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恵み野地区町内会連合会 市民の広場 会議録(PDF文書)
市民の広場(恵み野地区町内会連合会) 会議録 ~市長とひざを交えてまちづくりトーク~ 平成26年2月15日(土) 13:30~16:00 Jikei れすとらん 【市民】 (39 名参加) 【恵庭市】 (15 名参加) 恵庭市長 原 田 裕 副市長 北 越 俊 二 教育長 穂 積 邦 彦 総務部長 谷 内 浩 史、企画振興部長 北 林 剛 生活環境部長 村 上 恵 一、廃棄物対策室長 津 川 真 次 建設部長 松 本 耕 二、経済部長 後 藤 昭 悦 水道部長 菅 原 伸 治、教育部長 寺 崎 博 裕 〔事務局〕 生活安全・市民活動室長 渋 谷 敏 明 市民活動推進課長 高 橋 英 志 市民活動推進課主査 粟 野 雅 文 市民活動推進課主事 鈴 木 優 香 職員(※町内在住の職員を含む) 【その他】 報道機関 1社 (12 名参加) (1 名参加) 資料 「市民の広場」 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 司会進行 恵み野北町内会長 渡 邉 三 好 氏 はじめのあいさつ 恵み野地区町内会連合会会長(恵み野東町内会長)山 形 孝 氏 市長あいさつ 市から質問・要望事項への回答・説明 質疑・意見交換 テーマによる意見交換 ・テーマ「災害対策」について、担当課より説明後、意見交換 おわりのあいさつ ※この会議録はICレコーダーでの録音を筆記したものであり要約など若干の修正 を行っております。 -1- 司会 : ただいまから、恵み野地区町内会連合会の市民の広場を開催します。 山形会長 : 本日は、市長をはじめ、副市長、関係各部長の方々のご臨席をいた だいております。今回は分野別にまとめた要望について回答をいただ きますので、それ以外の要望については、個別に市と協議し、対応し ていただきたいと思います。さて、恵庭市では、まちづくり基本条例 が公布され、この中で、市民同士のつながり、市民と行政のつながり などの文言が載っております。この市民の広場も、そのまちづくり基 本条例の中のひとつの位置づけになっているのではないかと思ってお ります。皆様からいただきました、ご意見・ご要望におきましても、 真摯に行政側のほうで検討していただくと同時に、暫時的な回答では なく、解決に向かうスケジュール等を含めたご回答をいただければと 思います。この恵み野地区も開発から30年以上経っており、道路は でこぼこですし、子どもが増えない状況でありますが、住みよいまち づくりを念頭に、意見交換できればと思います。どうぞ最後までよろ しくお願いします。 市長 : 皆さん、こんにちは。本日は大勢の皆さまにご参加いただきまして、 ありがとうございます。また、この市民の広場を開催するにあたり、 連合会の皆さま方にお世話になったこと、心から感謝申し上げます。 また、日頃から恵庭市政各般にわたって恵み野在住の皆さまには大変 お世話になっており、このことに関しても、心から感謝申し上げます。 今回の市民の広場は、これまでと若干方法を変えまして、事前に生活 環境改善の分野について要望をいただき、回答させていただき、すぐ に対応できるものについては対応するという形をとらせていただきま した。今回は分野別ということで、道路の維持管理や、公園等につい て、恵庭市はどう考えているのかを中心に話し合うということで、大 変ありがたいことだと思っております。さて、恵み野は開発されてか ら30年以上になり、非常に成熟した地域になっていると感じていま す。現在、民間の住宅開発が東町内会の方で行われておりますが、非 常に売れ行きが良く、約半分は成約されているのではないかという話 も聞いております。また、恵み野駅西口も、新たに恵み野里美地区と いうことで、現在住宅がぽつぽつと建ち始めたところであります。雪 が解ければ、いよいよ商業施設が建設されるだろうと思います。その ように、恵み野も変わりつつありますし、恵庭市全体も、ひとつの転 機になる年になるのではないかと考えています。新しい方々が恵み野 に住むことになりますし、恵み野以外から多くの方々がこの恵み野に 訪れることになるかと思います。この恵み野地区をはじめとして、恵 庭市は大変住みよいまちなんだ、いいところなんだと発信していかな ければならないと思っています。まずは、恵み野地区のさまざまなご -2- 要望をお聞きしながら、真摯に対応できるよう頑張って参りたいと思 っております。皆様方のご意見を賜りますよう心からお願いを申し上 げ、そして、恵み野地区町内会連合会の更なる発展を心からご祈念申 し上げて、冒頭のご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろし くお願い致します。 ※本日出席している穂積教育長、各部長の自己紹介を行った。 市長 : 私のほうから追加でお話させていただきたいことがあります。これ まで取り組んできた、焼却場の建設について、経過報告を説明します。 建設予定地として、中島松農村地が最適地だということで進めてきま したが、中島松町内会と一定の合意を得たということで、現在、周辺 の農村地区の町内会の皆さま方と話し合い、説明をさせていただいて おります。その後、一般の市民の方、市街地も含めて、これから説明 に入ります。恵み野については、広報でもお知らせしていますが、2 月19日に恵み野会館で現在までの状況等についてご説明を申し上げ たいと思っております。焼却場については、平成14年まであったの ですが、ダイオキシンの問題で休止をし、それ以降全て埋め立てとい う状況でありました。このまま継続することができないので、ごみを 循環させるためにもなんとか焼却場をつくらなければということで進 めております。まだ、完全に決定ではありませんが、できるだけ早く 決定し、建設に向け着工をしていきたいと考えています。皆さま方の ご関心も多いと思いますので、ぜひ、恵み野会館までお越しいただき たいと思います。どうぞよろしくお願いします。 司会 : 第1部は市に提出しました皆さまからの要望について、分野別にま とめ、重点的にしぼってご回答をいただきます。第2部では災害対策 について担当課からご説明をいただき、皆さまから質疑等いただきま すので、どうぞよろしくお願いします。 総務部長 : (※整理番号1、12について回答・説明) 企画振興部長 : (※整理番号7、8、18、31について回答・説明) 生活環境部長 : (※整理番号5、11、13、25、26、28、32、34、 35、37、38について回答・説明) 廃棄物対策室長: (※整理番号10、33について回答・説明) 建設部長 水道部長 : (※整理番号2、3、4、6、9、14、16、17、19、21、 23、24、27、29、30について回答・説明) : (※整理番号15、19について回答・説明) -3- 経済部長 : (※整理番号20、36について回答・説明) 教育部長 : (※整理番号22について回答・説明) 司会 : ただ今の回答について質問・要望があればお願いします。 恵み野東在住 A さん : 整理番号の13番の、恵み野交番の移設についてです。この件につ いては、恵庭市内のどの駅前にも警察の管理するところがありません し、ここまで歩いてくるときにも、放置されている自転車があちこち にあり、近くに警察があれば、少なくなるのではないかと思い、提案 させてもらいました。もうひとつ、今の恵み野交番は、どこにあるの かまったくわかりません。昼間は省エネなのかもしれませんが、赤色 灯が消えています。もし、赤色灯をつけるのが無理なのであれば、道 路に看板と回転灯を付けて、わかりやすくなるような検討をしていた だきたかったと思います。この場で可能かどうかの判断はできないと 思いますが、やはり、警察の場所がどこにあるのかわかりやすければ、 みんなそこに駆け込むこともできるでしょうし、明示が必要でないか と思います。 それともうひとつ、分野別回答の4ページに「信号機設置の指針」 というのがあります。今から4年ほど前に、旭小学校の前に横断歩道 を付けてもらうよう千歳警察署にお願いに行きました。そのときに、 年間5箇所と言われました。今でも年間5箇所なのでしょうか。それ と、留意事項に書かれているカラー舗装ができるのであれば検討して いただきたいと考えています。よろしくお願いします。 生活環境部長 : 交番の移設の件についてですが、確かに、恵庭市内のどの駅前にも 交番はありません。恵庭駅前西口については、新しく設置してもらう よう強力に要望しているのですが、なかなか難しい状況です。そこで、 恵み野の交番についてですが、移設となると、地域の中の合意形成が 必要ですし、用地の確保や道警の問題もあります。その前に今ご提案 いただいた、たとえばもう少し目立つように明かりを付けたり、看板 を取り付けたりといったことは、私どものほうから千歳警察署や恵庭 交番にそのような意見があったことをお話し、協議したいと考えてい ます。 もうひとつ、横断歩道の設置について、北海道の予算で何箇所設置 できるかということについては承知していませんが、信号機について は全道で4箇所という話は聞いています。その数からいくと、横断歩 道と同じように、設置要望していてもなかなか難しいというのが現状 だろうと思います。そうしたことから、当面の間、地域の方々のご協 力を得ながら、一緒に安全への取り組みについて話し合っていきたい と思いますので、その中でアイデアやご意見をいただければと思いま す。今、カラー舗装のお話もありましたが、カラー舗装のほかに、ド ット線というのがあります。主になる道路と従になる道路が明確にな っていれば、市でドット線を引くことができます。そういったことも -4- 含めて地域の方々と協議させていただければと思っています。 恵み野南在住 : ドット線を付けるにあたって、A 道路と B 道路が交差しているとき B さん に、どちらが優先道路かわからない交差点が恵庭市内にはけっこうあ ります。そのような箇所は市内にいくつあるのか把握しているのでし ょうか。私が常々要望している箇所にもぜひドット線を表示するよう 検討していただければと思います。 それから、整理番号23番の自歩道の管理について、 「植樹桝・植樹 帯管理助成金への対象も視野に入れて検討します」とありますが、町 内会でなんとかしてくれと言われても、実際には難しいと感じていま す。市ではどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思い ます。 建設部長 : 自歩道の管理についてですが、市でもこういったお話は十分理解し ておりますので、この部分については市のほうで草刈を実施したいと 考えております。また、お話させてください。よろしくお願いします。 恵み野南在住 B さん : 市で草刈をするということですが、刈るだけではなく取るというこ とも対処していただきたいと思います。恵み野南町内は一番自歩道の 面積も広いし箇所も多いので、年2回の草刈だけでは済みません。こ のままだと恵み野の花のまち、恵庭の花のまちでなくなってしまいま すので、細かい対応をぜひ検討していただきたいと思います。よろし くお願いします。 生活環境部長 : 先ほどのドット線の話ですが、住宅地にある生活道路の道幅はだい たい同じ幅で交差しているケースが多いと思います。ですから、ドッ ト線については、主の道路と従の道路が明確になっている場合は引き やすいのですが、そうでないときにはなかなか難しいです。地元の人 もどちらが主の道路かという判断はつけにくいかと思います。さらに、 市のほうでドット線は引けるのですが、交通安全の観点から、公安委 員会との協議が必要です。公安委員会でとしてもあまり明確ではない ところに引くのはなかなか難しいようです。そういった課題もありま すけども、それ以外に最大限安全対策できるものについて、みなさん と意見交換、協議させていただきたいと考えておりますので、ご理解 いただければと思います。 恵み野南在住 B さん : どちらが優先するかという部分については、地域に住んでいる人に 聞けばわかります。本当は止まれの標識を付けてほしいのですが、で きないのであれば、ドット線を引くだけでもよいので、実際に警察に 現状を見てもらって、話することは十分できますので、よろしくお願 いします。 司会 : ありがとうございます。ほかにご意見ございませんでしょうか。 恵み野南在住 C さん : 分野別回答3ページの回答の冒頭で「公安委員会」と出てきます。 -5- 私たちが何か求めたいときに、市に求めるしかないわけですが、市に 求めても、解決的なものは得られないというのが典型的な道路事情で す。恵庭市ではどうにもならない問題について、もっと早く、もっと 強く考える方法はないのかとつくづく感じます。それから、もうひと つ、雪の降る地域の道路事情について、冬と夏と信号機を振り返られ ないものかと。手押し信号機がある交差点において、冬の間だけでも 定時信号機になればいいなと思っています。 ほかにも、道の駅にポストをつけないのかと北海道郵政局に聞いた ら、もう限度いっぱいだから、ほかのところにあるものを移設しない といけないと言われました。この近くに郵便局があり、斜め向かいの ローソンにもポストがあります。そこのポストを道の駅に移設できな いのでしょうか。 このように、ある程度の優先度を市でも判断する必要があるのでは ないかと思います。実際に現場を見て、市内全域の状況を見て、優先 度を判断ほしいと思います。よろしくお願いします。 市長 : 他の機関との関係についてですが、もちろん市民の方々の要望、願 いについては、私どもにまず言っていただきたいと思います。ただ、 言っていただいたことを実現するときに、市単独でできないこともあ るということはご理解いただけていると思います。交通の関係は先ほ どお話しましたように、信号機や横断歩道ができないのであれば、そ のほかの方法を地域の方々とご相談する場をつくりたいと思っていま す。 郵便局のポストに関しても、新しく設置することはできないという お話でありましたが、地域の方々で、ここのポストは外しても良いと いうお話があれば、それを郵政にお伝えするということも、ひとつの 市の役割であると思っております。他の機関でなければ判断できない ことについても、市はそれをしっかり伝えたいと思います。それと、 要望の優先順位でありますが、一定の優先順位はあったにしても、そ れぞれの機関で、ある一定の基準に照らし合わせて判断するのかと思 います。しかし、まずは私どもに言っていただいて、それをしっかり 伝えて参りたいと思っております。 恵み野東在住 Dさん : 分野別回答の6ページにある「燃えないごみの収集日」について、 お金がかかる話というのはよくわかりました。しかし、各家庭で出た ごみについて盤尻に持ち込むというのは非常に困ります。できれば、 どこかに収集する場所を指定するなどの回答をいただきたかった。恵 み野から盤尻まで車に乗せて持っていけというのはいかがなものでし ょうか。 廃棄物対策室長: 中継点につきましては、今の段階では考えておりません。ただ、今 すぐどうこうするというわけにはいきませんが、収集のあり方なども 含めて今後も検討していきたいと考えておりますので、当面はご協力 いただきたいと思います。 -6- 恵み野東在住 A さん : 整理番号2番の下水道工事の復旧、舗装の件についてですが、あと 5年もすれば、そこの切れ目からまた水が漏れて、また復旧して、と いうことが繰り返されると思います。要望があったあと、非常に無駄 な動きが多いです。瑕疵期間を定めていないということですが、でき るだけ市の職員も少ない人数を有効的に使うために、ぜひ、早急に瑕 疵期間を設定していただきたいと思います。 建設部長 : 掘削工事に伴う道路補修の問題については、瑕疵期間を設定してお りませんので、今後は、施工後の監督指導ということも含めまして、 指導員要綱を整備して瑕疵条項を設けることで対応して参りたいと考 えてございます。新規の工事箇所の現場の指導・監視を強化したいと 思いますのでよろしくお願いします。 基地・防災課長: (資料に基づいて説明) 司会 : 何かご意見はございますでしょうか。 恵み野東在住 Dさん : 防災の取り組みについて、今のお話はどちらかというとソフト面に ついてだったと思いますので、ハード面について確認します。恵庭市 では、震度6の地震が起きた場合を想定していますが、恵み野地区で 指定されている各地域会館、小・中学校などの避難所について、震度 6でも問題ないのかということをまず確認したい。それと、民間では RBパークと市が契約を結んでおりますが、専門学校等も対応可能な のでしょうか。 基地・防災課長: 耐震の話ですが、耐震化法が制定されて以降に建てられた建物は、 震度6で耐えられます。 恵み野東在住 : 耐震診断を受けている建物なのですか。 Dさん 建設部長 : 昭和56年以降建設された建物については、震度6でも人的被害が 及ぶことはないという想定です。市の公共施設にはそれ以前に建てら れたものもありますが、鉄筋コンクリート造の大きな教育施設や会館 はすべて耐震診断を実施しており、それに足りていないものは順次改 修している状況でございます。今一番危ないのは、市の庁舎ではない かと思いますが、庁舎も耐震改修する予定です。ただ、木造の建物に 関しては、耐震診断を行っておりません。昭和56年以降に建てられ たものは基本的に問題ないと考えていますが、それ以前のものになる と、改修が必要になるものもあるかと思います。避難所についてはク リアしています。 -7- 恵み野東在住 Dさん : ソフトの面でいえば、人材の育成については地域と公共との連携で やっていかなければならないと思うのですが、実際に起きたらどうす るかというのは切実な問題です。私が要望したのは、東日本大震災で 実際に避難所を運営された方と意見交換をするだとか、広く一般の方 にも研修をしてもらわねばならないと思っております。順序だてた系 統的な訓練を明確にしたほうがいいのではないかと思います。回答は いりません。 恵み野南在住 B さん : 大きな地震が来たときに、ほとんどの人は震度5でパニックになり 動けなくなってしまいます。地震は慣れないといけません。本当は市 民全員が、地震が起きたときの行動を学ばなければならないと思いま す。町内会任せにしないで市が先頭になって市民を啓発していくとい うのが、大事ではないかと思います。震度体験ができる場所は千歳に ありますので、そういったところに行くようなものを年に何回も実施 していただきたいと思います。よろしくお願いします。 総務部長 : 市民全員を対象とした防災センターなどでの研修を考えたらどうか というお話をいただきました。私ども、いろいろな取り組みをやって いるのですが、決して町内会任せというわけではありません。今おっ しゃった町内会での防災センターへの研修などの取り組みを支援する ために、今年度から自主防災活動への助成金制度を設け、いくつかの 町内会では活用していただいております。そういった地域の取り組み も支援していきたいですし、今ご提案のありました、市民を対象とし た研修も、今すぐに回答はできませんが、ひとつの貴重なご提言とし て検討したいと思います。 恵み野北在住 E さん : 今実際地震が起きたら、どこに避難するんですか。一時避難所とい うのは、冬期間使えないところばかりだ。何年も前から言い続けてい るのに、いっこうに変わりません。 総務部長 : 避難所の考え方でありますが、一時避難所ということでグラウンド などを、収容避難所ということで建物を指定しておりますが、当然冬 期間はグラウンド等使えません。冬場グラウンドが使えないのであれ ば、避難所に行ってもかまわないということですので、そのように使 い分けをするという考えではあります。まずは基本的な考え方を述べ させていただきたいと思います。 恵み野東在住 Dさん : どこに住民が逃げるかというのは一番大事であります。一時避難所 でも良い、収容避難所でも良いというのは非常に困ります。 恵み野北在住 E さん : 住民が一時避難所に勝手に行った場合、いったい誰がそういう人た ちを誘導して避難所に連れて行くかということをきちんと明確になっ ていません。それを全部町内会に任せるのですか。市の職員が誘導す るわけにもいきません。市としてきちんと明確にしてほしいというの がお願いです。 -8- 総務部長 : 非常に難しい問題だと思います。なぜかと申しますと、恵み野地区 にも何箇所か一時避難所と収容避難所があります。ただ、災害がどこ でどのようにして起きるのかわからない状態で、災害が起きたらどこ に逃げるのかというのを事前に決めたとしても、そのとおりに動ける のかというと非常に難しい問題であります。しかし、地域の方々が非 常に悩ましい問題を抱えているということはわかりますので、我々も 考えますし、何かご意見等いただければ、それも参考にさせていただ きたいと思います。決して町内会にお任せして避難のあり方を考えて いるわけではありませんので、よろしくお願いします。 市長 : 災害が起こると、まず自分の身を守り、そして自分の家族を守りま す。ですから、どこに逃げるのかということについては、いつも家族 の人と話し合っておく必要があります。避難所についても、自分の家 からはどこが最寄なのかを確認していただきたい。地震体験などの機 会も作って参りたいと思っておりますので、ぜひ参加していただいて、 家族と一緒に体験していただくのが、大事ではないかと私は思います。 日頃から家族で、職場で、学校でこうした話し合いをしていかなけれ ばならないのかなと思います。 恵み野東在住 F さん : ただいま市長からご説明がありましたとおり、私も災害については 自助というのが一番大切な点だと思います。日頃から家族と対策につ いて考えるというのも、いかにして市民に防災意識を植え付けていく か、それがまさに防災教育の最大の観点、問題点だと思います。その ためにまず、市民ひとりひとりの災害に対する問題意識を高めないと、 関心のない人にいくら市の方で講習会や訓練をやりますといっても参 加しません。たとえば、阪神淡路大震災や東日本大震災などの実体験 を具体的にまとめて市民の皆さんに配布するとか、想定される災害を より具体的にお示しいただくとか、していただければと思います。 総務部長 : おっしゃるとおり、そういった意識を持っていただくことは大事で あります。防災学習会や出前講座のあり方を検討することや、先ほど おっしゃったような事例集をまとめるなど、自助の意識が高まるよう な取り組みをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いし ます。 司会 : これで恵み野地区市民の広場を終了させていただきます。ありがと うございました。 (―16時20分終了―) -9-