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日本バイオロギング研究会会報
日本バイオロギング研究会会報 日本バイオロギング研究会会報 No. 61 発行日 2011 年7月 30 日 発行所 日本バイオロギング研究会(会長 荒井修亮) 発行人 高橋晃周 国立極地研究所 生物圏研究グループ 〒190-8518 東京都立川市緑町 10-3 tel: 042-512-0741, fax: 042-528-3492 E-mail [email protected] 会費納入先:みずほ銀行出町支店 日本バイオロギング研究会 普通口座 2464557 第61号 もくじ 野外調査レポート Año Nuevo 州立公園にてキタゾウアザラシ調査(換毛期) 安達 大輝(総合研究大学院大学) 2 新しい発見 世界初!鳥の飛行速度を測定 渡辺 佑基(国立極地研究所) 4 学会参加報告 1st International Conference on Fish Telemetry に参加して 中村 乙水(東京大学大気海洋研究所) 5 お知らせ 日本バイオロギング研究会・第 7 回シンポジウムのご案内 依田 憲(名古屋大学大学院環境学研究科) 写真:亜南極ケルゲレン島のケルゲレンヒメウ。 (写真提供:渡辺 佑基) -1- 6 野外調査レポート Año Nuevo 州立公園にてキタゾウアザラシ調査(換毛期) 報告者 安達 大輝 (総合研究大学院大学) 「あと残り9頭」 信号待ちの間に欠伸を飲み込みつつ大学 (原題:Natural History of Antarctic Peninsula)”ではミナミゾウ 院生のChandraが呟いた。確か、昨日は「残り10頭」と呟いて アザラシの匂いが以下のように描写されている; いた。車のデジタル時計は午前5時25分を指している。「今日 “耐えがたい悪臭—この臭いは、オレンジがかった茶色の糞と湯 も良い天気になりそう」と彼女の隣で、半ば独り言のように私は 気を立てて吐き出される息から漂ってくる。かれらは、ねばね 呟いた。助手席の窓から空を仰ぐと、まだ月の残る空には幾筋 ばした泡だらけの口をあけてゲップするのだ (青柳昌宏訳)” の雲が漂っていた。確かに雨は降りそうにないが、晴天となる 気配もない。ただお互い眠い中、これといって話すこともなく、 気がつけばとりあえず天気の話をしていた。「でも今日以降の 天気はどうか分からないよ」 いつもは 「そうだね」 と心なしに 返すChandraだがその日の彼女の返答は違った。もちろん明 その後も数行に渡り文章が続くが、さらに酷い言葉の羅列の ため、ここまでにしておく。しかし、子供の頃は他のアザラシの ように愛らしい表情を見せることもあるし、雄同士の衝突は、 双方の年齢が若くともかなり迫力がある。 日も同様に5時前には起床し、Año Nuevoへ向かう。明日の車 の中で彼女が「あと7頭」という姿が目に浮かんだ。今日はいつ もの倍の人数でフィールドに向かい、2頭同時に作業を行う 予定である。 でも今日以降の天気はどうか分からないよ— いたずらな顔で そう答えたChandraの言葉を頭の中でもう一度反芻した。確か にそうかもしれない。昨年買ったばかりの白い腕時計に表示 される日付を見ながら心の中で彼女に賛成した。それと同時 に、これから天気が崩れるかもしれない、という思いが尐し頭を 過った。 カ リ フ ォ ル ニ ア 大 学 サ ン タ ク ル ー ズ 校 の Long Marine 眠っているキタゾウアザラシの子供 Laboratoryは岸壁の上に位置している。双眼鏡を覗けば、 海面に浮かぶラッコやゼニガタアザラシを見ることもできる。 私は2月に来た際、散歩中に崖上から初めて野生のラッコ、 しかも親子、を見て一人興奮した。 Long Marine Laboratoryで荷物と共に、総勢10人、車2台で 30分程走ればAño Nuevoに着く。フィールドがこんなに近くに あり、シーズン中は実に大変ではあろうが、それ以上に研究す るには素晴らしい環境である。 ビーチに到着するには駐車場からほんの数分、荷物を担い で歩けばいい。ビーチに到着すると独特な香りが鼻を劈く。 換毛のこの時期は繁殖時期と異なり、ビーチに打ち上がった 大量の海藻の匂いが相まって、幾分円やかな香りがビーチ 若い雄同士のぶつかり合い 「読めた?」 「・・・読めない」 ビーチで良く耳にするやり取り 一帯に漂っていると言えば尐しは聞こえがいいかもしれないが、 である。双眼鏡を覗いて親指大ほどのフリッパータグに黒色で 個人的には御世辞にも“良い”香りとは言えない。これは海獣 印字された個体IDを読み取るのだが、緑色のタグの大部分に 特優の臭いなのか、ゾウアザラシ特優のものなのか。海獣の中 は砂が覆いかぶさり、IDを読みとることができない。アザラシ達 でキタゾウアザラシのフィールド以外行ったことのない私に答え の威嚇に気を取られながらも、なんとかして、タグの砂を払い は分からない。しかし、Sanford Mossの著書 “南極の自然誌 -2- 落しても、黒の印字が擦れており目を線のように細めても読め アザラシのその大きな目には涙が浮かんでいた。日本から持っ ないことが多々ある。 てきたLittle Leonardo社製のKamiKami計とStroke計を準備し、 ポケットの中の温もりで幾分柔らかくなったエポキシを紙コップ に出した。KamiKami計は採餌に関係のある特定の顎の動きを 記録することができ、Stroke計はその名の通りアザラシのストロ ーク数を計測することができる優れものである。 Stroke計等の装着も終え、アザラシを横向きに倒した後、 木べらでアザラシの下顎にエポキシを塗り、そこにKamiKami計 を装着した。回遊の途中で外れないように、用心深く装着して いく。まだ慣れていないのか、装着が完了したころには毎度の ように、私の手はエポキシでベトベトになっていた。 大口開けて威嚇してくるキタゾウアザラシ♀ 「彼女はだめだ」 これもまたビーチでよく耳にする言葉である。 「まだ、若すぎるよ」 ようやく読み取った個体IDをリストと照らし 併せるが、なかなか適した個体が見つからない。装着可能と リストが示していても、個体を見ると体毛が短すぎ、装着を諦め ることも度々である。ようやくロガー装着に適した2頭のメスを 見つけた頃には、ビーチに到着してからかなりの時間が経って いた。 そこから2チームに分かれ、それぞれが一連の作業をこなし ていく。まずはその他の多くの個体を両サイド追いやり、目標の 個体を集団から孤立させる。次に麻酔を満たした注射針を腰 キタゾウアザラシ♀の下顎に装着したKamiKami計 雨が降り出したのは、最後の作業である体重計測を終えた 辺りの筋肉に指す。私は尐し離れたところで3人と1頭を見つめ、 丁度その頃である。先程、100m程離れた場所で作業をして 記録を取っていたが、この過程が最も緊張する瞬間である。 いるもうひとチームのメンバーが体重を計測する機器類を取り 2人が目標の個体の注意を引く。一人は片手をアザラシの目 に来たことを考えると、両チームともエポキシはすでに固まって の前に差出し、もう一人は被っていた紫色のキャップを手にア いると思われる。そのため、この雨がロガーの装着に問題を ザラシの注意を集めている。そうしている間に今季のフィールド もたらすことはないだろうが、私には尐し思うところがあり腕時計 リーダーであるPatrickが後ろからゆっくりと、しかし確実に近づ を 眺め た。 午 前 9 時30 分 を 過ぎ たとこ ろ だ った 。 「 Naito ’ s いていく。仲間内から’sneaker’と称されるだけあって、アザラ effect!!」 手のひらに雨粒を受け取りながらChandraが隣で シは彼に気付いていないようである。そして、数メートル程の間 叫んだ。残りのメンバーの顔にも彼女同様の笑みが浮かんでい 合いを素早く一気に詰め、腰に一刺し。直後、巨体が海老反り る。その日、6月1日は内藤先生がカリフォルニアに到着する し、注射針持つ相手に噛みつこうとするが、相手はかなりの 日であった。現地到着予定時刻は午前10時。2011年2月に ベテランである。Patrickのその身をかわし方には落ち着きさえ 同フィールドでご一緒させていただいた際も天気は芳しくなく、 も見られた。幾度か、あの太い注射針がへの字に曲がった 現地のメンバーから雨甴の称号を贈られていた。2月に内藤 様子を見たことがあるが、Patrickが持つ注射針だけはいつも 先生が帰国した後、フィールドに出た時は好天続きだったこと 真っすぐなのが印象に残っている。 を良く覚えている。 先程の筋肉への麻酔が効き始めたところで、血管にも麻酔を “俺が、仕事をするといつも降るんだ” 注射する。そして、より一層おとなしくなったアザラシの周りで 伊坂幸太郎の小説の一節に、そう寂しげに語る主人公が描 各々が所定の過程を滞りなく踏んでいく。 雲行きが怪しくなってきた頃には、作業も終盤に差し掛かっ ていた。瞬きができないせいなのかもしれない。この頃になると -3- かれているが、現地にて物語特優のご都合主義を垣間見た 気がした。 「Naito’s effect!!!」、先程よりもさらに強くなった雨に打たれ ながら、Chandraがもう一度そう叫んだ。彼女の表情は、全く いたずらに笑う彼女の横顔からは、嬉しさが滲み出ているよう に私には感じられた。 明日以降の'Naito’s effect'を気にしていなかった。むしろ、 新しい発見 世界初!鳥の飛行速度を測定 渡辺 佑基 (国立極地研究所) 鳥はどのくらいの速さで飛ぶのか。地面に対する速度(対地 速度)なら、レーダーによる遠隔測定や小型GPSを鳥に装着 する方法等によって数多く研究されてきた。しかし、より重要な のは、実際に鳥が体験する、空気に対する速度(対気速度) であり、このパラメータは今まで測定する技術がなかった。 本研究では、小型プロペラ付きの記録計を野生の鵜に取り 付けることにより、鳥の飛行中の対気速度を世界で初 めて 図2:二つの流体力学モデル( Pennycuick 2008; Norberg 測定した。 1990)を用いて計算した、対気飛行速度と必要パワーの関係 を太線と点線でそれぞれ示す。△は必要パワーを最小限に抑 える速度(min. power speed)、☆は燃費を最大にする速度 (max. range speed)。棒グラフは実際に測定された飛行速度 の 頻 度 分 布 。 鵜 は max. range speed で は な く min. power speedを選択していることがわかる。 実は、飛行速度が測れたのは全くの偶然であり、予想もしな かった結果である。使用したプロペラロガーは飛行速度の記録 用に作られた特別のものではなく、ペンギンやアザラシなどの 遊泳速度を記録するためのごく普通のものである。プロペラは 水中で回転するよう設計されているため、空中ではうまく回ら 図1:ケルゲレンヒメウという鵜の一種。亜南極ケルゲレン島 ないのが普通である。しかし、フィールド調査の最中にこんな (仏)にて ことがあった。 鵜の平均飛行速度は12.7m/秒であり、これは本種の形態 鵜に取り付けたプロペラロガーを回収し、データを見てみると、 (体重、翼長、翼面積等)から予想される、必要パワーを最小 遊泳速度のデータがおかしい。鵜が海中を泳いでいるとき、 限に抑える速度と一致した(図2)。また、同時に記録した行動 普通なら水流を受けて毎秒60~70回の速さで回転するはず パラメータによると、飛行時間は平均92秒と短く、長距離を のプロペラが、ほとんど回っていなかった。だがその代わり、デ 飛ぶ場合はときどき水面に降りて休んでいた。 ータをよく見ると、空を飛んでいるときにプロペラが毎秒100回 鵜は高い潜水能力を持ち、それに適した形態(重い体重、 以上の速さで高速回転していた。いったい何が起こったのか。 発達した足の筋肉、短い翼等)をしている。その代償として 回収したロガー本体を調べると、プロペラを止めるナットが 飛行能力は乏しく、生理的な限界に近い運動強度で飛行して 緩み、回転しやすくなっていた。鵜は巣にいるとき、背中のロガ いることが示唆された。 ーを気にしてクチバシでよくつつくので、たまたまうまい具合に と、表向きの要旨は以上のようになるが、以下に裏事情を 告白したい。 ヒットしてナットが緩んだに違いない。ナットを緩めれば飛行 速度が測れるようになる・・・これは胸ときめく大発見だった。 鳥の対気飛行速度を測った例など、今までに一度もないのだ -4- から。そしてなお愉快なことに、その画期的な方法を教えて くれたのは鳥自身である。それ以降、ナットをわざと緩めてから ロガーを取り付けるようにして、飛行速度のデータを繰り返し とった(図3)。 最後に必要なのは、プロペラ回転数を実際の飛行速度に 変換するためのキャリブレーション実験である。フィールド調査 が終わった後、工学院大学の伊藤慎一郎先生および明星 大学の緒方正幸先生にお願いし、風洞と呼ばれる、風速を 自由にコントロールできる流体力学用の実験施設を使わせて いただいた。大きなファンの前にプロペラロガーをセットし、次第 に風速を上げていくと、予想通り、そして期待通りに、プロペラ 回転数もきれいに上昇した。 このような経緯を経て、鳥の飛行速度は初めて測定された。 図3:プロペラロガーを普通に取り付けた場合(A)とナットを Watanabe YY, Takahashi A, Sato K, Viviant M, Bost C-A (2011) Poor flight performance in deep-diving cormorants. Journal of Experimental Biology 214: 412-421 緩めた場合(B)の記録例。普通に取り付けた場合は、鵜が 海中を泳いでいるときはプロペラがよく回るが、空を飛んでいる ときは回らない。ナットを緩めると逆のことが起こる。 学会参加報告 1st International Conference on Fish Telemetry に参加して 中村 乙水 (東京大学大気海洋研究所) 会場の北海道大学カンファレンスホールにて。20 カ国から 160 名余が参加しました (写真:荒井修亮氏) 6 月 12 日~18 日に札幌の北海道大学で開かれた 1st ある。Telemetry とは「遠隔」で何か情報を得るという意味で、 International Conference on Fish Telemetry に参加した。これ 魚の Telemetry というと音響追跡や衛星追跡による研究が までヨーロッパ限定で行われていた Fish Telemetry Conference 盛んである。現在私が行っている研究は Telemetry からは尐し を世界規模に拡大した大会の記念すべき第一回目だそうで 外れているので参加を迷っていたが、マンボウ含む様々な -5- 外洋性の魚の研究で有名な David Sims 卙士がやって来ると 数ある口頭発表の中で、ある熱帯魚の夜行性・昼行性が いう情報を入手したので、自分の研究についてぜひとも彼に 生息環境によって異なるという研究、昼間にメスのサメだけが 話したい!と勇んで発表の申し込みをした。 浅瀬に集まる場所があるという研究が個人的におもしろく感じ この学会、食の大変充実っぷりが凄まじく、スシ・カニ・ジン た。それぞれ Best Oral Presentation Award に選ばれ納得の ギスカンと北海道ならではの食べ物が目白押しで、連日食べ 受賞だった。かくいう私も同様の賞をいただくことができ大変 放題飲み放題であった。参加者全員胃袋を満足させて帰っ 光栄である。 たことだろう。もちろん私は食べたり飲んだりばかりしていたわけ ではなく、憧れの Sims 卙士とお近づきになって、マンボウ談義 やサメ談義で大いに盛り上がったりもした。口頭発表の後にも Sims 卙士には的確なアドバイスをいただけたので、はるばる 札幌まで来た甲斐があったというものである。ちなみに 3 月の Bio-Logging 4 でも似たような発表を行ったが、そのときは 質問どころかろくにコメントすらもらえなかったのに対し、今回は たくさんの質問やコメントをいただけた。やはり哺乳類優勢の Bio-Logging 界と、魚屋中心の Fish Telemetry 界では聴衆の 関心が異なるようである。その点では今回たいへん気持ちよく 発表を終えたわけだが、むしろどんな聴衆相手であっても興味 を持ってもらえるようなトークをできるようにならなきゃダメだな と反省した。 Best Oral Presentation Award をいただきました(右) (写真:荒井修亮氏) お知らせ 日本バイオロギング研究会・第7回シンポジウム(11 月12日) 依田 憲 (名古屋大学大学院環境学研究科) 日本バイオロギング研究会第 7 回シンポジウムは、名古屋 大学にて行います。今回のテーマは、「バイオロギング x 認知 生態学(Bio-Logging meets Cognitive Ecology)」です。 ※テーマ講演以外に、一般の発表もポスター発表として募集 致します。多くの方々のポスター発表をお待ちしております ■「認知生態学」ってナニ? 「認知」とは、動物の意志決定や情報処理に関連する脳内 プロセスのことです。そのため、認知というと、神経生理学や 心理学を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、動物の 情報処理の「デザイン」 (なぜそのように進化したのか)を 理解するためには、野外での行動観察が欠かせません[1]。 動物の認知プロセスは行動だけでなく、生理、形態、生活 史、生態環境にも影響を及ぼし、結果的に適応度を左右 するので、これらの観察も重要です。こうした認識は、環世 界を唱えたユクスキュルから、エコロケーションのグリフィン、 最近では「認知生態学」というムーブメントに受け継がれて います[2]。 -6- ■バイオロギング x 認知生態学 (場所) バイオロギングはすでに様々な形で認知的な設問を扱って 名古屋大学大学院環境学研究科 います。「動物たちの丌思議に迫るバイオロギング」を見ても、 環境総合館1階 レクチャーホール ウミガメがどのように進路を決定しているのか[3]、ウが獲物 ※アクセスについては以下をご参照ください。 をどのように探知し、食べるのか[4]など、認知に関わる http://www.env.nagoya-u.ac.jp/contact/map.html 研究が目白押しです。バイオロギングが黎明期から成熟期 へと入った今、バイオロギングによる認知研究を集めて、 (シンポジウム参加費) その可能性を議論したい、というのが今回の企画の動機 会員 無料 /非会員(一般) 3000円 /非会員(学生)1000円 です。 (ナイトセッション(懇親会)会費) 一般 5000円 /学生 3000円 講演をお願いした方々は、4 つの異なるアプローチを用いて います。野生動物の認知に関わるパラメータ(音や映像)を ※学生とは、[学部生、大学院生、ポスドク研究員]を対象と 致します。各会費は当日受付でお支払ください。 バイオロギングで実測している方、高精度の行動情報を分析 することによって認知的な側面を抽出している方、脳や神経 (シンポジウム参加・ポスター発表・ナイトセッション申し込み) などの至近的なメカニズムを研究している方、そして動物行動 参加申込書 (7thBLS_NAGOYA_form.doc) にご記入の上、 学・認知科学的な研究を行っている方。 10月10日(月)までに、以下の提出先まで、メール添付、Fax バイオロギング研究者だけでなく、各分野の第一線で活躍 される方々に集まっていただけました。「ほかの動物が世界を どう認識しているかを我々が完全に理解できるわけはないが、 そこに近付くことはできる[5]」、さて、そのとき、バイオロギング または郵送でお送りください。テーマ講演される方、ポスター 発表をされる方は、参加申込書の2ページ目の様式にした がって、10月10日(月)までに講演要旨をファイルでお送りくだ さい。 ※参加申込書は日本バイオロギング研究会ホームページの は「認知生態学の核」たり得るでしょうか。 「 Bio-Logging vs Cognitive Ecology 」 、 皆 様 の ご 参 加 を 「イベント情報(日本バイオロギング研究会第7回シンポジウ ムのご案内)」にあります。 お待ちしております。 http://bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp/bls/index.php?%A5%A4%A 5%D9%A5%F3%A5%C8%BE%F0%CA%F3 参考文献 [1] Byrne & Bates (2011) Cognition in the wild: (申込書提出先) exploring animal minds with observational evidence. 〒464-8601 名古屋市千種区丌老町・名古屋大学大学院 Biology Letters. 7, 619-622. 環境学研究科 依田憲(よだけん) [2] Cognitive Ecology~The Evolutionary Ecology of Tel & Fax: 052-789-4781 Information Processing and Decision Making. R. E-mail: yoda.ken[atmark]nagoya-u.jp Dukas (ed.) 1998. ※[atmark]は@に置き換えてください [3] 動物たちの丌思議に迫るバイオロギング ※件名は「バイオロギング研究会シンポジウム」としてください (京都通信社)楢崎友子 p36-39. [4] 動物たちの丌思議に迫るバイオロギング (京都通信社)坂本健太郎 p22-24. [5] Rivas & Burghardt (2002) in Cognitive Animal (Bekoff, Allen, Burghardt eds) -7- 原稿募集! 編集局ではこれまでどおり常時原稿を募集しています。野 外調査レポートや新しい発見、学会参加報告などはもちろん、 「野外調査お助け道具」(ちょっと意外で便利な調査道具や、 野外調査についてのアドバイスなど)、「書評」(本のジャンル は問いません。印象深かった本、自著の紹介も大歓迎で す)、「バイオロギング川柳」なども募集しています。 原稿は編集局の伊藤(ito.motohiro”atmark”nipr.ac.jp) [”atmark”を@に替えて下さい]までメールでお送りいただく か、BLS ホームページに掲載してください。ホームページへの 原稿掲載方法については、ホームページ内「会員の皆様へ」 内にある「簡単な Wiki コンテンツの作り方」や BLS 会報13号 内の解説をご覧下さい。会報のバックナンバーの PDF ファイル は、ホームページよりダウンロードできます。ホームページ編集 のための凍結解除パスワードは、会費の領収書とともに送付さ れます(年度ごとに変更されます。 会費納入のお願い ■運営を円滑にすすめるためにも、会費のお早めの納入に ご協力をお願いいたします。会費の納入状況は、お届けした 封筒に印刷されています。振込先は、本会報の表紙をご覧 ください。正会員5000円、学生会員(ポスドクも含みます) 1000円です。 ■住所や所属を変更される会員の方はお早めに事務局 ※メール:[email protected] ※電話:042-512-0741 までお知らせください。 指導教官の皆様、卒業と同時に退会された学生会員がいら by S.K. っしゃいましたら、お手数ですがお知らせください。 編集後記 夏本番。世間では海に山に夏を満喫している中、今年もフィールドを駆け回ります。そろそろD論もまとめないと。。(山) T. Y. - 8 - -8-