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支え合える仲間たち
がん患者さんが抱える不安や悩みの解消には、がんにかかった人の経験が役
に立ちます。
35
県内では、がんにかかった方同士の支え合いの場として、地域や病院に「がん
患者団体」や「がんサロン」があります。また、がん診療連携拠点病院などで
「群馬県がんピアサポーター」が活動しています。
がん患者団体 ∼仲間に会おう∼
がんにかかった患者さんが主体となって結成され、情報交換や勉強会、交流
会、ボランティア等を通じ、がん患者さんやその家族、遺族の方の不安の解消
やつらさや悩みをわかちあう活動を行っています。
●群馬県がん患者団体連絡協議会
会 の 名 称
群馬県がん患者団体連絡協議会
対象疾患等
がん全般
群馬県健康づくり財団企画広報課
問い合わせ先
会
員
数
T E L:027-269-7811 F A X:027-269-8928
ホームページ http:/ / www.gunma-hf.jp/ public / gan_kyougi.html
14団体
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
会からのメッセージ
平成 19 年 3 月に発足した県内のがん患者会・支援団体の集まりで、今では 14 の団体が参
加しています。がん患者が孤独にならないように必要な情報提供と情報交換を行い、互い
に交流を深め、群馬県のがん予防と早期発見の推進、医療、ケアの向上に向けた活動や提
案を行うため、力を合わせています。
●群馬県がん患者団体連絡協議会に参加している団体紹介
会 の 名 称
群大重粒子医学センター友の会
対象疾患等
重粒子線治療患者
主な活動場所
前橋市
問い合わせ先
加藤 禮二 T E L:090-3319-6058
ホームページ http:/ / jur yutomo.c om/
会
員
数
病院との連携等
約40人
36
会費等
入会金:なし 年会費:5,000円
群馬大学医学部附属病院
主な活動内容
年次総会開催 県民の日の合わせて行われる施設開放日に協力
健康保険適用国会請願署名活動 年三回程度(不定期)便り発行
会員からのメッセージ
患者同士現状の病状などの交換 何の義務も発生しない気楽な病気仲間と言う感じ
会 の 名 称
1.2 の 3 で温泉に入る会ぐんま
対象疾患等
乳がん
主な活動場所
不特定
問い合わせ先
佐藤 宮子 T E L:0270-65-7585 F A X:0270-65-7585
会
員
数
35人
会費等
入会金:なし 年会費:1,000円
主な活動内容
乳がん体験者の方は心に傷を受けている方が多く同じ想いでお互い寄り添って励まし合う
ことができたら、明るく前向きに治療を受けられる、生きて行ける、温泉も入れる【温泉
も皆で入れば怖くない】が会の始まりです。
1.2 の 3 で温泉に入る会は全国組織でしたが、今はぐんまが付いて群馬で活動しております。
年に 1 ∼ 2 回日帰りまたは 1 泊温泉交流会、総会、新年会、各地区ごとのおしゃべり相談
食事会、会報 赤城たより年 3 ∼ 4 回発行(不定期)
、がん啓発運動参加、全国的組織の
なごりで、今も年に 1 回は温泉交流会が行われています。
会員からのメッセージ
温泉の大浴場でゆったりしたい、そう思っても手術の傷跡が気になってつい尻込みしてし
まう。そんな時仲間がいると心強く安心して入浴できます。術後の服薬期間も長く気のめ
いる時がありますが、同じ病気の人達とおしゃべりすると元気が出てきます。一緒に治療
を乗り切りましょう。
会 の 名 称
37
群馬あかぎ互療会
(公益社団法人日本オストミー協会群馬県支部)
対象疾患等
オストメイト(人工肛門、人工膀胱を造設した人)
主な活動場所
県内各市(前橋、高崎、伊勢崎、富岡、桐生、太田、沼田)
問い合わせ先
大島 主好 T E L:027-285-4632 F A X:027-285-4632
会
約120人
員
数
病院との連携等
会費等
入会金:1,000円 年会費:3,600円
皮膚・排泄ケア認定看護師、
群馬ストーマ・排泄リハビリテーション研究会
主な活動内容
春に総会と講演会、補装具メーカーの展示説明会を実施し、秋に一泊研修旅行を実施して
います。
各市の活動拠点でも体験交流会、食事会、日帰り、一泊研修会を実施しています。6 月に
全国大会があり全国 61 支部と交流することができ、補装具メーカーの展示説明会も実施
されます。
3 月に群馬ストーマ・排泄リハビリテーション研究会で各病院の看護師さんの研究発表や
特別講演を聴講でき、補装具メーカーの展示説明会も実施されます。
オストメイトが安心して暮らせるために 3 つの不安解消にむけて啓発活動をしています。
①外出時 : オストメイト対応トイレの整備
②災害時 : 災害時のオストメイト救援対策
③老 後 : 介護におけるストーマケアの充実
会員からのメッセージ
身体障害者の内部障害のため外見は健常者と変わりありませんので、障害者用トイレを使
用する場合注意を受けることがありますが説明すれば理解していただけますので、めげな
いでください。
新入会員の方には「やさしさ」と「思いやり」をもってお待ちしております。
会 の 名 称
ひまわりの会
対象疾患等
がん全般
主な活動場所
群馬県健康づくり財団内(前橋市)
公益財団法人群馬県健康づくり財団 企画広報課 ひまわりの会事務局
問い合わせ先
会
員
T E L:027-269-7820 F A X:027-269-8928
http:/ / www.gunma-hf.jp/ public / himawar i.html
数
病院との連携等
30人
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
群馬県健康づくり財団診療所
主な活動内容
月に一度の定例会(茶話会)
:会員と医師、保健師とが参加する、何でも気楽に話すこと、
相談することができる定例会です。
全国8県のがん患者会で、
「全国よろこびの会」を結成しています。年に一度の総会では、
他県の患者会の様子を知るとともに、会員との交流を深めています。
その他、会報の作成、親睦旅行、新年会などで、会員同士の交流を深めています。
会員からのメッセージ
ひまわりの会は、がんを患った人やその家族で構成されています。同じ体験をした者同士で、
気兼ねなく何でも話し、励まし合っています。
定例会には、毎回医師や保健師も参加しているので、気になる事があった時にはすぐに気
軽に相談できます。
会の活動への参加はどれも自由ですので、体調に合わせて参加できます。また、日本対が
ん協会の群馬県支部である群馬県健康づくり財団が事務局として会の活動をバックアップ
してくれています。
会 の 名 称
群鈴会
対象疾患等
喉頭がん
主な活動場所
県内各市(前橋、高崎、伊勢崎、富岡、桐生、太田、沼田)
問い合わせ先
跡路 孝一郎 T E L:0276-32-0170 F A X:0276-32-0170
会
約100人
員
数
会費等
入会金:5,000円 年会費:3,000円
教材費:2,000円
主な活動内容
喉頭がん患者を中心に作られた会で、食道発声の訓練や生活上のアドバイス、交流会、旅
行などを行っています。
38
39
会 の 名 称
みゅら りっぷ
対象疾患等
子宮・卵巣がん
主な活動場所
群馬県太田駅なか文化館
問い合わせ先
三武 美紀 T E L:090-4208-6424 F A X:0277-54-3009
ホームページ http:/ / myur alip.c om/
会
員
数
10人
会費等
お茶代:500円
主な活動内容
みゅらりっぷは、定例患者会を毎月第 2 日曜日 13 時 30 分から 16 時に行っています。内
容は、1 部は〔わかちあいの時間〕で「言いっぱなし、聞きっぱなし」にその人が話した
いことを話します。辛かったこと、嬉しかったこと、自分もそうだったと思いをわかちあ
います。2 部は〔お茶会の時間〕でお茶とお菓子をいただきながら、話したいことを話し
ます。
また NPO 法人キャンサーネットジャパン内の子宮頚癌啓発
「ティール & ホワイトプロジェ
クト」事業の一環である、全国婦人科がん連絡団体 C O G S .net(コグスネット)http:/ /
www.s ikyukeigan.net/ の登録と助成を受けています。全国の婦人科がん患者会の方々と
も連携を取りながら、一人でも多くの子宮・卵巣がん患者さんやご家族が自分の気持ちと
向き合い、希望を持って日常生活や治療を行っていけるように患者会にしかできないサポー
ト体制整備を行っていきます。
会員からのメッセージ
「みゅらりっぷ」は、婦人科がん体験者やその家族、友人が自ら立ち上げた病院外の患者
会です。医療ボランティアのご協力は大歓迎ですが、運営は患者自身が行います。
「がん」
を実際に体験した仲間だからこそ、話したいこと、話せることがあります。初めての方は、
みなさん参加することに対して心配事や不安を感じると言われます。商品の販売や政治・
宗教活動、男性の参加などは一切お断りさせていただいております。また患者会にかかる
費用は、お茶代の 500 円のみで、継続した参加の必要はありません。毎月行っていますので、
無理せずお気持ちが向くときにご連絡ください。スタッフ一同お待ちしております。
会 の 名 称
群馬ホスピスケア研究会
対象疾患等
がん全般(患者・家族)
主な活動場所
①群馬県社会福祉総合センター
②渋川医療センター
問い合わせ先
土屋 徳昭 T E L:027-353-1341 F A X:027-353-1341
ホームページ http:/ / member s 3.jc om.home.ne.jp/ tus an.tom/
会
員
数
病院との連携等
200人
会費等
入会金:5,000円 年会費:なし
個別に、医療機関、在宅療養支援診療所、
担当医師に相談の取次あり。
主な活動内容
①死別体験者悲嘆ケア「分かち合いの会」 (毎月第2日曜日/ 会場:群馬県社会福祉総合センター)
②緩和ケア病棟ボランティア(毎週水曜日 / 渋川医療センター緩和ケア病棟)
③電話相談・訪問面接
会員からのメッセージ
「一人で背負えば耐えられない苦難も、分かち合えば半減する」本会の会是です。 1988
年に「群馬でホスピスケアを始めよう !!」をスローガンに、市民を中心に創設した会です。
がんをめぐる医療、介護全般にわたり学習、啓発、相談支援、発信活動をしています。と
りわけ、緩和ケア・ホスピス病棟のボランティア活動(20 年経過)と死別体験者の遺族悲
嘆ケア(20 年経過)に力を入れています。
会 の 名 称
笑みの会
対象疾患等
乳がん その他
主な活動場所
高崎市
問い合わせ先
早川 尚代 T E L:027-384-2157 F A X:027-384-2157
会
員
数
病院との連携等
50人
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
須藤病院・高崎総合医療センター・渋川医療センター
主な活動内容
年 3 回会報「エミオ」の発行
総会、お花見会、食事会、懇親会、親睦旅行、忘年会、定期セミナー 等
会員からのメッセージ
いつも笑顔があふれて楽しい会です。
40
会 の 名 称
群馬がん看護研究会
対象疾患等
がん全般
主な活動場所
群馬大学大学院保健学研究科
41
問い合わせ先
会
員
数
病院との連携等
群馬大学大学院保健学研究科 神田 清子
T E L:027-220-8983 F A X:027-220-8983
約120人
会費等
入会金:1,000円 年会費:3,000円
県内外の病院や教育機関所属の医療職参加
主な活動内容
本研究会は、群馬県におけるがん看護に関する研究、教育及び実践の発展と向上に努め、
広く社会に貢献することを目指しております。学術集会、スキルアップセミナー、そして
がん看護に関する情報交換などを通じ会員相互が刺激しあってがん看護の追求を行なって
きております。
学術集会 : 群馬がん看護フォーラム 1 回/年(5 月頃)
スキルアップセミナー 1 回/年(10 月頃)
リレーフォーライフジャパンぐんまへの参加
がん征圧街頭キャンペーンへの参加
がん患者ミーティングへの参加
群馬県がん診療連携拠点病院 地域懇話会 市民講座への後援
会員からのメッセージ
当研究会の特徴のひとつは、看護職のみならず広く、医師、薬剤師、がん患者・ご家族、
一般市民から構成され、医療を受ける側と医療提供する側で手をとりあい、群馬県らしい
がん医療・看護のあり方を検討しているところにあります。そのため学術集会ではがん体
験者やご家族の講演、発表があり看護職にとっても新しい発見があります。群馬県におい
てがん看護のさらなる発展をめざし、皆様も新しい情報、体験者との交流を深め、より質
の高い実践をするため、生涯学習の場として、本会にご参加ください。
会 の 名 称
あけぼの群馬
対象疾患等
乳がん
主な活動場所
ぐんま男女共同参画センター(前橋市)
問い合わせ先
本田 攝子 T E L:027-326-2805 F A X:027-326-2805
ホームページ http:/ / www.akebono-net.or g/(あけぼの会本部)
会
員
数
病院との連携等
67人
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
県立がんセンターの先生・県内の乳腺専門医
主な活動内容
会報発行 講演会・相談会・勉強会・温泉旅行・新年会など開催
あけぼのハウス群馬 乳がん体験者の集い開催。会員だけでなくどなたでも参加できます。
群馬県がん患者団体連絡協議会活動参加
会員からのメッセージ
同じ体験をした仲間と、お互いの顔を見て、声を聞いて話し合える温かい乳がん患者会です。
群馬の乳がん情報や、会員からのホッとできるお便りなどを載せた形式ばらない会報も発
行しています。乳がんになっても決して一人ではありません。勇気を出してご参加ください。
希望の扉を一緒に開きましょう。
会 の 名 称
伊勢崎ひまわりの会
対象疾患等
がん全般
主な活動場所
伊勢崎市内
問い合わせ先
板垣 弘美 T E L:0270-26-1063
会
員
数
病院との連携等
32人
会費等
入会金:なし 年会費:1,000円
伊勢崎市民病院・伊勢崎市健康管理センター
主な活動内容
年度当初に定期総会開催
毎月第1木曜日に伊勢崎市民病院で、相談会・勉強会・交流会を開催
食事会を開催して会員の親睦をはかっている。
体験発表会で貴重な体験発表をきくことで自分自身の治療に役立ちます。
交流会は共通する悩みを話し合うことにより療養生活に充分役立っている。
会員からのメッセージ
がんに侵された患者及びその家族が共通する悩みを話し合える場(交流会)に参加するこ
とにより不安や焦りを解消し、貴重な体験談は闘病生活に役立ちます。
42
会 の 名 称
生きることを捉えるあなたの会
対象疾患等
がん全般(患者・家族・サポーター)
主な活動場所
群馬県内
問い合わせ先
西岡 令子 T E L:027-289-9854 090-6930-1069
F A X:027-253-9864
ホームページ http:// kokyuhou-kikou.jp/
(サイト内「ガンからの回復体験談」
)
43
会
員
数
病院との連携等
15人
会費等
食事会時:1,000円
木暮医院
主な活動内容
生きることの楽しみ方を学ぶ(笑いが噴出してくる呼吸法の稽古場や定例会です)
細胞レベルから身体を活性化させる呼吸法と現代医療とのコラボレーションで、がんか
らの回復を図る。
身体と心のあり方・持ち方について、経験交流及び呼吸法指導者や医師からのアドバイス。
私達は生きるエネルギーを呼吸と食べることで得ています。
ガンや生活習慣病の原因となる酸化ストレスを追い出す食べ方、及び呼吸法と食の管理
について学ぶ。
孤独になりがちな患者のサポートと家族の関わり・支えの大切さの呼びかけ。
月例会(木暮医院が会場)では、
手作り料理を楽しみながらリラックスし、
患者仲間と家族、
呼吸指導者、医師等で本音を話し合う。
会員からのメッセージ
肺がん・リンパがんからの回復の途上を実感しています。入会から 2 年たった今は、妻
を乗せてドライブ旅行など、日々の生活を楽しんでいます。
(50 代男性)
気持ちが明るくなり、がんであることを忘れてしまうほどで、積極的に生きられるよう
になりました。
(50 代女性)
会 の 名 称
生菜の会
対象疾患等
がん全般
主な活動場所
高崎市
問い合わせ先
岡庭 和子 T E L:027-361-3568 F A X:027-361-3568
ホームページ http:/ / bagumma.exblog.jp/
会
員
数
20人
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
主な活動内容
月1回 相談もかねた交流会(内科医の木暮先生が同席されます。事前予約が必要です。
)
年1回“場”の養生塾(群馬)との共催で講演会と1泊2日のセミナーを開催し、
参加します。
地域における他の団体との交流や活動への参加 常時、電話にての相談窓口を設定
会員からのメッセージ
がんと宣告されたその日から患者としての道のりが始まります。幾つかの段階を経て出会
う治療や悩みを共有し合い、話しあっていく事で、自分にとって最良の道を選び取ろうと
思う人達が生まれ、集う“場”になっています。西洋医学のみならず、東洋医学や可能な
限りの治療法を共に考えていけたら…という主旨のもとに発足したがん患者と家族の会で
す。県内におけるがん関連の情報を幅広く収集し、提供していくことや、病院、各種医療
従事者の方々との交流を通じて連繋してゆく事が、患者にとってのベストな環境づくりに
なると信じて、目標としております。
会 の 名 称
あおばの会
対象疾患等
血液がん
主な活動場所
群馬大学医学部附属病院 南病棟 1階 憩いの広場「尾瀬」内コーヒーショップ
活 動 日 時
偶数月(2 月・4 月・6 月・10 月・12 月)第 2 土曜日
13:30 ∼ ※ 8 月はお休み
問い合わせ先
塩原 建彦 T E L:027-232-4607 F A X:027-232-4607
会
員
数
6人
会費等
なし
主な活動内容
血液がん患者や家族が抱える不安や悩みについて自由に語り合い、情報交換や親睦を深める。
会員からのメッセージ
入院中や外来通院中、なかなか同じ病気の人と話す機会がない、また病気や治療に関する
悩みや不安を抱えても話す場がないものです。こんな時、あおばの会へ出席して、同じ病
気を抱える人の話や実際の体験談を聞くことができ悩みや不安が少し軽くなりました。
44
●がんピアサポーターの団体
会 の 名 称
群馬県がんピアサポーター同窓会「ぴあサポぐんま」
者
群馬県がんピアサポーター養成研修会の修了者
(がん患者・経験者、がん患者の家族・遺族、支援者)
主な活動場所
地域がんサロン(前橋、高崎、太田、富岡、新町)
問い合わせ先
土屋 徳昭 T E L:027-353-0167 F A X:027-353-0167
ホームページ http:/ / peer .webc r ow.jp/
対
象
45
会
員
数
約70人
会費等
入会金:なし 年会費:2,000円
主な活動内容
本会は、群馬県がんピアサポーター養成研修会修了者(がん患者・経験者、がん患者の家族・
遺族、支援者 ) の有志によって構成されています。本会の目的は、群馬県の条例に基づく、
がん患者・家族相談支援事業の一貫としての活動で、県内のどこでも、がんに関する悩み、
不安、心配事などに切れ目なく対応するため、各地域に相談の受け皿を作り、支援する「地
域がんサロン」を展開しています。そのために、ピアサポーターのスキルアップ研修会開催、
情報交換、親睦を深めることを同時に行います。また、情報・通信のため会報の発行など
を行っています。病院との連携等 本会顧問として複数の医師がおり、相談等協力してく
ださいます。
●病院が事務局となり活動している患者団体
会 の 名 称
ききょう友の会
対象疾患等
ストーマを増設した患者さま(がん患者に限定していません)
主な活動場所
沼田市
問い合わせ先
利根中央病院外科外来 T E L:0278-22-4321
会
員
数
19人
会費等
入会金:1,000円 ※参加費が必要な場合あり
主な活動内容
ストーマを保有された方の自立を目指すことと会員の交流と親睦を目的とした会で、活動
は年 2 回です。
春:総会で会計報告と行事計画、簡単な勉強会
秋:会員の要望を聞いての食事会や宿泊親睦会
会 の 名 称
なずなの会
対象疾患等
乳がん
主な活動場所
前橋赤十字病院
問い合わせ先
前橋赤十字病院 相談支援センター T E L:027-224-4585
会
員
数
20人
会費等
入会金:1,000円 年会費:2,000円
主な活動内容
当院の患者さんに限らずご利用いただけます。時には院外での交流会も企画しています。
アットホームな雰囲気の中で自由に語らいをしています。
会 の 名 称
原町赤十字病院乳がん患者会 卯の花会
対象疾患等
乳がん
主な活動場所
原町赤十字病院 会議室
問い合わせ先
原町赤十字病院 乳がん看護認定看護師または、 がん相談支援センター
T E L:0279-68-2711 F A X:0279-68-2529
会
員
数
20人
会費等
入会金:なし 年会費:1,000円
主な活動内容
交流を通じて、主に「会員同士の親睦」
、
「ピアサポート体制の確立」
、
「一般の方々への啓発」
などを目的に活動しています。おしゃべりの中から、親睦を深め、ともに支え合う仲間づ
くり、そして、地域への貢献を目指しています。
「リレー・フォー・ライフ」
「がん市民セ
ミナー」への参加や、乳がん患者さんに向けた「小冊子」
「かわら版」づくりなども行って
います。また、がんサロンや患者相談を通じたピアサポートの体制作りを考えております。
会員からのメッセージ
平成 26 年から原町赤十字病院の患者会として結成されました。卯の花は決して華やかな
花ではありませんが、ごく身近な場所に咲く可憐な花です。自分自身や家族を見つめ直し、
新たな世界に踏み出す時、
卯の花を「心持ち」の象徴にして、
活動を続けています。私たち『卯
の花会』では、ともに励まし合う会員を募集しています。原町赤十字病院の患者さまに関
わらず、ご参加いただけます。
46
群馬県がんピアサポーターからのメッセージ
∼がん患者会はあなたの味方です∼
47
沢山ある患者会には、それぞれ特徴が
沢山ある患者会には それぞれ特徴が
あります。まずは自分に合った患者会に
出会う事を大切にしたいものです。
通院中の病院にある患者会以外にも、
それぞれ個性的な会がありますので関
わってみて合わないと思ったら、情報
を利用して幾つかの患者会に足を運んでみるのも良いのではないで
しょうか。
患者会のメリットは家族にも本音で言えない事柄も案外あっさり
言えてしまったり、悩みや不安も、身近で関わりが深い方には相談
しづらいものですが、月一回ペースでお会いする仲間だとその場だ
けのおつきあいと云う気軽さもあって、素直な気持ちで話せる雰囲
気があり、有意義な時間を過ごせる場になっていると思います。
自分より先を行く先輩患者さんからいただくアドバイスや、病気
と向き合う姿勢に触れる事で、心が癒され共感できることも多いの
です。
先の見えない治療への不安と、担当医師との関わりに戸惑いをも
たれ口数も少なかった方が、とてもつらい治療中にもかかわらず、
前向きに生きる患者さんに出会い、2 回 3 回と参加を重ねる度に何
でも話せる人になり、明るくなっていく事は良くあることです。
お互い同じ痛みが分かり合えることで優しさを頂いたり、少し
お返しが出来る自分になったり多くの人との繋がりの大切さを感じ
ます。
これも、今日を生きることに真剣に向き合い、取り組んでいる仲
間同志だからでしょうか。
群馬県がんピアサポーター 岡庭 和子(生菜の会 代表)
がんサロン ∼経験者の話を聞こう∼
がんのことを気軽に本音で語りあえる交流の場です。一人で悩まないで、参
加してみませんか。同じような悩みを持つ人同士で、話をしたり、話を聞いた
り、笑ったり、泣いたりすることできっと気持ちが楽になります。
がん診療連携拠点病院など、がんサロンを設置する病院も増えています。運
営のしくみは様々で、患者や家族が主体となっているところや、医療者を中心
に活動しているところもあります。
●病院で開催されているがんサロン
病 院 名
群馬大学医学部附属病院
交流会名
なごみサロン
対象疾患
がん全般
開催場所
1 階 患者支援センター内 ミーティングルーム
開催日時
毎月最終水曜日 13:00 ∼ 15:00
活動内容
問い合わせ
「わかち合い」と「勉強会」を定期的に開催しています。まずは、サロン
の雰囲気を味わいに来てください。どなたでも参加できます。お待ちし
ております。
がん相談支援センター T E L:027-220-7858
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
○
病 院 名
前橋赤十字病院
交流会名
はーとクロス
対象疾患
がん全般
開催日時
毎月第2火曜日 13:30∼15:30
活動内容
身近な内容を取り上げ、院内のスタッフから「ミニ講座」を行い、その後「語
らいの場」でがん患者さんやご家族が、気軽に本音で語り合え、交流で
きる場です。お気軽にご参加だくさい。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:027-224-4585(内線 2511)
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
○
48
49
病 院 名
群馬県済生会前橋病院
交流会名
がんサロン「なでしこ」
対象疾患
がん全般(血液がんも含む)
開催日時
偶数月の第3金曜日 15:00∼16:00
活動内容
がん患者さんやご家族同士が、病気のこと、病気以外のことを語り合っ
て互いに交流できる場、それが”がんサロン「なでしこ」です。うれし
い時、つらい時、不安な時、どんな時でもサロンをご利用ください。心
和むサロンを目指して、皆さんをお迎えいたします。
問い合わせ
相談支援センター T E L:027-252-6011(代表)
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
○
病 院 名
J C H O 群馬中央病院
交流会名
ひまわり
対象疾患
がん全般
開催日時
毎月第4金曜日 10:30∼11:00
活動内容
がんに関するミニ講演を行っています。事前申込みは不要ですので、お
気軽にご参加ください。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:027-221-8665(代表)
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
―
病 院 名
高崎総合医療センター
交流会名
ほっとさろん・たかさき
対象疾患
がん全般
開催日時
毎月第4金曜日 13:30∼15:30
活動内容
お茶を飲みながら、病気のことや日々の生活のことなどお話ししませんか。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:027-322-5901(代表)
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
○
病 院 名
日高病院
交流会名
がんサロン「ふれあいサロン」
対象疾患
がん全般
開催場所
6 階ギャラリー
開催日時
毎月第3水曜日 13:00∼14:30
活動内容
院内外の患者様家族が抱えている不安・悩み・療養を経験したことなど
を語り合い、相互支援できます。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:027-362-6201
院外の方の利用
病 院 名
交流会名
対象疾患
開催日時
○
50
群馬県がんピアサポーターの活動
○
渋川医療センター
「お茶会」、「学習会」、「痛みと悩みごと相談会」、「ウィッグ相談会」等
がん全般
「お茶会」、
「学習会」
、「痛みと悩みごと相談会」
、「ウィッグ相談会」
等を検討しています。 詳細についてはお問い合わせください。
活動内容
当院ではがんサロンをより多くの患者さん・ご家族の方々に利用して頂
きたく上記の活動含め、365 日・9 時∼ 17 時の時間帯で開放しております。
また週 3 回(月・水・金)ですが、「がんサロンコーディネーター」を委
嘱し、職員等には話せないような想いや悩みなども伺っておりますので、
是非ご利用下さい。
(詳細は当院 H P をご覧下さい。)
問い合わせ
医療福祉相談室 がん相談支援センター
T E L:0279-23-1010
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
サロン名
がんサロン「やすらぎ」
利用時間
365日・9:00∼17:00
設 備 等
各種参考文献の設置、インターネットの閲覧など
■色のサロンは、常設の施設。
○
51
病 院 名
公立藤岡総合病院
交流会名
がんサロン「なごみ」
対象疾患
がん全般
開催場所
公立藤岡総合病院附属外来センター がんサロンなごみ
開催日時
毎月第2火曜日 10:00∼11:30
活動内容
院内外のがん患者さんやご家族が抱えている不安や悩み、病気をとおし
て経験したことなどを語り合い交流できます。お気軽にご参加下さい。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:0274-22-3311
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
病 院 名
公立富岡総合病院
交流会名
お話ししませんか
対象疾患
がん全般
開催場所
院内会議室等
開催日時
毎月第4火曜日 13:30∼15:00
活動内容
同じ病気をもっている方々でお話ししてみませんか ?
お気軽にご参加下さい。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:0274-63-2111
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
―
○
病 院 名
原町赤十字病院
交流会名
がんサロン
対象疾患
がん全般
開催日時
不定期(お問い合わせください)
活動内容
不定期ですが交流会を実施しています。患者さん、体験者、ご家族など
を対象に、おしゃべりの場を提供しています。
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:0279-68-0550
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
サロン名
がん情報コーナー
利用時間
8時頃から18時頃まで
設 備 等
ご自由にお持ちいただける小冊子、書籍等
調整中
病 院 名
沼田病院
サロン名
がんサロン「ふれあい」
利用時間
月∼金(祝日除く) 8時30分∼17時15分
設 備 等
各種参考文献の設置、インターネットの閲覧など
問い合わせ
相談支援センター T E L:0278-25-7017
病 院 名
利根中央病院
サロン名
がんサロン
利用時間
月曜∼金曜(祝祭日を除く)9:00∼17:00
設 備 等
参考文献、パンフレットを設置
問い合わせ
診療情報管理課・外来化学療法室 T E L:0278-22-4321
病 院 名
伊勢崎市民病院
交流会名
患者サロン「オアシス」
対象疾患
がん全般
開催日時
毎月第1木曜日 10:00∼12:00
活動内容
院内外のがん患者さんやご家族が抱えているがんの不安や悩み、病気を
通して経験したことなどを語り合い交流できます
問い合わせ
相談支援センター T E L:0270-25-5022 (内 2220)
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
52
調整中
サロン名
がん情報コーナー(がん患者サロン)
利用時間
月曜日∼金曜日(祝日は除く)9:00∼16:00
設 備 等
各種参考文献の設置・貸出、インターネットの閲覧、DVD の
閲覧・貸出
53
病 院 名
桐生厚生総合病院
交流会名
サロンあおぞら
対象疾患
がん全般(血液がんも含む)
開催場所
人間ドック室 ティールーム(3 階病棟)
平成28年4月 第1火曜日 15:00∼16:00
開 催 日 時 平成28年5月から 毎月第1金曜日 15:00∼16:00
(詳しくは当院ホームページをご覧ください。)
活動内容
問い合わせ
がん患者さん及びその家族の情報交換
勉強会(年 2 回∼ 3 回程度)
相談支援センター T E L:0277-44-7165
院外の方の利用
―
○
群馬県がんピアサポーターの活動
病 院 名
群馬県立がんセンター
交流会名
がんと上手(うんま)くつきあう会
対象疾患
がん全般
開催場所
院内会議室
開催日時
奇数月の第2土曜日 10:00∼11:50
活動内容
院内職員を講師とする講演会(勉強会)と、同じ悩みを持つもの同士で
の茶話会(交流会)を行っています
問い合わせ
がん相談支援センター T E L:0276-60-0679
院外の方の利用
△※
群馬県がんピアサポーターの活動
調整中
※院内の患者さん、ご家族向けですが、講演会は院外の方も参加できます。
がんサロンの様子(群馬県立がんセンター)
病 院 名
太田記念病院
交流会名
クローバーの会
対象疾患
がん全般
開催場所
院内会議室
54
1月・4月・7月・10月 第3土曜日 14:00∼15:00
開催日時
(土曜日の週が変更になることもあります。) ※要申込:院内掲示の申込用紙を記入し、緩和ケア委員会事務局
に提出願います。
活動内容
がんに対する患者様の悩みや不安を語り合い、支援します。
問い合わせ
緩和ケア委員会事務局 T E L:0276-55-2200
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
―
病 院 名
館林厚生病院
交流会名
おしゃべりの会
対象疾患
がん全般
開催場所
主に病院内
開催日時
月 1 回 毎月第 3 週目(曜日は月により異なります。
)
活動内容
がんと診断された方、治療中の方やそのご家族、ご親戚、ご友人の皆様、
みんなで体験談や悩み事を話し合う場を提供しています。
勉強会の開催
高額医療について、栄養、口腔ケア、ネイルケア、軽運動について、ウィッ
グについて、館林厚生病院医師による疾患の勉強会、認定看護師によ
る緩和ケアについての勉強会
季節に合わせたイベントの開催
花見、クリスマス会、その他(パン作りなど)
問い合わせ
館林厚生病院
看護副部長 野村・緩和ケア認定看護師 安齋(外来)
がん化学療法看護認定看護師 伊藤(外来化学療法室)
T E L:0276-72-3140
kanjakai@ tatebayas hikos eibyoin.jp
院外の方の利用
○
群馬県がんピアサポーターの活動
―
●地域で開催されているがんサロン
平日では時間が取れない方や病院のがんサロン以外でも話をしたい方の要望
に応えるため、地域でのがんサロンも開催されています。
55
地域がんサロン
ぐんま
会 場
場 所
前橋
主催:ぴあサポぐんま 代表:土屋
徳昭
電話番号 0 2 7 -3 5 3 -0 1 6 7
日 時
毎月第3日曜日 13:00∼15:00
ケアホーム「愛(まな)の家」交流室(前橋市朝日町 4-5-5)
サロンからのメッセージ
同じ患者としてピアサポーターとして自分の体験が役立つことは、生きている、お互い頑張
ろうという気持ちを持つことになり、嬉しいです。明るい顔になってくださることが私自身
を元気づけてくれます。ピアサポーターをもっと大勢の皆さんに知っていただけると良いと
思います。
(佐藤 宮子)
がんという病と闘っている多くの人との接触が、ピアサポーターという立場をお借りし共有
できる会の活動があり、そこに参加出来ることを大変感謝しております。今後は共に学び共
に喜ぶことを一層感じ取れる自分になりたいと存じます。
(塚越 宏一)
会 場
場 所
高崎
日 時
毎月第3日曜日 13:00∼15:00
高崎市総合福祉センター 3階ボランティアルーム(高崎市末広町115-1)
サロンからのメッセージ
がんにかかって 18 年、これまでも病院のがん患者会に行けるときに出ては話してはいまし
たが、高崎のがんサロンに毎月スタッフとし参加していると、続けて参加される患者さんの
顔つきが明るく変わっていくことを実感しています、その様子をみると、こちらも元気をも
らえる気がします。患者さんもサポーターもみんな、同じ仲間であるという認識が大切です
ね。
(篠崎 一朗)
地域サロンを始めて半年になりました。
「サロン」とはなんだろうと私自身半信半疑のとこ
ろがありましたが、実施してみると、そこは「社交場」であり「井戸端」なんだと分かりま
した。参加者自身が体験を話し、聴きあうことで心が和み、ほぐれていく「場」がサロンな
のですね。
(土屋 徳昭)
がん情報は、インターネットや雑誌で手軽に得られるようになりましたが、サロンのように
顔を合わせてお話すると、それらでは得られない安心感や優しさが感じられます。
「また来
ますね」
「少し元気が出ました」と笑いの戻ったお顔でお帰りになる時、地域がんサロンを
始めて良かったと思います。
(武井 芳恵)
会 場
場 所
富岡
日 時
毎月第2日曜日 13:00∼15:00
ふれあいの居場所「よりみち」和田宅(富岡市上黒岩 1879-1)
会 場
場 所
新町
日 時
毎月第2火曜日 13:00∼15:00
自遊空間「みちくさ」内(高崎市新町 2147-18)
サロンからのメッセージ
地域がんサロンぐんま富岡、地域がんサロンぐんま新町は、平成 28 年 1 月に新たに開設しま
した。お話を聴き、気持ちに寄り添い、ほんの少しでもお役に立てればと思います。どうぞお
気軽においでください。
会 場
場 所
太田
日 時
毎月第1日曜日 13:00∼15:00
太田市福祉会館(太田市飯塚町1549)
サロンからのメッセージ
がんサロンに来た方が笑顔で帰れるように、あたたかいおもてなし、傾聴する心、相手の身
になって考えるやさしい心、笑顔など心がけてピアサポーターとしてやっていきたいと思っ
ています。
(小林 富美子)
この病気になったからこそできることがあることに気づき、今まで抱えてきた悩みや不
安、そしてそれを乗り越えてこられたことを、他の方々にお話できたり共感できること、
そして前向きに生きていけることを通してピアサポーターになって良かったと思います。
(篠原 瑞絵)
ピアサポーターとなり、院内サロンや地域がんサロンに参加するようになりました。共通し
て感じるのは、がん種の多さです。参加者の不安や悩みも様々で、人のこころに寄り添う難
しさを実感します。また、ピアサポーター仲間の方々との出会いは私にとってとても大きな
もので、皆さんの温かさと強さに惹かれています。これからも共に活動できることを大切に
したいです。
(木戸 有紀乃)
乳房再建ネットワーク「シャロン前橋」
「シャロン前橋」は、乳房再建の経験者が集い、情報を共有し、再建を予定
している人、興味のある人達となごやかに歓談するサロンです。
シリコンや自家組織の再建経験者が自らの体験を具体的に話し、患者さん
の相談に応じています。患者さん以外のご家族や医療関係者も歓迎しています。
参加を希望される方は直接会場へお越しください。ただし、女性限定です。
主催:シャロン前橋 代表:篠原
敦子
開催:偶数月 第 2 土曜日 14 時から定期開催
会場:ケアホーム「愛(まな)の家」交流室(前橋市朝日町 4-5-5)
ホームページ:http://c haron.webc row.jp/
お問い合わせ: 電話番号
0 9 0 -6 0 2 3 -70 2 6 篠原 敦子
56
群馬県がんピアサポーターからのメッセージ
∼がんサロンの上手な利用方法について∼
57
がんサロンには、院内型と地域のものとがあります。
がんサ
には 院内型と地域 も とがあります
院内のがんサロンは各医療機関で開催の在り方は
異なるので、参加希望の折には各自でご確認ください。
地域がんサロンはどなたでも参加できますので、
お住まいの地域の近くを選べます。対象者はいずれも
がん患者さんとそのご家族です。
地 域がんサロ
ン ぐんまの 様
子
がんサロンは療養上の色々な悩み相談、同じ体験者との交流を通して、
験者と 交流を通し
一人でがんと闘うのでなく、支え、励まし合いながら生活していけることを
目指しています。治療上の疑問や判断の在り方、医療者への不満などもある
かと思いますが、誰も皆、体験者ではあっても個々人のケースは異なります。
聴く事はできても答えを出す事は困難です。やはり、主治医との信頼関係を
目指すことが大切であり、そのためにできる事はお話しできるかと考えてい
ます。
がんサロンでは個人の体験に基づいた意見が色々と出るかと思いますが、
その意見や情報を自分なりに取捨選択していく自分自身の考えも大切に持っ
て参加していただけたらと思います。まずは、がん体験者同士の交流を始め
てみましょう。
群馬県がんピアサポーター 吉本 明美
がんピアサポーター ∼がん経験者による患者さん支援∼
●ピアサポーターとは何か
ピアサポートとは、がんという病気を体験した人やその家族が、
「体験を共
有し、ともに考える」ことで、新たにがんと診断された患者やその家族を支
援する活動をいいます。ピアサポートの「ピア」は、
「仲間」という意味です。
ピアサポーターとは、ピアサポートをする人のことです。
●ピアサポートの意義
がんと診断された人やその家族は、病気のことや治療、生活のこと、家族の
こと、仕事や経済的な不安と向き合うことになります。
相談を受けるピアサポーターは、そのような
ことをすでに体験しているので、医療者や福祉
❶安心感を持って
もらうこと
関係者などの専門家とは異なり、患者や家族と ❷体験に基づく
「体験を共有し、ともに考える」ことができる 情報の提供
❸仲間との
出会い
58
のです。
ピアサポートを受けることで、右のような効
❹自信の獲得
果があると考えられます。
(出典:
「がんピアサポーターの活動と活用システム」群馬大学大学院医学系研究科 神田清子ほか) ●県内の取り組み
県では、平成 24 年度からがんピアサポーター養成研修を開催、研修会を修
了された方々を群馬県がんピアサポーターとして登録して病院で定期的に開催
される院内がんサロン等に派遣し、がん患者さんや家族のピアサポート活動を
行っています。
がんピアサポーターと話したい方は、ぜひ、病院内のがんサロン(P48 ∼
P54)や地域がんサロン(P55 ∼ P56)に足を運んでください。
群馬県がんピアサポーターからのメッセージ
∼がんピアサポーターについて∼
がんピアサポーターは、県内の医療機関で病院スタッフとともに、がん
がんピアサポ タ は 県内 医療機関で病院 タ
とともに がん
患者さんやご家族の支援を行います。
「こんな時に他の人はどうしていたのだろう ? どんなふうに思っていたの
だろう ? どうやって乗り越えていったのだろう ? 」と思う時、ピアサポーター
にお話ししてみてください。互いに共感し合える所がきっとあるはずです。
安心してあなたの不安や心配をお話し下さい。がんサロンで病院職員と連
携を取りながら、患者さんやご家族の相談に応じます。
病院でも地域でも、色々な人がそれぞれの立場からあなたを応援します。
ピアサポーターもその一人です。どうぞ、安心してお話し下さい。
群馬県がんピアサポーター 吉本 明美
群馬県がんピアサポーターからのメッセージ
∼がん治療におけるこころのあり方について∼
59
私は、40 歳代に入り、心臓に洞機能不全という重篤な病気が見つかり、何度も命
の危機に襲われましたが、いま 70 代を迎えています。翌年、妻を 41 歳で、まさか
の事故により亡くしました。「人間万事塞翁が馬」ですね。
私のところには、がんに関する様々な不安や疑問、悩みなど、気持ちの問題につ
いての相談が集積されます。どうして自分ががんになったのか ? 予期せぬ現実に人
は狼狽します。
この頃は、「がん告知」に医療報酬が付くようになったためか、医療者側から無配
慮に「告知」されることが多いというような疑問が寄せられます。
「先生、がんなら
ハッキリ言ってください」という肝の据わったように見える人でも、いざ、その場
になると狼狽える人は多いのです。人の心は強くもあり、弱くもあり、非常にデリケー
トであるという前提で告知はされて欲しいと思います。
そこで、このようなことがなぜ起こるかというと、互いに相手について知らない
関係だということではないでしょうか。知らぬ同士の会話がいきなり「がんです」
ではショックが大きすぎます。人情と誠意が伝わるよう、相手の気持ちに寄り添い
ながらお話しするというスタンスが求められます。
がん治療の決め手は情報戦だとも言われます。自身の状況に必要な情報を探し、
受け取る力と余分な情報を捨てる力をつける覚悟と訓練をし、賢い患者になること
が必要だと思います。氾濫する情報の中から何を選ぶかは、あなた自身の問題です。
がんに身体がむしばまれるのと連動して、こころや思考回路が動かされ、行動が
左右されます。迷いも生まれます。その動きは、その人の日頃の人生観、死生観に
由るところが大きいと思われると同時に、人は、そのような局面で、状況に応じて
変わりうる可能性も秘めています。なかには「がんになって新たなことを知り、多
くの人たちに巡り会えた」ことを「キャンサーギフト」といい、新たな幸福感と考
えるようになる方もいます。
「後悔の無いよう、納得のいく治療と人生の選択」を自身のためにすることができ
るような意志を持ち、頼れる人を頼り、信じられる人を信じる気持ちを持ちましょう。
がんだけでなく、すべてに、完全無欠と絶対はないのだと思います。
群馬県がんピアサポーター 土屋 徳昭
群馬県がんピアサポーターからのメッセージ
∼がんの再発・転移について∼
私は、左耳下腺癌という希少な癌になりました。そして 5 年後、もう
少しで寛解か?と思った矢先 P E T 検査で局所に再発、更に肺への転移
も分かりました。最初の癌の後遺症で顔面が麻痺し、笑顔ができない顔
になりましたが、仕事にも復職し、家族の世話もできていました。気持
ちのどこかで「再発するかもしれない。だから精一杯生きよう」そんな
気負いがあったのでしょうか?
結果、再発が局所に見つかった時は、既に小脳付近まで腫瘍は達して
いて手術できない大きさになっていました。再発の告知の方が、心のダ
メージは大きいと言われていましたが、実際感じたことは、「来るべき
時が来たな。」という思いでいました。ですが、検査で追い打ちをかけ
るように、肺への転移が見つかった時は、もう終わりかなぁ、辛いなぁ
と思い、先が見えなくなってしまいました。
治療の選択も困難で障害覚悟で手術するのか?重粒子線治療を受ける
か?どちらの選択を迫られる中、セカンドオピニオンも利用したり、様々
調べました。治療を早急に選択しなければ腫瘍は大きくなるばかりでし
たので、泣いている暇はなく、気持ちを切り替えるしかなかったのかも
しれません。
人はいずれ平等に死を迎えるときが来ます。誰しもが迎えるのです。
必ず来ます。
“死ぬ覚悟は生きる覚悟である”再発と転移は、私の人生
で大変難問でしたが、その言葉を私に教えてくれました。だから決して
終わりではありません。
癌という病気が、生きられる期限を教えたり見せてくれたり、自分の
生き方を説いてくれているだけなのですから。
私は今、2 度の重粒子線治療後、再々発した癌と奇跡のように順調で
その恩恵を頂きながら普通の生活ができています。
これからまた、運命に問われるときがくるかもしれませんが。やはり
そのときも生きる覚悟で臨もうと思っています。
群馬県がんピアサポーター 原 陽子
60
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