ごとの卒業時における教育目標や学士課程修了時におけ
る学習成果の明示等にかかわって特記すべき事項を示す。
3)法学部
本学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)は、その教育研究上の目的に立脚する
ものとして、法学部の学生が卒業時までに身につけておくべき7種の能力を列挙している
教育目標のもとに、また、入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)や教育課程
編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)とともに、2013 年度履修要項1)のほか、本学
部ホームページ2)等において明示されている。
4)経済学部
2010年秋季よりホームページ1)にディプロマ・ポリシーを公開し、2011 年度以降、履
修要項2)にも明示している。
5)経営学部
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
学位授与方針は経営学部ホームページ1)、および経営学部履修要項2)に記載している。
6)産業社会学部
学部則に定める人材育成の目的にもとづいて、学生が4ヵ年の学士課程を終えた卒業時
点で獲得すべき能力を「4つの観点、9つの項目」にわたる「観点別教育目標」にまとめ、
人材育成目的とあわせて履修要項1)および学部ホームページ2)に掲載し、修得すべき学習
成果として明らかにしている。
7)文学部
「文学部の人材育成目標」として、
「文学部は、人文学を教育研究し、人間や世界の様々
な文化について、幅広い知識と豊かな表現力を身につけ、人間と社会が抱える問題を究明
し解決しようとする人材を養成する」を掲げ、併せてディプロマ・ポリシーも明示してい
る1)。
8)理工学部
理工学部では、4年以上在学を経て学科ごとに定める単位を取得し、下記のような能力
を身につけた人材に対し、学士(理学)または学士(工学)の学位を授与する。
(1) 自然現象の本質や自然科学の基本原理の十分な理解の上にたって、それぞれの専門
分 野の基礎知識を十分身につけ、根本的な問題解決のための創造的・総合的な力量を発揮
できる能力(理工系としての確かな学力)
。
(2) 科学技術を社会的な関連の中で捉えられる諸科学の素養をもち、科学の進歩と技術
開発が社会および環境に及ぼす影響とその結果についての社会的責任を自覚できる能
力(科学・技術者としての広い視野と高い倫理)
。
(3) グローバル化の中でリーダーシップを発揮するために必要な国際感覚と外国語運用
能力、ならびに情報科学に関する学力と情報処理能力(国際化・情報化に対応する適
応能力)
。
以上のとおり、理工学部では学部則1)において教育研究上の目的を明示し、それにもと
づく人材育成目標のもと、学位授与方針を明文化している。その内容に関しては、履修要
項2)に明記するとともに、学部のホームページ3)にて学内外に公開・明示している。
9)国際関係学部
国際関係学部は、国際関係への深い知見と国際社会における行動力を獲得することを目
的として、下記のとおり6項目の教育目標を定めている。国際関係学部教育課程に規定す
る所定単位(124 単位以上)の修得をもって、学部人材育成目的および以下の6項目の人材
育成目標を達成したとみなし、学士課程学位を授与している。
(1) 国際社会が直面する戦争、武力紛争、貧困、環境破壊、差別などの多様な諸問題に
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
ついて、問題意識や知的関心をもつことができる。
(2) 国際秩序、国際協力開発、国際文化理解に関わる国際関係学の諸分野の学問内容
および方法を理解することができる。
(3) 国際社会に関して自ら設定した問題について、国際関係学の上述の諸分野の研究
方法を用いて学問的に分析し考察することができる。
(4) 国際的な情報の収集・利用・処理に関するリテラシーを高い水準で身につける。
(5) 国際社会に関わる事実や主張を、日本語および外国語によって、論理的に、かつ
多様な文化的コンテクストに即して口頭および文章で表現し、コミュニケーショ
ンや討論を行うことができる。
(6) 習得した国際関係学の知識を留学、インターンシップなどの学外での学びや、自
らの進路開拓と結びつけ、国際機関・国際ビジネス・国際NGOなどの多様な国
際的舞台での実践にいかすことができる。
10)政策科学部
学位授与方針を学部履修要項1)及び学部ホームページ2)にて明示している。
11)情報理工学部
学部則1)において教育研究上の目的を明示し、それにもとづく人材育成目標のもと、学
位授与方針を明文化している。その内容に関しては、履修要項2)に明記するとともに、学
部のホームページ3)にて学内外に公開している。また、履修要項において、ディプロマ・
ポリシーおよび回生ごとに到達すべき目標を示すことによって、学位授与と具体的な目標
との関係を明らかにしている4)。
12)映像学部
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を2010 年7月に策定し、同年9月に学部ホーム
ページ1)で公開するとともに、2012年度以降履修要項2)に記載をしている。これら教学目
標と学位授与方針に整合性があるのは明確である。また、修得すべき学習成果についても
前述の資料において明記している。
13)薬学部
薬学部は、基礎薬学から臨床薬学までの専門的知識・研究力を備え、使命感・倫理観を
有する薬剤師、医療人、科学者として、地域や社会に貢献できる人材を育成することを目
的としている。この人材育成目的に基づき、(1)医療人である薬剤師として、豊かな教
養に基づいた豊かな人間性。
(2)医療人である薬剤師として必要な知識、技能。
(3)医
療人である薬剤師として必要な日本語の論述、コミュニケーション能力。
(4)医療人とな
ることを自覚しており、それにふさわしい態度と倫理観。
(5)医療や科学の高度化に対応
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
できる知識、探究心、問題解決能力。(6)地域における医療の担い手として必要な情報収
集・管理の基礎知識。
(7)国際社会でも活躍できる英語運用能力、を卒業時において学生
が身につけるべき素養(教育目標)を定めている。また、これらの素養の獲得と学部の教
育課程に規定する所定単位(195 単位)の修得をもって、学部人材育成目的の達成とみなし、
学士課程学位を授与するものとしており、教学目標とディプロマ・ポリシーとの間には十
分な整合性がある。本ディプロマ・ポリシーは、学部ホームページ
1)
に公開し、2011 年
度から履修要項2)にも記載している。
14)生命科学部
学生が身につけるべき資質・態度、理解し獲得すべき知識等の面から、学部内各学科共
通の5項目にわたり設定した「教育目標」のもと、学位授与方針を明文化し、履修要項1)
および学部ホームページ2)にて明示している。
15)スポーツ健康科学部
卒業時点において学生が身につけるべき能力(教育目標)を定め、履修要項1)、ホーム
ページ2)などに明示するとともに、そのもとで学位授与方針を策定しホームページなどに
明示している。
17)研究科共通
2010 年度秋季に教学上のポリシーおよび学位授与方針を整備のうえ、ホームページおよ
び各研究科履修要項において公開・明示している。2011 年度より段階的に進める各ポリシ
ーの精緻化の取り組み計画において、以下の計画を合意している1)2)。
【2011 年度】課程・専攻・コースごとのポリシーを作成
【2012 年度】修士課程、専門職学位課程におけるディプロマ・ポリシー、カリキュラム
ポリシーの精緻化
2012 年度の取り組みに関しては、事前に各研究科に対しその達成度についてアンケート
を行ったうえで、各研究科執行部と教学部執行部との間で懇談の場を持ち、具体的な精緻
化の方向性について議論を行った3)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
19)経済学研究科
課程・コースごとの人材育成目的と教学ポリシーを作成している。
また、2012 年度からは、
博士課程前期課程(以下、前期課程という。
)院生に年2回実施している教学改善アンケー
トにおいて、課程・コースごとの人材育成目的と教学ポリシーを提示している1)。
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
22)文学研究科
2014 年度に設置予定の行動文化情報学専攻(前期課程・後期課程)の人材育成目的と教
学ポリシーを策定し、議決した(2012 年 10 月 23 日、11 月6日、文学研究科委員会)
。主
に、行動文化情報学専攻のディプロマ・ポリシー内の教育目標に関して、
「~できる」「~
を有する」など、学生の立場に立った行為動詞で表現した。
(2012 年 10 月 23 日・11 月6
日、文学研究科委員会)1)2)。
23)理工学研究科
2012 年度より新たに適用された人材育成目的と教学ポリシーを周知し、これらに基づき、
新しいカリキュラムを実施した。実施内容は 2012 年度履修要項、2013 年度大学院入試募
集要項にも記載されている1)2)。
27)言語教育情報研究科
2010 年秋より研究科HPに人材育成目的と教学ポリシーを公開し、2011 年以降履修要項
にも明示している1)2)。
34)先端総合学術研究科
2012 年度9月に研究科教授会で検討し、学位授与方針の文章をより分かりやすく適切な
表現に修正した。その改定した文章は履修要項ならびにホームページ等に反映させた1)2)
3)
。
(2)教育目標に基づき教育課程の編成・実施方針を明示しているか。
1)大学全体
2012年2月27日に、「2012年度人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況
の集約結果」を全学的な教学上の会議体である教学対策会議にて報告している。2011年度
適用の人材育成目的、教育課程編成・実施方針、学位授与方針を、2012年4月をもって一
部改定または新設を決定した学部・研究科は17件あり、その変更状況を教学対策会議で共
有した1)。
2)学部共通
教育課程の編成・実施方針は、2010 年秋にすべての学部において策定した。策定に先立
ち、教育課程の編成・実施方針をふくめ3つの方針や教育目標の定義を示し1)、各学部の
方針策定や検証の拠所とした。
2010年度より「学士課程教学改革ガイドライン」2)を制定し、①各学部における主要科
目を明確化すること、②科目群ごとの目標を明示した上で、必修科目・選択必修科目を設
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
定することを定めた。学部別の取り組み状況については、下記の各学部の項にて言及する。
3)法学部
本学部の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)は、その教育研究上の目
的に立脚するものとして、法学部の学生が卒業時までに身につけておくべき7種の能力を
列挙している教育目標のもとに、また、入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
や学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)とともに、2013年度履修要項1)のほか、本学部
ホームページ2)等において明示されている。
4)経済学部
2010年秋季よりホームページ1)にカリキュラム・ポリシーを公開し、2011年度以降は、
履修要項2)にも明示している。
5)経営学部
カリキュラム・ポリシーを経営学部ホームページ1)、履修要項2)等で明示している。
6)産業社会学部
学部則に定める人材育成の目的にもとづいて、学生が4ヵ年の学士課程を終えた卒業時
点で獲得すべき能力を「4つの観点、9つの項目」にわたる「観点別教育目標」にまとめ、
人材育成目的とあわせて履修要項1)および学部ホームページ2)に掲載し、修得すべき学習
成果として明らかにしている。
7)文学部
「文学部の教育研究上の目的」として、
「知識・理解」
「思考・判断」
「関心・意欲」
「態
度」
「技能・表現」の各分野において身につけるべき能力を6項目にわたって明示し、それ
らを担保する科目群を「教養科目群」
「基礎科目群」
「外国語科目群」
「専門科目群」
「発展
科目群」に分類して明示している。特に、
「人文学の方法論を用いて理解することができる
(知識・理解)
」を重視した初年次教育を展開している1)。
8)理工学部
理工学部では、4年以上在学を経て学科ごとに定める単位を取得し、下記のような能力
を身につけた人材に対し、学士(理学)または学士(工学)の学位を授与する。
(1)自然現象の本質や自然科学の基本原理の十分な理解の上にたって、それぞれの専門
分野の基礎知識を十分身につけ、根本的な問題解決のための創造的・総合的な力量を
発揮できる能力(理工系としての確かな学力)
。
(2)科学技術を社会的な関連の中で捉えられる諸科学の素養をもち、科学の進歩と技術
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
開発が社会および環境に及ぼす影響とその結果についての社会的責任を自覚できる
能力(科学・技術者としての広い視野と高い倫理)
。
(3)グローバル化の中でリーダーシップを発揮するために必要な国際感覚と外国語運用
能力、ならびに情報科学に関する学力と情報処理能力(国際化・情報化 に対応する
適応能力)
。
以上のとおり、理工学部では学部則1)において教育研究上の目的を明示し、それにもと
づく人材育成目標のもと、学位授与方針を明文化している。その内容に関しては、履修要
項2)に明記するとともに、学部のホームページ3)にて学内外に公開・明示している。
9)国際関係学部
上述の教育目標を達成するため、国際関係学部に主として日本語で学ぶ国際関係学専攻
と主として英語で学ぶグローバル・スタディーズ専攻の2つの専攻と、それぞれの専攻内
に、3つずつ計6つのプログラムを設置することを定めている。科目分野および個々の科
目は、この枠組みに沿って配置・編成されている1)。
10)政策科学部
カリキュラム・ポリシーをホームページ1)および履修要項2)に明示している。なお、学
部則に規定しているとおり、政策科学専攻は、政策科学に関する科目を教授し、問題解決
志向的な精神を備えた政策実践力と政策構想力を持った人材を育成することを目標とし、
Community and Regional Policy Studies専攻は、政策科学に関する科目を英語で教授し、
問題解決志向的な精神を備えた政策実践力を持ったグローバル人材を育成することを目標
として各々の目標に対応するカリキュラムを編成、実施している。
11)情報理工学部
1. 各学科で修得する知識や技術を履修要項に明示している1)。
2. カリキュラム・ポリシーをホームページ2)および履修要項3)に明示している。
3. 各学科において到達すべき目標を回生ごとに示している4)。
12)映像学部
カリキュラム・ポリシーを2010年7月に策定して以降、学部ホームページ1)で公開する
とともに、履修要項2)に記載をしている。これらにおいて、映像学部は、当該分野に関す
る総合的な力を身につけるために、文理芸融合型教学を初年次から一貫して展開しており、
学生が自主的に映像に関わる多様な学びを体験できる事がその強みとなっている。しかし、
学生にとってある程度の指針を示すべく、履修モデルとして「学びのフィールド」を設定・
提示すると同時に、フィールドごとのめざすべきキャリア像(進路)も示している3)。なお、
前述の理由から映像学部において明確な科目区分というものは存在しないものの、各フィ
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
ールドの専門領域を担当する教員ごとにフィールドを区分けしており、それぞれの代表に
より企画委員会、カリキュラム部会を構成することで、如何なる科目がどのフィールドに
属するべきかを決定している。
13)薬学部
人材育成目標に沿って、教育課程を編成、実施している。その特徴は、
・基礎薬学から臨床薬学までの専門科目をコアカリキュラムにそって配置。
・豊かな教養や国際的に活躍できる能力を養成する科目を配置。
・医療人として必要な倫理観や態度を身につけるための科目を配置。
・医療をキーワードとした社会科学系の科目を提供し、多面的に医療に関わる課題を理
解するための科目を配置。
・医療薬学や基礎薬学のみならず生命科学に関わる幅広い知識を養成する科目を配置。
・医療や科学の高度化に対応できる素養を養成する科目を配置。
これらのカリキュラム・ポリシーは、学部ホームページ
1)
公開し、2011年度以降、履
修要項2)にも記載している。
14)生命科学部
4年間の学士課程を通じて身につけるべき学習成果を明示するため、全学科共通の「教
育目標」を学生が身につけるべき資質・態度、理解し獲得すべき知識等の面から、
「教育課
程編成・実施方針」として5項目にわたり設定し、履修要項1)および学部ホームページ2)
に明示している。
15)スポーツ健康科学部
教育課程の編成・実施方針をホームページ1)で明示している。
17)研究科共通
2010 年度から全研究科において教育課程の編成・実施方針をホームページ、履修要項で
明示し、さらに段階的にポリシーの精緻化の取り組みを行っている1)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
19)経済学研究科
課程・コースごとの人材育成目的と教学ポリシーを作成している。
また、2012 年度からは、
前期課程院生に年2回実施している教学改善アンケートにおいて、課程・コースごとの人材
育成目的と教学ポリシーを提示している1)。
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
23)理工学研究科
2012 年度より新たに適用された人材育成目的と教学ポリシーを周知し、これらに基づき、
新しいカリキュラムを実施した。実施内容は 2012 年度履修要項、2013 年度大学院入学試
験要項にも記載されている1)2)。
31)映像研究科
カリキュラム・ポリシーにおいては、各サブジェクト・ゾーンで既に策定済みであるが、
全学ガイドラインに基づきその趣旨は変えずに文体を変更した1)。
34)先端総合学術研究科
2012 年度9月に研究科教授会で検討し、人材育成目的と教学ポリシーの文章をより分か
りやすく適切な表現に修正した。その改定した文章は履修要項ならびにホームページ等に
反映させた1)2)3)。
(3)教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針が、大学構成員(教職員
および学生等)に周知され、社会に公表されているか。
1)大学全体
「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン」
(2010年7
月26日教学対策会議)1)に則して、教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針
を、2010年秋より本学ホームページにて全学一斉に公開し、2011年度以降、各学部・研究
科の履修要項、履修関連資料に掲載している。ただし、教育目標、学位授与方針および教
育課程の編成・実施方針は公表しているものの、教職員および学生にどの程度周知されて
いるかについて、それを全学的に測ることはしておらず、周知の程度は不明である。
2)学部共通
例年の取り組みとして、学部別、回生別の「履修ガイダンス」を年度始めに実施し、大
学構成員の理解を促している。
また、2011年度以降は上記の取り組みに加えて、翌年度開講方針策定の取り組みにあわ
せて、各学部の主要科目(各回生の小集団教育体系に位置づける科目、コア科目、基礎的
科目)と学生への周知媒体について全学集約し、学生への周知・浸透をより効果的に図れ
るよう意識を高めている1)。
教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針が、教職員および学生にどの
程度周知されているかについて全学統一の調査は実施しておらず、周知の程度は不明であ
る。
学部別の取り組み状況については、下記の各学部の項にて言及する。
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
3)法学部
法学部の学生が卒業時までに身につけておくべき7種の能力を列挙している教育目標、
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
、教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシ
ー)は、いずれも2013年度履修要項1)のほか、本学部ホームページ2)等により、本学部内
外の立命館大学の全構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されている。
4)経済学部
教育研究上の目的を学科ごとに定め、学部則1)に規定し、ホームページ2)に掲載すると
ともに、教育課程編成・実施方針を「1.経済学部カリキュラムの基本構造、2.経済学部の
専門科目、3.学科別カリキュラム・ポリシー」の3部構成で詳細に規定し、履修要項3)、
ホームページに掲載している。さらに、学位授与方針を学科別にそれぞれ4項目設定し、
2011年度以降履修要項、ホームページに掲載している。
5)経営学部
教育目標、学位授与方針、教育課程の編成実施方針は、ホームページ1)、履修要項2)、に
掲載し、公表している。
6)産業社会学部
教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針については、履修要項1)およ
び学部ホームページ2)において公表されている。
7)文学部
「文学部の教育研究上の目的」6項目とともにディプロマ・ポリシー、カリキュラム・
ポリシーを『履修要項』に記載し学生・教職員に周知するとともに、ホームページ上に明
示し社会に公表している1)。
ただし、アンケートによると、
「教育研究上の目的」に関する学生自身の認知度が比較的
低い傾向が存在したため、教授会で学生への理解を促す取り組みについて議論を進め、2013
年度は、新入生オリエンテーション期間に実施したクラス懇談会の場を用いて、新入生向
けの周知徹底を図った。
8)理工学部
人材育成目標、学位授与方針、教育課程編成・実施方針については、ホームページ1)に
おいて社会に公表している。また、それに整合する内容を履修要項2)に明記し学生・教職
員に周知している。
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
9)国際関係学部
教育目標は国際関係学部履修要項1)に、教育課程編成・実施方針および学位授与方針は
国際関係学部ホームページ2)に掲載している。
10)政策科学部
履修要項1)及びホームページ2)にて、いずれの項目についても明示している。
「政策科学
部学びの実態調査(3回生)
」において、学生の認知度、達成度について検証を図っている
3)
。
11)情報理工学部
人材育成目的、学位授与方針、教育課程編成・実施方針については、ホームページ1)に
おいて学内外に公開するとともに、履修要項2)にも掲載している。
12)映像学部
ディプロマ・ポリシーについては、履修要項1)と学部ホームページ2)にて掲載している。
学生への周知については五者懇談会にて、教学理念とカリキュラムの説明について話し合
いがなされた3)4)5)。2012年度からは、新入生オリエンテーションと、履修ガイダンスの
双方で説明を行った。また、2012年度後期の履修ガイダンスにおいても冒頭において説明
を行った6)7)8)9)。
13)薬学部
学部人材育成目的を踏まえたディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーは、2010
年度から学部ホームページ1)にしているほか、2011 年度からは履修要項2)にも記載してい
る。学生には新入生オリエンテーション初日に履修要項を用いてポリシーを説明している。
14)生命科学部
学部の人材育成目的を学部則1)内に定め、学部ホームページ2)において学内外に公開す
るとともに、履修要項3)にも掲載している。
15)スポーツ健康科学部
教育課程の編成・実施方針をホームページ1)で公表している。
17)研究科共通
1)大学全体に記載のとおり。
以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に関し大きな変更等のあった研究科を除
き、記載を省略する。
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Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
18)法学研究科
4月の新入生オリエンテーション時に法学研究科での学修・研究に関する研究科独自の
ガイダンスを実施し、その折に人材育成目的と教学ポリシーの説明を行った1)2)3)。8月
の研究科懇談会でも、人材育成目的と教学ポリシーの説明を行った4)。
19)経済学研究科
2010 年秋季より、研究科ホームページに人材育成目的と教学ポリシーを公開し、2011 年
度以降履修要項に明示している1)2)。
23)理工学研究科
進学ガイダンス、履修要項を通じての周知に加え、理工学研究科ホームページ上で人材
育成目的と教学3ポリシーを公開している1)2)。
24)国際関係研究科
ウェブサイト・履修要項において、適切に公開している1)2)3)。
26)応用人間科学研究科
M1の必修科目(対人援助学演習Ⅰ/対人援助学研究法Ⅰ、応用人間科学基礎演習/応用人
間科学基礎研究)において、研究科のミッションステートメント、3ポリシーについて説
明する授業を行っている1)。応用人間科学研究科においては、臨床ゼミ、クラスターごとの
教育目標が具体化された。院生にはポートフォリオファイルが配布され、所属するゼミ、
クラスターごとに教育目標のチェックリストが配布された。セメスターごとにチェックリ
ストのチェックを求めた。目標の達成は学生の自己評価によると5段階評価で3段階程度
にとどまっていた2)。とりわけ、人間形成・教育クラスターについては、教員配置の入れ替
えを行い、これまでの目標の細分化を見直し、改訂を行った3)。また、各人材育成目標を達
成するために必要な科目について、クラスターごとの科目調査を実施した4)。
27)言語教育情報研究科
2010 年秋より研究科ホームページに人材育成目的と教学ポリシーを公開し、2011 年以降
履修要項にも明示している1)2)。
31)映像研究科
人材育成目的ならびに教学ポリシーはホームページや、入学試験要項などで公開してい
る1)2)。
Ⅳ-①-12
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
34)先端総合学術研究科
① 研究科の人材育成目的と教学ポリシーを履修要項ならびにホームページにて公開し
ている。2012 年度は修正した人材育成目的と教学ポリシーを改定後すみやかに公開し
た1)2)。
② 新たに作成した 2013 年度の研究科パンフレットにも人材育成目的と教学ポリシーの
趣旨を反映させた2)。
2010 年秋季より研究科ホームページにて人材育成目的と教学ポリシーを公開し、2011
年度以降履修要項に明示している。加えて、2012 年3月より研究科ホームページの英語
版・韓国語版・中国語版のそれぞれを順次作成しており、国際的にも研究科の理念・目
的を周知・公開している4)5)6)。さらに、2012 年度はより詳細な情報についても国際
的な情報発信を行っている。
(4)教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について定期的
に検証を行っているか。
1)大学全体
「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン」(2010年
7月26日教学対策会議)1)に則して、検証を行うこととしている。
2012年度に向けて、2011年度適用の人材育成目的、教育課程編成・実施方針、学位授与
方針を、2012年4月をもって一部改定または新設を決定している学部・研究科は17件あり、
その変更状況を全学的な教学上の会議体にて共有した2)。このことより、各学部や研究科
が、定期的に教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について
定期的に検証を行っている。
さらに、2011年秋季に、教育目標、学位授与方針、教育課程の編成実施方針を、具体的
な科目開講の方針として示した各学部の「開講方針」を、教授会での審議を経て教学対策
会議に上程したうえで、相互に検討・調整を図っている3)。
2)学部共通
2012年度以降開講方針策定に当たっては、上記に加えて、2010年度に策定した「学部(学
士課程)教学改革ガイドライン」1)に明示した下記の項目についても、あわせて適切性を
検証し、開講方針に盛り込むこととしている。以下、2013年度開講方針策定にあたっての
集約項目より一部抜粋し、記載する(2012年5月28日 教学委員会)2)。
【抜粋】4)
「教学改革ガイドライン」の具体化
下記の項目について、重点的に記載してください。学部教学の特性に応じて、学科別、
専攻別等に分けて記載いただいても構いません。
Ⅳ-①-13
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
①各学部の主要科目(各回生の小集団教育体系に位置づける科目、コア科目、基礎的
科目)の学生への周知媒体
②教養・専門等の科目区分ごとの目標設定と学生への周知、および科目区分における
必修科目(=単位を修得しなければ卒業できない科目)
、コア科目、小集団科目、自
由科目等の位置づけ
③卒業時質保証のための手立て(卒業論文・卒業研究等の必修化またはそれに代わる
検証可能な制度)
さらに、
「
『学部(学士課程)教学改革ガイドライン』執行条件」を決定(2012 年 12 月
10 日教学委員会)し、下記の項目について開講方針に記載することとした4)。
①科目区分毎の専任率が改善されていること(実施予定年度を含む3年間の推移による)
大学基礎データで集計する開講科目には、学部が斡旋責任を持たない全学副専攻や文理
インスティテュート、国際インスティテュート科目も含まれる。したがって、学部が斡旋の責任
を有しかつ、当該学部で開講している科目について「科目区分」を教養科目・外国語科目・
専門科目に分け、5/1 時点の科目区分毎の授業の専任率の推移(3年間)
②専任教員の持ちコマ状況が、ガイドラインと教員組織整備計画がめざす、教養科目、小集
団科目、専門科目、大学院科目を適切に配置する(外国語教員は最低4コマ外国語科目を
担当する)構造にあること。教養科目、小集団科目、専門科目、大学院科目の配分の基本的
な考え方と、専任教員の達成率
③教養科目を除く科目区分毎の設置科目の合計単位数が、学科・専攻ごとに必要な単位数
の2倍以内をめざして改善されていること。大学基礎データで学部が作成した5/1 時点での
科目区分毎の設置科目の合計単位数が、卒業に必要な単位数の何倍となっているかおよ
び、改善予定年度
④教室条件が確保できること。
当年度の教室規模別の開講クラス数と次年度予定の教室規模別の開講クラス数
(ゼミ教室等の教室条件の確保については、従来どおり基幹時間割確定作業を通して確認)
⑤クラス・講義規模にかかわる過小・過大講義の推移
学部が斡旋の責任を有しかつ、開講責任となっている科目で、資格課程科目を除いて受講
登録数5名以下および301名以上となっている実授業の数の3年間の推移
⑥学生の学習状況(演習・コア科目等の登録率・取得率、受講登録数・修得単位数、外国語
能力など多面的なアセスメントによる学習到達状況) 前年度までの3年間の状況
⑦同一科目複数クラス開講科目のFDの状況、当年度の状況・予定
学位授与方針、教育課程の編成・実施方針について、「人材育成目的ならびに教学上の
ポリシー検証・公開に関するガイドライン」3)にそって、2010年度末に全学的に検証を実
Ⅳ-①-14
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
施し、以降は、継続的に毎年度検証を行っている。検証結果(ポリシー等の改訂の有無や
点検状況)の学部別の状況は下記のとおりである。
3)法学部
法学部の学生が卒業時までに身につけておくべき7種の能力を列挙している教育目標、
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
、教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシ
ー)は、
「2012年度教学総括/2013 年度計画概要」
(2013年3月12日法学部教授会)1)なら
びに「法学部教学総括」
(2013年3月21日法学部教授会)において、法学部の2012年度の
教学実践と関連づけられるかたちで、その適切性を検証した。
4)経済学部
毎年一度は必ず人材育成目標、3 ポリシーの点検を行っている。2012年度は若干の文言
修正を行った1)。
5)経営学部
教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について定期的な検
証は行っていない。ただし、学びの実態調査において、理念の理解度を検証する項目を設
けた1)。2012年1月に経営学部3回生を対象に行った調査の結果、経営学部の教学目標の認
知度は、7.3%に留まっている2)。
6)産業社会学部
2011年全学協議会にむけた全学討議および学部五者懇談会の中で、人材育成目的と教学
ポリシーについての適切性について確認した。2007改革がめざした理念の中で、クロスオ
ーバーラーニング、卒業研究成果物提出率など幾つかの点において、今後改善が求められ
る点が明らかになった1)。
7)文学部
各学域・専攻ごとに作成する「教学の手引き」1)点検・修正作業は、専攻における教学
総括議論を踏まえて毎年実施している。その過程で、コア科目に関する見直し作業などを
進めている。たとえば、初年次教育の重要な部分を担う「リテラシー入門Ⅰ・Ⅱ」に関し
ては、独自の学生・教員アンケートを実施し、弱点の解消を図った。
8)理工学部
2012年度末にガイドラインに基づき学部主要科目の明確化、科目群毎の目標の明示、必
修科目・選択必修科目設定等について、二度目の検証を行った1)。
Ⅳ-①-15
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
9)国際関係学部
入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
、教育課程編成・実施方針(カリキュ
ラム・ポリシー)
、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)については、2011 年に体系的な
整理を行い、2012 年には、点検を経て一部修正を行った1)2)。アドミッション・ポリシー
については、毎年、年度の冒頭で、学部として確認を行っている3)。
また、これらの方針の前提にある教育目標については、FDの一環として4月に開催し
ている学部のプログラム別懇談会において、確認と意見交換を行っている。
10)政策科学部
毎年度、教学総括を行っている1)。今年度はカリキュラム改革の3年目として、2010年
カリキュラム改革文書にしたがい、2013年度開講方針に反映した。2)また、これまでの経
験と学部教学のさらなる発展のため、2014年カリキュラム改革案を検討した3)。
11)情報理工学部
1. 2008~2011 年度および 2012 年度カリキュラムのカリキュラム・マップを作成した1)。
2. 4年ごとにカリキュラムを改革しており、その際、人材育成目標、学生が修得すべき
能力や改正後との到達目標の妥当性を検証している。
12)映像学部
2012 年度末にガイドラインにもとづく4度目の検証を行い、人材育成像と3ポリシーは、
2013 年度もこの内容を継続することが、2013 年3月5日の教授会において再議決された1)。
その一方で、カリキュラム改革の議論の一環として、企画委員会カリキュラム部会におい
て教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について議論がなさ
れ、その経過は随時教授会で報告された2)3)。
13)薬学部
2015 年度からの薬学教育新モデルコアカリキュラムの実施と、それに合わせたカリキュ
ラム改革のための準備作業を進める過程で教育目標、学位授与方針および教育課程の編
成・実施方針の適切性について検証を行っている1)。教育目標、学位授与方針および教育課
程の編成・実施方針の適切性については、カリキュラム改革後も教務委員会などで、定期
的な検証を実施する予定である。
14)生命科学部
行っていない。
15)スポーツ健康科学部
Ⅳ-①-16
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
教学ポリシーについて、2011 年度に字句修正など若干の見直しを行った1)。 また、教授
会・研究科委員会のもとに教学委員会を編成して、教学ポリシー(ディプロマ・ポリシー)
や人材育成目標と科目との関係を再点検・再整理し、2014 年4月からスタートする 2014
年度カリキュラム改革を確定した2)。
17)研究科共通
教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について、定期的に
検証を行うことを全学のガイドラインにより確認し、その状況を年度末に全学で共有する
取り組みを進めている1)。
また、上記(1)にて記載している各研究科の教学上のポリシーの精緻化については、
2012 年度は、具体的に次の事項に関する取り組みを行った2)。
・ディプロマ・ポリシーにおいて当該教育課程で保証する最低限の学修成果を教育目標
として記載
・ディプロマ・ポリシー内の教育目標が「~できる」
「~を有する」など、学生の立場に
立った行為動詞で表現
・教育目標の達成を根拠付ける科目、研究指導等を示すカリキュラム・マップを作成
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
教務委員会および研究科委員会において、人材育成目的と教学ポリシーについてその確
認と点検を行った。その結果、今年度見直しは行わないこととした1)。ただし、人材育成目
的と教学ポリシーの明確化を図るため、リーガル・スペシャリスト・コースのプログラム
を「ビジネス法プログラム」、「不動産法務プログラム」、「税務プログラム」
、「公共法務プ
ログラム」の4つに整理した2)。
19)経済学研究科
2013 年度カリキュラム改革の実施に当たって、前期課程のカリキュラム・ポリシーを、各
コースで指定されたコア科目を選択履修することで系統履修を推し進め、人材育成目的の
達成を確実にするよう改訂を行った1)。
前期課程では、人材育成の目的を達成するために、3つのコースを設けるなど、下記の
ような教育課程を編成しています。
(1)各コースに共通のカリキュラムポリシー
1回生では、各コースのコア科目を含む主要科目を体系的および効率的に履修して、
それぞれの分野のより高度な専門知識とともに、専門家として要求される汎用的技能(言
語表現能力・論文執筆能力・情報収集分析能力)を習得します。この汎用的技能習得の
Ⅳ-①-17
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
ために必要な科目を精選して開講しています。この中でコア科目は選択必修とし確実に
履修するようにしています。一方多彩な教員による多様な科目を配置し、かつコース間
を横断的に履修することができます。このため主要科目以外では柔軟で自由度の高い履
修を可能にしています。
またすべての院生は、より高度な専門知識の習得と研究能力の涵養を目的として、1
回生、2回生ともに演習を履修します。2回生では、院生の志望する研究テーマに基づ
き、本研究科で承認された指導教員の指導のもとで、本研究科が求める基準を満たす修
士論文を作成します。作成過程では、院生は研究科が開催する公開セミナーで報告し、
研究科全体として、論文作成過程での論文水準の向上とその作成の促進を行うとともに、
論文評価の客観化を図ります。
(2)各コース独自のカリキュラムポリシー
全コース共通の学修政策に加え、各コースではそれぞれのコースの教育目標を達成す
るために、以下のようなカリキュラム設定を行っています。
①経済理論・政策コース
本コースは、経済学の高度な知識と広い学識を持つプロフェッショナルを養成します。
さまざまな経済現象を独自の視点で分析し、経済政策の有効性を評価し、かつ立案でき
る能力の形成を目指します。その目的を達成するために、経済学の基幹科目である社会
科学概論、ミクロ経済理論、マクロ経済理論をコア科目に指定し、選択必修にすること
によって、院生が確実かつ効率的に専門知識を習得できるようにするとともに、多様な
科目を学ぶことのできるカリキュラム設定をおこなっています。
②税理・財務コース
本コースは、時代のニーズにあった会計、税務、企業財務のスペシャリストを養成し
ます。高度専門職業人として、国際課税分野を含む税領域の専門知識や税制を理論的に
分析できる能力の習得を目指します。本コースは、その目的達成のために、税法、租税
制度論をコア科目に指定し、選択必修にすることによって、税の専門家に必要な高度な
知識、問題解決能力を体系的に習得できるようなカリキュラム設定をおこなっています。
また、新税理士法に対応した科目が配置され、資格取得を支援します。
③MPED
本コースは、高い国際的なコミュニケーション能力と高度な専門知識をもち、発展途
上国を含む国際社会の発展のために活躍する研究者及び国際的職業人を養成することを
目的としています。そのために、アジアを中心とする世界中の多くの国から有能な人材
を留学生と受け入れるとともに、本コースでの講義・演習、論文指導など、すべてのコ
ミュニケーションを英語で行っています。本コースではその目的達成のために、
Microeconomics、Macroeconomics、Econometrics をコア科目に指定し、選択必修にす
るとともに、国際金融、開発経済、国際貿易、環境政策、公共政策などの分野での高度
Ⅳ-①-18
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
な専門知識と国際経済の諸現象を分析する高い能力を習得できるように、カリキュラム
を設定しています。
22)文学研究科
2012 年度前期から後期の初めにかけて、新たに設置する行動文化情報学専攻も含めた
2014 年4月入学者からの人材育成目的と教学ポリシーの見直しを行った(2012 年 10 月 23
日および 11 月6日、文学研究科委員会)1)2)。
23)理工学研究科
人材育成目的と教学3ポリシーは、専攻ごとに検証した上で、研究科委員会において確
認・決定している1)。
24)国際関係研究科
カリキュラム改革議論の中で、検討することとしていたが、カリキュラム改革時期を延
期したため、策定できなかった1)。
25)政策科学研究科
2014 年度より大幅なカリキュラム改革を行い、2016 年度に全体が完成するわけだが、科
目精選とチームティーチングの改変を念頭に、教学ポリシーについて執行部会議/企画委
員会/研究科委員会にて複数回議論してきた1)。
26)応用人間科学研究科
4つの人材育成目標(専門的知識、専門的技術、専門的表現力、対人援助活動への貢献)
を臨床ゼミ、クラスター毎に細分化を行い、ポートフォリオに記載した。とりわけ、人間
形成・教育クラスターについては、教員配置の入れ替えを行い、これまでの目標の細分化
を見直し、改訂を行った1)。また、各教育目標を達成するために必要な科目について、クラ
スターごとの科目調査を実施した (10 月 22 日教授会)2) 。
27)言語教育情報研究科
毎年度の当該項目について変更がないかという全学での集約に際し、検証を行っている1)。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
理念・目的の再点検作業を開始し、
「カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
」
において、教育目標および3ポリシーの見直しも含めた暫定案をまとめ、教授会において
審議した1)。
Ⅳ-①-19
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
30)スポーツ健康科学研究科
教授会・研究科委員会のもとに教学委員会を編成して、教学ポリシー(ディプロマ・ポ
リシー)や人材育成目標と科目との関係を再点検・再整理した。その上で、2014 年4月か
らスタートする 2014 年度カリキュラム改革を確定した1)。
31)映像研究科
全学が提示したガイドラインに基づき 2012 年度後期から企画委員会、並びに研究科委員
会の審議を通してポリシーの改定を行った。なお、本年は完成年度であることもあり、趣
旨は変えず、文体の変更のみを実施している1)。
32)情報理工学研究科
前期課程の人材育成目的および教学ポリシーにグローバル化に対応する記述を追加し、
2014 年度カリキュラム改革案としてとりまとめた1)。
(根拠資料:情報理工学研究科・博士
課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について)
34)先端総合学術研究科
2011 年度に大学基準協会の外部評価に伴って作成した自己点検・評価報告書の検証にお
いて研究科の理念・目的、人材育成目的と教学ポリシーは検証してきたところだが、2012
年度においても継続的に総合的検証を行ってきた。具体的には先端総合学術研究科執行部
会議ならびに教授会にて中長期的に照らした上で研究科の人材育成目的と教学ポリシーを
点検している1)。
Ⅳ-①-20
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
2.点検・評価
本項目においては、学部・研究科の教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方
針に関し現状を述べてきた。これらの現状に関し、各学部・研究科それぞれ次の指標に基
づき点検・評価を行う。
【学部】
① 学位授与方針、教育課程の編成・実施方針が策定されているか
② 上記の方針と教育目標との関連性が明示されているか
③ 上記方針を定期的に検証するシステムが整備されているか
【研究科】
①
教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針を適切に定めたうえで明示
しているか
②
教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針が大学構成員に周知され、
社会に公表されているか
③
教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針の適切性について、定期的
な検証を実施しているか
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン」
(2010 年7
月 26 日教学対策会議)1)に基づき、すべての学部・研究科が、教育目標との関連性を明示
した学位授与方針、教育課程の編成・実施方針を策定し、各学部のホームページ上で広く
社会に公開している。
2)学部
2013年4月にカリキュラム改革を行う経営学部は、改革準備に際して、人材育成目的、
教育目標、教育課程編成方針、学位授与方針の検証を行った。その結果、人材育成目的、
教育目標については変更しないこととした。教育課程編成方針については、1回生では「学
びを知る」、2回生では「学びを広げる」、3回生では「学びを深める」、4回生では「学
びをまとめる」というように回生ごとに学びのステップを位置づけた上で、国際経営学科
の卒業要件を変更するなど、カリキュラム改革実施とあわせて変更を行っている2)。
3)研究科
大学院では、教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針を明確化して学生に
明示すること、定期的に検証することを確認し、大学全体の取り組みとして進めている。
また、各方針の精緻化にかかる段階的な取り組みを全学的に合意したうえで、順次計画に
沿って実施してきている。
Ⅳ-①-21
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
法学研究科においては、新入生オリエンテーションおよび研究科懇談会で説明すること
により、新入生や在学生に人材育成目的と教学ポリシー、研究・学修の有り方について具
体的に理解してもらうことができた1)2)3)4)。また、人材育成目的および教学ポリシー、
カリキュラムの関係をより明確にするためにリーガル・スペシャリスト・コースプログラ
ムを4つに整理した5)。
文学研究科においては、従来のカリキュラムと比較し、伝統的な人文学に加え、人間の
行動と文化を情報学の視点から考究し、その成果を社会に活用することのできる人材の育
成が可能となった。特に、2014 年度に新設される行動文化情報学専攻のディプロマ・ポリ
シーも人文学専攻と同様に、院生にとってわかりやすいものとなった6)。
理工学研究科においては、2013 年度大学院入試募集を通じて受験生への周知がなされた
こと、2013 年4月 18 日に開催された本学学部生対象の進学説明会において、配布された
入学試験要項に基づいて口頭にて周知がなされたことを確認した7)。
応用人間科学研究科においては、臨床ゼミ、クラスターごとの人材目標が具体化された。
院生にはポートフォリオファイルが配布され、所属するゼミ、クラスターごとに人材育成
目標のチェックリストが配布された。セメスターごとにチェックリストのチェックを求め
た。また、人材育成目標の達成は学生の自己評価によると5段階評価で3段階程度にとど
まっていた8)。
(第 20 回教授会FD 資料)
スポーツ健康科学研究科においては、2012 年度計画に策定した再点検・再整理の取り組
みを、現状の説明・周知に留まらず、課題の改善に向けた 2014 年度新カリキュラムの制定
にまで進めた9)。
映像研究科においては、人材育成目的ならびに教学ポリシーを対外的に明確に周知する
ことができた。また、全学の意向に沿った形で、研究科の教学目的を整理することができ
た 10)。
情報理工学研究科においては、人材育成目的と教学ポリシーの定期的な検証により、必
要な見直しを行うことができた。人材育成目的と教学ポリシーの見直しに対応して、グロ
ーバル科目を設定し、2単位以上の修得を修了要件に追加した 11)。
先端総合学術研究科においては、2012 年度計画のとおり、人材育成目的と教学ポリシー
の改定を行い、広く社会的に公開・発信した 12)13)14)15)。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
「2013 年度人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約について」
(2013 年3月 25 日教学委員会)では、2013 年4月 22 日の教学委員会(教学対策会議の
後身)にて全学部・全研究科の人材育成目的と教学上のポリシーを報告するとしていたが、
報告されていない。教学委員会は、全学部・全研究科の副学部長・副研究科長、教学機関
のセンター長等が集まり、それぞれの教学内容を議論する場であるので、その場に出して
Ⅳ-①-22
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
議論することが重要である。ただし、ホームページには 2013 年度全学部・全研究科の集約
結果が公表されている。
以下、学部・研究科の項の別に記載。
2)学部
特記事項なし。
3)研究科
経済学研究科においては、教学改善アンケートにより、人材育成目的および教学ポリシ
ーの認知度を計ったところ、その認知度は 56%であった。なお、2013 年度カリキュラム改
革の効果は次年度以降の検証が必要であると考えている。到達度の検証指標として、標準
修業年限以内での修了者の割合を示す1)。
【2012 年3月修了】
前期課程 95%(20 名のうち 19 名)
後期課程0%(該当者1名でD4)
【2012 年9月修了】
前期課程 100%(27 名)
後期課程 100%(2名)
カリキュラム改革において人材育成目的の達成を確実にするためは、各コースの人材育
成目的に対応したコア科目を設定し、選択必修とするとともに、科目精選によって履修モ
デルをより分かりやすく提示し、各回生における到達目標を明確にした2)。
経営学研究科においては、ディプロマ・ポリシーにおいて教育目標は記載しているが、
学生の立場に立った行為動詞での表現およびカリキュラム・マップの作成は行っていない3)。
国際関係研究科においては、カリキュラム改革議論の中で、人材育成目的とポリシー設
定にかかわる課題は確認された。2012 年度に実施された 2014 年度研究科改革議論にあっ
ては、その検討対象の一部として、人材育成目的とポリシーを取り上げる必要がある旨確
認されたが、これを含めて、改革議論自体を時間をかけて丁寧に行う必要がある旨指摘さ
れ、2013 年度に再度検討を行うこととなった4)。
応用人間科学研究科においては、2015 年度の研究科の改革の議論を進めていく。2015
年度の改革では3ポリシーの見直しを含めて議論を進め、対応したカリキュラム案を立案
する。2013 年度は、2015 年改革の3ポリシーの立案をすすめる5)。2015 年の後期課程の
設置、2016 年に予定されている人間系新学部の設置の状況にあわせて、カリキュラム案を
検討する必要がある。現在は後期課程の設置準備を進めている6)。
言語教育情報研究科においては、言語情報コミュニケーションコース担当の新規教員が
2013 年4月着任であるので、赴任を待って本格的な検証と策定に取り組むことを決めたの
で、実施は当初の目標より1年遅れる事となった7)。
Ⅳ-①-23
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
経営管理研究科においては、2011 年度に実施された「機関別・認証評価」の受審結果に
おいて、本研究科について「学位授与方針については、課程修了にあたって修得すべき学
習成果が明示されていない。
」との指摘を受けた8)。
Ⅳ-①-24
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
3.将来に向けた発展方策
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
すべての学部・研究科が、教育目標との関連性を明示した学位授与方針、教育課程の編
成・実施方針を策定し、各学部・研究科の構成員に周知を図り、ホームページ上で広く社
会に公開している状態を堅持する。
以下、学部・研究科の項の別に記載する。
2)学部
2013年4月にカリキュラム改革を行った経営学部について、教育課程編成方針の変更に
かかわり、学生にわかりやすく回生ごとの学びのステップを位置づけており、引き続き回
生進行にともない同方針の検証を進める。
3)研究科
政策科学研究科においては、大学院の人材育成目標や教学ポリシーをより可視的なもの
にするよう努める1)。
テクノロジー・マネジメント研究科においては、2015 年度の大阪いばらきキャンパス移
転を視野に、2013 年度において人材育成目的と教学ポリシーの再点検作業を行う予定であ
る2)。
公務研究科においては、教授会でディプロマ・ポリシーの見直しを行っている3)。
スポーツ健康科学研究科においては、2014 年4月からの新カリキュラムスタートに向け
て、運用事項を開講方針に精緻化した4)。
映像研究科においては、2015 年度カリキュラム改革を進める中で人材育成目標並びに教
学ポリシーも改革案とあわせて再確認する5)。
情報理工学研究科においては、2014 年度カリキュラム改革で予定している人材育成目的、
教学ポリシーの変更を反映していく。人材育成目的と教学ポリシーの見直しを踏まえて、
グローバルな人材育成に向けた取り組みを強化する。また、教育目標およびディプロマ・
ポリシーと開講科目の対応をとる「カリキュラム・マップ」を作成し、履修要項に記載し
て周知を図っていく6)。
先端総合学術研究科においては、2013 年度においても研究科で人材育成目的と教学ポリ
シーの継続的な点検を行う。加えて、研究科の人材育成目的と教学ポリシーが伝わるイメ
ージ図などを図示するなどの工夫を図ることなども検討する。研究科の人材育成目的と教
学ポリシーの達成度を適切に示すべき指標の検討を行う。具体的には、毎年度行っている
プロジェクト研究の公開資料、教員と院生の業績の公開資料などをもとに、適切な指標化
と数値化を検討する。また、大学全体のキャリアパス形成支援制度と関連させながら、指
Ⅳ-①-25
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
標化と数値化の検討を行う。加えて、研究科創設以来続けている各種集成と公開資料、及
びそれを遂行している研究科体制を整理して研究科内外に示す7)。
経営管理研究科においては、ディプロマ・ポリシーに則した6つの教育目標を定め、各
教育目標に関連づけたカリキュラム・マップ及びカリキュラム・ツリーを作成した8)9)10)。
また、教育目標の達成を院生各自が自己評価できるよう、
「振り返りシート」を作成した 11)
12)13)。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約については、2013 年度中
に、教学委員会にて報告することとする。
以下、学部・研究科の項の別に記載する。
2)学部
特記事項なし。
3)研究科
経済学部研究科においては、人材育成目的と教学ポリシーを公開し、認知度を高める。
また、研究科全体、前期課程の3つのコース(経済理論・政策コース、税理・財務コース、
MPEDコース)及び後期課程別に人材育成目的、3ポリシーの検証を行う1)。
言語教育情報研究科においては、人間系後期課程設置が 2015 年度に予定されており、そ
れに伴う前期課程の改編作業が進行中であり、その議論に沿って、プログラム見直しとそ
れに伴う課程・コースの人材育成目的と教学ポリシーの見直しを行う2)3)。
Ⅳ-①-26
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
4.根拠資料
1.【現状の説明】
(1)教育目標にもとづき学位授与方針を明示しているか。
1)大学全体
1) 学部・研究科における教学上のポリシー策定・公開の取組について(案)(2010 年4月 26 日 教学対策会議)
2) 人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン(案)について(2010 年7月 26 日 教
学対策会議)
3) 「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約結果について(報告)」(2012 年2月 27 日 教
学対策会議)
3) 法学部
1) 2013 年度法学部履修要項 pp.21-22
2) 学部ポリシー http://www.ritsumei.ac.jp/law/introduction/policy.html/ (最終アクセス 2014.8.26)
4) 経済学部
1) 経済学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ec/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.13)
2) 2013 年度経済学部履修要項 pp.3-4
5) 経営学部
1) 経営学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/ba/ba01_04_j.html
2) 2013 年度経営学部履修要項 p.28
6)産業社会学部
1) 2013 年度産業社会学部履修要項 pp.ⅷ-ⅸ
2) 産業社会学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ss/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.12)
7)文学部
1) 文学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/lt/untitled_001.html
8)理工学部
1) 理工学部学部則 http://www.ritsumei.jp/public-info/pdf/0061.pdf
2) 2013 年度理工学部履修要項 pp.31-39
3) 理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/se2012/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.8)
9)国際関係学部
1) 国際関係学部教学上のポリシー(学位授与方針)の一部改訂について(2012 年2月 28 日国際関係学部教授会)
2) 国際関係学部ホームページ「国際関係学部の各目標・ポリシー」
http://www.ritsumei.ac.jp/ir/introduce/policy.html/
10)政策科学部
1) 2013 年度政策科学部履修要項 pp.39-42
2) 政策科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ps/introduce/policy.html(最終アクセス 2013.10.18)
11)情報理工学部
1) 情報理工学部 学部則 http://www.ritsumei.jp/public-info/pdf/0064.pdf
2) 情報理工学部履修要項 pp.15-17
3) 情報理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ise/introduce/policy.html/(最終アクセス 2012.10.10)
4) 情報理工学部履修要項 pp.18-21
12)映像学部
1)映像学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/concept/outline.htm(最終アクセス 2013.7.5)
2)2013 年度 映像学部履修要項 pp.37-40
13)薬学部
1) 薬学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/pharmacy/pharmacy01_03_j. html
2) 2013 年度薬学部履修要項 p.3
Ⅳ-①-27
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
14)生命科学部
1) 2013 年度履修要項(学位授与方針)p.4
2) 生命科学部ホームページ(学位授与方針)http://www.ritsumei.ac.jp/ls/introduce/policy.html/
15)スポーツ健康科学部
1) 2012 年度スポーツ健康科学部履修要項 P.26-27
2) スポーツ健康科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/shs/introduce/policy.html/
17)研究科共通
1) 今後の研究科等の人材育成目的および3つのポリシーの精緻化に向けた取組みについて(2011 年7月1日大学院
担当副学部長・副研究科長会議)
2) 全学協議会を受けた 2012 年度におけるディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーの精緻化の取組み方針
について(2012 年2月 24 日大学院担当副学部長・副研究科長会議)
3) 2012 年度における各研究科教学上のポリシーの精緻化の取組(予定)状況について(報告)
(2012.6.11 大学院
教学委員会)
19)経済学研究科
1) 2012 前期教学改善アンケート結果概要(2012 年9月 25 日研究科委員会)
22)文学研究科
1) 第 12 回文学研究科委員会議事録(2012 年 10 月 23 日研究科委員会)
2) 第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
23)理工学研究科
1) 2012 年度理工学研究科履修要項
2) 2013 年度入学理工学研究科入学試験要項
27)言語教育情報研究科
1) 言語教育情報研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsli/j/intro/pg105.html(最終アクセス 2013.10.22)
2) 2012 年度言語教育情報研究科履修要項
34)先端総合学術研究科
1) 2012 年度第 11 回先端総合学術研究科教授会議事録(2012 年 10 月 16 日研究科教授会)
2) 先端総合学術研究科履修要項
3) 先端総合学術研究科ホームページ http://www.r-gscefs.jp/?p=768(最終アクセス 2013.10.22)
(2)教育目標に基づき教育課程の編成・実施方針を明示しているか。
1)大学全体
1) 「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約結果について(報告)」(2012 年2月 27 日 教
学対策会議)
2) 学部共通
1) 学部・研究科における教学上のポリシー 策定・公開の取組について(2010 年4月 26 日 教学対策会議)
2) 学部(学士課程)教学改革ガイドライン(改訂版)(2010 年 10 月 25 日 教学対策会議)
3) 法学部
1) 2013 年度法学部履修要項 pp.21-22
2) 法学部ホームページ 学部ポリシー http://www.ritsumei.ac.jp/law/introduction/policy.html/ (最終アクセス
2014.8.26)
4) 経済学部
1) 経済学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ec/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.13)
2) 2013 年度経済学部履修要項 pp.2-3
5) 経営学部
1) 経営学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/ba/ba01_04_j.html
2) 2013 年度経営学部履修要項 pp.38-39 および pp.50-51
Ⅳ-①-28
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
6)産業社会学部
1) 2013 年度産業社会学部履修要項 pp.ⅷ-ⅸ
2) 産業社会学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ss/introduce/policy.html/
7)文学部
1) 文学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/lt/untitled_001.html
8) 理工学部
1) 理工学部 学部則
2) 2013 年度理工学部履修要項 pp.31-39
3) 理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/se2012/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.8)
9)国際関係学部
1) 国際関係学部 2011 年度人材育成目的、入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)、教育課程編成・実
施方針(カリキュラム・ポリシー)、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2011 年2月 17 日国際関係学部教
授会)
10)政策科学部
1) 政策科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ps/introduce/policy.html(最終アクセス 2013.10.18)
2) 2013 年度政策科学部履修要項 pp39-41
11)情報理工学部
1) 2012 年度情報理工学部履修要項 pp.19-21
2) 情報理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ise/introduce/policy.html(最終アクセス 2012.10.10)
3) 2012 年度 情報理工学部履修要項 P.23-25
4) 情報理工学部履修要項 pp.19-21
12)映像学部
1) 映像学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/concept/outline.htm(最終アクセス 2013.7.5)
2) 2013 年度 映像学部履修要項(pp.37-40)
3) 2013 年度 履修要項_履修モデル(pp.50-55)
13)薬学部
1) 薬学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/pharmacy/pharmacy01_03_j. html
2) 2013 年度薬学部履修要項 p.3
14)生命科学部
1) 2013 年度履修要項(教育課程編成・実施方針)p.3
2) 学部ホームページ(教育課程編成・実施方針)http://www.ritsumei.ac.jp/ls/introduce/policy.html/
15)スポーツ健康科学部
1) スポーツ健康科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/shs/introduce/policy.html/
17)研究科共通
1) 今後の研究科等の人材育成目的および3つのポリシーの精緻化に向けた取組みについて(2011 年7月 1 日大学院
担当副学部長・副研究科長会議)
19)経済学研究科
1) 2012 前期教学改善アンケート結果概要(2012 年9月 25 日研究科委員会)
23)理工学研究科
1) 2012 年度理工学研究科履修要項
2) 2013 年度入学理工学研究科入学試験要項
31)映像研究科
1) 2013 年度映像研究科における教学上のポリシー(2013 年3月5日研究科委員会)
34)先端総合学術研究科
1) 2012 年度第 11 回先端総合学術研究科教授会議事録(2012 年 10 月 16 日研究科教授会)
Ⅳ-①-29
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
2) 先端総合学術研究科履修要項
3) 先端総合学術研究科 HP http://www.r-gscefs.jp/?p=768(最終アクセス 2013.10.22)
(3)教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針が、大学構成員(教職員および学生等)
に周知され、社会に公表されているか。
2) 学部共通
1) 2013 年度開講方針策定にあたって(2012 年5月 23 日 教学委員会)
3) 法学部
1) 2013 年度法学部履修要項 pp.21-22
2) 法学部ホームページ 学部ポリシー http://www.ritsumei.ac.jp/law/introduction/policy.html/
2014.8.26)
(最終アクセス
4) 経済学部
1) 経済学部 学部則 http://www.ritsumei.jp/public-info/pdf/0057.pdf
2) 経済学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ec/introduce/policy.html/(最終アクアセウ 2013.7.13)
3) 2013 年度 経済学部履修要項 pp.2-3
5) 経営学部
1) 経営学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/ba/ba01_04_j.html
2) 2013 年度経営学部履修要項 p.28、pp.38-39 および pp.50-51
6)産業社会学部
1) 2013 年度産業社会学部履修要項 pp.ⅷ-ⅸ
2) 産業社会学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ss/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.7.12)
7)文学部
1) 文学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/lt/untitled_001.html
8)理工学部
1) 理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/se2012/introduce/policy.html/ (最終アクセス 2013.7.8)
2) 2013 年度理工学部履修要項 pp.31-39
9)国際関係学部
1) 2013 年度立命館大学国際関係学部履修要項
2) 国際関係学部ホームページ「国際関係学部の各目標・ポリシー」
http://www.ritsumei.ac.jp/ir/introduce/policy.html/
10)政策科学部
1) 2013 年度政策科学部履修要項 pp.39-41
2) 政策科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ps/introduce/policy.html(最終アクセス 2013.10.18)
3) 政策科学部学びの実態調査(3回生)
11)情報理工学部
1) 情報理工学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/ise/introduce/policy.html/(最終アクアセス 2012.10.10)
2) 2012 年度情報理工学部履修要項 pp.15-17、pp.23-25
12)映像学部
1) 2013 年度映像学部履修要項 pp.37-40
2) 映像学部ホームページ <http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/concept/outline.htm>(最終アクセス 2013.7.5)
3) 2012 年度前期 映像学部五者懇談会議事メモ(2012 年7月 17 日 映像学部教授会)
4) 2012 年度後期 映像学部五者懇談会議事メモ(2013 年2月 13 日 映像学部教授会)
5) 2012 年度 学生委員会まとめ(映像学部)
(2013 年3月 26 日 映像学部教授会)
6) 2013 年度 映像学部新入生(1回生)オリエンテーション日程について(2013 年3月5日 映像学部教授会)
7) 2013 年度 新入生オリエンテーションアンケート結果(報告)
(2013 年7月 教学委員会)
8) 2012 年度前期 卒業合否発表および成績発表について(2012 年7月3日 映像学部教授会)
9) 2012 年度 卒業合否発表および後期成績発表について(2013 年1月 15 日 映像学部教授会)
Ⅳ-①-30
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
13)薬学部
1) 薬学部ホームページ http://www.ritsumei.jp/pharmacy/pharmacy01_03_j. html
2) 2013 年度薬学部履修要項 p.3
14)生命科学部
1) 生命科学部学部則第4条
2) 生命科学部ホームページ(人材育成目的)http://www.ritsumei.ac.jp/ls/introduce/policy.html/
3) 2013 年度履修要項(人材育成目的)p.3
15)スポーツ健康科学部
1) スポーツ健康科学部ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/shs/introduce/policy.html/
17)研究科共通
1) 2012 年度「大学院履修要項・講義概要」作成方針(2011 年 10 月 24 日 教学対策会議)
18)法学研究科
1) 法学研究科履修要項
2) 2011 年度第 24 回法学研究科委員会議事録案(2012 年3月 27 日研究科委員会)
3) 2012 年度入学生対象法学研究科オリエンテーションおよびガイダンスについて(2012 年 3 月 27 日研究科委員会)
4) 2012 年度法学研究科研究科懇談会・報告(2013 年3月5日研究科委員会)
19)経済学研究科
1) 経済学研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/gsec/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.10.22)
2) 経済学研究科履修要項 2013
23)理工学研究科
1) 理工学研究科ホームページ(日本語)
http://www.ritsumei.ac.jp/gsse/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.10.22)
2) 理工学研究科ホームページ(英語)
http://www.ritsumei.ac.jp/gsse/eng/about/philosophy.html/(最終アクセス 2013.10.22)
24)国際関係研究科
1) 国際関係研究科ホームページ(日本語)
http://www.ritsumei.ac.jp/gsir/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.10.22)
2) 国際関係研究ホームページ(英語)
http://www.ritsumei.ac.jp/gsir/eng/introduce/policy.html/(最終アクセス 2013.10.22)
3) 国際関係研究科履修要項
26)応用人間科学研究科
1) ミションステートメント資料
2) 2012 年度「対人援助学演習Ⅰ」「対人援助学研究法Ⅰ」「応用人間科学基礎演習」「応用人間科学基礎研究」資料
3) 教育クラスター教員担当体制
4) カリキュラムマップ作成のための科目調査のお願い
27)言語教育情報研究科
1) 言語教育情報研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsli/j/intro/pg105.html(最終アクセス 2013.10.22)
2) 2012 年度言語教育情報研究科履修要項
31)映像研究科
1) 2014 年度映像研究科入学試験要項
2) 映像研ホームページ http://www.ritsumei.jp/gseizo/index_j.html(最終アクセス 2013.10.22)
34)先端総合学術研究科
1) 先端総合学術研究科ホームページ http://www.r-gscefs.jp/?p=768(最終アクセス 2013.10.22)
2) 先端総合学術研究科履修要項
3) 先端総合学術研究科パンフレット
4) 先端総合学術研究科ホームページ(英語)http://www.r-gscefs.jp/en/?p=177(最終アクセス 2013.10.22)
Ⅳ-①-31
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
5) 先端総合学術研究科ホームページ(韓国語)http://www.r-gscefs.jp/ko/?p=362(最終アクセス 2013.10.22)
6) 先端総合学術研究科ホームページ(中国語)http://www.r-gscefs.jp/zhcn/?p=364(最終アクセス 2013.10.22)
(4)教育目標、学位授与方針および教育課程の編成・実施方針の適切性について定期的に検証を行って
いるか。
1)大学全体
1) 「人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約結果について(報告)」(教学対策会議 2012
年2月 27 日)
2) 2013 年度開講方針(第二次案)(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
2) 学部共通
1) 学部(学士課程)教学改革ガイドライン(改訂版)(2010 年 10 月 25 日教学対策会議)
2) 2013 年度開講方針の策定にあたって(2012 年5月 28 日教学委員会)
3) 人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン(案)について(2010 年7月 26 日教
学対策会議)
4) 「『学部(学士課程)教学改革ガイドライン』執行条件」の確定について (2012 年 12 月 10 日教学委員会)
3) 法学部
1) 2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(法学部)(2013 年3月 12 日法学部教授会)
2) 2012 年度法学部教学総括
4) 経済学部
1) 経済学部の人材育成目標、3ポリシーの改定について(2013 年3月5日 第 21 回経済学部教授会)
5) 経営学部
1) 2011 年度実施(第3 回)学びの実態調査結果報告【学びの実態調査報告】
2) 2012 年度 経営学部 第7 回 企画委員会議案(2012 年5月 29 日)
6)産業社会学部
1) 2011 年度RS学園通信 全学協議会特別号 産業社会学部版
7)文学部
1) 2013 年度文学部専攻別教学の手引き
8)理工学部
1) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(理工学部)(2013 年3月 25 日教学委員会)
9)国際関係学部
1) 人材育成目的、入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)、教育課程編成・実施方針(カリキュラム・
ポリシー)、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)(2011 年2月 17 日国際関係学部教授会)
2) 国際関係学部 教学上のポリシー(学位授与方針)の一部改訂について(2012 年2月 28 日国際関係学部教授会)
3) 2013 年度アドミッション・ポリシーの策定について(2012 年3月 27 日国際関係学部教授会)
10)政策科学部
1)2012 年度教学総括と 2013 年度の教学課題(2012 年3月 12 日教授会承認)
2)2013 年度政策科学部開講方針(2012 年 10 月 15 日 教学対策会議)
3)2014 年度政策科学部カリキュラム改革文書(2013 年3月 25 日 教学対策会議)
11)情報理工学部
1) 2013 年度情報理工学部履修要項 pp.30-67
12)映像学部
1) 2013 年度 映像学部における教学上のポリシー(2013 年3月5日 映像学部教授会)
2) 2015 年度カリキュラム改革に向けての課題整理(2012 年9月 18 日 企画委員会)
3) 映像学部 2015 年度カリキュラム改革に向けて(暫定版)(2013 年3月 19 日 企画委員会)
13)薬学部
1) 2012 年度第 12 回薬学部教務委員会(2012 年 11 月 27 日)
Ⅳ-①-32
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
15)スポーツ健康科学部
1) 2012 年度人材育成目的、教育課程編成・実施方針、学位授与方針 改訂状況集約表
2) 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年1月 28 日 教学委員会)
17)研究科共通
1) 人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証・公開に関するガイドライン(案)について(2010 年7月 26 日 教
学対策会議)
2) 今後の研究科等の人材育成目的および3つのポリシーの精緻化に向けた取組みについて(2011 年7月1日 大学
院担当副学部長・副研究科長会議)
18)法学研究科
1) 2012 年度 第 21 回 法学研究科委員会 議事録案(2013 年2月 26 日研究科委員会)
2) リーガル・スペシャリスト・コースのプログラム(履修モデル)の見直しについて(2012 年 10 月9日研究科委員会)
19)経済学研究科
1) 経済学研究科前期課程カリキュラム改革について(2012 年3月 13 日教学対策会議)
22)文学研究科
1) 2012 年度第 12 回文学研究科委員会(2012 年 10 月 23 日研究科委員会)
2) 2012 年度第 13 回文学研究科委員会(2012 年 11 月6日研究科委員会)
23)理工学研究科
1) 理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
24)国際関係研究科
1) 「7月 24 日研究科委員会後の大学院カリキュラム・入試改革の検討作業について」
(2012 年9月 25 日研究科委員会)
25)政策科学研究科
1) 2014 年度政策科学研究科カリキュラム改革について(2013 年3月 12 日研究科委員会)
26)応用人間科学研究科
1) 教育クラスター教員担当体制
2) カリキュラム・マップ作成のための科目調査のお願い
27)言語教育情報研究科
1) 2012 年度第 17 回言語教育情報研究科教授会議題(2013 年 1 月8日研究科教授会)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1) 2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)(2013 年3月
26 日研究科教授会)
30)スポーツ健康科学研究科
1) スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(案)(2013 年1月 28 日教学
委員会)
31)映像研究科
1) 2013 年度 映像研究科における教学上のポリシー(2013 年3月5日研究科委員会)
32)情報理工学研究科
1) 情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
34)先端総合学術研究科
1) 2012 年度第 11 回先端総合学術研究科教授会議事録(2012 年 10 月 16 日研究科教授会)
Ⅳ-①-33
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
2.
【点検・評価】
(1)効果が上がっている事項
2) 学部
1) 「2013 年度人材育成目的ならびに教学上のポリシー検証と改訂状況の集約について」(2013 年3月 25 日教学委
員会)集約結果
2) 「経営学部 2013 カリキュラム改革について」(2012 年3月 26 日教学対策会議)
3)研究科
1) 2011 年度 第 24 回 法学研究科委員会 議事録案(2013 年3月 27 日研究科委員会)
2) 2012 度入学生対象 法学研究科オリエンテーションおよびガイダンスについて(2013 年3月 27 日研究科委員会)
3) 2012 年度法学研究科研究科懇談会・報告(2013 年3月5日研究科委員会)
4) 2012 年度法学研究科改革について(案)(2011 年4月 26 日研究科委員会)
5) リーガル・スペシャリスト・コースのプログラム(履修モデル)の見直しについて(2012 年 10 月9日研究科委員会)
6) 2014 年度入学文学研究科入学試験要項
7) 2014 年4月入学者対象 理工学研究科大学院進学ガイダンスの開催について(2012 年9月 25 日研究科専攻長会議)
8) ポートフォリオ集計 2012 年度
9) スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(案)(2013 年 1 月 28 日教学
委員会)
10) 2013 年度 映像研究科における教学上のポリシー(2013 年3月5日研究科委員会)
11) 情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
12) 先端総合学術研究科ホームページ http://www.r-gscefs.jp/?p=768(最終アクセス 2013.10.22)
13) 先端総合学術研究科ホームページ(英語)http://www.r-gscefs.jp/en/?p=177(最終アクセス 2013.10.22)
14) 先端総合学術研究科ホームページ(韓国語)http://www.r-gscefs.jp/ko/?p=362(最終アクセス 2013.10.22)
15) 先端総合学術研究科ホームページ(中国語)http://www.r-gscefs.jp/zhcn/?p=364(最終アクセス 2013.10.22)
(2)改善すべき事項
2) 学部
1) 「経営学部 2013 カリキュラム改革について」(2012 年3月 26 日教学対策会議)
3)研究科
1) 2012 年度経済学研究科前期課程教学改善アンケート結果の概要(2012 年9月 25 日研究科委員会)
2) 経済学研究科前期課程カリキュラム改革について(2013 年3月 13 日教学委員会)
3) 2013 年度経営学研究科履修要項
4) 「7月24日研究科委員会後の大学院カリキュラム・入試改革の検討作業について」
(2012 年9月 25 日研究科委員会)
5) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)(2013 年3月 21 日研究科教授会)
6) 人間系教学展開の進捗状況と課題(2013 年3月6日スプリングレビュー)
7) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(言語教育情報研究科)
(2013 年2月 19 日研究科教授会)
8) 2011 年度受審 大学基準協会機関別評価「立命館大学に対する大学評価(認証評価)結果(Ⅲ大学に対する提言 二
努力課題 1教育内容・方法・成果(1)教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針 P.49 )
3.【将来に向けた発展方策】
(1)効果が上がっている事項
3)研究科
1) 2014 年度政策科学研究科カリキュラム改革について(2013 年3月 12 日研究科委員会)
2) 2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)(2013 年3月
26 日研究科教授会)
3) 2012 年度第 14 回公務研究科教授会議事録(2013 年4月3日研究科教授会)
4) スポーツ健康科学研究科 2014 年度開講方針(第2次案)(2013 年 10 月 15 日研究科委員会)
5) 2013 年度 映像研究科における教学上のポリシー(2013 年3月5日研究科委員会)
6) 情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について:2013 年3月 11 日教学委員会資料
7) 2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(先端総合学術研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
8) 2013 年度第1回経営管理研究科教授会議事録(2013 年5月 19 日研究科教授会)
9) 経営管理研究科カリキュラム・ツリー(2013 年7月7日研究科教授会)
10) 経営管理研究科カリキュラム・マップ(2013 年7月7日研究科教授会)
11) 2013 年度前期 経営管理研究科「振り返りシート」の配布と提出について
12) 経営管理研究科【国際経営、創造人材、マーケティング、F&A】振り返りシート
Ⅳ-①-34
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育目標、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針】
13) 経営管理研究科【アカウンティング】振り返りシート
(2)改善すべき事項
3)研究科
1) 2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(経済学研究科)(2013 年4月9日研究科委員会)
2) 人間系教学展開の進捗状況と課題(2013 年3月6日スプリングレビュー)
3) 人間科学系大学院博士課程および修士課程の新設・再編の検討にあたっての言語教育情報研究科の構想検討素案
(2013 年2月 15 日研究科執行部会議)
5.教育系機構
特記事項なし。
Ⅳ-①-35
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
【教育課程、教育内容】
1.現状の説明
(1)教育課程の編成・実施方針に基づき、授業科目を適切に開設し、教育課程を体系的
に編成しているか
1)大学全体
全学部・研究科の各年度開講授業科目については、前年度秋の機関会議(教授会、教学
委員会)1)にて審議決定している。とりわけ、教学委員会は、すべての学部・研究科の副
学部長・事務長を構成員とし、開講方針の内容を相互に点検・調整する機能をもっている。
なお、教学委員会は、学部・研究科の教学事項を全学的に調整する会議体として位置づけ
られている。
2)学部共通
2013 年度開講方針策定にあたっては、前年に引き続き、適切な授業科目開設の観点から、
①各学部主要科目(各回生の小集団教育体系に位置づける科目、コア科目、基礎的科目)
の学生への周知媒体、②教養・専門等の科目区分ごとの目標設定と学生への周知、および
科目区分における必修科目(=単位を修得しなければ卒業できない科目)、コア科目、小
集団科目、自由科目等の位置づけ、③卒業時質保証のための手立て(卒業論文・卒業研究
等の必修化またはそれに代わる検証可能な制度)について重点的に記載することとした。
また、2013年度には経営学部を除き、大きなカリキュラム改革は実施されないことを確
認している1)。
各学部における教育課程の体系性を示し、学生に対して適切な授業科目履修を促すため、
各学部において、下記のとおり「カリキュラム・マップ」「カリキュラム・ツリー」「履
修モデル」「カリキュラム科目配置表」「4ヵ年の履修の流れ」等々の資料を作成し、履
修関連資料に掲載するとともに、履修指導の材料として活用している。また多くの学部で
は履修要項の他に補助的な冊子を発行し、体系的な履修のツールとしている。
各学部における具体例は下記の表のとおりである。
各学部の設置科目の順次性と教育課程の体系性を示す資料の具体例
(2013年度各学部履修関連資料およびホームページより主なもののみ抜粋の上作成)
学部名
法学部
経済学部
資料名
出典
4ヵ年の学習の流れ
2013 年度法学部履修要項 pp.50-51
法学部のカリキュラム構造
法学部学びマップ(2013 年度版)pp.4-5
経済学部での学び
2013 年度経済学部履修要項 pp.46-47
カリキュラム科目配当表
2013 年度経済学部履修要項 pp.56-58
Ⅳ-②-1
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
系統履修
STEP IN 経済学(2013 年度版)pp.19-21
カリキュラム科目配置表
2013 年度経営学部履修要項 pp.46-47、pp.58-63
経営学部での4年間の学び
経営学部で学ぶために(2013 年度版)pp.14-16
産業社会
カリキュラム表
2013 年度産業社会学部履修要項 pp.2-13
学部
研究テーマの見つけ方・深め方
SANSHA HANDBOOK 2012pp.29-48
文学部
文学部における履修の流れ
2013 年度文学部履修要項 pp.48-51
経営学部
専門科目一覧(カリキュラム表)
同上
pp.86-91
学科別履修の方法と履修モデル
2013 年度理工学部履修要項 pp.40-160
カリキュラム
http://www.ritsumei.ac.jp/se2012/education/curriculum.html/
国際関係学
履修モデル
2013 年度国際関係学部履修要項 pp.6-11
部
学部開設科目の科目番号付番
理工学部
政策科学部
同上
pp.28-58
カリキュラム
http://www.ritsumei.ac.jp/ir/education/curriculum_2/
カリキュラム表
2013 年度政策科学部履修要項 pp.48-49
政策科学部における履修イメージ
同上
pp.68-69
系統履修図
同上
pp.70-71
2013 年度情報理工学部履修要項 pp.31-40
情報理工学
カリキュラム表
部
カリキュラム・マップ
同上
pp.41-48
カリキュラム・ツリー
同上
pp.49-52
映像学部
カリキュラム
http://www.ritsumei.ac.jp/ise/education/curriculum.html/
映像学部のカリキュラムと履修モデ
2013 年度映像学部履修要項 pp.43-55
ル
http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/education/index.htm
カリキュラム
薬学部
カリキュラム表
履修モデル
2013 年度薬学部履修要項 pp.42-45
同上
pp.60-61
薬学部6年間の学び
http://www.ritsumei.ac.jp/ph/education/feature.html/
学科別系統履修説明図
2013 年度生命科学部履修要項 pp.59-69(応化)、
学科別履修モデル
pp.71-83(生工)、pp.85-97(生情)、pp.99-111(生医)
カリキュラム
http://www.ritsumei.ac.jp/ls/education/curriculum.html/
スポーツ健
カリキュラム表
2013 年度スポーツ健康科学部履修要項 pp.30-33
康科学部
コース履修モデル
生命科学部
カリキュラム
同上
pp.37-40
http://www.ritsumei.ac.jp/shs/education/curriculum.html/
以下、各学部の項では、当該学部における教育課程編成・実施にかかわる取り組みのう
ち、特記すべき事項のみ言及する。
3)法学部
本学部の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、立命館大学法
Ⅳ-②-2
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
学部学部則(規程第 835 号、2010 年3月 19 日制定、同年4月1日施行、2012 年3月 16
日最終改正、同年4月1日施行)1)の別表第1に各別の単位および授業方法とともに列挙
されている授業科目を開設している。また、学部則の第4条第1項に基づき、司法特修、
公務行政特修、国際法務特修を、同条第2項に基づき、教育職員免許状の資格を得ようと
する者のために、教職課程を、それぞれ開設している。
本学部の授業科目は、学部則の第5条第1項に基づき、教養科目、外国語科目、専門科
目に分類されており、これらを4年間に配当するかたちで体系的に編成されている。この
うち専門科目には、同条第2項に基づき、学部基礎科目と専門化プログラム科目を配置し
ており、国際法務特修については、これらに加えて国際展開科目群を配置している。これ
らのほか、本学部において履修可能な授業科目として、副専攻科目、法学部英語副専攻科
目、選択外国語科目、自由科目があり、また、外国人留学生のための留学生科目がある。
卒業要件を 124 単位以上と規定している学部則の第7条第1項には、これらの教育過程に
おける位置づけを反映させるかたちで、教養科目 18 単位以上、外国語科目 12 単位以上、
専門科目 78 単位以上という枠組みのもと、それぞれについて詳細な卒業要件を設定してい
る。
なお、2012年度のカリキュラム改革により、本学部の体系的な教育課程の基本的な設計
において、第3セメスターまでに履修されるべき学部基礎科目が計26単位の構造に精選さ
れ、第4セメスターから履修される専門化プログラムの科目も精選されている2)。教養科目
については、本学部において独自にA群とB群の分類を設けて授業科目を配置している3)。
単位互換科目については、各年次における受講登録制限単位数に算入されることにして、
本学部における教育の充実を図っている4)。
4)経済学部
科目区分別の開設科目数状況は、経済学科については、教養 63 科目、外国語 52 科目、
専門 159 科目である。国際経済学科については、教養 63 科目、外国語 41 科目、そして専
門 151 科目である。カリキュラム・ポリシーに照らしながら、必修・選択必修の明確化、
体系的な科目編成に努めている。
教養科目については、A群からE群の科目に加えて、学部独自科目を置いている1)。
専門科目の「学部共通系科目」については、基本的に「コア系科目」
「ツール科目」
「学部
基礎科目」
「オナーズプログラム」から構成される。コア系科目は、経済学の基礎理論を「入
門」
、
「基礎」
、
「中級」の3段階のレベルに分けて学習する。ツール科目は、数学、情報処
理など専門を学ぶ上で不可欠な知識を修得する。学部基礎科目は、経済学の応用分野の中
でも最も重要な科目を学習する。オナーズプログラムは、高度な経済学の修得をめざす優
秀な学生向けのプログラムである2)。
経済学科では、2回生よりコースを選択し、学科科目の学習を始める。コースは、
「経済
戦略コース」
、
「ヒューマン・エコノミーコース」
、
「金融経済コース」
、
「環境・都市地域コ
Ⅳ-②-3
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
ース」の4コースから成り、それぞれのコースに「学科基礎科目」が置かれている3)。
国際経済学科では、国際経済学の諸科目を、理論・応用のカテゴリー別には「学科コア科
目」
、
「学科基礎科目」
、
「展開科目」に、分野別には「グローバル・エコノミー系」
、「国際
公共・開発経済系」に分類し、系統履修を促している4)。
演習科目については、1回生時の「基礎演習Ⅰ/Ⅱ」
、2・3回生時の「演習Ⅰ/Ⅱ」
、4回
生時の「卒業研究」から成る5)。卒業時の質保証制度については、
「リクワイヤード経済学」
、
「外国語ミニマム基準」によって実施している6)。
5)経営学部
経営学部では2013年度よりカリキュラム改革を実施し、学部教学全体のキーワードとし
て「グローバル・アントレプレナーシップ教育」を設定した。その中で回生ごとの学びの
ステップとして、1回生では「学びを知る」
、2回生では「学びを広げる」
、3回生では「学
びを深める」
、4回生では「学びをまとめる」を位置づけた。
1回生において「学びを知る」段階では、とくに基礎演習をより小規模化し、アクティ
ブラーニングを通じてより丁寧にリテラシー教育を行うとともに、専門基礎科目と外国語
教育をより充実させて2回生で学びを広げるための準備を行う。そして、2回生において
「学びを広げる」段階では、さまざまなタイプの留学やアントレプレナーシップ教育、難
関試験対策といったオプショナルプログラム、あるいは2012年度に豊富化された教養教育
を履修することで文字どおり学びを広げつつ、一方で、コース選択ごとに履修指定科目を
設けて系統履修を充実させ、3回生において「学びを深める」段階では、高度な専門科目を
履修しながら、より小規模化しアクティブラーニングが可能となった専門演習において自
らの学びを深めていく。そして、最終学年となる4回生では、2回生で広げた学び、3回
生で深めた学びを、卒業論文の執筆などを通して自らの「学びをまとめる」1)。
2013年度は、2010年度より実施しているカリキュラムの完成年度であり、また上記で紹
介した新カリキュラムの初年度でもあるため、2013年度開講にあたっての基本的な考え方
を以下のとおり確認している。
① 大阪いばらきキャンパスへの移転に伴うカリキュラム改革では、回生ごとの学びのステ
ップを位置づけている。2013年度は1回生で「学びを知る」段階であり、基礎演習など
アクティブラーニングを通じて丁寧にリテラシー教育を行い、基礎専門科目と外国語教
育をより充実させる。
② 2010年度カリキュラムが完成年度を迎えるため、
「卒業特別研究」の運用を具体化させ、
卒業時の質保証につなげる。
③ 旧カリキュラム生は2012年度をもって標準修業年限を終えるため、インス科目や総合基
礎経営学など、今後閉講していく科目について、丁寧な対応が必要となる2)。
6)産業社会学部
Ⅳ-②-4
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
教授会および全学教学委員会で承認された「2013 年度産業社会学部開講方針」に則り科
目を開設している1)。
クラス規模適正化の点では、専門演習および卒業研究の定員を 2007 年度カリキュラムか
ら 15 名へと小規模化したことで、
このカリキュラム下で初めての卒業生を送り出した 2010
年度以降、卒業研究の成果物提出率が大きく向上するという成果があらわれた。科目精選、
カリキュラムの簡素化については、2011 年度以降教職課程の高校福祉を、2012 年度以降精
神保健福祉士過程を廃止するなどの整理を行った。特に 2012 年度入学生から国際インステ
ィテュートの募集が停止となったことを受けて、産業社会学部では現行カリキュラムを維
持しながらも、国際教育履修モデル「グローバル・フォーカス」を展開し、次期カリキュ
ラム改革時の抜本的な国際教学プログラムの策定も視野に入れた展開をしている2)。
2011年度の前期集中教学委員会から次期カリキュラム改革の議論に着手しており、次期学
部改革における改革案を具体化する中で実現を図っていく。
7)文学部
教育課程の編成・実施方針に基づき、授業科目を開設し、教育課程を体系的に編成して、
学域・専攻別履修モデル、カリキュラム・マップ、文学部における履修の流れを提示して
いる。それを各学域・専攻ごとに「教学の手引き」に反映させ、概論科目の位置づけを明
確にさせる中で、履修モデルも提示している。
何よりも、学びの集大成としての卒業論文の作成に向けて、4年間を通じた小集団科目を
設置しているところに、最大の特徴がある。
8)理工学部
教育課程の編成・実施方針に基づき、授業科目を開設し、教育課程を体系的に編成して、
学科別履修系統図、学科別履修モデルを提示している1)。
9)国際関係学部
2011 年度カリキュラム改革に定めた教育課程の編成・実施方針に基づき、英語/Academic
English、初修外国語、基礎科目、小集団科目(基礎演習/Introductory Seminar、専門演習
/Advanced Seminar、卒業論文/Graduation Thesis)
、プログラム固有専門科目、プログラ
ム固有専門関連科目、地域研究科目からなる体系的な科目編成を行っている1)
2)
。
10)政策科学部
政策科学の有する学際的な性格ゆえに学部設置時に「一般教育と専門教育を一体化した
総合カリキュラム」として文部省(当時)に申請している。このように教養教育の位置づ
けが他学部と異なるが、ヴィジョン形成科目(コア科目、一般科目)を設置し、履修要項
でその「意義と目標」を明示し、政策科学の学びとの関連づけを明確にしている1)。
Ⅳ-②-5
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
2010 年カリキュラム改革にあわせて、カリキュラム・ポリシーに基づき、授業科目を適
切に開設し、科目群を体系的に編成していることを明示するべく、政策科学科目の系統履
修図を作成し、履修要項2)に掲載した他、1回生の履修ガイダンスで説明を行っている。
教学改革ガイドラインにそって、標準担当時間での授業担当となるよう最大限配慮する
よう開講方針に明記するとともに、特に、卒業時の質保証の観点から4回生配当科目の専
門演習Ⅱ及び卒業研究の指導を、学生の政策実践力の集大成に向けた重要な場として再定
義する。卒業論文の提出率の向上に向けて検討することを明確にした3)。
また、本学部の人材育成方針、個別科目(既存科目)の全体的な受講状況、政策科学科
目との関連性の強さ、科目精選、現時点での科目情報等の観点から検討した結果、科目の
新規開講・閉講、卒業要件の対象科目の範囲の見直し、2014年度からの新カリキュラムを
検討し確定した4)。
11)情報理工学部
2012 年度カリキュラム改革において、以下の変更を行った1)。
① これまで「総合教育科目」としていた分野名を「教養科目」に変更。
② これまで「基礎科目」群としていた「教養科目」と「外国語科目」に分離。
③ 「教養科目」配置科目の見直し(5群構成と設置科目増)
。
④3回生配当の英語科目として、
「科学技術英語1~4」の設置。
⑤ 初年次教育の充実を図るため、情報科目について、科目の新設・改変・クラスサイ
ズの変更。2011 年度は、専門基礎科目である「物理1」について、開講方針における受講
規模を 150 名程度としていたが、実際の受講登録者数が 400 名を超えたことから、学習の
質を保証するため、当該クラスを2クラスに分割する措置を講じた2)。
2011 年度は、コア科目・基礎的科目の「確率統計」
「情報理論」を2クラス増の4クラス
とし 120 名規模を実現した。
「情報基礎数学」
「計算機科学入門1・2」を1クラス増の3ク
ラスとし 150 名規模を実現した。
2011 年度には、学科ごとに作成したカリキュラム・ツリーを履修要項に掲載し、学生の
系統履修を促した。さらに 2011 年度には、2008 年度と 2012 年度カリキュラムについて、
カリキュラム・マップを作成し、2012 年度の履修要項に掲載した。これにより、学生に各
科目と人材育成目標との関係を明確にし,カリキュラムにおける科目配置の適切さを確認
することができた3)。
教学改革ガイドラインに策定されている項目に関しては、小集団教育科目や基礎的科目
の設定、卒業研究の必修化、科目精選や必修科目・選択必修科目の設定など、学部開設当
時より実施している。
12)映像学部
本学部は 2011 年度においてカリキュラム改革を実施し、2012 年度は新カリキュラムの
Ⅳ-②-6
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
2年目にあたる。同改革における大きな変更はクオーター制の廃止とセメスター制の移行
であり、2012 年度からは2回生配当までの科目がセメスター制へ移行している。一方で、
2007 年度カリキュラムにおけるクオーター科目は 2013 年度まで開講することとし、2012
年度においても新旧カリキュラムが交錯する講義においては新規のセメスター科目と同科
目に該当するクオーター科目を同時開講することで、教学上における質を維持した1)2)3)4)。
教養教育科目として開講している科目(
「特殊講義(映像学)
」
)については、2013・2014
年度においても継続して本学部独自科目とするが、そのうち、特殊講義(映像学)
(GE)
「映像文化のアーカイブ」ならびに特殊講義(映像学)
(GD)「インタラクティブ空間デ
ザイン」については、2012 年度より学部独自科目として映像学部の単独開講とした。さら
に「2015 年度カリキュラム改革」を進めていく中でこれらの科目についての専門科目化を
検討中である5)。また、専任教員を科目コーディネーター(教養基本担当者)と位置づけて
各担当者間の調整を行う体制については、専門科目の学修に対する動機づけの側面も重視
する観点から、今年度も継続している6)。
今次の開講方針は、2011 年度カリキュラム改革の内容を反映させ、教室の移動時間を考
慮した科目の再配置や、外国語科目において改善したクラス規模を維持している。また、
2013 年度の時間割についは、2012 年度前期より教授会で検討を始め、教授会での審議を経
て、決定している7)
8) 9)
。
加えて、2012年度からは「2015年度カリキュラム改革」をにらみ、それに必要な教員体制
の整理を進め、
「教員組織整備計画」という形で整理した10)。この計画と改革議論を踏まえ、
映像表現の基礎力を醸成できる人員、音響教育の充実化を果たせる人員ならびに初年次教
育や教養教育を担う事のできる幅広い識見を有した教員の配置の必要性を確認しつつ、
2014年度着任をめざした採用実施体制を固めているところである。
13)薬学部
生命科学部と合併開講していた科目のうち、いくつかの専門科目については、薬学教育
モデル・コアカリキュラムに沿った授業内容とするために、2012 年4月から単独開講とし
ている1)。
14)生命科学部
教養教育改革の内容を精査し、前年度より学部生が受講できる科目を増やしている1)。
また、学生自身の計画的・系統的な科目履修を促すため、学科毎に専門科目における「カ
リキュラム表」2)、
「系統履修説明図」3)、「履修モデル」4)を整備して履修要項に示し、
学科別の学びの構造を学生に理解させ、教育課程の体系性と順次性を明らかにしている。
15)スポーツ健康科学部
2010 年4月に開設した新学部であり、設置認可申請した内容を確実に履行する必要があ
Ⅳ-②-7
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
る。その枠内で、2012 年度の全学教養教育改革における新プランを部分的に組み込むこと
が可能か、あるいは設置認可申請を経て設置した学部であり、完成年度後まで困難である
かなど、全学の教養教育の責任機関との協議を含めて、検討を進めた。その結果、本学部
は完成年度に向けて学年進行中であるため、教育課程(カリキュラム)の変更は行わない
ことを原則としつつ、最小限の調整事項として、2012 年度の全学教養教育改革に対応して、
2012 年度入学生より7科目について従来の特殊講義から通常科目へ変更し、開講すること
を決定した1)。専門教育科目についても同様であり、設置認可申請内容の確実な履行を進め
ている。なお、設置認可申請にあたっては、適切な必修科目の設定、科目区分・科目小区
分ごとの要卒単位数の設定、講義科目の精選、年間受講登録可能単位数の抑制などはかっ
た。履修要項には、履修モデルも明示している2)。
新学部であることから、学生の4年間の履修状況、単位取得の状況などについては、完
成年度である 2013 年度より本格的な分析・検討を開始する。なお、2011 年度後半期より
教学ポリシーの具体化・可視化に向けたワーキングを編成し、2012 年度から教授会・研究
科委員会のもとに副学部長を責任者とする教学委員会を設置して検討を進めることを決定
した。その上で、ポリシーの具体化・可視化とあわせて、企画委員会と教学委員会が連携
した拡大教学委員会を編成し、2014 年4月実施をめざして、2012 年9月にはスポーツ健康
科学部教職員の合同研修会も開催し、次期カリキュラムの検討を進めた3)。
以上を踏まえ、学部の 2014 年度カリキュラム改革を決定した4)。
17)研究科共通
これまでの取り組みと同様、全研究科において全学の取り組みにあわせた開講方針を取
りまとめ、全学会議において審議・承認している1)。また、院生が入学から課程修了までの
研究指導を中心とした流れを示すフローチャートは、全研究科にて作成のうえ、履修要項
等で学生に明示する取り組みを行っている2)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
(1) リーガル・スペシャリスト・コースは、法律学の知識を必須とする職業分野で活躍
できる人材育成をめざすものであり、法政リサーチ・コースは、法律学・政治学領域
における問題意識および学問的関心をより深く掘り下げ自立した研究活動を行える豊
かな学識教養を持った人材の育成を目的としている。このような大学院の外国語教育
において求められるのは、専門的な語学能力を修得であるとの認識から、従来の専門
外国語科目を廃止し、院生が研究者や高度専門職業人として将来国際的に活躍するこ
とを想定して、専門的な文献を読解できる力をつける「法政専修英語」
、
「法政専修フ
ランス語」
、
「法政専修ドイツ語」
、「法政専修中国語」を開講している1)。受講者数は
Ⅳ-②-8
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
10 名(英語5名、ドイツ語1名、フランス語1名、中国語3名)であった。
(2) リーガル・スペシャリスト・コースにめざされる進路の一つである公務員について
は、受験科目にあたるリーガル・スペシャリスト・コースの法律系科目の履修ととも
に、法務能力の基礎を修得させる科目の創設と政策法務という観点からの政策立案能
力の養成にも対応した科目の創設が必要であり、後者の政策法務能力の基礎を身につ
ける特定の科目として「法政特殊講義(政策法務論)
」を開講した1)。受講生は8名で
あった。
19)経済学研究科
コア科目の選択必修化や応用経済研究の新設などを内容とする 2013 年度カリキュラム改
革に基づく 2013 年度開講方針を策定した1)。
20)経営学研究科
2013 年度カリキュラム改革における主要な変更点は、
(1)博士課程前期課程(以下、前
期課程という。
)コース制の廃止、
(2) 系統的履修(研究方法科目群、基幹科目群、展開
科目群、研究展開科目群の設置)と研究方法科目(
「研究方法論」
「統計学1」
)の必修化で
ある1)。
21)社会学研究科
社会学研究科GPについては、プログラム1年目の履修指定科目を通年開講からセメス
ター開講に変更し、院生の研究計画にあわせて柔軟に履修できるよう改善を図った1)。また、
先進プロジェクト研究については、多様な院生のニーズに適用できるよう、2012 年度から
1クラス増の5クラスで開講した2)3)。
22)文学研究科
2014 年度の文学研究科改革に対応した教育課程の構築を行った。なお、改革の骨子は、
以下の3点である1)。
①行動文化情報学専攻の新設
②現行の3コース制から「研究一貫コース」と「高度専門コース」の2コース制への移行
③2012 年度文学部改革に対応した新専修(現代東アジア言語・文化学専修」
、
「英語圏文化専
修」
、
「文化情報学専修」
、
「考古学・文化遺産専修」
)の設置。
また、具体的な改革の内容は以下のとおりである。
(1) 従来の人文学専攻の教育目標・人材育成目標に加えて、新設の行動文化情報学専攻
の目標を「人文学と情報科学を有機的に統合し、伝統的な人文学と実践的な情報科学
が探究してきた方法論を修得し、情報技術を活用して成果を外向きに共有・発信でき
る能力を備えた人材を育成する」と確定した(2012 年 10 月 23 日・11 月6日、文学
Ⅳ-②-9
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
研究科委員会)1)。
(2) 上記の教育目標の実現に向けて、各専修の専門科目および研究科共通科目の見直し
を行い、より充実した教育のためのカリキュラム編成を行った(2012 年 10 月 23 日・
11 月6日、文学研究科委員会)2)3)。
(3) 現在『履修要項』で公開している博士学位授与までのフローチャートを見直し、改
善を行った(2012 年 10 月 23 日・11 月6日、文学研究科委員会)1)。
(4) 3コース制の再検討を行い、研究科改革における2コース制への移行を決定した。
また、ツール系科目の内容設定を見直すことで、共通科目の充実化を検討した(2012
年 10 月 23 日・11 月6日、文学研究科委員会)2)3)。
(5) 「日本文化研究」等の英語による講義を引き続き設置した4)。
23)理工学研究科
前期課程の 2012 年度のカリキュラム点検を実施し、共通科目の精選化に重点を置いて
2014 年度カリキュラム改革について検討した。
理工国際プログラム外国人留学生のための日本語科目の 2013 年度開講を検討し、2013
後期より開講を決定した。また、前期課程・環境都市専攻建築都市デザインコースにおけ
るスタジオデザインプログラム II(修士設計)の 2014 年度開始に向けてプログラム内容を
具体化した1)。
24)国際関係研究科
カリキュラム改革議論の中で、検討することとしていたが、カリキュラム改革時期を延
期したため、策定できなかった。研究科改革の議論実施にあたっては、現状のカリキュラ
ムの実情(開講・受講状況等)を吟味したうえで、各分野において適切かつ系統的な科目
配置を可能とするべく検討を行ったが、開講を支える体制も含め、時間をかけた丁寧な議
論の必要性が指摘され、2013 年度も引き続き検討を行うこととなった1)。
25)政策科学研究科
日本人院生に対して、政策科学研究科は、理論と実践をつなぐ政策研究の場を提供して
きた。また、留学生入試が多様化するなかで、外国人留学生のニーズも考慮し、人材育成
目標やディプロマ・ポリシーを基にした教学の展開をめざしてきた。日本でのフィールド
ワークの場などを含め、ポリシーに対応した教育への努力を行ってきた1)。
26)応用人間科学研究科
(1)コースナンバリング、および各領域、クラスターの人財育成目標にあわせた履修科
目を精選した。2013 年度の履修にあわせたタイミングで、公表する予定である1)。
(2)2015 年度の人間系大学院の設置、改編(修士、博士)にあわせて、議論を進めてい
Ⅳ-②-10
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
る2)。
(2013/2/5、2/12 人間系大学院打ち合わせ会)
。応用人間科学研究科は、人
間科学研究科(修士、博士)として改変、設置に向けて議論を進めている。応用人
間科学研究科は、理論と実践の相互還流の中から対人援助学の創造を理念としてい
る研究科である。そのため、現場で実践活動を行っている社会人が学びやすいカリ
キュラム、履修の仕組みを検討している。プロジェクトベースド・ラーニング(P
BL)や現場での授業(Genba Based Learning; GBL)を取り入れた履修の仕組
みを検討している。
27)言語教育情報研究科
1)履修要項にも記載しているカリキュラム・ポリシーに基づき、英語教育学・日本語
教育学・言語情報コミュニケーションに対する「コース共通科目」
、
「コース専門科目」
、
「コース演習科目」
、
「教職系専門科目」
、教育現場での実践演習である TESOL・日本
語教育実習など、教育課程を体系的に構成している1)。
2)次年度の開講方針については、執行部会議と教授会で丁寧な審議を行って、カリキ
ュラム構成の整合性や有効性などを確認の上、決定している2)。本研究科で当然開講
すべきであった「英語学習文法論」等の科目を 2013 年度から開講することを決定した
3)
。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
カリキュラム・ポリシーに基づき、前期課程においては、基礎科目、コア科目、展開科
目、選択科目に分けて体系的かつ広範に学べるようにし、また、プラクティカムとよばれ
る企業の課題を解決する実習講義を行うことで、理論と実践を兼ね備えたカリキュラムを
提供している。また、博士課程後期課程(以下、後期課程という。
)においても、カリキュ
ラム・ポリシーに則り、論文執筆に必要な分析手法を学ぶコースワーク科目(選択科目)
と論文執筆のための研究指導科目を提供している1)。
29)公務研究科
公務研究科では、自治体等における実習的な研究の場として、「地域共創プロデューサ
ー育成プログラム(2011、2012 年度ポストGP)」にもとづく研究員としての派遣の仕組
みを活用してきたが、2012 年度をもってポストGP科目が終了するため、引き続き公務の
現場を学ぶ課程を維持すべく、カリキュラムの変更を行うことになった1)
2)
。
31)映像研究科
人材育成目的、ポリシーに対応した教学課程の構築をすすめるうえでゾーンごとに課題
となっていた学修カルテの蓄積、並びに院生と教員間の情報共有を具現化するべく
manabafolio の活用方法に関する情報交換会を担当教員を対象に実施した。その他の施策に
Ⅳ-②-11
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
ついてはサブジェクト・ゾーンごとに言及する。
1)初年次教育
入学時より開講される小集団演習科目「映像研究演習」の位置づけと内容について、
今年度入学した8名の院生実態に即した細やかな指導体制を確立するため、各サブジェ
クト・ゾーンより選ばれた「映像研究演習」担当教員が定期的に打ち合わせを行い、院
生集団に対する全体的な指導・助言と個別院生への対応・アカデミック・コンサルテー
ションを組み合わせた重層的な教育指導を実施した。
同時に学生の研究テーマにより特化した導入的指導を進めるため、研究科所属教員と
の「懇談」の体制を確立した。
また担当体制が変更してもこれら一連のシステムの継続を実現するために指導の流れ
を形式知化した1)。(2012 年度「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課
題整理について)
2)リニア映像ゾーン
今年度の入学生の中で学部の映像系実習をリメディアル教育として受講した学生が複
数でたが、院生のニーズを取り込む形での教学体制を迅速に整理しそれにあわせてリメ
ディアル教育を実施した2)。
3)インタラクティブ映像ゾーン
本年度は当該3つの観点②ゲームデザイン、②インタラクティブ映像技術・VR技術、
③インタラクティブ映像コンテンツビジネスの連携性を明らかにするべく当該ゾーンの
座学系講座においてテクノロジー・マネジメントの概念を、ゲームデザイン、映像技術・
VR技術を連携させる形で解説した。一方、
実習系授業を含めた連携などについては 2015
年度カリキュラム改革をすすめる中で有機的連携の具体策について議論を重ねた。
4)映像デザインゾーン
アーカイブデザイン論においては、2012 年度計画を踏まえ、さまざまな分野における、
保護とビジュアリゼーションに重点を置きながら授業を構築した。
(*2012 年度シラバ
ス)
また、ビジュアリゼーション実習においても、2012 年度計画を踏まえ、各受講生の研
究に関連する興味関心に接続させるような問題設定を行う授業として実施した3)。
5)映像文化資源ゾーン
映像資源のマネジメントを実践することから、映像文化資源の運用と開発を可能とす
ることを目的に、学術的研究に不可欠なライティング、読解能力、発表能力 の確立を進
めた。
また、映像資源の制作に必要なスキルと態度の醸成については、
「科学映像の制作理論
と制作」において長野県でのフィールドワークを実施し、現地での実践的な学びによっ
て実現する4)。
(2012 年度研究実践活動補助金申請書)
6)他分野からの入学生への配慮
Ⅳ-②-12
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
2013 年度からのカリキュラム改革をめざして、他分野、他大学からの入学生を年頭に
おいて、ミスマッチ受講を防ぐため、シラバスにおいてプログラムの内容を概要として
分かりやすく明記した。また、リメディアル教育のために受講可能としている学部にお
ける上回生向け実習科目に関する周知を徹底した2)。
32)情報理工学研究科
2014 年度カリキュラム改革と併せてカリキュラム・マップの検討を行った。さらに、人
材育成目的、ポリシーへの国際化対応の記述の追加に伴い、「科学技術英語」の新規開講、
グローバル科目を設定して学生の英語力向上を図るカリキュラム改革案を作成した1)。
また、人材育成目的として 2014 年度カリキュラム改革で追加した、
「グローバル化に対
応できる人材の育成」を先取りし、外国人留学生と日本人学生が共に学ぶ、
「グローバルI
T人材育成プログラム」を 2012 年度後期より開始した。2012 年秋入学の外国人留学生2
名とともに、大学院進学予定の学部4回生の先行履修生を募集し、トータル 11 名でスター
トしている。2013 年度に関しては、文科省の「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プ
ログラム」に採択されたことに伴い、外国人留学生が大幅に増加する見込みである2)3)4)。
(2)教育課程の編成・実施方針に基づき、各課程に相応しい教育内容を提供しているか。
1)大学全体
毎年度、全学部・研究科がそれぞれ次年度開講方針を当該学部・研究科教授会の議をへ
て、教学委員会に提起し、開講に先立つ全学的な調整を図ることにより、各課程にふさわ
しい内容かどうか相互に点検している。
2)学部
学士課程にふさわしい教育内容を明示するために、各科目のシラバスに「到達目標」を
明示して、当該科目を修得できる基準・目安として明らかにしている1)。
また、学士課程における全学共通教育の状況としては以下のとおりである。
外国語教育は、
「2013 年度言語教育センター開講方針(第2次案)
」2)において、
「開講
にあたっての基本的な考え方」として「学部の人材育成目標との関連を踏まえた開講を心
がける。
」を掲げて、学部教育に相応しい教育内容を提供することとしている。
教養教育は、
「教養科目開講方針(第2次案)
」3)において、
「各学部固有の教学理念や人
材育成目標を尊重しながらも、学部間にみられる教養教育の位置づけ方や教養科目の開講
方針の差異をなくすとともに、総合大学の特長を活かした全学共通・教養教育の「立命館
スタンダード」
」の確立を確認し、教養科目を提供することとしている。
また、交換留学などの海外派遣および国際教育についても、
「2013 年度国際教育センター
(海外派遣プログラム)開講方針(第2次案)
」をさだめ、教学委員会における審議・承認
Ⅳ-②-13
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
を経て実施している4)。
以下の項においては、各学部の課程の特色等を踏また教育内容を提供するための取り組
みとして、上記のほかに記載すべき事項を述べる。
3)法学部
本学部の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、適正な学習条
件を確保するため、小集団の専門科目についてもクラス規模を重視しており、1回生配当
の基礎演習は、そのクラスが基本的に引き継がれる法学ライティング、ケース&ライティ
ング(司法特修)、公務行政基礎(公務行政特修)
、国際関係法基礎(国際法務特修)とと
もに、1クラス 40 名以内になるように開講しており、すべてのクラスを本学部所属の専任
教員が担任している。3回生配当の専門演習は、1クラス 16 名を定員として開講しており、
その大部分は本学部所属の専任教員が担任している。学部基礎科目については、受講者の
動向に着目しながら、必要に応じて受講クラスを指定しており、その大部分も本学部所属
の専任教員が担当している1)。
教育内容の適正化や標準化のために、基礎演習、法学ライティング、ケース&ライティン
グ、公務行政基礎、国際関係法基礎のほか、複数の授業科目により構成される学部基礎科
目についても、担当者会議を開催して意見交換による授業改善を促進している。
従来の専門科目に加えて、本学部開講責任の教養科目についても 2011 年度より定期試験講
評を配布して、受講者による復習を促進している2)。
また、各授業科目の教育内容や到達目標を明快に提示する科目概要を作成し、随時その
精緻化を進めるとともに、学生に対して周知徹底を図っているほか、カリキュラム・マッ
プ、カリキュラム・ツリー、履修系統図も整備しており、2013 年度履修要項等に掲載して
いる3)。
4)経済学部
経済学科では、幅広い経済の知識、経済学の素養を身につけ、経済問題の解決を提案で
きる能力の育成をめざしており、
「経済戦略コース」
、
「ヒューマン・エコノミーコース」
、
「金
融経済コース」、「環境・都市地域コース」のそれぞれに分野特有の科目を置くとともに、
展開科目については、各学生の興味に応じて学ぶことができるよう、相互に履修可能な科
目を多く配置している1)。
国際経済学科では、高度な外国語運用能力、幅広い国際経済の知識、国際経済学の素養
を身につけ、国際経済問題の解決を提案できる能力の育成をめざしており、
「グローバル・
エコノミー系」、「国際公共・開発経済系」の科目をそれぞれ配置するとともに、外国語科
目と専門外国語科目の学習にも大きなウェイトを置き、経済学科よりも厳しい英語のミニ
マム基準や専門外国語科目の卒業要件を課している2)。
Ⅳ-②-14
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
5)経営学部
2013 年度カリキュラム改革によって、教育課程の編成・実施方針を回生毎、外国語の習
得、教養科目などの幅広い学びとして明確にしており、それにしたがって、各学科、各コ
ースにおける系統的履修が可能なように、編成している1)。2012 年度以前の入学生につい
ても基本的に同様に、教育課程の編成・実施方針に基づいて、各課程に相応しい教育内容
を提供している2)
3) 4)
。
6)産業社会学部
学生が自ら人材育成目的に沿った本学部に相応しい履修計画を立てやすくするために、
学生と学部との話し合いの場である五者懇談会において、2013 年度の新入生向け冊子
「SANSHA HANDBOOK 2013 産業社会学部で学ぶ-入門編」1)において、学生の履修
希望分野に応じた履修モデルをわかりやすく明示することを確認した。
なお、2011 年度に本学が策定した「学士課程教学改革ガイドライン」と関連して、本学部
に相応しい教育課程・教育内容の提供の課題と関わりから、下記の対応をとっている。
(1)4年間の一貫した小集団教育体系に位置づける科目の設定
1回生では、基礎演習ⅠおよびⅡ、2回生ではプロジェクトスタディ、3回生では
専門演習、4回生では卒業研究を、それぞれの回生の小集団科目として位置づけて設
定している。
(2)大学での学びに切り替え、主体的に4年間学ぶための出発点となる初年次教育のあ
り方
「さんしゃリテラシー科目」を設定し履修要項において明示2)している。中心となる
基礎演習についてガイドラインを定め、1回生向けの冊子「SANSHA HANDBOOK」
を活用して着実な授業運営を図っている。
(3)回生ごとのコアとなる科目および基礎的科目3)
学部全体にわたる基礎科目、各専攻の専門コア科目を設定している。
(4)卒業時の質保証を行う手立て(「卒業論文」の必修化もしくはそれに代わる検証可能
なシステムなど)
卒業研究の必修化を次期学部改革において実現することをめざし、学部改革検討委員
会、およびカリキュラム改革WGにおいて検討を行っている。
(5)小集団・コア科目等のクラス規模について4)
1回生小集団:35 名以下となるようクラス編成を行っている。専門演習:15 名を基
準としている。コア科目および基礎的科目:300 名以内で開講している。英語で講義
を行う科目:100 名以内としている。
(6)科目区分ごとの開設科目数を学科専攻ごとの必要単位数の2倍以内とする対応
学部改革検討委員会で検討を行っている。
Ⅳ-②-15
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
(7)科目区分毎の目標明示を通じて、必修科目・選択必修科目を設定すること
現行カリキュラムにおいて設定してあるが、学部改革に連動する次期のカリキュラム
改革にむけて検討を行う。
(8)学生の年間登録単位数=40 単位を基準とする措置
すべての学年にわたって上限が 40 単位とはなっていない。
(9)学部専門科目において、2年連続して 400 名を超えた講義科目は翌年度複数クラス
開講することを基本とすること
ルールとして明文化されてはいない。
(10)2年連続して受講登録者が5名未満の科目は科目のあり方を見直すこと(隔年開講、
閉講など)ただし、演習・資格取得に関わる科目は例外を認める。
科目の性格を考慮して個別に判断している。
(11)同一科目の担当者会議などのFDの強化
基礎演習、プロジェクトスタディにおいては懇談会を組織して、授業内容の平準化が
はかられるよう取り組んでいる5)。
(12)専任教員の標準担当授業時間数を5とする措置
全学方針に従って取り組んでいる。
(13)科目精選と開講コマ数の削減により専任率悪化を防ぐとともに、設置基準の遵守に
もとづき専門科目・教養科目の如何を問わず、主要科目は専任教員が担当すること
により専任率を向上させる措置
学部改革に連動する次期のカリキュラム改革に向けて検討を行っている。
7)文学部
文学部全体の目標に加えて、専攻ごとに、学士課程教育にふさわしい科目を提供し、必
要な科目をマッピングして提示している。学域・専攻の「教学の手引き」は、それを学生
に理解させる役割を担って作成されている。
8)理工学部
学生自身が計画的な学習を進められるよう、各学科の教育課程の編成をカリキュラム・
ツリーやカリキュラム・マップのかたちで整理し、履修要項「学科別専門科目」の項目に
おいて、11 学科それぞれに明記している1)。
これにより、学生は各学科での学びを容易に展望できるようになっている。
カリキュラム・ツリーやカリキュラム・マップは学生の主体的な学びを補助するための施
策として効果的に機能しているが、学生自身からの要望や意見を取り入れることで、毎年、
その内容の点検と更新を行っている。その効果については、学生との直接的な意見交換の
ほか、アンケート調査や到達度検証試験等によって評価している。また、その内容の一部
については、全学の教学会議体の場で報告している2)
Ⅳ-②-16
3)
。
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
9)国際関係学部
2011 年度カリキュラム改革にあたり、教育課程の編成・実施方針の策定と並行して,学
部の人材育成目的・教育目標および国際関係学専攻およびグローバル・スタディーズ専攻
の特色からみてより適切なものとなるよう,個々の科目の個々の科目についても名称や内
容の見直しを行った1)。
10)政策科学部
学生の履修計画支援のために、各年度のガイダンスで履修指導を行うほか、言語と技法
科目群については1回生後期にもガイダンスを実施し、履修計画に必要な情報の提供を再
度行っている。また、専門科目の科目概要、3系列の概要、政策科学部のコア科目である
政策科学演習科目の概要、また、政策科学部における学びと各科目群の位置づけについて
は、学部履修要項に記載し周知を図っている1)。
11)情報理工学部
科学技術の意義を社会的な関連の中でとらえられる素養を身につけるため,教養科目で
の学習を通して幅広い知識を修得することで,専門的な知識や技術の社会への貢献に関す
る理解への導入を図っている。また,理工系分野の学習では前提となる十分な基礎学力が
要求されることが多いことから,数学などの自然科学に対する知識や計算機に関する基本
的な理解の上で,専門的な情報技術を学ぶようカリキュラムを構成している1)。
毎年度の開講にあたっては、開講方針2)に基づき、教務委員会において開講クラス数や
担当体制の検討を行っている。また、
「情報理工学序論1」や「プログラミング演習1・2」
等、複数クラス開講を行っている科目については、各科目の世話人を中心に担当者会議を
開催し、授業内容や評価等の平準化を図っている。さらに、2012 年度にカリキュラム改革
を実施することから、特に「情報理工基礎演習」
(「情報理工学序論1」より変更)や「情
報倫理と情報技術」
(新設科目)については、教学課題検討委員会3)における議論を踏まえ、
授業内容等を確定した。
各科目に対する学生からの要望や意見については、授業アンケートやインタラクティブ
シートを通じて把握4)し、授業内において、フィードバックしている。また、自治委員会
との間で、年2回開催している五者懇談会や年数回実施している教学懇談会においては、
教学全体に関わる意見交換を行っている。
12)映像学部
2010 年度に提起した 2011 年度カリキュラム改革において、本学部での養成をめざす人
物像をイメージとした履修方法を「5つの履修モデル」として履修要項に明示し1)、セメス
ターごとのガイダンスにおいて履修指導を行っている2)
Ⅳ-②-17
3)
。
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
教養科目については、実践的な専門科目を多数有する映像学部にあって、豊かな想像力
と、高度な知性を包括的な磨くうえで重要な役割を果たしていると考えており、映像文化
の歴史に通じ、社会の動きから伝えるべき主題を見つけ出す感性と知性、主題を他者に伝
えるに相応しい的確な表現方法と媒体を選び取る能力と表現力の育成を行うために、映像
学部の専門的知識の土台として教養科目の中から、20 単位以上を修得することを卒業要件
としている。2012 年度は、2011 年度に再選定した科目を引き継ぎつつ、教養改革に対応し
た科目配置を行った4)。
専門科目については、映像コンテンツの研究および企画、制作、活用に関する専門的知
識を習得することを目標としている。実習科目によって、獲得した知識や技術を活用し、
自ら映像コンテンツをプロデュースする力を養うほか。学生が将来のキャリアデザインを
明確にしつつ体系的な履修を進めることができるように、専門科目の中に「キャリア形成
科目」をおき、インターンシップ型の授業を学部独自に開設することにより、映像プロデ
ュースの現場体験を通して、実践を踏まえた経験を蓄積できるようにしている。2012年度
は、2011年度カリキュラムの2年目にあたり、新たに2回生配当科目を開講した5)。
13)薬学部
薬学教育モデル・コアカリキュラムとの対応を明確にするために、薬学部で開講する各
授業と同カリキュラムの到達目標(SBOs)との対応表を作成し1)、薬学部の授業の中で
すべてのSBOsが実施される体制をとっている2)。
14)生命科学部
「豊かな教養や国際化の進展に対応できる素養の修得」のため、各々の目的・興味に応
じた教養科目を開講している1)。また、生命科学部の学問領域の特長を踏まえて、研究成果
を英語で国際的に発信する能力を養成することを目的に、プロジェクト発信型英語プログ
ラムを実施している2)。
生命科学は物理、化学、数学、生物学などを基礎とした総合科学であり、これら基盤と
なる科目を偏りなく修得する必要がある。この点が解るように、履修要項に系統履修説明
図3)、履修モデル4)を明記している。また、履修要項のカリキュラム表5)も、各学生の回
生毎の履修科目、取得単位数と要卒単位数との関連が解るよう工夫している。入学時のガ
イダンス時6)、1回生での成績返却時7)、また単位僅少者への面接時8)に、各学科の教務
委員を中心に、履修計画について説明、指導するとともに、学生からの質問・意見等に対
応できるようにしている。
各科目の教育内容および到達目標については、シラバスで学生に明示するとともに、試
験実施後に「定期試験講評」9)を行うことで、科目の教育内容、到達度についての確認を
行っている。
Ⅳ-②-18
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
15)スポーツ健康科学部
適切な受講環境を確保し、丁寧な学生指導を行う趣旨で、リテラシー科目は簿記入門を
除き、複数クラス開講している。リテラシー科目の中で、
「日本語表現法」
、
「基礎数学」
、
「基
礎理科」は習熟度別、もしくは高等学校での履修状況別のクラス編成としている。また、
基盤科目の中の必修科目である「スポーツ健康科学」、「スポーツマネジメント論」、「基礎
機能解剖論」、
「コーチング論」をコア科目とし、単位未取得者の迅速な単位回復などを趣
旨に前期・後期とも開講するとともに、全科目を専任教員が担当している1)。
17)研究科共通
大学院では、
「教員任用基準および大学院担当資格の運用に関する全学ガイドライン」に
基づき、各研究科において教育研究業績を主な対象とした厳格な審査を行い、それに合格
した教員に期限付の大学院担当資格を付与することで、教員の質を担保している1)。
また、既述の研究指導フローチャートに加え、カリキュラム・マップなどの作成・明示
により、カリキュラムの系統性・体系性が分かるように示すことを確認している2)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
2012年度カリキュラム改革を実施し、学部との共同開講の解消やキャリア形成の観点か
ら外国語科目を見直した。今回の見直しにあたり大学院の外国語教育において求められる
のは、文献の読解を中心とする専門的な語学能力を修得であるとの認識から、従来の専門
外国語科目を廃止し、院生が研究者や高度専門職業人として将来国際的に活躍することを
想定して、一定レベルの専門的な文献を読解できる力をつける科目に改編した。また、研
究科全体の科目のなかで民事法系(民事法Ⅰ系・民事法Ⅱ系)の科目数が多く、内容面で
も整理を行う必要があったことから、民事法系科目の統廃合を行った1)2)3)。
19)経済学研究科
2013 年度カリキュラム改革においては「人材育成目的の達成を確実にするための履修シ
ステム確立」と「多様な学びの確保による教育の質向上」を取り組むべき課題と定め、
「コ
ース毎のコア科目の選択必修化」
「履修実態を踏まえた科目精選」「新設科目:応用経済研
究および Applied Economics による多様性の確保」
「新設科目:リサーチセミナーによる税
理・財務コースにおける集団指導体制確立」
「課題研究廃止」等を経済学研究科カリキュラ
ムに導入することとなり、これに応じた研究科則の改訂を行った1)。
20)経営学研究科
2012 年度までのカリキュラムにおけるスペシャリスト・コース(経営学部・商学部卒業生)
Ⅳ-②-19
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
とビジネスキャリア・コース(他学部卒業生)は、入学時における経営学学修の到達状況に
着目したものであり、研究内容および進路の点で明確な相違がなかった。また、カリキュ
ラムの構成の点でも、基幹科目群、研究方法科目群、研究方法科目群、外国文献研究・英
語開講科目群の受講登録数の違いを設けて履修指導を行うという点に違いはあるが、強制
力をもったものではなかったためである1)。
21)社会学研究科
共同開講科目(学部=大学院共同開講科目)については、2011 年度は 2007 年度カリキ
ュラムに基づく運用とし、社会学研究科を開講責任として大学院レベルの授業を行ったが、
共同開講科目はコンプライアンス上問題であることが指摘されており、社会学研究科およ
び産業社会学部においては 2012 年度にすべての共同開講科目を解消し、各課程に相応しい
教育内容を提供できるようにしている1)2)。
22)文学研究科
新体制への移行に伴い研究科共通科目の科目群を再編成し、共通科目を増設した。特に
前期課程においては、2コース制(
「研究一貫コース」
「高度専門コース」
)の教学に適った
科目を設置することとした。また一部の科目は、より授業内容が反映された名称に変更し
た1)2)。
23)理工学研究科
共通科目の精選化に重点を置いて 2014 年度カリキュラム改革について検討した1)。技術
経営に関する科目を理工学研究科として独自に開講するように再編を行い、GRGPを継
承する英語科目(英語プレゼンテーションに重点を置いた科目)の他に科学技術英語ライ
ティングに重点を置いた英語科目1科目を新たに開講することについて研究科委員会での
議決を得た。
理工国際プログラム外国人留学生のための日本語科目の 2013 年度開講を検討し、2013
年度後期より開講することを決定した。また、2014 年度の英語基準共通科目について、日
本語基準科目に対応する改定を行うことについて研究科委員会での議決を得た。
24)国際関係研究科
2013 年度開講計画中で合併開講を完全に解消し、大学院の課程に相応しい教育内容を提
供している1)。
26)応用人間科学研究科
コースナンバリング、および履修科目の精選によって、6科目を開講しない方針とした。
また、2013 年度カリキュラム策定にあたり、集中講義を 10 科目から6科目のみの開講
Ⅳ-②-20
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
と、4科目削減した1)。また 2013 年度以降は学校心理士の実習科目を2科目設置し、当研
究科設置科目のみで同資格の受験資格を得られるよう調整を進めている2)。
27)言語教育情報研究科
将来構想委員会において現在の開講科目を討議した(6月 15 日)1)。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
テクノロジー・マネジメント研究科では、カリキュラム・ポリシーに沿った科目を開講
するとともに、時流に乗ったトピックを取り扱うために、業界に精通する外部教員が担当
する特殊講義を毎年開講しており、2012 年度は、医療福祉、金融の業界に精通する講師を
招聘して講義を行った。また企業実習科目であるプラクティカムにおいても、毎年教員が
新たな実習先の開拓に取り組み、2012 年度は実習先を 16 社に拡大することができた。後
期課程においては、カリキュラム・ポリシーで述べられている中間報告会は廃止し、構想
発表会、予備審査会という仕組みに変更をした1)。
30)スポーツ健康科学研究科
スポーツ健康科学研究科においては、2014 年4月からの新カリキュラムスタートに向け
て、運用事項を開講方針に精緻化した1)。
31)映像研究科
2013 年度カリキュラム改革においては、決定された学部合併開講の解消及び科目精選、
とりわけ必修科目の整理が行われてきたがそれらは 2013 年度開講方針で整理した形で提示
した1)。同時に、企画委員会で進めている教員整備計画並びに 2015 年度カリキュラム改革
の議論の中で、大学院科目の更なる検討を進めた。
32)情報理工学研究科
2014 年度カリキュラム改革に向けて、共通科目として設定している技術経営系の科目8
科目(理工学研究科、生命科学研究科と共同開講)
、および経営学部斡旋科目の「科学技術
と社会」に関して、より情報理工学研究科にふさわしい内容とするため、
「プロジェクト管
理論」、
「知的所有権概論」
、「技術経営概論」の3科目に精選し、情報理工学研究科の単独
開講とする案を作成した1)。
33)生命科学研究科
修士論文中間発表会として、M1テーマ紹介ポスター発表を、各コース単位(単独コー
ス)で8月下旬から9月中旬にかけて実施した。他コースに対して参加をオープンにし
た。
Ⅳ-②-21
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
(
「2012 年 生命科学研究科 修士論文中間発表会の開催について」2012 年7月 24 日第8
回研究科委員会1))
34)先端総合学術研究科
2012 年度から全学キャリアパス形成支援を担当する特別招聘教員を任用し、人文社系研
究科にも開かれた授業科目クラスを増設した1)2)。また、キャリアパスに不可欠な国際連
携に関する授業科目クラスも開講し、安定的に運用してきた。
Ⅳ-②-22
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
2.点検・評価
本項目においては、教育課程・教育内容に関し現状を述べてきた。これらの現状に関し、
各学部・研究科、それぞれ次の指標に基づき、点検・評価する。
【学部】
① 教育目標にそった教育課程編成が体系的整合的に行われていることを示す「カ
リキュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等の整備状況
② 学士課程に相応しい教育内容であることを示す「到達目標」の科目群・科目・
授業ごとの明示状況
③ カリキュラム改革を実施した学部については、人材育成目的を達成するため
に、学士課程に相応しいカリキュラムが体系的に編成されたか
【研究科】
① 大学院学則に規定し、履修要項等で明示している科目区分・構成に従い、適切
に科目が置かれているか
② 研究指導計画が体系的に編成・実施されているか
③ 研究指導を中心に据えた科目編成のもと、大学院に相応しい科目が提供されて
いるか
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
特記事項なし。以下のとおり、学部、研究科の別ごとに言及する。
2)学部
(1) 教育目標にそった教育課程編成が体系的整合的に行われていることを示す「カリ
キュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等の整備状況
・学部共通
「カリキュラム・ツリー/履修系統図」の策定・公開については「系統履修図」や「履
修モデル」等の整備が進んでおり、
「カリキュラム表」についてはすべての学部が公開
している。また、学生が回生の進行に応じて履修すべき科目を提示するだけではなく、
具体的なモデルの提示が進んできている。国際関係学部では「学部開設科目の科目番
号付番」により教育課程が明示されている。情報理工学部でも、カリキュラム表、カ
リキュラム・マップ、カリキュラム・ツリーが提示されている。
各学部における「カリキュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等
の整備とその学生への公開状況については、下記のとおりであった。
(公開状況につい
ては、2013 年度履修要項等学生配布資料およびホームページにもとづいて点検した。
)
① カリキュラム・マップ整備・工夫
Ⅳ-②-23
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
経済学部:経済学部での学び1)
情報理工学部:カリキュラム・マップ2)
② カリキュラム・ツリー・履修系統図の整備・公開
法学部:4ヵ年の学習の流れ3)
経済学部:系統履修4)
経営学部:経営学部での4年間の学び5)
産業社会学部:研究テーマの見つけ方・深め方6)
文学部:文学部における履修の流れ7)
理工学部:学科別履修の方法と履修モデル8「)
国際関係学部:履修モデル9)
政策科学部:政策科学部における履修イメージ、系統履修図 10)
情報理工学部:カリキュラム・ツリー11)
映像学部:映像学部のカリキュラムと履修モデル 12)
薬学部:履修モデル 13)
生命科学部:学科別系統履修説明図 14)、学科別履修モデル 15)
スポーツ健康科学部:コース履修モデル 16)
③ 科目番号制の設定による系統履修の誘導
国際関係学部:学部開設科目の科目番号付番 17)
・2013 年度カリキュラム改革を行う経営学部の取り組み
経営学部では2013年度よりカリキュラム改革を実施し、学部教学全体のキーワードと
して「グローバル・アントレプレナーシップ教育」を設定した。その中で回生ごとの学
びのステップを位置づけたうえで、体系性や順次性を確保するよう教育課程を編成して
いる。
(2) 学士課程に相応しい教育内容であることを示す「到達目標」の科目群・科目・授業
ごとの明示状況
① シラバスにもとづく個別授業ごとの到達目標明示:
原則として全科目で実施(ただし、授業科目により明示方法に精粗はみられる。
)
② 科目概要の策定にもとづく開設科目ごとの到達目標明示:
教養教育科目:ホームページ 20)で科目概要を公開
法学部:ホームページ 21)で科目概要と到達目標を公開
政策科学部:履修要項で公開 22)
スポーツ健康科学部:科目概要をホームページ 23)で公開
③ 科目群・プログラムごとの到達目標明示:
科目区分ごとの目標設定と学生への周知については、2012 年度に引き続き、2013
Ⅳ-②-24
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
年度開講方針策定にあたっての重点事項として全学提起されている。また、各学部
でのプログラムの到達目標について 2013 年度当初段階での明示状況は以下のとお
り。
経済学部:学科毎科目区分毎の位置づけを明示 24)
理工学部:数学物理系で科目群毎の位置づけを明示 25)
国際関係学部:科目区分毎に科目の位置づけを明示 26)
政策科学部:科目区分ごとに「意義と目標」を明示 27)
情報理工学部:学年・学科毎の到達目標を明示 28)
映像学部:履修モデル毎に到達目標を明示 29)
スポーツ健康科学部:履修モデル毎に到達目標を明示 30)
(3) カリキュラム改革を実施した学部については、人材育成目的を達成するために、学
士課程に相応しいカリキュラムが体系的に編成されたか
経営学部では 2013 年度よりカリキュラム改革を実施し、回生毎の学びのステップを
位置づけると同時に、外国語・教養科目等における学びの目的を明示している 31)。
新カリキュラムでは、次の点とおり学科コース毎の目標が確認されている 32)。
経営学科においては、2 回生進級時に選択するコースについて、従来の3 コース
制を踏襲するが、企業と外部環境とのかかわりへの理解に重点をおいた「戦略とマー
ケティングコース」
、企業の内部組織と管理運営への理解に重点をおいた「組織とマネ
ジメントコース」
、企業における情報の役割と金融市場の理解に重点をおいた「会計と
ファイナンスコース」としてよりわかりやすく再編成する。国際経営学科においては、
経営学の分野に応じたコース設定をするのではなく、学科として英語でのコミュニケ
ーション能力の育成と幅広い国際経営への理解に重点をおくこととする。
3)研究科
法学研究科においては、法政専修外国語の受講生からは、大学院において外国語学修を
継続するよい機会となったという評価を受けた。また、公務員志望者から法律知識を政策
に活かすことの意味がよく理解できたという感想があった1)。
経済学研究科においては、2013 年度カリキュラム改革により、コア科目の選択必修化と
応用経済研究の新設により、コース毎の人材育成目的、ポリシーの実現が図られる。さら
に、3科目(応用経済研究、Applied Economics、リサーチセミナー)を新設するとともに、
科目精選を行った2)。
文学研究科における 2014 年度文学研究科改革の具体的内容は以下のとおり3)4)。
(1)2014 年度より伝統的な人文学に加え、人間の行動と文化を情報学の視点から考究し、その成
果を社会に活用することのできる人材を育成するため「行動文化情報学専攻」を設置する。
(2)人文学専攻には、既存の専修に「現代東アジア言語・文化学専修」
「英語圏文化専修」を新し
Ⅳ-②-25
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
く加える。行動文化情報学専攻には、
「文化情報学専修」と「考古学・文化遺産専修」を新たに設
け、既存の「心理学専修」および「地理学専修」も教学的近接性を鑑みて、この専攻に移行する。
さらに、
「綜合人文学専修」は「文化動態学専修」に改称し、前期課程のみを開設する。その結果、
文学研究科は 2014 年度より、総計 2 専攻 15 専修の体制とする。
(3)2014 年度より、現行の 3 コース制から「研究一貫コース」と「高度専門コース」の 2 コース
制に移行することが決まり、
「研究者の養成」
(前者)と「高度な知識基盤社会で活躍する人材の育
成」
(後者)という教学の2方向性が明らかになり、院生が目的に応じてコースを選択することが
できるようになる。
理工学研究科においては、技術経営論(以下では MOT と略記する)に関する共通科目が
2科目にまで精選されたことにより、担当教員の配置が容易になり、共通科目間相互の連
携が向上した。また、2014 年度カリキュラムにおける外国人留学生用日本語科目が改定さ
れ、外国人留学生が国内企業でインターンシップを行う際の日本語コミュニケーション能
力向上に向けた科目内容の検討が可能となった5)。
応用人間科学研究科においては、コースナンバリングおよび人材育成目標と科目の関連
性が明確になった。コースナンバリングと人間形成・教育クラスターの教育内容の見直し
を行ったことによって、科目の精選ができた。一方、方法論科目が少なく、実践と研究の
ための方法論を学ぶ機会の補充が必要である。教育力強化予算を用いて、ドラマセラピー
ワークショップ(3/10)
、対人援助者スキルアッププログラム(2/13,15)を開催し、院生
の支援技術の指導を実施した。また、博士課程の設置に向けて、修士課程との一貫した教
育課程の議論を行うことが出来た。この議論を通して、修士課程の抜本的な再編に向けて
の議論を行った6)。
テクノロジー・マネジメント研究科は、2015 年度大阪いばらきキャンパスに移転する予
定であり、2015 年度カリキュラム改革にむけた暫定案を「カリキュラム改定に向けた改善
計画案(中間報告)
」にまとめ、教授会において審議を行った。この中間報告時点において
成果が上がっている点は以下のとおりである7)。
前期課程
・理論と実践の両面を兼ね備え、ディスカッションやワークショップ形式を利用した双
方向性を重視した講義の展開
・企業の現場の課題を解決する実習型講義の充実
・2年間を通じての体系的な研究指導科目の整備と報告会によるフォロー体制の充実
後期課程
・論文執筆に必要な分析手法を学ぶコースワーク科目の整備
・論文執筆のための研究指導科目と中間発表会等による論文作成支援の充実
公務研究科においては、ポストGP科目の終了に対応して、科目配置を変更することで、
受講者する院生や入学を検討する社会人に、よりわかりやすいプログラムとすることがで
きた8)9)。
Ⅳ-②-26
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
スポーツ健康科学研究科においては、2012 年度計画に策定した再検討・再整理の取り組
みを、現状の説明・周知に留まらず、課題の改善に向けた 2014 年度新カリキュラムの制定
まで進めた 10)。
映像研究科においては、以下の7点について点検・評価を行った。
1)初年次教育
小集団演習科目「映像研究演習」については、担当教員間ならびに専任教員間で定期的な議論をす
ることで、
「大学院における小集団演習」という映像研究科独自の科目における教学活動で培われた
暗黙知が、履修段階ごとに明示され、新たなに授業に参画する教員も円滑に指導に取り組むことがで
きるための施策が整理された。この知見は、
「2012 年度「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針
に向けた課題整理について」という形で配布されている 11)。
2)リニア映像ゾーン
リメディアル教育として学部上回生向け実習目「撮影・照明技術実習」
「音響技術実習」
「編集技術
実習」を4名が受講した。これらの学生の中のすべての学生が修士制作に取り組みわけではないが、
映像制作経験は学生の研究の方向性を定めるうえで役立ったと聞いている。リニア映像制作を研究課
題とする学生については、課外の時間帯においても複数教員によりさまざまなサポートを行い、学生
の制作活動を支援した。
「映像実習Ⅱ」での一連の制作行程の中での指導により、各パートでの連携
するクリエイティブ力を養った 12)。
3)インタラクティブ映像ゾーン
座学系講座においては、テクノロジー・マネジメントとゲームデザイン、映像技術・VR技術など
インタラクティブ映像ゾーンとそれ以外のゾーンにおける横断的なつながりや関係なども含め、
manabafolio 上で議論がなされ、授業内での議論も踏まえ複合的な視点からゾーン全体の展望につい
て受講生に提示した 13)14)。
4)映像デザインゾーン
アーカイブデザイン論においては他分野におけるアーカイブの在り方を学習することで、学生の興
味が大きく喚起されたと考える。具体的には、これまでよりも学生が独自に試行錯誤しながら、調査
発表を行う傾向が見られた 15)。
また、ビジュアリゼーション実習においては、各受講生の研究に関連する興味関心に接続させるよ
うな問題設定を行ったため、学習意欲が向上し、受講生の専門に関わらずプログラミングなどの技術
に対して積極的に学び、問題解決を図ろうとする姿勢が広く見られた 16)。
5)映像文化資源ゾーン
学術的研究に不可欠なライティング、読解能力、発表能力を各講座の中で強調すると同時に学期末
に論文を課すなどして修士論文執筆に向けたライティングスキルの向上を推進した。
また、映像資源の制作に必要なスキルと態度の醸成については、
「科学映像の制作理論と制作」に
おいて、長野県でのフィールドワークを実施したが、その実習には9名が参加し、現地での実践的な
学びによって実現している 17)18)。
6)他分野からの入学生への配慮
Ⅳ-②-27
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
オリエンテーションにおいて、リメディアル教育について説明した。その結果、前期、学部上回生
向け実習目「撮影・照明技術実習」
「音響技術実習」
「編集技術実習」を4名が受講した 19)。
7)学部合併科目の解消・科目精選
2012 年度、学部合併開講はすべて解消された。また、科目精選については、2013 年度カリキュラ
ム改革の変更内容を 2013 年度開講方針で整理し、明示することが出来た。一方で、2015 年度カリキ
ュラム改革に向けて、企画委員会では議論を進めている 20)。
情報理工学研究科においては、2014 年度実施に向けて、人材育成目的と教学ポリシーの
定期的な検証に行い、カリキュラム・マップの新設、グローバル化への対応を含むカリキ
ュラム改革案を作成することができた。グローバル化への対応に関わって、グローバル科
目を設定し、2単位以上の修得を修了要件に追加した 21)。
先端総合学術研究科においては、大学院教学改革の基本方針に即して人材育成目的、ポ
リシーに対応した教育課程の構築を行った。具体的には(1)博士論文構想発表会を夏冬
の二期制の実施、教学体制に即した博士論文の提出時期の設定 22)、(2)3年次転入学生
に対する先端研科目の履修を通じた教育体制の強化 23)、(3)社会人院生、特に遠隔地の
社会人院生に対するより適切かつ効果的な研究指導体制の実施 24)などを行った。これまで
と同様、(4)継続的に実施している『Core Ethics』研究報告会や博士予備論文・博士論
文構想発表会などの取り組みを実施し
25)、また、2012
年度からの全学キャリアパス形成
支援の一環として、先端総合学術研究科のカリキュラムに人文社系研究科にも開かれた「社
会連携」と「国際連携」のキャリアパス関連科目を開設した 26)27)。学生たちの関心も高く、
充実した内容になっている。計画どおりに実施され、十分な効果・成果があった。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
特記事項なし。以下のとおり、学部、研究科の別ごとに言及する。
2)学部
(1) 教育目標にそった教育課程編成が体系的整合的に行われていることを示す「カリ
キュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等の整備状況
カリキュラムと設置科目との関連性を「教育目標」の観点から整理する「カリ
キュラム・マップ整備・工夫」については、
「カリキュラム・ツリー・履修系統図
の整備・公開」の整備状況に比べると大きく遅れており、数件の事例に留まって
いる。
また「科目番号制の設定による系統履修の誘導」については1学部のみが提示
している実態である。
(2) 学士課程に相応しい教育内容であることを示す「到達目標」の科目群・科目・授
業ごとの明示状況
Ⅳ-②-28
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
経営学部の演習科目については、到達目標の明示および到達目標の設定が適切
性を欠いている1)。
3)研究科
特記事項なし。
Ⅳ-②-29
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
3.将来に向けた発展方策
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
特記事項なし。以下のとおり、学部、研究科の別ごとに言及する。
2)学部
(1) 教育目標にそった教育課程編成が体系的整合的に行われていることを示す「カリ
キュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等の整備状況
・学部共通
履修系統図(カリキュラム表)は、すべての学部で策定・公開が進んでいる。プロ
グラム毎の到達目標がカリキュラム表と共に公開されている学部も増えてきており、
今後さらなる策定・公開を図る。
2013 年度1回生より適用される新しいカリキュラムについて、学生の理解を得て順
次的・体系的な学びを学生ができるように、毎春回生別に行う履修ガイダンスにて丁
寧に説明する。
(2) 学士課程に相応しい教育内容であることを示す「到達目標」の科目群・科目・授
業ごとの明示状況
・学部共通
シラバスにおいて科目毎の到達目標の明示は全学部で実施されている。ただし、提
示のあり方に精粗があるため、2013 年度に向けて改善を図る。
(3) カリキュラム改革を実施した学部については、人材育成目的を達成するために、
学士課程に相応しいカリキュラムが体系的に編成されたか
経営学部経営学科では、カリキュラム改革の中で、よりわかりやすくコースが再編
され、それぞれのカリキュラムも到達目標も履修要項に公開している。国際経営学科
では経営学の分野に応じたコース設定ではなく学科として教育目標の実現をめざす内
容を整備している。いずれの学科も、2013 年度以降も毎年度の「開講方針」や「教学
総括」において教育課程およびその内容の検証を行う。
3)研究科
法学研究科においては、院生の外国語の学修の継続と語学能力養成のため、法政専修外
国語(英語・フランス語・ドイツ語・中国語)を引き続き開講する。また、 国家公務員試
験制度改革に対応して、2013 年度も「法政特殊講義(政策法務論)
」を開講する1)。
経済学研究科においては、2013 年度カリキュラム改革を踏まえたカリキュラム・ポリシー
に沿った教学運営を行う。また、剽窃防止ソフト(コピペルナー)の運用により、アカデ
Ⅳ-②-30
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
ミックライティングの指導につなげ、修士論文の質向上を図る(教育の質向上予算)2)。さ
らに、Elementary Seminar を始めとするMPED初年次教育を見直し、充実を図る(教育
の質向上予算)3)。
社会学研究科では、以下の取り組みを計画している4)。
(1) 社会学研究科GPをより開かれたプログラムとするべく、履修して科目の見直しを行い、高度専
門コースの所属院生が参加しやすいよう改善を行う。
(2) 先進プロジェクト研究を中心に院生のニーズに適応した科目を実施する。
(3) 全般的なカリキュラムの再検証と再検討を行う。
文学研究科においては、2014 年度の研究科改革に向けて、具体的な制度設計を行っていく
ことと、学内外に対し新専攻・新専修の広報を行っていくことが中心的な課題となる。加
えて、今年度実施できなかったいくつかの課題も優先的に実行していく5)。
(1) 大学院の具体的制度設計を行う。
(2) 韓国・東西大学校とのDMDPの協議に入る。
(3) 将来的には、(日韓中)「キャンパスアジア・プログラム」の成果を踏まえ、院生の派遣をめざ
す。
(4) 2007 年度文学研究科改革の最終総括を行う。
理工学研究科においては、2013 年度は前期課程現行カリキュラムの完成年度である。
2013 年度後期において、各専攻の専門科目を中心に現行カリキュラムの評価を行う。そし
て、2014 年度カリキュラム改革内容を確定し、実施の準備を行う。特に、建築都市デザイ
ンコースについては、スタジオデザインプログラム II(修士設計)の実施準備を行う。ま
た、2015 年度の後期課程に関するカリキュラム改革の内容について、
「産学連携コーオプ型
高度人材養成プログラム」
(以下では、若手イノベ事業と略記する)の成果を継承、発展す
る方向で議論を開始する。2014 年度における前期課程に関する共通科目の改革案について
全学レベルでの承認を得、実施の準備を行う。若手イノベ事業の成果を継承する方向で共
通科目の詳細な内容を決定する。なお、若手イノベ事業に関連する科目の正課化について
は、情報理工学研究科、生命科学研究科、および、スポーツ健康科学研究科との共同開講
の方針のもと検討を行う6)。
国際関係研究科においては、継続されるカリキュラム改革議論の中で、改めて教学ポリ
シーにもとづいた科目設置、教育内容について検討・提起する。DMDPについては、適
切な実施を行うため、協定書の確認、更新、新規締結の検討等を行っていく。また、新カ
リキュラム議論の中で、改めてR&D科目のあり方について検討する7)。
応用人間科学研究科においては、対人援助に関わる方法論科目の整備を行う。対人援助
スキルの学習については、正課外でスキルアップ講座を開設して対応する。教育力強化予
算を用いて、課外で方法論を学習する機会を設定することとした。2013 年度は認知行動療
法のスキルアッププログラムを企画している。さらに、2015 年度の改革に対応した3ポリ
シーを具体化していく8)。
Ⅳ-②-31
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
言語教育情報研究科においては、言語情報コミュニケーションコース開講科目の厳選を
進める9)。
テクノロジー・マネジメント研究科においては、2015 年度カリキュラム改革の方向性を
「カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
」にとりまとめた。中間報告時点での
大阪いばらきキャンパスへの移転を踏まえた主な改革の視点は以下のとおりである 10)。
・移転予定の他学部、他研究科との連携
・新キャンパスの入学者層への配慮
・国際化の推進
公務研究科においては、院生の状況を把握しながら、人材育成目標、ポリシーにもとづ
いた課程の検証を行い、必要な場合は改善を行ってきている11)
12)。
これらの検証にもと
づき、2014年度以降の科目について検討を行う。なお、2013年度からは、ポストGPの科
目の終了に対応して、派遣対象自治体、期間及び研究内容等について、柔軟な形で公務の
現場を学ぶことを可能にするために、
「フィールドワーク実践論」を設けることとした13)。
スポーツ健康科学研究科においては、2014 年4月からの新カリキュラムのスタートに向
けて、運用事項を開講方針の精緻化した。また、学年進行中の研究科・後期課程(D)に
関わっては、2014 年度の課程博士輩出をめざした取り組みを継続する 14)。
映像研究科においては、以下の7点について将来に向けた発展方策として実施する予定
をしている 15)16)。
1)初年次教育
「2012 年度「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課題整理につい
て」で、確認された内容をもとに、
「映像研究演習」の授業構成を再確認しながら進
めるとともに、その進捗にあわせる形で、4月期並びに6月期において専任教員と
の懇談を実施する。またこれらの教学内容の実施結果についても、
「2013 年度映像研
究総括」としてまとめ、15 年度カリキュラム改革における初年次教育改革案作成に
備える。
2)リニア映像ゾーン
2013 年度の入学生の状況にあわせ、学部上回生向け実習科目の受講が必要となる
場合は、そのための準備を進める。また、研究課題を映像制作とする学生がいる場
合は、リニア映像における複数教員によるサポートも実施する。CG系においても、
今後学生数が増加した場合に備え、複数教員によるサポート体制を検討する。
3)インタラクティブ映像ゾーン
座学系講座においては、13 年度より新たに導入される manaba+R においても、
12 年度の指導方法を引き継ぎ、複数ゾーンにおける横断的なつながりなどを視座に
入れた議論をバーチャルでも展開する。
4)映像デザインゾーン
アーカイブデザイン論においては学外における調査を行う機会が多くないため、
Ⅳ-②-32
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
その機会を増やしつつ、実践的な調査とその理解を深めることをめざす。また、ビ
ジュアリゼーション実習においては、2012 年度の成果を踏まえ、各受講生の研究に
関連する興味関心に接続させるような問題設定を行い、ビジュアリゼーションの体
系の中でのそれぞれの位置づけを意識できるようになることをめざす。
5)映像文化資源ゾーン
これまでと同様に各講座においては、学生たちが修士論文の執筆に必要な読解能
力、発表能力を意識したカリキュラム構成で講義を進めながら、映像に関連したフ
ィールドワークを実施することで、実践的な学びも取り入れていく。そのために、
「科
学映像の制作理論と制作」並びに「企業連携プロデュース」科目のために、補助金
の申請を行い、受講を希望する学生たちがより受講しやすくなるよう配慮する。
(2013 年度研究実践活動補助金申請書)
6)他分野からの入学生への配慮
オリエンテーションにおいて、リメディアル教育について周知徹底すると同時に、
アカデミック・リソースについての説明を行う。また、
「映像研究演習」においても、
担当教員によるアカデミック・コンサルテーションと、担当外の専任教院による懇
談を織り交ぜつつ、他分野からの入学生が映像分野への導入をスムーズに行えるよ
う配慮する。
7)学部合併科目の解消、科目精選
2013 年度カリキュラム改革による科目精選の結果を確認しつつ、2015 年度カリキ
ュラム改革に向けた科目精選案をさらに推進する。
情報理工学研究科においては、2014 年度カリキュラム改革に向けてカリキュラムの精
緻化を進める 17)。
「グローバルIT人材育成プログラム」に関して、文科省の「国費外国
人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に採択されたことに伴い、特別枠の8名の
外国人留学生を含めて受講者数の増加が見込まれることから、運用方法も含めてプログ
ラム内容の改善を図る
18)。また、ロシア・トムスク大学とのDMDPの実施に向けた交
渉を行う 19)。
先端総合学術研究科においては、以下の点について将来の発展方策として計画してい
る 20)。
(1)今後も博士論文構想発表会の二期制を堅持し、質の高い博士論文を保証する枠組
みを堅持していく。また、学生に対しては情報の周知徹底を図っていく。
(2)引き続き3年次転入学生に対してカリキュラム設計の情報提供を徹底し、授業等
の履修等についても指導を徹底する。加えて、引き続き独自の教育が必要なことを考
慮して検討を行う。
(3)引き続き、社会人院生、特に遠隔地の社会人院生に対してより適切かつ効果的な
研究指導体制を検討する。
Ⅳ-②-33
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
(4)継続して、研究科の教育目標である「複数指導・共同指導体制」「プロジェクト
型教育研究システム」
「体系的な連動型カリキュラム設計」をより実質化するために、
研究指導助手や英語論文指導スタッフを含めた共同指導体制をさらに強化していく。
(5)継続的に実施している『Core Ethics』研究報告会や博士予備論文・博士論文構想
発表会などの取り組みをさらに充実化させていく。
(6)授業改善アンケートの結果や研究科懇談会の検討内容、先端総合学術研究科パー
トナーシップ委員会での点検を行い、それらの結果を教授会にフィードバックしてい
く。
(7)研究科の中長期的な目標を念頭に置きつつ、2013 年度中にカリキュラム改革の検
討を開始する。全学キャリアパス形成支援の授業科目について実績を考慮して次年度
以降の開講方針をあらためて検討する。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
特記事項なし。以下のとおり、学部、研究科の別ごとに言及する。
2)学部
(1) 教育目標にそった教育課程編成が体系的整合的に行われていることを示す「カ
リキュラム・マップ」
「カリキュラム・ツリー・履修系統図」等の整備状況
履修系統図(カリキュラム表)は、すべての学部で策定・公開が進んでいる一
方、カリキュラム・マップ、科目番号制の設定による系統履修図が公開されてい
る学部は多くはない。まずは、カリキュラム・マップを策定している学部の事例
をもとに学部間の経験交流を行い、公開する学部を増やす取り組みを行う。
(2) 学士課程に相応しい教育内容であることを示す「到達目標」の科目群・科目・
授業ごとの明示状況
経営学部の演習科目について、2013 年度以降、シラバスの到達目標について適
切に設定し明示する。
3)研究科
特記事項なし。
Ⅳ-②-34
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
4.根拠資料
1.
【現状の説明】
(1)教育課程の編成・実施方針に基づき、授業科目を適切に開設し、教育課程を体系的に編成している
か
1)大学全体
1)立命館大学教学委員会規程(規程第 971 号)
2)学部共通
1)2013 年度 開講方針の策定にあたって(2012 年5月 28 日教学委員会)
3)法学部
1)立命館大学法学部学部則
2)2013 年度 法学部履修要項 p.65
3)2013 年度 法学部履修要項 p.30
4)2013 年度 法学部履修要項 pp.212-213
4)経済学部
1)2013 年度経済学部履修要項
2)2013 年度経済学部履修要項
3)2013 年度経済学部履修要項
4)2013 年度経済学部履修要項
5)2013 年度経済学部履修要項
6)2013 年度経済学部履修要項
pp.5-7
pp.42-43, 46-47, 52-53, 56-57
p.43, pp.46-47
p.53, pp.56-57
p.43, pp.46-47, p.53, pp.56-57
p.42, 52
5)経営学部
1)経営学部 2013 年カリキュラム改革について(2012 年3月 26 日教学対策会議)
2)2013 年度経営学部開講方針(第1次案)
(2013 年7月 10 日経営学部教授会)
3)2013 年度経営学部履修要項 pp.38-39、pp.46-47、pp.58-63
6)産業社会学部
1)2013 年度 産業社会学部開講方針(第2次案)
(2012 年9月 25 日教授会)
2)2012 年度「卒業研究」成果物提出結果について(2013 年1月 29 日教授会)
8)理工学部
1)2013 年度理工学部履修要項 pp.68-160
9)国際関係学部
1)国際関係学部 2011 年度改革 基本的な方向性とカリキュラムの全体像(2010 年1月 19 日国際関係学部教授会)
2)国際関係学部履修要項(
「国際関係学部における学びの流れ」
)
10)政策科学部
1)2013 年度政策科学部履修要項 p.54
2)2013 年度政策科学部履修要項 pp.68-71
3)2013 年度政策科学部開講方針(2012 年 10 月 15 日 教学対策会議)
4)2014 年度政策科学部カリキュラム改革文書(2013 年3月 25 日 教学対策会議)
11)情報理工学部
1)2012 年度情報理工学部カリキュラム改革について(2011 年3月 28 日教学対策会議)
2)2011 年度情報理工学部専門基礎科目「物理1」の増クラスについて(2011 年 4 月 26 日情報理工学部教員会議)
3)2012 年度情報理工学部履修要項 P.43-50
12)映像学部
1)2012 年度 映像学部 開講方針(第2次案)
(2011 年 10 月 24 日 教学対策会議)
2)2013 年度 映像学部 開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日 教学委員会)
3)2013 年度 履修要項_カリキュラム(P.44-49)
Ⅳ-②-35
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
4)2013 年度 履修要項_カリキュラム(P.74-77)
5)2013 年度以降の映像学部における学部独自の教養教育科目について(2012 年7月 17 日 映像学部教授会)
6)2013 年度 映像学部・映像研究科役職者一覧(2013 年2月 13 日 映像学部教授会)
7)2013 年度 映像学部時間割(第一次案)について(2013 年1月 15 日 映像学部教授会)
8)2013 年度 映像学部時間割(1-3回生)
9)2013 年度 映像学部時間割(4回生以上)
10)映像学部教員整備計画(2013 年9月4日 映像学部教授会)
13)薬学部
1)2013 度 薬学部開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
14)生命科学部
1)教養科目カリキュラム・開講科目一覧
2)2013 年度履修要項(4学科カリキュラム表)
3)2013 年度履修要項(4学科系統履修説明図)
4)2013 年度履修要項(4学科履修モデル)
15)スポーツ健康科学部
1)2012 年度スポーツ健康科学部履修要項 P.30-31(2012 年度以降入学生対象カリキュラム)
2)2012 年度スポーツ健康科学部履修要項 P.37-40
3)2012 年度夏季 学部教授会FD研修会
4)2014 年度カリキュラム改革について(2013 年2月 18 日教学委員会)
17)研究科共通
1) 2012 年度 開講方針の策定にあたって(2011 年5月 30 日教学対策会議
2) 2012 年度における各研究科教学上のポリシーの精緻化の取組(予定)状況について(報告)
(2012.6.11 大学院
教学委員会)
18)法学研究科
1)2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
19)経済学研究科
1)2013 年度経済学研究科開講方針(最終)
(2012 年 10 月 15 日研究科委員会)
20)経営学研究科
1)
「2013 年度経営学研究科の新たな展開:履修構造の再構築」
(2012 年1月 10 日 経営学研究科委員会)
21)社会学研究科
1)2012 年度 社会学研究科グローバル・プロジェクト開講方針について(2012 年2月 14 日研究科委員会)
2)2012 年度「先進プロジェクト研究」の予算執行方針について(2012 年5月8日研究科委員会)
3)2012 年度社会学研究科開講方針(第2次案)
(2011 年 10 月 24 日教学対策会議)
22)文学研究科
1)2014 年度文学研究科改革
2)2012 年度第 12 回文学研究科委員会議事録(2012 年 10 月 23 日研究科委員会)
3)2012 年度第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
4)日本文化研究シラバス
23)理工学研究科
1)理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
24)国際関係研究科
1)
「7月 24 日研究科委員会後の大学院カリキュラム・入試改革の検討作業について」
(2012 年9月 25 日研究科委員
会)
25)政策科学研究科
1)政策科学研究科研究科則
26)応用人間科学研究科
1)2013 年度応用人間科学研究科開講方針(2012 年 10 月2日研究科委員会)
Ⅳ-②-36
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
2)人間系教学展開の進捗状況と課題(2013 年3月6日スプリングレビュー)
27)言語教育情報研究科
1)言語教育情報研究科履修要項(2012 年度)
2)2012 年度言語教育情報研究科の開講方針(第2次案)
(2011 年 10 月 17 日教学対策会議)
3)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(言語教育情報研究科)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1)2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
(2013 年3月 26
日研究科委員会)
29)公務研究科
1)2013 年度カリキュラム改革新現対応表
2)公務研究科 2013 年度カリキュラムの改革について(2012 年5月 14 日教学委員会)
31)映像研究科
1)2012 年度「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課題整理について(2012 年9月 18 日研究科委員
会)
2)2012 年度 映像研究科 学部受講科目(科目等履修)について(2012 年4月 24 日研究科委員会)
3)アーカイブデザイン論(2012 シラバス)
4)2012 年度研究実践活動補助金申請書
32)情報理工学研究科
1)情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
2)2012 年度後期グローバルIT人材育成プログラム履修申請要項
3)2012 年度後期グローバルIT人材育成プログラム早期履修申請要項
4)2012 年度後期グローバルIT人材育成プログラム早期履修受講許可について(2012 年9月 25 日研究科委員会)
(2)教育課程の編成・実施方針に基づき、各課程に相応しい教育内容を提供しているか。
2)学部
1)2013 年度シラバス編集・公開方針について(2012 年7月 30 日教学委員会)
2)2013 年度言語教育センター開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
3)2013 年度教養科目開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
4)2013 年度国際教育センター(海外派遣プログラム)開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
3)法学部
1)2013 年度法学部開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日)
2)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(法学部)
(2013 年3月 12 日 法学部教授会)
3)学びマップ(2013 年度版)
4)経済学部
1)2013 年度経済学部履修要項 pp.40-47
2)2013 年度経済学部履修要項 pp.50-58
5)経営学部
1)1回生:2013 年度経営学部履修要項 pp.38-44、46-47、50-56、58-63
2)2回生:2013 年度経営学部履修要項 pp.65-87
3)3~4回生:2013 年度経営学部履修要項 pp.90-111
4)5~8回生:2013 年度経営学部履修要項 pp113-140
6)産業社会学部
1)
「SANSHA HANDBOOK 2013 産業社会学部で学ぶ-入門編」
2)2013 年度産業社会学部履修要項 P.32
3)2013 年度産業社会学部履修要項 P.35
4)2013 年度産業社会学部開講方針(第2次案)
8)理工学部
1)2013 年度理工学部履修要項 pp.68-160
2)2013 度到達度検証試験の実施について
3)2013 度理工学部「学びの実態調査」結果
Ⅳ-②-37
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
9)国際関係学部
1)国際関係学部 2011 年度改革
基本的な方向性とカリキュラムの全体像(2010 年1月 19 日国際関係学部教授会)
10)政策科学部
1)2013 年度政策科学部履修要項 p.51,52,54,56,57,64,65,66,173-182
11)情報理工学部
1)2012 年度情報理工学部履修要項 P.33-42
2)2012 年度情報理工学部開講方針 第2次案(2011 年 10 月 24 日教学対策会議)
3)2012 年度情報理工学部カリキュラム改革について p.2(2011 年 3 月 28 日情報理工学部教員会議)
4)2011 年度後期授業アンケート結果における情報理工学部に関する分析結果(2012 年5月 10 日執行部会議)
12)映像学部
1)2013 年度 履修要項_履修モデル(P.50-55)
2)2012 年度前期 卒業合否発表および成績発表について(2012 年7月 3 日 映像学部教授会)
3)2012 年度 卒業合否発表および後期成績発表について(2013 年1月 15 日 映像学部教授会)
4)2013 年度 履修要項_カリキュラム(pp.44-49)
5)2012 年度 映像学部 開講方針(第2次案)
(2011 年 10 月 24 日 教学対策会議)
13)薬学部
1)薬学教育モデル・コアカリキュラム(http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/gaku/gaiyo/skph_02.pdf)
2) 2013 年度薬学部「オンラインシラバス」作成に関する留意点について(2012 年 12 月 18 日教授会時に教員へ配布)
や、2013 年度オンラインシラバス修正のお願い(2013 年2月8日教員へ配布)など。
14)生命科学部
1)2013 年度履修要項(教養科目一覧) pp.48-49
2)2013 年度履修要項(外国語科目(英語)の履修について) p.43
3)2013 年度履修要項(4学科系統履修説明図)
4)2013 年度履修要項(4学科履修モデル)
5)2013 年度履修要項(4学科カリキュラム表)
6)2013 年度生命科学部新入生オリエンテーション日程
7)2012 年度後期成績発表について(2012 年 11 月 22 日生命科学部教授会)
8)2012 年度後期 生命科学部単位僅少面談について(2012 年3月 12 日生命科学部教授会)
9)2012 年度後期「定期試験講評」の実施について(2012 年 12 月 18 日生命科学部教授会)
15)スポーツ健康科学部
1)2013 年度スポーツ健康科学部開講方針(第2次案)
17)研究科共通
1)教員任用基準および大学院担当資格の運用に関する全学ガイドライン(2010 年3月 19 日 大学協議会)
2)2012 年度における各研究科教学上のポリシーの精緻化の取組(予定)状況について(報告)
(2012 年6月 11 日 大
学院教学委員会)
18)法学研究科
1)2012 年度法学研究科改革について(案)(2011 年4月 26 日研究科委員会)
2)法学研究科 2012 年度開講方針(第2次案)(2011 年 10 月 11 日研究科委員会)
3)2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
19)経済学研究科
1)経済学研究科前期課程カリキュラム改革について(2012 年3月 13 日教学対策会議)
20)経営学研究科
1)
「2013 年度経営学研究科の新たな展開:履修構造の再構築」
(2012 年1月 10 日 経営学研究科委員会)
21)社会学研究科
1)2011 年度社会学研究科開講方針(第2次案)
(2010 年 10 月 18 日教学対策会議)
2)2013 年度社会学研究科開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
22)文学研究科
1)2012 年度第 12 回文学研究科委員会議事録(2012 年 10 月 23 日研究科委員会)
2)2012 年度第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
Ⅳ-②-38
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
23)理工学研究科
1)理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
24)国際関係研究科
1)2013 年度国際関係研究科開講方針第 1 次案(2012 年9月 25 日研究科委員会)
26)応用人間科学研究科
1)2013 年度応用人間科学研究科開講方針(2012 年 10 月2日研究科教授会)
2)2013 年度応用人間科学研究科履修要項
27)言語教育情報研究科
1)人間科学系大学院 博士課程および修士課程の新設・再編の検討にあたっての言語教育情報研究科の構想検討素案
(2013 年2月 15 日研究科執行部会議)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1) 2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
(2013 年3月 26
日研究科委員会)
31)映像研究科
1)2013 年度開講方針(映像研)第2次案(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
32)情報理工学研究科
1)情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
33)生命科学研究科
1)
「2012 年 生命科学研究科 修士論文中間発表会の開催について」
(2012 年 7 月 24 日研究科委員会)
34)先端総合学術研究科
1)2013 年度 先端総合学術研究科開講方針(第一次案)
(2012 年 6 月 26 日研究科教授会)
2.
【点検・評価】
(1)効果が上がっている事項
2)学部
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)
11)
12)
13)
14)
15)
16)
17)
18)
19)
20)
21)
22)
23)
24)
2013 年度経済学部履修要項 pp.46-47
2013 年度情報理工学部履修要項 pp.41-48
2013 年度法学部履修要項 pp.50-51
STEP IN 経済学(2013 年度版)pp.19-21
経営学部で学ぶために(2013 年度版)pp.14-16
SANSHA HANDBOOK2012pp.29-48
2013 年度文学部履修要項 pp.48-51
2013 年度理工学部履修要項 pp.40-160
2013 年度国際関係学部履修要項 pp.6-11
2013 年度政策科学部履修要項 pp.48-49
2013 年度情報理工学部履修要項 pp.49-52
2013 年度映像学部履修要項 pp.43-55
2013 年度薬学部履修要項 pp.60-61
2013 年度生命科学部履修要項 pp.59-111
2013 年度生命科学部履修要項 pp.59-111
2013 年度スポーツ健康科学部履修要項 pp.37-40
2013 年度国際関係学部履修要項 pp.28-58
経営学部 2013 年カリキュラム改革について(2012 年3月 26 日教学対策会議)
2013 年度経営学部履修要項 pp.38-39、46-47、58-63
科目紹介 http://www.ritsumei.jp/liberal/courses/index2.html
科目概要(上段)と到達目標(下段)http://www.ritsumei.jp/law/pdf/kamokugaiyo2008-2012.pdf
2013 年度政策科学部履修要項 pp.165-182
科目紹介 http://www.ritsumei.ac.jp/shs/education/subject.html/
2013 年度経済学部履修要項 pp.64-67
Ⅳ-②-39
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
25)
26)
27)
28)
29)
30)
31)
32)
2013 年度理工学部履修要項 pp.68-94
2013 年度国際関係学部履修要項 pp.71-94
2013 年度政策科学部履修要項[pp.51-67
2013 年度情報理工学部履修要項 pp.18-21
2013 年度映像学部履修要項 pp.50-55
2013 年度スポーツ健康科学部履修要項 pp.37-40
2013 年度経営学部履修要項 pp.50-51
経営学部 2013 年カリキュラム改革について(2012 年3月 26 日教学対策会議)
3)研究科
1)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(法学研究科)
(2013 年3月 12 日研究科委員会)
2)経済学研究科前期課程カリキュラム改革について(2012 年3月 13 日教学委員会)
3)2012 年度第 12 回文学研究科委員会議事録(2012 年 10 月 23 日研究科委員会)
4)2012 年度第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
5)理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
6)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)
(2013 年3月 21 日研究科教授会)
7)2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
(2013 年3月 26
日研究科教授会)
8)2013 年度カリキュラム改革新現対応表
9)公務研究科 2013 年度カリキュラムの改革について(2012 年5月 14 日教学委員会)
10)スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(案)
(2013 年1月 28 日教学委
員会)
11)2012 年度「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課題整理について(2012 年9月 18 日研究科委員
会)
12)2012 年度映像研究科学部受講科目受講(科目等履修)について(2012 年4月 24 日研究科委員会)
13)インタラクティブコンテンツ・ストラテジーⅠ(2012 年シラバス)
14)インタラクティブコンテンツ・ストラテジーⅡ(2012 年シラバス)
15)アーカイブデザイン論(2012 年シラバス)
16)ビジュアリゼーションデザイン実習(2012 年シラバス)
17)2012 年度博士課程前期課程研究実践活動補助金支給者の決定について(2012 年7月3日研究科委員会)
18)2012 年度 博士課程前期課程研究実践活動補助金支給決定者一覧
19)2012 受講登録要項
20)2015 年度カリキュラム改革に向けた検討【V大学院】
(2013 年2月 13 日教授会)
21)情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
22)2012 年度 先端総合学術研究科 行事日程
23)他大学大学院・他研究科単位認定申請書について
24)遠隔地院生に対する履修上の配慮について
25)
『Core Ethics』研究報告会
26)
「リサーチマネジメントⅢCB」オンラインシラバス
https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/sso/SyShowAll.do(最終アクセス 2013.10.22)
27)
「リサーチマネジメントⅢCC」オンラインシラバス
https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/sso/SyShowAll.do(最終アクセス 2013.10.22)
(2)改善すべき事項
2)学部
1)
「2012 年度立命館大学オンラインシラバス」
https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/kokai/KJgSearchTop.do
3.
【将来に向けた発展方策】
(1)効果が上がっている事項
3)研究科
1)法学研究科 2013 年度開講方針(2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
2)教育質向上(コピペルナー:修士論文質向上のための支援制度の構築)
3)教育質向上(経済政策の実践的能力を養成するためのMPED入門教育プログラム)
4)2013 年度社会学研究科開講方針(第2次案)
(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
5)2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(文学研究科)
(2013 年3月 12 日研究科委員会)
6)理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
Ⅳ-②-40
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
7)2015GCPカリキュラム改革第1次案について(2013 年7月9日研究科委員会)
8)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)(2013 年3月 21 日研究科教授会)
9)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(言語教育情報研究科)
(2013 年2月 19 日研究科教授会)
10)2015 年度テクノロジー・マネジメント研究科カリキュラム改定に向けた改善計画案(中間報告)
(2013 年3月 26
日研究科教授会)
11)2012 年度学生実態アンケートまとめ
12)2012 年度教学改善アンケート後期授業アンケートの全科目集計結果について(2013 年1月 16 日FD委員会)
13)公務研究科 2013 年度カリキュラムの改革について(2012 年5月 14 日教学委員会)
14)スポーツ健康科学研究科 2014 年度開講方針(第2次案)
(2013 年 10 月 21 日教学委員会)
15)2013 年度開講方針(映像研)第2次案(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
16)2015 年度カリキュラム改革に向けた検討【V大学院】
(2013 年2月 13 日教授会)
17)情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
18)情報理工学研究科「グローバルIT人材育成プログラム」における履修モデルの変更について(2013 年3月 12
日研究科委員会)
19)トムスク出張報告(2013 年5月 28 日教授会)
20)2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(先端総合学術研究科)
(2013 年3月 12 日研究科教授会)
Ⅳ-②-41
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
5.教育系機構
5-1.共通教育推進機構
5-1-1.教養教育センター
(1) 現状の説明
教養科目のカリキュラムが、教養教育の理念・教育目標を実現するものとなっているか。
下記各項目に述べるように、2012年度カリキュラム改革の理念・教育目標に基づき、運
営がなされている。
・ 科目内容・科目担当体制・科目の授業運営の適切な管理運営
科目の斡旋担当学部からの選出を基本として、全 61 科目について、計 74 名の基本担当
者(複数科目担当や1科目2名体制など含む)を配置した。
「科目担当者会議」は各基本担
当者が主宰し、科目ごとに行い、適切な科目運営に努めた。その際、会議運営のガイドラ
インや科目担当者会議の報告書雛形をセンターとして示すことで、会議水準の担保を図っ
た。一方、「基本担当者会議」は教養教育センター長が主宰し、前年度2月、当年度6月、
10 月、2月の計4回行い、適切な科目運営に努めた。その際、各科目担当者会議の報告書
を参考資料として活用をしたり、グループ討議の時間を設けたりするなどし、議論の活性
化・豊富化を図った。
・ 教養科目「A群」の実施状況
'12 年度カリキュラムのA群概要に基づき、計7分野、計 61 科目を配置し、合計 313 ク
ラスを開講した。例年受講希望者が過度に集中する科目については、上限を 400 名とする
(抽選制の)事前登録科目とした1) 。
・ 教養科目「B群」の実施状況
'12年度カリキュラムのB群概要に基づき、英語教養科目(国際関係学部がグローバル・
スタディーズ専攻基礎科目を提供)を14科目、日本事情等に関する科目(外国人留学生の
み受講)を20科目開講した1) 。
・ 教養科目「C群」の実施状況
'12年度カリキュラムのC群概要に基づき、
(1年次配当の)4科目、計15クラスを開講し
た。延べ約1,200名が受講。各科目運営に関わる状況の共有化や評価、改善の検討について
は、C群科目を主管しているキャリア教育センター、およびサービスラーニングセンター
の各運営会議において、都度議論を重ね、適宜対応を図った2)3) 。
Ⅳ-②-42
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
・ 教養科目「D群」の実施状況
'12年度カリキュラムのD群概要に基づき、講義系科目を4科目、計33クラス、実技系科
目を2科目、計116クラスを開講した1) 。
・ 教養科目「E群」の実施状況
延べ約 2,700 名が受講1) 。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
・A群科目
他大学にはあまり例の見られない「基本担当者」制度の運用については、毎年度小規模
な改善も重ねながら、全学的なカリキュラム運営にあたっての質の担保と質の向上を図る
ことが出来ている1) 。
・C群科目
概ね、当初の狙い(科目概要、群概要)は達成できている2)3) 。
・D群科目
「スポーツ・健康関連分野連絡会議」を中心に、両キャンパスでの開講状況について情
報共有を行いながら、キャンパス単位で科目担当者会議を行い、実態把握と改善の取り組
みに努めており、概ね、当初の狙い(科目概要、群概要)は達成できている1) 。
・E群科目
「教養ゼミナール」においては独自の受講生アンケートを実施するなどし、科目担当者
会議で実態の情報共有と改善案の検討をしており、概ね、当初の狙い(科目概要、群概要)
は達成できている1) 。
②改善を要する事項
・A群科目
過大講義の発生を抑制することに努めつつも、時間割配置上の関係などで、結果として
20 科目が 400 名を超える受講者数となり、そのうち6科目が 600 名を超えたことについて
は、開講クラス数の設定や時間割配置上など、いっそうの工夫が図る余地がある。
・B群科目
英語教養科目について、実人数で 31 名、延べ人数で 54 名(国際関係学部生を除く)が
Ⅳ-②-43
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
受講したという実績を受け、
「国際教育科目群検討委員会」の検討状況も勘案しながら、今
後の受講者数拡大の方策を検討することとした1) 。
(3) 将来に向けた発展方策
①効果が上がっている事項
A群科目においては引き続き「基本担当者」制度を維持しつつ、基本担当者および科目
担当者会議の内容についてより充実化を図り、丁寧な授業運営に資することに努める1)。
C群およびD群については、キャリア教育センター運営会議、サービスラーニングセン
ター運営会議、スポーツ・健康関連分野連絡会議などの既存会議体を中心に今後の展開に
向けた議論を行うこととする2)
3)
。
②改善を要する事項
B群科目においては「国際教育科目群検討委員会」での議論を踏まえつつ、独自の検討
体制を作り、教養科目としての相応しいあり方について検討を行うこととする1)。
(4) 根拠資料
1)「教養教育における2012年度教学総括と2013年度課題について」(2013年3月4日 共通教育総合センター会議)
2)「キャリア教育センターにおける2012 年度教学総括と2013 年度課題について」(2013年3月4日 共通教育総合
センター会議)
3)「サービスラーニングセンターにおける2012 年度教学総括と2013 年度課題について」(2013年3月4日 共通教
育総合センター会議)
5-1-2.キャリア教育センター
(1) 現状の説明
・ キャリア教育のカリキュラムが、教養科目C群の到達目標を実現するものとなってい
るか
後述の新カリキュラム1年次配当科目を開設し、各科目概要に定めた到達目標に向けた
取り組みを進めた。
・「全学型キャリア教育科目」の実施状況
「学びとキャリア」を教養科目として開講し、系列中学校・高等学校の生徒との合同授
業を通じて「大学における学びの気づき」を得るきっかけ作りを行った。また、
「学びとキ
ャリア」内でサービスラーニングセンター教員にゲストスピーカーとして出講協力をいた
だいた1)。
・ 「全学型インターンシップ」の実施状況
経営学部・経営管理研究科教員の協力のもと、事前学習セミナーを各キャンパスで実施
Ⅳ-②-44
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
した。2011年度は1回あたり両キャンパスあわせて最大約1,000名が参加したが、2012年度
は最大約1,300名が参加することとなった。協定型インターンシップの受講者がA・Bあわ
せても200名程度であることを考えると、多くの自由応募型インターンシップ参加希望者が
受講したことになる1)。
・ 「全学型国内コーオプ教育」の実施状況
従来の枠組みを踏襲する形とし、2013年度新教員体制になることを踏まえ、2013年度新
規企業の開拓は行わず、実績のある企業との連携を強める形で取り組んだ
1)
。
・「全学型国際コーオプ教育」の実施状況
国際コーオプ教育プログラムに対する各学部・研究科(特に理工系大学院)におけるニ
ーズや課題等に関する調査を開始した
1)
。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
各科目の開講状況、学生の受講状況などについては、都度センター運営会議においても
報告をし、微細な改善点はあるものの、概ね、当初の到達目標は達成できていると評価す
る。
・「全学型国際コーオプ教育」の実施状況
国際コーオプ教育プログラムに対する各学部・研究科(特に理工系大学院)におけるニ
ーズや課題等に関する調査をさらに進める必要がある
1)
。
②改善すべき事項
・ 「全学型インターンシップ」の実施状況
受講生のコミュニケーションペーパーの記述を見ても、事前学習セミナーのプログラム
内容としては、かなり精度の高いものとなっていると考えられる。正課外の学生に対する
更なるフォローが今後の検討課題となる
1)
。
・「全学型国内コーオプ教育」の実施状況
今後は、2014年度以降の展開をめざして、新教員体制のもとで新規企業開拓について検
討を行う必要があると考える。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし。
Ⅳ-②-45
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
(4) 根拠資料
1)キャリア教育センターにおける2012年度教学総括と2013年度課題について」(2013年3月4日 共通教育総合
センター会議)
5-1-3.サービスラーニングセンター
(1) 現状の説明
サービス・ラーニングに関するカリキュラムが、教養科目C群の到達目標を実現するもの
となっているか。
2012年度新カリキュラム1年次配当科目を開設し、各科目概要に定めた到達目標に向け
た取り組みを進めた。
正課科目の実施状況としては、2012 年度の「地域参加活動(学習)入門」は、各キャン
パス1クラスずつ開講し 400 名定員の事前登録を行ったところ、
衣笠キャンパスは 327 名、
BKCは 871 名の登録申請があった。講義内容としては、各キャンパスの特性を勘案しな
がらも、担当教員間での意見交換を重ねて、その共通化を推進した1)。
複数プロジェクトを1クラスにまとめて閉講を回避した結果、閉講には至らなかった。
また、2012 年度より受講生と教員のコミュニケーションを充実させ、プロジェクトの進
行フェーズに応じた支援を行うことを目的にコアタイムを設けたが、プロジェクトごとで
機会活用に差が見られた。
他方、閉講には至らなかったが、受講生数は減少した。テーマごとの相互交流を進める
ことはあまりできず、プロジェクトによっては、企画立案等の準備期間にモチベーション
が低下したりした受講生も生じた1)。
上記に加えて課外活動プログラムについて言及する。課外活動プログラムでは、年間約
10に亘る、ボランティア活動を中心とした、サービスラーニングセンター主催の課外活動
プログラムを、学生コーディネーターとともに、企画・立案・運営を行い、正課科目受講
生以外の学生たちにも広くサービスラーニング的手法による学修の機会を提供した1) 。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
正課科目については、各科目の開講状況、学生の受講状況などについては、都度センタ
ー運営会議においても報告をし、微細な改善点は認あるものの、概ね、当初の到達目標は
達成できていると評価する。
近年受講希望者数が減少気味であった衣笠キャンパスで大幅な希望者数の増加や、定員
の2倍を超える希望者となったBKCの状況は、2012 年度より特殊講義ではなく正課科目
として開講されたことも少なからぬ要因であると考えられ、また、本学におけるサービス
Ⅳ-②-46
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
ラーニングの基本的な考え方を一貫して学生に提示することができたと評価できる。
課外活動プログラムについては、個別活動の企画立案、実施後の報告などは、都度、セ
ンター運営会議において共有を図り、組織的な取り組みとして進め、多少程度の差こそあ
れ、概ね各企画における獲得目標は達成できたと評価できる1)。
②改善すべき事項
特記事項なし。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし。
(4) 根拠資料
1)
「サービスラーニングセンターにおける2012年度教学総括と2013年度課題について(案)
」
(2013年2月4日 共
通教育総合センター会議)
5-2.言語教育推進機構
(1) 現状の説明
・ 人材育成目的に即した外国語教育の展開状況(英語・初修外国語)
本学の人材育成目標および教育目標は学部毎に設定されており、外国語教育も学部毎の
目標に沿って展開されている。ただし、英語については、学部毎の責任体制が明確である
が、初修外国語は責任体制がキャンパス毎に設定されているため、英語のように学部毎の
特色は構造的に明確にはならない。
そうした背景の中、2012 年度における英語教育については、学部毎に人材育成目標や教育
目標に照らした教育内容の評価を実施している。
(2) 点検・評価
特記事項なし。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし
5-3.教育開発推進機構
特記事項なし。
Ⅳ-②-47
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育課程、教育内容】
5-4.教職教育推進機構
特記事項なし。
Ⅳ-②-48
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
【教育方法等】
1.現状の説明
(1)教育方法および学習指導は適切か。
1)大学全体
学部・研究科の別に記載。
2)学部共通
本学は、各学部の学部則1)にもとづき、各設置科目の授業形態の別(講義・演習・実験
等)を明確に示し、毎年度開講方針を策定の上、開講している。これら授業形態の適切性
については、各学部において数年に一度実施する「カリキュラム改革」時期にあわせ、各
学部教授会は、設置科目の要否、体系性・整合性を検討し、必要と判断された場合は、学
部則改訂も含め対応することとしている。2012 年度には全学的に教養教育科目の改革2)を
実施し、科目分野・区分の変更などを各学部で行った。それ以外で各学部において 2013 年
度の主なカリキュラム改革を実施するのは、経営学部である3)。
各学部は、単位制を実質化し、学生の予習・復習の時間を確保するために、履修登録で
きる単位数を各回生で制限している。なお、例外的に、薬学部については要卒単位数が多
く、系統履修の関係で必修単位数が多いため、登録上限単位数が設定されていない4)。
本学は、学士課程に必要な学力形成の最終目標として、卒業研究・卒業論文・卒業制作、
あるいはそれに代わる検証可能なシステムを厳格に設定する方針を掲げている5)。2012 年
度現在、全 13 学部のうち、卒業研究を必修としているのは、文学部、映像学部、理工学部、
情報理工学部、生命学部、薬学部、スポーツ健康科学部の7学部であり、法学部、経済学
部、経営学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学部は卒業研究を必修としていない6)。
なお経済学部は、卒業時の質保証のシステムとして、「リクワイヤード経済学」(到達度
検証試験対策講義)を4回生の必修科目として置いている7)。 また国際関係学部は、卒業
論文から2単位以上習得できない場合には、固有専門プログラム科目、固有専門関連科目
または地域研究科目から、8単位以上を修得しなければならないとしており、そのことで
卒業論文に代わる教育の質の保証を担保している8)。
3)法学部
学生の主体的参加を促進する教育方法の適正化および標準化のために、本学部の教育課
程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、毎年度の入学者および進級者に
対する特修別の履修ガイダンスを実施しており、すべての学生に配布されている「法学部
学びマップ」1)を学生の学修ポートフォリオとして活用しているほか、学生実態アンケー
トの集計結果から抽出された情報を小集団科目や学部基礎科目の担当者会議において共有
Ⅳ-③-1
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
している。大規模講義科目においても、立命館大学の共通フォーマットによるインタラク
ティブシートや担当者による独自のシートを使用することにより、学生の主体的参加を促
進している。小集団科目においては、クラス担当者による面談も、必要に応じて、学習指
導のために実施している2)。英語による授業科目としては、2012 年度前期に新しく実践英
米法(2単位)を開講して、アメリカン大学法科大学院(American University Washington
College of Law)から派遣された教員により、双方向的な授業方法を実践3)している。
また、2012 年度のカリキュラム改革により、法学部の体系的な教育課程の基本的な設計
において、第3セメスターまでに履修されるべき学部基礎科目が計 26 単位の構造に精選さ
れ、第4セメスターから履修される専門化プログラムの科目も精選されているが、これら
を中心とする各授業科目の予習と復習の時間が十分に確保され、自学自習を伴う履修が徹
底されるために、受講登録単位数の上限を設定している4)。
4)経済学部
4回生時の必修科目「リクワイヤード経済学」
(B-ERE対策講義)に、これまで含ま
れなかった「社会経済学」の分野を加えることを決めた。
「ミクロ経済学」
、
「マクロ経済学」
と「社会経済学」のいずれかを中心に学んできた学生が取り組みやすいように、試験問題
は 28 問から 20 問選択する形式を採用するものとした1)。またこの科目とそこで実施され
る到達度検証試験を持続的に行えるよう、これまで経済法令研究会に依頼してきた試験問
題を、本学部の中で作成することに取り組んだ2)。さらにこれらの変更に伴って、これまで
「リクワイヤード経済学」
(B-ERE対策講義)と呼んできたこの科目名を、「リクワイ
ヤード経済学」
(到達度検証試験対策講義)に変更した3)。授業は本学部の専任教員によっ
て行われている。
5)経営学部
適正なクラス規模については、いまだ追求する余地がある。教学改革ガイドラインに示
された適正規模の目安との関係で点検すると、科目の区分や規模の別ごとに 2012 年度の現
状は下記のとおりである。
講義科目のうち、コア科目については5クラス 200 名規模が達成されている。複数年に
わたる 400 名以上規模クラスの是正については依然として実施できていない。小集団のク
ラス規模改善について 2012 年度は達成できていない(基礎演習 35 名、専門演習 25 名)
。
卒業時の質保証に関る卒業論文の必修化あるいはそれに変わるシステムについても実施で
きていない。
2010 年度カリキュラムでの 2011 年度2回生ゼミにおいて、当初の想定を大幅に超える
学年定員の 90%(当初想定では 70%)の応募があったことによって、ゼミ選択を希望しな
がら入れなかった学生が 117 名発生した。卒業時の質保証の観点からも、2011 年度はプロ
ジェクト研究での収容を進めるとともに、2012 年度1年限りの3回生ゼミを設定すること
Ⅳ-③-2
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
で、対応を行った。2011 年度の事態を受けて、2012 年度は対象となる学生全員が受講でき
るように設定し、開講した。2013 年度は2回生からの専門演習の最後の年度であり、2013
年度新カリキュラムにおける基礎演習および専門演習の規模については、OICの教室条
件等を踏まえた規模の実現を図っていく予定である1)
2) 3)
。
6) 産業社会学部
コア科目はおおむね 200 名以下のクラス規模で開講されたが、一部のクラスでは、200
名を上回る規模となった。
7)文学部
特徴ある授業形態としては、4年間を通じた小集団科目が存在し、講読・演習的授業(実
験系・フィールドワーク系も含む)を日常的に展開している。それが、学びの集大成とし
ての卒業論文の作成に集約されている。履修登録科目の上限設定に向けては、2012 年度改
革にあたって見直しを図り、単位取得の実質化を図っている。学生に主体的参加を促す授
業方法に向けたこの間の特徴的な試みは、初年次教育の「リテラシー入門」において、授
業に際しての「望ましいオーディエンス」に関する授業内容を新たに設定している。
8)理工学部
教育方法および学習指導の適切性を検証するひとつの方策として「学びの実態調査」を
実施し、教育開発推進機構の協力を得て、学生のGPAをクロスさせた分析を行った。そ
して、その分析結果を教授会において報告・議論し、本学部教員全体で共有した1)。
2012年度カリキュラムから、さまざまな実践的な課題に取り組むことを通じて学習者自
身の創造性を涵養することを目的とした「デザイン型(創成型)科目」を 各学科で設置し
はじめた。2013年度までに実施した実績を踏まえて、発信する能力やプレゼンテーション
能力など、外部発信の能力向上等を視野に入れて、さらなる高度化を図る2)。
9)国際関係学部
個々の科目(群)ごとに、その特色にみあった方法で教育と指導が行われている。1回
生から2回生前半にかけての時期の学びについて例をあげると、基礎演習/Introductory
Seminar では、TAによるチュートリアルを設けて学生によるグループ発表をサポートし、
夏期レポートについては担当教員による添削を行っている。英語/Academic English では、
課題の提出と添削を繰り返しながら、英語で読み、討論し、論文を書く技術について集中
的な訓練を行っている。グローバル・シミレーション・ゲーミング/Global Simulation
Gaming では、学生は、自らが演じるアクターについての課題提出を伴う事前学習を経て、
まる1日をかけて国際社会における交渉を実演して多くの条約文書を作成し、終了後は、
回顧録と題したレポートの提出を行っている。このような多様な方法を通じて、全体とし
Ⅳ-③-3
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
て、適切な教育が行われている1)2)3)。
10)政策科学部
学部として、教育方法と学習指導の共有化を進めた代表的な科目は、1回生前期と後期
の「基礎演習」および2回生通年の「研究入門フォーラム」である。
「基礎演習」では、2011
年度と同様、前期は全 15 回のモデルケースを設定したうえで講義運営を行った。2012 年
度は『P.S.BOOK 入門編 2012―基礎演習副読本―』を新たに作成し、基本教材として活用
した。また、6月、7月、11 月と通年3回のライティング課題、12 月 14 日には第3回ライ
ティング課題にもとづくリサーチプロポーザル・コンペティションを実施した。
また、
「研究入門フォーラム」は、学生自らがアイデアを出し、これを具体化した研究テ
ーマを考え、それをグループ研究へとつなげるために意見の調整を行い、フィールド調査
などで発生する困難を乗り越え、成果をまとめ、発信するといったプロセスを経るもので
あり、自主的な学び・フィールドワーク・グループワークの経験を積み実践的政策を体得す
ることを目的としている1)。
11)情報理工学部
カリキュラムにおいては、講義で学んだ知識を実際に活用する場として、演習科目や実
験科目を配置している。特に、プログラミングに関連した科目として、
「プログラミング言
語」「データ構造とアルゴリズム」の講義科目で学習した内容を「プログラミング演習1」
「プログラミング演習2」で実践することによって、知識の定着を図っている。各学科の
実験科目では、講義で学んだ専門知識を活用する課題に取り組むことによって、実践する
力を養っている。また、学生が与えられた課題に主体的に取り組むための科目として、各
学科が創成科目と呼ばれる演習科目を設けている。3回生後期からは研究室に所属し、学
生が個別の課題に取り組む卒業研究によって本格的なプロジェクトペースの学習を行う。
卒業研究に関わる科目の履修では、卒業に必要な単位の修得が十分でない場合には卒業研
究科目を履修させず、卒業研究を中心に学習を行えるだけの単位修得を達成してから履修
することとしている。また、各回生で予習・復習の時間を確保するために、1年間に履修
登録できる単位数を1回生では 46 単位、2回生以上では 48 単位に制限している1)。
2010 年度第1回情報理工学部自己評価・FD委員会において、
「学びの実態調査」の結果
分析を行った。それにより、学生の学習態度等について、総合的に把握することができた。
これを踏まえ、さらなる実態把握を行うために、2011 年6月に全回生を対象に学部独自の
「学生実態アンケート」を実施した。
さらに、2012 年2~3月に4回生を対象とした「学びの実態調査」を実施した2)。また、
2011 年度の開講にあたっては、クラス規模適正化のため下記の対応を行った。
・専門基礎科目である「物理1」について、開講方針における受講規模を 150 名程度とし
ていたが、実際の受講登録者数が 400 名を超えたことから、学習の質を保証するため、当
Ⅳ-③-4
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
該クラスを2クラスに分割する措置を講じた3)。
・コア科目・基礎的科目の「確率統計」
「情報理論」を2クラス増の4クラスとし 120 名規
模を実現した。
「情報基礎数学」
「計算機科学入門1・2」を1クラス増の3クラスとし 150
名規模を実現した。
12)映像学部
2011 年度カリキュラム改革での変更点(コア科目の策定、科目名称および区分の変更、
開講時期の変更、配当回生の見直し、履修指定科目の見直し、卒業要件の見直しなど)1)
を反映した開講方針どおりに授業を開講した2)。具体的には、1年生の導入科目として、当
学部の核でもある「アート」(デジタル映像メディア実習)、「ビジネス」
(プロデュース基
礎演習)
、
「テクノロジー」
(プログラミング演習)を配置し、演習や実習といった自ら主体
的に考えて学ぶ体制を重視した。こういった、実習、演習科目を重視した学びは学部にお
ける4年間の教育を通して進められる。学生たちは、前述のコア科目を受講したうえで、
キャリアデザインを持って履修を進めていく履修方法の大枠の指針である「学びのフィー
ルド」を参考にしながら、自身の関心分野に近い実習科目を回生ごとに受講し、これらを
専門領域の演習科目である映像文化演習での学びへとつなげていく。映像学部における実
習科目は、
「映像制作実習」などを皮切りに小集団単位でプロジェクトに参加する体系のも
のが多い。また、
「プロデュース基礎演習」においては、一部、ピア・エデュケーションを
導入し、グループワークの実習プロセスを学生目線から学べる体系になっていることから、
実習を通して学ぶ専門領域に加え、グループダイナミクス、プロジェクトマネジメントス
キルや、コミュニケーションスキルなどを実践的に学べる環境が整っている事が特徴的で
ある。これらの学びの一例として学部教学として重点的に展開している初年次コア科目に
ついて、次のとおり、その状況を報告する。
【初年次教育】
現行カリキュラムにおける初年次教育として、
「プロデュース基礎演習」「デジタル映像メディア実習」
ならびに「プログラミング演習」の3つの実習・演習はそれぞれ安定的に運営され、充実化のための授業
方法および内容の精査が行われている。
①デジタル映像メディア実習
2012 年度計画を踏まえ、Illustrator、色彩、デザインに時間的リソースを多く割いた授業設計を行って
ている。
②プロデュース基礎演習
前期はグループワーク・リテラシー(要約や会議について、発想法など)の習得を目的とし、ヘルパー・
オリターを交えたグループワークと、各クラス担当教員が専門とする分野のリレー講義を行い、最終課題
としては、オープンキャンパスの学生企画をコンペ形式で行うファイナルプロジェクトを実施した。後期
は、ものづくりを意識したグループワーク力とリサーチ力の向上を目的とし、各クラス内で5つのテーマ
Ⅳ-③-5
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
ごとのグループ分けを行い、それぞれのリサーチを進め、成果を発表するファイナルリサーチを実施する
などして、学生が主体的に学べる場を提供した3)4)5)6)。
③プログラミング演習
履修指定科目としての位置づけの明確化から、段階的な学習が進められるように説明を行った。また、
2011 年度の成果を生かしつつ、後期においては、講義内容の精査を行い、視覚表現に特化したプログラミ
ング言語へのC言語からの接続内容も導入した。さらに、映像テクノロジーと協働により、
「教育の質向上」
の取り組みにおいてテキスト教材の準備を行っている。
13)薬学部
日本薬学会が中心に策定した薬学教育コアカリキュラムに従った授業が行われている。
授業としては、講義形式の授業のみならず、多くの実習や演習を通じて、薬剤師としての
知識・態度・技能を学ぶためのカリキュラムが設定されている。さらに、5回生では病院・
薬局における体験型の実務実習(各 11 週間)が取り入れられている。さらに、4回生~6
回生時には問題解決能力を醸成することを目的に卒業研究が課されており、これらの総体
として教育目標の達成をめざしている1)。
要卒単位数(195 単位)が多いこと、系統履修の関係で必修単位数(70 科目・132 単位)
が多いことから、登録上限単位数を設定していない2)。
1回生後期に「薬学基礎演習2」を開講している。本授業では設定されたテーマに対す
るSGDを行い、発表するという参加型授業の取り組みを実施している3)。また、2013年
度から教育開発支援機構と共同で1回生前期に「特殊授業(共通専門)
(ヒューマニズム・
コミュニケーション)
」を開講している。本授業ではコミュニケーションツールを実践的に
学べるロールプレイ、不自由体験にも通じるトラストウォーク、地域ボランティアの一般
模擬患者(SP)が加わった薬局での患者応対のロールプレイなどを実践する体験型授業
を実施している4)。
14)生命科学部
(1) 新入生オリエンテーション期間中に理科のプレイスメントテストを行い、高校理
科について各自の到達度を認識させた。到達度が低い学生については随意科目であ
る初修物理、初修生物の履修を指導するとともに、
「化学・生物駆け込み寺」1)の
積極的な利用をよびかけた。
(2) 日本語表現法を前年度と同様のクラス規模で開講した。作文技術の改善を図るた
め、実際に文章を書き提出する課題を与え(3回)
、それを添削して返却した2)。
(3) 授業評価アンケートの分析結果は、実験科目等の複数担当科目については担当者
間で共有しているが、その他の科目については、教授会または学科会議で議論し共
有化を図ることは、十分にはできなかった。ただし、
「学びの実態調査」結果につい
て、特徴把握に努めた3)。
Ⅳ-③-6
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
15)スポーツ健康科学部
学生が学生に対して「学び方」などを支援する取り組みの一環として、スポーツ健康科
学部では、2011 年度よりアカデミックアドバイザー制度(以下、AA制度と記す)1)を、
また 2012 年度よりアドバンスト・コーチング(実習)プログラム(以下、ACPと記す)
2)
を開始している。AA制度は、本学部の人材育成目標を達成するために、上回生が1回
生の学習面のサポートを行うとともに、AAとなった学生自身が学習支援や組織運営を通
じて本学部の人材育成目標に繋がる人材に成長する機会を創出することを理念としている。
基礎演習での学習支援、年間スケジュールに基づく各種企画(学習計画相談会、体育会所
属学生向けガイダンス、定期試験勉強会、ゼミナール大会支援、他)などを実施している。
ACPは、BKCで開講される教養科目「スポーツ方法実習」に実習生として参加し、学
部の基礎専門科目等で学んだスポーツ指導の理論を実践し、指導力を高め、学びを深めな
がら成長していくことを目的とした取り組みである。具体的には、科目担当教員との打合
せを踏まえた指導案の作成と実践、当該科目受講生(他学部生を含む)への指導補助など
を行っている。AA、ACPとも発足して間もない制度であるが、引き続き到達点と課題
など明らかにしながら、制度の充実と発展に努めたい。
各科目に関わっては、基礎演習担当者会議、ならびに研究入門担当者会議を開催し、到
達目標、授業内容、進度など確認しながら日常運営を進めた。また、卒業論文の作成・提
出・審査などの運用事項を精緻化・整理した。あわせて、3回生を対象とした専門演習報
告会の開催を決定するとともに、次年度に向けて、1・2回生向けに専門演習の内容を発
信する企画を実施することなどを決定した3)。さらに、専門演習における実験が本格化する
ことを視野に入れ、安全対策強化の視点から「運動負荷およびトレーニング実験実施にあ
たってのガイドライン」を制定し、ガイドラインの運用に必要な機器を整備した4)。2014
年度カリキュラム改革の中では、学位の質保証についても検討を進めた。5)
17)研究科共通
新入生に対し、入学時オリエンテーション期間に、博士学位取得後のキャリアパスを見
通した研究・学修計画の検討を支援することを目的として、シンポジウム「博士課程の地
図を描く――大学院から未来のキャリアパスにつなげるために」を開催した1)。
院生に対する適切な学習指導の推進の観点からは、2010 年度に各研究科で研究指導フロ
ーチャートを作成・公開のうえ、指導の可視化を図っている2)。また、院生の研究業績等を
組織的に把握し、必要な指導を行うことを可能とするため、2011 年4月1日から、
「立命館
大学若手研究者学術・キャリア情報検索システム(Ri-SEARCH)
」を稼動している3)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
Ⅳ-③-7
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
18)法学研究科
法学研究科においては、院生に分かりやすい履修モデルを提示するために、リーガル・
スペシャリスト・コースのプログラムを「ビジネス法プログラム」、「不動産法務プログラ
ム」
、
「税務プログラム」
、
「公共法務プログラム」の4つに整理した。また、カリキュラム・
ポリシーに基づき、各プログラムに対応する志望進路を明確化した。すなわち、
「ビジネス
法プログラム」は民間企業・金融機関等の法律専門職、
「不動産法務プログラム」は司法書
士や不動産関係業務の専門職、
「税務プログラム」は税理士や公認会計士など税務の専門職、
「公共法務プログラム」は公共法務のスペシャリストとしての法律職・行政職の公務員と
した1)。
その他、院生に対して適切な学習方法として以下の取り組みを行った。
(1)入学時ガイダンスや履修要項や「特別演習1」において研究指導フローチャー
トの周知徹底をした2)。
(2)
「特別演習1」において、修論研究の進捗報告と修士論文計画をレポートとして
課した3)。
(3)公法・民事法・刑事法、税法の分野別に教員と院生による研究会を行っており、
それぞれの研究会の中で修士論文中間報告会を開催した4)。
19)経済学研究科
ホームページにおいて履修モデルの提示を行った1)2)3)。また、博士課程前期課程(以
下、前期課程という。)においては、新入生に対する履修ガイダンスを行い、コースごと
の履修指定科目含む適切な履修指導を行った4)。
研究指導に関しては、経済学研究科ホームページや履修要項において、研究フローチャ
ートの提示を行っている5)。前期課程については、研究計画書の提出、研究演習レポートの
提出を求め、研究の進捗状況を把握した。博士課程後期課程(以下、後期課程という。
)に
ついては、研究計画書の提出を求め、研究の進捗状況を把握した。標準修了年限を超える
在学生については、毎年度、論文執筆にあたっての研究計画書を提出させた。前期課程で
は中間報告会、最終報告会等を開催、英語基準の後期課程では Open Seminar を開催した。
なお、博士学位の授与手続に関する運用内規の改訂を行い、2013 年度より予備審査制度の
導入を行う6)。
20)経営学研究科
前期課程については、①新入生オリエンテーション時にカリキュラムや履修方法につい
て副学部長がガイダンスを行い1)、②1回生後期の研究展開科目は1回生全員が受講し2)、
③修士論文中間報告を 2012 年度は9月に分野ごとに開催し、修士論文の進捗状況を確認し
た3)4)。後期課程については、2012 年度は9月と2月に博士候補者資格認定発表会を行い、
2名を博士候補者に認定した4)5)。またD3の1名について、博士学位申請1ヵ月前に行
Ⅳ-③-8
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
う博士学位論文最終報告会を開催した6)。
21)社会学研究科
2012 年度についても履修要項および研究科HPに「課程での過ごし方」としてセメスタ
ーごとの課題を明示した1)。両課程において、論文構想発表会の実施や研究計画書等の提出
を通じて指導状況、執筆状況を研究科で組織的に確認した。標準修業年限を超えて在学し
ている院生については、論文執筆状況計画書の確認や定期面談等を行い、状況に応じた必
要な支援を組織的に行った(指導教員の変更など)2)3)。
22)文学研究科
これまで『履修要項』に掲載されていた学位授与プログラムの見直しを行った(2012 年
10 月 23 日・11 月6日、文学研究科委員会)1)。修士論文の後期提出締切日を1月末日か
ら1月 15 日に変更した。2013 年度からは、前期提出締切日を7月末から7月 10 日に移行
することを議決した(2012 年 12 月 18 日、文学研究科委員会)2)3)。また、
「大学院学位
課題WG中間まとめ」に基づき修士学位授与に関する内規を検討し、文学研究科の意向を
再確認した(2012 年 12 月 18 日、文学研究科委員会)3)。
23)理工学研究科
専攻・コースごとに、2年間の研究指導のフローチャートを履修要項に掲載し、学生が
2年間の研究活動を見通せるようにした1)。前期課程、後期課程ともに中間発表を実施し、
研究の進捗状況を確認した。Ri-SEARCH、研究室ホームページ上の研究実績覧を整備した
2)3)
。
24)国際関係研究科
履修ガイダンスの手法について改善を行ない、研究倫理等についても副学部長より具体
的に指導を行った。中間報告会等については、その意義について、院生に周知した1)2)。
25)政策科学研究科
指導教授によって院生への履修指導を行ってきた。院生は、各セメスターに報告書を提
出して単位の認定を受ける。前期課程・後期課程ともに、所属するリサーチユニットを越
えたワークショップでの報告が義務づけられている1)。
26)応用人間科学研究科
コースナンバリング制の導入と臨床領域、各クラスターの達成目標に対応する科目を明
示した1)。修士論文構想発表会として、M2は6月 25 日、M1は1月 21 日にポスター発
表を行った。それぞれ発表時間は 30 分間とし、所属外のクラスター、領域の院生の発表に
Ⅳ-③-9
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
参加できるよう、時間の配分を行った2)。アカデミックキャリア形成プロジェクトは6/17
に対人援助フォーラム‘12、9/29 に対人援助プロジェクト発表会が実施され、最終的な成果
としてキャリアパンフレットが作成された3)。英文アブストラクト作成セミナーを大学院課
と共催して実施した(2012/12/8、2013/1/12)4)
27)言語教育情報研究科
全院生に対して教育方法および学習指導の適切さを保証するため、2012 年9月入学生が
4月入学生同様の履修がスムーズに進められるように、執行部会議を中心に議論を進めた。
入学者の研究テーマに応じた「スーパーバイザー」の配置を行った1)2)。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
個別履修指導、履修要項、パンフレット等にて、履修モデルの提示を行ったが、院生の
研究の進捗状況を各段階で可視化する取り組みの再検討はほとんどできなかった1)2)3)4)。
29)公務研究科
公務研究科においては、異なる進路パターンに対応した3つの履修モデルを、研究科独
自のパンフレットに提示している。入学式後のオリエンテーションにおいて、大学院にお
ける研究活動や将来の進路選択に向けた一般的な心構えについて指導しており、リサー
チ・プロジェクト等において、個別に履修や研究活動に関する指導を行っている。1)
2)
リサーチ・プロジェクトの一環で、12 月5・6日に修士論文等構想発表会を実施し、研究
進捗状況等についての報告・質疑応答を行った3)。
31)映像研究科
入学後のガイダンスや、
「映像研究演習」などにおけるアカデミック・コンサルテーショ
ンにおいて、学内リソースについて説明したうえで、アカデミック・コンサルテーション
の一環として履修指導を行ってきた。1回生後期の「プロジェクト演習」から当該学生の
研究分野に近い領域の教員とそれ以外の専門分野の教員とによる複数指導体制により、研
究課題にあわせ今後の履修すべき内容について指導を行ってきた。
一方で、2015 年度カリキュラム改革を進める中で、これまで学生が修士論文/修士制作と
して絞り込んできた課題などを精査し、サブジェクト・ゾーンのゾーニングや教員配置な
どの検討を進めた1)。
1)
「学修カルテ」と「制作・研究ポートフォリオ」
manaba folio を利用した「学修カルテ」を活用することにより、各学生の履修状況を導入科目でも
ある「映像研究演習」を礎に学生の履修状況が段階ごとに分かるように記録の蓄積を進める事が出
来た。最終的には、2回生時の研究計画書作成に関する各教員の所感などまで確認できるようにし
た。一方で、manabafolio の活用に関するガイダンスを行い、出来るだけ多くの教員が manabafolio
Ⅳ-③-10
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
の活用方法を確認できるようにした2)。
2)
「修士論文・制作発表会」
設置申請の研究指導プロセスの設計に基づき2年次の「修士論文・制作発表会」(仮称)を公開で
2013 年1月 15 日(火)に開催した3)。
3)研究指導チームの確定
「クリエイティブ・プロジェクト演習 I・II」において、複数のサブジェクト・ゾーンから研究指導
チームを編成させた。これにより指導チームごとにそれぞれの専門分野ならではの指導を行うこと
で複眼的視点での研究指導体制を確立した4)。
32)情報理工学研究科
現行カリキュラムにおいては、共通科目の一部(技術経営系科目)を理系3学部共同開
講としていることから、2014 年度カリキュラム改革で、より情報理工学研究科に特化した
内容に精選して単独開講とした。またこれとあわせて、2014 年度履修要項からカリキュラ
ム・マップを掲載することとした1)。
33)生命科学研究科
2012 年度履修要項に研究指導フローチャート・年間の履修の流れを掲載した。<生命科
学研究科履修要項 P45・46(博士課程前期課程)
、P59・60(博士課程後期課程)1)>また、
修士論文中間発表会として、M1テーマ紹介ポスター発表を、各コース単位(単独コース)
で8月下旬から9月中旬にかけて実施した。他コースに対して参加をオープンにした。<
「2012 年 生命科学研究科 修士論文中間発表会の開催について」2012 年7月 24 日第8回
研究科委員会2)>
34)先端総合学術研究科
(1)2012 年度も引き続き院生にとって分かりやすい履修モデルを提示した。2012 年度
にはすべての入学者により丁寧なオリエンテーションを行った上で、3年次転入学
生の全員に個別の面談を行って、カリキュラム設計の情報提供と授業の履修等の指
導を徹底した1)2)3)。
(2)研究科の教育目標である「複数指導・共同指導体制」「プロジェクト型教育研究
システム」「体系的な連動型カリキュラム設計」をより実質化するために、研究指
導助手や英語論文指導スタッフを含めた共同指導体制をさらに強化した4)。
(3)教員ならびに院生の国際発信・多言語発信の体制を整備するために、よりシステ
マティックな教育研究支援体制(教員+研究指導助手+英語論文スタッフほか)を
構築した。国際的な研究教育拠点との連携化をベースに「先進的プロジェクト型教
育体制」を構築した4)。
(4)継続的に実施している『Core Ethics』研究報告会5)や博士予備論文・博士論文構
Ⅳ-③-11
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
想発表会や日本学術振興会特別研究委員への申請の際の共同指導などの取り組みを
さらに充実化させた6)(必ず複数の教員が同時に指導にあたる体制にした)。加え
て、すべての院生プロジェクトなどがホームページで公開されており7)、またすべ
ての先端研開設科目の講義の成果や教員・院生の業績が記された彙報を引き続き刊
行した8)。こうした仕組みを通じて、院生の研究の進捗状況を各段階で可視化する
取り組みと組織的な指導体制を整備・構築してきている。
(5)博士論文構想発表会を前期・後期の二期に開催し、学生にとってよりきめ細やか
な運用にした。また、博士論文の審査の厳正化と質向上のため、博士論文の提出も
3月、5月、12 月ではなく、3月、4月、10 月の提出に変更した。ただし、2012
年度は 2011 年度に続き「移行期」であったため、学生に不利益等が生じないよう
十分に配慮し、情報の周知徹底を図った9)。
(6)社会人院生、特に遠隔地の社会人院生に対してより適切かつ効果的な研究指導体
制を実施した。具体的には、教員間で情報共有化を図り、演習や博士論文指導の時
間に必ず報告することを促すなどして、より適切かつ効果的な教育体制となるよう
に整備した 10)。
(7)2010 年度に研究推進施策予算によって整備された「先端総合学術研究科出版助成
制度」を維持し、2012 年度までに 12 件の著書を刊行した。全国的に見ても最も大
きな成果を収めている状況である 11)。
36)経営管理研究科
経営管理研究科は専門職大学院の主旨に則してコースワークによる修了認定を行ってい
る。そのため、基礎・基幹科目、展開科目(プログラム科目)
、課題研究の修得について修
了要件を定めており、これにもとづいて企業経営及び企業会計領域の体系的履修を保障し
ている。これを前提とした上で、さらに各自のキャリア形成を考慮した履修を促進すべく、
入学時ガイダンスにおいて「履修ガイドライン」を配布し、アカデミックアドバイザーに
よる履修指導を行っている1)。
(2)シラバスに基づいて授業が展開されているか。
1)大学全体
シラバス編集・公開方針を毎年度策定し、全学機関会議において確認している1)。シラバ
スの位置づけと役割を確認するため、シラバス入稿マニュアルを策定し、非常勤講師を含
むすべての授業科目担当者に周知している2)。
また、授業内容・授業方法とシラバス記載事項の整合性を確保するために、学生への公
開に先立ち、学部執行部によるシラバス点検を実施し、万一適切でない記載が発見された
場合、執行部から当該担当者に修正を要請している3)。また、授業内容・計画にやむを得ず
Ⅳ-③-12
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
変更が生じた場合のシラバス変更についても、全学的な運用ルールを定めている4)。
シラバスは、授業の概要、受講生の到達目標、各回の授業スケジュール、授業外学習の
指示(学部)
、授業の方法(大学院)、成績評価方法・種別・割合・基準、教科書、学生・
教員間のコミュニケーションの方法などを記載し公表しており、あわせて受講生の到達目
標や成績評価方法の変更を要する場合は、学部・研究科執行部や教学機関長の了承を得る
ことと定めている5)。
2)学部共通
シラバスに記載された各授業の到達目標が達成されたかを測定するため、セメスターご
とに実施する授業アンケートでは「シラバスに記載された到達目標の達成度」を項目とし
て設け、経年分析を実施している1)。
3)法学部
シラバスについては、特に専門科目について、授業担当者による執筆・入力後、副学部
長(教学担当)を中心に法学部執行部において内容を点検している。内容に不足等がある
と思われる場合には、授業担当者に修正・変更を促し、内容の充実化を追求している。
4)経済学部
全学の方針に基づいて、シラバスの内容のチェックを行っている1)。
5)経営学部
教学担当副学部長がすべてのシラバスの記述についてチェックするようにしている。そ
の上で、シラバスに基づいて授業が行われているかどうかは、授業アンケート結果から、
かなりの程度そうなっている1)2)。
6)産業社会学部
シラバスの記載について、授業内容・方法とシラバスが整合的であるよう注意を喚起し
ている。あわせて、記載形式に不備がないかどうかの点検を行っている。
7)文学部
運営方法、到達目標、成績評価基準等が統一されていない同一科目名の小集団授業に関
しては、2012年度末のシラバス点検により、各学域・専攻ごとの議論を促し、大枠での統
一に向けた努力を進めてきている。
8)理工学部
授業目的、到達目標、授業内容・方法、1年間の授業計画、成績評価方法・基準等を明
Ⅳ-③-13
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
記したシラバスを、統一書式を用いて作成し、Webを通じて学生に周知している1)。
9)国際関係学部
次年度の授業に向けたシラバス執筆にあたっては、
「シラバス執筆にあたって」1)マニュ
アルを配布し、シラバスに基づいた授業を展開するよう担当教員全員に強く要請している。
また、成績評価方法など、重要箇所の変更を行う場合は、変更に問題がないか、学部執行
部が確認を行っている。
10)政策科学部
シラバスの記載について、学部の教育目標と各科目のシラバスに記載される受講生の到
達目標との整合性を意識して学部執行部による点検を行っている。シラバスに基づいて授
業が展開されているかという点は、授業担当教員の授業進行に任せている。全学統一補講
日や教育支援ツールなど、当初授業計画を円滑にすすめられるような仕組みは整備されて
いる。
11)情報理工学部
1. シラバスを作成し、内容を他の教員が点検することによって妥当性を検証している1)。
2. シラバスに基づき 15 週の授業を行うために、休講があった場合には、必ず補講を行
っている2)3)。
3. Webシステムでの成績入力時に、シラバスの変更がないことを確認の上、成績を入
力している。
12)映像学部
シラバスについては、執筆前に、シラバス執筆に関する留意事項などを伝えつつ、執筆
後は、教授会において複数回にわたり、作成時の課題等を示しつつ、シラバスの校正を各
教員に依頼している。同時に執行部も内容確認を行い、授業内容とシラバスに齟齬がない
か確認している1)。
加えて、授業アンケートや学びの実態調査などを確認し、座学、実習、小集団などで如
何なる傾向があるか確認し、教学内容が達成しているかを検証している2)3)4)。
13)薬学部
シラバスでは、授業に対応した薬学教育モデルコアカリキュラムの到達目標(SBOs)
を記載するように指示を徹底している1)。また、FD等を通じて、各回の授業内容やキーワ
ード等が明示されていること、学習者が主体の記載となっていること、評価基準が明示さ
れていることなどを指導すると共に、シラバス点検を通じて、内容の充実を保証している2)。
各教員には、教授会等を通じて、薬学教育モデルコアカリキュラムのSBOsを明示し
Ⅳ-③-14
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
て、シラバスに即した授業を行うことを徹底している。
14)生命科学部
学部開設時の届出書類に書かれている科目概要にしたがい、複数クラス開講科目ではク
ラス間の差異をなくすよう務めている。この確認のために、シラバス講習会を行い、担当
者に周知をしている1)。
15)スポーツ健康科学部
特記事項なし。
17)研究科共通
大学全体の取り組み内容に同じ。以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に関
し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
前期課程研究コースの修士論文の研究指導科目(特別研究)の標準的なシラバスについ
て検討を行った1)。
20)経営学研究科
教学改善アンケートおよび教員アンケートにおいてシラバスについての設問を設定して
おり、セメスター毎に集約を行い、研究科委員会で集約結果の共有を図っている1)2)。
21)社会学研究科
2012 年度についても研究指導科目のシラバスには共通原稿を用い記載内容の標準化を図
っている1)。
26)応用人間科学研究科
教学改善アンケートについては、回収率が低く、妥当性が低いと考えられたため、教学
改善のための懇談会を臨床心理領域、対人援助領域ごとに実施した(2012 年7月 31 日、
8月2日、8月6日)1)2)3)。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
2012 年度第1、2クォーターの授業アンケートの結果について、設問6(授業の体系性)
においてシラバスとの整合性を確認しているが、その平均値は 4.4 であるとともに、すべて
の科目で4点台であり、シラバスとおりに授業は行われていると考えられる。また、前年
に比較しても平均値で 0.1 の上昇が見られる1)。また、2012 年度第3、4クォーターの授
Ⅳ-③-15
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
業アンケートの結果では、その平均値は 4.6 であるとともに、すべての科目で4点台であり、
シラバスとおりに授業は行われていると考えられる。また、前年に比較しても平均値で 0.1
の上昇が見られる2)。
32)情報理工学研究科
研究指導科目のデフォルトシラバスを作成し、内容の充実を図った1)2)。
33)生命科学研究科
日本語および英語の2言語シラバス作成を徹底した。<2012 年度生命科学研究科オンラ
インシラバス1)>
36)経営管理研究科
2012 年第3学期に実施した授業アンケートによれば、
「授業はシラバスに沿って行われた
か」を尋ねる問いに対して、全科目の平均点は 5.93(7点満点)に達している1)。
(3)成績評価と単位認定は適切に行われているか。
1)大学全体
成績評価は、オンラインシラバスに記載されている成績評価方法に従って行われる。成
績表示(A+、A、B、C、F)は全学で統一されており、GPA(Grade Point Average)
は本学独自の換算方法で数値化されている1)。
全学共通の指針として、成績評価方法・種別・割合・基準は、すべての科目のシラバス
に掲載されており、変更する場合には学部・研究科執行部や教学機関長の了承を得ること
となっている2)。
また、定期試験については、
「立命館大学定期試験規程」にもとづき厳格に運用している
3)
。
そのほか、全学共通の制度として「成績確認制度に関する申し合わせ」4)を定めて、学
生が制度的に成績確認を請求する制度を整えているほか、外国留学中に取得した単位の認
定にあたっては、
「外国留学単位に関わる授業時間の確認について」5)にもとづいて、単位
の基礎となる授業時間数の換算を統一化している。
2)学部共通
大学全体に同じ。
以下、各学部の成績評価、単位認定に関わる取り組みの中で、全学の取り組みとは別に
記載すべき内容のみに限定し、上記のほか主要な変更等のあった学部を除き、記載を省略
Ⅳ-③-16
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
する。
3)法学部
定期試験の結果については、前期・後期それぞれについて、
「科目別成績分布について」
という文書を教授会で審議し、成績分布ついて周知するとともに、成績評価基準の統一に
向けて、授業担当者の関心を喚起している1)。
4)経済学部
成績評価時に、採点者に対して文書、あるいはメールでA+、A、B、C、Fの評価基準
を確認し、公正な評価に努めている1)。
5)経営学部
成績評価および単位認定については、概ね適切に行われていると考えている。また、試
験講評の学生への提示を行っており、成績評価および単位認定の適切性を補強している1)
2)
。
6)産業社会学部
成績評価が厳格になされること並びに適切な単位認定がなされることについて、注意を
喚起している。
7)文学部
単位認定に関しては、コンプライアンスに基づいた正確な単位認定を行うために、毎年、
教授会において「単位認定方針」を成文化し確認し合っている。また、授業科目の内容、
形態(講義・演習・実験実習)等を考慮し、単位制度の趣旨に沿って単位を認定している。
卒業論文の審査において、主査・副査の複数体制であたっている。いずれに関しても、学
域・専攻単位における日常的な議論・検証を促している。
8)理工学部
授業科目の内容、授業形態等を考慮し、立命館大学学則に基づいて学部則、
「単位認定に
関する理工学部申し合わせ」を定め、単位制度の趣旨に沿って単位認定を行っている。
理工学部における単位認定について、コンプライアンスに基づいた正確な単位認定を行う
ために、これまで慣例的だった手順を新たに「単位認定に関する理工学部申し合わせ」と
して成文化し、再整理した。さらに2011 年度開始早々に、2012 年度カリキュラム改革に
対応するための「申し合わせ」の改正を行った1)2)。
Ⅳ-③-17
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
9)国際関係学部
成績評価は、各科目で設定された目標に対する到達度を基準とする絶対評価が基本であ
るが、A+については、受験者の5%程度と定めている。また、全員が受講する科目である
基礎演習/Introductory Seminar,英語/Academic English,グローバル・シミュレーション・
ゲーミング/Global Simulation Gaming など一部の科目群では、担当者会議により、各評点
のおよその比率を定めている1)2)3)4)。
海外留学帰国後の単位認定については、執行部および事務局において、1科目ごとに授
業内容および履修時間を精査し、単位認定に相応しいかを判断したうえで原案を作成し、
教授会において承認するという手続きをとっている。
10)政策科学部
成績評価は、全学統一の基準を履修要項に記載し、学生および教職員の共通の理解とな
っている。単位認定についても執行部および教授会審議において、単位数、時間数、教育
内容を照合し厳格に判定している1)。
11)情報理工学部
1. 成績確認制度に基づいて、学生から照会された科目において成績評価の確認を行って
いる1)。
2. シラバスに評価方法を明示し、公表されている基準で評価を行っている。
3. レポート作成や定期試験における不正行為がないように、文書を作成し、学生に周知
している2)。
4. 定期試験の講評を作成し、Webシステムで学生へ公表している3)。
12)映像学部
「卒業研究」の成績評価については、教員ごとに、厳格な成績評価、単位認定の適切性、
並びに既修得単位の適切性などで厳格な審査をするように教授会などで注意を喚起すると
ともに、ゼミなどの評価においては、前期後半から副査の決定と、査読を進め、各学生が
自身の研究を適切に実施しているか検討、評価している1)2)3)4)。
13)薬学部
単位認定の適切性を担保できるように、毎年、成績評価基準を明示した資料の提出を書
く教員に求めている。具体的には、第三者評価に対応できるように、試験答案のほか、配
布物、レポート等の評価物の提出を求め、成績評価基準を明示した資料と共に保存してい
る。また、成績評価と単位認定が適切に行われたかどうか、教員、学生の双方で確認でき
るよう試験実施後に「定期試験講評」を行っている1)。
Ⅳ-③-18
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
14)生命科学部
成績評価と単位認定が適切かつ厳格に行われたかどうか、教員、学生の双方で確認でき
るよう試験実施後に「定期試験講評」1)を行っている。
15)スポーツ健康科学部
2010 年度より、小集団科目を除くスポーツ健康科学部の基礎専門科目と専門科目につい
て、「登録者数」、
「定期試験の受験者数(定期試験に代わるレポートの提出者数)」、「成績
評価結果の分布」
、ならびに「講義の講評」を manabafolio 上に1ヵ月間公開する取り組み
を開始している1)。
17)研究科共通
大学全体の取り組み内容に同じであり、以下では、各研究科の取り組みにかかる記載を
省略する。
19)経済学研究科
MPEDコア科目において習熟度別クラス編成を行い、上位クラスではAを中心として
評価、下位クラスでは原則A+は取得できずBを中心として評価を行うこととした。なお、
院生には履修要項や入学ガイダンスで周知している1)。
(4)教育成果について定期的な検証を行い、その結果を教育課程や教育内容・方法の改
善に結びつけているか。
1)大学全体
毎年度末に策定され全学で共有される学部・研究科・教学機関の「教学総括」は、教育
成果について定期的な検証を行い、その結果を教育課程や教育内容・方法の改善に結びつ
けるための文書となっている。この「教学総括」は、当該年度に実施・開講したカリキュ
ラムに関する総括を行い、収集した教育成果の情報に基づき、教授会・研究科委員会にお
ける報告・審議を経て、次年度以降の授業改善、次々年度以降のカリキュラム・授業のあ
り方についての改善素材として活用されている1)。
2008 年度より全学的な教育改善に関する検討を行う組織として、教育開発推進機構を置
いている。
「機構は、大学や学部・研究科・教学機関が掲げた育成する人材像と教育目標を
実現するために、全学に関わる教育内容の改善ならびに教育の情報化推進に向けた教育お
よび研究を行うことを目的とする」2)。 機構は、各学部・研究科の先進事例の情報共有や
教育改善に関わる情報交流、教育成果を生む効果的な教育手法の導入・紹介など組織的教
学改善を進めている3)。
Ⅳ-③-19
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
2)学部全体
教育開発支援センターでは、学士課程における教育成果を間接的に測定し、学部等
の教学改善に資するデータ等を得るため、2009 年度より「学びの実態調査」を、セン
ターと学部の共同により開発・運用を開始し、2011 年度から 2012 年度にかけて、第3回
調査を実施した。新入生調査は7学部、在学生調査は 11 学部で実施している1)。
全学で前・後期セメスター各1回(年2回)実施している学士課程科目に対する「授業
アンケート」では、教育開発支援センターを中心に「授業アンケート結果報告書」を 2012
年度も前期と後期に作成し、各学部および教学機関の教育成果についての検証材料として
全学部等に提供している。2)
3)法学部
立命館大学の共通フォーマットによる授業アンケートを実施しているほか、これとは別
に、本学部独自の学びの実態調査のため、毎年度の学生実態アンケートを1回生には7月
に、2回生と3回生には 12 月に実施している。この学生実態アンケートの集計結果は、教
育改善のための組織的な取り組みに資する基礎データとして、法学部企画委員会および法
学部教授会に報告されている1)。
また、個別の教員の資質を向上させるばかりでなく、本学部における教育の内容や方法
の改善を推進するため、法学部FD委員会によるFD茶話会を精力的に継続し、必要に応
じ法学部企画委員会とも合同しながら、学内各所から講師を招請しての自主的な勉強会を
定期的に開催して、組織的な研修や意見交換を実施している2)。
4)経済学部
2013 年2月 26 日(火)拡大FD委員会において、教育開発推進機構より「日本語の技
法」の実施報告をうけ、改善に向けての検討を行った1)。
2013 年5月 21 日(火)経済学部FD委員会において、教育開発推進機構より学びの実態
調査結果の報告を受け、1回生の教育、指導について議論した2)。
2012 年度に行った「思考力養成講座」を発展させ、正課外講座として 2013 年度は「発信
力養成講座」を開催している3)。
5)経営学部
授業アンケートは定期的に実施しているが、教育効果の検証にまでは至っていない。し
たがって、その結果を教育課程や教育内容・方法の改善にまで結び付けてはいない1)。
6)産業社会学部
教育開発推進機構が実施した調査と並行して、学部独自の教学IR活動に取り組んだ。
具体的には、2012年度末および2013年度初めに卒業生・新入生を対象に、また2013年度7
Ⅳ-③-20
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
月に全回生を対象に「学生の学びの実態調査」を実施して、教育成果を検証するための調
査を行った1)。
7)文学部
授業アンケートにおける学部独自設問として、
「私語」と「学生の授業への取り組み姿勢」
を設定した。
「私語」に関わる設問については、多くの授業において教員は、
「適切に」あ
るいは学生の満足のいく程度に対処していることが看取でき、今後とも、
「不適切」との回
答を0%にすべく努力していくことを確認している。
「学生の授業への取り組み姿勢」を問
う設問では、授業形態によって若干の相違がみられた。文学部の特徴である小集団科目へ
の「取り組み姿勢」の高さを確認しつつ、大講義科目における向上をめざしたい。
2012 年度は教授会におけるミニFD企画を6回取り組んだ。ミニFDの内容は、各種教学
データの分析結果のディスカッション、IT化対応(成績表提出のキャンパスウェブ化や
manaba folio等)の各種講習、ハラスメント防止のための検討会などである。
8)理工学部
2010 年度より全学方針に基づき前期・後期セメスターにおいて、授業アンケートを実施
し、その内容を分析するとともに、個々の科目の改善を図っているが、2013 年度は全学共
通アンケートに加えて、より深い分析が可能となる目的で調査項目に学部独自の質問項目
を追加し、広範なデータを得ることを図っている1)。
教育開発推進機構と本学部執行部が「学びの実態調査」結果にかかわって意見交換を随
時行って、教育改善に役立てている。また、必要に応じて教授会と並行してFD研修会を
実施し、他大学の学生支援についても調査するなど、FD活動を積極的に展開している。
9)国際関係学部
教育成果については、毎年、学部教授会において、教学に関する総括議論を行い、翌年
度開講方針に反映している1)。2011 年度カリキュラム改革に先立つ 2008-2010 年度の期間
には、その時点での学部教育の成果と課題について、集中的な議論を行った。2013 年度秋
からは、新カリキュラムの完成年度を見越して、改革の評価と必要な修正について、新た
な議論を開始する予定である2)。
10)政策科学部
2012年度政策科学部学びの実態調査1)の結果を踏まえ教学総括2)を行い、それに基づき
2013年度開講方針3)に反映した。そして、これらを踏まえつつ、これまでの経験と学部教
学のさらなる発展のため、2014年カリキュラム改革案を検討し確定した4)。
Ⅳ-③-21
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
11)情報理工学部
授業アンケートを実施し、学生からのフィードバックを得ることによって、各教員が学
生の授業への取り組み方や理解度を知るとともに授業改善につなげている1)。
3回生の後期セメスター開始直前にそれまでの学習内容から問題を作成する到達度検証
試験を実施し、学生における知識定着の程度を測るとともに、学生が自身の理解度を再確
認する機会を設けている2)。
2010 年度第1回情報理工学部自己評価・FD委員会における「学びの実態調査」結果分
析を踏まえ、2011 年6月末に全学生を対象に、学部独自の学生実態アンケートを実施した。
この結果については、企画委員会や自己評価・FD委員会において分析し、必要な教学改
革の充実につなげている3)。さらに、2012 年2~3月に、4回生を対象とした「学びの実
態調査」を実施し、2012 年度において、企画委員会を中心に分析し、学生実態の把握を図
るとともに、必要に応じて今後の教学改善につなげる。
12)映像学部
2011 年度に整理した企画委員会構成を 2012 年度も継続、全体会、カリキュラム部会と、
状況にあわせて教授会メンバーが招聘されている1)。2012 年度において。カリキュラム部
会は、基幹時間割の調整の他、2015 年度カリキュラム改革、人員組織整備計画について議
論してきた。学部内には、
「学部教学懇談会」
「初年次教育検討WG」も組織されており、
教育成果検証の観点から内容に応じて企画委員会・教授会へ上程できることとしている2)。
また、映像制作実習や、プロデュース基礎演習並びに映像メディア実習といった小集団科
目並び複数指導体制の科目においては、定期的に会議を開催し、その場において、授業の
内容および方法の改善を図るため検討を重ねている3)4)5)6)。
さらに、学期末は分野ごとに分担して教学総括を行うことで、自らのカリキュラム構造
や授業内容及方法の改善を計るべく検証を進めた2)。履修フィールド別担当者会議を、オン
ライン・オフラインを通じて行い、教員間の意見交換と情報共有を進め、
「2015 年度カリキ
ュラム改革」における課題整理に役立てた7)。
また、各科目において授業アンケートを実施し、そのアンケート結果については、教授会
を通じて共有できるようにし、授業改善に活用するよう促している8)
9)
。
13)薬学部
毎年4回生の 12 月に薬学共用試験(CBT、OSCE)を実施している。CBTはおも
に薬剤師に相応しい知識を、OSCEはおもに相応しい技能・態度を検証する試験である。
これらの試験は薬学教育モデルコアカリキュラムに沿った形で出題がなされるため、これ
らの試験結果をもって、教育成果の検証を行うことが可能である。
2011年度結果は1名を除き合格1)、2012年度結果は全員合格であった2)。
Ⅳ-③-22
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
14)生命科学部
学部発足時から4学科が互いに連携しながら学部教育を行っている。カリキュラムにお
いては、特に低回生の専門基礎科目、共通専門科目は、共通の科目を用意している。2016
年度(見込み)のカリキュラム改革に向けた議論を開始するにあたり、4学科が互いに連
携しながら学部教育を行うという基本的な考え方に変更はなく、共同して科目内容の見直
しを行う予定である。
15)スポーツ健康科学部
2010 年4月開設の新学部であり、4年間の教育課程の中間時点での分析、かつ第5セメ
スター以降の教育課程であるコース、ゼミ、卒業論文などを含まない部分的な分析に留ま
らざるを得ないが、2011 年9月の教授会や企画委員会1)、2012 年9月のスポーツ健康科学
部教職員合同研修会などで検討を行った。2)
17)研究科共通
大学院では、教育成果を図るための一方策として、在学生または修了生を対象とした「教
学改善アンケート」を実施し、その結果を研究科委員会・研究科教授会で審議・分析する
ことで、教学改善のための重要な基礎的資料として活用している1)。また、全研究科共通の
FDセミナーとして 2012 年度は大学院教学実践フォーラム「留学生への教育・研究指導の
実際―意義とその課題-」をテーマに開催した2)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
教育成果の検証に関しては、以下の取り組みを行っている。
・研究コースの修了生も含め、進路把握調査を行い、2011 年度修了生の進路について
はほぼ全員の進路を把握した1)。
・査読基準を明らかにしたうえで、
『立命館法政論集』を刊行した2)。
・M1の成績優秀者やM2や後期課程の優秀論文執筆者に対し、『平井賞』および『天
野賞』を授与した3)4)5)。
また、
「法学研究科教学改善アンケート」を受講生が 10 人以上履修する科目について実
施した。研究科懇談会や院生との交流会、就職企画などにおいて積極的に受講生の声に耳
を傾け、その内容を教務委員会で議論し、研究科委員会に報告した1)6)。
その他、法学研究科の大学院課題に絞ったFD活動を教務委員会で議論し、
「大学院教育
の対象と方法」をテーマとしてFD茶話会を開催した7)。
Ⅳ-③-23
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
19)経済学研究科
教育成果の検証に関しては、以下の取り組みを行っている。
・ 論文等評価基準、修了要件、学位授与要件を履修要項等で明確化し、周知した1)。
・ MPEDのコア科目では、プレイスメントテストを実施し、到達度別のクラス編成
を行った2)。
・ 前期課程の成績分布に関する検証を行った3)。
・ 論文等評価基準に基づき、適切な学位授与審査を行った4)。
教育課程・内容の改善に関する取り組みは以下のとおり。
・ 教学改善アンケートの結果を分析し、FD委員会や研究科委員会で、改善を要する
事項について議論を行った5)。
・ 税理・財務担当者会議を1回6)、MPED運営委員会を6回実施した7)。
・ また、FD委員会を1回(2012 年9月)実施した。
20)経営学研究科
教育課程・内容の改善に関する取り組みは以下のとおりである。学生による個別授業ア
ンケートを各セメスターにおいて実施した。アンケートにおける授業の理解度、研究面で
プラスの内容となるか、授業の進め方、分量、担当者の話し方など、総じて満足度は高か
った。2、9月に教学改善アンケートを実施した。カリキュラムや科目の構成の満足度は
77%が満足していると回答、研究方法科目群の役立ちは 91%が役立ったと回答、履修科目
を決める上でのシラバスの役立ちは 94%が役立ったと回答し、満足度は高かった。一方、
2回生研究指導科目への橋渡しとなる科目の有効性について 56%が役立ったと回答し、や
や低かった。また、研究指導科目の開始時期について 44%は開始時期が遅いと回答した。
教員アンケート、授業アンケート、教学改善アンケートの集計結果を研究科委員会で共有
し、意見交換を行ったが、活発に意見交換がされたとはいえない1)2)3)。
21)社会学研究科
教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、2012 年度についても、セメスター
毎に教学改善アンケートを実施し、その結果については院生クラス会へフィードバックし、
課題の共有を図った1)2)3)。
22)文学研究科
教育成果の検証については、博士キャリアパス形成支援制度検討WGで提示された「教
育・専門性・研究力の向上」の評価指標を参考に議論がなされつつある。また、教育課程・
内容の改善に関する取り組みについては、2012 年度は、全院生に対してアンケートを実施
することはできなかったが、キャリアパス支援については、研究科改革の課題でもあるた
め、執行部会議および研究科委員会において、随時検討を行った。キャリアパス支援WG
Ⅳ-③-24
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
が全学規模で実施され、その検討内容が担当者から文学研究科に対して提示された1)。
23)理工学研究科
教育成果の検証を行い、前期課程の修士論文提出比率は9月修了:63.6%(M3を含む)
、
3月修了:95.1%であった。また、後期課程の博士論文申請比率(D3以上の在学生の割合)
は 28.6%であった。教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、2012 年 10 月に
アンケートを実施し、アンケート結果を 11 月の執行部会議に諮った1)2)。
24)国際関係研究科
教育成果および教育課程・内容の検証に関する取り組みについては、教学改善アンケー
トにおいて、院生の学修姿勢等についての設問項目を追加して調査を実施した(回答は概
ね良好であった)
。その後、教学改善アンケートの内容精査をクラス会と合同で行い、特に
院生の学修態度についての把握につとめた。また、カリキュラム改革の議論のなかで、プ
ログラム別懇談会、全体懇談会を2回実施し、教学実態について、カリキュラムのあり方
についての検討を行うことができた1)。
25)政策科学研究科
教育成果の検証の取り組みについては、前期・後期課程のワークショップ、また博士論
文提出者には、内覧会・公聴会を開催し評価を実施している1)。教育課程・内容の改善に関
する取り組みについては、2012 年度も教学改善アンケートを2月に実施した。教学改善ア
ンケートにより、院生の教学に対する要望を把握し、必要な改善のための論点を抽出して
いくことが可能になる2)。その他、2102 年度より、前期課程および後期課程の院生のワー
クショップの開催曜日を従来の金曜日から各リサーチユニットの授業日とあわせて開催す
ることとし、研究指導に関するより多くの意見を得られるようにした1)。
26)応用人間科学研究科
教育成果の検証に関する取り組みとして、院生の論文数、学会発表数などの評価指標を
特定し、それに基づいた評価を行っている1)。院生の学会発表数(対人援助学会・ポスター
発表)は2件であった。教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、心理検査実
習についてクラス会、院生との懇談を行い、その結果に基づいて、心理検査実習のガイド
ラインを作成した2)。また、ハラスメントFD研修会を言語研と共同で実施した3)。参加教
員人数は5人であった。
その他の大学院に特化した組織的FD活動や教員資質向上の取り組みとして、以下の取
り組みを行った。
・ポートフォリオの達成目標チェックリストの回収を行った(1/21 ポスターセッシ
ョンおよび2/12-14)4)。
Ⅳ-③-25
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
・FD活動に関する国内外調査予算を利用し、金沢工業大学臨床心理センター、武蔵
野大学人文学部教職課程、北海道大学大学院教育学研究院附属「子ども発達臨床研
究センター」
、兵庫教育大学で調査、懇談を実施した。センターでの心理検査実施ガ
イドライン、臨床実習マニュアルを作成した5)。
・任期が終了したカウンセラーの補充人事を実施した。
27)言語教育情報研究科
教育成果の検証の取り組みとして、審査の際、教員間のバラツキを改善できるよう6項
目からなら評価表を試験的に導入した。これにより、より公平な評価がなされ、院生論集
への掲載基準も数値化された。さらに、教員の研究誌である「言語科学研究」に、昨年は
院生論集投稿の内で最も学術レベルの高いものを2本掲載し、学生の意欲を引き出したが、
この掲載基準も数値化した。教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、2012 年
度も前期と後期の2回の教学改善アンケートを実施するとともに、2回の研究科懇談会を
実施し、院生の要望に応える取り組みを行った1)。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
教育成果の検証の取り組みとして、授業アンケートを教育成果の評価指標として用いた。
教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、科目別授業アンケートを実施し、授
業改善に活用した1)2)3)。
29)公務研究科
公務研究科においては、教学改善アンケートを実施し、出身学部や法律・政治・経済の
科目系列毎に、院生の学習状況や理解度の把握に努めている1)
2)
。 アンケート結果はF
D委員会の議題として取り上げ、教育成果の検証および教育課程の改善に関する取り組み
を行っている3)。リサーチ・プロジェクトの一環で、12 月5・6日に修士論文等構想発表
会を行った。発表会を通じて、各院生の研究の進捗状況や改善すべき点が明らかになり、
発表会以後のリサーチ・プロジェクトにおいて、各クラスの教員団が指導のポイントを押
さえやすくなった4)。
31)映像研究科
教育課程・内容の改善に関する取り組みについては、教学改善アンケートを実施し、そ
れぞれのアンケート項目の集計結果について、前期、後期、それぞれの期間で説明した1)
2)
。また、
「映像研究演習」の位置づけと内容について担当教員のみならず、専任教員全体
で議論し、教学体制やアカデミック・ライティングなどを含む個別指導体制の確認並びに
新入生と「映像研究演習」担当外の教員との懇談のあり方などについて議論、整理した3)
4)
。
Ⅳ-③-26
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
32)情報理工学研究科
教育成果の検証については、教育成果の評価指標の設定を検討中である。また、教育課
程・内容の改善に関する取り組みについては、研究科独自の項目を盛り込んだアンケート
を継続的に実施し、執行部、企画委員会で課題を共有している1)。また、執行部が中心とな
って岩手県立大学とはこだて未来大学を訪問し、先進的な事例の調査を行った2)。
33)生命科学研究科
教育課程・内容の改善に関する取り組みについて、前期課程学生に対して実態把握を目
的とした研究科独自の教学改善アンケートを初めて実施し、研究科委員会でその内容を教
員間で共有した。<「2012 年度生命科学研究科 「学生の実態に関するアンケート」の実施
について」第 11 回 2012 年 10 月2日生命科学研究科委員会1)>、
「2012 年度生命科学研
究科学生の実態に関するアンケート結果について」第 15 回 2012 年 12 月 18 日生命科学研
究科委員会2)>2011 年度に設置した国際化ワーキンググループ3)において、特に文部科学
省国費外国人留学生特別枠の申請に関して、複数回のFD活動を実施した。
34)先端総合学術研究科
教育成果の検証に関する取り組みについては、すでに複数の方法で公表してきた。特に、
「研究推進施策予算」による先端総合学術研究科出版助成制度については 2012 年度まで刊
行した著書 12 冊に加えて、これまで研究科の院生・修了生が刊行した成果物のチラシ・ポ
スターを作成し、広く周知・公開した1)。また、各年度の学位授与数、院生・修了生のキ
ャリアパスの実態などを集計し、パンフレットやホームページにて公開した2)。
35)法務研究科
2012 年度のFD委員会は、専門分野ごと、および、理論と実務の架橋を図る法科大学院
の教育理念を考慮し、公法系、民事法系、刑事法系、先端・展開、実務基礎の各科目担当
教員から 11 名(うち実務家教員2名)のメンバーで構成された。FD委員会は、夏期休暇
中を除いて 11 回開催し、FD活動の方針作成と実施を進めた。活動の中心は、教学改善ア
ンケートの実施と結果分析、FDフォーラムの開催、授業参観の実施、ニュース発行であ
る。
<教学改善アンケート1)>
2012 年度は、より客観的な結果が得られるようアンケート項目の見直しを行った。対象
については例年どおり、全科目・全クラスについて実施した。前期・後期それぞれ、第1
回目は、授業開講後第5~6週目で、アンケート用紙を授業時に配布し授業終了後回収す
る方法で、第2回目は、第 14~15 週に実施した。1回目のアンケートは、その結果を後半
の授業改善に反映させること、2回目のアンケートは、授業改善の達成度を検証するとと
Ⅳ-③-27
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
もに、次年度以降の授業改善やカリキュラム等の改革に反映させることを目的としている。
実施科目率は、ほぼ 100%である。
回収されたアンケートは、そのコピーが各授業担当者に渡され、個々の教員が授業改善
に役立てるとともに、FD委員会委員が分担して分析を行なった結果を、FD委員会で集
約・検討し、それを教授会に報告して、現状や課題、改善方向等を共通の認識にすること
に努めた。今年度後期からFD委員会から教授会への報告文書を、法学部から法科大学院
に出講している教員にも配布している。また、分析結果の概要は、Web上で公表してい
る。
<FDフォーラム2)>
今年度は、3回のFDフォーラムを実施した。そのテーマと概要は以下のとおりである。
第1回 2012 年7月3日
テーマ「法律基本科目の講義、演習における双方向、多方向授業の成果と課題」
報告1 憲法A
本学教授
報告2 刑法A
本学教授
報告3 商法Ⅰ
本学教授
報告4 民法演習Ⅰ
本学教授
報告5 民事訴訟法演習Ⅰ 本学教授
双方向、多方向授業は、授業方法の望ましいあり方として法科大学院設置当初から
推奨されてきた。しかし、それに反して、実際の運営の困難さ等を理由に、必ずしも
すべての講義で取り入れられているとはいえない。現在では、法律基本科目の1クラ
ス当たりの受講者数が減少し、双方向、多方向授業の導入への条件が整っているかの
ような面もあるが、他方、学生実態の急速な変化はそれを許さないという評価もある。
そこで、現状に適合的な法科大学院の講義、演習の授業方法について、あらためて取
り上げることにしたものである。報告者の授業をあらかじめビデオ撮影し、報告はそ
れを使って授業風景を紹介しながら行った。
第2回 2012 年 11 月 27 日
テーマ「FD活動の視点と還元」
報告1 本学教授(国際私法)
報告2 本学教授(刑事訴訟法)
報告3 本学教授(民事訴訟法)
報告4 本学准教授(民法)
法科大学院開設以来、授業参観やFD活動を積み重ね、授業方法や特に成績評価に
ついて取り上げてきた。それにより、かなり定着し、ルーティーン化した部分もある
が、いずれにしてもまだまだ改善の余地もあると考えられる。そこで、本年度着任の
経歴専門分野もさまざまな先生方に前期、後期の授業参観、前期授業アンケートにつ
Ⅳ-③-28
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
いて率直な意見を述べていただき、今後のFDの在り方を検討した。
また、
「FD成果の還元」については、授業担当者が個別授業の改善に生かすことと
ともに、新しく赴任した先生方への承継という面もある。現在のところ、これは科目
部門ごとににゆだねられているが、共通化すべき内容、方法がないか、この点につい
てもあわせて検討した。
第3回 2013 年3月 26 日
テーマ「力を伸ばす『予習
授業 復習』のあり方」
報告1 「認証評価報告書を受けて」本学教授
報告2 「民法での取り組み例」本学教授
報告3 「刑法での取り組み例」本学准教授
報告4 「これまでのFDフォーラムを通じて」本学教授
法曹として必要な専門知識と思考力を身につけるには、要求される水準の高さと量
の膨大さを考えれば、当然に相当の学習時間が必要であり、方法も工夫する必要があ
る。本年度第1回のFDフォーラムでは、現在の学生実態に即した講義や演習の方法
(双方向、多方向授業の方法)を検討し、その際にも、授業内で予習事項を確認する、
または前回授業の内容を復習する取り組みが紹介された。第3回FDフォーラムでは、
授業の効果をより上げるために、予習、復習をどのように工夫すればよいのかという
視点から検討を進めた。報告に基づき、どのように緊張感をもって授業に臨ませるか、
教材選択や授業の運営方法など教員側からのアプローチと、受講者にクラス選択をさ
せたり、モチベーションを高める企画を取り入れるなど、学生の自主的な取り組みを
進めるという両方向からの議論が行われた。
Ⅳ-③-29
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
2.点検・評価
本項目では、教育方法等に関し現状を述べてきた。これらの現状に関し、各学部・研
究科、それぞれ次の指標に基づき点検・評価を行う。
【学部】
① 学習指導の充実や学生の主体的参加による適切な教育方法が採用されているか。
② 教育の質保証の観点から、シラバスにおいて、到達目標、成績評価基準、各回の授
業内容、授業外学習の指示等が適切に掲載されているか。また、成績評価や単位認
定に際しての基準が明確になっているか。
③ 教育成果の定期的な検証がおこなわれ、それらの分析に基づく組織的な教育改善取
り組みが実施されているか。
【研究科】
① 学生への指導方法として研究指導が適切に実施されており、学習指導を行う機会が
確保されているか
② 全学ルールに従い、シラバスが適切に公開されるとともに、単位授与が適切に行わ
れているか
③ シラバスどおり授業が行われているか適切に確認を行っているか
④ 適切に教育成果を測定・把握したうえで、それを授業改善に活かす取り組みが行わ
れているか
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
以下、学部・研究科に分けて言及。
2)学部
①学習指導の充実や学生の主体的参加による適切な教育方法
学習指導の充実について、履修ガイダンス等の取り組みを引き続き進めている。あわ
せて各学部で単位僅少学生に対する面談を実施していることも学習指導の一翼を担って
いる。
以下にみるような各学部の取り組みは、学生の主体的な学びを育成していると評価で
きる。
○法学部:
「学びマップ」による学生の学修ポートフォリオの活用。
○経済学部:学びの集大成として開講される4回生必修講義科目「リクワイヤード経
済学」の到達度検証。
○経営学部:1回生「基礎演習」では、授業担当者会議を 2012 年度2回開催し、学習
指導の充実に務めている。演習系科目では、概ね学生の主体的参加を重視した教育
Ⅳ-③-30
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
方法を採用している。学生の経営学部ゼミナール大会への主体的参加が1回生、上
回生ともに盛んに行われている。
○文学部:4年間を通じた講読・演習的授業(実験系・フィールドワーク系も含む)。
実践的な課題に取り組むことを通じて学習者自身の創造性を涵養することを目的と
した「デザイン型(創成型)科目」
。
○国際関係学部:
「基礎演習」におけるティーチング・アシスタント活用による学生グ
ループ発表の支援。
「Academic English」における課題の提出と添削の繰り返し。
「グ
ローバル・シミュレーション・ゲーミング」による学生の主体的な参加。
○情報理工学部:「プログラミング演習1」「プログラミング演習2」によるプログラ
ミング言語の知識定着。
○映像学部:主体的に考えて学ぶ実習・演習科目を重視した学び。
○薬学部:実習や演習を通じた知識・態度・技能を学ぶためのカリキュラムによる薬
剤師の育成。
○スポーツ健康科学部:学生が学生に対して「学び方」などを支援する取り組みの一
環として、アカデミックアドバイザー制度、そして 2012 年度よりアドバンスト・コ
ーチング(実習)プログラムの実施。
また、
「教育サポーター(ES)
」制度は、学生の教育への主体的参加の一形態である。
ESを用いた授業の受講生、ES本人、授業の担当教員に対して、ESが教育上効果を
発揮しているかをアンケート・報告書で問うている。
2012 年度(前期・後期)のESアンケート結果によると、ES を用いた授業を受講
した学生(回答数 13,550 名)では、
「ESの活動は、授業を良くするために役立ってい
ましたか。
」という設問に対し、84.5%の受講生が、ES活用の効果を肯定的に回答して
いる。
また、ES本人による「ES活動報告書」でも「この授業でのES活動内容は、授業
運営を改善することに貢献したと思いますか。
」の設問に対し、94.5%の学生がESの授
業運営の改善効果を肯定的にとらえていた。
さらに担当教員による「ES活動報告書」においても、
「ESの活動が授業運営の改善
に貢献したか」との問に対して、97.6%の教員が肯定的な回答をしている1)。
以上より、ESを用いた授業の受講生、ES本人、授業の担当教員の三者とも、ES
が授業をよくするために貢献しており、学習指導や学生の主体的参加に有効であること
を認めている。
②シラバスにおける到達目標、成績評価基準、各回の授業内容、授業外学習の指示等の適
切な掲載および成績評価や単位認定に際しての基準の明確化
シラバスは、上記諸点を明確に記載する取り決めとなっており、学部・研究科執行部
Ⅳ-③-31
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
が点検し不備がある場合には、教員に記載・修正を求める。すべての担当教員に配布さ
れるシラバス執筆マニュアルの効果とも相まって、求められる水準のシラバス執筆がお
およそ全学でなされている2)。
成績評価にかかわり、各学部で以下のような取り組みが行われ、それは成績評価の厳
正な運用を担保するものであると評価できる。
○法学部:
「科目別成績分布について」を教授会で共有し、成績評価基準の統一に留意
している。
○経営学部:定期試験講評を経営学部のホームページ(学部掲示板)に公開している3)。
○文学部:教授会で「単位認定方針」を成文化し確認している。卒業論文の審査は、
主査・副査の複数体制であたっている。
○理工学部:
「単位認定に関する理工学部申し合わせ」を成文化している。
○情報理工学部:定期試験の講評を作成し、Webシステムで学生に公表している。
○映像学部:
「卒業研究」は主査と副査を置いて卒業論文とそのプロセスを評価してい
る。
○薬学部:
「定期試験講評」を行っている。
○生命科学部:
「定期試験講評」を行っている。
○スポーツ健康科学部:小集団科目を除く基礎専門科目と専門科目について、
「講義の
講評」などを公開している。
③教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善の取り組み
2013 年2月、法学部、経済学部、経営学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学
部、スポーツ健康科学部の合計7学部について、
「1回生小集団教育科目における取り組
みの共有と充実に向けて」
、教学部の部長、副部長、教育開発推進機構教授、教育開発支
援課職員と各学部の副学部長および1回生小集団教育科目の世話人との懇談の場を持ち、
①科目のカリキュラム上の位置づけと到達目標、②シラバスの作成状況、③成績評価基
準の標準化、④共通教材の作成・活用状況、⑤担当者会議等共同化の取り組みと教育・
学習内容の標準化、⑥授業運営の特徴、⑦学習困難層への対応、⑧立命館大学で学ぶた
めの初年次学習教材『未来を拓く』の活用について話し合いをした。各学部で工夫をし
ている点が改めて共有化され、
「共有すべきと思われる学部の取り組み事例」としてまと
めることができた4)。
以下は、教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善に関する各学部の取り組みとし
て評価できるものである5)。
○法学部:
「学びマップ」を活用した学生の学修ポートフォリオの点検、小集団科目や
学部基礎科目の担当者会議による学生の学修実態の共有。
○経済学部:4回生時の必修講義「リクワイヤード経済学」と到達度検証試験による
卒業時の質保証。
Ⅳ-③-32
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
○経営学部:初年次専門小集団科目である基礎演習の担当者会議 2012 年度2回開催、
クラス運営上の工夫や困難性を共有する場の設定。
○理工学部:「学びの実態調査」の各設問項目と学生のGPAとのクロス分析による、
教育方法および学習指導の適切性を検証する試みと学部教員全体での共有。
○映像学部:初年次に学ぶ「プロデュース基礎演習」
「デジタル映像メディア演習」
「プ
ログラミング演習」について、充実化のための授業方法と内容の精査。
○生命科学部:高校理科の到達度の低い学生に対する、随意科目である初修物理、初
修生物の履修の促進と「化学・生物駆け込み寺」の積極的な利用の推奨。
○スポーツ健康科学部:基礎演習担当者会議、研究入門担当者会議の開催による、到
達目標、授業内容、進度などを共有した授業運営。
2012 年度は、副学部長・副研究科長FD懇談会を4回開催し、各学部・研究科のFD
(Faculty Development)活動を全学の副学部長・副研究科長および教育開発推進機構教
員との間で共有した。全学で行われている優れた教育実践を共有し、各学部・研究科・教
学機関における組織的な教育改善の共有化を進めることができた。
3)研究科
法学研究科においては、プログラムの整理により、リーガル・スペシャリスト・コース
の志望進路とカリキュラム・ポリシーに基づく履修モデルの関係を明確化できた1)。
経済学研究科においては、論文等評価基準、修了要件、学位授与要件を定め、公表する
ことにより、院生は到達目標の設定と、それに向けた学習をしやすくなった。また、教学
改善アンケートから学生の学習状況や要望事項が明らかとなり、教員間での問題意識の共
有ができた。次期教学改革のための基礎的な資料となった2)。
文学研究科におけるすべてのシラバスを詳細に見直し、全学ルールに基づいて適切に公
開され、運用されているかを点検した3)。これによって、院生にとってよりわかりやすい内
容になった。
(2013 年1月 22 日、第 15 回文学部主任会議)
理工学研究科においては、教育成果の評価・検証に関わって、前期課程については9月
修了に関しては対象者が理工国際プログラム生とM3以上の学生のため比率は低くなるこ
とは予想されたとおりであり、3月修了の比率については大きな問題はなかった。後期課
程については申請比率が例年よりもやや低い状況であった4)。また、若手イノベ事業中間報
告にも示されているように、教員の意識改革に効果があったと言える。知財の取り扱いに
関する議論は、継続課題である5)。
国際関係研究科における、また、教学改善アンケートの回答傾向は、積極的であり、院
生の積極的な学修への姿勢が明らかとなった。反面、低い回答率や回答している院生の属
性の偏りについては課題が残った6)。
応用人間科学研究科においては、研究指導、学修指導に関する取り組みとして、学校心
Ⅳ-③-33
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
理士、臨床発達心理士、ユースワーカーの資格に対応する科目群がコースナンバリングに
よって明確となった7)。学校心理士資格に対応するため、学校心理士の実習対応科目を設置
した8)。また、研究の進捗状況を可視化する取り組みとして修士論文構想発表会を行った結
果、参加院生からは、他の院生の発表を見聞きすることで、自分の研究課題や計画を立て
る参考になったと意見があった9)。その他、英文アブストラクト作成セミナーでは当研究科
からの参加者は1回目 13 名、
2回目 18 名であり、
アンケートの結果から好評であった 10)。
また、成果については添削業者から意見を聞いたうえで、セミナー実施業者と振りかえり
を行う予定である。
教育成果の検証に関わって、院生の学会発表数、論文発表数は増加していないが、教育
の質向上予算を使用した研究科主催イベントでの院生の発表がなされた(2月 10 日震災復
興シンポジウムで3名の院生の口頭発表)11)。
教育課程・内容の改善に関する取り組みでは、心理検査実習についてのクラス会、院生
との懇談を通して、講義の在り方を担当教員と議論することが出来、改善を図ることが出
来た6)。また、院生からの意見を踏まえて、心理検査実習のガイドラインを作成することが
出来、2013 年度より実施する体制が整った
12)13)14)。同時に、心理検査実習に関連して、
ハラスメントの問題について、教授会に出席義務のない非常勤、嘱託教員への周知が必要
であると考えられた。
ポートフォリオの実施については、領域、クラスター毎に実施の程度が一貫していない。
また、院生によっては自主的に工夫を行い、用いているが、全く用いていない院生もあり、
実施方法について検討する必要があった 15)。
言語教育情報研究科においては、研究指導、学修指導に関する取り組みとして、9月入
学生対象の履修モデル(リサーチペーパー作成までの2年間のスケジュール)を作成し入
学時に配布・説明した
17)。さらに、2013
16)。また、2回生時に2度行われるコロキュアムの日程を設定した
年9月入学者からは通常より半年繰り上げて2回生でのゼミ配属希望を
取り、学生・教員両者の年間研究計画がスムーズに進む配慮を取った。後期開始直後に発
行の Working Papers 誌に1回生の投稿も2本あり、個別のゼミ・スーパーバイズに加えて
学年全体指導体制の可能性も探った 18)。
教育成果の検証に関する取り組みを行い、2度にわたるコロキュアムに加えて、学生の
意欲向上をめざした評価表を導入した。
スポーツ健康科学研究科においては、FDを狭義の授業改善のみでなく、広義の教学改
善と位置づけるとともに、9月と3月には助教・助手・職員など教授会構成員以外も参加
して、教学ポリシーと科目・カリキュラムの関連性点検と周知、2014 年度カリキュラム改
革(学部、研究科<M>)
、入学政策、進路・就職政策、学生団体の支援などについて検討
した 19)。
映像研究科においては、研究指導・学習指導の取り組みとして、
「映像研究演習」におい
て、2回にわたる専任教員との懇談を実施することで、各学生に対し、自身が興味関心を
Ⅳ-③-34
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
深める課題に対するアカデミック・リソースについて再確認させると同時に、それらを反
映させたうえで、研究課題を狭めていく様指導を行えた。一方、上回生の「修士論文・修
士制作研究構想発表」や、
「修士論文・修士制作発表会」には、多くの1回生が訪れ、自身
の研究を深耕させるうえでの指標となったとの感想を得ている。なお、ゾーニングについ
ては、2015 年度カリキュラム改革議論の中の主要案件の1つとして盛り込み、議論のきっ
かけをつくることができた 20)。
院生の研究の進捗状況を把握する取り組みとして、1回生は「映像研究演習」から継続
的な指導を manabafolio にて記録し研究活動の進捗を確認できるようにした。2回生につ
いても「研究構想発表」まで、多くの学生の研究活動の進捗状況が明示されている。また、
10 月9日には manaba folio 利活用に関するFD活動を行い、学生指導における活用方法に
ついて情報共有がおこなわれた 21)。
(説明会告知文書)
さらに、
「修士論文・制作発表会」
(仮称)を公開で 2013 年1月 15 日(火)に開催した
が、当日は教員のみならず大学院1回生や学部生も参加し、
「審査の透明性」という目的を
果たせた。チームによる研究指導により、各学生の研究課題も複数のサブジェクト・ゾー
ンを跨ぐ多様性のある研究となった。また、研究手法も制作系、工学系と社会科学研究が
渾然一体となった独自性の高いものとなっている。
先端総合学術研究科においては、研究指導・学習指導に関する取り組みとして、院生に
とって分かりやすい履修モデルの提示、すべての入学者に対する丁寧なオリエンテーショ
ン、3年次編入生全員に対する個別の面談の実施などきわめて丁寧な説明を行ってきた 22)
23)24)。2012
年度の研究の進捗状況の把握の取り組みとして、研究科の教育目標である「複
数指導・共同指導体制」「プロジェクト型教育研究システム」「体系的な連動型カリキュ
ラム設計」の更なる実質化 25)、『Core Ethics』研究報告会 26)や博士予備論文・博士論文
構想発表会や日本学術振興会特別研究委員への申請の際の共同指導などの取り組みのさら
なる充実化 27)、すべての院生プロジェクトの成果や業績のホームページ等での公開、すべ
ての先端研開設科目の講義の成果や教員・院生の業績が記された彙報の刊行 28)29)、それら
を研究科ホームページの日本語版 30)・英語版 31)・韓国語版 32)・中国語版 33)の各ページ
で広く周知・公開することができた。計画どおりに実施され、十分な効果・成果があった。
教育成果の検証に関する取り組みとして、すでに数値化した指標において研究教育成果
を公表したこと、2012 年度まで刊行した研究科の院生・修了生の成果を知らせるチラシ・
ポスターを作成したこと、各年度の学位授与数、院生・修了生のキャリアパスの実態など
を集計し、パンフレットやホームページにて公開したことなどが実施された。計画どおり
に実施され、十分な効果・成果があった 32)35)。
法務研究科における教学改善アンケートの分析結果は以下のとおりである 36)。
前期第1回アンケートは、5月に、授業5ないし6週目に行われ、全科目で実施され
た。回収率は 89.3%である。全体を通じて、
「非常によく理解できる」15.3%、
「だいたい
理解できる」71.5%であり、昨年度前期第1回アンケートにおける、
「非常によく理解で
Ⅳ-③-35
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
きる」13.6%、「だいたい理解できる」69.9%より、やや上がっており、理解度に関する
自己認識は高いと言える。また、
「非常に満足」は 26.4%、
「満足」が 58.6%であり、昨
年前期第1回目の、
「非常に満足」23.5%、
「満足」61.1%とほぼ同じであった。
前期第2回アンケートは、第 14 回または第 15 回授業日(7月9日~21 日)に実施し、
回答率(回収数/受講登録者数)は 1543/1838=83.9%(第1回は 87.8%)であった。全科
目を通じてみると、
「理解が非常に深まった」28.8%、
「ある程度深まった」62.1%であり、
第1回アンケート同様、高い水準である。教員の説明についても、消極的評価は全体の
10%以下、従来の「科目満足度」に代えて新設した項目「科目の到達目標の達成度」では、
「非常によく達成」が 20.5%、
「ある程度達成」64.7%で、合わせると 80%を超えた。
後期第1回目アンケートは、11 月 15 日(木)~21 日(水)に実施した。のべ受講者
1620 名中 1350 名からアンケートは回収され、回収率 83.3%は通常であった。アンケー
ト上だけを見ると、理解が非常に深まった 27.9%、深まった 63.6%、説明が非常にわか
りやすい 33.3%、わかりやすい 58.0%、非常に満足 30.9%、満足 58.0%で、前期同様高
い評価となっている。
後期2回目アンケートは、1月7日からの第 14 回授業または1月 14 日からの第 15 回
授業において実施した。
のべ受講者 1599 名、
回収アンケートは 1308 通で、
回収率は 81.8%
であった。全科目でみると、授業の理解度が非常に深まった、深まったで 92.1%、教員
の説明が非常にわかりやすい、分かりやすいが 90.7%、科目の到達目標を非常によく達
成とある程度達成で 88.3%と問題のない数値となっている。
全般的には、教員の説明は分かりやすく、理解度、満足度、科目の到達目標への到達
度とも高評価となっている。もっとも、教授会や FD フォーラム等で出されている問題点
や院生との授業懇談会などで提起されている問題もあり、アンケート結果をこれらとも
突き合わせて授業改善に活かす必要がある。また、アンケートの目的を明確にし、項目
などの内容の改善をさらに図る必要があると考える。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
以下、学部・研究科に分けて言及。
2)学部
①学習指導の充実や学生の主体的参加による適切な教育方法
法学部、経営学部、産業社会学部、政策科学部については、2012 年度時点では、卒業研
究・卒業論文等の必修化、ないしはそれに代わる卒業時の質保証について、明確な方針を
定め具体化していなかった1)。
教育サポーター(ES)の活用について、院生が担っているティーチング・アシスタン
ト(TA)と学部学生の担うESとの違いの明確化や、ESの活用方法の改善の要望が上
Ⅳ-③-36
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
がっている。2)
経営学部について、講義科目における学習指導の充実や学生の主体的参加の取り組みは、
授業担当教員に任されており、組織的な取り組みは一部の専門基礎科目を除きなされてい
ない。
②シラバスにおける到達目標、成績評価基準、各回の授業内容、授業外学習の指示等の適
切な掲載と成績評価や単位認定に際しての基準の明確化
「1回生小集団教育科目に関するヒアリングのまとめ」
(2013 年4月 22 日教学委員会)
の報告に示されているように、シラバスの「到達目標」が適切な場所に記載されていない
学部が7学部中3学部あり、7学部すべてが「成績評価方法」の平常点評価の具体的指標
と基準を、記載していなかった2)。
③教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善の取り組み
教育成果を高め、教育改善の取り組みを進めるうえで、過大講義の解消が重要な課題で
ある。過大講義が端的に表れているのは、教養教育である。2012 年度教養科目のクラス数
は 352、
受講者平均 265 名、
講義規模 301-400 名 104 クラス、
401-500 名 16 クラス、501-600
名8クラスとなっている3)。とりわけ 401 名以上の講義規模の授業は、集中した授業環境
を維持する上で適切な教育方法とはいえない。
過大講義は各学部の専門科目においても残されている。経営学部では、複数年度にわた
って 400 名以上の講義規模となる科目のクラス分割について実現できていない。
経営学部について、教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善の取り組みは、基礎演
習と一部の専門基礎科目を除きなされていない。
3)研究科
経営学研究科においては、授業アンケート、教学改善アンケート、教員アンケートは、
集計結果を研究科委員会に提示し、共有している。前期課程について、個別の授業につい
ては満足度が高いものの、修士論文執筆については、M2から指導が開始することについ
て多様な意見が寄せられた。1回生では論文のテーマが定まらないという意見に反して、
M2の1年間では執筆期間に余裕がないという意見もあり、1回生から2回生へつなげる
修士論文の指導のあり方が今後の課題となる。後期課程について、D4以上の在学生が滞
留している状況にある。D3以下は新しい審査プロセスに基づき、各段階で論文の進捗状
況を可視化する取り組みを行っているが、D4以上はこれができておらず、状況を適宜聴
取するなどの丁寧なフォローが必要となっている。
また、研究科委員会では、各アンケートの集計結果について、活発に意見交換されたと
はいえないものの、各科目の授業方法や院生のおおまかな実態を把握し、共有することが
できた。各種アンケートは継続的に行われており、データが蓄積されているので、教学改
Ⅳ-③-37
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
善の際には基礎データとして有用である。2013 年度カリキュラム改革では、教学改善アン
ケートの結果を反映させ、コース制の廃止、研究方法科目群の強化などの教学改善を行っ
ている1)2)3)4)。
応用人間科学研究科においては、シラバスの公開に関わっては、54 科目について、加筆
修正を依頼した。平常点評価 100%としているが、評価の内容が記載されていないものが多
く見られた。また、ゼミ形式での演習科目、臨床実習科目については、現在のシラバスの
表現形式では記入困難であると考えらえる。
組織的な教育改善取り組みとしてポートフォリオの達成目標チェックリストの回収を行
った。その結果、31 名の院生から(M1:21 名、M2:10 名)達成目標チェックリスト
の提出があった。回収率はM1で 70%、M2で 30%であり、回収率を上げる工夫が必要で
ある。人材育成目標の達成は学生の自己評価によると5段階評価で3段階程度にとどまっ
ていた。
(第 20 回教授会FD 資料)また、他大学調査の結果に基づき、心理・教育相談セ
ンターの課題が明らかになった。臨床心理士認定協会からの指摘もあり、個別のケースを
院生が担当することのできる体制を作ること、さらに施設面での改善が急務である 5)。
Ⅳ-③-38
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
3.将来に向けた発展方策
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
以下、学部・研究科に分けて言及。
2)学部
①学習指導の充実や学生の主体的参加による適切な教育方法
各学部における履修ガイダンス、単位僅少者面接、
「点検・評価」で記載した各学
部での学修指導の充実や学生の主体的参加の促進、教育サポーター(ES)制度の
効果検証を踏まえて、これらの取り組みを引き続き進める。
②シラバスにおける到達目標、成績評価基準、各界の授業内容、授業外学習の指示等の
適切な掲載と成績評価や単位認定に際しての基準の明確化。
2013 年度も、シラバス入稿マニュアルに従い、専任教員および非常勤講師は適切
なシラバス執筆に努める。また、学部および共学機関の執行部は、定められた項目
に従い各教員のシラバスを点検し、必要があれば加筆・修正を当該教員に要請する1)。
③教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善の取り組み
具体的な行動として、副学部長・副研究科長FD懇談会などによる事例共有もつ
うじて、
「点検・評価」で記載した「成果の上がっている事項」については引き続き
取り組んでいく。
経営学部の初年次小集団科目である基礎演習では、経営学部の教育目標である「経
営学の専門知識と論理的思考力」の基礎を身につけるため、論文執筆能力を養う教
育を重視していくこととしている。こうした方向性に合致したテキストの編集(2015
年度版)
、学習指導の充実、学生の主体的参加を促す教育方法を進めていく1)2)。
3)研究科
法学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画を
している1)。
・入学時ガイダンスや「特別演習1」の開講時などにおいて研究指導フローチャート
の周知徹底を図る。
・
「特別演習1」において、研究の進捗報告と修士論文計画をレポートとして課す。
・2013 年度も「法学研究科教学改善アンケート」を受講生が 10 人以上履修する科目
について前期および後期に実施し、その分析結果を教務委員会において議論し、研
究科委員会に報告する。
・研究科懇談会や院生との交流会、就職企画などにおいて積極的に受講生の声に耳を
Ⅳ-③-39
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
傾け、その内容を教務委員会で議論し、研究科委員会に報告し情報共有を図る。
・2013 年度も法学研究科の大学院課題に絞ったFD活動を教務委員会で議論し、FD
茶話会を開催する。
経済学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画
をしている 2)。
・ 前期課程は、第1セメスター及び第2セメスター修了時に研究計画書、第3セメス
ター末には研究演習レポートの提出を義務付け、研究の進捗状況を把握する。
・ 標準修了年限を超える在学生については、毎年度、論文執筆にあたっての研究計画
書を提出させる。
・ 論文等評価基準、修了要件、学位授与要件を履修要項等で明確化し、周知する。
・ MPEDのコア科目では、プレイスメントテストを実施し、到達度別のクラス編成
を行う。
・ 前期課程の成績分布に関する検証を行う。
・ 論文等評価基準に基づき、適切な学位授与審査を行う。
・ 教学改善アンケートの結果を分析し、FD委員会や研究科委員会で、改善を要する
事項について検討する。
・ コース別会議を開催するとともに、FD委員会を実施し、教学改善や教員の資質向
上につなげる。
経営学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画
をしている 3)。
・ 大学院担当副学部長の新入生オリエンテーション時の履修指導
・ 1回生後期の研究展開科目による研究分野の研究レビューの涵養
・ 修士論文の中間報告会開催により、組織的な指導体制を進める。
・ 後期課程については、2010 年度に導入した新しい履修・審査プロセスを確実に推進
していく。
社会学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画
をしている 4)。
・ 履修要項や研究科HP等に「課程での過ごし方」としてセメスターごとの課題を明
示する。
・ 両課程において、論文構想発表会等を通じて指導状況、執筆状況を研究科で組織的
に確認する。特に、標準修業年限を超えて在学している院生については、論文執筆
状況計画書の確認や定期面談等を行い、状況に応じて必要な支援を組織的に行う。
・ 研究指導科目のシラバスには共通原稿を用い記載内容の標準化を図る。
・ 論文評価基準に基づき公平で厳正に行う。
・ 教学改善アンケートを院生クラス会と共同で実施し、回答内容については、適宜、
クラス会へフィードバックし改善課題の確認を行う。
Ⅳ-③-40
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
文学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画を
している 5)。
・ 2013 年度も本年度に引き続き、履修モデルの見直しを行う。また、2014 年度開始
の新体制に沿った、コース毎の履修モデルを構築する。
・ 2013 年度も、シラバスチェック、教学改善アンケートなどを引き続き実施し、教育
内容の適正化、充実化につとめる。
・ 2013 年度も引き続き、教育成果の評価指標の設定に関して、問題の在処を含めて議
論を行う。
・ 2013 年度の課題として、
キャリアパス支援および論文指導に関するFDを開催する。
理工学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む 6)7)。
・ 2014 年度前期課程カリキュラムにおける共通科目の詳細な内容を決定した。現行
・
・
・
・
・
・
・
の履修モデルの改定は行わない。
専攻ごとの修士論文、博士論文中間報告会の開催を2013年度も継続して行い、院生
の研究進捗状況の複数教員による把握と個別の指導に努める。
「立命館大学若手研究者学術・キャリア情報検索システム(Ri-SEARCH)
」の公開
による情報発信を促進する。
院生が所属するホームページ上の研究実績覧の整備に努める。
2012年度と同様な要領で、教務委員と執行部によるシラバスの点検を実施し、シラ
バス完成度を評価して大学院授業科目のシラバスの適正化を徹底する。2012年度と
同様な基準で、修士論文提出比率と博士学位申請比率を観測し、教育成果を評価す
る。
修士論文の提出と公聴会を修士学位取得のための必須条件として徹底する。
院生に対するアンケートを2013年度も実施し、教学改善アンケートを教学改善に結
びつけるべく、教員の意識改革を継続する。
若手イノベ事業成果の教員への周知を徹底して、文部科学省による同事業の中間評
価(A評価)までの成果を継承し、博士人材の民間企業への就職を促進するための
2015年度後期課程カリキュラム改革のあり方を、情報理工学研究科、生命科学研究
科、および、スポーツ健康科学研究科と共同で検討する。
国際関係研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計
画をしている 8)。
・ ゼミ間の交流や院生コミュニティの強化とともに、参加者数の向上に取り組む。
・ 後期課程を対象にした研究報告会のあり方について引き続き検討する。
・ 教学改善アンケートの院生に対してのフィードバックの方法について改善を行う
とともに、50%程度の回答率を確保できるよう、院生クラス会と協働した取り組み
を実施する。
政策科学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計
画をしている 9)。
・ 2013 年度も。前期課程・後期課程のワークショップを適切に運営し、院生の研究の
進捗状況を確認していく。
・ 英語基準院生に対する研究指導体制のさらなる充実を図る。
Ⅳ-③-41
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
・ 教育成果の評価指標の在り方について引き続き検討していく。
・ 教学改善アンケートの内容などを含め、より適切に院生のニーズを把握できるよう
努め、改善に努めていく。
・ 2013 年度においても、リサーチユニットの授業日にワークショップを開催し、論文
指導の徹底を図っていきたい。そのほか院生がいっそう学習意欲を高める指導の方
法を検討していく。
応用人間科学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組
む計画をしている 10)。
・
コースナンバリングの成果を学生アンケートから検討する(教学改善のためのア
ンケートに項目を盛り込む)
。
・
量的な変化を測定するために、教学改善アンケートの項目に、ポスターセッショ
ンの内容や形態に関する項目を盛り込む。
・ 継続して、ポートフォリオの自己評価を回収し、経年変化を観察していく。
・
教育力強化予算を用いて、英文アブストラクトセミナーを継続し、院生の英文作
成能力の向上を図る。アカデミックキャリア形成プロジェクトを継続し、幅広い
キャリア形成を行う。
・
学会発表、論文発表だけでなく、研究科主催のイベントでの院生の発表機会を増
加させ、教育効果の評価指標としていく。
・
非常勤、嘱託教員へのハラスメント、個人情報の取り扱いに関する情報を周知徹
底する。
言語教育情報研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組
む計画をしている 11)。
・
9月入学生にとって、より良いシステムが構築できるよう学生の意見を取り入れ
る。また、9月入学生用のコース・プログラム別履修モデルの作成に着手する。
・
ゼミ内指導と準必修科目授業内での学年全体に対する研究指導の両面から1回生
時のスーパーバイズを検討し、言語研の実情に合った方式を検討する。
・ 評価表の改善を図り、本格的に 2013 年度から成績評価に反映できるようにする。
将来的に内容をどの程度学生に公開すべきかどうかの検討も始める。
・ 科目厳選を、修士・博士課程の改編と新設の学内議論に沿って継続する。
テクノロジー・マネジメント研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方
策として取り組む計画をしている 12)13)14)15)16)。
・
中間報告会及び論文審査会については、学生の研究成果の観点から議論し、中間
報告会、構想発表会の時期の調整を行った。
・
研究指導科目を含むシラバスについては、開講科目すべてシラバス作成をしてい
る。
・ 授業アンケートについては、2012 年度と同様に科目別授業アンケートを実施し、
Ⅳ-③-42
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
授業改善に活用するほか、必要に応じてアンケートの質問を見直す予定である。
・
現在海外の大学との協定締結に向けて積極的に動いており、締結後可能であれば
優秀な研究者を招き、講義、セミナー等を検討することとしたい。
公務研究科においては、2012 年度に引き続いて、教学改善アンケートの実施を通じて院
生の状況を詳細に把握し、FD委員会での議論を通じて教学改善につなげていく。17)18)
映像研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画を
している 19)。
・
1回生に対しては、入学時のオリエンテーション並びに「映像研究演習」におい
て、学内リソースについて説明するとともに、研究指導フローチャートを用いて2
年間の流れを分かりやすく指導する。また、12 月に開催される「研究計画発表会」
には教員ならびに上回生の参加を促し、映像研究科における「学びのコミュニティ」
としての指導体制を改めて認識させる 20)。
・ 2回生についても「研究計画書」提出時における研究指導チームによる指導の徹底
と、6月における「研究構想発表」開催の周知徹底による主査、複査双方の参加に
よる研究計画の精査を実施する。また、後期に開催する「修士論文、修士制作研究
発表」においては、教員に加え、1回生の参加も促し、大学院レベルの研究、制作
活動について改めて実感させる 20)。
・ サブジェクト・ゾーンのゾーニングや教員配置については、2015 年度カリキュラム
改革を議論する中で再整理し配置の最適化を図る。
・ 2013 年度は、manaba folio から、manaba+R へと移行するが、これまでの活用方
法をそのまま踏襲し、各学生の履修状況を、導入科目でもある「映像研究演習」を
礎に履修状況が段階ごとに分かるように記録の蓄積を進める 21)。
・ manaba+R の利活用に関するFD活動も実施し、多くの教員が manaba+R と
manaba flio の相違点について早期に確認できるようにする 21)。
・ 2年次の「修士論文・制作発表会」を昨年度の引き続き、公開で開催する。
・ 各サブジェクト・ゾーンの教員配置の整理などを進めつつ、複数教員による指導体
制を引き続き編成する。
生命科学研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計
画をしている。
・ 修士論文・博士論文の提出方法についても 2013 年度生命科学研究科履修要項
22)
に掲載し、修了までの流れをより明確に提示する。
・ 修士論文中間発表会を引き続き実施する。なお、2012 年9月入学者(外国人留学
生)に対して、2013 年3月に実施するか、4月以降に実施するか検討中である。
<「生命科学研究科9月入学院生の修士論文中間発表会について」第 10 回 2013
年9月 17 日生命科学研究科委員会 23)>
・ 後期課程学生についても教学改善アンケートの実施を検討している。<「2012 年
Ⅳ-③-43
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
度教学総括 2013 年度計画概要(生命科学研究科)
」第 21 回 2013 年3月 12 日生
命科学研究科委員会 24)>
先端総合学術研究科においては、すでに院生の研究の進捗状況を各段階で可視化する取
り組みと組織的な指導体制を整備・構築してきたが、今後は、よりわかりやすく整理して、
公表を行う。2013 年度においても引き続き、以下を実施する 25)。
・ 研究科の教育目標である「複数指導・共同指導体制」「プロジェクト型教育研究シ
ステム」「体系的な連動型カリキュラム設計」のさらなる実質化。
・ 『Core Ethics』研究報告会や博士予備論文・博士論文構想発表会や日本学術振興会
特別研究委員への申請の際の共同指導などの取り組みのさらなる充実化。
・ すべての院生プロジェクトの成果や業績のホームページ等での公開。
・ すべての先端研開設科目の講義の成果や教員・院生の業績が記された彙報の刊行。
・ それらを研究科ホームページの日本語版・英語版・韓国語版・中国語版の各ページ
で広く周知・公開すること。
・ 研究科懇談会、授業改善アンケート、パートナーシップ委員会、彙報、教学総括シ
ートなどを通じて問題を発見し、それらを教授会にフィードバックする仕組みの構
築すること。
教育成果の検証の取り組みについては、2013 年度も引き続き、これまで数値化してきた
指標において研究・教育成果を公表する。また、公開可能な情報についてはさらに公開し
ていく。教員、院生の業績や各年度の学位授与数、院生・修了生のキャリアパスの実態な
ども引き続き集計し、パンフレットやホームページにて公開していく。さらなる情報公開
を行っていく予定である。また、引き続き授業改善アンケートの結果や研究科懇談会の検
討内容、先端総合学術研究科パートナーシップ委員会での点検を行い、それらの結果を教
授会にフィードバックしていく。教学改善アンケートの結果を教授会にて共有化した上で、
教学改善に結びつけるシステムの検討を行う。
法務研究科においては、以下の点において将来に向けた発展方策として取り組む計画を
している 26)。
・ 入試改革やカリキュラム改革と連動した研究・研修をFDフォーラム等で行うとと
もに、併せて、法科大学院における教育目標や内容、到達点等について、理論的な
研究・研修を行う。
・ FD活動への参加を非常勤講師にまで広げるため、各科目の担当者会議での議論を
充実させる。
・ 2012 年度にアンケート項目の改善を行った教学改善アンケートの成果について、
2013 年度中に評価を行う。
アンケート結果の院生への開示については、現在のLETでの要約版による開示方法の
充実を図る。
Ⅳ-③-44
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
(2)改善すべき事項
1)大学全体
以下、学部・研究科に分けて言及。
2)学部
① 学習指導の充実や学生の主体的参加による適切な教育方法
政策科学部は、2014 年度新カリキュラムでは、
(学士論文)卒業論文を必修化し質の
向上に重点をおいた教育体制とすることとした1)。法学部、経営学部、産業社会学部に
ついては、卒業研究・卒業論文等の必修化ないしはそれに代わる卒業時の質保証の手
立てについて、方針の具体化に向けた検討を進める。
TAとESの違いの明確化やESの活用方法の改善については、2012 年度より開催
している教学実践フォーラムを通じた事例共有などにより改善を図っていくとともに、
ES活用事例ビデオの作成を進め、実際の活用事例を広く共有することをめざす。ま
た、教員向けのES紹介資料の作成、ホームページの整備などにより、周知を図る2)。
② シラバスにおける到達目標、成績評価基準、各界の授業内容、授業外学習の指示等
の適切な掲載と成績評価や単位認定に際しての基準の明確化
「1回生小集団教育科目に関するヒアリングのまとめ」
(2013 年4月 22 日教学委員
会)および「シラバス入稿マニュアル(2013 年版)
」をふまえ、法学部、経済学部、経
営学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学部、スポーツ健康科学部を中心に、
1回生専門小集団科目の統一シラバスを整備するよう、必要に応じて加筆・修正する。
③ 教育成果の定期的な検証と組織的な教育改善の取り組み
「学部(学士課程)教学改革ガイドライン」
(2010 年9月 27 日教学対策会議)では、
「コア科目および基礎的科目:300 名以内とする」と定め、
「『学部(学士課程)教学改
革ガイドライン』執行条件」
(2012 年 12 月 10 日教学委員会)でもこの点は再度確認
されている。
過大講義にかかわる教養教育の 2013 年度課題は、
「①教室条件が改善されるまで、
事前登録の設定を工夫するなどの対応により、引き続き過大講義の抑制に努めていく
こと、②大阪いばらきキャンパスの教室条件や、衣笠キャンパス・BKCキャンパス
整備のスケジュールが確定次第、教養科目のクラスをどこまでダウンサイズできるか
シミュレーションしていくこと」である3)。
経営学部については、
「コア科目および基礎的科目:300 名以内とする」課題を検討
し、方針をたてる。
Ⅳ-③-45
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
3)研究科
経営学研究科においては、2013 年度も同様の評価指標を設定する1)2)。
・ 学生による個別授業アンケートにおける①授業の理解度、②研究面でプラスの内容
となっているかなどその他の質問項目を含めて評価指標と設定する。
・ 1年に1度9月に実施している学生への教学改善アンケート。①研究方法科目群の
役立ち、②研究テーマを意識した受講、③シラバスをふまえた履修、④2回生研究
指導科目への橋渡しとなる科目の有効性など評価指標となる。
・ 教員アンケートにおける授業の到達目標の達成度、改善菅記課題などの記述情報を
評価指標とする。
・ 修士論文執筆率、2回生時卒業率に注視する。
・ 後期課程博士論文合格者数および博士候補者資格認定者数、博士学位論文最終報告
者数。
応用人間科学研究科においては、改善すべき事項として以下の取り組みを計画している1)。
・ シラバスの評価内容の記載について、モデルを示し、統一を図る。実習科目、演習
科目のシラバスの記入方法について検討する。
・ ポートフォリオの達成目標チェックリストの回収率を上げるため、各ゼミ、クラス
ターでのチェックリストの周知と定期的な振り返りを実施する。
・ 心理検査実施ガイドライン、実習マニュアルの作成、組織整備の効果を検討する。
Ⅳ-③-46
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
4.根拠資料
1.【現状の説明】
(1)教育方法および学習指導は適切か。
2)学部共通
1) 立命館大学各学部則
2)「2012 年度を目処とする教養教育改革具体化委員会」まとめ-2012 年度教養科目開講方針 第二次(2011 年 10
月 24 日 教学対策会議)
3) 2013 年度経営学部開講方針(第2次案)(2012 年 10 月 15 日教学委員会)
4)「各学部履修要項」(2013 年度)
5)「学部(学士課程)教学ガイドライン」(2010 年9月 27 日教学対策会議)
6)「各学部履修要項」(2013 年度)
7)「経済学履修要項」(2013 年度)p.52,53
8)「国際関係学部学部則」および「2012 年度国際関係学部教学総括」
3)法学部
1) 冊子「学びマップ」
2) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(2013 年3月 12 日法学部教授会)
3) 実践英米法(2単位)シラバス
4) 2013 年度履修要綱 52~53 ページ
4)経済学部
1)「2013 年度「リクワイヤード経済学(B-ERE対策講義型)」の開講方針」「2013 年度「リクワイヤード経済
学(B-ERE対策講義型)」の開講に向けた社会経済学分野の問題開発について」(第7回経済学部教授会 2012
年7月 10 日)
2)「2013 年度「リクワイヤード経済学(経済学到達度検証試験対策講義)の開講に向けたERE分野の問題開発に
ついて」第 10 回済学部教授会 2012 年9月 25 日」
5)経営学部
1) 2012 年度 経営学部開講方針(最終案)(2011 年 10 月 17 日教学対策会議)
2) 2012 年度経営学部開講科目一覧(開講方針付属文書)
3) 経営学部 2013 年度カリキュラム改革について(2012 年3月 27 日教授会)
8)理工学部
1) 2013 度理工学部「学びの実態調査」結果
2) 2013 年度理工学部履修要項 31-39 ページ
9)国際関係学部
1) 基礎演習ガイドライン
2) 英語
3) GSGガイドライン
10)政策科学部
1) 政策科学部「2012 年度教学総括・2013 年度計画概要」
11)情報理工学部
1) 2013 年度情報理工学部履修要項 P.29
2)「学生の学びの実態調査」実施について(2012 年1月 17 日学科長会議)
3) 2011 年度教学総括 2012 年度計画概要(情報理工学部)(2012 年3月 26 日教学対策会議)
12)映像学部
1) 2011 年度 映像学部カリキュラム改革(2010 年3月 15 日 教学対策会議)
2) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(2013 年3月 12 日 映像学部教授会)
3) 2012 年度「プロデュース基礎演習」前期スケジュール表
4) 2012 年度「プロデュース基礎演習」前期留意事項
5) 2012 年度「プロデュース基礎演習」後期スケジュール表
6) 2012 年度「プロデュース基礎演習」後期留意事項
Ⅳ-③-47
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
13)薬学部
1) 2013 度 薬学部開講方針(第2次案)(2012.10.15 教学委員会)
2) 薬学部の開設に伴う教学関連課題について(2007.5.22 教学部会議)
3) 2013 年度オンラインシラバス「薬学基礎演習2」
4) 2013 年度オンラインシラバス「特殊授業(共通専門)(ヒューマニズム・コミュニケーション)」
14)生命科学部
1) 2012 年度化学・生物駆け込み寺案内ビラ
2) 2012 年度日本語表現法シラバス
3) 生命科学部「学びの実態調査」結果(在校生用 問4・5)
15)スポーツ健康科学部
1) 2012 年9月 FD研修会資料
2) 2013 年度教養科目「スポーツ方法実習」におけるスポーツ健康科学部アドバンスト・コーチング(実習)プログ
ラムの実施について
3) 2013 年度スポーツ健康科学部の卒業論文について、他資料
4) 運動負荷およびトレーニング実験実施にあたってのガイドライン
5) 2014 年度カリキュラム改革について
17)研究科共通事項
1) http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/10391/date/4/year/2012(最終アクセス 2013.10.22)
2) 2012 年度における各研究科教学上のポリシーの精緻化の取組(予定)状況について(報告)(2012.6.11 大学
院教学委員会)
3) http://ri-search.ritsumei.ac.jp/(最終アクセス 2013.10.22)
18)法学研究科
1) リーガル・スペシャリスト・コースのプログラム(履修モデル)の見直しについて(2012 年 10 月9日研究科委
員会)
2) 2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
3)「特別演習1」「レポート(修士論文作成に向けた研究報告)」の提出について
4) Law Newsletter
19)経済学研究科
1) 経済学研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/gsec/education/course/course01.html/(最終アクセス 2013.10.22)
2) 経済学研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/gsec/education/course/course02.html/(最終アクセス 2013.10.22)
3) 経済学研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/gsec/mped/program/(最終アクセス 2013.10.22)
4) 2012 年度入学ガイダンス配布資料
5) 経済学研究科履修要項 2013(抜粋版2)
6) 博士学位の授与手続に関する運用内規(2012 年 11 月 20 日研究科委員会)
20)経営学研究科
1)「2012_新入生オリエンテーション日程」
2)「2012 年度入学生「研究展開科目」の受講指定について」
3)「経営学研究科の研究指導および学位審査等の改善の取組みについて(確定版)」(2010 年1月 26 日研究科委員
会)
4)「2012 年度9月実施修士論文中間報告会対象予定者および分科会」(2012 年9月4日研究科委員会)
5)「2012 年度9月2月実施_博士候補者資格認定審査結果について」(2012 年 10 月9日研究科委員会)
6)「2012 年度博士学位論文最終報告会の開催について」(2013 年1月 15 日研究科委員会)
21)社会学研究科
1) 2012 年度履修要項
2) 2012 年度博士課程前期課程修士論文審査体制・構想発表会実施(案)<追加分>(2012 年7月 10 日研究科委員
会)
3) 2012 年度社会学研究科博士課程後期課程 博士学位請求論文(甲号)構想発表会日程
Ⅳ-③-48
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
22)文学研究科
1) 2012 年度第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
2) 2012 年度第 16 回文学研究科委員会議事録(2012 年 12 月 18 日研究科委員会)
3) 修士学位の授与申請期限の変更について(案)(2010 年7月 20 日研究科委員会)
23)理工学研究科
1) 2012 年度理工学研究科履修要項
2) 研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/gsse/introduce/professor-list.html/(最終アクセス 2013.10.22)
3) Ri-SEARCH ホームページ http://ri-search.ritsumei.ac.jp/(最終アクセス 2013.10.22)
24)国際関係研究科
1) 国際関係研究科履修要項
2) 2013 年度春セメ修士論文構想報告会・中間報告会スケジュール
25)政策科学研究科
1) ワークショップ報告順
26)応用人間科学研究科
1) 2013 年度開講科目一覧
2) 応用人間科学研究科修士論文構想発表会案内
3) 2012 年度キャリアパンフレット
4) 2012 年度第 17 回応用人間科学研究科教授会議題(2012 年 12 月 18 日研究科教授会)
27)言語教育情報研究科
1) 言語教育情報研究科学位授与までの流れ
2) 研究中間報告・計画書(表紙)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1) 個別カウンセリング予約表
2) 2012 年度第 17 回研究科委員会議事録(2013 年2月 26 日研究科教授会)
3) 2012 年度履修要項
4) テクノロジー・マネジメント研究科パンフレット
29)公務研究科
1) 公務研究科パンフレット
2) 2013 年度公務研究科オリエンテーション日程
3) 2012 年度構想発表会時間割
31)映像研究科
1) 「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課題整理について(2012 年9月 18 日研究科委員会)
2) manaba folio 活用状況とガイダンス実施について(2012 年9月4日研究科委員会)
3) 修士論文・制作発表会
4) 2013 年度「研究指導チーム」一覧(2013 年3月5日研究科委員会)
32)情報理工学研究科
1) 情報理工学研究科・博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年3月 11 日教学委員会)
33)生命科学研究科
1) 生命科学研究科履修要項 P45・46(博士課程前期課程)、P59・60(博士課程後期課程)
2) 「2012 年 生命科学研究科 修士論文中間発表会の開催について」(2012 年7月 24 日第8回研究科委員会)
34)先端総合学術研究科
1) 2012 年度先端総合学術研究科履修要項
2) 他大学大学院・他研究科単位認定申請書について
3) 3年次転入学者の単位認定面談
4) 2012 年度における先端総合学術研究科の教育研究支援体制
Ⅳ-③-49
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
5)『Core Ethics』研究報告会
6) 2012 年度院生指導体制一覧
7) 院生プロジェクト http://www.r-gscefs.jp/?p=917(最終アクセス 2013.10.22)
8) 先端総合学術研究科彙報 2012
9) 2012 年度 先端総合学術研究科 行事日程
10) 遠隔地院生に対する履修上の配慮について
11) 2013 年度後期研究推進施策・先端総合学術研究科出版助成制度
36)経営管理研究科
1) 2012 年度履修ガイドライン
(2)シラバスに基づいて授業が展開されているか。
1)大学全体
1)「2013 年度シラバス編集・公開方針について」(2012 年7月 30 日 教学委員会)
2)「シラバス入稿マニュアル(2013 年度版)」
3) 2013 年7月 22 日教学委員会にて、
「2013 年度学部・研究科・教学機関執行部によるシラバス点検結果」を、
「2014
年度シラバス編集・公開方針について」(2013 年7月 22 日教学委員会)の中で報告している。
4)「シラバス入稿マニュアル(2013 年度版)」
5) 2012 年度オンラインシラバス
(https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/kokai/KJgSearchNendoHenkou.do)および「シラバス入稿マニュア
ル(2013 年度版)」
2)学部共通
1) 2012 年度前期授業アンケート結果報告書、2012 年度後期授業アンケート結果報告書
4)経済学部
1)「2013 年度学部・研究科・教学機関執行部によるシラバス点検について」(2012 年 12 月 18 日 第 33 回経済学
部執行部会議)
5)経営学部
1) 2012 年度後期授業アンケート結果
2) 2013 年度 経営学部・経営学研究科シラバス点検結果報告
8)理工学部
1) 2013 年度シラバス編集・公開方針について(2012 年7月 30 日 教学委員会)
9)国際関係学部
1) シラバス執筆にあたって(2013 年度)
11)情報理工学部
1) シラバス作成依頼文書
2) 教員が出張時に提出する出張命令決裁書
3) 補講授業時間割
12)映像学部
1) シラバス入稿内容点検結果について(2013 年3 月 12 日 映像学部教授会)
2) 2012 年度前期『授業アンケート結果報告書』についての意見集約(2012 年 11 月 20 日 映像学部教授会)
3) 2012 年度 学びの実態調査の集計結果(単純)と今後の分析における指標等について(2012 年9月 24 日 映像学
部教授会)
4) 第3回学びの実態調査(在学生調査)映像学部結果報告(2013 年2月 26 日 映像学部教授会)
13)薬学部
1) 2013 年度オンラインシラバス点検作業について(2013.1.31 薬学部執行部会議)および 2013 年度薬学部「オン
ラインシラバス」作成に関する留意点について(2012.12.18 教授会時に教員へ配布)
2) 2013 年度オンラインシラバス修正のお願い(2013.2.8教員へ配布)
14)生命科学部
1) 2012 年度シラバス講習会開催について(2012 年 12 月 18 日生命科学部教授会)
Ⅳ-③-50
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
18)法学研究科
1) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概用(法学研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
20)経営学研究科
1) 2012 年度教員アンケート集計(前期)(後期)(2012 年 11 月6日研究科委員会)
2) 2012 年度教学改善アンケート集計(前期)(後期)(2012 年 11 月6日研究科委員会)
21)社会学研究科
1) 社会学研究科オンラインシラバス https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/sso/Back.do
(最終アクセス 2013.10.22)
26)応用人間科学研究科
1) 応用人間科学研究科臨床心理領域 教学改善のための懇談会 議事録(メモ)
2) 応用人間科学研究科 研究科懇談会(クラス会) 議事録(メモ)
3) 応用人間科学研究科 対人領域 教学改善のためのヒアリング 議事録(メモ)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1) 2012 年度前期授業アンケート集計結果について
2) 2012 年度後期授業アンケート集計結果について
32)情報理工学研究科
1) 情報理工学特殊研究 1-4 シラバスデフォルト
2) 情報理工学特別研究 1-6 シラバスデフォルト
33)生命科学研究科
1) 生命科学研究科シラバス
https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/kokai/MkjDaiInit.do(最終アクセス 2012.10.22)
36)経営管理研究科
1) 2012 年度3Q講義アンケート分析(経営管理研究科)
(3)成績評価と単位認定は適切に行われているか
1)大学全体
1) この点は、すべての学部および研究科の「履修要項」(2013)にて明記されている。
2) 「シラバス入稿マニュアル(2013 年度版)」
3) 立命館大学定期試験規程
4)「成績確認制度」に関する申し合わせ(意見集約を受けて)(2010 年3月 29 日教務会議)
5) 外国留学単位認定に関わる授業時間の確認について(2003 年2月 24 日教務会議)
3)法学部
1) 2012 年度前期科目別成績分布について(2012 年 10 月 23 日法学部教授会)、2012 年度後期科目別成績分布につ
いて(2013 年4月 23 日法学部教授会)
4)経済学部
1) 「2012 年度後期科目 成績評価に関するお願い」
5)経営学部
1) 2012 年度前期および後期における各科目の成績評価分布および単位認定状況
2) 2012 年度前期および後期における試験講評
8)理工学部
1) 復学、転籍および転コース、再入学、編入学、転入学にともなう単位認定の考え方の整理にともなう「単位認定
に関する理工学部申し合わせ」の制定について(案)(2011 年1月 18 日 総合理工学便教授会(代議員会)
2) 復学、転籍および転コース、再入学、編入学、転入学にともなう「単位認定に関する理工学部申し合わせ」の改
定について(案)(2011 年5月 17 日 理工学部教授会)
Ⅳ-③-51
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
9)国際関係学部
1) 成績評価基準について
2) 基礎演習ガイドライン
3) 英語
4) GSGガイドライン
10)政策科学部
1) 2012 年度前期政策科学部卒業合否判定(2012 年9月 11 日教授会)
2) 2012 年度後期政策科学部卒業合否判定(2013 年2月 26 日教授会)
11)情報理工学部
1) 2013 年度履修要項 p.13
2) 配布文書
3) 2013 年度履修要項 p.13
12)映像学部
1) 2013 年度「卒業研究」開講および学生向け配付要項について(2013 年2 月 26 日 映像学部教授会)
2) 2012 年度「卒業研究」副査について(2012 年7 月 17 日 映像学部教授会)
3) 2012 年度「卒業研究」口頭試問の実施および成績評価について
(2012 年 11 月 27 日 映像学部教授会)
4) 映像学部 卒業研究 査読表(雛形)
13)薬学部
1) 2012 年度前期 「定期試験講評」の実施について(2012.7.24 薬学部教授会)、2012 年度後期 定期試験講評
の実施について(2013.1.15 薬学部教授会)
14)生命科学部
1) 2012 年度後期「定期試験講評」の実施について(2012 年 12 月 18 日生命科学部教授会)
15)スポーツ健康科学部
1) 成績評価結果の公開方針について
19)経済学研究科
1) 経済学研究科履修要項 2013(抜粋版4)
(4)教育成果について定期的な検証を行い、その結果を教育課程や教育内容・方法の改善に結びつけているか。
1)大学全体
1) 2012 年度各学部・研究科・教学機関 教学総括関連資料
2) 教育開発推進機構規程(2012 年4月1日改定)
3) 2012 年度には、立命館大学の教職員や学生の参加する教学実践フォーラムを5回開催した。「2012 年度教育開
発推進機構教学総括」(2013 年3月 25 日教学委員会)
2)学部共通
1)「2012 年度教育開発推進機構教学総括」(2013 年3月 25 日教学委員会)
2) 2012 年度授業アンケート結果報告書(2012 年 10 月 29 日教学委員会報告)、2012 年度授業アンケート結果報告
書(2013 年4月 15 日教学委員会報告)
3)法学部
1) 2012 年度学生実態アンケート分析結果(1-3 回生)(2013 年3月 12 日法学部教授会)
2) 2012 年度「第4回法学部FD茶話会」記録(2012 年 11 月 13 日法学部教授会)、2012 年度「第5回法学部FD
茶話会」記録(2013 年5月 21 日法学部教授会)、2012 年度「第6回法学部FD茶話会」記録(2013 年5月 21
日法学部教授会)、2013 年度「第1回法学部FD茶話会」記録(2013 年6月 18 日法学部教授会)
4)経済学部
1) 「2012 年度「特殊講義(アカデミック・リテラシー)【日本語の技法】」の取り組みについて」(2012 年2月
26 日経済学部拡大FD委員会)
2) 「学びの実態調査 分析結果報告」第3回企画委員会(2013 年5月 21 日 拡大FD委員会合同会議)
3) 「2013 年度経済学部就職支援企画「発信力養成講座」の実施について」(2012 年 3 月 26 日第 23 回経済学部教授会)
Ⅳ-③-52
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
5)経営学部
1) 2012 年度後期授業アンケート
6)産業社会学部
1)「学生の学びの実態調査」の実施について
8)理工学部
1) 2013 年度 第1回FD活動に関する国内外調査の実施支援について(2013 年7月8日 教学委員会)
9)国際関係学部
1) 2012 年度教学総括
2) 2013 年度開講方針(第1次案)
10)政策科学部
1) 2012 年度政策科学部学びの実態調査
2) 2012 年度教学総括と 2013 年度の教学課題(2012 年3月 12 日 教授会承認)
3) 2013 年度政策科学部開講方針(2012 年 10 月 15 日 教学対策会議)
4) 2014 年度政策科学部カリキュラム改革文書(2013 年3月 25 日 教学対策会議)
11)情報理工学部
1) 2011 年度後期授業アンケート結果における情報理工学部に関する分析結果(2012 年5月 10 日執行部会議)
2) 2012 年度到達度検証試験委員会資料
3) 「学生の学びの実態調査」実施について(2012 年1月 17 日学科長会議)
12)映像学部
1) 映像学部企画委員会の運営に関わる整理について(2011 年5月 24 日 映像学部教授会)
2) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(2013 年3月 12 日 映像学部教授会)
3) 2012 年度「プロデュース基礎演習」前期スケジュール表
4) 2012 年度「プロデュース基礎演習」前期留意事項
5) 2012 年度「プロデュース基礎演習」後期スケジュール表
6) 2012 年度「プロデュース基礎演習」後期留意事項
7) 映像学部 2015 年度カリキュラム改革に向けて(暫定版)(2013 年3月 19 日 企画委員会)
8) 2012 年度前期『授業アンケート結果報告書』についての意見集約(2012 年 11 月 20 日 映像学部教授会)
9) 2012 年度後期『授業アンケート結果報告書』についての意見集約(2013 年4月 23 日 映像学部教授会)
13)薬学部
1) 平成 23 年度立命館大学薬学部薬学共用試験追・再試験結果について(2012 年3月 12 日生命・薬学部教員会議)
2) 平成 24 年度立命館大学薬学部薬学共用試験追・再試験結果について(2013 年1月8日 薬学部教授会)
15)スポーツ健康科学部
1) スポーツ健康科学部企画委員会資料
2) 2012 年度夏季 学部教授会FD研修会
17)研究科共通事項
1) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(サンプル)
2) 第1回大学院教学実践フォーラム開催報告(2013 年1月 28 日教学委員会)
18)法学研究科
1) 2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
2) 立命館法政論集 2013 年 11 月号
3) 2012 年度 第3回 法学研究科委員会 議事録案(2012 年5月 22 日研究科委員会)
4) 2012 年度 第 11 回 法学研究科委員会 議事録案(2012 年 10 月9日研究科委員会)
5) 第 10 回(2012 年度)天野和夫賞受賞者および授与式の開催について(2012 年 10 月9日研究科委員会)
6) 2012 年度 第7回 法学研究科委員会 議事録案(2012 年7月 17 日研究科委員会)
7) 2012 年度「第6回法学部FD茶話会」記録(案)(2012 年5月 22 日教授会)
19)経済学研究科
1) 経済学研究科履修要項 2013(抜粋版3)
2) 2012 年度以降MPEDコア科目クラス分けについて(2012 年7月 24 日研究科委員会)
Ⅳ-③-53
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
3)
4)
5)
6)
7)
経済学研究科科目の成績評価の確認とその公表について(2011 年 10 月 25 日研究科委員会)
経済学研究科履修要項 2013(抜粋版1)
2012 年度第1回FD委員会 資料
税理・財務コース担当者会議 議題表(2012 年3月 26 日担当者会議)
MPED運営委員会 議題表(2012 年5月 24 日MPED運営委員会)
20)経営学研究科
1) 2012 年度教員アンケート集計(前期)(後期)
2) 2012 年度授業アンケート集計(前期)(後期)
3) 2012 年度教学改善アンケート集計(前期)(後期)
21)社会学研究科
1) 2012 年度前期 院生意識調査実施結果
2) 2012 年度後期 社会学研究科・院生クラス会 合同アンケート調査【前期課程】
3) 2012 年度後期 社会学研究科・院生クラス会 合同アンケート調査【後期課程】
22)文学研究科
1) 2012 年度第2回文学研究科委員会議題書(2012 年4月 24 日研究科委員会)
23)理工学研究科
1) 立命館大学大学院(理工学研究科)教育・研究に関するアンケート【集計表】
2) アンケートに関する論点メモ
24)国際関係研究科
1) 教学改善アンケート集計結果
25)政策科学研究科
1) 2012 年度「政策科学ワークショップ」日程について(2012 年3月 12 日研究科委員会)
2) 2012 年度 立命館大学大学院政策科学研究科教学改善アンケート
26)応用人間科学研究科
1) 2012 年度教学総括・2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)(2013 年3月 21 日研究科教授会)
2) 講義、演習、実習で実施する心理テストに関するガイドライン
3) 立命館大学ハラスメントの防止について
4) ポートフォリオ集計
5) 臨床心理実習に関するガイドライン
27)言語教育情報研究科
1) 2012 年度授業アンケートのまとめ(2012 年9月 25 日研究科教授会)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1) 2012 年度前期授業アンケート集計結果について
2) 2012 年度後期授業アンケート集計結果について
3) 2011 年度第 11 回研究科教授会議事録(2012 年2月 11 日研究科教授会)
29)公務研究科
1) 2012 年度学生実態アンケートまとめ
2) 2012 年度第 10 回公務研究科FD委員会資料(授業改善アンケート集計結果)(2013 年1月 16 日FD委員会)
3) 2012 年度FD委員会議事録
31)映像研究科
1)(本体)教学改善アンケート 2012 前期結果
2)(別紙)教学改善アンケート 2012 前期結果
3) 2012 年度映像研究科FD活動方針・計画について(2012 年5月 22 日研究科委員会)
4)「映像研究演習」総括と 2013 年度開講方針に向けた課題整理について(2012 年9月 18 日研究科委員会)
32)情報理工学研究科
1) 情理院生向け実態調査
2) はこだて未来大学訪問報告、および 2012 年度情報理工学部FDに関する国内外調査報告(岩手県立大学ソフト
Ⅳ-③-54
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
ウェア情報学部)(2013 年5月 14 日情報理工学部教授会資料)
33)生命科学研究科
1)「2012 年度生命科学研究科 「学生の実態に関するアンケート」の実施について」(2012 年 10 月2日研究科委員会)
2) 国際化ワーキンググループ資料(2012 年1月 31 日 生命・薬学科長会議)
34)先端総合学術研究科
1) 院生・修了生の刊行物 http://www.r-gscefs.jp/?p=92(最終アクセス 2013.10.22)
2) 博士号取得者 http://www.r-gscefs.jp/?p=88(最終アクセス 2013.10.22)
35)法務研究科
1) 2012 年度教学改善アンケート分析結果
2) FD委員会議案・議事録
2.【点検・評価】
(1)効果が上がっている事項
2)学部
1)「2012 年度ESアンケートおよび報告書結果について」(2013 年 10 月7日教学委員会)
2)「2013 年度学部・研究科・教学機関執行部によるシラバス点検結果」(2013 年7月 22 日教学委員会「2014 年度
シラバス編集・公開方針について」の中での報告)
3)「経営学部掲示板ホームページ(http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ba/stu/index-j.html)
4)「1回生小集団教育科目における取組の共有と充実に向けて」(2012 年 12 月 17 日教学委員会)、「1回生小集
団教育科目に関するヒアリングのまとめ」(2013 年4月 22 日教学委員会)
5) 各学部 2012 年度教学総括・次年度計画概要
3)研究科
1) リーガル・スペシャリスト・コースのプログラム(履修モデル)の見直しについて(2012 年 10 月9日研究科委
員会)
2) 2012 年度教学総括(2013 年4月9日研究科委員会)
3) 2012 年度第 15 回主任会議議題書(2013 年1月 22 日主任会議)
4) 2012 年度理工学研究科修士学位授与合否判定(案)
5) 産学連携コーオプ型高度人材育成プログラム中間評価
6) 教学改善アンケート集計結果
7) 2013 年度開講科目一覧
8) 2013 年度応用人間科学研究科履修要項
9) 応用人間科学研究科修士論文構想発表会案内
10) 英文アブストラクトセミナー受講者一覧
11) 東日本大震災シンポジウムパンフレット
12) 応用人間科学研究科 研究科懇談会(クラス会) 議事録(メモ)
13) 講義、演習、実習で実施する心理テストに関するガイドライン
14) 臨床心理実習に関するガイドライン
15) ポートフォリオ集計
16) 学位授与までの履修の流れ
17) 2012 年度コロキュアムプログラム
18) 2012 年度 第 22 回 言語教育情報研究科教授会議事録
19) FD研修会資料
20) 修士論文・制作発表会
21) manaba folio 活用状況とガイダンス実施について(2012 年9月4日研究科委員会)
22) 2012 年度先端総合学術研究科履修要項
23) 他大学大学院・他研究科単位認定申請書について
24) 3年次転入学者の単位認定面談
25) 2012 年度における先端総合学術研究科の教育研究支援体制
26)『Core Ethics』研究報告会
27) 2012 年度院生指導体制一覧
28) 院生プロジェクト http://www.r-gscefs.jp/?p=917(最終アクセス 2013.10.22)
29) 先端総合学術研究科彙報 2012
30) 日本語版ホームページ http://www.r-gscefs.jp/?p=53(最終アクセス 2013.10.22)
31) 英語版ホームページ http://www.r-gscefs.jp/en/?p=14(最終アクセス 2013.10.22)
Ⅳ-③-55
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
32)
33)
34)
35)
36)
韓国語版ホームページ http://www.r-gscefs.jp/ko/?p=14(最終アクセス 2013.10.22)
中国語版ホームページ http://www.r-gscefs.jp/zhcn/?p=14(最終アクセス 2013.10.22)
出版助成・研究支援制度 http://www.r-gscefs.jp/pdf/13pamph_sup.pdf(最終アクセス 2013.10.22)
博士学位号取得者 http://www.r-gscefs.jp/?p=88(最終アクセス 2013.10.22)
2012 年度自己評価報告書(案)(2013 年7月 2 日研究科教授会)
(2)改善すべき事項
2)学部
1)「2012 年度法学部・経営学部・産業社会学部・政策科学部教学総括」(2013 年3月 25 日教学委員会)
2)「1回生小集団教育科目に関するヒアリングのまとめ」(2013 年4月 22 日教学委員会)
3)「教養教育における 2012 年度教学総括と 2013 年度課題について」(2013 年3月 25 日教学委員会)
3)研究科
1) 2012 年度教員アンケート集計(前期)(後期)
2) 2012 年度授業アンケート集計(前期)(後期)
3) 2012 年度教学改善アンケート集計(前期)(後期)
4)「2013 年度経営学研究科の新たな展開:履修構造の再構築」(2012 年1月 10 日経営学研究科委員会)
5) ポートフォリオ集計
3.【将来に向けた発展方策】
(1)効果が上がっている事項
2)学部
1) 「2013 年度シラバス編集・公開方針について」(2012 年7月 30 日 教学委員会)、「シラバス入稿マニュアル
(2013 年度版)」、「2013 年度学部・研究科・教学機関執行部によるシラバス点検結果」(2013 年7月 22 日教
学委員会)
3)研究科
1) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(法学研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
2) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(経済学研究科)
(2013 年3月5日研究科委員会)
3) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(経営学研究科)(2013 年2月 19 日研究科委員会)
4) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(社会学研究科)(2013 年3月 26 日研究科委員会)
5) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(文学研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
6) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(理工学研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
7) 理工学研究科博士課程前期課程 2014 年度カリキュラム改革について(2013 年4月 15 日教学委員会)
8) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(国際関係研究科)(2013 年2月 13 日研究科委員会)
9) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(政策科学研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
10) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)(2013 年3月 21 日研究科教授会)
11) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(言語教育情報研究科)(2013 年2月 19 日研究科教授会)
12) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(テクノロジー・マネジメント研究科)(2013 年3月 12 日研究科教授会)
13) M1 構想発表会およびM2生中間報告会の実施時期の見直しについて(2012 年6月 19 日研究科教授会)
14) 2012 年度前期授業評価アンケートの集計結果について(2012 年9月 18 日研究科教授会)
15) 2012 年度後期授業評価アンケートの集計結果について(2013 年3月 26 日研究科教授会)
16) 2012 年度テクノロジー・マネジメント研究科オンラインシラバス
https://campusweb.ritsumei.ac.jp/syllabus/kokai/MkjDaiInit.do
17) 2012 年度FD委員会議事録
18) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要
19) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(映像研究科)(2013 年3月 12 日研究科委員会)
20) 2013 年度履修要項 P14~19
21) 2013 年度履修要項 P33
22) 2013 年度生命科学研究科履修要項
23) 生命科学研究科9月入学大学院生の修士論文中間発表会について(2013 年9月 17 日生命科学研究科委員会)
24) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(生命科学研究科)
(2013 年3月 12 日生命科学研究科委員会)
25) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(先端総合学術研究科)(2013 年3月 12 日研究科教授会)
26) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(法務研究科)(2013 年2月 12 日研究科教授会)
(2)改善すべき事項
2)学部
Ⅳ-③-56
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
1) 2014 年度政策科学部カリキュラム改革文書(2013 年3月 25 日 教学対策会議)
2)「2012 年度ESアンケートおよび報告書結果について」(2013 年 10 月7日教学委員会)
3)「教養教育における 2012 年度教学総括と 2013 年度課題について」(2013 年3月 25 日教学委員会)
3)研究科
1) 2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(経営学研究科)(2013 年2月 19 日研究科委員会)
2) 2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(応用人間科学研究科)(2013 年3月 21 日研究科教授会)
Ⅳ-③-57
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
5.教育系機構
5-1.共通教育推進機構
5-1-1.教養教育センター
(1) 現状の説明
・ 科目数適正化、必修・選択必修明確化、受講登録制限等の手立て
2012年度教養改革の方針を各学部のカリキュラム改革へ具現化させる中で、教養科目の
名称統一、教養科目の要卒単位数の統一、必要性に応じた科目名称の変更、科目の統廃合、
新設、他の教養科目群・分野への移設、配当回生の見直し、本学内に担当可能な教員がい
ない科目の廃止や存置の判断、特殊講義の整理、学部独自科目の見直しをめざした。
2012年度は、経営学部(2013年度カリキュラム改革実施予定)と調整を行い、開講方針
において学部独自の教養科目の廃止を確認した。また、科目整理に関する課題では、
「生物
の多様性」
、
「自然と進化」
、
「持続可能な開発」
、「特殊講義(カナダ研究入門)
」
、
「特殊講義
(茶道文化史)
」
、
「特殊講義(白川学の世界)
」を2012年度より、
「自然人類学」を2014年度
より閉講することとした。また担当できる本学専任教員がいない科目の開講のあり方につ
いて検討を進める関係では、
「科学的な見方・考え方」について、現在の基本担当者および
理工学部と調整を図り、2013年度より理工学部に斡旋担当学部を担っていただくことを確
認した。
また、B群の「国際教養科目」については、2012年度は国際関係学部GS専攻基礎科目
のみを開講したが、2013年度は国際関係学部GS専攻基礎科目を除く10テーマ13クラスを
開講する目処を立てることができた
1)
。
・ クラス規模および専任教員担当授業数の適正化に向けた取り組み
過大講義(401 名以上クラス)の抑制のため、「現代社会と法」(Bクラス)において、
教室定員以上の過大講義が発生したためクラス分割を行ったが、受講登録修正期間に追加
登録する学生が多く、結果的に過大講義は解消できなかった反省を踏まえ、次年度より 500
名を超える受講者が集まった後期科目については、新規の受講登録を受け付けない方針を
立てた2)。
また、衣笠キャンパスで、開講責任を持っていない政策科学部、国際関係学部、映像学
部と、その他の大規模学部との合併の組み合わせについて固定化する提案を行い、2013 年
度開講方針へ反映させることとした。
さらに3キャンパス化することを踏まえ、開講クラス数をシミュレーションしたデータ
により検討を行っている。
Ⅳ-③-58
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
・ 科目数適正化、必修・選択必修明確化、受講登録制限等の手立て
科目区分・単位構造の「立命館スタンダード」の確立をめざし、学部間でみられる教養
教育の位置づけの差異をなくすことを目標に、2012 年度は、一定の取り組みを進めること
ができた。さらに、従来の「総合学術A群科目」
「B群科目」を資源に、新たな観点にもと
づいてB群科目の補強を行う目処が立った1)。
②改善すべき事項
特記事項なし。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし。
(4) 根拠資料
1)「教養教育における 2012 年度教学総括と 2013 年度課題について」(2013 年3月4日共通教育総合センター
会議)
2)「教養科目における過大講義解消のための当面の対応について」(2013 年1月 28 日 教学委員会)
5-2.言語教育推進機構
(1) 現状の説明
・ 外国語の到達度検証状況およびミニマム基準達成状況(英語・初修外国語)
本学では、2001 年度に全学に答申された「国際水準の大学作りをめざす外国語教育改革
の基本方針」
(附属資料として「外国語教育改革実施要綱」
)において、英語到達度のミニ
マム基準として、TOEFL ITP®、TOEIC®IP を基準値化している。初修外国語においては、
衣笠では各語種にミニマムクリア科目を設定し、BKCでは各語種独自の到達度検証試験
を実施して検証評価を行っている1)。
・ 外国語科目の成績評価の標準化状況(英語・初修外国語)
英語における成績評価については、各学部ともに入学時に実施するプレースメントテス
ト結果に基づく4ないし5段階の習熟別クラス編成を行い、クラス別に適切な傾斜を掛け
て5段階の成績評価分布の大枠を調整している。
・ 外国語科目におけるシラバスに則した授業の実施状況(英語・初修外国語)
本学の外国語授業におけるシラバスについては、教学部の方針に基づき、開講前年度の
段階で、学部単独開講の外国語科目は各学部執行部により、副専攻・既習者プログラム・
単位回復科目の学部横断科目は言語教育センターにより、点検作業を行っている。それぞ
Ⅳ-③-59
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
れのシラバスに不適切な内容があれば、担当講師に記載の修正を指導している。
・ 外国語単位回復科目の状況(英語・初修外国語)
単位回復科目については、各学部から指摘されている特別入試からの入学者を中心とし
た、特に英語の基礎学力不足学生の拡大傾向が続いている。
・ 外国語副専攻の状況(初修外国語)
副専攻は、初修外国語履修者の中でも最も意欲の高い学生が語学学習を継続していくプ
ログラムである。副専攻履修者を増加させていくことで、本学の高度な語学能力を有する
層が養成されるが、2012 年度(2013 年度受講生)の副専攻への応募状況は、衣笠で 572
名と昨年度 429 名から大きく増加しており、BKCでも 134 名(2012 年度受講生)と昨年
の 111 名から増えている。
なお、衣笠においては、応募者数増加に伴う一部クラス増対応を行ったものの、教学条
件を悪化させず適正な授業規模を維持していく観点から、29 名を不合格とする措置を取ら
ざるを得なかった1)。
・ 言語習得センター(CLA講座)との連携状況(英語・初修外国語)
2012 年度より言語習得センター(CLA)は、言語教育センターと並んで言語教育推進
機構のもとに置かれることとなった。外国語学習は、継続学習が特に必要であり、
「4年間
の学び」だけでなく、学生が、卒業後も外国語を継続して学び、より豊富な情報にアクセ
スできる能力、情報を発信しうる能力と姿勢を如何に涵養していくかが重要な課題である。
そのような課題を視野に入れ、CLA各講座は、通常の外国語授業、あるいは既修者対
応プログラムや副専攻を含めた正課科目の履修と並行して、TOEFL、 TOEIC 講座や、初
修外国語の各種検定試験講座を開設するなど、1回生から4回生までの多様なレベルでの
学びの保障を与えている。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
・ 外国語の到達度検証状況およびミニマム基準達成状況(英語・初修外国語)
全体として概観すると、衣笠における TOEFL ITP®を基準とする学部は各学部とも達成
率が8割を大きく超えているが、TOEIC®IP を使う学部では6割以下の達成率に止まって
いる。BKCでは大半の学部が TOEIC®IP を基準とする中、経済学部・経営学部が要卒ミ
ニマム基準を設定しており、卒回生までに 95%以上の高い達成率となっている。1)
・ 外国語科目の成績評価の標準化状況(英語・初修外国語)
英語においては、学部毎に開催される科目担当者会議において嘱託講師や非常勤講師も
Ⅳ-③-60
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
含めて伝えられており、全体として公平で適切な分布となっている。初修外国語は、初修
学生と既習学生の2段階制度となっており、各語種の部会で学部横断の担当者会議等を通
じて成績評価分布の調整を行っている。
・ 外国語科目におけるシラバスに則した授業の実施状況(英語・初修外国語)
2012 年度においても同様の対応を行い、適切なシラバス内容の下で、そのシラバスに則
した外国語授業の運営が行われている。
・ 外国語単位回復科目の状況(英語・初修外国語)
初修外国語においては、受講母数に比例して中国語で再履修科目受講者数がやや多くな
っているものの、全語種合計で合格率は 64%となっており、所期の目的を概ね達成できて
いる1)。
・ 既修者対応プログラムの状況(初修外国語)
既修者対応プログラムは、高校時代に既に初修外国語の基礎を学んだ学生を対象により
高度な内容から学習をスタートできるプログラムであり、その中核は、立命館宇治高校出
身者となっている。
2012 年度の受講者数は、衣笠 72 名、BKC 22 名となっており、例年の 100 名前後の
受講者数と特に大きな変化はない。
②改善すべき事項
・ 人材育成目的に即した外国語教育の展開状況(英語・初修外国語)
多くの学部では、学部の基本目標をまず明らかにしてから、具体的な取り組みとその評
価を進めているが、一部の学部では取り組み紹介のみに止まっており、改善が求められる1)。
・ 各学部の外国語教育に関する自己点検・評価に関する状況
教学総括については、総括項目が学部教学における外国語教育の位置づけを問う内容と
なっているため、全体として具体的な教育内容に詳細に踏み込んで総括を行っている学部
は少なかった2)。
・ 外国語科目の成績評価の標準化状況(英語・初修外国語)
初修外国語の一部語種においてはA+評価が相対的に高い割合になるなど、担当者全体に
方針が理解されていない状況もあり、平準化の改善が求められる1)。
・ 外国語単位回復科目の状況(英語・初修外国語)
不合格学生が原級復帰しない制度の多い衣笠キャンパスの学部を中心に、英語学習に積
極的な意義を見出せない一定の学生層による単位回復科目の受講者増の傾向が深刻化して
Ⅳ-③-61
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
いる(合格率は各々67.9%、63.9%)1)。
・ 既修者対応プログラムの状況(初修外国語)
中国語やドイツ語において、入学前のプレースメント試験に合格している立命館宇治高
校出身者のプログラム履修率が低下傾向にあり、高校との連携等の手立てが求められてい
る1)。
(3) 将来に向けた発展方策
①効果が上がっている事項
特記事項なし。
②改善すべき事項
・ 外国語の到達度検証状況およびミニマム基準達成状況(英語・初修外国語)
当初のミニマムスコアの設定から既に相当の時間を経ていること、また、TOEFL®と
TOEIC®の点数換算から現在の点数設定にはアンバランスがあること、2013 年度入学生か
ら経営学部が要卒ミニマム基準を撤廃すること等を踏まえれば、改めて到達度検証のあり
方について再検討が求められており、この論点は、
「外国語教育のあり方検討委員会」での
議論に委ねられている3)。
・ 言語習得センター(CLA講座)との連携状況(英語・初修外国語)
言語習得センターは、今後も意欲ある学生の受け皿となっていく方針であり、言語教育
センターとの連携を強める取り組みを具体的に検討していく1)。
(4) 根拠資料
1)「2012 年度言語教育センターまとめ」(2013 年3月5日 言語教育センター会議)
2)添付資料①「各学部外国語関係の教育目標、特色、到達目標と検証方法、その理由の概要」③「各学部の外国
語教育の位置づけ(2012 年度教学総括・2013 年度計画概要より)」(2013 年7月 29 日 外国語教育あり方検
討委員会)
3)「外国語教育のあり方検討委員会の設置について」(2013 年6月 24 日 教学委員会)
5-3.教育開発推進機構
(1) 現状の説明
1)各学部・研究科の教育目標に基づく学位授与方針、教育課程の体系的編成・実施を支
援しているか。
教育開発推進機構では、次のような取り組みを通して各学部・研究科の教育目標に基づ
く学位授与方針、教育課程の体系的編成・実施の支援を行なっている。
なお、各プロジェクトの詳しい活動内容(達成目標、評価指標、評価基準とその結果等)
Ⅳ-③-62
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
については、
「2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(教育開発推進機構)
」を参照いただ
きたい1)。
・
「自己点検・評価」の取り組み
2012 年度には、①人材育成目的・教育目標達成のための行動計画策定とTERI(教育
改革総合指標・行動計画:Total Educational Reform Indicator)の活用支援、行動計画に
したがった報告書策定支援、②カリキュラムの体系性・整合性確立・3ポリシーの改善や
浸透・周知・シラバス改善・科目概要策定などの支援を方針として取り組みを行った。
・
「教学IR」の取り組み
2012 年度には①学びの実態調査実施学部等への支援、②全学の教育改善に資するデータ
分析・支援を行った。学びの実態調査の重点項目は、1) 新入生:調査票洗練化、調査結
果に基づく教育改善の相談業務の実施、2) 在学生:学部日程に応じた実施、調査票洗練
化、調査結果に基づく教育改善の相談業務の実施、3) 卒業時:調査票洗練化、調査結果
に基づく教育改善の相談業務の実施である。
・高大接続教育(①新入生「基礎学力調査」
、②特別入試合格者対象入学前教育「基礎学力
と学びの意欲調査」
)の取り組み
①基礎学力調査プロジェクトでは、入学時における必要な各種基礎学力を把握すること
で、初年次における必要な教育システム(リメディアル教育、リテラシー教育)の検討・
開発・導入が進むことを目的に基礎学力調査を実施している。取り組み状況としては、①
全学部でクラス分けテストを兼ねる形で英語プレイスメント・テストを実施、②文社系学
部では日本語を中心に実施(経済・スポーツでは数学も実施)
、③理系学部では数学・理科
を中心に実施(生命・薬では日本語も実施)している。また、特別入試合格者の入学前教
育の効果検証の指標としても機能している2)。
②早期に合格する特別入試合格者(附属・提携校除く)に対して、自己省察のもとで、
能動的に自分の基礎学力や意識に適した入学準備を促す取り組みを行っている。あわせて
同対象者の合格時点と入学直前の一定の学力水準を測り、入学前教育の効果検証としても
同調査を行っている。専用ポータルで行う同調査の受講率は9割を超えている3)。
2)教育課程の編成・実施方針に基づき、各課程に相応しい教育内容の提供、教育方法・
学習指導方法、シラバスに基づく授業展開を支援しているか。
教育開発推進機構では、次のような取り組みを通して各課程に相応しい教育内容の提供、
教育方法・学習指導方法、シラバスに基づく授業展開の支援を行なっている。
なお、各プロジェクトの詳しい活動内容(達成目標、評価指標、評価基準とその結果等)
については、
「2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(教育開発推進機構)
」を参照いただ
きたい。
・
「教員FD研修」の取り組み
2012 年度には、①講座選択制を導入した新任教員研修プログラムの運用、②新任教員研
Ⅳ-③-63
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
修修了率の向上と必須受講対象以外の教員の参加促進、③各プロジェクト研修・コンサル
テーションを含む機構講座メニューの整備・共有、④オンデマンド講義の学外利用者状況
把握・継続利用確保、⑤JPFFの 2013 年度以降の運営方針・体制策定、⑥JPFFにお
ける実践事例の共有促進、⑦JPFF課題への連携協力体制確立・プログラム開発への協
力・助言の取り組みを行った4)。
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
2012 年度には、①ES活用・活動紹介DVD更新、教学実践フォーラム開催、②ES研
修の実施、③アンケートによるESの教育効果の検証を実施した5)。
・
「広報・教学実践フォーラム」の取り組み
教育方法・学習指導方法等について、学内で情報共有するため、
「ITL News」を年4回
発行し、
「教学実践フォーラム」を合計5回開催した。教学実践フォーラムの開催内容等に
ついては以下のとおりである。
第1回:FD活動に関する国内外調査実施報告(2012 年5月 17 日開催、学内 33 名参加)
第2回:
「授業アンケートの明るく、楽しい活用事例」
(2012 年6月 26 日開催、学内外
36 名参加)
第3回:
「知っ得?立命館大学のピア・サポート Vol.1」
(2012 年 10 月 30 日開催、学内
外 48 名参加、うち学生4名)
第4回:
「教育の質保証へのアプローチ~PDCAサイクルと教学IRのアプローチの違
いと共通点について~」
(2012 年 12 月 13 日開催、学内 36 名参加)
第5回:
「大学生のための日本語教育の展開とこれからの課題」
(2013 年1月 16 日開催、
学内外 45 名参加、うち学生2名)
3)機構の目的、ミッション・ステートメント(教育目標)に沿った(教育)支援の成果
についての定期的な検証をしているか。
教育開発推進機構では、次のような取り組みを通して成果に関する定期的な検証を行っ
ている。
なお、各プロジェクトの詳しい活動内容(達成目標、評価指標、評価基準とその結果等)
については、
「2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(教育開発推進機構)
」を参照いただ
きたい。
・
「自己点検・評価」の取り組み
人材育成目的・教育目標達成のための行動計画策定とTERIの活用支援、行動計画に
したがった報告書策定支援の成果として、TERIの入力データを用いて学部・研究科の
PDCAサイクルの理解度を検証している。
・
「基礎学力調査」の取り組み
基礎学力調査プロジェクトでは、入学時における必要な各種基礎学力を把握することで、
初年次における必要な教育システム(リメディアル教育、リテラシー教育)の検討・開発・
Ⅳ-③-64
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
導入が進むことを目的としている。
入学前の学生達の学力水準を測るため、基礎学力調査を実施している。取り組み状況と
しては、①文社系学部では日本語を中心に実施(経済・スポーツでは数学も実施)
、②理系
学部では数学・理科を中心に実施(生命・薬では日本語も実施)している(全学部でクラ
ス分けテストを兼ねる形で英語プレイスメント・テストは言語教育センターにて別途実施)
6)
。
・
「教学IR」の取り組み
2012 年度には新入生調査を実施した7学部、在学生調査を実施した 11 学部、卒業時調
査を実施した4学部に対してフィードバックを行なった。また、キャリアオフィスが実施
している「卒業生・修了生アンケート」のデータと学びの実態調査のデータとのクロス集
計を行い、進路状況と学習状況との関係についての分析をふまえながら、次期「卒業生・
修了生アンケート」の項目洗練化にかかわる支援を提供した。
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
教員、ES本人に対する活用/活動報告書および受講生に対するアンケートを実施する
ことにより、その成果の効果検証を行なってきた7)。
・
「学部への教学支援」の取り組み
学部への教学支援として、文学部のキャンパスアジアプログラムの効果検証支援を行っ
た。文学部のキャンパスアジアプログラムに参加している日・中・韓の学生を対象に、学
びの実態調査を基にした独自調査票を開発し、学生のプログラム参加時点での調査を行っ
た。調査結果を集約・分析し、2013 年度に文学部に分析結果を報告する予定である8)。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
各プロジェクトで実施した支援に関する点検・評価結果の概要は以下のとおりである。
評価については各プロジェクトとも基本的に評価4~評価1の4段階で行い、評価4が高
い評価、番号が下がるにつれ低い評価となる。プロジェクトごとに 2012 年度の達成目標(評
価番号)を定め、その結果どのような評価になったかを記している。
なお、評価指標、評価基準の詳細については「2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(教
育開発推進機構)
」を参照いただきたい。
・
「教学IR」の取り組み
新入生調査に関しては、実施した7学部のうち1学部において3段階(基礎集計返却、
教務データとのクロス集計、分析に基づく相談)の支援を完了し、6学部において1段階
の支援を提供した。したがって、評価結果は1である。
※新入生調査の2段階目以降の支援は、毎年、学部に在学生調査の分析結果などのフィー
ドバック・新入生調査の単純集計結果の連絡などの際、学部から追加のフィードバックの
要望を受けた場合のみ実施しているため、これまでの評価基準では実態に即しているとは
Ⅳ-③-65
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
いい難い。そのため、2013 年4~5月中を目処に、2段階目までの分析方針を策定するこ
ととする。
在校生調査に関しては、実施した 11 学部のうち 11 学部において3段階の支援を完了し
た。したがって、評価結果は4である。
卒業時調査に関しては、実施した4学部のうち1学部において3段階の支援を完了し、
3学部において1段階の支援を提供した。したがって、評価結果は1である。
※卒業生調査の2段階目以降の支援は、毎年、学部に在学生調査の分析結果などのフィード
バック・新入生調査の単純集計結果の連絡などの際、学部から追加のフィードバックの要
望を受けた場合のみ実施しているため、これまでの評価基準では実態に即しているとはい
い難い。そのため、2013 年度4~5月中を目処に、2段階目までの分析方針を策定するこ
ととする。
・高大接続教育(①入学前教育、②学部横断初年次教育科目開発「特殊講義(アカデミッ
ク・リテラシー【日本語の技法】
、③入学時「基礎学力調査」
)の取り組み
①入学前教育
入学前教育は4つの目的に対して、合格時から入学前までの約5ヵ月に渡り一連の教育
プログラムを提供しているが、2012 年度は、それぞれの目的および取り組みに対して、検
証可能な具体的な指標が十分設定できなかった。この点 2013 年度に改善を行っている。そ
の上で、新たに「学びのペースメーカー」として導入した「自己診断ツール(日本語、数
学、社会科)
(各全5回)
」では、利用頻度が高い者ほど入学時の基礎学力診断テストの成
績が向上する傾向が認められるという導入効果が見られた。「入学前学習講座(有料)」で
は、全体の受講率が微減(-5.7%)する中で、2012 年度に大きく見直した日本語の講座に
ついては、学部と連携した「レポート課題」に対する支援の中で受講者を大きく伸ばした
(170 名 337 名)
。また、入学後のレポート作成にも役立っているとの評価が、複数の受
講者から聞かれるなど入学前から大学での学びへの接続を一定果たす効果も認められた9)。
②【日本語の技法】
試行年度1年目(3年間中)となった 2012 年度は、5学部8クラス開講、442 名受講し、
成績(GPA,成績評価)
、課題レポートのルーブリック評価、独自最終授業アンケート、
授業アンケート(授業外学習、出席率)等を元に成果を検証した。結果、GPAでは受講
生の方が非受講生を上回り「学び」に及ぼす正の効果を示した。学習時間では約4割が 60
分以上、約2割が 90 分以上と、同じ教養科目全般の平均(15 分以上 30 分未満)を大きく
上回った 10)。
③入学時「基礎学力調査」
2012 年度に検討し 2013 年度入学時に同調査を実施した学部は 10 学部でのべ 16 科目で
あった(英語プレイスメント・テストを除く)
。その内、調査結果を活用して展開されたリ
メディアル教育や初年次教育は5学部でのべ7科目となった。日本語、数学に関して、学
内外他部門へのヒアリング調査を実施した。また具体的な調査(テスト)内容について、
Ⅳ-③-66
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
特に、日本語においては、入学者の学力を正確に測定するために、解答方法をマーク式か
ら記述式に変更した 11)。
・
「教員FD研修」の取り組み
講座選択制については導入・運用ができた。また、新任教員研修の修了率については、
2011 年度着任教員<評価 3>、2010 年度着任教員<評価 2>、2009 年度着任教員<評
価 2>の目標に対し、2011 年度着任教員は修了者5名、20%で評価1、2010 年度着任教
員は修了者 16 名、34.8%で評価2、2009 年度着任教員は修了者 16 名、39.5%となり、評
価2であった。
続いて、研修目標の達成度の向上については、2011 年度着任教員に関して評価3をめざ
し、修了者アンケートを行った結果、達成度は 3.25 となり、評価3を達成した。また、新
任教員研修の総合評価は 2011 年度着任教員に対し評価4をめざし、修了者アンケートを行
った結果、3.5 となり、評価4を達成した。
最後に、必須受講対象以外の受講者の拡大-WS参加促進については、評価 3(=60~79
名)をめざし、2012 年度は 84 名の参加を得て評価4を達成した。
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
ES・ピア・サポート・プロジェクトでは以下の点検・評価を行った。①ES紹介DV
Dは更新できなかった、②教学実践フォーラムでの発表は実施した。
ES研修については、実施回数に関して評価4(=全 10 回)をめざし、評価4を達成し
た(衣笠、BKC併せて全 10 回実施)
。研修の満足度に関しては研修の理解度・満足度ア
ンケートを行い、評価4(=90%以上)をめざし、評価4を達成した。
・
「広報・教学実践フォーラム」の取り組み
教育方法・学習指導方法等について情報共有する「ITL News」の発行および「教学実践
フォーラム」の開催について点検した。
(1)ITL News
年4回の発行を計画的に進めるため、発行までの過程の見える化を行った。原稿集約か
ら校正、納品までをスケジュール管理し、適切な時期に発行できるよう努めた。基本構成
を決め、時期にあったトピックを選定し、計画的に掲載する。その他、機構の新たな取り
組みや主催イベント等があれば、必要に応じた掲載を行う。ミス防止のため、責任者・事
務局担当者のほかに、課内(課長、課員(各号1名))での複数のチェック体制を整えた。
No.22(2012 年5月発行)より、制作会社を変更し、通年でのデザインの統一に努めた。
(2)教学実践セミナー
第3回、第5回については、学生合計3名が登壇し、学生も参加可能とした結果、合計
3名の参加があった。第2回、第3回、第5回については、学外からの参加も可能とした
結果、合計8名の参加があった。ただし、学外者を登壇者として招聘するフォーラムを開
催することはできなかった。
・
「教学IR」の取り組み
Ⅳ-③-67
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
キャリアオフィスと連携し、2012 年度卒業生を対象としたキャリアオフィスの「卒業生・
修了生アンケート」の項目洗練化を行うことができた 12)。
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
ES本人による報告書(
「ES活動報告書」)、ESを導入した教員による報告書(「ES
活用報告書」
)および「受講生アンケート」結果による検証は以下のとおりである。
①ES導入の3つの機能(授業改善役立ち、受講生の学習促進貢献、ES自身の成長貢
献)の検証に関しては、各アンケートにおける肯定的評価について、すべて 85%以上を「達
成」
、それ以外を「未達成」とした結果、達成が判明した。
②ES本人へのアンケート集約の徹底に関してはES本人へのアンケート回収率を評価
指標に検証し、評価3(=60%以上 80%未満)をめざしたが、評価2(41.7%)にとどまっ
た。
・
「学部への教学支援」の取り組み
文学部のキャンパスアジアプログラムの効果検証支援に関して、文学部からの相談に基
づき、締切期限内に調査票の開発を行った。分析結果は 2013 年度に、報告することになっ
ている 13)。
②改善すべき事項
・
「自己点検・評価」の取り組み
2012 年 11 月現在の各学部・研究科のTERI入力状況は学部においては、13 学部中9
学部、研究科においては 19 研究科中8研究科が入力済みである。これらの入力状況を次の
視点で評価を行った。重点行動計画に対して、評価と基準が示されていれば、5点法の評
価3とし、PDCAサイクルのPlanとして合格の範囲とした。ただし、基準の取り方
が大学人の常識からみて、評価5(5点法)や4(4点法)の最高の状態になることはあ
り得ない場合やそのような状態になることが異常な状態であると見られた場合は、1点減
点した。さらに、現状が既に評価5や4の状態が含まれる場合も1点減点とした。したが
って、評価指標と基準が示されていなければ、評価は1か2となり、適切な指標と基準が
示されていれば評価3以上となる。これだけの資料で評価5にそうとするものはないと思
われる。このような視点で評価を行うと、評価2が6学部・研究科、評価3が8学部・研
究科、評価4が3学部・研究科であった。評価2の内訳は評価基準に評価指標を示してお
り、基準が示されていないものが最も多く、ついで形式的には評価3であるが基準の取り
方が適切でないために減点に至ったものや基準に数値が入っていないものなどが見られた。
【評価指標・基準】
評価指標:新TERIに登録された重点行動計画がPDCAサイクルのPlanとして妥
当なものになっている割合
評価基準:評価4;80%以上、評価3;65%以上 80%未満、評価2;50%以上 65%未満、
評価1;50%未満
Ⅳ-③-68
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
【評価結果】
上記基準にしたがって評価を行うと次のようになる。評価指標は新TERIに登録され
たPlanとして妥当なものの割合となっているので、入力されたものの内、妥当なもの
の割合は、17 学部・研究科中 11 学部・研究科であり、65%が妥当となっている。したがっ
て、2012 年度の評価は評価3となる。しかし、上記の基準はすべての学部・研究科が入力
するとの前提で書かれたものであることから、全学部・研究科の内Planとして妥当な
ものを入力した割合と読むべきである。何故なら、目的は数値上よい評価を得ることが目
的ではなく、組織が変容することを目的とするものであるからである。
これにしたがうと 32 学部・研究科中妥当なものは 11 学部・研究科であるので、妥当な
ものは 34%であり、評価を1とすることが妥当である。
このようなTERIの評価を踏まえると、2012 年度時点では、本学におけるPDCAサ
イクルの重要性の認識とPDCAサイクルを回すためのスキルの修得状態は高くないと判
断され、教育開発推進機構の学部・研究科への支援についての依頼にはすべて対応してき
たが、支援の効果は十分ではなかったこととなる。
上記を踏まえると,教育開発推進機構による学部・教学機関への支援が有効に機能する
よう関連諸機関・諸会議に働きかけ、すべての学部・教学機関が機関決定されたTERI
の活動に真摯に取り組んでもらうと同時に、学部・教学機関からの支援要請に従来と同じ
く対応していく。
(3) 将来に向けた発展方策
①効果が上がっている事項
各プロジェクトや活動の 2013 年度からの取り組みは以下のとおりである。
・
「教学IR」の取り組み
2013 年度に次の取り組みを行う。
(1)2012 年 12 月から 2013 年7月に実施される学びの実態調査の実施・分析・報告の
実施
(2)
(1)に基づく教学改善への支援方法に関する検討および実施
(3)学生個人への結果フィードバックのパイロット実施
(4)院生の学びの実態調査の全学への提案・実施
(5)キャリアオフィス・学生部と連携した卒業生調査の高度化と正課外の学びの調査
票作成・実施
(6)IRレポート6点の作成
(7)情報システム課と連携した Access によるデータセットの整理
(8)薬学部との協働での 2014 年度開講科目「ヒューマニズム・コミュニケーション(仮
称)
」の実施
Ⅳ-③-69
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
・
「教員FD」の取り組み
次のような 2013 年度方針および評価指標・評価基準を提起した。
(1)新任教員研修修了率の向上と必須受講対象以外の教職員の参加促進。
(2)新任教員研修修了率の向上。
(3)①新任教員研修の修了率(必須受講対象者)の向上。②研修目的の達成度の向上。
③研修の総合評価の向上。④必須受講対象以外の教員および職員のWS延べ参加者数
の増大
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
(1)ES活用事例を共有するために、ES活用・活動紹介DVDを更新する。
(2)ESの制度および役割・業務について、ES本人の理解を促進するためにES研
修を実施する。また、実態把握のため、ES研修事後アンケートを一部更新する。
(3)アンケート・報告書(教員用、ES本人用、運用機関用)によるESの教育効果
を確認する。また、2012 年度の結果をふまえ、教員用の活用報告書についてもス
マートアンケートの利用による効率化・省力化を検討する。なお、受講生アンケ
ートについては、例年実施してきた実績とその結果を鑑み、毎年ではなく 隔年も
しくは数年毎の実施を提案する。
(4)ESのFD的貢献について、事例の共有と蓄積を図る。また、FD的な活動を促進
するため、SCOT的な活動・活用にむけた研修や試験的導入を図る。
(5)本学のピア・サポート活動全般に関し、機構が全学の中心的な情報収集・発信基
地としての機能を担うべく、効果的な連携の方法をさぐる。全学の情報共有の場
として、2012 年度に引き続き、教学実践フォーラムで全学のピア・サポート事例
の共有の場を設ける。
・
「広報・教学実践フォーラム」の取り組み
「ITL News」および「教学実践フォーラム」について、次の取り組みを行う。
(1)ITL News
発行方針に基づき、年4回の発行を行う。また、各学部・研究科に留まらず、学内
の各部課の先駆的な実践事例の発信、情報の提供を行う。
(2)教学実践セミナー
4月:年間計画策定
5月以降:予定に即して、教学実践フォーラムを実施(※目安として、開講期間中
の隔月に実施)
本学の教学実践例(Good Practice)を学内外に広く発信すると同時に、専門的知見や学
外の取り組み実践からの刺激を得て、本学の教学実践をより活性化することをめざす。可
能なものは学生に対しても開いた企画として実施する。広報についても、2012 年度と同じ
く、さまざまな媒体を用いて学内外に広く行う。
2013 年度から新規運用する新コースツール・ポートフォリオシステムの開発を行う。
Ⅳ-③-70
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
・「学部への教学支援」の取り組み
(1)薬学部との協働での 2013 年度開講科目「ヒューマニズム・コミュニケーション」
の実施
薬学部と教育開発推進機構の協働で、薬学部の 2013 年度1回生を対象に、前期開講科目
「ヒューマニズム・コミュニケーション」を実施する 14)。
(2)文学部初年次教育の実施する(オーディエンス教育の実施支援)15)
・高大接続教育の取り組み
①入学前教育
2012 年度に新規で実施した「入学前学力自己診断ツール」の受講者データおよび「入学
前学習講座」の受講者データと基礎学力診断テストの成績データの検証を行う。
「入学前学
力自己診断ツール」
・「入学前学習講座」の効果があるのかどうか、また、その効果を基礎
学力診断テストで検証できているのかどうかについて検証を行い、今後の入学前教育およ
び基礎学力診断テストの内容について検討を行う。また、遠隔支援が中心となる中で貴重
な体面支援の機会である「プレ・エントランス立命館デー」において、これまで講義形式
で行っていた全学企画をワークショップ形式に見直すことで、入学後の目標設定とそれを
受けた入学準備計画が立てられるよう取り組み改善を行う 16)。
②学部横断初年次教育科目開発「特殊講義(アカデミック・リテラシー【日本語の技法】
担当者会議および総括、実施学部との懇談(フィードバック等)から得られた課題を受
けて、共通教材(テキスト、ルーブリック、シラバス、レポート課題等)を改善・精選を
することで、2015 年度以降の各学部カリキュラムへの還元・発展方策を行う 17)。
③入学時「基礎学力調査」
取り組みの目的をあらためて(ⅰ)新入生の学力実態を把握し、実態に応じた教学実践
や入学政策を展開する上でのデータを得る。
(ⅱ)テストの結果、一定の学力補完が必要と
判断された学生をリメディアル教育他に繋げるなど、大学への学びを円滑に移行させる1
つの手段として活用する。
(ⅲ)特別入試合格者(附属校・提携校含む)の入学前教育の効
果検証を行うデータの一つとする。と整理・明示した。また、分析方針も、学部および教
育開発推進機構、入学センターに加えて一貫教育部で行うことと整理・明示した。このこ
とにより、教学部門に留まらない必要な部門において新入生の基礎学力に関する客観的な
データを基に、教育改善や政策策定を支援する。
また、今後の方向性として、現在は9学部で5科目・8種類(学部独自のテストを除く)
を実施しているが、新入生の基礎学力の実態把握のみならず、それに応じた教学実践、入
試政策の展開、入学前教育の効果・検証や新入生の実態に応じた入学前教育が検討に、よ
り資する取り組みとなるが重要である。そのためには利用学部の拡大やテスト問題の見直
しも必要となる。また課題として入学後の学部での学習への教育効果について検証するこ
と等も考えられる 18)。
④初年次教育支援
Ⅳ-③-71
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
2014 年度配布より内容が大きく刷新される『未来を拓く』の、第2部(自己理解、他者
理解、そして社会の一員へ)において、その教材(ワークシート)開発が編集委員会に求
められており作成と初年次教育専用ホームページの作成が求められており、関連部門と連
携しながら検討する。また初年次教育用の映像コンテンツの開発をNHKエディケーショ
ナルと進めており2本程度の試作品を作成し後期セメスターに試行的に利用しフィードバ
ックを行う予定である 19)20)。
・
「ES、ピア・サポート」の取り組み
受講生へのアンケートの実施に関しては、これまでの一貫して高い成果を挙げてきたこ
とを踏まえ、アンケート実施に伴う授業割愛や実施による負担軽減を図るために、2013 年
度以降は3年に一度とする。なお、教員、ES本人の報告書については、ES制度の実態
把握および直接声を集約する場として、引き続き実施する。2013 年度は、教員の活用報告
書についてもWebアンケートを導入し、効率化、省力化を図る 21)。
②改善すべき事項
・
「自己点検・評価」の取り組み
<2013 年度自己点検プロジェクトの行動指針>
新TERIに関しては、学部と自己点検プロジェクトが入力期日を決めるなど直接いろ
いろの取り決めを行うものではなく、どちらかといえば、決まったことをスムーズに遂行
するために、自己点検プロジェクトが理論的・技術的な支援をするものである。したがっ
て、教学部と自己点検プロジェクトの間に共通認識や共通理解があることが、新TERI
の有効な活用に欠かすことができない。このため次の2点を 2013 年度の行動指針とし、評
価の対象とはしないが、今後の検討や判断資料とするために議事録やデータを残すものと
する。
(1)教学部と自己点検プロジェクトの間における共通認識と共通理解を推し進める。こ
のため教学部と自己点検プロジェクトの間で、出来るだけ、多くの議論の場を設けるも
のとする。議事録(メモ)を残すものとする。
(2)学部の新TERI評価を行う場合、年度末に行うのではなく、新TERIに入力が
なされた時点で、できるだけ早く評価を実施し、その結果を教学部に提供するとともに、
可能であれば学部との懇談の場を設けるものとする。新TERI入力日時やデータの提
供日時など記録を残すものとする。
(4)根拠資料
1)
「2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(教育開発推進機構)
」
(2013 年2月 18 日 教育開発総合センター会議・
2013 年3月 25 日 教学委員会)
2)
「2013 年度 基礎学力診断テストまとめ」
(2013 年7月1日 教育開発総合センター会議)
3)
「2014 年度 新入生対象 基礎学力診断テストについて」
(2013 年 10 月7日 教学委員会)
4)
「教員を対象とした 2012 年度FDプログラムの実施ならびに本学教職員への公開について」2012.4.16 教育開発
総合センター会議、2012.4.23 教学委員会)
5)
「2013 年度教育サポーター(ES)実施方針」
(2013 年3月 11 日 教学委員会)
Ⅳ-③-72
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
6)
「2013 年度 基礎学力診断テストまとめ」
(2013 年7月 1 日 教育開発総合センター会議)
7)
「2013 年度教育サポーター(ES)実施方針」
(2013 年3月 11 日 教学委員会)
8)
「文学部キャンパスアジアプログラムチームとIRプロジェクトとの合同会議(2013 年 10 月 23 日)
」
9)
「2012 年度(2013 年度入学)特別入学試験合格者を対象とした入学前教育の実施総括」
(2013 年7月8日 教学委
員会)
10)
「2012 年度『特殊講義(アカデミック・リテラシー)
【日本語の技法】
』実施総括」
(2013 年2月 18 日 教育開発
総合センター会議)
11)
「2013 年度 基礎学力診断テストまとめ」
(2013 年7月1日 教育開発総合センター会議)
12)
「キャリアオフィスとIRプロジェクトとの打ち合わせ(2013 年2月)
」資料
13)
「文学部キャンパスアジアプログラムチームとIRプロジェクトとの合同会議(2013 年 10 月 23 日)
」資料
14) 薬学部「ヒューマニズム・コミュニケーション(仮題)
」へのご協力依頼(2012 年7月2日 教育開発総合センタ
ー会議)
15)2013 年度文学部初年次教育授業「リテラシー入門Ⅰ」のご協力依頼について(2012 年 11 月 19 日 教育開発総合
センター会議)
16)
「2013 年度教育開発推進機構各プロジェクト・委員会等活動方針(2013 年5月 20 日 教育開発総合センター会議)
17)
「2012 年度『特殊講義(アカデミック・リテラシー)
【日本語の技法】
』実施総括」
(2013 年2月 18 日
教育開
発総合センター会議)
18)
「2014 年度 新入生対象 基礎学力診断テストについて」
(2013 年 10 月7日 教学委員会)
19)
「2013 年度教育開発推進機構各プロジェクト・委員会等活動方針(2013 年5月 20 日 教育開発総合センター会議)
20)
「2014 年度『未来を拓く-ようこそ立命館-』編集方針(2013 年6月 10 日教学委員会)
21)
「2013 年度教育サポーター(ES)実施方針」
(2013 年3月 11 日 教学委員会)
5-4.教職教育推進機構
<正課における履修指導および指導体制>
(1) 現状の説明
①「3つの力」を軸にしたカリキュラム進行を強固なものにする、②「
(教)教職実践演
習」の運営方法の確立、③「教職履修カルテ」の4回生次の活用方法の確定、④3回生科
目受講の先修要件設定の効果検証および教職発展科目群のコンセプトの明確化、を課題と
して取り組んだ。
必修の演習科目がおかれていない1・2回生ではクラス担任を置き、履修指導体制をと
るとともに、回生ごとのガイダンス(1回生春、2回生春・秋)を行い履修の進め方につ
いて学生指導を行った。3回生は「
(教)学校教育演習」クラスを基礎として履修指導を行
った1)2)3)4)5)。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
文部科学省による教職課程認定大学等実地視察において、全学組織である教職教育総合
センターや教学委員会については教職課程に係る全学的組織としての機能を果たしてい
るとの評価をうけた6)。
②改善すべき事項
履修指導の面では 10 カリキュラムにおける発展科目の中には受講者が僅少のものがあり
検討が必要である等の課題を共有した。指導体制の面では、教職課程全学枠教員が少ない
ため、演習科目においても他の機構所属教員や学内非常勤講師に担当をお願いせざるを得
Ⅳ-③-73
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
ず、日常の情報共有が課題となっている。
(3) 将来に向けた発展方策
発展科目の開講方法や学生への履修促進については、3キャンパス化課題とあわせて検
討を継続する。演習科目の指導体制については、専任教員の体制強化とあわせて継続検討
する。情報共有については、これまでも実施してきたが担当者会議にてFDも含め課題共
有を行う。
(4) 根拠資料
1)「教職課程4年間の学び」
2)「教職課程の学び(2回生版)」
3)「教職課程の学び(3回生版)」
4)「2012 年度教職関連科目((教)科目)の受講状況について」(2012 年6月 19 日 教職教育総合センター会
議)
5)「2013 年度教職課程科目開講方針(第2次案)について」(2012 年 10 月2日 教職教育総合センター会議)
6)「平成 24 年度教職課程認定大学等実地視察報告書」(文部科学省初等中等教育局教職員課)
<教育課程、履修方法、シラバスの状況>
(1) 現状の説明
前年度に引き続き執行部によるシラバス点検を行った。
「教職に関する科目」「教科又は
教職に関する科目」についての授業概要は一括挿入し、加筆のみ可能とした。統一的な授
業運営が必要とされる演習科目については一部分のみ担当者が記載するよう確認した。前
年度からの一括コピーについては行わないこととした1)2)3)4)5)。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている点
一部の科目を除き、記載すべき事項の漏れは見られず、全学方針に従ったシラバスとな
っていた。
②改善すべき事項
実地視察では、複数クラスが開講されている科目について、授業ごとの内容が異なる点
について教員養成のポリシーを踏まえた内容とするよう調整を図るよう指摘を受けた6)。
(3) 将来に向けた発展方策
指摘事項を受けた改善については継続課題として検討する。
(4) 根拠資料
1)「2013 年度教職課程科目のシラバス方針について」(2012 年 11 月 13 日 教職教育総合センター会議)
2)「教職課程 10 カリキュラム移行期での確認事項について」(2012 年4月3日教職教育総合センター会議)
3)「教職課程 10 カリキュラム移行期での確認事項について(追加)」(2012 年 5 月 8 日教職教育総合センター会議)
4) 「2013 年度教職課程科目の授業におけるゲストスピーカー方針について」(2012 年 11 月 13 日 教職教育総
合センター会議)
Ⅳ-③-74
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
5)「教職課程 10 カリキュラム移行期での確認事項について」(2013 年2月 12 日 教職教育総合センター会議)
6)「平成 24 年度教職課程認定大学等実地視察報告書」(文部科学省初等中等教育局教職員課)
<「教育実習」の取り組み状況>
(1) 現状の説明
教育実習の対象者は中・高 782 名、小 67 名、特別支援 37 名であったが、進路変更、先
修要件不足等により合計 162 名が辞退となった。
中・高実習生のうち 18 名(2011 年度:25 名)が実習校の総合評価が「C」評価であり、
基礎学力不足、コミュニケーション能力、勤務態度などが指摘された。指導教員との折り
合いがうまく行かなかったケースもあり、担当者が指導ののち、教職教育総合センター会
議にて成績評価を審議、結果として「C」評価となるものは 16 名となった。
「(教)教育実習の研究(事前指導)」は3回、事後指導は1回、それぞれキャンパスご
とに実施した。事後指導でアンケートを実施(対象者 627 名、回収率 98%)し、受講理由、
教育実習を経験しての課題などを把握することに努めた。今年度の特徴としては、
「教科内
容に関する知識不足」を上げた学生が 54%(昨年度 28%)となったことがあげられ、原因
を追究する必要がある。総合評価の点でも 10 点満点での8点以上としたものが 62%から
53%に減少している1)2)3)4)。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
実地視察では、京都市公立学校と附属学校との連携について評価した上で、ひきつづき
円滑な教育実習を実施するよう指摘されている5)。
②改善すべき事項
教職課程の講義、事前指導の中で学生への指導を徹底しているものの、学生が感じてい
る知識不足の解消や実習校から指摘される学力不足の回避にはつながっておらずこの改善
が課題となっている。
(3) 将来に向けた発展方策
10 カリキュラム完成年度を迎えるため、06 カリキュラムと 10 カリキュラムでの学生の
成長の違いなどを、継続して収集しているアンケートなどを元に分析していく。
京都市公立学校との連携は京都地区大学教職課程協議会を通じて引き続き連携を行う。
附属学校との連携の強化については課題として検討する。
(4) 根拠資料
1)「2012 年度「教育実習」成績評価について」(2013 年1月 15 日 教職教育総合センター会議)
2)「2012 年度教育実習事後アンケートについて」(2012 年 11 月 13 日 教職教育総合センター会議)
3)「2012 年度教育実習における「公欠」扱いと訪問指導について」(2012 年5月8日 教職教育総合センター
会議)
4)「2013 年度「教育実習」訪問指導校の選定基準について」(2013 年3月 12 日 教職教育総合センター会議)
5)「平成 24 年度教職課程認定大学等実地視察報告書」(文部科学省初等中等教育局教職員課)
Ⅳ-③-75
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
<「介護等体験実習」の取り組み状況>
(1) 現状の説明
実習予定者は 664 名であったが、進路変更や体調不良等による辞退者が 89 名あり、結果
として 575 名が実習を体験した。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
特記事項なし。
②改善すべき事項
兵庫県特別支援学校の受け入れについては受け入れ見通しが不透明であることから今後
の実習先について検討が必要となっている。
(3) 将来に向けた発展方策
①効果が上がっている事項
特記事項なし。
②改善すべき事項
兵庫県特別支援学校の受け入れについては、滋賀県、京都府に振り返ることで対応を図
る1)。
(4) 根拠資料
1)「2013 年度介護等体験実施方針について」(2013 年1月 15 日 教職教育総合センター会議)
<「学校実践研究」の取り組み状況>
(1) 現状の説明
学校インターンシップを教職発展科目に位置づけ、
「(教)学校実践研究」として開講し
た初年度であった。研修受入希望校については 99 校(2011 年度 116 校)となった。
事後指導終了後のアンケートでは 95%の学生が「大変良かった」
「良かった」と回答して
おり、満足度は高く、受け入れ先の教員、学校の雰囲気、仕事の内容などがその理由とな
っている。
なお、最終レポート未提出により、3名が不合格となった。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
特記事項なし。
②改善すべき事項
学校インターンシップでの送り出しに比べ受講者が大きく減少した(2011 年度:82 名。
Ⅳ-③-76
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
2012 年度 52 名)ため、年度当初の広報や募集のあり方について検討課題である。また、
正課の教職科目としての開講であるため、実施や運営についても必要に応じて見直しの必
要がある。
研修内容については、申請時に示された内容と、受け入れ教員の理解が異なるなど、研
修先により課題を残しているところもある1)2)。
(3) 将来に向けた発展方策
中間視察の方針を明確化し、受け入れ校との連携を強めることで内容の充実を図る。
募集や広報については学事日程や「学校教育演習」とのリンクも視野に入れて検討する。
(4) 根拠資料
1)「2012 年度 学校実践研修「事前指導」について(実施報告)」(2012.6.19 教職教育総合センター会議)
2)「2013 年度「(教)学校実践研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」の運営方針について」(2012.9.11 教職教育総合センター会議)
<学校ボランティアの取り組み状況>
(1) 現状の説明
学校ボランティアについては事務局が把握しているだけで 143 名が 148 校・園でボラン
ティアを行っている(紹介状の発行、受入承諾書等の返信による)
。
(2) 点検・評価
特記事項なし。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし。
<教科に関する科目と教職に関する科目の連携>
(1) 現状の説明
教職課程は「教職に関する科目」
「教科に関する科目」「教科又は教職に関する科目」で
構成されるが、
「教科に関する科目」については一部共通部分のみ教職教育総合センター内
での開講責任となっており、課程認定を受けている学部が開講責任を負う、大部分の「教
科に関する科目」の内容については協議できていない。
共通して開講しているいわゆる(教)の教科に関する科目については、新規非常勤任用
にあたって課程認定審査基準に則って担当可能かどうか確認を要請した。
(2) 点検・評価
①効果が上がっている事項
特記事項なし。
Ⅳ-③-77
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育方法等】
②改善すべき事項
「平成 24 年度教職課程認定大学等実地視察について」では全学的組織の役割として、教
科に関する科目を含めた教職科目の内容の確認についても推進すべきとの指摘がなされて
いる1)。
(3) 将来に向けた発展方策
特記事項なし。
(4) 根拠資料
1)「平成 24 年度教職課程認定大学等実地視察報告書」(文部科学省初等中等教育局教職員課)
Ⅳ-③-78
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
【教育成果】
1.現状の説明
(1)教育目標に沿った成果が上がっているか。
1)大学全体
各学部・研究科・教学機関の1年間の教学活動全般を振り返り、運用状況や効果を検証
する取り組みとして、
「学部・教学機関における年度総括と次年度課題」を毎年度末に取り
まとめ、教授会、研究科委員会にて審議・承認するとともに、全学に文書を配付して情報
共有を図っている。
2)学部共通
学部学生の正課を中心にした学習成果測定の間接的指標として「学びの実態調査」を開
発・運用し、順次各学部において実施している。2011 年 8 月から 2012 年7月までの第3
回調査では、新入生調査は7学部、在学生調査は 12 学部実施している1)。
さらに、個々の授業の状況を把握し、授業の到達目標の達成度や学生の理解度等を検証
する「授業アンケート」については、学外実施となる科目や受講生がごく少ない科目など
学部・教学機関が授業アンケートをとるにふさわしくないと判断した一部科目を除く科目
において、毎年2回(前・後期セメスター各1回)実施して、結果を報告書として各学部
に、また個別クラスのアンケート結果を科目担当者にフィードバックすることで、授業改
善に役立てている2)。
以下、全学共通教育の状況について、外国語科目、教養科目、国際教育の順に整理して
述べる。
外国語科目についての教学総括は、①英語は、学部人材育成目的との関わりの中で到達
度検証試験のあり方を再検討した、②英語教育における低学力層については、学力の底上
げに資していないわけではないが、英語学習に積極的な意義を見いだせないでいる学生が
一定数存在している、③「衣笠副専攻・外国語コミュニケーションコース」の登録学生数
が増えていることからもわかるように、初修外国語に関する学生の興味関心が薄れている
わけではないというものであった3)。
教養教育においては、共通教育推進機構内の教養教育センターにて全学横断的に策定・
集約した「教養教育科目概要・到達目標」4)にもとづきシラバスに成績評価基準を明示し、
これによって個別科目の成績評価を付すこととしており、学習成果測定は上記の「到達目
標」にもとづいて実施されている。また、担当者間における授業運営や学習成果に関する
意見交換、総括、改善を目的とした「教養科目基本担当者会議」
(年4回)
、
「教養科目担当
者会議」を開催している5)。
国際教育としての海外留学プログラムでは、国際教育センターでの全学募集プログラム
Ⅳ-④-1
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
を中心に大まかなレベル区分(イニシエーション型・モチベーション型・アドバンスト型)
を設定し、各区分において多様な派遣先を用意している。また、各学部・研究科において
も人材育成目標に沿ったプログラムを実施している。学生は、自らの学びの目的に応じた
プログラムへ参加することが可能となっており、各自の留学目的・目標を設定している。
派遣前には、事前講義や研修ガイダンスを実施し、より具体的な目的設定で望めるよう
な指導・支援を行い、帰国後には、プログラムアンケートおよび帰国報告書の提出を義務
付け、留学で何を学び感じて、目標をどれだけ達成できたかを言語化させることでの自己
評価(振返り)を促している。それらアンケート結果や報告書は、後輩に対する参考資料
として、国際教育センターで常時閲覧できるように配架している。また、必要に応じて、
それらの結果内容に基づいて、派遣先大学・機関との教育効果確認やプログラム改善に繋
げた。
また、帰国後の継続した学びとして、外国語による専門科目・教養科目の受講推奨や、
グローバル・キャリア支援企画やオンキャンパスでの異文化交流企画などの機会を提供し
た(2012 年 11 月 24 日には「グローバル・キャリア支援企画~Creating a future beyond
borders~」実施)
。
課外においても、海外留学プログラム経験者が留学アドバイザーとして、留学希望の後
輩に向けて情報提供や留学相談を行うことで、自身の留学経験の振返りのきっかけとして、
さらなる成長の場とし、多くの学生が参加をした(2012 年度留学アドバイザー登録者数 衣
笠 184 名・BKC117 名)
。
3)法学部
法学部の学生が卒業時までに身につけておくべき7種の能力を列挙している教育目標は、
本学部の教育研究上の目的に立脚するものとして、入学者受け入れ方針(アドミッション・
ポリシー)や教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
、学位授与方針(ディプ
ロマ・ポリシー)とともに、2012 年度履修要項1)のほか、本学部ホームページ2)等にお
いて明示されている。このほか、本学部独自の学びの実態調査のため、毎年度の学生実態
アンケートを1回生については 11~12 月に、2・3回生については 11 月に実施した。1
回生については。2011 年度までは7月に実施していたが、前期定期試験の結果などを踏ま
えた内容の実質化を図るために、2012 年度以降については 11~12 月にかけて実施するこ
ととした3)。
卒業時の質保障に関連する取り組みとして、卒業論文の提出率の向上を促進している。
2012 年度については、
4回生配当の卒業研究・論文の受講登録者が 628 名(4回生の 76.5%)
の提出率が 76.1%となっている。2011 年度と比較すると、受講登録率は約1ポイント低下
したが、提出率は約3ポイント向上した4)。
Ⅳ-④-2
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
4)経済学部
すべての試験科目の成績評価の分布を公表している。コア科目、基礎科目については、
試験の講評を作成し、公表している。2011 年度より、成績評価方法が定期試験であるすべ
ての専門科目について、試験の講評を作成し、公表することとした1)。
5)経営学部
経営学部では、2010 年度前期より、試験講評の対象科目を専任教員が担当する専門科目
から「専任教員・非常勤講師が担当する専門科目および教養科目」に拡大して実施してい
る。2011 年度以降についても同様の運用を行っている1)2)3)。
6)産業社会学部
卒業時の質保証の点から本学部では「卒業研究」の履修と成果物提出を強く推奨してい
る。2007 年カリキュラム改革により、「専門演習」「卒業研究」の定員が従来の20 名から
15 名へと縮小されたことで、教員のよりきめ細かな指導が可能となり、2007 年カリキュ
ラム最初の卒業生を排出した2010 年度は、成果物提出率が従来の40%以下から58.2%へと
上昇した(4回生在籍者数に対する比率)
。2012 年度の成果物提出率は、2010年度より若
干低下したがほぼ同等の55.5%となった1)。
7)文学部
1回生から4回生まで体系的に小集団授業を開講するとともに、すべての専攻において
卒業論文を必修科目に位置づけ、全学生に口頭試問を実施し、卒業時における学生の獲得
すべき能力要件の達成度を評価している。専攻教学を超えたテーマリサーチ型ゼミナール
においては、委員会方式で優秀論文の審査にあたる体制を構築している。
現在、卒業時アンケートを実施しているが、今後は、卒業生評価に向けた幅広い検証の仕
組みの開発を検討する。
8)理工学部
すべての学科において卒業研究を必修科目とするとともに、多くの学科で卒業研究の受
講要件を明示し、卒業時における学生の獲得すべき能力要件の達成度を評価し1)、各学科の
専門分野に関する到達度を保証した2)。
9)国際関係学部
本学部では、卒業論文は必修でないにもかかわらず 2012 年度秋セメスター卒業生も提出
率が 93.5%(卒業生 309 名 うち卒業論文提出者 289 名)と高い。また、卒業論文の質の確
保という点では、IRナビの「卒業論文の書き方」などを活用するとともに、担当教員を
通じて、タームペーパー(セメスター末の 6000~8000 字のレポート)の段階から、水準が
Ⅳ-④-3
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
高く形式的にも整った論文の執筆に向けて、系統的な指導を行っている1)2)。
10)政策科学部
卒業論文提出率は、2008 年度の 58.9%から 2011 年度の 73.0%まで上昇し、2012 年度も
73.0%であり、これまでの学部の取り組みの成果の現れである。また、毎年度開催している
PSアカデミックフェスタでの研究発表会、各ゼミの優秀研究の論文集の発行、さらに卒
論チュートリアルなどを通じて質の面での向上体制も整えている1)。
これまでの経緯を踏まえ、2014年度新カリキュラムでは、
(学士論文)卒業論文を必須化
し質の向上に重点をおいた教育体制とすることとした2)。
11)情報理工学部
卒業研究を学部での学びの集大成として位置づけ、研究発表会を行うことによって個々
の学生における目標達成の程度を確認している1)。
12)映像学部
過年度に引き続き、
「学びの実態調査」や「授業アンケート」を実施するとともに、教授
会においてその分析結果を共有した1)2)3)。それらに加え、2012年度は卒業研究の口頭試
問時に「進路就職に関するアンケート」を実施し、映像学部生の進路決定の状況と、就職
活動を通して感じた映像学部での学びに対する意見を学生から集めた4)。2012 年度からは、
必修科目である「卒業研究」について履修要項に記載している5)。また、テーマ(題目)を
学部ホームページで公開している6)。
13)薬学部
4回生時に薬学共用試験が、卒業年次(卒業判定後)に薬剤師国家試験が設けられてい
るので、学習成果の客観的な学力測定が可能である。薬剤師国家試験については、2014 年
3月に1期生が受験することとなる。また、薬学共用試験の実施結果1)からは、4回生終
了時点で必要な学力を身につけていることができているといえる。
14)生命科学部
履修要項に「学部教育における教養科目の教学目標1)」
「外国語科目の教育理念と目標2)」
を示し、
「応用化学科」
「生物工学科」
「生命情報学科」「生命医科学科」の学科別に人材育
成目的と専門教育における学びの概要とを示すことで、シラバス到達目標とともに、学生
に対して、学士課程に相応しい教育内容と到達すべき水準を明示している3)。この水準に到
達しているかどうかを、卒業論文、卒業研究発表等で評価する。
「学びの実態調査」結果に
ついて、
「満足のいく卒業論文を書けたか」の問に対して、
「満足している」は「ある程度」
「とても」の合計で約 70%であった4)。
Ⅳ-④-4
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
15)スポーツ健康科学部
2010 年4月開設の新学部であり、4年間の教育課程の中間時点での分析、かつ第5セメ
スター以降の教育課程であるコース、ゼミ、卒業論文などを含まない部分的な分析に留ま
らざるを得ないが、2011 年9月の教授会や企画委員会1)、2012 年9月のスポーツ健康科学
部教職員合同研修会などで検討を行った2)。なお、2011 年度において、単位取得状況が著
しく低くなった基礎理科に関わっては、受講生に復習のポイントを丁寧に説明する、
manaba folio を活用した授業運営を行うといった各種の取り組みなどを実施した結果、単
位取得状況が改善した。
17)研究科共通
本学においては、博士を年間 100 人輩出することをめざし、大学院教学の推進に取り組
んでおり、過去5年間の大学院教学の成果たる修士・博士それぞれの学位授与状況は次の
とおりである。
表4-(1)-1 学位取得者数(人)
2007
2008
2009
2010
2011
2012
修士・専門職
1090
1031
1046
1030
1191
1253
博士
68
69
60
68
54
45
(出典:大学院課内資料より数値を算出)
また、本学は、2008 年度文部科学省国際化拠点事業に採択されており、大学院における
外国人留学生受け入れとその学位授与の成果については、一定の評価を得ている。上記の
表のうち外国人留学生のみの数値は次のとおりである。
表4-(1)-2 学位取得者数(外国人留学生)
(人)
2007
2008
2009
2010
2011
2012
修士・専門職
109
145
165
174
172
171
博士
12
10
7
20
23
25
(出典:大学院課内資料より数値を算出)
なお、2012 年度の博士課程前期課程(以下、前期課程という。
)または修士課程の修了生
の研究科ごとの進路就職状況については、次のとおりである。
Ⅳ-④-5
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
表4-(1)-3 2012 年度進路就職状況
業種別就職者数
修了
研究科名
者数
(名)
製
流
金
造
通
融
42
6
3
経済学
37
1
1
経営学
38
11
3
2
4
社会学
19
1
2
1
3
文学
57
3
660
326
23
4
216
12
国際関係
46
5
2
1
7
1
政策科学
23
1
1
応用人間科学
33
言研教育情報
37
MOT
57
公務
37
映像
4
7
17
マスコミ
法学
理工学
2
サービス
1
1
8
教
97.3
3
4
10
97.4
1
2
8
100
1
5
17
22
98.2
12
2
26
38
99.8
6
24
100
2
13
100
18
100
1
17
100
1
18
96.5
14
97.3
1
1
5
2
2
24
1
2
2
1
1
2
5
1
3
12
1
37
4
4
1
7
1
1148
367
44
17
311
20
率(%)
員
33
4
経営管理
把握
1
7
1
他
100
1
2
学
進路
10
1
21
その
3
5
スポーツ健康科学
総計
公務員
進
16
1
1
43
2
24
6
67
100
3
100
20
100
248
99.4
その他・・・資格試験・進学等の受験準備、就職活動継続予定、就職意思なし
(出典:2012 年度キャリアオフィス調査資料により数値算出)
以上に加え、博士課程後期課程(以下、後期課程という。
)修了者の進路を調査し、毎年
度、大学院教学委員会に報告し、全学で共有している1)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
大学院教育の成果たる学位の授与について、2012 年度は、課程博士(甲号)取得者は2
名(うち1名は外国人留学生)、専攻分野別では、法哲学1名、環境法1名に授与された。
論文博士(乙号)は0名であった。修士学位取得者は、修了者と同じく 42 名であった。そ
の中から、2012 年度『立命館法政論集』への掲載が、認められた論文が7点あった。
また、進路・就職状況について、2012 年度の前期課程修了者は 42 名で、内訳は、法政
リサーチ・コース9名、リーガル・スペシャリスト・コース 33 名(M3生1名含む)であ
Ⅳ-④-6
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
った。進路先については、公務員2名、特殊法人1名、民間企業 18 名、税理士法人 11 名、
特許事務所1名、司法書士事務所1名、会計事務所1名、すでに社会人である者2名、資
格試験および公務員試験準備1名、その他1名、未定3名であった。後期課程の課程博士
学位取得者は2名(うち1名外国人留学生)
、その進路は大学研究者1名、本学の客員研究
員1名であった1)。
19)経済学研究科
税理・財務コースにおいて、国税庁・税理士事務所等のOBOGを招聘し、院生へ業務
内容や経験を伝達している1)。
23)理工学研究科
2012 年度の修士学位取得者は 660 名(内外国人留学生 46 名)1)2)、博士学位取得者は
甲 20 名、乙3名で計 23 名(内外国人留学生8名)であった。
24)国際関係研究科
研究科教学における教育成果についてはさまざまな側面があり、一面的に自己評価が可
能であるものではないが、2012 年度進路就職状況についてのみ言えば、概ね志望どおりの
進路決定を行うことが出来たと考えている。特に、1)国際機関ワークショップ、フィー
ルドリサーチといった進路を意識した特別プログラム受講生から、良好な進路実績を上げ
たこと(開発コンサルタント等)
、2)DMDP参加者がその学習成果を活かして良好な進
路実績をあげたこと(製造,EC等)
、3)後期課程進学者を(その水準も含め)一定確保し
たこと、4)キャリアオフィスによる留学生支援プログラム受講生を中心に外国人留学生
が良好な進路実績を上げたこと(製造、金融系)等は、特筆すべき成果であると考えてい
る1)。
26)応用人間科学研究科
2012 年度進路決定状況によると、本研究科の 2012 年度修了生は 33 名であり、進路決定
をしている者は 23 名で、進路決定率は 69.7%である。本研究科の臨床心理領域では研究科
終了後に臨床心理士の資格試験を受け、その後就職が決定する者も多い。そのため就職活
動を継続中の者を含めた就職決定率は 92.0%となり、高い就職決定率となっている1)。
27)言語教育情報研究科
本研究科は「高度専門職業人としての言語教育の担い手の養成」
、「さまざまな分野での
「ことば」の専門家の養成」を教育目標としているが、2012 年度も例年と変わらず、中・
高の英語教員、大学の日本語非常勤講師、日本語学校の非常勤講師、優良企業の貿易業務
担当など、本研究科の特色を反映した就職状況であった1)。例年、5名前後が博士課程への
Ⅳ-④-7
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
進学を希望しているが、12 年度は学外の大学院へ1名の進学者があった。院生からも早急
な博士課程設置が本研究科には求められている。
28)テクノロジー・マネジメント研究科
本研究科は技術と経営の融合領域に関する実践的教育を行っていることから、進路は多
方面に亘っている1)。
29)公務研究科
2012 年度は、3名の早期修了者を輩出した。その進路は、地方公務員(2名)と国家公
務員(1名)である。
31)映像研究科
映像研究科 2012 年度卒業者の進路決定率は、博士後期課程への進学も含め前期で 100%
となっている。就職先の業態などから判断すれば、多様化する映像関連分野において活躍
しうる人材を育成する人材育成目的に照らして、当該目標を実現することができた1)。
33)生命科学研究科
博士学位論文評価基準の精緻化を行った。また、後期課程の学位論文申請基準を策定し
た。<「生命科学研究科博士論文の申請基準について」2013 年2月 26 日第 19 回研究科委
員会1)>
34)先端総合学術研究科
2012 年度には8名の博士学位取得者を輩出した(うち7名は遡及適用)
。そのうち7名は
現在研究職(日本学術振興会特別研究員を含む)に、1名はNPO法人の理事職に就いて
いる。人材育成目的および教育目標に沿った成果をあげることができた1)。
(2)学位授与(卒業・修了判定)は適切に行われているか。
1)大学全体
大学の学位授与の手続や要件等については、
「立命館大学学位規程」に則り、厳格に運用
している。
2)学部全体
学士課程の学位授与は、「立命館大学学則」、各学部の「学部則」ならびに「立命館大学
学位規程」に則って、厳格に運用されている。なお、卒業に必要な要件は、各学部の「履
修要項」にて全学生に周知されている。
Ⅳ-④-8
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
3)法学部
2012 年度前期の卒業判定(2012 年9月卒業)については、卒業判定員会(2012 年9月
4日)において原案を作成し、法学部執行部会議(2012 年9月4日)において原案を審議・
承認した後、法学部教授会(2012 年9月 11 日)において追認した1)。
2012 年度後期の卒業判定(2013 年3月卒業)については、卒業判定委員会(2013 年3
月1日)において原案を作成し、法学部執行部会議(2013 年3月5日)において原案を確
認した後、法学部教授会(2013 年3月5日)において審議・承認した2)。
4)経済学部
成績原簿にもとづき、学生一人ずつ卒業判定を行い、判定結果を確認した上で、その結
果を教授会で承認している1)2)3)。
学生に対しては、履修要項に経済学部の卒業要件を明示し、各回生の履修ガイダンスにお
いて、その要件を適切に満たしていくよう指導している4)。
5)経営学部
学位授与については、学位授与方針にもとづき行っている。経営学部の学位授与者は、
2013 年3月に4回生で卒業した者の比率は 78.5%であり、概ね適切に行っていると考えて
いる1)2)3)。
6)産業社会学部
卒業判定時までに必要な単位を取得していることが要件であり、その点では適切かつ厳
格に運用されている。
今後、学部改革に連動する卒業研究の必修化においては、卒業研究の成績評価の厳格化
も検討されている。
7)文学部
文学部では卒業に必要な在学年数と取得単位数を充足したかチェックすることに加え、
卒業論文を審査している。4年間の学修の到達度を検証する仕組みとして卒業論文を必修
としており、卒業論文執筆に関わる要領と口頭試問の際の留意点について、
「教学の手引き」
に記載し、事前に学生に周知している。
8)理工学部
理工学部では、卒業に必要な基本的な要件(修業年限、卒業に必要な単位数の充足)を
満たしているかどうかの点検は厳正に行っている。さらには、卒業研究を必修科目として
位置づけ、卒業時における学生の達成度を保証している1)。
以上の結果をふまえ、卒業判定は教授会にて厳格に判定している。
Ⅳ-④-9
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
9)国際関係学部
学位授与方針において、国際関係学部教育課程に規定する所定単位(124 単位以上)の修
得をもって、学部の教育目標を達成したとみなし学位授与を行うと定めている。国際関係
学部教育課程に規定する所定単位(124 単位以上)の確認は、教授会にて確認を行っており、
適切に行われている1)。
10)政策科学部
卒業に必要な年限ならびに必要単位数を充足する者に「学士(政策科学)」を授与する。
成績評価は、全学統一の基準を履修要項に記載し、学生および教職員の共通の理解となっ
ている。単位認定についても教授会審議において、単位数、時間数、教育内容を照合し、
厳格に判定している。
11)情報理工学部
卒業の要件を満たしていることを学部教授会において確認し1)、卒業式・学位授与式にお
いて指導教員から卒業証書を手渡している。
12)映像学部
卒業研究は、これまで同様、学生1名につき、主査・副査の2名体制をとり、研究構想、
中間報告に対する講評を経て、授業への参加状況・口頭試問を含めて成果物が総合的に評
価する審査を行った。2012 年度は、
「構想提出」
、
「テーマ(題目)の届出」
、
「中間講評」ま
でのスケジュールの確認を入念に行い、計画的な制作・執筆スケジュールを促すことがで
きた1)2)3)4)。
また、制作・発信を中心軸の1つとする映像学部の教学の固有性に鑑み、卒業研究(論
文・制作)の成果物の公表・公開を行った。具体的には、卒業論文集の制作、卒業制作作
品展示・上映会(会場は T-ジョイ京都)を行った5)。
13)薬学部
完成年度を迎えていないため、学位授与は行われていない。2013 年度以降については、
2月に卒業判定のため教授会を開催する。卒業判定は教授会構成員全員が関わる形で、厳
格に運用、実施する予定である。卒業判定は、学位授与方針に基づき、
「卒業時に身につけ
ておくべき素養」
(教育目標)と所定単位の修得を持って判断する予定。
「卒業時に身につけておくべき素養」の獲得は、必修単位の修得に加えて、4年次の薬学
共用試験の合格以降、実務実習や卒業研究(研究論文の提出や発表)
、薬学総合演習などを
通じて総合的に検証することとしている。
Ⅳ-④-10
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
14)生命科学部
卒業判定学科会議にて、卒業該当回生学生1人1人について卒業要件を満たしているか
を確認し、合否判定を行っている1)。この結果を、教授会で承認・議決している2)。
15)スポーツ健康科学部
特記事項なし(学年進行中)。
17)研究科共通
これまでと同様、修士・博士の学位授与手続きについては、全学的な申し合わせを定め、
それに基づき運用することで、厳格性・客観性を確保している。また、各研究科において、
学位授与までの研究指導フローチャートを作成のうえ、履修要項等にて明示することによ
り、学位論文提出までの手続きについても可視化しているところである1)。
以上は、各研究科共通の事項であり、以下では、上記のほか 2012 年度において本項目に
関し大きな変更等のあった研究科を除き、記載を省略する。
18)法学研究科
法学研究科ガイダンスにおいて、フローチャートに基づき修士論文の作成から学位授与
までのプロセスを説明することに加え、評価基準についても説明を行った。博士論文につ
いては、学位申請予定者や指導教員にメール等で個別に学位授与規程や学位授与に関する
申し合わせの確認と論文評価基準の説明を行った1)2)3)。
教務委員会において、修士論文指導や特別演習の履修方法など早期修了の運用について
継続的に検討した4)5)6)。
19)経済学研究科
2011 年に学位論文評価基準を策定し、履修要項に明示している1)。2012 年度に再確認を
行った。大学院進学プログラム制度を策定し、早期修了の申請と認定を研究科則に定めた2)。
20)経営学研究科
修士論文、博士論文とも評価基準は履修要項に明示している。2012 年度の修士論文審査
は、研究科委員会において選出した主査・副査が口頭試問を実施した。2012 年度の博士論
文審査は、受理審査委員会による受理審査、その後、主査・副査で構成される審査委員会
により口頭試問・公聴会を実施した1)。
21)社会学研究科
修士及び博士の学位審査においては各論文評価基準を履修要項に明示し厳格な審査を行
Ⅳ-④-11
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
っている1)。また、早期修了の要件については、履修要項及び研究科HPで公開した2)。
22)文学研究科
学位論文評価基準を履修要項に明示し、周知化をはかった。早期修了要件の明示を「大
学院進学プログラム募集要項」1)および「履修要項」2)にて行った。現在、前期課程に7
名の大学院進学プログラム生が在籍している。
23)理工学研究科
博士学位申請基準および授与基準を改定した(2012 年2月 28 日理工学部教員会議)1)
2)
。
修士学位の授与実績:9月修了 37 名、3月修了 625 名予定
博士学位の授与実績:9月修了6名、3月修了 12 名
また、早期修了に関する博士学位申請・授与基準を改定した(2012 年9月4日理工学研
究科委員会)3)。博士学位(早期修了)の授与実績:4名
24)国際関係研究科
学位論文審査は学位論文評価基準に基づき適切に実施した。また、早期修了の要件につ
いてはウェブサイト等で告知し、適切に運用した1)。
25)政策科学研究科
論文の評価基準は履修要項において明示、公開され、論文評価基準に基づいて審査して
いる。また、早期修了要件は、履修要項において明示、公開されている1)。
26)応用人間科学研究科
履修の手引きに記載してある学位認定基準に照らして、論文審査口頭試問について検討
を行い、前期修了2名(2012 年9月3日教授会)
、後期修了 34 名(2013 年2月 23 日教授
会)について審査を行った1)2)。
27)言語教育情報研究科
論文評価基準のより詳細版を作成し、評価者(教員)間でのバラツキが最小限になる工
夫をした1)。数年かけて改善を重ねた上で、どの程度公開するかを検討することにした。
33)生命科学研究科
博士学位論文評価基準の精緻化を行った。また、後期課程の学位論文申請基準を策定し
た。<「生命科学研究科博士論文の申請基準について」2013 年2月 26 日第 19 回研究科委
員会1)>
Ⅳ-④-12
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
34)先端総合学術研究科
論文評価基準は、すでに 2010 年秋より先端総合学術研究科ホームページ等にて広く周
知・公開している。また、早期修了要件についても先端総合学術研究科履修要項等にて広
く周知・公開している。2012 年度は点検の上、変更の必要がないことを確認した。すでに
2010 年秋から先端総合学術研究科における早期修了要件について研究科ホームページ等に
て周知・公開しているが、2012 年度はその点検・検証を行った1)。
Ⅳ-④-13
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
2.点検・評価
本項目においては、教育成果に関し現状を述べてきた。これらの現状に関し、学部・研
究科、それぞれ次の指標に基づき点検・評価を行う。
【学部】
①学習成果測定指標の開発状況と運用の有無
②卒業判定の厳格な運用
【研究科】
①学位授与者数および進路就職状況について、各研究科の人材育成目的に照らし
教育成果が上がっていると言えるか
②学位申請要件および学位論文評価基準をあらかじめ学生に明示しているか
③全学ルールに則って、学位論文審査が実施されているか
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
以下、学部・研究科別の評価指標にもとづき、項目を分けて記載する。
2)学部
教養教育の分野で、
「教養科目基本担当者」の配置のもと、全学横断的に「科目概要・到
達目標」を策定し、シラバスもこれにもとづいて執筆し、併せて成績基準を明示すること
を徹底している。学習成果の測定は、学生を主語にした到達目標を基礎に実施され、学生
自身が科目を習得することによりどのような能力を身につけることができるかを具体的に
イメージできるよう工夫している。この取り組みは、科目概要への到達目標明示を全学に
先駆けて実施されたことから、授業科目における学習成果明示の具体的事例として他学部
等にとって優れた参考例となった1)。なお、法学部は、科目概要と到達目標を策定したうえ
で、ホームページ上に公開している2)。
学習成果測定のための指標開発に関わって、2009 年度に「
『学生実態調査』検討委員会」
での検討を経て「学びの実態調査」が開発され、順次各学部で実施されている。
「正課を中
心とした間接的な指標」の結果を各学部の教育目標の検討などの参考に供するなど、教学
検証の手法の一つとしている。
3)研究科
法学研究科においては、修士論文と博士論文について、学位授与規程や学位授与に関す
る申し合わせや論文評価基準の周知徹底を図ることができた。また、教務委員会において、
ディプロマ・ポリシーの検証、確認を行った研究科としてのディプロマ・ポリシーの基本
的な考え方を確認することができた1)。
Ⅳ-④-14
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
社会学研究科においては、学位の質保証に結びつけるべく修士論文口頭試問、および博
士論文公聴会の実施要項に論文評価基準を明記し、審査において論文評価基準を運用する
よう研究科内での周知徹底を図ったことにより、ディプロマ・ポリシーに基づく論文評価
を行うことができている2)3)。
理工学研究科においては、博士学位申請基準および授与基準を改定し、英語による成果
発表を重視したことによって、後期課程院生の研究成果の国際発信力が強化された4)。また、
後期課程の早期修了による博士学位取得が促進されたことには、後期課程修了後の就職問
題の解決、特に、民間企業へのキャリアパス開拓に貢献がある。この点は「産学連携コー
オプ型高度人材養成プログラム」
(以下では、若手イノベ事業と略記する)に関する中間報
告書および中間報告会で言及されている5)。
(中間評価結果:A評価)
言語教育情報研究科においては、新基準シートを全教員に試用してもらい、修士論文の
評価を出した6)。基準の評価作業の端緒につくことができた。
映像研究科においては、論文評価基準を明確にし、また成果をすべての教員が閲覧可能
とすることで、専任教員であれば、だれもが成果を検討できるようにすることで審査プロ
セスの公平性と透明性を確かなものとした7)8)。
先端総合学術研究科では、2012 年度の博士学位授与数は8件であり、人材育成目的に照
らした教育成果が上がっている9)。また学位申請要件および学位論文評価基準を明示的に公
開することができた。早期修了要件についても公開している。学位論文審査は全学ルール
に則って実施されている 10)。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
以下、学部、研究科に項を分けて言及する。
2)学部
「科目概要・到達目標」がすべての学部で策定されているわけではない。
また、
「学びの実態調査」の結果が、各学部で具体的にどのような教学実践につながって
いるのか、その活用状況の共有を進める課題がある。
3)研究科
特記事項なし。
Ⅳ-④-15
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
3.将来に向けた発展方策
(1)効果が上がっている事項
1)大学全体
以下、学部、研究科に項を分けて言及する。
2)学部
第4回「学びの実態調査」を 2012 年 12 月から 2013 年7月にかけて継続して行い、教
学実態の検証の取り組みを進める1)。
3)研究科
法学研究科においては、ガイダンスや学位申請予定者への個別の説明の機会に、修士論
文と博士論文について、学位授与規程や学位授与に関する申し合わせとともに、論文評価
基準の周知徹底を図る。また、ディプロマ・ポリシーを検証し、必要があればポリシーの
精緻化によりコースごと修了時に有する知識・能力を明確にする1)。
社会学研究科においては、学位論文評価基準の検証し精緻化を図ることとしている2)。
理工学研究科においては、後期課程の博士学位申請に関する状況を観測し、2012 年度に
導入した新しい博士学位申請・授与基準の運用における問題点を抽出し、新基準の運用を
円滑化する3)。
言語教育情報研究科においては、教授会かワーキンググループで 2012 年度の結果を検討
し、新基準シートを改善し 2013 年度の論文評価を行う。公開については同時に審議を継続
する4)。
映像研究科においては、学位審査委員会の体制、口頭試問、修士論文及び修士作品の閲
覧期間、並びに審査プロセスについて、2012 年度での状況を踏まえつつ、さらに公平性と
透明性と高めた方法によって実施する5)。
(2)改善すべき事項
1)大学全体
特記事項なし。
2)学部
各学部における「科目概要・到達目標」の策定状況を全学的に共有すると同時に、すべ
ての学部が「科目概要・到達目標」を整備するよう、取り組みを進める1)。
副学部長・副研究科長FD懇談会や教学実践フォーラムなどをつうじて「学びの実態調
査」の各学部での活用状況の共有の取り組みを進めていく。
3)研究科
特記事項なし。
Ⅳ-④-16
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
4.根拠資料
1.
【現状の説明】
(1)教育目標に沿った成果が上がっているか。
1)大学全体
1)各学部・各研究科・教学機関「2012 年度教学総括・次年度計画概要」
2)学部共通
1)
「第3回「学びの実態調査」の調査結果について」
(2012 年 11 月 12 日教学委員会)および「第4回『立命館大学
学士課程学生の学びの実態調査』の企画実施について」
(2012 年 11 月 12 日教学委員会)
2)
「2012 年度前期授業アンケート結果報告書」
「2012 年度後期授業アンケート結果報告書」
3)
「2012 年度言語教育センターまとめ」
(2013 年3月 25 日教学委員会)
4)
「立命館大学教養教育センター科目紹介(2012 年度以降入学生)ホームページ」
(http://www.ritsumei.jp/liberal/courses2012/index.html)
5) 教養教育センター「2012 年度教学総括・2013 年度計画概要」
3)法学部
1)2013 年度法学部履修要項 21~22 ページ
2)法学部HP http://www.ritsumei.jp/law/gakubu-policy.html
3)2012 年度法学部1回生学生実態アンケート分析結果(2013 年3月 12 日法学部教授会)
、2012 年度法学部2回生
学生実態アンケート分析結果(2013 年3月 12 日法学部教授会)
、2012 年度法学部3回生学生実態アンケート調査
(2013 年3月 12 日法学部教授会)
4)2012 年度「卒業研究・論文」提出状況について(2013 年1月 29 日法学部教授会
4)経済学部
1)経済学部ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ec/shikenkohyo/shikenkohyo.htm(最終アクセス 2013.7.13)
5)経営学部
1)試験講評対象科目の拡大について(2010 年7 月 13 日 経営学部教授会)
2)2012 年度後期試験講評対象科目について(2012 年 12 月4日 経営学部教授会)
3)2013 年度前期試験講評対象科目について(2013 年7月2日 経営学部教授会)
6)産業社会学部
1)2012 年度「卒業研究」成果物提出結果について(報告)
(2013 年1月 29 日 教授会)
8)理工学部
1)2013 年度理工学部履修要項 43~44 ページ
2)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(理工学部)(2013 年3月 25 日教学対策会議))
9)国際関係学部
1)2012 年度秋セメスター卒業判定
2)卒業論文の書き方
10)政策科学部
1)2012 年度教学総括と 2013 年度の教学課題(2012 年3月 12 日教授会承認)
2)2014 年度政策科学部カリキュラム改革文書(2013 年3月 25 日 教学対策会議)
11)情報理工学部
1)各学科の卒業研究発表会プログラム
12)映像学部
1)2012 年度前期『授業アンケート結果報告書』についての意見集約(2012 年 11 月 20 日 映像学部教授会)
2)2012 年度学びの実態調査の集計結果(単純)と今後の分析における指標等について(2012.9.24 映像学部教授会)
3)第3回学びの実態調査(在学生調査)映像学部結果報告(2013 年2月 26 日 映像学部教授会)
4)
「卒業研究」口頭試問時進路就職アンケート
5)2013 年度 映像学部履修要項(P.103-106)
6)2011 年度「卒業研究」題目一覧(映像学部HP掲載分)
Ⅳ-④-17
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
13)薬学部
1)平成 23 年度立命館大学薬学部薬学共用試験追・再試験結果について(2012 年3月 12 日生命科学部・薬学部教
員会議)および平成 24 年度立命館大学薬学部薬学共用試験追・再試験結果について(2013.1.8薬学部教授会)
14)生命科学部
1)2013 年度生命科学部履修要項(学部教育における教養科目の教学目標) P.44
2)2013 年度生命科学部履修要項(外国語科目の教育理念と目標) P.5
3)2013 年度生命科学部履修要項(教育内容と到達すべき水準) P.3
4)生命科学部「学びの実態調査」結果(4回生用 問8)
15)スポーツ健康科学部
1)スポーツ健康科学部企画委員会資料
2)2012 年度夏季 学部教授会FD研修会
17)研究科共通事項
1)2012 年度大学院博士課程後期(一貫制博士)課程修了・満期退学者の進路について(報告)
(2013.5.27 大学院教
学委員会)
18)法学研究科
1)2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
19)経済学研究科
1)経済学研究科「経済学特別演習Ⅱ」OBOGの招聘について(2012 年5月 15 日研究科委員会)
22)文学研究科
1)2012 年度第 13 回文学研究科委員会議事録(2012 年 11 月6日研究科委員会)
23)理工学研究科
1)2012 年度前期修了理工学研究科合否判定報告書(博士課程前期課程)
(2012 年9月4日大学院学位委員会)
2)2012 年度後期修了理工学研究科合否判定報告書(博士課程後期課程)
(2013 年3月5日大学院学位委員会)
24)国際関係研究科
1)2013 年度第4回国際関係研究科委員会議事録(2012 年5月 28 日研究科委員会)
26)応用人間科学研究科
1)2012 年度内定状況報告(2013 年第1回全学進路・就職委員会)
27)言語教育情報研究科
1)2012 年度内定状況報告(2013 年第1回全学進路・就職委員会)
28)テクノロジー・マネジメント研究科
1)テクノロジー・マネジメント研究科パンフレット
29)公務研究科
1)1年修了申請者について(2012 年 10 月 17 日研究科教授会)
2)公務研究科 2012 年度第9回教授会議事録(2012 年 10 月 17 日研究科教授会)
31)映像研究科
1)2012 年度 映像研究科 進路就職状況
34)先端総合学術研究科
1)博士学位授与者一覧
(2)学位授与(卒業・修了判定)は適切に行われているか
3)法学部
1)2012 年度前期卒業判定結果について(2012 年9月 11 日法学部教授会
2)2012 年度後期卒業判定結果について(2013 年3月5日法学部教授会)
Ⅳ-④-18
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
4)経済学部
1)
「2012 年度前期卒業合否判定について」
(2012 年9月4日 第9回経済学部教授会)
2)
「2012 年度後期 卒業合否判定」
(2012 年3月 26 日 第 23 回経済学部教授会)
3)2012 年度経済学部卒業判定作業資料
4)2013 年度経済学部履修要項 pp.17,40,50
5)経営学部
1)経営学部ホームページ該当ページ。
2)経営学部『履修要項 2013』28 ページ。
3)2012 年度経営学部卒業判定資料(2013 年3月5日 教授会資料)
8)理工学部
1)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(理工学部)
(2013 年3月 25 日教学対策会議)
9)国際関係学部
1)国際関係学部HP「各目標・ポリシー」
10)政策科学部
1)2012 年度前期政策科学部卒業合否判定(2012 年9月 11 日教授会)
2)2012 年度後期政策科学部卒業合否判定(2013 年2月 26 日教授会)
11)情報理工学部
1)2012 年度後期情報理工学部卒業合否判定結果について(2013 年3月5日教授会)
12)映像学部
1)2013 年度「卒業研究」開講および学生向け配付要項について(2013 年2月 26 日 映像学部教授会)
2)2012 年度「卒業研究」副査について(2012 年7月 17 日 映像学部教授会)
3)2012 年度「卒業研究」口頭試問の実施および成績評価について (2012 年 11 月 27 日 映像学部教授会)
4)映像学部 卒業研究 査読表(雛形)
5)2012 年度 卒業制作展ポスター
14)生命科学部
1)学科への卒業判定依頼文書(2013 年1月 29 日生命科学部教授会)
2)教授会議事録(2013 年3月5 日生命科学部教授会)卒業判定
17)研究科共通事項
1)2012 年度「大学院履修要項・講義概要」作成方針(2011.10.24 教学対策会議)
18)法学研究科
1)2012 年度入学生対象 法学研究科オリエンテーションおよびガイダンスについて(2012 年3月 27 日研究科委員会)
2)2012 年度法学研究科履修要項
3)2012 年度9月修了の課程博士の学位・博士(法学)論文の申請について(2012 年6月4日研究科委員会)
4)2012 年度 第 12 回大学院教務委員会(2012 年 10 月 30 日教務委員会)
5)2012 年度 第 13 回大学院教務委員会(2012 年 11 月 13 日教務委員会)
6)2011 年度 第 24 回 法学研究科委員会 議事録案(2012 年3月 27 日研究科委員会)
19)経済学研究科
1)経済研における人材育成目的、AP、CP、DPについて(2013 年2月 13 日研究科委員会)
2)立命館大学大学院経済学研究科 研究科則(2013 年4月より施行)
20)経営学研究科
1)2013 年度経営学研究科履修要項
21)社会学研究科
1)2012 年度社会学研究科履修要項
2)社会学研究科における標準修業年限未満での修了(早期修了)に関する申し合わせについて
3)社会学研究科ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=88018(http://www.ritsumei.ac.jp/gsss/student/
(最終アクセス 2013.10.22)
Ⅳ-④-19
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
22)文学研究科
1)大学院進学プログラム募集要項
2)2012 年度文学研究科履修要項
23)理工学研究科
1)理工学研究科における博士論文申請基準についての申し合わせ
2)理工学研究科における博士学位授与基準についての申し合わせ
3)後期課程早期修了者の博士学位申請基準に関する意見集約結果および「理工学研究科における博士論文申請基準
についての申し合わせ」の改正について
24)国際関係研究科
1)国際関係研究科 HP:http://www.ritsumei.ac.jp/gsir/student/(最終アクセス 2013.10.22)
25)政策科学研究科
1)2012 年度政策科学研究科履修要項
26)応用人間科学研究科
1)2012 年度前期修了判定(案)
(2012 年9月3日研究科教授会)
2)2012 年度後期修了判定(案)
(2013 年2月 23 日研究科教授会)
27)言語教育情報研究科
1)院生論集ペーパー評価表
34)先端総合学術研究科
1)先端総合学術研究科HP
http://www.r-gscefs.jp/?p=808(最終アクセス 2013.10.22)
2.
【点検・評価】
(1)効果が上がっている事項
2)学部
1)
「教養教育センター科目紹介(2012 年度以降入学生)ホームページ」
(http://www.ritsumei.jp/liberal/courses2012/index.html)
2) 法学部「科目概要・到達目標」
(http://www.ritsumei.jp/law/law12_j.html)
3)法学研究科
1)2012 年度法学研究科教学総括(2013 年3月 26 日研究科委員会)
2)修士論文口頭試問日程
3)博論公聴会掲示
4) 後期課程早期修了者の博士学位申請基準に関する意見集約結果および「理工学研究科における博士論文申請基準
についての申し合わせ」の改正について
5)産学連携コーオプ型高度人材育成プログラム中間評価
6)院生論集ペーパー評価表
7)映像研究科修士学位審査方法について(2013 年1月 15 日研究科委員会)
8)口頭試問評価シート
9)博士学位授与者
10)先端総合学術研究科HP http://www.r-gscefs.jp/?p=808(最終アクセス 2013.10.22)
3.
【将来に向けた発展方策】
(1)効果が上がっている事項
2)学部共通
1) 第4回「立命館大学学士課程 学生の学びの実態調査」の企画実施について(2012 年 11 月 12 日教学委員会)
3)研究科
1)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(2013 年3月 12 日研究科委員会)
2)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(2013 年3月 26 日研究科委員会)
Ⅳ-④-20
Ⅳ.教育内容・方法・成果【教育成果】
3)2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(2013 年3月 25 日教学委員会)
4)2012 年度教学総括 2013 年度計画概要(2013 年2月 19 日研究科教授会)
5)2012 年度教学総括と 2013 年度計画概要(2013 年3月 12 日研究科委員会)
5.教育系機構
特記事項なし。
Ⅳ-④-21
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