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提出された意見 - 電子政府の総合窓口e

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提出された意見 - 電子政府の総合窓口e
様
提
案
書
平成20年
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
式
3 月 17 日
様
郵便番号 550−0013
(ふりがな)おおさかふおおさかしにしくしんまち1ちょうめ8ばん3ごうはやしよつばしびる703ごう
住
所 大阪府大阪市西区新町1丁目8番3号林四ツ橋ビル703号
(ふりがな)きゃりあぶれいんずかぶしきがいしゃ
氏
名 キャリアブレインズ株式会社
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
注1 法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2 用紙の大きさは、日本工業規格A列4番とすること。
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
項目
該当部分
提案
2
1)提供サービス
地方自治体・環境協会、青年会議所等か 各自治体・市町村でのイベントを現在の携帯端末を
使い動画のダウンロードではなく最大24時間ストリー
らのイベント情報の提供
ミングによる動画配信をする事により地域TVの役割に
て市町村の活性化をする事を目的とする。
3
2)事業の実施主体
地方自治体、病院、警察、消防署、学校
郵便局、農協、市役所、役場などで連携
することが望ましい
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3G携帯での効率的なネットワーク構成と ネットワーク自体・新設備は構成する必要がないため
留意する点はないが、電波状況により携帯電話のアン
言う観念から留意すべき事項
テナ設備が必要になる場合がある。
3
4)端末の利用イメージ
ふるさとケータイ事業を展開するために
個別に新たな端末の開発・調達を行う
事の経済的・技術的な課題としてどのよ
うなものがあるか。
4
5)事業計画策定上の課題
各市町村でのイベントもしくは連絡事項を動画に載せ
るため各公共事業、動画配信する場所によって異なる
ため動画配信する内容によって連携する事が必要で
ある。
技術はあるので基本的には無いが、動画配信する上
で携帯キャリア側(au)のダウンロード規制の開放が
必要となる。現在docomo対応済みソフトバンクは本年
4月対応予定。開発がいらないため経済的にも問題が
少ない
ケータイ事業のノウハウなどは必要ないため基本的に
その他、事業計画を策定する上での課題 課題はないが動画自体を必要なためお知らせが出来る
としてどのような点があるか
たびに撮影が必要となる。
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の ふるさとケータイ事業の支援体制の構成
在り方
5
7)その他検討すべき課題
各市町村からの町おこしのための映像を預かりサーバ
に載せる場所を設置支援が必要。
各市役所などが好ましいかと考えられる。
ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体 課題はないが多くの方に動画により観光者などに町
化する上で検討すべき課題はどのような のいいところ知ってもらうために動画配信をしている事
を知ってもらう必要がある。(地域新聞にQRコードを載
事項が考えられるか
せてそこから接続してもらうなど)
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
CBC
Career Brains Corporation
モバイルストリーミングサービスを使った
ふるさとケータイプロモーション展開のご提案
提供:キャリアブレインズ株式会社
モバイルデータによるQRコードの必要性
1.携帯電話契約数の見通し
2.携帯電話のQRコードの保有率
3.携帯電話QRコード認知度
4.QRコード利用メディア
1.携帯電話契約数の見通し
携帯電話の契約台数は、2007年12月に1億52万4700件を超え、人口カバー率83%を超
えているまたこの内、インターネットに接続できる端末が80%を超えている。2009年度3月
にはパケット定額制加入者が5割を超えると予想されている。
2.QRコード読み取り機能付き携帯電話の保有率は9割
QRコード読み取り機能付き携帯電話・PHSの保有率現況は88.0%が『持っている』と回答してお
り、保有率は高い。キャリア別にみると、ほとんど差異がなくどのキャリアのユーザーも9割前後の保
有率であります。尚、複数台保有している利用者はどちらかが対応していれば『持っている』とカウン
トしています。
3.携帯電話QRコード認知度
QRコード読み取り機能の利用率の利
用状況をみると、『利用している』が54.
5%で半数を占めている『わからない/
知らないなど』を除いた比率は85.
4%であり、ほとんどの人が認知してい
ることが分かります。
したがってQRコードについて動画配信
をすれば少なくとも半数以上の利用者
は望まれると考えられる。また2009年
パケット定額制が全体の携帯電話保有
率の5割を超えると予想されてるのでQ
Rコードの利用率も上がると考えられる。
4.QRコード利用メディア
QRコードを利用した際にメディアの種類を見ると、『雑誌』が75.2%と他のメディアに比べ
て30ポイントの差があり、圧倒的に高い。続けて『パソコンのウェブサイト』が48.2%『ポス
ター、広告』が38.9%であります。したがって動画配信QRコードを載せるメディアの的が絞
れる。
■サービスを使った プロモーション展開案
システムを使った
「START! ふるさとケータイ 」
TVコマーシャル
の様に活用!
活きたイメージの
時代です!
地域情報や町のイベントをトリガーに
各都道府県、町のPRの促進を強力に支援!
独自の携帯TV動画配信
雑誌、ガイドからの動画配信
HPからの動画配信
■モバイルTVについて
ライブエンコーダーによりライブ配信が可能。24時間自社番組も作れる
ライブTVショッピング
都道府県別の携帯
TV番組が可能!
新規契約者・機種変更者に
ライブ配信!
撮影
ライブエンコーダー
サーバー
PCへの配信も可能
地域案内PRを
プライバシー保護のため、この外部画像の自動ダウ ロードが停止され した。この画像をダウ ロー して表示するには、メッセージ バーの [オプション] をクリック し、 [外部コ ンテンツを有効にする ] をクリック してください。
■ふるさとケータイ提案内容
各都道府県から市町村の携帯動画TV
を作り放送する事によりイベントや町の
紹介を紙面ではなく動画で観光者だけ
ではなく幅広い層に伝える事ができる。
○○町で「木育」公開講座を開
催しました
どんどんまつり
くるめ宝恵祭り
○○村の紹介
■プレイヤーインストールから映像再生まで
プレイヤーがインストールされていない携帯を自動判断し、されていなければインストールの画面に。
インストール終了後はプレイヤーが自動に立ち上がり映像を再生します。
ホームページから
プレイヤー有
映像プレイボタンを
クリック
映像を再生
プレイヤー無
インストール
画面へ
画面の指示に
したがって
インストール
QRコード
読み込み
■プレイヤー
プレイヤー機能
早送り、巻き戻し、一時停止はもちろんのこと、オプションで様々な機能を追加できます。
オプション機能
①.バッファリング中アニメーション機能 バッファリング中に都道府県のロゴやムービータイトルなどの表示が可能。
②.再生中リンクバナー プレイヤー内にリンクバナーをつけ、企業サイトに誘導が可能。
③.終了時リンク機能 動画が終了した後に指定サイトへの誘導が可能。
④.タイムテーブル機能 本編の中にCMを入れた配信が可能(CM入れ替えも間単に行えます)
オプション機能使用例
①都道府県名表示
CBC
④タイムテーブル機能
③リンク
モバイル
ソリュー
②リンクバナー
バッファリング
10~20秒
本編1再生
15分
モバイル
ソリューション
CM
15秒
市町村サイトへの誘導
モバイル
ソリューション
本編2再生
15分
終了
サイトへ誘導
サイトや別の映像へ誘導
「ふるさとケータイ事業」に関する提案(案)
提出者 :株式会社ソキエ
代表者 :小池 廣史
所在地 :東京都千代田区神田錦町2-5-11
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
提案
①地域の高齢者が使いやすいような機能を一 1)地域住民の安全・安心を目的としたサービス
◆『畑の中のSOS』サービス
部限定した携帯電話サービス
②GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児 農作業中に体の不調を感じた時など、緊急に連絡を取りたい場合、ワンプ
童の居所確認のためのモニタリングサービス
ッシュで自宅の電話、またはオペレータに連絡する。
居場所が不明な場合は GPS(位置情報)機能を用いて特定する。
近隣住民によるサポートグループを決めておき、緊急の場合に連絡を受
け、誰かが現地に出向ける体制を整える。
④台風や地震等の災害時等における関連情 ◆防災防犯情報通知サービス(同報メール)
報の提供
注意報や警報などの情報を同報メールで一斉に配信する。災害だけでな
く、不審者や詐欺行為の目撃情報なども通知し、高齢者を災害や犯罪から
守ることを目的とする。
<通知情報例>
・大雨、洪水、津波、土砂崩れ、土石流、などの注意報・警報
・熊の目撃情報
・不審者の目撃情報
・振り込め詐欺や悪質な訪問販売等の発覚情報
2)観光客への情報提供と地場産業の活性化を目的としたサービス
◆ふるさと情報サービス
③地方自治体・観光協会、青年会議所等によ ・地元の農協や直売所等の「旬の物産」や「特売情報」などの提供
るイベント情報の提供
・観光地の見ごろ情報(開花や紅葉など)やイベント情報の提供
・食事処や土産屋等の地元商店街マップ情報の提供
1/2
3
2)事業の実施主体
地域住民のニーズにきめ細かく対応できる者
・JV組織とする。
3
3)事業の基盤となるMVNOのイメージ
MNOの選択肢
(ステップ1)
無線LAN
携帯電話またはPHSベースを想定し、アプリケーション提供事業者として
(自治体、警察、消防、CATV会社、全国規模の連合体、等)
ふるさとケータイ事業を運営する。
(ステップ2)
CATVのネットワークを利用する。
4
4)端末の利用イメージ
選択肢
◆既存の端末を利用
経済的・技術的な課題
端末の設定を工夫することでサービスへの対応を図る。
登録番号以外からの着信と Web への接続は不可とする。
(『畑の中のSOS』サービスや防災防犯情報通知サービスなど、特定のサ
ービスの利用のみを希望する場合、特に高齢者を詐欺行為から守るため
に、サービス提供者や家族等以外からの着信を拒否が求められる)
◆軽量小型であること
首にかける、腕に巻く、といった方法で身につけられることが望ましい。
◆簡易なボタン操作であること
4
5)事業計画策定上の課題
システム運用の委託
システム運用、MNOとの調整等はMVNEへの業務委託が望ましい。
健全な収支計画
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体 支援体制
・自治体、警察、消防等からの情報提供ルートの構築
制の在り方
支援策
・緊急の場合に連絡を受け、誰かが現地に出向ける体制(近隣住民による
7)その他検討すべき課題
検討すべき課題
サポートグループ)
5
・利用者に対するサービス利用料金の補助
高齢者等の利用を促進するためには、なんらかの利用料金に対して補助
が必要である。また、端末の貸与も視野に入れる必要がある。
・事業運営に対する資金援助
・暗号化等による通話セキュリティの確保
・プライバシーへの配慮
・災害時の通信経路確保のための衛星利用
2/2
提案書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号
112-0006
(ふりがな)
とうきょうとぶんきょうくこひなた
住所
東京都文京区小日向2-1-6
(ふりがな)
こむふぁーすとかぶしきかいしゃ
氏名
CommFirst株式会社
(ふりがな)
だいひょうとりしまりやくしゃちょう
さとう
ともゆき
代表取締役社長 佐藤 智行
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提
出します。
なお、私どもの具体的な展望を添付ファイル「ふるさと沖縄 080414」
(MS パワーポイント)
にてご提案申しあげます。
別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
2頁
提案
2.1)ふるさとケータイ事業としてどの
地域密着型の電話サービス:①地域内通信料定額制、②音声認識
ようなサービスの提供が考えられるか。また、サ
+オペレータの音声制御電話、③コミュニティ閉域放送機能、④
ービス展開を行う際に留意すべき事項は何か。
GPS 電話機位置識別
地域密着型の音声情報サービス:①高齢者、視聴覚障害者など、
印刷物及び PC/インターネット媒体で情報入手が困難なグルー
プ、及び外国人居住者に対する行政情報の提供方法の拡大、②外
国人など外来観光客等に対する情報提供
地域密着型教育サービス:ネットワークを介した①生涯教育、介
護教育、語学研修等のオンディマンド提供
3頁 2.2)この点、本事業の実施主体として、 MVNO としては、提案者が実施する。
3
2)事業の実施主体
具体的にどのような者が想定されるか。
MNO としては、適当な第3セクター企業を設立。
3
3)事業の基盤となる MNO のイメ
3頁 2.3)基盤となる MNO は多様な選択肢
本提案では、沖縄県に既にある沖縄県総合行政情報通信ネットワ
ージ
が考えられる、MNO 選択の留意点、ローミング、 ークをバックボーンとし、これに対するアクセス手段として
MNO への期待。
WiMAX を敷設し MNO を構成する。情報ハイウエイを構築して
いる他県においても検討に値する。UQ コムとのローミングは技
術的には可能。
4
4)端末利用のイメージ
4頁
2.4)端末の開発・調達を行うことは多
額のコストを要することとなり、
WiMAX で、
「ラジオ電話」というジャンルの端末を提案。サー
ビス機能は閉域ラジオ、電話機能に限定するが、呼設定等はオペ
レータアシスト+音声認識による物を新設計する。開発費は助成
金負担とし、全世界の WiMAX で利用可能とする。
4
5)事業計画策定上課題
4頁 2.5)MVNE 云々、MNO の情報開示云々、 地域 WiMAX をベースにインフラ(MNO)とサービス(MVNO)
等の事業計画策定上の課題
を同時にチームで検討することで情報疎通上の問題は解決され
る。提案者は MVNO を首謀するが、一方で MNOE としても機
能したい。
4
5
2.6)具体的な支援体制、支援策、留意
MNO を第3セクターで構成するに当たっては、責任者の権限、
6)ふるさとケータイ事業に係る支
4頁
援体制の在り方
事項
ガバナンスの態勢を十分に議論すべきである。
7)その他検討すべき課題
5頁 2.7)検討すべき課題
沖縄県以外にも多くの県で情報ハイウエイ構想を作ってきてい
るが、適当なアクセスが無いために利用が限られている現実が想
定される。地域 WiMAX で新たな展開が期待される。
コミュニティ密着型サービス事業
(ふるさとMVNO事業)の提案
世界と直結したふるさとコミュニティの創造
沖縄県の場合
2008年4月
We put Communities’ interests First.
CommFirst株式会社
コミュニティと世界を繋ぐCommFirstふるさとケータイ電話
コミュニティ
CommFirstふるさとケータイ電話
WiMAX
WiFi
コミュニティは
ふるさとMVNOで
世界とIPネットワーク接続
WiFi
日本全国
WiMAX MVNO+沖縄県総合行政情報通信ネットワーク+CommFirst電話サービスにより
CommFirstコミュニティはIPネットワークで世界と直結
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
2
CommFirstの提案その1: MNOプラットフォーム事業
• 「沖縄e-islandチャレンジプラン」により、平成15年に運用
開始された「沖縄県総合行政情報通信ネットワーク」のバック
ボーンと、地域WiMAXによる低廉な無線アクセス網を組み
合わせたMNOを構築します。(CommFirstはMNOE)
– MVNOに解放することで多彩なコンテンツ創出の機会を作ります。
MVNOの事業
沖縄県総合行政情報通信ネットワーク
MNOの事業
WiMAX
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
3
CommFirstの提案その2: MVNO事業
•
CommFirstはMVNOとして、格安料金で利用できるVoIP
サービス(ふるさと電話:仮称)を提供します。
–
–
–
格安料金で利用できる国際VoIP、国内VoIP通話サービス。
格安な定額料金プラン(従量料金0円)でのMVNO域内通話サービス。
ふるさと電話の低価格は、更に多彩な音声を利用したサービス・コンテンツ
を誘発します。
CommFirst VoIPサーバー
国際電話VoIP中継網
沖縄県総合行政
情報通信ネットワーク
NTT-PSTN
既存携帯電話網
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
4
CommFirstの提案その3: WiMAX放送プラットフォーム事業
• ふるさと行政放送(仮称)
– WiMAXケータイ電話機にほんの少し機能追加をするだけで、放送相
手を特定することのできる「ふるさと行政放送」が可能になります。地
域特定、地域行政機関職員特定など、様々な用途が考えられます。
– 既存の防災行政無線システムを補完するのみでなく、様々な地域行
政情報、コミュニティ情報配信を目的とした使い方が可能で、コミュニ
ティ住民への肌理の細かい情報配信サービスを可能にします。
• ふるさと教育放送(仮称)
– 日本国内外の精選された優良コンテンツを提供します。
– プッシュアウト型及びインタラクティブ(双方向)型の放送サービス。
– 団塊世代の生涯教育、語学教育、外国人介護士養成通信教育など
のセルフスタディ型のコンテンツの放送。
– 要介護高齢者向けエンターテインメント、外国人及び外国語学習者
向け母国ニュースなど多彩なコミュニティ向け映像コンテンツの配信。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
5
沖縄県総合行政情報通信ネットワーク
地域WiMAXによるアクセス網
MNOプラットフォーム事業の可能性
MVNOの提供するサービスの可能性
MNOプラットフォーム事業と、
MVNOのサービス
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
6
沖縄県総合行政情報通信ネットワーク
:自営多重無線回線
北部合庁局
:自営光ファイバー
:自営海底光ファイバー
:衛星回線
:中継局
本部
八重岳
多野
中部地方局
宮城
前田
南部合庁局
県庁局
南部土木局
北大東村局
渡嘉敷
与座
久米
与那国
西表
石垣
南大東村局
米須
宮古
伊良部
多良間
八重山支庁局
山川
宮古支庁局
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
7
地域WiMAXによるアクセス網
市町村
人口
面積(Km2)
発着信呼量
基地局数
那覇市
312,415
39.04
304.68
4
浦添市
107,980
19.09
105.31
2
宜野湾市
89,072
19.69
86.87
1
与那原市
15,620
4.87
15.23
1
南風原町
33,176
10.72
32.35
1
豊見城市
53,226
19.45
51.91
1
沖縄市
131,521
49.00
128.26
2
西原町
33,613
15.84
32.78
1
北谷町
26,881
13.63
26.22
1
北中城村
16,069
11.53
15.67
1
1,361,594
2,274.59
1,347.60
59
・発着信呼量は、既存電話網の
20%を想定
・1基地局当たり最大100erl
・1基地局エリアは最大半径5Km
IX:東京
・・・・・
全県計
沖縄県総合行政情報通信ネットワーク
WiMAX基地局 →
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
8
MNOプラットフォーム事業の可能性
•
•
•
WiMAX+ACRの投資額として、1基
地局あたり1700万円を仮定
総投資額は約10億円
新規投資部分の1契約者当たりの原
価償却費は734円/年
検討が必要であるが、音声に限定すれば適当
なコーデックを使う事で、既存の1.5Mb/sの
回線で実用可
IX 東京
– 沖縄県の人口の20%が、加入契約を結
んだと仮定する
– 償却期間は5年
•
既存設備と仮定
以下の条件が整えば、子供から高齢
者まで利用可能な、相当魅力的な価
格が設定できる。
•
CR
CR
CR
CR
ER
ER
ACR
ACR
DNS,
DHCP,
RADIUS
– 既存の沖縄県総合行政情報通信ネットワ
ークの無償利用
– 東京IX接続のための専用回線の無償利
用
新規投資
GW
投資額に助成が必要です
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
9
MVNOの提供するサービスの可能性
•
ラジオの様なWiMAX電話機を開
発します。(ラジオ電話:仮称)
– 低廉な電話サービスを提供します。
– 発信では音声認識で接続先を理解
するので、ダイヤルは要りません。
– 会話が困難な方、高齢者、外国人に
はオペレータも対応します。
– 複数のチャンネルを定義できるマル
チキャスト音声放送機能付です。
– マルチチャンネル機能を使い、緊急
災害情報などをマルチリンガル放送
すれば外国人居住者、観光客にも便
利なツールです。
– ラジオ電話はGPS機能付き。大切な
家族の居場所が解ります。
行政放送
電話オペレータ
音声認識サーバー
家族放送
音声自動
認識
放送交換機
電話交換機
沖縄県総合行政
情報通信ネットワーク
ラジオの
様な
電話機
• 開発に助成が必要です。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
GPS付き
10
CommFitastが推進するサービス事業
CommFirstの通話サービスの特徴
CommFirstの
MVNO事業が提供するコンテンツ
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
11
CommFirstが推進するサービス事業とは?
•
地域(コミュニティ)に居住する外国人や高齢者のコミュニケーション・情
報・生活支援サービスのニーズを強力にサポートする。NPO法人などと
積極的に協力し、外国人や高齢者(及び定額所得者等)に住みやすいコ
ミュニティを創造します。
•
CommFirstCall(電話サービス)、行政情報サービス、地域NPO法人が提
供するサービスなどをアグリゲートしたコミュニティサービス総合プラット
フォームを高い対費用効果で効率的に提供します。
•
既存の通信インフラ(固定、携帯、ISP)を有効利用しつつ、WiMAXMVNOとして、 VoIP技術と自動音声認識、合成、IVR, 自動翻訳などの新
技術を駆使し、地域のビジネス、経済の活性化を推進します。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
12
特徴
いまどこ?安心サービス
孤立しにくい電話サービス
CommFirstの
電話サービス(CommFirstCall)
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
13
CommFirstCall の特徴
•
•
既存の全ての通話端末から簡単に使え、特別な端末の開発は不要。
国内、国際共に通話料金は日本国内最安値レベルの超格安サービス。
–
•
自動音声認識・音声合成技術を使うことによって、行政サービス、広報、
ニュースなどのコミュニティ密着型の情報サービスを低コストで提供できる。
同じ技術と仕組みを使い、地元商店街のEコマース化や、コミュニティ密
着型の情報を全国・全世界へ発信できる。
–
–
•
Webコンテンツ+音声コンテンツの高度な融合は世界でも類を見ないサービスになる。
Web-centricなユーザー(若年層)と音声-centricなユーザー(高齢者層)がシームレスにコミュニ
ティ情報を共有できる。
自動音声通訳機能も取り入れ、コミュニティの国際化を推進する。
–
•
月平均5千円~1万円/世帯、年間10万円/世帯の家計支出削減を想定。→削減した家計支出で
世帯が必要とする新たなサービスの導入が可能。
言語の壁と国境を越えたコミュニティ情報の共有が可能。マルチリンガルで情報発信すれば、外国
人居住者や旅行者ともスムーズにコミュニティ情報の共有ができる。
内線番号機能、ボイスメール、電話会議機能などの便利なコミュニティ
PBX機能もASPモデルで提供。
–
IVR (自動音声応答)ガイダンス機能と組み合わせれば、簡単に電話会議を開催できて効果的。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
14
いまどこ? 安心サービス
•
ラジオ電話(GPS付)及びWiMAXネットワークによる高精度位置決め機
能を使い、いつでも家族がリアルタイムにお互いの居場所を正確に知る
ことができる。街にいても、電車・地下鉄に乗車中でも、学校に居ても、
その他公共施設にいても・・・だから家族は安心。
MiMAXによるふるさとIP網
WiMAX基地局
GPS
GPS
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
15
孤立しにくいCommFirstCall
• 衛星回線のインターネットネットアクセスがあれば安心です
電話サーバー
ふるさとIP網
WiMAX基地局
NTT固定網
2008/4/14
地上回線障害
山村のふるさとコミュニティ
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
16
沖縄県の外国人コミュニティと外国人観光客
外国人コミュニティ向けサービス
CommFirstの
MVNOの外国人向けコンテンツ
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
17
沖縄県の外国人コミュニティと外国人観光客
•
•
沖縄には約7,200人の外国人が広範な地域に広く薄く分布して居住していて均一な行政サ
ービスの提供が困難(約45,000人の米軍関係者を除く)。
年間174,600人の外国人が沖縄を訪問(対前年比+88% 平成19年度沖縄県観光商工
部統計)。外国人観光客の誘致拡大はシニアマーケットの拡大と並んで「ビジットおきなわ計
画」の最重点目標の一つで、急速に拡大中。
地域(コミュニティ)
人口 (人)
面積(平方㌔)
外国人登録者数
人口比
那覇市
312,415
39.04
1,546
0.49%
沖縄市
131,521
49.00
929
0.71%
89,072
19.69
907
1.02%
浦添市
107,980
19.09
488
0.45%
うるま市
116,405
86.10
423
0.36%
西原市
33,613
15.84
306
0.91%
読谷村
38,577
35.17
288
0.74%
北谷町
26,881
13.63
262
0.97%
名護市
58,725
210.26
258
0.44%
466,631
1,786.77
1,801
0.39%
1,381,820
2,274.59
7,208
0.52%
宜野湾市
その他の地域
沖縄県全域
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
18
外国人コミュニティ向けサービスの例
NPOの活動を支援
するためのプラッ
トフォームを提供
する。
NPO:通訳センター
WiMAX基地局
MiMAXによるふるさとIP網
市役所など自治体
が持つ外国人向け
行政サービス情報
などの膨大なテキ
スト情報を自動音
声化技術で低コス
トで音声ファイル
化し、IVRを効果
的に使って音声
(電話)で簡単に
情報配布できる。
固定網によるIP網
病院で通訳
店舗で通訳
WiFi/WiMAX
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
19
ふるさと行政放送
グループ指定放送
ふるさと教育放送
CommFirstの
WiMAX放送プラットフォーム事業
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
20
ふるさと行政放送
• CommFirstのサービス加入者を対象に、 WiFi/WiMAXラジ
オ技術を使って、地域指定、個人指定、家族指定、なんでも
指定して限定した放送が可能。例えば、自治体の防災行政
無線放送サービスをCommFirstのネットワークで行えば、
– 持ち主がスイッチを入れなくても放送者がスイッチを入れられる防災
ラジオ放送が可能。もう、屋内にいて緊急時の防災行政無線放送が
聞こえなかったなんてことはなくなる。
– 防災無線放送は、嵐や集中豪雨の警報だけではない。「緊急地震速
報」を流すなら、「震度4、地震到着までカウントダウン。あと15
秒・・・・3秒,2秒,1秒」こんな緊急放送も可能(峡域詳細情報)。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
21
ふるさと行政放送
集中豪雨が来ま
す!The area
is bracing for
an extraheavy rainfall
today!
気象庁
市役所マルチリンガル放送センター
小学校の運動会は雨天
中止です!No sports
meeting at the
school today, due to
the heavy rainfall
expected.
緊急地震速報マルチリンガル音源センター
WiMAX基地局
WiMAXによるふるさとIP網
WiMAX
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
震度4の地震が来ま
す!15, 14, 13・・・
3,2,1秒 Level 4 earth
quake will soon hit
your area! 15
seconds to arrival,
14, 13, ….3,2,1
22
グループ指定放送
•
•
•
全員に一斉にメッセージを送り、お互いの居場所を知らせることが可
能・・・だから家族で使えばもっと安心。
地元のNPO法人などが情報放送サービスを提供できる。
マルチリンガル放送にすれば、外国人居住者、長期滞在者への緊急放送、
ラジオ電話を携帯する外国人観光客へのガイド放送も可能。
WiMAX基地局
WiMAX
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
23
ふるさと教育放送
•
•
•
•
【CommFirst World IPTV】(有料)に加入すると、世界中のテレビ番組か
ら好きな番組を録画し、いつでもどこでも視聴できます。
加入者には最新のデータセンター内の共有設備からIP配信するので、イ
ンターネット接続さえあればOK。
世界各国の主要都市にCommFirstが地上波TVの受信ノードを設置し、
視聴者の受信をCommFirstが代行し、ネット経由で番組をIP配信(コン
テンツの放送権の交渉はCommFirst又はコンテンツ・パートナーが行い
ます)。
検討中のコンテンツの例
– 日本国内外の精選された優良コンテンツ
– 団塊世代の生涯教育、語学教育、外国人介護士養成通信教育などのセルフ
スタディ型のコンテンツ
– 要介護高齢者向けエンターテインメント
– 外国人及び外国語学習者向け母国ニュース
– 多彩なコミュニティ向け映像コンテンツ
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
24
映像配信系共通インフラ
海外コンテンツサーバー
海外ロケフリ
映像サーバー
国際IP網
CATV局
WiMAXによるふるさとIP網
WiMAX基地局
WiMAX
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
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CommFirstのコミットメント
• MNVOとして、コミュニティ居住者のニーズにマッチした多様
なマルチメディア・コンテンツサービスを構築します。
– 格安電話サービス(CommFirstCall)
– 自動音声認識、音声合成、自動翻訳等の技術を駆使したコンテンツ
サービス
• IVR(自動音声応答)ガイダンスを効率的に用いた、音声による、高齢者
向けの情報サービス
• 同上、外国人向けマルチリンガル情報サービス
– WiMAXによるふるさとIP網をベースにした映像配信プラットフォーム
を使ったコンテンツ配信サービス。地域・コミュニティの情報を日本全
国そして世界に発信できます。
– 様々なコミュニティメンバーのニーズに合った優良コンテンツを世界中
のコンテンツから精選してお届けします。
• MNOEとしてMNOのネットワーク構築を支援します。
2008/4/14
CommFirst, Inc. All Rights Reserved 2008
26
提 案
書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号
900-0006
住
所
沖縄県那覇市おもろまち 4-19-30
氏
名
株式会社ジェイティービー
沖縄事業推進本部
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙の通り提案を提出します。
2008/04/14
JTB 沖縄事業推進本部
「ふるさとケータイ事業」に関する事業アイデア
沖縄を訪れる観光客は、年間 587 万人(2007 年)で、増加傾向にあります。沖縄県では、2016 年に
観光客 1000 万人誘致を目標に掲げ、現在、県・自治体・観光産業業界一丸となって目標必達を
目指しております。
その実態をみてみると、フリー行動の旅行者が70%以上を占め、観光つきパッケージや団体旅行
は減少傾向、来訪者の70%以上がリピーターという現状もあり、新たな観光資源の開発が急務と
なっております。
観光客の動向に呼応するようにレンタカーの登録台数は急増しており、ここ10年で4倍以上の増
加(約 2 万台)となっており、旅行者の移動を支える手段となっております。
本件を提案するに当たり、以上の状況を踏まえ、ご提案させていただきます。
項目
1)提供サービス
該当部分
提案
情報配信サービス
沖縄ケータイとして沖縄県内エリア限定で、情
観光客中心から地域住民へ
報配信を行う。沖縄のゲートウェイである空港
にて、貸し出し。観光客にとっての手放せない
情報ツールとしての位置付けにしてゆく。沖縄
地域住民に対しては、インフラ・情報整備が整
い次第、順次利用を広げてゆく。
<情報イメージ>
・台風、天候情報
特に台風については、生死にもかかわるような
危険情報にもなりうることも想定され、観光客に
周知させることは、必要不可欠。また、沖縄に
おける天候情報については、地理的な観点か
らも、非常に予報が難しいようである。新たに
「沖縄専門天気」という情報ネットワークの構築
できれば、地域住民にとって、必要な情報にな
りうる。
・観光情報
沖縄県についての観光情報の配信は、各メデ
ィアを通じて活発に行われてるが、観光資源の
開発も兼ねた形ではないというのが実情であ
る。①今ある観光情報、②これから発信してゆ
く観光情報、③どこかに眠っている観光資源、
この 3 つを同時並行でとらえてゆくことで、新た
な観光情報の形を作り上げてゆき、配信してゆ
く。
また、行政サービス情報、生活情報等もあわせ
て配信してゆくことにより、地域住民にとっても
欠かせないインフラ事業展開にしてゆく。
2)事業実施主体
自治体(県)・地方公共機関等
情報インフラとして欠かせないものは、①信頼
の公的機関
性、②情報収集力・インフラ開発力の 2 つであ
る。
よって、事業実施主体は、自治体・地方公共機
関が、望ましい。情報収集・インフラについて
は、官民で協力体制を組み組み上げてゆくこと
が望ましいと考える。
3)事業基盤となる
沖縄県の MNO 事業者
MNO のイメージ
自治体が、中心で行ってゆく上で、一事業者
だけのインフラだけというのは、あまり望ましくは
ないが、沖縄県にて大きなネットワークを持っ
ている、MNO 事業者と協調してやってゆくのが
望ましいと考える。
4)端末の利用イメ
観光客と地域住民に対しての使
・対観光客について
ージ
い分け
那覇空港(県内自治体窓口)にて、貸出。
県内通話無料(貸出端末同士)。
情報通信(パケット)は、指定サイトのみ無料。
・対地域住民について
県内通話割引(指定端末同士)。
情報通信(パケット)は、指定サイトのみ無料。
※導入当初2年くらいのイメージ。実際の事業
化にあたり、収支バランスを勘案し再度料金設
定。
※端末のイメージについては、既存のものを利
用。通信エリア限定での展開を想定。
5) 事 業 計 画 策 定
自治体との連携とビジネスモデ
・自治体(県)・地方公共機関等の公的機関
上の課題
ル化
や、各参画事業者の設定
数年後のビジネスモデル化にあたり、
・MNO による、金額的な協力が数年間必要と
なる。
・利用者からの収入の仮説の設定。
・観光関連事業者をサプライヤーとしてゆく上
での仮説の設定。
6)ふるさとケータイ
官民をあげた体制作り
・県内の大きなプラットフォームとして育ててゆ
事業に係る支援
くために、官民をあげた体制作りが不可欠。
体制のあり方
・特に観光については、情報集約と情報発掘
の2つの観点で進められるような組織体も必要
と思われる。
7) そ の 他 検 討 す
べき課題
ビジネスモデル化について
この、情報インフラの受益者は、観光客が中心
となっているが、地域住民のためのインフラを
維持してゆく上で、ビジネスモデル化が望まし
いと想定。
提
案
書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
〒650-0027
ひょうごけんこうべしちゅうおうくなかまちどおり
兵庫県神戸市中央区中町通2丁目3番地2号
住友生命神戸駅前ビル7階
かんさいぶろーどばんどかぶしきがいしゃ
関西ブロードバンド株式会社
代表取締役社長 三須 久
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり
提案を提出します。
別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
項
項目
該当部分
提案
2 1)提供サービス
現在普及している携帯電話の機能やサービス等と比較して重複しない新規
性を有する事が重要であり、既存携帯電話のサービスモデルとの差別化を
図れるサービス領域が「ふるさとケータイ」としての新しいサービス領域であ
図れるサ
ビス領域が「ふるさとケ タイ」としての新しいサ ビス領域であ
ると考えます。例えば、米Jitterbug社の「OneTouch」端末の様な誰もが簡単
なボタン操作で緊急通話やオペレータ通話等の音声通話が可能となるサー
ビスモデルは我が国内に於ける既存の高齢者向け携帯電話と比べ、非常
に操作が簡単であり、且つオペレータが介在することでよりきめ細かいユー
ザ満足度の高いサービスの提供が可能になると考えます。
また、老若男女を問わず、全ての利用者にとって簡単でわかり易い、更に
は殆ど無意識に利用できるユーザビリティの高いアプリケーションを利用し
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の2ページ目
たサービスの提供が必要であり、サービスコンテンツとしては、左項①~⑥
①地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定したサービス。
に加え、地域毎の社会ニーズに応じて例えば以下のサービスが考えられる
②GPS機能を用いた高齢者や児童の居所確認のためのモニタリングサービ
ものであるが、地域の抱える課題として「過疎・高齢化・格差」の共通項に対
ス。 ③地方自治体・観光協会、青年会議所等によるイベント情報の提供。
する問題解決を実現することが求められるものと考えます。
④台風や地震等の災害時等における関連情報の提供。
■サービス案
⑤介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連
⑧高齢者等の給食の注文や、共働き世帯等も含めた地域の小売店に対す
絡手段としての活用。
る共同購入・共同配達を利用する為のサービス。
⑨オンデマンド交通サービスに対する予約や運行状況の確認等のサービ
ス
ス。 ⑩介護サービ
⑩介護サ ビ
スの一環として携帯端末に付属する計測器を利用したバイタル情報の計測
や集計やテレビ電話機能を利用した問診等のサービス。
⑪「行政情報伝達サービス」として、既存のオフトーク通信や防災無線から
の移行や併用に、音声の直接配信や受信したeメールの自動読上げによる
行政情報の(一斉)伝達と受信者の確認機能を有した告知放送サービス。
例えば、卓上アタッチメントに携帯端末をセットすることで外部スピーカーや
パトライトとの連動が可能になることも想定しております。
3 2)事業の実施主体
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の3ページ目
「ふるさとケータイ事業は各地域の実情に応じて地域住民のニーズにきめ細
かく対応できる者(例えば、地方自治体、病院、消防署、学校、郵便局、農協)
が連携することが望ましい。
MVNE事業者が中核を成して対象地域に対してMVNO事業者の立ち上げ
や、行政機関・その他関係機関・団体等との提携関係を構築します。
MVNO事業者は、当該地域に在籍し、事業整合性の高い活動を行なってい
るNPO法人や商工会(商工会議所)の青年部等を想定します。
3 3)事業の基盤となるMNOのイメージ
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の3ページ目
①MNOの選択肢としては、第三世代携帯電話(3G)。加えて部分的にフェムト
セルを設置する。
②本事業は特定の地域においてMVNOがサービス提供を行なうことをイメー
ジしているが、端末をMVNOのサービスエリア外に持ち出した場合、MNOと
ローミング。
①国内の多くの地域でもっとも普及しカバーエリアの高い第三世代携帯電
話をMNOとして想定し、部分的にはエリアのカバレッジを高める方法として
移動通信用鉄塔施設整備やフェムトセルの設置との連携を想定します。
②MNOとのローミングによるシームレスなサービスの提供により「いつでも・
どこでも」サービスの利用が可能となるユビキタスな環境下でのサービスの
構築を想定します。
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の4ページ目
個別に新たな端末の開発・調達を行なうことは多額のコストを要することとな
り、相当の困難を伴うと考えられる。
今後、協議会等の発足が考えられる場合、組織的に端末の基礎的な要件
を標準化して、2~3パターン程度の端末仕様に集約しモデル化を行なうこ
とが可能ではないかと考えます。
更に、地域の実情に応じたサービスを実現する為に、誰でもアプリケーショ
ンの開発に取組める様にプラットフォームの仕様を公開する必要があるも
のと考えます。
3 4)端末の利用イメージ
4 5)事業計画策定上の課題
4 6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
国やその下部の協議会等の組織によりMNOに対して卸電気通信役務の対
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の4ページ目
価や接続料の交渉・契約の締結までの一環とした支援が行なわれることが
具体的な事業計画を構築していく上で健全な収支計画を策定することが前提
望ましいと考えます。更に、前述の「支援」という内容よりも踏み込み、卸電
となるが、他方MNOによる卸電気通信役務の対価や接続料について情報開
気通信役務の対価や接続料を約款等の形で制度化されることも望ましいの
示が行なわれていない。
ではないかと考えます。
現在、国や地方自治体が情報通信基盤整備事業に対して交付金や助成金
別紙1「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集の4~5ページ目
等の財政支援が行なわれているが、ふるさとケータイ事業に於いても同様
①具体的にどのような支援体制を構築していくことが効果的か。
②具体的にどのような支援策を講じられることにより、ふるさとケータイ事業の に財政支援が行なわれることが望ましいものと考えます。また、整備が行わ
れた後の事業の運営係るコストについても財政支援が行なわれることが望
推進
図
る
期待さ る 。
推進が図られることが期待されるか。
ましいと考えます
ましいと考えます。
ふるさとケータイ事業を広く普及させる為には、国内を広範囲に、継続した
広報活動が必要であると考えます。
5 7)その他検討すべき課題
(ふるさとケータイの運営イメージ)
(IP告知放送端末)
音声告知放送
(役場)
介護福祉センター
防災センター
コミュニティ バス
行政機関との連携
携帯端末利用
(一例)
防災・防犯機関との連携
医療・介護・福祉機関との連携
交通機関との連携
コールセンター
(運営窓口)
ふるさとケータイの
障害対応
障害発生
提 案 書
平成20年4 月14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号 778-8501
とくしまけんみよししいけだちょうしんまち
徳島県三好市池田町シンマチ1500番地2
みよししちょう
三好市長
たわらてつたろう
俵 徹太郎
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
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5
7) ߘߩઁᬌ⸛ߔߴ߈⺖
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別紙2
『けんこうケータイ』 のサービスイメージ
地域医療機関
自治体
正常範囲から逸脱した
場合に通知
運営管理
緊急時通報機能
健康情報ポータル
コミュニティ
測定情報グラフ
健康情報を毎日収集
携帯のほか、PCやテレビでも自分の
健康情報を閲覧可能
『けんこうケータイ』
けんこうケータイ』サービスのメリット
・自分の健康情報が毎日反映される
・地域の住民との比較、励まし
→継続利用を促進、健康の継続
・健康情報ポータルによるコミュニケーションの活性化
・地域医療機関、自治体との連携
体脂肪測定機
血圧計
万歩計
その他
BlueTooth等
提 案 書
平成20年4 月14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号 106-0032
(ふりがな) とうきょうとみなとくろっぽんぎ 4-8-7
住 所
7F
東京都港区六本木 4-8-7 六本木三河台ビル 7F
(ふりがな)かぶしきがいしゃいどうたいつうしんそうごうけんきゅうしょ
氏 名
株式会社移動体通信総合研究所
代表取締役
濱野
浩衛
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案と
意見を提出します。
別
紙
私ども、株式会社移動体通信総合研究所では、以下のとおり意見および事業提案を提出
させていただきます。今後の「ふるさとケータイ事業」具現化実施に当たり、よろしくお
取り計らい頂けますようお願い申し上げます。
<「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の各項目に関する当 NPO の意見>
(1頁)
1 .本提案募集の目的
本プログラムにおいて、ふるさとケータイ事業については「地場産業の再生・創出支援に
おいて IT の利活用は有効」であり、当該事業を実現することにより、「地域の活性化、地
域住民へのサービス向上等を実現できる。このため、事業参入のためのガイドラインの整
備や卸電気通信役務の料金の透明性の確保等に早急に取り組み、MVNO の円滑な実現を図
る」こととされている。
地場産業の活性化や新産業創出に効果的と考えられ、「ふるさとケータイ事業」の実現に
賛同いたします。
(3頁)
2 )事業の実施主体
ふるさとケータイ事業は各地域の実情に応じて地域住民のニーズにきめ細かく対応できる
者(例えば、地方自治体、病院、警察、消防署、学校、郵便局、農協)が連携することが
望ましい。この点、本事業の実施主体として、具体的にどのような者が想定されるか。
一般市民向けサービス提供を想定した場合、利用料金の収納業務などを考慮すると、地域
の通信事業者や地方自治体等が望ましいと思われます。
(5頁)
(1) 現実にふるさとケータイ事業を推進していく上では多様な行政機関が連携して、支援
していくことも必要であると考えられるが、具体的にどのような支援体制を構築していく
ことが効果的と考えられるか。
多数の地域ブロードバンド通信事業者や地方自治体等がふるさとケータイ事業に参入す
ることが想定されます。個々の事業内容は地域の特性に委ねるとしても、サービスの提供
価格を引き下げ、より利用者にとって有益なサービスを目指すためには、インフラの整備
や端末、フェムトセルの調達において仕入れを一元化し、コストを下げる工夫が必要とな
ります。また、事業企画に当たっては、モバイルビジネスに特化したノウハウと、企業ア
ライアンスの提案ができる「企画・調達事業者」が必須と考えます。
(2) また、上記の支援体制の枠組みを前提として、具体的にどのような支援策が講じられ
ることにより、ふるさとケータイ事業の推進が図られることが期待されるか。
その事業者が、公平に MNO や調達元メーカーと折衝できる環境を整えることが重要です。
(3) その他、ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方として留意すべき事項は何か。
その事業者が、特定の事業者やメーカーに偏ることなく、中立的な位置づけで存在する必
要があります。NPO 等が好ましいと思われます。
<提案内容について>
ふるさとケータイ事業を具現化させるに当たり、上記のとおり中立的な位置づけでふる
さとケータイ事業の実施主体に対し、支援を行う「企画・調達事業者」が求められること
となります。
そこで、当該事業の受託体制を整え、端末メーカー、アプリケーション開発事業者、MVNE
とのアライアンスを構築し、地域のニーズに合った MVNO の体制作りを目指す「企画・調達
事業者」として、有識者、業界関係各社の協力により、NPO として発足させる予定です。
当該 NPO の事業により、端末調達、インフラ構築の一元化により導入コストを引き下げ、
有益な MVNO サービスの地方展開を積極的に支援し、「ふるさとケータイ事業」を核にした
地域活性化支援に協力していく所存です。
同様な考え方で「ふるさとケータイ事業」の支援を行う事業者が多数参入していくと思
われますが、ぜひとも当 NPO もその一事業者として選定の対象にご考慮をいただきたく、
お願いを申し上げる次第です。
なお、当 NPO は 2008 年 5 月に設立登記完了を目指し、準備を進めています。
特定非営利活動法人モバイルビジネス研究支援機構(設立準備中)
理事長 丁井 雅美(広島国際大学 准教授/NPO モバイル学会 理事)
副理事長
木村
潤(モバイルマーケティングソリューション協議会 事務局長)
専務理事 木暮 祐一(株式会社移動体通信総合研究所 取締役/NPO モバイル学会 理事)
ふるさとケータイ事業実現のための
支援事業
株式会社移動体通信総合研究所
代表取締役 濱野 浩衛
特定非営利活動法人モバイルビジネス研究支援機構(設立準備中)
専務理事 木暮 祐一
ふるさとケータイ事業の成功には、地方自治体や地域ブロードバンド事業者が事業
主体になることと、既存インフラ(とくにブロードバンド等)の有効活用が必要です。と
くにFMCを想定したフェムトセルの有効活用がポイントになります。
さらに、地域の実情に応じた携帯電話端末の調達や、アプリケーションの開発支援、
関係するベンダーのコーディネート、的確な事業計画のプランニングが必要です。
そこで、当NPOは、地域活性化に向けたケータイの活用について事業企画を行い、
MVNE事業者やアプリケーション開発ベンダーとの連携を図るといったコンサルティ
ングを実施することで、地方自治体や地域ブロードバンド事業者のMVNO化支援を
行います。
ふるさとケータイ事業
実施主体
地域CATV事業者
地方自治体等
コンサルティングの実施
NPOモバイルビジネス研究支援機構
2008年5月設立予定
通信事業
構築支援
端末・フェムトセル
調達支援
国内外端末メーカー
アプリケーション
開発ベンダー
MVNE等
期待される効果
• 端末やフェムトセル等の調達を一元化すること
で、調達コストを抑え、安価なサービス提供に貢
献できます。
• モバイルビジネスに熟知した専門家等が参画す
ることで、地域に根ざした的確なMVNO実現のた
めの事業企画策定等の支援を行えます。
提 案 書
平成20年 4月 14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号
108-8551
(ふりがな)
とうきょうと みなとく しばうら
住 所
東京都港区芝浦4丁目10番16号 5号館
(ふりがな)
おきでんきこうぎょう
団体名
沖電気工業株式会社
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提
出します。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
項
2
項目
1)提供サービ
ス
該当部分
① 地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯電
話サービス
② GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の居所確認のため
のモニタリングサービス
なお、上記の例示にあるように、ふるさとケータイ事業は単に音声
通話サービスの提供に限らず、我が国においては高速のモバイル
通信環境が整備されつつあることを踏まえ、メール、電子掲示板、
コミュニティ機能はもとより、データ、画像などデータ通信を用いた多
様なサービスが提供されることが期待される。
提案
高齢者にとっての使いやすさとは、機能を限定することではなく、分か
りやすく、安心して使えるようにすることと考えます。
データ通信を用いたサービスであっても、ボタン操作によるものではな
く、音声によるオペレータサービスと組み合わせることで、高齢者でも分
かりやすく、安心に使うことができると考えています。
例えば、通話しながら利用者の携帯電話の機能を通話相手となるオペ
レータが利用できる、弊社の「d コネクト」等を利用し、地域の MVNO 事業
者に気軽に様々なサービスを提供する窓口を開設頂き、高齢者がその
窓口に電話をかけるだけで、オペレータと会話をしながら、GPS 情報な
ど、携帯電話の機能を利用した様々なサービスを受けることが出来きる
ようになります。
具体的には以下のようなサービスが考えられます。
1. オンデマンドバスの呼び出し
足腰の弱い高齢者が、デイケアセンターなど、公共の施設との行き来
に利用するオンデマンドバスを、電話をかけるだけで、地域のどこからで
も呼び出せます。
2. 徘徊老人のサポート
窓口のオペレータに電話で相談すると、自宅までの帰り道をガイドして
くれます。自力で帰れない場合は、家族や警察に連絡します。
③ 地方自治体・観光協会、青年会議所等によるイベント情報の提
供
④ 台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
3
2)事業の実施
主体
3
3)事業の基盤
となる MVO のイ
メージ
3
4)端末の利用
イメージ
4
5)事業計画策
定上の課題
4
6)支援体制の
在り方
上記1)の提供サービスのイメージにあるように、ふるさとケータイ事
業は各地域の実情に応じて地域住民のニーズにきめ細かく対応で
きる者(例えば、地方自治体、病院、警察、消防署、学校、郵便局、
農協)が連携することが望ましい。この点、本事業の実施主体とし
て、具体的にどのような者が想定されるか。
(2) 本事業は特定の地域において MVNO がサービス提供を行う
ことをイメージしているが、当該サービスに用いている端末を MVNO
のサービスエリア外に持ち出した場合、MNO とのローミングにより
シームレスなサービス提供を可能にすることも考えられるが、どう
か。
(3) その他、MVNO 側がネットワーク構築を進めていく上で、当該
事業の基盤となる MNO に対して実現が期待される事項はあるか。
ふるさとケータイ事業を展開するために個別に新たな端末の開発・
調達を行うことは多額のコストを要することとなり、相当の困難を伴
うと考えられる。この点、どのような選択肢が考えられるか。また、
それぞれの選択肢について、経済的・技術的な課題としてどのよう
なものがあるか。
(1) ふるさとケータイ事業の実施主体は、電気通信サービス、とり
わけ無線系サービスについて十分なノウハウを持っている場合が限
定されているものと考えられる。このため、例えば MVNE などへのシ
ステム運用の委託等を行うことが必要になると考えられるが、どう
か。
(1) 現実にふるさとケータイ事業を推進していく上では多様な行政
機関が連携して、支援していくことも必要であると考えられるが、具
体的にどのような支援体制を構築していくことが効果的と考えられ
るか。
(2) また、上記の支援体制の枠組みを前提として、具体的にどの
ような支援策が講じられることにより、ふるさとケータイ事業の推進
が図られることが期待されるか。
電話をかけ、相談するだけなので、高齢者でも確実に意思が伝わり、
安心して利用できます。
上記の窓口サービスは、高齢者だけではなく、観光客や、災害時の関
係者にも、有効に御利用頂けます。
地域の土地勘のない観光客や、非常時の人に対しては、慣れなければ
使いこなせないボタン操作のユーザインターフェースよりも、融通の利く
オペレータ対応の方が有効です。
実施主体は、地域のいろいろな情報を日頃から集め・提供しているサ
ービサーによる運営が想定されます。例えば CATV 会社や、地域のサービ
スプロバイダーです。しかしながら、公共サービスとの連携が非常に重要
と考えますので、継続的な自治体による支援が必要不可欠です。
地域の高齢者向けのように、継続的に端末を持たせる場合は、ローミ
ングが可能な方が良いと考えます。
地域のサービスを定着させるには、利用者が常に端末を持ち歩くことを
習慣化させなくてはならず、そのためには一般の携帯電話で当たり前に
出来ることは、一通り出来なくてはならないと考えます。
地域向けの様々なサービスに柔軟に対応するため、地域 MVNO に SDP
を置き、それを接続できる程度のインターフェースを公開するべきと考え
ます。
専用の端末を新規に開発するのは多額のコストがかかり、現実的では
ありません。ふるさとケータイ特有の機能を既存端末のファームウェアに
追加する程度であれば、可能と考えます。
MVNE は必要だと考えます。ノウハウの提供以外にも、MVNE が一部の
設備を機能貸しすることで、MVNO は TCO を削減できます。
ふるさとケータイ事業は、地域を限定することでスケールメリットが出な
い、高齢者をターゲットとすることでサービスの浸透に時間が掛かるな
ど、広域のサービスと比較し、事業化が難しい面があります。しかし本事
業は、高齢者福祉のひとつと見ることもできるため、国または自治体か
らの補助金により推進すべきだと考えます。
平成 20 年 4 月 14 日
総務省 総合通信基盤局
電気通信事業部 事業政策課 御中
郵便番号 105-7317
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
とうきょうとみなとくひがししんばし
東京都港区 東 新 橋 一丁目9番1号
かぶしき がいしゃ
ソフトバンクモバイル株式会社
だいひょう と り し ま り やくしゃちょうけんしーいーおー
代 表 取締役 社 長 兼 C E O
そん
まさよし
孫 正義
当該提案募集に関しまして、今回このような提案募集の機会を設けていただいたことに、
厚く御礼申し上げます。
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり意見を
提出します。
1
別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
4
4
項目
該当部分
5)事業計画策定 (2) 具体的な事業計画を構築して
上の課題
いく上で健全な収支計画を策定す
ることが前提となるが、他方、MNO
による卸電気通信役務の対価や接
続料について情報開示が行われて
いないことが縊路になっているとの
指摘があるが、どうか。
6)ふるさとケータ (1) 現実にふるさとケータイ事業を
イ 事 業 に 係 る 推進していく上では多様な行政機
支援体制の在 関が連携して、支援していくことも必
り方
要であると考えられるが、具体的に
どのような支援体制を構築していく
ことが効果的と考えられるか。
(2) また、上記の支援体制の枠組み
を前提として、具体的にどのような
支援策が講じられることにより、ふる
さとケータイ事業の推進が図られる
ことが期待されるか。
(3) その他、ふるさとケータイ事業に
係る支援体制の在り方として留意す
べき事項は何か。
提案
・
卸電気通信役務の対価や接続料等の情報開示については、MVNO のビ
ジネスモデルの多種多様性を考慮し、モデル事業での利用実態を把握し
た上、ケースバイケースで設定されるものと考えます。
・
ふるさとケータイ事業は、地域のニーズにきめ細かく対応する必要があり、
その規模等は大小様々な事業が想定されます。事業の実施及び継続的
な運営を考慮すると、端末及びアプリケーションの開発費は事業を圧迫す
ることが想定され、出来るだけ共通の端末及びアプリケーションで日本全
国それぞれの地域のニーズに合った事業が提供できる環境を整備する必
要があると考えます。
国の各機関の効果的な支援の在り方を決めるためには、まず複数のモデ
ル事業でしっかりと検証するべきであると考えます。この際、当該モデル事
業の実施にあたっては国が財政的支援(負担)を担い、地方公共団体が
事業主体になることが重要であると考えます。
本格的なふるさとケータイ事業の実施は、当該モデル事業の事業収支等
の結果及び行政機関の役割を分析した上で、支援体制を決めるべきであ
ると考えます。
当該モデル事業に対し、弊社は携帯電話事業者として参加し貢献したい
と考えております。
・
・
・
以上
1
様 式
提 案 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号 〒626-8520
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
き ょ う と ふ み や づ し やなぎなわて
京都府宮津市柳縄手345番地の1
みやづしちょう
宮津市長
いのうえ
しょうじ
井上 正嗣
郵便番号 〒629-2292
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
き ょ う と ふ よ ざ ぐ ん よ さ の ち ょ う あざいわたき
京都府与謝郡与謝野町字岩滝1798番地1
よさのちょうちょう
おおた
あつみ
与謝野町長 太田 貴美
郵便番号 〒626-0493
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
き ょ う と ふ よ ざ ぐ ん い ね ち ょ う あざ ひ で
京都府与謝郡伊根町字日出651番地
いねちょうちょう
伊根町長
よしもと
ひでき
吉本 秀樹
郵便番号 〒627-8567
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
き ょ う と ふ きょうたんごし みねやまちょうすぎたに
京都府京丹後市 峰 山 町 杉谷889番地
きょうたんごしちょう
なかやま
京丹後市長 中山
やすし
泰
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
①~⑤の他、ふるさとケータイ事業とし
てどのようなサービスの提供が考えら
れるか。
提案
★地域経済活性化への活用
・電子マネー
携帯電話を利用して地域内の商店等で支払うことにより、ポイ
ントが貯まる。
・電子広告
商店やスーパー等からお買い得情報、タイムサービスやおすす
めランチ情報、クーポン等のダイレクトメールを発信し、集客を
図る。
・店舗案内と予約
GIS 機能を利用したマップにより、店舗を面的に紹介するとと
もに食事や宿泊の予約も行えるようにして、集客を図る。
★観光への活用
・Welcome message
MNO からの情報提供を受け、観光客等の携帯電話にウェルカム
メッセージを送信する。ふるさとケータイの「地域限定性」を活
用し、高速道路や鉄道等を利用して市域内に入った人々にメッセ
ージを送信する。メッセージの内容は、歓迎メッセージ、まちな
か観光の施設情報、ルート情報等を想定している。
・観光情報の提供
名所・旧跡を訪れた際、位置情報あるいはQRコード等を読む
ことにより、詳しいガイダンスや他の季節の映像などを配信する。
・リピーター確保のためのフォローアップサービス
来訪者にリピーターになってもらうため、一旦登録した利用者
に対して、「旬」や「イベント」「歳時記」情報を提供する。
同時に食事や宿泊の予約も可能にする。
★農産品の販売や有害鳥獣捕獲等への活用
・直売所での在庫管理
レジシステムから販売状況をリアルタイムで生産者へ提供す
る。
・農産物の直販
規格外のため流通しなかった農作物を GIS 機能と連携して安く
販売している場所を示し、地産地消につなげる。
・ 有害鳥獣捕獲檻の捕獲状況の通報
有害鳥獣が罠にかかった際、メールにより関係者に通報する。
・農地への有害鳥獣等の侵入探知と通報
群れで行動する動物への取り付けや、領域内に進入した場合の
センサーとして活用する。
・ビニールハウス等の温度をリモート監視
ビニールハウス内の温度を監視することによって、野菜等の温
度障害を防ぎ、生産者の負担を軽減しつつ、健全に生育させる。
★防災への活用
・緊急情報システム
台風、地震等による災害時に市民・関係者へ情報を伝達するツ
ールとして利用する。被災状況(火事、通行止など)、避難指示等
の伝達に加え、市民からの被災状況(写真)の共有等に利用する。
独居老人等の災害時要援護者対策として、協力員等へのメッセ
ージ伝達を行うほか、安否確認を行う。GIS 機能との連携による
避難誘導も行う。
★医療への活用
・緊急医療システム
携帯端末に所有者の医療(既往症や受診履歴等)情報を登録し
ておき、救急時の措置の円滑化を図る。
★公共交通への活用
・公共交通空白地対策・デマンド乗り合いバス運行システム
携帯による利用予約と運行計画作成及びその告知を行う一元的
なシステムを構築する。
・路線バスの運行情報
バスの運行本数が少ない地域において、自分が乗車する路線バ
スを事前登録することにより、バスの現在位置の情報を受信し、
乗り遅れを防ぐとともに、待ち時間の調整が容易となる。
・健康増進と管理
日々の体重や血圧などの測定情報を携帯電話網から保健センタ
ー等へ送って管理することで、メタボ対策など個人の健康管理へ
の活用が期待できる。
★申請・届出への活用
・申請書のいらない窓口業務(ATM化)
携帯電話等に内蔵した IC チップを利用したネットワーク認証
により、申請書を提出しなくても住民票や印鑑証明の発行を可能
にする。自動証明機の設置により時間外あるいは遠隔地からの利
便性が向上する。
・税及び利用料等明細のオンライン化
ネットワークを利用して明細が確認できるシステムを構築す
る。明細書の発行を希望する人は、別途請求することも可能。オ
ンライン利用者への減額のメリットを設けることも想定。
★連絡手段としての活用
・携帯版連絡放送
自治区やPTAなどで組織内への連絡を、文字や音声で行う。
熊の出没情報や食中毒・熱中症の注意喚起、地域行事の連絡
等を提供する。
・ボランティアガイドコーディネート機能
観光ボランティアガイド組織と連携し、ガイドを必要とする来
訪者に、的確なガイドを紹介する。
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤とな
るMNOのイメー
ジ
3
4)端末の利用イメ
ージ
さらに、障害をもった来訪者へのヘルプサービスについて、ボ
ランティア連絡協議会等との連携により対応する。
★地域 SNS との連携
・地域ポータルとしての活用
来訪者に対して地域案内の入り口として地域 SNS を活用する。
また、インターネット網を介さずに地域 SNS を利用することもで
きる。
地方自治体、病院、警察、消防署、学校、郵便局のほか、商工会、
本事業の実施主体として、具体的にどの
観光協会、社会福祉協議会、消防団、自治会、公共交通会社等との
ような者が想定されるか。
連携も必要。そのうえで、地方自治体が中心的な役割を担うことに
はなるが、経済性の観点から民間の参画が重要。
(1) MNO の選択肢としては、第三世代携
有害鳥獣対策では携帯電話の不感地帯もあることから、簡易無線
帯電話(3G)、PHS(または次世代 PHS)、 局を利用するなど、MVNO のサービスエリアの確保が求められる。
モバイル WiMAX などが想定されるが、加
えて、これに無線 LAN を組み合わせたり、
部分的にフェムトセルを設置するなど
も考えられ、今後の検討において特定の
システムを前提とするものではないも
のの、MVNO による効率的なネットワーク
構築という観点から留意すべき事項は
何か。
(3) その他、MVNO 側がネットワーク構
ふるさと MVNO によるサービス提供地域内に、利用登録者でない観
築を進めていく上で、当該事業の基盤と 光客等が訪れた際、携帯電話の位置や電話番号等に関する情報を
なる。MNO に対して実現が期待される事 MNO から提供を受けることで、域内に滞在する人々すべてへ津波情
項はあるか。
報等の緊急情報を発信することが可能となる。
新たな端末の開発・調達を行うことは多
額のコストを要することとなり、相当の
困難を伴うと考えられる。この点、どの
専用端末の開発コストを考えると、共同調達により端末の単価を
下げるなどの工夫が必要になるとともに、既存の携帯端末やデータ
通信カードを使ったサービスを軸に展開すべきと考える。
ような選択肢が考えられるか。また、そ
れぞれの選択肢について、経済的・技術
的な課題としてどのようなものがある
か
4
4
5
5)事業計画策定上
の課題
6)ふるさとケータ
イ事業に係る支援
体制の在り方
7)その他検討すべ
き課題
(1) ふるさとケータイ事業の実施主体
は、電気通信サービス、とりわけ無線系
サービスについて十分なノウハウを持
っている場合が限定されているものと
考えられる。
このため、例えば MVNE などへのシステ
ム運用の委託等を行うことが必要にな
ると考えられるが、どうか。
(2) 具体的な事業計画を構築していく
上で健全な収支計画を策定することが
前提となるが、他方、MNO による卸電気
通信役務の対価や接続料について情報
開示が行われていないことが縊路にな
っているとの指摘があるが、どうか。
サービスの安定的な提供や、事業運営の継続には、専門的な知識
や経験が必要不可欠である。また、MNO との交渉についても MVNE の
支援が欠かせないため、運用の委託を行うことが適当と考える。
(1) 現実にふるさとケータイ事業を推
進していく上では多様な行政機関が連
携して、支援していくことも必要である
と考えられるが、具体的にどのような支
援体制を構築していくことが効果的と
考えられるか。
サービス内容によっては、他省庁に渡る調整が生じるとともに、
端末開発やソフト開発では民間企業の協力・連携が想定されるため、
総務省を中心にした総合的な窓口支援体制を構築していく必要があ
る。
(2) また、上記の支援体制の枠組みを前
提として、具体的にどのような支援策が
講じられることにより、ふるさとケータ
イ事業の推進が図られることが期待さ
れるか。
(3) その他、ふるさとケータイ事業に係
る支援体制の在り方として留意すべき
事項は何か。
事業立ち上げ時の資金援助、人材確保、さらには地域密着での運
営が実施できるよう、教育プログラム等への支援策が講じられるこ
とを期待する。
ふるさとケータイ事業のコンセプトを
具体化する上で検討すべき課題として
どのような事項が考えられるか。
地方自治体の財政状況は非常に厳しく、地域経済も低迷している
状況の中で事業を実施していくためには、国からの財政支援が不可
欠である。
MNO による卸電気通信役務の対価や接続料についての情報開示は
当然必要である。それとともに、事業計画の内容に対して、客観性
をどのように担保するかが課題である。
ふるさとケータイ事業者間が広域的に連携することによって、サ
ービス内容の向上を図ることができる。また、一方、システムの共
同利用、顧客対応(コールセンター等)の共同化等に対する組織が
あることで経費の削減ができる。
※法人1提出提案書
提 案 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案書
項目
該当部分
提案
1.対象となる地域の見所・グルメ・レジャー・宿泊情報などを提供できる観光ナビの実施。そ
れぞれの地域において、GPS と音声ナビを使った観光ガイド(歴史・グルメなど複数テーマ)
や目的地までの誘導などを実現します。2.観光活性化サイトの開設。実際に行ったスポット
や観光プランなどを共有・評価しあえるコミュニティや、良質な観光プラン作成支援ツール
などで観光への意識を高めます。3. ご当地観光マイルの実施。決められた観光スポットを
1)提供サービス
地域の観光ナビゲーション
まわることで近隣エリアで消費できるポイントやクーポンがもらえる。観光の活性化と地域
への経済還元を両立させます。4.子供、ファミリーなどを対象にしたイベント型ケータイスタ
ンプラリーの実施。ヒントを手がかりにスポットを巡ることでモバイルキャラクターアイテムな
どを集めることができる。特色のない地域にも新たな観光目的を創出します。
※全てのサービスを連動させ観光ポータル化することが理想的と考えております。
ケータイソリューションサービス会社である強みを活かし、経路検索・コミュニティ運営・ケー
タイスタンプラリーの実施などシステムの開発・構築・運用までのスムーズな事業推進が可
2)事業の実施主体
㈱ナノ・メディア
能です。ソフト面に関しては、子会社の NANO ぴあが全国各地のタウン誌と提携関係があ
り、そのネットワークを利用して地域情報の掲載が可能です。
現在市場に出回っている 3G 携帯端末は、その多くが GPS 機能を搭載しており、また通信
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
既存 MNO のネットワーク利用
速度、容量、可能エリアも広範囲にわたる。このような現状を鑑みると、今回の提案におい
ては、MNO に対する要望は特に発生しないものと考えます。
本サービスを行うにあたって、地域情報ナビを行うための独自のアプリケーションを実装す
る必要があるものの、これらは携帯電話のハードウェアに依存するものではないため、新
4)端末の利用イメージ
第三世代携帯電話の利用
たな端末の開発は必要がありません。
経済的な課題としては、音声案内システムを含むアプリケーションの開発、専用 web サイト
の構築、及びデータを配信するサーバの開発となります。
電気通信サービスを行うにあたって必要となるノウハウはすでにナノ・メディアに存在して
いるので、問題となりません。
5)事業事業計画策定上の課題
収支計画について
他方、収支計画については広告を収益と、し本サービスならではの地域密着型の新たな
広告リソースの開発が課題となります。
6)ふるさとケータイ事業に係わる支援体制のあり
地元の観光協会からの支援体
地域タウン誌と地元観光協会が、密接に連携を図って情報収集し、観光客に情報を提供し
方
制
ます。また、地元行政による宣伝活動支援が必要となります。
7)その他検討すべき課題
提案書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
御中
〒167-0043
とうきょうとすぎなみくかみはぎ
きょうりつだいさんびる
東京都杉並区上萩 1-24-21 協立第 51 ビル 3 階
とくていひえいりほうじん
すくーる あどばいす ねっとわーく
特定非営利活動法人 スクール・アドバイス・ネットワーク
りじちょう いくしげ ゆきえ
理事長
生重 幸恵
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案
①提供サービス
●学校教育活動・学校外教育活動の支援
●児童・生徒の教科・総合学習・体験活動
●教育活動・地域活動の充実を図る人材の養成・マネージメント
●企業の教育支援活動/企業のノウハウを活かした学校授業プログラム
●安全・安心に係わる学校、地域向け支援
●地域弱者の支援活動
●総務省管轄の行政相談など
ふるさとケータイ事業を通じて得た通話料収入の数%を地域活性化のために還元する。
また、国からのサポートを得ることで MVNO が主体となり継続して事業を運営することでき、事業モデル
を全国に展開していくことが可能となる。
②事業の実施主体
NPO、地方自治体、地場企業が MVNO となり、MVNO 事業のノウハウが無い場合は、MVNE 事業者を
起用すべきである。また、サービス特性上、高 ARPU や独自付加サービスの課金収入が見込めないため
MVNO 単独での事業採算は見込めないと思える。よって、端末の調達からサービスの運営までの初期
投資や事業採算が成り立つ加入者数が獲得できるまでの運用費用を国からの補助金で充当し、総務
省より認定を受けた MVNE 事業者が健全な事業運営の協力を行うべきである。
③事業基盤となる MNO のイメージ
ネットワークカバー率、事業の公平性を保つためにも、NTT ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社が
MNOに相応しいと考える。
④端末の利用イメージ
サービス特性上、高 ARPU や独自付加サービスに課金収入が見込めない地域 MVNO が単独で端末を
開発・調達することは、事業の経済性を考えると難しい。よって、端末は総務省または総務省が認可し
た特定の MVNE が国の補助金にて購入して全国の地域 MVNO のリスクのミニマイズを図ることが望ま
しい。また、アプリケーションには自由度を持たせつつ、各 MVNO のサイトが集合された全国のふるさと
ケータイ事業のポータル展開が図れるとサービスとして魅力的であると考える。
⑤事業計画策定上の課題
MVNE の協力により、MVNO は事業により得た収益の一部を地元地域へ「還元」し、地域活性化のため
利用する事が望ましい。
利用額の一部を「地方還元」のために使用する性質上、MNO-MVNO 間の回線契約及び諸条件につい
て明確、かつ公開する必要がある。
⑥ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
サービス特性上、高 ARPU や独自付加サービス課金収入が見込めないことが予測されるため、MVNO
単独での事業採算は取れないと思える。よって、端末の調達からサービスの運営までの初期投資や事
業採算が成り立つ加入者数が獲得できるまでの運用費用を国からの補助金で充当すべきである。また、
端末、ポータルサイト、システム、ノウハウ等共有化できるものは極力共有化し、全国の地域 MVNO のリ
スクのミニマイズ化を図り、ふるさとケータイ事業が全国で展開されるよう支援すべきである。
⑦その他検討すべき課題
1) 販売拠点の確保が難しく、販売奨励金を支払う余裕の無い地域 MVNO 事業者にとって Web での
販売は最重要販売拠点であると考えられる。Web のみで販売を完結させるには申込者の本人確
認証明書の確認方法や提出方法を簡素化しない限り Web 販売の利点が活かせない。
2) 新規ユーザーの多くが MNP を利用すると想定される中、販売拠点が限られる(Web 必須、キャリア
ショップの利用可否不明など)為、ポートイン/アウトフローを共に簡略化し短時間での完結を実現
する必要がある。
3) 販売拠点の確保が難しいことから、ふるさとケータイ利用者に対するアフターサービス対応拠点も
また確保が難しいと考えられる。そのため、アフターサービスでのキャリアショップの利用可否を含
め検討が必要であると考えられる。
以上
※法人2提出提案書
提 案 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
注1 法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2 用紙の大きさは、日本工業規格A列4番とすること。
※法人2提案1
1)提供サービス
該当部分
① 地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯電話サービス
② GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の居所確認のためのモニタリングサービス
④ 台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
⑤ 介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連絡手段として
の活用
提案
高齢者向け、機能限定端末による下記サービスの複合提供
・緊急、救急連絡
・災害時の避難誘導、安否確認
Jitterbugsの事例と同様の機能限定端末を利用し、
「110番」
「119番」
「ダイレクトアクセス」
「オペレータ」等にてにての通話機能と、GPS機能による位置モニタリングによる、緊急時
及び災害時等の情報の活用を行う。
災害時にはGPSと連動した、最短避難場所への誘導を行い、災害時以外の場合は、行政の連
絡やサービス情報を配信する。
安否確認については、ケータイ内のセンサーによる、移動(万歩計のような)や感温にて
の安否確認の他、居宅内の家電機器との通信による追跡、安否情報の自動収集機能を用い
る。
利用イメージ
病院
かかりつけ医
支援
地方自治体
警察
行政情報
消防署
緊急連絡
非難誘導
救急連絡
地域包括
支援センタ
介護情報
MVNO
安否情報
位置情報
緊急連絡
高齢者
2)事業の実施主体
本サービスの提供は公共性、緊急性の高いデータの取扱いを伴うものであるため、事業の
実施主体としては、地方自治体を中心として、関連する警察、消防署、病院、地域包括支
援センター等との連携を図ることが必要である。サービスの運営に当たっては行政からM
VNOへの委託の形式を取り、運用管理面において行政負荷の軽減を図る。
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
該当部分(1)MNOの選択肢について
位置情報精度、通話品質確保等の理由により、PHSがより望ましいと思われるが、網の
敷設状況、交通手段による移動中の問題もあるため、一概にこれを規定しない。
該当部分(2)MVNOサービスエリア外への持ち出し
本サービスはMNOのサービスエリア内であれば、MVNO側ではエリアを問わずにサー
ビスの提供を行うことができるものであるが、地域内連携に限定したMVNOよってサー
ビスの運営が行われる場合、各MVNO間の連携機能を付加することで、MVNOエリア
外にあっても、エンドユーザーへのサービスの提供を行うことが可能となる。よってMN
Oのローミング等により解消する方法より、MVNO間連携のための共通仕様が求められ
ると考える。
該当部分(3)その他MNOに関して
MNOに対しては不感地帯解消に向けてのエリア整備が優先されると考える。デジタルデ
ィバイド解消とい観点からも、既に進められているが、エリア外の対象者については、デ
バイスに対する意識の違いも想定されるため、エリア問題が前提条件と考える。
4)端末の利用イメージ
今回の機能限定端末については、端末の開発は必須と考えられる。しかし、技術面におい
て既に確立されたものを組合わせることで(GPS、プッシュプル配信等)実現できるも
のであるため、技術的に大きな課題は見当たらない。よってコスト低減を考慮し、共通仕
様の機能限定端末を全国規模で共通調達する方式が、本提案において優位性があると考え
られる。
5)事業計画策定上の課題
該当部分(1)事業のMVNEへの委託等
実施主体を地方自治体と考えた場合、単独での運用は困難であると想定されるため、MV
NOへの委託は必須と考えられる。しかしビジネスモデルが標準的に設定できれば、MV
NEへの委託等なしで、運用可能と考える。
該当部分(2)MNOの接続料に関する情報開示の問題について
本サービスの運営については、極めて公共性の高いものであるため、サービスの提供に関
する接続料については、キャリアを問わず一律に設定されることが望ましい。ただし、通
常の通話機能の利用に関してはこの限りではない。
また一方、提供される情報、サービスについては、高齢者のみに必要なものではない為、
各MNOは自社サービスの高度化について、このシステムを利用可能なものとし、その利
用についてメリットを享受されるものとしたい。
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
該当部分(1)多様な行政機関の連携に関して
本サービスは、行政機関と公共機関等の連携が前提であり、連携することにより、より高
度な安心安全を地域住民に届けるものであるため、これら行政機関の連携に関するインフ
ラ整備に関わるコストについては補助の必要性があると思われる。
該当部分(2)具体的な支援策
中心となるサービスに関するシステム構築については、共通仕様の構築で、繰り返しコス
トを抑えることができるが、各自治体がそれを導入する場合、各自治体ごとに連携部分に
関するコストが発生することとなる。これを補助金等の形で支援することで、サービス自
体のエリア解消等を図ることができるのではないかと考える。
7)その他検討すべき課題
本提案では、主に高齢者を利用の中心に想定しているが、「公共財としての情報の伝達」
という観点においては、さらに対象者を広げていく、伝える情報を多岐に渡らせる等、行
う必要があり、その中で真のユビキタスネットワーク社会の構築が実現されていくもので
あると考える。
今後数年内にネットワークインフラとしてのデジタルディバイドが解消される環境におい
ては、サービス・ソフト面での積極的な施策の展開が、より進むことが望まれる。
※法人2提案2
1)提供サービス
該当部分
⑤ 介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連絡手段として
の活用
提案
データ収集機能付き、簡易ヘルスチェッカ&アドバイザ端末
①市役所や公民館等公共施設に設置するキオスク端末と、身長、体重、血圧等の計測器の
セット
平成20年4月よりスタートしている特定健康診査を補助し、データ収集をすると共にヘルス
チェックアドバイザー機能を備えたキオスク端末(健康コーナー等)の設置
測定結果については、個人データの推移として追跡可能なよう、特定健診情報との連携機
構を有する。個人認証についてはTaspoカードと同様な個人識別カードを発行する、
ケータイをかざしてケータイの固有番号を使う等とする。
ヘルスチェックアドバイザー機能により、特定健診ほどの強制力はないが、気軽に健康へ
の意識付け、生活習慣の改善を促す。合わせて測定データについては端末内に組み込まれ
たケータイ通信モジュール等を利用し、データの収集を行うことができ、データの2次利用
を行うことができる。
またショッピングセンターや商店街への設置により、集客等の効果も狙いとすることがで
きる。
②ケータイアプリまたは通信機能付き専用端末により、個人のヘルスチェックデータの追
跡、及び指導等アドバイスデータの配信を実施する。特定保健指導のサポートツールとし
ての活用も行うことができる。
データの入力に関しては、特定健康診査の標準フォーマットに準拠したデータの入出力イ
ンターフェースを持たせることで、医療機関にて受診した際の検査結果等についても専用
端末に取り込むことを可能とする。
専用端末については、血圧、血糖値等の記録用入力端末にもなり、端末を医療機関に受診
した際に提出することで、データを診察に活用し、医師は適切な診療を行う補助ツールと
して活用することもできる。
2)事業の実施主体
サービスの利用目的を特定健康診査とリンクさせるか否かで、実施主体は異なると考えら
れる。特定健康診査とのリンクをする場合、行政がその実施主体となり、リンクしない場
合、地域商工業活性化、地域住民サービス向上の意味合いが強くなるため、端末の導入企
業や公共機関がその実施主体となる。
個人利用のケータイアプリまたは専用端末の場合、やはり利用の仕方で実施主体は変わる
可能性が強いが、選択肢として、地域医師会等も検討されて良いのではないかと考える。
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
該当部分(1)MNOの選択肢について
キオスク端末に関しては、基本的に常設型のサービス提供となるため、通信方式等の制限
は、現状MNOのサービス提供範囲にていずれの選択をしても問題はない。
該当部分(3)その他MNOに関して
ケータイ端末や専用端末での利用に関しても、データの送受信に緊急性が求められないた
め、現状のMNOのサービス提供体制にて問題はないと考える。
4)端末の利用イメージ
本提案に関しては、キオスク端末については、通信モジュールを組み込むだけで機能の実
装が可能であるため、技術面において課題は見当たらない。
ケータイまたは専用端末については、ケータイアプリの開発コスト、専用端末の開発コス
トが想定されるが、ケータイアプリの開発の場合、専用端末の開発に比べ圧倒的にコスト
を抑えられるため、ケータイアプリの利用動向と特定健康診査、特定保健指導の動向を勘
案しつつ着手することができると考える。
専用端末については、コスト面では、共通仕様のものを一括導入することが、結果コスト
低減については最善と思われる。通信方式については、制限となる要因が見当たらないた
め、いずれの方式においても採用可能である。
5)事業計画策定上の課題
該当部分(1)事業のMVNEへの委託等
システムの稼動までの開発に関する部分については、委託の形式を取らざるを得ないが、
パッケージングされた構成として、実際に稼動した後は、運用面においてMVNEの支援
等は要しないものと考える。
データの収集後の解析、活用については、一部MVNEの支援体制を組む必要も想定され
る。
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
該当部分(1)多様な行政機関の連携に関して
ヘルスチェックデータの活用の方法として、特定健康診査を考えた場合、各地域医療政策
と中央との連携体制について、支援が求められる。
該当部分(2)具体的な支援策
具体的な支援策としては、キオスク端末の設置に関わる費用の問題と、収集したデータの
2次利用に関わる調整となる。
7)その他検討すべき課題
本サービスはエンドユーザーの健康増進志向と、医療保険問題を前提としたもので、エン
ドユーザーには健康管理のためのツールをケータイやキオスク端末で、行政には医療関連
データの収集機構と各種情報発信のためのツールを提供する。
これが本来の機能を効果的に発揮するためには、エンドユーザーの絶対数を増やすこと、
その使い勝手という点で、限りなく敷居を下げる必要があると思われる。
また収集データの活用について十分な検討がされなければ、効果が半減してしまうと思わ
れる。
提 案 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号 940-0087
(ふりがな)にいがたけんながおかしせんじゅ 3-2-25
住 所 新潟県長岡市千手3-2-25
(ふりがな)じゅうみんあんぜんねっとわーくじゃぱん
氏 名
NPO法人住民安全ネットワークジャパン
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
頁 項目
該当部分
2
① 地域の高齢者が使いやすいような機能を一部 携帯電話からワンタッチでつながるセンター
1)提供サービス
限定した携帯電話サービス
提案
使用例:
地元商店街と連携した「買出しサービス」
毎日一度の安否確認サービス
②GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の GPS にて居場所を特定するだけでなく、市民ネットワー
居所確認のためのモニタリングサービス
クへ呼びかけて捜索の協力をしてもらえる。
当 NPO が実証実験
http://jmjp.jp/npo/home/bouhan200612.html
ふるさとケータイ事業としてどのようなサービス 災害時要援護者に向けた安否確認サービス
の提供が考えられるか
災害発生時に、安否確認のメールを一斉配信。あらかじ
め紐付け登録された支援者に安否の結果が送信される
http://jmjp.jp/npo/jigyou/youengosya-system.html
3
2)事業の実施主体
サービス実施において、各機関との連携はもちろんだが、
重要なのは、まずはサービスに加入してもらう人をどう
やって増やすか。ではないだろうか?
現在、情報配信サービスは溢れており、その中で、他と
差別化しながら加入を促すのは非常に大きな労力が必要
となる仕事である。
その点、既に地域において、大きな規模で情報配信ネッ
トワークを構築している公益団体が主体となることで、
事業がスムーズに開始される。
3
3)事業の基盤となるM (1) MNO の選択肢としては、第三世代携帯電話(3 高齢者への普及を考えた場合、どうやって使いこなして
NOのイメージ
G)、PHS(または次世代 PHS)、モ
もらうか?が重要である。
「周りの若い人
バイル WiMAX などが想定される 3 が、加えて、 その点からも「普段から使う機会が多い」
これに無線 LAN を組み合わせたり、
達も使っている」という 2 点が必要となる。
部分的にフェムトセルを設置する 4 なども考えら そう考えた場合、新たな機器を開発するよりも、既に広
れ、今後の検討において特定のシ
く普及している携帯電話を中心に考えるべきではない
ステムを前提とするものではないものの、MVNO か。また、お年寄りの行動範囲を考えれば、普段より馴
3
4)端末の利用イメージ
による効率的なネットワーク構築と
染みのある固定電話とその子機を携帯電話と併用を考え
いう観点から留意すべき事項は何か。
てもよいのではないだろうか?
既存の携帯電話へインストールするアプリケーションに
て行う
・例えば、1を押すと「サポートセンター」、2 を押すと
「行きつけの医療機関」
、3 を押す「行きつけの米屋」・・・
というようにあらかじめよく電話する先にワンタッチで
つながる。(それ以外はサポートセンターで対応)
よくかける場所とサポートセンターのみで対応するので
煩雑な操作は必要ない。
4
6)ふるさとケータイ事
NPO や市民活動など、地域での公益活動を行う団体にお
業に係る支援体制の在り
ける一番の悩みのタネは、自分達の事業の周知活動であ
方
る。そのような中で地元への強力な情報発信力を持った
ふるさとケータイ事業は、NPO や市民活動の「中間支援」
的役割も担えるのではないか。
5
7)その他検討すべき課
とにかく、どれだけ多くの人に周知し、サービスを利用
題
してもらえるか?ではないだろうか。
情報の受け手が「配信される情報の多さに辟易している
状態」の現代社会において、どうやって多くの人にサー
ビスに加入してもらうのか?
また、加入だけではなく、実際に利用してもらうことも
考えなければいけない。
その点を考えても、既に地元にある程度の規模のネット
ワークを構築・運営している団体による運営が望ましい
のではないだろうか。
提
案
書
平成20年
4月
14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
御中
郵便番号
100-6150
とうきょうと ち
住
所
氏
名
よ
だ
く ながたちょう に ち ょ う め
東京都千代田区永田町二丁目11番1号
かぶしきがいしゃ
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
だいひょうとりしまりやくしゃちょう
代 表取締役 社 長
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提出します。
なかむら
中村
まさお
維夫
別
紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
1
項目
1.本提案募集の目的
該当部分
提案
・このプログラムには多数の具体的な取組 ・「地域の活性化、地域住民へのサービス向上等」[本提案募集P1]
施策が掲げられているが、その一つとし
に資するふるさとケータイ事業の実施については賛成致します。
て「ふるさとケータイ事業」が掲げられ
ている。「ふるさとケータイ事業」は、 ・しかしながら、本提案募集においてふるさとケータイ事業は、MV
2
1)提供サービス
地 域 を 対 象 と す る M V N O ( Mobile
NOが前提とされておりますが、従来より当社は「地方自治体等と事
Virtual Network Operator)であり、M
業者間で様々な協働の形態が想定されることから、地方自治体とMN
VNOとは携帯電話などの無線通信基盤
Oの協働の可能性を排除すべきでないと考えます。 なお、既存の当
を他の電気通信事業者(MNO(Mobile
社サービスにおいてもふるさとケータイ事業のサービスイメージに
Network Operator))から借りて、無線
相当するサービスについて取り組んでおります。」[デジタル・ディ
通信サービスを提供する事業者を意味す
バイド解消戦略会議第一次報告書(案)に関する意見及びそれに対す
る。
る考え方P38] と述べており、「地方自治体とMNOの協働の可能
・ふるさとケータイ事業は、前述のとおり、
携帯電話などの無線通信基盤を他社から
性を排除するものではない」 [同意見に対する考え方P38]との考
え方を示して頂いております。
借りて無線通信サービスを提供する事業
・また、すでに地方自治体等とMNO間で様々な協働の形態が実施さ
れ、今後も想定されることから、本提案募集においても、MVNOの
みを前提にするのではなく、MNOもふるさとケータイ事業のサービ
ス提供事業者になり得ることを確認させて頂きたい。
1
3
3)事業の基盤となるMN ・(1)MNOの選択肢としては、第三世 ・MNOは、MVNOを含めた多様なユーザに対してサービス提供を
Oのイメージ
代携帯電話(3G)、PHS(または次
行うためにネットワーク構築していること、及び汎用性と効率性はト
世代PHS)、モバイルWiMAXなど
レードオフの関係にあることが考慮されるべきと考えます。
が想定されるが、加えて、これに無線L
ANを組み合わせたり、部分的にフェム
トセルを設置するなども考えられ、今後
の検討において特定のシステムを前提と
するものではないものの、MVNOによ
る効率的なネットワーク構築という観点
から留意すべき事項は何か。
・(2)本事業は特定の地域においてMV
・希少な周波数の割当てを全国で受けた事業者については、原則とし
NOがサービス提供を行うことをイメー
て他事業者からローミングサービスの提供を受けるのではなく、自ら
ジしているが、当該サービスに用いてい
ネットワークを構築して事業展開を図るべきであり、ローミングの対
る端末をMVNOのサービスエリア外に
象とされるべきではないと考えます。「移動体通信事業は限られた周
持ち出した場合、MNOとのローミング
波数の割当てを受けて行うものであることから、原則として、自ら全
によりシームレスなサービス提供を可能
国ネットワークを構築して事業展開を図るべき」[1.7GHz帯又
にすることも考えられるが、どうか。
は2GHz帯の周波数を使用する特定基地局の開設に関する指針案
等に対する意見募集の結果と総務省の考え方P12]とされている通
り、総務省の考え方も同様に示されているものと認識しております。
・上記の前提において、ローミングは「電気通信事業者の利用者がそ
の事業者の業務区域に属さない区域で、他の事業者から電気通信役務
の提供を受ける」 [MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用
関係に関するガイドライン(再改定案)P21]とされておりますが、
その場合には、サービスエリアの内外でサービス提供事業者、及びサ
ービス内容が異なることから、MVNOがシームレスなサービス提供
をローミングにより実現することは困難を伴うものと考えます。
2
・なおローミングの実現にあたっては、利用者保護の観点から、利用
者はサービスエリアの内外でサービス提供事業者、及びサービス内容
が異なることを認識できることが必要であり、MVNOはローミング
しているか否かを利用者に通知する手段を講じるべきと考えます。
3
4)端末の利用イメージ
・個別に新たな端末の開発・調達を行うこ ・MNOの端末を利用する方式は、MVNOがMNO発行のSIMカ
とは多額のコストを要することとなり、
ードを利用する方式と、MNO発行のSIMカードを利用せずMVN
相当の困難を伴うと考えられる。この点、
Oが独自に発行するSIMカードを利用する方式が想定されます。
どのような選択肢*が考えられるか。ま
た、それぞれの選択肢について、経済的・ ・前者の方式においては、MVNOがMNO発行のSIMカード、及
技術的な課題としてどのようなものがあ
びMNOの端末を利用することから、「MVNO独自の端末」[本提
るか。
案募集P4]には該当しないものと考えます。
*選択肢として、…(中略)…②MNOの
端末のSIMカードを差し替え、MVN ・後者の方式においては、SIMロック解除を意味するものと考えら
4
5)事業計画策定上の課題
OのSIMカードを差し込むことによっ
れますが、モバイルビジネス研究会報告書にも「2010年の時点で
て、MVNO独自の端末として活用する
3.9Gや4Gを中心としてSIMロック解除を法制的に担保するこ
ことを可能とする方式、
とについて最終的な結論を得ることが適当」[モバイルビジネス研究
…(中略)…が考えられるが、その他の
会報告書P29]とされている通り、現段階で議論を行なうことは時
方式を含め、今回提案を募集する。
期尚早とされていることから、選択肢から除外すべきと考えます。
・MNOによる卸電気通信役務の対価や接 ・「ふるさとケータイ事業は…(中略)…多様なサービスが提供され
続料について情報開示が行われていない
ることが期待される」[本提案募集P3]とあるように、MVNOとM
ことが縊路になっているか。
NOの間で様々なサービスの提供形態が予想されることから、標準的
な卸料金プランについては、今後事例が積み重なった段階で策定を検
討するものと考えます。
3
6
「地域の活性化、地域住民へのサ
3.ふるさとケータイ事業 ・今回の提案募集の結果を踏まえ、ふるさ ・ふるさとケータイ事業については、
の実現に向けた取組
とケータイ事業の推進に向けた検討スケ
ービス向上等」[本提案募集P1]を目的とするものであり、
「どこで
ジュールなどを具体化し、その内容につ
もブロードバンドや携帯電話を利用するための具体的施策を検討す
いて、上記の戦略会議の報告書に反映す
ることを目的」[デジタル・ディバイド解消戦略会議 開催要綱(案)
るとともに、これを本年6月を目途に策
P1]とするデジタル・ディバイド解消戦略会議とは、目的が異なる
定する「デジタル・ディバイド解消戦略」
ものと考えます。
に盛り込み、着実な推進を図ることとす
・よって、
「今回の提案募集の結果を踏まえ、…(中略)…「デジタル・
る。
ディバイド解消戦略」に盛り込み、着実な推進を図る」[本提案募集
P6]のであれば、ふるさとケータイ事業とデジタル・ディバイド解
消戦略会議の関係を本提案募集において明確にすべきと考えます。
4
提 案 書
平成20年 4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号 103-0013
と う き ょ う と ち ゅ う お う く に ほ ん ば し にんぎょうちょう
住
所 東京都中央区日本橋 人 形 町 三丁目10番2号
名
称 社団法人テレコムサービス協 会 MVNO協議会
しゃだんほうじん
きょうかい
きょうぎかい
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
別 紙
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関する提案
「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集として提案・意見提出の機会を戴き、
厚く御礼を申し上げます。以下のとおり弊協議会意見を提出しますので、今後のふるさと
ケータイMVNOの具現化実施に当たってよろしくお取り計らい頂けますようお願い申し上
げます。
はじめに
今回の意見募集においては地域の活性化、地域住民へのサービス向上等を実現する観
点から、地域ニーズにきめ細かく対応できるふるさとケータイ事業MVNOの展開について、
提案を募集頂きましたが、MVNO協議会としてはMVNOあるいはMVNEの事業者がより
効果的にふるさとケータイ事業に関わり、各地域へ貢献するための提案をいたします。
1. 提供サービスについて
ふるさとケータイ事業は、携帯電話などの無線通信基盤を他社から借りて無線通信サー
ビスを提供する事業であり、具体的には、例えば、
①地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯サービス
②GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の居場所確認のためのモニタリングサー
ビス
③地方自治体・観光協会、青年会議所などによるイベント情報の提供
④台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
⑤介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連絡手段として
の活用
等に用いることが考えられるが、これに加えて、ふるさとケータイ事業としてどのようなサー
ビスの提供が考えられるか。また、サービス展開を行う際に留意するべき事項はなにか
ふるさとケータイ事業の個別サービスについては地域の特性および、MVNOとしての特
色を生かした提案が個々の企業からなされると考えます。
MVNO協議会としては、サービス展開を行う際に留意すべき点として、各地域毎に個別
のニーズに根ざしたサービスを行いつつ、一方でベースとなる部分(特にMNOが提供する
サービス等)においてはなるべく標準化、共通化を行うことにより、低コスト化を図ることに
留意すべきであると考えます。また各地域のふるさとケータイ事業者からのノウハウの蓄
積であるベストプラクティスの情報をすばやくフィードバックができる柔軟な運営形態を考慮
すべきであると考えます。
2
2. 事業の実施主体について
上記の提供サービスのイメージにあるように、ふるさとケータイ事業は各地域の実情に応じ
て地域住民のニーズにきめ細かく対応できる者(例えば、地方自治体、病院、警察、消防署、
学校、郵便局、農協)が連携することが望ましい。この点、本事業の実施主体として、具体
的にどのような者が想定されるか
例えば台風や地震等の災害時等における管理情報の提供のように、本来公共サービス
に属する事業については当該の地方公共団体が実施主体となることが想定されます。
しかしながら、地方の活性化という面を考慮し、多くのサービスにおいて民間企業(例え
ば地方ケーブルテレビ、地方新聞社等)の参入を期待します。
その場合においても、民間企業の事業参入を容易にするために、初期投資費用を国ま
たは地方公共団体が支援をすることが、肝要と考えます。例えば、MCA(Multi Channel
Access)無線システムにおいては、公共団体発行の債券などを基本財産とする財団法人
が、初期投資費用のかかる無線基地局等の設備を運営し、実際のエンドユーザに対する
サービスは民間企業が当該財団法人に設備使用料金を支払う形で運営されていますが、
これなどはひとつの良いモデルであると考えます。
3. 事業の基盤となるMNOのイメージに関して
本事業を展開する上で基盤となるMNOは多様な選択肢が考えられるが、以下の点につい
てどう考えるか。
(1) MNOの選択肢としては、第三世代携帯電話(3G)、PHS(または次世代PHS)、モバ
イルWiMAXなどが想定されるが、加えて、これに無線LANを組み合わせたり、部分的
にフェムトセルを設置するなども考えられ、今後の検討において特定のシステムを前提
とするものではないものの、MVNOによる効率的なネットワーク構築という観点から留
意すべき事項は何か。
(2) 本事業は特定の地域においてMVNOがサービス提供を行うことをイメージしているが、
当該サービスに用いている端末をMVNOのサービスエリア外に持ち出した場合、MN
Oとのローミングによりシームレスなサービス提供を可能にすることも考えられるが、ど
うか。
(3) その他、MVNO側がネットワーク構築を進めていく上で、当該事業の基盤となるMNO
に対して実現が期待される事項はあるか。
(1) MVNOによる効率的なネットワーク構築という観点からは、地方という特性上、ふるさと
3
ケータイ事業は、個々は規模の小さい市場で顧客ニーズにこたえることが目的である
ことから、極力国際標準に準拠したネットワークと、端末を採用し、コストを抑えることが
肝要と考えます。
(2) 提案に同意します。更に現状ローミングの料金は高額であることを考慮すると卸電気
通信役務や相互接続による対応も視野に入れる必要もあると考えます。
(3) 様々な事業アイデアを実現し、地域を活性し、地域住民へのサービスを向上させるた
めに、モバイルFeliCaなどのアプリケーション・プラットフォームの開放を期待します。例
えば地域マネー的なサービス提供を考えた場合、コスト的にも技術的にも既存のアプ
リケーション・プラットフォームであるモバイルFeliCa等の機能が合理的価格で利用でき
ることが望ましいと考えます。(これらのアプリケーション・プラットフォームは実質上M
NOに囲い込まれてます。)
4. 端末の利用イメージに関して
ふるさとケータイ事業を展開するために個別に新たな端末の開発・調達を行うことは多額
のコストを要することとなり、相当の困難を伴うと考えられる。この点、どのような選択肢が
考えられるか。また、それぞれの選択肢について、経済的・技術的な課題としてどのような
ものがあるか。
例えばW-SIM(PHS WILLCOM)のように3G端末や2G端末においても無線機能をモジ
ュール化することによる共通化や、iPhone(GSM Apple)のように、ほとんど全てのスイッチ
をタッチパネル化することによるカスタマイズの容易化により、ふるさとケータイとして共通
のプラットフォームを持つことが考えられます。さらに、このような共通のプラットフォーム構
築のために、当該メーカや当該地域への技術力の結集等の適切な支援が必要と考えられ
ます。
5. 事業計画策定上の課題に関して
地域の実情に応じたふるさとケータイ事業を具体的に構築していく上で、例えば以下の点
についてどう考えるか。
(1) ふるさとケータイ事業の実施主体は、電気通信サービス、とりわけ無線系サービスに
ついて十分なノウハウを持っている場合が限定されているものと考えられる。このため、
例えばMVNEなどへのシステム運用の委託等を行うことが必要になると考えられるが、
どうか
(2) 具体的な事業計画を構築していく上で健全な収支計画を策定することが前提となるが、
他方、MNOによる卸電気通信役務の対価や接続料について情報開示が行われてい
ないことが縊路になっているとの指摘があるが、どうか。
4
(3) その他、事業計画を策定する上での課題としてどのような点があると考えられるか。
(1) 地方公共団体が実施主体となる場合においてはMVNEへのシステム運用委託が必
要となる場合が考えられます。また民間企業が実施主体となる場合においてもMVNE
の支援が必要な場合も想定されますが、財団法人テレコムサービス協会や、MNO及
びメーカの技術者など当該および近隣地方に在住の人材によるサポートが可能となる
場合は、当該民間企業が事業を推進することが可能になると考えます。このときにMN
O側から特に妨害的行為をすることがなきよう、理解と協力が必要です。
(2) 特に国や地方公共団体が出資する事業においては事業の予見性、明確な収支計画が
必要であるため、事業計画上支配的要素である卸電気通信役務の対価や接続料につ
いて公正な料金が設定され、それが事前に明確に提示されている必要性があると考え
ます。このために例えば、標準的な卸料金プランの提示や約款化が必要と考えます。
(3) ネットワークの調達、端末の調達など事業計画を大きく左右する業務のスケジュール
が予見できることが重要であると考えます。例えば約款化されている手続きにについ
ては目安がありますが、その場合においても優越的な地位を有するMNOの恣意的な
約款の運用や変更なども懸念されます。従って、約款化されてない場合においても標
準的なメニューとそのスケジュールをMNO側が予め明確にしておくことが必要で、か
つその適用が適切に行われていることを総務省が監視することも必要と考えます。
6. ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方について
ふるさとケータイ事業は通信サービスを基盤として様々な公共サービスの連携や行政の効
率化にも資することが期待される。この点について、
(1) 現実にふるさとケータイ事業を推進していく上では多様な行政機関が連携して、支援し
ていくことも必要であると考えられるが、具体的にどのような支援体制を構築していくこ
とが効果的と考えられるか。
(2) また、上記の支援体制の枠組みを前提として、具体的にどのような支援策が講じられ
ることにより、ふるさとケータイ事業の推進が図られることが期待されるか。
(3) その他、ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方として留意すべき事項は何か。
(1)地域ICT利活用モデル事業からのノウハウ抽出や、地域情報化アドバイザーの積極的
活用により、ふるさとケータイ関連事業のモデル化、マニュアル化、メニュー化などを行
い、容易に事業参入が可能となる仕組みを作るまでの支援を期待しています。またふ
るさとケータイ事業の立上げに際しては、過疎閉鎖的な場合が多い地方においてのIC
T事業ということでリスクがあります。これを低減するためモデル地域を指定し、実際事
業を運営することで、財務規模、経営ノウハウをなどを明確にし、それをマニュアル化
5
し、水平展開するなどの処置により全体のリスクを低減することが必要と考えます。更
に当該モデル地域における事業は、投資リスクなど未知であることから、国および地方
公共団体等からの財政上の支援が必要と考えます。
(2)総務省において各地域からのノウハウを吸い上げるためのヒアリングの実施と、その
情報の共有化のために地域住民、地方公共団体、通信事業者、メーカなどで構成する
協議会等を定期的に開催するなど、各々の地域と中央の密接な連携を期待します。
(3)国や地方公共団体において、携帯端末関連の知財上の相談窓口などを含む総合的な
支援や、各地域におけるふるさとケータイ事業からの情報を速やかに共有化するため
にも照会窓口が一本化されることを期待します。
7. その他検討すべき課題に関して
上記2~7の他、ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体化する上で検討すべき課題とし
てどのような事項が考えられるか。
ふるさとケータイの事業において販売、アフターサービスなどのサポートといった顧客
に対する接点についてMNOの販売チャネルの活用を望みます。
ふるさとケータイ事業者は、個々の市場を鑑みると規模が小さいことが予想されるため、
予定スケジュールが遅延するなどの問題点に対する耐性が小さいことが予想されます。従
って、例えばMNOの対応の遅延などの問題が発生した場合、比較的簡単に経営的破綻
にまでいたる可能性があります。以上を鑑み、当該地域、業者に対してのみでなく、予防的
な観点も考慮した行政指導などの積極的関与を期待します。
終わりに
地域経済を活性化し、より活力のある魅力的な地域を実現するとともに、よりよい暮らしを
実現するために、ふるさとケータイ事業においてMVNOが大きな役割を期待されているこ
とは、MVNO協議会として非常に喜ばしいこと考えています。
今回募集されている事業はモデル事業であることを鑑み、成功に導くことがデジタル・デ
バイド解消に向けてのはじめの大きな一歩になると考えます。MVNO協議会としてもこの
一歩を次につなげていくために必要な事項を抽出し提案していく所存です。
以上
6
提案書
平成20年 4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号 626-0016
きょうとふみやづしあざしんはま
住
所 京都府宮津市字新浜1950
名
称 丹後通信株式会社 代表取締役社長 沼田 憲男
たんごつうしんかぶしきかいしゃ
ぬまた
のりお
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
別 紙
「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案
「ふるさとケータイ事業」の展開に際して提案・意見提出の機会を戴き、厚くお礼を申し
上げます。以下のとおり、弊社の意見を提出いたしますので、今後の評価の実施に当た
ってよろしくお取り計らい頂けますようお願い申し上げます。
1. はじめに
地域経済を活性化し、よりよい暮らしを実現するために情報通信技術の果たす役割は極
めて重要です。「ふるさとケータイ事業」は地場産業の再生・創出支援に極めて有効であり、
弊社はこの事業を積極的に推進します。更に、より多くのMVNO事業者が参入されること
を技術面で支援いたします。
以下に「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の各項目に準じ、ご提案申し上げます。
2.提供サービスについて
弊社は、固定や移動体のネットワークに放送も加えたサービスをシームレスに提供
します。例えば地方公共団体やCATV会社など地域に密着した団体や民間企業等
の活力を活かしながら、様々な情報へのアクセスネットワークを効率よく運営して
いく地域内における総合通信事業のモデル化を目指します。
弊社は、丹後地方で次のサービスを事業化することを目指します。
①NHKの選抜高校野球大会の各県予選試合の中継及びローカルニュースを弊社が
提供するふるさとケータイで視聴できるようし、弊社のふるさとケータイ利用者
には、JGN(JAPAN GIGABIT NETWORK)を活用し県外で
も視聴可能とする。
②ふるさとケータイ事業をより良く充実したものとする為には、災害などの緊急事
態発生時に組み立て可能な可搬型のアンテナ設備が必要である。無線方式はWi
MAXを活用し緊急事態などにおいては、フェムトセルなどとあわせ3Gのネッ
トワークに接続する。当該設備は国が用意する。
また、WiMAXとフェムトセルのネットワークを組み合わせ、地域内を広く
カバーしながら、ふるさとケータイ間では低コストの通話を提供するなど、地域
内内線電話として利用する。
③高等専門学校(高専)の参加を仰ぎ、高専の若い感性を地域の活性化に結びつけ
る。ひいては教育的向上に寄与できるものと期待する。
④健康ケータイを事業化する。医療機器や健康器具を無線化する事で予防医療を促
進し医療費の削減につなげる。
3.ふるさとケータイ事業の実施主体と提供基盤について
丹後通信は、ふるさとケータイ事業アクセスネットワークを活用することで地域
2
とかかわりの強いサービスを提供します。
以下にそのイメージを示します。
図-1)ふるさとケータイ事業サービスイメージ図
4.端末の利用イメージについて
ふるさとケータイ事業で提供される多様な機器は、MNOが提供する機器や、世界的に標
準化された端末を導入します。地域の特色を出す為には、それに対応したサービスへのイ
ンターフェースを開発します。
5.事業計画上の課題について
利用者に向けたサービスの提供は、地域の公共団体や民間企業の協力が必要不可
欠です。ふるさとケータイ事業は、長期的視点での事業の予見性や収支計画が極め
て重要です。この為、卸電気通信役務の対価や接続料については適正な料金の設定
を必要とし、そのルール化は重要事項であります。
6.ふるさとケータイ事業に係る支援体制のあり方
MVNOと地域の行政及び地域の事業者が協力して、ふるさとけーたい事業を推
進するに際しては、総務省及び研究機関やMVNEからの協力が不可欠です。
7.その他検討事項
販売やアフターサービスの拠点確保の面で、MNOの拠点や地方公共団体窓口と
の連携など利用者との接点となる窓口の確保が必要不可欠です。
地方で新規事業を活発にさせる為には、きめ細かな金融助成措置が必要です。
以上
3
提 案 書
平成20年 4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号 140-0013
とうきょうとしながわくみなみおおい
住
所 東京都品川区南大井6-25-3 ビリーヴ大森
名
称 日本通信株式会社 代表取締役社長 三田 聖二
にほんつうしんかぶしきかいしゃ
さ ん だ
せ い じ
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
別 紙
「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案
「ふるさとケータイ事業」の展開に際して提案・意見提出の機会を戴き、厚くお礼を申し
上げます。以下のとおり、弊社の提案・意見を提出いたしますので、今後の評価の実施に
当たってよろしくお取り計らい頂けますようお願い申し上げます。
はじめに
「ふるさとケータイ事業」は地場産業の再生・創出支援において有効であり、地域の活性
化、地域住民へのサービス向上を実現できる事業として弊社としましては、より多くの
MVNO事業者が参入されるよう支援をいたして参ります。
以下に「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の各項目に準じ、ご提案申し上げます。
1.提供サービスについて
ふるさとケータイ事業は、携帯電話などの無線通信基盤を他社から借りて無線通信サー
ビスを提供する事業であり、具体的には、例えば、
①地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯サービス
②GPS(位置情報)機能を用いた高齢者や児童の居場所確認のためのモニタリングサー
ビス
③地方自治体・観光協会、青年会議所などによるイベント情報の提供
④台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
⑤介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周知や当該職員の連絡手段とし
ての活用等に用いることが考えられるが、これに加えて、ふるさとケータイ事業として
どのようなサービスの提供が考えられるか。また、サービス展開を行う際に留意する
べき事項はなにか
ふるさとケータイ事業の展開において、弊社は固定や移動体のネットワークなどに
加え放送も含めたサービスをシームレスに提供すべく、ふるさとケータイ事業アク
セスネットワークを整えます。例えば地方公共団体やCATV会社など地域に密着
した団体や民間企業等の活力を活かしながら、様々な情報へのアクセスを効率よく
運営する地方における総合通信事業のモデル化を目指します。
なお、個々の具体的なサービス内容などは、それぞれの団体や事業者から地方の
特色を生かした提案がなされるものと考えます。
弊社は、WiMAXやフェムトセル、無線LANなどの通信インフラとの接続も行い、もっとも
効果的なネットワークへのアクセスを可能とすることで、多様な端末機器の開発を促し、地
域住民の生活の質的向上に資することを図ります。多様なネットワークや端末が連携した
サービスを提供するプラットフォームを構築・運営し、アクセス端末が異なっても利用者にと
って最適なネットワークを高品質かつリーズナブルな料金で提供します。このことにより、ふ
るさとケータイ事業者は利用者に効率的なネットワークを提供できることとなり、新しいサー
ビスの出現による市場の活性化をもたらすことができると考えます。
2
図-1)弊社提供プラットフォームを利用した新規参入事業者との相関図
2.事業の実施主体について
上記の提供サービスのイメージにあるように、ふるさとケータイ事業は各地域の実情に応
じて地域住民のニーズにきめ細かく対応できる者(例えば、地方自治体、病院、警察、消防
署、学校、郵便局、農協)が連携することが望ましい。この点、本事業の実施主体として、具
体的にどのような者が想定されるか
地方の活性化という点を考慮し、多くのサービスでは地方のCATV会社や新聞社など各
家庭と結びつきの強い企業の事業参入を期待します。一方で災害時などにおける情報提
供など公共性の高いサービスは公共団体が実施主体になることを想定します。なお、民間
企業の参入においては事業参入を容易にするため、モデルケースの立ち上げには初期投
資費用などの支援が必要です。
3.事業の基盤となるMNOのイメージに関して
本事業を展開する上で基盤となるMNOは多様な選択肢が考えられるが、以下の点につ
いてどう考えるか。
(1)MNOの選択肢としては、第三世代携帯電話(3G)、PHS(または次世代PHS)、モ
バイルWiMAXなどが想定されるが、加えて、これに無線LANを組み合わせたり、部
分的にフェムトセルを設置するなども考えられ、今後の検討において特定のシステム
を前提とするものではないものの、MVNOによる効率的なネットワーク構築という観
点から留意すべき事項は何か。
(2)本事業は特定の地域においてMVNOがサービス提供を行うことをイメージしている
3
が、当該サービスに用いている端末をMVNOのサービスエリア外に持ち出した場合、
MNOとのローミングによりシームレスなサービス提供を可能にすることも考えられる
が、どうか。
(3)その他、MVNO側がネットワーク構築を進めていく上で、当該事業の基盤となるMN
Oに対して実現が期待される事項はあるか。
(1)地方はMNOによって利用可能エリアが異なることが多く、MVNO事業参入に際して
はエリアカバーの点でもマルチキャリア対応することが重要です。また地方のFM放
送局やCATV会社などと、番組放送などのソフト面での連携やそれぞれの通信ネッ
トワークなどのハード面での連携も重要であると考えます。
(2)提案に同意します。ただし現状ローミングの料金は割高となることを考慮すると、卸
電気通信役務や相互接続による対応が必要です。
(3)多くのふるさとケータイ事業参入者により、様々な事業アイデアが実現されることで、
地方産業を活発にし、地域住民へのサービスを向上させるには、アプリケーションプ
ラットフォームの開放を期待します。アプリケーションプラットフォームの活用により、
地方電子マネーや交通手段、住民の安心、安全など、ロケーションを利用したサービ
スも活発化すると期待します。
(4)ふるさとケータイ事業は、WiMAXやフェムトセルなどのネットワークを組み合わせ域
内内線電話を提供します。また災害など緊急事態発生時には、MNOの3Gネットワ
ークに接続し災害に強いネットワークを構築します。
4.端末の利用イメージに関して
ふるさとケータイ事業を展開するために個別に新たな端末の開発・調達を行うことは多額
のコストを要することとなり、相当の困難を伴うと考えられる。この点、どのような選択肢が
考えられるか。また、それぞれの選択肢について、経済的・技術的な課題としてどのような
ものがあるか。
ふるさとケータイ事業がマルチキャリア対応を実現することで、MNOで流通す
る端末の転用が期待できます。ふるさとケータイ事業ではメールのポータビリティ
を実現できる事でMNP利用が促進され事業が活発化します。
また、ふるさとケータイ事業で提供する多様な機器は、MNOに依存したOSや
ミドルウェアを実装した端末だけではなく、世界的に標準化されたOSを搭載する
端末を導入することを推奨します。また、W-SIM(WILLCOM)の様な通
信モジュールをW-CDMAやCDMA2000でも提供することで、以下のよう
なことが可能になり、ふるさとケータイ事業で提供できる機器の多様化に貢献しま
す。
①技術基準適合証明の取得に関する作業の省略
②開発期間の短縮、それに伴う開発費用の低減
4
③無線技術に詳しくないメーカーでも通信機能搭載機器の開発が可能
標準的なプラットフォームの採用により地方間で端末の共通利用が促進され、端
末機器メーカーの参入障壁が低減されます。なお、このような端末機器であっても
地域の特色を出す部分はソフトウェアで個別化が可能です。端末のプラットフォー
ムを標準化することで、利用者は利用したいコンテンツを利用したい端末で安価で
かつ快適にアクセスすることが可能になります。特にデータ通信機器ではインター
ネットの世界で標準化されているような機能を積極的に採用し、開発する端末は国
際競争力の高い、世界標準のふるさとケータイプラットフォームづくりを行います。
5.事業計画策定上の課題に関して
地域の実情に応じたふるさとケータイ事業を具体的に構築していく上で、例えば以下の点
についてどう考えるか。
(1)ふるさとケータイ事業の実施主体は、電気通信サービス、とりわけ無線系サービスに
ついて十分なノウハウを持っている場合が限定されているものと考えられる。このた
め、例えばMVNEなどへのシステム運用の委託等を行うことが必要になると考えられ
るが、どうか
(2)具体的な事業計画を構築していく上で健全な収支計画を策定することが前提となる
が、他方、MNOによる卸電気通信役務の対価や接続料について情報開示が行われ
ていないことが縊路になっているとの指摘があるが、どうか。
(3)その他、事業計画を策定する上での課題としてどのような点があると考えられるか。
(1)ふるさとケータイ事業を行ううえでのシステム運営は、無線系サービスの提供に十分
なノウハウを持つ事業者に運営委託することが重要です。このことで地域の通信事
業者やメーカーなどが参入しやすくなります。メーカーなどの事業参入や技術協力を
仰ぐ事についてMNOの協力を必要としますが、その際について支援が必要です。
(2)ふるさとケータイ事業にあたっては長期的視点での事業の予見性や明確な収支計画
は極めて重要です。この為、卸電気通信役務の対価や接続料については適正な料
金の設定を必要とし、それが事前に明確に提示されている事などルール化が重要で
す。然るに卸電気通信役務の対価は個別の相対となっており、接続料は音声以外は
明確になっていません。その為、事業の予見性や明確な収支計画は立たない状況
になっていますので、卸電気通信役務の対価についての約款化や接続料金の明確
化が必要です。
(3)ふるさとケータイ事業のサービスに対応できるネットワークの調達や標準的なプラ
ットフォームを採用した端末の調達についてスケジュールインパクトがあります。従
って約款化されていない事項においても標準的なメニューとそのスケジュールをM
NOは明確にすることが必要です。
5
6.ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方について
ふるさとケータイ事業は通信サービスを基盤として様々な公共サービスの連携や行政
の効率化にも資することが期待される。この点について、
(1)現実にふるさとケータイ事業を推進していく上では多様な行政機関が連携して、支援
していくことも必要であると考えられるが、具体的にどのような支援体制を構築していく
ことが効果的と考えられるか。
(2)また、上記の支援体制の枠組みを前提として、具体的にどのような支援策が講じられ
ることにより、ふるさとケータイ事業の推進が図られることが期待されるか。
(3)その他、ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方として、留意すべき事項は何
か。
(1)ふるさとケータイ事業は、モデルとなる事業と推進する地区を設定し、地元の
関連企業とともに立ち上げることが必要です。立ち上げで得られるノウハウな
どを蓄積し、他の地域に水平展開することで、ふるさとケータイ事業を行う他
の地域でも事業の円滑なる立ち上げが可能になります。なおモデル事業の立ち
上げは、投資リスクを伴う為、金融助成措置などの支援が必要です。
また、モデル事業の立ち上げには、関係する行政機関が多岐にわたる為、相
談窓口の設置や一本化などの支援が必要です。
例えばモデル事業は、次のような事が考えられます。
①環境問題への応用
地域内に大気汚染データ観測を行う装置を各家庭に設置し、それから得
られる情報を地元の高等教育機関に収集します。その他の地域と比較、分
析したりすることで環境対策に役立ちます。
②地域農産物の流通の活発化や有害鳥獣対策への応用
規格外となった農産物を把握し、加工食品として流通させたりすること
で無駄を低減します。流通においてはスーパーなどの消費情報と連動し効
率の良い流通を促します。
地方の農産物の生産地では鳥獣被害への対策として、捕獲がありますが
捕獲檻の設置や見まわりなどの管理は多大な負荷となっています。例えば
檻に送信機やセンサーを取り付け、鳥獣捕獲の際の通知や、センサーより
得られる情報分析をもとに、有効な手段を講じることができます。
③医療への応用
地元で食される多くの食材や調理方法をデータベース化し、地域で消費
される食材の傾向データを収集します。地域の行政機関や医療機関と連携
し、このデータを予防医療に役立てます。またフェリカなどの無線通信技
術を搭載した医療器具や健康器具の開発も促進し、ふるさとケータイと連
携することで、健康ケータイとして普及を促進します。これにより各人の
健康状態を簡単に把握、収集することもでき予防医療を促進し、医療費の
6
削減などに貢献します。
④河川やがけ崩れなど風水害に対する応用
河川の上流や山間部の通信ネットワークの敷設されていない地域やネ
ットワーク敷設コストが高い場所には、無線通信機能を具備したセンサー
などの機器を設置します。これにより効率的な監視体制を保有することが
でき、風水害の未然対策に役立てることができます。
(2)ICTネットワークは、その技術革新とインフラ整備の面において投資と回収
の時間軸が合致しないことが懸念される為、継続的に成長可能な仕組みを検討
する事が重要です。地域に生産性向上をもたらす事業などには支援が必要です。
(3)ふるさとケータイ事業では、いろいろな行政機関や地方自治体が連携する必要
があります。行政機関や各地方自治体との調整などを行う窓口を設定いただく
とともに利用者のサービス契約や利用相談に対応することも重要です。その為
のスタッフ雇用制度と教育プログラムなどの支援も必要です。
7.その他検討すべき課題に関して
上記2~7の他、ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体化する上で検討すべき課題とし
てどのような事項が考えられるか。
地域における民間活力の利用の際、地方においては労働人口の減少や起業意識の
低迷、消費の減衰などを、リスクマネジメントとして考慮すべき事項と考えます。
この為、地方における若者の定着についても考慮する必要があり、学生へのビジ
ネスフィールドの提供など、産学一体となったビジネスモデルの構築も重要になり
ます。卒業後においては、地元定着を促進すべく地元金融機関と連携し、地元での
起業支援をすすめられるようなプログラムの整備が必要です。
販売やアフターサービスの拠点確保の面で、MNOの拠点や地方公共団体窓口と
の連携など、利用者との接点となる窓口の確保が必要不可欠です。特に利用する機
器によっては、地域外での利用も多分に考えられるため、地域外における修理など
のアフターサービス面におけるルール化も非常に重要な事項となります。
終わりに
ふるさとケータイ事業により地場産業の再生、創出を促進し、地域住民へのサービス向上
ともあわせより良い暮らしの実現のため、本意見募集は大変喜ばしいことです。
弊社といたしましては、今回募集されている事業はモデル事業であることを鑑み、事業化
に向けた一助となるようMVNEとして必要事項の整備を行っていく所存です。
以上
7
提 案 書
平成20年4 月14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号 101-8457
(ふりがな) とうきょうとちよだくかんだにしきちょう
東京都千代田区神田錦町 2-211 号館 16 階
住 所
1603 号室
(ふりがな) とうきょうでんきだいがくみらいかがくぶ
じょうほうめでぃあがっか
氏 名
東京電機大学
未来科学部
情報メディア学科
教授
安田
(沖縄遠隔医療推進協議会
浩
顧問)
(PATAT コンソーシアム会長←設立中)
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
注1 法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2 用紙の大きさは、日本工業規格A列4番とすること。
1
※東京電機大学提案1
携帯電話の利活用による匿名年齢 Web 認証サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項
目
該当部分
提案
1)提供サービス
携帯電話の利活用による匿名年齢 Web 認証サービス
匿名年齢認証サービス
観光地においては、趣味・嗜好・遊戯等に
おいて、年齢確認が必要となる。しかしな
PATAT 技術については添付論文および
図面にて説明
がらパスポート提示等による年齢確認は、
常に携帯しているとは限らずまた、住所等
不必要な情報も記載されていることから、
プライバシー秘匿上の問題が発生する。本
サービスは新しく開発された「匿名アクセ
ス 制 御 技 術 ( PATAT: Privacy Aware
Traceable Access Technology )」 を 専 用
UIM カード(MVNO として提供)とアプ
リケーションを携帯電話に組み込み、一切
のプライバシー情報を秘匿した状態でサー
ビスを受ける資格のある年齢層かどうかの
み相手に伝える手法を提供することにより、
プライバシーを完全に保護しながら年齢制
限のあるサービスを円滑に提供することを
可能にする。
3
2)事業の実施主体
年齢認証と地域商業サービスとで形成した
沖縄地域携帯事業者が MVNO として提供
地域携帯事業者(MVNO)
PATAT は技術提供
2
PATAT コンソーシアム(*1
下記)
NPO モバイルビジネス研究支援機構
(設立準備中)
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
SIM カードとアプリケーション提供
のみの MVNO(既存3キャリア端末向け)
アプリケーションを開発する。NPO は
端末の調達やソフト組み込み及び企画全
般を行う。
現在、PATAT コンソーシアムは次世代
帯電話機に「匿名アクセス制御技術(PATAT:
Privacy
Aware
Traceable
Access
Technology)」を組み込み匿名認証サービ
スを実現しようとしている。サービス提供
スタイルとしては、地域携帯事業者が
MVNO となり、第三世代携帯電話および
フェムトセルを提供し、専用アプリケーシ
ョンを載せて運用する。
3
4)端末の利用イメージ
既存端末へのソフトウェアの組込
通信方式やセキュリティについてプラッ
トフォームについての検証を計画中。
4
5)事業計画策定上の課題
MVNE へのシステム運用委託
匿名性確保のためのサービス体系作り等、
技術的課題も多いため、NPO モバイルビジ
ネス研究支援機構(設立準備中)が既存
MVNE や端末メーカーなどとの橋渡しを
行う形で運用する。
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
PATAT コンソーシアムによる支援
サービス提供に関するインフラ環境や将来
的な事業化のためのノウハウのサポート
5
7)その他検討すべき課題
具体的な課題
3
実証実験に基づく調査を並行的に実施する。
*1 PATAT コンソーシアム
東京電機大学安田研、(株)ソルコム、
(株)DDS、(株)ソフトフロント等で設立中
※東京電機大学提案2
離島との携帯電話の利活用による遠隔医療支援
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項
目
該当部分
提案
1)提供サービス
離島との携帯電話の利活用による遠隔医療支援
遠隔リハビリ診断
離島の患者のリハビリ診断や皮膚科
遠隔皮膚科診断
を行うことにより、患者負担と時間を削減
し医療費と家族の負担を軽減する
3
2)事業の実施主体
地域 CATV 事業者(MVNO)
沖縄遠隔医療推進協議会
離島の地域 CATV 事業者が MVNO とし
て提供。協議会は関係医師の連携を図り
NPO モバイルビジネス研究支援機構
(設立準備中)
アプリケーションを開発する。NPO は
端末やフェムトセルの調達や企画全般を
行う。
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
第三世代携帯電話+フェムトセル
現在、沖縄遠隔医療推進協議会では、ブ
ロードバンドとテレビ会議システムを本
島および離島の診療機関に設置し、遠隔
医療の実証実験を行っている。これに一
般市民が利用する携帯電話サービスを加
えることで、在宅診療も実現させていく。
サービス提供スタイルとしては、地域
CATV 事業者が MVNO となり、第三世
代携帯電話およびフェムトセルを提供し、
専用アプリケーションを載せて運用する。
3
4)端末の利用イメージ
既存端末へのソフトウェアの組込
4
通信方式やセキュリティについてプラッ
トフォームについての検証をすでに実施中。
4
5)事業計画策定上の課題
MVNE へのシステム運用委託
既存テレビ会議システムと携帯電話向け
アプリケーションとの接続など、技術的
課題も多いため、NPO モバイルビジネス
研究支援機構が既存 MVNE や端末メーカ
ーなどとの橋渡しを行う形で運用する。
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
支援体制の枠組み
サービス提供に関するインフラ環境や将来
的な事業化のためのノウハウのサポート
5
7)その他検討すべき課題
具体的な課題
5
実証実験に基づく調査を並行的に実施する。
匿名年齢Web認証サービス
認証機関
高次元でのプライバシーの保護
単に匿名であるだけでなく、複数のサービスサイトが
結託しても、ユーザの追跡は不可能です(同じユー
ザからのアクセスであることが分かりません)。
移動体通信事業者、
第三者機関、etc…
②
柔軟な運用
サービスサイトが自力で認証することも、代行サイト
にアウトソースすることも可能です(代行サイトには秘
密情報はありませんので、サービスサイトと代行サイ
トの間の契約のみでアウトソーシングが可能です)
コピー・横流し防止の
ため、鍵ペアの一方
は、UIM内に保存
身分証明書
組込の要件
年齢証明書として発行される鍵ペアの片方は、コ
ピー・横流し防止のためUIMに保存されます。また、
鍵を用いた暗号計算で生成した証明データをブラウ
ザを通じて受け渡す仕組みが必要です。
年齢証明書
(鍵ペア)
年齢以外の応用
・性別、県名、住所、
etc…
証明データ
①
オプション
③
ユーザー
④サービス
サービスサイト
認証代行サイト
匿名年齢認証
1
匿名年齢認証操作の流れ
PATAT:Privacy Aware Traceable Access Technology(匿名アクセス制御技術)
①利用者→認証機関
全てのサービスの利用に先立って、利用者は認証機関に身分証明を提示し、年齢を
証明します。携帯キャリアが認証機関となる場合、契約時の身分証明等で利用者の年
齢が確認できれば、この手続きは省略することができます。
②認証機関→利用者
認証機関は利用者に対し、年齢証明書を電子的に発行します。証明書は最終的に
UIM等に書き込まれます。携帯電話端末を引き渡す際に店頭で書き込むことも、利用者
個々の契約ページ等を通じてダウンロードすることもできます。
③利用者→サービスサイト
年齢制限のあるサービスを利用する場合、利用者はサービス利用時にPATATによっ
て匿名化した年齢証明を提示します。年齢証明の提示はWebリクエストを通じて行いま
す。
④サービスサイト→利用者
PATATの匿名年齢証明を検証し、サービスを提供します。検証はPATATの提供する
ライブラリを用いるか、PATATが提供する外部の検証代行サイトを利用して行います。
匿名年齢認証
2
離島との携帯電話の利活用による
遠隔医療支援
沖縄遠隔医療推進協議会 顧問 安田 浩
NPOモバイルビジネス研究支援機構(設立準備中)
専務理事 木暮 祐一
リハビリ・療育相談(例)
名護療育園
離島から本島までは船で来る手段しかなく、付き添い
地域CATV事業者 も必要である。30分程度のリハビリを受けに来るのに
1日費やしてしまうので遠隔リハビリは有効である。
がMVNOとなり、
市民向け遠隔医療
サービスを構築。 皮膚科診断・コンサルト(例)
伊是名島
伊江村医療保険センター
伊是名村
診療所
患者の皮フの状態を本島の医師と確認
でき、症状や治療についての的確なアド
バイスができる離島診療所は医師1名で
あり、本島の医師との連携で病理の診断
が出来ることは非常に有効である
伊江島
伊江村
医療保険
センター
名護
療育園
名護市
沖縄遠隔医療推進協議会では、これまで沖縄県の本
島・離島の医療機関をテレビ会議システムで結び、遠隔
医療の実証実験を行ってきました。この基盤に携帯電話
を加えることで、市民向け遠隔医療サービスの構築を
「ふるさとケータイ事業」として実現させたいと考えます。
事業の実施主体
沖縄遠隔医療推進協議会
代表幹事
副代表幹事
宮城隼夫(琉球大学副学長)
松本廣嗣(沖縄県立南部医療センター・こども医療センター)
久木田一朗(琉球大学医学部附属病院)
中村 貢(宮古地区医師会長)
運営委員
玉城 聡(沖縄県立南部医療センター・こども医療センター)
田仲 斉(沖縄県立中部病院)
野崎浩司(琉球大学医学部附属病院)
仲本昌一(那覇医師会)
宮里智樹(琉球大学工学部講師)
プロジェクトリエゾン 横田勝彦(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 安田研究室
顧問
小河俊夫(内閣府沖縄政策担当審議官)
伊波輝美(沖縄県福祉保健部 部長)
村瀬澄夫(日本遠隔医療学会 会長)
吉田晃敏(旭川医科大学 学長)
安田 浩(東京電機大学 教授)
山川哲雄(琉球大学工学部長)
事務局
野崎浩司(琉球大学医学部附属病院)
特定非営利活動法人モバイルビジネス研究支援機構 (設立申請中)
理事長
丁井雅美(広島国際大学医療福祉学部 准教授/NPOモバイル学会 理事)
副理事長 木村 潤(モバイルマーケティングソリューション協議会事務局長)
専務理事 木暮祐一(株式会社移動体通信総合研究所/NPOモバイル学会 理事)
地域CATV事業者
宮古ケーブルテレビ 他
提 案 書
平成20年 4月14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号 107-0052
(ふりがな)とうきょうとみなとくあかさか
住 所
とうきょうとみなとくあかさか 1 - 9 - 1 5
東京都港区赤坂1-9-15
(ふりがな) かぶしきがいしゃ
氏 名
株式会社
日本自転車会館2号館
くろす・かるちゃー
クロスカルチャー
代表取締役
加藤
晴彦
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提出します。
注1 法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2 用紙の大きさは、日本工業規格A列4番とすること。
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6/6
様
提
案
式
書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
あて
郵便番号 241-0014
(ふりがな)かながわけんよこはましあさひくいちざわちょう
住
所 神奈川県横浜市旭区市沢町 617-1
はいつならのき
ハイツならの木 102
(ふりがな)かぶしきがいしゃえーる
氏
名 株式会社 YELL
たかうらよしふみ
代表取締役 高浦吉史
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出いたします。
注1
法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2
用紙の大きさは、日本工業規格A列 4 番とすること。
別紙
1)
提供サービスについて
該当部分
資料「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集 P3.3~4 行目
「メール、電子掲示板、コミュニティ機能はもとより、データ、画像などデータ通信を用
いた多様なサービスが提供されることが期待される。」
提案
〔1〕家族専用画像配信サービス
【概要】
家族専用画像配信サービス(以下、「本サービス」といいます。)とは、インターネット
上に家族が集まることの出来るプライベート空間を構築するサービスである。
本サービスは、Basic 認証機能(ID・パスワード機能)により家族のみがログインできる
専用サイトを介して行われるもので、デジタルカメラや携帯電話などで撮影した画像を、
携帯電話(PC も可)を通じて閲覧できることを可能にするサービスである。また、家族専
用メールや掲示板機能、行事予定表などを搭載することで双方向的な会話が実現できる。
さらに、家族には掲載の更新情報をメールでお知らせすることで、いつでもどこでも最新
情報を閲覧することが出来る。
一方、病院に入院されている方や福祉施設に入所されている方にも本サービスを提供で
きることが考えられる。病院や福祉施設などでインターネットが導入されていれば、本サ
ービスを提供することが可能である。
【主旨】
本サービスを提供する主旨は、資料「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集
P1.3~4 行目「・・・地域経済を活性化し、より活力のある魅力的な地域を実現するとと
もに、よりよい暮らしを実現するため」であり、そのための一つの提案として、離れて暮
らす親と子どもや孫の絆をより一層豊かにすることである。
具体的な特徴としては、以下の 3 点である。
○
家族の画像(孫の誕生日会や運動会での画像、子どもの家族旅行先での画像、親の
日常の画像など)を携帯電話(PC も可)で閲覧できることにより、元気で活力に溢
れたよりよい暮らしの実現につなげる。
○
連絡フォーム、家族専用掲示板、行事予定表などを掲載することで、携帯電話(PC
も可)から双方向的な文字による会話のきっかけから、直接的な会話(電話・会う)
を増やしていくことでよりよい暮らしの実現つなげる。
○
病院や施設に入所されている方のご家族の中には、遠方に住んでおられて頻繁には
面会に行けない方やご多忙のためになかなか面会に行けない方もいると考えられる。
その中で、本サービスを利活用することで、家族間での心のつながりを強めるきっ
かけとなり、よりよい暮らしの実現につなげる。
【ねらい】
○
資料 4-1.「デジタル・ディバイド解消戦略会議」第一次報告書(案)P4.16~17 行目
「当該地域においては、世帯密度が低い、高齢者が多い、ブロードバンドに興味を
持っている住民が少ない」・・・①
○ 資料 4-1.「デジタル・ディバイド解消戦略会議」第一次報告書(案)P5.27~28 行目
「住民からの要望が存在せず、景観問題、電波への不安」
・・・②
ブロードバンド基盤整備及び携帯電話のエリア整備に係る課題の一つとして、上
記①、②が挙げられているが、当該整備を進めて行く上で「住民の理解」は少なか
らず今後の課題となることが考えられる。そこで、当該課題を解決するために、本
サービスを提供することで、資料 「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募
集 P1.16~17 行目「地域の活性化、地域住民へのサービス向上等を実現できる」こ
とにつなげることをねらいとする。
【課題】
上記の提案事項については、資料「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案募集 P2.
8 行目「① 地域の高齢者が使いやすいような機能を一部限定した携帯電話サービス」とあ
るように、高齢者の立場から「簡単・便利」という点に留意することが必要であると考え
られる。そこで、下記の対策が考えられる。
① 資料「デジタル・ディバイド解消戦略会議参考資料」(2007 年 12 月 20 日総務省総合
通信基盤局)資料 61 より、
GreatCall 社が販売している Jitterbug を導入することで、
簡単に操作できることが可能となる。
② 既に携帯電話をお持ちの方には、簡単に操作ができるようなマニュアルを提供する。
③ 携帯電話を持ったことがない方で機能操作が出来ない場合は、出張訪問サービスを提
供する。
以上
※法人3提出提案書
【ふるさとケータイ】の提案
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
提案
① 地域の高齢者が使いやすいよな機能 ①地域の高齢者が使いやすいよな機能を一部限定した携
を一部限定した携帯電話サービス
帯電話サービス
<ニーズを吸い上げた端末の開発>
② GPS 機能を用いた高齢者や児童の居 高齢者向けに販売されている、らくらくフォンが本当に
所確認のためのモニタリングサービ 高齢者に向いているのか。
ス
本当に高齢者が必要としているのは、携帯の端末なのか、
それともサービスなのか。
③地方自治体・観光協会、青年会議所に この部分に関して、まずはモニター調査を行い意見を吸
よるイベント情報の提供
い上げる必要があると考えております。
そのニーズを集約し端末とサービスを構築していくこと
④台風や地震等の災害時等における関 が、もっともユーザーにあった端末が提供できることに
連情報の提供
なります。
⑤介護サービスや病院情報などの地域 <ハードとソフトの両面による構築>
行政サービスの周知や当該職員
【ハード面】⇒
の連絡手段としての活用
□高齢者にも使いやすい端末の開発
端末
・使用できる機能は同じだが、デザインが違う端末を数
種類(2~3 種類)開発し、ユーザーに選んで使用して頂
く。
<端末デザインイメージ>
1、らくらくフォンタイプ
2、Jitterbug タイプ
3、通常の携帯電話タイプ
など。
【ソフト面】⇒
アプリケーション
□共通基本アプリケーションと選択式基本アプリケーシ
ョンの 2 種類で構成
例えばアプリケーションを 4 つ持つことが出来るとして
□基本アプリケーション 2 種類
使用しなくても使用しても外すことが出来ない
□選択式アプリケーション 2 種類
使用しない場合は、外すことが出来る。また趣味・嗜
好などの用途によってアプリケーションを付け替えるこ
とが出来る。
※アプリケーションはコールセンターに電話 1 本入れれ
ば変更することが可能。
ハード・ソフトを選択式にすることによって、
若年層から高齢者、すべての層のユーザーに満足できる
端末とコンテンツの開発が可能となります。
②GPS 機能を用いた高齢者や児童の居所確認のためのモ
ニタリングサービス
<コールセンター・WEB 連動型 GPS>
【コールセンター】
□GPS ボタン
自分の居場所が知りたいときや、目的地まで案内して欲
しいときは、端末にある GPS ボタン等を押すことでコー
ルセンターに繋がり、案内してもらうことが出来る。
【WEB】
□安否確認サービス
1 つのコンテンツサービスとして GPS サービスを購入す
ることで、持ち主には携帯電話に今の場所が地図と文章
で一定時間ごとに知らせが届き、家族には WEB 上にあ
るサイトからパスワードを入れログインすることで、今
携帯電話の持ち主が何処にいるか確認することが出来
る。
家族等の関係者からは、安否確認サービス的に携帯電話
の持ち主の行動が把握することが可能となる。
コールセンターや WEB を連動させたシステムを構築す
ることで、位置検索の GPS をさらに発展させた形にて使
用できると考えております。
③地方自治体・観光協会、青年会議所によるイベント情
報の提供
④台風や地震等の災害時等における関連情報の提供
⑤介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの周
知や当該職員の連絡手段としての活用
<地域密着型のポータルサイトによる展開>
【ポータルサイト】
□ポータルサイト例
・e―まちタウン
・生活ガイド.com
・Qlep
・Yahoo 地域
・Goo 地域
上記のサイトは、地域密着型のポータルサイトの一例と
なります。
イベントの提供・地域行政サービス情報等は、このサイ
トを使用することで様々な告知が出来ると考えておりま
す。
また、グルメ・ファッション・健康・スポーツ・病院等
の情報が掲載されており、e―まちタウン等は SNS があ
り地域(市町村)単位で、サークル活動などを行ってい
ることもある。
□ポータルサイトが及ぼす効果として
地域企業側⇒ポータルサイト掲載における宣伝効果によ
る集客数の向上。
サイト運営側⇒利用数・会員数・PV が向上。
ユーザー側⇒地域情報が容易に手に入り、地域での交友
関係が広がっていく
地域密着型ポータルサイトを使用することで、音声通話
サービス以外のメールや電子掲示板・コミュニティ機能
といったサービスがユーザーに提供できるようになる
為、シナジーによる地域の活性化が見込めます。
3
2)事業の実施主体
①市場性
変化が激しいモバイル市場において、消費者のニーズ・
CS 向上に素早く対応できる組織体が主体となって事業
を行っていくべきであると考えております。
②媒体とサービス
媒体が携帯電話であり、サービス提供においてコールセ
ンター・WEB を使用する。
上記、①・②より、②のノウハウがあり、①のような対
応が可能な組織体が、運営の主体となるのが最も効率的
かつユーザー満足度が高いのではないかと思われます。
結局のところユーザーにサービスを利用して頂かなけれ
ばならないことを考えますと、
ユーザーを拡大させることが出来る事業者で、ユーザー
の使用を促進させることが出来る組織体が主体となるべ
きではないかと思っております。
キャリア・サービス提供者・自治体等の関連事業者が共
同出資で企業を立ち上げたり、企業としてノウハウや資
金体力がある企業にお任せするような形にて行っていく
ことが重要なのではないかと考えております。
3
3)事業の基盤となる MNO のイ
メージ
3
4)端末利用イメージ
□メインターゲットにサービスが普及しやすく、利用さ
れやすい
□ユーザーが容易にサービスに参加しやすい
上記を押えた上で、どの年齢層をメインターゲットによ
って変わってくるのではないだろうかと考えておりま
す。
□年齢が上がるに連れ携帯普及率は低下してきている中
で、SIM の差し替えやサーバーアクセス型は、そもそ
も携帯が普及しきれていない、シニア層にはサービス
利用率の低下を招く恐れがあると考えております。
□逆に 40 代以下をターゲットとしたときは、ある程度携
帯は普及しておりますのでサーバーアクセス方式が最
も効果的かもしれません。
4
5)事業計画策定上の課題
4
6)ふるさとケータイ事業に係る
□自治体側の積極的介入に関しまして
支援体制の在り方
①管理監督
MVNO 事業者側と各種サービス提供側(公共団体・民間
団体)に対しての橋渡しや事業に取り組むに当たり管理
監督を行う立場として、行政機関が参入するべきではな
いかと考えております。
②問題解決の手助け
交渉していく中で「人がいない・資金が無い」といった
問題に直面した場合において、行政側の積極的な参加に
て問題解決の手助けをして頂く事が重要と考えておりま
す。
5
7)その他検討すべき課題
様式
提案書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省 総合通信基盤局
電気通信事業部 事業政策課
御中
郵 便 番 号
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名*1
105-0021
とうきょうとみなとくひがししんばし
東京都港区東新橋 2-9-5
えいつーねっとわーくかぶしきがいしゃ
もんた あきひと
a2network 株式会社
代表取締役社長 門田 朗人
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙の
とおり提案を提出します。
*1 法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を代表者の氏名を記載することと
する。
*2 用紙の大きさは、日本工業規格 A 列 4 番とすること。
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
提案
(1) ふ る さ と ケ ータ イ 事業 ■サービス内容について
と し て 考 え られ る サー 「基本サービス」
「公共サービス」
「地域コミュニティーサービス」
「他
ビス
地域との連携」
「その他」の 5 つの観点でサービス内容を定義します。
(参照:図 1【P18】)
①「基本サービス」
・MVNO として基本的にサポートするサービス
▼各種独自サービスに対応した端末提供
▼加入受付~端末販売~出荷、契約管理
▼独自料金パッケージ提供・明細書発行・課金および回収
▼コンテンツ提供(有料・無料/加入者のみ・一般公開)
・事業形態や提供端末により提供可否を決めるサービス
▼音声通話・データ通信・海外ローミング
▼MVNO 独自の端末待受けアプリケーション
▼アクセス制限機能(法人・個人)
▼非接触 IC 機能を使用したサービス
▼GPS 機能を使用したサービス
▼QR コードを使用したサービス
▼Bluetooth、IrDA を使用したサービス
1
様式別紙
②「公共サービス」
地方自治体などの公共組織が MVNO 運営する場合、公共性の高いサ
ービス提供が可能になると思われます。
▼公共サービスに関わるアクセス無料化(課金システムで対応)
Ex.自治体ポータルへのデータ通信、自治体窓口への通話、等
▼公共サービス各種申請・受付、携帯電話経由でのサポートによる
利便性の向上(メール、メール Push 機能、Gateway 機能による
セキュリティ強化機能で対応)
▼携帯サイトでの申請完了、待ち時間・待ち人数情報の配信(メー
ル Push 機能で対応)
▼ソーシャル ID 確認サービス(非接触 IC 機能等で対応)
Ex.他 ID との併用による申請書類提出の簡素化
酒類・タバコ、各種施設出入り時の年齢確認に利用
▼情報配信サービス(メール、メール Push 機能 GPS 機能等を併
用で対応)
Ex1.情報一斉配信(災害や犯罪発生時の緊急情報、要注意地域
の伝達、学校責任者への通知、避難場所通知と誘導)
Ex2.ごみ収集車が一定距離まで近づいたらリマインドメール
自動受信
Ex3.各種公共サービス情報(Update 情報、等)の一斉配信
Ex4.その他事業者のサービス(病院等の受付、地域時刻表配信、
市内循環バス現在地確認、学校時間割・各種連絡事項配信、
登下校状況通知、等)
2
様式別紙
③「地域コミュニティーサービス」(メール、メール Push 機能、ユ
ーザー限定閲覧機能、課金機能、その他通信機能で対応)
▼地域活性化・デジタルディバイド解消のためのサービス
Ex1.地域イベント情報の配信、参加受付
Ex2.ボランティア等の公共事業参加者への無料通話・無料デー
タ通信付与
Ex3.各種クーポン提供(商店街・交通機関・観光、等)
Ex4.寄付機能の提供(MVNO 月額使用料金に加算で対応)
Ex5.デジタルコミュニティーの提供
ユーザー層区分(全加入者・居住地域、等)
→地域掲示板、電子回覧板、学校内掲示版、
学校⇔家庭掲示板、等
④「他地域との連携」
「ふるさとケータイ」サービス提供エリア以外の地域との情報連携
や、居住地がふるさとと異なる加入者を想定したサービス。
▼他地域の「ふるさとケータイ」情報配信サービスへの加入
⇒サービス系プラットフォーム(全国共通)、管理・課金プ
ラットフォーム(地域別)で対応
Ex1.他地域ふるさとケータイ情報配信サービスへの加入
Ex2.他地域ふるさとケータイ加入者への無料通話・無料データ
通信枠、コンテンツ等のプレゼント
3
様式別紙
⑤「その他」
ふるさとケータイ事業(ポータルまたは端末アプリ)を基本プラット
フォームとして、各種サービスの提供が可能と思われます。
▼ふるさとケータイ事業者公式コンテンツプロバイダーによるサ
ービス提供
Ex.地域性・公共性を考慮して認定した公式コンテンツプロバ
イダーによるサービス提供
▼その他の高付加価値サービス
Ex.動画や音楽等の配信サービス
(2)サービス展開を行うに
あたり留意すべき事項
4
様式別紙
頁
3
項目
2)事業の実施主体
該当部分
提案
(1)本事業の主体者として ■事業主体者について
どのような者が想定さ
れるか
事業主体者を定義するにあたり、併せて事業主体者に関連する関係者
も定義します。(参照:図 2【P19】)
①MVNO 事業主体者
・一定規模のコミュニティ(人口等)を持ち、想定加入者数が数万人
規模(Ex. 10,000 人)見込める。(Ex.北海道、北海道札幌市)
※想定加入者数…要求されるサービスレベルにより増減します
②MVNO 事業副主体者
・MVNO 事業主体者が存在している地域にあり、想定加入者が数千
人規模(Ex. 1,000 人)だが、事業を行う公共性があり、且つ事業
採算性がとれると見込めるところ。
(Ex.北海道釧路町、北海道泊村)
基本的には MVNO 事業主体者のプラットフォーム上で事業を行い
ます。
※想定加入者数…要求されるサービスレベルにより増減します
③コンテンツプロバイダー、サービスプロバイダー
・MVNO 事業主体者または MVNO 事業副主体者の事業傘下でコン
テンツやサービスを提供する者。
(Ex.学校、警察、民間事業者、等)
5
様式別紙
(2)地域住民のニーズにき ■連携先候補
め細かく対応するため ・住民ニーズは地域性などにより異なるので、柔軟に対応するのがよ
の連携について
いと思われます。
・上述のコンテンツプロバイダー枠で募集し、公式コンテンツとして
認定します。公共性の高いものについては MVNO 事業主体者ポー
タルに組込みます。認定の判断は各 MVNO に一任するのがよいと
思われます。
①地方自治体(都道府県、市区町村、等)
⇒潜在 MVNO ユーザー数が多く、公共性の高いサービスを広く
カバーできます。MVNO 事業主体者向きかと思われます。
②公共性の高い機関(病院、学校、等)
⇒各々の分野に特化したサービス展開が可能ですが、MVNO 事
業主体者としてはカバーできる範囲が限定されます。地域住民
サービス向上の効果が限定的なので、コンテンツプロバイダー
向きかと思われます。
③民間事業者
⇒ふるさとケータイ事業の趣旨(地域自主性の尊重)から見ると、
コンテンツプロバイダーまたはサービスプロバイダーとして
の参画が向いていると思われます。
6
様式別紙
■MVNO 事業実現のための連携
・MVNO 事業主体者、MVNO 事業副主体者、コンテンツ/サービス
プロバイダーの連携を前提とした柔軟なシステム構築を行える会
社との連携が必要かと思われます。
・MVNO 事業主体者および MVNO 事業副主体者にコンサルティン
グ(携帯電話事業の業務内容とプロセスおよび事業計画策定、等)
を行える会社との連携も必要かと思われます。
・いずれも音声/データ含む MVNO を経験し、自ら MVNO を実現で
きる技術・ノウハウを持つ会社を選定する必要があると思われま
す。
7
様式別紙
頁
項目
3
3)事業の基盤となる
MNO のイメージ
該当部分
提案
(1)MNO の選択について、 ■はじめに
ネットワークの観点か MNO についてはふるさとケータイ事業のコンセプト、各 MVNO
ら留意すべき事項
参入希望地域の企画、利用状況をみて決定するのがよいと思われ
ます。また、地域ごとに異なる MNO との連携するシナリオも考
慮する必要があると思われます。
■ネットワーク観点から留意すべき事項
①MVNO の基本形は音声/データ通信の統合サービスであり、実
績があるネットワーク基盤(W-CDMA/CDMA2000/PHS)を保
有する MNO と連携するのがよいと思われます。
②WLAN、WiMAX についてはデータ通信用の副次的なものと考
え、上記通常ネットワーク対応のデュアル端末を使用した追加
サービス用途と考えるのがよいと思われます。
③日本国外での国際ローミングを必須または重要視する場合は、
ネットワークサポート先を考慮する必要があると思われます。
④MVNO を実現するシステムはネットワーク非依存で構築し、
MNO ごとにカスタム化するのがよいと思われます。
(ネットワ
ークの共用)
8
様式別紙
(2)MVNO サービス提供
エリア外でのローミン
グについて
■MVNO サービス提供エリア外でのローミング
①日本全国で利用できる前提で条件を整えるのがよいと思われま
す。
②回線調達条件により、ローミング先により料金に差がでる可能
性が考えられますが、ローミング料金の複雑化はユーザーサポ
ート負担の増加を招くと思われます。
③日本国外での国際ローミング(海外旅行や海外出張)もライン
アップの一部として検討する必要があるかと思われます。
(3)MNO に期待される事
項
■期待される事項
①MVNO が MNO の作業負担極小化を図るのは前提ですが、必要
な部分の仕様開示や、端末組込済みソフトウェアの使用許諾調
整等の最低限の協力は必要になると思われます。
②現状の帯域による貸出に加えて、回線毎の貸出も必要と思われ
ます。
9
様式別紙
4
4)端末の利用イメ
ージ
(1)新たな端末調達に
ついて
■新たな端末調達
ふるさとケータイ事業の企画コンセプトより、既存の国内端末と
同等の仕様が要求されますが、新規開発は費用等から困難である
と思われます。
(2)その他の選択肢
(技術的観点)
■その他の選択肢(技術的観点)
MVNO サービス実現の最良の方法としては、端末側アプリケーシ
ョンとサーバー側との連携・連動による方法があると思われます。
(参照:図 3【P20】)
①既存の MNO 提供端末を利用
⇒端末側アプリケーション(Java/BREW、等)の実装とサー
バー側の連動で MVNO 特色を出します。但し、端末アプ
リケーションプラットフォームに依存するため、サービス
企画段階から端末のプラットフォーム、サービス実現性と
優先度を加味して決めていく必要があると思われます。
②オープンプラットフォーム端末の利用
⇒Symbian や Windows Mobile を利用し、端末側アプリケー
ションとサーバー側の連動で MVNO 特色を出します。
③今後出てくる新たなプラットフォーム端末(Linux 等)を利用
10
様式別紙
④MNO・端末メーカーとの協業による開発
⇒MVNO での調達台数や必要開発量により協議が可能と思
われます。
(3)その他の選択肢
(経済的観点)
■その他の選択肢(経済的観点)
技術的課題を解決した場合も、
「端末調達費」および「販売時の端
末割引にかかる費用」は MVNO 事業主体者の費用の大きな部分
を占めると思われます。解決策としては端末一括調達が考えられ
ます。
Ex.ふるさとケータイ各事業者による合弁会社にて一括調達
⇒端末側アプリケーションのカスタマイズ設定にて各
MVNO 事業主体者の特色を出す。
11
様式別紙
頁
4
項目
5)事業計画策定上
の課題
該当部分
提案
(1)システム運用の委託等
について
■システム運用委託
・音声/データ通信統合型 MVNO 運営には様々なノウハウが必要
なため、MVNO 事業主体者にて専任者を充てる必要があると思
われます。
・MVNO の基本的なノウハウ習得およびシステム構築と運用ノウ
ハウは、MVNE 事業者からのノウハウ提供および MVNE 事業
者への委託が必要であると思われます。
・システム運用については MVNE 事業者経由による運用ノウハウ
をもつデータセンター事業者への再委託が必要になると思われ
ます。
①MVNO 事業展開の初期段階
⇒「ふるさとケータイ事業サービスの継続提供」が最重要項
目であるため、専用システムを一から構築するのではなく、
複数 MVNO 事業主体者にて使用できる汎用性のあるシス
テム構築を行える MVNE 事業者の選定が必要であると思
われます。
②MVNO 事業展開の後期段階
⇒事業収益と提供サービスに合わせて各々の専用システムに
シフトするのがよいと思われます。
12
様式別紙
(2)事業計画構築の上での ■MNO からの条件情報の開示
MNO からの条件情報の ・パブリック開示は必要ないと思われますが、ふるさとケータイ
開示について
事業者への価格条件、技術協議における情報開示、その他各種
条件の開示は必要であると思われます。必要な項目については
提携スキーム等に依存するので、別途定義するのがよいと思わ
れます。
・MNO・MVNO・MVNE の役割を概略で定義し、ガイドライン
を作成し、MNO 以外の事業者も含めた情報開示を行うとよい
と思われます。
(3)その他、事業計画策定
をする上での課題につ
いて
■その他の事業計画策定上の課題
・事業計画策定における見込みは保守的数字を適用し、その数字
において収益を上げられるかの検討・判断が必要となると思わ
れます。
・加入者予測と ARPU(Average Revenue Per User)予測が売上
予測の前提となりますので、各ふるさとケータイ事業展開地域
の現状データ分析を行い可能な限り正確な予測を作成する必要
があると思われます。
・携帯電話事業は、P/L とキャッシュフローの時期が大きくずれ
る傾向にあると思われますので、キャッシュフロー計画と資金
計画を特に注意して作成する必要があると思われます。
13
様式別紙
頁
4
項目
6)ふるさとケータ
イ事業に係る支
援体制の在り方
該当部分
提案
(1)行政機関の連携による
支援体制について
■行政機関の連携による支援体制
・自治体や地域、公共サービスが関係するため、民間事業者によ
る調整には限界があると思われますので、行政機関による支援
は必須であると思われます。
・関係行政機関、地方自治体、ふるさとケータイ事業者候補、MNO、
端末メーカー、MVNE を加えた協議会を設立し、推進指針およ
びスケジュールを計画して、具体的推進方法や技術仕様、スキ
ームの策定が必要であると思われます。
・具体的事項の決定は、少なくとも商用サービス開始 1 年前には
行われている必要があると思われます。
(2)具体的な支援策に
ついて
■具体的支援策
商用サービス開始前にトライアルサービスを段階的に必要になり
ますが、それに際して以下のような経済的・人的支援が必要にな
ると思われます。特に最初の MVNO 事業主体者の経済的・人的
負担には手厚い支援が必要であると思われます。
▼仕様策定
▼サービス企画における技術仕様の調整
▼小規模試作(端末アプリケーション、サーバーによる限定さ
れた範囲の試作)
▼複数 MVNO 事業を考慮した施策(単一システムによる複数
MVNO サポート)
14
様式別紙
(3)その他、支援体制の在
り方として留意すべき
事項
■その他支援体制として留意すべき事項
ふるさとケータイ事業以外の一般 MVNO 市場拡大につながるよ
うな形での支援が必要であると思われます。
Ex1.「ふるさとケータイ事業」における公開可能な情報を公開
Ex2. WiMAX や次世代携帯電話も見据えた将来の通信市場、技
術動向についての情報開示
15
様式別紙
頁
5
項目
7)その他検討すべ
き課題
該当部分
提案
(1)その他、ふるさとケータ
イ事業のコンセプトを具
現化する上で検討すべき
■ふるさとケータイ事業を具現化する上での検討課題
・MNO との良好な提携構築
⇒MNO とは回線貸出に伴う負担、競合の懸念について協
課題
議・解決する必要があることからも、Win-Win の関係を
築く必要があると思われます。
・MNO がモチベーションを維持できるスキームの検討が必要
⇒携帯電話市場の拡大(2 台目需要)
⇒ARPU の増大(利用頻度の低いユーザーがふるさとケー
タイを使用することにより ARPU が増大し、結果として
MNO 収入増になる)
⇒回線使用料以外の収入を MNO に還元させるスキーム
■端末に関わる提携
(2)端末に関わる提携につい
て
・新規開発、既存端末利用いずれの場合も MNO および端末メ
ーカーによる調整や負担が生じると思われます。
・MNO や端末メーカーの負担が大きい場合、ふるさとケータ
イ事業の収益分配スキーム作成等の提案により、負担額と負
担時期の調整が可能となり、関係全社による Win-Win 関係
を構築できる可能性があると思われます。
16
様式別紙
a2networkはドイツにて在住邦人向け日本語環境の携帯電話
(ベリーモバイル)をMVNOとして提供中です。
berry mobile~世界で日本語を持ち歩く~
URL:http://www.berrymobile.jp/
17
様式別紙
図1「ふるさとケータイ」サービス(提供サービス)
MNO
事業者
音声通話
(ローミング)
病院
端末
Pre‐install
CP
学校
アプリA
独自ポータル
サイト
清掃会社
アプリB
アプリC
生活便利待受アプリ
掲示板 / SNS
独自メール
アドレス
MVNO
事業副主体者
非接触IC/IrDA/
Bluetooth, etc
MVNE
事業者
【代行】
MNOとの回線調達・端末調達
【提供】
MVNOシステムプラットフォーム
MVNOコンサルティング
ユーザー2次サポート
無料通話・無料パケットやりとり
認証サービス(年齢確認等)
MVNO
ユーザー
Copyright © 2008 a2network Corporation
MVNO
事業主体者
MVNO
ユーザー
Confidential
18
端末販売(独自サービス対応)
加入受付~販売~出荷・契約
ユーザーサポート
明細書発行・課金・回収
加入者専用コンテンツ(有料・無料)
一般公開コンテンツ
様式別紙
図2「ふるさとケータイ」サービス(事業の実施主体)
MVNOプラットフォーム
顧客データベース
(DB)
料金システム
(Billing)
モバイルシステム
(Service)
運用システム
(CRM)
オンラインシステム
(Web Shop)
MVNE事業者
(例えば)
「a2network」
MVNE(Enabler)はMVNOプラットフォームを有し、
その基本機能を各MVNOへASP的に提供。
このサービスを受けることで各MVNOは独自で
多額のシステム投資をすることなくMVNOを行う
ことができる。
またこのコンセプトはMVNOの基本機能を共通
化させることで、単独ではMVNO実現に至らな
い規模でも副事業者として独自のアプリケー
ションサービスを持つ小規模MVNOを実現する
ことができる。
2次サポート
ASP
MVNO事業主体者
企画
1次サポート
販売
その他
システムはASPを利用
ASP
ASP
MVNO副事業主体者
MVNO副事業主体者
システムは事業主体者の
同一エンティティASPを利用
加入者
加入者
Copyright © 2008 a2network Corporation
副事業主者
独自サービス
システムは事業主体者の
同一エンティティASPを利用
副事業主者
独自サービス
加入者
Confidential
19
様式別紙
図3「ふるさとケータイ」サービス(端末利用イメージ)
MVNE System
MVNOアプリケーション
待ち受け機能
専用E‐mail
専用ポータルサイト
Push
セキュリティ接続
設定変更
加入者認証
その他
URL
Bookmark
電話帳
APN ,等
連携
Browser
Java
BREW
その他アプリケーション
既存アプリの
改定・変更・登録
メール
電話帳
通話
設定
端末既存アプリケーション
その他
そ の他ア プ リ ケーシ ョ ン プ ラ ッ ト フ ォ ーム
オープ ン ア プ リ ケーシ ョ ン プ ラ ッ ト フ ォ ーム
OS
Copyright © 2008 a2network Corporation
Confidential
20
・・・
提 案 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
御中
郵便番号
141-0031
(ふりがな)とうきょうとしながわくにしごたんだ
住 所
東京都品川区西五反田1-18-9
(ふりがな)こだま
氏 名
ひろし(なかむら
たかし)
MVNOを創る会
代表
児玉
洋
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり意見
を提出します。
1
別紙
「ふるさとケータイ」に関する提案募集について、提案書を提出いたします。
備考:
1)
資料の内容については、“MVNOを創る会“有志のアイデアをまとめた
ものになります。
1アイデア毎に
指定されたフォーマットに記載したもの、及び
参考資料を添付しています。
2)
支援体制、行政の取り組みなど書ける範囲でとなっています。
ご了承ください。
3)
アイデアについては
(1)既存スキームの延長線上にあるもの
ex:超シンプルケータイ
(2)新たなアイデア(全国無線インフラーコンセプト)
ex:農家向けサービス
を意図しておりますが、デジタルデバイド解消を身近に感じられる
既存のISP に変わるキャリア網を使用したWIRLESS-ISP
という部分は入れておりません。
3)
収益モデルについて
ふるさとケータイ事業の創出にむけて、電波は国民の財産であるというコン
セプトにて、電話利用料(携帯キャリア、TV局など)の利用を提案します。
また、別途ふるさと納税に絡めた提案もさせていただきます。
極めて粗雑な提案となりますが、よろしくお願いします。
2
様式別紙
頁
2
1)提供サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
該当部分
項目
提案
買い物やサービスの申込みを、カタログと携帯電話を
使用することで、スムーズに利用できることを実現す
る。(参考資料 1)
3
2)事業の実施主体
自治体及び該当地域の小売業、サービス事業者な
ど。
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
特になし。
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
5
7)その他検討すべき課題
文字、数字、バーコードの読み取りが可能である端
末であれば、市場で既に提供された型の買取や
機種変更等で回収された端末を再利用する、などに
より調達コストが抑えられると考えられる。
行政サービスの一環として提供することが可能と考え
られ、実施主体に充分な通信等のノウハウがない場
合に、MVNE による支援もしくは業務委託は必要で
あると考えられる。
自治体内での適切な部門と、該当する地域において
サービスに対して関係する団体とをとりまとめる役割
を果たす支援体制が得られることが必要と考えられ
る。
端末の利用方法の周知や利用促進を実現する活動
が必要と考えられる。
6-1
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
3
参考資料 1
•お買い物モバイルイメージ
メリット享受者
端末利用の目的
ビジネスアイデア
端末アイデア
消費者(スーパーに行けない人) 自治体
買い物への(物理的、心理的な)バイアスを解消するため
地域内での配達作業などの利用をスムーズにするため
注文用カタログと注文用端末を配布し、買い物やカタログ掲載のサービスを利用してもらう。
カタログにはスーパーなどの商品以外に、地域独自のサービス(スーパー以外の商品販売など)も
掲載して、地域内のサービスが受けられるよう配慮する。
利用者は端末をレンタルし、カタログは無償入手できる。自治体は広告募集などにより、カタログを共同制作する。
・カタログに商品ごとのバーコードを掲載し、読み取ることにより注文入力ができる。
・誤発注を防ぐため、利用者ごとのIDを読み取ることで注文完了ができるようにする。
カタログ
1.カタログ作成・
カタログ配布
全体の流れ
2. カタログ掲載品を
選択・送信
スーパー
&
配達業者
カタログ
ニーズのある
サービスを掲載
自治体
ニーズを収集
1 2 3 4 5
6 7 8 9 0
3.自宅へ商品・
サービス提供・
請求書届く
行政
サービス
福祉
サービス
地域活動
(有料)
個別ニーズ
4
様式別紙
頁
2
1)提供サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
該当部分
項目
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
5-3
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
6-1
5
7)その他検討すべき課題
提案
対象地域の観光、生活情報などを SNS 内で書き込
み、閲覧することにより、該当地域のことを地域外の
人にも知ってもらい、来訪を促すことを実現する。(参
考資料2)
自治体及び観光事業者など
ローミングにより対象地域外からのアクセスを可能に
することは端末・サービスの利用を促進することに
つながり望ましいと考えられる。
3-2
端末を対象地域ごとに形状を変えることで差別化でき
ると考えるが開発コストがかかると予想される。SIM カ
ードによる識別でサービス内容を変えることで端末調
達コストを抑えることが可能と考えられる。
単なる SNS の開設ではなく、いかに継続して利用が
なされるか、という点に課題があると考えられる。その
ため対象地域においてどのような情報発信が考えら
れるか、という議論が必要と考えられる。
対象地域にゆかりのある著名人や、歴史など文化的
知識をもつ個人・団体などとの交流により、地域の魅
力を発見することが促されるための支援体制が得ら
れること。
特になし。
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
5
参考資料 2
•SNSモバイルイメージ
メリット享受者
端末利用の目的
ビジネスアイデア
端末アイデア
地域住民 観光客 広告提供者 自治体(観光関連部門)
地域内の情報共有を可能にし、来街者の感想・情報を収集・掲載することで、地域の魅力発見を促進する。
書き込みによるポイントを提供し、一定のポイント数により特産品との交換を行なうことで、地域のPRを促す。
観光途中に端末を使用して撮った写真を投稿した場合、ポイントを優遇する。
SNSへの広告事業を行うとともに、書き込みのランキング、アフィリエイト機能などを盛り込む。
地元住民に対しても、情報提供を促すために、優遇策を提供する。
・SNS内の書き込みがあるとその都度通知する。
・観光客向けには登録制で自分のケータイを使用も可能にする。
【端末イメージ】
・タッチパネルで操作が簡単。
・そのままの形状で電話としても使える。
電話をかけるときも数字を選択し、発信。
電話帳登録機能をもたせることも可。
【利用イメージ】
自治体
観光客、地元住民
地域外からの利用者
SNS運営
SNSへ書き込み
地域SNS
文字の表示
別の行
数字 電話帳
観光団体、地元企業
SNSへ広告出稿
観光客、地元住民
地域外からの利用者
SNSを閲覧
ランキングに参加
あ い う え お
6
様式別紙
頁
2
1)提供サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
該当部分
項目
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
5-3
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
6-1
5
7)その他検討すべき課題
提案
対象地域内の家庭に端末を設置し、家電やガスなど
の設備の異常やガス漏れなど家庭内の異常を検知
し、関係団体へ通知する、また、外出中の利用者へも
通知し、素早い異常検知実現する。(参考資料3)
自治体及び保険会社、共済組合、セキュリティ会社な
ど
通信端末のほか家電などとの接続が必要であると考
えられ、対象となる機器の提供も必要となると予想さ
れる。
3-1
家庭内設置型の端末については開発コストの発生が
見込まれるが、既存の機器での対応も可能と考え
る。持ち出し用の端末に関しては、設置型端末との通
信が可能であればよいため、既存品の買取や回収端
末の再利用などが考えられる。
実施主体もしくは MVNE に保険商品、共済商品、セキ
ュリティ商品などの設計ができるノウハウが必要と考
えられる。
核となる保険、共済、セキュリティの仕組みを設計す
る段階で、取りまとめの役割をしていただく体制が必
要と考えられる。
特になし。
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
7
参考資料 3
•みまもりサービスイメージ
メリット享受者
端末利用の目的
ビジネスアイデア
各プレーヤーの役割
端末アイデア
地域住民 自治体 関係機関
緊急事態発生時の連絡体制を、各家庭に配布した通信モジュールにより整備する。
自治体と保険会社、共済組合、セキュリティ会社などが自治体と集団契約を結び、自治体が機器をレンタルし、住民へ配布する。
保険会社、共済組合 自治体と住民に対する集団契約を結ぶ。または、保険商品、共済商品のスキームを自治体へ提供する。
家電などを使った異常検知、機器異常などのサービス開発、または開発支援を行なう。
セキュリティ会社
契約者(住民)に機器の貸し出し、関係機関(電力会社、ガス会社、消防など)と家庭間の交渉業務を行なう。
自治体
自治体へ保険料、掛金、利用料などを支払い、サービスを利用する。
住民
・家電製品とのPLCによる接続と、通信を可能にする通信モジュール(クレードル型)。
・上記の家電と接続する家庭内設置用モジュールと、外出時向けの通知端末(ブザーの役割)の2種類が必要。
全体図
機器販売・貸出し
気象庁
機器配布
ガス会社
屋内
保険会社or
共済組合or
セキュリティ会社
ガス
ブレーカー
住民
外出時
端末
クレードル
(電話線接続)
警察
自治体
消防署
MVNO圏外地域
病院
電力会社
親戚
8
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
該当部分
頁
2
1)提供サービス
項目
提案
ふるさとケータイを利用する、あるいはふるさとケータ
イと通話するだけで、ふるさとへ(金銭的な)還元(≒
ふるさと納税)ができるサービスを提供する。
(参考資料 4)
地方自治体及び CATV を想定。また、地元有力企業
でもよい。
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
MNO については、どの事業者でもかまわない。
3
4)端末の利用イメージ
既存の端末を利用する。
4
5)事業計画策定上の課題
(1)、(2)
「ふるさと納税」分を明確に分け、「ふるさと納税」とし
て管理・利用できる仕組みが必要。そ の際には、
MNO 側のコストが明確になっている必要がある。
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
(1)、(3)
5
7)その他検討すべき課題
本サービスが「ふるさと納税」として議論することが可
能であれば、財務省・地方自治体との連携が必要で
ある。その際は、(実質的な増税ではなく)納税対象
の選択となるよう、公正な税制に沿った税額控除等を
同時に実施することが望ましい。
「納税」された「ふるさと納税」の利用用途についての
明確化とその利用の透明性を確保するため、利用実
績を公開する仕組みが必要。
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
9
参考資料 4
ふるさとケータイdeふるさと納税
・ふるさとケータイは「ふるさとに役立つ仕組み(≒「ふるさと納税)」を提供する。
・ふるさとケータイユーザーは、「ふるさと納税」分を通話料等に(可能な限り見えない形で)上乗せする。
例①:東京在住の北海道出身者が、北海道が提供するふるさとケータイを契約すると、基本料・通話料の一部が
「ふるさと納税」分として扱われ、北海道に還元される。
例②:既存携帯ユーザーがふるさとケータイに通話すると、通話料の一部が「ふるさと納税」分として扱われ、ふるさ
とに還元される。
ふるさと納税分
ふるさと納税
とりまとめ
ふるさとケータイ事業者
ふるさと納税分還元
ふるさとケータイユーザー
都市部の人
基本料+上乗せ
通話料+上乗せ(着信通話料上乗せ)
通信料+上乗せ
コンテンツ利用料+上乗せ
ユニバーサルサービス料
(ふるさと料)
ふるさとケータイユーザー
地方の人
基本料
通話料(着信通話料上乗せ)
通信料
コンテンツ利用料
ユニバーサルサービス料
既存ケータイユーザー
基本料
通話料
通信料
コンテンツ利用料+上乗せ
ユニバーサルサービス料
10
様式別紙
項目
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」(詳細別紙 1)
該当部分
提案
地域の「高齢者」「身体障害者」「子育て世代」等を対
「お任せケータイ」事業
象に、リテラシーの非常に低い人にも利用可能な端
末を提供し、あわせて「コンシェルジェ」サービスと連
動させることで、何でもお任せできる「お任せケータ
イ」事業を展開する(参考資料 5)
主体 : 地方自治体
サービスの継続性から、主体は地方自治体とし、経
運営 : 委託された民間企業+ボランティア、NPO 等 済的、効率的な運営を行うため、既存のサービス事
業者の利用も含め民間による「実施」が望ましい
高速データ通信は必要としないため、PHS,3G,WiMax
音声+位置情報主体
等すべてが対象とな るが、料金等を 考慮すると
PHS,WiMax(VoIP)が妥当
頁
2
1)提供サービス
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
新規開発、超シンプル端末
4
5)事業計画策定上の課題
1) コスト
2) 体制
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
自助努力と国の支援
5
7)その他検討すべき課題
1) サービス提供者の視点
2) サービス受益者の視点
既存の携帯端末は一般的な高齢者には使いこなせ
ない。そのため、ディスプレイもキーもない、音声通話
機能と、GPS 機能のみをもつシンプルホンを新規に
開発する
事業主体とコストの捻出が課題。
1) コスト : 初期コストと運用コストの捻出
端末開発、調達コスト
2) 体制 : 官か民か?連携か?
そもそも当事者意識のないサービスは継続しない。
自助努力として、すくなくとも運営にかかる半分のコ
ストは地域での「循環系」で捻出し、残りを国による補
助等で賄うことが現実的
1) ほんとうに必要とされるサービスか?
継続運用可能なスキームを作れるか?
2) 利用に値するサービスか?
コスト負担をどこまで可能か?
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
11
参考資料 5
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
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23
24
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
不審者モバイル:概要 別紙あり
頁
2
1)提供サービス
項目
行政サービス
該当部分
提案
ランドセルの後ろに 液晶パネルをつけ 不審者が出
現した時には そこに顔写真や似顔絵などを配信す
る。それにより、事件を未然に防ぐ効果を狙う。
通常は デザインや学校ニューズなどを流す。
(参考資料 6)
将来的には カバンのデザインに使用したり、観光者
貸し出しカバンにし、お土産情報、美味しい店情報な
どに使用する
3
2)事業の実施主体
3
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
4)端末の利用イメージ
教育機関
観光組内
高速データ通信のため Wimaxが妥当と思われる
通信モジュール付薄型DIPLAY
4
5)事業計画策定上の課題
:全国展開を考えた場合のバックオフィス業務を含む
MVNEプラットフォームは必要
キャリア間の帯域契約の最低帯域 及び 価格の公
示
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
支援体制
教育機関
5
7)その他検討すべき課題
地域Wimax業者が実験的に行う
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
25
参考資料 6
不審者モバイル
役所、警察など
住民
災害情報
不審者情報
不審者情報
・顔写真や似顔絵
地域情報
普段はCMなど
‡液晶パネルにて、地域情報や不審者情報などを提供
‡普段はCMや模様などを掲示
‡将来的にはデザインとして取り入れることも考えられる。(まったく違うカバンに見える、
など)
26
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
災害モバイル:概要 別紙あり
頁
2
1)提供サービス
該当部分
地震災害時のサポート
3
2)事業の実施主体
消防、警察、自衛隊
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
災害時のみ稼動するシステムが必要
行政関連が常時システム運用は不可能と思われる
ので、専用の運用システムの構築
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
7)その他検討すべき課題
支援行政機関
災害時に機能する公共行政機関を跨いだ組織
5
項目
提案
地震時などに必ず持ち出す懐中電灯にタッチ式DIS
PLAYを搭載する。(参考資料 7)
1) 災害時に避難場所などを情報配信する
(GPSなどで誘導できれば尚可)
2) タッチ式パネルで(メールを作成するのでなく)
不足品情報(水とか毛布とか)を選択し、それを
災害管理室などに簡単に送信できるようにする
―>リアルタイムに情報収集でき効率的な配布
が可能となる
家電メーカとの共同開発
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
27
参考資料 7
災害モバイル
役所、消防など
住民
災害情報
被災地必要物資
情報
災害 資
物
要
必
水
A地区B C
災害時必要物資伝達
毛布
‡災害発生を即座に通知可。
‡また、避難場所へマップ付の情報配信など、手許に残る情報を提供。
‡アンケート機能を用いて、住民から不足物資連絡を行ってもらうことにより、
物資の一元管理や配給計画などを迅速に行う。
28
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
頁
2
ファームサービス:概要 別紙あり
項目
1)提供サービス
該当部分
高齢者の農家向けサービス
提案
サイロなどの残量を今は目視などで行っている。
これを専用センサー付デヴァイスにて行い、残量警
告があれば 農家に赤ランプがつくイメージ
(参考資料 8)
3
2)事業の実施主体
農協、もしくは 地方自治体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
データ量も月に数パケットなので 方式(3G。Wima
地域Wimax業者が実験的に行う
x)はこだわない
が 過疎農業地(さんちゃん農家)にインフラが必要
3
4)端末の利用イメージ
専用センサーのみ付端末
そこに 通信モジュールがつく
常時接続なので バッテリーを考慮
4
5)事業計画策定上の課題
:全国展開を考えた場合のバックオフィス業務を含む
MVNEプラットフォームは必要
:通信量は少ないので 帯域契約を少量
キャリア間の帯域契約の最低帯域 及び 価格の公
示
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
支援体制
農業施策に強い団体の支援
及び 初期時の導入時費用負担
5
7)その他検討すべき課題
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
29
参考資料 8
ファームサービス
‡農家などで穀物庫の残量が少なくなると自宅に通知
‡残量確認の手間を省くことが可能
30
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
スタジアムモバイル:概要 別紙あり
頁
2
項目
1)提供サービス
該当部分
地域初新規事業
及び 行政サービス
3
2)事業の実施主体
地方自治体もしくは その施設の所有者
将来的には イベント屋、ファンクラブなど
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
高速通信必須のため Wimax
3
4)端末の利用イメージ
画像受信のみ可能な端末
4
5)事業計画策定上の課題
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
7)その他検討すべき課題
5
提案
地方スタジアムや講演会(体育館、市民センター)で
遠くが見えにくい人向けに
手元でリアルタイムに画像配信する(参考資料 9)
また その画像については 後日サービスする事も
視野にいれる
また
その 簡易基地局+映像配信+端末ごとをセットで
他に提供する
セット毎(基地局)移動できるようなアンテナ
支援体制
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
31
参考資料 9
スタジアムモバイル
‡スタジアムやホールでのイベントで動画受信、SMSのみ可能な端末を提供
‡試合のスコア、画像のリアルタイム配信、画像販売などのサービスを提供
32
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
頁
2
パーソナルサーチ:概要 別紙あり
項目
1)提供サービス
該当部分
行政サービス
3
提案
今の検索エンジンは あるキーワードで検索すると
全国どこでも同じ検索結果がでる。
これを 地域などの要素を最初から加味させることに
より その地域特定の検索結果を表示させる
これにより、PC操作の苦手老人層や観光客向けの
サービスとなりえる(参考資料 10)
2)事業の実施主体
観光組合
地方自治体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
キャリアは特にこだわらない
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
7)その他検討すべき課題
5
(ペンタッチ式)キーボード付 DISPLAY検索専用端
末
:全国展開を考えた場合のバックオフィス業務を含む
MVNEプラットフォームは必要
支援体制
利用頻度が少ないと思われるため、少ない帯域で多
くの利用者が利用可能と思われる。それに適した帯
域の貸し出し 及び 価格(つまり 帯域貸し出しだけ
ど利用量でキャリアに払うなど)
地方自治体、老人会、観光協会などの連合体組織
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
33
参考資料 10
パーソナルサーチ
宿泊地
検索
静岡在住Aさん
宿泊地
•宿泊検索
•富士周辺検索
•宿泊検索
•静岡○○ホテル
•宿検索
•富士××ホテル
•東京○○ホテル
•静岡ホテル検索
•北海道××ホテル
•山梨△△ホテル
検索
‡使用者のパーソナルデータ(居住地)などにあわせた検索結果が表示される
‡過去の検索結果などもパーソナルデータとして登録され、検索結果に反映される
34
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
OD-コンテンツ:概要 別紙あり
頁
2
1)提供サービス
項目
該当部分
提案
地方CATV事業者が保持するコンテンツを オンデマ
ンドにて配信するサービス。
昨晩のなんとか祭りが見たかったのに見れない
昼間行われた 議会の様子がみたかったのに
(参考資料 11)
3
2)事業の実施主体
CATV事業者(+行政?)
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
高速データ通信のため Wimaxが妥当と思われる
3
4)端末の利用イメージ
小型 TV のイメージ
4
5)事業計画策定上の課題
:全国展開を考えた場合のバックオフィス業務を含む
MVNEプラットフォームは必要
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
支援体制
CATV協会と地域行政など
5
7)その他検討すべき課題
放送事業と通信事業の棲み分け
法的な認証
地域Wimax業者が実験的に行う
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
35
参考資料 11
オンデマンドコンテンツモバイル
地方CATV
花火情報など
オンデマンド
コンテンツ配信
イルミネーションなどの
イベント情報
地元野球チーム情報
地域の祭り情報など
‡地域密着型の番組(コンテンツ)を視聴者の要望に応じて配信
様式別紙
36
頁
2
1)提供サービス
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
4
5)事業計画策定上の課題
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
5
7)その他検討すべき課題
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」
該当部分
提案
「これに加えて、ふるさとケータイ事業としてどのような 農家などの第一次産業従業者を対象とする、業務補
サービスの提供が考えられるか」
助。農協などへの出荷管理をはじめとした煩雑な付
帯作業を援助すると共に、業務情報の共有や作業ス
ケジュールの管理、さらには消費者への直接通信販
売をも実現することができるようなサービス。
(参考資料 12)
「本事業の事業主体として、具体的にどのような者が 農協などの団体が主体となることが考えられるが、既
想定されるか。
存端末で実現できることから、他のビジネスモデルの
うちの一機能(拡張)とすることもできる。
通常のパケット通信によってサービスが可能であるた
め、対象地域が通信可能エリアである事業者ならば
よい。ただし当サービスを他のモデルの一機能とする
場合には、他モデルの必要条件にも順ずる。
農協サーバからの農薬情報や天候情報などを確認・
農作業中に出荷要請に対する返答・端末カメラで撮
った作物の写真/価格/量を入力しただけで、通販
サイトが自動的にできる、など。別紙参照。
農協・漁協などと個人との契約関係が多様であり、当
該事業の要件の柔軟性確保の領域判断が困難と予
想される。
「ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方として 自治体自身の強力な指揮系統体制が必要だと思わ
留意すべき事項は何か」
れる。一方で、費用と品質の両面から、各要素のプロ
フェッショナル MVNE を有機的に組み合わせて事業を
実現することが望まれる。これらをまとめるプロジェク
トマネジメントが必要だと思われる。
項目
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
37
参考資料 12
全体イメージ
■ 農家などの第一次産業をユーザ対象とする。
■ 農協などへの出荷管理をはじめとした煩雑な付帯作業を補助すると共に、業務情報の共有や作業スケ
ジュールの管理ができる。「お、午後から雨が降るなら、農協さんの今日の出荷要請はギリギリだな」
■ サイトを使った消費者への直接通信販売をも実現することができる。「今日はたくさん採れたから、この
列は全て通販にまわそうか」「ものを写真に撮って数量と価格を入れるだけで、畑で作業していながらボタ
ン一つで通販サイトに掲載されて注文が来るなんて、便利な世の中になったもんだな」
システム
現状の低機能の携帯電話とサーバアプリケーション(またはサーバと携帯電話上での独自開発アプリケーショ
ン)で実現可能。端末ハードウェアの新規開発は必要ない。
モデル
農協などの団体が主体となることが考えられるが、既存端末で実現できることを考えれば、他のモデルのう
ちの一機能とすることもできる。帯域幅占有率の問題も少ない地域であるなら、単なる法人契約的な方式で
も回線卸タイプでも可能。
…今日はいっぱい
採れるから、ここ
らへんのは通販に
まわそう
・カメラ
・なるべく簡単な入力
・専用アプリまたはブラウザ
(現在 の通常・低機能端末で
十分)
■ 出荷情報
■ 相談
・作業スケジュール
・SNS(情報交換)
・農薬情報
・天候情報
・…
■ 出荷依頼
■ アドバイス
■ 生産関連情報
農業団体
(同組織でも可)
農家
■ 出品情報
■ 注文
■ 発送情報
直販サイト
38
様式別紙
頁
2
項目
1)提供サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
該当部分
> サービス展開を行う際に留意すべき事項は何か
「サービス提供者、受益者の定義」
3
2)事業の実施主体
> 本事業の実施主体として、具体的にどのような者
> が想定されるか
「サービス提供者と事業主」
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
> その他、MVNO 側がネットワーク構築を進めて
> いく上で、当該事業の基盤となる MNO に対して
> 実現が期待される事項はあるか
(1)広域性
(2)アイデアに関する権利
3
4)端末の利用イメージ
>
>
>
>
個別に新たな端末の開発・調達を行うことは多額
のコストを要することとなり、相当の困難を伴うと
考えられる。この点、どのような選択肢が考え
られるか
「オープン化の範囲」
4
5)事業計画策定上の課題
> その他、事業計画を策定する上での課題として
> どのような点があると考えられるか
「MVNO 向け MNO サービスの内容」
提案
弱者保護が強調されているようだが、アクティブ
シニア、主婦層などの人材活性化も重要な課題。
技能、情報、時間をお持ちの方とそれを欲する方を
つなぐ為の情報プラットフォームなどが例。
インフラの汎用性と品質担保という意味ではサービス
提供者は地域を限定しない MVNE が望ましい。
MVNE=ISP、事業主=自治体等の団体という考え方
で有線サービスと比較すると判り易い。
(1)サービス提供者の事業継続性、インフラの
汎用性、事業規模といった観点から、地域限定
の通信サービスというのは難しい。提供者(MVNE)
の広域化、全国展開、海外展開などを制限しない
ことが重要。
(2)ビジネスアイデアに対する権利の保障が必須。
組込みアプリやその通信方法(プロトコルの選択)に
関する自由度が高まれば、既存端末を利用した
一種の MVNO は成立するはず。
また、SIM の入れ替えを必須とせず、MNO が持つ
電話番号帯の一部を範囲貸で提供可能であれば、
MVNO(E)としてはより一層初期投資コストを低減
できる。
MNO の貸し出し範囲は柔軟に考えるべき。
(例) 参考資料 13「P2C プラットフォーム」
中長期的には、サービスのメニュー化、タリフ化が
できているべき。
ただ、現時点でこれを求めるには議論が十分では
ないと考える。
MNO の一層の努力を望みたい。
39
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
> その他、ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
> 在り方として留意すべき事項は何か
「面展開の支援」
5
7)その他検討すべき課題
> 他、ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体化する
> 上で検討すべき課題としてどのような事項が考え
> られるか
地域限定の目的が特化されたシステムは汎用性が
低くコストも増加する。MVNE の全国展開への援助、
それに伴う自治体の横連携を支援して頂ける体制
が望ましい。
電波利用料、ユニバーサルサービス料、フィルタ
リング等、サービスを提供する際無視できない様々
な検討事項に関して、判り易い説明や集約された
情報提供などが必要ではないか。
「情報量の補完」
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
40
参考資料 13
<P2C(Person to Community/Crowd)プラットフォームとその応用例>
P2C とは: 大槻(masaki_otsuki◆yahoo.co.jp:◆=@の意)が考えているコンセプト、造語。
デバイスの向こうにいる何千万の人に同時に即座にアクセスできる全く新しいメディア。
「今だけ、ここだけ、私だけ」が欲しい情報・技能を、それを持っている人からリアルタイムで入手できる。
「誰か通訳して下さい」
②集団に対する同報
①誰か通訳して下さい
P2C プラットフォーム(仮想網)
専用アプリ
専用アプリ
※実装方法は省略
情報・技能保持者
情報・技能保持者
情報・技能保持者
情報・技能欲求者
MVNO
「今なら私ヘルプ
できますよ」
④特定の人からの
レスポンス
ISP
卸
携帯端末 携帯端末
(流用)
(独自)
携帯端末 携帯端末
(流用)
(独自)
MNO
PC 端末
MNO
Internet
複数携帯網やインターネットが仮想的に
統合された P2C プラットフォーム
Person
情報・技能保持者
情報・技能保持者
コミュニティ、
クラウドなど
と呼ばれるネット
上の集団
情報・技能保持者
情報・技能保持者
PC 端末
Community/Crowd
③今なら私
ヘルプでき
ますよ
特徴:
・メールよりも速く、Web よりもリアルタイムに、目的別のリアルタイムコミュニケーション
応用例:
・海外旅行者に対する通訳(世界中のバイリンガルをコミュニティとする)
・コンシェルジュサービス、コールセンタサービス(SOHO 社員、主婦、時間的猶予の有る方等をコミュニティとする)
・ファッションアドバイス(若手ファッションコーディネータをコミュニティとして、ショッピング中にアドバイスを受ける)
・観光案内、交通案内、渋滞情報共有(地域情報の専門家、ボランティア、NPO、運転中のドライバなどをコミュニティとする)
・グルメ案内(グルメ通をコミュニティとして、今いる近辺のおいしいお店を紹介してもらう)
etc…
41
様式別紙
項目
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
該当部分
> ふるさとケータイ事業としてどのようなサービスの
> 提供が考えられるか
> 本事業の実施主体として、具体的にどのような者
> が想定されるか
> MNO とのローミングによりシームレスなサービス
> 提供を可能にすることも考えられるが、どうか
頁
2
1)提供サービス
3
2)事業の実施主体
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
3
4)端末の利用イメージ
> 経済的・技術的な課題としてどのようなものが
> あるか
4
5)事業計画策定上の課題
> 事業計画を策定する上での課題としてどのような
> 点があると考えられるか
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
> 具体的にどのような支援策が講じられることにより、
> ふるさとケータイ事業の推進が図られることが
> 期待されるか
5
7)その他検討すべき課題
> ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体化する上
> で検討すべき課題としてどのような事項が考え
> られるか。
提案
グルメ情報、観光情報の提供
(参考資料 14)
観光団体や自治体。
観光案内のサービスなどでは、自治体の管轄エリア
とサービス提供エリア(観光スポット)の区分けは
必ずしも一致しない為、ローミングの必要性は高い。
端末の調達だけでなく、IC カードリーダ、決済シス
テム、コンテンツ配信の仕組みやサーバ設備など、
多岐に渡るコンサルティングや技術支援が必要。
ネットワークと事業主体が揃っても、地図情報や
ナビゲーション機能等、コンテンツ事業に相当する
領域での技術支援が必要。
また、端末と Felica リーダの通信仕様といった技術
情報の公開という面でも、一般的な MVNO では
対処できないレベルであり不十分。
端末周辺技術やコンテンツ配信技術に関して、
既存のモバイルビジネスで経験を積んだプロフェ
ショナル企業の紹介や MNO によるサポートが受け
られる仕組み作りが必要。
MVNO 支援の名目で民間からブレインを募り、中立
的な立場で専門知識や各種ノウハウの提供を求め
て行く。
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
各提案内容の具体的なイメージ例として、参考資料を添付しています。
42
参考資料 14
•グルメ観光モバイルイメージ
メリット享受者
端末利用の目的
ビジネスモデル
観光客 自治体 観光関係者
現地情報の提供手段を整備し、観光地へのアクセス、観光地での移動などをスムーズにするため。
通信機能を持った観光マップ、スタンドアロン型の情報提供ポイントを整備し、端末利用者へ情報提供する。
観光広告を集め、観光マップ上で表示、端末へ貯められる。また、スタンドアロン型のポイントでは
スポットの案内などの情報が取得できる。
観光広告収入を自治体(マップ、ポイント整備者)が得る。観光関係者は宣伝費用と見る。
和食ブームに乗り外国人向けにご当地和食を紹介する。ポイントを回るラリーを行なう。
その日のとれたて産品を表示し、注文すると宿へ商品が届く。
端末との通信履歴から観光客の動線分析による観光施策、店作りの考案に役立てる。
・道案内用のGPS機能。スタート地点とゴール地点を設定することで、案内をしてくれる。
利用者の居場所を確認して、バス、タクシーなどを呼べる。
・ポイントからの情報通信は2種類に分けて、①端末から積極的に情報を取得する、
②ポイントから端末へ発信し拾ってもらう、という誘導情報も持たせる。
端末仕様
観光マップ掲載情報の
収集・協議
全体図
観光団体
or
自治体
観光団体or自治体
端末
端末
コンタクトポイントにて
情報取得
観光マップにて
情報取得
広告掲載の店
広告掲載の店
43
様式別紙
頁
項目
1)提供サービス
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集」(詳細別紙 1)
該当部分
提案
「健康ケータイ」事業
地域の「高齢者」を対象に、毎日の規則正しい生活を支援する事を目
的に、IT リテラシーの非常に低い人にも利用可能な端末を提供。(毎
日の生活タスクをその時間に音声 or データ通知を行う。)あわせて、タ
スク実施完了ごとに完了通知を行うことで、生活改善及び安否確認も
行う。さらに、健康器具(万歩計、血圧系等)と連携を行い看護師等よ
り健康の支援を行う総合的な「健康携帯」事業を展開する
(参考資料 15)
2)事業の実施主体
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
主体 : 民間 or 地方自治体
運営 : 民間 or
委託された民間企業+ボランティア、NPO 等
音声+位置情報主体
4)端末の利用イメージ
新規開発、超シンプル端末
最終的には、民間ベースでの総合サービスが、望ましいが、最初の立
上げは、地方自治体と協力し数年程度を目安に完全民営化を行う。
高速データ通信は必要としないため、PHS,3G,WiMax 等すべてが対象
となるが、料金等を考慮すると PHS,WiMax(VoIP)が妥当
既存の携帯端末は一般的な高齢者には使いこなせない為、表示画面
とボタン1つ程度のシンプル携帯
(IPhone のようなタッチパネルによる簡単操作)
5)事業計画策定上の課題
1) コスト
2) 体制
事業主体とコストの捻出が課題。
3)
コスト : 初期コストと運用コストの捻出
4)
体制 : 民が主体となる為の基盤作りが可能か
端末開発、調達コスト
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体制の
在り方
自助努力と国の支援
最終的には民間企業にて継続的に利益を出し社会に貢献できるサー
ビスを行う事が、必要とされたサービスとなる。つまり押し付け的なサ
ービスは、過剰なサービスであり、本当に必要なものであれば、多少
の利用料もいただけると考えられる。
7)その他検討すべき課題
1) サービス提供者の視点
2) サービス受益者の視点
3)
ほんとうに必要とされるサービスか?
継続運用可能なスキームを作れるか?
4)
利用に値するサービスか?
コスト負担をどこまで可能か?
<記載要領>
・「該当部分」欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
44
参考資料 15
•ヘルスモバイルイメージ
メリット享受者
端末利用の目的
ビジネスモデル
端末仕様
住民 自治体 病院関係者
頻繁に訪問できない住民の健康データを取得しやすくし、異常が発生していないかを管理する。
自治体が各家庭に通信機能付の計測器を貸し出す。
通常の検診データは病院へ送られ、病院側ではデータを見て健康状況を確認する。
確認されたデータの件数により、病院は診療報酬を得て、自治体がその費用を負担する。
もしくは機器貸出し代として、利用住民から一部負担してもらう。
緊急時は救急車が呼べるように消防や警察へ通知が行くよう設定する。
・計測器に通信機能を持たせる。健康データが計測できるよう、一つで複数機能を持った計測器と、
計測数値を送る通信モジュールを一体化する。
・外出時に持ち運べる程度に軽量化する、もしくは計測器と通信モジュール部分を分離できるかたちにして、
外出時にはGPSで居場所がわかるようにする。
全体図
検診データ
確認
自治体
計測器の貸し出し
病院
介護施設
定期的に検診
提携医療機関
(保健センターなど)
家庭or集合施設
緊急時の通知
近所の人が
定期的に見回り
消防署
親戚・親・子
45
ビジネスモデル
・病院レンタルモデル
・シルバー向け富裕層レンタルモデル
・介護者レンタルモデル
・スポーツ選手管理モデル
機能
・病院簡単予約機能
・順番待ちアラーム機能
・かかりつけ病院簡単連絡機能
・毎日のルーチンワーク支援機能
-お薬タイマーアラーム
-毎日のルーチンタイマー(血圧/体重等測定)
-ゴハンの時間アラーム
・お薬辞書(医薬辞書)
・健康アドバイス秘書機能(OPTION)
・体温&心電図&万歩計センサー等(OPTION)
・徘徊老人の位置検索
ターゲット
・日帰り手術患者サポート/経過観察患者サポート
・単身年配者
・スポーツマン
・シルバー富裕層
パートナー
・病院 / 老人ホーム / 地域自治体 / スポージム ----46
ふるさとケータイ事業に対する提案
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
頁
2
3
3
項目
1)提供サービス
2)事業の実施主体
3)事業の基盤となるMN
Oのイメージ
該当部分
介護サービスや病院情報などの地域行政サービスの
周知や当該職員の連絡手段としての活用
本事業の実施主体として、具体的にどのような者が想
定されるか。
MVNO による効率的なネットワーク構築という観点から
留意すべき事項は何か。
MNO とのローミングによりシームレスなサービス提供
を可能にすることも考えられるが、どうか。
MNO に対して実現が期待される事項はあるか。
3
4)端末の利用イメージ
この点、どのような選択肢が考えられるか
提案
本年度より開始される、「特定健康診査・保健指導」制度
を背景とした、生活習慣病(特にメタボリック症候群)の
予防支援サービス事業
保健指導サービス事業者、全国規模の健診事業者等か
ら顧客としては、健康保険組合、共済組合を経由し、被
保険者へのサービス提供が考えられます
音声サービスをどのように展開していくかが留意すべき
事項と考えています。
保健指導は全国規模で展開されるため、MNO とのロー
ミングによりシームレスなサービス提供を可能にすること
は必要であると考えます。
データサービスを利用しての IP 電話等の音声サービス
の利用を可能にすることを期待したい。
本サービス専用に機能を大幅に絞ったデータ端末を開
発することで各種困難を回避いたします
単一の MNO に対しての携帯電話半導体ベンダーの共
通プラットフォームを利用、または既存の通信モジュール
を利用し開発における困難を回避いたします
1)データ専用端末に音声サービスを利用することには
それぞれの選択肢について、経済的・技術的な課
題としてどのようなものがあるか。
MNO の反対が大きい
2)携帯電話半導体ベンダーの共通プラットフォームだけ
では日本の MNO への対応は困難であり、共通のミドル
ウェアなどの利用がより望ましい
MVNE も必要とされる場面もあると思われるが、単一料
4
5)事業計画策定上の課
題
MVNE などへのシステム運用の委託等を行うことが必
要になると考えられるが、どうか。
金サービス化などで、複雑な課金システムを採用しない
等で、MVNE の利用に関しては、無線エリアの把握や
MNO との交渉コンサルティングとしての活躍を期待した
い
MNO による卸電気通信役務の対価や接続料につい
そのとおりだと思います。接続料やサービスエリアにつ
て情報開示が行われていないことが縊路になっている
いての情報開示は、MVNO 実施に対して必要な情報と
との指摘があるが、どうか。
考えます。
MNO のサービスエリアから拡張すべき際に、フェムトセ
その他、事業計画を策定する上での課題としてどのよ
ル、ホームアンテナ等の補完方式にて MVNO としてサー
うな点があると考えられるか。
ビスエリア管理可能かという点も課題として認識していま
す
4
6)ふるさとケータイ事業
に係る支援体制の在り方
多様な行政機関が具体的にどのような支援体制を構
MNO 事業者との交渉の際の、公正な判断機関の設置等
築していくことが効果的と考えられるか。
を期待したいと思います
MNO にとってのサービス提供最低数量に達するための
具体的にどのような支援策が講じられることにより、ふ
るさとケータイ事業の推進が図られることが期待される
か。
財政支援、端末買上げ支援が期待されます。また、本提
案における「保健指導サービス」は、40 歳~65 歳の約
15%に義務付けられるサービスであるため、一部住民
健康サービスの一環としてのサポートを期待するところ
です
ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方として留 解約に関する管理を行い、解約後の端末のリサイクル
意すべき事項は何か。
の推進を留意すべきと考えます
「ふるさとケータイ事業」が具体化するためには、月額通
信料金の低減のための IP 技術等の技術的な取り組み
5
7)その他検討すべき課
題
上記1~6の他、ふるさとケータイ事業のコンセプトを具 と、付加価値としてのアプリケーションサービスが重要と
体化する上で検討すべき課題としてどのような事項が
考えます。加入希望者は、サービスの付加価値によって
考えられるか。
増加するものと考えられますので、単なる通信サービス
の提供では、既存の MNO との差別化は不可能で、「ふ
るさとケータイ事業」の存立も困難と考えています。
提
案
書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
御中
〒891-9306
鹿児島県大島郡与論町麦屋 86-2
有限会社
代表取締役
山下織物
山下久江
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出致します。
別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
まず、このような意見募集の場を作っていただきありがとうございます。
提案させていただくにあたり、当社の所在地である与論島について概要説明をさせていた
だきたいと思います。
この概要は与論島だけではなく、大小違えど全国の離島の現状と合致する部分も多々ある
と思われます。
通信インフラによって離島の不利な部分を解消し、そこに住む人々が快適に暮らせるサ
ービスを実現できることを願って提案させていただきます。
概要
当社のあるヨロン島は鹿児島県の最南端に位置し、周囲 24Kmと大変小さな島です。
人口も昭和 10 年の最高 8,600 人から 5700 人あまりと年々減少の一途をたどり、65 歳以
上の高齢者の割合も 30%を超え近年は急速に過疎化が進んでいる状況です。
80 床を超える病院はありますが産婦人科や小児科・婦人科・眼科といった専門の
医療機関がなく問診には他の島へ出向く場合も多くあります。
教育問題では、高校まで島内にありますが少子化の為、廃校の可能性が出ています。
主な産業は農業・漁業・観光業となっており、特に観光業に関しては昭和 50 年初頭の
観光ブームの年間 15 万人をピークに減少し現在半分以下の 6 万人にまで落ち込んで
いますが、昨年度を観光元年とし観光業の復活に町全体で取り組んでいる状況です。
1) 提供サービス
概要のような状況を踏まえ下記のようなサービスを提案したいと思います。
・高齢者に扱いやすい端末(音声認識やバイタルチェックができるような端末)の利用に
より島外の医師へのバイタルデーターの自動送信
・妊婦のバイタルチェックや定期健診や緊急時の連絡
・島外で暮す家族との通話やテレビ電話などによるコミュニケーション
・島外の著名な先生の授業を受けるサービス(受験対策など)
・GPS による高齢者や子供の定期的な位置情報の発信
・災害時の緊急放送
・地域情報の発信(メールなどによる商店街の売り出し情報の発信など)
・地域情報の微力電波によるワンセグ放送(電波法上可能であれば)
・電子マネーの導入促進により端末だけ持って出かけられる・
・観光産業を活性化させていくために観光客向けのサービスとして各施設の HP の作成と
携帯用ポータルサイトの構築(MVNO の収益業務として行う)
・電子マネーの利用箇所を増やし端末だけ持って観光してもらえる環境の構築
・医師の監修をつけた観光商品を作り、滞在中のバイタルチェックやエステ予約などを端
末によって行うサービス
・島独自の健康食のレシピの発信や特産品の通信販売のサービスなど
2) 事業の実施主体
島内事業者の規模を考えると MVNO のような大きな事業ができるのは、行政主体で
だと思われるが、サービス内容に関してはやはり民間主体でなければ良いサービスはで
きないのではないだろうか。
上記より行政と事業に関心のある企業の出資による第3セクター方式が望ましいと思
われる。
また、サービス内容に関しては各方面の協力が必要な為、各団体にも出資してもらい各
代表が取締役権を持って運営に参加する方法を考えたい。
3) 事業の基盤となる MNO のイメージ
1.
MNO の選択肢としてはやはり普及率から考えると第3世代携帯が有力と考えられ
るのではないだろうか。
しかしながら、本町においても離島がゆえにインフラ整備が後れキャリアにもよ
るが電波状況の悪いところが多くある。
フォトムセルなどの利用も考えられるが根本的な電波状況の改善を望む。
また、法により人口カバー率の最低ラインを地方単位で設置していただけると離
島や山間部といった集落を形成している地域では恩恵を大いに受けることになる
と思われる。
2. ローミングにおいては、住民契約者の当該地域以外でも使用できる事は当然と考え
るが、島外からの観光客へのローミングサービスを想定しているため、観光客へは
できる限り使用する MNO のサービスに沿ったサービス展開をすることにより曰
く感なくローミングできるようなサービスにしたい。
4) 端末の利用イメージ
端末の新規企画はふるさとケータイ規模から考えると大変高いハードルで容易に超
えることは難しいと考える。
しかし、全国のふるさとケータイ事業者とネットワークを作り協業して大量発注をメ
ーカーへ出すことによって、目的にあった魅力的な端末開発も可能と考える。
当初は、既存の端末に頼らざる得ないと思うが、アンドロイドのようなオープンな
OS も出てきているのでソフト開発を委託することにより目指すサービスを提供でき
るのではないだろうか。
以上を考えるとコスト的には小規模 MVNO でも対応できるのではないだろうか。
5) 事業計画策定上の課題
1. MVNE などへの業務委託は不可欠と考えられる。
2. MNO による接続料の情報開示は必ず行うべきである。
3. その他の課題事項として離島や山間部において採算が合うだけの集客が出来るか
否かが課題である。
6) ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
各団体との連携を密にすることがふるさとケータイの魅力を十部に発揮することと
なるので各団体の支援が必要不可欠だと考える。
金銭的な支援もさることながら、情報の提供も無償を前提とした方が良いサービスの
提供につながると思われる。
7) その他検討すべき課題
その他検討すべき課題として、資金面の調達が一番の問題と思われるが、ふるさと
ケータイを一番必要としている地方では、中央のように容易に資金調達が出来ない場
合、国・県などの補助金や助成があると本当に必要としている地域に必要とするサー
ビス形態が確立できると思われる。
緊急事態の周知に使用する行政単独の防災無線のようなネットワーク構築を考えると
民間への助成は経費削減になるのではないだろうか。
また、先に述べたように MNO 側の設備が整備されていることが大前提となってくる
ため、国においてはキャリアに地域ごとの人口カバー率の最低ライン設置義務を行っ
ていただき必要としている地域に MVNO を企業しやすい状態にしていただきたいと
考えます。
また、本戦略会議で議論されるモデル地区の選定にあたって本町は小さい町ながらも
2010 年には光ファイバーの運用を目指し本年度より事業に着手するなど、通信インフ
ラ整備に積極的に取り組んでいることや、他の地区と隔離された一島一町であること
などモデル地区としては良い環境と思われるのでご検討願いたい。
以上
提 案 書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電機通信事業部事業政策課
あて
郵便番号
162-0045
住所
東京都新宿区馬場下町 1 番地1
氏名
ホームネット株式会社
代表取締役
藤田
潔
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙の通り提案を提
出します。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
頁
2
項目
1) 提供サービス
該当部分
提案
①地域の高齢者が使いやすいような 携帯電話のボタンを3つないし 4 つ程度に簡略化し、
機能を一部限定した携帯電話サー ■ 支援要請機能(登録された家族や指定連絡先へ取り次ぐオペレーター機能)
→弊社のコールセンター機能活用 等
ビス
■ タクシー呼び出し機能
■ 登録先への直接通話機能
など安心機能を充実したサービスの提供
②GPS(位置情報)機能を用いた高 オペレーションセンターにおけるGPS機能を活用した位置情報受信・検索サービスと地方自治
齢者や児童の居所確認のための 体・地域住民の見守り体制・地域密着型のサービスを提供するタクシー会社等の移送サービス
モニタリングサービス
を組み合わせた生活支援サービスの提供。
【サービス概要】
(1)体調不良時等の支援要請通通知・安否確認サービス
(2)徘徊癖のある高齢者の家族支援・児童の迷子時の位置検索・探索協力サービス
(3)高齢者・障害者等の外出支援サービス(タクシーコール)
【サービスの目的・効果】
■ 新たな雇用創出
高齢化に伴う福祉移送市場において、位置情報機能(GPS)を活用し、地域に密着した新
たな生活支援事業分野を創出することにより、地方の市場活性化を図る。
■ 地域住民の負担軽減
地域自治体・民生委員・地域住民等のマンパワーだけでは限界がある、高齢者・障害者・
児童等生活弱者の見守り・安全確保を、オペレーションセンター・地域タクシー会社を活用
し、緊急時の生活支援、安否確認、また家族への支援策として徘徊癖のある高齢者や児
童の迷子等、位置情報検索サービスを提供し、地域見守り体制の一翼を担うことにより、
人的負担の軽減を図る。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
■ 高齢者・障害者等の外出支援による地域活性化
手軽に利用できるサービスを提供することにより、自宅に引きこもりがちな高齢者・障害者
等の外出不安を取り除き、外出機会の拡大による健康促進、消費拡大が図れ、地域経済
活性化につなげる。
■ 地域における公共交通機関の補助的役割
位置情報を取得することにより、ニーズのあるところに配車等の各種支援を行うことによ
り、総コスト削減につなげる乗り合いタクシー等の効率的運用の実現。
⑤介護サービスや病院情報などの地 専用ボタンを押すとコールセンターにつながり、各種情報提供を受けられるサービスの提供
域行政サービスの周知や当該職 ■ 地域住民に対する介護サービス、病院情報、地域行政サービス情報の提供
員の連絡手段としての活用
■ 地域住民に対する防災・防犯情報の提供
■ 観光客に対する地域観光情報の提供
当社では、24 時間 365 日看護師が常駐しているコールセンターを運営し、全国約 1,600 の医
療機関と提携があるため、日常の支援が可能。
また、地域包括支援センター・介護事業者の情報や各種行政サービスの周知を行うことで地
域の機能を有機的に結びつけるコールセンター機能の役割を担うことも可能。
当社では、上記提案内容を直ちに実現することのできる『e-CAB かけつけサービス』を既に実
施しています。
高齢者・障害者・児童のみならず、全世代にわたり、生活支援サービスの提供を行うことが可
能です。(一部サービス提供できないエリアがあります。)
→詳細後記参照。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
当社提供サービスの概要
幣社で既に提供している GPS 携帯電話向けサービス『e-CAB かけつけサービス』
サービス概要
救援等が必要な時に、位置情報機能搭載(GPS)携帯電話をの簡単操作するだけで現在地
を送信し、最寄りのタクシーを呼び寄せる“生活支援サービス”。
(第三者の位置検索する機能もあります。)
■高齢者向けの支援要請時対応サービス
■徘徊高齢者がいる家庭向けの位置検索サービス
■幼児向け安全対策(迷子時位置検索サービス)
■タクシーコールサービス
対象者
高齢者・障害者・幼児(がいる世帯)
通報の仕組み
利用者からの通報
→地域情報に基づき当社サーバー内で自動的にタクシー会社を選別
→該当タクシー会社に通報
※位置情報を通知すると同時に通話が可能です。
サービスネットワーク
当社サービスは全国のタクシー会社ネットワークを利用するものであり、(08.04 現在約 200
社 15,000 台)。
他の類似サービスと比較して圧倒的な機動力・地域密着性に優れているのが特長です。
※一部サービス提供できないエリアがあります。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
【サービスイメージ図】
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
利用者イメージ
1
高齢者・障害者の方
•
過疎地での独居生活高齢者
•
高齢者のみ世帯
•
定期的な通院が必要
•
公共移動手段が少ない など
ケース例
„
„
„
„
2
自宅内、外出先での急な病気やケガ
定期的な通院
車があれば外出可能
冬場は雪に閉ざされる地域での外出支援
子ども
•
女子高・中学生・小学生
•
塾通いのお子様
•
共働きの家庭のお子様
など
ケース例
„
„
„
夜の塾通い
夜遅くなっても帰らない
迷子
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
生活支援サービス
① 利用者からの発信(支援要請の依頼)
利用者がもつ携帯電話のボタンを押すと、GPS 衛星を通して、位置情報が測位さ
れます。
② センターへの位置情報の送信
位置情報は、サーバーを経由して、利用者の位置に一番近いタクシー会社の配車
センターに設置された PC へ、地図上に表示された情報として送信されます。同時
に配車センターに発信し通話をすることが可能です。
③ 状況の確認
配車センターでは、地図情報とともに画面に表示された利用者情報を参考にして、
利用者と通話して状況の確認を行います。
④ タクシー乗務員への連絡
配車センターでは発信現場に近い走行中のタクシーに連絡し、利用者の元へ向か
うよう依頼します。
⑤ 現場への急行と必要処置
連絡を受けたタクシー乗務員は、利用者の元にかけつけ、ニーズに合ったサービ
ス提供を行います。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
タクシーコール
① タクシーコールの発信と受付
利用者がタクシーコールをしたい場合、配車センターPC の画面に、利用者の位置
情報及び電話がかかってきます。
② 状況の確認
配車センターでは地図情報を参考にしながら、利用者ニーズに対応したサービスを行いま
す。
【通報受信画面イメージ】
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
徘徊・迷子位置検索サービス
① 依頼者からの要請
家族等の依頼者から携帯電話の所有者(利用者)の探索依頼を受けます。
② 利用者(はいかい・迷子)の探索-ホームネット
コールセンターでは、探索を依頼された利用者の携帯電話に発信し、取得した位
置情報を依頼者に知らせます。
③ タクシーによる探索・探索協力の依頼
依頼者からタクシーによる探索協力の依頼があった場合、コールセンターからタク
シー会社の配車センターに、利用者情報及び現在位置を送信します。
④ タクシー乗務員への連絡
配車センターでは、コールセンターより一定の間隔で送信される位置情報をもと
に、走行中のタクシーに対して現場に向かうよう依頼します。
⑤ 探索協力
タクシー乗務員は、配車センターからの連絡に従い、原則として家族を同乗させて
現場に急行し、必要な探索協力、送り届けを行います。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
3
2)事業の実施主体
公共性が高く、地域住民のニーズに 【実施のイメージ案】
きめ細かく対応出来る地方自治体
が中心
地方自治体から委託を受け、ホームネット㈱(MVNE 兼 MVNO)がサービス提供をすることを
想定。
※ホームネット㈱が提供する e-CAB かけつけサービスの全国タクシー会社のインフラを活
用して利用者へサービス提供
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
【トライアルエリア】
上記イメージのサービストライアルを特徴のあるエリアで実施
①観光(京都市)
キャビック(京都市徘徊高齢者位置検索サービス提供、介護保険地域密着型サービス:夜間
対応型訪問介護指定)による市民への生活支援サービス、観光客への観光情報案内・福祉
タクシー(車椅子対応)による観光対応 等。
②寒冷地エリア(札幌市)
光星ハイヤー(介護保険地域密着型サービス:夜間対応型訪問介護指定)による生活支援
サービスの提供。(冬季の外出支援・安全確保)
3
3)事業の基盤となる MNO のイメー 第 3 世代携帯電話(3G)の活用
ジ
(1)現時点で普及している第 3 世代携帯電話の全キャリアを想定
【留意事項】
・ 簡易な操作で通知できる端末機能。(動作)
・ 簡易な設定が可能な携帯端末開発。(設定)
・ 限定されたキャリア・端末のみでなく普及端末に GPS 機能標準装備搭載
・ 均一化したサービス提供をおこなうためのキャリア毎のサービスエリア統一
(2)サービス提供地域について
地域の実情に応じた、ニーズの開発(全国均一化ではなく、オリジナルサービスを付加
する)
(3)MNO に対して実現が期待される事項
【現状の課題】
・ 経済的な収納方法をMNO側が承認しないなど、公正さが確保されない。
・ 採算性が確保されない限り位置情報における技術的情報の開示がされない。
・ 通信キャリアにより対応が異なるため、統一規格での情報開示が希望。
・ 24時間 365 日サービス稼動を支えるための体制を維持しなければならないので、
端末やシステム不具合などテクニカル分野の人材の確保。
・ 測位時間の短縮。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
・ GPS 精度の誤差の縮小。
・ 通話不能エリアの撲滅(キャリア相違によるサービス提供地域の相違をなくす)
3
4)端末の利用イメージ
①利用者が既に所有している位置情報搭載機能(GPS)携帯電話の活用
(経済面)イニシャルコストがかからない
(技術的課題)サービス利用するために実施する必要がある端末に依存する設定作業が
ある。(全端末の設定マニュアルが必要)
②統一機能を持った専用端末の開発・活用
(経済面)イニシャルコスト発生
(技術的課題)端末設定作業が統一化される。
4
5)事業計画策定上の課題
(1)MVNE への委託等について
地方自治体等を実施主体として想定した場合、通信システム・課金システム等のシステム
的対応につい ては、前述3の2)実施のイメージ案の通り、コールセンター機能、通信
(GPS)・課金システム等のシステムノウハウを持っている MVNE・MVNO に実施主体から委
託する必要がある。
(例)地方自治体から委託を受けた e-CAB かけつけサービスを提供している当社が MVNE
兼 MVNO になりサービス提供を行う
等
(2)健全な収支計画策定のために
キャリア毎に異なる回線利用料・通信料を一本化した同一標準プランの策定。
(3)その他事業計画を策定する上での課題
・ 低コストの収納体制の構築
・ 提供サービス料金のコストダウン
・ システム構築に係るコスト負担の低減
・ サービスを提供するためのサービス提供インフラ(タクシー等)の整備
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援
体制の在り方
(1)行政機関の支援体制
○ 地方自治体 → 住民への周知活動、利用料補助、地域情報の発信 等
○ 消防署・警察署 → 緊急通報時の救急・支援対応、防災・防犯情報の発信 等
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
○ 病院 → かかりつけ医としての日常生活支援、24 時間体制の救急時支援
(2)具体的な支援策
・ 周知用ツールの作成(チラシ・ホームページ・DVD 等)
・ 地域包括支援センター(福祉機関)等による周知活動
・ サービス利用者に対するサービス利用料軽減策の実施
・ 既存実施している類似サービスの整理・統合
⇒自治体運営の高齢者緊急通報サービス
⇒徘徊高齢者位置検索サービス
⇒介護保険地域密着型サービス:夜間対応型訪問介護
等
・ 受信システムの高度化、メール配信システム構築等のためのコスト支援
(3)留意事項
・ 各行政機関からサービス提供を行う MVNO に対しての定期的は情報提供
・ 各行政機関と MVNO による情報の共有化による意見交換ができる体制の構築が必
要。
5
7)その他検討すべき課題
■ 体制整備(システム整備)に係るコスト負担
⇒補助金の活用によるコスト削減
■ 地域住民、地域事業者の負担が大きくならないようなサービス体制の構築
⇒利用料助成制度等の創設による軽減策の実施
■ 短期間でのサービス提供の実現
⇒既存インフラの活用
意 見 書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号 163-8003
( ふ り が な )
住
( ふ り が な )
氏
とうきょうとしんじゅくくにししんじゅくにちょうめさんばんにごう
所 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号
かぶしきがいしゃ
名 KDDI株式会社
お の で ら
代表取締役社長
ただし
小野寺 正
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提出
します。
別紙
頁
-
項目
-
該当部分
-
意見
地域産業の振興や地域社会の再生において、ITの利活用が有
効であるという考えについて、賛同いたします。
「ふるさとケータイ事業」には様々な形態が考えられますが、当
社も引き続き、ネットワーク整備・サービスの充実や、標準プランの
検討等を進めることにより、地域社会の一層の発展に貢献してまい
りたいと考えております。
なお、「ふるさとケータイ事業」の推進にあたっては、地域住民
の声に耳を傾け、その地域において期待されている機能やサービ
ス等を把握した上で、MNOの活用等を含めた幅広い選択肢での
検討を行うことが重要です。また、「ふるさとケータイ事業」の継続的
なサービス提供には、事業体の安定した経営基盤が求められる一
方で、国・地方自治体等からの助成を行う場合、その助成につい
て予め地域住民や国民のコンセンサスを得ることが必要であると考
えます。
1
様
提
案
式
書
平成 20 年 4 月 13 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
あて
郵便番号
215-0004
( ふ り がな )
住
所 神奈川県川崎市麻生区 1-2-2 新百合 21 ビル
( ふ り がな )
氏
あ じ あ こうそく かぶしき がいしゃ
い の べ ー し ょ ん じぎょうせんりゃく ほ ん ぶ
名 アジア航測株式会社 イノベーション事業 戦 略 本部
とりしまりやく
い の べ ー し ょ ん じぎょう せんりゃくほん ぶちょう
もり
いちお
取締役 イノベーション事業 戦 略 本部長 森 一夫
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
注1
法人又は団体にあっては、その名称及び代表者の氏名を記載することとする。
注2
用紙の大きさは、日本工業規格 A 列 4 番とすること。
様式別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
項
項目
該当部分
提案
2
1) 提供サービス
①…ふるさとケータイ事業としてどのようなサ
① 1)認知案内テレマティクスサービス
ービス提供が考えられるか…
2)病院・診療所カルテ連携サービス
②…また、サービス展開を行う際に留意する事
3)物販・物流・宅配案内サービス
項は何か…
② 1)個人情報の取扱。
2)地域のモチベーションを如何に維
持・向上できるか。
3
2) 事業の実施主体
①…本事業の実施主体として、具体的にどのよ
うなものが想定されるか。
① 商工会議所、地方自治体の公民が協働
し、MVNO、MNO 事業者が上記2主
体の推進を支援する。
3
4
3) 事業の基盤となる MNO イメージ
4) 端末の利用イメージ
(1)…MVNO による効率的なネットワーク構築
(1) 市街地~郊外まで都市構造が異なる環
という観点から留意すべき事項は何か。
境下で一定のサービス水準を維持すること
(2)…MNO とのローミングによりシームレスな
(2)地域制約が生じない(シームレス)形式
サービス提供を可能にすることも考えられるが
で通信等のサービス提供する仕組みは必須
どうか。
(3)MVNO のサービスレベルが MNO 側の
(3)…当該事業の基盤となる MNO に対して実現
制限内容に依存しないよう、MNO 事業体
が期待される事項はあるか。
はシームレスな通信環境を提供する必要性
① …この点どのような選択肢が考えられるか。 ① 1)既存携帯電話にアプリケーションを
② …経済的、技術的な課題としてどのようなも
のがあるか
導入する。
....
2)市外局番+「26310(ふるさと)」番
号を新設し、オペレーションを行う。
② 1)機種依存によるコストコントロール
の問題
2)利用者に周知徹底(PR)の問題
1
4
4
5) 事業計画策定上の課題
6) ふるさとケータイ事業に係る支援
体制の在り方
5
7) その他検討すべき事項
(1)…例えば MVNE などへのシステム運用の委
(1) MVNO の販促・牽引のための第 3 者(コ
託等を行うことが必要になると考えられるが、
ンサルティング)として望ましい。
どうか。
(2)基本サービスレベルの定義を明確化し
(2)…情報開示が行われていないことが縊路にな
たものを可能な範囲で開示すべき。
っているとの指摘があるが、どうか。
(3)本事業を推進する上で成長と戦略を
(3)…その他事業計画を策定する上での課題とし
MNO、MVNO、MVNE と行政で今後十分
てどのような点があると考えるか。
協議・実証を行う必要がある。
(1)…具体的にどのような支援体制を構築してい
(1)連絡協議会を制定し、総務省・国土交通
くことが効果的と考えるか。
省・厚生労働省等の意見形成の場の提供
(2)…どのような支援策が講じられることによ
(2)商工会議所及び地方自治体に対して予
り、ふるさとケータイ事業の推進が図られる・・・
算補助・支援措置、特区指定の実施
(3)…支援体制の在り方として留意すべき事項は
(3)地域企業・地方自治体と MVNO、MVNE
何か。…
が主体になれるよう体制を構築する必要性
①…上記の他、ふるさとケータイ事業のコンセ
(1)ユビキダス特区等の積極的活用による
プトを具体化する上で検討すべき課題…
行政と MNO、MVNO、MVNE によるロー
ルプレイング(実証実験)の必要性
(2)上記特区に伴い、各都道府県で1つモデ
ル地区・特区を指定しロールプレイングを
行い、事業性の評価を行う必要性。
・「該当部分」の欄は、提案の対象となる記述を引用してください。
・「提案」欄は、提案の具体的内容を記述してください。
2
1.別紙参考資料
視点
目指すのは“統合型 GIS を有効活用した、地域による情報提供するサービス”
弊社は航空写真測量を基礎技術として、今まで
「ふるさとケータイ」に求められる要素
情報送り手
地方自治体で整備したデ
ータを参照し、データ提供
国・地方自治体・財団等に対して空間コンテンツ(都
オペレータ
市計画基本図等)を整備・提案してきました。
CTI/GIS
昨今では、2000 年度から統合型 GIS として地方
自治体様へ空間コンテンツ整備と有効活用としてデ
ータコンテンツのみならず WebGIS といった情報
共有システムも合わせ導入しています。
素材
利用者とオペレータが認
知・対話するためのデータ
導入効
果向上
利用者
データ
簡易機能
地図・属性
情報受け手
簡易端末でオペレータと
情報と操作のやり取り
統合型 GIS の導入目的である重複投資、業務効率
化は、実現されているが、最終的に整備したデータを住民に如何に還元するかが今後の課題となって
います。平成 19 年 8 月 29 日に「地理空間情報活用推進基本法(NSDI 法)」が施行され、空間情報
の積極的活用が目指すべく、地域のワンストップサービスとして本事業は寄与可能と考えます。
提案の
ポイント
「利用者とオペレータ」が感性的に対話可能なコールセンターを提案します。
アジア航測(共同事業 IDU)が現在提供している全
周囲沿道画像 LocationView は道路上から撮影した全
方向シームレスで閲覧可能な三次元映像地図データで
す。マウスを動かすだけで、あたかも現場にいるよう
な感覚を持ちながら、パソコン上で「上、下、左、右」
と 360°シームレスな画像を閲覧することができます。
現在、統合型 GIS の一環で弊社では地方自
での「問合せ等受付」「
(住宅地図で)場所を
統合型GIS + LocationView利用
②場所を探す(住宅地図)
②場所を探す(検索)
③現地調査用資料作成
③現地調査用資料印刷
探す」
「現地確認」等といった従来からの作業
が「統合型 WebGIS 上での検索」
「LocationView での現場確認」という形態に
①問合せ受付
LocationViewで状況確認
④現地確認、調査
統合型 GIS
利用
による時間短縮
治体様に要望があれば整備することで、今ま
従来の現地業務対応
①問合せ受付
期待できる削減効果
④現地調査
変わることで、作業量の削減につながってい
ます。
本事業ではこの沿道画像を用いて、利用者とオペレータが互いに場所を認知し、最適な案内が可能
なコールセンター事業と MVNO(ケースにより MVNE)事業を検討しています。携帯電話等に実装
可否の実験も既に終了しており、現在では MNO 様に対して実証実験を提案しており、今後本事業に
寄与できるものであればと検討しています。
3
提
案
書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
様
郵便番号 727-8501
(ふりがな)ひろしまけんしょうばらしなかほんまちいっちょうめ10ばん1ごう
住
所
広島県庄原市中本町一丁目10番1号
(ふりがな) しょうばらしちょう たきぐち すえひこ
氏
名
庄原市長
滝口
季彦
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を
提出します。
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
項目
該当部分
提案
①地域の高齢者が使い
高齢者向けの携帯電話は、各携帯電話会社から販
やすいような機能を一部
売されているが、地域住民からは、小型で利用しづら
限定した携帯電話サービ いという声を聞く。
ス
高齢者が利用しやすい一般電話並みの大きさの携
帯電話、あるいは、現在の携帯電話を受信機とし、他
の機器を接続することにより、高齢者が利用しやすい
機器を実現できないか。
1)提供サ
ービス
③ 地方自治体・観光協
観光農園で栽培されている産品の画像データの提
会、青年会議所等による
供
イベント情報の提供
④ 台風や地震等の災害
(1)災害時における消防団員の出動可能確認及び召
時等における関連情報
集
の提供
(2)災害時の避難警報情報の発信
これに加えて、ふるさとケ
農協や農林振興公社等から農家へ農事情報や農産
ータイ事業として事業とし
物の出荷販売情報の提供。
てどのようなサービスの
提供が考えられるか。
2)事業
本事業の実施主体とし
地方自治体のみならず、当該インフラを利用してサ
の実施
て、具体的にどのようなも
ービスを提供する団体との連携も視野に入れた事業
主体
のが想定されるか
実施主体が想定される。
今後の検討において特
インターネット技術を活用した様々なサービスの一つ
3)事業
定のシステムを前提とす
の手法として考えた場合、携帯電話会社のみなら
の基盤と
るものではないものの、
ず、無線 LAN を運営している MNO から借り受ける手
なる
MVNO による効率的なネ 法も考えられる。
MNO の
ットワーク構築という観点
イメージ
から留意すべき事項は何
か。
端末の開発・調達を行う
ふるさとケータイで利用される端末は、高齢者や子ど
4)端末
ことは多額のコストを要す
もにも使いやすいものが必要と考える。そのための新
の利用イ
ることとなり、相当の困難
たな携帯の開発は相当の困難を伴うと予想される。
メージ
を伴うと考えられる。この
携帯電話の電波を受信できるカード式ルータにより
点、どのような選択肢が
IP 化し、その先に告知端末を入れたサービス展開が
考えられるか。
可能ではないか。
(2)具体的な事業計画を
MVNO により事業展開を図る上において、市民に
構築していく上で健全な
対し当該サービスを展開する際、無線通信基盤の借
収支計画を策定すること
り受けを行う金額の妥当性を判断するために、卸電
が前提となるが、他方、
気役務の料金の透明性の確保は必要と考える。
MNO による卸電気通信
役務の対価や接続料に
ついて情報開示が行わ
5)事業
れていないことが縊路に
計画策
なっているとの指摘があ
定上の
るが、どうか。
課題
(3)その他、事業計画を策
実際の利用者が高齢者、障害者の場合は操作性
定する上での課題として
等のインターフェイスに関しては若年層、健常者等と
どのような点があると考え
相違があることから、あらゆる分野から意見を伺うこと
られるか。
が必要。また、携帯電波を利用することから、携帯電
話の不感地域の解消、新たな携帯電話を開発する
場合の事業費、住民が利用する際の費用負担等が
課題として挙げられる。
(1)現実にふるさとケータ
6)ふるさ
とケータ
イ事業に
係る支援
体制の
在り方
本市では、住民に対する告知手段の一つとして、携
イ事業を推進していく上
帯電波を利用したサービスが展開できないか検討し
では多様な行政機関が
ているところである。
連携して支援していくこと
国もモデル地域等を選定し、テスト運用により全国
も必要であると考えられる で同様の課題を抱えている地域でその解決策の検
が、具体的にどのような
討も必要であり、同様な問題を抱えている他地域との
支援体制を構築していく
連携により、安価な機器の導入、システムの統一化を
ことが効果的と考えるか。
図ることにより、コスト削減を図るべきではないか。
なお、事業実施にあたっては携帯電話の不感地域
解消が前提であることから、国による施策として事業
を推進していただきたい。
現在、本市では住民への告知手段の技術的手法
や展開方法を模索している。
その中で、有線ではなく、災害にも強い無線により
7)その
情報を伝達する手段として、携帯電話等の電波の利
他検討
活用の検討を行っている。しかし、新たに高齢者が利
すべき課
用しやすい携帯電話の開発コストは非常に高額とな
題
り困難な状況である。
この携帯電話等の電波や設置する機器を全国展開
により安価な料金により利活用が図れることを期待す
る。
提 案 書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省統合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 あて
郵便番号
(ふりがな)
住
所
(ふりがな)
氏
名
107-8672
トウキョウトミナトクアカサカ 1-11-44
東京都港区赤坂 1-11-44
アクセンチュアカブシキガイシャ タケダトモカズ
アクセンチュア株式会社 武田智和
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」 の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案
を提出します。
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頁
項目
該当部分
提案
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2
1)提供サービス
ふるさとケータイ事業としてどのようなサービスの提供が考えられ 「全国コミュニティネットワークサービス」、「宿題・コミュニティ端末サービス」、「ご当地ミシュラン
るか。また、サービス展開を行う際に留意すべき事項は何か。
/ご当地コンシェルジュサービス」、「遠隔医療サービス」。考え方は本文A章(5)、個別サービス
説明はB章(1)にて詳述
3
2)事業の実施主体
本事業の実施主体として、具体的にどのようなものが想定される 当該事業の運営の管理・運営を全国横串で行う全国規模の事業主体(MVNO)及びシステムの
か。
保守・運用を行うMVNEが共通の事業基盤・プラットフォームを整備した上で、各地で地元企業・
自治体などが事業主体(ローカルMVNO)となりサービス提供を行う。
本文A章(6)、B章(2)にて詳述
3
3)事業の基盤となるMNOのイメージ
(1)効率的なネットワーク構築という観点から留意すべき事項は何
か。
(2)MNOとのローミングによりシームレスなサービス提供を可能に
することも考えれるがどうか。
(3)MNOに対して実現が期待されていることがあるか。
3
4)端末の利用イメージ
端末の開発・調達を行うことについてどのような選択肢が考えら 新規専用端末の開発、既存携帯端末の活用の2パターンを想定。
れるか。また、それぞの選択肢について、経済的・技術的な課題 A章(7)、B章(4)にて詳述
としてどのようなものがあるか。
4
5)事業計画策定上の課題
(1)システム運用の委託等を行う事が必要と考えれるがどうか。
(2)MNOによる卸電気通信役務の対価や接続料について情報開
示が行われていないことが縊路になっているとの指摘があるがど
うか。
(3)事業計画を策定する上での課題としてどのような点があると考
えられるか。
4
6)ふるさとケータイ事業に係る支援体 (1)どのような支援体制を構築していくことが効果的と考えられる
制の在り方
か。
(2)どのような支援策が講じられることにより、ふるさとケータイ事
業の推進が図られることが期待されるか。
(3)支援体制の在り方として留意すべき事項は何か。
各地域の運用は地方自治体(もしくはそれに準ずる団体)が担当する為、事業主体は地方自治
体をサポートできるような支援体制が必要となる。
これらの支援のもと、地方自治体は、各地域内の多様なプレーヤ(学校・医療機関・企業等)と
の連携、および住民の窓口となる事を想定。
B章(6)にて詳述
5
7)その他検討すべき課題
ふるさとケータイ事業を成功に導くためには、サービス提供だけでは無く、ITリテラシが低い高
齢者や地域コミュニティへの定着化支援を継続的に国が支援していくことが肝要。
B章(7)にて詳述
ふるさとケータイ事業のコンセプトを具体化する上で検討すべき
課題としてどのような事項が考えられるか。
MNOは、一部地域では無く、全国規模でネットワーク基盤を保有する通信キャリアである必要
がある。
また、動画配信を始め、多様な高容量データ、サービスを提供しつつ事業収益をあげていくた
めに、コスト効率の良いモバイルブロードバンド網を構築できる、WiMAX事業者や既存3G事業
者が有力なMNO候補となる。
B章(3)にて詳述
事業主体が事業を行う上で、通信業務およびICTに対する高度な知識及び提供サービスを実
現する基盤システムが必要であるが、現状想定する事業主体(MVNO)は、これらの知識/シス
テムを保有していない事も想定される為、MVNEの積極的な活用を推奨する。
B章(5)にて詳述
目次
「ふるさとケータイ事業」を成功に導く条件・論点 .......................................................................5
A)
1)
「ふるさとケータイ事業」の目的の確認 .................................................................................5
2)
提供サービスから見た事業の成功条件 ...............................................................................5
3)
対象マーケットの拡大..........................................................................................................6
4)
顧客ニーズを踏まえた特定セグメンテーションへの訴求 .......................................................6
5)
成功ファクターを踏まえたサービス.......................................................................................7
6)
事業性から見た成功条件 ....................................................................................................7
7)
「ふるさとケータイ事業」展開に向けて
端末仕様の考え方 ..............................................................................................................9
「ふるさとケータイ事業」提案 ..................................................................................................10
B)
1)
提供サービス ....................................................................................................................10
2)
事業の実施主体................................................................................................................15
3)
事業の基盤となる MNO のイメージ ....................................................................................16
4)
端末の利用イメージ...........................................................................................................16
5)
事業計画策定上の課題.....................................................................................................17
6)
ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方 ..................................................................17
7)
その他検討すべき課題......................................................................................................18
平成 20 年 4 月 14 日
アクセンチュア株式会社
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3) 対象マーケットの拡大
A) 「ふるさとケータイ事業」を成功に導く条件・論点
「ふるさとケータイ事業」の展開に向けた提案を行うにあたり、「ふるさとケータイ事業」を成功させる
ための条件・論点を、サービス性、並びに事業性の視点よりまずは整理したい。
とはいえ、地域住民の利便性を向上させ、地域企業(産業)の売上・収益を拡大し、かつ地域行政の
効率化を同時に実現するようなサービスを、各地域内で閉じて実現することは、市場規模等の観点に
鑑みても容易ではない。弊社は、これを実現し、地域全ての要素を活性化するためには、地域に閉じ
1) 「ふるさとケータイ事業」の目的の確認
た個別サービスを、地域の自治体・企業が独自に展開するという発想から脱し、都心部(全国)の住民
ふるさとケータイ事業推進の目的について弊社は、貴省作成の「IT による地域活性化等緊急プログ
や企業をも巻き込んだサービスを、地域独自のサービスに加え展開することで、対象マーケット(ユー
ラム」、及び「デジタル・ディバイド解消戦略会議」において示された課題認識から、条件不利地域等の
ザ)を広げることが重要になると考えている。以下に地域の活性化を実現し得る、マーケット拡大のパ
住民に対して MVNO が主体となって公共サービスやその他様々なサービスを提供することで、「地域
ターンを整理した。(図表②)
図表②
住民のより良い暮らしを実現すると共に、地域の活性化を促す」ことであると理解している。即ち、行政
地域企業・行政が地域住民にサービスを提供す
によるセーフティネットの提供が重要な一つのサービスであることは疑いないが、それだけに留まらず、
るのみならず、都心住民に対してもサービスを提
モバイルを中心とした様々なサービスを展開することで、地域社会全体を再生することが主たる目的
供することで、対象顧客を広げ収益機会を高める
であると言える。
都心部の企業がデジタル・ディバイド層の地域住
対象マーケット拡大
地方
都心
民間主導によるサービスの高付加価値化
地域企業
都心部企業
民に対しサービスを提供することで、地域住民の
地域社会の再生という目的を達成するためには、「ふるさとケータイ事業」を通じて提供されるサービ
地域住民
生活をより豊かにする
スが、地域の社会に広く受け入れられるサービスとなることはもちろんのこと、サービス提供を行う事
業運営主体(MVNO)が、単にコストセンターとして機能するのではなく、事業主体として健全な収益性
地域住民と都心住民間のインタラクティブな交流
を担保することが重要となる。この 2 つの要素が満たされて初めて、事業が成功したと言えると考え
サービス等を通じて、これまでに無い新たな市
る。
場・サービスを創造する
都心部住民
都心部の消費行動の
地方への誘導
地域行政
それでは、広く受け入れられるサービスの提供、及び事業の収益性担保のために、どのような点を
4)
踏まえることが重要であるかについて、以下でそれぞれ論じたい。
顧客ニーズを踏まえた特定セグメンテーションへの訴求
提供サービスについては、これまでに触れた条件を満たすサービスを検討し具体化していくことが
2) 提供サービスから見た事業の成功条件
必要になる。その際、地域住民の中にも高齢者から児童、介護が必要な者から富裕層の高齢者まで
「ふるさとケータイ事業」の主目的である「地域の活性化」であるが、地域を構成する要素は大きく 3
(1)地域住民
おり、多様なセグメントが存在しているため、想定される利用者のセグメント毎に、求められるニーズを
念頭に置きながら、具体的なサービス・コンテンツを準備していくことが重要となる。各セグメントの概
つあり、それぞれに活性化の目的が存在している。
要と想定されるサービスのイメージを以下に整理した。
・・・住民の利便性や楽しさの向上を通じた活性化
(2)地域企業(産業) ・・・売上・利益の拡大を通じた活性化
高齢者(一般)
(3)地域行政
基本的に時間にゆとりを持っており、ある程度の貯蓄もあるが、生活行動半径が狭いという
・・・サービスの効率化、質の向上を通じた活性化
一般に地域振興や地域活性化を目的とした施策につ
いては、これら 3 要素のうち、いずれか一つを満たすこと
ような利用者を想定し、消費行動を喚起するコンテンツを提供するほか、全国で趣味・娯楽
図表①
地域活性化の構成要素
を主眼に置いた施策が多く、そのことが、サービスを広く
を共有できるコミュニティを活性化(SNS 等)サービスを提供することを想定。
高齢者(傷病患者、介護等の助けが必要な者)
地域住民
普及させる上での課題となっていると思われる。弊社は、
医療・介護・安否確認サービスといったセーフティネットの提供や、オペレーター等を通じた
当該事業の方向性を検討するにあたり、これら 3 要素の
全てがメリットを生み出すことを念頭に提供サービス等の
簡易プロセスによる、各種ライフケアサービスの提供をメインに実施することを想定。
価値提供
域企業(産業)、地域行政の全てにメリットを生み出すサ
ービスになることで初めて、幅広く受け入れられる事業に
価値提供
一般(地域在住)
MVNO
一般の高齢者と並び、消費行動を喚起するコンテンツを提供すると同時に、住民票や印鑑
売上・利益拡大 サービス効率化
証明書等の公的書類を端末から取得できるような e ガバメントサービスを提供することで、
事業概要を検討すべきであると考える(図表①)。
即ち、「ふるさとケータイ」のサービスは、地域住民、地
利便性追求
地域企業
価値提供
地域行政
行政コストの削減を図ることなどを想定。
なるということである。
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児童
国レベルで事業を統括できる規模・資金力・影響力を持ったプレーヤーが求められると考える。この全
GPS 機能による安否確認等以外にも、学校等教育機関と連動した e ラーニングコンテンツを
国規模の事業主体は、地方自治体をはじめとした様々な地域のプレーヤーとの連携を統括する能力、
提供することを想定。
新規サービスのニーズを掘り起こすプロデュース能力、サービス立案・計画・導入・展開等を行う実行
都市部在住一般
力も求められる。
地方経済活性化に向けて、都市部住民の消費行動を地方に誘導するための、観光等の
地域レベルの事業主体(MVNO)プレーヤーと、全国レベルの事業主体(MVNO)が並存し、お互い
の役割を分担し演じる、いわゆる 2 段構造を取ることにより、地域のローカルMVNOプレーヤーの事
様々なコンテンツを提供。
業リスクを軽減できる他、ローカルMVNOが全国レベルのMVNOからサービス供給を受けることで、
5) 成功ファクターを踏まえたサービス
サービスの充実を図ることも可能となり、地域活性化に向けた取り組みが、事業性の面からもより確実
具体的な提供コンテンツの詳細については次章にて詳述するが、先に述べた地域活性化の構成要
に行えるようになると考える。全国レベルの事業主体が、サービスの共通基盤(プラットフォーム)を構
素を勘案した上で、地域社会で広く受け入れられるサービスにするためには、以下の特徴を持つべき
築し、全国規模でサービス(プラットフォーム)の機能を、各地域の自治体や行政機関、地域企業など
であると考える。
の、いわゆるローカルMVNOに提供する。その機能やサービスの上に、自治体などのローカルMVN
Oが独自のサービスを追加し、地域の住民に対し提供するイメージである(図表③)。
事業性・スケールを担保
事業者の収益性を確保するため、利用者を一定規模まで増加させうる面展開可能なサービ
全国共通サービスの事業主体としては、例えば商社のような新たな大手企業が運営を担うことが、
事業の広がりと言った面でもあり得るのではないか。
スであること
既存のMNOがそのまま全国共通サービスの事業主体になることも考えられるが、提供サービスの
ゲーム性・娯楽性・やりがい
楽しさ・面白さを、娯楽性・ゲーム的な要素を通じ追求することで、ユーザの高頻度かつ継続
広がりやMVNOの活性化等を鑑みると、新たなプレーヤーの登場は検討に値する。
その際、全国規模の事業主体は、ネットワーク・システム・業務の運用等に関する知識・経験がある
的な利用が期待できること
高機能と利便性の両立
とは限らないため、これらの管理・運用を行う、MVNEのようなプレーヤの登場が合わせて必要となる
ユーザーインターフェースや操作性に優れ、多様な機能を誰でも簡単に使いこなせるサービ
と思われる。(MVNEと事業主体が同一プレーヤーになる場合等も想定される。)事業主体,MVNE,
スであること
地域企業・自治体等、の各プレーヤーが一体となり、サービスを提供するエコシステムを構築できるこ
常時性・即時性・緊急性
とが、収益性を担保した事業化の鍵となる。
移動体端末を利用する利点を活かして、必要な情報にいつでもどこでもアクセスでき、直ち
図表③ 事業主体関連図
にアクションを起こせること
MNO
6) 事業性から見た成功条件
全国規模の事業主体(MVNO)
これまで、提供サービスの視点から事業成功の条件を論じてきたが、いくらサービスが魅力あるもの
になったとしても、事業主体が収益的に成り立たなければ、事業としては成立しない。
MVNE
システム運用
一般的にMVNOを活用したサービスを想定した場合、具体的なビジネスモデル次第ではあるものの、
業務運用
・・・・・
サービス事業主体は、数百万規模のユーザを最低でも集めなければ、事業として収益をあげることは
難しいと考えられる。従って、地域ごとに各自治体のみが単独で事業主体となるといった、地域に閉じ
たサービス、もしくは、過疎地域の高齢者といった特定者のみに限定されたサービスでは、事業として
成立しにくいのではないか。またサービスの視点から見ても、ふるさとケータイの提供サービスは全国
において連動性のあるコンテンツであるべきであり、事業主体が地域毎に独立し、個別に組織化し運
営を行う事は、ネットワークやサービス等の様々なリソースの観点からも、非効率であると言わざるを
得ない。
地域レベルの
事業主体
(ローカルMVNO)
地域レベルの
事業主体
(ローカルMVNO)
外部パートナ
外部パートナ
商工会議所
商工会議所
学校
医療機関
・・・・・
学校
医療機関
・・・・・
地域レベルの
・・・・・
事業主体
(ローカルMVNO)
外部パートナ
商工会議所
学校
医療機関
・・・・・
都心部とのインタラクティブな交流をサポートする全国共通サービス提供の必要性、及びスケールメ
リットを活かした高効率な事業運営の必要性から、事業主体としては、地域の各事業主体に加え、全
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地域住民
地域住民
地域住民
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7) 端末仕様の考え方
B) 「ふるさとケータイ事業」提案
冒頭にも述べた通り、当該事業の主体として MVNO に健全な収益性が担保されるためにはサービス
の高付加価値化による利用者数の確保という視点が必須である。
1)
現在、携帯電話の世帯平均保有率は全国平均で 9 割近い数字となっているが(貴省調査より)、そも
提供サービス
ふるさとケータイ事業の成功のポイントは、地域内に閉じた事業展開に留まらず、都心部の住民
そも当該事業は IT リテラシが高くないと想定される非携帯電話保有層である 1 割のセグメントのみを
と企業も巻き込み、地域間を跨いだ形で地域の「企業」・「住民」・「行政」のそれぞれにメリットをも
対象に専用端末を開発しても、事業としての採算は見込めない。
たらすサービス展開を行うことにある。それにより、対象となる市場が広がり、事業主体やローカル
一方、既存の携帯電話向けに対してのみ、アプリケーション・コンテンツを提供するサービスでは、魅
力的なサービスが提供しにくく、既存の携帯向けコンテンツと差別化できないことが想定される他、そも
そも「デジタル・ディバイド」の解消に有効な施策にはなり得ない。
MVNOとなる地域の企業、自治体等が収益的に自立できるモデルを築くことができ、地域の活性
化と MVNO 事業の拡大を通じた通信事業の活性化も達成することが出来ると考える。
そのようなサービスを実現するためには、同一の端末、プラットフォームの上で、複数の魅力的
従って本サービスでは、非携帯電話保有層である 1 割のセグメント(主に地方在住高齢者を想定)の
IT 利用率の底上げを目的として、簡易な操作で扱える「ふるさとケータイ」専用端末を開発することを
なキラーサービスを、様々な対象ユーザに向けて導入することが重要となる。以下、弊社の考える
魅力的な「ふるさとケータイ事業」のサービス例を挙げる。
想定するが、その専用端末は、9 割の既存携帯電話保有者の2台目ニーズにも訴求し得るような魅力
ある端末であることが重要である。既存携帯電話保有者にも受け入れられる端末となることで、専用
端末の販売 lot 数を増やし、開発・製造コストを劇的に下げることも可能になる。さらに、既存携帯電話
保有者の大半が専用端末を保有するまでには長期間を要することから、提供サービスは既存携帯電
話向けのアプリ・コンテンツとして、既存携帯電話向けにも一部提供されることで、専用端末を持たな
い層にも共有されることで、事業の収益性、スケールも担保し得るのである。(図表④)。
図表④ 利用者と使用端末の考え方
セグメント
利用者
使用端末
施策概要と評価
携帯電話
未保有層のみ
を対象
専用端末のみ
携帯未保有者のみを対象にするとパイが限定的であ
り、事業としての収益性が見込めない
そもそも携帯端末の利用意向が低い層のみが対象
であるため、本質的な地域社会の活性化にならない
×
既存携帯電話
保有層のみを
対象
既存端末向け
アプリ・
コンテンツ
既存の携帯向けコンテンツと差別化できない
そもそも、当該事業の目的である「デジタル・ディバイ
ド解消」の施策になり得ない
×
既存携帯電話
保有層、未保
有層両方を
対象
専用端末
+
既存端末向け
アプリ・コンテ
ンツ
専用端末は携帯未保有者のIT利用底上げを狙うと
同時に、既存端末保有者の第2端末ニーズにも訴求
することで、一定規模数の端末lotを確保
既存端末にもアプリ・コンテンツを共有し、サービス
の事業性・スケールを担保
◎
A
携帯電話
未保有層
B
携帯電話
保有層
C
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全国コミュニティネットワークサービス:
宿題・コミュニティ端末サービス:
ICT 活用による地域産業・商業の活性化を目指すと同時に、地域住民の活動を地域内に留めず、
地域の学校と連携し、宿題・コミュニティ端末を介して教材コンテンツ(動画・音声等)を提供する
地域外へと拡大するために、地域や都市間を連携したコミュニティネットワークサービスを提供す
ことで、ゲーム感覚でのリモート学習を実現する。生徒は書き込み可能な宿題・コミュニティ端末よ
る。趣味や娯楽を中心とした SNS やブログ機能を搭載し、全国規模で利用者を連携することで、地
り、漢字の書き取り練習や算数の計算問題等を実施し、リアルタイムで添削や採点結果を取得す
域を跨いだコミュニティの発展を促進する。また、地域企業の案内情報(商店街情報、セール/イ
る。ゲーム性を持たせることで、生徒の学習意欲を高め、同時に教師の提出確認や採点負担を軽
ベント案内等)の配信や日常品のオンライン購入を可能にし、行政機関と連携して、緊急情報のリ
減する。生徒の学力レベルや正解率に合わせて、宿題の難易度や出題問題を変更するロジックを
アルタイム配信を可能にすることで、地域住民、地域企業、地域行政の全プレーヤーがメリットを
組み込むことで、現状の教育よりも更にきめ細かい指導が可能となる。
享受する。
端末のデータ通信機能を用いて、教師から生徒への宿題内容や保護者への連絡事項等を配
コミュニティネットワークサービスの利用を浸透させるための重要な論点として、IT リテラシが比
較的低い高齢者や介護者のアクセサビリティを向上することが挙げられる。これらのターゲット層
信可能とし、教師・生徒・保護者間でのコミュニケーションを円滑にするための手段としても機能す
ることを想定する。
向けにタブレット PC 形式の専用端末を提供することで、現状ではオンラインコミュニティへの参加
が困難なターゲット層が自発的に情報の受発信を行えるようにする。特に自宅から離れることので
地域性を考慮して、教育促進サービスの中にも SNS 機能を搭載する。地域の生徒間でオンライ
きない高齢者や介護者には、趣味や娯楽の SNS(俳句掲載サイト等)やインタラクティブサイト(オ
ン学習コミュニティを立ち上げ、点数ランキング等の情報を共有する。同サービスを利用して、地域
ンラインゲームサイト等)を通して、地域外の人々とのリレーションを構築していくための仕組みを
間の学校交流も可能であり、映像配信等によるビデオ文通等も想定される。また、教育施設が普
提供する。
及していない地域への遠隔授業サービス(英会話、資格取得講座等を含む)も提供することで、サ
ービスのターゲット層を地域の学生から社会人や高齢者までに広げることも可能とする(デジタル
また、コミュニティネットワークサービスの収益性も留意事項とされるが、サイト上の広告枠を企
業(地域外企業も含む)に販売し、アフィリエイト形式の報酬制度を導入することで、広告・アフィリ
生涯学習)。地域間を跨いで教育促進サービスを展開することで、学力の低下が著しい日本にお
ける教育改革を促進し、「デジタル教育最先端の国」としての発展を目指す。
エイト収入モデルとしての事業展開を想定する。地域への進出を図る大手企業等を積極的に活用
し、それらの企業が、現状では埋もれているセグメント層への宣伝媒体として当該サイトを利用で
図表⑥ 宿題・コミュニティ端末サービスイメージ図
きるようにする。また、利用者の嗜好や興味分野を分析した One-to-One マーケティングを通して
学校
となる。このように、参加企業のみならず、地域住民も共にメリットを享受できるような仕組みが成
学習コンテンツを
配信し、採点等の
負担を軽減
立する。
企業
広告・アフィリエイトを
通して、セグメント
を意識したマーケ
ティングを実施
利用者
趣味・娯楽を
通して、地域
内・外のコミュ
ニティと連携
メニュー
オン/オフ
今日のコメント
☺: 季節感を
出していらっ
しゃいますね…
シズ(80歳)
行政
通話
きめ細かな行政
サービスを低コス
トで提供
緊急
今日の詩
画像・映像文通を
通して、地域を跨
いだ学生コミュニ
ティを構築
利用者
4問目
通話
緊急
漢
あと12回!
前の漢字
今日のランキング:
①山田花子
467点
②佐藤太郎
439点
③鈴木良子
415点
次の漢字
現在のレベル:
提出
ゲーム感覚で
教育コンテンツ
を実施し、楽し
みながら学力を
向上
学校ブログや
ランキングを通
して、学校コミ
ュニティと密接
に連携
ブログ等で価
値ある情報を
配信し、地域活
性化に貢献
移り行く
麗な春の
One-to-Oneで、
ニーズに合わせ
たサービスを提供
オン/オフ
生徒や保護者へ
の宿題・連絡事項
を一括で配信
図表⑤ 地域コミュニティネットワークサービスイメージ図
スコアボード:
メニュー
なり、地域住民の観点からも、地域のニーズに特化した商品やサービスのより簡単な購入が可能
☺:風流だね…
長一郎(70歳)
トシオ(72歳)
変換
地域住民への緊
急情報をリアルタ
イムにて配信
既存端末からも接続可能
とし、利用者のパイを拡大
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遠隔医療サービス:
ご当地ミシュラン/ご当地コンシェルジュサービス:
地域間のネットワーキングサービスを通して、地域住民が地域外の人々に情報を提供するため
地方の医療機関と連携して、都心部住民が地域医療期間等から遠隔医療を受けるためのサー
のサイトを設ける。地域の画像/映像/位置情報といった携帯ならではのデータを、地域住民参
ビスを提供する。当該サービスの提供サイトにて、利用者は FAQ や Wizard 機能を利用して、体調
加型で提供してもらうことで、地域情報を地域内外で共有できる。地域の観光産業を活性化するた
の症状/診断要否について調べることが出来る。診断が必要になった場合は、受診可能な医療
めに、地域商業施設や観光スポット等のランキング機能を取り込み、地域住民が直接的に情報の
機関情報を取得して携帯端末よりその医療機関に連絡する。Web カメラ、チャット機能を通じて遠
発信源となるための仕組みを提供する。また、観光情報以外にも、生活情報の共有の場としての
隔の医師から診断を受ける。簡易な電子カルテ情報を携帯端末に保持し、この情報を医師に送信
利用も想定する。趣味や得意分野等を個人情報として登録することで、それらのキーワードを基に、
する事により、利便性を向上させる。また診断だけでなく、予防健康に関する様々なテレコンサル
地域外の人々からの検索/連絡を可能とする。地域外の人々は、相手のオンライン状況を確認し
テーションを受けることを可能とする。定期的に体調、食事等の情報を専門医と共有し、健康維持
た上で、チャットやメッセージングを実施し、育児、料理、介護等について地域の人々から情報を得
のためのアドバイスを受ける。他にも、地方の医療機関は上記サイトにて情報を掲載・発信するこ
る。このようにして、地域のリソースを最大限に活用しながら、地域間の連携を強化し、双方がメリ
とが出来る。
ットを享受できるようなシナジー効果を生み出されることを想定する。
このようなサービスを通して、都心部住民は比較的、利用率に余裕のある地方の医療機関を利
また、地域外の人々が既存端末からピア To ピアネットワークにアクセスすることを想定して、
GPS 機能を利用した「コンシェルジュサービス」も提供する。旅行客が地域を訪れた際に、直接地
用する事によりスピーディな診断を受けられると同時に、都心部から地方への利用を促進されるこ
とで、地方への経済的効果が発生する。
域住民と連絡を取り合い、その地域の情報を取得する。GPS 機能により旅行客の位置情報を送信
し、地域住民が周辺地域の案内情報を提供する。案内者の評価機能等も取り入れることで、地域
図表⑧
遠隔医療サービスイメージ図
住民への参加インセンティブも付加する。
メニュー
医療機関
図表⑦
オン/オフ
ご当地ミシュラン/ご当地コンシェルジュサービスイメージ図
地域住民
メンバー
コンシェルジュ
メニュー
都心住民
オン/オフ
春樹さん
観光情報を基
に地域を訪れ、
地域経済の活
性化に貢献
コンシェルジュ
と直接相談を実
施し、リアルな
生活情報を取得
レストランランキング:
辻本
CAFÉ X
サクラ亭
通話
友香さん
タケさん
住民参加型で
自由に投稿し、
自ら地域情報を
配信
地域外からの
問合せに回答し、
地域への関心を
向上
担当医
都心部から地域
への利用を促進
し、地域リソース
を最大限に活用
地域医療機関の
情報を掲載し、利
用者を地域へ誘
導することで、地
域経済活性化に
貢献
B先生:
さくら市
市立病院
内科
通話
Webカメラ画像
診断メニュー:
・花粉症
・風邪
・健康管理
・ダイエット
・高血圧
・糖尿病
・精神カウン
セリング
利用者
地域医療機関
を活用すること
で、スピーディな
受診が可能
Webカメラを使
用して、家を離
れずに健康管
理・予防医療サ
ービスを享受
キーワード検索:
緊急
五郎さん
亀吉
トシ子さん
緊急
友香さん
ありがとうございます!皆さま、
さくら市にぜひ遊びにいらして
ください!
健三さん
既存端末からも接続可能
とし、利用者のパイを拡大
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上記「ふるさとケータイ事業」の提供サービス例を、前述の「事業成功の鍵」と照らし合わせ、そ
3)
れぞれの提供サービスが実現する成功要素を以下に示す。
事業の基盤となる MNO のイメージ
ふるさとケータイ事業による地域活性化及びデジタルディバイド解消の観点から、採算性等の
問題により多くの収益を見込めない条件不利地域(過疎地・離島等)に対してもネットワーク基盤
整備を、MNO には求められる。この為、MNO は、一部地域では無く、全国規模でネットワーク基
提供サービス案
事業成功の鍵
地域構成要素の
活性化
対象マーケットの
拡大
顧客ニーズを踏
まえた特定セグメ
ンテーションへの
1
2
3
4
全国コミュニティ
宿題・コミュニティ
ご当地ミシュラン/
遠隔医療
ネットワーク
端末
ご当地コンシェルジュ
地域住民の活性化
●
●
●
地域企業(産業)の活性化
●
地域行政の活性化
●
●
都心部企業から地域住民へのサービス提供
●
●
地域住民と都心部住民の交流
●
●
高齢者(一般)
●
●
高齢者(傷病患者、要介護者)
●
一般
●
成功ファクターを
踏まえたサービ
盤を保有する通信キャリアである必要がある。また、動画配信を始め、多様な高容量データ、サ
ービスを提供しつつ事業収益をあげていくために、コスト効率の良いモバイルブロードバンド網を
構築できる、WiMAX 事業者などは3G携帯事業者と共に有力なMNO候補となる。
●
都心住民へのサービス提供
●
●
●
効率的なネットワーク構築という観点から留意すべき事項:
●
動画配信を始め、多様なサービス提供の必要性を鑑みると、大容量のデータ通信に耐えうる必
●
要性がある。ネットワーク基盤を選定にあたっては、当該要件を満たす必要がある。
●
●
●
●
MNO とのローミングによりシームレスなサービス提供について:
●
●
ふるさとケータイは地域内プレーヤとの密接な連携によりサービスが提供されるが、県外での利
●
●
用・県外からの利用も想定されるため、ローミング機能は必要となる。但し、単一 MNO にて全国規
●
●
●
模でサービス提供を行う場合、この限りではない。
●
●
●
高機能と利便性の両立
●
●
●
●
常時性・即時性・緊急性
●
●
●
児童
訴求
ス
具体的項目
●
都市部在住一般
●
事業性・スケールの担保
●
ゲーム性・娯楽性・やりがい
MVNO 側がネットワーク構築を進めていく上でその他の MNO に対しての実現期待事項:
MVNO の提供サービス提供可否は MNO の既存システム/ネットワーク基盤に大きく依存する。
この為、MNO からシステム/ネットワーク基盤における情報の積極的な開示・共有を期待する。
2)
事業の実施主体
地域毎に独立した事業主体のみが、独立して運営を行う事は、様々なリソースの観点から非効
率であると考えられる。都心部とのインタラクティブな交流をサポートする全国共通サービス提供
4)
端末の利用イメージ
ふるさとケータイ事業においては地方住民のみならず都心部住民からの利用も想定している為、
の必要性、及びスケールメリットを活かした高効率な事業運営の必要性から、全国レベルで事業
新規専用端末と既存端末の使用を合わせて検討する。開発コストの観点では既存端末の使用が
を統括できる規模・資金力・影響力を持つ事業主体の存在が同時に求められる。加えて、地方自
最適であるが、ICT 利用率の底上げという観点から新規専用端末の開発が必須であると考える。
治体をはじめとした様々なプレーヤとの連携を統括する能力、新規サービスのニーズを掘り起こ
なぜなら、ふるさとケータイの目的の一つがデジタルディバイドの解消である為、比較的 IT リテラシ
すプロデュース能力、サービス立案・計画・導入・展開等を行う実行力も全国規模の事業主体に
の低いと想定される条件不利地域への ICT の浸透には、ユーザーインターフェースに優れた専用
は求められる。
端末が最適であるからである。従って、新規専用端末と既存端末の双方からの利用を可能とした
共通アプリケーション・コンテンツの開発を想定する。
ふるさとケータイの地域毎の運用(ローカルMVNO)は、各地域の地方自治体(もしくはそれに
準ずる団体)が担当し、地域住民の窓口となる事を想定する。それぞれの地域のデータ(例:観光
情報等)を各地方自治体にてメンテナンスする。但し、既存の地域の民間企業が類似のサービス
新規専用端末の利用イメージ:
IT リテラシが低い人が操作可能なように、タブレット PC をイメージした新規専用端末を開発する。
操作ボタンを絞り、画面メニューからふるさとケータイアプリケーションやコンテンツを選択可能とす
を提供できる領域の場合は、積極的にそれらの地域民間企業を活用出来るようにする。
る YES/NO 返答でページナビゲーションを操作し、スタイラスペンを使用した書き込み形式で文字
※
サービス提供にあたって事業主体には高度な通信/ICT 技術を求められる為、MVNE の積極
を入力する。通常のキーボードやマウス操作を排除することで、高齢者等向けにユーザビリティを
的な活用を推奨する。MVNE の活用により、幅広い業界からの当該事業への参入が可能となる。
向上し、現状におけるパソコンや携帯の利用頻度が低いセグメントの活性化を図る。その際、共通
且つ、事業主体はふるさと事業による地域活性化という本業に注力可能となる。
インターフェースを内蔵し拡張性を考慮した構成とし、ITリテラシが低い人のみならず、地域や都
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会の幅広いユーザが様々な用途で利用可能とする事を前提に開発することで、スケールメリットを
ずしも各地方自治体の IT リテラシが高いとは想定できない為、全国規模の事業主体やMVNE事
活かして端末のコストダウンが実現できると想定する。
業者は、地方に対し人員の派遣等を行うことでシステム面のサポートを行うことが必要になる。
既存携帯電話端末の流用イメージ:
支援体制の在り方として留意すべき事項:
MVNO サイトからふるさとケータイのアプリケーションをダウンロードし、既存携帯電話端末上で
ふるさとケータイ事業を推進するに当たり、全国及び各地域の事業主体(MVNO)と地域企業(産
動作させることで、専用端末と同等の機能を実現する。もしくは、サーバサイドのコンテンツとして
業)、地域住民のそれぞれがメリットを得られる必要がある。地域住民の生活向上を実現すると同
機能を実装し専用サイトにアクセスする事でサービスを利用する。
時に、事業主体や地域企業(産業)が長期間に渡って安定的に事業を継続できる構造が必要とな
る。
5)
事業計画策定上の課題
7)
システム運用の委託について:
事業主体が事業を行う上で、通信業務および ICT に対する高度な知識及び提供サービスを実現
する基盤システムが必要となる。現状想定する事業主体(MVNO)は、これらの知識/システムを
その他検討すべき課題
ふるさとケータイ事業を成功に導くためには、サービス提供だけでは無く、IT リテラシが低い高
齢者や地域コミュニティへの定着化支援を継続的に国が支援していくことが肝要となる。
保有していない事も想定される為、MVNE の積極的な活用を推奨する。またサービス提供にあたり、
様々なプレーヤとの複雑な連携が想定される点からも、MVNE へシステム運用/業務を委託する
以上
事を推奨する。主な MVNE への委託領域例を以下に挙げる。
コールセンター業務
課金/請求管理
端末の調達/物流管理
サービスデリバリープラットフォーム管理
パートナ連携等
MNO による卸電気通信役務の対価や接続料についての情報開示について:
事業主体が参入可否を検討する上で、当該情報の提示は必須と考える。
事業計画を策定する上での課題:
当該事業は、MNO のシステム/ネットワーク基盤に大きく依存する為、MNO のシステム/ネット
ワーク基盤整備の事業計画の積極的な開示/共有を期待する。
6)
ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
支援体制について:
2)の事業の実施主体で述べたとおり、各地域の運用は地方自治体(もしくはそれに準ずる団体)
が担当する為、事業主体は地方自治体をサポートできるような支援体制が必要となる。これらの
支援のもと、地方自治体は、各地域内の多様なプレーヤ(学校・医療機関・企業等)との連携、お
よび住民の窓口となる事を想定する。
ふるさとケータイ事業の推進するための支援策について:
運用方式を整理し、統一した手順で運用可能なようなシステムを構築する必要がある。また、必
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提
案
書
平成20年4月10日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課御中
郵便番号
360-0194
さいたまけんくまがやしまげち
住
所
埼玉県熊谷市万吉 1700
氏
名
埼玉県地域コミュニティ研究会
代表
立正大学教授
後藤
埼玉県地域コミュニティ研究会名簿
氏
名
所
属
後藤 真太郎
立正大学地球環境学部
小宮 信夫
立正大学文学部教授
金井 努
協同組合さいたま総合研究所
澤田 寛
熊谷市産業振興課
馬場敏男
滑川町教育委員会
池田 明久
熊谷ケーブルテレビ株式会社
代表取締役
清水 龍男
行田ケーブルテレビ株式会社
代表取締役
新井 清
(社)熊谷福祉会
浅野 博子
NPO 法人
協力企業
教授
理事
産学連携担当副参事
課長
地域安全マップ協会
テクノプラン株式会社
株式会社ショウエンジニアリング
副理事長
真太郎
項
目
1 )提供サービス該当部分
該当部分
・GPS(位置情報)機能を用いた高齢者
や児童の居所確認のためのモニタリン
グサービス
提 案
・緊急時の対応においては、ボランティアを中心にしたネ
ットワークを形成し、迅速に対応する仕組みの開発、いわ
ゆる社会技術の開発が重要である。
・台風や地震等の災害時等における関
連情報の提供
・当研究会の地域においては利根川、荒川があり、台風時
の河川の増水情報は重要であるが、インターネットによる
映像はアクセスが集中して視聴が困難である。PHSのマ
ルチホップ機能を使用すれば、ローコストで映像情報の提
供が可能となる。
・映像情報による不法投棄・不審者等の
監視システム
・人気の少ない場所(河川敷等)において不法投棄や不審
者を映像で監視するシステムを設置する。PHSのマルチ
ホップ機能を使用すれば、ローコストで映像情報の提供が
可能となる。
2 )事業の実施主体
事業の具体的な実施主体
3)事業の基盤となる MNO のイ
メージ
MVNO側が、ネットワーク構築を進
めていく上で、事業基盤となるMNO
に対して実現が期待される事項はあ
るか。
端末を MVNO のサービスエリア外に
持ち出した場合、MNO とのローミン
グによりシームレスなサービス提供
を可能にすることも考えられるが、ど
うか。
実施主体は、自治体や地域機関等が出資する NPO のよう
な組織を形成することが考えられる。さらに地域企業や有志に
よる基金の創設も必要である。当該NPOを中心に、自治体や
病院、警察、消防署等をネットワークする。ネットワークの実際
の運用には地域のケーブルテレビ局も協力する。
技術情報・料金体型に関する情報公開が必須である。従
来ではMNOは絶対公開しない現状があり、政府の強力な
指導が望まれる。
児童や高齢者の居所確認にとって、エリア外におけるM
NOとのローミングは最重要の機能である。当研究会では
PHSの自営モードはこの目的にとって最適な機能である
と判断している。MNOとしてはPHSのMNOであり、
MVNO 受け入れのための具体的計画を策定しているウィ
ルコムを想定している。
4 )端末の利用イメージ
新たな端末の開発・調達を行うこと
は多額のコストを要することとなり、
相当の困難を伴うと考えられる。
新たな端末を開発する場合、携帯電話の方式は多数あり、
規格の決定等で意見が分裂する可能性がある。我々は既存
のPHS利用が最適であると判断している。
PHSタグ: PHS用ICを用いて位置情報認識と緊急
通報のみに限ったICタグを開発し使用する。
簡単端末: 緊急時において、高齢者にもあわてず容易に
操作可能な携帯端末を開発し使用する。
5 )事業計画策定上の課題
6 )ふるさとケータイ事業に係る
支援体制の在り方
ケータイ事業の実施主体は電気通信
サービス、無線系サービスに充分なノ
ウハウを持っていない場合があるが、
MVNEなどへの運用の委託を行う
事が考えられるが、どう考えるか。
このような専門の会社は必要であると思われる。しかしPH
S-TAGの仕組みは非常に単純なので、町の電気屋さんを
教育する程度でも可能もある。当研究会では、地域のケー
ブルテレビ局との連携も視野に入れている。ケーブルテレビ
局の技術力で充分対応可能な技術である。
事業計画を構築していく上で、健全な
収支計画策定が前提となるが、これに
関し、卸電気通信役務の対価や接続料
について情報開示が行われない事が
隘路になっている。
本件はMVNO 実現にあたっての最重要課題であり、情
報開示に向けた強力な指導が望まれる。また、対価につい
ては、MVNOのトラフィックは局地的でありMNOへの
負荷は少ないと思われる。この点を考慮した料金設定も望
まれる。
多様な行政機関の連携と市民の参加が必要である一方
で、事業として成立させなければならないという課題があ
り、地域に結びついた事業体制が組める仕組みが必要であ
る。
当研究会では、この課題に対しては、地域のケーブルテ
レビと連携し、ケーブルテレビ事業と融和できるような仕
組み作りを行っている。
また、地域のケーブルテレビだけでは背負いきれない問
題に対しては、ケーブルテレビ同志の広域連携により実施
体制を作り、技術レベルを維持する必要がある。
本研究会の参加組織の中には、既に携帯電話で MVNO
事業を標榜している会社を親会社とする組織もあるが、児
童見守りシステムへ PHS タグの応用などを考えると、PHS
(1) 多様な行政機関が連携して、支援
していくことも必要であると考えら
れるが、具体的にどのような支援体制
を構築していくことが効果的と考え
られるか。
(2) また、上記の支援体制の枠組みを
前提として、具体的にどのような支援
策が講じられることにより、ふるさと
ケータイ事業の推進が図られること
が期待されるか。
(3) その他、ふるさとケータイ事業に
係る支援体制の在り方として留意す
べき事項は
何か。
7 )その他検討すべき課題
網も必要であり、MVNO の分野での複数のケーブルテレビ
の連携のあり方を含め、本研究会で議論を進めている。
ふるさとケータイ事業に係る支援体制については、携帯
端末の開発も重要であるが、科学技術が社会技術として社
会貢献するためには、それを使うユーザーを巻き込んだコ
ンソーシアムでの検討組織が必要であり、そのような団体
を支援していく事が望まれる。
インターネットや MVNO などで交わされるヴァーチャ
ルな情報空間でのやり取りだけでは地域活性化できないの
でプロジェクトで導入されたリソースが持続的に利用され
る以前に陳腐化してしまう事が恐れられる。ICT はあくま
で顔の見える関係を作るための機会を与えるためのもので
あるので、システム作りだけの支援事業でなく地域活性化
事業の中に位置付け、個々の情報を「つなぐ」仕組みを含
めた提案を求める必要であると思われる。
サイトによっては差があるものの、地域 SNS が実空間
と空間情報社会の乖離を埋めようとしているサイトが出現
してきたので、
「つなぐ」機能として地域 SNS を利用する
なども一つの手法である。本研究会の事務局の位置する地
域には、子育て、史跡、幻の村など、祭りなど、地域の人々
が極度に関心を持つ要素に着目し、それぞれの SNS を作
って情報発信を行っており、今年 6 月には、それらつなぐ
SNS の導入が予定されている。このような地域の人々が
結局的に求めるような情報を簡単に取り扱う事ができる機
能として新しい技術を位置づけていくことを検討してい
る。
PHSの自営モードを効果的に活用した地域コミュニティネットワークの構築
埼玉県においては、北部地域を中心にして産学官連携によりPHS携帯による地域コミュニティ
ネットワークを検討しております。PHSを利用した地域コミュニティネットワークは、その機能
をフル活用することにより、下記のような特長が得られます。
1.既存の技術資源の流用が可能であるためシステムを安価に構築できます。
2.PHSの独特の機能である自営モードを使用することにより通信料金を大幅に低く押さえるこ
とが可能となります。またシームレスにMNOに接続することが可能となります。
3.マルチホップ機能の導入により、データ電送に関しては柔軟で安価なネットワーク構築が可能
となります。
ふるさと携帯向け専用端末
ふるさと携帯事業を進めるにあたり、我々協議会では2種類の専用端末を検討しています。
PHSタグ
児童見守りシステムや徘徊老人監視システムへ
の適用です。自営モードでの運用が基本であるた
め通信料金は安価に抑えられます。
形状は、当初は8cm×4cm程度のサイズを
予定しており、最終的には2cm×3cm程度を
目標としております。タグには緊急ボタンが取り
付けられており、緊急時の通報が可能です。
緊急ボタン
高齢者向けインターネット携帯端末(別添資料に詳細を記載)
パソコンや携帯を使用できない高齢者でも容易にインターネット情報を入手可能な手段を提
供します。CATV局のテロップ放送チャンネルは、リモコンでチャンネルを合わせるだけで、
自分の必用とする情報が入手可能です。テロップは10秒程度の時間間隔で更新され、複数枚
の画面を1パッケージにして繰り返されます。このため、パソコンを使用できない高齢者でも
容易に情報が入手可能となります。本企画は、この使用の容易さをインターネットによって実
現するものです。本端末は、その機能を拡張したもので、キーの数字を押すだけで必要な情報
が入手可能です。
操作は、高齢者の苦手なダブルファンクション
を用いず、簡単な操作で情報を入手可能としてい
ます。端末は、キー操作によりチャンネルを合わ
せるだけで必用な情報を入手可能です。
緊急時には、アラームを鳴らすとともに緊急放
送のチャンネルに強制的にチューンされます。
CH
1
2
3
・
・
10
11
番組内容
緊急放送
市役所からのお知らせ
健康情報(保健所便り)
・
観光地情報
宅配サービス案内
URL
URL1
URL2
URL3
・
・
URL6
URL7
地域メディアとの連携
地域のSNSにとって、地元のケーブルテレビは中心となるメディアです。地域の安心・安
全を考える上で、高齢者ボランティアによる支援は重要な鍵を握ります。高齢者にとって、携
帯上の小さな画面に表示された文字は読むのが困難なことも予測されます。このため、上記高
齢者向けインターネット携帯端末の内容は、家庭のテレビでも視聴可能とする必要があります。
端末の出力は、NTSC出力によりテレビのビデオ入力に接続され、家庭のテレビで視聴可能
とします。キー操作は上記携帯端末に準じています。
下図は、ケーブルテレビ局を情報センターとして、地域の安心・安全システムを構築した例
です。河川のような危険な場所は、監視カメラによって監視します。監視カメラの映像はPH
Sの複数のCSをマルチホップによって経由し、情報センターに送られます。情報センターと
しては、地域のケーブルテレビが当たりサポートします。
提 案 書
平成 20 年 4 月 14 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 御中
郵便番号
住
所
氏
名
170-0005
とうきょうと と し ま く みなみおおつか に ち ょ う め
ばん 15 ごう
東京都豊島区南 大 塚 二丁目25番 15 号
株式会社インフォニックス
あさの
ひろし
代表取締役社長 淺野 浩志
「ふるさとケータイ事業」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案致します。
-1-
「ふるさとケータイ事業」に関して提案提出の機会をいただき、厚く御礼申し上げます。つきましては当社の意見を次の通り提出させていただきますの
で、お取りはからいのほどよろしくお願い申し上げます。
頁
3
項目
該当部分
2)事業の実施主体
提案
z
MNO 資本が入っていない主体(特定 MNO の優遇等を回避するため)
z
地域に根ざした主体(サービス企画力、地域振興、雇用創出の観点から)
例)NPO、地元企業、自治体、CATV、ISP、スポーツチーム、商店街連合
3
3)事業の基盤となるMNO
のイメージ
(3)MNO に対して実現が期待さ
z
れる事項
ネットワークサービス(留守電、メールなど)をプラットフォームとして MVNO
に開放する。
z
MNO の取扱端末について、MVNO が流用できるよう、ソフトウエアプラット
フォームを用意・解放し、また外観変更のフレキシビリティを具備させる。
4
z
4)端末の利用イメージ
MNO 端末の改変利用
−
MNO によるアプリケーションプラットフォームの用意・解放と、安価に
外観をある程度変更できる端末が必要
z
海外端末の利用
−
基本的な MNO サービスの利用(現在一部制限)と、パケット定額の対
象化(現在海外端末の接続はパケット定額対象外)が必要
−
MNO サービスを一部流用する際に、安価に接続品質の保証が行わ
れる仕組みが必要
-2-
4
5)事業計画策定上の課題
(1) MVNE などへのシステム運
z
移動体通信事業の収益構造に明るく、特定の MNO に依らない MVNE に
用の委託等を行う事が必要
よる、事前の事業設計・収益計画の策定が重要
と考えられる
−
特殊な収益構造
−
一旦始めたら止められない事業
(3) 事業計画を策定する上での
z
販売、アフターサービス拠点
−
課題
MVNO が新たに構築するのは難しく、既存 MNO ショップの利用が望
ましい。
z
Web 販売
−
販売拠点を網羅的に用意することの難しさ、都市に居住している「ふ
るさと出身者」への販売などを考慮すると、インターネットを経由した
販売も必要
−
現在 MNO 間で意見が割れている Web 販売時の本人確認手続きプ
ロセスについて、ルール化及び簡素化(MVNO の事業収益を圧迫し
ないレベル)が必須
z
MNP 対応
−
z
MNP 対応によって MVNO の事業収益を圧迫しないこと
通信原価の仕組み
−
家族割や網内定額といった、MNO によるエンドユーザーの囲い込み
施策によって、MVNO が顧客を獲得できない事態(高齢者が加入し
たら家族割から外れ請求額が高くなるなど)を避けられる原価構成
•
-3-
MVNO 加入者と MNO 加入者をまたがる家族割引の適用
•
MVNO 加入者から同一 MNO 内加入者への通話料に対する定
額・割引の適用
など
4
6)ふるさとケータイ事業に
係る支援体制の在り方
(1) どのような支援体制を構築し
z
以下の団体や企業等による情報提供及びシステム対応
−
ていく事が効果的と考えるか
自治体、警察、消防、農協、気象庁、学校、病院、介護施設、道路公
団・公社、NHK、電力会社、ガス会社、水道会社、運輸(鉄道・バス
等)
(3)その他、ふるさとケータイ事
z
自治体などによる周知支援と、販売窓口協力
z
継続的な金銭的支援
−
業に係る支援体制の在り方と
して留意すべき事項
想定される利用者層(高齢者など)から、低 ARPU になることが予測さ
れるため
−
通常想定される端末やソフトウエアの開発など初期投資に対する支
援とともに、事業開始後も継続的な支援が必要になる可能性が極め
て高い。
z
セーフティーネット作り
z
こうした事業の場合、仕入れの一括化や、機能の共有化が指向されがち
−
5
7)その他検討すべき課題
特にサービス終了時のエンドユーザー救済策として
であるが、これを過度に進めてしまうと、事業の自由度を損ない、結果とし
て事業として成立しづらくさせてしまうことが多い。多様性及び公正競争を
確保する視点の保持が必須である。
以上
-4-
提案書
平成20年4月14日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課 殿
郵便番号 102-0094
(ふりがな) とうきょうとちよだくきおいちょう3ばんち6きおいちょうぱーくびる1かい
住所
東京都千代田区紀尾井町3番6号 紀尾井町パークビル1階
(ふりがな) かぶしきがいしゃあどいんけんきゅうじょ
だいひょうとりしまりやくささきこう
氏 名
株式会社アドイン研究所
代表取締役 佐々木浩二
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集要項に関し、別紙の通り提案提出します。
別紙
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
1.提供サービス
本提案は、あるべき姿の実現の一つとしてのツールとして「ふるさとケータイ事業」に対して提案を行います。
該当部分
•
既に考え得る全てのサービスの検討と実施
提案
•
3G、WiMAX、4.9GHz帯、5GHz帯、PHS、など事業に免許を有する通信インフラと WiFi などの免許を
有しない通信インフラを国民の選択の元に利用できるサービスの実現
¾ 端末の自由選択
¾ 回線の自由選択
¾ サービスの自由選択
サービスは、民間と公共に二分される。遠隔医療や介護医療及び低年齢(児童など)様々な人が利用することと共に
利用シーンも様々と考えられるため通信機器と利用専用デバイスとを分けて提供する。
2.事業の実施主体
•
新たに団体の設立
公的なのか中立的なのか又は営利目的なのかは様々な考え方がある。ここで言う新団体は MNO と対
等に交渉出来るべく団体である必要がある。
MNO が民間なのに対して本事業帯が民間でないと言うことは考えにくいのではなかと考えます。
結論は、国民から見て中立的なことよりもサービス提供の価格が如何に適当であるかと競争力を持っ
ているかがポイントになります。
3.事業基盤となる MNO のイメージ
•
営利目的の MNO も必然的にユーザーをオオクトリ込める団体とビジネスを行う事を望むと考えます。
もし営利を無視し事業を展開すればそれは公共事業で行うべきであります。
4.端末利用のイメージ
•
端末は、前項にも記したように通信機器部分と専用端末部分を切り離すことにより以下のメリットが考え
られます。
¾ 開発コストの削減
¾ 利便性の向上
¾ ユーザーの選択の広がり
¾ 拡張性
¾ 電源の持ち時間拡大と自然エネルギーによる充電など
デメリット
— 機器そのものが複数になる
5.事業計画策定上の課題
•
u-Japan における様々な事案が縦割り行政により横串が刺さっていないために国家的な2重3重投資を
招きかねないことが懸念されます。その事がコントロールされればそれぞれの施策は、国家施策なの
か民間主導型施策なのか判断が可能になります。MNO や法律及び既存通信事業者などは直面した問
題を一つ一つ解決すればよいと考えます。
6.ふるさとケータイ事業に係る支援体制の在り方
•
今までような支援体制ではなく実績に応じた支援を望みます。
¾ 人材育成(I ターンや U ターン)
¾ 地方自治体啓蒙活動
¾ 地域密着事業者(異種的な業容、業態)への啓蒙活動
¾ 異業種間の団体交流による必要性や方針などのための活動
上記のような活動への支援を望みます。省庁間またぎの場合や行政間などテリトリーの主張などの弊害の
調整を求めます。
※個人1提出提案
※個人2提出提案
提案書
平 成 20 年 4 月 10 日
総務省総合通信基盤局
電気通信事業部事業政策課
御中
「ふるさとケータイ事業に関する提案募集」の提案募集項目に関し、別紙のとおり提案を提
出します。
-1-
項
項目
「ふるさとケータイ事業」に関する提案募集
該当部分
様式別紙
提案
2 1)提供サービス
① 遠距離に住んでいる高齢者の位置を確認
② 外出している子供の位置を確認
③ 遠距離に住んでいる高齢者の様子を観察
④ 緊急時の防災情報を配信
⑤ 病気や事故などで、端末を持つ人が、危険な状
態の時に、適切な連絡先へワンタッチで接続
⑥ 観光地や商業施設などの特定の場所に端末を
移動すると、その場所に適した情報を表示
⑦ 現在の自分の位置の確認
3 2)事業の実施主体
① 地方自治体
② 病院
③ 警察
④ 消防署
⑤ PHSサービス提供事業者(ウィルコム、ケーオプ
内容が多く、別紙添付冊子までしか、まとめられま
ティコムなど)
⑥ インターネットプロバイダサービス提供者
せんでした。 よろしければ、個別にお問い合わせい
⑦ 電力会社
ただければ、詳細な具体的な説明をしたく存じます。
⑧ 上下水道官の利用について決定できる機関
⑨ ガス会社
⑩ 有線電話会社
⑪ 警備会社
⑫ 商工会議所
別紙添付冊子参照
3 3)事業の基盤となるMNOのイメージ
別紙添付冊子参照
別紙添付冊子参照
3 4)端末の利用イメージ
別紙添付冊子参照
別紙添付冊子参照
4 5)事業計画策定上の課題
別紙添付冊子参照
別紙添付冊子参照
4 6)ふるさとケータイ事業に係わる支援体制の在り方
5 7)その他検討すべき課題
情報の公開、およびPRの徹底的な実施
① プロジェクトの窓口をPR
② プロジェクトに参加する各関係者を含むグループ
の発足
プロジェクトに参加する事業実施主体のメリットおよび
デメリットを検討し、整理すること。一定期間、例えば
プロジェクトに参加する事業の実施主体に公平
1年(事業開始時は、3ヶ月程度が望ましい)。を区切
な利益をもたらし、負担分担のバランスをとるこ
り事業をサービスごとに分類し、その費用対効果を評
と。
価し、問題点を明確にすること。評価および問題点の
結果を検討し、改善策を練ること。
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