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平成17年度 入学式 平成17年度 入学式
53 Suzuka University of Medical Science 鈴鹿医療科学大学 〒510-0293 鈴鹿市岸岡町1001番地1 TEL.0593-83-8991 http://www.suzuka-u.ac.jp/ 2005.6.10 平 成 1 7 年度 入 学 式 平成17年度入学式「大学院10回学部15回」が4月6日 (水)鈴鹿医 療科学大学中村ホールにて挙行されました。 ぬけるような青空の下、スーツ姿の新入生は緊張した面持ちで新 たに学びの道を踏み出しました。入学したのは、保健衛生学部、医 用工学部、鍼灸学部の3学部7学科の461名(うち編入生3名)大学 院生は修士課程5名、博士課程2名です。 作野史朗学長は、式辞の中で「人の為、社会の為に貢献したい という気高い精神で、医療科学の諸分野で、優れた学習と研究の 成果を成し遂げてほしい」 と述べられました。 来賓の加藤栄理事は、 「自分で考え、決定し、行動できる人間に なってほしい」 と祝辞を送られました。 入学生を代表して、医用工学部臨床工学科の大原さなえさんが、 「専門的な知識とスキルを身につけ信頼される医療人を目指します」 と宣誓文を読み上げました。 入学者数 [学部] 保健衛生学部 放射線技術科学科 114名 保健衛生学部 医療栄養学科 42名 保健衛生学部 理学療法学科 46名 保健衛生学部 医療福祉学科 112名 医用工学部 臨床工学科 48名 医用工学部 医用情報工学科 51名 鍼灸学部 鍼灸学科 45名 ――――――――――――――――――――――― 学部生合計 458名 [編入] 保健衛生学部 医療栄養学科 3名 [修士] 大学院保健衛生学研究科修士課程 5名 [博士] 大学院保健衛生学研究科博士課程 2名 ――――――――――――――――――――――― 平成17年度 入学者総数 468名 1 学長式辞 陽春の日射しがうららかに降り注ぐ今日、ここに平成17年度鈴鹿医療科学 大学入学式を挙行するに当たり、一言式辞を申し上げます。 学長就任の挨拶 DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD 学長 作野 史朗 社会や国家に有用な人間になって下さい。 2つ目は、学び方の原則であります。 「山は陵遅を以ってし、故によく高く、 平成17年4月1日付けで本学学長に就任いたしました。私は伊勢市の近 本学の創設者である中村 實理事長は、三重大学付属病院在職中に くの度会郡度会町(旧一之瀬村) 出身で、父方母方ともに三重師範、三重 は、 「付属病院長を超えてる男」 として、教育学部に勤務する私どもにも名前 大学教育学部の卒業生が多く、私も昭和34年4月、三重大学学芸学部を が聞こえてくる大人物でしたが、実際は病院長どころか学長もはるかに超え、 療科学教育で全国に知られた本学に入学の栄冠を勝ち取られた皆さんの これは中国の前漢時代の劉安による 「淮南子」の泰族訓に出てくる言葉 卒業し、県立松阪工業高校教諭となりました。高校からこの頃まで、陸上競 世界の頂点に立っている人でした。本学の理念「科学技術の進歩を人類 慶びはいかばかりかと思います。入学生のご父母、ご家族の皆様にも、教 であります。意味は、山は裾野がなだらかで広いほうが高い山を形成しや 技と日本文学に熱中する日々でした。同校勤務1年で教育現場の状況に感 の福祉と健康に役立たせる」 、教育の理念「知性と人間性を兼ね備えた専 すい、つまり学びは広い裾野を持っていたほうがより高い成果を上げること ずるところあり、東京教育大学専攻科に進み、体育経営学を専攻しました。 門技術者・研究者の育成」 は、世界のリーダーとして活躍してきた理事長の ができ、学びの道は、ゆっくりと、しかもしっかりと歩むことによって、よく自分 同科修了後、都立高校の教諭をしながら東京教育大学体育学部で研究を 学識経験及び信念から生み出されたものであり、それだけに重みがあり、 のものとすることができる、という意味であります。皆さんは各種の資格を取 続けておりましたが、昭和45年4月、三重大学教育学部初の公募方式によ 強い説得力を持っています。このドクトリンのもとで、本学では優秀な医療 り社会に貢献する力を着けていくわけですが、その為には、学びやクラブ る教官採用に応募し、体育経営管理学担当で採用され、後には保健体育 技術者・研究者を輩出することに務めています。このような本学で仕事をさ の活動等を通じて、着実に身につけた広い教養と優れた人格に支えられ 科教育学(健康教育学) 、生涯学習論演習等を、大学院では保健体育科 せて頂けることは無上の喜びです。よい教育を行うためには、よい研究業 医療科学教育と研究のスタートを切ることができますことは、本学にとり、大 た、高い専門知識と技術を身につけて下さい。それが将来において、皆さ 教育学特論、教育学関係の特論を担当しました。趣味的に平安朝文学も 績を上げなければならないことはいうまでもなく、本学には、全国的、国際 きな慶びであります。 んを必要とする人々から信頼され、敬愛されることになり、素晴しい仕事を 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。難関を突破され、優れた医 員と職員を代表して、心よりお祝いを申し上げます。 また、本日の入学式を挙行するにあたりまして、ご多忙のところ、ご臨席の 栄を賜りましたご来賓の皆様に、心より御礼を申し上げます。 この度、大学院博士課程及び修士課程に7名、編入学生3名、学部学 生458名、総数468名の入学生を、全国各地からお迎えし、平成17年度の 本学は、平成3年に医療科学系としては、わが国初の大学として設立さ 道は優游を以ってし、故によく化す」 成し遂げて、高い評価を得ることに繋がっていくはずです。 れました。その後、学部・学科等の充実、改編、新設を図りながら、大学院、 3つ目は礼儀正しく、思いやりと人の痛みをわかる人になるということです。 東洋医学研究所を設置し今日に至っています。約3,600名に上る本学卒業 その為には、まず身近なところつまり、先生、職員、学友との間で礼儀を 生は、全国各地に散らばって、病院をはじめとする医療機関、企業等の健 大切にし、心遣い、思いやりを大切にし、それを学科、学部、大学全体へ 康増進機関、医療教育機関等において、専門技術者、研究者として活躍 と広げ、さらには鈴鹿という地域に広げてください。それが皆さんの人間力 しています。 を磨き、自然と人から尊敬され慕われるようになっていきます。社会生活は さて、現代のわが国が経験している特徴は、経済、学問のボーダレス化 係の仕事に従事することとなる皆さんには強く求められているといえます。 では顕著に見られます。さらに、国際化社会、高齢化社会が世界に例を見 皆さんの礼儀正しさや言ったりしたりすることは常に多くの人に見守られて ない速さで進んでいること等であります。特に高齢化社会は、わが国が世 います。鈴鹿医療科学大学の学生さんたちは素晴しいと、社会から皆さん 界に先駆けて経験していることで、これらによって惹き起こされるであろう の先輩が評価されてきた伝統を護り、さらに広げてください。 様々な事象とその解決は、われわれ日本人の叡智にかかっています。この 以上3点が入学式にあたり特に強調したいことです。 ような中で、国民の心身の健康を支える医療科学は極めて大切な分野で 入学生の皆さん、本学の4年間を充実させ、楽しく有意義に過ごしまし あります。入学生の皆さんは、本学の優れた教授陣と施設設備の下で、医 ょう。私たち大学教員・職員は支援を惜しみません。ともに頑張って本学 療科学を学び、保健、医療、福祉の分野で資格を取り、人の為、社会の が益々発展するようにいたしましょう。 これからの医療科学の諸分野で、優れた学習と研究の成果を成し遂げて 頂きたい、そのために、私は3つのことを申し述べたいと思います。 まず、本学の建学精神すなわち 「科学技術の進歩を、真に人類の健康 と福祉の向上に役立たせる」 をよく理解することです。 的に誇る業績を持つ教職員が多数います。しかし、学ぶ人に学ぶ意欲と 努力がなければ、どんな優秀な教職員がいてもそれを生かすことができま に三重県教育委員を、三重大学退官後には放送大学客員教授を拝命して せん。学生の自覚が成果を左右するといっても決して過言ではありません。 現在に至っています。このように教育畑一筋の人生を歩んで参りまして、こ 学生、教職員が一体となって、本学の目的達成のために頑張っていくことを の度皆様とともに本学発展の一翼を担わせて頂くことになりました。もとよ お願いしてご挨拶といたします。 り微力ですが、全力を尽くす所存ですので、よろしくお願い申し上げます。 礼に始まり礼に終わるといっても決して過言ではありません。これは医療関 であり、科学技術の著しい進歩であります。これは特に医科学・医療科学 為に貢献したいという崇高な精神で本学に入学されたのでありますから、 研究しています。三重大学では、教育学部長、大学院教育学研究科長ほ かの役職も経験し、平成10年3月に定年退官しました。三重大学最後の年 最後になりましたが、入学生のご父母、ご家族の皆様方、そしてご多忙中 にもかかわりませずご臨席の栄を賜りましたご来賓の皆様方、どうか本学 理事会 第58回理事会(平成17年2月14日開催) での主な決定事項 1.新学長として、作野史朗氏を選任した。 第59回理事会(平成17年3月23日開催) での主な決定事項 1.平成17年度予算について了承された。 2.カリキュラムの変更等による学則の一部変更を行った。 3.退任評議員の後任として谷川憲三氏を選出した。 に対し、今後とも宜しくご支援、ご指導くださいま すようお願い申し上げまして式辞に替えさせてい ただきます。 優れた西洋医学、東洋医学あるいはこれらを統合した統合医療、日進月 教職員人事 歩の医学・医療、医用工学等の諸科学・諸機器への知識と技術、理学療 法関係諸科学の知識と技術、福祉関係諸科学や栄養関係諸科学の知識 平成17年4月6日 と技術、医薬品関係諸科学の知識と技術、さらには医療情報関係諸科学 学長 作 野 史 朗 の知識や技術など、本学で学べるすべての事柄をしっかり身につけ、地域 ①大学管理職の選任(平成17年4月1日付) 鍼灸学部 鍼灸学科 助手 鈴木 聡 学長 作野 史朗 大学院研究科長 三u 盛治 ②教職員の採用(平成17年4月1日付) 小倉和恵教授(保健衛生学部医療栄養学科)が、 栄養関係功労者表彰受賞 小倉先生は、平成16年11月3日に全国栄養士養成施設協会会長から、 また平成17年2月16日に三重県知事から、いずれも栄養関係功労者表彰を受賞しました。 このたび、本学から栄養士養成に携わった者として推薦頂き、表彰 を受けました。ご報告とともに心から感謝を申し上げます。私は調理 鈴鹿医療科学大学の卒業生たちは三重県のみならず北海道、 東北、 関東、北陸、四国や九州において今、チーム医療の最先端で、また高 〔教員〕 ③教員の昇任(平成17年4月1日付) 保健衛生学部 放射線技術科学科 教授 具 然和 保健衛生学部 医療栄養学科 助教授 若林 成知 保健衛生学部 医療栄養学科 助教授 三浦 俊宏 保健衛生学部 放射線技術科学科 助手 山下 剛範 健康管理センター 兼務 保健衛生学部 放射線技術科学科 助手 北岡ひとみ 健康管理センター 兼務 医用工学部 臨床工学科 助教授 桑野 泰宏 医用工学部 臨床工学科 講師 伊東 保志 ④教職員の退職(平成17年3月31日付) 〔教員〕 保健衛生学部 医療栄養学科 教授 高橋なを子 保健衛生学部 医療栄養学科 特任講師 坂脇 久子 保健衛生学部 医療福祉学科 特任教授 八木 新緑 医用工学部 特任教授 中井 洋太 保健衛生学部 医療福祉学科 助教授 藤原 正範 医用工学部 医用情報工学科 特任教授 坂部 長正 保健衛生学部 医療福祉学科 助教授 松原 新 鍼灸学部 鍼灸学科 教授 吉岡 一実 〔職員〕 学、食品学の分野で永年栄養士養成に携わって参りました。この数 齢者の食事を思いやりあつく懸命に模索している顔、子どもが好き 保健衛生学部 医療福祉学科 助手 岡正 寛子 十年間社会情勢の変化とともに我々の食生活は様変わりし、食の外 だと云って幼少期の栄養指導者として、また地味ではありますが地 医用工学部 臨床工学科 講師 山田 康晴 法人事務局 総務課 渡邉 立子 部化、簡便化、飽食、孤食等々大きな歪を生じてしまいました。正しい 域の方々の栄養相談役にと、生き生きとした姿を私の心に鮮明に見 医用工学部 医用情報工学科 教授 長谷川泰洋 大学事務局 学生課 食生活の羅針盤とならねばならないのが栄養士です。このような賞 せてくれています。 有難うございました。 感謝。 医用工学部 医用情報工学科 助手 山下 幸司 就職指導担当チーフ・アドバイザー 榊原 正一 鍼灸学部 鍼灸学科 教授 水野 修 附属図書館 松岡 早苗 を拝受し、 その責任の重さを思うとき身の引き締まる思いです。 保健衛生学部 医療栄養学科 小倉和恵 鍼灸学部 鍼灸学科 教授 澁谷 浩司 2 3 bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb 平成1 6年度 16 就 職 戦 線 を 振 り 返 って 景気動向を受け、採用意欲にも少しずつ回復基調が表れましたが、完全失 業率の増加など雇用意欲の高まりと実際の雇用状況とが結びつかないな か、就職戦線はスタートしました。 新卒採用も回復基調になったとはいえ、 「厳選採用」姿勢は変わらず、採 用活動の「早期化」 、 「長期化」 につながり学生の負担も大きくなりました。 就職を楽観視し、業界・企業研究が遅れ気味の学生も見受けられます。 採用活動が早期化しているなかで、充分な研究ができていないまま実際の 活動に入るのは非常に不利と言えます。 本学ではガイダンス、各種適性検査、就職試験対策講座、マナー講座、 面接試験対策講座、一般教養対策講座などの各種講座はもとより、徹底 した個人指導を行っていますが、自分の就職希望先について「なぜ、そこ で働きたいのか。 」 、 「将来どのようになりたいのか。 」等をあらかじめ充分に考 えておくことが必要です。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ------------ 保 健 年からの訓練や新聞、本を読む習慣が重要です。 そして社会人としての基本的なマナー (日頃のあいさつ、言葉使い、身だ しなみ、時間管理等) 、コミュニケーション能力は基本中の基本です。 また、各個人のスキルアップ(TOEIC、情報処理技術者試験、ME検定 等の資格取得) も企業への就職、病院・施設への就職(診療放射線技師、 管理栄養士、理学療法士、臨床工学技士、診療情報管理士) に関わらず 大きな手助けとなります。これら就職に有利となる各種資格試験は就職活 動を行うまでには取得しているよう努力してください。 本学は今年度から理学療法学科、臨床工学科の卒業生を輩出し、医療 従事者の割合がさらに増えますが、病院・施設就職希望者も企業就職希望 者も就職活動の基本は同じです。現在、就職戦線を戦っている4年生並び に全学生は、コミュニケーション能力の向上や情報収集、なによりも 「必ず 就職するんだ。 」 という強い意志を持って自発的に行動することを願います。 平成17年3月卒業者 学科別進路先一覧 衛 生 学 部 ------------ 東北 関東 工 学 山形 山形県結核成人病予防協会、山形済生病院、遊佐病院 福島 脳神経疾患研究所附属総合南東北病院、星総合病院 (株)MEコミュニケーションズ、大崎衛生材料(株)、 オージー技研(株)、 オムロン松阪(株)、 (株)キッツ、 協和医科器械(株)、 (株) クリニカル・サプライ、 グリーンホスピタルサプライ (株)、 コーベベビー(株)、 大宮中央総合病院、埼玉医科大学附属病院、埼玉県済生会栗橋病院、狭山病院 (株) コスモス・コーポレイション、小西医療器(株)、 シェリング・プラウ(株)、島津メディカルシステムズ(株)、 公立長生病院 (株) ジャパンアウトソーシング、 タカイ医科工業(株)、 (株)中京医薬品、 (株)中部メディカル、 (株)ディード、 東京 東十条病院 (株) トーメーコーポレーション、中北薬品(株)、 (株)ナレッジシステム、 日機装M. E. S. (株)、 (株)二デック、 日本エイム(株)、 日本光電工業(株)、 日本ステリ (株)、 日本フィリップス(株)、 ヒロセ電子システム(株)、 フクダ電子中部販売(株)、 フクダライフテック中部(株)、 (株) フルキャストテクノロジー、 (株)マストレメディカル、 新潟労災病院 長野 飯田病院、市立岡谷病院、富士見高原病院 丸文通商(株)、 (株) メイテック、 (株)八神製作所、 (株)ユーエルエーペックス、祐徳薬品工業(株)、 石川 公立羽咋病院 理科研(株)、 (株)琉球補聴器、 (株) レオパレス21 岐阜 大垣市民病院、岐阜社会保険病院、中津川市民病院、博愛会病院、東可児病院 静岡 磐田市立総合病院、JA静岡厚生連、静岡健康管理センター、静岡市立静岡病院、 【病院・施設】 いわき泌尿器科(福島)、土浦協同病院(茨城)、埼玉医科大学病院、秀和綜合病院(埼玉)、 聖隷福祉事業団、静和病院、富士宮市立病院、三島社会保険病院 東葛クリニック病院(千葉)、大和病院、八王子山王病院、東大和病院(東京)、湘南鎌倉総合病院、 秋田病院、石塚外科整形外科病院、犬山中央病院、公立陶生病院、小牧市民病院、 総合高津中央病院(神奈川)、北信総合病院(長野)、駅南クリニック、市立御前崎総合病院(静岡)、 津島市民病院、豊橋市民病院、名古屋公衆医学研究所、名古屋セントラルクリニック、 海南病院、津島市民病院、尾西病院(愛知)、小山田記念温泉病院、川村第一病院、 【公務員・その他】 小山田記念温泉病院、済生会松阪総合病院、JA三重厚生連、寺田病院、 西脇胃腸科内科、平田循環器病院、三重大学医学部附属病院、四日市健診クリニック なを子 今春より本学保健衛生学部、医療栄養学科に赴任いた しました高橋です。どうぞよろしくお願い致します。私は約 13年間程外国にて再度勉強し、学位を修得して日本に帰 りました。その後は名古屋市立大学大学院医学研究科、 細胞分子生物学部門(分子遺伝部門) にて研究および大 学院生への研究指導、分子医学の授業を受け持っており ました。30数年前に大学の栄養学科を卒業し栄養士の資 格を持っておりましたので、管理栄養士の国家試験を受け 特任教授 八木 新緑 みなさん、こんにちわ!私は八木新緑と申します。私が着 任した4月はまさに春爛漫、樹木の緑も鮮やかな 「新緑の候」 でしたが、 「新緑」 と書いて「シンロク」 と読みます(別に生ま れ月とは関係ありませんので念のため) 。長い間兵庫県の 社会福祉協議会に勤め、川崎医療福祉大学、吉備国際大 学を経てこのたび本学でお世話になることになりました。専 門は地域福祉ですが、いまや地域福祉はわが国における 福祉の中心となっており、そのために福祉関係八法の改正 も行われて基盤整備も着々と進みつつあるのが現状です。 医療福祉学科 笛吹市職員 助 教 授 藤原 正範 【進学】 滋賀 近江草津病院、公立甲賀病院 京都 音羽病院、京都市職員、京都大学医学部附属病院、京都民医連、鳥井病院 信州大学大学院、鈴鹿医療科学大学大学院、名古屋工業大学大学院、名古屋大学大学院、 大阪 石切生喜病院、近畿大学医学部附属病院、阪和病院 三重大学大学院、横浜市立大学大学院、大阪ハイテクノロジー専門学校、天理医学技術学校、 兵庫 協立病院、甲南病院、公立宍粟総合病院、 ツカザキ病院 日本メディカル福祉専門学校、三重看護専門学校 奈良 大和高田市立病院 和歌山 さくらいクリニック 九州 教 授 高橋 る資格があるということで昨年5月の管理栄養士国家試験 にチャレンジいたしました。幸い合格できました。本学保健 衛生学部、医療栄養学科に赴任できこれから皆さんと一緒 に勉強でき、ほんとうにうれしく思っております。試験勉強 は私にとりまして想像以上に大変でしたが、私のその時の 経験を今の学生さんに少しでも還元できたらと思っておりま す。また私が教えます授業を通していろいろ学んでいただ けたらと思います。私も学生さんからいろいろ学びたいと思 っております。どうぞよろしくお願い致します。 そうした中で私の果たすべき役割としては、様々な角度か ら地域福祉に関わってきた経験を生かし、現場の実態を 学生の皆さんに伝えていくことだと思っています。 また、人間相手の仕事に携わる者に求められるのは、単 に知識や技術を取得するだけでなく、相手の気持ちを大切 にした心豊かな人間性を身につけることだと思っています。 そのためには何事にも積極的にチャレンジし、いろんな経 験を積んで幅広い人格を養うことだと考えます。皆さんの 学生生活がより楽しいものになるよう応援していくつもりで すので、一緒に頑張りましょう。 榊原白鳳病院(三重)、蒲生町病院(滋賀)、白鷺病院(大阪)、星晶会(兵庫)、高の原中央病院(奈良) 名古屋第一赤十字病院、半田市医師会健康管理センター、水谷病院、羊蹄会 四国 医療栄養学科 医療福祉学科 アイ・エム・アイ (株)、アクト・セン(株)、 (株)アムコ、 (株)アルトナー、アロカテクニカルサービス(株)、 千葉 三重 介 部 ------------ 埼玉 愛知 紹 医用電子工学科 函館病院、北海道がんセンター 北信越 新潟 近畿 用 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 【企業】 神奈川 東海大学医学部付属病院 東海 平成17年4月27日現在 ------------ 医 放射線技術科学科 【病院・施設】 北海道 新 教 員 また、医療人としての心構えや「読む」 、 「書く」等の基礎的なことは、低学 株価の上昇傾向、企業業績の回復の兆しが見え始めました。このような 香川 香川県職員、土庄町職員 愛媛 松山西病院 高知 愛宕病院、高知県・高知市病院組合 福岡 福岡大学病院 (株)アステム、 (株)壱番屋、 (株)インフォセンス、エス・アイ・クリエイト(株)、極東システムサービス(株)、 佐賀 佐賀県医師会 (株)サンメディカル、 (株) システムリサーチ、 (株) ソフトウェアエンジニアリング、 タック(株)、 医用情報工学科 【企業】 鹿児島 南風病院 (株)中央情報システムズ、 (株)中勢自動車学校、 (株)ティー・エフ・シー、 トータルメディカルコンサルタント(株)、 沖縄 県立中部病院 中北薬品(株)、 (株)日本アドバンストシステム、 (株)パソピア、 (株)光通信、 (株) フォーラムエンジニアリング、 その他 国立病院機構 東海北陸ブロック事務所、会計事務所 フクダ電子神奈川販売(株)、 (株)松阪電子計算センター、三重コンピュータシステム(株)、 ※ 市・県職員は診療放射線技師としての採用 本年4月より本学に勤務させていただくことになりました 藤原正範です。私は長く家庭裁判所調査官として働いて きました。家庭裁判所調査官は、人間関係諸科学を駆使 して、非行少年の立ち直りを援助し、また家庭内紛争を緩 和する仕事をしており、司法機関で活動するソーシャルワー カーと言える存在です。非行問題の深刻化、子どもや老 人・障害者の虐待事件の頻発などという最近の社会情勢 から、司法機能と福祉・援助機能との関係のあり方を研究 する 「司法福祉学」 が注目されています。私自身は、実践家 の「司法福祉学」研究から、教育・研究者として社会福祉 の全体像を視野に入れた研究を行う方向に脱皮すること を課題にしています。 大学は、学生と教員が共に学び合う中で、新しい発想 や論理を創造していく素晴らしい場であると思います。それ に加え、実践の学である福祉の領域では、目的に向かって 心と体がフルに動かせるよう自らを磨くことが大切で、大学 はそのための道場にならなければなりません。志は高いの ですが、なにぶん微力です。皆様と共にがんばって行きた いと思います。 (株)三重電子計算センター、 (株) メディノス、 (株)ラボテック 【病院・施設】 【企業・その他】 福島県厚生農業協同組合連合会(福島)、宇都宮セントラルクリニック (栃木)、 JA三重一志東部農業協同組合 板橋中央総合病院(東京)、市立島田市民病院(静岡)、木沢記念病院、蘇明館(岐阜)、 【進学】 秋田病院(愛知)、小山田記念温泉病院、山中胃腸科病院、山本総合病院(三重)、 神戸大学大学院、鈴鹿医療科学大学大学院、三重大学大学院 ----------------------------------- 保 武田総合病院、武田病院(京都)、大久保病院(兵庫)、山之辺病院(奈良) 健 衛 生 学 部 ----------------------------------- 医療栄養学科 【企業】 (株)アクトス、 (株)いわきゅう、 (株)エムティーフード、 (株) コロワイド、三共食品(株)、 (株)三水フーズ、 (株)サンドラッグ、 (株) シダックス、 (株) スポーツクラブヴィテン、 (株)だるま、中部薬品(株)、 トータル・ワークアウト (株)、藤本製薬(株)、森谷健康食品(株)、 (有)名古屋保健企画 【病院・施設】 田中病院(群馬)、飯田病院(長野)、湖東病院、 みしゅくケアセンターわか葉(静岡)、 チェリーヴィラ広見苑(岐阜)、藤田保健衛生大学病院(愛知)、岡波総合病院、鈴鹿聖十字の家、青山里会、武内病院、 玉城町社会福祉協議会、玉石産婦人科、富田浜病院、古川学園、ルーエハイム(三重)、 はまゆう苑(山口)、明和会(香川) 【進学】 医療福祉学科 助 教 授 松原 新 今年度4月より、医療福祉学科で勤務させて頂くことにな りました松原新です。本学に赴任することを心から楽しみ にしておりました。どうぞ、よろしくお願い致します。 実験棟2階の研究室で仕事をしていると、すぐ目の前の グラウンドで元気に体を動かしてスポーツに汗を流している、 クラブ・サークル活動の学生の姿や声に触れることができ ます。学生の存在を身近に感じることのできるこの研究室 は、私にとって心の安らぐ場所となっております。 私は、大学と大学院で社会福祉学を学んだ後、一般病 院で11年間MSW (医療ソーシャルワーカー) としてソーシャル ワークの実践を行い、その後専門学校で6年間、4年制大 学で5年間、教育と研究を行ってまいりました。 医療福祉学科は、社会福祉のスペシャリストを養成する 学科であります。専門職の仕事は、利用者の人生に寄り添 い、心の訴えに耳を傾けることでありますが、それらは本来 とてつもなく厳かなことであり、 「存在」そのものに対する深 い信頼と肯定的な人間観なくしてはなし得ないことで あります。 学生が、本学において生きた学問に触れることができる よう心掛けてまいりたいと存じますので、何卒ご指導を賜 りますようお願い申し上げます。 静岡県立大学大学院、山口県立大学大学院、 ワタナベ学園調理専門学校、八洲学園 【公務員】 名田庄村職員(栄養士)、磐田市職員(栄養士)、三重県職員(管理栄養士) 4 5 臨床工学科 講 師 山田 康晴 4月1日付で医用工学部・臨床工学科に勤務させて頂く ことになりました山田です。 私は本学の第一期卒業生で皆さんの先輩になります。 私は、病院での臨床経験は20年程度持っており3月31日ま で臨床工学技士として現場で働いておりました。臨床では、 CE部を立ち上げ、血液浄化業務(血液透析、CHDF、血 液吸着、血漿交換等) ・人工呼吸器管理業務・人工心肺業 務などを行っていました。実際に臨床工学技士の病院で 医用情報工学科 教 授 長谷川 泰洋 この度、医用情報工学科に赴任しました長谷川です。ど うぞ宜しくお願いいたします。 昭和45年に名古屋市立大学医学部を卒業し、神経生理 学を研究するつもりで生理学教室に入りましたが、研究に 必要な道具として勉強をはじめたコンピュータに興味がうつ り、結局は医学・医療情報学が専門になってしまいました。 医師がおこなう高度な意思決定機構をコンピュータでおこ 鍼灸学科 放射線技術科学科 なわせることをテーマにして研究してまいりました。 また、大 学病院の医療情報部兼務として病院情報システムの開発 に関与してきました。 最近の10年間は医学部、病院、看護学部のためのLAN 構築と運転、および医学部学生の情報学教育が主な仕事 でした。 電子カルテシステムと学部LANの経験を、本学での学生 教育に役立てたいと考えております。 医療福祉学科 鍼灸学科の臨床・内科学担当の水野です。私は、九州 大学で学位取得し、医学部の教官を勤め、その後関連病 院に勤務していました。専門は、循環器病学・精神身体医 学です。今回、出身講座の教授の推薦を受け当大学に赴 任しました。 今まで勤めた病院には、医師、医療情報管理士、社会 福祉士、栄養士、介護福祉士、看護師、歯科医師、放射 線技師、薬剤師、理学・作業・言語療法士、臨床工学技士、 ケアマネージャーなどがいました。が、鍼灸師だけは、病院 にいたことがありません。ぜひ当科で鍼灸師を養成し、知 名度を上げ病院スタッフに加えていければ、と思います。 病院のスタッフには、この大学で養成している職種が多 く、この大学が、いかに多様な人材を養成しているかが、よ くわかります。今、現場ではチームを組んで医療に当たる 事が求められています。自分の勉強に留まらず、本学が医 療系の総合大学である利点を生かし、学生時代から交流 して、他職種が取り組む仕事の内容を知っておく事は、将 来チームを組む時、とても役立ちます。他学科の教育も担 当するので、一人でも多くチーム医療に加われ、人の役に 立てる人材の養成に携わりたいと思います。 鍼灸学科 師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学・作業療法士、診 教 授 澁谷 浩司 療放射線技師、医療ソーシャル・ワーカー、臨床心理士な 教 授 水野 修 生理学担当です。本年4月1日付けで三重大学より鍼灸 ど) が協調性をもって、各々の専門業務に能力を発揮して 学科に着任しました。福井医科大学 (現、福井大学) 卒業 こそ心身の障害に悩む人々により良い医療を提供できるも 後、臨床 (内科・神経内科) に携わり、内科系大学院に入 のと考えます。この意味に於いて当大学でコメディカルスタ 学しましたが、生理学助手採用のため大学院を中退し、以 ッフの教育に携わり、医療向上に幾分なりとも寄与ができ 来医学科学生の生理学教育及び脳生理の研究に従事し ることは光栄であります。また、電気生理学的手法による脳 てきました。 生理の研究も引き続き励みたいと存じます。最後に学生諸 医療現場に於いては、医師とコメディカルスタッフ (鍼灸 6 の業務はどのようなものなのか、具体的に聞いてみたいこ とがあれば、いつでも聞きに来て下さい。今後、臨床工学 技士の医療分野での活躍の場は、今以上に重要な位置 を占めていくと考えています。しかし、その期待に答えてい くためには、臨床工学技士の更なるレベルアップが必要で あります。今やらなければいけないことは、今やると言う精 神で学生生活を有意義に過ごし、いい医療人になってくだ さい。私も一層の自覚を持ち学生諸君とともに勉学に励ん でいきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いします。 君とは自由な学風を構築したいと願っております。 放射線技術科学科 活動であれ真剣に一生懸命取り組むことは大切なことだと 助 手 山下 剛範 思います。私はこの『一生懸命』 という言葉が好きです。自 本年4月1日より放射線学科に勤務することになりました山 分にチャレンジしていってください。その努力の先に、良き 下剛範です。私は本大学を卒業し大学院修士、博士と進 友人や先生とめぐり会えることでしょう。私自身、本学空手 学いたしました。大学院では指導教員の先生の指示のも 部にて良き先輩や後輩に恵まれ大変充実した部活動を行 と研究を中心にやってまいりました。私は生物が好きで動 っております。 物を触りたいということから生物学的研究に取り組み、今 大学4年間は長いようですがあっという間に過ぎてしまい ではその魅力に惹かれ研究を行っております。皆さんも鈴 ます。本大学卒業の先輩として皆さんの要望に答えていき 鹿医療科学大学に入り自分でやりたいことがあると思いま たいと思っております。何かあったら気軽に相談してくださ す。それにまず取り組んでいってください。勉学であれ、部 い。お互いにしっかりやっていきましょう。 助 手 北岡 ひとみ この度、平成17年4月1日より、保健衛生学部放射線技 術科学科助手としてお世話になります北岡ひとみです。私 は、本大学放射線技術科学科第9期卒業生で、今年3月に 大学院修士課程を修了致しました。本学では、諸先生方 から診療放射線技師として必要な技術だけではなく、医療 助 手 岡正 寛子 今年度より、保健衛生学部医療福祉学科で勤務するこ とになりました岡正です。岡山県から初めて離れ、この鈴 鹿へとやってまいりました。初めての一人暮らし、初めての 職場と初めてづくしの生活で、楽しい反面不安も多くありま すが、皆さんと一緒に成長することができたらと思っ ています。 鍼灸学科 助 手 鈴木 聡 皆さんこんにちは。平成17年4月1日より鍼灸学部鍼灸学 科に赴任してきました鈴木聡です。私は明治鍼灸大学卒業 後、中国の北京に約8年間留学していました。初めの1年ち ょいは中国語学習に専念し、多いときは1日の半分以上も 机に向かっていたのを覚えています。その後は運良く中国 中医研究院修士課程に入学し、修了後はこれまた運良く 国費留学生として北京中医薬大学博士課程に入学しまし た。中国では主に鍼灸を用いたリウマチに対する臨床と実 験研究をしていましたが、中国に行って本当に良かったと 思うのは、13億人以上もいる中国人、当然患者さんも多い 学生食堂 が 人としての自覚や強い責任感を教えて頂けたと思います。 また、ここは、たくさんの友人との思い出がある大切な場所 です。母校である本学には誰にも負けない誇りを持ってい ます。 力不足ではありますが、本学が益々活気あふれるよう精 一杯努力して参ります。 皆様、何卒宜しくお願い致します。 今までは、学生として勉学に励んできました。専門学校 で介護福祉を学び、その後、大学で医療福祉そして大学 院で福祉教育という分野についてそれぞれ学びを深めて きました。また、大学院に通いながら高校の非常勤講師と して、介護福祉の知識・技術を通し福祉とは何かを伝え、 学生とともに学んできました。皆さんとも福祉について共に 考え、共に学びを深めていきたいと思います。気軽にたず ねてきてください。 わけで本当に多くの患者さんに接することができました。実 際の臨床で得られた知識や経験は今の私にとって貴重な 財産となっています。またこの間世界中の友人もできたくさ んの異文化交流ができました。彼らと接することで、まずは 相手を理解しお互いが認め合う大切さを知りました。それ に彼らの日本観を知り、私自身も海外にいたことで日本とい う国を冷静に客観視できたことも大きな収穫でした。 本学には7学科にわたる多くの学生さんがいます。皆さん にはしっかり学習して頂き日本で活躍することはもちろん、 視野を広げ世界でも活躍するグローバルな医療人になっ て頂きたいと願っています。そして皆さんの力で本学を国 際的知名度の高いものにして頂ければと思います。 リ ニ ューア ルオープ ン キャンパスライフで楽しみなのは、友達とワイワイやりな がら食べる昼食です。 研究・厚生棟1Fの学生食堂は、この4月から委託業 者を 『トータルキッチン』 に変更しました。新メニューは、 日替わり定食、麺類、どんぶり、軽食、単品、飲み物 と多種で、日替わり弁当もあります。 その日のカロリー標示されたメニュー展示カウンターか ら、栄養面も考えて、券売機で食券を購入してからカウ ンターで注文するセルフサービスです。価格は学生の財 布を考慮したエコノミー価格とな っています。テーブル数は54席増 えて324席となりました。調理スタ ッフも一新され、今後は、学生の 意見・要望を取り入れて、より良 い学生食堂を作ろうということに なりましたので、利用ください。 7 学友会顧問が変わりました 学友会顧問を退任するにあたって この度、 3月に学友会顧問を退任しました。振り返ってみると平成9年度 から、 8年間もつとめたことになります。当時学生課長だった榊原さんに頼ま 医用情報工学科 前田宏 た学生のクラブが手からすっぽ抜けて飛び、駐車場の車に激突したこと、 等) がありましたが、私にとっても思い出深い8年間でした。 盂造影) などそれまで半切サイズのフィルムまたはイメージングプレート (IP) ルムメディカルのブースでも、フィルムの改良から周囲の濃度が濃くなり、以 を必要とした大視野での診断も可能になったとのことでした。もっと改良 前よりも乳房の診断を行いやすくなることが紹介されていました。教科書 し開発が進めば乳房撮影などにもどんどんFPDが進出する日もくるのでは だけでは、わかりにくいことも実際に自分の目で見て、接することで深く理 ないかなと思いました。 解でき、勉強になりました。また卒業された先輩方が企業で活躍されてい CRについては、CRを一番初めに開発された富士フィルムメディカルを中 各企業のブースは華やかで、活気に満ち溢れていました。まず、ソフトウ ないかと考え、企業の方に質問しました。部位によってはFPDでは撮れな ェア開発部門では、リアルタイムで3次元情報を表示することのできるソフ かったり、フィルムでないといけない場合はCRが活躍しているので必要性 トウェアが紹介されており、また、その画質の高さには驚きました。IT部門 はまだまだあると教えて頂き、CRの必要性が十分に理解できました。 では、GEの装置が、ひとつの画面で超音波画像や、所見の書き入れな また、展示会のスタッフの中には私たち鈴鹿医療科学大学の先輩方も どの操作もできることに興味を惹かれました。これは、大規模な経費の削 多く、先輩方の活躍もみることが出来、さらに親切に機器の説明をして頂 減につながるそうです。また、東芝のマルチスライスCT装置の検出器が昨 くこともでき、とても勉強になりました。 このように、最新機器を実際に目でみて、直接お話を伺うことが出来て、 年、32列だったのが64列になり、フルスキャン0.4秒で、被曝線量が6分の 1に軽減されたとのことでした。高速に大量のデータを収集することが可 れて引き受けましたが、私自身、学友会について殆ど理解していませんでし 学生が学友会の役員や、クラブ・サークル活動をすることにより、いろいろ 私にとって刺激のある良い経験となりました。最後になりましたが、この展 能になり、同時にデータ処理機能も強化されたと伺いました。再構成速度 た。学友会そのものが、きちっと機能していなかったと思います。榊原さん な経験をし、また学部・学科を越えた多くの友人ができるのです。私の役目 示会に参加するすばらしい機会を与えてくださりました先生方また父母の を早めるとともに、0.5 mm、1 mmスライスの撮影で多用される多断面変 と二人で、当時の学友会長の蟹江憲司君、副会長の堀篤史君、見学会交 は学生をやる気にさせ、励まし、相談に乗るというもので、日頃のことは、学 方々、お忙しい中引率してくださりました先生方に感謝を申し上げたいと 換MPR像(Multi-Planar Reconstruction)の作成処理時間を短縮し、従 流会委員長の倉西繁君( 「そりとん」や「碧鈴祭」の名づけ親) たちを盛り立 生課の人達にお願いしてきました。 思います。有難うございました。 ( 来のアキシャル断面像と同じ感覚で、MPR像の表示、画像逐次表示(画 山) てて学友会の基礎を作ってきました。彼らは、今では学友会の伝説的な人 4月からは、神尾繁先生に交代し、お願いしております。ますます学友会 私は卒業研究で胃X線像における早期胃癌病変検出について研究を 像めくり) 、フィルミング、アーカイブ(記録保存)することが可能だとのことで 達でしょう。いろいろなこと (例えば、毒入りカレー事件のため、大学祭模擬 活動が盛り上がり、学生達が楽しい学生生活を送り、成長していくことを期 行おうと思っています。昨年の先輩の卒業研究発表を見学し、とても興味 した。このように、医療の世界は日々進歩しているのだということを、実際 店で飲食物の提供を禁止されたこと。ゴルフ部の練習で、練習に行ってい 待しています。 を持ったので志望しました。コンピュータ支援診断(CAD)については無知 に感じ、診療放射線技師を目指す者として、身の引き締まる思いがしまし に等しく、一から勉強を始めなければならないので大変ですが、飛躍の著 た。日進月歩の世界で、高度な医療を患者さんに提供するために、診療 しいCADについて理解を深め研究していきたいと思います。 放射線技師となってからも、常に努力し、知識を深め、成長し続けることの 学友会顧問を仰せつかって 医療栄養学科 神尾繁 そこで今回の学会では、熊本大学の桂川茂彦教授の報告、「デジタル 必要性を感じました。 (川本) 胸部画像におけるコンピュータ支援診断技術の開発」を伺いました。医師 卒業研究のテーマと同じ 「被曝線量」のテーマの研究結果を聞く事がで がCAD技術を利用して読影した場合、診断の正確さが改善されるかどう き、今後の卒業研究の遂行に役立ちました。調査方法は全国の総合病 本年4月に、前田宏先生の後任として学友会顧問に就任しました。 しょうが、世のため、ひとのためになることを恥ずかしがらず行うことは、いつ かを、主に肺野の画像を中心にROC観察実験により報告されました。こ 院に対してIVR(Interventional Radiology)をメインにアンケートで行われ 私が本学に赴任して、はや7年が経ちました。この間、学友会の行事に一 か社会人になった時、何らかの形で自分自身に恩恵がもたらされることに の結果すべてのCAD技術に対して、医師の診断に対する有効性を強く示 ていました。対象者の6割がアンケートに協力し、特に興味を持った結果 なると思います。 唆していました。医師とCADを掛け合わすことにより診断能力が上がるこ はその内の2割が患者さんの被曝線量を測定していると答え、その測定器 教員として参加させていただき、本会員の奮闘振りを外から見せていただ きました。最早死語となった感がします「滅私奉公」 という言葉が当てはま クラブ・サークル活動始め、大学祭、見学会・交流会等本学の学友会活 とは、患者さんにとって放射線診断を受ける診断精度と有効性が向上す の補正は25%が行っているということでした。線量被曝測定を行っている るほどに、彼らの学友会での責任・義務の遂行に私ども本学関係者は感 動は多岐にわたっていますが、中心となって実行するのは会員たる学生の皆 ることを意味します。このことは、放射線を生業とする診療放射線技師に 病院施設はほとんど存在しないと考えていたので、わずかではあるが実施 謝の念を抱いております。ほんの一例ですが、近鉄千代崎駅から本学まで さんです。私は彼らの働きを裏で眺め、そして時には微力ながら支える縁の とっても大変魅力的なことだと思いました。 していることがわかりました。被曝線量増加に対して危機感を持って行動 の通学路や近辺のゴミ回収のような地味な仕事に対して本会員は手を抜 下の役割しか果たせませんが、本学の学友会がこれから先、さらに充実した くことなく、ゴミが拾いにくい所までも手を伸ばし、きれいに回収している様 ものになることを期待し、顧問としての本分を遂行する所存でございます。 子を私達教職員は見逃していません。小さな空間での小さなおもいやりで 今回の報告は胸部画像におけるCADの開発ですが、腹部、胃におい に移している病院施設の存在は、これから被曝線量測定を行う私にとって ても同様のことが言えると思います。胃X線二重造影像に描出されている 励みになりました。またこの研究結果に対して、安全管理としてどこに問題 早期胃癌病変部について病変陥凹部と非病変陥凹部の特徴の検出に があるのかを明示すること、アンケートに協力できなかった4割にこそ、組織 応用して考えていきたいです。 (師井) 上の問題が潜んでいるという意見が挙がりました。問題点としては、高価 私は、早朝8時30分より行われた、滋賀県立成人病センター診療放射 線技師の なため測定機器を揃えることが困難なことなどが考えられます。こういった 橋昌章先生による 「PET検査の基礎」 と題するモーニングフレ 問題点も各施設を回るときに卒業研究の調査に加えて、医療現場の安全 ッシャーズのセミナーに参加させていただきました。最近、大きく広がって 管理の向上に貢献したいと思います。また昨年の日本放射線学会学術大 いるPET検査は、ポジトロンと呼ばれる特殊な放射性同位元素を利用した 会に取り上げられた日本のCT検査数の増加に伴う発癌率の上昇問題に 検査で、がん細胞などに集積する性質を持った物質中にポジトロンを組み ついて、企業側が迅速な対応をしていることがわかりました。この問題は日 込んで、人体に投与してその分布により、がん病巣がどこにあるかを知るこ 本のCT検査数は他国に比べて非常に多く、そのことにより発癌率の上昇 直接変換方式FPDでした。他社のFPDは間接変換方式を使用しており、 とができるものです。このPET検査に関する機器の仕組み、PETの特徴、 が見受けられると海外の論文で発表されたことにより論争を呼びました。 展・日本医学放射線学会学術大会・日本放射線技術学会に、放射線技術 X線検出部に入射されたX線は一旦、光に変換されてから電気信号化さ トラブルの要因、機器の定期的な検査など、PET検査に長年携わってき この問題に対する明確な結論は得られていませんが、企業側が被曝線量 科学科4年生23名、3年生36名、卒業生5名が幾瀬純一先生、北岡ひとみ れるため、変換過程で光の散乱により、画像にボケが生じてしまいます。 ている先生のお話は、PET検査を行う放射線技師として押さえておくべき 低減に向けよりいっそうの努力を行っていました。具体的には、東芝のC 先生の引率のもと参加いたしました。放射線技術科学科学生とともに臨 しかし、島津製作所の開発した直接変換方式FPDでは、X線変換膜にa- 内容であり、とても勉強になりました。 床工学科・医用情報工学科からも参加者があり、3台の夜行バスで向いま Se(アモルファス・セレン) を使用することにより、検出部に入力されたX線を 続いて参加した機器展の会場では、多くの最新機器が展示してあり、授 した。会場に到着すると、数班に分かれて学会の各セッションに参加しま 光に変換することなく直接電気信号化することで、ボケの少ない良い画像 業では見ることのできない機器に接することができました。現在では、病 した。その後、10時から開催された国際医用画像総合展を見学いたしま が得られるのです。例えば血管撮影システムにこの直接変換方式FPDを 院の多くでCRが一般的に用いられていますが、これからはフラットパネル れていることを、自分の した。 2005国際医用画像総合展・日本医学放射線学会学術大会・日本放射線技術学会に参加して 放射線技術科学科 4年 師井 彩絵 占部 沙織 4月9日土曜日にパシフィコ横浜で開催された、2005国際医用画像総合 8 て、とても良い刺激になり、勉強に励みたいと思いました。 (占部) 心に見学させて頂きました。私は、FPDがあればCRは必要がないのでは 山 恵子 川本 裕子 中村 悦子 T装置の検出器が32列から64列に増やされ、被曝線量が6分の1に低減 されたことなどが挙げられます。 このように医療現場と企業側の双方において被曝低減の努力が行わ 搭載することにより、末梢血管の辺縁までボケのない画像が描出可能と が主流になりつつあります。今回の展示でもフラットパネルが多く展示して 目と耳で確認することが 私は昨年もこの展示会に参加し最新機器を目の当たりにして感動した なります。また、優れているのは画像の面だけではなく、スイッチを押した ありました。島津製作所のブースでは、17インチの直接変換方式が用いら できたことが今後の励み のですが、今年も参加することができ、昨年よりも確実に医療機器の技術 後、世界最速のわずか2秒で参照画像が確認でき、他社のFPD装置で れており、X線を光に変換せずに直接電気信号に変換するため、光の拡 になりました。これからの は進歩しているということを実感しました。昨年参加したときは、初めての の5∼10秒と比較すると一目瞭然でした。他にも被曝低減も考えられてい 散による信号劣化がなく解像度特性に優れ、また17インチの大視野により 卒業研究に今回の経験 経験で戸惑い、機器自体の理解も浅かったため全体を見学しましたが、 て、フィルム撮影と比べて、40∼50%の線量で撮影可能であり、17インチ 撮影部位を広くできるため、被曝低減できるという進歩した技術には、とて を活 かしたいと思 いま 今回は興味のあるFPD(Flat Panel Detector) とCRを中心に見学させて の大視野でどんな部位でもカバーできるといった特長が多くありました。従 も感動しました。しかし撮影部位によっては、撮影体位や画質などからま す。 (中村) いただきました。 来のX線テレビディジタルラジオグラフィー (XTV-DR) で対応していた検査・ だまだCRが必要といえます。最近、検診でも多い乳房撮影もCRが使用さ 何を見ても最新の装置が展示されていると実感することは出来たので 治療に加え、消化管造影検査での大腸全域の撮影、腹部単純撮影、整 れていますが、乳房撮影は細かい部分の画像が診断で、とても重要とな すが、私が特に医療機器の進歩を実感させられたものは、島津製作所の 形領域の撮影、尿路造影(DIP: drip infusion pyelography, 点滴静注腎 るため、鮮鋭度の良いコントラストのついた画像が求められます。富士フィ 9 2005国際医療画像総合展に参加して 臨床工学科 3年 宋原 全烈 平成17年4月9日 (土曜日) 、2005国際医療画像総合展が、パシフィコ横 浜・展示ホールで開催されました。本学から臨床工学科・医用電子工学 と感動をおぼえました。特にアンギオグラフィーは、近年心臓カテーテル検 査部門で活躍されている臨床工学技士の方が増えている中、自分にとっ 科11名、医用情報工学科12名、放射線技術学科64名の学生が参加させ ていただきました。 会場についてまず始めに、臨床工学科学生は伊原正教授とともに、 川崎医科大学附属病院の柳元真一先生が座長を務められ、滋賀県立成 人病センターの 橋昌章先生がお話になられた「PET検査の基礎」の講 演を聴講しました。 PETとは、Positron Emission Tomographyの略で、体内臓器などの生 理的な動きや機能を画像化するもので、 「生化学的画像診断」 と呼ばれて います。その原理は、ポジトロン (陽電子) を貼り付けた薬品(18F‐FDG= 検査用ブドウ糖) を注射し、体内の細胞へのグルコース分布を画像化する ても重要な装置であり、またその画像を理解できるようになりたいと思いま した。 全132社どの出展ブースにおいても、色々な企業の幅広い領域の製品 があり、変化の絶えない医療という分野において、常に前進するために必 要とされているのだと感じました。まだまだ知識の乏しい私たち学生に対 しても、大変わかりやすく丁寧に説明していただき、興味を持って学ぶこ とができました。そして誰よりも、卒業生と話をされたり機器の説明を受け ておられる伊原先生が、まるで遊園地にいるかのように目を輝かせていま した。 また横浜へ向かう夜行バスの中で見た冠動脈造影、MRIの基礎 知識、CTの基礎知識などのDVDやビデオによる医療教育映像も大変勉 というものです。これはガン細胞が糖分を多量に消費する特性を利用し、 全身を一度に撮影し、他の画像装置では発見しにくい転移も発見できま す。これによって正確な診断でガンの早期発見、治療法や治療範囲を決 強になりました。 今回の勉強会に参加させていただいたことで、進歩を続ける医療に対 して、自分がどのように取り組んでいかなければならないのかを、改めて考 めるのに大変役に立ちます。講演はPETの基礎的な知識のことから、さま ざまな特徴など知らないことだらけの僕らにとっては、目を見張る内容のも のばかりでした。将来臨床工学技士を目指す私にとって、PETはなじみの 少ない医療機器の1つでしたが、がんの発見や診断だけでなく循環機能 の評価にも使われるPETの画像を理解することは、コメディカルスタッフの1 員として重要なことであると思いました。 次に、機器展示ホールを見学しました。展示会場は大変多くの人で賑 わっており、活気に溢れていました。最初に足を運んだブ−スは、フィリッ プスメディカルシステムズ株式会社で、そこで我が大学の一期生の卒業生 である八田信也先輩と出会いました。最新のデジタルアンギオグラフィーや、 MRIについて詳しく説明していただきました。八田信也先輩は、アンギオグ ラフィーの技術部門におられ、展示されていた装置も3日間かけて設置さ れたとのことでした。またライブ中継などのデモンストレイションを使って解 説される、最先端技術を駆使した高度医療機器を目の当たりにして、驚き えさせられました。医療人として、生命維持装置の操作・管理という責任 の重要な職務に就くのだと、いつも頭の念頭において、今後は基礎的な ことを充分に理解した上で、新たな知識に対しても苦手意識を持たず、自 分の物にしていきたいと思います。 また、このような勉強の機会があ れば積極的に参加して、授業だけ では味わえないものを一つでも多 く経験していきたいと思います。 最後になりましたが、このような 勉強の機会を与えて頂き引率して いただいた先生方、また安全運転 をしてくださった三重交通の方々 に感謝いたします。 2005国際医用画像総合展に参加して 10 RIS、電子カルテなどDICOM規格に準拠していないシステムとの連携を可 能にしたWebブラウザによるDICOM画像院内画像配信システム、長期画 像保管読み出しシステム、IHE (Integrating the Healthcare Enterprise) と 呼ばれる 「マルチベンダーによるシステムのための標準規格を使用したシステ ム構築の枠組み」 という考え方も大変勉強になりました。複数の会社(ベン ダー) の医療機器が導入されている病院で、機器相互のデータがばらばら の規格では電子カルテやレセプトシステム開発に莫大な費用がかかり、また 機器の入れ替えの際にも大変な手間がかかります。現在、医療画像の標 準規格にはDICOMが、医療情報システムの標準規格にはHL7などがあり ますが、標準規格だけでは、例えば検査オーダのオーダ番号の格納場所 が複数あり、ベンダーによってオーダ番号の場所の解釈が異なってしまうと いうことがあります。IHEではこれらを統一して「統合プロファイル」 と呼ぶ規 格の枠組みを作ろうというものです。また、IHEの導入によって、従来5年か ら10年であった患者データ保管期間をさらに長期間の保管を可能にし、デ ータとしての永続性を高めることも目的の1つです。 昼食を先生方にご馳走になったあとは自由時間でした。午前中に展示 会場をまわってしまったので、午後はちょっとした観光の時間に充てました。 ショッピングセンターをまわりおみやげを買い込んでいるうちにあっという間に 時間が過ぎ、15時には帰りのバスに乗り込みました。 学校に到着したのは21時くらいで、さすがにみんな疲れた表情でしたが、 新しい技術に触れることが出来、とても充実した一日が過ごせたと思います。 引率して下さった医用情報工学科の先生、バスの中で講義してくださっ た臨床工学科の先生に感謝の気持ちをこめてお礼申し上げます。 キャンパスを作る予定になっている。鈴鹿医療科学大学を見学して非常 に参考になった。キャンパスは清潔で整然としている。担当者には、この 医学院と本学は従前より友好協力条約を締結しており、5年前に本学の ようにやりなさいと 東洋医学研究所が文科省によりハイテク・リサーチ研究拠点校に選定さ 言ってやりたい」 と れてからは、毎年4名の研究者が天津中医学院より派遣され、骨粗しょう 語っていた。 症、末梢神経再生等について共同研究をしてきました。 今回の来学目的は、東洋医学研究所における新しい共同研究の打合 せと新しく設置された鍼灸学部の実習に関わる協議のためです。協議を 終えた一行は、本学の研究施設を見学し、新講義棟において本学の紹 介ビデオを観賞しました。張・院長は、 「天津中医学院は、これから新しい 『 おじさんのダイエット奮戦記 』 ダイエット、ダイエットとよく耳にするが、まさか自分がダイエットす 果があがりそうな気がした。テレビを見ながらでも、音楽を聴きな る羽目になろうとは思いもよらなかった。ダイエットというのは、若い がらでも、何時でもできる。まさに一石二鳥だ。早速注文し、届いた 女性がプロポーションを気にして、やるものだと思っていた。何故お その日から、ビデオのインストラクターの指示に従って運動を開始し じさんがダイエットすることになったかは、前からこのコーナーを読ん た。慣れるまでは、1日に15分程度、慣れてからは、1日に30分毎日 でいる人は想像がつくかも知れない。以前、禁煙について2度取り上 運動した。1か月もすると、体重が少しづつではあるが確実に減少し げたからだ。禁煙した人のほとんどが、一度は肥ると言う。先日、人 だした。 間ドックに行った時、急に肥ってちょっと恥ずかしかったので、看護師 医用情報工学科 4年 井上 毅志 石垣 敬二郎 木下 崇史 中村 将司 先日、横浜にて国際医用画像総合展が開催されました。これは様々な企 業の最新の医用画像機器やその周辺機器が公開される学術展示会です。 医療分野の新しい技術に触れる良い機会ということで、私たち医用情報工 学科からも他学科の学生と一緒に展示会に参加することとなり、希望を募 ったところ10人以上の学生が集まり、医用情報工学科の窪田先生に引率 して頂けることとなりました。 展示会は4月8、9、10日と3日間行われましたが、私たちが参加したのはそ の中の第2日目で、横浜の会場までは貸切バスで移動しました。8日の23時 に学校に集合し、翌朝までかけての移動でした。修学旅行が思い出され るような夜の集合ということもあり、みんな一様にわくわくとした気持ちでバ スに乗り込みました。行きのバスの中では、CT、MRIについての動画を鑑 賞しながら、臨床工学科の先生に医療画像機器の最近の動向についてな どのお話もして頂けました。 会場には8時くらいに到着し、9時から2つの講演を聞くことができました。 1つ目の講演は画像診断支援システムについてのものでした。医用情報工 学科の学生にとって特に興味深かったのは、2つ目の医療情報システムに ついての講演でした。これは岐阜大学医学部附属病院の医療情報システ ムを例に挙げたもので、実際に運営されている方のお話は大変貴重で今 後の勉強にも参考になるものでした。 講演の後は、奥山先生に医用画像機器の説明をして頂きながら様々な 企業の展示ブースをまわっていきました。企業の方からもそれぞれの医療機 器についての説明を受けることができ、卒業研究への刺激にもなりました。 医療機器の他にも様々なネットワークシステムが紹介されており、医用情報 工学科の学生にとっても、有意義な展示会でした。特に、病院固有のHIS、 張 伯礼(天津中医学院長) 、李 建国(第一中心医院党委書記) ら5 名は、さる4月29日に来日され、30日と31日に本学を訪問しました。天津中 病院に行った時、お医者さんにチョット自慢してみた。そしたら、 さんに先手を打って「禁煙したら肥っちゃって」と言ったところ、にやっ 「運動だけでは無理があります。少し食事を控えれば、もっと効果的 と笑って「禁煙したからじゃなくって、やっぱり食べてるからでしょ」と ですよ」と、切り替えされてしまった。そう言えば、トレーナー附属の 軽くいなされてしまった。そりゃあ、禁煙と肥満は直接的には関係な ビデオの中でも、インストラクターが「炭水化物を控えて、水をたく いかもしれない。しかし、密接な関係はあるんじゃよ。禁煙すると、何 さん飲むようにしましょう」と言っていた。 か手持ち無沙汰で、口が淋しい。手が勝手に動いて、ついつい食べ物 毎日、運動を続けながら、食事に気をつけるようにした。ダイエット を口に運んでしまうんだ。それだけじゃなく、食べ物がより美味しく だが、特に変ったことはせず、よく言われていることばかりである。ま 感じられ食欲が増す。だから、肥りだすと言う連鎖なんだ。 ず、食事の質を変える。揚げ物と肉類を減らし、野菜と魚を多くとる そんな具合で、おじさんもぶくぶくと肥りだしたんだ。肥ると、ま ずズボンのウエストが合わなくなる。ワイシャツの首のボタンが掛 ようにした。次に、量を減らす。ご飯の量を1/3くらい減らし、間食を 減らした。ただこれだけである。無理なダイエットはしなかった。 からなくなる。結局、スーツやワイシャツを新調する羽目になり、出 それなのに、驚いたことに、運動に加えチョット食事を変えただけ 費もかさみ、奥さんに怒られることになるんだ。その上、人間ドック で、体重はみるみる減り、ウエストは細くなった。禁煙してから、半年 の結果と言えば、肥満はすべての成人病の原因だとか、このままだと ∼1年くらいの間に、体重はなんと10キロくらい増えてしまったのだ 糖尿病になるとか、お医者さんからは脅かされっぱなしなのだ。踏 が、運動をはじめて半年、ダイエットをはじめて4か月くらいで、体重 んだり蹴ったりである。 は8キロ減少した。お医者さんは、 「もういいですよ。標準よりチョッ こんなことがきっかけで、おじさんは肥満解消に踏み切ったのだ。 ト肥っているくらいが一番調子がいいんですよ」と言ってくれる。 「そ やろうと決め、最初に考えたのは、リバウンドすなわち元に戻ってし うですね。あまり急に痩せると、あの人どこか悪いんじゃないの、な まっては努力の甲斐が無いので、リバウンドしないようにすることだ んて噂になったりしますからね」と返事をする今日この頃である。 った。だから、食事を減らすより運動をしようと考えた。まず歩くこ いやあ、身体もすっかり元に戻 とから始めようと、まず徒歩通勤を徹底し、休日は近所の山や海岸 ったし、スーツもシャツも買い換 を散歩するようにした。何となく自己満足感はあったが、その実、あ えなくてすんだ。儲かった、儲か まり効果はあがらなかった。たぶん、気象条件の悪い時や仕事の忙 った。こんなに儲かったんだから、 しい時に、中止することがあるからかな、などと思っていた。 何か美味いもんでも食べに行く そんな時、テレビショッピングで、屋内で手軽にできる運動器具を べーッ。 見た。ラテラル・サイ・トレーナーという足踏みの器具で、何となく効 11 平成16 年度 学位授与式 3月18日 (金)、本学中村ホールにて学位授与式があり、大学、大学院など合わせて357名が学び舎を巣立った。 はかまやスーツ姿の卒業生が、学科別に記念撮影後、式典に参列。澤学長(当時) は「友や家族に感謝し、社会に 出てからも勉学に励み、職務に責任と誇りを持って、健康に留意し頑張って下さい」と呼び掛け、卒業生を代表し て、医用工学部医用電子工 学科 角田卓哉さんが学生 生活を振り返って感謝の言 葉を述べた。 式典後には会場を移し、 学友会主催の祝賀会が開か れ、門出を祝った。 祝 賀 会 11期医用電子工学科卒業 野口将輝 去る3月18日(金)に、第11回目の卒業祝賀会を教職員の皆様をお迎えし執り行いました。 先生方、職員の方には、4年間の感謝の気持ちを、またこれから別々の道を歩み社会人として旅立っていく卒業生とは、最 後の思い出の場として貴重な時間を過ごすことができました。卒業生一同、大変感謝しています。 鈴鹿医療科学大学での4年間の学生生活で様々な経験をし、沢山の人々と接することで自分自身、一回りも二回りも成長 できたのではないかと感じて います。 最後に、お世話になった教 職員の皆様に、 深く感謝す るとともに、社会人として恥ず かしくないよう努めてまいりた いと思います。 行 事 予 定 (金) 7月15日 前期授業終了 22日 (金) オープンキャンパス (第1回) 25日 (月)∼8月3日 (水)前期定期試験 (木) 夏期休暇開始 8月 4日 5日 (金) オープンキャンパス (第2回) 【12日 (金)∼17日 (水) 夏期休暇のため事務室閉室】 お詫びと訂正 SUMS News No.52の発行日、右記の代表者名に誤りがあ りました。ご迷惑をお掛けしました読者及び関係者の方々に深 くお詫び申し上げます。 12 (7∼9月) 8月19日 (金) 22日 (月)∼26日 (金) 9月20日 (火) 21日 (水) 22日 (木) 26日 (月) オープンキャンパス (第3回) 前期追・再試験 大学院I期入学試験 夏期休暇終了 後期オリエンテーション 後期授業開始 四ページ最下段中央のサッカー部代表者名 (誤)米山 浩司 → (正)水谷 伸吾