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平成 25年第三管区重大ニュース
第三管区海上保安本部 3rd Regional Coast Guard Headquarters 問合せ先 佐々木正明 平 成 25年 12月 19日 045-211-1118 (内線 2112) 第三管区海上保安本部 広報・地域連携室長 平成25年第三管区重大ニュース 今年も、当管区では事件・事故に限らず数々の広報を実施しましたが、ここに 本年の締めくくりとして、横浜海事記者クラブ及び管内職員へのアンケート結果 をもとに、 「平成25年第三管区重大ニュース」を取りまとめましたので、発表し ます。 各事案の詳細については、別添のとおりです。 記 ○EXILE MATSUさんが「118番の日」に一日海上保安部長 ○新造の巡視艇「たかたき」が就役、千葉海上保安部に配属 ○第5回アフリカ開発会議(TICAD5)開催に伴う海上警備 ○中国海洋調査船が排他的経済水域内を航行 ○横須賀海釣り公園沖で6人が漂流、1人死亡 ○巡視船「しきしま」がマレーシアで同国海上保安機関との連携訓練を実施 ○2020年の東京オリンピック・パラリンピックに備えて海上警備準備連絡室を 設置 ○伊豆大島西方沖 貨物船「第十八栄福丸」衝突、転覆 6名死亡 ○巡視船「やしま」を横浜から福岡に配属替え ○館山湾内で貨物船が座礁 ○台風26号によって発生した伊豆大島土砂災害で、行方不明者の海上捜索 ○西之島の南南東で海底噴火 ○巡視船「あきつしま」就役 新島が出現 平成25年 第三管区重大ニュース アンケート ※投票数横の○内数字は、各対象者内の順位です。 番号 項目名 職員 一般 記者 113 2 1 24 1 150 2 得票数 合計 116 1 尖閣諸島警備対応巡視船、本年初の入港式 2 「118番の日」記念講演&海上保安庁音楽隊コンサート 3 EXILE MATSUさんが「118番の日」に一日海上保安部長 4 太田国土交通大臣が横浜防災基地等を視察 5 新造の巡視艇「たかたき」が就役、千葉海上保安部に配属 6 新城本部長が三本部に着任 7 木更津のご当地ヒーロー、1日海上保安署長・海の安全運動推進大使に 103 8 第5回アフリカ開発会議(TICAD5)開催に伴う訓練及び潜水検索 41 9 「伊豆半島レスキューマップ2013」の配布を開始! 63 10 中国海洋調査船が排他的経済水域内航行 11 横須賀海釣り公園沖で6人が漂流、1人死亡 118 ① 12 高級食材「いせえび」を狙った密漁者22名を検挙 103 2 13 タレント 石原あつ美さんが1日海上保安部長 61 14 巡視船「しきしま」がマレーシアで同国海上保安機関との連携訓練を実施 74 15 京浜港横浜、鹿島港、阿古漁港(三宅島)及び御蔵島港(御蔵島)の海図を改版 25 1 2 28 16 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに備えて海上警備準備連絡室を設置 ⑩ 137 1 1 139 17 伊豆大島西方沖 貨物船「第十八栄福丸」衝突、転覆 6名死亡 ③ 412 3 ① 18 千葉、銚子海上保安部設立60周年 85 1 19 巡視船「やしま」を横浜から福岡に配属替え ⑤ 238 1 20 館山湾内で貨物船が座礁 ⑦ 140 2 21 台風26号によって発生した伊豆大島土砂災害で、行方不明者の捜索 ④ 401 2 22 145回目の灯台記念日 23 放射能調査艇「きぬがさ」が就解役 24 西之島の南南東で海底噴火 新島が出現 ② 421 3 ⑤ 5 429 25 巡視船「あきつしま」就役 ① 472 1 ③ 6 479 3746 23 合計(人数) ⑥ 25 2 154 40 ⑦ ⑨ 40 140 1 85 1 139 141 2 88 103 ⑥ 4 45 63 1 2 142 7 125 105 61 ⑥ 4 7 78 422 86 2 241 142 ③ 6 409 43 43 118 118 回答者数: 職員(769)人 ・ 一般( 3 )人 ・ 記者( 7 )人 53 3822 平成25年 第三管区重大ニュース (平成24年12月~平成25年11月) ○EXILE MATSUさんが「118番の日」に一日海上保安部長 (東京、1月) 1月18日(金)、東京海上保安部では、EXILEのパフォーマーMATS Uさん(松本 利夫さん)を一日東京海上保安部長に任命し、東京港の港外で 展示訓練を行うとともに、日の出埠頭の旅客船桟橋で「118番の日」広報活 動を実施しました。 ○新造の巡視艇「たかたき」が就役、千葉海上保安部に配属 (千葉、2月) 名古屋海上保安部に配属替えとなった巡視 艇「あわなみ(現あゆづき)」に代わって千葉 海上保安部に巡視艇「たかたき」が配属され ました。 千葉県内随一の名瀑「高滝」にちなんで命 名された「たかたき」は、消防機能を強化した巡視艇で放水銃4基を備え、海 上犯罪の取締り等の一般的な海上保安業務にあたるほか、東京湾周辺海域にお ける火災等災害発生時は消火活動等の業務にあたります。 ○第5回アフリカ開発会議(TICAD5)開催に伴う海上警備 (三本部・東京・横浜、5月) 5月27日(月)、第5回アフリカ開発会議(T ICAD5)開催に伴い、第三管区海上保安本部長 を長とする「第三管区海上保安本部第5回アフリカ 開発会議海上警備本部」を設置し、港内で海上警備 訓練を実施しました。 また、5月30日(木)には、横浜海上保安部所 属巡視船潜水士と神奈川県警察第二機動隊スクーバ隊が合同で潜水検索を実施 しました。 ○中国海洋調査船が排他的経済水域内を航行 (三本部、7月) 7月3日(水)、しょう戒中の羽田航空基地所属のジェット機が、沖ノ鳥島の 北約85キロメートルの排他的経済水域(EEZ)で、ワイヤーの様なものを 曳航しながら航行中の中国海洋調査船「実験1号」を発見し、無線で呼び出し ましたが、全く応答はありませんでした。 また、7月22日(月)、同調査船が再び沖ノ 鳥島の北北西約244キロメートルの排他的経 済水域において、赤色ロープの様なものを曳航 しながら航行しているところを羽田航空基地所 属のジェット機が発見し、無線で呼びかけまし たが応答はありませんでした。いずれも翌日の 海洋調査活動は認められませんでした。 ○横須賀海釣り公園沖で少年6人が漂流、1人死亡 (横須賀、7月) 7月5日(金)、横須賀海上保安部は「横須賀市平 成町3丁目海釣り公園の沖合約1kmにゴムボー ト3隻が流されており、各2名ずつ乗っているよう だ。」との通報を受け、巡視艇2隻が現場海域に急 行しました。海上でゴムボート 3 隻を発見し、5名 を救助しましたが1名は発見に至りませんでした。 後日、漁船によって発見された頭蓋骨をDNA鑑定したところ、行方不明に なっている少年と判明しました。 ○巡視船「しきしま」がマレーシアで同国海上保安機関との連携訓練等を実施 (横浜、9月) 9月9日(月)、横浜海上保安部所属の巡視船「しきしま」は、9月17日(火) から9月21日(土)の間、マレーシアにて同国海上保安機関である「マレー シア海上法令執行庁(MMEA)」と連携訓練等を実施すべく、横浜を出港しま した。 マレーシアでは、同国海上保安機関と、海上 保安能力の向上を目的として、海賊等の海上犯 罪容疑船への接近および移乗後の容疑者制圧を 内容とする連携訓練を実施しました。 9月29日(日)、連携訓練を終えた巡視船「し きしま」は、横浜に入港しました。 ○2020年の東京オリンピック・パラリンピックに備えて海上警備準備 連絡室を設置 (三本部、9月) 9月20日(金)、第三管区海上保安本部では、2020年の夏季五輪の開催 地が東京に決定したことを受け、 「第三管区海上保安本部2020年東京オリン ピック・パラリンピック海上警備準備連絡室」を設置しました。同連絡室は万 全な警備を行うため、必要な情報を収集し、関係機関との窓口を設定すること 等を目的としています。 ○伊豆大島西方沖 貨物船「第十八栄福丸」衝突、転覆 6名死亡 (三本部・横浜・横須賀・清水・下田・御前崎・羽田航空・羽田特救 ・防除基地、9月) 9月27日(金)午前1時23分頃、伊豆大島西 方沖で日本籍貨物船「第十八栄福丸」とシエラレオ ネ籍貨物船「JIA HUI(ジア フイ)」が衝 突しました。衝突により「第十八栄福丸」は転覆、 船内から6人が救助されましたが、全員の死亡が確 認されました。9月29日(日)、下田海上保安部 は、 「JIA HUI」の当直責任者だった中国籍の船員を、業務上過失往来危 険等の疑いで逮捕しました。 ○巡視船「やしま」を横浜から福岡に配属替え (横浜、10月) 10月3日(木)、横浜海上保安部所属、ヘリコ プター2機搭載型巡視船「やしま」は、配属替えの ため、大勢の人に見送られ、横浜を出港しました。 10月11日(金)、巡視船「やしま」は、福岡海 上保安部に配属替えとなりました。巡視船「やしま」 は、引き続き海難救助、領海警備、海洋環境保全、 諸外国との連携訓練といった多彩な業務にあたります。 ○館山港内で貨物船が座礁 (千葉、10月) 10月16日(水)午前6時19分頃、館山港内で、 「貨物船『THOR G LORY(トールグローリー)』が走錨し、座礁した」旨通報がありました。同 貨物船の船長は、頭から出血しており、午前10時44分、第三管区海上保安 本部から「災害派遣要請」を受けた海上自衛隊所属のヘリコプターに吊り上げ 救助され、病院に搬送されました。その後、同貨物船 の引き出し作業を行いましたが、油の流出等もなく、 無事終了しました。 ○台風26号によって発生した伊豆大島土砂災害で、行方不明者の海上捜索 (三本部・銚子・横浜・清水・下田・羽田航空・羽田特救、10月) 10月16日(水)未明、伊豆大島で、台風26号による大規模な土砂災害 が発生したことを受け、第三管区海上保安本部は、現地に巡視船艇や航空機、 潜水士等を派遣し、捜索や調査を行いました。 また、日本赤十字社の要請を受け、羽田航空基地所属のプロペラ機で、医師 や医療物資等の空輸も行いました。 ○西之島の南南東で海底噴火 新島が出現 (三本部、11月) 11月20日(水)16時17分頃、羽田航空 基地所属ジェット機が、海域火山である西之島の 南南東約500メートル付近の海上に直径20 0メートル程度の新島が出現し、黒色の噴煙を上 げている様子を視認しました。噴火活動は現在も 継続しています。 ○巡視船「あきつしま」就役 (横浜、11月) 11月28日(木)、新造巡視船「あきつし ま」が完成し、ジャパンマリンユナイテッド株 式会社において引渡式が行われ、横浜海上保安 部に配属となりました。 巡視船「あきつしま」は今後、様々な業務に あたります。