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平成18年度(PDF:187KB)
「千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議」 平成18年度 活動報告 1 会員相互の情報交換及び会員への情報提供 産学官の共同研究や共同開発などに向けて、会員相互の連携・交流を推進 するため、研究成果の発表会やセミナー、見学会、メールマガジンの配信等 を通じた情報提供等を実施しました。 (1)総会、セミナー、見学会等を通じた情報交換・情報提供 ①総会の開催 ア 期日:平成18年6月14日 イ 場所:ポートプラザ千葉 イ 内容:平成17年度活動報告 平成18年度活動方針 「第1回ものづくり日本大賞 優秀賞」 「第18回 中小 企業優秀新技術・新製品賞 技術・製品部門 優秀賞」 受賞者紹介 基調講演 「大学における新たなインキュベーション機能 ~医療に関する革新的技術創造~」 千葉大学大学院医学研究院 徳久 剛史 医学研究院長・医学部長 研究シーズ起業化事例紹介 「脳梗塞バイオマーカーの開発」 千葉大学大学院薬学研究院 五十嵐 一衛教授 「脳・脊髄はなぜ再生しないのか―神経障害の治療 を目指して」 千葉大学大学院医学研究院 山下 俊英教授 バイオクラスター講演 「かずさバイオ共同研究開発センターにおける先端研 究と産学官連携の取り組みについて」 ㈶かずさDNA研究所 かずさバイオ共同研究 開発センター 柴田 大輔センター長 「大学からポストゲノム産業を起こす」 1 東京大学大学院新領域創成科学研究科 上田 卓也教授 産学官連携事業活動報告 「都市エリア産学官連携促進事業(一般型)」報告 千葉・東葛エリアの活動報告と今後の展開 「DNA工学研究会」「ナノ・バイオ研究会」報告 活動報告 「経済産業省 新連携支援事業の概要」報告 「経済産業省 地域新生コンソーシアム研究開発事業」 事例紹介(麻薬探知犬をモデルとした新規におい バイオセンサーの開発) ②見学会の開催 ア 期日:平成18年12月13日 イ 場所:独立行政法人 産業技術総合研究所 臨海副都心センター ウ 内容:施設の概要説明・見学 バイオ関係の3部門の研究概要についての講演等 「全体概要」 臨海副都心センター 守谷 哲郎センター所長 「生命情報科学研究センター 研究概要」 生命情報科学研究センター 諏訪 牧子副センター長 「セルエンジニアリング研究部門 研究概要」 セルエンジニアリング研究部門 三宅 淳副研究部門長 「生物情報解析研究センター 研究概要」 生物情報解析研究センター 渡辺 公綱センター長 エ 参加者 30名 ※独立行政法人産業技術総合研究所のショーウィンドウである「臨海副 都心センター」の「バイオ・ライフサイエンス分野」に密接に関連す る3センター・部門の見学を行った。 *現在の研究動向や、産学官連携の状況、共同研究、研修の受け入れ 状況などについての説明が行われた。 *これらのことから、産学官連携の共同研究・開発などにつながるもの として期待できる。 ③セミナーの開催等 ○千葉クラスターセミナーの開催 「千葉バイオクラスターにおける最先端がん治療」 ア 期日:平成19年2月9日 イ 場所:ホテルグリーンタワー幕張 ウ 内容:講演 2 エ 「NKT細胞を利用した最先端のがん免疫細胞治療」 千葉大学大学院医学研究院 中山 俊憲教授 (千葉大学バイオメディカル研究センター長) 「高度先進医療 ~千葉県がんセンターにおける 自己リンパ球樹状細胞移入療法~」 千葉県がんセンター 医療局診療部呼吸器科 木村 秀樹部長 「日本の重粒子線治療の動向~国際連携拠点としての 放医研」 独立行政法人放射線医学総合研究所 重粒子医科学 センター病院 鎌田 正治療課長 (臨床治療高度化研究グループリーダー) 参加者:60名 ○東葛クラスターセミナーの開催 (千葉県福祉・医療機器研究会主催の「第7回ナノ・バイオ研究会」 との共同開催) ア 期日:平成19年3月13日 イ 場所:東葛テクノプラザ ウ 内容:講演 「ナノバイオテクノロジーが拓く未来医療~高分子ナノ ミセルによる薬物・遺伝子のピンポイントデリバリー~」 東京大学 片岡 一則教授 「がん治療におけるDDS」 国立がんセンター がん治療開発部 松村 保弘部長 「ナノゲル工学による新規バイオマテリアルの創製」 東京医科歯科大学 秋吉 一成教授 エ 参加者:25名 ○「バイオ・環境ビジネス研究会」の開催 ア 期日:平成19年3月26日 イ 場所:ホテルグリーンタワー幕張 ウ 内容:「英国南西部における環境・バイオビジネスの動向と 我が国との連携」 ④シンポジウムの開催等 各種シンポジウムの開催などを通じて、バイオ・ライフサイエンスに関 する研究成果や最新情報を提供した。 ア 第5回国際バイオEXPOでの出展やセミナーの開催 (平成18年5月17日~19日) 千葉県の先進的なバイオクラスターに関する取り組みを国際的 にアピールするため、千葉県内出展企業(団体)と千葉県・千葉 県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議・かずさバイオ 3 ベンチャーネットワークが共同して「千葉パビリオン」を設置し、 販路開拓や商談の場などを提供。(11社(団体)) 出展企業・団体等の製品展示のほか、セミナーも開催。 「千葉県におけるバイオクラスターと新産業の創出」 (千葉県・千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議) 「明日に飛躍する千葉県のバイオ企業」 (かずさバイオベンチャーネットワーク) イ シンポジウム等の開催情報の提供 「かずさDNA研究所開所記念行事」 (かずさDNA研究所 平成18年10月) 内容:公開講座、見学会(実験体験含む) 「千葉県地域結集型共同研究事業成果報告会」 (平成18年9月) テーマ: 「ゲノム情報を基本とした次世代先端技術開発」など 「都市エリア産学官連携促進事業 平成18年度中間成果報告会」 (平成18年11月) 「都市エリア産学官連携促進事業交流会」 (平成18年12月) テーマ:「健康科学」「ベンチャー企業」 ⑤企画運営会議の開催 ア 期日:平成19年3月27日 イ 場所:ホテルプラザ菜の花 3階「菜の花」 ウ 内容:議題等 平成18年度活動報告 平成19年度活動方針 等 (2)ホームページ「千葉県バイオ・ネット・コム」による情報提供 (アドレス:http://www.chiba-bio-net.com/) 「千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議」独自のホーム ページ「千葉県バイオ・ネット・コム」により、最新のバイオ関連施策や イベント情報などを迅速に提供した。 ① 講演会等開催事業の予定、開催結果に関する情報提供 ② 県内バイオ関連事業開催に関する情報提供 ③ 県内バイオ関連施策の提供(国・県等の施策について) ④ ベンチャー企業支援のための情報提供 など (3)メールマガジンの配信 会員向けのメールマガジン「千葉県バイオ・ネット・コム・ニュース」 により、県内外の産学官連携事業、国のバイオ関連施策などの最新情報を 4 迅速に提供した。(年間41回配信(見込み)) ・ 講演会等の開催情報(参加受け付け) ・ 展示会の開催情報 ・ 国の産学官連携事業、委託事業の公募情報 など (4)「千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議会員概要」(ホー ムページ版)の更新 会員相互のシーズやニーズの活用、情報交換、交流を推進するため、情 報提供の充実を図る。 (主な提供事業項目) ・企業名 ・事業概要 ・提供できる技術 ・共同研究・導入したい技術の希望 ・今後進出したい業種内容 など (5)展示会における千葉県コーナーの開設 ○「第5回国際バイオEXPO」への出展(再掲) (平成18年5月17日~19日) 千葉県の先進的なバイオクラスターに関する取り組みを国際的にア ピールするため、千葉県内出展企業(団体)と千葉県・千葉県バイオ・ ライフサイエンス・ネットワーク会議・かずさバイオベンチャーネッ トワーク会議が共同して「千葉パビリオン」を設置し、販路開拓や商 談の場などを提供。 (11社(団体)) 出展企業・団体等の製品展示のほか、セミナーも開催。 展示会などにおいて、県内の企業・大学・研究機関などを集めた千 葉県コーナーを設置し、商談、販路拡大などの場を提供した。 参加者数:国内外約1万7千人 ○「バイオ・ヨーロッパ2006」への出展 (平成18年11月6日~8日) 千葉県のバイオクラスター、バイオ産業の紹介や、かずさDNA研 究所がドイツ企業と共同開発した製品の販売促進、企業誘致に関わる 商談などを行うため、ドイツ・デュッセルドルフで開催された「バイ オ・ヨーロッパ2006」に千葉県、ジェトロ千葉をはじめとする出 展を行った。 (11社(団体)) 参加企業数 38カ国 1,047社 参加者数 約2,000名 2 産学官連携の推進 5 県内の大学・研究機関の集積効果を最大限に発揮し、研究シーズを事業化 に結びつけるため、 「かずさバイオベンチャーネットワーク」など他のネット ワークなどとの連携を強化し、産学官の連携を推進しました。 (1) 「かずさバイオベンチャーネットワーク」との連携強化による産学官の連 携の推進 かずさ地域のコーディネート機能を強化するため、 「かずさバイオベンチ ャーネットワーク」 ( 「広域的新事業支援ネットワーク拠点重点強化事業(経 済産業省)」)との連携を強化し、産学官連携の推進、ベンチャー企業の育 成を積極的に推進した。 ア 連携促進事業 ① かずさバイオテクノロジーセミナー(研究シーズ発表会) 新たな共同研究の展開や新事業の創出のため、 (財)かずさDNA 研究所やNITEバイオテクノロジー本部、及びこれらと共同研究 を行っている企業や研究機関の研究紹介を行った。 ○第1回 ア 期日:平成18年6月19日 イ 場所:かずさアーク ウ テーマ: 「メタボローム解析技術と有用物質生産への新展開」 エ 参加者:101名 ○第2回 ア 期日:平成18年12月21日 イ 場所:かずさアーク ウ テーマ: 「バイオマスの生産と利用をめぐる植物と微生物」 エ 参加者:67名 ○第3回 ア 期日:平成19年2月27日 イ 場所:かずさアーク ウ テーマ: 「バイオ研究を加速する最新技術」 エ 参加者:69名 ② ちばバイオクラスター交流会 新たなネットワークの形成と産学連携を促進するため、千葉県内 のバイオ関連企業や研究機関と、他の地域の企業や研究機関及び異 なる業種との交流会を実施した。 ○第1回 ア 期日:平成18年7月25日 イ 場所:ホテルグリーンタワー幕張 ウ テーマ: 「超微量バイオ分子測定システムの開発とその応用」 エ 参加者:91名 6 ○第2回 ア 期日:平成18年11月16日 イ 場所:かずさアーク ウ テーマ:「植物メタボロミクスの最近の新展開」 エ 参加者:70名 ③ 地域コーディネート活動 より効果的なベンチャー企業の支援のため、産学官コーディネー ターが中心となって会員企業を訪問し、産学連携や公的支援制度の 活用などに関する相談やアドバイスを実施した。 イ 販路開拓支援制度 ○製品・技術PR事業 会員企業の製品や技術の紹介を支援し、会員企業の製品等の販路 の開拓・拡大を促進するため、国際バイオEXPOやバイオ関係の 学会などに会員企業とともに共同出展した。 ○「第5回国際バイオEXPO」への出展(東京ビッグサイト) (平成18年5月17日~19日) ○「食品開発展2006」への出展(東京ビッグサイト) (平成18年10月4日~6日) ○「日本分子生物学会2006フォーラム展示会」への出展 (名古屋国際会議場) (平成18年12月6日~8日) ウ 情報提供事業 ① ベンチャースキルアップセミナー 企業のレベルアップ及び人材の育成を促進するため、「知的財産」 「経営・研究の戦略」などベンチャー企業の経営者、従業員にとっ て必要な知識をテーマとするセミナーを実施した。 (平成18年8月2日、9月7日、9月28日) ② ホームページ等による情報提供の充実 かずさバイオベンチャーネットワークのホームページをさらに 充実させ、会員企業や研究者の情報、ネットワークの事業の情報提 供を適時適切に行い、有用な情報をわかりやすく提供した。 (2) 「首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワーク」などとの連携による産 学官の連携の推進 産学官の連携を進めるため、 「首都圏バイオ・ゲノムベンチャーネットワ ーク」 (関東経済産業局)など、首都圏の他の産学官連携型ネットワーク組 織と連携し、各種事業の情報提供を行った。 (3)大学の研究者と民間企業の事業者・研究者との交流促進 事業者と研究者との交流を促進するため、「福祉・医療機器研究会」、 「DNA工学研究会」、「ナノ・バイオ研究会」などの活動状況や研究成 7 果の情報提供を通じ、連携の強化を図った。 ○「ナノ・バイオ研究会」 ア 平成18年 第1回(平成18年10月) イ 〃 第2回(平成19年3月)(再掲) (4)国等の共同研究プロジェクトを利用した研究・開発の促進 県内のバイオ新産業を創出するため、バイオコーディネーターなどと連 携して、共同研究・共同開発の個別相談やマッチングを進め、国、県の競 争的資金を積極的に活用した。 【平成18年度新規採択事業】 ①「地域新生コンソーシアム研究開発事業」 テーマ:「超微量バイオ分子間相互作用測定システムの開発」 (経済産業省 H18 年度~H19 年度) ②「サービス産業創出支援事業」 プロジェクト名:『「3世代ユニバーサル10坪ジム」 ネットワーク構築プロジェクト』 (経済産業省 H18 年度) ③「千葉県血清研究所記念保健医療福祉基金研究事業」 テーマ:「ゲノム新領域健康科学の育成に関する調査研究 ~鳥インフルエンザ等の治療に応用可能な糖鎖 プロジェクト研究、及び柏・東葛地域の知的基盤 を活かした研究開発プロジェクト群の波及・育成 事業」(千葉県 H18 年度~H20 年度) テーマ: 「包括的プロテオーム・ペプチドーム解析による難治性 消化器がんの新しい腫瘍マーカーの開発と臨床応用」 (千葉県 H18 年度~H20 年度) 【平成18年度継続事業】(主な県関連事業) ①「都市エリア産学官連携促進事業」 (文部科学省、H17 年度~H19 年度) ②「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」 ( (独)農業・生産物系特定産業技術研究機構生物系特定産業 技術研究支援センター、H17 年度~H21 年度) ③「地域結集型共同研究事業」 テーマ:「ゲノム情報を基本とした次世代先端技術開発」 (科学技術振興機構 H13.11~H18.11) ④「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクト」 テーマ:「植物の物質生産プロセス制御基盤技術開発」 (H14 年度~H21 年度) 8 ⑤「千葉県血清研究所記念保健医療福祉基金研究事業」 テーマ:「千葉県下環境中動物ウィルスのサーベイランス・ モデル構築のための調査研究」 「難治性がんのオーダーメイド医療確立に向けた 新しい予後予測システムの開発とその臨床応用」 (H16 年度~H18 年度) テーマ:「マーモセット科サルを用いたムンプスウィルス 神経病原性の解明」 (H17 年度~H19 年度) (5)県内の研究開発シーズ情報の提供や研究会・共同研究事業の紹介 産学官の連携を推進するため、上記の事業や研究内容などを、ホームペ ージやメール配信等を活用して、情報提供を行った。 3 知的財産権・特許についての情報提供 知的財産権・特許に関するセミナー等の開催情報や、 (社)発明協会千葉県 支部や千葉県知的所有権センターが中心に行う、発明相談、未利用特許の流 通支援、中小企業の独自技術を活用した権利化、特許侵害の対策強化及び、 県が行う海外特許出願支援などに関する情報を提供しました。 (1)知的財産権・特許に関するセミナーに関する情報の提供 企業、大学、研究機関の研究開発、製品化等実用化に向けた取組みを推 進するため、知的財産権の活用・支援などに関する県・知的所有権センタ ー主催のセミナー等の開催情報を提供した。 ① 知財支援概要と手続きのセミナー ア 期日:平成18年6月13日 イ 場所:プラザ菜の花 ウ 内容: 「国の産業財産関連支援の概要と手続きについて」 「千葉県の海外出願支援概要の解説」 エ 参加者:46名 ② 知財判例研究セミナー ア 期日:平成18年11月14日 イ 場所:ぱるるプラザ千葉 ウ 参加者:40名 ③ 特許明細書の戦略的な書き方、読み方セミナー ア 期日:平成19年1月19日 9 イ 場所:プラザ菜の花 ウ 参加者:54名 (2)海外特許出願支援に関する情報について 優れた技術等を有し、それらを海外においても広く活用しようとする中 小・ベンチャー企業を対象とした海外特許出願支援(補助制度)等に関す る情報を提供した。 (3)特許流通の促進に関する情報について 県内に眠る優れた未利用特許等を有効活用し、新産業や新技術の創出へ と展開するため、特許導入を希望する企業に対するアドバイスや研究機 関・大学が有する特許の地域産業界への移転支援に関する情報を提供した。 (4)特許の保護・活用の促進に関する情報について 千葉県知的所有権センターに配置した「知財戦略プロデューサー」によ る知的財産の総合的支援を行なうワンストップサービスの提供や、企業か らの要望に応じて、NPO 等と連携した課題解決のための専門家集団(タスク フォース)による、特許の取得に向けた既存技術の調査支援や、模造品対 策のための弁護士相談など権利侵害等に対するサポートに関する情報を提 供した。 4 国際化の推進 共同研究・開発などに向けた国際交流を推進し、国際的なバイオクラスタ ーの形成を促進するため、国際的なセミナーや展示会へ出展しました。 (1)「第5回国際バイオEXPO」での出展・講演(再掲) (平成18年5月17日~19日) (2)「バイオ・ヨーロッパ2006」への出展(再掲) (平成18年11月6日~8日) (3)「バイオ・環境ビジネス研究会」の開催(再掲) (平成19年3月26日) (4)国際的なセミナーの開催情報の提供 10 共同研究などに向けての国際交流を推進するため、最先端の国際研究 内容に関連したセミナー等の開催情報を提供した。 (5)国際的な共同研究に関する情報提供 かずさバイオ共同研究開発センターにおいて、 (財)かずさDNA研究所 が有する高品質なヒト遺伝子情報及び構造解析に関する専門的知識と、米 国プロメガ社が保有している多くの遺伝子・タンパク質解析の技術や知識 を組み合わせて、創薬・試薬等の開発に結びつく世界最先端の共同研究が 行われている。 このような国際的な共同研究に関する最新情報の提供などを通じて、会 員企業・研究機関等の国際的な研究交流の促進を図った。 5 県民理解(パブリックアクセプタンス)の促進 バイオ・ライフサイエンスに関する県民の理解と支持の形成を促進するた め、ホームページや展示会、講演会、実験講座などを通じて、県民に向けて 積極的に情報提供を行いました。 (1) 「千葉県バイオ・ネット・コム」や会員団体などのホームページ、広報紙 などによる分かりやすいバイオ・ライフサイエンス関連情報の提供 (2)様々な機会を通じた、県民に対するバイオ・ライフサイエンス分野に関す る分かりやすい情報の提供 ア 「第5回国際バイオEXPO」での出展・講演(再掲) (平成18年5月17日~19日) イ かずさDNA研究所「DNA基礎講座」「出前実験教室」 内容:県内各地での講演会(5回) 中・高校での実験講座(1校) ウ 「かずさの森DNA教室」(かずさDNA研究所) (平成18年7月26日、27日) 内容:地元4市(木更津市・君津市・富津市・袖ヶ浦市)の中学・ 高校生を対象とした実験教室 エ かずさDNA研究所開所記念行事(再掲) ○公開講座(かずさDNA研究所 平成18年10月21日) 内容:「がんの発生から浸潤・転移まで」「植物ゲノム機能解読の 新展開とバイオテクノロジーへの展望」 ○研究所見学会(平成18年10月23日~25日) オ 「かずさDNA研究所公開講座」(かずさDNA研究所) 11 カ (平成18年11月18日、12月2日、16日、 平成19年1月13日、27日) 内容:「DNAと私たちの生活」ほか計10本のタイトルを講演、 その他実験体験、施設見学 県立現代産業科学館 ○展示会「ひらけ!未来のドア! テクノフェア2006」 (平成18年7月15日~30日) (県立現代産業科学館主催、かずさDNA研究所他共催) 12