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BioLogic LP 操作ガイド - Bio-Rad
BioLogic LP 操作ガイド 731-8300 731-8300PC 731-8300X2PC 731-8300X4PC ご使用の前に 本製品を正しく安全にお使いいただくために、ご使用の 前に必ずこの取扱説明書を十分にお読みください。 お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず 保管してください。 目次 ご使用いただくにあたり ...................................................................................................................... 1 ケーブルの接続 ................................................................................................................................. 1 チューブの接続 .................................................................................................................................. 1 ポンプの調整とチュービング............................................................................................................... 2 Manual での設定............................................................................................................................... 4 ポンプの設定.................................................................................................................................. 4 フラクションコレクターの設定........................................................................................................... 5 UV モニターの設定 ........................................................................................................................ 6 バルブの設定................................................................................................................................. 6 コンダクティビティーモニターの設定 ................................................................................................ 7 Method の作成....................................................................................................................... 8 Method の編集..................................................................................................................... 10 Method の保存..................................................................................................................... 15 保存した Method の実行....................................................................................................... 16 BioLogic LP DataView クイックガイド .................................................................................... 17 DataView 使用方法........................................................................................................... 18 ご使用いただくにあたり 本ガイドは、BioLogic LP システムを操作するための簡易ガイドであり、使用方法および詳細な仕様に関 しましては、BioLogic LP システム取扱説明書および英文マニュアルをご参照いただけますようお願いい たします、 ケーブルの接続 Fraction Buffer Selector UV Optics Fraction Bypas UV LAMP Cond GRADIEN チューブの接続 1 ポンプの調整とチュービング 使用するチューブの長さ ・Pharmed 179±1.5mm ・Silicon 171±1.5mm ロックリングと共にチューブを根元まで移動させます (かなり力が必要です) ロックリング ロックリングをポンプチューブに通しておき、 ルアーフィッティングを装着します。 チューブをフィメールorメールルアーフィッテ ィングの途中まで差し込んだらロックリング をスライドさせ、ポンプチューブとルアーフィ ッティングを固定します。 フィメールorメール ルアーフィッティング チューブ径 ロックリングの色 0.8mm 赤 1.6mm オレンジ 3.2mm 黄色 チューブ径 0.8mm 一番ゆるめた状態からの 回転数(目安) 5 1.6mm 4 3.2mm 3 MV-6 バルブ チューブの接続 サンプルループの作成 廃液 チューブ径 Volume/cm 0.8mm 5μl/cm 1.6mm 20μl/cm 3.2mm 80μl/cm 廃液 ポンプ サンプルのtotal volumeから、 バルブボリューム+フィッティングボリュ ーム=0.325mlを差し引いてサンプルル ープの長さを計算する。 ポンプ カラム サンプルをサンプルループに充 填する場合および通常の流路 (Load ポジション) カラム サンプルループに充填したサ ンプルをカラムに送り込む場 1.6mmID で 1ml ル ー プ を 作 成 す る 時 、 合(Injection ポジション) 33.75cm 2 Manualでの設定 • • • • ポンプの設定、キャリブレーション フラクションコレクターの設定 Conductivityのキャリブレーション UVの設定、ZERO Methodの作成 Methodの保存 例: Buffer A 流速 (ml/min) ml/min) 1.5 Alarm Volume (ml) ml) 3 HOLD OFF A 1.5 2 G 0%→50% 1.5 10 B 1.5 5 A 1.5 5 Frac Coll : CollectAll サンプルループにLoad Loadポジションでサンプルループに サンプルをロードする。 Injectionが終わるまでシリンジは 挿したままにする 廃液 ポンプ カラム 保存したMethodの実行 フラクションコレクターがBioFracまたはM2128の場合、 Runをする前にEngageを押す サンプルをInjection 廃液 Alarmが鳴ったらMV-6バルブを Injectionポジションに変える サンプルがカラムに送液されたら、 バルブをLoadポジションに戻して Alarmボタンを押してAlarmを解除する。 ポンプ カラム 3 Manual での設定 Manual での設定 ポンプの設定 を押し、 を押して ポンプを選択 「START」:ポンプの作動させます 「PURGE」:ポンプが最大流速で作動 「FLOW」:ポンプの流速、向き、キャリ ブレーションなどの設定 「BUFFER」:バッファーの選択 「FLOW」の設定 流速を入力 「 REVERSE 」 を 押 す と 送 液 の 向 き は ← 「FORWARD」を押すと → 「CALIBRATE」:ポンプのキャリブレーション ポンプのキャリブレーション 「FLOW」→「CALIBRATE」を選択 使用しているチューブの ID を選択 「OTHER」:日本語マニュアル p.18 参照 「NOMINAL」を選択すると、機器に設定され ている値でコントロールされます 「SET FLOW」:ユーザーキャリブレーションの 方法は、日本語マニュアル p.18 参照 「BUFFER」の設定 「BUFFER」を選択し、 を押して送液するバッファーを選択 →「OK」 4 フラクションコレクターの設定 を押し、 を押して フラクションコレクターを選択 「START」:フラクションコレクターの START/STOP 「FX SIZE」:フラクションサイズの設定 「ADVANCE」:1本先のチューブへ移動 「MODEL」:フラクションコレクターのモデル の選択 「FX SIZE」の設定 「TIME」または「VOLUME」を選択して、コレ クションのサイズを入力 →「OK」 「MODEL」の設定 使用するモデルの選択 「2128」:BioFracまたはモデル2128 「2110」:モデル2110フラクション 「OTHER」:その他のフラクションコレクター ディバーターバルブが接続している場合 →「YES」 接続していない場合 →「NO」 BioFrac をつなげる場合(BioFrac の設定) を押して Modeまでカーソルが動かす Localの下にアンダーバーが点滅する を押してModeを開き、 を押して「LP/Econo」に変更する LPのMethodをスタートさせる前に 「Engage」を押して、アームを手前に 移動させる。 *LP の プ ログ ラ ムを スタ ー ト さ せて から でも Engageを押すことは可能 5 UV モニターの設定 を押し、 を押して UV モニターを選択 「SET RANGE」:UV 出力のフルスケールの調節 「ZERO」:UV ベースラインをゼロに設定 「SET MAX」:UV の最大値の設定 「LAMP」:UV ランプの ON/OFF 「SET RANGE」の設定 チャートレコーダーのペンが最大のところに位置 する AU 値を設定する 「INCREASE」:AUFS 値を上げる 「DECREASE」:AUFS 値を下げる →「OK」 「SET MAX」の設定 UV の最大値を入力 →「OK」 「LAMP」の設定 「LAMP ON」:UV ランプの On 「LAMP OFF」:UV ランプの Off →「OK」 バルブの設定 を押し、 を押して バルブを選択 「BUFFER」:バッファーの選択 「DIVERT」:Diverter バルブの切替 「BYPASS」:SV-3 バイパスバルブの切替 6 コンダクティビティーモニターの設定 を押し、 を押して コンダクティビティーモニターを選択 「SET RANGE」:コンダクティビティー出力のフ ルスケールの調節 「CALIBRATE」:キャリブレーションの設定 「MIN/MAX」:レンジの設定 「SET RANGE」の設定 チャートレコーダーのペンが最大のところに位 置する AU 値を設定する 「INCREASE」:AUFS 値を上げる 「DECREASE」:AUFS 値を下げる →「OK」 「CALIBRATE」の設定 コンダクティビティーモニターのキャリブレーシ ョンを行います 「CONSTANT」:コンダクティビティーフローセル に記載されているセル定数を入力する →「OK」 「SOLUTION」:コンダクティビティーが既知の 溶液を流して数値を入力する →「OK」 「MIN/MAX」の設定 A バッファーを流して、コンダクティビティー値 が安定したら、 →「SET MIN」 数値を入力 →「OK」 B バッファーを流してコンダクティビティー値が 安定したら、 →「SET MAX」 数値を入力 →「OK」 7 Method の作成 Method の作成 を押して 「NEW METHOD」を選択 「TIME」または「VOLUME」を選択 ここでは「VOLUME」を選択 「ADD」を押してプログラムを入力 を押してバッファーの選択を行う グラジェントを作成する場合 で「G」選択または「GRAD」 A/B 混合させる場合 で「M」選択または「MIX」 → 「OK」 バッファー(100%)を送液する場合 を押してバッファーの選択を行う → 「OK」 送液する Volume を入力 → 「OK」 流速を入力 → 「OK」 8 「MIX」:混合液を送液する場合 を押して「M」を選択 →「OK」 またはボタンで「MIX」を選択 B バッファーの混合比率(%)を入力 → 「OK」 送液する Volume を入力 → 「OK」 流速を入力 → 「OK」 「GRAD」:グラジェントを送液する場合 を押して「G」を選択 →「OK」 またはボタンで「GRAD」を選択 B バッファーの初期%(Initial)を入力 で Final の数値を点滅させる または「FINAL」ボタンを押して B バッファーの最終%を入力 → 「OK」 グラジェントで送液する Volume を入力 → 「OK」 流速を入力 → 「OK」 9 Method の編集 Step を追加する場合は → 「ADD」 Method 作成を完了させる場合 → 「OK」 選択されている Step には>が表示。 Step を編集する場合、 「INSERT」:Step を挿入 「EDIT」:Step を編集 「DELETE」:Step を削除 →「OK」 「PUMP」:Step の設定 「FRAC COLL」:フラコレの設定 「ALARM」:アラームの設定 「DONE」:Method 入力の完了 「PUMP」の設定 選択されている Step には>が表示。 Step を編集する場合、 「INSERT」:Step を挿入 「EDIT」:Step を編集 「DELETE」:Step を削除 「ADD」:Step の追加 →「OK」 「ALARM」の設定 「ALARM」を選択 を押して Alarm 番号を選択 選択されたものは>が表示される 「ADD」を押してプログラムを入力 Alarm を鳴らせる Volume を入力する Hold の選択を行う 「HOLD ON」:Method を止める 「HOLD OFF」:Method を Run のまま →「OK」 10 「FRAC COLL」の設定 フラクションモードを選択 「ALL」:すべてをコレクションする 注)バルブが付属されていなくても、以下のモ ードを選択することができるが、フラクションに は反映されない 「THRESHOLD」:設定した UV 値以上の ピークのみをコレクションする 「WINDOWS」:Method で Windows と設定 した時間範囲のみをコレク ションする 「THRESH+WIN」:設定した時間範囲で、 設定した UV 値以上のピーク をコレクションする 「FRAC COLL」→ 「ALL」の設定 「ALL」を選択 フラクションサイズを入力 →「OK」 フラクションサイズを確認して →「OK」 11 「FRAC COLL」→ 「THRESHOLD」の設定 「THRESHOLD」を選択 フラクションサイズを入力 →「OK」 Threshold:フラクションする吸光度(AU)の Threshold 値を入力 Bubble Filter:「SET BF」を押してバブルフィル ターの設定を行う Low; 1フローセル(80μl) Medium; 2 フローセル(160μl) High; 4 フローセル(320μl) Off →「OK」 設定内容を確認する →「OK」 12 「FRAC COLL」→ 「WINDOWS」の設定 「WINDOWS」を選択 「ADD」を押してプログラムを入力 Window の開始時期の入力 コレクションの開始 で「Start」選択または「START」を 選択して、コレクション開始 Volume を入力 コレクションの終了 で「end」選択または「END」を 選択して、コレクション終了 Volume を入力 →「OK」 フラクションサイズを入力する →「OK」 Window を複数設定する場合は →「ADD」 入力を完了する場合は →「OK」 13 「FRAC COLL」→ 「THRESH+WIN」の設定 「THRESH+WIN」を選択 「ADD」を押してプログラムを入力 Window の開始時期の入力 コレクションの開始 で「Start」選択または「START」を 選択して、コレクション開始 Volume を入力 コレクションの終了 で「End」選択または「END」を 選択して、コレクション終了 Volume を入力 →「OK」 Threshold:フラクションする吸光度(AU)の Threshold 値を入力 Bubble Filter:「SET BF」を押してバブル フィルターの設定を行う。 Low, Medium, High, Off →「OK」 フラクションサイズを入力する →「OK」 Window を複数設定する場合は →「ADD」 入力を完了する場合は →「OK」 14 Method の保存 Method の保存 Method の入力が完了したら →「DONE」 Method の名前を保存する →「SAVE」 Method の名前を保存しない →「NO SAVE」 <untitled>の表示のまま Method を保存する場合 「A-J」 「K-Y」 「U-Z」 「0-9」 を選択して アルファベット1つずつに対して数字が表示さ れ、テンキーにて入力を行う 最後に「0-9」を選択して、 →「DONE」 15 保存した Method の実行 保存した Method の実行 を押して 「LIST OF METHOD」を選択 を押して Method を選択 選択した Method は≫が表示される →「OPEN」 を押して Run をスタートさせる カウントダウンが開始する 「MULTIRUNS」:Run の回数 (最大 999 回まで) 「DELAY」:Delay volume を入力 「START NOW」:Run をすぐに始める カウントダウン中に設定する項目 「MULTIRUNS」の設定 同じ Method を 1-999 回繰り返し Run することが できます。 Run 回数を入力 →「OK」 「DELAY」の設定 (Delay volume の設定は下記参照) Delay volume を入力 →「OK」 Delay volume の設定 UV フローセルからフラクションコレクターのドロップヘッドまでの容量を入力することで、イベントマーク が示された時間と、実際のコレクションを一致させることができます。 設定方法は、 ① UV モニターのフローセルからドロップヘッドまでを精製水などで満たす ② 空のシリンジをドロップヘッドのチュービングに接続する ③ UV モニターのフローセルからチュービングを外す ④ 空のシリンジに流れてきた精製水の量を質量などで測定 →Delay volume 16 BioLogic LP DataView クイックガイド BioLogic LP DataView クイックガイド PC の設定 1) 変換ケーブルに添付されている CD よりケーブル用のドライバーをインストールする 2) ソフトウェアに付属のシリアルケーブルを LP の COMM に接続し、USB 変換ケーブルを介してコ ンピュータに接続する 3) StartManu> Control Panel> System を選択 4) Hardware のタブを選択し、Device manager を起動する 5) Port(COM & LPT)の前の+印をクリックし、Communication Port の表示上で右クリックして Property を選択する 6) Port Setting のタブを選択し、Advanst setting のボタンをクリックする 7) 一番下の行にある COM Port number を COM1 にする 8) コンピュータを再起動する DataView ソフトの設定 1) Collect Data>COM Port を選択 2) COM1(PC の設定と同じ)を選択して OK を押す 3) 画面右上の Receive Indicator が緑色に点灯していれば接続が完了 17 DataView 使用方法 Manual 操作のモニター ソフト上の を押すと、UV 値、コンダクティビティー値が記録される Run の記録 Stop の状態にする(Record を押さない)と、Method の Start から End までのデータと フラクション等のイベントの記録が自動的に開始される には、Method の内容が記録される(Run 終了後に表示される) には、バッファー組成などのメモを記録することができる フラクション番号 Run 開始 Start Run 終了 End Pause(機器は動いている) Hold(機器は停止している) Hold が続いている状態 Continue Event Mark 記録の保存 を押して、ファイルに名前をつけて保存する。 保存したファイルは、C:\Program Files\LP Data View\Data に保存される データの Export データは、text ファイルに Export することが可能。 File>Export を選び、Export したいデータにチェックを入れる。 Export する時間をすべてのデータ(All Data)か 選択されたデータ(Selected Data 時間が表示される)を選択し、 1 秒あたりのポイント数(0.01-5 points/sec)を選択して Export を押して text ファイルに名前をつけて保存する。 Export した text ファイルは、Excel で開くことができる。 18 19 バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社 本社 大阪 福岡 〒140-0002 東京都品川区東品川 2-2-24 天王洲セントラルタワー20F Tel : 03-6361-7000 Fax : 03-5463-8480 〒532-0025 大阪市淀川区新北野 1-14-11 Tel : 06-6308-6568 Fax : 06-6308-3064 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東 2-5-28 Tel : 092-475-4856 Fax : 092-474-5580 製品の学術的なお問い合わせは Tel : 03-6404-0331 Fax : 03-6404-0334 Mail : [email protected] M10235 0911A