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１３．川崎市による環境行政協力活動
１３．１ 上海市における講演の実施
今回の調査活動の一環として､上海市側より､川崎市における廃棄物処理､リサイクルの
状況についての講演要請があった。川崎市としてはこれに応えて下記の要領にて講演会を
実施した。
期日：平成 20 年 2 月 5 日
場所：上海市
浦東新区環境保護協会
主催：浦東新区環境保護協会
後援：浦東新区市容環境保護局
演題：川崎市における一般廃棄物の処理とリサイクルに関する活動状況
講師：川崎市環境局生活環境部
廃棄物政策担当主幹
横田覚氏
講演会の状況
上海市の環境保護局､浦東新区の市容環境保護局および環境情報センターなどから約 80
名の参加者が集まり､横田氏の講演に対して非常に熱心な質疑がなされた。ほとんどすべて
の参加者は環境行政に取り組んでいる当事者であり､川崎市のやり方を学んで役に立てよ
うという意欲が良く現れていた。講演会の最後には､今後もこのような川崎市との環境に関
する交流を続けていきたいという強い希望が表明された。
胡錦濤国家主席が平成２０年５月に川崎市ＪＦＥを視察したことも影響していると思わ
れるが、今回の参加者数の多さと熱心な質疑、また、近年の中国からの川崎市への環境関
連技術に関する視察の数から見ても、日本の廃棄物処理に関する制度やその運用について、
今後も機会を捉えて行政研修などを行っていく意味はあると思われる。
図表 13-1 川崎市環境局横田覚氏の講演会状況(2009.2.6)
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１３．２ 川崎エコタウンの見学
2 月 18 日に開催した日中合同会合のために来日した上海側メンバーに対して、以下のと
おり川崎地区のリサイクル施設等の見学会を行った。
・2/17 午前
JFE 環境
・2/18 午前
川崎エコタウン視察、
１３．３
蛍光灯リサイクル、廃液処理視察
川崎国際環境技術展イベントへの招待
日中合同会合は「川崎国際環境技術展 2009」
（2/17～18、川崎とどろきアリーナ）と同時
開催で行った。本技術展においては、川崎を中心とした環境産業が一堂に会する機会を利
用して､参加企業との情報交換を通して「環境都市・川崎」について理解を深めてもらうた
めである。上海側の参加にも「日本の環境技術や政策と数多く接することができた」と好
評であった。特に、団長格の銭光人教授（上海大学、浦東新区政府政策顧問）は、精力的
に動き回り数十社の展示会社と交流した。また、川崎側の技術展参加者も１８名の方が合
同会合に自由参加し､本調査事業の意義と目的について理解していただくことができた。
図表 13-2 賑わう上海環境産業ブース前
（アジアからも 140 名が集まった）
図表 13-3 阿部市長を囲んでの記念写真
（左から銭教授、山口委員長、阿部市長、曹教授）
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