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平成 18 年度 事業報告書
平成 18 年度 事業報告書 1. オペラ公演の開催 (1)自主公演 ア. オペラセリア全 2 幕 W.A.モーツァルト作曲 『皇帝ティトの慈悲』 文化庁国際芸術交流支援事業 原語<イタリア語>上演 ハンブルク州立歌劇場との共同制作 平成 18 年 4 月 20 日、21 日、22 日、23 日 (4 回公演) 指 揮 : ユベール・スダーン 演 出 : ペーター・コンヴィチュニー 新国立劇場オペラ劇場 管弦楽 : 東京交響楽団 後 援 : ドイツ連邦共和国大使館、外務省 助 成 : (社)私的録音補償金管理協会、(財)三菱信託芸術文化財団、(財)花王芸術・科学財団 (財)ロームミュージックファンデーション イ. 協 賛 : ブラザー工業株式会社 協 力 : 新国立劇場運営財団 G.プッチーニ作曲 『蝶々夫人』 全3幕 原語<イタリア語>上演 文化庁芸術創造活動支援事業 平成 18 年 7 月 14 日、15 日、16 日、17 日 (4 回公演) 指 揮 : ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ 演 出 : 栗山昌良 東京文化会館大ホール 管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団 ウ. 協 賛 : ブラザー工業株式会社 後 援 : 上毛新聞社 協 力 : 日本教育新聞社 W.A.モーツァルト作曲 全4幕 『フィガロの結婚』 文化庁芸術創造活動支援事業 原語<イタリア語>上演 読売新聞社・財団法人読売日本交響楽団共催公演 平成 18 年 9 月 16 日、17 日、18 日、19 日 (4 回公演) Bunkamura オーチャードホール 指 揮 : マンフレッド・ホーネック 演 出 : 宮本亜門 管弦楽 : 読売日本交響楽団 エ. 協 賛 : ブラザー工業株式会社 協 力 : Bunkamura、日本教育新聞社 オペラブッファ全 2 幕 W.A.モーツァルト作曲 『コジ・ファン・トゥッテ』 文化庁芸術創造活動支援事業 日生劇場・(財)ニッセイ文化振興財団共催公演 文化庁芸術祭音楽部門大賞(関東参加公演) 平成18 年 11 月 3 日、4 日、5 日、11 日、12 日(5 回公演) 日生劇場 指 揮 : パスカル・ヴェロ 演 出 : 宮本亜門 管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団 協 原語<イタリア語>上演 賛 : ブラザー工業株式会社 1 オ. R.シュトラウス作曲 『ダフネ』 全1幕 文化庁芸術創造活動支援事業 原語<ドイツ語>上演 都民芸術フェスティバル参加公演 (社)日本演奏連盟・有限会社東京アートファクトリー共催公演 平成 19 年 2 月 10 日、11 日、12 日(3 回公演) 東京文化会館大ホール 指 揮 : 若杉弘 演 出 : 大島早紀子 管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団 協 賛 : ブラザー工業株式会社 助 成 : 東京都 (2)依頼公演 ア. フンパーディンク作曲 『ヘンゼルとグレーテル』 全 3 幕 日本語訳詞上演 文化庁・本物の舞台芸術体験事業・音楽劇 文化庁・(社)全国公立文化施設協会 共催公演 平成 18 年 8 月 4 日 宮城県大河原町 仙南芸術文化センターえずこホール(1 回公演) 8 月 6 日 茨城県取手市 取手市民会館(1 回公演) 指 揮 : 沼尻竜典 演 出 : 栗山昌良 管弦楽 : トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ イ. W.A.モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』 全 4 幕 原語<イタリア語>上演 財団法人横須賀芸術文化財団 主催 平成 18 年 10 月 15 日 指 揮 : 現田茂夫 演 出 : 宮本亜門 よこすか芸術劇場(1 回公演) 管弦楽 : 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ウ. J.シュトラウス作曲『こうもり』 全 3 幕 日本語訳詞上演 文化庁芸術拠点形成事業 神奈川県民ホール主催 平成 19 年 1 月 13 日、14 日 神奈川県民ホール(2 回公演) 指 揮 : 沼尻竜典 演 出 : 加藤直 管弦楽 : 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 エ. 平成 18 年度文化庁「本物の舞台芸術体験事業」(学校公演) 10 月 2 日 (熊本県)熊本市立湖東中学校 10 月 3 日 (熊本県)荒尾市立荒尾第一小学校 10 月 4 日 (熊本県)山鹿市立鹿北中学校 10 月 5 日 (佐賀県)佐賀県立大和養護学校 10 月 6 日 (福岡県)大宰府市立太宰府西中学校 2 合唱公演(16 公演) 10 月 10 日(長崎県)松浦市立御厨小学校 10 月 11 日 (長崎県)雲仙氏市立千々石中学校 10 月 12 日(佐賀県)嬉野市立塩田中学校 10 月 13 日(福岡県)福岡市立香陵小学校 10 月 16 日(福岡県)福岡市立西長住小学校 10 月 17 日(福岡県)北九州市立高見小学校 2 月 20 日 (佐賀県)佐賀市立川上小学校 2 月 21 日 (福岡県)北九州市立広徳小学校 2 月 22 日 (福岡県)福岡市立野芥小学校 2 月 23 日 (福岡県)久留米市立大城小学校 2 月 26 日 (長崎県)長崎市立為石小学校 2. 演奏会の開催 (1)主催公演 ア. 全国二期会サミットコンサートⅡ(1 回公演) 平成 18 年 4 月 19 日 東京文化会館小ホール 全国 6 二期会主催 (北海道二期会、東京二期会、名古屋二期会、関西二期会、中国二期会、四国二期会) イ. 二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール 平成 18 年 5 月 13 日、7 月 29 日、10 月 21 日、平成 19 年 2 月 24 日(4 回公演) 津田ホール 財団法人津田塾会共催 カルビー株式会社協賛 ウ. 二期会サロンコンサート 平成 18 年 5 月 18 日、7 月 12 日、11 月 1 日、12 月 13 日、平成 19 年 3 月 14 日(5 回公演) カワイミュージックショップ青山コンサートサロンパウゼ エ. 二期会週間 2006 平成 18 年 5 月 22 日~28 日(7 回公演) サントリーホール小ホール サントリーホール協力 オ. 二期会新進声楽家の夕べ 平成 18 年 6 月 9 日(1 回公演) イイノホール カ. 二期会研究会演奏会 平成 18 年 6 月 18 日(1 回公演) 東京文化会館小ホール キ. 二期会サマーコンサート 平成 18 年 8 月 26 日(1 回公演) 北とぴあさくらホール 財団法人北区文化振興財団・北区共催公演 日本興亜損害保険株式会社協賛 3 ク. 二期会モーツァルト週間 平成 18 年 10 月 23 日~29 日(7 回公演) サントリーホール共催公演 サントリーホール小ホール サントリーホール 20 周年記念フェスティバル公演 ケ. 二期会クリスタルコンサート 平成 18 年 11 月 30 日(1 回公演) すみだトリフォニーホール小ホール コ. 二期会オペラ研修所コンサート 平成 18 年 12 月 12 日(1 回公演) 北とぴあさくらホール 財団法人北区文化振興財団・北区共催公演 サ. 二期会チャリティコンサート 平成 19 年 3 月 8 日(1 回公演) 新宿文化センター大ホール 財団法人新宿文化・国際交流財団共催 収益金の一部を、新宿区社会福祉協議会に寄付 シ. 二期会アフタヌーンコンサート 平成 18 年 4 月 11 日、8 月 1 日、12 月 1 日、平成 19 年 1 月 10 日(4 回公演) 二期会会館 (2)会員研究会・リサイタル公演(20 件) 4 月 18 日 小泉弥生&フルーデ・ウルセン トッパン・ホール 5 月 27 日 下野昇リサイタル 東京文化会館小ホール 6月3日 二期会日本歌曲研究会 旧 奏楽堂 6 月 11 日 酒向佳子ソプラノリサイタル 東京オペラシティリサイタル 6 月 21 日 丹羽勝海、理英子ジョイントコンサート 日大カザルスホール 7月3日 二期会イタリア歌曲研究会 東京文化会館小ホール 7 月 14 日 森野由みソプラノリサイタル ルーテル市ヶ谷 9 月 16 日 鈴木寛一テノールリサイタル ハクジュホール 9 月 18 日 川本伸子ソプラノリサイタル 津田ホール 9 月 24 日 二期会ロシア歌曲研究会 東京文化会館小ホール 9 月 25 日 前中榮子リサイタル 東京文化会館小ホール 10 月 1 日 水口惠子ソプラノリサイタル 銀座王子ホール 10 月 28 日 岸本力リサイタル 東京文化会館小ホール 11 月 16 日 中屋早紀子リサイタル イイノホール 11 月 16 日 本多厚美リサイタル サントリーホール小ホ-ル 11 月 22 日 高声会特別演奏会 紀尾井ホール 11 月 29 日 川原敦子リサイタル 銀座王子ホール 3月5日 松田昌恵ソプラノリサイタル 東京文化会館小ホール 3 月 17 日 二期会フランス歌曲研究会 銀座王子ホール 3 月 23 日 遠藤久美子ソプラノリサイタル 旧 奏楽堂 4 3. オペラ歌手の養成 (1)二期会オペラ研修所 予科 : 在籍研修生 79 名 基礎音楽表現、演技表現の修得を目的とする。 本科 : 〃 73 名 より高度の音楽表現、演技表現の修得を目的とする。 マスタークラス : 〃 40 名 オペラ舞台上の総合表現力の修得を目的とする。 (2)インターン制度 平成 17 年度より開始。オペラ研修所修了生の中から、成績優秀者と、二期会会員の若手歌手から オペラ制作委員会が選び、オペラ歌手の養成を行なう。 人数:4 演目 9 名 演目:「皇帝ティトの慈悲」岩田真奈、江口順子、谷原めぐみ、児玉和弘 「蝶々婦人」中野亮子、高田正人 「フィガロの結婚」新垣有希子、加藤史幸 「コジ・ファン・トゥッテ」大西ゆか 4. オペラに関する国際交流 国際共同制作『皇帝ティトの慈悲』制作にあたり、指揮者にザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の 音楽監督を経て、首席客演指揮者及び東京交響楽団の音楽監督のユベール・スダーン氏、演出にヨ ーロッパ最高峰の演出家ペーター・コンヴィチュニー氏を招聘し、舞台美術にヘルムート・ブラーデ氏、 照明にマンフレート・フォス氏、演出助手:ヴォルフガング・ビュッカー氏と共に制作が行なわれた。本公 演は、ヨーロッパで高い評価を得ている演出家の起用により、わが国でも成功裡に終了した。音楽面、 演技面とともに出演歌手の努力も評価され、完成度の高い舞台となった。国際共同制作ということで、 演出助手、照明、舞台美術、大道具等を海外から招聘した人々との協働作業が良好なチームワークが 稽古場の熱気を上げ、観客に感動を与えたものと思料する。 『蝶々夫人』の指揮者に、メルボルン交響楽団音楽監督のオレグ・カエターニ氏を予定していたが、本 人の足の持病が悪化、手術を余儀なくされ、急遽ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ氏に変更した。 『フィガロの結婚』には、次期シュトゥットガルト州立オペラ劇場音楽総監督のマンフレッド・ホーネック氏 を、『コジ・ファン・トウッテ』ではフランス・ピカルディ管弦楽団音楽監督のパスカル・ヴェロ氏をそれぞれ 指揮者に招聘した。 5. 機関誌の発行 「二期会通信」を年間 4 回、季刊として発刊した。 6. オペラ講座の開催 (1)二期会会員の歌手を賛助出演者に招き、オペラの鑑賞講座を開催する。 今年のテーマは、青島広志氏による“モーツァルトは神童だったはずなのに” 6 月 18 日(日)、11 月 26 日(日) 計2回 会場:二期会会館第 1 スタジオ (2)二期会の歌手を講師に招き、「京王友の会」主催のオペラ教室を開催する。 4 月 22 日“オペラとビジネス”、5 月 27 日“伝統そして進化の観点から見た これからの日本人声楽家 の役割り”、6 月 24 日“新国立劇場とそのオペラ”、7 月 22 日“菊地美奈の世界”、8 月 26 日“オペラ で歴史を識る①”、9 月 23 日“オペラで歴史を識る②” 計6回 会場:京王初台駅ビル 4F 以上 5