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La Crotta di Vigneron

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La Crotta di Vigneron
2010.08.23 更新
Price list
Italia
TERRA VERT
参考上代 生産者別
在庫はリスト作成時の在庫です。万一、欠品の場合はご容赦下さい。
諸般の事情により、やむを得ず価格を変更することが御座います。
テラヴェール株式会社
東京都港区東麻布1-10-13 〒106-0044
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
テラヴェールのイタリアワイン 造り手一覧
≪造り手名をクリックするとそれぞれの造り手にジャンプします TOPで戻ります≫
≪ヴァッレ・ダオスタ≫
La Crotta di Vigneron / ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
Cave du Vin Blanc de Morgex / カーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・ド・モルジェー
≪ロンバルディア≫
Villa / ヴィッラ フランチャコルタ
≪トレンティーノ≫
Pojer & Sandri / ポイエル・エ・サンドリ
≪フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア≫
Josko Gravner / ヨスコ・グラヴネル
Dario Princic / ダリオ・プリンチッチ
≪アルト・アディジェ≫
Niedermayr / ニーデルマイヤー
Franz Gojer “Glögglhof” / フランツ・ゴイエル
Baron Widmann / バロン・ウィッドマン
Kofererhof / コフェレルホーフ
≪ピエモンテ≫
Cvallotto Vitivinicola Bricco Boschis / カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
Mario Marengo / マリオ・マレンゴ
Moccagatta / モッカガッタ
Roagne / ロアーニャ
La Ca’nova / ラ・カ・ノヴァ
Le Piane / レ・ピアーネ
Matteo Correggia / マッテオ・コレッジァ
Cascina Roera カッシーナ・ロエラ
Antoniolo / アントニオロ
Sibona / シボーナ
≪ヴェネト≫
Ca’ la Bionda / カ・ラ・ビオンダ
Marsuret / マルスーレ
≪エミリア・ロマーニャ≫
La Stoppa / ラ・ストッパ
Denavolo / デナーヴォロ
≪トスカーナ≫
Il Paradiso di Manfredi / イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
Ciacci Piccolomini d’Aragona / チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Montesecondo / モンテセコンド
Livernano / リヴェルナーノ
Casalvento / カザルヴェント
Bacchereto “Terre a Mano” / バッケレート
Ambra / アンブラ
≪ウンブリア≫
Palazzone / パラッツォーネ
Colli Amerini / コッリ・アメリーニ
Milziade Antano / ミルツィアデ・アンタノ
≪マルケ≫
La Monacesca / ラ・モナチェスカ
Sartarelli / サルタレッリ
Le Caniette / レ・カニエッテ
≪カンパーニャ≫
Cantina del Taburno カンティーナ・デル・タブルノ
Benito Ferrara / ベニート・フェラーラ
Perillo / ペリッロ
San Francesco / サンフランチェスコ
≪アブルッツォ≫
Barone Valforte / ヴァローネ・ヴァルフォルテ
≪シチリア≫
C.O.S / コス
Girolamo Russo / ジローラモ・ルッソ
Graci / グラーチ
2
TOP
Azienda. Agricola
Villa
Monticelli Brusati , Lombardia, Italia
ヴィッラ
フランチャコルタのレコルタン・マニピュラン 自社畑 100%の家族経営カンティーナ
イゼオ湖の南に広がるフランチャコルタの丘陵地帯。
今ではイタリアを代表するスパークリングワインの生
産地となったが、30 年前までは赤ワインの生産地
であった。70 年代にベルルッキ家が瓶内2次発酵
によるスプマンテを造り始めてから、一部の大手生
産者によってその市場は牽引されてきた。広大な
畑と設備を必要とするスパークリングワインの生産
は現在でも Bellavista や Ca’del Bosco のような
大手企業によってその評価を高めていて、イタリア
国内でもこの2大巨頭のシェアは高く、品質も安定
している。彼等は契約農家から葡萄、もしくはワイン
を購入しワインに仕上げている。一方、自社畑葡萄
のみを使い、栽培から醸造、ボトリングまで全て自
らの手で行い毎年レストランの予約のみで完売して
しまうフランチャコルタがあるのを御存知だろうか?
ヴィッラは歴代モンティチェッリ・ブルッサーティ地
区で果実や家畜を育てつつワインの量り売りをして
いたが、78 年よりフランチャコルタのボトリングを開
始した歴史ある造り手。(この時代、フランチャコルタには 10 軒の造り
手しか存在しなかった)その後自社畑 100%に拘り続け、現在でも家
族経営で 37ha の自社畑からミレジメのみのフランチャコルタを産して
いる。生産量はベースのブリュット・ミレジメで 5,000 ケースと大手の1/
10以下の規模。昔からの顧客であるレストランからの熱烈な支持を集
めていて販売と同時に毎年完売すると言う。ヴィッラの畑はフランチャ
コルタ DOCG の東側に位置する。西半分はイゼオ湖を形成した川か
らの堆積土で砂質が多い軽い土壌。反対にヴィッラの畑は海底が隆
起した土壌で1億5千年前の海底に由来する複雑な土壌になっている。
この地域で最も急な斜面の畑に岩を積み上げて畑にしていて、一切除
草剤を使わずにビオロジックを採用し、人間の手で健康な畑を維持し
ている。また、特筆すべきは葡萄の品質の高さ。通常スパークリングワ
インは、その泡の存在によって果実味の質を覆っている為、スティルワ
商品記号
造り手
インよりも収
量が極端に
多いことがほ
とんど。ヴィッ
ラでは葡萄
樹1本から平
均3∼5房の
葡萄を収穫
する。(平均
的生産者の
1 /2 程 度 の
収量)平均
植 樹 率 は
5000 本 /ha
と極端に高
い設定。これ
によって泡に
ごまかされる
ことないしっ
かりとした果
実味を持つ
こととなる。
収穫は全て
手摘み。醸
造設備は畑に隣接しているので直に低温に保ち、ほとんど除梗せずに
65%程度まで圧搾し、18度に保って醗酵段階に入る。収穫、醗酵は
区画ごとに行われる。最後にヴィッラの拘りは単一ヴィンテージによる
瓶詰め。(熟成期間は法定基準よりも長く30ヶ月)よってベースのフラ
ンチャコルタまでもが、そのヴィンテージの個性を良くも悪くも表現する
ことになる。(全てミレジメで瓶詰は2社のみ)
ワイン
69636 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato
69B71 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato
69949 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato ≪1500ml≫
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Lombardia
2005
泡
750ml
4,000
新入港 Lombardia
2006
泡
750ml
4,000 入港
Lombardia
2005
泡
1500ml
7,800
フランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート・マグナム
参考上代 在庫
◎
8下
△
80% Chardonnay, 10% Pinot Bianco, 10% Pinot Nero ローム層にプラスしてミネラル分の多い畑。南西向き。ベースのワインながら条件は他のワインとほとんど変わらない。フランチャコルタでは完熟度合と酸とのバラン
スが大切とのことで酸度を見ながら収穫。空気圧で軽くプレス後、葡萄本来の香を大切に低温で醗酵。
69637 Villa
ヴィッラ
Franciacorta "Saten" Millesimato
69950 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Millesimato"Saten" ≪1500ml≫
フランチャコルタ・サテン・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・サテン・ミレジマート・マグナム
Lombardia
2005
泡
750ml
4,600
○
Lombardia
2005
泡
750ml
9,400
△
100% Chardonnay Roccolo(Provaglio)、Breda ,Tralicci(Monticelli Brusati)の葡萄を使用。南南東を向いた粘土主体のミネラルに富んだ畑で、5000本の高密植。ビオロジック。
69B72 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Rose Millesimato
69198 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Brut Riserva "Selezione" Millesimato
フランチャコルタ・ブリュット・ロゼ・ミレジマート
フランチャコルタ・ブリュット・リゼルヴァセレッツィオーネ・ミレジマート
新入港 Lombardia
Lombardia
8下
2006
泡
750ml
4,600 入港
2001
泡
750ml
6,300
△
80% Chardonnay, 15% Pinot Nero, 5% Pinot Bianco 年によって使用する畑は異なる。出来の良い畑から手収穫し、軽いプレス。醗酵はステンレスタンクで行い、ピュアで繊細な香を生かす。よって熟したピーチの
ような香、フレッシュな果実香が中心で優しくリッチ。
3
TOP
Soc. Coop
La Crotta di Vigneron
Chambave , Aosta , Italia
ラ・クロッタ・デュ・ヴィニュロン
14世紀から続く銘酒シャンバーヴ・ミュスカ
イタリア最西端に位置するヴ
ァッレ・ダオスタ州。公共の
標識はフランス語とイタリア
語が併記されている。アルプ
ス山脈に程近く、主要産業
はスキーや登山などの観光。
ワインはイタリア全州で最小
の生産量。しかし、イタリアワ
インを語る上では絶対に外
せないし、ここにしかない重
要な個性を持っている。葡
萄畑はアルプス山脈の岩肌
の隙間に段々畑のように造
られている。標高は最も高い
畑で1,200m。これは全世界で最も高い標高ということになる。勿論、
育つ葡萄品種は限られるし、限られた葡萄品種にとってもかなり厳しい
生育環境となる。ラ・クロッタ・ヴィニュロンはアオスタの中心部シャンバ
ーヴの街に位置する。1980年に25名で結成された生産者協同組合
で、アオスタの高品質ワインを支え続けてきたと言っても過言ではない。
中世から続くシャンバーヴのモスカートの歴史を今に伝えるという意味
でも唯一と言ってもよい造り手であり、重要な意味を持っている。現在
では120名まで構成員が増えており、生産量も2,500ケースまで増
えた。元々、歴史的にも古くから葡萄にとっ
て最良の条件が揃った場所が畑に開墾され
ていて訳で標高500∼850m に位置する
畑はパッチワークのように細分化され、その
殆どが太陽に向いた真南を向く畑になって
いる。特筆すべきは、幸運にも降雨量がイタ
リアで最も少ないこと。(500 mm/年)これ
によって年間を通して湿気が低く、細菌、カ
ビの繁殖を防いでくれることとなり、この地域
では歴史的に防カビ剤とは殆ど使われてい
ないのだそう。更に、極寒のイメージのシャン
バーヴも真夏には日中の温度がトスカーナと
同等位にまで上ることも珍しくないのだと言う。しかしながら、日が沈む
のは早く、夜間の温度は極端に下がることとなる。遮るものの無い南向
き斜面の日照量によって葡萄は熟度を手にし、昼夜の寒暖差によって
商品記号
造り手
高い酸度も手に入
れることとなる。葡萄
の生育サイクルも独
特で芽吹きから結
実まではゆっくりと進
み、夏場の高温で
一気に熟度を高め、
その後はゆっくりと複
雑味を高めていく。
アオスタのワイン造り
を更に過酷にしてい
るのが、その地形。
断崖絶壁に段々畑
のようになっていて、
一枚の大きな畑は
存在しない。勿論、
ほぼ全ての畑でトラ
クターなどの機材は
使用することが不可
能で、必然的に全て
の作業が手作業と
な る。 シャ ンバーヴ
では独特のワイン文化が育っている。例えばピノ・ノワールから造られる
白ワイン。歴史的にこの地ではピノ・ノワールの糖度が上らないことが多
かったことと、繊細で伸びのある酸味を活かす為に白ワインに仕立てら
れている。ステンレスタンクで12度程度の低温下で発酵、そのまま5ヶ
月間程熟成させてからボトリングされる。若干ピンクがかった色調。凛と
した酸を基調に透き通ったワインだが、味わいの奥にはパイナップルの
ような熟度も感じさせる。勿論、標高が低めで最高の日照条件を持つ
畑では赤ワインに仕立てられる。アオスタではブルゴーニュから伝わっ
たピノ・ノワールのクローンが未だに育てられている。そして、最も注目す
べきは他のどの地域と比べても圧倒的芳香を持ち合わすと言われる
辛口のミュスカ。シンプルな構成ながらミュスカらしい甘さを連想させる
マスカット香、口中では少しスパイシーな胡椒、ナツメグのようなニュア
ンスまで感じさせる。歴史的には14世紀にまで遡ると言われるシャン
バーヴの歴史的ワイン。
ワイン
Crotta di Vigneron Valle d’Aosta Pinot Noir (vinificato in Bianco)新入港
69B67 La
ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
ヴァッレ・ダオスタ・ピノ・ノワール・ヴィニフィカート・イン・ビアンコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Aosta
2009
白
750ml
2,400 入港
8中
100% Pinot Noir 南東から南西に位置する標高450∼650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Chatillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月中旬
に収穫し、ステンレスタンクのみで12度程度に保って発酵。
Crotta di Vigneron Valle d’Aosta Pinot Noir (vinificato in Rosso) 新入港
69B69 La
ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
ヴァッレ・ダオスタ・ピノ・ノワール・ヴィニフィカート・イン・ロッソ
Aosta
2009
赤
750ml
8中
2,400 入港
100% Pinot Noir 南東から南西に位置する標高450∼650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Chatillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月中旬
に収穫し、24時間低温浸漬。23度程度で10日間発酵。ステンレスタンクで8ヶ月間落ちつかせてからボトリング。
Crotta di Vigneron Valle d’Aosta Müller Thurgau
69B68 La
ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
ヴァッレ・ダオスタ・ミュラー・トゥルガウ
新入港 Aosta
2009
白
750ml
8中
2,600 入港
100% Müller Thurgau 南東から南西に位置する標高450∼650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Chatillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月
初旬に収穫。16度程度の低温下でマセラシオン。発酵・熟成共にステンレスタンクのみ。
Crotta di Vigneron Valle d’Aosta Chambave Muscat
69B70 La
ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
ヴァッレ・ダオスタ・シャンバーヴ・ミュスカ
新入港 Aosta
2009
白
750ml
8中
2,800 入港
100% white Muscat これほどにテロワールを表現しているワインはない。この地でしかあり得ないアロマ。個性的でリッチ。南東から南西に位置する標高450∼650mの畑(Nus, Quart, Chambave,
Verrayes, Saint-Denis, Chatillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。9月最終週から10月初旬に収穫。16度程度の低温下でマセラシオン。発酵・熟成共にステンレスタンクのみ。
4
TOP
Soc. Coop
Cave du Vin Blanc de Morgex
Morgex , Aosta , Italia
カーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・ド・モルジェー
イタリアのワイン文化で最も無くなって欲しくないワイン/ルイジ・ヴェロネッリ
緑がかった光沢
のある色調。細身
のワインながら、
鉱物的で、上質
な酸は果実を感じ
させる位に甘味を
連想させる。香は
直線的で一切の
曇りも無い。口中
ではファーストノー
ズの柑橘系のアロ
マティックな雰囲
気からアプリコット、
洋ナシ、ハチミツ、
タバコ、パイナップ
ルと複雑。こんな
にも透き通ったワ
インなのに味わい
は中心に詰まった
よう・・・。こんな繊
細で独特なワイン
が他にあるだろ う
か?今は亡きルイジ・ヴェロネッリにして『イタリアのワイン文化で最も無
くなって欲しくないワイン』と言わしめたワイン“ブラン・ド・モルジェー・エ・
デ・ラ・サッレ”。ピエモンテから国道を走り、アオスタの主要な産地を通
り抜けて最後に辿り着くのがモルジェー。モンブランを望む断崖絶壁に
位置する畑は最も高い標高で何と1,20
0m。ヨーロッパで最も標高の高い葡萄畑
ということになる。厳しい自然環境に耐え
る品種は限られるし、1年を通じて極端に
気温が上ることが無い。しかし、直接の日
光だけでなく、残雪で白いモンブランに反
射した日射も葡萄育成に重要な影響を与
える。まさにモンブランが育てたワインと言
える。この地域のワイン造りを苦しめる最
大の問題は春先の遅霜。発芽準備に入
った葡萄の芽は霜によって全滅してしまう
年さえあると言う。それぐらい厳しい環境。
無事、果実を付けたとしても丁寧な摘葉、摘房をして熟度を保つ努力
が必須となる。最終的に熟度が足りない葡萄を選別すると1ヘクター
商品記号
69B51
造り手
Cave du Vin Blanc de Morgex
カーヴ・ド・ヴァン・ブラン・ド・モルジェー
ルから3,000本
以下のワインしか
造ることができな
い。葡萄品種はプ
リエ・ブラン(ブラ
ン・ド・モルジェー)。
少 な い日 照 条件
でも生育すること
ができ、発芽から
完熟までの期間も
短い為、この地域
では昔から植えら
れていた。仕立て
は極端に低いペルゴラ。冬の間の強風や霜に対する処置なのだが、
表土が日中の熱を夜間放射する際、低い仕立ての方が熱を葡萄樹に
取り込みやすいという利点もあるのだそう。畑は急斜面の為、トラクター
などの大型の機材は入れない。よって毎日の畑仕事、雑草対策、収
穫まで全てが手作業で行われ
る。また、あまりの標高の高さ
によってカビや病原菌が少な
いのもこの地域の大きな特徴。
除草剤は勿論、防カビ剤も使
用しない。(銅、硫黄由来のも
ののみ若干使用)だからこそ、
ブラン・ド・モルジェーはあのピ
ュアで曇りの無い香になるのだ
ろう。厳しい自然環境に生産
者の数は年々減少していった。
そんな中、この地域の文化を
継承すべく、1983年に設立さ
れたのが、今やモルジェーを
代表するワインを造る生産者
協同組合カーヴ・デュ・ヴァン・
ブラン・ド・モルジェー。醸造責
任者はジャンルカ氏。『フィロキセラもここまではこれなかった訳です。
生きている原種のプリエ・ブランの枝を地中に一度通し、枝を切り離さ
ずに地面に付け、土をかぶせて根を出させ、その後親木から切り離し
て、増殖させていく方法を取りプレ・フィロキセラのプリエ・ブランを現在
に残しています。この厳しい自然環境だから残ったモンブランのワイン。
繊細な日本の食事にも合うと思うんです。』
ワイン
州
Blanc de Morgex et de La Salle
ブラン・ド・モルジェー・エ・デ・ラ・サッレ
新入港 Aosta
ヴィンテージ
色
サイズ
2009
白
750ml
参考上代 在庫
2,400
○
100% Prié Blanc biotype Blanc de Morgex 厳しい選果後、ソフトプレス。発酵・熟成はステンレスタンクを使用。若干緑がかった麦藁色で透明感がある。ファーストノーズは非常に直線的でフルーツの
甘味を連想させる。口中ではハチミツ、タバコ、アプリコットのように複雑。
69B50
Cave du Vin Blanc de Morgex
カーヴ・ド・ヴァン・ブラン・ド・モルジェー
Blanc de Morgex et de la Salle "Rayon"
ブラン・ド・モルジェー・エ・デ・ラ・サッレ・レイヨン
新入港 Aosta
2009
白
750ml
3,000
○
100% Prié Blanc biotype Blanc de Morgex 厳しい選果後、ソフトプレス。発酵・熟成はステンレスタンクを使用。若干緑がかった麦藁色で透明感がある。ファーストノーズは非常に直線的でフルーツの
甘味を連想させる。口中ではハチミツ、タバコ、アプリコットのように複雑。より良い畑、より良い葡萄をセレクション。
5
TOP
Azienda Agricola e Disilleria
Pojer & Sandri
Faedo , Trentino, Italia
ポイエル・エ・サンドリ
トレンティーノを代表する造り手として変わらぬ安心感
『トレンティーノとはポイエレ・
サンドリのことだ』イタリアの某
有名ソムリエの言葉だ。197
5年サンドリ氏とポイエレ氏に
よって設立されたカンティー
ナ。抜群の安定感とトレンティ
ーノの教科書とでも言うべきワ
イン造りでこの地域のワイン産
業を“量”から“質”に大きく変
化させた功労者。決して派手
なワインではないが、破綻の
ない完璧に計算されたという
べきか、整頓されたというべき
か、無理のない自然な飲み
心地を追求している。彼らの
ワインを飲んで何か嫌なところ
があるだろうか?造りこんだ嫌味は存在しないし、粗野な野暮ったさも
存在しない。トレンティーノにありがちな未熟さや青さも無い。近年流行
の糖度を残した強さ、べたつきも無い。どこまでも潔癖で透き通ってい
ながら懐かしささえ感じさせる土着感。そして、なにより味わいの輪郭が
しっかりと感じられることが重要。全てのワインにそれぞれ個性が与えら
れているのだ。ポイエレとサンドリの2人には目指すべき理想のスタイル
がしっかりと見えているのだろう。毎年期待を裏切らない彼等らしいワイ
ンがリリースされることには定評がある。畑はファエドの丘(最も高い区
画で800m 程)を中心に周辺にまばらに所有している。冷涼でワイン造
りには厳しい環境であるが急斜面の南から西にかけた畑を中心に所有
していること。ガルダ湖からの暖かい空気が流入してくる環境にあること
商品記号
造り手
ワイン
& Sandri
69B59 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
で葡萄は熟度を上
げるのだという。醸造
は至ってシンプル。
品種に由来するアロ
マとこの地域らしい
細く繊細で高い酸度、
更にはクリスピーで
細かい日本人にも
相性の良いミネラル
を隠すことなく上手
に表現する為、薬剤
などは使わず極力
自然な形で酸素と
の触れ合いを制限
する。基本的には発
酵、熟成はステンレ
スタンクを使用する。
また、ポイエレ・サン
ドリは蒸留所としての
顔も持つ。特にアン
ズなどのフルーツか
ら ア クア ヴ ィ ーテ を
生産していてイタリ
ア全土の高級リスト
ランテからオーダー
が殺到している。(近年ではワインヴィネガーの生産も開始された)
Nosiola Dolomiti
ノジオラ・ドロミティ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Trentino
2009
白
750ml
2,400 入港
8中
ノジオラとしては恐らく最高の品質を誇る。標高の異なる2つの畑の葡萄を使い、青リンゴのような爽やかで伸びのある酸味とナッツのようなノジオラらしい味わいを素直に感じさせる。また特筆すべきは
彼等のノジオラは例外的に5∼10年程度の熟成に耐えうること。それだけ質の高い酸を持っている。
& Sandri
69B60 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Muller Thurgau delle Dolomiti "Palai"
ミュラー・トゥルガウ・デッレ・ドロミティ・パライ
Trentino
2009
白
750ml
8中
2,400 入港
標高550∼750mの南西向き斜面に位置する。標高は高いがガルダ湖からの暖かい空気が葡萄を完熟させるという。石灰岩が豊富でミネラルに富む表土から100cmも掘ると一気に茶色い粘土質が顔
を出す。品種独特のアロマはカ案熟した葡萄から、味わいの骨子は複雑な土壌から得ている。
& Sandri
69B61 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Chardonnay Dolomiti
シャルドネ・ドロミティ
Trentino
2009
白
750ml
8中
2,400 入港
異なった数箇所の畑のブレンド。標高は300mから、最も高い畑は750mを超える。石灰岩が豊富でミネラルに富む表土から100cmも掘ると一気に茶色い粘土質が顔を出す。トレンティーノらしい繊細で
可憐なタイプのシャルドネに仕上げる為ステンレスタンクのみで熟成。
& Sandri
69B62 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Traminer Aromatico Dolomiti
トラミネール・アロマティコ・ドロミティ
Trentino
2009
8中
白
750ml
2,800 入港
アルザスのクローンを使ったゲビュルツトラミネル。2∼3年で飲み頃を迎える。比較的低めの標高300mに位置する畑。酸化を極力抑えたクリーンな造り。
& Sandri
69B63 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Sauvignon Dolomiti
ソーヴィニヨン・ドロミティ
8中
Trentino
2009
白
750ml
2,800 入港
Trentino
2006
白
750ml
4,000 入港
Trentino
2006
赤
750ml
4,600 入港
Trentino
2007
甘
375ml
3,600 入港
標高700mのパライの畑と400mのフラトの畑から。クリスピーで細かいミネラルと繊細な余韻をもたらす酸。
& Sandri
69B64 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Bianco Faye Dolomiti
ビアンコ・ファイエ・ドロミティ
8中
シャルドネ、ピノ・ビアンコ。
& Sandri
69B65 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Rosso Faye Dolomiti
ロッソ・ファイエ・ドロミティ
8中
50%カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、ラグレイン(ヴィンテージによって若干異なる)
& Sandri
69B66 Pojer
ポイエル・エ・サンドリ
Essenzia Dolomiti
エッセンツィア・ドロミティ
8中
シャルドネ、ソーヴィニヨン、リースリング・レナーノ、ゲビュルツトラミネル、ケルナーのブレンド。350m∼700mに位置する畑。パッシートはしていないのでフレッシュな酸が口中を引き締める。葡萄はボト
6
リティス・シネレアの影響を受けるが、一部ではフレッシュな状態を保つ。ハチミツ、マンゴーなどの詰まった印象にリンゴ、ブラックベリーなどのフレッシュさが加わる。
TOP
Tenuta e Azienda Vinicola
Niedermayr
Cornaiano , Alto-Adige, Italia
ニーデルマイヤー
自社畑を徹底管理 細く軽やかなアルト・アディジェのミネラル感
イタリア最北端産地であるアルト・アディジェにおいて、歴史的に高い品
質を誇ってきた Girlan の街にカンティーナはある。この地は古くから協
同組合が発達していたお陰でワイン造りの歴史は古く、フリウリ・ヴェネ
ツィア・ジューリア州と並んで白ワインの優秀な産地と言われる。しかし、
その個性は全く異なるもの。アルト・アディジェはフリウリに比べ標高も高
く冷涼な気候条件を持つ。海に近いフリウリは逆に強い陽光を持ってい
て葡萄の糖度は比べものにならない位に高いし、果皮も厚く成長する。
勿論、熟度も高い。土壌においては前者は軽く白い土壌が主となって
いて、後者は粘土質中心
の重い土壌が主となる。ワ
イン自体はフリウリが高いア
ルコールを背景にがっちりと
した骨格、海に由来するヨ
ード的な大粒なミネラルに
対して、アルト・アディジェは
軽やかで繊細な酸ときらり
とした細かいミネラルが特
徴と言える。ニーデルマイ
ヤーは 1852 年に設立され
たアルト・アディジェらしい軽
やかで繊細なスタイルを教
えてくれる手本のような造り手。3 つのシリーズでワインを生産していて
Club Finess はイタリア国内外で毎年最高の評価を得ているトップ・キ
ュヴェ。収量の制限、バリックによる熟成、古樹の使用等贅沢な造りな
商品記号
造り手
69B47 Niedermayr
ニーデルマイヤー
がらアルト・ア
ディジェらし
い清涼感も
持ち合わす。
しかし、ニー
デルマイヤー
の素晴らしさ
は
Club
Finess のシ
リーズだけではない。単一畑を中心とした Club Gourmet は勿論、その
圧倒的なコストパフォーマンスが魅力の Club Traditon も非常に完成
度が高い。アルト・アディジェらしい繊細で軽やかな酸味を背景に軽や
かで食事の良きパートナーとなりえる嫌味のないワインを造る。2010
年ガンベロ・ロッソ誌において Pinot Bianco2008 と Santa Maddarena
Classico2008 は価格と品質のバランスに最も優れたワインということ
で”Oscar Qualita-Prezzo” を受賞している。これはある程度の生産
量を確保しながらも、全て自社畑の葡萄を使っているということに起因
していて『品質と価格とのバランス』を大切にするジョセフ・ニーデルマイ
ヤーの真骨頂と言える。エノロゴは20年以上もニーデルマイヤーを支
えてきたロレンツォ・マルティーニ氏。『この地の伝統と世界に通用する
品質の両方を意識している。』と言う氏は全ての畑、全てのパーセルで
どのように葡萄が熟すのままで把握しているという。全てのシリーズで高
いレベルを維持し、その伝統的スタイルを崩さない貴重なカンティーナ
である。
ワイン
州
C.Tradition Pinot Bianco
"クラブ・トラディション" ピノ・ビアンコ
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
2,200
◎
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
2,200
◎
A.Adige
2008
白
750ml
2,300
◎
A.Adige
2007
白
750ml
2,500
△
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
2,300
◎
A.Adige
2008
赤
750ml
2,100
△
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
2,100
◎
A.Adige
2006
赤
750ml
2,800
○
A.Adige
2007
白
750ml
3,000
△
A.Adige
2006
赤
750ml
3,200
△
A.Adige
2004
赤
750ml
5,100
△
A.Adige
2005
赤
750ml
5,400
△
A.Adige
2006
赤
750ml
5,400
△
A.Adige
2005
白
375ml
6,000
△
ガンベロロッソにて最もコストパフォーマンスの高い白ワインに認定されている。
69B03 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Chardonnay
69879 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Pinot Grigio
69156 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Muller Thurgau
69B48 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Muller Thurgau
69713 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Santa Maddalena Classico
69B48 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Santa Maddalena Classico
"クラブ・トラディション" シャルドネ
"クラブ・トラディション" ピノ・グリージョ
"クラブ・トラディション" ミュラー・トゥルガウ
"クラブ・トラディション" ミュラー・トゥルガウ
"クラブ・トラディション" サンタ・マッダレーナ・クラシコ
"クラブ・トラディション" サンタ・マッダレーナ・クラシコ
ガンベロロッソにて最もコストパフォーマンスの高い赤ワインに認定されている。
69975 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Tradition Pinot Nero
69158 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Gourmet "Naun"Sauvignon
69160 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Gourmet "Blacedelle"Lagrein di Gries
69162 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse "Euforius"Rosso Cuvee
69715 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse Pinot Nero Riserva
69976 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse Pinot Nero Riserva
69161 Niedermayr
ニーデルマイヤー
C.Finesse "Aureus"Passito Bianco
"クラブ・トラディション" ピノ・ネロ
"クラブ・グルメ" ナウン・ソーヴィニヨン
"クラブ・グルメ"ブラチェデッレ・ラグレイン・ディ・グリーズ
"クラブ・フィネス" エウフォリウス・ロッソ・キュヴェ
"クラブ・フィネス" ピノ・ネロ・リゼルヴァ
"クラブ・フィネス" ピノ・ネロ・リゼルヴァ
"クラブ・フィネス" アウレウス・パッシート・ビアンコ
7
シャルドネ、ソーヴィニヨン、ゲビュルツトラミネールのブレンド。手摘み後、カセットに並べて2月まで陰干し。とろりとした質感でオレンジのハチミツのような甘みと比較的強めの酸がバランス良し。毎年最高の評価。
TOP
Azienda .Agricola
Franz Gojer “Glögglhof”
St.Magdalena , Alto-Adige , Italia
フランツ・ゴイエル
伝統品種スキアーヴァとラグレインのスペシャリスト
い。標高は200∼350m。畑は基本的にペルゴラ仕立てが採用され
ていて全て有機栽培。ヘクタールあたり5,000本の密植となっている。
(この地域では例外的に高い)スキアーヴァは厳密には 4 種のクローン
に分割されるが、その 4 種全てと共に若干のラグレインが混植されてい
て,収穫から醗酵まで一緒に行われる。これによって、より一層複雑な
風味を得ることになるという。ラグレインはボルツァーノ南部 Piani di
Bolzano を中心に植えられ、イサルコ川に由来する化石が多く出土す
る沖積層に中程度の岩が混じる重めの土壌。この畑も日照条件が素
晴らしく、完璧に熟することが重要な(熟度が足りないラグレインは青く
苦い印象を与える)
ラグレインも十分な
熟度を得る。メルロ
ーは比較的若い樹
齢でボルツァーノの
南に位置する畑に
植えられている。沖
積層で粘土比率が
高いのが特徴。この
地区のメルローにあ
りがちな未熟な青臭
さを感じさせないの
は、やはりこの畑の日照条件の良さとヘクタールあたり7,000本という
密植率によるもの。(平均3房という収穫量の低さも重要)醸造に関し
ては基本的には伝統的手法を用いる。セラーには大樽が並び、醗酵
は温度管理機能のついたステンレスタンクを使用。ラグレインとメルロ
ーに関しては一部バリック熟成も試していて、非常に良い結果を残して
いる。収穫からプレス、醗酵まで過度な力を加えずに繊細な仕事がな
される。この繊細な仕事はワインを口に含むと良く理解できることなの
だが、香り豊かで苦味、酸味、タンニン、全てを十分に有しているにも
関わらず丸みを帯びていて甘さを感じさせる。この地域独特の個性を
しっかりと反映させながらも全体のバランスは高次元でバランスさせて
いる。
イタリアワインの本当の素晴
らしさはこんな個性かもし
れない。淡い色合いで優し
い質感ながら味わい深く、
楽に喉を通り抜けていく、
余韻は若干アマーロを思わ
せる苦味とハーブ香。サン
タ・マッダレーナ・クラシコを
現地で飲む度 に、その素
朴で飾りっ気のない新鮮な
果実味に驚かされる。決し
て偉大なワインではないか
もしれない。しかし、イタリア
らしさを持った“必要”なワ
イン・・・。サンタ・マッダレー
ナの品質を一気に高めた
偉大な造り手フランツ・ゴイエールはボルツァーノの街からすぐ東に位
置する。180年続く葡萄栽培家であるが、先代までは瓶詰めはしない
でスイスにバルク売りしていた。1983年、現当主に引き継がれてから
プライベート用に瓶詰めを始め、徐々に瓶詰め比率を高め、品質を重
視するようになっていった。現在ではこ
の地方の伝統的品種スキアーヴァと
ラグレインに加えて1996年ボルツァ
ーノの南部にメルローも植樹している。
現在ではサンタ・マッダレーナ以外の
ラグレインやメルローも最高評価を得
ている。スキアーヴァの畑はボルツァ
ーノ近辺に位置し、氷堆石土壌が主
体で砂質を多く含み、真南を向く畑は
陽光を遮るものがない。平地はほとん
どなく、丘の間の緩やかな斜面は風通
しが良く、昼夜の寒暖差が非常に大き
商品記号
造り手
Gojer
69B14 Franz
フランツ・ゴイエル
ワイン
州
A.A Vernatsch "Karneid"
ヴェルナッシュ・カルネイド
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
2,100
△
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
2,500
△
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
2,800
△
Schiava95% Lagrein5% 初ヴィンテージ。新しく購入した畑。より軽やかで引き締まった酸味。
Gojer
69B15 Franz
フランツ・ゴイエル
Santa Maddalena Classico
サンタ・マッダレーナ・クラシコ
Schiava95% Lagrein5%
Gojer
69B16 Franz
フランツ・ゴイエル
Santa Maddalena "Rondell"
サンタ・マッダレーナ・ロンデル
Schiava97% Lagrein3% サンタ・マッダレーナの丘の頂上付近に位置する周囲からも尊敬を集める畑ロンデル100%。日照、土壌条件も最高でワインはより凝縮され、より果実味を感じさせる。タンニン分も豊富で通
常のサンタ・マッダレーナとは違い2年後位から深みを増してくる。
Gojer
69065 Franz
フランツ・ゴイエル
Lagrein
Gojer
69B17 Franz
フランツ・ゴイエル
Lagrein
Gojer
69498 Franz
フランツ・ゴイエル
Lagrein Riserva
Gojer
69499 Franz
フランツ・ゴイエル
Merlot Spitz
A.Adige
2007
赤
750ml
2,800
△
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
3,000
△
A.Adige
2006
赤
750ml
3,800
△
A.Adige
2006
赤
750ml
3,900
△
ラグレイン
ラグレイン
ラグレイン・リゼルヴァ
メルロー・スピツ
植え替えの為、最後のヴィンテージです。この地域のメルローとしては例外的に完熟した果実味を持っている。青い風味は一切無い。
8
TOP
Azienda .Agricola
Baron Widmann
Cortaccia , Alto-Adige , Italia
バロン・ウィドマン
完璧に確立されたアルト・アディジェ特有の透明感溢れるワイン
バロン・ウィッドマンは 1824 年からワイン醸造を行ってきた歴史ある造り
手。この地方特産のりんごやあんずの栽培と手造りのワインヴィネガー
の生産が主であり、ワインは1アイテムあたり400ケース程度の極々少
ない生産量。イタリア国内レストラン向けだけで毎年のワインは全量完
売してしまう。基本的には現当主のアンドレアスが1人で畑の管理から
醸造までを行っていて『りんごの栽培に比べてワイン造りにはロマンがあ
る。自分にしかできない、この土地にしかできないワインを造りたい。』と
言う。州都であるボルツァーノの街から約 20km南下したコルタッチャ
村にカンティーナはあり、畑はそのコルタッチャ村を取り囲むように、標
高 220mから 600mの間に散在していている。全ての畑は平地ではな
く断崖絶壁に位置しているのも大きな特徴。これは全ての作業におい
て膨大な手作業を要求されることを意味している。畑では生産体制に
入る前の樹齢 3 年以下の畑を除き完全なる有機栽培を実践している。
葡萄生育にとって完璧とは言えない厳しい気象条件のこの地域におい
て、より自然をリスペクトした葡萄造りに挑戦している。トータル 16ha の
自社畑はおおまかに 4 つのゾーンに分けることができる。標高 220mの
畑“ミッラ”にはシャルドネ、モスカート・ジャッロ、ピノ・ビアンコを植樹。
標高 230∼320mの畑“アウフォフ”と“フェルド”にはスキアーヴァ、メ
ルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョンの赤品種を。標高 350
mの“レイン”、“ドルンメン”、“ノケリッシュ”の各畑にはスキアーヴァ、ソ
ーヴィニョン、ゲヴルツトラミネールが栽培されている。さらに標高 600
mの畑“スルツホフ”にはソーヴィニョンとピノ・ビアンコが植えられている。
(畑の名前:そのゾーンの地理的名称のほか、ドイツ語で家を意味する
Hof ホフがつく場合はかならず一族が所有する大きな家が隣接してお
り、それがそのままワイン名になっているものもある。)アルプス山脈を
南北に一直線に切りこんだような渓谷の底に流れるアディジェ川西側
に位置するコルタッチャ村は日中の照り返しが非常に激しく、夏の旱魃
商品記号
造り手
が一番の悩みと言う。一般に冷涼なイメージを持たれている地方だが、
彼らが最も心配するのは白ワインのアルコール度数が上がりすぎてしま
うこと。平坦な味わいにならないように、完熟しても酸味を失わないよう
に細心の注意を払う。また有機栽培を取り入れることにより水不足にも
耐えうる丈夫な葡萄樹に育て上げるのだと言う。現当主のアンドレアス
は、ボルツァーノ人の典型ともいえる。ドイツ人気質で、勤勉、まじめで
実直な人柄。近隣の造り手ニードリスト、フランツ・ゴイエール、クーエン
ホフらと親交が厚く、常に情報交換をしながら互いのワイン造りを高め
あっている。それぞれのワインの生産量は 2000 本から 7000 本、最も
生産量の多い地場品種スキアーヴァのみがわずかに 1 万本を超える
程度。年間総生産量が 3 万 5000 本程度という極少量の生産であり、
その全ては 16ha の自社畑から造られている。今年のリリースから、クー
エンホフらがすでに試みているスクリューキャップを一部のワインに採
用。年々深刻化するコルクトラブルと、世界的なコルク不足に対するエ
コ的観点から導入に踏み切ったそう。スキアーヴァには従来どおりコル
クを使用しているが、これは
『スキアーヴァは酸素を好む
品種であることと、還元状態に
陥りやすい品種』だから。発
酵・熟成にはいまだに伝統的
な大樽のみを使用している。
ぜひ、一度彼のワインを試して
欲しい。アルト・アディジェの『ら
しさ』と言っても良いかもしれな
い細かでキラキラとしたミネラルと伸びのある酸味、更には適度に、決
して主張しすぎないアルコールや果実感がバランスしていて本当に美
しい。イタリアらしからぬ魅力を秘めている。
ワイン
Widmann
69756 Baron
バロン・ウィッドマン
Weinberg Dolomiten "Weiss"
Widmann
69B73 Baron
バロン・ウィッドマン
Weinberg Dolomiten "Weiss"
ヴァインベルグ・ドロミテン・ヴァイス
州
ヴィンテージ
色
サイズ
A.Adige
2008
白
750ml
新入港 A.Adige
ヴァインベルグ・ドロミテン・ヴァイス
白
750ml
参考上代 在庫
3,500
△
3,500
8下
入港
年間生産量5000本。Pinot biancoとChardonney(このヴィンテージは少量ソーヴィニョンもブレンド)畑は“ミッラ“ (250m)と“スルツホフ” (600m)でグイヨー。収穫は9月19日(ミッラ) 10月7、18日(スルツホフ)
12ヘクトリットルのオーク樽でシュール・リー熟成。
Widmann
69757 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Sauvignon
Widmann
69B74 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Sauvignon
A.Adige
シュッドチローラー・ソーヴィニヨン
新入港 A.Adige
シュッドチローラー・ソーヴィニヨン
2008
2009
白
白
750ml
3,500
△
8下
入港
750ml
年間生産量5000本 。様々な異なるクローンのソーヴィニョン・ブラン。“アウホフ” (260m), “レイン” (350m) と“スルツホフ” (600m)の畑から。グイヨー仕立。収穫は9月12日(Aアウホフ、レイン) 、10月6
日(スルツホフ) 発酵・熟成ともにステンレスのみ。
Widmann
69758 Baron
バロン・ウィッドマン
Widmann
69B75 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Goldmuskateller
A.Adige
シュッドチローラー・ゴールドムスカテラー
Sudtirolers Goldmuskateller
シュッドチローラー・ゴールドムスカテラー
2008
白
750ml
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
A.Adige
2008
赤
750ml
新入港 A.Adige
2009
赤
750ml
3,500
△
8下
入港
年間生産量1000本。畑は"ミッラ" (250m)でグイヨー仕立て。 収穫は10月21日。発酵・熟成ともにステンレスタンクのみ。
Widmann
69759 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Vernatsch
Widmann
69B76 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Vernatsch
シュッドチローラー・ヴェルナッシュ
シュッドチローラー・ヴェルナッシュ
2,800
△
8下
入港
年間生産量10000本。畑は“ノケリッシュ” (340 m)で、仕立ては伝統的なペルゴラ。収穫は10月1日。アルコール発酵のみステンレス。マロラクティックからオークの大樽で行う。難しいヴィンテージなが
らスキアーヴァらしい独特の風味を綺麗に表現。素晴らしいワインに仕上がった。
Widmann
69B77 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Weisbrugnder
Widmann
69B78 Baron
バロン・ウィッドマン
Sudtirolers Gewurztraminer
Widmann
69B79 Baron
バロン・ウィッドマン
Weinberg Dolomiten "Rot"
シュッドチローラー・ヴァイスブルグンダー
シュッドチローラー・ゲヴュルツトラミネル
ヴァインベルグ・ドロミテン・ロト
9
8下
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
3,100 入港
新入港 A.Adige
2009
白
750ml
3,800 入港
新入港 A.Adige
2008
赤
750ml
4,500 入港
8下
8下
TOP
Tenuta
Kofererhof
Valle Isarco , Alto-Adige , Italia
コフェレルホーフ
イタリア最北の産地シュッド・チロル ヴァッレ・イサルコワインの独自性
イタリア最北の産地がアルト・アディジ
ェのヴァッレ・イサルコ地区。アルト・ア
ディジェの州都ボルツァーノから北へ
20km 以上、更に20km も行けばオ
ーストリア領となる国境付近に位置す
る。言語はドイツ語が主となっていて
街の道路標識もドイツ語。この辺り一
帯は南チロル地方と呼ばれ、住人は
自らのことを南チロル人と呼ぶ。郊外
にはブリューワリーが点在し、街にはビ
ア・パブが立ち並び、皆プレッツェルを
頬張っている。食文化も勿論、ワイン
造りもオーストリアの文化を色濃く反映
させていて、適度なアルコールに繊細
で伸びやかな酸とクリスピーなミネラルが印象的。他には存在しない独
自の文化がここにはある。イサルコ渓谷は険しくテラス状になっていて、
急斜面の畑は葡萄生育にとっては非常に厳しい環境となっている。
標高は700m を超え、場所によっては1000m を超える。よって、育つ
葡萄品種はシルヴァーナーやミュラートゥルガウ、ケルナー、そしてリー
スリングなど気温の低さに対応できるドイツ系品種が主になっている。
ヴァッレ・イサルコの象徴はノヴァチェッラ修道院。壮大な規模の修道
院で観光地としても有名だが、地域に根ざして高品質なワイン造りやり
んご栽培も行っている。コフェレルホーフは1940年から葡萄栽培を行
っていて、1995年に瓶詰めを始めるまでアバッツィア・ディ・ノヴァチェ
ッラ修道院に葡萄の状態で販売していた。コフェレルホーフの葡萄の
品質の高さは有名で単独でのボトリングの要望が高まり、95年以降、5.
8ヘクタールの畑から年産僅か4000ケース弱を生産、販売するに至
っている。畑は肥沃な黒い土壌に若干の砂質が混じる。街は崖の窪地
にできていて畑は街や修道院に隣接している。その為、畑では科学薬
品の使用を避けていて、使われるのは硫黄、銅のみ。(これも最低限
の量に抑えられる)植樹率はヘクタールあたり6000∼7000本の高
商品記号
造り手
69720 Kofererhof
コフェレルホーフ
密植。葡萄
が育つ限界
に近い標高
だけに昼夜
の寒暖差は
非常に大きく、
葡萄に強靭
な酸を与え
る。一方で、
夏場はイタリ
アでも最も高
い気温にな
ることもある
位に日照条
件が良く、こ
の時期に葡
萄の生育度
は上がる。発
酵・熟成に関
しては基本
的にステンレ
スタンクのみ
で葡萄品種
本来の香や
味わいの個性を大切にしている。(ピノグリージョとシルヴァーナーは一
部古木樽を使用)所有畑はピノ・グリージョ:1.25ha ゲヴュルツトラミ
ネル:0.85ha ケルナー:1.8ha ミュラー・トゥルガウ:0.8ha シル
ヴァーナー:0.65ha となっている。いずれのワインも、ほとんどが地元
リストランテでしか飲めないワインであったが、今回初めて日本向けに
極少量出荷が実現した。
ワイン
Valle Isarco Sylvaner
ヴァッレ・イサルコ・シルヴァネール
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
A.Adige
2008
白
750ml
3,300
△
A.Adige
2008
白
750ml
3,300
△
A.Adige
2007
白
750ml
3,500
○
A.Adige
2007
白
750ml
3,900
△
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。硬く尖った味わいながら熟度も高い。
69718 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Muller Thurgau
ヴァッレ・イサルコ・ミュラートゥルガウ
非常に強いミネラルと酸だが、口中ではハーブ香を主体に熟した果実を感じさせる。ステンレスタンク熟成。
69719 Kofererhof
コフェレルホーフ
V.Isarco Pinot Grigio
ヴァッレ・イサルコ・ピノ・グリージョ
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。糖度は低く、エレガント。
69716 Kofererhof
コフェレルホーフ
V.Isarco Kerner
ヴァッレ・イサルコ・ケルナー
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。柑橘系でフレッシュな質の高い酸と少しスパイスを感じさせるリースリングにも通づる香が特徴的。食事を盛り上げてくれる。
69717 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Gewurztraminer
ヴァッレ・イサルコ・ゲヴュルツトラミネール
A.Adige
2008
白
750ml
4,100
△
A.Adige
2007
白
750ml
4,200
△
新入港 A.Adige
2008
白
750ml
4,300 入港
比較的ドライでミネラルに溢れた造り。華やかな香とは対照的。ステンレスタンクのみ。
69505 Kofererhof
コフェレルホーフ
Valle Isarco Gruner Veltliner
ヴァッレ・イサルコ・グリューナフェルトリナー
ニュートラルな香ながらとろみさえあ感じるボリューム感。標高は800mを越す畑。ステンレスタンクのみ。
69B80 Kofererhof
コフェレルホーフ
V.Isarco Riesling
ヴァッレ・イサルコ・リースリング
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。硬く尖った味わいながら熟度も高い。
10
8下
TOP
Azienda. Agricola
Francesco Josko Gravner
Oslavia , Friuri Venezia Giulia , Italia
フランチェスコ・ヨスコ・グラヴネル
『自分の理想のワイン2003年は過去最高のリボッラ』
『偉大なワインとは赤ワインのことを言うものだ。しかし、偉大な白ワイン
を挙げろと言ったら、私は間違いなくグラヴネルを選ぶ。』この有名な
言葉はジャンフランコ・ソルデーラによるもの。また、シャンパーニュのジ
ャック・セロスは数少ない尊敬する造り手の筆頭にグラヴネルを挙げて
いる。そして、近年長いマセレーションを行った白ワインを数多く産出し
ているオスラヴィア一帯でもヨスコを尊敬する造り手は数知れない。
飲み手を説き伏
せるような難解さ
と誠実で純真、
しみじみとした旨
味を持ち合わせ
る。黄金色にオ
レンジが入り込ん
だ濃厚な液体は
口中で噛める様
でとろみさえ感じ
させる。豊富なタ
ンニン。確かに初めて飲む方は驚くかもしれない。しかし、ヨスコ・グラヴ
ネルは特異なワインを造ろうとしている訳ではない。紆余曲折を経て、
彼の信念を貫き、現在のワイン造りに辿りついているだけ。80年代、彼
はシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどの国際的な品種を培養酵母
で温度管理
機能付きの
ステンレスタ
ンクに入れて
醗酵させて
いた。今とは
全く違うクリ
ーンなワイン
であった。そ
の後、バリッ
クで野生酵
母よる樽醗
酵・樽熟成を行なうようになる。(この時点で既に各評価誌において最
高評価を得ている)1995年、地品種リボッラを単一品種で瓶詰め開
始。同時に、低温下での短期間のマセラシオンを始め、熟成には古大
樽を使うように。(人為的な関与をできるだけ減らし、品種やヴィンテー
ジ、テロワールをより強く反映したワインを造る事を志向するようになる)
商品記号
造り手
Gravner
69462 Josko
ヨスコ・グラヴネル
1997年に
は木製開放
式醗酵槽を
用い、醗酵
のほぼ全工
程 ( 2-3 週
間)を皮ごと
行なうように。
更には発酵
時の季節温
度変化もヴィ
ンテージの
表現には必
要不可欠と
し発酵時の
温度管理を
廃止。そして、
2001年、遂
に以前から
実験的に始
めていたアン
フォラでの醸
造を始める。
3,000リット
ル程のアンフォラを地中に埋め、そこに除梗・破砕した葡萄を入れ醗
酵。勿論、自然酵母のみ。醗酵終了後も、皮や種を取り除くことなく、
他のアンフォラのワインと合わせアンフォラ内をワインで満たした状態に
し、蓋をして 5-6 ヶ月の間熟成させた後、圧搾し皮と種を取り除き、大
樽に移し変えてさらに 1 年熟成させた後ボトリングする。地中に埋めた
アンフォラでのワイン造りに行き着いたヨスコは、失敗を繰り返し必然的
に今のワイン造りに辿りついたと言う。近年、アンフォラによるワイン造り
が各地で見直されるようになってきたことに少し違和感を憶えている様
であまり良い顔をしない。恐らく、自らの長い経験から辿りついたワイン
造りをスタイルだけ模倣されたり、更にはワインに対して固定観念を抱
いている飲み手による心無い批判や中傷に嫌気がさしているのだと思
う。ソルデーラやジャック・セロス、ニコラ・ジョリー・・・彼の理解者が多く
いるのもうなずける。ワインに対する固定観念をはずして素直に口に含
んだ時、ひとつの偉大な個性が見えてくるのかもしれない。
ワイン
Collio Ribolla Gialla
コッリオ・リボッラ・ジャッラ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
F.V.G
2003
白
750ml
10,500
○
2003
白
750ml
10,500
○
最高のヴィンテージ2003。 エチケットのもなっている70年を越す樹齢のリボッラはこの素晴らしいヴィンテージを記念してピニョーロに植え替えられた。
Gravner
69461 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Collio Bianco Breg
F.V.G
コッリオ・ビアンコ・ブレッグ
Chardonnay Sauvignon Blanc Pnot Grigio シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを合わせてアンフォラで発酵。遅摘みのピノグリージョは別に発酵・熟成。味わいのバランスを取りながらブレンドして出荷。
Gravner
69940 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Rosso Gravner
ロッソ・グラヴネル
F.V.G
2002
赤
750ml
10,000
△
F.V.G
1997
赤
750ml
26,000
△
Merlot 90% Cabernet Sauvignon 10%
Gravner
69678 Josko
ヨスコ・グラヴネル
Rosso Rujno
ロッソ・ルーニョ
Merlot 100% 良年のみ4,000本程度造られる。
11
TOP
Azienda. Agricola
Dario Princic
Oslavia , Friuri Venezia Giulia , Italia
ダリオ・プリンチッチ
今最も注目を集めるフリウリワイン“ビアンコ・トレベッツ”
ヨスコ・グラヴネルの親友であり、スタンコ・ラディコンやラ・カステッラー
ダのニーコとは同級生。しかし、ダリオは異質だ。彼等が代々続くカンテ
ィーナの子供であったのに対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣
のレストランやホテルに食材やグラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕
事をしていたのだと言う。ワイン造り
への情熱をおさえられるわけもなく、
1993年から自家瓶詰めを開始。
技術的なことの多くはスタンコ・ラ
ディコンから教わりながらワイン造り
に対する考えを同じくしていった。
ボトリングを始めてからの10年間、
ワインは全く売れず、友人であるラ
ディコンやラ・カステッラーダ、グラ
ヴネルが世界的にも注目を集める
中、自宅1階部分で居酒屋を営み
ながら、量り売りで自らのワインとサ
ラミを販売し生計を立てていた。
(ビアンコ・ロッソはこの居酒屋で出
されていたワイン)しかし、ダリオの
ワインは“特別”だった。2004年の
ヴィラ・ファヴォリータにて当時、無
名のダリオ・プリンチッチによる長期間マセラシオンされオレンジがかっ
た白ワイン、ビアンコ・トレベッツ2002が人気を博した。不遇の10年間、
そしてレストラン卸の仕事を通してダリオは直接飲み手と触れ合い、そ
のバランス感覚を自然と高めていたのであろう。イタリア国内だけでなく、
国外でも爆発的な人気となり、全てのワインが毎年完売してしまうまで
になってしまった。(現在では割当制)ダリオのワインは特別だ。グラヴ
ネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すよ
商品記号
造り手
Princic
69B07 Dario
ダリオ プリンチッチ
うな素気ない冷たい
印象が全くなく、誰
にでも近寄ってきてく
れる『優しさ』に溢れ
ている。華やかで豊
潤に香るアタックは
口中に強烈に長く留
まる。しかしながら、
長期間のマセラシオ
ンによる『ワインの重
さ』はあまり感じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽
さ』がある。『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちで
ワインを造っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』ダリオが言う
ように彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果皮浸透による
タンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して果実のフレッ
シュ感、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。ダリオにしか
できない高次元でバランスされたワイン
と言えるのではないだろうか。勿論、畑
では最大限自然に敬意を払った葡萄
育成が行われている。一切の化学薬品
の不使用(有機の堆肥を 3 年に1回程
度)。醸造も自然まかせ。温度管理は
せず、天然酵母のみで発酵。温度差や
薬品による安定化、フィルタリング、清
澄などもせず(清澄は、ボトリング前にス
テンレスタンクで休ませることで十分)に、ボトリング前のごく少量の酸化
防止剤(1 リットルあたり 20∼22mg)を添加するのみ(発酵時や、澱引
き時には使用しない)。
ワイン
Vino Bianco Venezia Giulia
ヴィノ・ビアンコ・ヴェネツィア・ジューリア
新入港
州
ヴィンテージ
色
サイズ
F.V.G
[2009]
白
750ml
参考上代 在庫
2,900
◎
45% Chardonny, 35% Sauvignon, 20% Pinot Grigio上部開放発酵桶ですべて一緒に発酵、4日間のマセレーション後、ステンレスタンクで熟成。翌年春に若干の熟成したワインをブレンドして休ませた
後ボトリングされる。経営する居酒屋で出されている地酒。生産本数:500ケース程度。
Princic
69B06 Dario
ダリオ プリンチッチ
Vino Rosso Venezia Giulia
ヴィノ・ロッソ・ヴェネツィア・ジューリア
新入港
F.V.G
[2009]
赤
750ml
2,900
◎
70% Merlot、30% Cabernet Sauvignon上部開放発酵桶ですべて一緒に発酵、10日間のマセレーション後、ステンレスタンクで熟成。翌年春に若干の熟成したワインをブレンドして休ませた後ボトリング
される。経営する居酒屋で出されている地酒。生産本数:200ケース程度。
Princic
69B08 Dario
ダリオ プリンチッチ
Bianco Venezia Giulia "Trebez"
ビアンコ・ヴェネツィア・ジューリア・トレベツ
新入港
F.V.G
2006
白
750ml
4,900
△
40% Chardonnay、30%Sauvignon、30%Pinot Grigio シャルドネとソーヴィニョンは一緒に発酵・マセレーション、ピノ・グリージョのみ別に発酵・マセレーションしたのちブレンドし、一緒にマロラクティク発
酵。ヴィンテージによってセパージュは変わる。
Princic
69B13 Dario
ダリオ プリンチッチ
Bianco Venezia Giulia "Jakot"
ビアンコ・ヴェネツィア・ジューリア・ヤーコット
新入港
F.V.G
2007
白
750ml
6,000
△
750ml
6,000
△
750ml
5,800
△
750ml
8,000
△
10,500
△
100%Tocai Friulano25日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20∼22mg)
Princic
69B09 Dario
ダリオ プリンチッチ
Ribolla Gialla Venezia Giulia
リボッラ・ジャッラ・ヴェネツィア・ジューリア
新入港
F.V.G
2005
白
100%Ribolla Gialla 35日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20∼22mg)
Princic
69B10 Dario
ダリオ プリンチッチ
Pinot Grigio Venezia Giulia
ピノ・グリージョ・ヴェネツィア・ジューリア
新入港
F.V.G
2007
白
100%Pinot Grigio 7日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20∼22mg)
Princic
69B11 Dario
ダリオ プリンチッチ
Cabernet Sauvignon Venezia Giulia
カベルネ・ソーヴィニヨン・ヴェネツィア・ジューリア
新入港
F.V.G
2001
赤
100%Cabernet Sauvignon 50日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20∼22mg)
Princic
69B12 Dario
ダリオ プリンチッチ
Merlot Venezia Giulia
F.V.G
2002
新入港
12
100%Merlot 45日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20∼22mg)
メルロー・ヴェネツィア・ジューリア
赤
750ml
TOP
Azienda. Agricola
Ca’ la Bionda
Marano di Valpolicella , Veneto, Italia
カ・ラ・ビオンダ
ブルゴーニュのようにしなやかでミネラルに富んだ味わい
ヴァルポリチェッラを語る上で最も重要な造り手クインタレッリをしてヴァ
ルポリチェッラで最も優れた畑と言わしめたのがこのカ・ラ・ビオンダの
畑。ヴァルポリチェッラは非常に広大な生産地だが、西1/3が
Classico を名乗れる昔からの生産地で標高も高く石灰分を含む比率
も高い優良な畑。Classico エリアは3つの谷が連なっている。その中央、
マラーノ丘の東面にカ・ラ・ビオンダの中心的な畑は位置する。マラーノ
の丘は海底が隆起して出来上がったもので海の沈殿物が何層にも重
なっていて石灰分が豊富。地面は白く柔らかい岩質で覆われている。
標高は150∼300m。平均樹齢は50年程度で区画によっては70年
を越す。自分達を農民と称するカステッラーニ家はヴァルポリチェッラ
の自然に敬意を払い、一切薬剤の使用をしない。除草剤も使用せず、
3代目である先代
の父親を中心に
毎日、畑に出て葡
萄樹の管理をして
いて、昨年の剪定
された枝や果実、
牛糞などが肥料
に使われる循環
型農業が機能し
ている。霧の多い
この地域ではリス
クも高いが100年も続けてきたので葡萄樹が強くなってきていて病気
に対する抗体が出来上がっていると言う。収穫は全て手摘み。写真の
商品記号
造り手
ワイン
la Bionda
69766 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
ような籠を使い葡
萄が重なり、その
重さで傷つくことの
ないよう細心の注
意を払って収穫。
完熟に拘り、収穫
時期は各パーセ
ルによって微妙に
変えている。アマ
ローネに使用する
葡萄の収穫から2
週間程度遅れてヴァルポリチェッラの収穫に入る。『ヴァルポリチェッラ
ではなく、マラーノの特徴を表現したい。マラーノ渓谷は、その標高の
高さと石灰分、冷涼な気候から繊細さをワインに与えてくれる。』アマロ
ーネは陰干しからくる独特の風味とアタックに感じられる凝縮度の強さ
に圧倒されがちだが、果実味の奥にブルゴーニュのような繊細さを感じ
させ、余韻を味わえるワインに仕上げたいと彼等は言う。その為には、
カビに侵されていない健全で完熟した葡萄を適度なマセレーションを
行い、畑に自生する自然酵母を使って発酵させることが重要とのこと。
フィルタリングは味わいの複雑味を破壊してしまうとの理由で行わない。
また、発酵時の SO2 の添加は一切無し。瓶詰めの際に最低限加える。
(40 mg/liter)カンティーナにはソルデーラやジャコモ・コンテルノ、ポッ
ジオ・ディ・ソットの空ボトルが置かれている。彼らの目指しているスタイ
ルが良く分かる気がした。
州
ヴィンテージ 色
サイズ 参考上代 在庫
Valpolicella Classico
ヴァルポリチェッラ・クラシコ
△
Veneto
2008
赤
750ml
2,200
Veneto
2006
赤
750ml
2,500
△
2,500
8下
入港
80 % Corvina e Corvinone, 20% Rondinella 5% Molinara.
la Bionda
69089 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Valpolicella Classico Superiore"Ravazzol"
la Bionda
69B97 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Valpolicella Classico Superiore"Ravazzol" 新入港
ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・ラヴァッツォル
ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・ラヴァッツォル
Veneto
2007
赤
750ml
70% Corvina, 20% Corvinone,10% Molinara 石灰岩が多く白い土壌。畑には貝の化石が非常に多く見られる。地中深くまで小石が存在し、この小石が畑の温度を上げる。この畑は特にワインに上品さ
を与え、重くない鉱物的ニュアンスを表現してくれる。また熟成ポテンシャル高いのも特徴。
la Bionda
69090 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Valpolicella Classico Superiore"Campo Casal Vegri"
ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・カンポ・カサル・ヴェッリ
Veneto
2006
赤
750ml
3,400
△
750ml
8,500
△
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella ネグラールを望む東向き斜面の畑。独特の微気候を有する畑で伝統的なスタイルを産むと言われ、単一畑でボトリングしている。
la Bionda
69613 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Corvina Veronese
Veneto
コルヴィーナ・ヴェロネーゼ
2005
赤
100% Corvina 彼等の畑でも最も樹齢が古い区画を中心に最高の葡萄のみを500Lのトノー1樽分だけ試しに醸したところ、彼等が思った以上に素晴らしいフィネスを持ったワインが出来上がったと言う。※自
然酵母で28°程度で30日間発酵。30ヶ月間トノーで熟成。最高の出来栄え。
la Bionda
69092 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico
la Bionda
69B98 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ
△
Veneto
2004
赤
750ml
6,000
新入港 Veneto
2006
赤
750ml
6,000 入港
Veneto
2004
赤
1500ml
17,800
△
Veneto
2005
赤
750ml
7,000
△
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ
8下
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella
la Bionda
69095 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico"Ravazzol"
la Bionda
69980 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Amarone della Valpolicella Classico"Ravazzol"
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・ラヴァッツォル・マグナム
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・ラヴァッツォル
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella 標高200∼300mの畑で最もエレガントなワインを産む畑。 最高レベルの選果を行い、カンティーナ2階で40%程水分をとばす。香を大事にする為15度以下で醗酵
を行う。伝統的大樽で熟成。
la Bionda
69093 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
Recioto della Valpolicella Classico
レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ
Veneto
2004
赤
500ml
5,600
△
Veneto
2001
白
500ml
4,800
△
70% Corvina,10% Corvinone, 20% Rondinella
la Bionda
69094 Ca'
カ・ラ・ビオンダ
90% Garganega, 10% other
Bianco Passito
ビアンコ・パッシート
13
TOP
Azienda. Agricola
Marsuret
Valdobbiadene, Veneto, Italia
マルスーレ
プロセッコ種本来の香、味わいを誠実に表現することが責任
『プロセッコがDOCGに昇格するこ
とを未だに納得していない人が多
くいることも事実だ。しかし、元々
原産地呼称制度は価格や希少価
値ではなく、その産地、ワインの個
性を守る為に存在したはずであり、
プロセッコ種にはその可能性が十
分にあると確信しているし、近年の
プロセッコはテロワールの表現とい
う意味でも1つ上のステップに進ん
だように思える。』その土壌は変化
に富んでいる。氷河期に由来する
氷堆石が主となるが、アルプス山
脈を形成する石灰土壌が所々顔
を出しているかと思えば、海に由
来する泥岩や砂岩質も存在する。
非常に起伏に富んだ土地で数メートルごとに土壌も変化するし、この狭
いエリア内で標高差は軽く200m を越す。特にマルスーレは、ほぼ全て
の畑を丘の頂上部の南側斜面に
所有している(一部ヴァルドッビア
ーデネの外側にも所有)のが特徴
でプロセッコのイメージとは全く異な
る急斜面の畑になっている。勿論、
この急斜面にはトラクターは入るこ
とができないので、耕作から収穫
まで全ての作業は人間の手によっ
て行われることとなる。また、彼等
の畑では有機的な取組みが成さ
れていて出来る限り化学的な肥料
を制限し、健全な葡萄の栽培に努
めている。『私達のプロセッコはシ
ャルマ方式によって完成し、プロセ
ッコ種の本来の個性を表現するこ
とを最重要と考えている。』とマッ
商品記号
造り手
69740 Marsuret
マルスーレ
シモ氏が言う
ように、健全
な状態で適
度に熟した
葡萄を素早
くプレスし、
自然酵母で
発酵させる。
更には瓶内
ではなく、大
きなタンク内
で2次発酵を
行うことで酵母や澱に影響されずにプロセッコ本来のアロマティックで華
やかな白い果実を思わせる香が素直に生かされることとなる。シャンパ
ーニュやフランチャコルタに存在する砂糖を焦がしたような香ばしい風
味や後口のボリューム感は発酵行程に起因していることがほとんどで、
プロセッコ種のフレッシュさを表現するには邪魔になるようだ。白桃、青
りんご、シトラスに少し東洋的なスパイスを思わせるマルスーレのプロセ
ッコはプロセッコ種の本来の特徴を忠実に表現しながらも味わいの骨
格、酒質という意味では従来のプロセッコのそれを大きく上回っている。
『有機的アプローチによって強くなった葡萄樹が大きな要因。』と言うが、
更に特筆すべきは飛び地のように所有している葡萄畑の多様なテロワ
ールをブレンドしていることとその樹齢の高さ。最も古い企画では70年
を越し、50年以上の樹が半分以上を占めるというプロセッコにしては贅
沢な環境と言える。最後にマルスーレは家族経営で成り立っている。
マッシモ氏を中心に家族全員がプロセッコ種の個性を守り続けることに
情熱を燃やす。葡萄の樹齢が若い畑や微気候によって何らかの問題
が発生した畑はその段階で販売用に回される。そして第二段階、手作
業による収穫時に選別が行われマルスーレの品質基準を下回るもの
は販売に回されると言う。マルスーレのブランド、そしてプロセッコの本
来の姿を知ってもらう為に彼等の畑で収穫された葡萄は驚くべきことに
半数以上を大手プロセッコメーカーに販売しているのだと言う。『栽培
から醸造までプロセッコの個性を誠実に表現したい。 日本の皆さんと
も価値観を共有できたら嬉しい。』
ワイン
Prosecco dei "Colli Trevigiani" I.G.T≪Extra Dry≫
プロセッコ・ディ・コッリ・トレヴィジャーニ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Veneto
N.V
泡
750ml
2,100
◎
Veneto
N.V
泡
750ml
2,400
◎
Veneto
N.V
泡
750ml
2,400
◎
Veneto
2008
泡
750ml
2,800
△
Prosecco 100% 白桃の香に少し香草のニュアンス。
69946 Marsuret
マルスーレ
Prosecco "Vardobbiadene" ≪Brut≫
プロセッコ・ヴァルドッヴィアーデネ・ブリュット
Prosecco 100% プロセッコらしい甘味を感じさせる香ながら口中では非常にドライ。食前にぜひ。
69741 Marsuret
マルスーレ
Prosecco "Valdobbiadene" D.O.C ≪Extra Dry≫
プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ
Prosecco 100% 白桃の香が非常に鮮明に出てくる。口中でも、余韻でも完熟した果実の満足感。
69742 Marsuret
マルスーレ
Prosecco "Valdobbiadene" Millesimato D.O.C
プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ・ミレジマート
Prosecco 100% 白桃の香から更に熟度が上ったメロンのような雰囲気。泡も優しくエレガント。
14
TOP
Azienda. Agricola
Cavallotto Vitivinicola Bricco Boschis
Castiglione Falletto, Piemonte, Italia
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
カスティリオーネ・ファレットの代表的モノポール『ブリッコ・ボスキス』の復活
長くブリッコ・ボスキスから産ま
れるネッビオーロはその大きさ
を表現できずにいたのではな
いかと思う。2000年代に入り
一気にその素晴らしい個性を
復活させたカヴァロット一族は
1948年から5世代に渡ってカ
ンティーナを運営している。
古典派バローロと言えば必ず
名前が挙がる名手であり、地
元では偏屈者として非常に有
名なジュゼッペ氏が現在の当
主となっている。カンティーナ
はブリッコ・ボスキスの丘の上
部に位置し、全ての畑はカヴァ
ロットのカンティーナを取り囲む
ように位置している。ワインとしてのバランスに優れながらも力強い酒質
を誇り、優しく広がりのあるアフターの中にネッビオーロらしいしっかりとし
た骨格を感じさせてくれるカスティリオーネ・ファレットのバローロ。そのカ
スティリオーネ・ファレットを代表する畑で、周辺の造り手達も羨む好立
地であるブリッコ・ボスキスは標高、日当たり、風通し、土壌、樹齢、全
てにおいて最高の条件を有している。アルフィオとジュゼッペ兄弟は、
『カスティリオーネ・ファレットのバローロが持つ本来の表情をブリッコ・ボ
スキスの畑から皆さんにお届けしたい。それが最も重要なことだと考え
ている。』 と語り、先代から続く古典的なワイン造りを継承していくこと
を誓ってくれた。その厳格な姿勢は畑でも実践されている。収穫量は3
2−38hl/ha にまで制限される。(ネッビオーロ・ダルバでさえ40hl/ha
以下)化学農薬はほとんど使われない。銅、硫黄に由来するもののみ
若干量使用されている。除草剤も一切使用しない。葡萄樹と葡萄機
の間には自然に自生する雑草をある程度まで生やしたままにしておき、
商品記号
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2005
赤
750ml
8,200
△
2003
赤
750ml
11,000
△
Piemonte
2003
赤
750ml
11,000
△
Piemonte
2007
赤
750ml
4,500
△
Bricco Boschis Barbera d'Alba Bricco Boschis "Cuculo"
69881 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バルベーラ・ダルバ・ブリッコ・ボスキス・ククロ
Piemonte
2005
赤
750ml
3,800
△
Bricco Boschis Dolcetto d'Alba Bricco Boschis "Melera"
69885 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ドルチェット・ダルバ・ブリッコ・ボスキス・メレラ
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
△
Bricco Boschis Langhe Chardonnay Bricco Boschis
69887 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・シャルドネ・ブリッコ・ボスキス
Piemonte
2008
白
750ml
3,300
△
Bricco Boschis Langhe Bianco Pinot Nero
69886 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・ビアンコ・ピノ・ネロ
Piemonte
2008
白
750ml
3,300
△
69988
造り手
ある一定の高さまで育った段階で手作業で刈っていき、そのまま畑を
耕すことなく放置しておくという不耕起栽培を実践している。醸造所は
近年大きく変更された収穫した葡萄をすみやかに発酵槽に受け入れ
られるようにスペースが大きくなったこと。発酵槽が置かれた部屋と熟
成庫も少し広がった。セラー内の仕事は先代とほぼ変りはなく伝統的
なスロヴェニアン・オークでゆっくりと熟成される。全ての作業がスムー
ズに行われるようになったこと、自然農法を導入し時間を経たことで葡
萄の質が確実に上ったこと、セラー内が清潔に保たれていることが近
年の垢抜けた味わいに寄与しているように思われる。カヴァロットでは3
種のバローロを造っている。1945, 1966 年に植樹された1.56ha(南
南西向)のクリュから産まれる Barolo Vignolo Riserva。ブリッコ・ボス
キスよりも低い位置にあり、優美な甘味を備えている。他の2つのワイン
よりパワフルでありながら優しくクリーミーな口当たりを持っている。カス
ティリオーネ・ファレットのキャラクターを素直に表現するクリュ、San
Giuseppe はブリッコ・ボスキス
の区画の一部であり、最も古
い樹で73年を越す優れた区
画。絶対的な威厳を持ちカス
ティリオーネ・ファレットらしさを
最大限に発揮したカスティリオ
ーネ・ファレットを代表する偉
大なワインに仕上がっている。
そして最後にカヴァロットの代
表 的 ワ イ ン で あ る Bricco
Boschis。ブリッコ・ボスキスはヴィラージュワインではない。ブリッコ・ボ
スキスの畑(5.04ha 南東∼南西)のみの葡萄を使い色々な大きさの
スロヴェニアン・オークの大樽で36ヶ月間熟成させた、しっかりとしたス
トラクチャーを持った厳格なスタイルのバローロである。熟成によってそ
の艶かしさを増していくとクラシックなバローロ特有の落ち着きある味わ
いの世界を見せてくれる。
ワイン
Cavallotto Bricco Boschis
Barolo Bricco Boschis
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・ブリッコ・ボスキス
参考上代 在庫
カヴァロットを代表する銘酒。南東から南西までの畑の葡萄をブレンドすることにより、よりストラクチャーのしっかりしたバローロを造り出す。
Bricco Boschis Barolo Riserva Bricco Boschis "San Giuseppe"
69883 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・リゼルヴァ・ブリッコ・ボスキス・サン・ジュゼッペ
Piemonte
ブリッコ・ボスキスを代表するバローロ。カスティリオーネ・ファレットらしさを最大限に表現している。樹齢は73年を超える区画もある貴重なワイン。
Bricco Boschis Barolo Riserva "Vignolo"
69884 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
バローロ・リゼルヴァ・ヴィニョーロ
ブリッコ・ボスキスの下部に位置する畑でよりジューシーで柔らかい口当たり。割と若い内から楽しめるのも特徴。
Bricco Boschis Langhe Nebbiolo Bricco Boschis
69888 Cavallotto
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ランゲ・ネッビオーロ・ブリッコ・ボスキス
ほとんどバローロと言っても良いのではないだろうか?非常に高い品質。比較的若い樹が使われる。
Pinot Nero 100% 非常に珍しいピノ・ネロから造られるブラン・ド・ノワール。
15
TOP
Azienda. Agricola
Mario Marengo
La Morra, Piemonte, Italia
マリオ・マレンゴ
レ・ブルナーテ最高の畑からラ・モッラらしい成熟したエレガンス
『私が知っている中で間違いなく最高の畑だ』これは今やバローロを代
表する造り手となったエリオ・アルターレの言葉。ラ・モッラの最大の長
所である繊細さを最も高いレベルで表現することが可能なのはラ・モッ
ラの中でも限られた畑であり、その最も重要な畑がブルナーテである。
しっかりとした骨格、構成を持ちながらも、(勿論若いうちはネッビオーロ
らしい豊富なタンニンと酸に隠れているが)他に代替のない、まさにテロ
ワールでしか説明がつかない繊細さを持っている畑、ブルナーテ。マレ
ンゴの所有する僅か1.5ha の真南を向いたブルナーテから産まれる
ワインは更に芳醇な味わい、ふくよかで魅惑的な余韻をも持ち合わせ
ている。コート・ド・ニュイのワインで稀に味わうことができる、どこまでも丸
く、溶けるような甘味とそれを支える凛とした酸の調和は出会えること
の少ない貴重な個性だと言えるのではないだろうか。少し時間は必要
だが時間と共にその本来のポテンシャルを感じさせてくれるであろうマリ
オ・マレンゴのバローロはある意味イタリア最高峰のワインに育ってきた
と言って良いと思う。マリオ・マレンゴは1899年からボトリングを開始。
現在でも総計3.5ha という僅かな所有畑からブルナーテ(1.5ha・5,
000本)を中心にブリッコ・ヴィオーレ(0.38ha・年産2,800本)と19
40年に植樹された70年以上の樹齢を誇る貴重なワインであるヴェッ
キア・ヴィーニュ・ブルナーテ(0.38ha・年産1,000本)の3種の単
一畑バローロに加えて1999年に植樹されたバローロ(0.45ha・年産
3,000本)も造っている。全ての畑はラ・モッラに位置していて畑名の
入っていないバローロでさえも非常に優れた区画に位置している。また、
忘れて欲しくないのが Vezza d'Alba に位置するクリュ、ヴァルマッジョ
ーレから造られるネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ(0.38ha・3,
000本)。バローロに比べればシンプルな仕上りだが奥に味わいの深さ
を持っている。更には Castiglione Falletto に位置する畑から産するバ
ルベーラ・ダルバ・プニャーネ(0.45ha・3,800本)はネッビオーロに
も通づる繊細さを持つ。1955年に植樹された55年樹のドルチェット・
ダルバ(0.15ha・1,500本)に関しても粗野な印象は全くなくシルキ
ーで柔らかい完成度の高いワインに仕上がっていること。試してもらえ
商品記号
造り手
ばマリオ・マレンゴは素晴らしい畑を所有しているだけでなくブルナーテ
からドルチェットまで、畑仕事からボトリングまで一切妥協の無いワイン
造りをしていることが理解頂けるはず。畑ではできる限り薬品に頼らない
葡萄樹の育成に努めていて、防虫剤や防カビ剤は基本的には使わな
い。全ての畑で除草剤も使わず、雑草との共存によって葡萄樹は生育
に必要な栄養素及び水分を求め、まっすぐ地中深く根を伸ばすことに
なる。葡萄樹が若い場合や化学肥料に慣れている葡萄樹は雑草との
競争に敗れてしまうこともあるそうだが、マレンゴの畑ではその樹齢の高
さと長年の自然な畑環境に順応している為、葡萄根は地中15m 以上
まで根を伸ばし、色々な地層か
らの栄養を吸収することとなると
言う。近年の温暖化に対してもこ
の深い根は役立っていて暑く乾
燥した夏も地中深くの水分を吸
収することができ、灌漑の必要も
全くない。もう1つの利点は必然
的に収穫量は減ること。房数は
減り、より凝縮した健全で強い葡
萄の収穫が可能になると言う。3
代に渡って受け継がれているマ
レンゴ家のワイン造りへの拘りは2
001年にマリオ氏が亡くなったの
を機に息子であるマルコ氏に引
き継がれた。『ラ・モッラ村にしか
表現できないバローロのエレガン
スを大切にしたい。』更に『何も変
える必要はない。ただ毎日畑を
ケアしてあげることが大切。』と語
る。
ワイン
Marengo
69890 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo "Brunate"
Marengo
69B81 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo "Brunate"
バローロ・ブルナーテ
新入港
バローロ・ブルナーテ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2005
赤
750ml
Piemonte
2006
赤
750ml
参考上代 在庫
8,000
△
8,000
9上
入港
ラ・モッラ村を代表する優良畑『ブルナーテ』。ブルナーテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。樹齢は60年を越し、土壌は典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。日当たりは最高で秋以降の
ピエモンテ特有のネッビア(霧)によるカビ害もほとんどない健全な畑。
Marengo
69891 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo "Bricco Viole"
Piemonte
バローロ・ブリッコ・ヴィオーレ
2005
△
赤
750ml
7,000
赤
750ml
14,000
△
13,000
9上
入港
僅か0.38haの小さい畑から造られる単一畑バローロ。発酵はステンレスタンクで行い、熟成はフレンチ・バリックを使用する。新樽は全体の30%以下に抑える。
Marengo
69892 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo Vecchie Vigne delle "Brunate"
Marengo
69B82 Mario
マリオ・マレンゴ
Barolo Vecchie Vigne delle "Brunate"
Piemonte
バローロ・ヴェッキエ・ヴィーニュ・デッレ・ブルナーテ
バローロ・ヴェッキエ・ヴィーニュ・デッレ・ブルナーテ
新入港
Piemonte
2005
2006
赤
750ml
ラ・モッラ村を代表する優良畑『ブルナーテ』。ブルナーテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。その中でも最も樹齢の古い特別な区画の0.38haから造られる。樹齢は75年を越し、土壌は
典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。素晴らしい余韻。完璧なバランス。
Marengo
69894 Mario
マリオ・マレンゴ
Marengo
69B84 Mario
マリオ・マレンゴ
Nebbiolo d'Alba "Valmaggiore"
Piemonte
ネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ
Nebbiolo d'Alba "Valmaggiore"
ネッビオーロ・ダルバ・ヴァルマッジョーレ
新入港
2007
赤
750ml
4,200
△
Piemonte
2008
赤
750ml
4,200
9上
入港
Piemonte
2006
赤
750ml
4,000
△
Piemonte
2008
赤
750ml
2,800
△
2,800
9上
入港
ヴェッツァ・ダルバに位置する南向きの畑100%。ステンレスタンクで発酵、フレンチオークで18ヶ月熟成(新樽比率30%)
Marengo
69889 Mario
マリオ・マレンゴ
Barbera d'Alba "Pugnane"
Marengo
69893 Mario
マリオ・マレンゴ
Dolcetto d'Alba
Marengo
69B83 Mario
マリオ・マレンゴ
Dolcetto d'Alba
バルベーラ・ダルバ・プニャーネ
ドルチェット・ダルバ
ドルチェット・ダルバ
16
新入港
Piemonte
2009
赤
750ml
TOP
Azienda. Agricola
Roagna
Barbaresco, Piemonte, Italia
ロアーニャ
『Non cambia』一世紀半、そしてこれからも何も変わらない
『Roagna non cambia(ロアーニャは変らない)』。現当主ルーカ・ロア
ーニャは熱くまくしたてる。『僕たちは一世紀半以上前から、全く変わっ
てない。今後も変わることはないだろう。それはワインに対する哲学とい
うよりは、人生の選択なのだと思う。テクノロジーに助けられることがある
ことは認めるし、必要があればある程度取り入れるのはやぶさかではな
いけれど、それはあくまで、この土地のテロワールを最大限に表現する
方法である葡萄の独自性の追求に有効である場合にのみに限られる
べきだ。』5世代、一世紀半以上も昔からバルバレスコを造り続けてい
る彼等だからこそ言える言葉なのだろう。しかし、イタリア国内での認知
度は極端に低い。一時期、現代的なネッビオーロがもてはやされ伝統
的ネッビオーロを忘れてしまったようなイタリア市場に嫌気がさしたのだ
と言う。つい2、3年前まで99%が海外で販売されていた。2009年エ
スプレッソ誌においてロアーニャのバルバレスコ・クリケット・パイエ1999
年がジャコモ・コンテルノのバローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ200
1と共に最高得点の20ポイントを獲得したことで一気に注目が集まるこ
ととなった。現当主のルーカからさかのぼること5世代、ヴィンチェンツ
ォ・ロアーニャがバルバレスコの村の中心にワイナリーを開いたのが始ま
り。ルーカのおじいさんであるジョヴァンニが現在醸造所を構えるパリエ
リ地区(ピエモンテの方言でパイエ)にネッビオーロに最も適したテロワー
ルだとして拠点を移した。更にルーカの父、アルフレッドが 1990 年にカ
スティリオーネ・ディ・ファッレート村のロッケ地区、500 年以上の歴史を
持つカッシーナ・ピーラを購入したことで、ワイナリーはバローロの生産に
も乗り出した。畑では100年以上前から化学肥料は勿論、有機肥料も
商品記号
69A59 Roagna
ロアーニャ
造り手
使ったことがない(ボ
ルドー液のみ局地的
に使用)。春先に刈り
込まれる下草がその
役割を果たしてくれる
のだという。様々な雑
草やハーブ、葡萄以
外の植物との共存が
より複雑な自然環境
を生み出し、病害や害虫への耐性も自然に備わってくるのだという。セ
ラーに入っても考え方は全く同じ。150 年前から全く変わらぬ醸造。勿
論、亜硫酸以外の一切の添加物を使用せず(SO2の添加は瓶詰時
のみ、発酵時はなし)、野生酵母のみで醗酵。100日にも及ぶ長期の
マセレーションという今時珍しい造り。また、彼等の特徴は熟成期間の
長さ。『世の中に出回っているほとんどのネッビオーロが、その本当の個
性を発揮できる前に消費され、誤った評価を受けてしまう。これではネ
ッビオーロの良さは伝わらない』今回リリースするバローロ・ラロッカ・エ・
ピラ Ris1995は14年間樽で寝かされたワイン。当初8樽あった樽は
瓶詰時には蒸発により7樽に減っていたそうだ。こんなにも長い樽熟成
を経て出荷されるワインは他にあるのだろうか?最後に彼等の畑は非
常に樹齢が高い。ほとんどの畑が60年以上。樹齢の高い畑では100
年樹がざらに存在する。『ネッビオーロの本当の力、深みを表現するに
は最低でも50年以上の樹齢が必要。30年樹はまだ赤ちゃんだよ。』
ワイン
Opera Prima XVII
オペラ・プリマ・17
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
N.V
赤
750ml
参考上代 在庫
5,800
△
2∼4年間フランス産の縦型の大樽で熟成後ヴィンテージごとのキュヴェをブレンドし(ⅩⅦは2000年のキュヴェと2001年のキュヴェを2006年にアッサンブラージュしたのち、2008年にボトリング)
69A64 Roagna
ロアーニャ
Barbaresco "Paje"
69A65 Roagna
ロアーニャ
Barbaresco "Crichet Paje"
69A66 Roagna
ロアーニャ
Barbaresco "Asili"
69A67 Roagna
ロアーニャ
Barbaresco "Montefico"
69A61 Roagna
ロアーニャ
Barolo "Vigna Rionda"
バルバレスコ・パイエ
バルバレスコ・クリケット・パイエ
バルバレスコ・アジリ
バルバレスコ・モンテフィーコ
バローロ・ヴィーニャ・リオンダ
Piemonte
2003
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2000
赤
750ml
24,000
△
Piemonte
2004
赤
750ml
10,000
△
Piemonte
2004
赤
750ml
10,000
△
Piemonte
2005
赤
750ml
7,800
△
セッラルンガ・ダルバ村。最も高貴なヴィーニャ・リオンダの偉大なテロワールを感じさせる伝統的ワイン。以前はブルーノ・ジャコーザにワインにした段階で売られていた畑。
69A62 Roagna
ロアーニャ
Barolo "la Rocca e la Pira"
69A63 Roagna
ロアーニャ
Barolo "la Rocca e la Pira" Riserva
69A57 Roagna
ロアーニャ
Langhe Rosso
バローロ・ラ・ロッカ・エ・ラ・ピラ
バローロ・ラ・ロッカ・エ・ラ・ピラ・リゼルヴァ
ランゲ・ロッソ
Piemonte
2003
赤
750ml
8,000
△
Piemonte
1995
赤
750ml
18,500
×
Piemonte
2003
赤
750ml
4,500
△
100%Nebbiolo このワインとバローロ、バルバレスコの違いは樹齢だけ。樹齢20年以下のブドウ樹は根がまだ短く、複雑味を帯びることは不可能だから。2003年ヴィンテージのマセレーション期間は35∼40日。
69A58 Roagna
ロアーニャ
Langhe Bianco
Piemonte
ランゲ・ビアンコ
2008
白
750ml
2,600
○
4,500
△
2,600
△
90%Chardonnay 10%Nebbiolo ネッビオーロのモストとシャルドネは皮ごと木樽で、野生酵母のみ。酸化防止剤の使用量はきわめて少量で、他の全てのワインと同様ノンフィルター。
69A60 Roagna
ロアーニャ
Langhe Bianco "Solea"
Piemonte
ランゲ・ビアンコ・ソレア
2005
白
750ml
75∼80%Chardonnay 20∼25%Nebbiolo 100%除梗。縦型の木製醗酵桶でピジャージュ。野生酵母のみ。2週間のマセレーションを経たシャルドネのプレス時にネッビオーロを皮ごと加える。
69A56 Roagna
ロアーニャ
Dolcetto d'Alba
Piemonte
ドルチェット・ダルバ
2008
赤
750ml
2008年ヴィンテージは葡萄の葉が落ち始めてから収穫するという特徴的な年となった。これは樹がその植物サイクルを完遂したとい点からも重要。このような年は1958年に一度きりということ。樹齢は平均45
年。パイエ畑とアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレーション。
69A68 Roagna
ロアーニャ
Barolo Chinato
バローロ・キナート
17
Piemonte
N.V
キナート
750ml
10,000
キナの皮と33種類のアルプスの野生ハーブをネッビオーロのグラッパ漬けにしたものを、バローロRisロッカ・エ・ピラの熟成したワインにブレンドし、さらに熟成させアルコールが16度近くまで下がるのを待つ。
△
TOP
Azienda. Agricola
Moccagatta
Barbaresco, Piemonte, Italia
モッカガッタ
最高の完成度を誇るバルバレスコのクリュごとの個性
ネッビオーロは非常に難しい葡萄と言われる。タンニンが豊富で硬く、
酸度も高いのに対して晩熟でカビや病気に弱く、完全な状態に熟すに
は完璧な気象条件、日照が必要でリスクが高い。土壌を敏感に表現
する葡萄でもあり、バローロやバルバレスコでもネイヴェ周辺のやや重め
の石灰質泥灰土
壌では大きく骨格
のしっかりしたワイ
ンを。ロエロやガッ
ティナーラ周辺の
砂質が混ざってく
る土壌からは細か
くクリスピーなミネ
ラルとなめらかな
質感を表現する。
特にバローロの半
分ほどしかない小
さなDOCGである
バルバレスコはネ
ッビオーロにとって
特別な産地と言っ
てよい。バルバレ
スコはネイヴェ、バ
ルバレスコ、トレイ
ゾの3つの街に分
割されるがバルバ
レスコ村のほど近く、
ネイヴェ側にモッカ
ガッタは位置する。タナロ川右岸標高 200∼350m の畑はどれも丘の
頂上付近に位置し日照条件にも優れていて、更に重要なのは石灰質
商品記号
造り手
比率が非常に高い為にバルバレスコ
らしさ、繊細さの表現に向いていると
いうことである。バローロと比べてバル
バレスコは相対的に標高が低く、収穫
も早い為にバローロの持つ厳格で排
他的な雰囲気、強く重たい酒質とは
違って、優しくバランスに優れたワイン
になると言われるが、一部の優良な畑からはバローロの持つ『重さ』で
はなく、『深み』のようなものを持ち合わせていることを忘れてはいけな
い。70年代から80年代、大樽による長期間の醗酵と長いの果皮浸透
が行われ力強く、少し粗野なスタイルが目立っていた。Gaja の成功に
よって注目を浴びたバルバレスコは80年代に入って低温での醗酵、2
∼5日程度の短い果皮浸透、バリックでの熟成と一気にスタイルを変
えていくこととなった。 確かに賛否両論あるところだが、醸造が古典的
であろうが現代的であろうが高いポテンシャルを持った畑は高品質の
葡萄を生み、ワインはより高い品質を持つに至ることに嘘はないように
思う。 モッカガッタはその位置する地名に由来する名前で1952年に
現オーナーの父マリオ・ミヌートによって設立された。現在はセルジオと
フランチェスコの2人で運営されていて所有畑は12ha。 バルバレスコ村
に位置する重要な畑であるコレ(0.46ha 年産1,000本)やブリック・
バリン(4ha 年産23,000本)とネイヴェ村に位置するバサリン(1.8
ha 年産10,000本)を所有していて、仕立ては全てグイヨを採用。80
年代中頃から本格的に樽醗酵、樽熟成に移行すると共に、密植、厳し
い剪定と収量の制限を強めていった。 現在ではヴェロネッリ、ガンベロ
ロッソは勿論、世界的にも高い評価を受けるようになっている。
【2004 評価】
Barbaresco Bric Balin・・・ヴェロネッリ★★★ ロバートパーカー92ポイント
ガンベロロッソ3ビッケーレ
Barbaresco Basarin・・・ヴェロネッリ★★★ ロバートパーカー91 ポイント
ワイン
69130 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69131 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69132 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
69129 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Basarin"
69B85 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Cole"
69137 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Nebbiolo
69134 Moccagatta
モッカガッタ
Barbera d'alba
69135 Moccagatta
モッカガッタ
Dolcetto d'Alba
69722 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay
69721 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay"Buschet"
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・ブリック・バリン
バルバレスコ・バサリン
新入港
バルバレスコ・コッレ
ランゲ・ネッビオーロ
バルベーラ・ダルバ
ドルチェット・ダルバ
ランゲ・シャルドネ
ランゲ・シャルドネ・ブスケット
18
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Piemonte
1999
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2000
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
2004
赤
750ml
7,000
△
Piemonte
2004
赤
750ml
7,000
△
Piemonte
2006
赤
750ml
8,500
9上
入港
Piemonte
2006
赤
750ml
3,500
△
Piemonte
2006
赤
750ml
3,000
△
Piemonte
2006
赤
750ml
2,700
△
Piemonte
2008
白
750ml
3,200
○
Piemonte
2007
白
750ml
4,900
△
TOP
Azienda Agricola
La Ca’nova
Barbaresco , Piemonte , Italia
ラ・カノヴァ
バルバレスコ本来の香と余韻 数少ない古き良きバルバレスコ
バルバレスコの丘
に広がる 12ha の
畑は科学的なも
のを極力排除し、
雑草が青々と茂っ
た健康的な畑。
山道に手製の木
の看板が小さく掲
げられているだけ
で、そこがカンティ
ーナだとは誰も気
付かない。ラ・カ・
ノヴァは自宅の地
下部分がセラーに
なっている家族経
営のカンティーナ
でマルコ・ロッカ氏
を中心に 3 人の兄
弟で運営されてる。
今では珍しいバル
バレスコの土地の
香を感じさせくれ
る数少ないカンティーナの1つ。セラーではこの地方の伝統を守り、現
代的な技術は一切排除される。例えば・・・『発酵槽も熟成槽もただの
容器です。ここでは伝統的に大樽が使われてきて、それで何の不都合
商品記号
造り手
Ca Nova
69173 La
ラ・カノヴァ
もない。』マルコ氏の言う通り、発酵槽は温度管理機能も付いていない
ステンレスタンクのみ。熟成に関しては 3,000 リットル以上の大樽が並
び、圧搾機も木製の昔ながらのもの。全く近代醸造技術を感じさせな
い。電気が通っているのは照明のみ。現代のこの地域のカンティーナ
には標準的に配置されているバリックも無ければ、ロータリーファーメン
ターも勿論存在しない。このセラーは 30 年前と何も変わらない。若い
造り手ながら、ここにはバルバレスコの伝統が息づいている。一方で、
マルコは『ワインの品質はほとんどが畑で決まる。だから僕等は畑仕事
に情熱を傾ける。』と言いきる。ビオディナミにはよく知らないと言い全く
興味がないようだ。伝統と経験から判断し、勿論のことだが、防カビに
は銅を使うなど科学的なものはで
きる限り排除している。(防カビ剤
は葡萄の皮を弱くするが、銅は葡
萄の皮を強くする)農具も木製の
鍬や杭が使われ収穫も全て手作
業。畑は自宅の周辺、丘の頂上
付近に所有。特にモンテステファ
ノは貴重な畑で、丘の頂上に位
置し、バルバレスコのエリア内で最
も石灰質比率が高い畑と言われ
ている。白い粘土質に沖積物が
混ざる理想的土壌。ワインは独特の風味を持ち、果実にチョコレートの
ようなニュアンスも感じさせる。タンニンは比較的細かく、旨味に溢れて
いる。余韻が非常に心地よいのは上質な酸と熟度のバランスからか。
素朴で優しく柔らかい造り手そのもののようなワインに仕上がっている。
ワイン
Barbaresco
バルバレスコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2004
赤
750ml
参考上代 在庫
4,000
△
ベースとなるバルバレスコだが高い品質を誇る。自社畑のみで色々な畑のブレンド。醸造過程においてはクリュモノと全く同じで大樽による熟成。若い葡萄樹はランゲ・ロッソに使われるので基本的には20年以上の樹を
使用。透明感のある色調で適度に優しい果実味が中心だが、ネッビオーロらしい旨味のある余韻はブルゴーニュを思わせる。
Ca Nova
69174 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Bric Mentina"
Ca Nova
69175 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Bric Mentina"
バルバレスコ・ブリック・メンティーナ
バルバレスコ・ブリック・メンティーナ
Piemonte
2004
赤
750ml
4,700
○
Piemonte
2003
赤
750ml
4,800
△
400ケース/年。 小さな丘の頂上にある南向きの優良畑。標高が高く、陽光の恩恵を最大限受ける。モンテステファノに比べて粘土質が強い。樹齢20∼30年。バルバレスコに位置しながら霧の影響をあまり受けず、し
かも強い日差しを受けて完熟する。ワイン自体は線が細く繊細で細身な印象。若いうちは果実感が優しいながら、フィネスを感じさせる。
Ca Nova
69176 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
Ca Nova
69177 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
Ca Nova
69178 La
ラ・カノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
バルバレスコ・モンテステファノ
バルバレスコ・モンテステファノ
バルバレスコ・モンテステファノ
Piemonte
2004
赤
750ml
5,000
○
Piemonte
2003
赤
750ml
5,200
△
Piemonte
2000
赤
750ml
5,400
△
400ケース/年。 バルバレスコの丘の南東斜面に位置。バルバレスコエリアで最もライムストーンの比率が高い畑と言われている特殊な畑。樹齢40∼55年。石灰質土壌が強く、ワイン自体は硬くミネラルを強く感じさせるワインに
仕上がる。骨格のしっかりした伝統的スタイルでネッビオーロの強固なタンニンと上質の酸が素晴らしい。アタックではなく余韻で楽しませてくれる。
Ca Nova
69978 La
ラ・カノヴァ
Langhe Nebbiolo
Piemonte
ランゲ・ネッビオーロ
2007
赤
2,800
○
750ml
2,600
△
750ml
各畑の10年程度の若い樹を使う。発酵は温度管理せずステンレスタンク。熟成はバルバレスコ同様30hlの大樽で行う。圧倒的なコストパフォーマンス。年産6000本程度。
Ca Nova
69A43 La
ラ・カノヴァ
Barberra d'Alba
Piemonte
バルベーラ・ダルバ
2008
赤
このカンティーナのワイン全てに共通することだが柔らかく、しなやかな質感が特徴的。飲み進むごとに葡萄本来の甘みが噛み締められるよう。余韻も長くバランスの良いワイン。
Ca Nova
69801 La
ラ・カノヴァ
Dolcetto d'Alba
Ca Nova
69A42 La
ラ・カノヴァ
Dolcetto d'Alba
ドルチェット・ダルバ
ドルチェット・ダルバ
Piemonte
2008
赤
750ml
2,300
△
Piemonte
2009
赤
750ml
2,400
△
まさしく地酒といった感じながらどこか優しさを感じさせるスタイル。明るい紫色で中程度の凝縮度。過度な抽出のない素直な味わいは飲み飽きることがない。
19
TOP
Azienda. Agricola
Le Piane
Boca, Piemonte, Italia
レ・ピアーネ
絶滅寸前の D.O.C ボーカの復活を目指す
バローロやバル
バレスコに代表
されるネッビオ
ーロは間違いな
くイタリアを代表
する葡萄であり、
ワインとしての
味わいも誇るべ
きものである。
しかし近年、昔
ながらの個性を
味わう機会は
激減している。
レ・ピアーネの
オーナー、クリ
ストフ・キュンズ
リ氏は元々ワイ
ンの輸入業者
であったが、薄
れていく『ピエモ
ンテの個性』、
『ネッビオーロの
個性』に危機感
を感じ、絶滅寸前であった DOC ボーカの再建に乗り出した。(一時期
は造り手が 7 人まで減少) はじまりは、知人に紹介されて何度も訪問
を重ねていたアントニオ・チェッリというボーカ随一の造り手が病気でワ
イン造りを断念したこと。アントニオ・チェッリのワインはどんなバローロに
も引けを取らないと言われていた。アントニオ氏の畑、醸造所を引き継
ぎアントニオ氏の造り、畑仕事を忠実に再現していく。特殊なマジョリー
ナ仕立もそのまま残した。(2∼3 本の樹を棚作りにし、人が輪になって
手をつないでいるような様子に枝を仕立てる)セラーを掃除した位で何
も変えていないと言う。ボーカはピエモンテの最北部に位置し、標高は
500m を越える。北限に位置しながら、南風の影響と、山に囲まれ盆
地状に切り出されたような格好の特殊な地形により、オリーブの木や椰
商品記号
Piane
69308 Le
レ・ピアーネ
造り手
子の木が育つような温暖な気
候になっている。また、アルプ
スからの乾いた風が湿気を払
いのけ病害も少ないのだそうだ。
昼夜の温度差が際立って激し
く、これがワインにストラクチャ
ーを与える。しかし、その激し
い寒暖差のため、雹害が深刻
なのも事実。(50年、51年に
ワインを全く生産できないほど
の雹害があり、すでに衰退し始
めていたボーカのワインは終わ
ったと言われている)レ・ピアー
ネの畑は現在では国立自然
公園に囲まれて、有機栽培が
実践され続けている。土壌は
洪積層が主で、白くもろい石
灰岩と砂質が混ざる。一度口
に含めばはっきりと感じられる
ボーカのテロワール。ランゲが
世界に適応した味わいに目を
向ける中、本来のピエモンテ
の素朴ながら深い味わいを感
じさせてくれる貴重なワインと
言えるだろう。キュンズリ氏は
言う。『無名な DOC ボーカを販売することは困難の連続だった。だが、
誇るべきボーカの個性、本来の姿を消してはいけない。』1995年に受
け継いで以来、ネッビオーロを中心にヴェスポリーナ、ボナルダ、クロア
ティーナ、ウヴァラーラを栽培。(最高樹齢は 100 年を越す)現在では
Le Piane , Montalbano , Mottosergo , Traversagna , Valvecchi
の 5 つの畑を所有。 畑では有機栽培が徹底され醸造は天然酵母の
みで醗酵、数年前までは栗材による大樽を使うなど伝統的醸造法に
固執している。(現在は栗材が入手困難とのことで一時休止、オーク
大樽を使用)
ワイン
Colline Novaresi "La Maggiorina"
コッリーネ・ノヴァレージ・ラ・マジョリーナ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2006
赤
750ml
参考上代 在庫
2,300
×
Nebbiolo30%以上 Vespolina , Croatinaで30%以下 Bonarda40%以下。ノヴァーラ周辺の5つの畑からブレンドされる。ステンレスタンクで天然酵母のみで醗酵。熟成は大樽で行う。カジュアルラインだがコッリーネ・ノヴァ
レージの法定収量以上に厳しく制限。中程度の凝縮度にスパイシーな香、ボナルダらしいフルーツ感が加わる。若いうちから飲めるが、少し落ち着かせると更に深みを見せてくれる。最も近づきやすいかわいらしいワイン。
Piane
69307 Le
レ・ピアーネ
Colline Novaresi "Le Piane"
Piemonte
コッリーネ・ノヴァレージ・ラ・レ・ピアーネ
2005
赤
750ml
4,100
〇
Nebbiolo30%以上 Vespolina , Croatinaで30%以下 Bonarda40%以下。クロアティーナの比率が高く、標高500mに位置する100年を越す樹齢の畑Montalbano, Santuario and Traversagnaより。ステンレスタ
ンクで天然酵母のみで醗酵。熟成は大樽と小樽併用。ラ・マジョリーナよりも更に厳しい収量制限を行うことにより凝縮感の強いワインになっている。標高の高さから質の高い酸を得ていて10年以上熟成すると言う。
Piane
69305 Le
レ・ピアーネ
Boca
Piane
69306 Le
レ・ピアーネ
Boca
ボーカ
ボーカ
バックヴィンテージ
Piemonte
2004
赤
750ml
5,500
〇
Piemonte
2002
赤
750ml
5,500
△
Nebbiolo60-100% , Vespolina , Bonardaで40%以下。標高350∼550mの比較的樹齢の古い樹が中心。ステンレスタンクで品種ごとに畑由来の酵母で醗酵。上部開放桶で25日間のマセラシオン。醗酵はゆっくり
と時間をかけて行われる。ネッビオーロはスロヴェニアンオークの大樽で熟成。他品種は古小樽で熟成。最北の産地らしいはっきりとした酸とランゲには無い細かいミネラル感はボーカならでは。熟成によって丸みが出てきた
時、本当のボーカが顔を出す。
20
TOP
Azienda Agricola
Matteo Correggia
Roero , Piemonte , Italia
マッテオ・コレッジア
芳香に富むロエロらしい味わいは更に純度を増している
Alba の街から 10km 弱
北方 Canale にカンテ
ィーナは位置する。ロ
エロ・アルネイスで有名
になったこの産地でネ
ッビオーロを中心に赤
ワインを造り続けている。
設立は 1935 年。当初
は色々な果実や畜産
が中心だったがマッテオ氏が高品質ワイン造りに着手した。当時ロエロ
地区は平地部分のアルネイス中心に瓶詰めされていて、大半のネッビ
オーロやバルベーラはランゲ地区の生産者に売られていた。そんな中
マッテオ氏はカナーレ最西端の南向き斜面の 1 枚畑を購入しネッビオ
ーロとバルベーラを高密植
で植樹、高品質葡萄栽培
を開始。当初はロベルト・ヴ
ォエルッツィオやエリオ・ア
ルターレなどの 優良生産
者に葡萄の段階で売り渡し
ていたが、87 年、ヴォエル
ッツィオの勧めで自らボトリ
ングまで行うことを決断。
赤ワインとしてのロエロを初めて商標登録させた。その後、エリオ・アル
ターレなどの助言を得ながら独自のスタイルを確立、一気にロエロ産赤
ワインの名声を高めていったが 2001 年開墾作業中に不慮の事故で帰
商品記号
造り手
ワイン
Correggia
69502 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba
Correggia
69880 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba
Correggia
69503 Matteo
マッテオ・コレッジア
Barbera d'alba "Marun"
らぬ人となった。現在では婦人のオルネッ
ラを中心にマッテオの意思を引き継ぎ、ラ・
スピネッタのジョルジョ・リヴェッティ等の手
助けを得ながら、その独自のスタイルを維
持している。不思議なことにランゲとロエロ
明らかに味わいに違いがある。どちらの土
壌も豊富な石灰分を有しているが、ランゲ
は黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土
の比率が多くなるよう。(東にいくほど表面
の砂質が多くなる)特にマッテオ・コレッジァ
が位置するカナーレの西端は海からの石
灰岩と砂質が豊富で 6 層にもなる複雑な
地層となっている。非常に優れたテロワールを有している。畑では除草
剤は勿論、トラクターもほとんど使わない為、非常に健全でふかふかの
土。雑草は青々と繁っている。トップキュヴェはロッケ・ダンピセィ・リゼル
ヴァ。サント・ステファノ・ロエロと接するカナーレの最西端に位置する僅
か 2ha の畑。マッテオ・コレッジァの畑の中では最も黄土が強く出てい
て、その黄土の下には化石が多く出土する石灰岩質が豊富。この畑の
土壌バランスは特別でミネラル分が強く表現されるという また黄土か
らはバローロにも通ずる骨格を、豊富な日照からネッビオーロの皮は厚
く生育し、質の高いなタンニン分を得る。こうして例外的に複雑味を得
ることになるこのワインはロエロのイメージを覆してくれる。ロエロ・ロッケ・
ダンピセは2005ヴィンテージより熟成期間を延長しロエロ・ロッケ・ダン
ピセ・リゼルヴァとなった。
バルベーラ・ダルバ
バルベーラ・ダルバ
バルベーラ・ダルバ・マルン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Piemonte
2006
赤
750ml
2,600
△
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2006
赤
750ml
4,600
◎
マルンは3haの完全に南向きで風通しが良い特別な畑。 ヘクタールあたり5,000本の密植。 霧の多いピエモンテでも葡萄が腐食することがない。 7日から10日間程度のマセラシオン。 ステンレスタンクで発酵を開始する
が発酵中にバリックに移し変える。(これによって樽が馴染む) 70%が新樽 30%が2∼3年樽にて熟成。
Correggia
69542 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Rosso
Correggia
69942 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Rosso
ロエロ・ロッソ
ロエロ・ロッソ
Piemonte
2006
赤
750ml
2,800
○
Piemonte
2007
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2005
赤
750ml
7,300
△
100%Nebbiolo 砂地のネッビオーロは芳醇な香が若いうちから楽しめる。
Correggia
69974 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Roche d'Ampsej Riserva
ロエロ・ロッケ・ダンピセ・リゼルヴァ
100%Nebbiolo 10年以上にわたってほぼ毎年3ビッケーレを獲得するなど最高の評価を受ける。ロエロを代表する銘酒。ロエロとしては珍しい黄土土壌。
Correggia
69120 Matteo
マッテオ・コレッジア
Nebbiolo d'alba "Val dei Preti"
ネッビオーロ・ダルバ・ヴァル・ディ・プレティ
Piemonte
2005
赤
750ml
4,500
△
Piemonte
2009
白
750ml
2,800
◎
Piemonte
2006
白
750ml
4,300
△
[2009]
赤
750ml
2,800
△
甘
375ml
4,300
△
マルンと全く同じ醸造。 最も古い畑で樹齢も高いすり鉢状の畑。6,000/haの高密植。 淡い色合いながら余韻が長く広がる。
Correggia
69989 Matteo
マッテオ・コレッジア
Roero Arneis
ロエロ・アルネイス
非常に軽いプレスのみ。100%ステンレスタンク発酵、熟成。 酸化に弱い葡萄なので酸素との接触を最低限に抑える。
Correggia
69A35 Matteo
マッテオ・コレッジア
Langhe Bianco"Matteo Correggia"
ランゲ・ビアンコ・マッテオ・コレッジァ
100%Sauvignon Blanc 250ケース/年産。 ステンレス発酵。 熟成はステンレス半分とバリック半分。 酵母を若干残したまま熟成、瓶詰め。 高い密度。
Correggia
69990 Matteo
マッテオ・コレッジア
Anthos Brachetto
アントス・ブラケット
Piemonte
Brachetto 100% 300ケース/年産。2∼4日程度マセラシオンを行い、皮からのエキス、色を抽出。 近年生産者が激減している貴重なブラケットの辛口ワイン。 ステンレスのみ。
Correggia
69991 Matteo
マッテオ・コレッジア
Brachetto 100%
Anthos Passito VINO DA UVA STRAMAT
アントス・パッシート・ヴィノ・ダ・ウヴァ・ストラマット
21
Piemonte
[2007]
TOP
Azienda Agricola
Cascina Roera
Costigliole d’Asti, Piemonte, Italia
カッシーナ・ロエラ
気候の個性 畑の個性 葡萄の個性 そしてヴィンテージの個性を感じさせる
2002 年、クラウ その地に合った葡萄品種をセ
ディオ・ロッソと レクトすることが重要。次に、
ピエロ・ネッビオ 葡萄樹と土壌を正しく理解し、
ーロの 2 人によ 管理することが重要。しかし、
っ て バ ル ベ ー 間違えてはいけないのが人為
ラ ・ ダ ス テ ィ の 的な介入はできるだけしない
中心地であるカ ということ。『人為的な介入を
スティリオーレ・ せず最小限の手助けをしてあ
ダ ス テ ィ に カ ッ げることによって、私達の畑は
シ ー ナ ・ ロ エ ラ 土壌と葡萄樹とが最高のバラ
は設立された。 ンスになってきいて、気候や
設立以前よりクラウディオもピエロもワイン造りを行っていて、クラウディ 病気への対応も自然にできて
オ家はバルク売りが主だった 60 年代に、この地域で始めてボトリングに きている。よって、除草剤の不
踏み切った一家であり、早くから品質重視に転換していた。ピエロも葡 使用、化学肥料の不使用、
萄栽培家に生まれ、家を継ぎ品質重視に転換させていた。2 人はお互 化学防虫剤の不使用は絶対
なのです。』(撒くのは銅と硫
いの能力と畑
黄物だけで、これも極少量)
を合わせるこ
畑は最高の状態になりつつある。これによってワインは葡萄の個性、畑
とにより、より
の個性を厳密に表現できるようになってきた。カンティーナに入っても
良い品質のワ
考え方は一緒です。畑の個性を表現する為に人為的介入は厳しく制
イン造りができ
限されます。ラッキングもできる限り行わない。いかなるフィルターも通
ると確信した。
さない。各種添加物も使わない(SO2は瓶詰前に極少量使用)と大き
『私達は職人
なリスクと隣り合わせながら信念を貫き通している。実際に2006年は
として、飲み手
雹と天候不良による未熟果による影響で生産量は半分以下に落ち込
と自然環境に
んだと言う。畑は 7ha。 65%バルベーラ、18%シャルドネ、10%ネッ
最大限配慮し
ビオーロ、7%アルネイス、コルテーゼ、フレイザ。
てワインを造
る。』(クラウディオ/ピエロ) 品質の高いワインを造るということは第一に、
≪Barbera d’Asti La Roera が変更になりました≫
Barbera d’Asti “La Roera”(DOC)はDOC申請を辞め Barbera “La Rovere”(IGT)に変更になりました。中身は全く変更ありません。
IGTの場合カンティーナ名をワイン名に使用できない為、La Roera をもじって La Rovere としています。
商品記号
造り手
Roera
69B04 Cascina
カッシーナ・ロエラ
ワイン
Barbera "La Rovere"
バルベーラ・ラ・ロヴェッレ
新入港
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
[2007]
赤
750ml
参考上代 在庫
2,600
◎
バルベーラ100%。色々な畑から集めたキュヴェで、比較的若い樹齢のものや、収量もクリュモノにくらべればやや高めのブドウから造られる。Haあたりの収量は70∼80キンタルでDOCの規定よりは低く保ちなが
ら低価格を実現。醗酵も熟成もセメントタンクで行うので(温度が急激に上がるのを防いでくれるから)バルベーラ種の特徴であるフレッシュさ(な酸)を保てる。
Roera
69B05 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "San Martino"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・サン・マルティーノ
新入港
Piemonte
2005
赤
750ml
3,300
△
真南を向いた特徴的な畑。粘土質、砂岩質、石灰質などさまざまなバリエーションを持つ細かな土の表層、均一でない複雑な土壌からなる畑を形成した。2,3メートル向こうはもう違う土壌、10数メートル向こ
うはまた違う土壌というような場所まである。特にこの粘土質の土壌はブドウに高い糖度、際立った酸、そして強い色素(アントシアニン)をもたらし、それがワインに反映され力強く、粗野な(柔らかさに欠けるともい
える)特徴となる。かなり急な斜面を持つ丘にある1.5haの小さな畑で、ピエモンテ人は“本当のバルベーラ”が生まれる土地と呼ぶ。
Roera
69932 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "Cardin"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・カルディン
Piemonte
2005
赤
750ml
3,800
△
西向きの複数の畑のバルベーラを合わせたキュヴェ。ラ・ロエラとは反対方向を向く畑から造られる。サン・マルティーノや他の畑に比較すると非常に柔らかい土質でボディのしっかりした、しかしバランスの良いワ
インを生み出す。この畑はフレイザFreisaやネッビオーロNebbiolo種にも適していてタンニンの多い品種でもやわらかく上質なタンニンに仕上げることができる。
Roera
69165 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Barbera d'Asti Superiore "Cardin Selezione"
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・サン・カルディン・セレッツィオーネ
Piemonte
2003
赤
750ml
4,500
△
カルディンに使われる良い畑のなかでも特に樹齢の高い樹からのみ収穫される非常に収量の低いブドウをしようする。都合熟成も通常より長く寝かせる必要がある(ワインの構成要素がより複雑なためと思われ
る)。
Roera
69764 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Ciapin Vino Bianco da Tavola
チャピン・ヴィノ・ビアンコ・ダ・ターヴォラ
Piemonte
2008
白
750ml
2,300
○
2007
白
750ml
3,800
○
Chardonnay: 60%, Arneis: 30%, Cortese: 10% 非常に可愛らしいワイン。 甘味を感じさせる香とアルネイスの引き締まった味わいは好相性。
Roera
69765 Cascina
カッシーナ・ロエラ
Le Aie Chardonnay "Selezione"
レ・アイエ・シャルドネ・セレッツィオーネ
22
ロエラが造る最上級キュヴェ。ピエモンテのシャルドネでこんなにもしっかりとした輪郭を持つワインがあっただろうか。
Piemonte
TOP
Azienda. Agricola
Antoniolo
Gattinara, Piemonte, Italia
アントニオロ
ランゲより厳格で繊細な味わいを持つガッティナーラの復活
ピエモンテ北西部、アオスタに程近い
位置にガッティナーラの丘はある。緯
度はアオスタと同じで、ランゲ地区と比
べて年間を通して冷涼で更に厳しい自
然環境にある。この地域ではネッビオ
ーロをスパンナと呼び、スパンナの最高
峰と称されるのが DOCG ガッティナー
ラである。ガッティナーラの特徴は何と
言ってもその土壌にある。ランゲ地方
は元来海であった為、海由来の堆積
物から土壌が構成されるが、ガッティ
ナーラは全く違う。アルプスに由来する
土壌で花崗岩が主体。痩せた土壌は葡萄に強いストレスを与える。必
然的に根が地中深くまで伸び1つに樹につく房数は少なくなる。ワイン
はよりミネラルに富むものになり、ランゲ地区のがっちりとした酒質とは
違うより繊細な印象を受けるようになる。アントニオロは 1948 年にマリ
オ・アントニオロによって設立された。以降ガッティナーラ全体の品質を
上げるという目標の元、畑を広げることなく質の向上に努力してきた。
畑はガッティナーラの丘の南面に 12ha を所有し、この地域を代表する
単一畑を 3 つ所有している。(レ・カステッレ:1.5ha、オッソ・サン・グラ
ート:5.5ha、サン・フランチェスコ:3.5ha を所有)現在ではロザンナと彼
女の娘ロレッラ、息子のアルベルトと共にコンサルタントとしてアッティリ
オ・パーリ氏を起用して品質の向上に努めている。醸造に関しては 14
∼16 日の長めのマセラシオンを行い、未だにセメントタンクで醗酵。熟
成は畑ごとに樽の使用比率を変えていてサン・フランチェスコは 350∼
500l のトノーで 12 ヶ月、その後、大樽に移して 18 ヶ月の熟成。オッソ・
サン・グラートは最も古典的で 30 ヶ月間ボッテのみによる熟成。レ・カ
商品記号
造り手
ワイン
69730 Antoniolo
アントニオロ
ステッレは
24 ヶ月間の
バリック熟成
となっている。
90 年代不調
に喘いでいた
アントニオロ
だが近年、
往年の厳格
ながらなめら
かな質感を
取り戻してき
た。素直にネ
ッビオーロら
しさを感じさ
せてくれる旨
味のある酸と
シルキーな
口当たり。余
韻は妖艶と
いっても良い
位に複雑。こ
の地域にし
かない綺麗で繊細な味わいながら、余韻にはしっかりとした満足感を
残してくれるのがこの蔵の特徴といえるだろう。この余韻の複雑味は彼
等の持つ長い歴史、高い樹齢に由来していると言う。
Erbaluce di Caluso Bianco
エルヴァルーチェ・ディ・カルソ・ビアンコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
2008
白
750ml
参考上代 在庫
2,600
△
Piemonte
2006
赤
750ml
2,600
△
Piemonte
2007
赤
750ml
2,600 入港
750ml
5,000
Erbaluce di Caluso - 100% この地域のみで栽培されている品種。エルヴァルーチェの中では非常にドライな仕上り。
69102 Antoniolo
アントニオロ
Coste della Sesia Nebbiolo
69B58 Antoniolo
アントニオロ
Coste della Sesia Nebbiolo
コステ・デッラ・セシア・ネッビオーロ
コステ・デッラ・セシア・ネッビオーロ
新入港
8下
Nebbiolo 100% 50年を超える樹齢。ステンレスタンクで醗酵、熟成。2ヘクタールから800ケースを生産していて年々レベルが上がってきている。土壌は火山岩土壌に砂質が混ざる。
69629 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara
Piemonte
ガッティナーラ
2004
赤
△
平均樹齢45年、11ヘクタールの畑。氷河期に遡る石灰分の多い地層が表面近くまで出ている。15日程度のマセラシオン。熟成は中規模の古樽で24−30ヶ月。古樹ならではの凝縮感と複雑味を感じさせる。
69104 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Le Castelle"
69992 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Le Castelle"
ガッティナーラ・レ・カステッレ
ガッティナーラ・レ・カステッレ
新入港
Piemonte
2003
赤
750ml
5,800
△
Piemonte
2004
赤
750ml
6,800
△
南向き斜面に位置する40年樹畑。特にミネラルに富む土壌を有しながら厚い果実味も備える。熟成はバリックで24ヶ月。果実味が強くバリックにも負けないボリューム感は若いうちから楽しめる。タンニンの質が優しく細
かいのが特徴。
69106 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "S.Francesco"
69994 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "S.Francesco"
ガッティナーラ・サンフランチェスコ
ガッティナーラ・サンフランチェスコ
新入港
Piemonte
2003
赤
750ml
5,900
△
Piemonte
2004
赤
750ml
6,900
△
南西向きの畑で日照量は最も多い。セメントタンクでの醗酵後、12ヶ月トノー、18ヶ月大樽で熟成。ネッビオーロらしい繊細できめの細かい味わい。アントニオロのクリュの中で最もバランスに優れたワイン。
69993 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
69633 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
69630 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "Osso S. Grato"
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
ガッティナーラ・オッソ・サン・グラート
新入港
Piemonte
2005
赤
750ml
7,800
△
Piemonte
1999
赤
750ml
9,800
△
Piemonte
1996
赤
750ml
12,500
△
最も古い樹が残っている畑。50-60年樹。5.5ヘクタール。ステンレスタンクで醗酵、若干酸素と触れさせながら醗酵。大樽で30ヶ月熟成。最もネッビオーロらしい長熟タイプ。若いうちはそのタンニンと強めの酸に圧倒される
23
が、時間と共にネッビオーロらしい華やかな香と湿ったキノコを思わせる香が出てくる。
TOP
Azienda. Vitivinicola
La Stoppa
Rivergaro , Emilia Romagna , Italia
ラ・ストッパ
土地の個性を活かしきること しっかりと熟成させること
『造り手の個性よりも前に、この土地そ
のものの個性をワインに反映させたい
の』ラ・ストッパのオーナー、エレナ・パ
ンタレオーニ女史は情熱的に語りか
ける。『どういうワインを造るかなんて
おかしい。土地の個性を最大限に反
映させた結果、出来上がったワインが
ラ・ストッパのワインになるはず。そして、
それこそがラ・ストッパの個性というこ
とになる訳で・・・』2010年ガンベロ・
ロッソにて最も優れた栽培家に選出さ
れたエレナはいつでも理知的で信念
の強さを感じさせる。広大な所有地は
52ヘクタールにもおよび、その内葡
萄畑は30ヘクタール。1973年に購入した畑で、現在では全ての区画
で有機栽培が徹底されている。敷地内には小川も流れ、飛び地になっ
ている各畑はそれぞれ異なるミクロクリマを持っていて、それらをブレン
ドすることで全体のバランスが取れるのだと言う。1982年からは一切
の除草剤の使用を中止した。畑は木製の杭が打たれ雑草が生い茂る。
丘の上から向こう側に見える何処かの造り手の畑は除草剤で枯れ果
てた草の赤と畝の間の緑がシマ模様になっていて気味が悪い。ラ・スト
ッパの畑はルーコラ、豆類、タンポポが一面に咲き一面黄色と緑。葡
萄樹は活き活きとして活力がみなぎっているのを感じさせる。ところどこ
ろに存在する急斜面の畑の下部では土が流され葡萄樹ごとさらわれる
事があったが、1978年以降は無耕起が採用され雑草の根が土を固
定してくれるようになったのだと言う。本当に自然で緩やかな空気が漂
うカンティーナ。ラ・ストッパというカンティーナ自体は現在エレナが暮ら
す城とともに100年以上前から存在していて、主にフランス品種を栽
培していた。パンタレオーネ家が購入してから高品質ワイン造りを始め、
エレナは 2 代目になる。そして、このカンティーナを支えるもう 1 人の重
商品記号
造り手
要な人物が栽培・醸造の責任者を務めるジューリオ・アルマーニ氏。3
0年来このカンティーナで栽培・醸造に従事し、エレナと共にラ・ストッパ
の品質を高めてきた。穏やかな口調ながらしっかりとした信念を口にす
る。福岡正信の考え方に賛同しながらも、一方でビオディナミにも異議
を唱える。ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレ氏ともある意味で同
調しながらも一部では激しくぶつかる。『アンジョリーノは粘土質の畑は
絶対耕すべきだというが、僕等はそう思わない。だって、空気の粒子と
いうのは土の粒子よりも格段に細かくて人間がわざわざひっくり返さなく
ても地底深くまで浸透する。粘土質が完全に固まってしまうことはない
んだ』口ぶりは穏やかだが熱い。ワインは全体が丸くまとまり、決して突
出するところがなく、物足りないくらいに馴染んでいる。完璧なバランス。
何も悪いところがない。しかも、飲み頃に限りなく近い状態で出荷される。
(納得いくまで瓶熟
させてから出荷する
為地下貯蔵庫はも
の凄いボトルの数)
全てにおいてレベ
ルが高い。醸造に
関しては至ってシン
プル。完熟を待って
区画ごとに収穫。セ
メントか縦型のステ
ンレスタンクにて醗
酵。天然酵母のみ。特別な温度管理もしない。発酵に関しては木製の
発酵桶に興味があるそうで少しずつ購入しているそう。『でも、私達はグ
ラヴネルではないの。ステンレスタンクは全部捨てるというようなドラス
ティックな変革は好まない。だってまだ使えるのよ。それが自然なワイ
ン造りって言える?それが地球にとって良いことなの?勿体無いじゃな
い。自分達がやれることを最大限やっていく。それが本当の自然である
っていうことなのじゃないかしら』
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
赤微
750ml
2008
2,400
発泡
コッリ・ピアチェンティーニ・グットゥルニオ・フリッツァンテ
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。この地方独特の文化である微発泡に仕上がっている。味わいはバルベーラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。
完璧なバランス感覚としか言いようがない。
Stoppa
69A46 La
ラ・ストッパ
新入港 Colli Piacentini Gutturnio "Frizzante" DOC
Stoppa
69A47 La
ラ・ストッパ
新入港
Colli Piacentini Gutturnio "Fermo" DOC
コッリ・ピアチェンティーニ・グットゥルニオ・フェルモ
○
E.Romagna
E.Romagna
2008
赤
750ml
2,500
○
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。味わいはバルベーラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。完璧なバランス感覚としか言いようがない。こちらは、よ
りラ・ストッパらしいしみじみとした旨味を感じさせる。スティルワイン。
Stoppa
69A49 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Rosso Barbera IGT
エミリア・ロッソ・バルベーラ
E.Romagna
2005
赤
750ml
3,800
○
2003
赤
750ml
4,500
○
100% Barbera 何かが突出することなくこの地区のバルベーラらしい親しみやすさを残しながらもワンランク上のしっとりとした味わいを実現。
Stoppa
69A48 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Rosso "Macchiona" IGT
エミリア・ロッソ・マッキオーナ
E.Romagna
Barbera 50% Bonarda 50% このワインこそがラ・ストッパらしさを最も表現しているのではないだろうか。自然酵母のみで発酵。スロヴェニア産の大樽で12ヶ月間熟成。瓶詰め後も地下セラーにて十分
熟成させてからリリースされる。しっかりとした骨格と濃厚な果実感を持っていながらも全体が馴染んでいる。奥に厳格さというべきか、このワインの品格みたいなものが隠れているように思う。重さを感じ
させない伸びやかで優美な酸と爽やかな甘味がバランス。
Stoppa
69A51 La
ラ・ストッパ
新入港 Colli Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon DOC
E.Romagna
2003
赤
750ml
5,300
○
Stoppa
69A50 La
ラ・ストッパ
新入港 Colli Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon DOC
E.Romagna
1999
赤
750ml
5,600
○
コッリ・ピアチェンティーニ・ストッパ・カベルネ・ソーヴィニヨン
コッリ・ピアチェンティーニ・ストッパ・カベルネ・ソーヴィニヨン
Cabernet Sauvignon, Merlot この地区では昔から植えられていたカベルネ ソーヴィニョン及びメルローが主体。彼らにとっては地葡萄である。自然酵母のみで発酵。30日間程度のマセラシオン。バリッ
クで14ヶ月熟成。満足いくまで瓶熟させてからリリース。
Stoppa
69A45 La
ラ・ストッパ
新入港
Emilia Bianco "Ageno"IGT
エミリア・ビアンコ・アジェーノ
E.Romagna
2006
白
750ml
4,500
△
Malvasia 60%, Ortrugo e Trebbiano 40% 天然酵母のみで醗酵、11ヶ月のマセレーション後はステンレスと木樽を併用して1年間熟成。ノンフィルター、極少量の亜硫酸を添加するのみでボトリング。
24
黄金色の色調は濃厚な旨味が詰まっているかのよう。紅茶、ベルガモット、ライチ、アンズ・・・複雑で濃密な香は口中を長く支配する。
TOP
Azienda. Vitivinicola
Denavolo
Travo , Emilia Romagna , Italia
デナーヴォロ
醸造家としての挑戦『悪魔のワイン』
エミリア・ロマーニャを代表する造り手、ラ・ストッパにて長く栽培・醸造
を手掛けオーナー、エレナと共にその品質の向上に努めてきたジュー
リオ・アルマーニ氏。彼がラ・ストッパの名声をここまで高めたと言っても
過言ではないだろう。エミリア・ロマーニャの地品種を使った伝統的なワ
イン造りで知られるラ・ストッパだけにラ・ストッパでの仕事は赤ワインが
中心になる。しかも、ある程度の生産本数をキープしながらラ・ストッパ
の伝統とスタイルを継承していかなければいけない。ジューリオ氏曰く
『ラ・ストッパは大人の味わいを持った完成されたワインであるべき。し
かし醸造家としては、よりアグレッシヴな挑戦がしたくなるものだ。ラ・スト
ッパでは、すべきでないことを自分のワインでやっているんだよ。ラ・スト
ッパとは全く違う想いで造られたワインなんだ。』ジューリオ氏は元々農
学の専門家で、ラ・ストッパでも主に畑の管理を仕事としていた。しかし、
毎年繰り返さ
れる醸造の
現場でワイン
醸造を体感、
学び、自然と
醸造まで手
掛けるように
なったのだそ
う。今では30
年もの経験
を活かし、自
然なワイン造
りのコンサルタントとして数軒のカンティーナの醸造を手掛けている。彼
を慕う人は多い。ラ・ストッパを間借りして醸造・熟成しているピノ・ネロの
造り手アルベルト・アングイソッラもその1人。親子のようにも見えるが真
剣に楽しそうにワイン造りについて語っていた。フランスにおいては自然
なワインに特化したコンサルタントが数人存在するがが、イタリアでは稀
な存在だ。ラ・
ストッパのオー
ナー、エレナ
は『ジューリオ
と私はワイン造
りの哲学にお
いては完璧と
いってよいほど
シンクロしてい
る。彼の意見
は私の意見だ
し、彼が求めているワインの理想像は私の追い求めているものと全く同
じ。人生の哲学は違うけれど・・・。』と大絶賛し、畑の管理から醸造、
熟成まで全てをジューリオ氏に任せている。勿論重要な決定は2人で
話し合って決定するそうだが、基本的には各地、各国のフェアや表に
出て行くのはエレナの仕事で毎日のカンティーナでの仕事の全権はジ
商品記号
造り手
69A52 Denavolo
デナーヴォロ
ューリオ氏にあるのだ。しかし、ジ
ューリオ氏はラ・ストッパではでき
ないことがあるのだと言う。ある程
度の生産本数をキープしながら
ラ・ストッパの伝統とスタイルを毎
年守っていく。8名の従業員を抱
え、オーナーであるエレナの下で
働いていれば、全権を任されてい
るとは言え、極限まで“攻めた”ワ
イン造りはできないのだと言いたい
のだろう。ある程度の本数を造る
訳だから“多くの人に受け入れら
れる美味しさ”がなくてはいけない
し、極端に人を選ぶ個性的なワイ
ンでもいけない。発酵中にステン
レスタンク全てがお酢になってしま
うようなことがあってもいけない。ステンレスタンク1本のワイン全てを捨
ててしまう“リスク”はとれるはずもない。ラ・ストッパでやる以上、失敗は
許されないのだ。その点、自らのワイナリーでは“リスク”をとれるのだと
いう。ワイン造りにおいて、どこまで“攻めて”、どこまで“リスク”をとるの
か。それがラ・ストッパでの仕事とデナーヴォロでの仕事と大きく違うの
だと。30年もの間ラ・ストッパで自然なワイン造りを追求してきたジュー
リオ氏が、自らの思想を更に昇華させ、あえて“リスク”をとり、ぎりぎりの
ところまで“攻めた”ワイン造り。温厚でゆったりとした雰囲気のジューリ
オからは想像もつかない、ある意味破天荒で異端児的なワインに驚く
はず。半年もの間、果皮、種子ごとステンレスタンクの中で漬け込んで
いる。この種の造りとしては珍しくステンレスタンクで発酵させている為、
嫌気的な環境に置かれ還元に陥りがち、しかしこれがワインに厳しさを
与えるのだという。更に果皮とワインが触れ合っている最上部は若干酢
酸的なニュアンスを帯びるので取り除かれることが多いがデナーヴォロ
では、これもワインに混ぜこんでいる。ここにもラ・ストッパとの大きな違
いがうかがい知れる。品種はマルヴァジーア、オルトゥルゴ、マルサンヌ。
畑はラ・ストッパから車で15分程度登ったデナーヴォロという小さな町
に位置する。非常に暑く乾燥した地域だが、標高 500m という環境にあ
っては昼夜の寒暖差が 10 度以上開く。その差がワインにフレッシュさを、
畑の強い石灰質土壌が強烈なミネラル感を与えている。有機栽培、ビ
オディナミ、自然栽培などの呼び方にこだわらず、畑に極力負担をか
けない最小限の栽培を心がけており、特に、葡萄樹を含めた畑の生態
系本来のバランスを崩さないことに気を使っている。そのため、下草を
はやしたままで耕すことはせず、栄養分が足りなさそうに見えても簡単
に施肥はしない。樹齢が高くなれば自然と実をつけなくなるので無理な
剪定や摘果も必要なく、収穫の時期さえ的確なら凝縮した葡萄を得る
ことができると考えている。畑ではボルドー液以外の一切の農薬、除草
剤、防カビ剤などを用いず、徹底した自然農法を実践。醸造時にも酸
化防止剤をはじめいかなる添加物も用いずに作られる。
ワイン
VDT
新入港 Dinavolo
ディナーヴォロ
州
ヴィンテージ
E.Romagna
2007
色
サイズ
750ml
参考上代 在庫
5,500
△
マルヴァジーア、オルトゥルゴ、マルサンヌ。葡萄の皮に含まれるタンニンや香味成分をあますところなく引き出す長いマセレーションをともなう発酵は、ワインに複雑味をあたえるだけでなく、そこで抽出さ
れた複数の要素が安定剤の役割を果たし、長い熟成を可能にする。半永久的にポジティヴな熟成を遂げてゆくワイン。発酵・熟成ともにステンレスタンクを用いるのは、フレッシュな果実味をより長く保存
するため。さらに、あえて好気的な樽を使用せず、わずかながら還元状態におくことでワインに若干の神経質さ、ナーヴァスさを与え、果実味を引き立たせることができると考えているため。
25
TOP
Azienda. Agricola
Il Paradiso di Manfredi
Montalcino , Toscana , Italia
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
本物のブルネロ・ディ・モンタルチーノの偉大な個性を感じさせる
イタリアを代
表するワイン
の 1 つと言っ
ても良いブル
ネロ・ディ・モ
ンタルチーノ
は 現 在 130
を超える生
産者が年間
400 万 本 を
越えるワイン
を生産してい
る。海外資
本も多く参入
していて、世
界的な注目
も高まってき
た。モンタル
チーノの街か
ら北東に抜
けた Via Canalicchio 沿いにイル・パラディソ・ディ・マンフレディはある。
元々ブルネロの中心地は北東斜面であり、イル・パラディソ・ディ・マン
フレディはこの北東斜面に僅か 2.5ha の畑を持っていて、家族 5 人で
年産 750 ケース、本数にして 9,000 本という極少量生産を続けている
現在では珍しいワイン農家。 現在の当主で元数学教師のフローリオ
氏は言う。『ブルネロの本来の姿は北側斜面にあり、その個性は南側と
全く違うものです。』このカンティーナは 1950 年頃、先代がイル・パラデ
ィソと呼ばれる畑を購入し、1967 年に Baricci 等数軒の造り手と共にモ
ンタルチーノ協会を設立したことに始まっている。以来、畑は薬剤など
を一切排除した自然農法が実践され、醸造に関しても伝統に則り、流
行にぶれることなく本来のブルネロを造り続けてきた。義父から引き継
いだフローリオ氏も義父の意思を引き継ぎ、自然農法を実践している。
畑には色々なハーブが自生し、害虫対策にはその害虫の天敵である
益虫を畑に放つことで対応する。除草剤も防虫剤も使われていない。
葡萄樹を支える支柱さえも木製。本当に信じられない位自然と共存し
ている葡萄がここにはある。樹齢は平均 28 年で地下セラーの壁から
根が出てくるくらいに(深さ20m)地中深くまで根を伸ばしている。これ
によって2003年のような酷暑にも耐える丈夫な葡萄が育つと言う。栽
商品記号
69979
造り手
培に関して
も、醸造に
関しても自
然に任せた
彼等のワイ
ンはモンタ
ルチーノの
景色のよう
に丸く、おお
らかで優し
い印象。そ
の奥に繊細
ながら深みを感じさせてくれる。これこそがサンジョヴェーゼ・グロッソの
本来の姿なのかもしれない。『私達のワインは毎年違った個性を持って
います。何故ならその年の気温変化、葡萄の育成、発酵に至るまでの
自然を表現することがワイン造りだからです。』収穫は区画ごとに完熟
を待って行う。モスト計などで熟度を見るのではなく、フローリオ氏が葡
萄を食べて収穫時期を決定していて 2007 年に関しては列ごとに収穫
をしたと言う。醗酵は伝統的に 20∼50hl のセメントタンクで収穫した区
画ごとに行う。時折、セメントタンクに手をあて温度が上がりすぎた時だ
け、ルモンタ
ージュを行う。
熟 成 は 5hl
∼ 32.1hl の
大樽のみ。
大きさはばら
ばらで 10 年
以上使用し
ている古樽
が中心。ある
程度、ワイン
が安定してきたら全てをアッサンブラージュして、更に熟成を続ける。
瓶詰め直前に極少量の SO2 を添加するが、醗酵から熟成に至るまで
は一切無添加。ワインはブルネロ・ディ・モンタルチーノ1種類のみだが
最良年には一部がリゼルヴァにまわされる。また、昔からの顧客向けに
ブルネロを早くボトリングしてロッソ・ディ・モンタルチーノとして出荷してい
る。
ワイン
Il Paradiso di Manfredi
Rosso di Montalcino
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
Paradiso di Manfredi
69187 Ilイル・パラディソ・ディ・マンフレディ
Brunello di Montalcino
Paradiso di Manfredi
69189 Ilイル・パラディソ・ディ・マンフレディ
Brunello di Montalcino
Paradiso di Manfredi
69190 Ilイル・パラディソ・ディ・マンフレディ
Brunello di Montalcino Riserva
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ
26
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
6,500
△
Toscana
2003
赤
750ml
10,500
△
Toscana
2001
赤
750ml
11,800
△
Toscana
2000
赤
750ml
14,500
△
TOP
Azienda. Agricola
Ciacci Piccolomini d’Aragona
Montalcino , Toscana , Italia
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
粘土質土壌を反映させた個性派ブルネロ・ディ・モンタルチーノの最高峰
ビッグネ
ームが揃
うブルネ
ロ・ディ・
モンタル
チーノDO
CGの中
でその独
特の味わ
いと比類
なき完成度で存在感を示すのがチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ。
シエナの南 10km 程田舎道を進んでいくとモンタルチーノの丘がぽっか
りと現れる。世界的に有名な産地のわりには飾り気のない素朴な街並
みで130を越える生産者がひしめきあう周辺のなだらかな丘陵部分は
見渡す限り葡萄とオリーヴが占領している。更に南に進んだモンタルチ
ーノの南端カス
テルヌォーヴォ
にチャッチ・ピッ
コロミーニ・ダラ
ゴナは位置する。
ガレストロ土壌
が広がるモンタ
ルチーノにおい
て、ここは少し
特異な土壌に
なっていて白い
ガレストロに赤
い粘土質が混
商品記号
69977
造り手
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
ざりこみ、鉄分、マグネシウムの比率が周りの土壌と比べて格段に高く
なっている。この特殊な土壌がチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナのスタ
イルを独特のものにしていることは明らか。標高は240∼360m 程度。
オルチァ川の影響もあり日中は陽光が強く、夜間は冷え込みが強い理
想的微気候となっている。チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナの歴史は
古く、起源は17世紀に遡る。1985年にはジュゼッペ・ビアンキーニ
(現オーナー一族)に引き継がれ、一気に品質志向を強めていくことと
なる。セラーは改築され最新鋭の設備が整い、醸造責任者にはロベル
ト・チプレッソを起用した。この改革後数年で最高の評価を得て、一気
に人気ワイナリーの仲間入りを果たした。現在ではジュゼッペから息子
パオロと娘ルチアに引き継がれ、醸造責任者もパオロ・ヴァッカジーニ
となって、更に安定感を増している。 畑では有機栽培が実践され防
虫剤、防カビ剤は勿論、除草剤
も使用しない。(一部ボルドー液、
銅、硫黄化合物は使用する)収
量も厳しく制限され法定基準の3
/4まで抑えられている。フラッグ
シップであるブルネロ・ディ・モン
タルチーノ・ピアンロッソはモンタ
ルチーノの南西端に位置する単
一 畑 ピ ア ン ロ ッ ソ ( 11.6ha ) 1 0
0%でオルチァ川に南向きに面し
ている。粘土と石灰が混ざりあった泥灰土壌で標高は360m。熟成は
スロヴェニア産の大樽で 36 ヶ月間行われる。また 2003 年より新たな
試みとしてIGTトスカーナ・ロッソが発売された。アテオの畑の若木を中
心にサンジョヴェーゼ、カベルネ、メルローをアッサンブラージュ。若木
ゆえに若いうちから開き、楽しめるが、流石に素晴らしい完熟度。チャッ
チ・ピッコロミーニらしさを感じさせる。
ワイン
Rosso di Montalcino
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2008
赤
750ml
3,800
△
このカンティーナのロッソ・ディ・モンタルチーノはブルネロとは全く違う魅力を持っている。しなやかで丸く適度な果実感が特徴。リリース後半年程度で開いてくる。
69796
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Brunello di Montalcino
ブルネッロ・ディ・モンテルチーノ
Toscana
2004
赤
750ml
6,800
◎
Toscana
2004
赤
750ml
8,000
○
赤
750ml
1,900
◎
○
この価格でこの品質のブルネロは滅多に出会えない。濃密なワインでありながら単調にならず、旨味、酸味のバランスに優れている。
69797
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Brunello di Montalcino "Pianrosso"
ブルネッロ・ディ・モンテルチーノ・ピアンロッソ
モンタルチーノを代表する畑ピアンロッソ。痩せた粘土質土壌から骨格のしっかりしたワインを産む。毎年最高の評価を得ているが2004年は突出した品質を誇る。
69676
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
I.G.T Rosso Toscana
Toscana
ロッソ・トスカーナ
2007
IGTトスカーナ 2003年初ヴィンテージ サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー アテオの畑の若木を主に使用する非常にコストパフォーマンスに優れたワイン。
69798
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Sant'Antimo Rosso "Ateo"
サンタンティモ・ロッソ・アテオ
Toscana
2006
赤
750ml
3,500
Toscana
2005
赤
750ml
5,800 未定
サンジョヴェーゼ50%以上、CS+Me サンタンティモロッソDOC
69116
Ciacci Piccolomini
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
Sant'Antimo Rosso "Fabivs"
サンタンティモ・ロッソ・ファヴィウス
シラー100% サンタンティモロッソDOC 1998年ファーストヴィンテージ イタリア国内で異常な人気となっている。
27
TOP
Azienda. Agricola
Montesecondo
Chianti Classico , Toscana , Italia
モンテセコンド
純度の高い香 質感の優しさ 自然な余韻 本来のキャンティ・クラシコの姿を目指す
ーゼにとって理想的土壌。樹齢は平均 30 年で
古い畑はヘクタールあたり 3,300 本植樹。植え
替えた畑は 6,000 本/ha の密植になっている。
針金に支えられている現在の仕立てに“自然”
を感じられず、仕立ては2009年より徐々にアル
ベレッロ(株作り)に変更していくと言う。これはト
スカーナでは初めての試みかもしれない。シル
ヴィオ家は海外での生活終えて、この地に移り
住み、自分達の信念を反映したキャンティを造
ることに専念している。彼の両親は葡萄を協同
組合に販売して生計を立てていた(伝統的小規
模農業)が、彼が引き継いでからはボトリングを
始め、より自然に寄り添ったワイン造りに変化し
ている。『畑の真中に自宅があり、子供達と生活
している。子供達の健康を考えていた時期にニ
コラ・ジョリーのセミナーに参加し、ビオディナミを
少しづつ取り入れてきた。』彼のワインを飲むと
純度の高い香となめらかで柔らかい舌触り、ア
ィ・ペサに位置 ルコールが馴染んで何の刺激も感じられない位に綺麗で優しいアフタ
している。周囲 ーにびっくりさせられる。あまやかながら嫌味がなく、最後まで何もひっ
を森に囲まれた かかることなく気持ちの良い余韻を迎える。完成された形のようにさえ
自 然 に 溢 れ る 感じてしまう自然で品のあるワインだ。酸化防止剤に関しては『畑での
11ha の畑では 自然なアプローチという点ではもっと努力をしていきたいが、ワイン造り
2001年から有 という点では“クリーンさ”というものはとても大切だと考える。よって
機栽培を実践、 SO2 完全無添加よりも完璧な状態で消費者に届けられることの方が
2004 年からは 大切だと思う。勿論、添加する量は必要最低限であることは当然だ
ビ オ デ ィ ナ ミ を が。』彼のアナライズを見ると亜硫酸の数値は恐ろしく少ない。完全無
採用していて、 添加でやっている人と変らないデータが出る年さえある。尊敬する造り
土 壌 は 石 灰 質 手は San Giusto Rentennano(サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ)。キ
が強く、ところど ャンティとして素晴らしいだけではなく、偉大な上品さを持つワインを目
ころに砂利が混ざる。炭酸カルシウムやマンガンが豊富でサンジョヴェ 指している。 今後も進化を続けるはず。
1716 年にキャンティの地区
の境界が設定されて以来、
キャンティは 8 つのサブゾー
ンに分割された。世界的に
有名な『キャンティ』を冠す
る産地は非常に広大。しか
も、品質というよりもファッシ
ョンとしてのキャンティが多く
生産されたこともあり、長く
評判を落としていた。実際、
本当に美味しいと思えるキ
ャンティに出会える確立は
非常に低い。他のどの産地
よりも低い確率かもしれない。
モンテセコンドはフィレンツェ
から程近いキャンティ・クラ
シコ・ゾーンの最北端サン・
カッシャーノ・イン・ヴァル・デ
商品記号
造り手
ワイン
69672 Montesecondo
モンテセコンド
Rosso Toscano
69B86 Montesecondo
モンテセコンド
Rosso Toscano
ロッソ・トスカーノ
新入港
ロッソ・トスカーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Toscana
2007
赤
750ml
参考上代 在庫
Toscana
2008
赤
750ml
2006
赤
750ml
3,200
◎
2005
赤
750ml
3,400
△
2,400
◎
9上
入港
Sangiovese 80 %, Canaiolo 20 % 畑はキャンティ・クラシコに位置。中身はキャンティ・クラシコだが、手軽な価格を実現する為あえてデクラッセして販売している。
69802 Montesecondo
モンテセコンド
Chianti Classico
Toscana
キャンティ・クラシコ
Sangiovese 80 %, Canaiolo 15 %, Colorino 5 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。トノーで熟成。
69193 Montesecondo
モンテセコンド
Le Petit Verre d'Ot
Toscana
レ・プティ・ヴェルド
Petit Verdot 100 % 非常に珍しいプティ・ヴェルドのワイン。非常に高い熟度。タンニン量が多いこととボリューム感を感じさせる果実の熟度から感じにくいが、高いレベルでバランスが取れている。
69673 Montesecondo
モンテセコンド
Rosso del Rospo
Toscana
ロッソ・デル・ロスポ
2005
赤
750ml
3,200
△
Cabernet Sauvignon 100 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。一部バリック熟成。カベルネらしい凝縮感を持ちながら完璧に熟したなめらかな質感。青臭さは一切無
い。一方、過熟したニュアンスもなく健全な葡萄を感じさせる。
69195 Montesecondo
モンテセコンド
Passito del Rospo
Toscana
パッシート・デル・ロスポ
2003
甘
500ml
5,200
△
Malvasia , Trebbiano 遅摘みによるデザートワイン。収穫時期は11月後半から12月に入ることもある。 ステンレス醗酵、熟成は木樽にて。 糖分も酸も足していない葡萄本来の甘味と酸味のバランス。濃密なアカ
シアを思わせる甘味の後から爽やかな柑橘系の酸が引き締める。
28
TOP
Azienda Agricola
Azienda Agricola
Livernano
Casalvento
Radda in Chianti , Toscana , Italia
リヴェルナーノ
カサルヴェント
ラッダ・イン・キャンティの個性 流行ではない本物のスーパートスカーナ
トスカーナの中心部ラッダ・イ
ン・キャンティの街から少し離
れた高台にカンティーナはあ
る。キャンティ地区は日本でも
おなじみの造り手が多く、イタリ
アを代表する生産地と言って
間違いないだろう。そのキャン
ティ地区でラッダ・イン・キャン
ティは特に標高の高い地区。
日照量は多いが気温は相対
的に低く、なだらかなトスカー
ナにおいて若干強い傾斜にな
っている。標高は約650m。
よって最も繊細でエレガントな
ワインを産むと言われる。キャ
ンティ本来の伸びやかな酸、
ジュヴレ・シャンベルタンのような梅や鉄のニュアンス、そしてトスカーナ
の豊富な太陽を感じさせるふくよかさ。独特な姿勢を貫くリヴェルナー
ノは 90 年以降続いていたカンティーナの改築を完成させた。(リヴェル
ナーノとカサルヴェントは同じ醸造所)グラヴィティシステム、完全温度
管理のセラーなどの導入によって更に完成度を上げている。醸造責任
者、及び栽培管理者は両ブランドともステファノ・キオッチョリ氏。(彼と
初めて契約したのがリヴェルナーノ)ステファノ氏は畑を完璧に知り尽く
しているよう。『僕にとっての良いワインとは土地の個性を表現できてい
るワインのこと』と言う通り、週に1度は畑を回り葡萄を完熟に導くことに
全精力を傾ける。『完熟した葡萄を最適のタイミングで収穫できれば、
ここの土地は必ず最高の結果、ワインを生み出してくれる。そういうポテ
ンシャルを持っている。』畑には葡萄を完熟させる為の1つの試みとし
て手のひら大の石が撒かれている。これによって適度な温度が保たれ
商品記号
造り手
69951 Livernano
リヴェルナーノ
るという。93年にワイン造りを開始して以来、各
評価誌で高い評価を得続けていることで既に証
明されていて、トップ・キュヴェのリヴェルナーノは
97年以降3年連続の3ビッケーレを始め、ヴェロ
ネッリ、エスプレッソ他でも最高評価を受けている。
プロ・サングエはサンジョヴェーゼ100%のワイン
の中で毎年最高の評価を得ている。1つの完成
型だと思われる。そして特筆すべきはベースとな
るキャンティの品質の高さである。年産1,000ケースという決して少
なくない生産量にも拘らず、透明感のある完成度の高いものとなってい
る。また、別ブランドのカサルヴェントは更に日照条件の良い畑を買い
増し、同じ理念に基づき醸造しているヤヌスはカベルネ・ソーヴィニヨン
100%。圧倒的な凝縮感と豊富なタンニン分。熟成によってその個性
を発揮するだろう大きなワインになっている。キャンティにもこの優れた
カベルネをブ
レンドし、より力
強く印象深い
スタイルを造り
上げている。リ
ヴェルナーノと
は全く違う個
性を感じて欲
しい。生産量
が少なく、イタ
リア国内ではリ
ストランテ・エノテカ・ピンキオーリが買い占めていた経緯もあって、ほと
んど手に入ることのないワインであった。※ヤヌス 2005:ワインスペクテ
イターにて92ポイント獲得。
ワイン
Chianti Classico
キャンティ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2006
赤
750ml
2,800
△
80% Sangiovese 20% Merlot しなやかで上品でありながら中程度の凝縮度と骨格が素晴らしいバランスをとっている。オールマイティーに使えるワイン。
69062 Livernano
リヴェルナーノ
Chianti Classico Riserva
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ
Toscana
2004
赤
750ml
4,500
◎
Toscana
2006
赤
750ml
6,800
○
非常に良くまとまったワイン。味わいの構成がしっかりとして余韻の酸は非常にエレガントで、どこまでも長い。ガンベロ・ロッソ3ビッケーリ。
69677 Livernano
リヴェルナーノ
Puro Sangue
プーロ・サングエ
400ケース/年産 100%Sangiovese サンジョヴェーゼの1つの完成形。7,000本の密殖。カベルネ等に比べて繊細で気難しい品種と言われるだけに栽培にも醸造にも最も気を使うワイン。収量もヘクタールあたり30hl
程度にまでおさえる。雑味を出さない為にピシャージュは一切行わないでルモンタージュのみ。リヴェルナーノに比べてより細身で繊細。伸びのある酸味は嫌味がなく綺麗。
69060 Livernano
リヴェルナーノ
Livernano
Toscana
リヴェルナーノ
2003
赤
750ml
6,800
△
700ケース/年産 Merlot , Cabernet S , Cabernet F , Sangiovese 9月末に完熟を待ってメルローを収穫。10月以降順次他の葡萄を手摘み。ヘクタールあたり30hl程度にまで収量を制限した贅沢な造り。葡萄を
完熟させることに執着しているだけに非常に濃厚なエキス。皮からのタンニン分も豊富。余韻も長く太いもの。
69059 Livernano
リヴェルナーノ
L'Anima
アニマ
Toscana
2004
白
750ml
5,500
×
Toscana
2006
赤
750ml
2,600
◎
赤
750ml
6,800
△
Chardonnay , Sauvignon Blanc 主体 Viognier , Gewurztraminer を少量ブレンド
69952 Casalvento
カサルヴェント
Chianti Classico
キャンティ・クラシコ
80% Sangiovese 20% Cabernet Sauvignon リヴェルナーノのカベルネの状態が素晴らしかった為、これを活かすべく力強いキャンティを造り出した。
69082 Casalvento
カサルヴェント
Janus
Toscana
ヤヌス
2005
100%Cabernet Sauvignon リヴェルナーノとは違いどっしりとした果実味を持つ。 圧倒的な凝縮度。若いうちは硬く冷たい印象。極少量のみ生産。近年評価が上がっていて、今後が楽しみなワイン。
29
TOP
Fattoria di
Bacchereto “Terre a Mano”
Carmignano , Toscana , Italia
バッケレエート“テッレ・ア・マーノ”
手造りの大地(テッレ・ア・マーノ)と呼ばれる畑
ニコラ・ジョリーに刺激を受けビオディナミに転向する造り手は多くいるし、
ビオディナミが販促ツールのように扱われていることも多々ある。ビオデ
ィナミの誠実なイメージは昔の話のような気もするが、こういうワインと
出会ってしまうとビオディナミの力を信じたくなってしまう。カルミニャー
ノに期待するもの以上にワインとしてのスケールの大きさを感じさせてく
れる素晴らしいワインだ。カルミニャーノの街から西に3km、プラートに
あるモンタルバーノの丘にファットリア・ディ・バッケレートは位置する。ト
スカーナらしい緩やかな丘に手つかずの自然が残っている。所有面積
はなんと 150ha。内、葡萄畑はたった8ha で60ha はオリーヴ畑。そし
て90ha は森
林という贅沢
さ。 1920 年
にベンチーニ
家が購入し
ていて現当
主はロセッ
ラ・ベ ンチー
ニさん。彼女
はニコラ・ジョ
リー氏の講
演やイタリア
の自然派ワイ
ンのグループ
“Triple A”に
参加すること
で徐々にビオ
ディナミに、
無理のない
自然なワイン
造りに引かれ
ていったと言
う。現在では
カルミニャー
ノ“テッレ・ア・
マーノ”とサッソカルロという白ワイン(イタリア国内のみの販売で極少量
生産)。更にヴィンサントの 3 種類のワインにプラスして蜂蜜とこの地方
の特産品である干し無花果も作っている。(アグリツーリズモも経営して
いる)畑では有機栽培が実践されていて、科学肥料はほとんど使用し
ない。(農薬はボルドー液のみ最小限に使用。もちろん殺虫剤や除草
剤なども使わない。)薬剤の代わりに緑肥・豆類を植え、ある程度育っ
商品記号
造り手
ワイン
69793 Bacchereto
バッケレート
69A36 Bacchereto
バッケレート
たら浅く耕し、その枯れ
草を畑に撒きっぱなし
にすることによって豊か
な土壌と強く生命力に
溢れる葡萄樹をつくる
と共に、土壌からの過
剰な水分蒸発を防ぎ、
ここ何年かで深刻化し
ている暑さによる旱魃
か ら も 守 っ て いる 。 収
穫は全て手作業。1房
ごと1果実ごとに選別、
醗酵はセメントタンクで
葡萄果実に着く自然
酵母の みでゆっくり醗
酵させる。(一切の培
養酵母の不使用)醗
酵時は温度管理もしな
い。自然に任せた醗酵
過程はマロラクティック醗酵時に関しても、何も足さないし、何も引かない。
勿論、醗酵時の SO2 の添加もない。アリエ産のトノー(350l)で 18 ヶ
月熟成し、フィルターをかけずに瓶詰めする。出来上がったワインはカ
ルミニャーノとしては異例の凝縮感と大ぶりで強烈なタンニンに支配さ
れている。サンジョヴェーゼらしい繊細な酸も感じられるが濃密な果実
味とタンニンに隠れてしまう。しかし、抜栓から 2 時間を経過すると徐々
に、そのしなやかなホボディと梅干のニュアンスや黒胡椒などのスパイ
ス香、更に動物的な香も出てきて複雑味を感じさせてくれる。余韻も
非常に長く、人を引きつける。ファットリア・アンブラの出し汁のようなし
みじみとした主張しすぎない旨味とは正反対で力強く、存在感の強いワ
インで一度飲むと忘れられない。現在の考え方に基づいたワイン造りに
転換したのは2002年から。ロセッラ・ベンチーニさんによると、こうした
自分たちの哲学の変化が目に見えて現れたのは葡萄の樹と従業員の
健康だと言う。『葡萄樹はより強く、丈夫になってきた。従業員は薬剤
にまみれて仕事をしなくてすむようになった。これによって真の意味で
嘘のない、身体に悪いものが何一つ入っていない健康的なワインを消費
者に届けることができることを実感した。 消費者にとって良いことを信
じて続けていけば、いずれ自分達に何らかの形で戻ってくるだろう。』バ
ッケレートにおけるビオディナミはスタイルや売り文句ではなく健全で嘘
のないワイン造りに欠かせない信念であり道しるべのようだ。
Carmignano "Terre a Mano"
カルミニャーノ
新入港
Carmignano "Terre a Mano"
カルミニャーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
4,600
◎
Toscana
2006
赤
750ml
4,600
○
東、南-南東向き 5haが1975年、 2ha が1993年、 1haが2003年に植えたもの 品種:サンジョヴェーゼ75%、カナイオーロ・ネーロ10%、カベルネ・ソーヴィニョン15% 年間生産量:13000本 収穫:だいた
い10月第1週にサンジョヴェーゼとカナイオーロ・ネーロ、カベルネは2週目くらい 醗酵:伝統的なセメントタンクで野生酵母による醗酵、約15日間熟成:18ヶ月 アリエ産のオーク樽(350リットルのトノー)
69794 Bacchereto
バッケレート
69998 Bacchereto
バッケレート
Sassocarlo "Terre a Mano" Bianco
サッソカルロ・テッレ・ア・マーノ・ビアンコ
新入港
Sassocarlo "Terre a Mano" Bianco
サッソカルロ・テッレ・ア・マーノ・ビアンコ
Toscana
2006
白
750ml
5,200
△
Toscana
2007
白
750ml
5,200
○
甘
375ml
6,500
△
10月中旬まで収穫を遅らせたトレッビアーノ80%とマルヴァージア20%のブレンド。5日間程度のマセラシオン。非常に濃厚な旨味、粘度。300本のみの入港。
69795 Bacchereto
バッケレート
Vin Santo di Carmignano
ヴィンサント・ディ・カルミニャーノ
30
Toscana
1999
TOP
Fattoria
Ambra
Carmignano, Toscana, Italia
アンブラ
カルミニャーノの伝統派 アフターに残る出汁のような自然な旨味
1975 年にキャ
ンティ・モンタル
バーノから切り
離された最小
の DOCG 地区。
比較的新しい
DOCG なのだ
が、実はその歴
史 は 古 い 。 17
世紀にはメディ
チ家によってト
スカーナ最高
のワイン産地と
して評価されて
いた。しかし、そ
れ以降、現在
までカルミニャ
ーノはその生産
量の少なさと周
辺産地の派手
さにおされ衰退
の一途を辿って
きた。キャンティやブルネロのように名声が海外まで届くこともなく、現
在でも手つかずの自然が多く残っているトスカーナの田舎カルミニャー
ノ。キャンティともブルネロとも違う“カルミニャーノらしさ”というものがあ
る。ブルネロのように頑なでがっちりとした骨格を持つ訳でもなく、キャン
ティのように厚い果実味と弾ける様な酸、タンニンを持ち主張する訳で
商品記号
造り手
Ambra
69622 Fattoria
ファットリア・アンブラ
もない。どこかおしとやかでしみじみとした旨味を残してくれる。色調は
他のサンジョヴェーゼよりもおとなしく、タンニンや酸も控えめ。ナチュラ
ルなしなやかさを持ったエキスで突出したところがなく、口中でひっか
かることない。出し汁のように旨味を残すアフター。全てが控えめなが
ら、均整が取れていて、最終的な満足感は高い。このカルミニャーノら
しさを大事に守り続けているのが
ファットリア・アンブラと言える。一
時期カルミニャーノでも濃く強い
ワインを造る生産者が増えたが、
アンブラは頑なにカルミニャーノ
の伝統に拘り続けた。一口目の
インパクトよりも、飲み終えた後に
残る後を引く旨味を感じさせてく
れる貴重なワイン。これこそがカ
ルミニャーノらしさではないだろうか?カルミニャーノは Giuseppe
Rigoli を中心に一家で運営されている。畑は 18ha。Sangiovese
62,5%, Trebbiano toscano 13,5%, Canaiolo 7,5%, Cabernet
Sauvignon 9%, Merlot 5,5%, Syrah 2%の割合で植えられている。
1985 年よりリゼルヴァのモンタルビオロが造られ、更に 1998 年リゼルヴ
ァ・エルツァーナが発売されたことによりアンブラは世界的に注目を集
めるようになった。しかし、なんと言ってもこのカンティーナの素晴らしさ
はサンタクリスティーナ・イン・ピッリとモンテフォルティーニに現れている
ように思う。この 2 つの畑は良心的な価格ながら、その土壌の性格を
十分に表現している。 醸造に関してもほとんど差はなく 10 日程度のマ
セラシオンを経てステンレスタンクで醗酵を行い、12 ヶ月の樽熟成とな
っている。(樽材は若干違う)
ワイン
Barco Reale
バルコ・レアーレ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Toscana
2007
赤
750ml
2,000
○
Toscana
2005
赤
750ml
2,500
△
Toscana
2006
赤
750ml
2,500
◎
比較的シンプルなワイン。ガレストロ土壌が主だが粘土質の強い畑など多岐にわたる。ステンレスタンク醗酵。仏産トノーで8ヶ月熟成。
Ambra
69097 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano "Montefortini"
Ambra
69995 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano "Montefortini"
カルミニャーノ・モンテフォルティーニ
新入港
カルミニャーノ・モンテフォルティーニ
砂質が強く、白い岩がところどころに散らばる畑。4.5ヘクタール。平均樹齢30年。果皮浸透15日程度。醗酵後はスロヴェニア産とフランス産の色々な大きさの樽で12ヶ月熟成。料理を選ばないオールマイティーサンジョヴェー
ゼ
Carmignano "S.Cristina in Pilli"
750ml
Toscana
赤
69934 Fattoria Ambra
2006
2,800
ファットリア・アンブラ
◎
カルミニャーノ・サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ
Sangiovese75% Cabernet.S10% Canaiolo10% Colorino, syrah, merlot5% 平均樹齢30年。ライムストーン比率が非常に高い4ヘクタールの畑。ワインにミネラル感が反映されて最もエレガントでカルミニャーノらしさを
感じさせる。 高いコストパフォーマンス。 50%トノー、50%小樽で12ヶ月熟成。
Ambra
69098 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano Riserva "Elzana"
Toscana
カルミニャーノ・リゼルヴァ・エルツァーナ
2004
赤
750ml
3,800
△
Sangiovese90% Cabernet sauvignon10% 1ヘクタールの畑から年産400ケースのみ生産。12ヶ月バリック熟成。カベルネをブレンドすることにより凝縮感の強いワインに仕上がっていてタンニン分も豊富。
Ambra
69281 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano Riserva "Vigne Alte"
Ambra
69996 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Carmignano Riserva "Vigne Alte"
カルミニャーノ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・アルテ
カルミニャーノ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・アルテ
新入港
Toscana
2004
赤
750ml
3,800
△
Toscana
2006
赤
750ml
4,500
△
Sangiovese70% Cabernet sauvignon10% Canaiolo20% 1.5ヘクタールの畑から年産450ケース生産。12ヶ月トノーその後、12ヶ月バリック熟成。エルツァーナより酸度も高くエレガント。熟成により真価を発揮。
Ambra
69725 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Trebbiano
トレッビアーノ
Toscana
2008
白
750ml
1,900
◎
Toscana
2001
甘
375ml
4,800
△
Toscana
2002
甘
375ml
4,800
△
33年樹。ステンレスタンク醗酵、熟成。南向き斜面に位置する畑からよく熟したトレッビアーノを収穫。バランスの取れたテーブルワイン。
Ambra
69623 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Vin Santo di Carmignano
Ambra
69997 Fattoria
ファットリア・アンブラ
Vin Santo di Carmignano
ヴィン・サント・ディ・カルミニャーノ
ヴィン・サント・ディ・カルミニャーノ
Trebbiano90% San Colombano10% 収穫後3月まで陰干し。スロヴェニア産の中樽で熟成6年間。
31
新入港
TOP
Azienda. Agricola
Palazzone
Orvieto, Umbria, Italia
パラッツォーネ
唯一の5品種ブレンド D.O.C 伝統的ワイン オリヴィエート・クラシコの復活
イタリアの伝統
的白ワインと言
えばソアヴェ、ガ
ヴィ、リボッラ、
グレーコ・・・。
単一品種による
個性的な白ワイ
ンが数多く存在
する。品種個性
を前面に出し、
近年、更に存在
感を増していて
特にソアヴェなどは一時期の低迷期を克服し、高い品質を追及し、市
場での評価を高めている。ウンブリアにも伝統的白ワインが存在する。
50年代に貴腐菌を利用して若干の甘みを残したアマービレで人気を
博したオリヴィエートがそれである。(その後辛口タイプが主流になって
いる。) 60年代に入り生産地域が広げられると共に、一時期のソアヴ
ェ同様品質を落とし、評判も落としていった。だが、オリヴィエートは伝
統的白として注目すべきワインである。この地域の伝統的品種を 5 種
類アッサンブラージュして造られる他に類を見ない個性を持っているの
だ。そのオリヴィエートの造り手として近年、“らしさ”を取り戻してきてい
るのがパラッツォーネである。一時期は現代的な流れにのって少し単
調なワインになっていた時期があったように思うが、近年ぐっと深みを
感じさせるようになってきた。オリヴィエート DOC 全体はまだまだかつて
の名声を取り戻したとは言えない様だが現当主ジョヴァンニは自信を
覗かせる。『この地域は葡萄の生育が比較的早いので未熟になるリス
クが少ない為に、厳しい選別や摘果を行わない造り手が未だに多いの
商品記号
造り手
が実情。また伝統的に植
樹率が低いのも大きな問
題。私達の畑は樹齢も高く
なってきたし、密植の効果
も出始めてきた。更に伝統
的な考え方を尊重しながら、
オリヴィエートの個性を最
大限表現できるよう最新の
設備も整った。この地の本当のテロワールを広めていきたい。』5 種類
の葡萄品種は18ha のバラバラに散った畑、それぞれの土壌個性に合
わせて植えられている。勿論、品種も土壌も違うので熟度が違ってき
てしまい、品質にもばらつきが出てしまう。そこが多種類のブレンドワイン
にとって難しいところだが、反面それぞれの品種個性が独特の複雑味
を表現し、独特
のバランスを取
っている。ジョヴ
ァンニ曰く、この
ブレンドや収穫
時期は長年の
経験しかないの
だと言う。土壌
は貝の化石を
多く含む多孔
質石灰 石を主
とした泥灰粘土
質の土壌だが1
0m ごとに土質が変化する。標高は300∼400m。
ワイン
69B55 Palazzone
パラッツォーネ
Dubini Bianco Umbria
69941 Palazzone
パラッツォーネ
Orvieto Classico "Terre Vineate"
新入港
ドゥビニ・ビアンコ・ウンブリア
オルヴィエート・クラシコ・テッレ・ヴィナーテ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Umbria
2009
白
750ml
1,700 入港
Umbria
2008
白
750ml
2,000
8下
◎
Procanico 50% Grechetto 20% Verdello, Drupeggio, Malvasia 30% オリヴィエートらしさを表現するに最高の畑。収穫量はオリヴィエート平均の2/3程度にまで制限。収穫は全て手作業で行われる。土壌は沖積
層と粘土層が複雑に入り混じる。標高は210-340m。醗酵は房ごと、できるかぎり優しくプレスして20度以下で醗酵。ステンレスタンクのみで熟成。
69138 Palazzone
パラッツォーネ
Orvieto Classico Superiore "Campo del Guardiano"
69723 Palazzone
パラッツォーネ
Orvieto Classico Superiore "Campo del Guardiano"
オルヴィエート・クラシコ・すぺりおーレ・カンポ・デル・ガルディアーノ
オルヴィエート・クラシコ・すぺりおーレ・カンポ・デル・ガルディアーノ
Umbria
2004
白
750ml
3,500
△
Umbria
2006
白
750ml
3,500
○
Procanico 50%,Grechetto 25%,Verdello, Drupeggio, Malvasia 25% 標高260mのCampo del Guardianoという単一畑から造られる。複雑な土壌で10mごとに地質が変わる。600ケースのみの生産。10月
初めまで収穫を遅らせることによって例外的な深みを持つに至る。オリヴィエート最高の畑の1つ。
69141 Palazzone
パラッツォーネ
Grechetto
69B36 Palazzone
パラッツォーネ
Grechetto
グレケット
新入港
グレケット
Umbria
2007
白
750ml
2,100
△
Umbria
2009
白
750ml
2,100
△
白
750ml
2,900
△
赤
750ml
5,800
△
Grechetto100% ウンブリアで歴史を持つグレケットの原種100% 果皮が厚く酸度も糖度も高いのが特徴。ステンレスタンクで非常に繊細で個性的に仕上がっている。
69142 Palazzone
パラッツォーネ
L'Ultima Spiaggia Viognier
Umbria
ルルティマ・スピアッジャ・ヴィオニエ
2007
Viognier 100% 1991年に高密植で植樹されたヴィオニエ100% 8月後半から9月に収穫、冷却後バリック醗酵、バリック熟成。イタリアで最も完成度の高いヴィオニエと言える。
69143 Palazzone
パラッツォーネ
Armaleo
Umbria
アルマレオ
2005
Cabernet Sauvignon 95%とCabernet Franc 5% カベルネは1986年植樹。ステンレスタンクで醗酵後12ヶ月程度バリックで熟成。ウンブリア最高の赤ワインを目指す。
69140 Palazzone
パラッツォーネ
Piviere
ピヴィエレ
Umbria
2005
赤
750ml
3,000
△
Umbria
2006
甘
375ml
6,800
△
Sangiovese 90%,Cabernet Sauvignon 10% ステンレスタンクで発酵、12ヶ月バリック熟成。
69724 Palazzone
パラッツォーネ
Sauvignon Blanc 100%
Muffa Nobile Umbria Bianco
ムッファ・ノービレ・ウンブリア・ビアンコ
32
TOP
Cantina dei
Colli Amerini
Pfornole di Amelia , Umbria , Italia
コッリ・アメリーニ
ウンブリア・トラットリアの定番 重宝されるハイコストパフォーマンスワイン
イタリアの中央部ウンブリアの
南端に位置する注目の
D.O.C コッリ・アメリーニ地区。
その中央部に位置する1975
年設立の革新的な生産者協
同組合がカンティーナ・デイ・
コッリ・アメリーニ。実は今日、
イタリア国内でもウンブリアワイ
ンの人気が異常に高まってい
る。 理由は明らかだ。葡萄造
りにおいて潜在的なポテンシャ
ルを持つ土地であるのと同時
に、醸造技術の近代化、更に
は葡萄畑の改良が進んだこと
も重なってコッリ・アメリーニ地
区のワイン造りは大きく進化し
ている。中でも、この5年間で
確実に進歩を遂げ、ウンブリアの D.O.C の中でも群を抜いて高いコスト
パフォーマンスを誇るに至っているのがこの共同組合。醸造責任者に
はアッティリオ・パーリ氏。言うまでもないが、古典派ブルネッロのトップ
サルヴィオーニ。リコルマやペルカルロを産する人気ワイナリー、サン・
ジュスト・ア・レンテンナ
ーノ。サグランティーノ
の雄、アルナルド・カプ
ライ。更にはガッティナ
ーラの伝統派アントニ
オロなどを表舞台へと
押し上げた名醸造コン
サルタントだ。彼の主導
の下、葡萄栽培から醸
造に至るまで実験、研
究が進められた。中でも特筆すべきは『品種個性を表現するワイン造
り』という観点のもとに①品種個性に合った畑の選出(土壌、標高等)と
②独自性の強いクローンの選出、③品種に合った仕立てと植樹率へ
の変更であろう。ワインは確実に上品さを増している。低価格帯のワイ
ンをいくつも試飲していると、葡萄品種由来の香や味わいの表現やテロ
商品記号
造り手
Amerini
69704 Colli
コッリ・アメリーニ
ワールの個性と
いったものよりも、
高級感であったり、
味わいのボリュー
ム感、アタックの
強さ、甘さ、アル
コールの高さに
趣きをおいたもの
が多いことに驚か
される。化粧を
施し、どこの国の
ワインだか、何の
葡萄だか分から
ないワインが多く
不満を感じずに
はいられなかっ
た。しかし、カン
ティーナ・コッリ・
アメリーニの全て
のワインはシンプルながら、その透き通った果実感と豊富なミネラルが
共通して存在していて、非常に繊細で伸びやかな酸がある。このバラ
ンス感はある意味現代的で上品。ワインラヴァーが楽しめるデイリーワ
インではないだろうか。ポッジオ・ディ・サリーチ・サンジョヴェーゼはウン
ブリア(アメリア地区、ナルニ地区)のサンジョヴェーゼ100%。活き活き
とした酸と適度な熟度、ウンブリアらしい土着感を感じさせる。野生っぽ
いスミレの香、熟した黒スグリに適度の山苺の酸味が合わさっている。
丸いタンニンは心地よい。ポッジオ・ディ・サリーチ・サンジョヴェーゼは
アルヴィアーノ地区産のトレビアーノ種で蜂蜜のように熟した香ながら柑
橘系の爽やかな酸を感じさせる引き締まった味わい。 香草のような
残り香と若干の苦味と塩っぽさが口中を引き締める。どちらも無駄な化
粧が一切なく、背伸びをしない素直な造りで飲み飽きさせない魅力を
持っている。食事をしながら、まるで水を飲むように、つい飲み進めてし
まう。ワインが主張しすぎるのではなく、本当の意味で食事と寄り添うワ
イン。気が付くとボトルが空になっていて、また明日も飲みたくなる理想
的なデイリーワイン。
ワイン
Poggio dei Salici "Trebbiano"
ポッジォ・デイ・サリーチ・トレビアーノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Umbria
N.V
白
750ml
参考上代 在庫
1,400
◎
標高320mを越すアルヴィアーノ産。仕立はコルドン・スペロナート植樹率は4000本/Haで平均樹齢は20年。発酵はステンレスタンクで温度管理をしながら発酵。マロラクティックは行わない。
Amerini
69705 Colli
コッリ・アメリーニ
Poggio dei Salici "Sangiovese"
ポッジオ・デイ・サリーチ・サンジョヴェーゼ
Umbria
N.V
赤
750ml
1,400
◎
標高320mを越すアルメリア, ナルニ産。仕立はコルドン・スペロナートで植樹率は 4000本/Ha。平均樹齢:は20年。収穫は10月初旬。発酵はステンレスタンク。
Amerini
69981 Colli
コッリ・アメリーニ
Spumante Castello di Albornoz
スプマンテ・カステッロ・ディ・アルボルノ
Umbria
N.V
泡
750ml
2,300
◎
Umbria
2009
白
750ml
1,900
◎
Umbria
2007
赤
750ml
2,000
△
シャルドネ100% シャルマ方式のカジュアルなブラン・ド・ブラン。かなりドライな仕上り。
Amerini
69982 Colli
コッリ・アメリーニ
Grechetto
グレケット
アメリーニの隠れた銘酒。グレケット独特のしっかりとした厚みと酸。骨太なワイン。
Amerini
69549 Colli
コッリ・アメリーニ
Ciliegiolo di Nardi
チリエジョーロ・ディ・ナルディ
Ciliegiolo 100% サンジョヴェーゼの起源とも言われる品種。名前の通り少しチェリーのようなかわいらしい果実香が特徴。
33
TOP
Fattoria
Milziade Antano
Montefalco , Umbria , Italia
ミルツィアデ・アンタノ
サグランティーノの本来の姿を今に伝える
元々、サグラ
ンティーノは
パッシート
(甘口)用品
種として植え
られていた。
高い糖度を
持っているが
タンニンが豊
富で難しい
品種である
為、陰干し甘
く飲みやすくしていたのだろう。セッコ(辛口)が造られるようになったの
は 80 年代後半頃と歴史は浅い。90 年代に入るとアルナルド・カプライ
が現代風にアレンジしたサグランティーノ・ディ・モンテファルコを造り人
気を獲得。サグランティーノの知名度は一気に高まり、多くの生産者が
セッコを造り始めた。モンテファルコから 1km ほど北西の丘、ベヴァー
ニャという町に位置するミルツィアデ・アンタノはモンテファルコの老舗
のワイナリーであり、ウンブリアには何処にでもある極普通の農家。何も
特別なことはない。元々は
小作人として働いていたが、
現当主フランチェスコの父
ミルツィアデが 1969 年に
30 ヘクタールの土地を購
入。ワイン造りとキアーナ牛
の放牧を始めることとなる。
1975 年、モンテファルコ・ロ
ッソとサグランティーノ・パッ
シートを醸造開始、80 年代
にはサグランティーノ・セッ
コの生産も始め、ボトリング
まで行うようになった。サグ
ランティーノは90年代のブ
ームで随分と世界基準の
味わいに近づいたのかもしれない。しかし、本来のサグランティーノの
滋味溢れる野性味を素直に楽しめる機会は確実に減ったと言えるの
ではないだろうか。世界中でもイタリア、ウンブリアの極一部でしか表現
することができないサグランティーノというワインの個性、圧倒的存在感
は今、途絶えようとしているようで寂しく思う。『今では本物のサグランテ
ィーノは少なくなった。僕が知る限りサグランティーノを真剣に追求して
商品記号
造り手
いるのは他にアンタノしかいないよ。』と語るのはジャン・ピエロ氏。言わ
ずと知れたサグランティーノの第一人者パオロ・ベアのオーナー兼醸
造責任者だ。パオロ・ベアのワインにも感じるが、アンタノのワインは強さ
の中に柔らかく成熟した果実を持っている。大きく強いワインでありなが
ら、しっとりとし
て上品な質感。
フランチェスコ
氏曰く、『粗野
で荒っぽく無作
法な喰えない
奴』というサン
グランティーノ
だが、『女性と
同じでゆっくり時
間をかけて熟
成することによ
って丸く、上品
にまとまり、成
熟した色気を
放つようにな
る』のだそう。豊
富なタンニンと
黒胡椒や鉄、
丁子やジュニ
パーベリー、そ
して押し寄せる
ような濃厚な果実。若いうちはアタックの強さに奥が感じられない。しか
し、時間と共に花開きサグランティーノにしかない個性を感じさせるよう
になる。『最近のフルーティーでドリンカブルなサグランティーノには全く
興味がない。長期の熟成に耐えうるがっしりした体躯のワイン、この地
の伝統的ワインを造るんだ。』彼の父親がそうであったように昔から普
通に行われてきたワイン造りを毎年繰り返す。ワイン作りは土壌から始
まり、畑での葡萄樹のケアがクオリティーを左右するという父親の教え
の通り、フランチェスコは生活の大半を畑で過ごしている。手作業で収
穫した完熟した果実をセメントタンクで温度管理もせずに、自然酵母の
みで発酵、木樽での熟成。いかなるフィルターも通さずボトリングされる
こととなる。尊敬する父親は3年前に亡くなった。現在ワイナリーは 40
ヘクタール、うちブドウ畑は 12 ヘクタール。弟のファブリツィオと2人で
畑仕事のほとんどをこなし、醸造に関してはフランチェスコ本人が1人
で行っている。
州
ヴィンテージ
色
サイズ
69A53 Antano
アンターノ
Rosso
新入港 Montefalco
モンテファルコ・ロッソ
ワイン
Umbria
2007
赤
750ml
4,000
△
69A54 Antano
アンターノ
Rosso Riserva
新入港 Montefalco
モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ
Umbria
2006
赤
750ml
5,500
△
69A55 Antano
アンターノ
di Montefalco
新入港 Sagrantino
サグランティーノ・ディ・モンテファルコ
Umbria
2004
赤
750ml
7,000
△
34
参考上代 在庫
TOP
Tenute
Barone di Valforte
Silvi , Abruzzo , Italia
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
最もエレガントなモンテプルチャーノ・ダブルッツォを目指して
良くも悪くも粗野
なワインが多いア
ブルッツォ。実際、
未だに葡萄の段
階やワインの段
階で売買され、
色々なボトルに
詰められて売ら
れることも多い。
しかし、アドリア海
から続く、切り立
った丘に沿って広がる葡萄畑は内陸部の産地とは明らかに違う独特
の雰囲気を持っている。地元の名士である一族はこの雄大な大地の
可能性を更に高めていきたいとの想いから地元ワインの改革に乗り出
した。海沿いの平地部分ではなく、海から続く丘の上部、写真のような
標高500m を越す急斜面に葡萄を植えた。海からの塩を含んだ空気
と山間部特有の激しい昼夜の寒暖差、更には水はけのよい石灰を含
んだ最上部の畑。葡萄にとって最高の条件が揃えられたこととなる。植
樹されたのはモンテプルチャーノ、トレッビアーノ、パッセリーナ、ペコリ
ーノといったアブルッツ
ォに昔から伝わる地場
品種達。醸造設備も一
新 、 定温 発 酵が 可 能
なステンレスタンクを導
入。基本的には発酵、
熟成まで全ての段階を
ステンレスタンクで行え
るようにし、適度な果
実味と飾り付けのない
透明感のあるワイン造りを意識したと言う。バローネ・ディ・ヴァルフォル
テのワインを飲むと全体的に優しく、品の良さを感じると思う。『この土
地を理解し、自分達なりに最も良い形に導いてあげる』と言うヴァルフォ
ルテ伯爵の本業は歯科医。しかし、ワイン好きが高じて親の代から続く
葡萄農園の仕事に没頭するようになったのだそう。『子供のころからの
夢であった医者も、今はどうでもよくなった。ワイン造りには夢があるし、
この土地を一番良く知っているのは私だから、この仕事は私にしかでき
商品記号
造り手
ないことだと思ってる。』彼等は将来的にはアブルッツォ産ワインのイメ
ージそのものを変えていきたいのだそう。だからこそ古い伝統的仕立て
の畑を全面的に植え替え、ベースのモンテプルチャーノ・ダブルッツォ
の畑でさえ4,200本/ha もの密植にしている。まだ、納得のいく樹齢に
まで達していないが、厳しい剪定を施すことである程度の複雑味をワイ
ンに持たせることが可能となる。発酵は温度管理機能のついたステン
レスタンクを使用。いまだに衛生的でない醸造環境が多いアブルッツ
ォにおいて、塵ひとつない醸造所は立派。『造りこむことが目的ではなく、
健康的な葡萄を腐敗することなくベストの状態でワインにしてあげること
が重要。その為にはステンレスタンクは絶対に必要だった』と言う。収
穫後、できる限り早く、醸造所に持ち込み15度以下にキープした状態
で保存、発酵を始める。ベースのモンテプルチャーノで約15日間のマ
セラシオン。発酵時の温度は27度を超えることはない。また、特徴的
なのはこの蔵には木樽がほとんど存在しないこと。『木樽の香はワイン
の重要で繊細な資質を覆い隠すことがあります。特にまだ樹齢の若い
我々のワインには木の要素は必要ないと考えています。』唯一、バロー
ネ・ディ・ヴァルフォルテのトップ・キュヴェであるモンテプルチャーノ・ダ
ブルッツォ“コッレ・サーレ”のみがトノーにて熟成される。(ほとんどが2
年使用樽、一部新樽)畑は大きく分けて2箇所に分かれている。標高
100-200m 程度の醸造所に近い南向き斜面(若い樹が多いが完熟
するのとタンニン分が細かく若いうちから柔らかいワインができる。ほと
んどがベースのワインに使われる)と醸造所から車で15分ほど山を登
った丘の頂上部に広がる北側斜面から南西斜面までの畑(標高は35
0-600m 程度で比較的高い樹齢。風通しが良く日照量のわりに年間
の温度が低い為上質の酸と成熟したタンニンを得る)。実際には、後述
の畑で特に優れた区画がコッレ・サーレに使用され、標高の高い畑と
低い畑をブレンドすることによってバランスを取っているのだと言う。白
葡萄は標高の高い畑の北側斜面に香豊かで酸度が重要なパッセリー
ナを植えている。比較的低い場所で日照量の多い場所に病気に弱く、
完熟させることが重要なペコリーノを植えている。全てのワインに関して
言えることだが、品種個性を前面に出しながらもバランス良く仕上って
いる。適度な果実感、食欲を促進する適度な酸味、口中で優しく溶け
るタンニン、決して主張が強すぎないが長い余韻。こんなワインがレスト
ランのグラスワインに出てきたら最高に喜ばれるのではないのでしょう
か?
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Marche
2008
白
750ml
参考上代 在庫
di Valforte
69959 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Trebbiano d'Abruzzo
di Valforte
69B95 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Trebbiano d'Abruzzo
di Valforte
69958 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo "Cerasuolo"
di Valforte
69B94 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo "Cerasuolo"
di Valforte
69957 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo
di Valforte
69B93 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Montepulciano d'Abruzzo
新入港
Marche
2009
赤
750ml
2,200
di Valforte
69962 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Colle Sale Montepulciano d'Abruzzo"Colline Teramane"
新入港
Marche
2006
赤
750ml
3,800
di Valforte
69960 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
Pecorino IGT "Terre di Chieti"
Marche
2008
白
750ml
2,400
di Valforte
69B96 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
di Valforte
69961 Barone
バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
トレビアーノ・ダブルッツォ
トレビアーノ・ダブルッツォ
新入港
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・チェラスオーロ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・チェラスオーロ
新入港
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッレ・サレ”コッリーネ・テラマネ”
ペコリーノ”テッレ・ディ・キエーティ”
Pecorino IGT "Terre di Chieti"
ペコリーノ”テッレ・ディ・キエーティ”
Passerina IGT "Colli Aprutini" 35
パッセリーナ”コッリ・アプルティーニ”
2,200
◎
8中
入港
Marche
2009
白
750ml
2,200
Marche
2008
ロゼ
750ml
2,200
△
8中
入港
Marche
2009
ロゼ
750ml
2,200
Marche
2008
赤
750ml
2,200
新入港
Marche
2009
白
750ml
2,400
新入港
Marche
2009
白
750ml
2,400
◎
8中
入港
8中
入港
△
8中
入港
8中
入港
TOP
Azienda Agricola Fattoria
La Monacesca
Matelica , Marche , Italia
ラ・モナチェスカ
最も熟成ポテンシャルの高いイタリア地白品種ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
カステリ・ディ・イエジに比べて認知度の低いマテリカ地区。しかし、意
外にもカステリ・ディ・イエジよりも早くから存在する産地であり、熟成と
いう観点から見ると数段上のポテンシャルを持っている。(リゼルヴァ
“ミルム”は 15 年∼20 年以上の熟成に耐える)地理的にはアドリア海
からの影響を大きく受けるカステリ・ディ・イエジに比べ、60km 内陸に
入ったマテリカは山に囲まれ内陸性の気候となっていて標高も 400∼
500m と高く
冷涼。湿気
を含んだ海
風の影響は
山々に完全
に遮断され
ている為にほ
とんど受けな
い。産地の
規模が非常
に小さいこと
と、山々に囲
まれ陸の孤
島となる物流
条件の悪さ
がマテリカワ
インの普及を
妨げてきた。
アルド・チフォ
ラ氏はこのマ
テリカの可能
性を信じ、そ
の塩分を感
商品記号
造り手
じさせるミネラル感、高い酸度
からくる長い余韻、透明感溢
れる造りながらも豊かな表情・
複雑味を見事に表現すること
に成功し、マテリカの名を広め
た。モナチェスカの丘は太陽
光を遮るものがない。南西に
はヴェルディッキオとサンジョ
ヴェーゼ。北西にはシャルドネ
とメルローが植えられている。
27ha の畑は平均 30 年以上と
非常に樹齢が高く、ベースと
なるヴェルディッキオでさえ樹
齢 30 年以上の樹が半分以上
となっている。また、特筆すべ
きは豊富なミネラルを含んだ
土壌。元々塩田であった関係
で、表面は灰色がかった粘土質が覆っているが、ミネラルに富む土壌
が地中深くまで続いていて、複雑な構成となっている。高い樹齢から
密度の高さを、複雑な土壌から味わいの深みを、南向き斜面から強い
果実感を。そして、比較的冷涼で昼夜の温度差の大きさから高い酸度
を得ている。まさにヴェルディッキオにとって最高の条件が揃っている
畑と言える。醸造に関しては非常にシンプル。ヴェルディッキオは勿論、
シャルドネに関しても品種由来の香を最大限表現したいとの理由で一
切の木を排除。発酵から熟成に至るまで 4,000 リットル以上の大型の
ステンレスタンクで完結する。冷涼な気候な為、10 月の始め頃まで葡
萄の完熟を待ち、収穫は人間の手を使って行う。選別と同時に極めて
軽いプレスをかけて発酵槽へ。(この時点での SO2 は添加しない)その
後 20 度以下で 15 日程度の発酵を行う。
ワイン
Monacesca
69936 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica
Monacesca
69938 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica ≪1500ml≫
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・マグナム
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Marche
2008
白
750ml
2,400
◎
Marche
2008
白
1500ml
4,800
△
ベースのワインながら全て手収穫。半分が30年以上の古樹、半分が6年程度の若樹となっている。時間が経つにつれ丸くとろりとした質感とリースリングのような香が出てくる。発酵から熟成まで全てステンレスタンク。低
温醗酵で葡萄本来の香を損なわないよう細心の注意を払う。酸化防止剤にに関しては発酵時の添加は無し、瓶詰め時に極少量の添加に抑えている。
Monacesca
69679 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM"
Monacesca
69939 La
ラ・モナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM"≪1500ml≫
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ・ミルム
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ・ミルム・マグナム
Marche
2006
白
750ml
3,900
△
Marche
2007
白
1500ml
7,800
△
圧倒的に粘土の多い3ヘクタールの畑。10月の最終週まで収穫を遅らせる。限界まで樹の上で熟させることで豊かな厚みとエキゾチックな香を得る。全て手収穫で厳密に選果を行う。空気圧でやさしくプレスを施し、
SO2は使わないで醗酵に入る。発酵は低めの温度でゆっくり20日以上かけて行う。(ステンレスタンク)マロラクティック醗酵が始まるのは通常夏頃になる。最良年のみの生産。自他共に認めるマテリカ最高のワイン。
Monacesca
69799 La
ラ・モナチェスカ
"Ecclesia" Marche Chardonnay
エクレシア・マルケ・シャルドネ
Marche
2007
白
750ml
3,000
△
500ケース/年産。砂質が入る北西向き斜面に植えられているシャルドネ。勿論、木樽を使わずにステンレスのみで熟成。どこかヴェルディッキオを連想させる苦味を余韻に残す。中部イタリアのシャルドネの中ではトップクラス
の評価を受けていてイタリア国内でも手に入り難いワインとなっている。
Monacesca
69937 La
ラ・モナチェスカ
"Camerte" Marche Rosso
Marche
カメルテ・マルケ・ロッソ
2006
赤
750ml
4,000
△
5ヘクタールの特別な畑から造られる。粘土質の強く出ている畑でメルローにとって最高の条件が揃っている。粘度の高いねっとりとしたメルローと高い酸度のサンジョヴェーゼのブレンドで適度な強さのアタックと繊細な余韻を
併せ持つ。ステンレスタンクで28度まで温度を上げながら発酵。20日間のマセラシオンを行い果皮からの成分を抽出する。熟成にはこのカンティーナで唯一、新バリックを使っている。
36
TOP
Soc. Agricola
Sartarelli
Castelli di Jesi, Marche, Italia
サルタレッリ
昔ながらのヴェルディッキオを追求36種ものクローンをマスセレクション
この低価格ながら2009年のヴェルディ
ッキオ・クラシコはR.パーカーJr から88
point の評価を受けている。数多い土着
白品種の中でヴェルディッキオが最も高
いポテンシャルを持っている品種のひと
つということは周知の事実であろう。更に
カステリ・ディ・イエジ地区はイタリアでも
有数の高いコストパフォーマンスを誇る
地域であり、サルタレッリはその高い品質
で早くから注目を集めてきた。サルタレッ
リは50ha 以上の広大な畑を持ち、内3
0ha 以上がベースのヴェルディッキオ・
クラシコに充てられる。一家族が経営す
るカンティーナとしては広大な畑だが、
長い歴史の中で一度も品質至上主義を
崩していない優良生産者であり、カステ
リ・ディ・イエジを引っ張ってきたのは間
違いなくこのカンティーナである。2008
年のヴィニタリーでも最もコストパフォーマンスの高い白ワインにサルタレ
ッリのクラシコが指名されていた。サルタレッリはパトリッツィオ・キアリー
ニ氏と夫人のドナテッラが経営しており、エノロゴはアルベルト・マッツォ
ーニ。パトリッツィオは
1990年まではパン
職人であったが、義
父が1970年に14ha
の葡萄畑を購入し、
少しづつワイン造りに
のめり込んでいった。
(1989年に義父が亡
くなり、パトリッツィオが
引き継いだ)畑では防
虫剤、除草剤は使わず、有機系肥料は必要に応じて使用するという。
ある一定期間、一定量に限っては雑草も繁らせる。アンコーナの北西
商品記号
造り手
69A44 Sartarelli
サルタレッリ
に広がる畑は
基本的に南
東∼南西向
き。樹齢は平
均20年程度。
(ベースのク
ラシコは平均
15年樹)驚く
べきことに生
産量の60%
は地元で量り
売りされている。これは選別された良い葡萄のファーストプレスだけを
商品にすることで品質を高める工夫であり、このお陰でリーズナブルな
価格も実現できているのだ。更には現代ではどの造り手も代表的な育
てやすいクローン3種を植樹しているが、サルタレッリでは昔のカステリ・
ディ・イエジを表現すべく、なんと36種類のクローンを畑に混植している。
これによってワインはより複雑味を持つこととなる。サルタレッリを一躍
有名にしたのはバルチャーナと呼ばれる遅摘みによる辛口ヴェルディ
ッキオ。バル
チャーナの
畑は北東斜
面に位置す
る為急激な
糖度の上昇
は避けられる
為、貴腐菌
が付くまで収
穫を遅らせる
ことも可能だという。(2008年の収穫は11月3日∼18日の間6回にも
わたって最上の状態のぶどうだけを収穫)現在では色々な生産者によ
って造られているが、初めて遅摘みによる辛口を完成させてのはサル
タレッリであった。
ワイン
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Classico"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Marche
2009
白
750ml
参考上代 在庫
1,700
◎
平均樹齢15年程度の比較的若い畑。南東∼南西斜面、標高350m。畑は非常に広く31ヘクタールにもおよぶ。有機肥料のみ、収穫も全て手作業とこの広さにも拘らず徹底されている。醸造に関しては品種個性
を表現する為に余計なことをしないことが第一。第二に優しく扱うことと酸化を防ぐこと。
69707 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Tralivio"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・トラリヴィオ
Marche
2007
白
750ml
2,400
△
15ヘクタールの単一畑から造られる。区画ごとに熟度を見て別々に収穫。ベースのワインと違い厳しい選果を行い除梗せず空気圧で優しく圧搾。低温で醗酵させる。日照条件の良い畑だけに凝縮度が高く噛み締め
られるようにねっとりとした質感。
69171 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Balciana"
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・バルチャーナ
Marche
2006
白
750ml
4,800
△
北東斜面で特異な気象条件を有する9.5ヘクタールの畑。11月末までに数回に分けて収穫を行う。収穫は4∼5房/樹に制限し、20hl/haまでにおさえることによりヴェルディッキオでもトップクラスの凝縮度を誇る。一部
には貴腐葡萄も混ざっている為、独特の風味を感じさせる。
69708 Sartarelli
サルタレッリ
Passito
Marche
パッシート
37
2007
白
500ml
4,300
△
TOP
Azienda Agricola
Le Caniette
Ripatransone, Marche, Italia
レ・カニエッテ
リパトランソーネならではの長期熟成型ロッソ・ピチェーノとペコリーノ
ヴェルディッキオで高名なマルケ州。州都アンコーナから南方、アブル
ッツォ州に程近い南端アスコリピチェーノ県リパトランソーネの山奥にレ・
カニエッテは位置する。アドリア海に接し海洋性の気候を連想させるが、
全く異なる気
候になってい
る。海岸から
8km しか離
れていない
ので微妙に
海風が影響
しながらも、
標 高 は 28 0
∼400m に
も達し、昼夜の寒暖差が大きくなるという微気候。また特筆すべきは土
壌。ロッソ・ピチェーノの生産エリアでは極めて異例なほど石灰分に富
みマンガン、カルシウム等、必要な養分を十分に含んでいて、適度に
粘 土 質 と 砂 質 が 混 ざ る 理 想 的 土 壌 に な っ て い る 。 D.O.C
Rosso.Piceno はマルケ州で最も広い生産地域を持っているだけに
D.O.C Rosso.Conero と比べ、品質よりも生産量を重視する印象は
拭えないかもしれない。しかし、アッピニャーノ、オッフィーダ、リパトラン
ソーネ等の一部の生産地では量から質への転換が進み、次世代の高
品質志向 Rosso.Piceno が誕生している。更に、主要品種のモンテプ
ルチャーノの特徴はその凝縮感やボリューム感と考えられがちだが、リ
パトランソーネのように標高が高い産地で完熟を待ち、最適のタイミン
グで収穫されたものは、PH が低く、酸度が高い葡萄が得られるため長
い時間の熟成に耐えうる偉大なワインを生み出せる素質を持つことが
商品記号
造り手
Caniette
69762 Le
レ・カニエッテ
できる。凝縮感だけでなく繊細で爽やかな
印象をも併せ持つエレガントな品種である
ことも重要な事実。カニエッテのワインは赤、
白とも共通して長寿。白ワインは果皮浸透
を行い果皮の成分を限界まで抽出してい
る。ペコリーノ種がここまで複雑な余韻を持
ち、長く熟成するとは思わなかった。畑で
は現当主ジョヴァンニの父親の代より有機
栽培が実践され、除草剤も使わずに健全
な土壌が確保されている。一方で、醸造
所内は使い古されたセメントタンクに代わり、
イノックスと大樽が導入され、熟成庫には3,000リットルの大樽とバリ
ックも一部導入された。特に98年がファーストヴィンテージとなる Nero
di Vite は大樽で
発酵、マロラクテ
ィック発酵からバ
リックに移行し、
熟成させたもの
で、イタリア国内
外で高い評価を
得ている。高い
酸度、豊富なタ
ンニン、がっちりと
した堂々たる骨
格はバローロにも
通じるポテンシャルを秘めている。
ワイン
Rosso Piceno "Rosso Bello"
ロッソ・ピチェーノ・ロッソ・ベッロ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Marche
2007
赤
750ml
2,300
◎
45%Sangiovese 45%Montepulciano 10%Cabernet Sauvignon レストランのグラスワイン向けに造るハイコストパフォーマンスワイン。若々しい果実感に噛める様な凝縮感。
Caniette
69070 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
Caniette
69071 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
Caniette
69072 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
ロッソ・ピチェーノ・モレッローネ
Marche
2003
赤
750ml
3,500
○
Marche
2002
赤
750ml
3,600
△
Marche
2001
赤
750ml
3,600
△
30%Sangiovese 70%Montepulciano 選別された優れた畑のみの葡萄を使用。(ヴィンテージにより異なる)よりモンテプルチャーノらしい果実味と高い熟度。ミネラルを十分に感じさせる。
Caniette
69066 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
Caniette
69068 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
Caniette
69069 Le
レ・カニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
ロッソ・ピチェーノ・ネロ・ディ・ヴィーテ
Marche
2003
赤
750ml
7,500
○
Marche
2001
赤
750ml
7,500
△
Marche
2000
赤
750ml
8,000
△
Marche
2008
白
750ml
2,200
○
Marche
2005
白
750ml
3,600
△
Marche
2007
白
750ml
3,600
△
Marche
2004
甘
375ml
4,900
△
750ケース/年。50%Sangiovese 50%Montepulciano 最良年のみ生産されるリゼルヴァでありトップキュヴェ。24ヶ月バリック熟成後10ヶ月ボトル内熟成。
Caniette
69943 Le
レ・カニエッテ
Offida Passerina "Lucrezia"
オッフィーダ・パッセリーナ・ルクレッツィア
100%Passerina 80%ステンレスタンク熟成 20%バリック熟成。
Caniette
69075 Le
レ・カニエッテ
Offida Pecorino"Io sono gaia non sono Lucrezia"
Caniette
69945 Le
レ・カニエッテ
Offida Pecorino"Io sono gaia non sono Lucrezia"
オッフィーダ・ペコリーノ・イオ・ソノ・ガイア・ノン・ソノ・ルクレッツィア
オッフィーダ・ペコリーノ・イオ・ソノ・ガイア・ノン・ソノ・ルクレッツィア
100%Pecorino バリック発酵 12ヶ月バリック熟成後、6ヶ月ステンレスタンク熟成。
Caniette
69944 Le
レ・カニエッテ
Sibilla Libica Vino Santo Offida Passerina
シヴィッラ・リヴィか・ヴィノ・サント・オッフィーダ・パッセリーナ
100%Passerina 厳しく選別した特別な葡萄のみを使用。機械を使わずに自然風のみで乾燥させる珍しいヴィンサント。
38
TOP
Cantina del Taburno
Foglianise, Campania, Italia
カンティーナ・デル・タブルノ
量より質に転換『正統派カンパーニャ・ワイン』を醸す協同組合
ネッビオーロやサンジョベーゼと同様にアリアニコの持つ、品位、複雑さ、
余韻の長さ、タンニンの強さによる長熟の可能性は周知の事実であろ
う。特に紀元前までその歴史をさかのぼることができるカンパーニャの
アリアニコは別格だと思う。しかし、長い間、この土地の持つポテンシャ
ルに甘んじてワインへの品質の向上に目を向ける生産者は少なかった。
(というより必要性に迫られることが無いほど恵まれていた産地だったの
かもしれない)カンパーニャの生産地区は単純な形で海岸地帯と山岳
地帯に分けることができる。海岸
地帯は穏やかな気候も起因し、
爽やかさだけでなく、香り豊かで、
十分な凝縮度を持った白ワイン
が多く産出される。一方、山岳地
帯では、石灰岩土壌や小石を含
む粘土質より豊富なミネラルを
得て、寒暖の差から気品があり
伸びやかな酸を得て緊張感のあ
るワインに仕上がる。カンティー
ナ・デル・タブルノは後者、山岳
地帯の中心ベネヴェント県に位
置する350人もの構成員を抱える1983年設立された巨大協同組合
である。象徴でもあるタブルノ山の東側にある丘陵地帯、標高 350ml
の場所に 700ha もの畑をもち、アリアニコ、ファランギーナ、コーダ・デ
ィ・ヴォルペ、ピエディロッソ等、地場の品種のみに拘り地域特性をしっ
かりと表現したワインを造っている。赤葡萄は緻密なタンニン、長期熟
成を可能とさせ、味わいを引き締める適度な酸、豊かなボディを持ち
合わせる。白品種は厚みがあり、決してぼやけることのない酸とアロマ
ティックで温かみを感じとれる果実味を持ち、上質なアルザスワインを
商品記号
造り手
del Taburno
69B46 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
連想させる。イタリア国内でも最大規模の
生産者協同組合・・・、南イタリア・・・、とな
ればマイナスの印象をお持ちになる方もい
るかもしれない。しかし、産地が違えども、
プロドゥットリ・デル・バルバレスコやテラミン
等それぞれの土地の個性を上手に表現し、
成功を収めている生産者は多く存在し、あ
る意味それぞれの州のワイナリーを牽引し
ている立場とも言える。近年、カンティーナ・デル・タブルノはカンパーニ
ャワインのトップ生産者、アントニオ・カッジャーノやサン・グレゴリオで醸
造を手掛けたルイジ・モイオ氏を醸造責任者に迎えた。更にフィリッポ・
コーランドレアに率いられた25名もの優秀な技術者を配備して各農家
に綿密な指導を与えている。量より質への転換。勿論、化学的なもの
を極力排除した農法、密植やグリーンハーベスト、厳しい選果等による
収量制限、手作業での畑管理から生まれる健全な葡萄を劣化させな
い醸造技術と設備の拡充も進んでいる。そして最も重要なのが各契約
農家の『健康で健全な葡萄
を育てる』という高い品質意
識。彼らのフラッグシップワ
インでもある樹齢150年を
超える自根(プレ・フィロキセ
ラ)のアリアニコが生み出す
ブエ・アピスをぜひ試して欲
しい。極めてパワフルでいな
がら、シルクのようなタンニ
ンを持ち、計算つくされた複雑性、飲み手を説き伏せるまでの凝縮度。
ここに彼らのワインへの情熱と可能性が集約されている。
ワイン
Falanghina del Tabruno
ファランギーナ・デル・タブルノ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Campania
2009
白
750ml
2,200
◎
Campania
2007
白
750ml
3,400
◎
Campania
2009
白
750ml
2,200
◎
Campania
2009
白
750ml
2,400
◎
Campania
2009
白
750ml
2,600
◎
Campania
2005
赤
750ml
3,700
◎
Campania
2006
赤
750ml
2,000
◎
Campania
2004
赤
750ml
4,200
◎
Campania
2004
赤
750ml
12,800
○
Campania
2004
甘
750ml
5,000
○
標高200∼600mの各畑のブレンド。驚くべきコストパフォーマンス。
del Taburno
69B45 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Falanghina del Taburno "Folius"
ファランギーナ・デル・タブルノ・フォリウス
遅摘み。30日間のマセラシオン後バリックで発酵、熟成。南東向き標高350m以上の5haの畑の葡萄100%。
del Taburno
69B40 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Coda di Volpe "Amineo"
コーダ・ディ・ヴォルペ・アミネオ
標高200∼600mの各畑のブレンド。ステンレスタンクのみ。
del Taburno
69B42 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Greco IGT "Beneventano"
del Taburno
69B41 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Fiano IGT "Beneventano"
del Taburno
69B43 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Piedirosso IGT "Beneventano"
del Taburno
69B39 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Aglianico del Taburno "Fidelis"
グレーコ・ベネヴェンターノ
フィアーノ・ベネヴェンターノ
ピエディロッソ・ベネヴェンターノ
アリアニコ・デル・タブルノ・フィデリス
Aglianico - 90%、Sangiovese - 5%、Merlot - 5% ステンレスタンクで発酵。熟成には大樽と使用済みのバリックを併用。
del Taburno
69B38 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Aglianico del Taburno "Delius"
アリアニコ・デル・タブルノ・デリウス
30日間のマセラシオン。マロラクティックから新バリックで行う。
del Taburno
69B37 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Aglianico del Taburno "Bue Apis"
アリアニコ・デル・タブルノ・ブエ・アピス
40日間のマセラシオン。18ヶ月間バリック及び栗の木樽で熟成させる。圧倒的な凝縮度を誇る。
del Taburno
69B44 Cantina
カンティーナ・デル・タブルノ
Falanghina Passito "Ruscolo"
ファランギーナ・パッシート・ルスコロ
10月後半に収穫し2∼3ヶ月間乾燥させてから発酵。12ヶ月間のバリック熟成。
39
TOP
Azienda. Vinicola
Benito Ferrara
Tufo, Campania, Italia
ベニート・フェラーラ
グレーコの原種を栽培する数少ない造り手
南イタリアは長い歴史の中で、北の産地への葡
萄供給源となっていた。今でこそ注目されている
カンパーニャも例外でなくマストロベラルディーノ
以外に高品質ワインを生産していたカンティーナ
など存在しえなかった。しかし幸運なことに、カン
パーニャには他の何処にもない個性的な葡萄が
存在していた。アリアニコ種は勿論のことフィアー
ノ、そしてグレーコである。ヴェズヴィオ火山に由
来する硫黄を多く含む火山岩土壌と南らしい豊
富な日照とこれらの品種は最高の相性を見せ、
数多い地品種の中でも群を抜いて個性的なワイ
ンとなりえた。カンパーニャの白品種の双璧はフィ
アーノとグレーコだが、どちらも素晴らしい個性を持ち合わせている。グ
レーコの特徴的なナッティな風味や柑橘系のアロマは強烈でその果実
感は非常に厚みのあるもの。更に特筆すべきは酸度も高く、果皮には
白葡萄としては少し多めのタンニンも含むこと。
10年程度の熟成にも耐えうるポテンシャルを
持ちながら若い内からも、その独特の風味を
十分に発揮してくれる。(熟成して全てが溶け
合うとリースリングのように繊細で美しい余韻
を持つように)このグレーコはカンパーニャ全
域で栽培されているが、なんと言ってもサン・
パオロ・ディ・トゥーフォが別格であろう。ひとま
わり大きなワインとなり、力強さを増す。ベニー
ト・フェラーラはこのサン・パオロ・ディ・トゥーフ
ォに畑を所有していて標高は400∼600m。
1880年の設立だが、当時40ha あった畑は
商品記号
造り手
Ferrara
69727 Benito
ベニート・フェラーラ
Ferrara
69B56 Benito
ベニート・フェラーラ
財産分与を繰り返し、現在では8ha。しかしながら古くから良い区画を
所有していただけに、どの畑もほぼ南向き斜面に位置し非常に良い条
件が揃っている。現オーナーはガブリエッラとその夫セルジオ。セルジ
オは手作業で畑の管理を主に行い、醸造に関してはパオロ氏が行う。
この蔵のグレーコ種は今や貴重な純
正のグレーコ種で力強さの奥に繊細
な味わいを見せるという。『フィアーノ
と比較してグレーコは攻撃的でアタッ
クの強いワインだと思われているかも
しれない。だけどサン・パオロ・ディ・ト
ゥーフォの純正グレーコは力強さだ
けじゃない。若いうちはグレープフル
ーツのような果実味、少し落ち着い
てくると、とろっとした質感と複雑な
余韻が出てくる。そういう繊細で長熟
な葡萄なのです』畑では極力化学
薬品を排除し、撒くのは極少量の銅
と硫黄のみ。雑草や除去した葉や枝
はそのまま土壌に返すという有機栽培をベースとした循環型農業を実
践している。もともとサン・パオロ・ディ・トゥーフォは丘の上に位置し風通
しが良い為に病気やカビに侵されることが非常に少ないという。彼等の
最上のワインであるヴィーニャ・チコーニャは70年を超える樹齢のグレ
ーコからなる畑100%で、収穫は20kg づつ手摘みされ、除梗し5度で
15時間コールドマセラシオンに入る。優しくプレスし、18度程度で1ヶ
月間発酵が続けられる。ワインはグレーコ最上のものであることは間違
いない。焦げたアーモンドのような風味とグレープッフルーツの苦味や
塩分を感じさせドライ。スケールの大きなワインに仕上がっている。
ワイン
Greco Campania "Due Chicchi"
グレーコ・カンパーニャ・ドゥエ・チッチ
Greco Campania "Due Chicchi"
グレーコ・カンパーニャ・ドゥエ・チッチ
新入港
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Campania
2007
白
750ml
参考上代 在庫
2,300
△
2008
白
750ml
2,300
8下
入港
Campania
2008
白
750ml
3,000
○
Campania
2008
白
750ml
3,400 入港
Campania
Greco 85% Coda di Volpe 15% フレッシュで少し苦味のきいた味わいにコーダ・ディ・ヴォルペの厚みが加わる。年間4000本のみ。
Ferrara
69935 Benito
ベニート・フェラーラ
Greco di Tufo
グレーコ・ディ・トゥーフォ
Greco 100% 果皮の色、旨味が上手に抽出されている。発酵・熟成は全てステンレスタンクを使用。
Ferrara
69B57 Benito
ベニート・フェラーラ
Greco di Tufo "V.Cicogna"
新入港
グレーコ・ディ・トゥーフォ・ヴィーニャ・チコーニャ
8下
Greco 100% 僅か1haのクリュ・チコーニャの葡萄のみを使用。樹齢は70年を越える。ステンレスタンクによる発酵は1ヶ月以上続き、熟成に関しても同じくステンレスタンクのみで6ヶ月間。圧倒的な凝縮感、
複雑味を持ちながらもグレープフルーツのような爽やかさ、苦味も。
Ferrara
69109 Benito
ベニート・フェラーラ
Fiano di Avellino
2006
白
750ml
3,400
○
Campania
2008
赤
750ml
2,300
△
Campania
2006
赤
750ml
2,700
△
Campania
フィアーノ・ディ・アヴェリーノ
Fiano 100% Lapioに位置する畑から造られる。少し熟成することにより真価を発揮する。2006は特にバランスに優れエレガントな仕上り。
Ferrara
69726 Benito
ベニート・フェラーラ
Aglianico Campania "Passo del Lupo"
アリアニコ・カンパーニャ・パッソ・デル・ルポ
Aglianico 100% 濃厚な果実を感じさせながらもアリアニコらしい酸が飲み飽きさせない。2日目以降複雑味を見せる。
Ferrara
69111 Benito
ベニート・フェラーラ
Irpinia Aglianico "Vigna Quattro Confini"
イルピニア・アリアニコ・ヴィーニャ・クァットロ・コンフィニ
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。非常に硬く強い酸が支配的。6日間果皮浸透。発酵はステンレスタンク。熟成は70%がステンレスタンク。30%がバリック(一部新樽)で9ヶ月間。
3ヶ月間ボトル内で落ち着かせてから出荷。
Ferrara
69729 Benito
ベニート・フェラーラ
Taurasi "Vigna Quattro Confini"
タウラジ・ヴィーニャ・クァットロ・コンフィニ
Campania
2005
赤
750ml
6,500
△
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。標高は600mにもなる畑で昼夜の寒暖差が極めて大きい南西を向く畑。完璧に熟したアリアニコを収穫後、直に発酵槽に投入。マロラクティック発
酵からバリックに移す。30ヶ月間バリックにて熟成。
40
TOP
Azienda. Agricola
Perillo
Castelfranci, Campania, Italia
ペリッロ
樹齢90年“プレ・フィロキセラ”コーダ・ディ・カヴァッロの実力
恐らく世界中で葡萄が開花してから収穫されるまでの期間が最も長い
産地、カステルフランチ地区。年によっては12月の雪が降った後に収
穫されることもあるという。ゆっくり少しづつと熟していく萄葡はタンニンも
アントシアニンも成熟し、高い糖度と高い酸度を両立させることとなる。
色々な要素が成熟し、複雑味を帯びていき、ワインは深みを手に入れ
ることになる。『収
穫が遅いと雨が心
配じゃないかっ
て?雨季が過ぎ
たもっともっと後に
収穫するんだよ。
だから雨は全く影
響ないよ。』例年
11月中旬に入っ
てから収穫が始ま
るペリッロの畑はタ
ウラジでも、そのワイン名になっているタウラジ村ではなく、更に100メ
ート程高い標高であるカステルフランチに位置する。標高は680メート
ル程度。この地域は年間を通して夜は0℃近くまで気温が下がる。昼
夜の寒暖差が激しく、丘の谷間から乾燥した空気が入り込む。地中深
くには岩盤が張り詰め、ミネラルが豊富でありながら痩せた土壌には樹
齢100年に近い伝統的テンドーネ仕立ての葡萄樹が並ぶ。『2003年
が酷暑だったっ
て?カステルフ
ランチは寒かっ
たよ。収穫も11
月の第2週だっ
た と 思 う 。 こ こで
は年によっては
12 月に収穫する
こともあるんだ。
葡萄が芽吹き、
生育し熟成して
いく過程が長ければ長いほど葡萄は色々な資質を備えるようになる。』
との当主ミケーレ氏の言葉通り、ペリッロのタウラジはまるでバローロのよ
うに力強く、しっかりとした骨格を持っている。また、特筆すべきはペリッ
ロの所有するカステルフランチに位置する畑(3ha)に育つアリアニコの
種類。コーダ・ディ・カヴァッロと呼ばれるアリアニコの原種に近いクロー
ンであり、その90%は90年を越す樹齢となっている。そして90年を越
す樹のほとんどはフィロキセラの害を逃れたプレ・フィロキセラの樹とな
っているのだと言う。コーダ・ディ・カヴァッロ(馬の尻尾の意)という名の
通り、葡萄の房は通常のアリアニコよりも1.5倍程度長く垂れ下がり、
果実と果実の間に隙間ができてしまう位に実なりが悪い。果実自体は
小振りでありながら果皮は厚くアントシアニンも豊富。更にはブルゴーニ
商品記号
69953 Perillo
ペリッロ
造り手
ワイン
Taurasi Riserva
タウラジ・リゼルヴァ
ュのピノ・ファンのように結実不良果実が1房に10粒程度入り込むのも
特徴。通常のコーダ・ディ・カヴァッロの1/4程度にしか育たない結実不
良の小さな果実は成熟するスピードが遅いので、この果実の色づきを
待って収穫に入るのだと言う。とにかく、信じられないくらいに通常のアリ
アニコと比べると果皮と比べて水分の比率が低いことになる。果実と果
実の間に隙間があり山間部の乾燥した風がその間を通る為、収穫時
期が遅くなり、雨や年によっては積雪があったとしてもベト病やカビに侵
される事がないのだと言う。そして、アリアニコはタンニン、酸共に豊富
である為、ゆっくりと樹の上で成熟していくことによりタンニンも酸も熟成
していくことがワインにとって重要なのだという。何もかもが常識外とも思
えるカステルフランチでのペリッロの仕事。更に驚かされるのが収穫量。
『剪定はしていない。高齢のコーダ・ディ・カヴァッロは自然と収穫量が
少なくなってしまい1つの樹に1房しかできないんだ。』果実が小さい上
に実なりが悪い。しかも1つの樹に1房しか付かない葡萄・・・。勿論、生
産本数、生産効率は極端に落ちることとなるのは言うまでもない。※タ
ウラジの規定が100キンタリ/ha のところペリッロでは35キンタリ/ha とな
っている。畑では薬剤の使用を厳しく制限し、勿論除草剤も使用しない。
(正確には樹が病気に対して抗体を持っていることと高地で乾燥してい
る為病気自体が少ないのだそう)南西を向くカステルフランチの畑は棚
造りにも似た昔ながらのラジエッラ仕立。(この地域では昔から伝わる
仕立で葡萄樹と葡萄樹の間に他の野菜や果物を栽培していたそう。)
土壌は粘土質の奥にカルシウム豊富な岩盤があり地表には白い石灰
岩がところどころに顔を出している。下草は自然に残され 7 月に年 1 回
だけ刈り込みが行われるのみで基本的には不耕起が実践されている。
醸造所は自宅地下に位置し大樽5つと使用済みトノーが20樽程度と
いう家族経営のカンティーナで、畑はカステルフランチの3ha の他にモ
ンテマラーノに1ha カステ
ルフランチに近いが砂質
が混じる自宅裏に0.5
ha を所有する。これら全
ての畑が全てタウラジを
名乗れる区画であり、畑
毎に発酵、熟成させ熟成
過程をチェックしながらタ
ウラジにする樽とアリアニ
コとしてボトリングすべき樽とに分けていくというが基本的には全ての畑
のワインがブレンドされる。また、購入した畑に樹齢の古いコーダ・ディ・
ヴォルペが植わっていて自家消費用に少しだけワインを造っていた。こ
のコーダ・ディ・ヴォルペにも絶品。カンパーニャワインの歴史はマストロ
ベラルディーノが作ったと言って良いだろう。アリアニコを筆頭にカンパ
ーニャの固有品種を世界に根付かせた功績は大きいと思う。しかし、
これから歴史を作っていくのはこのペリッロを始めとする小さくとも高品
質に拘り本当のアリアニコの個性を追求する新しい試みの中から出てく
るのではないだろうか。
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Campania
2004
赤
750ml
参考上代 在庫
6,900
〇
樹齢90年を超えるプレ・フィロキセラのアリアニコがメインに使われる。1つの樹に1房しかつけないというこの老樹から収穫される葡萄は明らかに凝縮度合が違う。全ての要素が強く、ネッビオーロにも勝
る複雑味を持ち合わせている。カステルフランチから収穫されたワインは2年目以降のトノーで熟成。その他の畑から収穫されたものは大樽で熟成されている。
69954 Perillo
ペリッロ
Irpinia Aglianico Rosso
イルピニア・アリアニコ・ロッソ
Campania
2003
赤
750ml
4,500
〇
基本的にはタウラジと変らない。熟成期間が短いだけと言える。畑毎に熟成されている樽を定期的にチェックしていきタウラジの各畑のブレンド比率を決めていく。その過程で余ることとなる樽がこのアリア
ニコとなる。非常にお買い得と言えるキュヴェ。
41
TOP
Azienda. Agricola
San Francesco
Coata d’Amalfi , Campania , Italia
サンフランチェスコ
フィロキセラさえも寄せ付けなかった中世のワインが残る産地トラモンティ
『世界で最も美しい海岸線』と称され、ユネスコの世界遺産にも認定さ
れているアマルフィ。美しい景観だけでなく、その独特の文化がここに
はある。歴史的には9世紀頃から繁栄したアマルフィ公国が独自の文
化を形成した。その後もティレニア海に囲まれラッターリ山脈に隔てら
れたソレント半島独特の地形(海岸付近に平地がなくいきなり崖になっ
ている)によって、交通の便が非常に悪かった(半島に入り込むには1
本の道しかない)為、その独自の文化が壊されることもなく、外部の文
化が入り込むこともなかった。現在ではイスラム文化の影響を受けた
中世独特の建造物や
史 跡 、 自 然環境 と レ
モンや手漉し紙の特
産品で人気の観光地
となっている。2,000
年前から続くワイン文
化に関しても独自の
路線を進んでいる。イ
タリア全土、勿論カン
パーニャの平野部も
全てフィロキセラによ
って一時壊滅状態に
なった訳だが、本土
からティレニア海、ラ
ッターリ山脈によって
遮断されていること、
更にはさらさらと軽い
火山灰土壌によって
アマルフィはフィロキ
セラの害から守られる
結果となった。現在、
フィロキセラを逃れた自根の品種も含め独自の固有品種が80種類も
残っている。そのほとんどの品種はソレント半島以外では見かけること
のない品種。サンフランチェスコは2004年に設立された若いカンティ
ーナで、代表はこの地を熟知するボーヴェ・ガエターノ。ソレントでも非
常に優れた土壌を持つと言われるトラモンティに位置する。ソレント半
商品記号
造り手
島の中心部に位置し、ティレニア海から
すぐの断崖絶壁の上部、標高は550m
に畑を所有。トラモンティとは『陽が沈
む』という意味を持っている。その名の
通り三方を海に囲まれたトラモンティは
日没までの時間が長く、極端に長い日
照時間を手に入れ、元来高い酸度を
保有するソレントの地葡萄は高い熟度
を手に入れることとなる。畑では極力、
化学肥料、薬剤の使用を抑えている。
急勾配の畑だけに機材は入ることがで
きず、全ての作業は手作業となってい
る。土壌は石灰質と火山性土壌。時間
と共に石灰が腐敗化し、崩れ、石礫になり、火山性と土壌と混合され
ている。この土壌はワインにストラクチャー、そして高い酸度を与えるこ
ととなる。そして、トラモンティ最大の特徴はティレニア海を感じさせる
塩味。ミネラルのゴツッとした結晶のような太い塩味が、イタリア料理を
引き立てる。白ワインは自根のビアンコレッラとこれまた自根のペペッラ
(フリウリのピコリットと同種とも言われる)
にファランギーナがブレンドされている。
自根の葡萄は樹齢も高く、野生種の為、
結実が悪い。ペペッラは特に大きな粒は
少しで小さい粒がほとんど。房は長く垂
れ下がり隙間だらけ。果汁に対して果皮
の割合が異常に高く、ワインは必然的に
収穫量は少なくなり、凝縮度が上る。黒
葡萄はアリアニコ、自根のティントーレ、
更に自根のピエディロッソが育っている。
ティントーレはトラモンティにしか存在しな
い葡萄で、やはり結実が悪い。更には育
成に時間がかかる難しい品種で例年収
穫は10月後半から11月にもなる。高い酸度、豊富なタンニンで長期
熟成が可能。仕立ては自根の葡萄樹に関しては伝統的な棚作りが採
用されている。
ワイン
Francesco 新入港 Costa d'Amalfi Tramonti Bianco
69B87 San
サン・フランチェスコ
コスタ・ダマルフィ・トラモンティ・ビアンコ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Campania
2009
白
750ml
2,600 入港
9上
50% ファランギーナ、25%ビアンコレッラ(プレ・フィロキセラ)、25%ぺぺッラ(プレ・フィロキセラ) ビアンコレッラとペペッラは樹齢100年程度。ステンレスタンクのみで発酵・熟成。
Francesco 新入港 Costa d'Amalfi Tramonti Rosato
69B89 San
サン・フランチェスコ
コスタ・ダマルフィ・トラモンティ・ロザート
Campania
2009
ロゼ
750ml
9上
2,600 入港
60%ピエディロッソ(プレ・フィロキセラ)、30%ティントーレ(プレ・フィロキセラ)、 20% アリアニコ ピエディロッソとティントーレは樹齢80∼100年程度。ステンレスタンクのみで発酵・熟成。
Francesco 新入港 Costa d'Amalfi Tramonti Rosso
69B88 San
サン・フランチェスコ
コスタ・ダマルフィ・トラモンティ・ロッソ
Campania
2007
赤
750ml
9上
2,600 入港
40%ティントーレ(プレ・フィロキセラ)、40%ピエディロッソ(プレ・フィロキセラ)、20% アリアニコ ピエディロッソとティントーレは樹齢80∼100年程度。熟成はステンレスとバリックを併用。
Francesco 新入港 Costa d'Amalfi Bianco Per EVA
69B90 San
サン・フランチェスコ
コスタ・ダマルフィ・ビアンコ・ペル・エヴァ
Campania
2008
白
750ml
9上
3,600 入港
60% ファランギーナ、30∼32%ジネストラ(プレ・フィロキセラ)、8∼10%ぺぺッラ(プレ・フィロキセラ) ステンレスタンクで発酵・熟成。10ヶ月間の瓶熟。『エヴァ(奥様)の為に』というワイン名。
Francesco 新入港 Tramonti Rosso Ris "4 Spine"
69B91 San
サン・フランチェスコ
トラモンティ・ロッソ・リゼルヴァ・クアットロ・スピネ
Campania
2006
9上
赤
750ml
4,600 入港
赤
750ml
5,800 入港
60%ティントーレ(プレ・フィロキセラ)、10%ピエディロッソ(プレ・フィロキセラ)、 30% アリアニコ 10月末から11月に収穫。バリックで24ヶ月間熟成。
Francesco 新入港 Tramonti Rosso Tintore "Pre Fillossera"E'ISS
69B92 San
サン・フランチェスコ
トラモンティ・ロッソ・プレ・フィロキセラ・エイス
Campania
2007
100% ティントーレ(プレ・フィロキセラ)樹齢100年以上。古いものは300年!!! 大樽で12ヶ月、その後バリックで12ヶ月、瓶内で12ヶ月間熟成させて出荷。
42
9上
TOP
Azienda. Agricola
C.O.S
Vittoria , Sicilia , Italia
コス
チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの透明感溢れるミネラル
『日雇い労働にとっても、学生にとっても、手の届く価格設定が我々の
設立当初からのポリシーなんだ。勿論その思いは今も変わらない。』創
業者であり共同経営者で栽培から醸造までを手掛けるジューストとティ
ッタは胸を張る。『今日では私達のワインは以前より若干高い価格にな
っている。しかし、その品質と価格を見た場合、十分に納得してもらえ
るものであると思っている。』シチリア、ヴィットリアでの高品質ワインの歴
史は浅い。実際にコスが創業した80年代、高品質少量生産ワイナリー
は皆無であったと言う。ブレンド用白ワインの供給地とされていたこの地
域で、高品質ワイン造りを志し学生時代の仲間3人でワイナリーを立ち
上げた。当初、醸造所にはバリックが並び、最先端の醸造技術が導入
された。その結果、無名の造り手コスは90年代に入ると一気に評価を
上げ、名声はシチリア内に留まらず、イタリア全土、更には海外でも高
い評価を獲得していき、チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアを代表する造
り手となった。しかし、ジューストとティッタの挑戦はここで終わらない。
『ワインを作ること自体は無意味だと思っている。僕等が興味を持って
いるのは、このヴィットリアのミネラル、土壌の力強さと自分達のキャラク
ターをワインで表現すること。』更に栽培、醸造に関しても自然に任せ
たワイン造りへと傾倒していく。畑では一切の薬剤を排除。除草剤も使
商品記号
造り手
69732 C.O.S
コス
用しない。 醸造所から
はバリックが消え、大量
のアンフォラが地中に埋
まり、ステンレスタンクか
ら伝統的セメントタンクに
変わっていった。(現在
はほぼ全てのワインがア
ンフォラ又はセメントタン
クでの発酵、熟成)樽等
の外部からの要素をできる限り削ぎ落とし、シンプルな中にも深みを感
じさせるワイン。より研ぎ澄まされたような印象を受ける。コスが畑を所
有するヴィットリアはシチリア南端のラグーサの西に位置し、オリーヴや
グローヴ、アーモンドの樹が生い茂る。農作物も建築もアフリカの影響
を深く受けている。イタリアの中でも特殊な文化を持つ地域でその気候、
土壌も独特。特にコスが所有する一帯は石灰質とケイ素質が豊富で、
更に凝灰岩と粘土質が混じる複雑な混合土壌で、そのパワフルな土
壌はワインに強い塩分を感じさせるほどのミネラルを与えると同時に華
やかな芳香をも与えてくれると言う。
ワイン
Cerasuolo di Vittoria
チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Sicilia
2007
赤
750ml
参考上代 在庫
3,300
○
60% Nero d'Avola 40% Frappato di Vittoria 塩分の強いミネラル質と酸とのバランスに優れ、チェリーやプラム、特徴的な野生のハーブが強く出る。果肉のジューシーな甘さとミネラルの硬さが調和する。
69733 C.O.S
コス
Pithos Rosso
ピトス・ロッソ
◎
Sicilia
2008
赤
750ml
3,800
Sicilia
2008
赤
750ml
2,800
◎
2,800
8中
入港
60% Nero d'Avola; 40% Frappato di Vittoria 2008ヴィンテージよりDOCGチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの名称を排除。
69734 C.O.S
コス
Frappato
69B19 C.O.S
コス
Frappato
フラッパート
フラッパート
新入港
Sicilia
2009
赤
750ml
100% Frappato di Vittoria とにかくいくらでも飲める。この品種の特徴である華やかなプライマリーノートはいつまでも続く。香ばしく生き生きしとした香りだ。50%はアンフォラで熟成し残りはセメントタンクでの熟
成。これにより、さらにフラッパートの畑の石灰質な、白いミネラリーな要素がはっきりと感じられる。少し冷やしめで、16度くらいで飲んでほしい。
69735 C.O.S
コス
Nero di Lupo
69B20 C.O.S
コス
Nero di Lupo
ネロ・ディ・ルポ
ネロ・ディ・ルポ
新入港
△
Sicilia
2007
赤
750ml
3,300
Sicilia
2008
赤
750ml
3,300 入港
8中
Nero d’Avola 100% フォッサ・ディ・ルーポ区の葡萄。完璧なまでに美しいワイン。香からミネラルを感じさせる。ネロ・ダーヴォラらしい海に由来する豊富なミネラルを存分に楽しめる。透明感があり、酸は練れ
ていて質が高い。50%セメントタンク、50%アンフォラによる熟成。
69736 C.O.S
コス
Syre
シレ
Sicilia
2005
赤
750ml
5,400
△
Sicilia
2007
赤
750ml
4,000
△
2004
赤
750ml
8,600
△
100% Nero d'Avola シーリ区の葡萄。
69911 C.O.S
コス
Maldafrica
マルダフリカ
Cabernet Sauvignon 45%,Merlot 45%,Nero d Avola 10% COSのルーツでもある記念碑的存在。ボルドーワインにも負けないしっかりとした骨格。
69737 C.O.S
コス
Contrada Labirinto
Sicilia
コントラーダ・ラビリント
50% Nero d'Avola 50%Cabernet Sauvignon 鮮新世時代に期限を持つ、中くらいの堅さの砂とアペニン堆積土による混合土壌。石灰とケイ石、石灰凝灰岩などによる堆積層で構成されるミネラルに富んだ
土壌。28日間のマセレーション後ピジャージュ。時々リモンタージュを行う。熟成は30hlのオーク樽で24ヶ月、セメントタンクで6ヶ月、ボトルで12ヶ月。
69738 C.O.S
コス
Pithos Bianco
69910 C.O.S
コス
Pithos Bianco≪1500ml≫
ピトス・ビアンコ
ピトス・ビアンコ・マグナム
Sicilia
2008
白
750ml
3,800
◎
Sicilia
2008
白
1500ml
8,000
△
Grecanico100%。アンフォラによる4ヶ月の発酵・マセレーション熟成。アンフォラを使用したはじめての白ワインで偉大な個性を持っている。非常に濃い黄金色は酸化に強く、成熟した香りとフレッシュな香りの
絶妙なハーモニーをかもし出している。とても機密で、繰り返しよみがえる新鮮な果実、滑らかなタンニン、強いミネラル感と、芯の強さを秘めている。
69739 C.O.S
コス
Rami
69B18 C.O.S
コス
Rami
ラミ
ラミ
新入港
△
Sicilia
2008
白
750ml
3,000
Sicilia
2009
白
750ml
2,800 入港
8中
50%Inzolia 50%Grecanico 昨年とまったく同品種同比率であるにもかかわらず、明らかに複雑で深みのあるワインに仕上がった。10日間のマセレーションがワインをさらにリッチにし、エキゾチックなフルーツの
43
香りが岩そのものを髣髴とさせる強いミネラル感の上にしっかりと乗っている。シュナンやガルガーネガに類似するグレカニコという偉大な品種は、熟成にも耐えうる。
TOP
Azienda. Agricola
Girolamo Russo
Etna , Sicilia , Italia
ジローラモ・ルッソ
標高780m のエトナ火山北斜面から生まれる新生エトナ・ロッソ
長く協同組合による低価格ワイン
の産地として捉えられてきたシチ
リアだが、近年大きく変わりつつ
ある。密植や収量の制限、醸造
技術も革新され高品質ワイン産
地へと変貌をとげた。その中心産
地と言えばエトナであろう。暑い
産地だけにエトナ・ロッソは過熟
気味で野暮ったく、複雑味に欠
けるという印象をお持ちの方も多
いと思われるが、特にエトナの北
側斜面、それも標高の高い畑か
らはそんなエトナのイメージとは無縁の上品で奥行きのある酸を持ち合
わせた何とも言えない魅力を持ったワインが生まれている。エトナ特有
の火山性土壌の黒い土と溶岩石から豊富なミネラルを。シチリアなら
ではの強烈な陽光は北側斜面の為、適度に制限され、過熟を防ぎ、
標高の高さか
ら夜間の強い
冷え込みを得
て果実は高い
糖度と質の良
い酸を手に入
れる。エトナの
北側斜面は非
常に良い条件
を兼ね備えて
いると言える。
この付近の造
り手と言えば、
パッソピッシャ
ーロ(テヌー
タ・ディ・トリノ
ーロ)やマル
ク・デ・グラッツ
ィア氏率いる
テッレ・ネッレ
(畑を貸している)、更には奇才フランク・コーネリッセンと皆、素晴らし
商品記号
造り手
Russo
69763 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
い結果を残している。現当主ジュゼッペ氏は2003年にワイナリーを引
き継ぎ、一族の財産である伝統を尊重しながらも革新的に厳しい基準
をクリアした有機農法を取り入れ、古いものと新しいものの調和をはかり
ながら新しい時代に突入した。ワイン造りは良き友人でもあるフランク・
コーネリッセンの影響を受けつつも、ミクロクリマの研究、畑ごとの醸造
などに拘り、独自のスタイルを追求している。畑はエトナ火山の北斜面
標高約650m から780m の間に25ha ほどを所有し、15ha の葡萄畑
のほかオリーヴ、ヘーゼルナッツなどを栽培。樹齢は50年から100年
を越えるものま
であり、収量は
1ヘクタールあ
たり35キンタル
と超低収量。
(これは頻繁な
摘果と収穫時
の選果による
結果である)古
い畑では葡萄
樹の仕立ては
アルベレッロと
いうエトナの伝統的な株仕立てをそのまま引き継いでいる。地理的に
はランダッツォ村の入口にある一番大きく最も標高の高いコントラーダ
(クリュのことをシチリアではコントラーダと呼ぶのだそう):サン・ロレンツ
ォ。同じくランダッツォ村にある2つのコントラーダ:フェウドとカルデラー
ラ・ソッターナ。カスティリオーネ・ディ・シチリア村にあるフェウド・ディ・メ
ッツォの4箇所に分かれている。それぞれの畑はそれほど離れていな
いのにも関わらず、特に地元の土着葡萄であり高貴品種ネレッロ・マス
カレーゼ゙、またネレッロ・カプッチョ(おそらくマスカレーゼの亜種)におい
ても顕著にその畑ごとの個性の違いを示している。2005年が初ヴィン
テージの新しいワインだが、それを感じさせない落ち着きのある完成度
の高いワインとなっていてガンベロ・ロッソはじめ専門誌での評価も非常
に高い。ジュゼッペ氏はピアニストとしても有名で、文学の教師でもある。
『僕は、僕が今、生きているこのエトナの一部であるという意識を語れる
ほど理性的に理解できてない。もっとエトナを突き詰めて理解すること
が大切。』と語るジュゼッペ氏は真面目で非常に温和な性格。彼は飲
み手を裏切る仕事はしないと思う。更に進化するジローラモ・ルッソは
大きな可能性を秘めている。
ワイン
Etna Rosso 'A Rina
エトナ・ロッソ・アリナ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Sicilia
2007
赤
751ml
3,200
△
Sicilia
2006
赤
750ml
4,600
△
Sicilia
2006
赤
750ml
4,600
△
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
Russo
69127 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
Etna Rosso "Feudo"
エトナ・ロッソ・フェウド
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
Russo
69128 Girolamo
ジローラモ・ルッソ
Etna Rosso "San Lorenzo"
エトナ・ロッソ・サン・ロレンツォ
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2% いきなりエスプレッソ誌で5グラッポリ獲得。しかも18.5ポイントと高得点。濃密ながらエトナらしいエレガンスを感じさせる素晴らしい出来栄え。
44
TOP
Azienda. Agricola
Graci
Etna , Sicilia , Italia
グラーチ
パッソピッシャーロはシャンボール・ミュジニーなのか?
『心から愛するワインはバロ
ーロだ。ジャコモ・コンテルノ
やバルトロ・マスカレッロ、ジ
ュゼッペ・マスカレッロのバ
ローロは規律の中に偉大な
厳格さを感じさせる。時間
とともに変化していく妖艶さ。
しかし、純粋さを。決して飲
み疲れすることなく、野蛮さ
もない。』元々はミラノで金
融関係の仕事に就いてい
たというアルベルト・グラー
チ。知性に溢れ、自信に満
ち溢れている。やるべきこと
がしっかりと解っているし、
自らが愛するワイン、偉大
なワイン、目標とすべきワイ
ンがクリアーに意識の中にあるのだろう。グラーチの畑はエトナ火山の
北側斜面、今イタリアで最も注目を集めている産地と言えるかも知れ
ないパッソピッシャーロ地区に位置する。2004年に購入した現在所有
する畑は標高600m の畑アルクリアと、標高1,000m を越える畑バ
ルバベッキの2つ。『何でこの畑を購入したかって?以前の所有者がケ
チだったからだよ。ケチ過ぎて農薬なんて撒いたことないんだって。お
買い得でしょう。』ネレッロ・マスカレーゼを中心にカリカンテとカタラット
を少量づつ栽培している。エトナの北側斜面は南側より極端に昼夜の
寒暖差が大きく、標高600m 以上の
彼の畑は葡萄にとって非常に厳しい
環境になっている。しかし、ここには
農薬を全くと言って必要としない環
境がある。驚くべきことに1,000m
を越すバルバベッキの畑はその標高
の高さ、冷涼な気候から害虫が少な
く病気もほとんど無いのだそう。更に
は乾いた空気が絶えず動いている為、
カビの繁殖も少ない為にボルドー液でさえほとんど使うことが無い。なん
と、樹齢100年を超えるプレ・フィロキセラのネレッロ・マスカレーゼが今
でも活躍しているとう貴重な畑。ワイン造りにおける哲学は一点のみ、
『エトナという土地が持つ個性や伝統を如何に表現するか』なのだとい
商品記号
69B52 Graci
グラーチ
造り手
う。栽培においては除草剤などを用いず、あくまでも伝統的な手法を尊
重。醸造はオークの開放発酵桶で発酵(ベースのエトナ・ロッソのみス
テンレスタンクで発酵)、伝統的な大樽を使用して熟成。勿論、全ての
ワインは自然酵母による発酵。亜硫酸も最小限に抑えている。長いマ
セラシオン、長期間の大樽での熟成、無濾過でのボトリング。まるでクラ
シックなバローロ
のよう。葡萄果実
そのものを表現す
るかのようなワイ
ン造りだ。出来上
がったワインは今
までのエトナのイメ
ージとは全く違う。
バローロやバルバ
レスコ、またはブ
ルゴーニュワイン
で稀に感じること
がある。口中では
整然とした印象を
与え、飲み込んだ
後の膨らみのある
長い余韻で、強さ
ではなく、圧倒的
なフィネスで満足
感を与えてくれる。
あのシャンシス・ロ
ビンソンもグラー
チのワインを賞賛
している。『グラーチは若い造り手だが注目に値する。彼のワインはバロ
ーロ、バルバレスコ、もしくはブルゴーニュのようだ。』/シャンシス・ロビン
ソン。エチケットにはエトナチルネコが描かれている。(1,000年以上
昔からヨーロッパで一番高い活火山であるエトナに生息する犬)『私は
自然界の均衡をそこなうような除草剤や、その他いかなる科学的な薬
剤を使用しない。セラーの中でも、極力人間の関与を排し、フィルター
もかけずにボトリングする。エトナと共存するのだから。』エトナの自然を
切り取り、その地の伝統に則ってワインを造り続けることで本当のエトナ
の実力を引き出しているかのかもしれない。
ワイン
Etna Rosso
エトナ・ロッソ
州
ヴィンテージ
色
サイズ
参考上代 在庫
Sicilia
2008
赤
750ml
3,000 入港
8中
ネレッロ・マスカレーゼ100%。果皮を漬け込んだマセラシオン(醸し)を12日間にわたって行い、自然酵母によるステンレスタンクでの発酵を経て、ステンレスタンクで熟成されます。火山に由来する暗褐
色の土壌が主体で、水はけが良いのが特徴です。いくつかの部分は砂質で、石灰質は多くありませんが、鉄分や窒素分が豊富な土壌。
69B53 Graci
グラーチ
Etna Bianco "Quota 600"
エトナ・ビアンコ・クォタ・セイチェント
8中
Sicilia
2009
白
750ml
3,900 入港
Sicilia
2007
赤
750ml
5,300 入港
カリカンテ、カタラット。
69B54 Graci
グラーチ
Etna Rosso "Quota 600"
エトナ・ロッソ・クォタ・セイチェント
8中
ネレッロ・マスカレーゼ100%。「標高600m」という意味のQuota 600(クオータ セイチェント)。マセラシオン(醸し)を12日間にわたって行い、発酵・熟成ともトロンコニック(オーク製の開放型木樽)の大樽に
て行います。熟成期間は14ヶ月にも及び、成熟した果実の風味と力強い芯のある味わいが楽しめます。
45
TOP
Distilleria
Sibona
Piobesi d’Alba , Piemonte , Italia
シボーナ
U.T.F(蒸留所商取引監督機関)認定第1号 最古のグラッパ蒸留所シボーナ
ピエモンテの蒸留酒の歴史
は古い。1443 年にこの地域
での税関書類上に蒸留酒の
記述を見つける事が出来る。
(この当時はグラッパという
名称ではなかく、プランタと
呼ばれていた。)ピエモンテ
がアクアヴィーテを生産して
いる歴史ある州の 1 つである
事が窺える。ピエモンテ州ア
ルバから数キロメートル離れ
たピオベジ・ダルバのロエロ
地区にシボーナ蒸留所は位
置する。ピエモンテ州だけで
なく全州のソムリエから厚い
信頼を集め、星付きリストラ
ンテには必ずと言って良い
ほどにオンリストされている
老舗ディステレリア。その歴史は100年を越す。U.T.F(蒸留所商取引
監督機関)の登録ナンバーは NO.1となっていて、全国で最初に登記さ
れて最古の蒸留所のひとつである。長い歴史の中で、一度もぶれるこ
となく品質至上主義を貫いてきたシボーナは造り手からの信頼も厚い。
コンテルノ・ファンティーノ、レナート・ラッティ、マッソリーノ、ピオ・チェザ
ーレ、ヴィエッティ、ボルゴーニョ、エルヴィオ・コーニョ・・・。シボーナへ
ヴィナッチャを提供する周辺の生産者もビッグネームが揃っていて、皆、
最高の状態で搬入に協力してくれるという。設立当初よりシボーナは葡
商品記号
造り手
萄の搾りかす(ヴィ
ナッチャ)の鮮度に
強い拘りを持ってい
る。更に、単一品種
でのグラッパ造 りに
拘り続けてきた。厳
選された新鮮なヴィ
ナッチャを使って、
それ ぞ れの 葡 萄の
香や成分を最大限
に引き出す。香り高
く、その年の葡萄の
アロマを表現したグ
ラッパを目指してい
る。また、葡萄の性
質に合わせてステンレス、もしくは木樽での熟成
を行っている。
『アマーロ新発売』
2010年、長年研究を続けていたアマーロが販
売開始された。伝統的なアマーロ製法に拘り、
アニス、ナツメグ、キナの根、りんどう、セージ、
ライム、ミルラ、かんぞう、ウコン、タイム、レモン、
大黄、ヤグルマギク・・・。シボーナらしく手造りに
拘り田舎くさいある意味アマーロらしい味わいに
仕上がっている。
ワイン
州
ヴィンテージ
色
サイズ
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
○
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
○
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
◎
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
○
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,600
○
Piemonte
N.V
蒸留
700ml
3,600
△
Piemonte
N.V
リキュール
500ml
3,500
◎
年1回10月予約受付 Piemonte
N.V
チョコレート
300g
4,600
×
69511 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Dolcetto
69512 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Moscato
69513 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbera
69986 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Nebbiolo
69514 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Arneis
69515 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Brachetto
69516 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbaresco
69517 Sibona
シボーナ
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barolo
69518 Sibona
シボーナ
Liquore all'Aloe e Miele in Grappa Finissima
69519 Sibona
シボーナ
Liquore alla Camomilla in grappa Finissima
69955 Sibona
シボーナ
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・ドルチェット・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・モスカート・樽熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バルベーラ・樽熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・ネッビオーロ・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・アルネイス・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・ブラケット・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バルバレスコ・ステンレスタンク熟成
グラドゥアータ・グラッパ・ディ・バローロ・樽熟成
アロエ(アロエヴェラとハチミツを加えたグラッパ)
カモミッレ(カモミールのリキュールを加えたグラッパ)
新入港 Amaro Sibona
アマーロ・シボーナ
Sibona
Gocce di Grappa
シボーナ
ゴッチェ・ディ・グラッパ(グラッパ入チョコレート)
年1回輸入。寒い時期に入ってから手造りされるグラッパ入チョコレート。中身のグラッパはモスカート。
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参考上代 在庫
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