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修理サービス事業の保険業該当性 - 弁護士法人中央総合法律事務所

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修理サービス事業の保険業該当性 - 弁護士法人中央総合法律事務所
続修理サービス事業の保険業該当性
じむものとは必ずしも言
び管理に起因する故障等
じく、ある商品の販売者
7日付回答(注7)と同
事故あたり6万円、
会書に対する回答では1
・ 製 造 者 で は な い が、
は1事故あたり4万円と
付照会書に対する回答で
同月 日付照会書に対す
平成 年1月 日付ノ
ーアクションレターは、
「接続機器」という)に
スへの接続機器(以下、
会者のデータ転送サービ
ることと引き換えに、照
照会者は、新たに、事
前に所定の金銭を受領す
(1)(注2)の本文基
まず、前記少短向け監
督指針Ⅲ―1―1―
とおりである。
的な理由の概要は、次の
いうものであった。具体
条第 1項に違反しないと
業」に該当せず、法第3
る。
ることが指摘されてい
連し付随する取引といえ
ビス等の提供に密接に関
の行なうデータ転送サー
と等からすると、照会者
過失等が除かれているこ
紛失や利用者に故意・重
に、対象事由から盗難・
に必要なSIMカードを
通信回線を提供するため
するスマートフォン等に
は、利用者は、その所有
る 者 で あ る。 具 体 的 に
者)として事業を展開す
事 業 者( M V N O 事 業
を提供する仮想移動通信
線を譲り受けて通信回線
(MNO事業者)から回
者は、移動体通信事業者
(照会の概要)
照会者による照会書
(注5)によると、照会
るものではないことが指
金銭的な損失填補を約す
供を約するものであり、
の内容は、専ら役務の提
修理サービスに係る約定
容」に対応して、①本件
スを提供する約定の内
準のうち、「当該サービ
(1)(注2)の本文基
まず、前記少短向け監
督指針Ⅲ―1―1―
である。
その理由づけはほぼ同じ
付照会書に対する回答と
日
的な理由の概要は、次の
修理サービスは1事故当
約するものであること、
提供又は代替品の提供を
サービスは、専ら役務の
に対応して、④本件修理
最後に、同基準の「保
険業法の規制の趣旨等」
る。
いることが指摘されてい
るものとして認知されて
来から保険取引とは異な
提供システムとして、従
販売に付随するサービス
スは、家電商品等の製造
商品等に係る修理サービ
か」に対応して、③家電
して認知されているか否
険取引とは異なるものと
そして、同基準の「従
来から当該サービスが保
は、自らが責任主体とな
次に、修理サービスの
提供主体・方法について
である。
ものではないことが重要
銭的な損失填補を約する
を約するものであり、金
いては、専ら役務の提供
スに係る約定の内容につ
たい。まず、修理サービ
取れる重要な点を整理し
付の二つの回答から読み
い。以下、本年1月
日
通しているところが多
ているファクターには共
よび判断の際に拾い上げ
会内容、判断枠組み、お
する回答であり、その照
を行いたい旨の照会に対
当該商品の修理サービス
自らが契約主体となって
を有する者が(注8)、
5.おわりに
れる。
象範囲が広くなると思わ
を提供する場合よりも対
障時に修理等のサービス
売に付随して当該物の故
に基づいて、物の製造販
(注2)のなお書き基準
針 Ⅲ ― 1 ― 1 ―( 1)
る点で、少短向け監督指
の対象とすることができ
た機器についても修理等
また「第三者」が販売し
なお、いずれのケース
についても、「過去に」
れる。
ないという整理と推測さ
法の趣旨からしても問題
万円以内であれば保険業
許容されているので、
弁護士
( 注 2)
( 注 3)
( 注 4)
( 注 5)
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( 注 6)
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( 注 7)
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年5
日付回答が参考にな
る(
月
答としては、平成
おうとする場合の関連回
第三者が同様の事業を行
( 注 8) な お、 か か る
関係すら有しない全くの
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1
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以上のとおり、商品の
販売者・製造者ではない
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が、当該商品に関して何
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かしら関係を有する者
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て、専ら外部委託等によ
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り他者に行なわせるもの
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準備金の積立等の保険会
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的達成業務を営む者であ
る。
社と同様の財務規制にな
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るものと、翌
会者に対して定期的な報
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日付 照 会
故障・破損等が生じた場
準のうち、「当該サービ
そして、同基準の「従
来から当該サービスが保
挿入することで、照会者
摘されている。
たり最大4万円相当を上
るほかに、委託業者への
告義務を負い、サービス
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書に対するものがある
合に、修理サービス業務
スを提供する約定の内
険取引とは異なるものと
が提供する移動通信サー
次に、同基準の「当該
サービスの提供主体・方
限としており、高額な役
利用者が所有するSIM
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(おわり)
◇
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4月7日付回答では1事
が、いずれも「物の製造
を行うことを検討してい
容」に対応して、①本件
して認知されているか否
ビスを使用することがで
法」に対応して、②本件
務提供を予定していない
カードが挿入され、照会
が、自らが責任主体とな
いることが指摘されてい
ではないこと、照会者が
って行う修理サービス事
る。
じむものとは必ずしも言
提供するサービスとの関
修理サービスは、(i)
提供に係る最終的な責任
えないこと等からする
外部委託先の業者は照会
者が提供する移動通信サ
は照会者が負うことか
者の監督下に置かれ、照
ービスの通信回線に接続
業に対する当局の考え方
最後に、同基準の「保
険業法の規制の趣旨等」
はほぼ固まってきたよう
会者に対して定期的な報
係で修理等が合理性を有
されている機器(以下、
すること、適切な除外事
「接続機器」という)に
と、他の保険業法の規制
に対応して、④本件修理
を及ぼすべき特段の事情
サービスは、専ら役務の
ではないこと、(ⅱ)か
由として挙げられてい
ら、専ら外部委託等によ
告義務を負い、サービス
かる修理等は移動通信サ
る。
り他者に行なわせるもの
提供に係る最終的な責任
故障・破損等が生じた場
ービスを提供する上で合
である。
合に、修理サービス業務
理 性 を 有 す る こ と、
日付照
業に該当しない可能性が
も重要であり、
高いと思われる。
由等を設定すること等か
提供又は代替品の提供を
を行うことを検討してい
(ⅲ)サービス提供対象
いずれの回答も、平成
年7月6日付回答(注
年4月
読み取れる。
も見当たらないことも理
は照会者が負うことか
約するものであること、
た。なお、修理依頼に関
器機が限定されている上
らして、照会者の提供す
ら、専ら外部委託等によ
修理サービスは1事故当
する電話受付業務や実際
に、対象事由から盗難・
よって、今後同じ事業
を考えている場合は、上
たり最大6万円相当を上
の修理業務は、それぞれ
記四つの照会内容と同様
り他者に行なわせるもの
限としており、高額な役
専門業者に委託するとさ
るサービスに密接に関連
ではないこと、(ⅱ)か
務提供を予定していない
6)および平成
また、1事故あたりの
修理サービスの上限設定
し付随する取引といえる
かる修理等はデータ転送
こと等からすると、責任
紛失や、顧客の不適切な
のスキームであれば保険
サービスを提供する上で
れていた(図表2)。
使用又は不適切な維持及
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業者等のように)当該商
販売者以外の第三者」が
た。なお、修理依頼に関
修理サービスに係る約定
か」に対応して、③家電
修理サービスは、(ⅰ)
専門業者
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する取引といえることが
故当たり 万円相当まで
行う修理サービスを検討
する電話受付業務や実際
の内容は、専ら役務の提
商品等に係る修理サービ
きる。
外部委託先の業者は照会
業務委託
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らすると、照会者の行な
(インターネットプロバ
されているが、平成
日
が除かれていること等か
針 Ⅲ ― 1 ― 1 ―( 1)
う移動通信サービス等の
イダーやガス販売・調査
前記照会に対する回答
は、前記少短向け監督指
と、他の保険業法の規制
(注2)の本文基準に従
提供に密接に関連し付随
えないこと等からする
を及ぼすべき特段の事情
い判断した結果、「保険
業」に該当せず、法第3
品に関して何かしら関係
年
も見当たらないことも理
由として挙げられてい
指摘されている。
しているため、前記少短
の修理業務は、それぞれ
供を約するものであり、
スは、家電商品等の製造
照会者は、新たに、事
前に所定の金銭を受領す
修理サービス業務
(保険業?)
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~1月 日付ノーアクションレター回答を踏まえて~
条第1項に違反しないと
向け監督指針Ⅲ―1―1
金銭的な損失填補を約す
販売に付随するサービス
ることと引き換えに、照
いうものであった。具体
る。
―(1)(注2)基準の
専門業者に委託するとさ
るものではないことが指
提供システムとして、従
( 2) 1 月 日 付 照 会
書に対する回答(注4)
うちの本文基準に従って
れていた(図表1)。
摘されている。
来から保険取引とは異な
SIM カードを用いた移動通信サービス
18
ことが重要であることが
合 理 性 を 有 す る こ と、
準備金の積立等の保険会
(回答の概要)
4.分析
(ⅲ)サービス提供対象
社と同様の財務規制にな
14
顧客
照会者
14
器機が限定されている上
27
21
信業務及び付帯業務・目
検討されている。
(回答の概要)
前記照会に対する回答
は、前記少短向け監督指
次に、同基準の「当該
サービスの提供主体・方
業務委託
とおりであり、前記
( 1) 1 月 日 付 照 会
書に対する回答(注2)
(注2)の本文基準に従
針 Ⅲ ― 1 ― 1 ―( 1 )
監督や報告義務等を通じ
(図表2)
18
15
修理サービス業務
(保険業?)
14
顧客
照会者
稲田 行祐
(照会の概要)
照会者による照会書
(注3)によると、照会
こと等からすると、責任
送サービスを含む電気通
15
27
10
者の監督下に置かれ、照
10
会者の移動通信サービス
弁護士法人中央総合法律事務所
15
るものとして認知されて
(下)
法」に対応して、②本件
3. 平 成 年 1
月 日付ノーア
クションレター
の回答
18
専門業者
い判断した結果、「保険
28
者は、音声やデータの転
データ転送サービス等
24
18
28
14
(図表1)
14
2 0 1 6 年(平成 2 8 年)4 月 6 日(水曜日) ( 6 )
(第 3 種郵便物認可)
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