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冗談じゃない! 定昇なし、一時金は3.9ヶ月だって!?
団交速報(6/22) 第47期 第15号 ノースウエスト航空日本支社労働組合 〒286−0202 千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室 0476−93−2919 2006年6月23日発行 会社側:清水氏、木澤氏、田岡氏 組合側:清水、岸間、杉本、小林、加藤、増山、宮木、奥田、堀口、渡辺、伊藤 email:[email protected] 15:00∼17:30 神谷町 7F 会議室 冗談じゃない! 定昇なし、一時金は3.9ヶ月だって!? これまでの労使双方の交渉は何だったのか? 先日組合が提案した「第3案」に対して新たな会社提案が出されま したが唖然とした内容です。 これまで会社が発行した「労使交渉のお知らせ」では会社再建に組合側の理解がない、 と載せられてきました。 しかし組合の「第3案」は昨年会社が提示した削減額にかなり近づけたものですが、今回ださ れた会社案は振出しに戻されたお粗末なものです。 結局、会社が自称する「根気のある交渉努力」とは、組合執行部 が会社案に合意するまでの忍耐のようです。 早期解決をめざす組合側に、会社は15日間回答なし。 挙句の果てに会社の追加切り下げ提案! これって、労使間の協議を乱していませんか? 会社側は組合第3案を財務担当者と慎重に検討したが大きな問題は対象人数であったと述べました。 会社が示した各削減提案項目 を実行した場合の見込み額については2005年のものであり当時の対象者は370人。 現在では対象人数が345人に減少(率で 示すと−6.8%)しているので削減額が減少するため、以前の数字に基づいて立案された組合第3案では削減目標額の600万ドル に達しない、というものでした。 これは明らかに一人当たりの削減負担率が大きくなり、2年目以降ますます労働条件が悪くなるこ とを示しています!! また会社側は、本来はこのまま採用できない数字だが自己都合退職者により発生した人件費の削減額をここに盛り込むかたちで、各 削減提案項目の見込み額の煩雑な作業やそれにより生じる誤差の調整を避けたい、と述べました。 昨年の中途退職者の人件費を既に 反映させていると言うわけです。 「組合案」は、昨年会社が提示した「第4案」にかなり近づいた削減額であり、これに退職者による人件費削減額を加えれば達成で きると主張しました。 6 月6 日に提示した「組合第3案」 1) 「労働協約」締結について、期間は2007年4月1日より2008年3月31日までの1年間。 2)基本賃金について 2007年度の労働協約改訂に合意後より2008年3月31日までの間は基本賃金の5%の削減。 3)2007年度一時金協定について、年間支給額を基礎額に4.0を乗じた金額。 4)一時金の不就労欠勤の算定項目対象 不就労欠勤の算定項目に有給病休を加える。但し有給病休の申請を3回まで控除対象としない。 5)定昇の実施 6)年次有給休暇について、皆勤時加算されてきた2日の休暇制度を廃止。 6月22日発新たな「会社提案」 1)労働協約について、期間は2007年4月1日より2008年3月31日までとする。これを2007年度労働協約とする。 2)昇給、従業員日本賃金規定表、基本賃金について昇給は実施しない。 従業員日本賃金規定表は変更しない(2005年度労働協約と同様のものとする) 。 3)基本賃金について2007年7月から2008年3月までの期間において、従業員の基本賃金について5%を削減する。 なお、従業員に基本賃金の調整が生じた場合には、削減後の基本賃金において調整等を実施することとし、基本賃金に係る諸手当 の計算等については、削減後の基本賃金が適用される。また、削減された基本賃金については、将来にわたり償還等されることは ない。 4)祝日規程について、2005年度労働協約第14条「祝日規定」のA項の内、2007年7月より2008年3月までの祝日の内、 6日を廃止する。月日等の決定については組合と協議する。 5)年次有給休暇について、皆勤時加算されてきた2日の休暇制度を廃止。 6)通勤手当について2005年度労働協約第26条「通勤手当」のF 項について以下のとおり変更する。 富里地区ならびにタイヤショップで働く従業員のうち、自家用自動車ならびに自家用自動二輪車(原動機付二輪車を含む)で通 勤する従業員については、公共交通機関による月間通勤定期券購入に要する実費の代わりに、 「30円×(自宅と通勤場所間の 常識的な最短往復距離)×22」の計算式を使用。尚、一日の通勤に於いて自家用自動車あるいは自家用自動二輪車と公共交通 機関を併用する場合は、本条項により規定される通勤手当の支払い方法により通勤手当が支払われる。 6)2007年度のボーナスについて、係数は3.9ヶ月。 会社が示した総額は600万ドル以上のもので、11名の執行委員は誰一人納得できません! 「祝日規定」について国民の祝日を奪うのかとの問いに対して「国民の祝日と会社の祝日があり対象としているのは会社の祝日」との べました。 さらに、ボーナスからの有給病休の控除の廃止は不可、 「毎日のワークルールを取るか、毎月の給与を取るか」と選択を 迫り、6月も残り1週間になった時期の会社案は7月からの基本賃金の5%カットを含んだ内容であるため6月中に調印できなければ 無効となり、この会社の姿勢は粗雑で労使間の協調は全く見られません。 ◆R&E メカニックの件 R&E メカニックの A&P メカニックへの統合問題について、6月12日の労使交渉では双方合意していないにもかかわらず、会社 の予定通り7月1日から実行する、と発言。 これまでスペシャリストとしてそれぞれの業務を担当してきたR&E メカニックとA&P メカニックが統合される事により生じる現場での不安全要素と効率性や生産性の向上がないことなどを置き去りにしたままです。 早い時期にこの問題を職場で話し合い、労使交渉を申し入れていく予定です。 ◆「エマージェンス・ペイ」 また、6月25日に支払われる「エマージェンス・ペイ」について、2008年5月までの定年退職者については退職時に支給額を 払い戻すという説明でしたが払い戻しの必要が無い事を確認しました。 次回の労使交渉は、6月27日(水) 、13:00∼14:30、富里FKビルで予定しています。