Comments
Description
Transcript
平成26年度学校だより11月号 [400KB pdfファイル]
横浜市立末吉小学校 平成26年度 11 月 号 号 食事と子どもの成長 学校長 田中 精一 裏庭の銀杏の木も、秋の装いに変わった子どもたちの服装に合わせるように、葉も緑から黄色に変わってき ました。10月20日(月)末吉小 PTA の保健厚生委員会主催で、1年生の保護者の皆さんを対象に給食試食 会がランチルームで開催されました。 1年生の保護者中心ですから、20年ぶりに給食を味わった方もいたことでしょう。そんな機会に、(公財) よこはま学校食育財団から、給食相談員と品質管理・食育推進係長を迎えて「安全・安心・良質な食材提供に ついて」お話しいただきました。 さて、朝食を食べない人が多いといわれて久しいですが、朝食を摂らない子どもたちのなかには、「食欲不 振」や「立ちくらみ」「しんどい」といったことを訴える子が多いそうです。これから一日の生活が始まると いう時に、朝からだるそうにしている様子や生活習慣病に悩んでいる子どもがいるということは困った問題で す。私たちの体や脳を目覚めさせ、これから始まる一日の活動に食事は欠かせません。朝食を抜くということ は、燃料不足の状態で勉強をしたり、仕事をしたりすることです。体も脳の働きも十分でないため、ぼーとし て集中力を欠いてしまい能率も上がりません。朝食をしっかり摂ってほしいと思います。 また、「コショク」という言葉をご存じでしょうか。ひとつには、一人で食べる食事(孤食)です。あとひ とつは、家族が別々の時間帯に別々の食事を摂ること(個食)などです。近頃は家族がそろって食事を摂るこ とが少なくなっています。家族が食卓を囲むことは、家族の親密さを高めることにも関わってきます。そして、 子どもたちのコミュニケーション能力を高めることにもつながります。「コショク」に対して、家族揃って食 事をする、準備をする、話をするなどの食行動を共にすることを「共食」というそうです。楽しい会話をしな がら食事を摂ることができる環境を、お互いのことをわかり合う時間をご家庭で大切にしていただけたらと思 います。 先月10月9日、10日の新聞紙上で、「放射能汚染 し 除去表土埋め戻す」「横浜市立学校 汚染土埋め戻 知らせるべきだった」などの報道がありました。これは、東京電力福島第 1 原発事故で、放射性物質に汚 染された表土の一部を公表せずに埋め戻していたことに関する記事です。本校では、このような埋め戻しは行 われていません。 しかし、平成24年度の学校だより4月号でお知らせしましたように、本校の雨水利用施設の雨水貯留槽内 に堆積している汚泥が、東京電力福島第 1 原発の事故で放射性物質に汚染され、放射能濃度の合計が16,8 00Bq/kgを記録しました。(平成24年3月29日横浜市記者発表) この汚泥は、法律に基づく「指定廃棄物」に指定され国が責任をもって処理することになっていますが、現 在横浜市教育委員会教育施設課が、環境省「指定廃棄物ガイドライン」及び環境省との協議により学校敷地内 に保管しています。汚泥は、鉛シートを巻いたドラム缶に入れ、転倒防止装置を設置した上で、人が立ち入る ことができないよう施錠されたポンプ室に適切に保管しています。保管に際して、横浜市教育委員会が空間放 射線量を測定し、周囲と変わらないことを確認しています。 雨水利用施設とは、建物の屋上から雨水を集水し、卜イレの洗浄水として再利用する設備で、新校舎建設時 から設置されています。現在は使用しておりません。 2年生 根岸森林公園 遠足 10月8日(水)に、青空の広がる中、根岸森林公園に遠足に行ってきました。子どもたちは、 この日を楽しみにしていました。電車でのマナーにも気をつけて、根岸森林公園では、グルー プごとにわかれ、馬の博物館を見学したり、かわいいポニーや立派な馬を見たりしました。「馬 の背中に乗りたいな。」という声も聞こえてきました。 遊びタイムには、さわやかな風を浴びながら、広い公園内を、走ったり、転がったりして、 友達と元気いっぱいに遊びました。また、秋の自然がいっぱいの公園内を散策し、ドングリを 拾ったりコオロギを捕まえたりする姿も見られました。思い出に残る、楽しい一日となりまし た。 ころがるのって、気 ねぎし森林こう園って、 もちがよいね。 むかしからあるんだね。 1~4年・個別支援学級 地域ふれあい給食 10月13日(水)に、地域の方々を学校にお招きし、1年生から4年生、個別支援学級の 子どもたちが、一緒に給食を食べながら交流しました。子どもたちは、この日を楽しみに、は りきって準備に取り組んでいました。各クラス、ゲームをしたり、歌や発表をしたりして、楽 しい時間を過ごしました。地域の方に楽しんでもらえるよう、一人ひとりが一生懸命役割を果 たし、盛り上げていました。給食では、地域の方の小学校の時の話や、好きなものの話など、 たくさんお話をうかがい、知らなかったことを教えてもらったり、「ぼくと同じだ。」と共感し て喜んだりしていました。地域の方とのつながりを深めることができました。これからも、そ のつながりを大切にしていきたいです。 9月23日(火)から9月25日(木)まで、2泊3日の体験学習に行ってきました。 あいにくの雨で変更になったプログラムもありましたが、全行程を無事に終え、思い出をたくさん荷物に つめて、笑顔で帰ってきました。 樹海は、溶岩が固まって何年もかかってで きたんだなあと思いました。 1日目 青木ヶ原樹海ハイキング&キャンプファイヤー 富士山の麓にある青木ヶ原樹海をハイキングしました。富士山は雲で見 え隠れする状態でしたが、秋の風を感じるさわやかな森でハイキングを楽 しみました。また、富岳風穴の見学では、洞窟の中の涼しさに驚きの声が 上がりました。 宿泊地である交流の家に到着した1日目の夜はキャン プファイヤーを楽しみました。4年生のキャンドルファ イヤーからさらにパワーアップした火の力を感じながら、 各クラスの出し物や歌、ゲームで大盛り上がりの夜とな りました。 大きな炎に、感動した。日光でも、 キャンプファイヤーをしたいな! 2日目 野外炊事&雨レク 天気が心配される中、朝はみんなで美しい赤富士を眺め、さ わやかな一日の始まりとなりました。 午前中は野外炊事が行われ、火おこしに炊飯、カレー作りと、 みんなで協力しながら取り組みました。苦戦しながら出来上が ったごはんは、とてもおいしく、味わいながら食べる姿がみら れました。 午後と夜の活動はあいにくの雨模様のため、体育館でのレク リエーションになりました。ドッジボールに大縄と、クラスで 団結し、楽しく活動することができました。 雨が降ってしまい、ナイトハイクができなかっ 3日目 富士市立博物館 たけれど、体育館レクを楽しめてよかった! 3日目も、雨天のため、富士市立博物館の見学に行きました。富士山や、富士市の歴史、昔の 暮らしなどの資料を見たり、実際に体験をしたりして楽しみました。昼食は古民家で、昔の家の 様子を感じながらのお弁当となりました。 米作りや漁業の工夫が 分かった。古民家は、 煙の臭いがすごかっ た!