...

高齢者・障害者虐待発見マニュアル ~よりよい暮らしのために

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

高齢者・障害者虐待発見マニュアル ~よりよい暮らしのために
訪問系事業者用
高齢者・障害者虐待発見マニュアル
~よりよい暮らしのために~
厚木市高齢者・障害者虐待防止ネットワーク会議
連絡先
厚木市権利擁護支援センター
窓口は、平日8:30~17:15
電
話:046-225-2939
FAX:046-225-3036
電話受付時間:24時間・年中無休
相談・通報時の留意点
本人・家族や親族等からの相談や通報は、虐待発見のための大きな情報となりますが、最初
の対応を誤ると、虐待把握の機会を逸してしまったり、後の調査や介入が困難になることが
考えられるため、慎重かつ丁寧に相手の相談したい内容を引き出しながら対応を行う必要が
あります。
【相談を受ける際の基本的姿勢・留意点】
○ 本人がどのようなことを訴え、相談しているのか、困っていることはなにか、どのよう
にして欲しいのかを中心に「誠心誠意傾聴」すること。
○ 必要な情報を一度に聞くことは難しい場合があり、一度にすべてを聞こうとすると印象
を悪くしかねないため、次に続けるためには、
「十分に聞いてもらえた。」と思われる相談
を心がける。
○ 通報者や相談者、被虐待者、虐待者等の氏名や住所を聞き出すことは必要ですが、無理
に聞こうとすると相談をやめてしまい虐待把握が困難になってしまう恐れがあることか
ら、無理に聞き出すことは避け、信頼関係を築いて自主的に話してくれるような状況を作
る。
○ 相談した内容を当事者に知られては困るのか、知られてもかまわないのか、知らせてす
ぐに対応することを望んでいるのか。調査や訪問などの対応を進める際に相談者のプライ
バシーを侵害しないよう、相談者の意向をよく汲んでおく必要がある。
○ 虐待の原因は虐待者と被虐待者のどちらが悪いのかを、はっきりさせるではなく、家族
が抱える問題は何なのか、どうしたら解決につながるかを客観的に考える必要がある。
面接時の留意点
【基本的なルール】
○ 秘密義務は必ず守る
○ 高齢者・障がい者は基本的な権利(選択、発言、プライバシー)を持っている
○ 高齢者・障がい者の言うことを傾聴する
○ 高齢者・障がい者に対し批判的にならない
○ 誰をも非難しない
○ 絶えず、冷静さを保つように努める
○ 高齢者・障がい者に話をさせるようにし、途中にコメントなどを入れない
○ 自分の感情に惑わされない
○ 高齢者・障がい者を質問攻めにしない
○ 高齢者・障がい者の非言語による手がかりをつかむ
【してはいけないこと】
○ 高齢者・障がい者の発言に基づいて冗談をいうこと
○ 高齢者・障がい者の言ったことを無視すること
○ 高齢者・障がい者を否定するような言い方はしない
「そんなばかな」「そんなはずないでしょ」「冗談でしょ」
高齢者・障害者虐待初期対応フロー (訪問系事業者用)
虐待の疑い(発見)
サービス提供責任者への報告
サービス提供責任者は、他のサービス提
供者などからも聞き取りを行い、情報収取
する
チェックリストを作成する
管理者への報告
虐待防止担当への通報・報告
厚木市権利擁護支援センター
電話:046-225-2939
ファックス:046-225-3036
訪問系事業者用
高齢者・障害者虐待チェックリスト
(作成日
年
月
日)
被虐待者氏名
年齢
住所
性別 男・女・不明
家族の状況
同居家族 有(
)
・無
所属
通報者氏名
通報者連絡先
不可・行政のみ可・本人には可・加害者まで可
通報者を明らかにしてよいか
被虐待者の概況、虐待の状況等
※特に頻度が高いものには◎をしてください。
身体所見
□ 体重の不自然な増減がある
□ 顔色が悪い
□ 不衛生(異臭がする、髪の汚れがひどい、歯磨き等している気配がない、爪が
伸びて汚い、皮膚に異常)
□ ずっと同じ服を着ている、服が異常に汚れている
□ ひどく空腹を訴える
□ 栄養失調が疑われる
□ 外傷痕(新旧混在のアザ、見えにくい部位、加害物の推定ができる)
□ 不審な傷(紐で縛られた痕等、通常では考え難い傷)
□ 不自然な熱傷(多数の円形の熱傷、くっきりと残る熱傷など)
□ 耳・口の挫傷・裂傷
□ 顔面、頭部に複数の傷、あざや抜毛痕
□ 骨折の疑い(腫れ・痛み・可動域の異常など)
□ 肛門や性器周辺の外傷・性器自身の損傷
□ 妊娠
□ その他(
)
心理・精神・行動所見
□ 急におびえる、こわがる、不安がる、震えるなど
□ 体を小さく縮める
□ 手をあげると頭をかばうような態勢をとる
□ 過度な攻撃的な態度
□ 自分で自分を傷つける行為がみられる
□ 無力感、無表情
□ 不自然な歩き方をする
□ ひと目を避け、一人でいたがる
□ 訪問員が帰ってしまうことを嫌がる
□ 繰り返す食異常行動(過食、拒食、異食)
□ 説明が二転三転する
生活上の所見
□ 医師や保健・福祉の担当者に相談するのを嫌がる
□ 賃金を得ている又は年金を受けているはずなのに身なりが貧しい
□ お金を使っている様子がみられない
□ 日常生活に必要な金銭を渡されていない
□ 家族が対象者の年金や賃金を管理し、遊びや生活費に使っている様子がある
□ 病気や怪我をしても家族が受診を拒否、受診を勧めても行かない
□ 家族が対象者を異様に叱ったり脅したりする
□ 家族が対象者の病気や怪我と無関係な態度をとっている
□ 家族が対象者を平気で叩く、侮辱する
□ 家族が対象者の状況を説明するのに内容が二転三転する、又は説明できない
□ 家族内で対象者の説明や状況の把握がことなる
□ 家の中が汚れている
□ 排泄関係の処理が適切に行われていない
※ 以上を参考に何か気づいたこと
連絡先:厚木市権利擁護支援センター 電話046−225−2939
FAX046−225−3036
【相談窓口一覧】
・厚木市権利擁護支援センター 電話:225-2939 ファックス:225-3036
・地域包括支援センター各窓口
地域包括支援センター名
所在地
連絡先
電話番号 FAX
担当地区
2972970
2972900
松枝、元町、東町、寿町、水
引、厚木町、中町、栄町、田
村町、幸町、吾妻町、泉町、
厚木、旭町、南町、船子の
一部、船子・温水・岡田の一
部(岡田団地)
山際1350番地の1
246依知地域包括支援センター (特別養護老人ホーム甘露
0108
苑内)
2460828
上依知、猿ヶ島、山際、関
口、中依知、下依知、金田
三田南2丁目1番1号山口ビ 297睦合地域包括支援センター
ル101号室
7338
2977340
下川入、棚沢、三田、三田
南、及川、林、妻田、妻田
北、妻田南、妻田東、妻田
西、王子1丁目
2415780
2426188
上荻野、まつかげ台、みは
る野、中荻野、下荻野、鳶
尾
08055218314
2903401
飯山、上古沢、下古沢、宮
の里、緑ヶ丘、王子2丁目、
王子3丁目
2487779
七沢、小野、岡津古久、森
の里、愛名、毛利台
2261108
2276552
戸室、恩名、温水、温水西、
長谷、船子(一部は、厚木地
域包括の担当になります。)
愛甲2208番地の1
220相川地域包括支援センター (特別養護老人ホームメイサ
0643
ムホール内)
2200641
酒井、戸田、長沼、下津古
久、上落合、愛甲、岡田(岡
田団地を除く)
厚木地域包括支援センター
中町3丁目11番20号 本厚
木ケイビル6階
荻野地域包括支援センター 鳶尾2丁目25-6番101号
小鮎・緑ヶ丘地域包括
支援センター
飯山3425番地
(高齢者総合福祉サービス
センター第二森の里内)
小野734番地の2
250玉川地域包括支援センター (介護老人福祉施設玉川グ
9091
リーンホーム内)
南毛利地域包括支援
センター
船子322番地の1
(介護老人保健施設さつき
の里あつぎ内)
平成26年6月発行
作成・編集
厚木市福祉部高齢福祉課・障がい福祉課
電話 高齢福祉課
046-225-2220
障がい福祉課 046-225-2225
Fly UP