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SDS(安全データシート)

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SDS(安全データシート)
[丸和ロロックス]
[丸和バイオケミカル㈱]
[22895-02]
[2016/08/17]
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作成日 2011 年 10 月 05 日
改訂日 2016 年 08 月 17 日
安全データシート
1. 【 化学品及び会社情報 】
製品名
会社名
住所
担当部門
電話番号 / FAX
奨励用途及び使用上の制限
整理番号
丸和ロロックス
丸和バイオケミカル株式会社
東京都千代田区神田須田町二丁目 5 番 2 号
開発本部 開発部
Tel: 03-5296-2313
Fax: 03-5296-2323
除草剤、農薬登録以外の使用は不可。
22895-02
2. 【 危険有害性の要約 】
GHS 分類(分類 JIS)
物理化学的危険性
自然発火性固体
水反応可燃性化学品
区分外
区分外
健康に対する有害性
急性毒性(経口)
急性毒性(経皮)
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
皮膚感作性
発がん性
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
区分 4
区分外
区分外
区分 2B
区分外
区分 1A
区分 1(呼吸器系)
区分 1(呼吸器系、腎臓)
区分 2(血液系)
環境に対する有害性
水生環境有害性(急性)
水生環境有害性(長期間)
区分 1
区分 1
*記載の無い危険有害性については分類対象外または分類できない。
GHSラベル要素
絵表示又はシンボル
注意喚起語
危険有害性情報
注意書き
危険
飲み込むと有害
眼刺激
発がんのおそれ
呼吸器系の障害
長期にわたる、または反復暴露による臓器(呼吸器系、腎臓)の障害
長期にわたる、または反復暴露による臓器(血液系)の障害のおそれ
水生生物に非常に強い毒性
長期継続的影響により水生生物に非常に強い毒性
【安全対策】
取扱い後手をよく洗うこと。
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
指定された個人用保護具を使用すること。
粉じん・ミストを吸入しないこと。
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環境への放出を避けること。
【応急措置】
飲み込んだ場合:気分が悪い時は、医師に連絡すること。
口をすすぐこと。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを
着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が続く場合は、医師の診断・手当てを受けること。
暴露または暴露の懸念がある場合:医師の診断・手当を受けること。
暴露した場合:医師に連絡すること。
気分が悪い時は、医師の診断・手当を受けること。
漏出物を回収すること。
【保管】
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物、容器を関連法規ならびに地方自治体の基準に従って廃棄する
こと。
都道府県知事などの許可を受けた専門の産業廃棄物処理業者に委託し
て適切に処理すること。
3. 【 組成及び成分情報 】
化学物質・混合物の区別
化学名又は一般名
化学式
成分及び含有量
<有効成分>
リニュロン
<その他>
分散剤、鉱物質微粉等
混合物
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1-メトキシ-1-メチル尿素
C9H10Cl2N2O2
リニュロン
化審法 No.
50.0%
(3)-2193
安衛法 No.
4-(13)-44
CAS No.
330-55-2
50.0%
4. 【 応急措置 】
ばく露した場合は、中毒センターに連絡して医師の指示に従うこと。問い合わせの際は製品ラベルを手
元に用意すること。
吸入した場合
直ちに被災者を新鮮な空気の場所に移動させる。呼吸が困
難な様子なら、酸素吸入を行う。呼吸が停止している場合
は、気道を確保して、マウスツーマウス蘇生術を施す。心停
止の場合は、体外心マッサージを施す。医師の診察を受け
る。
皮膚に付着した場合
すぐに、大量の水で 15 分間洗い流す。汚染した衣類は、安全
シャワーを浴びながら脱ぐ。化学薬品で中和しないこと。刺激
が続く場合は医師の診察を受けること。
眼に入った場合
すぐに、大量の水で 15 分間洗い流す。水洗いの際は、指で
まぶたを開き、眼とまぶた全体が完全に洗い流されるように
する。医師の診察を受ける。
飲み込んだ場合
無理に吐かせないこと。水をコップ 1 から 2 杯飲ませる。嘔吐
が起こった場合は、液体投与を繰り返す。意識がない場合や
けいれんしている場合は、液体は飲ませないこと。医師の診
察を受けること。
5. 【 火災時の措置 】
消火剤
使ってはならない消火剤
水噴霧、粉末、泡、炭酸ガス、乾燥砂など
棒状放水
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火災時の措置に関する特有の
危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
6. 【 漏出時の措置 】
人体に対する注意事項、
保護具及び緊急時措置
環境に対する注意事項
封じ込め及び浄化の方法及び機材
二次災害の防止策
7. 【 取扱い及び保管上の注意 】
取扱い
保管
8. 【 ばく露防止及び保護措置 】
設備対策
ばく露限界
保護具
呼吸用保護具
眼の保護具
多くの有機物粉末や結晶と同様、本製品は、非常にダスト濃
度の高い条件下で、空気中で爆発性混合気を形成すること
がある。
可燃性物質の火災に適した消火剤を使用すること。
加圧供給、MSHA/NIOSH(認可または同等品)の自給式呼吸
装置と、全身保護服を着用すること。
少量の漏出:人員を避難させる。安全に漏出を止めることが
できれば、速やかに実施する。少量の漏出でも、洗い流さな
いこと。適切な換気を行う。排水溝や表層水/地下水に流さ
ないこと。本薬剤をすくい取って、適切な容器(ファイバーボー
ド)に移し、廃棄する。漏出領域が木や有用植物の近くの地
面である場合は、第一段階の清掃後、表層の土を 5cm ほど
除去する。農薬製品ラベルの指示に従って廃棄する。
大量漏出の場合:漏出領域にロープ等を張り、土や砂などの
不活性物質で堰をつくって囲み、それ以上外に広がるのを防
ぐ。使用可能な薬剤を出来るだけ回収する(最善の廃棄方
法)。残った薬剤を上記の少量流出と同様に処理する。
流出した製品が河川等に排出され、環境への影響を起こさな
いように注意する。
飛散したものを掃き集めて、密閉できる空容器に回収する。
特になし
製造、商業用混合、梱包、噴霧作業員は、EPA 作業者保護基
準に準拠した農業用使用要件について、製品に貼付されてい
る製品ラベル及び使用方法を必ず参照すること。子供の手の
届かないところに保管すること。必ず、換気のよい場所で使用
すること。取扱後は手をよく洗うこと。皮膚や目に長時間また
は繰り返し接触するのを避けること。蒸気、ミスト、ダストを吸
い込まないようにすること。取扱い後は石鹸を使ってしっかり
水洗いすること。ばく露した衣服は再使用する前に洗うこと。
近接保管で水、食品、餌を汚染しないようにすること。
ダストの発生を避けること。熱、炎、発火源を近づけないこと。
換気のよい冷暗所で、発火源、熱、炎から遠い場所に保管す
ること。物理的な破損や汚染に対して、容器を保護すること。
本製品の蒸気、ミスト、ダストの吸引を避けるため、適切な排
気換気装置を使用すること。
リニュロン OSHA/PEL 未確立、ACGIH/TLV STEL 未確立
エンドユーザーとしての利用において本製品を取扱う人員
は、農薬ラベルおよび「作業者保護基準」40CFR170 に必ず準
拠した上で本製品を使用すること。指定されている個人用保
護具に加え長袖の作業シャツと作業用長ズボンを着用するこ
と。作業場所にはシャワーと目洗浄ステーションの設備を備
えること。
作業区域の換気が不十分な場合は、ダストまたはミスト用の
NIOSH 認可デュアルカートリッジ呼吸器を使用すること。
化学用ゴーグルとフルフェイスシールド、顔および目に接触す
るのを防ぐこと。
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手、皮膚及び身体の保護具
9. 【 物理的及び化学的性質 】
外観
臭い
pH
融点
沸点
氷結点
引火点
蒸発率
引火限界
蒸気圧
蒸気密度
バルク密度
水への溶解度
n-オクタノール/水分配係数
自然発火温度
粘度
揮発性%
10. 【 安定性及び反応性 】
化学的安定性
危険有害反応可能性
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成物
11. 【 有害性情報 】
急性毒性(経口)
急性毒性(経皮)
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
眼に対する重篤な損傷性又は
眼刺激性
皮膚感作性
発がん性
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
12. 【 環境影響情報 】
生態毒性
魚類
甲殻類
藻類
ゴム手袋(ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、ネオプレンゴ
ム)、長袖シャツおよび長ズボンのカバーオール、耐薬品性エ
プロンを着用し、皮膚に繰り返しまたは長時間接触するのを
防ぐこと。
白色粉末
かすかな特徴的臭い
7.5±1
未測定
該当せず
該当せず
該当せず
該当せず
該当せず
該当せず
該当せず
38 lbs/ft3(609kg/m3)
水に分散する。リニュロンの水への溶解度は 75ppm
該当せず
該当せず
該当せず
該当せず
この薬剤は通常の温度および保管条件で安定。
起こらない
一切の発火源、熱、炎を避けること。過剰な高温に長時間晒
さないこと。
情報なし
危険な分解は起こらない
ラット LD50:♂4833mg/kg、♀4060 mg/kg
マウス LD50:♂>5000 mg/kg、♀6311 mg/kg
ウサギ LD50: >5000mg/kg
動物実験では皮膚刺激性ではない。
動物実験では極軽度の結膜刺激性が認められたが角膜の
不透明化や虹彩炎は見られない。
動物実験では皮膚感作物質ではない。
NTP、IARC、OSHA において発がん性として分類されていな
い。補助成分中に微量存在する、石英の毒性情報から区分
1A とした。
補助成分中に微量存在する、石英の毒性情報から区分 1 とし
た。
補助成分中に微量存在する、石英の毒性情報から区分 1 とし
た。
コイ LC50 値(96hr):38ppm
オオミジンコ EC50 値(48hr):6.0mg/L
緑藻 EbC50 値(72hr):0.032mg/L
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13. 【 廃棄上の注意 】
製品廃棄物の廃棄は、すべての行政規制に準拠し、免許を
有する廃棄物取扱者が取扱うこと。不適切な廃棄により水、
食品、餌を汚染しないこと。本製品の使用により生じた廃棄
物は、許可を受けた廃棄物処理施設で廃棄が可能。
環境に対する危険性:本剤は魚および水生無脊椎動物に対
して有毒。水面や、表層水のある区域、平均最高水位より下
の潮間区域には直接使用しない。気象状況により、処理区域
から流出しがちな場所には使用しない。器具の洗浄時や器具
を洗った排水の廃棄の際は、水を汚染しないようにすること。
地下水に対する注意:本薬剤は、農業使用の結果、特定の
条件下で土壌を通り抜け地下水に達することが知られてい
る。透過性の土壌、特に地下水面が浅い区域で本薬剤を使
用すると、地下水汚染が起こることがある。
容器の廃棄:
プラスチック製容器;3 回すすぎ(または同等)を行う。地域当
局に認可されている場合は燃やして廃棄。燃やす場合は、煙
から離れること。
紙製およびプラスチック製の袋;袋の内容物をすべて噴霧器
具に移して空にする。地域当局に認可されている場合は燃や
して廃棄。燃やす場合は、煙から離れること。
容器詰め替えと廃棄(250 ガロン≒946L 以下の容器):製品ラ
ベルを参照。
バルク容器の場合の容器廃棄:製品ラベルを参照。
この容器には農薬製品を詰め替えないこと。容器は、他のい
かなる目的にも再使用しないこと。
容器が破損または漏出している場合は、移動させないこと。
容器の廃棄は、地域の規制に準拠して行うこと。
本製品を処分するために廃棄を行う際は、米国資源保全回
収法(RCRA)の特性定義には適合せず、また有害廃棄物リ
スト(40CFR261.33)記載の液体でもない。漏出については 6.
【 漏出時の措置 】 を参照。
14. 【 輸送上の注意 】
UN/NA 番号
UN 輸送名
輸送危険性分類
梱包グループ
環境危険性
プラカード
マーキング
国内規制
輸送又は輸送手段に関する
特別の安全対策
UN3077
環境危険性物質、固体(他に記載がない限り)
9
Ⅲ
環境危険物質
クラス 9
海洋汚染物質(リニュロン)
国および地方自治体の輸送に関する法律を遵守する。
輸送前に容器の破損、腐食、漏れ等がないことを確認する。
転倒、落下、破損がないように積み込み、荷崩れの防止を確
実に行う。
輸送容器は衝撃を与えないように、ていねいに取扱う。転倒
したり、激突させたりしない。
15. 【 適用法令 】
農薬取締法
労働安全衛生法
化学物質排出把握管理促進法(PRTR 法)
毒物及び劇物取締法
第 22895 号
第 57 条の 2 通知対象物
シリカ(政令番号 312)
リニュロン(第 1 種・174)
該当なし
[丸和ロロックス]
[丸和バイオケミカル㈱]
[22895-02]
[2016/08/17]
[6/6]
消防法
該当なし
16. 【 SDSの作成と改訂に関する情報を含むその他の情報 】
事故に伴い急性中毒の恐れがある場合
公益財団法人日本中毒情報センター 中毒110番
一般市民専用電話
医療機関専用有料電話
(通話料のみ)
(1件につき2000円)
大阪中毒110番
072-727-2499
072-726-9923
(年中無休、24時間対応)
つくば中毒 110 番
029-852-9999
029-851-9999
(年中無休、9∼21 時対応)
記載内容は十分な配慮に基づき作成しておりますが、新しい知見により改訂されることがあります。
本データシートは情報を提供するものであって、品質や安全性等に関していかなる保証もするもので
はありません。危険・有害性等の評価は必ずしも万全ではありませんので、取扱いには十分注意を
払って下さい。また、注意事項は通常の取扱いを対象としております。
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