...

安全農業推進課(PDF:23KB)

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

安全農業推進課(PDF:23KB)
5
安全農業推進課
(1)施策の概要
ア
「食の安全・安心対策」
(ア)「ちばエコ農業」等環境保全型農業の推進
a
「ちばエコ農業」の推進、エコファーマーの認定促進
環境にやさしい農業と消費者の信頼を得る安心な農産物の安定供給を図るため、農薬と化学肥料
を通常の半分以下に減らして栽培する「ちばエコ農産物」の産地拡大を推進する。
このため、「『ちばエコ農業』生産者協議会(仮称)」の設置による生産者のネットワーク化の
支援や産地育成・販売促進等をサポートする産地アドバイザーを設置する。
また、「ちばエコ農業」に対する理解の促進を図るため、「ちばエコ農業」推進シンポジウムを
開催する。
さらに、「ちばエコ農業」の取組へ誘導できる、土づくり・減化学肥料・減化学農薬の3技術を
導入する「エコファーマー」の認定を促進する。
b
有機農業の推進
農業の自然循環機能を増進し、生物多様性の保全にも資する有機農業を推進するため、「有機
農業推進法」に基づく「千葉県有機農業推進計画(仮称)」を策定するとともに、有機農業者の
主体的な取組を支援するため、有機農業の取組の紹介や有機農業に必要な機械施設等の導入助成
などを行う。
c
適正施肥・土壌保全の推進
環境への負荷を低減し、持続的な農業を実現するため、土壌分析・診断や「施肥基準」に基づく
適正施肥を推進するとともに、家畜排せつ物、稲わら等の有機性資源の循環利用や化学肥料節減等
の取組を促進する。
また、地球温暖化に係る土壌由来の温室効果ガス発生量を把握するため、土壌実態調査等を実施
する。
(イ)食の安全・安心体制の整備
a
適正な食品表示の推進
食品表示の適正化を図るため、食品の表示相談窓口での対応、販売店などへの巡回指導、食品
表示ウオッチャーの配置及びDNA鑑定等により、消費者が安全で安心な農林水産物を適切に選択
できるよう、JAS法に基づく食品品質表示の指導等を行う。
b
農薬の適正使用の推進
農薬の安全・適正使用を推進するため、使用者・販売者を対象とした研修会の開催、立入検査・
指導、農薬管理指導士の認定等を行うとともに、地域特産作物の安定生産を図るため、農薬の適用
拡大のための各種試験を実施するとともに、県産農産物の出荷段階における残留農薬を分析・公表
し、農薬の適正使用の徹底を図る。
- 57 -
c
カドミウム等重金属の実態把握、抑制対策
食品中のカドミウム含量の国際基準値の決定を受け、国内法も改正される予定であることから、
安全・安心な農産物を生産していく上で必要な県産の水稲、野菜などのカドミウム含量の実態調査
及び吸収抑制対策を実施する。
d
GAPの普及推進
消費者の安全・安心な農産物に対する関心の高まりに対応するため、ヨーロッパで制度化され、
日本においても今後の普及が見込まれる適正農業規範(GAP)の普及を推進する。
e
遺伝子組換え作物に関する情報提供等
消費者等に遺伝子組換え作物に関する情報を提供するため、講演会等を開催するとともに、
遺伝子組換え作物が栽培された場合の一般農作物との交雑や混入による生産・流通上の混乱を未然
に防止するため、栽培に関する指針を策定する。
(ウ)植物防疫対策の推進
適切な病害虫防除を推進するため、発生予察情報の迅速な提供や農薬を減らす新たな防除技術の
確立を図るとともに、ミバエ類等の侵入に対処するための警戒調査を実施する。併せて、水稲の
省力的かつ効率的な防除である農林水産航空事業の安全対策を徹底する。
(エ)食育の推進、食と農林水産業の理解増進
「食育」を総合的かつ計画的に推進し、地域に根ざした県民運動としての展開を図るため、県が
新たに提案する「ちば型食生活」の普及啓発や農業県ちばの特徴を生かした食育政策の検討、
「ちば食育ボランティア」の募集及び地域リーダーの育成、ちばの食育推進県民大会の開催、
小・中学校における「食と農の体験学習」、食育ボランティア、食育サポート企業、生産者等が
連携した「食と農と産業モデル事業(食育探検ツアー)」等の広範な取組を実施する。
- 58 -
(2)
施策一覧
ア「食の安全・安心対策」
(ア)「ちばエコ農業」等環境保全型農業の推進
新
対策名
事 業 名
事業主体
規
「ちばエコ 「ちばエコ農産物」
農業」等環 生産販売推進事業
境保全型農
業の推進
有機農業支援事業
新
(A+B+C+D)
左
記
国費(A)
負
県費(B)
千円
18,035
県
5,000
5,000
8,000
2,500
県
6,755
全農千葉
県本部
8,400
千円
の
県
規 営農集団
等
適正施肥・土壌保全対
策事業
総事業費
3,000
担
区
市町村費(C)
千円
18,035
千円
分
県予算額
その他(D)
千円
(A+B)
補助率
千円
18,035
事
業
内
容
「ちばエコ農業」の拡大を図るため、「『
ちばエコ農業』生産者協議会(仮称)」の
開催や産地育成等をサポートする産地アド
バイザーを設置するとともに、「持続農業
法」に基づき、土づくり・減化学肥料・減
化学農薬の3技術を導入する「エコファー
マー」の認定を促進する。
5,000
5,500
3,755
「有機農業推進法」に基づき、「千葉県有
機農業推進計画(仮称)」を策定するとと
2,500 機械・施設 もに、有機農業に必要な機械施設等の導入
導入支援 助成などにより、有機農業者の主体的な取
1/4,1/3 組を支援する。
6,755
2,520
5,880
- 59 -
2,520
30%
適正施肥と土壌保全を推進するため、主要
農作物の施肥基準の改訂及び啓発指導や土
壌診断への支援を行うとともに、土壌機能
の実態モニタリング調査等を実施する。
(イ)食の安全・安心体制の整備
新
対策名
事 業 名
事業主体
規
総事業費
(A+B+C+D)
左
記
国費(A)
の
負
県費(B)
担
区
市町村費(C)
千円
県予算額
その他(D)
千円
4,740
補助率
事
業
内
容
千円
4,740
千円
食の安全確保対策事
業
県
28,557
7,440
21,117
28,557
安全・安心な「千葉ブランド」農産物の確
立を図るため、出荷段階における県産農産
物の残留農薬分析を実施する。また、食品
中のカドミウム含量の基準が改正される予
定であることから、水稲や野菜等のカドミ
ウム含量の実態を把握し、吸収抑制対策の
確立を図る。
農薬安全使用対策事
業
県
5,160
2,241
2,919
5,160
農薬の安全・適正使用を推進するため、研
修会の開催、立入検査・指導などの啓発活
動を行うほか、農薬管理指導士の認定等を
行う。
また、地域特産作物(マイナー作物等)の
登録農薬を確保するため、農薬登録適用拡
大試験を実施する。
- 60 -
千円
(A+B)
県
食の安全・ 食の安全推進事業
安心体制の
整備
千円
4,740
分
農林水産物の原産地や名称等について、適
正な表示を推進することにより、消費者の
食品選択に対し、的確な情報を提供できる
よう、食品販売店等への指導を行う。また
、遺伝子組換え作物に関する情報提供を行
う。さらに、安全・安心農産物の生産体制
を確立するため、適正農業規範(GAP)
の普及推進を図る。
(ウ)植物防疫対策の推進
新
対策名
事 業 名
事業主体
規
植物防疫
対策の推
進
植物防疫推進事業
県
総事業費
(A+B+C+D)
17,003
左
記
国費(A)
の
負
県費(B)
8,275
担
区
市町村費(C)
分
県予算額
その他(D)
8,728
(A+B)
補助率
事
業
内
容
「植物防疫法」に基づく、病害虫の発生予
察や病害虫雑草防除指針の作成等により、
適切な病害虫防除を推進する。また、有人
ヘリコプター(農林水産航空事業)より、
農薬の飛散の少ない無人ヘリコプター及び
地上防除への移行を図るとともに、安全対
策の指導を徹底する。
さらに、本県で未発生のミバエ類等の侵入
に対処するため、警戒調査を実施するとと
もに、農薬を減らすなどの病害虫の新たな
防除技術の確立を図る。
17,003
(エ)食育の推進、食と農林水産業の理解増進
新
対策名
事 業 名
事業主体
規
食育の推進 ちば食育活動促進事
、食と農林 業
水産業の理
解増進
県
総事業費
(A+B+C+D)
千円
26,000
左
記
国費(A)
千円
の
負
県費(B)
担
区
市町村費(C)
千円
26,000
千円
- 61 -
分
県予算額
その他(D)
千円
(A+B)
千円
26,000
補助率
事
業
内
容
食育を総合的かつ計画的に推進し、地域に
根ざした県民運動としての展開を図るため
、農業県ちばの特徴を生かした食育政策の
検討、「ちば食育ボランティア」の募集及
び地域リーダーの育成、ちばの食育推進県
民大会の開催や「食」と「農」の体験学習
、食育探検ツアー等を実施する。
Fly UP