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326 第3部 建国 60 年来の中国党・政・軍指導者一覧 1. 歴代の中共中央政治局常務委員 (第 7 回大会以後) (1) 第 7 回全国代表大会 (1945 年 4 月 23 日―1945 年 6 月 11 日) 1945 年 4 月 23 日―1945 年 6 月 11 日、 延安楊家嶺中央大礼堂で中国共産党 第 7 回全国代表大会を開催。 正 式 代 表 547 名、 候 補 代 表 208 名、 計 755 名が出席。全国の 121 万党員 を代表。 大 会 主 席 団: 毛 沢 東、 朱 徳、 劉 少 奇、周恩来、任弼時、林伯渠、彭徳 懐、康生、陳雲、陳毅、賀龍、徐向前、 高崗、張聞天、彭真。 大会秘書長:任弼時 大会副秘書長:李富春 大会で、新党規約を採択し新中央委 員会を設置。 6 月 9 日、中央委員会委員 44 名を選出。 6 月 10 日、中央委員会候補委員 33 名 を選出。 第 7 期 1 中全会で中央政治局委員を 選出。 ◆中央政治局 主席:毛沢東、劉少奇(代理、1945 年 8 月―1945 年 10 月) 委員:毛沢東、朱徳、劉少奇、周恩 来、任弼時(1945 年 5 月―1950 年 10 月)、陳雲、康生、高崗(1945 年 6 月 ―1954 年 8 月)、彭真、董必武、林伯 渠、張聞天、彭徳懐 ◆中央委員会主席:毛沢東 ◆中央書記処 主席:毛沢東、劉少奇(代理、1945 年 8 月―1945 年 10 月) 書記:毛沢東、朱徳、劉少奇、周恩来、 任弼時(1945 年 6 月―1950 年 10 月)、 陳雲(代理、1950 年 6 月―1950 年 10 月、1950 年 10 月―1956 年 9 月) 候補書記:陳雲(1945 年 8 月―1950 年 10 月)、彭真(1945 年 8 月―1956 年 9 月) ◆軍事委員会 1945 年 8 月―1949 年 9 月 主席:毛沢東 副主席:朱徳、劉少奇、周恩来、彭 徳懐 委員:毛沢東、朱徳、劉少奇、周恩来、 彭徳懐、陳毅、聶栄臻、賀龍、徐向前、 劉伯承、葉剣英 1954 年 9 月―1959 年 9 月 主席:毛沢東 委員:毛沢東、朱徳、彭徳懐、林彪、 劉伯承、賀龍、陳毅、鄧小平、羅栄桓、 徐向前、葉剣英 (2) 第 8 回全国代表大会 (1956 年 9 月 15 日―1956 年 9 月 27 日) ① 1956 年 9 月 15 日―1956 年 9 月 27 日、北京で中国共産党第 8 回全国代 表大会を開催。 正 式 代 表 1026 人、 候 補 代 表 107 人、 計 1133 人が出席。全国の 1073 万党 員を代表。 中央委員会委員 97 人、候補委員 73 人、 中央政治局委員 17 人、候補委員 6 人 を選出。 ◆中央政治局 主席:毛沢東 副主席:劉少奇、周恩来、朱徳、陳 雲 総書記:鄧小平 第 8 期中共中央主席と副主席は、建 国初期の中央書記処の 5 名の書記。 政治局常務委員はほとんど第 7 期中 央書記処の延長。 ◆政治局常務委員の主要職務 毛沢東:中華人民共和国主席、中共 中央軍事委員会主席、国防委員会主 席 1.歴代の中共中央政治局常務委員 327 劉少奇:全人代常務委員会委員長 周 恩 来: 国 務 院 総 理、 外 交 部 部 長、 全国政治協商会議主席 朱 徳:中華人民共和国副主席、国 防委員会副主席 陳 雲:国務院副総理 鄧小平:国務院副総理、国防委員会 副主席 ② 1958 年 5 月、 第 8 期 5 中 全 会 で 国防委員会副主席林彪が中央政治局 常 務 委 員・ 中 央 副 主 席 に 選 出 さ れ る。第 5 番目の副主席としての林彪 は、政治局常務委員の中で鄧小平(第 6 位)の前にランキングされる。この 後、文革前まで、政治局常務委員の 人数と順位に変動はない。 ③ 1966 年 8 月、文化大革命が始まっ て間もなく、第 8 期 11 中全会で中央 指導機構を改組し中央政治局常務委 員会を調整。 中央委員会主席は毛沢東、副主席は 林彪 1 人だけを残し、劉少奇、周恩来、 朱徳、陳雲の副主席職務には言及が ない。 政 治 局 常 務 委 員 会 に 陶 鋳、 陳 伯 達、 康生、李富春の 4 人を加える。 新 中 央 政 治 局 常 務 委 員 会 の 順 位 は、 毛沢東、林彪、周恩来、陶鋳、陳伯達、 鄧小平、康生、劉少奇、朱徳、李富春、 陳雲。 ◆常務委員会の特徴: a.「副統帥」である林彪の地位が急 上昇。即ち、第 6 位から第 2 位に躍進。 b. 国家指導者劉少奇(国家主席)、朱 徳(全人代常務委員会委員長)の順 位が下落。即ち、第 2、4 位から第 8、 9 位となる。 c. 常務委員の人数が 2 桁に増え、11 人になる。中央政治局常務委員数が 党史上で最多。 ◆政治局常務委員の主要職務 陶 鋳:中央書記処常務書記、中央 宣伝部部長、中央文革小組顧問 陳伯達:中央文革小組組長、中央宣 伝部顧問 康 生:中央書記処書記、中央文革 小組顧問 李富春:中央書記処書記、国務院副 総理、国家計画委員会主任 ④ 1967 年に中央政治局常務委員の劉、 鄧、陶などが打倒され、朱、陳、李 も追いやられ、事実上、毛、林、周、 陳(伯達) 、康の 5 人が残る。 1968 年 10 月第 8 期 12 中全会で、劉 少奇の党籍を永遠に除籍し、その党 内外一切の職務を撤回することを決 定。 (3) 第 9 回全国代表大会 (1969 年 4 月 1 日―1969 年 4 月 24 日) ① 1969 年 4 月 1 日、北京で開幕。 大会代表 1512 人が出席。全国の 2200 万党員を代表。 第 9 期中央委員会委員 170 人、候補 委 員 109 人、 中 央 政 治 局 委 員 21 人、 候補委員 4 人を選出。 ◆中央政治局常務委員会 中央委員会主席:毛沢東 副主席:林彪 中央政治局常務委員:毛沢東、林彪、 陳伯達、周恩来、康生 第 9 期政治局常務委員会に新任者は ない。当選者の 5 人は全部第 8 期 11 中全会の常務委員。 毛沢東が中央主席で第 1 位。林彪が 中央副主席で第 2 位、 「副統帥」 。 第 3 位以下は名字の筆画順によって 配列。周恩来は事実上党内第 3 位。 ◆政治局常務委員の主要職務 毛沢東:中央軍事委員会主席 林 彪:中央軍事委員会副主席、国 務院副総理、国防部部長 陳伯達:中央文革小組組長 周恩来:国務院総理、全国政治協商 会議主席 康 生:中央文革小組顧問