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No. 57(2006.7.31)
57 Suzuka University of Medical Science 鈴鹿医療科学大学 〒510-0293 鈴鹿市岸岡町1001番地1 TEL.059-383-8991 http://www.suzuka-u.ac.jp/ 2006.7.25 学友会の活動内容について 学友会 会長 医療栄養学科 2年 藤田 晴香 私達学友会は、大学と学生間の、そして各 委員会間のはしご役として本学の学生がより 充実した学生生活を送れるよう活動していき ます。今年の活動計画としては、毎年行って いるゴミ拾い活動を行い、また、学友会の活 動は目立たないものが多いので、例年には 無いような新しい活動も行っていきたいと考 えています。精一杯頑張りますので、よろし くお願いします。 見学会・交流会推進実行委員会 委員長 放射線技術科学科 3年 土田 愛 今年度の活動としては、軽音部によるバン ド演奏やビンゴ大会などのイベントを中心と した立食パーティ 「音楽の夕べ」と、学生や教 員との交流を目的とした「BBQパーティ」はす でに5月26日と6月30日に活動を終えました。 今後の活動としましては、10月には地域の 伝統・文化を体験することを目的とした「交 流会」 、12月には恒例の「クリスマスパーティ」 を予定しております。 以上の内容で今年度の活動をさせて頂きます。委員一同、力を合 わせて活動していきますので、どうぞよろしくお願いします。 大学祭実行委員会 委員長 放射線技術科学科 3年 明間 陵 クラブ・サークル運営委員会 委員長 放射線技術科学科 3年 山口 長志郎 本年度は2年前の学部学科の増設に伴い 学生数が増加し、クラブ・サークル団体で 活動する学生も増え、今まで以上に本学の クラブ・サークル活動は盛んになりまし た。なかでも体育会系のいくつかの団体は 全国区で活躍しています。文化系の団体も 多種多様になり、今後の活動に期待されま す。また学生の大会だけでなく社会人の大 会にも多くの団体が参加し、地域との交流も深めています。 クラブ・サークル運営委員会では各団体のスケジュール管理、 事故などへの対応、活動費用の助成を行い、月1度の代表者会議 を通して各団体の活動を応援しています。 本年度は特に新設団体が多く、委員会として忙しい日々は続き ますが、今後も学生がクラブ・サークル活動を楽しめるように、 また、各団体の活動が鈴鹿医療科学大学の看板となってくれるよ うに勤めたいと思います。 選挙管理委員会委員長 理学療法学科 3年 坂田 有加 今年度選挙管理委員会委員長を務めさせ ていただきます。初めてのことばかりで、 不慣れですが、学友会の皆さんにサポート していただきながら頑張りたいと思いま す。初仕事として5月24日に平成18年度学 友会執行部役員選挙を行い、決定いたしま した。学友会の一員として学友会活動がよ りよいものになるように協力していきたい と思います。 来る11月4日および5日に、第16回碧鈴祭を 行います。今年のテーマは「わ」です。この “わ”は、平和・和みの和、つながりの輪、会 話の話、笑いのわ、驚きのwaの全てを含ん でいます。また、今年は新たな取り組みをし ようと企画しております。今までにはなかっ た碧鈴祭を皆様に楽しんでいただきたいと 思っております。実行委員一同、成功に向け 精一杯頑張る所存です。 1 学 生 総 会 に つ い て 理学療法学科 3年 坂田 有加 5月24日に学生総会、学友会執行部役員選挙を中村ホール で行いました。学友会を組織する各委員会から昨年度の会 計報告と今年度予算案について報告していただきました。 学生総会に続き、学友会役員選挙を行い、投票数が過半数 に超え、今年度の役員が決定しました。学生の皆さんに参 加していただき、有意義な学生総会になりました。 学生総会を開くにあたり学友会関係の方には協力してい ただきましてありがとうございました。 新 サ ー ク ル 紹 介 生け花サークル 鍼灸学科1年 西村 直也 ソフトボールサークル 放射線技術科学科1年 下和田 悠斗 基本的に月に1回、第4金曜日の16:30∼18:00に活動してい 私たちソフトボールサークルは、男子12人、女子3人の総 ます。男女問わず、将来、仕事や生活の場において花を生け 勢15人のそれぞれ個性豊かなメンバーで活動しています。活 ることができればと考え、この4月に設立しました。ほとん 動内容はキャッチボールやノックをしたりと、まだまだ本格 どの部員が初心者であり、基礎から高木先生に指導してもら 的とは言えないけど楽しくやっています。後々はリーグに入 っています。流派は草月流で、基本に忠実ながら個性的な花 って試合ができればと思っています。毎週水曜日に、女子寮 を生けようと、みんなで和気あいあいと練習しています。 前のグラウンドで行っていますので、ぜひ興味のある方はソ フトボール経験有無は全く関係ないので、一度見学に来て下 さい。みんなで一緒に楽しい思い出を作りましょう。 剣道愛好会 放射線技術科学科1年 田中 崇史 ボクシング部 放射線技術科学科1年 山田 康平 こんにちは、剣道愛好会です。私たちは男子6人、女子3人、 ボクシング部は、現在9人です。毎週火曜と木曜に、皆、とても マネージャー2人の計11人で活動しています。練習は週1回、 楽しみながらイキイキと活動しています。大学生活でのストレスやサ 金曜日の18:00∼20:30の間で、場所は体育館ステージです。 ンドバックなどをたたいてみたい方は、ぜひどうぞ。全くやっていな 練習では基本を大切にして、真剣に取り組んでいます。そし くてボクササイズでスリムになりたい方も、気軽に来て下さい。サン て、私たち剣道愛好会の魅力はat homeな雰囲気でメンバー ドバック、ミット、シャドー、ロードワーク、みなとてもやりがいのあるも 全員がとても仲がよく、楽しんで毎週の稽古が出来ることで のばかりです。部員も明るい優しい奴等で、ボクシングはグローブ す。後、初心者・経験者を問わず、メンバー大募集中です。 1個3000円から始められます。素人もすぐ上達し、気持ちよく汗を よろしくお願いします。 流せます。週2回と、勉強やバイトの邪魔にもなりにくいし、今、と てもアツイスポーツなので楽しんでみましょう。 2 小笠原先生の講話について 4月に行われた新入生オリエンテーションの中で、小笠原先生から「自己挑戦のすすめ」という講話を聞 2006年4月 きました。その時の感想文を新入生に書いてもらいました。 放射線技術科学科1年 竹村 実紀 小笠原先生の話から主に2つのことを学ぶことができました。1つは、 医療現場においての人間関係の大切さです。医療関係の職業を目指す私 にとって、人と話をすることは切っても切り離せないものだと思ってい ながらも、積極的に話すきっかけがありませんでした。しかし、今日の 講話を聞いて、これからは積極的に人に話しかけていこうと思えるよう になりました。 次に、同じ仕事でも自分の考え方次第で別物のように感じることが できるということです。仕事をする時には、楽しみながら疲れをあまり 感じたくないと誰もが思うはずです。私もそう思います。そのためには、 夢中人にならなければならないそうなので、私もそうなりたいです。夢 中人になれば、仕事に疲れを感じない(プロになることができる)し、 発揮できる能力も数倍にもなるそうです。 今日の講話を聞いて、大学生活の新たな目標ができました。今まで は、テストの点数で人と競うことばかりしてきたし、その競争で勝つこ とばかりを目標にしてきました。しかし今後は、人と競うのではなく、 自分と競い多くの自己挑戦をし、友達をたくさん増やしていきたいと思 います。 医療栄養学科1年 逵 美沙季 臨床工学科1年 草野 淳 「自己挑戦のすすめ」を聞いて、様々な事を知ることができました。講話 の中で「疲れたをどこで何回使ったか」、又は「夢中人でいてくれ」などと おっしゃっていましたが、私も共感できました。自分にとって夢中になれ ないもの(面白くなかったり、興味のないこと) をしているときは時間が経 つのも遅いし、すぐ疲れたと感じ、言葉にしてしまうことが多いですが、 夢中になれるものは時間が経つのも早く、どれだけでもその物事に集中 することができます。私は将来、管理栄養士になりたくてこの大学へ入学 したのですが、同じ目標を持つ友達や自分の興味のある勉強ができるの で、毎日が充実しています。 そもそも医療現場の職業は、自分のためでなく人のために働く職業だと 私は思っています。相手を思いやる気持ちや気配りがなければ、働く意 味があまりないように感じられます。患者さんに頼られたり感謝されるよ うになるのは、容易なことではないと思うけれども、そこまで自分が成長 できることが理想だし、自分に挑戦し努力し続けたいと思いました。 今日の講話を聞いて思ったのは、何をするにも夢中になったらどんな ことでもできるし、楽しくできるんだなということです。医療を志す者 は「夢中人」でなければいけないし、患者さんのために自分ができる精 一杯の仕事をしなければいけないと思った。精一杯の仕事をした時、患 者さんから感謝され、同僚や先輩から信頼される人物になるということ を教わりました。 今の日本は小さい時から順位をつけて、それがその人の価値みたいに なっていると思います。良い大学に行って、良い企業に就職するのが、 世の中で認められていると思います。でも、今日の話を聞いて、僕たち 医療の者にはそんな地位も名誉も関係なく、ただ患者さんのためだけに 生きる職業だと改めてわかってよかったです。最後に、人間関係の重要 さは今後いつまでたっても大きいものだし、大切にしていかないといけ ないと実感しました。今日の話をきちんと心に刻んで、これからの大学 生活、病院での仕事に生かしていきたいです。 理学療法学科1年 畠山 真由子 医用情報工学科1年 長谷川 直 小笠原先生の話にもあったように、私も人間関係というのは難しいこと だと思います。特に、私たちのように医療系を目指しているからには、先 輩、後輩、そして患者さんとの人間関係は欠かすことができません。ここ で重要なのは「人に挑戦してはいけない」ということです。仲間をライバル 視したり、技術もないのに自分のために仕事をすれば仲間で敵をつくって しまいます。私たちの仕事の中心はあくまで患者さんであり、仲間ではあり ません。私たちは自分に挑戦しなければならないのです。 先生が言っていたプロの極意として、 「即今充実=夢中人でいること」と いうのがありました。これは“自分”を捨てずに決して諦めないで毎日夢中 で仕事をしていれば、気がついた時には真のプロになっているということ です。私は理学療法士になるために、この大学に入学しました。自分のた めだけに、お金のためだけに、そんな欲ばかりの人にはなりたくありませ ん。まだ踏み出したばかりだけれど、いつでも他人を思いやる気持ちを持 ち、自分の仕事を心から好きでいる、そんな理学療法士になりたいです。 講話の中で、よく夢中人という言葉がでてきてすごくいい言葉だと思 いました。私が将来仕事に就いたときは、仕事を楽しんで、相手の気持 ちを尊重して信頼される人になりたいと思いました。感謝する気持ちも 忘れてはならないと思いました。親や親友、先生などが私を支えてくれ たので、今の自分があるのだと思い、特に親には日頃から感謝の気持ち を忘れずに接していきたいと思います。 仕事を楽しいか楽しくないかにするには自分の心構えしだいだと聞い て、やっぱり楽しくするには自分から変わっていくことが必要だと思い ます。自分が変わっていないのに、他人を非難することはよくないこと だと思うし、自分のしてほしいことは自分からするのも大切だと思いま した。仕事をしていく上で、エゴイズムな人は嫌われて社会に適応でき なくなると聞いて、それは当たり前のことだと思います。私が社会に出 たら、甘えなどを一切捨てて相手の気持ちを考えられるようになりたい と思います。 医療福祉学科1年 加藤 さおり 鍼灸学科1年 倉田 祐太郎 この講話を聞いてすごく救われた気がしました。私は、高校を卒業して から自己嫌悪に陥っていました。自分の嫌な部分ばかりが見えてきて、大 学に行って知らない人の中でうまくやっていけるかすごく不安でした。で も今回の講話で「人間には長所も短所もあり、それが個性。見る人によっ て長所にも短所にもなる」という言葉を聞いて、少し楽な気持ちになりま した。今まで嫌で仕方なかった部分も「これも私の個性」と考えられるよ うになれました。私の嫌だった部分―「少しのミスでもすごく気にしてしま う」というのも見方を変えれば「責任感が強い」のかなと前向きに思えるよ うになり、今までもやもやしていたものがなくなりました。嫌な自分も認め る事が大事なのかなと思いました。 以前の私は、他人に挑戦していた気がします。 「あの人はあんな事がで きるのに自分は・・・」と劣等感を感じ、自己嫌悪になっていました。この 講話をきっかけに自分に挑戦しようと思います。そして、卒業する時に充 実した4年間だったと思えるようにしたいです。 今回講話を聞き、豊かな人生を送る為には自分を高めるということが大切だと いうことがよくわかりました。その中で、特に印象に残っている話が3つあります。 まず1つ目は、 「毎日、夢中人でいろ」 という話です。 「いつでも何事にも夢 中で取りくめ」 という言葉は、これからプロを目指していく上でとても大切なこ とだと思いました。 そして2つ目は、 「慈しむ心が大切」 という話です。薬やオペのように、ただ 痛みを取り除けばいいという訳ではなく、まず人の痛みを理解してあげること が大切だと分かりました。そして、肉体的な治療と共に精神的な治療がすご く重要ということもよく分かりました。 そして3つ目は、 「感謝」についてです。自分から27代さかのぼると2億7000 万人の先祖がいるというのは、正直驚きました。それとともに、本当にたくさ んの人にお世話になっていることに気付き、感謝しようと思いました。そして これからの人生、夢中人になる、慈しみの心を持つ、すべてに感謝するとい うことを忘れずに、自分を高め、豊かな人生を送っていこうと思います。また、 目標としては、人から感謝される医療人を目指して努力していきます。 3 2006 国際医用画像総合展・日本医学放射線学会学術大会・ 日本放射線技術学会に参加して 放射線技術科学科 3年 青木 崇明 五十嵐 知絵 古川 絵理子 4月8日 (土)に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された、2006国際医用画像総合展・日 本医学放射線学会学術大会・日本放射線技術学会に、放射線技術科学科3年生38名が幾 瀬純一学科長の引率の元に参加致しました。放射線技術科学科学生とともに臨床工学 科・医用情報工学科からも参加者があり、3台の夜行バスで向いました。会場では、各 自興味のあるセッションに分かれ、学会に参加しました。その後、10時から開催された 国際医用画像総合展を見学致しました。 パシフィコ横浜で開催された日本医学放射線学会学術大会、展示ホールでの国際医用 画像総合展に参加して各講演・セッションを多く見学しました。 先ず、学会・集会を数ヶ所、見学しました。その中では治療、主に前立腺外照射につ いておよそ1時間程度の学会であり前立腺がんの照射の計算、治療、その治療に対する 成績など放射線治療を専属にしている先生方等の学会を聴きました。中でも前立腺癌 放射線単独治療成績については前立腺の治療法である手術・ホルモン療法・放射線治療などの中で、放射線治療のみを行っ たらどのような効果があるのかを検証した内容であり、副作用やリスク、その後の症状に対する結果等を出していました。結 果的には低リスク群が放射線単独で行えるが、やはり高リスク群は成績が悪く再発が多くなっていました。 また、前立腺癌に対する治療法はリニアックを使用した治療が最も副作用の少ない治療と考えられていて、多くの施設で 行われています。そのリニアックによる治療の利点や欠点などをとり上げた講演もあり、副作用として頻尿が多い症状である がたいした症状でないのでリニアックを使用した治療はメリットが大きいと示していた事など検証もされていました。放射線 治療では安全性を考えてリスクや副作用の少ない治療を目指して様々な研究がされていることを確認でき、さらに自分は治療 を1つ1つしっかりとした計画を行い、患者さんに治療を施すという大事な事をこの結果から学んだ気がしました。 また、静脈血栓塞栓症診断と治療についての講演にも参加しました。以前から脳梗塞や心筋梗塞等に興味があり、血栓症 は最近でも多い症状であり、IVRとして注目されているので途中からでしたが演説を聴きに行きました。症状の発症や致死率 について、要因・改善法・再発予防などの治療目的、治療法、そのリスクや治癒の推移などがあり自分は聴く事が追いつかな い所もありましたが、IVRの流れについては穿刺している場面や投与している画像をスライドで詳細に見る事ができとても参 考になりました。時折DVTやASAP等の略語が出ましてまだ解らない単語があり、冊子を参考にしながら観ながら聴き、また 急性肺血栓塞栓症IVRについては画像を利用して造影剤の種類や特徴、カテーテルを注射器などで血栓内に埋め込み→吸 引→引き出すといった手順なども記していたので多少解る所もありましたがその結果や検討等については勉強していない自 分は比較できるものがなくこれからの自身の課題だと感じました。治療については深く教わっていない分、とても貴重な時間 をいただき、治療を専門としている先生の講演を聴けたことは自分にとって少しでもプラスになったと思います。 また、国際医用画像総合展にも参加をしました。このような展示会は初めてだったので戸惑いながら見学しました。まだ装 置自体の知識はそれほどないので細かいブースよりも大きなブースを中心に見学しました。島津のブースではFPDを付けた ェ 線 診 断システムがあり、直接変換方式でフィルムと同じくらいの高い分解能と低線量でも微細な部位も明瞭に描出できる感 度の画質が得られ、その画質は自動調節され即時に画像を確認できるそうです。また、撮影のタイミングや装置の状態を操作 パネルで指示してくれるので見易さと扱い易さが可能になったと教えて下さいました。ポータブルに関してもFPDを搭載した 国内で初のディジタル回診用の機器を見させていただきました。撮影後数秒でモニタに画像が表示されるので画像を確認や 処理などができ、カセッテの交換も不要で患者さんの負担を減らす事ができるのです。実際にFPDを持たせていただき、軽 くて取っ手も付いていたので持ち運ぶには便利そうでした。また日立はMRIの2タイプを展示していました。1.5Tの超電導M RIと0.3TのオープンMRIで、前者は高磁場MRIでの高画質・高機能のMRIであり、後者は被験者に対しての配慮や使用者 の使いやすさを求めた装置でした。 PET/CTの装置も多くの企業が展示していました。その中でもPHILIPSはPETとCTをそれぞれ単独に使用でき、感度も向 上した診療∼検査まで対応した最新の装置だそうです。PETとCTの間が開放的になっていて、初めは疑問に思っていました がそこから造影剤を投与することや患者さんの負担を軽減する事を目的としただからそうです。他社はPET/CTが1つの装置 であったのが多かったので大きさを比べると患者さんに不安を与えない工夫をつけたとても良い装置だと思いました。最近 注目されている乳がんについてGE社はディジタルを使用したマンモグラフィを展示していました。撮影後、十数秒で確認がで き、カセットの入れ替えや現像を不要とした装置であり、近くにあった超音波診断装置と併用すれば精度の高い検査が可能に なるそうでその結果を画像と合わせて教えてくださいました。 全体的にはどの企業も迅速かつ低線量で患者さんの負担を与えない、使用者側に対しても簡単に行えるような装置を目指 して努力が行われていることを感じる事ができました。学生でありながらも丁寧に説明をしてくれたスタッフの方には感謝を し、見学した装置についてはより理解を深めていきたいと思いました。これからに生かすという点ではとても良い体験がで き、またこのような大会があればどんどん参加をして最新の装置に触れて学んでいきたいです。 (青木崇明) 午前はモーニングセミナーの金沢大学の小野口昌久先生による「核医学領域におけるディジタル画像と収集処理技術の基礎 的知識」というセミナーを拝聴しました。話はディジタル画像の基礎から始まり、画像収集の基本となるサンプリング定理など を丁寧に話していらっしゃいました。技師になってからも、このような学会で基礎的な講演や最新技術の講演などに積極的に 出席し、自ら知識を深めていくことが大切であると感じました。 次に伺った「画像工学・画像処理技術」では新たな画像工学の取り組みの発表として、本学を卒業された先輩の発表もあり、 自分の先輩が研究に励みこのような場で発表して事がわかり、とても良い刺激になりました。 午後からは学会会場の隣にある展示ホールにて行われている医用画像総合展へ行き、様々な会社の最新機器などを見学 しました。このように数多くの機器や企業の製品を目にする事は初めてで、時間をかけて全体を回り、見学することができま した。 コダックのポータブル装置においては、CRの読み取りも付いていて、撮ったその場で画像を確認することが出来るように なっていました。今回の展示会のほとんどの製品はCRやFPDがメインであり、医用画像がディジタル化したことによってフィ ルムレス化が進展している事を象徴するように、どのブースにもモニタが並んでいて、その内容も電子カルテや画像診断をす るためのディスプレイなど、多くがディジタル化に対応したものでした。ディジタル化したことにより可能となったものとして、三 菱では経時的サブトラクションの出来るシステムを説明していただきました。このシステムは同一患者の過去の画像と現在の画 像を比較し、変化のあったところだけを際立たせて表示することの出来るもので、病巣の発見に活用されることが見込まれま 4 す。このような取り組みにより医師の読影を手助けし、小さな病巣も見逃さないようにしようという姿勢が見えました。やはり、 機器に携わる人々,開発する人々の様々な取り組みや努力のおかげで技術は日々進歩していて、病院だけが医療の場ではな く企業も一体となって努力しているということを実感することができました。このような機会がなければこれほど多くの機器を 間近で見ることもないと思うので、本当に良い経験が出来たと思います。この経験を今後の勉強に生かしていきたいです。 (五十嵐知絵) 印象に残っているセミナーは、金沢大学小野口先生の「核医学領域におけるディジタル画像と収集処理技術の基礎的知識」 です。このセミナーでは、特に核医学検査担当の放射線技師が日常診療で理解、把握しておく必要のある画像収集系や画像 処理系の基本について伺いました。授業でも教わったことをもう1度説明してもらえてすごい為になりました。学会では、応用 分野のセミナーが多い中で、学生向きのようなこのセミナーはなぜ行われたのだろうと考えると、今後新しい核医学装置など が登場するなかでも、やはり基本的知識がなければその装置の特徴や処理過程が理解できないために、特に重要であると実 感しました。 その後、いくつかのセミナーを受けたあと、午前1 1時頃から国際医用画像総合展に参加しました。特に印象深かったのは、 乳房撮影つまりマンモグラフィです。コダックのブースの一角では、マンモグラフィの最新のフィルムが紹介されていました。マ ンモグラフィでは、乳房の細かい組織の画像診断が重要となります。そこで、最新のフィルムとは全体的なノイズを低く抑えな がら乳房全体が適正なコントラストになるよう改良されたフィルムとのことです。以前までのフィルムに比べて最適なコントラス トの実現によって、鮮鋭度が向上し描出がより細かになって小さな病変も診断できるようになったそうです。乳房撮影に関し ては、日立メディコブース内において超音波によって乳房を診断するものが紹介されていました。探触子がメインローブなどを 通して対象物の硬さまで感知し、その度合いを赤から青までと色として画面に映し出されていました。従来の白黒中心の超 音波画像に比べて、やはり色がついている画像のほうがイメージもつかみやすいしわかりやすかったです。また、部分部分に よる硬さの違いも一目瞭然だったので、術者はもちろん、患者さんへの説明の際にも役に立つのではないかと考えました。 また、機器展示会でよく話に出ていたのがPET検査です。PET検査は、がん細胞に集積する性質を持つ糖分にポジトロン 核種をくっつけたものを注射し、その放射線をカメラでとらえて小さながんを映し出す検査です。さらに最近では、患者さん の負担を減らすためにPETとCTが一緒になったPET/CTが開発されていました。ひとつのガントリーでPETとCTが組み込 まれているものと、ふたつのガントリーにそれぞれPETとCTが組み込まれているものが並んでいるものと見学させていただ きました。 PET検査時に放射性薬剤を注射しますが、そのときシリンジにより直接投与すると、術者も被曝してしまいます。そこで、千代 田テクノルブースでは被曝低減のためにラディア・ガードという装置が紹介されていました。この装置は、放射性薬剤を遮蔽容器 に入れたままセットし、さらに距離を置いて投与できるため、直接投与に比べて大幅に被曝低減できます。この装置を導入する ことで、投与時の患者だけでなく、術者の手・指先への被曝も抑えることが期待できます。しかも、実際にセットの仕方を見させ ていただきましたが、ただはめ込み、レバーを降ろすだけで準備完了であったので、複雑な操作もなく簡単な印象を受けました。 普段から興味を持っていた乳房撮影について、実際に企業の方から説明をしていただいてとてもいい経験になりました。な かなか学校では見られない乳房の写真を見せてもらったり、フィルムによって組織の細かなところの写り方の違いがあったりと、 機械を目の当たりにしながら、とても印象に残りました。また、企業によってさまざまな機械を紹介していて、最新の機械にはた だただ驚くことばかりでした。これを機にしてこれからの勉強に反映させていきたいと思います。 (古川絵理子) 文部科学省「科学技術振興調整費」採択について 鍼灸学科 助教授 東郷 俊宏 去る5月23日に開催された総合科学技術会議において、本学を 中核機関とする提案課題「統合医療の科学的評価法開発と臨床 指 針 作 成 」( 研 究 代 表 者 : 本 学 鍼 灸 学 部 学 部 長 森 和 、 参 画機関:東北大学・大阪大学・三重大学・朝日大学)が、 平成18年度文部科学省「科学技術振興調整費」による委託業務 研究の課題として正式に採択されました(研究期間:2年間・ 助成金額:総計6000万円) 。 科学技術振興調整費は、内閣総理大臣が議長を務める総合科学 技術会議において、日本の科学技術政策推進上、重要となる課 題の解決策を提案した研究機関に対し給付が決定される、トッ プダウン型の競争的資金です。従って研究者が専門分野の研究 遂行を目的として申請する通常の助成金(科研費など)とは異 なり、本来政府が推進すべき業務の一部を研究機関に委託する 形式を取ります。本学が提出した提案は、①鍼灸医療を含む各 種代替医療の有用性判定に利用可能な科学的評価方法の開発、 ②鍼灸医学臨床研究データベース構築、③②に基づく臨床指針 作成を大きな骨子としています。また三重県民一万人を対象と した代替医療の需要調査等を盛り込むなど、今後代替医療を西 洋医学と結合させていく上で必要なことは何か、という観点か ら提案を作成しました。審査に際しても、その社会的意義を高 く評価され、採択に至りました。下の写真は、6月末に厚生労 働省に川崎二郎大臣を訪ねた時のものです。大臣より厚生労働 省研究開発振興課の担当官をご紹介頂き、研究を側面から支援 して頂けるよう協力要請して参りました。 厚生労働省に川崎二郎大臣を訪問した時の写真 5 2007年度(平成19年度)入試概要 募 学 部 集 保健衛生学部 定 試 日 程 総 定 員 推薦入試 100名 40名 40名 100名 40名 40名 60名 420名 30名 16名 12名 50名 8名 16名 30名 162名 放射線技術科学科 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 医 療 福 祉 学 科 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 鍼 灸 学 科 医用工学部 員 入 学 科 鍼 灸 学 部 計 入 試 形 態 推薦入試1期 推薦入試2期 (医療福祉学科のみ) 一般入試A日程(午前型・午後型) 一般入試B日程(午前型・午後型) センター利用方式・前期 センター利用方式・中期 センター利用方式・後期 社 会 人 特 別 選 抜 入 試 出 願 期 間(締切日必着) 平成18年10月20日 (金)∼11月 6 日 (月) 平成18年11月20日 (月)∼12月 5 日 (火) 平成19年 1 月10日 (水)∼ 1 月24日 (水) 平成19年 2 月 9 日 (金)∼ 2 月27日 (火) 平成19年 1 月10日 (水)∼ 1 月31日 (水) 平成19年 2 月 9 日 (金)∼ 2 月28日 (水) 平成19年 3 月 5 日 (月)∼ 3 月16日 (金) 平成19年 1 月10日 (水)∼ 1 月24日 (水) 推薦入試 一般入試 A 日 程 B 日 程 40名 12名 13名 3名 15名 4名 30名 5名 18名 4名 13名 3名 18名 3名 147名 34名 試 験 日 11月15日 (水) 12月 9 日 (土) 1 月31日 (水) 3月6日 (火) 個別試験なし 個別試験なし 個別試験なし 1 月31日 (水) 合格発表日 11月24日 (金) 12月15日 (金) 2月9日 (金) 3 月14日 (水) 2月9日 (金) 3 月14日 (水) 3 月27日 (火) 2月9日 (金) *試験時間(10:15∼11:45) 基礎テスト方式(300点満点) 基礎テスト (2科目200点)+調査書・推薦書(100点) 学 部 保健衛生学部 医用工学部 鍼 灸 学 部 学 科 放射線技術科学科 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 医 療 福 祉 学 科 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 鍼 灸 学 科 基礎テスト内容(90分) ●午前型(10:45∼11:45) 〈全学部・全学科〉 午前型(1科目入試120点満点:1科目100点+調査書〈成績証明書〉20点) 学 部 英語Ⅰ、 数学(Ⅰ・A) 英語Ⅰ必須、 化学Ⅰ・生物Ⅰから1科目選択 英語Ⅰ、 国語総合(現代文のみ) 学 科 全 全 部 学 科 英語Ⅰ必須、 化学Ⅰ・生物Ⅰ・ 国語総合(現代文のみ) から1科目選択 学 科 医 療 福 祉 学 科 鍼 灸 学 科 試 験 医用工学部 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 鍼 灸 学 部 鍼 灸 学 科 ●午後型(13:45∼14:45) 〈全学部・全学科〉 午後型(1科目入試120点満点:1科目100点+調査書〈成績証明書〉20点) 学 部 保健衛生学部 面接(20分∼30分) 医用工学部 一般入試A日程 鍼 灸 学 部 ●午前型(10:30∼12:30・120分連続) 〈全学部・全学科〉 午前型(2科目入試200点満点:必須科目100点+選択科目100点) ※ただし、臨床工学科のみ、選択科目で物理Ⅰ以外を選択した場合、必須科目を120点、 選択科目を80点に換算し200点満点とする 学 部 験 内 保健衛生学部 学 科 必 須 科 目 放射線技術科学科 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 英語(Ⅰ・Ⅱ) 医 療 福 祉 学 科 英語(Ⅰ・Ⅱ) 容 医用工学部 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 鍼 灸 学 部 鍼 灸 学 科 英語(Ⅰ・Ⅱ) 他 選択科目(1科目選択) 英語(Ⅰ・Ⅱ) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 国語総合 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 世界史B 日本史B 化学Ⅰ 生物Ⅰ 英語(Ⅰ・Ⅱ) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 国語総合 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ ●午後型(14:00∼16:00・120分連続) 〈全学部・全学科〉 午後型(2科目入試200点満点:必須科目100点+選択科目100点) ※ただし、臨床工学科のみ、選択科目で物理Ⅰ以外を選択した場合、必須科目を120点、 選択科目を80点に換算し200点満点とする 学 部 保健衛生学部 学 科 必 須 科 目 放射線技術科学科 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 医 療 福 祉 学 科 英語(Ⅰ・Ⅱ) 医用工学部 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 鍼 灸 学 部 鍼 灸 学 科 英語(Ⅰ・Ⅱ) 選択科目(1科目選択) 英語(Ⅰ・Ⅱ) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 英語(Ⅰ・Ⅱ) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 物理Ⅰ 化学Ⅰ 生物Ⅰ ●推薦入試・一般入試A日程・ 1学科 一般入試B日程・社会人特別選抜入試 1方式あたり 1学科 20,000円 2学科 30,000円 3学科以上 一律 40,000円 試験科目(1科目選択) 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 化学Ⅰ 生物Ⅰ センター利用方式・前期 ●試験内容(3科目高得点採用・全学科300点満点) センター利用方式・中期 ●試験内容(2科目高得点採用・全学科200点満点) *個別試験は課さず、大学入試センター試験の下記本学指定科目から高得点2科目で判定 センター利用方式・後期 ●試験内容(2科目高得点採用・最高得点科目 2倍換算方式・全学科300点満点) *個別試験は課さず、大学入試センター試験の下記本学指定科目から高得点2科目で判定 学 部 学 科 指定科目(8科目) 放射線技術科学科 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 鍼 灸 学 科 保健衛生学部 医用工学部 鍼 灸 学 部 国語、 数学Ⅰ・A、 数学Ⅱ・B、 物理Ⅰ、 化学Ⅰ、 地学Ⅰ、 生物Ⅰ、 英語 学 部 学 科 指定科目(14科目) 保健衛生学部 医 療 福 祉 学 科 国語、 世界史B、 日本史B、 地理B、 現代社会、 倫理、 政治・経済、 数学Ⅰ・A、 数学Ⅱ・B、 物理Ⅰ、 化学Ⅰ、 地学Ⅰ、 生物Ⅰ、 英語 社会人特別選抜入試 〈定員…若干名〉 ●試験内容(300点満点:面接200点+志望動機書100点) 学 部 学 科 保健衛生学部 鍼 灸 学 部 *試験時間(13:30∼16:00) 試 験 医 療 福 祉 学 科 鍼 灸 学 科 面接(30分程度) 試験会場 入 試 形 態 入 試 会 場 推薦入試 一般入試A日程 一般入試B日程 社会人特別選抜入試 学 部 35,000円 学 科 放射線技術科学科 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 医 療 福 祉 学 科 臨 床 工 学 科 医用情報工学科 鍼 灸 学 科 *個別試験は課さず、大学入試センター試験の下記本学指定科目から高得点3科目で判定 学納金(初年度) 受験料 ●センター利用方式(各期ごと) 英語(Ⅰ・Ⅱ) 国語総合 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 化学Ⅰ 生物Ⅰ 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 化学Ⅰ 生物Ⅰ 英語(Ⅰ・Ⅱ) 国語総合 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 化学Ⅰ 生物Ⅰ 面接(20分∼30分) 面接方式G選抜(300点満点)…〈保健衛生学部・医療福祉学科/鍼灸学部・鍼灸学科〉 面接(200点)+自己推薦書(100点) *試験時間(13:30∼16:00) 保健衛生学部 鍼 灸 学 部 数学(Ⅰ・Ⅱ・A) 化学Ⅰ 生物Ⅰ 試 験 (注)理学療法学科・医療福祉学科・鍼灸学科は面接方式・M選抜を実施しません。 学 部 試験科目(1科目選択) 医 療 福 祉 学 科 面接方式M選抜・S選択(300点満点) 面接(200点)+調査書・志望動機書・推薦書(100点) 学 部 学 科 放射線技術科学科 医 療 栄 養 学 科 理 学 療 法 学 科 保健衛生学部 英語Ⅰ、 数学(Ⅰ・A) ●試験内容 *試験時間(13:30∼16:00) 試 入学手続締切日(締切日消印有効) 12月 1 日 (金) 12月22日 (金) 2 月16日 (金) 3 月20日 (火) 2 月16日 (金) 3 月20日 (火) 3 月30日 (金) 2 月16日 (金) 一般入試B日程 ●試験内容 〈全学部・全学科〉 学 センター利用方式 前 期 後 期 中 期 10名 5名 3名 4名 2名 2名 4名 3名 2名 9名 3名 3名 5名 3名 2名 4名 2名 2名 4名 3名 2名 40名 21名 16名 保健衛生 医 用 工 鍼 灸 本学、名古屋、大阪 本学、東京、浜松、名古屋、金沢、大阪、岡山、福岡 本学、東京、名古屋、大阪、福岡 本学 ※単位はすべて円 学 科 放射線技術科 医 療 栄 養 理 学 療 法 医 療 福 祉 臨 床 工 医用情報工 鍼 灸 入学金 授業料 300,000 1,350,000 1,350,000 1,450,000 950,000 1,350,000 1,350,000 1,950,000 分割前期分 分割後期分 1,650,000 975,000 1,650,000 975,000 1,750,000 1,025,000 1,250,000 775,000 1,650,000 975,000 1,650,000 975,000 2,250,000 1,275,000 675,000 675,000 725,000 475,000 675,000 675,000 975,000 合 計 (入学手続時納入金) *上記以外に入学時に教育支援の会会費、学友会費、同窓会費、学生傷害保険などの諸会費4年分(平成18年度 実績93,900円)が必要となります。なお、本学では、学債の購入、寄付金の依頼等をすることは一切ありません。 入試概要の詳細については、平成19年度募集要項(無料配布中)でご確認してください。また、編入学試験は平成18年11月15日(水)、平成19年3月6日(火)の2回を予定しております。 6 い た 故・榊原正一氏(元学生課長)の急逝を悼む 常任理事・法人事務局長 高木 純一 大学の名物オヤジ、榊原正一さん(元・学生課長)が きゅう せ い 学で働き、あとは、畑で野菜を作ったり、アトリエ きょうねん 5月13日に急逝した。享年67歳だった。あまりにも 早すぎる死だった。大学の開設が平成3年で、彼が 大学に学生課長として奉職したのが平成6年だった。 それから平成16年3月まで、60歳の定年を挟んで学生 課長、そして就職指導室チーフアドバイザー、平成17 年度からは臨時職員として、一貫して学生の就職を支 で絵を描いたりして過ごしていた。「榊原さんは、私 の思い描いている理想的な老後を過ごしていますね」 と言った矢先だった。入院したと聞き、いつ見舞い に行こうかと考えているうちに、面会謝絶になった と聞いた。あまりにも急だった。 本学の就職支援を立ち上げ、立派に育て上げたの た。 卒業生のほとんどが、何らかのお世話になったので はないだろうか。人一倍大きな声で学生を叱り飛ばす、 あの元気な姿が今でも目に浮かぶ。大学にとって、貴 は、彼だった。彼が熱心に学生を指導していたこと が評価され、平成13年には、高校生向け雑誌「チャ レンジ」の「就職支援が熱心な大学」ランキングで、就 職に関して個人的にアドバイスしてくれる大学とし て、第1位の津田塾大、第3位の立命館大の伝統校に 重な存在であった。彼ほど学生に厳しく接し、かつ、 慕われた職員はいない。 し た はさまれ、堂々の第2位に選ばれた。『医療系の大学 だけに就職先も絞りやすいので、的確で中身の濃い 確か今年の2月の終わりだったと思う。大学の玄関 で声を掛けられた。いつものはっきりとした大きな声 だった。 「いつも元気そうですね」と私も声を掛けた。 指導が受けられる。それに加えて就職課の熱心さに 定評があり、学生たちにとっては心強い。』との評価 が載った。 それが最後だった。 働き者で、家では、休みや早朝を利用して、畑で 野菜を作っていた。また、一線を退いてからは、趣 味の油絵も描いていた。昨年10月には、地元の近鉄・ 川合高岡駅の近くで小さな展覧会を開いた。私が訪 『就職課の課長が将来の夢へのアドバイスから、面 接の受け方、書類の書き方まで手取り足取り指導し てくれます。学生を「わが息子・わが娘」のように考 援する仕事をして頂いた。私は8年のお付き合いだっ れた時、一見画家風(?)の派手な出で立ちで迎えて くれた。バラの花や山を描いた絵が印象に残ってい る。なかなかの出来で、これなら美術展にも入選す るだろうと思った。アトリエを作ったと言うので、 いつか訪れることを約束していた。 えてくれていると思います。』その雑誌にあった卒業 生の言葉が彼の仕事ぶりを的確に言い表していた。 彼が育ててきた本学の就職指導は、後を任された者 がさらに発展させなければならない。それが、彼への最 高の供養となることだろう。長い間、本学のため、学生 のためにご献身下さったことを感謝するとともに、心から ご冥福をお祈り致します。 この数年間で、何回かすい臓炎で入退院を繰り返 し、好きな酒を断つことになった。最近は、時々大 教 職 員 人 事 ● 異 動 (平成18年5月1日付) ・薬学部設置準備室 坂 貴彦(異動前 大学事務局 教務課) ・法人事務局 総務課 村山 朋(異動前 附属図書館) 第64回理事会・第32回評議員会 (平成18年5月24日開催)での主な決定事項 ・平成17年度事業報告、決算及び監査報告について承認した。 ・平成18年度事業計画及び予算について承認した。 ・鈴鹿医療科学大学知的財産ポリシー及び鈴鹿医療科学大学知的財産取扱規程について、更に討議するため継続審議とした。 7 園芸部 医療栄養学科3年 松浦 茉莉 私達園芸部では、この春から野菜を育て始めました。南瓜、 茄子、 トマト、枝豆などをテニスコート脇で細々と育てています。 あたたかく長い目で見守って下さい。この苦労の賜物である 収穫物は、ぜひ園芸部員の胃におさめさせて下さい。 土地の都合上、プランターで育てざるを得ない状況で、予想を 越えた繁殖力にプランターが狭くなり栄養不足に陥ったり、無 農薬で育てているため木から落下した青虫の被害に四苦八苦 したり、調理実習で出た生ゴミを処理機で肥料として蒔いたら カビが生えたり、雨で昆布にもどったりと皆素人ですが、手探 り状態で頑張っています。その甲斐あって、最近ようやく収穫 できるようになってきました。 まだミニトマト、しそ、ほうれん草などしか収穫できていませ んが、桃太郎(トマト) 、茄子が収穫できそうなくらいに大きくな ってきました。残念ながら、南瓜が根腐れしてしまったようで、 なんとか元気にしようと策を練ってます。 このような素人なりの苦悩と闘いつつ頑張っているので、 岡目八目 放射線技術科学科 教授 大橋 昭南 「岡目八目 (おかめ・はちもく) 」 と言う言葉がある。傍目八目 (そ ばめ・はちもく) とも言う。囲碁を傍から見ていると、打っている 人よりも良く分かることを言う。転じて、第三者は当事者よりも 情勢が客観的によく判断できるということに使われている。 碁打ちは誰でも自分が一番強いと思っている。他人が打っ ているのを見て、この人は下手だと思うのだが、その人と打 ってみると自分より強いことが多い。つまり岡目八目である。 岡目八目は三省堂の広辞苑によれば、八目は8手先まで読 めること、と書いてあるが、そこまではありそうにない。8目ほ ど地が多く稼げる、の意味であろう。 「八」は末広がりで縁起 が良いので使われたのだと思われる。 ところで、 「岡目」とは何のことであろう。地名の「岡山」が 「丘と山」では意味が少し変である。ワープロで「おか」を変 換すると、 「丘:小高い土地」 「岡:常用外」と出てくる。 「岡」を 「丘」の意味で使うのは本来ではないようである。 岡を用いた言葉には「岡山」の他にも、 「岡持(おかもち) 」、 「岡惚(おかぼれ)」「岡焼餅(おかやきもち)」、「岡積(おか つもり)」、 「岡引(おかっぴき)」、 「岡場所(おかばしょ)」など がある。いずれも、 「丘」には関係がない。 岡という字の意味はもともと「小処(おか)」で何かの「傍 ら」、「局外」という意味だそうだ。「岡山」は多分、「山の傍」 あるいは「傍の山」の意味だと思われる。 「岡持(おかもち)」は、食べ物を入れて運ぶ四角な竹カゴや 平桶のことである。持ち運びのために手と蓋がついている。 「おかもち」は傍らに下げて持ち運びする、横に下げて持つ道 具というのが語源だそうだ。 「岡惚(おかぼれ)」は交際していない相手や、他人の愛人を 傍からひそかに恋い慕う、つまり横恋慕のことである。 「岡焼餅 (おかやきもち) 」 は他人の仲を傍で嫉妬すること。 「岡積(おかつもり) 」は部外者の当て推量。 「岡引(おかっぴき)」は町奉行所の同心に私的に雇われ、 同心の傍で犯人逮捕に協力する者。 「岡場所(おかばしょ)」は幕府公認の吉原遊郭に対して、 それ以外の品川、新宿、板橋、千住などの遊郭のことであ る。若い人には分からないかもしれないが、年配の人には 懐かしい場所である。 このように、「岡」は「傍」の意味であるから、「岡目八目」 は傍で見ている者の方が8目ほど得をすることを言う。転 じて、第3者の方が当事者よりも情勢が客観的によく判断 できるということに使われている。 国家試験結果 学科 放射線技術科学科 8 全国受験者数 全国合格者数 全国合格率 本学受験者数 本学合格者数 本学合格率 2,645 1,655 62.6% 107 82 76.6% 医療栄養学科 20,570 5,504 26.8% 47 39 83% 理学療法学科 6,155 6,002 97.5% 35 35 100% 臨床工学科・医用電子工学科 1,727 1,446 84% 35 33 94% 鈴鹿川(4) 鈴鹿川流域は遺跡の宝庫 (1) ∼国府町界隈∼ 作 野 史 朗(学長 中古文学会会員) 鈴鹿市内には、縄文時代から人が居住した痕跡が多数あり、その証拠となる遺跡、古墳等が多数発見されています。そしてそ の多くが群をなし、鈴鹿川に沿って存在しています。 これらを鈴鹿川に沿って辿ってみますと、亀山市菅内町から鈴鹿市八野町に入った鈴鹿川の南側(右岸)に、まず八野古墳群 を見ることができます。そのすぐ北の国府町西ノ野には、西ノ野古墳群があり、その1号墳が写真の王塚で、国史跡に指定され ています。王塚は、かつては日本武尊の墳墓といわれましたが、現在はこの地方の豪族の墳墓とされています。 この墳は、全長91m、幅48m、周りを溝が囲む大きな前方後円墳で す。前方部の幅は48m、長径63m、高さ6,5m、後円部の直径38m、高 さ6mの規模で、前方部が大きいという特徴があります。残念なのは、 古代から始まったと推測される盗掘がひどく、形が崩れ、最近は墳を 覆っていた松も枯れて丸裸の状態になっていることです。 王塚と道を挟んで南東側に5号墳から10号墳まで存在し、古墳の森を 形成していますし、王塚のすぐ北に陪塚(2号墳)、さらに北方の鈴国 橋たもとに4号墳、王塚の東約300mには11号墳があります。11号墳は 椀塚といわれ、吉凶占いの際この塚に願かけするとお椀が出てくると いう伝説がありますが、この古墳は、遠くから見た形はまるでお椀を 伏せたように見えることから、椀塚といわれるようになったのかも知 れません。これら西ノ野古墳群からは、埴輪類、鉄剣・鉄鏃、棗玉な ど多くの埋蔵品が出土しています。 この古墳群から約 1km東に入ると、国府町の中心部の台地になりま すが、ここの北一色遺跡からは、縄文時代の土器や石鏃、石斧、土製 耳飾等が多数発掘されました。三宅神社周辺には三宅神社遺跡があり、 県道41号の南側には、四世紀末から五世紀初頭にかけてのものとみら れる愛宕山古墳群、天王山西遺跡があり、後代の府南寺遺跡等が点在 します。 鈴国橋の北、現在の鈴鹿回生病院近辺には、保古里古墳群がありま す。ここの1号墳から出土し、現在国立博物館に収蔵されている、垂飾 付耳飾りは、全長5,88cm、金製の華麗なもので、三国時代に朝鮮で作られたものと推定されています。この古墳群からは、金製 環頭太刀、承盤など、歴史的、文化史的に極めて重要な出土品が多数発掘されています。 国府町の東北部に隣接する、平野町の段丘部の尼の橋に平野古墳群(八百姫古墳群) 、本田技研の近くには石丸古墳群などが あります。 このように国府地区は、古代からの遺跡が多く、政治・文化の中心地であったと推測されることから、伊勢国府がこの地区に 置かれていたという説がありますが、今のところ、証拠となるものは発掘されていません。今後の研究と発掘に期待がかかって います。 音楽の夕べ 音楽の夕べ 臨床工学科 2年 小寺 祐志 5月26日、見学会・交流会推進実行委員会主催の音楽の夕べを行いました。今回も軽音部の方々の協力により2組の グループによる演奏がありました。例年に比べ1年生の参加が少なく、初めは緊張している様子でしたが、軽音部の 演奏と先輩や教職員との交流により緊張がほぐれ楽しい時間が過ごせたのではないでしょうか。他にも今回は料理の 種類を多くしたため、より多くの方に満足いただけたと思います。 見学会・交流会推進実行委員会では、これからもこのような企画を多数用意しております。教職員の方々も含め皆 さんの参加をお待ちしています。 9 新 人 紹 大学事務局 庶務課 介 田中 園子 大学事務局庶務課で勤めさせていただいております田中 園子です。 庶務課といいますと、入学式、卒業式といった式典や事務所の受付等の仕事です。みなさんが、大学の代表電話に 電話をかけると、庶務課のものが出ると思います。 私は生まれてから短大、そして就職も津市でした。本学の学生さん達は遠いところから来られている方もたくさ んいて、強い目的意識に感心しております。みなさんに負けないよう、これからも頑張りますので、何卒よろしく お願い致します。 大学事務局 入試広報室 内山 真由美 本年4月より大学事務局入試広報室で勤務させていただくことになりました内山と申します。派遣社員としてこれ まで2年間勤務させていただきましたが、まだまだわからないことも多く、課題はたくさんあります。 受験生や保護者の方と接する機会もあり、広報物や学外進学相談会・オープンキャンパスなどを通して、少しで も本学の良さを伝えられるよう勉強していきたいと思います。 みなさんにご指導いただき、成長していければと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 法人事務局 総務課 村山 朋 法人事務局総務課に勤務させて頂いております村山です。4月まで附属図書館に勤務しておりましたので、業務 が多分に異なり分からないことばかりですが、責任をもって一生懸命取り組んでいきたいと思います。ご迷惑をお かけすることもあると思いますが、本学の発展、そして学生の皆さんが良い学生生活を送れるよう、努力していき たいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。 ■■■■■■■■■■■■■■ 平 成 1 7 年 度 法 人 決 算 報 告 書 ■■■■■■■■■■■■■■ ■■平成17年度資金収支計算書 ■■貸借対照表 平成17年4月1日から平成18年3月31日まで 平成18年3月31日 (単位:円) 収入の部 学生生徒等納付金収入 手数料収入 寄付金収入 補助金収入 国庫補助金収入 地方公共団体補助金収入 資産運用収入 資産売却収入 事業収入 雑収入 前受金収入 その他の収入 資金収入調整勘定 前年度繰越支払資金 収入の部合計 予 算 2,235,350,000 111,800,000 3,000,000 310,320,000 310,000,000 320,000 92,600,000 1,817,000,000 42,000,000 23,000,000 558,680,000 62,709,058 △569,918,000 2,342,836,272 7,029,377,330 決 算 差 異 2,193,667,300 41,682,700 90,432,410 21,367,590 3,550,000 △ 550,000 306,940,094 3,379,906 306,790,000 3,210,000 150,094 169,906 94,280,442 △1,680,442 1,816,473,683 526,317 36,435,796 5,564,204 28,031,197 △5,031,197 569,078,000 △10,398,000 62,709,058 0 48,673,202 △618,591,202 0 2,342,836,272 6,925,843,050 103,534,280 支出の部 人件費支出 教育研究経費支出 管理経費支出 借入金等利息支出 借入金等返済支出 施設関係支出 設備関係支出 資産運用支出 その他の支出 (予備費) 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 予 算 1,455,210,400 450,255,000 208,650,000 35,975,828 188,140,000 9,500,000 119,800,000 2,025,000,000 64,943,545 38,189,600 △48,292,987 2,482,005,944 7,029,377,330 決 算 1,439,886,191 446,584,132 206,202,916 35,975,828 188,140,000 8,468,250 118,817,739 2,023,415,716 71,321,705 / △72,147,291 2,459,177,864 6,925,843,050 差 異 15,324,209 3,670,868 2,447,084 0 0 1,031,750 982,261 1,584,284 △6,378,160 38,189,600 23,854,304 22,828,080 103,534,280 (単位:円) 資産の部 (科目) 固定資産 有形固定資産 本年度末 14,151,846,008 14,722,026,153 △570,180,145 12,366,457,721 12,906,346,847 △539,889,126 土地 4,121,703,749 4,121,703,749 建物 6,016,589,763 6,273,325,307 △256,735,544 その他の有形固定資産 2,228,164,209 2,511,317,791 △283,153,582 1,785,388,287 1,815,679,306 △30,291,019 流動資産 3,850,564,507 3,475,330,854 375,233,653 現金預金 2,459,177,864 2,342,836,272 116,341,592 その他の流動資産 1,132,494,582 258,892,061 その他の固定資産 資産の部 合計 1,391,386,643 負債の部 (科目) 本年度末 固定負債 消費収入の部 学生生徒等納付金 手数料 寄付金 補助金 国庫補助金 地方公共団体補助金 資産運用収入 資産売却差額 事業収入 雑収入 帰属収入合計 基本金組入額合計 消費収入の部合計 予 算 2,235,350,000 111,800,000 3,000,000 310,320,000 310,000,000 320,000 92,600,000 24,960,000 42,000,000 23,000,000 2,843,030,000 △344,400,000 2,498,630,000 その他の固定負債 平成17年4月1日から平成18年3月31日まで 決 算 差 異 2,193,667,300 41,682,700 90,432,410 21,367,590 17,198,805 △14,198,805 306,940,094 3,379,906 306,790,000 3,210,000 150,094 169,906 94,280,442 △1,680,442 24,946,263 13,737 36,435,796 5,564,204 28,031,197 △5,031,197 2,791,932,307 51,097,693 △20,000,000 △324,400,000 2,771,932,307 △273,302,307 消費支出の部 人件費 教育研究経費 管理経費 借入金等利息 (予備費) 消費支出の部合計 当年度消費支出超過額 前年度繰越消費支出超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費支出超過額 予 算 1,469,000,000 1,085,255,000 255,650,000 35,975,828 25,000,000 2,870,880,828 372,250,828 2,159,626,401 0 2,531,877,229 決 算 1,431,105,231 1,081,097,373 252,804,613 35,975,828 / 2,800,983,045 29,050,738 2,159,626,401 56,083,672 2,132,593,467 (単位:円) 差 異 37,894,769 4,157,627 2,845,387 0 25,000,000 69,897,783 / / / / 0 18,002,410,515 18,197,357,007 △194,946,492 長期借入金 ■■平成17年度消費収支計算書 増 減 前年度末 増 減 前年度末 1,527,377,870 1,644,298,830 △116,920,960 1,309,220,000 1,417,360,000 △108,140,000 218,157,870 226,938,830 △8,780,960 796,393,702 865,368,496 △68,974,794 短期借入金 108,140,000 188,140,000 △80,000,000 その他の流動負債 688,253,702 677,228,496 11,025,206 流動負債 負債の部 合計 2,323,771,572 基本金の部 (科目) 本年度末 2,509,667,326 △185,895,754 増 減 前年度末 第1号基本金 17,548,232,410 17,604,316,082 △56,083,672 第3号基本金 100,000,000 100,000,000 0 第4号基本金 163,000,000 143,000,000 20,000,000 17,811,232,410 17,847,316,082 △36,083,672 基本金の部 合計 消費収支差額の部(科目) 翌年度繰越消費支出超過額 消費収支差額の部 合計 負債の部、基本金の部 及び消費収支差額の部合計 本年度末 前年度末 増 減 2,159,626,401 △27,032,934 △2,132,593,467 △2,159,626,401 27,032,934 2,132,593,467 18,002,410,515 18,197,357,007 △194,946,492 ■■財産目録 平成18年3月31日現在 区 分 一、資産総額 1 基本財産 土 地 建 物 構築物 図 書 教具・校具・備品 その他 2 運用財産 現金預金 積立金 有価証券 その他 合 計 10 金 額 86,058.73 ㎡ 34,613.09 ㎡ 65,207 冊(種) 18,794 点 4,121,703,749 円 6,016,589,763 円 228,232,694 円 296,867,150 円 1,703,064,360 円 264,388,292 円 2,459,177,864 円 1,221,000,000 円 1,318,347,716 円 373,038,927 円 18,002,410,515 円 区 分 ニ、負債総額 1 固定負債 長期借入金 その他 2 流動負債 短期借入金 その他 合 計 三、正 味 財 産(資産総額−負債総額) 金 額 1,309,220,000 円 218,157,870 円 108,140,000 円 688,253,702 円 2,323,771,572 円 15,678,638,943 円 透析医療における鍼治療の状況と将来 透析医療における鍼治療の状況と将来 −第51回 −第51回 日本透析医学会学術集会に参加して− 日本透析医学会学術集会に参加して− 鍼灸学科 助手 櫻庭 陽 はじめに透析療法(特に血液透析療法)について簡単に説明します。 病気などで腎臓の機能不全や機能低下が起こると、血液中の必要な物 質と不用な物質とに分けるろ過機能が低下して、生命に影響を及ぼし ます。そのため、人工膜と透析器を使って強制的にろ過を行うのが血 液透析療法です。現在、国内の血液透析患者は23万人を超えてさら に増加しています。血液透析患者は週3回の通院と、1回につき4時間 程度のベッドやチェア上での拘束を一生続けていかなくてはなりませ ん。この他、血液透析患者は食事や運動の制限、療法由来で引き起こ る不均衡症候群や痛み、かゆみなどの様々な症状によってQOL (Quality of life;生活の質)が著しく低下しており、大きな問題となっ ています。透析療法では医師や看護師、薬剤師をはじめとして人工透 析器の管理をする臨床工学技士や食事を管理する栄養士、リハビリを 行う理学療法士など様々な専門スタッフが協力して患者のケアを行 い、生命の維持のみならずQOLの維持・向上にも努めています。 以前より大学と津の病院の協力を得て透析患者のQOLの維持・向 上を目的とした鍼治療を実施しています。治療は、安全性を考慮して 鍼の長さが0.6mmと短い、絆創膏タイプのものを使っています(図 使 用した鍼と治療例)。現在までに痛みやかゆみ、不眠に改善傾向が見 られ、6月に行われた日本透析医学会学術集会で発表しました。初め ての参加でしたが、発表数の多さや内容が多岐にわたること、何より 参加者が14,000人を超えることにとても驚かされました。また、CA M(Complementary & Alternative Medicine;補完・代替医療)がとて も注目されていることもわかりました。CAMには“鍼灸”や“サプリ メント” 、 “アロマテラピー”など様々なものがあり、西洋医学とともに 包括的に患者をケアするものとして位置づけられています。最近では、 大阪大学付属病院が鍼灸や健康食品を取り入れた「補完医療外来」を 新設して話題になっています。今回の学会ではCAMを用いた取り組 みが多数発表され、会期中に学会の認定学術集会である「維持透析患 者の補完・代替医療研究会」も開催されました。このように、透析医 療におけるCAMは広がりを見せていますが、CAMの一つである鍼治 療の現状はどうなのでしょうか?Medical ASAHI(Nov. 2005)によ ると15の透析施設が鍼治療を行っているようですが、患者数や施設数 から考えるとまだまだ少ないという印象を受けます。発表後、一人の 医師から「私も透析患者さんに鍼治療をしていますが、全ての患者さ んやスタッフにはまだまだ理解されていません。」というコメントをい ただきました。この問題を解決するには、鍼治療効果とリスクに関す る情報をどんどん示すこと、そして患者やスタッフに鍼治療を理解し てもらうことが必要だと感じました。 最後にその医師はこう話してくれました。 「鍼治療はとてもよく効 きます。患者さんもとても喜んでくれます。もっと広まるようにがん ばりましょう!」と。ここまで鍼治療を理解してくれる透析医療スタッ フの存在を知ったことは、私にとって大きな収穫でした。そして私も “できることからはじめよう”と、医療現場へと旅立つ鈴鹿医療科学大学 の学生に鍼治療に少しでも興味を持ってもらえればと思い、今回ペンを 取りました。 『あんまり欲をかいちゃいけねーよっ』 先日、小京都の一つと言われているある町を訪れた時、とある 『三流の人は自己を拡大し、 名 刹 の門前の貼り紙が目にとまった。 一流の人は自己を放棄する』と筆書きされていた。 「自己を拡大?」 一瞬何のことかと思った。自己、じこ、ジーコ、ジーコ・ジャパン。 いや、それこそ関係ない。W杯は終わったんだ。邪念を払って、よ く考えよう。おぉ、そうだ、 「自己」を「自分の利益」に置き換える と、理解し易いぞ。人間は欲の塊だ。凡人は、いつも「オレが、ワ タシが」と自分のことを優先し、資産を増やしたり出世したりと自 分の利益を増やすことばかりに腐心する。 「自己を拡大する」とは、 人間の欲が際限なく増殖していく様を意味しているんだろう。 前回はライブドアの件に少し触れたけど、今度はM Aコンサ ルティング(通称、Mファンド)の代表が逮捕された。東京地検も忙 しいよねー。ところで、Mさん、卑怯者にしては、自分のことを 「プロ中のプロ」だなんて、よく言うよ。それにしても、 「金をもう けて何が悪いんだ」と開き直ってるらしいが、こんな言葉を聞く度 に、 「人間の欲には限りが無いんだなー」とつくづく思う。でも、 世の中、決して捨てたもんじゃない。世のため人のために尽くす 人もたくさんいる。 「自己を放棄する」とは、 「私心を捨てて公のた めに尽くす」という「滅私奉公」と同意なんじゃないだろうか。こ んな、私心を捨てられる人を、一流の人と言っているんだろう。 最近は、カネ、カネ、カネ、カネが全てというような世の中にな ってしまい、金持ちがあらゆる面で勝 っているというような風潮 が出来上がってしまった感がある。しかし、昔は、 「武士は食わね ど高楊枝」の例えのように、武士は貧しくて食事ができなくても、 あたかも食べたかのように楊枝を使って見せたというくらい、清 貧や体面を重んじる気風があったという。要するに、昔は、貴賎と 貧富がまったくの別物だったんだ。価値観の相違と言ってしまえ いや ば、それだけのことだが、金を儲けるなんてことは賎しいことで、 いくら金を持っていてもそれだけで尊敬されるなんてことはあり 得なかった。 世の中で成功者と呼ばれる人はたくさんいる。その人たちはみ めい さつ め っ し ぼう こう まさ んな人並み以上の努力をした人だ。しかし、成功者だからと言っ て、みんなが一流と言うわけではない。その中には、一流の人も いれば三流の人もいる。成功者の中で一流の人というのは、決し て自分の利益ばかりを優先することをしない人たちだ。その中に は、利益を社会に還元する人たちもいる。最近、アメリカでは、マ イクロソフトのビル・ゲイツ会長が2年後に経営とソフト開発の第 一線から退き、夫人とともに、2000年に設立した慈善団体「ビ ル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」の活動に専念するという発表 があった。同基金は、開発途上国でのマラリア撲滅やエイズ対策 に巨額の寄付金を拠出し、基金の運営資金は個人出資の慈善団体 としては過去最大級の300億ドル規模(約3兆4500億円)に達して いるという。また、それに続いて、米国の著名投資家で世界第2位 の富豪としても知られるウォーレン・バフェット氏が、自分の財産 の8割以上に当たる約370億ドル(4兆3000億円)を「ビル・アン ド・メリンダ・ゲイツ基金」などに寄付すると発表した。 このような成功者がいる一方で、いつまで経っても私欲を捨て られず、 「オレは運が良いから何をやってもうまく行く」とばかり に、権力や地位にしがみつき、私腹を肥やすことに汲々としてい る人たちもたくさんいる。これを、三流の成功者と言うんだろう。 勘違いも甚だしい。自分の幸運は他人の犠牲の上に成り立ってい るのを知らないんだ。ある人が株取引で何十億円も儲けたのは、 他の一般投資家の損失の上に成り立っているんだ。そんな幸運 (?)がいつまでも続く筈 がない。政治家でも企業家でも、成功者 と言われた人が、一瞬にして地位や名誉や財産を失ってしまうとい うのは珍しいことではない。自分の利益ばかりを追求し続けた報 いだろうか。これが、本当の「運のつき」 、いや、天罰かも知れない。 おじさんも、欲なんか捨てて、一流の人になりたいと思っては いるんだ。でも、凡人にとっては難しいことで、とても出来そうに ない。せめて、 「あんまり欲をかいちゃいけねーよっ」ていうこと くらいは、肝に銘じておこうと思う。 きゅうきゅう はなは はず 11 軟式野球部「全国大会」へ出場決定! 本学の軟式野球部が、春季リーグ東海地区予選にて第2位という好成績を収め、全日本学生軟式野球選手 権大会への出場が決まりました。 春季リーグ東海地区予選には、計7チームが参加し、本学は5勝1敗の通算成績を収めました。上位2チーム のみ、全国大会に出場できます。 全日本学生軟式野球選手権大会は、愛知県の豊田スタジアムにて、8月6日 (日) ∼9日 (水) の期間で開催されます。 バーベキューパーティー開催 放射線技術科学科2年 安谷屋 泉 6月30日、見学会・交流会推進実行委員会(通称:そりとん)主催でBBQパーティーを開催しました。当日は、 天気にも恵まれ、昨年よりもたくさんの方に参加してもらいました。 今年は肉の種類を増やしたり、魚介類やデザートも用意するなど、初の試みもありましたが、ほぼ完食してくれ て良かったです。また、みんな帰る時に、楽しかった、ごちそうさま!おいしかったなど一言声をかけてくれたので、 来年も頑張ろうと思いました。多くの人に喜んでもらえたので本当にうれしかったです。 次は、パン作り体験やクリスマスパーティーを企画しているので、ぜひ、また多くの人に参加してもらいたいです。 行 事 予 定 (7∼12月) 前期授業終了 (月) 9月29日 (金) 後期授業開始 7月24日 25日 (火)∼8月10日 (木)前期定期試験 11月3日 (祝) 大学祭準備 オープンキャンパス(第1回) 28日 (金) 4日 (土)∼5日 (日) 大学祭 オープンキャンパス(第2回) (金) 6日 (月) 大学祭後片付け (休講) 8月 4日 高校教員対象オープンキャンパス 7日 (月) 14日 (火) 推薦・編入学入学試験準備 夏季休暇開始 11日 (金) (休校・但し午前中のみ補講 11日 (金) ∼16日 (水) 夏季休暇のため事務室閉室 予備日) オープンキャンパス(第3回) 18日 (金) 15日 (水) 推薦・編入学入学試験(休校) 大学院Ⅰ期入学試験 (金) 12月26日 (火) 9月15日 冬季休暇開始 19日 (火)∼22日 (金) 前期追・再試験 28日 (木) ∼1月5日 (金)年末・年始休暇のため事務室 夏季休暇終了 27日 (水) 閉室 後期オリエンテーション 28日 (木) 健康管理センターからのお知らせ 1. 夏風邪に注意しましょう 夏風邪は下痢や腹痛などの胃腸障害を伴うことが多く、食欲も落ちますが、炭水化物や良質のタンパク質を中心に、消化のよい 食事を少量ずつでも摂るようにしたいものです。大量に汗をかいて脱水症状を起こさないように、水分補給も忘れずにしましょう。 2. 手洗いを習慣にしましょう ウイルスなどの侵入を少なくするためには、まず手を洗いましょう! 3. うがいをしましょう うがいは喉を清潔にし、粘膜をなめらかにしてウイルスなどの侵入を少なくします。 12