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フワ大仁
ヒロヒト 報 告 第10 号 フワ大仁 ~いちいち会県外視察1~ (平成23年7月11、12日) 自民党1期生議員の勉強会「いちいち会」で県外視察に行 き、東京の地でいくつかのテーマについて勉強してきました。 (健康マージャンについて) 「賭けない、飲まない、吸わな い」が特徴であり、ねんりんピックでは公式種目。高齢社会 の福祉政策の切り札と考えられるものです。品川区では行政 との連携の元、参加人数が著しく伸びており、その運営主体 センター視察の様子 や運営費、行政の役割などについて教えてもらいました。 (炭素繊維について)全国の合成繊維の4割を生産する石川県が、次世代産業と位置付 ける「炭素繊維」はB787 機体への使用など用途が広がっています。また、日本企業が ほぼ世界を制しており、経済産業省から、国の描く戦略や石川県でも利用されている技 術開発支援策などについて教えてもらいました。 (スポーツ戦略について)スポーツ基本法に伴い、国家戦略としてスポーツ立国を目指 すこと、自治体がスポーツ推進の責務を負うことなどが定められました。そのことから、 トップ選手の国際競技力向上のため設置されたナショナルトレーニングセンターを視察 しました。施設内はオリンピックや世界大会を強く意識して作られていました。これま で日本は施設面では世界に遅れをとっており、日本のスポーツ環境がようやく世界並に なったとのことでした。石川県の施設も世界標準の目線で語る必要があると言えます。 ~ロシア、イルクーツク州訪問~ (平成23年7月20~22日) 日ロ友好促進石川県議員連盟の訪問団の一員として、石川 県の友好交流地域であるイルクーツク州へ向かいました。州 政府メーゼンツェフ知事への表敬訪問を皮切りに、州議会、 金沢市の姉妹都市イルクーツク市、能美市の姉妹都市シェレ ホフ市、小松市と友好都市アンガルスク市の各市長・市議会 などを表敬訪問し、未来に向けた更なる友好促進のため、意 見交換や経済交流への要望などをお聞きました。 また、ミネラルウォーター工場の見学や、石川県とロシア との交流の祖である森茂喜さんのお墓参りをしました。 ~スーパーコンピュータ「京」視察~ アンガルスク市議会訪問の様子 (平成23年7月28日) 世界一の演算処理能力と評価され、米国計算機学会の「ゴードン・ベル賞」を受賞し たスーパーコンピュータ「京」が作られた、かほく市の富士通ITプロダクツを視察し ました。神戸の計算科学研究機構に出荷する直前の「京」が置いてあり、直に見ること ができました。石川のものづくりのレベルの高さを知るいい時間となりました。 ~議員インターシップ受入~ (平成23年8月3日~9月28日) 若者の政治への関心を高めると同時に、政治に対する意識 を変え、政治参加に前向きな人を少しでも増やしたいとの思 いから、おそらく北陸の地方議員では初となるインターンシ ップの受け入れを行いました。 好奇心旺盛な学生2名が参加してくれました。各種会議の 石川護国神社戦没者慰霊式 出席や政策の立案、議会傍聴や街頭演説など、普段の活動を にて岡田直樹参議院議員と なるべくそのまま見てもらい、また実際に体験もしてもらい ました。学生さんは貴重な経験だったと喜んでくれましたが、それ以上に私自身が程良 い緊張感の中で仕事ができたこと、若者の生の声を間近で聞けたことなどいろいろな気 付きを得ることができました。今後も2期、3期と受け入れを続けていきます。 ~シンガポール・マレーシア視察~ (平成23年8月22~26日) 龍馬プロジェクトの皆さんと共にシンガポール・マレーシ アを視察しました。すごい勢いで伸びている両国。特にシン ガポールは一人当たりのGDPが日本を抜きましたが、伸び る勢いは全く落ちていません。 マレーシアでは学校現場での教育関係者との意見交換や 首都機能移転のための計画都市プトラジャヤの見学、ジョホ ールバルで進行中のイスカンダル計画などを見てきました。 またアジア初のLCC会社、エアアジアの飛行機を利用して 移動もしてきました。 教育面では将来の国の指導者を生み出すため、できる生徒 にはエリート教育を施しており、日本においても必要な視点 ではないかと考えさせられました。 シンガポールでは最近解禁となったカジノについて運営 会社の方に講義いただき、また現地のテマセック大学の教授 と教育に関する意見交換もしてきました。更には、今後世界 的問題と予想される水問題についても政府系団体で講義を 受けてきました。 カジノについては、人口の約1%がカジノ関連で働き、設 立時には民間資本のみが投入されたにもかかわらず、政府発 表の年間経済成長率は 14%と高く、多くの外貨がもたらさ れているとのことでした。また、治安の悪化も無い様で、日 本の国会でのカジノ議連の動向が気になるところです。 ~コンクリート診断士会フォーラム~ イスカンダル計画完成時の模型 テマセック大学 教授陣との意見交換 (平成23年8月26日) 北陸三県コンクリート診断士会によるフォーラムにて、 30 分の特別講演を行いました。 金沢の都市計画の歴史や現在のまちづくり、新幹線開業に合わせた取り組みなどを中心 に話をさせてもらいました。 ~いちいち会県外視察2~ (平成23年8月29日) 金沢以西にも新幹線開業効果を波及させるべく、白山総合車両基地の新駅構想なども 踏まえ、総合車両基地を駅とした全国唯一の事例、博多南駅を見てきました。博多南駅 は回送列車を利用しているため、博多からの 8.5km が約 10 分 290 円で繋がり、利用者の 伸びも著しく、朝は回送列車以外にも走らせているほどです。 那珂川町役場とJRの双方を訪問し、両者の視点から博多南駅について話をお聞きし ました。町の都市計画では駅が中心拠点と位置付けられるほど重要視されていました。 ~北方領土キャラバン~ (平成23年9月1、2日) 自民党県連の北方領土早期返還を訴えるキャラバン隊として、加賀市を皮切りに、県 内 19 市町の庁舎前にて街頭演説を行いました。晴天に恵まれ、真っ黒に日焼けしました。 ~石川県看護連盟若手研修会~ (平成23年9月11日) 講演を依頼され、約 30 分演壇に立たせてもらいました。 政治家を目指したきっかけや政治への思い、自民党所属であ る理由など話をさせてもらいました。 看護連盟若手研修会の様子 ~9月定例会~ (平成23年9月7~29日) 平成 23 年度第4回県議会(9月定例会)が開催され、9月 13 日に県議会議員として 初の質問に立ちました。テーマは以下の4点です。 (以下、質問要旨と答弁要旨) ①県立図書館の役割と今後のあり方について 県立図書館は市町立とは違い、図書館の図書館と呼ばれるが、従来型の図書館構想 から脱却し、大きな図書館ではなくレファレンスサービスに特化した図書館を目指し てはどうか。図書館整備基本構想の見直しの点も含めて聞く。 <答弁> 竹中博康教育長 レファレンスサービスは相談件数が毎年一万件を超え、今後ますます重要と考えて おり、職員研修など図書館職員の資質向上を図りたい。基本構想見直しは必要と考え ているが、建替え経費などの財政状況も考慮し今後検討していく課題である。 ②自殺対策について 石川県自殺対策行動計画策定から五年となる。これまでの評価をどう考えているか。 厚労省が医療法に精神疾患を追加したが、うつ病スクリーニング検査の導入状況はど うか。また自殺未遂者の救急搬送時おける精神科との連携についても合わせ聞く。 <答弁> 木下公司福祉健康部長 行動計画に沿い取り組んでいるが、自殺者数はほぼ横ばいにある。さらに粘り強く 計画の効果の浸透を図りたい。スクリーニング検査は高齢者、子ども、妊婦などで取 り組んでいる。自殺未遂者では平成 20 年度から救急と精神科の連携を図っている。 ③スポーツについて 総合型地域スポーツクラブは国の政策として、推し進められてきたが、県内の状況 はどうか。県はクラブを育成する上での課題は何と考えているか。総合型クラブの安 定経営にはマネジメント力を上げることが必要だが、県の支援体制はどうか。 <答弁>竹中博康教育長 県内のクラブ数は現在8市3町に 27 あり、利用者は 62,099 名になる。クラブ育成 には専門能力を有する人材の確保が課題だと考えている。クラブマネジャー養成講習 会、総合型クラブ連絡協議会、クラブねっといしかわ等を立ち上げて支援している。 ④県都金沢のまちなかについて 北陸新幹線金沢開業を控え、その開業効果を最大限にするためにも、金沢のまちな かでは県と市の連携がより重要になると考える。県市連携について、今までの取組み と今後の取組みにはどんなものがあるか。また課題はあるか。 <答弁> 谷本正憲知事 これまでHP等の共同広報や兼六園周辺文化の森ミュージアムウィークの開催、今 年はしいのき迎賓館と 21 世紀美術館の共同企画展を行った。山野市長は市議会で連 携に全力を尽くすと発言した、私も県市が問題を共有しての取組みが大事と考える。 ~行財政改革特別委員会視察~ (平成23年10月5、6日) 行財政改革特別委員会で長崎県と佐賀県を視察しました。長崎県では長崎歴史文化博 物館を県市一体で建築し、運営は純粋な民間会社が指定管理で行っていました。その経 緯や運営費の負担額算定方法、指定管理導入での課題などを中心に話を聞きました。 佐賀県では佐賀県庁を訪問し、業務改善プロジェクトについて説明を受けました。民 間企業ではよく聞かれる5S活動や一人1提案、業務プロセス改善などを民間コンサル 指導のもとで行っていました。パスポート発行業務が 1 週間から4日間に短縮するなど の成果が出てきているそうです。石川県でも同様の取り組みを行うべきだと感じました。 ~防災対策特別委員会視察~ (平成23年10月31日~11月2日) 所管委員会ではありませんが、防災対策特別委員会の東北 での被災地視察に同行させてもらい、福島県庁、名取市、石 巻市、宮城県庁、相馬市の順に訪問しました。 福島県庁では原発事故での対応について、名取市と石巻市 では被災地域を歩きながら復旧状況についてお聞きしまし た。相馬市では放射性物質の除染、その現状と問題点につい てお聞きしました。また、福島県庁、宮城県庁、名取市では 石川県からの派遣職員の激励会も行いました。一日も早い復 興のため、派遣中の職員の奮闘に期待しています。 石巻市立病院内部の様子 ~20年後の金沢を考える会講演会~ (平成23年11月7日) 昨年立ち上げた超党派の若手議員勉強会「20 年後の金沢を考える会」で戸塚ヨットス クール校長の戸塚弘先生を招いて講演会を開催しました。80 名以上の方がお越しくださ る中、教育問題やマスコミの問題点についてお話いただきました。 ~九州地方行政視察~ (平成23年11月8~10日) 金沢市議会の数名と九州地方の鹿児島市、南九州市、福岡市を行政視察しました。 鹿児島市は観光に重点を置き、平成 18 年から東京事務所の職員がPRに動いたことで、 3 月の九州新幹線開通後は宿泊者数が着実に伸びて経済も好影響が出始めているとのこ とでした。金沢市の東京戦略室には一層の活躍を期待したいところです。 南九州市では知覧特攻平和会館を訪れ、限られた時間の中で展示品を涙ながらに見学 しました。規模は小さいですが、歴史感や歴史認識も含め考えると沖縄県平和祈念資料 館よりも平和学習の場として優れていると感じました。修学旅行に反映させたいです。 福岡市は着実に国際会議の開催数を伸ばし、平成 21 年度に東京に次いで2位となった ことから、MICE戦略や会議施設についてお話を聞いてきました。戦略においては、 県市横断のコンベンション誘致促進会議を中心に、学会数や事務局、全国の開催状況等 をデータベース化しており、そろそろ九州という時期にアプローチをかけるそうです。 また近年の会議は展示とセットの場合が多いらしく、今後石川県内で施設整備する場 合、産業展示館の活用など、単独よりも県市連携での整備が必要だと思われます。 ~北信越県議会野球大会~ (平成23年11月11、12日) 野球経験ほぼゼロの私ですが、議会間の交流促進のため、 新潟県で開催された北信越県議会野球大会に石川県議会チ ームの一員として参加しました。石川の成績は準優勝でした。 ~厚生文教委員会視察~ (平成23年11月15~17日) 試合直前の一コマ 厚生文教委員会で沖縄県を視察しました。厚生部門では、 土や水、木々などの自然を感じ、生きる力を伸ばす保育を推 進している「あおぞら保育園」とイルカセラピーを行ってい る「健康科学財団」 、指定通所介護や学童保育などが併設さ れている「桜山荘こはぐら」を視察しました。イルカセラピ ーは外国ではうつ病や発達障害などのリハビリに実績があ り、国内ではまだ研究途上です。のとじま水族館の夏場のふ セラピーのイルカたち れあい体験を発展できるのではないかと考えられます。 文教部門では、世界遺産(文化遺産)の「首里城」と沖縄県最大の自然体験学習施設 「ネイチャーみらい館」 、黒百合の塔や平和祈念資料館がある「平和祈念公園」を視察し ました。首里城については世界遺産に登録されているが、石垣の下層部分の一部しか当 時のものは残っておらず、その他の石垣や建物も9割以上が復元整備されたものだと聞 き、これは初耳でした。金沢城公園での復元整備では「史跡」から「特別史跡」へと格 上げされることを願い、本物志向での着実な推進を求めていきたいと思います。 ~自民党石川県連青年局研修~ (平成23年11月18~21日) ビジネス界で人気急上昇のベトナムを訪れ、三谷産業さん の現地法人を訪問しました。進出の経緯や経営の現状、関税 なども含め政府に期待することなど、お話を聞かせてもらい ました。 ベトナムは人口約 8000 万人、平均年齢 28 歳、ベトナム人 は、勤勉かつ向上心が旺盛で、とても家族想いなのだそうで す。彼らの就職先として日本企業は人気が高く、その理由は 上司が手を上げない(殴らない)からだそうです。 ホーチミン市内の様子 日越間はすでにEPAを締結しており、今後も一層の関係 強化を図ることで、両国間の利益に繋がると感じました。 ベトナム戦争博物館やクチトンネルも見学しました。筆舌に尽くしがたい、あまりに も残酷な事実に胸がつまりました。ここまでの2週間で知覧、沖縄、ベトナムと戦争に 関する資料を立て続けに見て、山出前金沢市長の「平和こそ最大の福祉だ」という言葉 が強く思い起こされました。 ~国連生物多様性の10年キックオフイベント~ 国連では 「自然と共生する世界」 の実現のために 2020 年までの 10 年間を「国連生物多様性の 10 年」と定め ました。そのスタートとなるキックオフイベントが石 川県立音楽堂で開かれ、私も参加してきました。 世界規模の運動が石川県で始まったことに誇りを感 じると同時に、身近な自然を守りどのように自然と共 生を図っていくかというテーマを政治活動の価値基準 の一つに定める必要性があると強く感じました。 ~龍馬プロジェクト高知キャラバン~ (平成23年12月17日) キックオフイベントの様子 手を上げているのは谷本知事 (平成23年12月27日) 年内最後となる龍馬プロジェクト高知キャラバンに参加 しました。セミナー開始までの時間を利用して高知護国神社 に参拝し、坂本龍馬愛用の木刀を見せていただきました。 また年間 16 万人が訪れる坂本龍馬記念館にも足を運び、 森館長とお話ししました。最近は龍馬の評価は国内のみなら ず海外でも高いそうです。我々には単なる龍馬好きの団体と なることなく、この名に恥じぬ行動する団体となってほしい とエールをいただきました。 坂本龍馬愛用の木刀を握る 平成 24 年 1 月作成 フワ 大仁 ヒ ロ ヒ ト 政務調査 事 務 所 〒920-0968 金沢市幸町 2-2-201 TEL・FAX 076(231)0177 お願い 誠に失礼ながら、住所や宛名などに間違いが ありました場合には、ご連絡頂ければすぐに訂 正させていただきます。また、住所の変更等に ついてもご連絡頂ければ幸いです。