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「シドニー大学との交流会」についての報告書
「シドニー大学との交流会」についての報告書 平成 16 年 10 月 20 日 1.目的 世界を舞台に活躍し、社会で指導的な役割を果たす人材に不可欠である課題探求能力育 成と国際協調性、国際競争能力を育成することを目的として、東北大学工学部では文部科 学省の特色ある大学教育支援プログラムとして平成 15 年度に採択された「国際コンピテン シー人材育成教育プログラム」が実施されている。学生の国際性を育成するには、実際に 海外の大学の訪問や海外学生との交流が有効であることから、今回、シドニー大学(World University Rankings 40 位)を訪問し、学生が主体となって企画した大学紹介、研究紹介 等とそれに関する討論や研究室見学を実施することによって、シドニー大学の学生との交 流を行なうことを目的とする。 2.交流会の内容 (1)期間 平成 16 年 9 月 30 日~平成 16 年 10 月 6 日 (2)用務地 シドニー(オーストラリア) (3)用務先 シドニー大学(The University of Sydney) (4)参加者 職員 1 名,博士課程前期学生 3 名,学部学生 8 名 計12 名 (5)交流会プログラム 9 月 30 日 移動日 10 月 1 日-4 日 シドニー生活環境調査 10 月 5 日 9:25am Tohoku visitors and Sydney student representatives to arrive 9:30am – 9:40am Welcome and introduction by Prof. Liangchi Zhang (Director, Graduate School of Engineering) 9:40am – 9:50am Presentation by Miss Ida Ma, postgraduate representative 9:50am – 10:00am Presentation by John Busutil, undergraduate representative of the SAE car team 10:00am – 10:10am Presentation by Andhika Soeparto, undergraduate 3rd year representative 10.10am – 10.20am Presentation by Jessica Cameron, undergraduate thesis student (4th year) representative 10.20am – 10.30am Presentation by -1- Matt Geary, undergraduate student representative from overseas under the exchange program 10.30am – 10.40am Presentation by Andrew Wilson, undergraduate student representative under the flexible learning program 10.40am – 11:10am Discussion 11:10an – 11:30am Morning tea and walk around conversation 11.30am – 11:50am Presentation by the Tohoku team 11:50am – 12:00pm Discussion 12:00pm – 1:00pm Laboratory tour - Miss Ida Ma 10 月 6 日 移動日 (6)交流会の内容 10 月 1 日-4 日 シドニー大学の学生の生活環境について、シドニー市街地を中心 に調査を行なった。 10 月 5 日 ・Program 発表内容に関しては主に仙台市の場所、気候、文化に関する発表を学部 3年生が行なった。 また、東北大学の歴史、キャンパス紹介、サークル紹介と工学部の組織 に関する説明に加え、工学研究科および機械・知能系の組織の紹介とナ ノシステム工学研究室の研究概要の紹介については学部4年生が中心と なって行なった。 シドニー大学の Liangchi Zhang 教授より、大学紹介が行なわれた。 発表内容について、各自自由に話し合った。 ・Laboratory tour 発表にもあった SAE Car の作業現場と工学部に所属する研究室のいくつ かを見学し、研究内容について説明を受けた。 3.交流会の成果および各学生の報告書 今回交流会に参加した学生のうち、学部 4 年生以上は昨年の交流会の経験があった。そ のためか積極的にシドニーの慣習や文化を学ぼうとする態度が見受けられた。学部 3 年生 は今回初めて海外研修に参加したためか最初は戸惑いがあったように見受けられたが、日 を追うごとに積極的にシドニーの慣習や文化を学ぼうとするように、態度が変化していっ -2- たと思われる。総じて主体的に行動する力が養われたのではないかと思われる。 交流会では、各学年ごとに共同で発表内容を考えたり、英語で資料を作成したりするこ とにより、共同でプロジェクトを進める能力を養うことができたのではないかと考えられ る。また、実際に発表や質疑応答を行なうことによって、各自の英語によるコミュニケー ション能力のレベルを認識し、その重要性を理解することで、今後の英語学習の励みにな るのではないかと思われる。さらに、海外の教授や学生と大学や研究について意見交換す ることにより、国際的な視点に立って物事を考える良い機会になったのではないかと思わ れる。 -3-