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2011年4月1日~2012年3月31日

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2011年4月1日~2012年3月31日
新社長に聞く これからの成長戦略
代表取締役社長 宮崎 遵
特集
野菜はおいしいオヤツになる!
野菜まわり調味料群の取り組み
株 主 の み な さま へ
第54期
事 業 ハ イラ イト
平 成 2 3 年 4 月1 日 ∼ 平 成 2 4 年 3 月 3 1 日
株主の皆様へ
ブランドステートメント
続き消費者の節約志向や低価格志向が強く、依然として
厳しい環境が続きました。
「こころ、は ず む、お いしさ。」には、お 客 様 へ の 情 熱とチャレンジ 精 神を力 に、
このような事業環境のもと、当社グループは、中期3ヶ
人を惹きつ ける「新しい お いしさ」と、期 待で 胸 が 膨らむ「ワクワクするお いし
年経営計画を策定し、
「価値創造企業への挑戦」の経営
さ」を通じて、人と人との 絆 づくりの 機 会を広 げていきた いという思 い が 込 め
ビジョンのもと、お客様への商品価値の訴求と、
ブランド
られています。
マネジメントを推進することで、当社の価値を総合的に
訴求するとともに、当社のファンの拡大に努めました。
し
かし、福島第一原発事故の影響による牛肉消費の停滞等
エ バラの 事 業ミッション
の要因により家庭用商品の肉まわり調味料群が成長鈍
化したこと、及び期中においてチルド商品の取扱いを持
(肉まわり調 味 料 群 )
分法適用会社に移管したこと等の影響もあり、当期の当
たれ で新しい 肉料理 の可能性を広げていきます。
社グループの売上高は490億94百万円(前期比0.4%減)
(鍋物調味料群)
となりました。利益面においては、売上高の減少に加え、
鍋料理の可能性を広げ、鍋を通年の家庭料理にしていきます。
早期退職による退職給付費用を中心に販管費が増加し
た結果、営業利益は18億39百万円(前期比11.6%減)、経
( 野 菜まわり調 味 料 群 )
たれ で野菜をもっと身近なものにしていきます。
常利益は18億38百万円(前期比17.3%減)となりました。
当期純利益は、税制改正により法人税等が増加したこと
平
CONTENTS
株主の皆様へ
が影響し、6億52百万円(前期比40.9%減)となりました。
した、宮崎 遵でございます。
厳しい事業環境ではありましたが、中期経営計画の初
株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配
年度として、ブランドマネジメントや開発・マーケティン
を賜り、厚く御礼申し上げます。
グ部門の強化等に取り組み、将来の成長の芽が確かに
新社長に聞く これからの成長戦略
p3-4
ここに株主の皆様へのご挨拶と、第54期(平成23年4月
育ってきたと実感しております。2年目も引き続き価値創
トピックス
p5-6
1日∼平成24年3月31日)の業績について、
ご報告をいた
造企業への挑戦に邁進いたします。
特集 野菜まわり調味料群の取り組み
p7-8
します。
株主の皆様におかれましては、今後ともご指導、
ご鞭
p9-10
当期の日本経済は、東日本大震災の影響による国内経
撻の程、
よろしくお願いいたします。
p11-12
済の低迷から持ち直しの傾向が見られたものの、欧州の
会社概要/株式の状況
p13
財政金融危機や円高の影響もあり、景気の先行きは不透
おいしさを通じてつながる絆づくり
p14
明な状況が続きました。食品業界におきましても、引き
営業の概況
連結財務諸表
1
p2
成24年4月より、代表取締役社長に就任いたしま
2 0 1 2 年 6月
代表取締役社長
宮崎 遵
2
新社長に聞く
これからの成長戦略
ります。
の価値を向上させてまいります。
司 を 軸とするグ ロー バ ル 展 開 を
り、新たなお役立ちを発見、開発、
技術を革新し、製品のおいしさ
「 た れ を 進 化させる」という点
カタチにしてまいりたいと考えて
推進に尽力し、当社のファンの拡
創造することだと考えております。
にさらに 磨きをか ける。また 、た
ですが、この2年で技術、開発、研
おります。また、テレビCMを中心
大に努めました。
しかしながら、当
価 値 創 造 に は 2 つ の 大 きな 要
れ 文 化 の 伝 播を見 据えた 東アジ
究、生産体制を徹底強化し、一歩
とした広告だけでなく、時代に適
内 外 の 情 勢 が 大 変 厳しいこの
初設定した計画に対しては、営業
素があります。1つは製品「モノ」、
アで勝てる研究開発、生産体制を
先を行くおいしさを追求する活動
合 すべく、ソーシャルメディアを
時 期 に大 役を務 めることとなり、
利 益と経 常 利 益 は 達 成したもの
もう1つは新しい需要開発「コト」
構築する。さらに、ブランド、企業
を加速させていきます。また、5年
軸にして企業PRを強化し、エバラ
その 責 任 の 重 大さに身が 引き締
の、売上高は未達となりました。
です。この2年は『浅漬けの素』や
PRを軸とした発信力も強化する。
で東アジアで勝てるモノづくり体
ブランドの価値向上を推進してま
『すき焼 の た れ』のプロモーショ
こうした当社が提供する「コト」
制を構築してまいります。次に「コ
いります。
これから取り組むべき
ンで需要を拡大し、売上げを伸ば
と「モノ」がセットされて初 めて、
ミュニケーションを進 化させる」
現時点において、平成26年3月
課題は何でしょうか?
してきました。いわ ゆる「コト」の
お客様のこころが弾み、エバラブ
で すが、お 客 様とのコンタクトポ
期をゴ ー ルとする中 期 経 営 計 画
お客様のお役立ちを創造し、
部分です。
しかし、今後さらに確実
ランドに対する好意が生まれると
イント、出会う機会を拡大するた
の 目 標 数 値 は 変 更しておりませ
より一 層 の 売 上げを上 積み
な 売 上 げ を 確 保 するた め に は 、
思います。この連鎖をカタチにす
め、コンビニエンスストア、チルド
ん。こうした 取り組 みを確 実 に実
してまいります。
メーカーとしての一番の付加価値
る仕組みをこれから構築してまい
コーナー等 の 売 場 拡 大 に挑 戦 す
行 すること に より、実 現 可 能 な
中 期 経 営 計 画 の 経 営 ビジョン
である製品「モノ」を強化していく
ります。
るほ か、荏 原 食 品( 上 海 )有 限 公
ゴールだと考えております。
に ある 価 値 創 造とは 、お 客 様 の
ことが極めて重要なポイントであ
Q
A
社長に就任した感想を
においては、お客様への商品価値
お 役 立ち を 創 造 することで あ
お聞かせください。
の訴求とブランドマネジメントの
大役を承り、
身の引き締まる思いです。
まる思いです。同時に、
「チャレン
ジする企 業」
「面白い 調 味 料メー
カー」として輝きを放つエバラ食
品の経営の舵取りを任されたこと
に、大変な誇りと、やりがいを感じ
ております。
Q
A
中期経営計画の進捗状況は
いかがでしょうか?
計画に対して売上高が
未達となっております。
当社グループでは、平成24年3
月期より、
「価 値 創 造 企 業 へ の 挑
A
売上高の推移
(単位:百万円)
当初計画
実績
予測
51,750
52,000
51,000
50,000
49,313 49,360
49,094
(単位:百万円)
2,300
2,000
50,320
49,000
Q
営業利益の推移
2,080
1,700
49,678
当初計画
実績
2,210
1,839 1,880
1,874
1,790
予測
A
中期的にはどのような方向感で
経営を展開していくのでしょうか?
「たれ」
と
「コミュニケーション」
の進化でエバラブランドの価
プロフィール
値を向上させていきます。
昭和62年4月 エバラ食品工業入社
平成18年1月 執行役員就任 マーケティング本部長
戦」を経営ビジョンとする中期経
これから2年、5年という期間に
平成20年4月 執行役員 経営企画本部副本部長
営計画を策定し、新たな価値創造
お い て「 た れ を 進 化 させる」
「コ
平成23年4月 執行役員 マーケティング部門担当
にチャレンジしております。
初 年 度で ある平 成 2 4 年 3月期
3
Q
0
H23.3
実績
H24.3
実績
H25.3
H26.3
中期経営計画
0
H23.3
実績
H24.3
実績
H25.3
H26.3
中期経営計画
ミュニケーションを進化させる」
と
平成21年4月 執行役員 経営統括本部副本部長
平成23年6月 取締役就任 マーケティング部門担当
平成24年4月 代表取締役社長就任
いう2 軸をもってエ バラブランド
4
トピックス
トピックス
新商品一覧
被災地支援
エバラの新しい味を
紹介します。
地域に根ざした
支援活動を継続
具だくさん焼肉のたれ
ねぎ塩味
蒸し鍋のたれ
てりやきソース味
東日本大震災により被災された皆 様に、
心よりお見舞い申し上げます。
当社は、東日本大震災の被災地支援のため、平成23年
気温が低下する秋口からは、現地からの要請に応じ
3月22日から調理設備を備えたキャラバンカーを現地に
て、仮設住宅や買い物に出かけることが困難なお年寄り
派遣し、
ちゃんこ鍋やカレーライス、焼肉弁当などの炊き
が多く暮らす地域を中心に、
ちゃんこ鍋やラーメンスープ
出しを実施しております。
鍋を提供しました。地域に根ざした、当社のきめ細かな
これは「被災された方々の役に立つため、エバラらしい
炊き出し活動に対しては、
「炊き出しを機に、住民同士の
玉ねぎの旨味と長ねぎ
醤油と砂糖をあわせた
の風味が特徴の「ねぎ塩
甘辛のたれに、
りんご・
味」です。にんにくとごま
生姜・黒みつを加えて風
食を通じた支援活動ができないか」
との思いからスター
コミュニケーションが増えた」といった声が寄せられる
油を加えて風味よく仕上
味よくまろやかに仕上げ
トした活動で、それまで、店頭の試食イベントで活躍して
等、現地の皆様からも喜んでいただきました。
げました。
ました。
きたキャラバンカーが持つ「短時間での大量調理方法」
当社は、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し
や「お客様への提供方法」等のノウハウを、非常時の支援
上げますとともに、今後も引き続き、
「エバラらしい」被災
活動に活かしたものです。平成24年3月末までに、炊き出
地の支援に取り組んでまいります。
内容量:1 3 0 g
この商品の関連レシピはこちら
http://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe936.php
内 容 量:215g
この商品の関連レシピはこちら
http://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe990.php
し回数は合計390ヶ所、約154,000食に上っております。
震災直後は、各自治体から数多く寄せられた炊き出し
のご要望にお応えするため、現地の自治体やボランティ
あえるサラダのたれ
旨塩味
香ばしいごま油に長ねぎの香味と
お 野 菜シェイク
現地でもおなじみと
が届きにくい地域を重点的に訪問し、炊き出しを行いま
なった、黄色と青の
した。現地の皆様からは「久しぶりに温かい食事をするこ
野菜と一緒にシェイクするだけ
で、楽しく作って、野菜をおいしく
とができた」
「肉や野菜を子どもに食べさせることができ
キャラバンカー
にんにくの旨味を効かせた、食欲
たくさん食べることができるシェ
た」
といった喜びの声が多く寄せられております。
そそる風味豊かな味わいのサラ
イカーカップ付きの野菜用粉末
ダ用調味料です。
調味料です。ベーコンポテトとま
また、宮城県、岩手県の沿岸部では、給食センターが被
温かい料理は皆様
災した地域が多いことから、
『黄金の味』
と
『具だくさん焼
からとても喜ばれま
ろやかカレーの2種類のフレー
肉のたれ』で味付けした焼肉弁当などを給食として提供
バーをご用意しました。
内容量:2 1 0 g
この商品の関連レシピはこちら
http://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe964.php
5
ア団体と緊密に連携をとり、人手が不足する平日や、支援
この商品の関連レシピはこちら
http://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe968.php
内 容 量:8g
した
したほか、運動会や文化祭などの学校行事でも炊き出し
を実施しました。
6
特集
現在、
『お野菜シェイク』の調理する楽しさと、おいしさを伝えるTVCMを
野菜まわり調味料群の
取り組み
野菜はおいしいオヤツになる!
『お野菜シェイク』CM情報
放映しています。
「野菜をふったらオヤツになった。」のキャッチコピー
が印象的な当TVCMは、当社のWebサイトでもご覧いただけます。
エバラは たれで野菜をもっと身近なものにする という事業ミッションのもと、
「野菜のオヤツ化」を促進します。
『浅 めとする、当社の野菜まわ
漬けの素』シリーズをはじ
持を得ることができました。また、
平成24年2月には、お子様が楽しみ
り調味料群の購買層は、これまでシ
な がら調 理 に参 加できるという新
ニア層が中心でした。私たちは、従
発 想 のシェイカーカップ 付き野 菜
来のお客様の満足を高めるととも
用粉末調味料『お野菜シェイク』の
に、若 い 世 帯 へ のアプローチを強
発売を開始しました。
化することで、野菜まわり調味料群
今年は『浅漬けの素』と『お野菜
の 市 場 拡 大 に取り組んでまいりま
シェイク』を連動させ、
「 野菜はおい
した。
しいオヤツになる」というメッセー
こうした取り組みの一環として、
ジを発信し、野菜まわり調味料群全
「 浅 漬 け 野 菜 バ ー 」等 のプ ロ モ ー
ションにより、
『浅漬けの素』が小さ
体の需要をさらに底上げしてまい
ります。
なお子様を持つ若い世帯からの支
毛利 英輔
平 成 1 3 年 入 社。
営 業 部 門、経 営 企 画 室、広 報 室、
マーケティング 部 販 売 促 進 課を経て、
平 成 2 3 年よりマーケティング 部
マーケティング 課 チーフ
鍋 物 調 味 料 群と野 菜まわり調 味 料 群 の
マーケティングを担 当。
お 野 菜シェイク
野菜まわり調味料群の売上高推移
(単位:百万円)
通期
第2四半期
6,000
5,181
4,500
4,557
3,960
3,000
1,500
『お野菜シェイク
まろやかカレー風 味』
7
『あえるサラダのたれ
旨塩味』
『浅 漬けの素』
シリーズ
0
2,635
H22.3
3,184
H23.3
3,623
H24.3
で検 索
『お野菜シェイク』開発担当者に聞く
私 たちが『お 野 菜シェイク』をつく
『お 野 菜シェイク』は 子どもにも簡
る上で 心 が けた の は、子どもたちに
単な振るだけの調理方法で野菜料理
野菜を、おいしく、楽しく食べてもらう
ができ上 がりますので、お 子 様 が 野
こと。そのために、パッケージも思わ
菜を食 べるきっか けに なってもらえ
ず手に取って振りたくなるような楽し
ればうれしいですね。
いデザインに仕上げました。
「子ども
これ からも、お 客 様 に 喜んで い た
に野 菜を食 べさせ た い。でもな か な
だ ける魅 力ある商 品 づくりに努 めて
か 食 べてくれ ない。」この 悩 みはどこ
まいります。
のご家庭でもあると思います。
杉戸 香 織
平 成 20年入社。
平 成 23年より商品開発部
家 庭 用商品開発課で新製品
の 開 発を担当。
8
営業の概況
●
肉まわり調味料群
売上高構成比
食品事業
(H24.3連結実績)
10.7 %
野菜まわり調味料群
食品事業
『浅漬けの素』が、野菜を食べさせたい子供を持つ
肉まわり調味料群は前期並みの水準を確保した
世帯へのプロモーション効果が息の長い販促効果
ものの、スープ群は前期実績を下回りました。しか
『黄 金 の 味』が 前 期 実 績を下 回り、売 上 高 は 1 7 4 億
を見せ、前期に引き続き大きく伸長した結果、売上高
し、その他群は前期実績を上回ったことから、売上
は51億81百万円(前期比13.7%増)
となりました。
高は89億64百万円(前期比1.0%増)
となりました。
98百万円(前期比1.9%減)
となりました。
(単位:百万円)
17,514
その他群
3.5 %
18.3 %
10.5 %
野菜まわり
調味料群
当
35.6 %
通期
17,843
(単位:百万円)
第2四半期
通期
17,498
10,088
10,007
10,224
21.4 %
H22.3
H23.3
H24.3
社グループでは、食品事業を当社及び荏原
食品(上海)有限公司が行っております。
その他事業については、倉庫事業及び貨物運送
取扱事業を株式会社エバラ物流が、広告宣伝事業
を株式会社横浜エージェンシーが、人材派遣事業を
鍋物調味料群
食品事業
4,557
その他
事業
9
(前期比6.7%増)
その他群
8,873
4,429
4,628
4,600
H24.3
H22.3
H23.3
H24.3
食品事業
その他事業
その他事業
その他事業では、物流事業が売上高を伸ばしまし
化により引き続き堅調に推移したことに加え、新商
たことにより、売 上 高 は 1 7 億 1 9 百 万 円( 前 期 比
たが、広告宣伝事業の売上高は前期実績を下回り
品『ラーメンスープ鍋の素』等の貢献により、売上高
36.3%減)
となりました。
ました。人材派遣事業については売上高が前期実
績を上回ったことから、その他事業の売上高は52億
は104億84百万円(前期比0.6%増)
となりました。
4 6 百 万 円( 前 期
(単位:百万円)
通期
10,420
第2四半期
10,484
438 億 48 百万円
52 億 46 百万円
H23.3
8,829
3,623
2,635
H22.3
第2四半期
8,964
チルド商品の取扱いを持分法適用会社に移管し
9,909
(前期比1.2%減)
3,184
通期
『すき焼のたれ』が前期からのプロモーション強
株式会社サンリバティー横浜が行っております。
食品
事業
(単位:百万円)
第2四半期
5,181
肉まわり
調味料群
鍋物調味料群
食品事業
上げを伸ばしたものの、既存の『焼肉のたれ』及び
3,960
業務用商品
業務用商品
『具だくさん焼肉のたれ』が、新商品効果により売
89.3 %
その他事業
食品事業
(単位:百万円)
2,877
1,511
3,438
3,428
3,675
H22.3
H23.3
H24.3
H22.3
通期
第2四半期
ました。
2,700
1,534
H23.3
比6.7%増)
となり
(単位:百万円)
4,556
通期
4,917
第2四半期
5,246
1,719
1,172
2,260
2,355
H24.3
H22.3
H23.3
2,557
H24.3
10
連結財務諸表
● 連結貸借対照表(要約)
科目
ポイント
1
既存の食品事業は増収確保も、全体としてはチルド事業の持
分法適用会社移管分を補えず減収。
ポイント
2
家庭用の肉まわり調味料群が前期を下回る。鍋物・野菜まわ
り調味料群は好調キープ。
ポイント
3
売上原価は前年水準を維持。販管費は拡販費抑制も退職給
付費用等の増加により前期を上回る。
単位:百万円
前期
平成23年3月31日現在
当期
平成24年3月31日現在
流動資産
17,753
19,333
固定資産
12,933
12,233
有形固定資産
8,538
8,176
無形固定資産
363
349
投資その他の資産
4,031
3,708
30,687
31,566
● 資産合計
科目
前期
平成23年3月31日現在
当期
平成24年3月31日現在
負債の部
資産の部
資産合計
単位:百万円
315億66百万円
当期末の総資産は、前期末に比べ8億79百万円増加し、
315億66百万円となりました。これは主に、受取手形及び売
掛金が13億87百万円増加したこと等によるものです。
科目
単位:百万円
前期
平成22年4月1日∼平成23年3月31日
当期
平成23年4月1日∼平成24年3月31日
売上高
49,313
49,094
売上原価
25,577
25,436
売上総利益
23,736
23,657
販売費及び一般管理費
21,655
21,818
営業利益
2,080
1,839
流動負債
8,915
9,328
経常利益
2,223
1,838
固定負債
3,055
3,083
税金等調整前当期純利益
2,016
1,808
11,970
12,411
912
1,155
1,104
652
負債合計
18,684
19,048
31
107
純資産合計
18,716
19,155
負債純資産合計
30,687
31,566
株主資本
その他の包括利益累計額
● 負債合計
法人税等合計
当期純利益
純資産の部
124億11百万円
当期末の負債の合計は、前期末に比べ4億40百万円増
● 当期純利益
6億52百万円
引き続き消費者の節約志向や低価格志向が強く、依然
● 連結キャッシュ・フロー計算書(要約)
単位:百万円
科目
前期
平成22年4月1日∼平成23年3月31日
当期
平成23年4月1日∼平成24年3月31日
営業活動による
キャッシュ・フロー
2,477
1,312
投資活動による
キャッシュ・フロー
△ 2,313
△ 886
財務活動による
キャッシュ・フロー
△ 289
△ 288
現金及び現金同等物の
期末残高
5,935
6,071
● 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加
として厳しい市場環境が続くなか、牛肉消費の停滞、鍋物
等により13億12百万円の収入となりました。投資活動に
需要スタート時における比較的暖かな気候等の要因に
よるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により
より、秋以降における業績の伸びが鈍化しました。さらに
8億86百万円の支出となりました。財務活動によるキャッ
税制改正の影響で法人税等が増加したことにより、前期
シュ・フローは、配当金の支払等により2億88百万円の支
に比べ4億51百万円減少となりました。
出となりました。
加し、124億11百万円となりました。これは主に、支払手
形及び買掛金が3億83百万円増加したこと等によるもの
です。
用
「当期純利益」とは?
「投資活動によるキャッシュ・フロー」とは?
税金等調整前当期純利益から法人税をはじめとする
投資活動で生じた資金の増減を表したもので、企業の
税金を差し引いたものです。会計年度における企業の
生産活動に不可欠な設備投資や有価証券の取得や売
191億55百万円
語
当期末の純資産は、前期末に比べ4億38百万円増加
解
純粋な経営活動の成果といえます。また、利益ではな
却などを計上しています。そのため健全な会社の場合
し、191億55百万円となりました。これは主に、利益剰余
説
く損失となった場合は、当期純損失と呼ばれます。
でも、設備投資を行うためマイナスになる場合が多く
● 純資産合計
金が3億65百万円増加したこと等によるものです。
11
● 連結損益計算書(要約)
見受けられます。
12
おしらせ
会社概要/
株式の状況
会社概要
おいしさを通じて
つながる絆づくり
(平成24年3月31日現在)
社名
エバラ食品工業株式会社
所在地(本社) 神奈川県横浜市西区北幸二丁目5番15号
日総第三ビル
電話:
(045)314-0121
資本金
13億8,713万円
従業員数
連結649人 個別449人
事業内容
調味料食品の製造販売
会計監査人
三優監査法人
お問合せ先
経営企画部
電話:
(045)314-0261
ファックス:
(045)314-0169
ホームページ http://www.ebarafoods.com
株式の状況
取締役会長
代表取締役社長
専務取締役
専務取締役
取締役
取締役
取締役
常勤監査役
監査役
監査役
監査役
発行可能株式数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25,222,400株
発行済株式の総数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12,398,400株
株主数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,791名
個人・その他 96.09 %
(平成24年3月31日現在)
外国人 0.28 %
金融機関 0.50 %
法人 3.13 %
株価チャート
株価
(円)
藤川 雍中
宮崎 遵
水谷 直照
髙井 孝佳
今井 秀明
近藤 康弘
森村 剛士
栗原 正治
川手 喜彦
仲澤 幹彦
湯沢 誠
出来高
(千株)
1,600
大株主
有限会社ウッドヴィレッジ
株式会社池竹研究所
モルガンスタンレーアンドカンパニーエルエルシー
エバラ食品工業株式会社従業員持株会
ザバンクオブニューヨークノントリーティージャスデックアカウント
株式会社横浜銀行
森村忠司
株式会社榎本武平商店
森村剛士
有限会社ケイアンドケイオフィス
おいしさを通じて、人と人との絆づくりの機会を広げる活動を行っています。
通販サイト
「エバラオンラインショップ」をオープン
∼さまざまな顧客ニーズに対応∼
平成24年5月9日より、インターネット最大級のショッピングモール
「楽天市場」に、通販サイト
「エバラオンラインショップ」
をオープンしまし
(平成24年3月31日現在)
株主名
「こころ、はずむ、おいしさ。」のもと、
今回ご紹介する2つの活動はその一環としての取り組みです。
(平成24年6月22日現在)
(注)監査役 栗原正治氏、川手喜彦氏、仲澤幹彦氏、湯沢 誠氏は社外監査役であります。
(平成24年3月31日現在)
所有者別株主構成
役員紹介
エバラ食品では平成23年5月に制定したブランドステートメント
持株数 持株比率
(千株)
(%)
1,565
1,209
1,029
825
399
360
292
230
216
180
12.62
9.75
8.29
6.65
3.21
2.90
2.36
1.85
1.74
1.45
初めての企業CM「プラス」篇を放送
∼「たれ」を通じた 絆づくり を提案∼
平成24年5月9日からエバラとして初めての企業CM「プラス」篇(30
秒)の全国放送を開始しました。
た。
「エバラオンラインショップ」は「近隣の小売店で入手できない商品
本CMは、
ブランドステートメントである
「こころ、はずむ、おいしさ。」
を
を1個から購入したい」など、
さまざまなお客様のニーズにお応えすると
表現したもので、
テーマに
「たれ」
を通じた 絆づくり を設定しました。
ともに、
レビュー機能などを通じてお客様とのコミュニケーションを促進
+(プラス)の形をした「たれ」が、家族、友達、恋人など大切な人との
し、食を通じた絆づくりを進めていきます。
間で生まれ、
コミュニケーションの媒体となっていくストーリーに仕上
がっています。
(注)1.千株未満は切り捨てて表示しております。ただし、持株比率は小数点以下第3位を四捨五入
しております。
2.上記のほか、自己株式が1,788千株あります。
1,400
1,200
75
50
25
0
13
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
H22年
H23年
H24年
店 舗 サ イト
PCサイト: http://www.rakuten.ne.jp/gold/ebarafoods/
モバイルサイト: http://m.rakuten.co.jp/ebarafoods/
0
14
株 主 メ モ
事業年度
期末配当金受領株主確定日
中間配当金受領株主確定日
定時株主総会
株主名簿管理人
特別口座の口座管理機関
同連絡先
公告の方法
上場証券取引所
4月1日∼翌年3月31日
3月31日
9月30日
毎年6月
三菱UFJ信託銀行株式会社
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
0120-232-711(フリーダイヤル)
電子公告により行う
公告掲載URL
http://www.ebarafoods.com
(ただし、やむをえない事由により、電子公告によることが
できない場合は、日本経済新聞に掲載します)
大阪証券取引所(JASDAQ)
IRメール配信サービスのご案内
当社では、ニュースリリースやIRに関する情報がホームページに掲載された場合に、
ご登録の方にメールでお知らせするサービスを行っております。
当社ホームページ「株主・投資家のみなさまへ」から、ぜひご登録ください。
公式フェイスブックページを
開設しました。
当社ホームページより
お入りください。 http://www.ebarafoods.com
株 主 優 待 制 度 の ご 案 内
本年3月末日の株主名簿に記載された株主様に対し、
当社サービスの優待を以下のとおり実施いたします。
(1)
ご優待の対象と内容
1単元以上保有の株主様を対象に一律、販売価格5,000円相
当の当社製品セット及び5,000円相当のQUOカードを贈呈
いたします。
(2)
ご優待の実施期間
本年6月末までに実施いたします。
〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸二丁目5番15号 日総第三ビル
TEL(045)314-0121(代) FAX(045)314-0119
http://www.ebarafoods.com
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