...

(P.14~P.38) [2869KB pdfファイル]

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

(P.14~P.38) [2869KB pdfファイル]
3.木更津市の緑の資源
3.1
生物の生育・生息環境を育む緑
(1)木更津市の多様な環境
■木更津市内で確認されたレッドデータブック記載種
[動物]
・房総半島は日本列島のほぼ中央に位置し、三方を海に囲まれ、沖合で暖流の黒潮、寒流の親潮が出会い、
南から北からのさまざまな動植物がみられる。また、変化に富んだ海岸から湖沼、河川、地下水に至る
資料;
千葉県レッドデータブック(植物・菌類編):2007年に調査・見直し
千葉県レッドデータブック(動物編):2009~2010年に調査・見直し
種類
哺乳類
多様な水環境、さらに温和な気候や肥沃な土壌環境にも恵まれ、極めて豊かな生物多様性を有している。
(
「生物多様性ちば県戦略」より抜粋・要約)
・木更津市は、房総半島の中央西側に位置し東京湾に面する。海、干潟、川、河原、田・畑、ため池、湧
水、森(針葉樹の森、常緑広葉樹の森、落葉広葉樹の森)など、多様な環境を有している。
(2)生物の生育・生息環境
[植物・菌類]
種類
種数
シダ植物
17
種子植物
127
101
爬虫類・両生類
20
汽水・淡水産魚類
14
昆虫類
102
クモ類
1
陸産及び陸水産甲殻類
2
非維菅束植物-藻類
5
十脚甲殻類
12
菌類-大型菌類(きのこ類)
1
多足類ヤスデ綱
1
貝類
27
計
・北部海岸地先の盤洲干潟は、環境省選定の「日本重要湿地500」の「東京湾の干潟・浅瀬」の一角である。
■木更津市で確認された千葉県レッドデータブック記載種カテゴリー(植物・菌類)
150
湿地タイプは「前浜干潟、河口干潟のある河口域、塩性湿地、浅海域、藻場」で、5つの選定基準のうち
千葉県
・千葉県自然環境保全学術調査(1996年)によると、盤洲干潟には、海浜性植物群落、塩湿地性植物群落、
ヨシ・アイアシ群落、草原性群落、人里植物群落、木本性群落などがあり、41科145種が確認されている。
○市の周縁部を中心に確認されている「保護上重要な生物」
・千葉県のレッドデータブック記載種は、小櫃川河口や、笹子、伊豆島、矢那、真里谷の市境付近での分
布が多いが、中には畑沢、大久保などの市街地に近いところで確認されている種もある。
・植物・菌類の千葉県レッドデータブック記載964種のうち、木更津市で16%の150種が確認された。うち、
環境省のカテゴリーとの対応
カテゴリー
「生物の生育・生息地として典型的または相当の規模の面積」「希尐種、固有種等が生育・生息」「多様
も、盤洲干潟は1,400haの広大な面積を持つ日本最大級の砂質干潟として知られている。
種数
カテゴリー
X
0
絶滅
EX
0
野生絶滅生物
EW
0
野生絶滅
EW
0
最重要保護生物
A
9
絶滅危惧 IA類
CR
0
重要保護生物
B
23
絶滅危惧 IB類
EN
2
要保護生物
C
60
絶滅危惧 II 類
VU
13
一般保護生物
D
58
準絶滅危惧
NT
11
-
情報不足
DD
0
-
絶滅のおそれのある地域個体群
LP
0
保護参考雑種
RH
0
■木更津市で確認された千葉県レッドデータブック記載種カテゴリー(動物)
千葉県
環境省のカテゴリーとの対応
カテゴリー
いる。これらは河川の氾濫原、半自然草原、夏緑林の林床、照葉樹林の林床などに成育する種で、市内に
種数
カテゴリー
消息不明・絶滅生物
X
野生絶滅生物
EW
最重要保護生物
A
57
要保護生物は鳥類27種、昆虫類11種、貝類9種、爬虫類・両生類5種、その他5種の57種で、大半が小櫃川
重要保護生物
B
河口で確認され多種である。その2種が環境省の絶滅危惧Ⅰ類、3種が絶滅危惧ⅠA類、2種が同ⅠB類、
要保護生物
一般保護生物
・動物の千葉県レッドデータブック記載902種のうち、木更津市で32%の285種が確認された。うち、最重
10種が絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。
・最重要保護生物を含め、昔ながらの美しいトンボ類(ホソミイトトンボ、キイロヤマトンボ等)、チョウ
類(ミドリシジミ、コムラサキ等)、ホタル類(ゲンジボタル、ヒメホタル等)、あるいはメダカなど多
種数
消息不明・絶滅生物
最重要保護生物が9種あり、その1種が環境省の「絶滅危惧ⅠB類」
、6種が「絶滅危惧Ⅱ類」に選定されて
そうしたさまざまな環境が存在することが絶滅危惧種の生育を可能にしている。
8
鳥類
○生物の生育・生息空間として全国レベルでも重要な盤洲干潟
な生物相を」
「特定の種の個体群のうち、相当数の割合の個体数が生息」の4つに該当する。そのなかで
種数
絶滅
EX
0
野生絶滅
EW
0
絶滅危惧 IA類
CR
3
58
絶滅危惧 IB類
EN
3
C
92
絶滅危惧 II 類
VU
23
D
69
準絶滅危惧
NT
22
-
情報不足
DD
6
-
絶滅のおそれのある地域個体群
LP
2
保護参考雑種
RH
10
種数
0
0
くの種がまだ生息しており、このような現状を周知することで環境保全の啓発につなげていくことが望
まれる。
14
■植物・菌類のレッドデータブック記載種の最重要保護生物のうち市内で確認された種
種
市内の確認場所
主な生育地・保護対策
ムラサキ(EN)
丹原の市境界付近
ススキの刈り取り草原。半自然草原の保全
コキツネノボタン(VU)
矢那の市境界付近
河川氾濫原の自然な維持
キキョウ(VU)
丹原の市境界付近
半自然的草原。定期的な刈り取りを行う草地環境の維持
タチアマモ(VU)
盤洲干潟
環境の撹乱の回避
ホンゴウソウ(VU)
烏田付近
ヒメミクリ(VU)
伊豆島の市境界付近
やや乾いた照葉樹林下等。生育環境の良好な維持
湿地性。生育地の環境の良好な維持。刈り取り等による大
型草本群落への遷移進行阻止
トケンラン(VU)
真里谷の市境界付近
夏緑樹の林床。自生地の保全。
タニイヌワラビ
畑沢付近
沢沿い。生育地と周辺環境の良好な維持
アシタカマツムシソウ
丹原の市境界付近
乾いた草地など。生育環境の良好な維持
動物のレッドデータブック記載種の最重要保護生物のうち市内で確認された環境省の絶滅危惧Ⅰ・Ⅱ類の種
種類
種名
小櫃川河口
広大なヨシ原を中心とした水辺の環境
ヨシゴイ(NT)
小櫃川河口~盤洲干潟
夏鳥。広い湿原。ヨシ、ナコモ、ガマ等が密集する場所
カラシラサギ(NT)
クロツラヘラサギ
小櫃川河口~盤洲干潟
干潟の良好な維持
小櫃川河口
冬鳥。湿地、干潟の環境を広く保全
サシバ(VU)
木更津市真里谷
夏鳥。谷津田周辺の雑木林で繁殖する。
ウズラ(NT)
小櫃川河口~盤洲干潟
冬鳥もしくは旅鳥。河川敷との草地の維持・保全。
ヒクイナ(VU)
小櫃川河口
夏鳥。水生生物が繁茂する湿地の保全。
ヘラシギ(CR)
小櫃川河口
カラフトアオアシシギ
小櫃川河口
旅鳥。湿地の保全
ホウロクシギ(VU)
小櫃川河口~盤洲干潟
オオジシギ(NT)
小櫃川河口~盤洲干潟
旅鳥。渡りの中継地として干潟の保護が重要。
旅鳥。水田、休耕田、河川敷、畑、干潟などの湿地の
保全。
ツバメチドリ(VU)
久津間
旅鳥。河川敷や埋立地、耕作地等。
ズグロカモメ(VU)
小櫃川河口
冬鳥。底生動物が多様に生息する干潟が必要。
コアジサシ(VU)
小櫃川河口
夏鳥。海岸や河川、水田、干潟などの湿地。
オオセッカ(EN)
小櫃川河口
ヨシやマコモなど草丈の高い植物のある湿地の保護。
(CR)
爬虫類
スナヤツメ(VU)
キイロヤマトンボ
(NT)
昆虫
小櫃川下流の水田等
・ニホンアカガエル(環境省は記載なし)
笹子~伊豆島付近の水田や湿地等
・ウヒメミクリ
・トウキョウサンショウウオ、ニホンアカガ
エル、ニホンイシガメ
丹原の市境界付近の乾いた草原、湿地、湧水等
・ムラサキ、アシタカマツムシソウ、キキョウなど
・アカハライモリ、スナヤツメなど
干潟や海岸などの湿地の保全。
矢那南部の市境界、丹
原付近
丹原付近
丘陵地や平地の湧水を源とする細流などに生育。
小櫃川
幼虫は清流中の流れの緩やかな砂底に生息。
キバネキバナガミズ
小櫃川河口
ギワゴミムシ(NT)
キイロホソゴミムシ
小櫃川河口
河口の波打ち際より海側の前浜と陸側の後浜のヨシ原
を一体化した保全。
フトヘナタリ(NT)
小櫃川河口
汽水域。ヨシ原の泥底に生息。
ヘナタリ(NT)
小櫃川河口
内湾の泥底潮間帯の砂泥底に生息。
カワアイ(VU)
小櫃川河口
内湾の泥底潮間帯の砂泥底に生息。
ウミニナ(NT)
カタヤマガイ
小櫃川河口
内湾の泥底潮間帯の砂泥底に生息。
低地部の止水域の泥底に生息。日本住血吸虫の中間
宿主。
(CR+EN)
貝類
小櫃川河口~盤洲干潟
・絶滅危惧Ⅱ類のタチアマモほか、確認さ
れた最重要保存動物の大半が生息。
コジュリン(VU)
小櫃川河口~盤洲干潟 湿地の環境の良好な維持。
トウキョウサンショウ 笹子~矢那の市境界付 谷津田や谷の水源に当たる谷頭部の環境と森林植生
ウオ(VU)
近
とのセットで保全。
アカハライモリ(NT)
魚類
主な生育地、保護対策等
サンカノゴイ(EN)
(CR)
鳥類
市内の確認場所
■千葉県レッドデータブック記載種の主な分布
(CR+EN)
※()内環境省カテゴリー
木更津市牛袋
草敷~下宮田の北側境界付近の
丘陵地の水田等
・ニホンアカガエル
河口のヨシ原を含む干潟環境の保護。
笹子~矢那の山間の水田や湿地等
・コキツネノボタン
・トウキョウサンショウウオ、ニホンイシガ
メ、アカハライモリ、ニホンアカガエルなど
畑沢、烏田付近の照葉樹林、沢、湿地等
・タニイヌワアビ、ホンゴウソウ
・トウキョウサンショウウオ、ニホンアカガ
エル、ニホンイシガメ
真里谷南側境界付近の山間の水田、夏緑林等
・トケンラン
・トウキョウサンショウウオ、ニホンアカガエル
15
3.2
歴史・文化資源と一体の緑
(1)土地に刻まれた歴史の足跡
○古代以前――小櫃川沿いの古墳群造営
・小櫃川流域には古墳が数多く造営された。
・小櫃川下流域の「菅生遺跡(弥生~古墳時代の集落遺跡、三大農耕遺跡の一つ)」や「祇園・長須賀古墳
■歴史・文化資源
名称
位置
植物
1 「鎌足桜」祖株
矢那(高蔵寺)
2 安西家のキササギ
矢那
群(6世紀末~7世紀初)
」は、河川改修や都市化により消滅した古墳が多く、「金鈴塚古墳(重要文化財
3 松本家のグミ
大稲
指定「金の鈴」発掘)
」など一部が残っている古墳もほぼ原型をとどめないほど改変を受けている。
4 根本家の椎
真里谷
・富来田地区には28基の古墳からなる「真里谷古墳群」があり、一帯が古墳の森といわれている。
・万葉集に馬来田ゆかりの歌3首が収められていることから、他の万葉歌3種と共に歌碑6基が建立され
史跡
小櫃川流域の古墳時代前 富来田
1
期前方後円墳
君津市小櫃地区
ている。馬来田を「万葉碑の里」にしようという地元の市民団体による。真里谷城址下を源流とする武
時代
指定・選定等
市指定天然記念物、木更津の名木100選
市指定天然記念物、木更津の名木100選 推定樹齢200~300
年
市指定天然記念物 推定樹齢150~200年
市指定天然記念物、環境省:日本の巨樹・巨木林、木更津の名
木100選 樹齢不明
5C前半(古墳時
代前期)
ちば遺産100選(文化遺産)
4 鋳匠大野五郎右衛門遺跡 矢那
15C 鎌倉
ちば遺産100選(文化遺産)
金鈴塚古墳は、県指定記念物(史跡)、金鈴塚古墳出土遺物
は、国指定有形文化財(考古資料)
房総丘陵の山城で、比較的高い位置(海抜161m)にあり、現
在、一部木更津市立少年自然の家(キャンプ場)。
市指定記念物(史跡)
の拠点としたとされている。16世紀後半には武田氏の勢力が衰え、廃城になったといわれ、遺構が残る
5 真武根陣屋遺址
請西
19C 江戸
市指定記念物(史跡)
この一帯は現在「県立尐年自然の家」となっている。
6 鳥海酔車の墓
長須賀(福寿寺)
19C 江戸
市指定記念物(史跡)
7 斉藤昌麿の墓
小浜
19C 江戸後期
市指定記念物(史跡)
8 貝渕木更津県史蹟
貝渕
19C 明治
市指定記念物(史跡)
富士見(八剣八幡神社) 19C 明治
市指定記念物(史跡)
田川沿いにあり、豊かな自然環境のなかを辿る散策コースとなっている。
2
長須賀古墳群(金鈴塚古
長須賀
墳)と出土遺物
○中世――真里谷の森の奥深くに残された城址
3 真里谷城址
・真里谷に遺された真里谷城は、15世紀半ばに甲斐の武田信長が上総国に進出し築いたもので、上総経営
・主郭が標高161mに建つ山城で、東京湾を望むことができる。
○近世――湊の繁栄と人・物・文化の往来
・江戸時代に物資の集積地として繁栄し、小林一茶、安藤広重、葛飾北斎をはじめとする多くの文化人と
ともに、町人文化が流入した。
・市川~木更津~安房方面へ達する道で、参勤交代や海上交通の湊を結ぶ道として利用されてきた「房総
往還」
、木更津港~馬来田~久留里に至る道で、江戸時代のいわば産業道路として物資が往来した「久留
9 嶺田楓江寿碑
考古資料
1 上総大寺廃寺露盤
6C末~7C
15C
大寺(熊野神社)
7C
県指定有形文化財(考古資料)
2 加藤家の板碑・五輪塔
矢那
14C 室町
市指定有形文化財(考古資料)
3 長楽寺の五輪塔
建造物
1 高蔵寺本堂・山門・鐘楼
請西
15C 室町中期
市指定有形文化財(考古資料)
矢那
16C
市指定有形文化財(建造物)
里街道」が知られる。市内には街道筋であることを示す道標のうち江戸時代のもの61箇所の存在が報告
2 須賀神社本殿
祇園
17C 江戸
県指定有形文化財(建造物)
されている。
3 旧安西家住宅
大田山公園
18C 江戸中期
市指定有形文化財(建造物)
4 選擇寺本堂
中央
20C 昭和
国登録有形文化財(建造物)
下郡
20C 昭和
国登録有形文化財(建造物)
1 木更津中島の梵天立て
中島
17C 江戸~
2 上総掘り技術とその用具
木更津市
袖ヶ浦市
19C 明治~
(2)文化財
○室町時代より残る歴史の風景
・本市の歴史的風土を形成している天然記念物、史跡、建造物など19か所(絵画、彫刻、工芸品、古文書、
無形文化財等を除く)が文化財に指定ないし登録されている。
・文化財指定はされていないが、市内には多くの神社仏閣が点在し、豊かな社叢林をもつところも尐なく
ない。とくに市街地の神社仏閣は、緑の尐ないまちに潤いをもたらす緑のスポットとなっている。
(3)巨樹・古木
○地域の豊かな自然や歴史・文化の象徴として育まれてきた樹木
・環境省選定の巨樹巨木林が16件あるが、健全度が不良とされる樹木が尐なくない。また木更津造園建設
業協同組合が「木更津の名木百選」を選定中で、現在29件を選定している。
・県下にあるエノキの巨樹のうち3番目の幹周をもつとされる日枝神社のエノキ、樹齢600年以上と推定さ
れている巨樹(イヌマキ、カヤ、タブノキ、ボダイジュ)、御岳神社や高蔵寺のスダジイ林など。
5 下郡郵便局旧局舎
民俗文化財
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(風俗習慣)
ちば遺産100選(伝統文化)
ちば遺産100選(伝統文化)
上総掘りの用具は国指定重要有形民俗文化財
景観
1
東京湾盤州干潟と東京湾
盤洲
内の潮干狩り
2 金田の簀立景観
古道、その他
金田
大正末~
中烏田に「北 かまくら道」という道標がある。鎌倉-走水-木更
津-上総国分寺(市原市)を結ぶ鎌倉街道だったと伝わる。
市川から木更津を経て安房方面に達する街道。正式名称では
なく、近世には上総道、木更津道、房州道と記されている。
木更津-祇園-横田-馬来田-小櫃-久留里。江戸時代に
木更津港と房総半島奥地を結び、米穀や海産物などを運搬。
1 鎌倉古道
2 房総往還
3 久留里街道
4
ちば文化的景観
盤洲干潟は、「日本の重要湿地500(環境省)」「21世紀に残した
い日本の自然100選((財)森林文化協会)」にも選定
ちば文化的景観
坂東三十三観音霊場巡礼
の道
県内に7寺あり、第30番札所「高倉観音」がその一つ。
5 道標
市内
江戸~昭和初
6 万葉の碑
富来田
平成
県博物館の房総石造文化財研究会のメンバーにより江戸時代
を中心に昭和初年代までの72件が調査報告されている
地元の「万葉の歌碑を建立する会」が馬来田ゆかりの東歌ほか
万葉の歌の石碑6基を建立。揮毫は県内の書家。
16
歴史・文化資源
17
3.3
暮らしに身近な憩いと交流の緑
○海~山の多様なレクリエーション資源
・遊戯、休憩、散策、交流、軽スポーツなど多様なレクリエーション等に対応する都市公園や主として子
どもたちの遊戯のための児童遊園のほか、身近な屋外レクリエーションの場としてスポーツ施設、潮干
狩り、海釣りその他自然体験や農水産物の収獲体験などの体験活動、自然や歴史、文化資源等の観察、
見学、観賞、展望、行事・まつりなどさまざまな資源がある。
○木更津独特の資源
・中島の簀立、梵天立て、盤洲干潟、潮干狩り、中の島大橋や東京湾アクアラインの景観、八剱八幡神社
例祭、高蔵寺、真里谷の化石帯などがあげられる。
○資源分布状況
・公園緑地や運動場、野球場、テニスコート等の市の体育施設は市街地に集約的に整備されている。中心
部に近い太田山公園や矢那川公園は、日常的な利用のほか四季のイベントの場として利用されている。
・市街地以外の集落に児童遊園が整備されている。
・田園地帯は、農産物を活かした資源が中心で、農家によるブルーベリー狩り、ナシ狩り、イチゴ狩りな
どの観光農園や、田植え体験などの体験農園が営まれている。
・山間部は、市立尐年自然の家キャンプ場等の野外生活体験や、ウォーキングルートなど、木更津の自然
体験、歴史探訪、健康づくりの場となっている。
・市域全体に神社仏閣があり、豊かな社叢林を形成しているところが尐なくなく、祭事など地域のコミュ
ニティの場となっている。とくに緑の尐ない町なかでは境内が緑のスポットとなっており、庭園や花木
の名所として親しまれているところもある。
■主な屋外レクリエーション資源
名称
位置、概要
各種レクリエーション
都市公園、児童遊園、港湾緑地等
1 各種レクリエーション
スポーツ(ゴルフ・ハイキング)
1 各種スポーツ
運動場、野球場、テニスコート等 (貝渕、清見台、江川、桜新町)
2 ゴルフ
(真里谷、茅野七曲、下烏田ほか)
3 ハイキング
(う7まくたの道(真里谷)ほか)
体験
1 潮干狩り
(金田海岸、金田見立海岸、久津間海岸、江川海岸、木更津海岸、牛込海岸)
2 簀立
(中島の前面)
3 海釣り
(特に木更津港から潮浜公園~木材港にかけての防波堤)
観光農園(梨狩り、ブルーべリー狩り、イチゴ狩り、ミニトマト狩り、とうもろこし狩り、竹の子狩りなど)
4 収獲体験
(中野、上望陀、矢那、下郡、真里、真里谷など)
5 田植え体験
(農事組合法人上望陀/上望陀、ファーマーズクラブ伊藤農園/矢那)
6 炭焼き体験
(炭工房真里谷城命泉/真里谷)
7 手づくり体験
みそ作り、そば打ち体験 (ファーマーズクラブ伊藤農園/矢那)
8 野外生活体験
キャンプ (炭工房真里谷城命泉、少年自然の家キャンプ場/真里谷)
観察・見学
1 干潟
(小櫃川河口)
2 湧水
(いっせんぼく/真里谷など)
3 化石帯
(地蔵堂、藪、泉谷、永井山/真里谷)
4 木更津市郷土博物館 太田山公園(太田)
5 旧安西家住宅
太田山公園(太田)
観賞
1 花見
太田山公園(太田)
2 ハスの花
ハス田(長須賀)
3 コスモス
1600メートルのウォーキングコース (コスモスロード/真里谷)
4 見染の松
(鳥居崎海浜公園)
眺望・ランドマーク
4 太田山公園
(太田)
5 真里谷城址
(真里谷)
6 中の島大橋
入り船を迎えるウェルカムゲートのようにそびえる市のシンボル
7 きみさらずタワー
(太田山公園/太田)
8 金鈴モニュメント
(木更津)
9 東京湾アクアライン
木更津側約5㎞が橋
行事・まつり
1 市民元旦マラソン大会 2011年は579名が参加 (矢那川ダム周辺)
2 中島の「梵天立て」
元禄時代から300年続いている伝統行事で、国の無形民俗文化財
3 節分
(八剱八幡神社/富士見、高蔵寺/矢那 )
4 金鈴まつり
(太田山公園/太田)
5 矢那川桜まつり
(矢那川公園)
6 たけのこ祭り
(真里谷城址)
7 鯉のぼりまつり
(矢那川公園)
8 吾妻神社祭事
(吾妻)
9 八剱八幡神社例祭
関東三大神輿の一つと言われる大神輿が巡幸。祭囃子「木更津ばやし」は県の無形文化財 (木更津)
10 やっさいもっさい踊り
「港まつり」の目玉 (富士見通り)
11 花火大会
(木更津港)
12 コスモスフェスティバル (馬来田)
13 證誠寺の狸まつり
(富士見)
14 木更津舞尊
日本武尊の名にちなみ舞い尊ぶ者たちという意味を込めた新しい踊りの大会 (木更津駅東口)
15 菊まつり
(市民総合福祉会館)
神社仏閣(歴史、風景、建築探訪)
1 八剱八幡神社
源頼朝が鎌倉開幕に当たり、神領を寄進して神殿を造営したという (富士見)
2 證誠寺
日本三大狸伝説の一つといわれ、大狸を葬ったという狸塚がある (富士見)
3 吾妻神社
日本武尊の后・弟橘媛が祭られている (吾妻)
4 光明寺
歌舞伎「与話情浮名横櫛」でお馴染みの切られ与三郎の墓がある (中央)
5 選擇寺
与三郎の相棒、こうもり安の墓がある (中央)
6 成就寺
木更津甚句普及の功労者、芸者「若福」の墓や、初代「波の伊八」の貴重な彫刻がある (中央)
7 長楽寺
本堂裏手に庭園がある。本尊の仏像や五輪塔など文化財が豊富 (請西)
8 東光院
花見の名所。行基がここで彫ったという木造薬師如来立像は県指定文化財 (桜井)
9 高蔵寺
10 妙泉寺
11 真如寺
時期
3月中旬~7月末
4月~8月
年中
夏期
3月下旬~4月上旬
7月中旬~8月
9月下旬~10月上旬
1月1日
1月7日
2月3日
4月上旬
4月上旬
4月下旬
5月上旬
7月第2土曜日
7月第2土・翌日曜日
8月14日
8月15日
10月上旬
10月中旬
10月頃
11月上旬
坂東30番札所 樹齢数百年もの古杉が鬱蒼と並び、中世の工匠たちの優れた建築技術を残す (鎌足)
継巌永胤が鎌倉時代に開創したと伝えられている (真里谷)
真里谷城主武田信興が建立、僧密山正厳の開山といわれている (真里谷)
18
身近なレクリエーション資源
19
3.4
(2)農の緑
まちを支える基幹的な生業の緑
○稲作中心の農業
(1)森の緑
・内陸の台地から河口まで、袖ヶ浦市域部分を含め小櫃川沿いに広大な水田が広がる。矢那川や烏田川の
○市の東部を蔽う森
中下流域、小櫃川支流の武田川なども、河川沿いに狭隘だが水田が形成されている。
・かつて国道16号の東側および桜井~畑沢まで迫っていた森は、清川の東側、鎌足、富来田の一帯に後退した。
・市街化区域内にも、小規模な農地が点在する。
・現在、森林面積は4,323haで森林比率は31.2%、千葉南部では袖ヶ浦市に次いで低い。森林面積のうち立木
・経営耕地面積約1,660haで、8割以上が田、1割強が畑、その他樹園地である。経営体数は減尐を続けて
地は4分の3を占め、立木地の4割が針葉樹、6割が広葉樹、また人工林が4割、天然林が6割である。
おり、現在1,131(うち1,115が個人経営体)である(H23.3農業センサス)
。
・国有林は32ha。県有地はなく県営林が72haとなっている。
○農空間の多面的な機能等
・林家数は291で、6割が保有面積3ha未満である。
・都市住民や消費者に、より直接的な交流を行う農業生産関連事業として、観光農園、貸し農園・体験農
○荒廃地等および林地開発
園、農家民宿、農家レストラン、直接販売、農産物加工などを行っている。
・市内の崩壊地は3.1ha、崩壊危険地154.0haで、合計157.1haに及ぶ。山砂の採取、土砂の堆積・埋立等に
よる森の消失・荒廃、廃棄物の不法投棄などが問題となっている。
○耕作放棄地・農地転用の状況
・耕作放棄地は、全市で477haに及ぶ(平成23年1月31日現在)。馬来田地区が140haと最も多く、鎌足、清
・近年の森林以外への異動は概ね年間60~90ha程度で推移しており、その大半が残土埋立と砂利採取である。
○森林の多面的な機能
川、金田地区も60ha~70ha内外と相当の規模が耕作放棄地となっている。
・農地転用状況は年により規模は大きく異なるが、ここ数年(H14~18)10haを超える転用が続いており、
・重視すべき機能に応じた森林の区分は、水土保全林493ha、森林と人との共生林516ha、資源の循環利用
林3,193haである(千葉県森林・林業統計書H23.9)
。
平成17年には50haを上回った。その多くは住宅用地で、次いでその他の建物施設用地(資材置場・駐車
場・畑地造成等)に転用されている。
・
「千葉南部地域森林計画書」
(H22.4.1~H32.3.31)で、森林が複合的に発揮するさまざまな機能につい
て、木更津市内の民有林の95%を「水源かん養機能」、39%を「山地災害防止機能」、32%を「生活環境
保全機能」
、44%を「保健文化機能」
、14%を「木材等生産機能」に位置づけている。
・森の緑である東部の丘陵や南部の台地は、本市の背景として市民が慣れ親しんで来た風景をつくるとと
もに、こうしたさまざまな機能を発揮し、市民にとって重要な存在となっている。
○市民等との連携
・千葉県が行う民間との連携事業として法人の森制度があるが、木更津市内での活動はない。
■農業生産関連事業を行っている実経営体数
農産物加工
地区名
3
木更津
金田
中郷
鎌足
馬来田
富岡
貸農園・
体験農園等
直販
73
12
52
47
36
25
3
4
2
4
観光農園
2
3
7
4
2
1
4
1
1
・千葉県の条例に基づく里山活動協定を結んでいる団体が5つあり、保全活動を行っている(後述)
。
0%
0ha
1,000ha
2,000ha
3,000ha
4,000ha
民有林(森林計画対象)
民有林(森林計画対象外)
5,000ha
4,197ha
20%
計
115
田
89
32ha
更新困難地
14ha
26
4
2
80%
205
0
100%
0
0
19
3
20
4
21
5
22
60
80
100
120
140
160ha
岩根
中央
60
49
鎌足
97
草刈り等で耕作可
基盤整備による農業利用
農地復元不可
20
40
60
80
馬来田
富岡
100 ha
■農地転用の状況
2
40
金田
157
156
20
中郷
平成18
1
件数
60%
波岡
■林地開発申請状況
6
40%
清川
畑
資料:平成21年度千葉県森林・林業統計書
件8
■地区別耕作放棄地の状況
80ha
国有林
1
資料:農業センサスH23.3
■市内の耕作放棄地
■森林面積
農家
レストラン
農家民宿
件 600
400
200
0
0
平成
1 13
残土埋立
砂利採取
産廃最終処分
その他
2 14
3 15
4 16
5 17
転用件数
資料:木更津市資料(林地開発申請許可受付簿)
6 18
年
20
40
60ha
農家住宅
その他住宅
鉱業用地
公園・運動用地
道路・水路・鉄道用地
農林漁業用施設
その他の建物施設用地
資料:木更津市統計書
20
森林の機能等
21
3.5
郷土の緑景観と新たな都市の景観
(1)緑の景観概要
○景観構成
(2)市内の主な景観要素例
【海浜部景観】
・海浜部景観、市街地景観、田園景観、山林景観に大別される。
○干潟景観、みなと景観;河川河口、干潟などの自然的景観と船舶、小船だまり、アクアラインなどの人工的
・これらを河川沿いの緑の景観が貫く。市街地では道路の並木景観が貫く。
景観、富士山、アクアラインなどの遠景など
・市街地景観は主に昭和以降の新しい時代の景観、田園景観、山林景観は主に昔から継承されているふる
さと景観だが、そのなかに神社仏閣の空間が、建物そのものは新たに改築されたケースもあるとはいえ、
共通のふるさと景観として市街地の中にも埋め込まれている。
・また、海岸、市街地、田園、山林のそれぞれを結ぶ景観として、みはらし景観がある。市街地から田園、
森林景観、田園から山林景観、山林から市街地、田園景観を望むことができる。
○海浜部景観
小櫃川河口
・海浜部は、田園前面は干潟景観、市街地前面はみなと景観となっている。
・
「東京湾盤洲干潟と東京湾内の潮干狩り」と「木更津市金田の簀立景観」は、千葉県の「ちば文化的景観」
に選定されている。
見立船溜
見立船溜からアクアライン
【市街地景観】
○中心市街地の公園;町なかに緑の潤いをもたらす公園、住宅地の緑のオープンスペースとしての公園
・木更津港周辺のみなと景観は、港湾緑地や工場緑化があるが、概して緑が尐なく潤いに乏しい。小船だ
まり景観や東京湾アクアライン、中の島大橋、富士山など
○市街地景観――東部丘陵が作る緑のエッジ
・市街地景観は、中心市街地景観と周辺市街地景観が異なる。
・古くから開けた中心市街地の木更津地区と北側の岩根地区は低地にあり、その外周にあり土地区画整理
事業等により整備された周辺市街地は台地上にある。
・中心市街地景観は全体として緑が乏しいが、その中で緑のシンボルとなっている太田山公園、その他公
園がまちなかの緑の景観要素として大きな位置を占めるとともに、寺社の緑が緑のオアシススポットと
中心市街地の富士見公園
住宅地の中の貝渕公園
幹線道路沿いの吾妻公園
○周辺市街地の住まいの緑景観;生垣、通りから眺められるガーデニングなど
なっている。また市街地背後を台地の緑のエッジが囲み、要所要所から望める緑の連なりが視覚的に潤
【田園景観】
いをもたらす景観となっている。
久津間;畑景観
・周辺市街地の住宅地景観は、公園が緑の大きな要素となっているのは同様で、加えて中心市街地に比べ
生垣や庭の緑が豊かであり、比較的境内の大きな寺社があり社叢林に恵まれている。
・中心市街地と郊外住宅地共通して街路樹が一部整備されているが、中心市街地一帯は概して成長が悪く、
良好な景観形成に至っていない。
○田園景観――昔から続く水田地帯の大景観
大久保付近
桜井付近
・田園景観は、主に集落景観と農地景観からなる。
・集落景観は屋敷林、生垣、庭木、社叢林、路傍の植栽など多様な緑で構成される。
・農地景観は、小櫃川沿いの広大な水田、畑・樹園地などから構成される。
○山林景観――多様な緑の形と色彩
○集落・水田・畑地景観;小櫃川流域の広大な水田、森に囲まれた谷津の水田、谷津のため池、畑地など
久津間;水田景観
久津間;住宅周りの生垣・水田景観
鎌足;三光路堰
・山林景観は、森林景観、谷津景観など。
・森林景観は、詳細にみると針葉樹景観、広葉樹景観、竹林景観など多様な景観をもつ。
○景観の阻害要素
・緑の良好な景観に乏しいのは中心市街地と臨海部である。
・廃棄物投棄、土砂採取地が景観阻害要素となっている。
22
【とおりの緑景観】
【山林景観】
・街路樹、臨海部の工場緑化など
・森の景観、谷津田景観、住宅周りの景観屋敷周り(森、屋敷林、家屋、生垣、水田)など
鎌足;谷津田景観
鎌足;住宅周りの多様な緑の景観
県道269号;真舟付近
真里谷;森の景観
市道;ほたる野付近
築地;工場緑化
【みはらし景観】
【緑のランドマーク】
○寺社の緑景観;町なかの庭のような緑、鬱蒼とした社叢林、地域の拠り所となっている神社の緑など
町なかで親しまれている證誠寺
観光スポットでもある高蔵寺
・眺望景観・俯瞰景観
大和付近から太田山公園を眺望
地域が守る賀茂神社
清見台付近から東部丘陵を眺望
太田山公園
県道から港南台方向
○巨樹・古木;
・神社仏閣や通り沿いにある、まちのランドマークとなるような巨樹・古木
太田山公園から東部丘陵を俯瞰
公園
真里谷城址から東京湾方向
【景観の阻害要素】
・緑の乏しい中心街や港の景観、土砂採取による地肌がむき出しになった景観、など
長楽寺
台の通り
【水辺の緑景観】
・スケールの大きい小櫃川河口付近、まちの親水空間となっている矢那川下流、住宅地を流れるヒューマンス
ケールの烏田川下流など
富士見通り;緑の乏しい市街地
小櫃川
矢那川
烏田川
県道87号;緑の乏しい臨海部(中央)
畑沢;土砂採取地
真里谷;不法投棄廃棄物
23
3.6
■一時避難場所
都市と生活を守る緑
名称
公園等
(1)避難場所等
・千葉県では、東京湾北部地震、千葉県東方沖地震、三浦半島断層群による地震の3地震の被害想定を行
っている。木更津市においては東京湾北部地震による影響が最も大きく、中心市街地と小櫃川沿いに震
度6強、液状化の想定がなされている。木更津市地域防災計画(H21.3.2修正)は、この東京湾北部地震
を前提条件として計画されている。
・16か所の公園、運動場、4か所の小中学校予定地が一時避難場所に、1か所の公園と5か所の小中学校が応
急仮設住宅設置予定か所に指定されている。
・避難場所は、規模の大きな地震が発生した場合又は発生するおそれのある場合に避難する場所で、本市
では、比較的規模の大きな公園をこれにあてている。期待される機能は、①安全性の確保の機能(延焼
火災や余震による倒壊、落下物からの危険を回避)
、②情報伝達場所としての機能(災害状況・避難状況
の情報伝達)であり、これに対応した整備が必要である。
地震等の想定
■震度分布
・震源域の位置 東京湾北部
・震源域の深さ 17~33 ㎞
面積(ha)
0.44
0.41
1.73
1.85
0.41
0.73
2.43
8.55
0.60
0.42
1.50
座面公園
大関公園
清見台中央公園
貝渕公園
中清水公園
桜井南公園
野際公園
小櫃堰公園
大久保公園
大作公園
真舟中央公園
■応急仮設住宅建設予定地
予 定 地
面 積
名称
板取公園
八幡台中央公園
江沢公園
八崎公園
江川総合運動場
公園等 計
学校予定地
面積(ha)
0.60
4.07
0.70
1.71
2.22
28.37
真舟地区小学校予定地
真舟地区中学校予定地
桜井地区小学校予定地
大久保地区小学校予定地
戸 数
小浜中央公園
9,300 ㎡
請西中学校(仮称)用地
(拓大紅陵高校ソフトボールグランド) 14,932 ㎡
請西中学校(仮称)用地
(FC エルファ木更津サッカー場)
19,798 ㎡
56 戸
156 戸
畑沢中学校(仮称)用地
27,630 ㎡
192 戸
八幡台中学校(仮称)用地
24,482 ㎡
195 戸
大久保小学校(仮称)用地
11,181 ㎡
120 戸
74 戸
・マグニチュード 7.3
・発生時期等 冬季 18 時
■一時避難場所(公園等)
風速 9m/s
小櫃川の河口から真里谷までの
■液状化危険度分布
流域、木更津駅周辺~臨海部の
震度が大きく、また液状化の可
液状化危険度
能性も高い。
資料:千葉県HP「地震被害想定」
(2)災害発生警戒等の区域
・集落背後の山林8箇所に、法に基づき災害発生の警戒が必要な区域が指定されている。急傾斜地崩壊危険
区域(急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律)が東部丘陵の真里谷と南部の小浜、畑沢地区に
計4ha、土砂災害警戒区域等(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)が真
里谷、茅野七曲地区に計4か所
土砂災害危険か所(同)が市の南部から東部を中心に226か所、土石流危険係留(同)が矢那川、七曲川、
烏田川、小櫃川、養老川の41か所に指定されている。
・宅地造成等規制区域(宅地造成等規制法)が2か所、2,178ha指定されている。
24
土砂災害警戒区域等
25
4.緑の取り組み
4.1
緑の分類
3章に整理した緑に対する市や市民等の保全や育成の取り組みについて整理する。
なお、緑に関する施策は、以下のように分類されており、これに沿って整理を行う。
緑
地
施設緑地
都市公園(都市公園法)(街区公園、近隣公園、地区公園、総合公園、都市
緑地など)
都市公園以外
公共施設緑地
児童遊園、港湾環境整備施設、
ダム環境整備施設、社会体育
施設、野外教育施設、市立小
中学校、道路緑地、など
民間施設緑地
観光農園、寺社境内地、ゴル
フ場
地域制緑地
法によるもの
生産緑地地区
など
(生産緑地法)
農業振興地域農用地区域
(農業振興地域の整備に関する法律)
保安林
(森林法)
地域森林計画対象民有林
(森林法)
鳥獣保護区
(鳥獣の保護及び酒量の適正化に関する法律)
河川区域
条例によるもの
[千葉県]自然環境保全地域、史跡
[木更津市]天然記念物
その他の緑
(河川法)
など
など
など
上記以外。小規模、公開性に乏しい、永続性が担保されていないものなど(生垣、庭
の植栽など建築物の敷地内の緑など)
26
4.2
都市公園
○本市の都市公園は156か所、107.47ha、1人当たり都市公園面積は8.3㎡で標準より低く、偏在している
○昭和25年より都市公園の整備が始まっており、老朽化した公園も多い。
・都市公園の整備状況は、市域全体で1人当たり8.3㎡で、都市公園法の面積標準である10㎡/人に満たない。
・本市の都市公園は、昭和25年の太田山公園の供用開始を皮切りに、昭和40年代後半から昭和63年頃にか
・一方、市街化区域における整備状況は、1人当たり9.8㎡/人、市街化調整区域1.9㎡/人と、市街化区域
けての約十数年間に順調に整備数が延びた。その後、平成17年以降の烏田特定地区、請西第三特定地区、
内に偏在している。
上総新研究開発土地区画整理事業区域における比較的規模の大きい公園や多くの都市緑地の開設により、
公園面積が大幅に増加した。
■都市公園の整備状況(平成23年4月1日現在)
市域(都市計画区域)
市街化区域
区域面積
13,935ha
3,462ha
10,473ha
都市公園面積(H23.4.1)
107.47ha
103.02ha
4.45ha
人口(H23.4.1住民基本台帳)
128,775人
105,525人
23,250人
1人当たり都市公園面積
8.3㎡/人
9.8㎡/人
1.9㎡/人
1人当たり都市公園面積の標準
(都市公園法施行令第1条)
10㎡/人以上
5㎡/人以上
■公園種別ごとの都市公園の整備状況(平成23年4月1日現在)
市街化区域
整備量
1人当たり
面積(㎡/人)
か所
面積(ha)
のニーズとの乖離等が課題である。
○都市基幹公園
・都市基幹公園は総合公園2か所である。
○整備計画
-
都市計画区域
整備量
か所
・開設後、30年以上の公園が61公園で4割、20年以上の公園が約101公園で6割を超しており、老朽化や地域
市街化調整区域
面積(ha)
・近隣公園1ヶ所、街区公園18か所の整備を予定している。
1人当たり
面積(㎡/人)
街区公園
101
24.06
2.28
107
25.18
1.96
近隣公園
11
19.28
1.82
12
22.06
1.71
地区公園
5
25.39
2.41
5
25.39
1.97
総合公園
2
18.35
1.74
2
18.35
1.42
運動公園
-
-
-
-
-
-
都市緑地
29
15.94
1.51
30
16.49
1.28
○身近な公園は、大きなまとまりで見るとほぼ充足しているが、地域により格差がある
・住区基幹公園の地区公園、近隣公園、街区公園の1ヶ所あたりの平均面積は、市域全体で見るとそれぞ
れ5.1ha、1.8ha、0.24haで、都市公園法の規模の標準に近い面積の公園が整備されている。
・誘致距離でみると、市街化区域内一部では不足している区域がある。
・住民に最も身近な近隣公園と街区公園の充足状況を見ると、住区別の公園1か所あたりの平均面積、1人
当たり公園面積はともに住区により大きな開きがある。岩根駅周辺地区、笹子犬成地区、東中央木更津地
区、清見台南地区等の地区は、1人当たり5㎡に満たない。
■近隣公園・街区公園の整備状況
街区公園
近隣公園
地区公園
か所数
107か所
12か所
5か所
面積
25.18ha
22.06ha
25.39ha
1ヶ所当たり平均面積
(最小~最大)
1ヶ所当たりの規模の標準
(都市公園法施行令第1条)
0.24ha
1.84ha
5.08ha
(0.02~0.78ha)
(0.95~2.78ha)
(1.29~8.00ha)
0.25ha
2ha
4ha
27
■都市公園の整備状況(H23.4.1 現在)
種別
うち供用済
か所数
面積
都市計画決定済
か所数
面積
総合公園
2
18.35ha
2
18.35ha
地区公園
5
25.39ha
5
25.32ha
近隣公園
12
22.06ha
6
11.48ha
街区公園
107
25.18ha
62
16.71ha
都市緑地
30
16.49ha
4
2.43ha
156
107.47ha
79
74.29ha
合計
都市公園配置の現状
28
■都市公園(近隣公園・街区公園)の1人当たり面積
■都市公園(近隣公園・街区公園)1ヶ所当たり平均面積
㎡/人
0
2
4
6
8
10
12
14
0
16
5,000
10,000
15,000
20,000
■都市公園の整備推移(開設年)
㎡
25,000
公園面積(ha)
0
かずさアカデミアパーク南地区
かずさアカデミアパ-ク南地区
年
1950
金田東側地区 中島地区
金田東側地区
1952
金田西側地区
中島地区
瓜倉地区
金田西側地区
1954
万石地区
瓜倉地区
1956
久津間地区
万石地区
中郷地区
岩根駅周辺地区
近隣・街区公園
1人当たり平均3.64㎡
久津間地区
1958
中郷地区
1960
牛袋地区
岩根駅周辺地区
長須賀中里・江川西岩根地区
牛袋地区
長須賀永井作地区 江川西岩根地区
笹子犬成地区
長須賀中里地区
祇園清川地区
陸上自衛隊地区
1966
中央吾妻地区
長須賀永井作地区
1968
真里谷北・真里谷南地区
笹子犬成地区
中尾伊豆島地区
祇園清川地区
東中央木更津地区
中央吾妻地区
清見台南地区
1ヶ所平均 3,937 ㎡
中ノ島公園が
位置する
中尾伊豆島地区
1976
東中央木更津地区
馬来田駅西・馬来田駅東・茅野地区
清見台南地区
1978
請西太田・長楽寺周辺・請西地区
富士見新田潮見地区
1980
請西第二地区
大和文京幸町地区
矢那一区
南部埋立地区
1982
桜井小浜地区
馬来田駅西地区
1984
請西第一地区
馬来田駅東地区
桜井地区
請西太田地区
1986
請西第三地区
請西第二地区
1988
下郡地区
長楽寺周辺地区
小浜畑沢地区
請西地区
矢那二区
下鳥田畑沢地区
真里谷南地区
畑沢地区
請西第一地区
鳥田地区
桜井地区
八幡台地区
茅野地区
かずさアカデミアパーク北地区
請西第三地区
大久保地区
下郡地区
小浜畑沢地区
上烏田地区
畑沢地区
120
1987年 小櫃堰公園
ほか9か所
1990
1992
1994
1996
1998
請西南公園
が位置する
2000 年 かずさ2号公園
ほか 5 か所
2000
2002
2004
2000年 かずさ1号公園
ほか5か所
矢那二区
下烏田畑沢地区
100
1972
南部埋立地区
矢那一区
80
1970
大和文京幸町地区
桜井小浜地区
60
1964
1974
上鳥田地区
40
1962
真里谷北地区
富士見新田潮見地区
20
2006
2008
烏田地区
八幡台地区
※人口は平成22年4月1日。町丁界と住区界が異なる部分は、面積按分で町丁の人口を割り振った。
割り振りが困難な場合、地区をまとめた住区もある(請西太田・長楽寺周辺・請西地区など)。
2010
かずさアカデミアパ-ク北地区
大久保地区
開設後、30年以上経過
資料;木更津の都市計画 2011 年版
29
開設後30年以上経過した都市公園の分布状況
30
都市公園(未整備公園含む)・児童遊園配置状況
31
4.3
公共施設緑地
(1)児童遊園
・都市公園と類似の施設として、児童遊園を設置している。
・児童遊園は、42か所、1.95haで、1ヶ所あたり平均460㎡と小規模だが、公園未整備の区域で街区公園を
補完する役割を果たしている。
(2)公園緑地に準じるその他の施設
○海・港と緑地
・港湾緑地は、木更津新港公園、潮浜公園の2か所、9.95haが整備されている。
4.4
民間施設緑地と民有地の緑化
(1)寺社境内地の緑
・市内各地に神社仏閣があり、豊かな社叢林を有するところも多く、環境省選定の巨樹巨木林16件のうち
13件が神社仏閣に存在する。
・市では、これらの巨樹巨木林を含む社叢林の保護、育成等の制度は設けていない。
(2)観光農園等
・金田、中郷、鎌足、下郡、馬来田で、ブルーベリー、ナシ、イチゴ等の20か所以上の観光農園、田植え
体験、炭焼き体験、野外生活体験などが行われている。
・現在、吾妻地区で2か所計2.1haの緑地を整備中で、新たな緑地2.5haが計画されている。(県整備、県管
理)
○ダムと緑地
・矢那川ダムに環境整備施設1ヶ所29.0haが設けられている。(県整備、市管理)
○社会体育施設等
(3)民間スポーツレクリエーション施設
・ゴルフ場が、真里谷に2か所立地するほか、君津市との境界に1か所、袖ヶ浦市のゴルフ場が一部、本市
域にかかっているゴルフ場が2箇所ある。市内の面積は364haに上る。
・野球場、テニスコート、運動場等の市の社会体育施設が7か所6.0ha、および市立尐年自然の家14.4haを
設置している。
(4)民有地の緑
○緑化制度
(3)公共公益施設における植栽地等
○道路の緑
・街路樹は近年完了した土地区画整理事業区域のほか、南北方向では市道120号、市道134号、東西方向の
木更津駅東側は市道122号、県道23号・222号、県道269号、木更津駅の西側は市道3029号(富士見通り)
、
市道127号など、市街地の一部で街路樹を整備している。
・2㎞以上連続する街路樹は木更津駅をはさんだ県道23号・222号、市道3029号、市道122号で、そのほか
とほとんど1㎞以下である。
・大きく成長した街路樹が尐なく、とくに木更津市の顔となる木更津駅前の東西に植栽されている街路樹
は生育が悪い。
・市では民有地の緑化に関する誘導、義務づけ等の制度は設けていない。
○住宅地の緑
・巨樹・古木のある住宅があり、このうち3本は市の指定文化財となっている。
・周辺市街地の住宅や古くからの集落では、立派な生垣を設けている住宅がある。
・市では、これらの巨樹・古木や良好な生垣を保護、育成するよう誘導支援する制度等は設けていない。
○工業地の緑
・千葉県工場立地法地域準則により、特定工場(敷地面積9,000㎡以上又は建築面積3,000㎡以上である製
造業、電気・ガス・熱の供給業に係る工場・事業所)は緑地面積率等が定められている。
・千葉県自然環境保全条例に基づく緑化協定制度があり、市内にも協定を結んでいる企業がある。
・国道は16号、127号、409号の一部が緑化されている。
○公共公益施設の緑
・公立小中学校、市営霊園、公民館等公共施設の敷地の緑化等。
・緑化率規定を設けるなどの取り組みは行っていない。
32
公共施設緑地の現状
33
民間施設緑地の現状
34
4.5
地域制緑地
(1)法に基づく地域制緑地
(2)条例に基づく地域制緑地
○生産緑地
○自然環境保全地域(県)
・中心市街地を除く市街化区域内縁辺部に点在する。
・真里谷の地蔵堂・薮化石帯は、貝類などの化石を豊富に含む下総層群海成層が暑く発達し、特異な地層
・1ヶ所あたり平均1,300㎡で、2,500㎡以上の生産緑地も6か所あるが、2,500㎡以下の規模が大半である。
を形成していることから、県の自然環境保全地域に指定されている。一部、特別地区が存在する。
○農用地区域
○天然記念物(市)
・農地のうち、小櫃川流域、矢那川流域の農地3,220haが農用地区域に指定されている。
・地域を象徴する樹木として大切にされている高蔵寺の「鎌足桜祖株」、樹齢を150年を超し大樹に成長し
○保安林(県)
ている矢那の「安西家のキササギ」、大稲の「松本家のグミ」、真里谷の「根本家の椎」が市指定天然記
・小櫃川河口に飛砂防備・潮害防備保安林(県有林)、太田、大久保、下宮田、上根岸、下郡、茅野、真里
念物に指定されている。
谷などに、土砂崩壊防備保安林、土砂流出防備保安林、真里谷に水源かん養保安林に76.0haの森林が指
定されている。このうち、太田は市街化区域に位置する。
○地域森林計画対象民有林(県)
・木更津市の地域森林計画対象民有林は、4,211haである。笹子犬成・伊豆島・鎌足・草敷・下郷一帯と馬
来田にまとまって存在するほか、畑沢、大久保、烏田、桜井など市街地に隣接する部にも分布する。
○鳥獣保護区(県)
・矢那一帯に「木更津鳥獣保護区」が指定されている。
・環境省「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」に基づき県が定める第10次鳥獣
保護事業計画書(H20.4.1~H24.3.31)で、木更津鳥獣保護区の指定区分は「身近な鳥獣生息地の保護
区」
(市街地及びその近郊において鳥獣の良好な生息地を確保し若しくは創出し、豊かな生活環境の形成
に資するため必要と認められる地域又は自然とのふれあい若しくは鳥獣の観察や保護活動を通じた環境
教育の場を確保するため必要な地域)となっている。
※保安林、保安施設地区、砂防指定地区、自然公園、自然環境保全法、都市緑地法、文化財保護法などに
よる制限林の面積は、袖ヶ浦市に次いで小さい。
35
制度名称
生産緑地地区
か所数
85
農用地区域
保安林
47
地域森林計画対象民有林
面積
指定主体等
根拠法令
11.04ha
市
都市計画法、生産緑地法
3,220.00ha
市
農業振興地域の整備に関する法律
76.00ha
県
森林法
4,211.00ha
県
森林法
鳥獣保護区
1
825.00ha
県
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律
自然環境保全地域
1
23.14ha
県
千葉県自然環境保全条例
史跡名勝天然記念物
4
市
木更津市文化財保護条例
県
千葉県自然環境保全条例
緑化協定
地域制緑地
36
4.6
市民による緑の保全・創出等
(1)緑とオープンスペースを利用した交流
(2)公園・みち・みなと・森のボランティア活動
○伝統的な行事や例大祭の継承と現代のまつり
○市民による身近な公園や海岸・河川の美化、里山の保全活動
・とくに300年間続く中島の海で開催される国の無形民俗文化財「梵立て」、関東三大神輿の一つに数えら
・87公園2緑地で、市政協力員として町内会、市民団体、NPO法人等が定期的に清掃や除草活動を実施し
れる7月の八剱八幡神社の夏祭りが有名。
ている。児童遊園は、原則、地元管理である。道路や駅などの町なか、港や干潟の清掃を行う市民や事
・港まつりでの「やっさいもっさい」踊りや花火大会、木更津駅東口の木更津舞尊、馬来田のコスモスフ
業者等23団体の自発的な活動も継続的に実施している。
ェスティバル、真里谷城址のたけのこ祭りなど現代の祭りも、市内各地のオープンスペースや自然の中
・盤洲干潟の保全活動を行う団体は市内に2団体。周辺市を含めた13団体の連絡会も形成されている。
で開催されている。
・
「千葉県里山の保全、整備及び活用の促進に関する条例」に基づき土地所有者等との協定が認定された市
・公園では、金鈴まつり(大田山公園)、矢那川桜まつり・鯉のぼりまつり(矢那川公園)が恒例となって
いる。
■屋外で行われる主な行催事
1月
梵(ぼん)天立て
2月
八剱八幡神社・高蔵寺・節分
3月
~8 月 潮干狩り
4月
金鈴まつり
矢那川桜まつり
たけのこ祭り
鯉のぼりまつり
内の市民団体5団体が、市内の里山で保全活動等を展開している。
・千葉県が市民と合意書を交わし「清掃用具の提供、傷害保 険への加入、サインボードの提出、ゴミの回
収」などの支援を行う「河川海岸アダプトプログラム」として、市内の市民団体6団体が活動している。
中島
富士見・矢那
干潟
大田山公園
矢那川公園
真里谷城址
矢那川公園
7月
8月
10 月
11 月
吾妻神社祭事
八剱八幡神社例祭
木更津港まつり
コスモスフェスティバル
證誠寺の狸まつり
木更津舞尊
菊まつり
吾妻
木更津地区
木更津港周辺
馬来田
富士見
木更津駅東口
市民総合福祉会館
■公共空間(公園、道路、駅前、漁港、港湾、干潟等)の清掃、除草活動
活動場所
活動内容
団体数
団体種類等
公園(89 か所)
清掃、年2回程度の除草
62
町内会、自治会、市民団体、NPO法人等
道路、駅、まち
年1~3回程度の清掃
15
市民団体、小中学校、高等学校、事業所等
干潟、漁港、港湾
年 1~6 回程度の清掃
8
NPO法人、市民団体、漁業協同組合、事業所等
■県の支援事業による河川・海岸・里山の市民活動
名称等
発足
活動フィールド
主な活動内容
千葉県河川海岸アダプトプログラム
小櫃川紫陽花を育てる会
下 望 陀地 区環境保 全対
策活動協議会
盤洲干潟をまもる会
小櫃橋~賀戸橋
・除草、草花の栽培
椿橋上流~小櫃川大橋の ・清掃、除草、草花の植栽
右岸
昭和62年
小櫃川河口周辺
・清掃、除草、干潟観察会
・干潟周辺植物調査、小櫃川自然調査
木更津市有吉区
富 岡 地区 水土里環 境保
全活動協議会
椿橋~下望陀
佐野川支流~上根岸橋
・清掃、除草、草花の植栽及び管理
・清掃、除草、草花の植栽及び管理、その他美化活動
中郷さくらの会大寺地区
大寺地先
・清掃、除草
小櫃川清掃隊
牛袋地先
・清掃活動
千葉県里山活動協定認定団体
真里谷音信山
(22,990㎡)
宇麻具多の山の学校
平成18年3月 真里谷字永井
(17,110㎡)
里山保全研究会
平成18年3月 真里谷字北ノ作(28,517㎡)
同 岩ノ下(30,761㎡)
同 島越台(23,916㎡)
きさらづ里山の会
平成21年6月 笹 子 犬 成 両 村 新 田 天 ヶ作
(13,121㎡)
NPO 地球と未来の環境 平成22年11月 真里谷字北ノ作
(1,000㎡)
基金
おとずれ山の会
平成19年1月
・森林整備、景観整備、自然観察、環境教育、山菜等
の栽培等
・森林整備、ハイキングコースの維持管理、自然観察、
環境教育、古墳群化石群の保護管理
・古代米栽培、植林、保育、生態系の調査
・間伐、保育、自然観察、環境教育、山菜及びきのこの
栽培、炭焼き
・間伐、保育、自然観察、環境教育、山菜及びきのこの
栽培
■その他盤洲干潟の保全活動
盤洲干潟の保全
盤洲干潟をまもる会(再掲)
金田の海を守る会
小櫃川河口・盤洲干潟を守
る連絡会
平成13年6月
盤洲干潟
・干潟清掃、ハママツナ保全監視など
(13団体の連携)
・小櫃川河口・盤洲干潟の保全に関する活動
37
市民活動の状況
38
Fly UP