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北海道大学における女性研究者支援事業の成果と現状

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北海道大学における女性研究者支援事業の成果と現状
北海道大学における女性研究者支援事業
成果と現状
副学長・女性研究者支援室長 望月恒子
第64回高分子学会年次大会 男女共同参画セミナー
2015年5月27日
北海道大学 男女共同参画推進に向けて
1
“20% by 2020”(Triple Twenties計画)
2020年までに北大全研究者の女性比率を20%に!
さまざまな具体的増員計画と活躍促進策を
2020年まで継続的に実施展開
F3プロジェクト(平成21~25年度)
(女性研究者養成システム改革加速事業)
特に女性比率の低い理学・工学・農学分野に限定して実施(助教・講師・准教授)
雇用経費に係るインセンティブをポジティブアクション北大方式よりさらに増強
ポジティブアクション北大方式
TTF (テニュアトラック普及・定着事業・部局女性型)
女性教員の持続的活躍環境整備 (採用促進策の前提)
~自主財源で継続実施
← H18
8年間で計166名を採用
← H23-25の3年間で計4名の
女性を採用
← 自主財源により推進中
ポジティブアクション北大方式
2
♦ ポジティブアクション北大方式
H18-25の8年間で計166名の
採用を実現
全部局・全分野 (保健科学研究院を除く) において実施
通常教員人事選考で女性採用にインセンティブ (人件費負担軽減) を与える
当該女性教員雇用経費の 1/2 を 3年間、全学運用経費より充当
⇒27年度より5年間に延長
◆ ポジティブアクション北大方式を適用した人件費の例(助教)
0.3
0.3
0.6
♥ F3プロジェクト(女性研究者養成システム改革加速事業)
特に女性比率の低い理学・工学・農学分野に限定して実施
雇用経費に係るインセンティブをポジティブアクション北大方式よりさらに増強
女性に限定した国際公募を実施
助教・准教授で採用
H21-25の5年間で計27名の
女性を理工農分野で採用
◆ F3プロジェクト人事で女性採用の場合
補助費
補助費と
自主財源で
インセンティブ強化
0.3
0.3
最初の3 年間
※1.0 ポイント≒1,000 万円
続く5 年間(助教任期)
0.3
採用部局人件費
0.6
全学経費
9 年目以降(任期更新)
北大F3プロジェクト 成果
3
正規女性教員累積採用数(理・工・農分野)
90
8.0%
各年度増分(加速)
前年度までの累積(加速)
60
6.8%
80
52
7.0%
各年度増分(独自)
7
H20
H21
H22
H23
H24
H25
50
6.1%
前年度までの累積(独自)
70
職階別正規女性教員数(理工農)
20
5.1%
60
F3プロジェクト
採用対象
6.0%
5.7%
理工農分野女性教員割合
40
3
43
41
5.0%
4.3%
50
40
3.1%
17
30
北海道大学
12男女共同参画推進に向け
4.0%
6
て
3.2%
3.0%
11
3.5%
21 21
10
3.0%
6
30
5
20
5
41
6
6
8
H18
H19
H20
2.0%
6
7
8 8
教授
0.0%
H22
16
15
9 9
0
12
H21
23
22
1.0%
17
0
H17
10
31
24
4
2
増加!
7
23
18
7
5
10
20
30
H23
H24
H25
准教授・講師
助教
北大F3プロジェクト 成果
F3プロジェクト新規採用女性教員 27名
☆主に助教を採用。講師(2名)・准教授(1名)
☆16名が外国籍研究者(10カ国)←国際公募
韓国5、中国3、スペイン、スイス、ブラジル、イギリス、ポルトガル、イタリ
ア、エジプト、ベトナム 北海道大学 男女共同参画推進
に向けて
☆最短で8年の安定した雇用・研究期間を提供
☆研究費配分と養成プログラム
☆離職抑制
他大学に転出した2名を除いて、北大で研究継続
☆波及効果と今後への期待(上位の職階に向けて)
4
北海道大学の多様な支援(スキルアップ支援、環境整備)
養成アクション
・若手女性教員の英語プレゼン能力を強化・養成
・ロールモデル/メンターとなる海外女性科学者 と
・ リーダーシップワークショップの開催
の交流
・ 国際共同研究に繋げる研究成果発表演習 ・女性教員間の異分野交流 ・学際的共同研究の
・ 研究イノベーションシンポジウムの開催
端緒形成
研究補助員の配置
・ 課題:より効率的な配置、活用
学内保育施設の充実(認可1、認可外2)
・「子どもの園」保育園(認可・定員60人)
・大学保育所ともに(認可外・2010~・定員60人)―待機児童!
・病院保育園ポプラ(認可外・定員50人・24時間365日)
・課題:外国人研究者(短期滞在を含む)・留学生の子どもの保育問題
課題:以上の動きを学内に浸透させる
⇒ 意識改革へ (学内、女性研究者の周囲、女性研究者自身)
5
北大 実施中プロジェクト
平成25-27年度女性研究者支援事業(拠点型)
6
Female Researchers
Be Confident to be ambitious
and
Feel comfortable to be ambitious!
女性研究者の「育成」と「成長」をサポートします。
北海道大学女性研究者支援室 平成18年7月開設
平成27年4月
理系研究者を新スタッフに迎えて
新たなステージへ
ご清聴ありがとうございました
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