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H16~H26

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H16~H26
観光事業の推進状況について
平成27年10月20日
杉並区産業振興センター 観光係
杉並区を取り巻く「観光」の現状
東京都を訪れる観光客
国内旅行者 約5億600万人
外国人旅行者 約887万人
観光消費額 5.6兆円
平成26年 東京都観光客数等実態調査
1
▶
都内での訪問先
渋谷、新宿、銀座、秋葉原、
浅草、原宿、青山、上野、六
本木・・・
山手線の内側
で満足
東京都の観光テーマ
「超一級」の
「能・歌舞伎」 「遊園地・
プール」「日本庭園・盆栽」
「美術館・博物館」 「温泉」
「ハイテク」 「築地」 「両国
国技館」・・・
観光資源
杉並区にはほとんどない
観光に関連するこれまでの主な取組
①中央線あるあるプロジェクト
2
杉並区の観光資源は
古着、カフェ・
喫茶・・・
骨董、作家
物雑貨、古
本・・・
居酒屋、焼き鳥・・・
ラーメン、そば、
エスニック・・・
個々のコンテンツは大きくない・・・
ロック・フォーク、
演劇・・・
映画、アニメ、
ご当地アイドル、
大道芸・・・
阿波踊り、七夕まつり、
荻窪音楽祭・・・
トロールの森、びっくり大道芸、
ジャズストリート・・・
古着、カフェ・喫
茶、骨董、作家
物雑貨、古
本・・・
ロック・フォーク、
演劇、映画、アニ
メ、ご当地アイド
ル、大道芸・・・
居酒屋、焼き鳥、
ラーメン、そば、
エスニック・・・
阿波踊り、七夕まつり、
荻窪音楽祭、トロー
ルの森、びっくり大道
芸、ジャズストリー
ト・・・
「一つのまとまり」として見せていく
=観光資源化
↓
効果的にPRするためのキーワードが必要
観光に関連するこれまでの主な取組
①中央線あるあるプロジェクト
都心にはない「杉並らしさ」の再発見
⇒山手線内側とは異なる視点
ありきたりな「東京観光」から
もう一歩踏み込みたい旅行客へ訴求
旅行客へ訴求する観光資源・・・
あるある
3
観光に関連するこれまでの主な取組
①中央線あるあるプロジェクト
4
○突出したサブカルチャーの集積
ロック・フォーク、演劇、映画、アニメ、
ご当地アイドル、大道芸・・・
○質の高い個性的な店舗の集積
古着、カフェ・喫茶、骨董、
作家物雑貨、古本・・・
5
観光に関連するこれまでの主な取組
①中央線あるあるプロジェクト
5
○大衆食文化の集積
居酒屋、焼き鳥、ラーメン、そば、エスニック・・・
○個性豊かな数々の街イベントの集積
阿波踊り、七夕まつり、荻窪音楽祭、
トロールの森、びっくり大道芸、ジャズストリート・・・
6
観光に関連するこれまでの主な取組
①中央線あるあるプロジェクト
6
区内に向けた情報発信 から 区外に向けた情報発信へ
→
来街者誘引による「にぎわい」の創出
参加型フェイスブックキャンペーンの実施
誘引
○新聞等による広域情報発信
○WEB・フェイスブックによる
海外等への発信
観光に関連するこれまでの主な取組
②すぎなみ学倶楽部
すぎなみ学倶楽部
suginamigaku.org
7
すぎなみ学
開設まで
平成16年5月
「(仮称)杉並学会」
設立準備検討会の
設置
↓
平成17年度
杉並のまちの個や
文化などを「杉並の
魅力」として区内外
に発信していく「すぎ
なみの輝き度向上」
に取り組む
↓
平成18年4月
区民の「杉並への好
感度・愛着度の向
上」を目標に「すぎな
み学倶楽部」開設
コンテンツを見た人に
杉並に
行ってみたい!
と感じてもらう
杉並の魅力
を発信
杉並の知名度・
好感度・愛着度
区民参加型サイト
杉並区民に
UP!
区民ライターが企画・取材・編
集をした記事の情報発信
区民ライター…区民の視点で
杉並の潜在的な地域の価値や
魅力を発掘する
住んでいて
よかった!
と思ってもらう
観光に関連するこれまでの主な取組
③アニメ施策
アニメ施策
8
平成13年1月 アニメ制作会社が集積する地域
特性を背景にアニメ施策を開始
平成15年4月杉並
アニメ資料館開設
・常設展示のみの施
設
2011年現在全国419社内都内365社
出典:日本動画協会アニメ産業レポート2014より
平成17年3月 杉並アニメー
ションミュージアム開設
・企画展示室、シアター、ライブラ
リー、資料収納庫等を備える施設
へと拡大
・アニメ制作を学び、体験機能を
持つ機器を導入する等、機能も大
幅に充実
観光に関連するこれまでの主な取組
③アニメ施策
9
アニメーションミュージアム
ミュージアム来館者数(H16~H26)
70000
60000
SAMオープン
50000
3月のみの数
40000
値
45071
48171
50214
57928
53785
50420
来館者数
杉並アニメフェス
ティバル休止
東日本大震災
臨時休館
31169
33726
41011
32584
30000
20000
10694
10000
杉並アニメーションフェスティバル開催
0
平成16年度平成17年度平成18年度平成19年度平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
2500
外国人国別来館者数(H17~H26)
来館者数(人)
2000
アメリカ
中国
韓国
その他
1619
1500
1232
1000
500
0
2166
799
551
297
158
344
640
572
108
1013
611
666
687
312
816
468
475
71
174
333
1120
952
275
107
791
502
94
515
44
来館者数は、東日本大震災で一旦減少 → 緩やかに回復傾向
訪日外国人の増加に比例し、外国人来館者数も増加
区施設で唯一、外国人が訪れる施設
10
観光に関連するこれまでの主な取組
④その他
10
各所管で行ってきた観光的事業
名称
開始年度
所管部署
杉並ラーメンマップ
①平成6年
②平成20年
①職員有志
②地域大学(協働推進課)
すぎなみ知る区ロード
昭和63年
まちづくり推進課
すぎなみ地域大学
平成18年
すぎなみ学倶楽部
平成18年
協働推進課
産業振興センター
(開始時は企画課)
【各部署によるまち歩きマップ 】
①科学と自然の散歩みち
②知る区ロードの楽しみ方(パンフレット)
③すぎなみ景観歩くマップ
④駅からお散歩マップ
⑤杉並区公園マップ「パークマップ」
⑥杉並百景
⑦杉並区史跡散歩地図
なみすけ
①建設課
②まちづくり推進課
③まちづくり推進課
④産業振興センター
⑤みどり公園課
⑥まちづくり推進課
⑦生涯学習推進課
平成18年
産業振興センター
観光事業の課題①
観光(情報発信)とシティプロモーションの区分及びその役割
11
「シティプロモーション」・・・地域の魅力を創造し、それを地域の内外へと広める
ことで『地域イメージをブランド化』すること。
「観光(情報の発信)」・・・シティプロモーションの一部。
【シティプロモーション】
【観光情報の発信】
目的:魅力的な情報を発信するこ
とにより、来街者を誘引し、
「にぎわい・商機」に繋げること
目的:魅力的なブランドに育て、
転入者や観光客を増やすこと、
住民に誇りや地元愛を根づかせること
例:保育園待機児減
○すぎなみ学倶楽部
緑被率維持・向上
特養入所枠増
○あるあるHP、FB(フェイスブック)
○区HP等広報媒体
○行政情報が主 官が主体的に行
うべき発信
○民間商用情報が主 民が主体的に行う
べき発信
受益者【区】⇒様々な施策を考案・展開
受益者【民】⇒情報の基となる
民ベースでの魅力創出・拡大等が肝要
観光事業の課題② インバウンド対策の強化
12
インバウンド強化による観光マーケットの拡大
訪都外国人・訪日外国人の推移予測
(万人)
3000 訪日外国人の総数
総数のうち訪都外国人
2500
2000
1500
1000
500
0
中国:143万人
台湾:147万人
中国:131万人
台湾:221万人
3000
中国:241万人
台湾:283万人
2000
1341.3
1036.4
835.8
1500
556.2
681.2
(実績)
2012年
(実績)
2013年
○出典:日本政府観光局(JNTO)
1800
887.4
(実績)
2014年
(目標)
2020年
オリンピック
(目標)
2030年
○訪日外国人の総数:2020年、2030年の数値は、政府の観光立国推進閣僚会議「観光立国実現に向けた
アクション・プログラム2015」の目標値
○訪都外国人:2020年、2030年の数値は、平成26年12月「東京都長期ビジョン」の目標値
観光事業の課題② インバウンド対策の強化
訪日外国人増による影響
13
【訪都外国人の観光消費額の増】
○訪都外国人の増加に比例して、観光消費額も著しく伸びている。
○H25・・・約5,814億円
○H26・・・約7,854億円
⇒対前年比35.1%増!訪都外国人数の伸び率(対前年比30.3%増)を上回っている。
出典: 東京都観光客数等実態調査
【具体例①~百貨店の売上~】
平成26年5月
平成27年5月
対前年同月比
東京地区の売上
1,168億円
1,303憶円
11.6%増
訪都外国人向け売上高
28億円
106億円
3.7倍増
【参考】訪日外国人向け
売上高
43億円
161億円
3.7倍増
東京地区の売上増加
分の約6割を外国人
が占めている。
※訪都外国人向け売上高は推計
出典:日本百貨店協会「東京地区百貨店売上概況」、「外国人観光客の売上高・来店動向」
【具体例②~家電や日用品の売上~】
○高額な日本製の家電製品が売れている。
○中国人には、炊飯器に並んで温水洗浄便座(ウォシュレット等)が人気。
○一部の店舗では、8割は中国人が買っている。
○日本製の紙オムツを中国人が買い占める事態も。
千載一遇の商機!今後、持続的に伸長する。
観光事業の課題③
にぎわい・商機の拡大と「顧客主義」、「街の色」の捉え方
14
1 にぎわい・商機の拡大の考え方 「にぎわい」の拡大=「商機」の拡大
にぎわい
商 機
2 にぎわい拡大のためのターゲットと「顧客主義」
区民
区外在住
外国人
○情報伝達が容易
○気軽に来訪可
○日常(生活)に密着
○あるあるで近隣区市
へは情報伝達
○時間・交通費要のた
め、誘引資源の充実要
○これまでほぼ未対策
○様々な興味関心
考え方の視点
①顧客ニーズ(対費用・対時間等からも魅力があるか)
②情報の伝達方法 ③地元の求め、受入れキャパ、振興対策に繋がるか
ターゲット 拡大幅の大きい外国人、区外在住者への対策
観光事業の課題③
にぎわい・商機の拡大と「顧客主義」、「街の色」の捉え方
15
3 「街の色」の基本的な考え方
(1)産業振興
の基本目標
○「地域社会と共
生する活力ある
産業の振興」(条
例)
○「住環境と調和
した杉並らしい産
業の振興」(計
画)
(2)観光事業展開に関する基本的な視点(考え方)
①顧客主義にたった観光資源としての「街」の開発
(資源の集積、観光客にとって日常にはない魅力の開
発)
②「街」側が考える「にぎわい」ターゲットとキャパシティ
(にぎわいの源となるターゲット(区民、区外在住日本
人、外国人の別)をどこに置くか、観光客を受入れる
キャパシティと住環境との調和⇒商圏の広さ、様々な
種類の店舗)
③個別の観光資源の開発と組み合わせによる商品化
(スポット的観光資源や年に数日のイベントの活用・組
み合わせ、商品化)
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